タグ: オーストラリアの国境オープン

  • ジェットスター航空、日本・オーストラリア線の運航を再開 ~ 成田 / 関西・ケアンズ、成田・ゴールドコースト線

    ジェットスター航空、日本・オーストラリア線の運航を再開 ~ 成田 / 関西・ケアンズ、成田・ゴールドコースト線

    オーストラリアは2020年3月より厳しい入国規制により厳しい出入国制限を開始、オーストラリア市民と永住者を除き、特別な理由がない限りオーストラリアに入国することができなくなっていました。

    これによりオーストラリア国外からの新型コロナウィルスの侵入をほぼ防ぐことができ、ニュージーランドと同様、世界的に新型コロナウィルスの感染拡大に成功した国の1つとなっています。

    事実上の「新型コロナウィルスゼロ戦略」をとっていたオーストラリアですが、2021年8月によりオーストラリア国内におけるワクチン接種の進行とともに入国制限を含む規制緩和を進めるロードマップを発表、「コロナとの共存」へ大きく方針を転換しました。

    2021年12月15日より、日本、韓国などからのワクチン接種完了者した旅行者は、オーストラリア入国の一部の州に可能となり、オーストラリア入国後の隔離も免除され、短期の観光を目的する旅行者もオーストラリアを旅行することができるようになりました。

    2022年2月21日より、そのオーストラリア入国制限が全世界からのワクチン接種完了者に対象を拡大、約2年ぶりにオーストラリアの国境が全面的に開放されました。

    以降段階的に実施されていた、新型コロナウィルスに関する行動規制も緩和され、オーストラリア国内では新型コロナウィルスは既に一般のインフルエンザと同等の扱いとなっています。

    オーストラリアへの旅行も、新型コロナウィルス侵入防止のために実施されていた出入国制限は既に撤廃され、コロナ前とほぼ同じようにオーストラリアを訪問することができます。

    日本とオーストラリアを結ぶ格安航空会社(LCC)である、ジェットスター航空も2022年7月より、東京・ケアンズ線の運航を再開、続いて大阪・ケアンズ線、東京・ゴールドコースト線も運行を再開しています。

    ジェットスター航空の予約の前に

    ジェットスター航空はLCC(ローコストキャリア、格安航空会社)となります。

    低運賃がLCCの最大の魅力ですが、その低運賃の実現のため、運航の効率化を追求し低コストに抑える必要があります。

    その一環として、便毎の収支を管理し、座席の販売状況が思わしくなく、その便を運航すると大きな赤字が発生する可能性が高い場合、フライトをキャンセルして、赤字の発生を防ぐことがあります。

    JAL、ANA、カンタス航空など、フルサービス航空会社(レガシー航空会社。伝統的なフルサービスを提供する航空会社)では、運航の正確性を重視し、航空貨物の販売もありますので、便単位の収支で赤字であっても、本当の機材故障でない限りは運航します。

    一方ジェットスター航空に限らずその他のLCCも含めて、「運航上の理由」という曖昧な理由で、その運航をキャンセルすることがありますので、その可能性を頭に入れておく必要があります。

    不幸にもこの欠航にあたってしまった場合、LCCの場合は他社便に振り替えは原則行わず、自社の便で振替となります。その為、その路線がデイリーでない場合、あるいは満席が続いている場合は、振替が1週間後とかいうことも発生することがあります。

    ジェットスター航空のオーストラリア線の場合、2020年3月までの運航停止までは、成田・ケアンズ線は比較的安定して運航されていましたが、成田・ゴールドコースト線、特に関西・ケアンズ線で多く発生していたようです。

    成田・ゴールドコースト線の場合は、デイリー運航していた成田・ケアンズ線に振替となる場合が多く、直行便から乗換便になる程度なのであまり実害は多くはありませんでしたが、関西・ケアンズ線の場合は、成田・ケアンズ線に振替になるか、数日後の次に空きのある関西・ケアンズ線の便に振替というようになっていました。

    LCCにはこのような運航の安定性に欠けるデメリットがありますが、圧倒的な低運賃は一般の観光客には代えがたい大きなメリットでもあります。これらのデメリット・メリットを理解して、お得にLCCを利用してオーストラリア旅行を楽しんでください。

    目次:ジェットスター航空、日本・オーストラリア線の航空券の販売を開始 ~ 成田 / 関西・ケアンズ、成田・ゴールドコースト線を再開へ(クリックで開閉)




    ジェットスター航空 東京(成田)・ケアンズ線

    ジェットスター航空の東京(成田)・ケアンズ線は、2022年7月より運航が再開されています。

    ジェットスター航空の成田空港発ケアンズ行きの往復運賃は、スターター運賃(手荷物7kg込、預け荷物追加)は39,980円+税金類13,330円、合計53,310円からとなっています。

    スケジュール

    ジェットスター航空の東京(成田)・ケアンズ線は、週7便(1日1便)での運航されています。

    東京発ケアンズ行きは夜行便、ケアンズ発東京行きは昼行便となります。

    便名 出発 時間 到着 時間 月 火 水 木 金 土 日
    JQ026 成田 20:05 ケアンズ 04:25+1 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
    JQ025 ケアンズ 11:10 成田 17:40 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

    機材

    ジェットスター航空の東京・ケアンズでは、ボーイング787-8が使用され、エコノミークラスとビジネスクラスの2クラスが設定されています。



    ジェットスター航空 大阪(関西)・ケアンズ線

    ジェットスター航空の大阪(関西)・ケアンズ線は、2022年7月26日より運航が再開されます。

    ジェットスター航空の関西空港発ケアンズ行きの往復運賃は、スターター運賃(手荷物7kg込、預け荷物追加)は39,980円+税金類14,860円、合計53,990円からとなっています。

    スケジュール

    ジェットスター航空の大阪(関西)・ケアンズ線は、週5便で運行されています。

    大阪発ケアンズ行きは夜行便、ケアンズ発大阪行きは昼行便となります。直行便がない曜日は、ジェットスターの国内線を使って、東京(成田空港)経由を利用することが可能です。

    ただし、大阪・ケアンズ便は、東京発着便より販売状況が思わしくないようで、座席の販売状況が良くないと、大阪発着便をキャンセル、東京・成田発着便に振り替える、というオペレーションを行うことがあります。

    便名 出発 時間 到着 時間 月 火 水 木 金 土 日
    JQ016 関西 21:05 ケアンズ 05:15+1 〇 × 〇 〇 〇 〇 ×
    JQ015 ケアンズ 12:25 関西 18:55 〇 × 〇 〇 〇 〇 ×

     

    機材

    ジェットスター航空の大阪・ケアンズでは、ボーイング787-8が使用され、エコノミークラスとビジネスクラスの2クラスが設定されています。




    ジェットスター航空 東京(成田)・ゴールドコースト線

    ジェットスター航空の東京(成田)・ゴールドコースト線は、2022年8月より運航が再開されました。

    ジェットスター航空の成田空港発ゴールドコース行きの往復運賃は、スターター運賃(手荷物7kg込、預け荷物追加)は57,980円+税金類11,150円、合計69,130円からとなっています。

    スケジュール

    ジェットスター航空の東京(成田)・ゴールドコースト線は、現時点では週4便の運行が予定されています。

    東京発ゴールドコースト行きは夜行便、ゴールドコースト発東京行きは昼行便となります。

    便名 出発 時間 到着 時間 月 火 水 木 金 土 日
    JQ012 成田 20:55 ゴールドコースト 06:30+1 ✕ 〇 ✕ 〇 〇 〇 ×
    JQ011 ゴールドコースト 10:20 成田 18:30 ✕ 〇 ✕ 〇 〇 〇 ×

    機材

    ジェットスター航空の東京・ケアンズでは、ボーイング787-8が使用され、エコノミークラスとビジネスクラスの2クラスが設定されています。



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  • カンタス航空、オーストラリア・日本線の航空券の販売を開始 ~ シドニー線、メルボルン線、ブリスベン線を再開へ

    カンタス航空、オーストラリア・日本線の航空券の販売を開始 ~ シドニー線、メルボルン線、ブリスベン線を再開へ

    オーストラリアは2020年3月より厳しい入国規制により厳しい出入国制限を開始、オーストラリア市民と永住者を除き、特別な理由がない限りオーストラリアに入国することができなくなっていました。

    これによりオーストラリア国外からの新型コロナウィルスの侵入をほぼ防ぐことができ、ニュージーランドと同様、世界的に新型コロナウィルスの感染拡大に成功した国の1つとなっています。

    事実上の「新型コロナウィルスゼロ戦略」をとっていたオーストラリアですが、2021年8月によりオーストラリア国内におけるワクチン接種の進行とともに入国制限を含む規制緩和を進めるロードマップを発表、「コロナとの共存」へ大きく方針を転換しました。

    2021年12月15日より、日本、韓国などからのワクチン接種完了者した旅行者は、オーストラリア入国の一部の州に可能となり、オーストラリア入国後の隔離も免除され、短期の観光を目的する旅行者もオーストラリアを旅行することができるようになりました。

    2022年2月21日より、そのオーストラリア入国制限が全世界からのワクチン接種完了者に対象を拡大、約2年ぶりにオーストラリアの国境が全面的に開放されました。

    カンタス航空は各地への国際線の航空券販売を再開し、日本線ではシドニー、メルボルン、ブリスベンから東京(羽田空港)の運航が再開される予定です。




    カンタス航空 東京(羽田)・シドニー線

    カンタス航空の東京(羽田)・シドニー線は、2022年1月25日からの再開が予定されていましたが、シドニー出発は2022年9月12日から、東京出発は2022年9月13日からの再開に延期されました。

    2022年9月の再開後は、運航停止前と同様に往復とも夜行便となります。

    羽田出発シドニー行き往復運賃は、エコノミークラスのスーパーカンガルー運賃の場合、往復96,000円+税金類17,410円、合計113,410円からと、2020年3月の運航停止前とほぼ変わらない水準の運賃となっています。

    羽田出発シドニー行きの往復運賃は、セール料金121,000円からとなっていますが、このセール料金で予約が取れる日はほぼ無く、空席があるのはエコノミーで往復30万円前後からとなっています。

    スケジュール

    カンタス航空の東京・シドニー線は週7便のデイリー運航で再開される予定されていましたが、日本側の水際対策の緩和が進まず、想定より需要が低い為、週3便に減らして運行が再開されます。

    シドニーのあるニューサウスウェールズ州は、2022年10月2日(日曜日)で夏時間が終了し、時間が1時間繰り下がるため、羽田は発着時間ともに変わりませんが、シドニー到着時間は1時間早くなります。

    羽田発:2022年9月13日、シドニー発:2022年9月12日より
    便名 出発 時間 到着 時間 月 火 水 木 金 土 日
    QF026 羽田 22:00 シドニー 09:50+1 × 〇 × × 〇 × 〇
    QF025 シドニー 20:55 羽田 06:00+1 〇 × × 〇 × 〇 ×
    羽田発:2022年10月1日、シドニー発:2022年10月2日より
    便名 出発 時間 到着 時間 月 火 水 木 金 土 日
    QF026 羽田 22:00 シドニー 08:50+1 × 〇 × × 〇 × 〇
    QF025 シドニー 21:50 羽田 06:00+1 〇 × × 〇 × 〇 ×
    羽田発:2022年11月1日、シドニー発:2022年11月1日より
    便名 出発 時間 到着 時間 月 火 水 木 金 土 日
    QF026 羽田 22:00 シドニー 08:50+1 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
    QF025 シドニー 21:35 羽田 05:25+1 × × 〇 〇 〇 〇 ×
    QF025 シドニー 22:10 羽田 06:00+1 〇 〇 × × × × 〇

    機材

    カンタス航空の東京・シドニー線は、2020年3月の運航停止まではボーイング747、ジャンボジェット機が使用されていましたが、カンタス航空はコロナ禍の中全てのボーイング747の機材を退役させました。

    2022年9月の東京・シドニー線の再開後は、エアバス社のA330-300を使用する予定です。ビジネスクラス28席、エコノミークラス269席となり、ファーストクラス、プレミアムエコノミークラスは設定されていません。

    東京・シドニー線で使用されるカンタス航空のエアバスA330-300

    2020年3月まで使われていたボーイング747。2020年にカンタス航空では全機退役。




    カンタス航空 メルボルン・東京(羽田)線

    カンタス航空の東京(羽田)・メルボルン線は、2022年2月15日より再開が予定されていましたが、2022年10月30日からの再開に延期されていましたが、再度延期されて現在再開時期に関してアナウンスされていません。

    羽田発メルボルン行きは夜行便、メルボルン出発羽田行きは昼行便となります。

    羽田出発メルボルン行きのエコノミークラス往復運賃は、シドニー経由、またはブリスベン経由で121,000円からとなっています。

    スケジュール

    カンタス航空の東京・メルボルン線は週4便で再開され、東京の発着空港は羽田空港になります。

    羽田発:未定、メルボルン発:未定
    便名 出発 時間 到着 時間 月 火 水 木 金 土 日
    QF080 羽田 21:30 メルボルン 10:00+1 ✕ 〇 ✕ 〇 ✕ 〇 ✕
    QF079 メルボルン 11:30 羽田 20:00 ✕ 〇 ✕ 〇 ✕ 〇 ✕

    機材

    再開された後の東京・メルボルン線は、エアバス社のA330-300を使用する予定です。ビジネスクラス28席、エコノミークラス269席となり、ファーストクラス、プレミアムエコノミークラスは設定されていません。



    カンタス航空 東京(羽田)・ブリスベン線

    カンタス航空のブリスベン・東京(羽田)線は、2022年3月27日の再開が予定されていましたが、2022年10月31日に延期、再度2022年11月29日再開に延期されました。

    羽田発ブリスベン行きは夜行便、ブリスベン出発羽田行きは昼行便、となります。

    羽田出発ブリスベン行きのエコノミークラス往復運賃は、セール料金121,000円からとなっています。

    スケジュール

    カンタス航空の東京・ブリスベン線は週3便で再開され、東京の発着空港は羽田空港になります。

    運航停止までのブリスベン線は成田空港発着でしたが、再開後は羽田空港発着に変わります。

    カンタス航空は以前はデイリー運航であったメルボルン線を3便、4月以降は4便に減らし、残った羽田空港の発着枠をブリスベン線へ振り分け、ブリスベン線の羽田空港発着を実現しました。

    これによりカンタス航空の全便は、羽田空港発着になります。

    羽田発2022年12月1日、ブリスベン発:2022年11月29日より
    便名 出発 時間 到着 時間 月 火 水 木 金 土 日
    QF062 羽田 21:30 ブリスベン 07:35+1 ✕ ✕ 〇 ✕ 〇 ✕ 〇
    QF061 ブリスベン 11:50 羽田 20:00 〇 ✕ ✕ 〇 ✕ 〇 ✕

    機材

    再開される東京・ブリスベン線は、エアバス社のA330-300を使用する予定です。ビジネスクラス28席、エコノミークラス269席となり、ファーストクラス、プレミアムエコノミークラスは設定されていません。

    ジェットスター航空も運航再開へ

    カンタス航空のグループ会社であり、LCC(格安航空会社)のジェットスター航空も、日本・オーストラリア線を2022年7月より再開する予定、既に航空券の販売も開始しました。



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  • カンタス航空、12月中旬より国際線の運行再開を計画 ~ 日本線も運行再開の計画対象に

    カンタス航空、12月中旬より国際線の運行再開を計画 ~ 日本線も運行再開の計画対象に

    2020年3月下旬に国際線の運航を停止しているオーストラリアのカンタス航空(Qantas Airways)は、8月の年次決算におい2021年12月18日に国際線の運航を再開すると発表しました。

    カンタス航空CEOのアラン・ジョイス氏は、英国、米国、シンガポール、日本、ニュージーランドがその対象として検討されていると述べています。

    国際線運航再開の可能性

    オーストラリア政府は2021年8月にNational Plan to transition Australia’s National COVID-19 Response(オーストラリアの全国COVID-19対応を移行する国家計画)を発表、ワクチン接種率を目安に4段階に別け、接種率があがるごとに行動制限の緩和を進めていく方針を示しました。

    この中で完全ワクチン接種率が80%を超えた段階(フェーズC)で、新型コロナウィルスの感染が抑えられている国・地域との国境再開が計画されています。

    現在オーストラリアのワクチン接種率は州によって差がでてきていますが、シドニーのあるニューサウスウェールズ州や、メルボルンのあるビクトリア州では、11月中にもその完全ワクチン接種率が80%を超えると予想されています。

    スコットモリソン首相は、オーストラリア全国でワクチン接種率が80%に達するのを待たずに、80%に達した州と準州から、国境の開放を認める方針を示しています。

    今までもカンタス航空は「国際線の再開」を具体的な日にちとともに発表、その延期を繰り返してきましたが、今回のカンタス航空の今回の発表は、こうしたオーストラリア政府の新型コロナウィルス規制緩和の計画に連動したものであり、カンタス航空の国際線運航再開の実現する可能性は今までより高いと考えられます。



    カンタス航空の国際線の乗客はワクチン接種を必須に

    カンタス航空のCEO、アラン・ジョイス氏は2020年7月の段階で、カンタス航空の国際線乗客には、ワクチン接種を義務付ける方針、「no jab, no fly」を示していました。

    カンタス航空運行再開にむけて、パイロット、キャビンクルー、空港のグランドスタッフの最前線スタッフに対して、11月15日までの完全ワクチン接種を求めています。

    ジョイス氏は運行再開の発表の後に開催された講演において、カンタス航空の国際線乗客に対して新型コロナウィルスのワクチン接種を義務付ける方針に変わりがないことを確認しています。



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  • オーストラリアへの入国・旅行はいつから可能に?(2021年11月7日更新)

    オーストラリアへの入国・旅行はいつから可能に?(2021年11月7日更新)

    日本同様に四方を海に囲まれているオーストラリアでは新型コロナウイルスの感染蔓延に対し、徹底的な水際対策が行われ、2020年3月のパンデミック以降オーストラリアの出入国に関して、非常に厳しい措置が取られて来ました。

    オーストラリア出入国を厳しく管理する徹底的な新型コロナウイルス水際対策で、世界的に見ると新型コロナウイルスの封じ込みに成功し、事実上の新型コロナウイルス・ゼロ戦略を実施して来たオーストラリアですが、2021年7月ニューサウスウェールズ州シドニーで発生したデルタ株の市中感染により、その舵取りは「新型コロナウイルスとの共生」へと大きく方向転換、新型コロナウイルスのワクチン接種率を高め、新型コロナウイルス感染陽性者数ではなく、重症化率、死亡率を重視する戦略へと変わりました。

    このような状況下のオーストラリアですが、果たしてオーストラリアの国境オープンはいつ、オーストラリアへの入国・旅行はいつ可能になるのでしょうか、オーストラリア連邦政府、各州政府の発表やオーストラリアのナショナル・フラッグ・キャリアであるカンタス航空の発表から、その見通しをオーストラリア在住者が考察して行きたいと思います。

    オーストラリアへの入国・旅行規制(2021年9月時点)

    2020年3月20日21時以降、オーストラリアへの渡航者の全ての入国・旅行が禁止となり(オーストラリア市民及び永住者を除く)、帰国するオーストラリア市民及び永住者に対しては、オーストラリア到着日から14日間の各州政府指定の隔離施設での強制隔離が今もなお義務付けられております(トランス・タスマン・バブル制度締結のニュージーランド除く)。

    当初この14日間の強制隔離費用は、各州・地域の負担となっておりましたが、その後この強制隔離費用は自己負担となり、現時点で各州・地域毎に負担額は多少異なっておりますが、例えばシドニーのあるニューサウスウェールズ州に到着、入国した場合、大人2人、子供2人の場合、家族4人でA$5,000.00の自己費用負担となっており、決して小さな額ではありません。

      大人1人目 追加の大人1人目以降 18歳以下の子供 3歳以下の幼児
    オーストラリア首都特別区 A$3,000.00 A$1,000.00 A$500.00 無料
    ニューサウスウェールズ州 A$3,000.00 A$1,000.00 A$500.00 無料
    ノーザンテリトリー準州 A$2,500.00 2人以上の場合、一律A$5,000.00(お部屋共有)
    クイーンズランド州 1部屋1泊 A$135.00 / 食費大人1日あたり A$65.00 / 食費子供1日あたり A$32.50 – 以上記載額を基に14日分にて算出(3歳以下の幼児無料)
    ビクトリア州 A$3,000.00 A$1,000.00 A$500.00 無料
    南オーストラリア州 A$3,000.00 A$1,000.00 A$500.00 無料
    タスマニア州 A$2,800.00 A$1,000.00 A$500.00 無料

    西オーストラリア州

    大人1人1泊あたり A$180.00 / 追加1名(6歳以上)1泊あたり A$60.00 – 以上記載額を基に14日分にて算出(6歳以下は無料)

    2021年6月現在: 各州・準州の定める強制隔離費用(データ引用元: 各州・準州のホームページ)

    また、オーストラリアへの入国に際し、以下提出が求められております。

    オーストラリア市民及び永住者以外の入国・旅行を禁止し、また帰国を希望するオーストラリア市民及び永住者には14日間の強制隔離措置を取ることで徹底的な水際対策を実施しているのが、現状のオーストラリアです。

    オーストラリアからの出国規制(2021年9月時点)

    新型コロナウイルス発生当初より短期滞在者(旅行者、ワーキングホリデー、学生など)には早期の出国、帰国を促していたオーストラリアですが、オーストラリア市民及び永住者に対しては、2020年3月25日より基本的にオーストラリア出国を禁じております。

    全てのオーストラリア市民及び永住者は、免除が認められない限りはオーストラリアからの出国が禁止され、止むを得ない事情により出国を希望する場合は、事前にオンラインにて国境警備隊へ出国希望の申請を行い、許可を得る必要があり、許可が下りるまでの間、オーストラリアを出国することは出来ません。

    この出国申請許可は、厳格に定められた免除基準を満たす必要があり、例えば日本の親族の死去などの報に接した場合においても、英文での死亡診断書などの提出が求められ、オーストラリアからの出国は容易ではありません。

    カンタス航空・ジェットスター航空「ワクチン・パスポート」の導入を決定(2021年7月30日最新情報)

    2021年7月30日のオーストラリア現地メディアの報道によると、カンタス・グループ(カンタス航空及びジェットスター航空)は、国際線の運行が再開された際に、搭乗客が新型コロナウイルスに感染していないことを確認するためのワクチン・パスポートとして、国際航空運送協会(International Air Transport Association – IATA)のデジタル・ヘルス・アプリ「Travel Pass(トラベル・パス)」を導入することを発表しました。

    カンタス航空グループによると、この国際航空運送協会(IATA)の「Travel Pass(トラベルパス)」はワクチン・パスポートとして、カンタス航空及びジェットスター航空の国際線で導入されることになり、搭乗客はこのデジタル・ヘルス・アプリ「Travel Pass(トラベルパス)」を利用することで、新型コロナウイルスのワクチン接種状況や新型コロナウイルスの検査結果を、入国審査官、健康管理スタッフや航空会社のスタッフに証明することが可能となります。

    また、このアプリ「Travel Pass(トラベルパス)」を導入しワクチン・パスポートとして運用することで、カンタス航空グループは、搭乗者の健康状況・ワクチン接種状況を確認し、渡航先の入国条件を事前に確認することで、搭乗許可を出すことが出来、また搭乗者も事前に搭乗許可を得られるかどうかの確認も可能となり、双方にとって大きなメリットになり得ます。

    カンタス航空グループのステファニー・タリー顧客サービス責任者は、ワクチン・パスポートとなるこのデジタル・ヘルス・アプリ「Travel Pass(トラベルパス)」の導入が国際線運行再開の鍵を握り、既に世界中の多くの国々で入国の際にワクチン接種証明や新型コロナウイルスのテスト陰性結果を要求しており、このデジタル・ヘルス・アプリ「Travel Pass(トラベルパス)」がワクチン・パスポートとして旅行者、新型コロナウイルス・検査施設、各国保険当局、そして航空会社を結びつけ、多くの国との往来再開に繋がるとの認識を表明しております。

    カンタス航空グループでは、このデジタル・ヘルス・アプリ「Travel Pass(トラベルパス)」を利用しない乗客に関しては、搭乗当日に空港でワクチン接種の証明書や陰性検査結果を書面で提出することは可能としていますが、デジタル・ヘルス・アプリの大きなメリットの一つである事前に搭乗が可能か否かの確認をすることは出来ないとしています。

    この国際航空運送協会(IATA)のデジタル・ヘルス・アプリ「Travel Pass(トラベルパス)」ですが、現時点でエミレーツ航空、エティハド航空、シンガポール航空やカタール航空など多くの航空会社がワクチン・パスポートとして試験的に導入しています。

    各州における国境オープンの状況・予定(2021年11月7日現在)

    オーストラリアでは、オーストラリア連邦政府が国境に関する規制やオーストラリア国内における大枠の規制・制限を定め、更に各州政府が各州毎にその詳細を定め、決定、施行していく事となります。

    よって、オーストラリア連邦政府の定めた「規制緩和ロードマップ」では、ワクチン接種率80%到達で順次国境をオープンして行く旨が定められていますが、実際はその舵取りは各州政府毎に異なり、国境のオープン時期も各州毎に異なっています。

    ニューサウスウェールズ州(シドニーなど)の国境オープン状況・予定

    2021年10月15日、オーストラリア連邦政府並びにニューサウスウェールズ州政府は、2021年11月1日よりワクチン接種を完了したオーストラリア人(永住者及びその家族含む)に対し、帰国後の隔離を一切求めない旨の発表を行い、これによりニューサウスウェールズ州の州民は、他州に先駆けて約1年半振りにオーストラリアからの出国、及び入国が隔離無しで可能となります。

    隔離無しでの入国が可能となる条件

    • オーストラリア市民、永住者、その家族
    • オーストラリア医薬品行政局「Therapeutic Goods Administration(TGA)」で承認されたワクチン接種の2回接種が完了していること
    • オーストラリアに向けた航空機の搭乗前にPCR検査を受け、陰性証明を提示すること

    現在も課されている海外からオーストラリアへの1日あたりの入国者上限人数に関しても、ワクチン接種完了者に関しては適用されず、ワクチン接種完了者に関しては人数制限無しでオーストラリア入国が可能となります。

    但し、ワクチン接種が2回完了していない場合は、入国は可能ですが、1日あたりの入国上限人数に加算され、入国後は引き続き自己負担での強制隔離が必要となります。

    現時点で、オーストラリア市民、永住者、その家族以外の渡航者の受け入れ開始時期、隔離条件の緩和など、具体的なロードマップは発表されておりませんが、今後ビジネスビザ保有者、学生ビザ保有者に対する入国緩和、その後ワクチン接種率の高い国、感染が比較的抑え込まれている国の短期旅行者の受け入れへと少しずつ前進していく予定となっています。

    クイーンズランド州や西オーストラリア州を始め、ほとんどの州がニューサウスウェールズ州との州境を閉鎖しており、ニューサウスウェールズ州民は海外には行けるが、国内移動は出来ないという非常に奇妙な状況下におかれます。

    クイーンズランド州(ケアンズ、ゴールドコーストなど)の国境オープン状況・予定

    2021年10月18日クイーンズランド州政府は、クイーンズランド州における州境並びに国境オープンへのロードマップを発表致しました。

    ワクチン2回接種完了者が州人口比70%到達(2021年11月19日予定)

    【オーストラリア国内ホットスポット(感染多発地帯)からクイーンズランド州への入州が許可される要件】

    • 2回のワクチン接種が完了していること
    • 空路で入州すること(陸路は認められない)
    • 到着72時間以内の新型コロナウイルス検査での陰性証明の提示
    • 到着後14日間は自宅隔離を行うこと

    【海外からクイーンズランド州への入州が許可される要件】

    • 海外からクイーンズランド州へ直接入州する場合、州政府指定の隔離施設にて14日間の強制隔離が必要(費用自己負担)
    • 海外から他州を経由の上、クイーンズランドへ入州する場合、オーストラリア入国後14日間が経過していない場合は、州政府指定の隔離施設にて強制隔離が必要(費用自己負担)
    ワクチン2回接種完了者が州人口比80%到達(2021年12月17日予定)

    【オーストラリア国内ホットスポット(感染多発地帯)からクイーンズランド州への入州が許可される要件】

    • 2回のワクチン接種が完了していること
    • 空路及び陸路いずれの手段でも入州が可能
    • 到着72時間以内の新型コロナウイルス検査での陰性証明の提示
    • 隔離は不要

    【海外からクイーンズランド州への入州が許可される要件】

    • 海外からクイーンズランド州へ直接入州する場合、2回のワクチン接種を完了していて、且つ到着72時間以内の新型コロナウイルス検査で陰性の場合、自宅での隔離が可能
    • 上記条件を満たさない場合は、州政府指定の隔離施設において強制隔離が必要(費用自己負担)
    ワクチン2回接種完了者が州人口比90%到達
    • 2回のワクチン接種が完了している場合、入州規制並びに隔離の必要は無し
    • 2回のワクチン接種が完了していない到着者・入州希望者は、クイーンズランド州への入州許可証の取得、14日間の隔離が必要となり、1日あたりの入州制限者数の規制が課される

    ゴールドコーストのコロナウイルス

    資料引用元: クイーンズランド州 アナスタシア・パラシェ州知事

    西オーストラリア州(パースなど)の国境のオープン状況・予定

    2021年11月5日西オーストラリア州のマーク・マクガワン州首相は記者会見において、西オーストラリア州は12歳以上の州民のワクチン接種率が90%に到達した時点で、州境及び国境をオープンする旨の発表を行いました。

    西オーストラリア州のワクチン接種率90%到達は、2022年1月後半から2月頭が予測され、州境・国境の閉鎖解除に向けた具体的な日程・内容に関しては、2021年12月に到達が予想されるワクチン接種率80%の段階で決定していく旨が併せて発表されております。

    今回の西オーストラリア州政府の発表の中において、州境・国境が開かれる際には、現在は緩和されつつある社会規制を再度施行し、公共交通機関でのマスク着用義務、スタジアムやコンサート会場への入場はワクチン接種証明の提示が義務付けられる予定となっており、西オーストラリア州は州境・国境が開かれた後も引き続き厳格な新型コロナウイルス対策が取られることとなります。

    また、ワクチン接種率80%到達を州境オープンに向けた一つの目安とする州・準州がほとんどの中、西オーストラリア州はワクチン接種率90%と定めたことにより、西オーストラリア州の州境並びに国境オープンは他州と比べると、大幅に遅れることとなる見通しとなっております。

    本情報の注意事項

    掲載されている情報は執筆時のものです。特に新型コロナウィルスの水際対策に関して、日々手続き、対策は変化していますので、現在の状況と異なっている場合もあります。

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