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    オーストラリアのガソリンの種類|91・95・98・E10の違いとレンタカーでの選び方

    オーストラリアでレンタカーを借りて、初めてガソリンスタンドに立ち寄ったとき、給油機に並んでいる「91」「95」「98」「E10」という表示を見て、どれを入れればよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

    日本ではガソリンといえばレギュラーかハイオク、あるいは軽油という区分が一般的ですが、オーストラリアではガソリンのオクタン価が数字で表示されています。さらに、エタノールを混合したE10という燃料も販売されています。

    もちろん、値段が高い燃料を入れればよいというわけではありません。車の指定より低いオクタン価のガソリンを使うとエンジンに悪影響を与える場合があり、ディーゼル車にガソリンを入れるような誤給油は大きな故障につながることもあります。

    この記事では、オーストラリアで販売されているガソリンの種類、日本との違い、レンタカーでの選び方、間違った燃料を入れてしまった場合の対応まで解説します。

    レンタカーにガソリンを入れようと思ったら、91、95、98、E10と種類がたくさんあります。日本のレギュラーガソリンに当たるのはどれですか?
    一般的なレギュラーガソリンに当たるのはUnleaded 91です。ただし、レンタカーによって95や98が指定されている場合もあります。給油する前に、車の指定燃料を必ず確認しましょう。




    オーストラリアのガソリンは主に5種類

    オーストラリアの一般的なガソリンスタンドでは、以下のような燃料が販売されています。

    燃料の種類 特徴 用途
    Unleaded 91 オクタン価91のレギュラーガソリン 91以上を指定する一般的なガソリン車
    Premium 95 オクタン価95のプレミアムガソリン 95以上を指定する車
    Premium 98 オクタン価98の高オクタン価ガソリン 98を指定する車や高性能車
    E10 エタノールを最大10%混合したガソリン E10対応のガソリン車
    Diesel ディーゼルエンジン用の軽油 ディーゼル車専用

    このほか、地域や店舗によってはE85、プレミアムディーゼル、LPGなどが販売されていることもあります。

    ただし、日本からの旅行者が一般的な乗用車のレンタカーを利用する場合、まず覚えておきたいのは91、95、98、E10、Dieselの5つです。

    なお、給油機のノズルの色は燃料の種類を見分ける目安にはなりません。石油会社や給油機によって色が異なるため、必ず文字と数字を確認してください。

    91・95・98の数字とRONの意味

    オーストラリアのガソリンスタンドで表示されている91、95、98は、ガソリンのオクタン価を表しています。

    オクタン価とは、エンジン内部でガソリンが異常燃焼を起こすことに対する強さを示した数値です。

    この異常燃焼はノッキングと呼ばれ、エンジン内部で燃料が本来とは異なるタイミングで燃焼する現象です。ノッキングが激しく発生すると、エンジンの性能低下や損傷につながるおそれがあります。

    オクタン価が高いガソリンほど、ノッキングを起こしにくくなります。

    オーストラリアで使われるRONは、Research Octane Numberの略称です。日本でもガソリンのオクタン価はRONで測定されているため、数値を比較することができます。

    表示 オクタン価 一般的な呼び方
    91 RON 91 Regular Unleaded
    95 RON 95 Premium Unleaded
    98 RON 98 Premium Unleaded 98
    E10 商品によって異なる。一般的にはRON 94前後 Ethanol Blend

    注意したいのは、オクタン価が高いほど、すべての車で燃費が良くなったり、エンジン出力が向上したりするわけではないという点です。

    エンジンが高オクタン価のガソリンを利用するよう設計されていなければ、高価なガソリンを入れても大きな違いは期待できません。

    日本のレギュラー・ハイオクとの違い

    日本ではレギュラーガソリンとハイオクガソリンの2種類が主流ですが、オーストラリアでは91、95、98という3つのグレードが一般的です。

    日本のガソリン規格では、レギュラーガソリンはRON 89以上、ハイオクガソリンはRON 96以上とされています。

    日本 オーストラリア 比較
    レギュラー Unleaded 91 一般的なレギュラー相当
    レギュラーとハイオクの中間に相当するグレード Premium 95 日本では一般的な独立区分がない
    ハイオク Premium 98 一般的なハイオク相当
    軽油 Diesel ディーゼル車用

    日本のハイオク車であっても、オーストラリアで必ず98を入れる必要があるとは限りません。車の取扱説明書に指定されたオクタン価で判断します。

    逆に、日本ではレギュラー仕様だった車種でも、オーストラリア仕様では違う燃料が指定されている場合があります。

    同じ車名であっても、エンジンや販売国によって仕様が違うことがあるため、日本での経験だけで判断しないようにしましょう。



    E10とは?使える車と使えない車

    E10は、ガソリンにエタノールというアルコール系燃料を最大10%混合したものです。

    エタノールはサトウキビや穀物などの植物由来の原料から製造され、石油由来のガソリンと混合して使用されます。

    ニューサウスウェールズ州(New South Wales)をはじめ、オーストラリアの多くの地域で販売されており、通常の91より安く設定されていることもあります。

    ただし、E10はどの車にも入れられるわけではありません。

    E10が使用できる車

    • メーカーがE10対応を認めているガソリン車
    • 必要なオクタン価を満たし、エタノール混合燃料の使用が認められている車
    • E10対応が明記されているレンタカー。ただしレンタカー会社の指示が優先

    E10を避けるべき車

    • メーカーがE10非対応としている車
    • エタノール混合燃料の使用が禁止されている車
    • RON 95以上を必要とする車で、販売されているE10のオクタン価がそれを下回る場合
    • 対応が確認できない古い車やクラシックカー
    • ディーゼル車

    現在の乗用車にはE10を使用できる車が多いものの、製造年が新しいからといって必ず対応しているとは限りません。

    特に古い車では、燃料ホースやゴム製部品などがエタノールに対応していない場合があります。

    ニューサウスウェールズ州政府では、車種と年式からE10への対応状況を調べられるウェブサイトを提供しています。

    ニューサウスウェールズ州政府 E10適合確認

    この検索サービスに掲載されていないことだけで、直ちに非対応と決まるわけではありません。レンタカーの場合は車両の取扱説明書とレンタカー会社の案内を優先してください。

    また、E10は販売店によってオクタン価が異なることがあります。「E10だから必ず94」という理解も正確ではありません。給油機に表示されている数値を確認しましょう。

    レンタカーにはどのガソリンを入れる?

    オーストラリアでレンタカーを借りた場合、燃料の選択で最も重要なのは、車のメーカーが指定する燃料とレンタカー会社の指示です。

    一般的なガソリン車でRON 91以上が指定されているなら、Unleaded 91を使用できます。

    ただし、すべてのレンタカーが91で走れるわけではありません。

    ヨーロッパ車や一部のターボエンジン搭載車などには、RON 95以上のプレミアムガソリンが必要な車もあります。また、SUVや4WDなどにはディーゼルエンジンを搭載した車両もあります。

    車両の指定 基本的に選ぶ燃料
    Unleaded 91 / Min 91 RON 91、95、98。E10は別途適合確認
    Premium 95 / Min 95 RON 95または98
    Premium 98 / Min 98 RON 98
    Diesel Only Diesel
    E10 Compatible E10使用可能。ただし必要RONも確認

    ここで注意したいのが、Minimum(最低)とRecommended(推奨)の違いです。

    例えば「Minimum 95 RON」であれば95以上が必要です。一方、「98 Recommended / 95 Minimum」と記載されている車なら、98が推奨されていても95は使用可能です。

    レンタカーの車種やグレードが予約時点で確定していないことも多いため、予約確認書に車種名が書いてあっても、実際に渡された車の指定燃料を確認してください。

    特に、初めてディーゼル車を運転する方は、給油する際に十分注意しましょう。

    レンタカー会社からガソリンの種類について説明がなかったのですが、91を入れても大丈夫ですか?
    説明がなかったからといって、91を入れてよいとは限りません。まず給油口の裏側や車両の取扱説明書を確認してください。不明な場合は、給油する前にレンタカー会社へ確認するのが確実です。

    95指定車に91、98指定車に95を入れてもよい?

    ガソリンの種類を間違えた場合、単に燃費が悪くなるだけで済むとは限りません。

    95指定の車に91を入れる場合

    RON 95以上を必要とするエンジンに91を使用すると、ノッキングが発生しやすくなります。

    最近のエンジンにはノッキングを検知して点火時期を調整する機能が付いているものもありますが、それを理由に指定外のガソリンを使用してよいわけではありません。

    性能や燃費が低下するだけでなく、条件によってはエンジンを損傷するおそれがあります。

    95以上が最低指定の車に91を入れるのは避けてください。

    98指定の車に95を入れる場合

    こちらは車両によって判断が異なります。

    メーカーが「Minimum 98 RON」としているなら95は指定を満たさないため、使用すべきではありません。

    一方、「98 Recommended / 95 Minimum」など、95の使用が認められている車なら95でも走行できます。ただし、98を使用した場合と比べて、エンジン性能が制限される可能性があります。

    「98を推奨」と「98が最低条件」は意味が異なります。表示を正しく読むことが大切です。



    91指定車に95や98を入れるメリットはある?

    では、反対に91指定の車に95や98を入れるのはどうでしょうか。

    基本的に、91以上が指定されている一般的なガソリン車であれば、95や98を使用しても問題ありません。

    ただし、価格差に見合う効果があるかどうかは別の話です。

    高オクタン価のガソリンを利用することを想定して設計されたエンジンでは、燃費や加速性能が多少改善する場合があります。

    しかし、通常の91を前提として設計された車では、95や98に変更しても、体感できるほどの違いがないことも珍しくありません。

    例えば、1週間のレンタカー旅行で91指定の小型車を借りた場合、わざわざ98を選ぶ必要は通常ありません。

    「高いガソリンの方がエンジンに良い」という理由だけでプレミアムガソリンを選ぶより、指定されたオクタン価を満たす燃料を選ぶことが大切です。

    なお、95や98のプレミアムガソリンには、ブランドによって洗浄性を意識した添加剤などが含まれる商品もあります。ただし、添加剤の有無と、すべての車で得られる燃費改善効果は別の問題です。

    ガソリンの種類による価格差と燃費

    オーストラリアのガソリン価格は、都市、地域、店舗、曜日、原油価格などによって大きく変わります。

    同じ都市であっても、数キロ離れたガソリンスタンドで1リットル当たりの価格が大きく違うことがあります。

    一般的には、E10や91が比較的安く、95、98の順に高くなる傾向があります。ただし、特売や地域事情によって逆転する場合もあります。

    以下は、実際の市場価格ではなく、燃料ごとの価格差がどの程度になるのかを理解するための計算例です。

    燃料 仮の価格(1L) 50L給油時
    E10 A$1.85 A$92.50
    Unleaded 91 A$1.90 A$95.00
    Premium 95 A$2.05 A$102.50
    Premium 98 A$2.15 A$107.50

    この例では、50リットル給油した場合、91と98の差額はA$12.50になります。

    一方、E10は通常のガソリンよりエネルギー密度が低いため、同じ距離を走るのに必要な燃料の量が多少増えることがあります。

    そのため、E10が91より安かったとしても、必ずしも走行距離当たりの燃料代が安くなるとは限りません。

    例えば、91が1リットルA$2.00で、E10を使用すると燃料消費量が仮に3%増える車の場合、E10が約A$1.94以下であれば走行距離当たりの費用で有利になります。

    もちろん、これは計算上の目安であり、実際の燃費差は車両や運転状況によって異なります。

    ニューサウスウェールズ州では、州政府が提供するフューエルチェック(FuelCheck)でガソリンスタンドごとの価格を比較できます。

    ニューサウスウェールズ州 FuelCheck

    長距離ドライブでは、都市部を出る前に燃料を補給し、次に給油できる場所と営業時間も確認しておくと安心です。

    給油口・契約書で指定燃料を確認する方法

    レンタカーで使用する燃料が分からない場合は、次の順番で確認するとよいでしょう。

    1.給油口の内側を確認する

    燃料キャップや給油口のフタの裏に、以下のような表示がある場合があります。

    • UNLEADED FUEL ONLY:無鉛ガソリン専用
    • MIN 91 RON:最低オクタン価91
    • MIN 95 RON:最低オクタン価95
    • 98 RON ONLY:RON 98指定
    • DIESEL ONLY:ディーゼル専用
    • NO E10:E10使用不可

    「Unleaded Fuel Only」とだけ書かれている場合、それだけでは91、95、98のどれを最低条件としているか判断できないことがあります。

    2.レンタカーの契約書・車両案内を確認する

    レンタカー会社によっては、契約書、車両案内カード、キーに付けられたタグなどに指定燃料が記載されています。

    燃料満タン返却の条件だけでなく、Fuel Type(燃料の種類)の欄も確認しておきましょう。

    3.取扱説明書を確認する

    給油口に詳しい表示がない場合は、車両の取扱説明書のFuel RequirementsやRecommended Fuelなどの項目を確認します。

    4.レンタカー会社へ確認する

    それでも分からない場合は、給油前にレンタカー会社へ連絡しましょう。

    スタッフには「What type of fuel does this car take?(この車はどの燃料を使用しますか?)」と聞けば通じます。

    E10を使用したい場合には「Can I use E10 in this car?(この車にE10を入れてもよいですか?)」と確認してください。

    なお、レンタカー会社が指定する燃料や契約上の条件がメーカーの一般的な説明より厳しい場合は、レンタカー会社の指示に従ってください。



    ディーゼルとガソリンの誤給油に注意

    オーストラリアのレンタカー旅行で特に注意したいのが、ディーゼル車とガソリン車の取り違えです。

    日本で普段ガソリン車に乗っている方でも、オーストラリアでSUVや大型車を借りると、ディーゼル車が用意されることがあります。

    英語で軽油はDiesel、ガソリンはPetrolです。

    両者はまったく異なる燃料であり、互換性はありません。

    車の種類 正しい燃料 間違った燃料
    ガソリン車 指定されたPetrol Diesel
    ディーゼル車 指定されたDiesel 91・95・98・E10

    特にディーゼル車にガソリンを入れた場合、燃料ポンプや噴射装置などを損傷するおそれがあります。

    近年のディーゼルエンジンでは燃料噴射装置が精密に作られているため、修理費用が高額になることもあります。

    また、ガソリン車にディーゼルを入れた場合も、エンジンの不調や燃料系統の修理が必要になる可能性があります。

    日本のガソリンスタンドでは、レギュラー、ハイオク、軽油に色分けされたノズルを見慣れている方もいると思います。

    しかし、オーストラリアでは日本の色分けルールを当てにしないでください。

    必ずノズルや給油機に書かれた燃料名を見て、車両の指定と一致しているか確認しましょう。

    間違った燃料を入れた場合の対処法

    万が一、レンタカーに間違った燃料を入れてしまった場合は、慌てずに対応することが大切です。

    最も重要なのは、エンジンを始動しないことです。

    誤給油に気付いた段階でエンジンを始動すると、間違った燃料が燃料配管やエンジン内部へ送られ、故障の範囲が拡大する可能性があります。

    対応の手順は以下のとおりです。

    1. 給油を直ちに中止する
    2. エンジンを始動しない。既に停止している場合は再始動しない
    3. 給油機の番号や入れた燃料の種類、量を控える
    4. 安全を確保したうえでレンタカー会社のロードサイドアシスタンスへ連絡する
    5. レンタカー会社の指示に従い、必要であれば燃料の抜き取りや車両の移送を手配してもらう

    最近の車には、ドアの開閉や電源操作などによって電動燃料ポンプが作動するものもあります。誤給油に気付いたら、できるだけ車両の電源を操作せず、レンタカー会社の指示を仰いでください。

    給油後に走り始めてから異常に気付いた場合は、安全な場所に停車し、エンジンを止めて再始動しないようにします。

    間違った燃料を入れてしまったことを隠して走行を続けるのは禁物です。結果的に修理費用が大きくなる可能性があります。

    また、誤給油による故障は、レンタカーの通常の車両損害補償や免責額軽減プランでは補償されないことがあります。

    契約によっては、燃料の抜き取り費用、レッカー費用、修理費用などが借主負担となるため、給油前の確認が非常に重要です。

    91、95、98などのオクタン価を間違えた場合も、車両の最低指定を満たしていないと気付いたら、自己判断で走行を続けたり別の燃料を追加して解決しようとしたりせず、レンタカー会社に相談してください。

    オーストラリアのガソリンに関するよくある質問

    オーストラリアのレギュラーガソリンは91ですか?

    はい。一般的なレギュラーガソリンはUnleaded 91です。ただし、車によっては95や98のプレミアムガソリンが必要な場合があります。
    91指定の車に98を入れても大丈夫ですか?

    通常は問題ありません。ただし、91を指定する一般的な車で98を使用しても、必ず燃費や性能が向上するわけではありません。価格差に見合う効果がない場合もあります。
    95指定の車に91を入れても走れますか?

    最低RON 95が指定されている車に91を使用してはいけません。ノッキングや性能低下、エンジン損傷につながるおそれがあります。誤給油した場合は走行せず、レンタカー会社へ相談してください。
    98指定の車に95を入れてもよいですか?

    最低98が指定されている車には使用できません。ただし、98が推奨で最低95が認められている車なら使用可能です。取扱説明書のMinimumとRecommendedの表示を確認してください。
    E10は普通のガソリンと混ぜても大丈夫ですか?

    E10対応車で、混合後も車両に必要なオクタン価などの条件を満たす場合、通常のガソリンと混ざること自体は問題ありません。ただし、E10非対応車やプレミアムガソリン指定車に、自己判断でE10を使用しないでください。
    E10は91より安いのでしょうか?

    E10は91より安く販売されていることが多いものの、必ず安いとは限りません。また、エタノールのエネルギー密度が低いため、燃料消費量が多少増えることがあります。実際の価格差と燃費を考慮して判断します。
    レンタカーで燃料の種類を間違えたらどうすればよいですか?

    給油を中止し、エンジンを始動せず、レンタカー会社のロードサイドアシスタンスへ連絡してください。既に走行している場合は安全な場所に停止し、再始動しないでください。自己判断で燃料を追加したり走行を続けたりすることは避けましょう。



    まとめ|オーストラリアで給油するときは車の指定燃料を確認

    オーストラリアのガソリンスタンドでは、日本と異なる燃料表示に戸惑うことがありますが、基本的な仕組みを知っていれば決して難しくありません。

    一般的なレギュラーガソリンはUnleaded 91、プレミアムガソリンは95と98、E10はエタノール混合ガソリン、Dieselは軽油です。

    給油前には、レンタカーの給油口や取扱説明書で必要な燃料を確認しましょう。特に、95や98を最低条件として指定している車には、それより低いオクタン価の燃料を入れないよう注意が必要です。

    また、E10は安価な選択肢になることがありますが、車両の対応状況を確認せずに利用するべきではありません。

    最も避けたいのは、ガソリン車とディーゼル車の誤給油です。給油機のノズルの色ではなく、燃料名を確認する習慣をつけておくと安心です。

    オーストラリアのドライブ旅行では、燃料の選択だけでなく、給油方法、支払い方法、レンタカー返却時の給油条件なども事前に確認しておきましょう。

    ガソリンスタンドの利用手順については、関連記事「オーストラリアのガソリンスタンドの使い方|給油・支払い方法を解説」も参考にしてください。

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  • オーストラリアのガソリンスタンドの使い方|給油・支払い方法を解説

    オーストラリアのガソリンスタンドの使い方|給油・支払い方法を解説

    オーストラリアで初めてレンタカーを借りると、意外に緊張するのがガソリンスタンドでの給油です。

    日本のセルフ式ガソリンスタンドと似ていますが、細かい部分が違います。

    「最初にお金を払うの?」

    「給油してから店内へ行けばいい?」

    「91、95、98、E10って何?」

    「レギュラーはどれ?」

    「満タンにしたいとき、どうすればいい?」

    と迷う人も多いでしょう。

    オーストラリアではガソリンスタンドを一般に、サービス・ステーション(Service Station)、略してServoと呼ぶことがあります。

    給油そのものは基本的にセルフサービスです。

    多くの有人店舗では、

    自分で給油

    ↓

    ポンプ番号を確認

    ↓

    店内カウンターで支払い

    という流れです。

    ただし最近は、アプリで支払う方式、ポンプでカード決済する方式、給油前に金額を仮押さえする無人スタンドなどもあります。

    日本のように、最初に店内へ行って「満タン」とお願いするのでしょうか?
    通常の有人スタンドなら、自分で給油してから店内へ入り、「Pump 4, please」のようにポンプ番号を伝えて支払う方式が一般的です。ただし店舗によって支払い方法が違うので、ポンプに表示された案内を確認してください。

    そしてレンタカー利用者が最も注意したいのが、燃料の種類を間違えないことです。

    オーストラリアでは、

    91。

    95。

    98。

    E10。

    Diesel。

    などが同じポンプに並んでいることがあります。

    特にガソリン車へディーゼル、ディーゼル車へガソリンを入れる誤給油は、単なる小さなミスでは済まない場合があります。

    この記事では2026年10月時点の最新情報をもとに、オーストラリアでの給油方法、支払い、燃料の選び方、レンタカー返却前の給油、地方ドライブでの注意点まで、日本人旅行者向けに分かりやすく説明します。

    目次:オーストラリアのガソリンスタンドの使い方(クリックで開閉)




    まず結論|給油はこの順番

    一般的な有人ガソリンスタンドなら、次の順番で考えると分かりやすいでしょう。

    順番 すること
    1 給油口がポンプ側になるよう車を止める
    2 エンジンを停止する
    3 レンタカー指定の燃料を確認
    4 正しいノズルを選ぶ
    5 自分で給油する
    6 ノズルを元へ戻す
    7 ポンプ番号を確認する
    8 店内カウンターへ行く
    9 「Pump 4, please」などと伝える
    10 カードまたは現金等で支払う

    日本のセルフスタンドと一番違って感じるのは、給油後に店内で支払う店舗が多いことでしょう。

    給油が終わったら、そのまま車で出発してはいけません。

    必ず支払いが完了したことを確認してから出発してください。

    ガソリンスタンドは「Servo」

    日本ではガソリンスタンドと呼びますが、オーストラリアでは、

    Service Station。

    Petrol Station。

    という表現が一般的です。

    会話ではService Stationを縮めて、

    Servo

    と呼ぶこともあります。

    「近くにガソリンスタンドはありますか?」なら、

    Is there a servo nearby?

    でも通じます。

    基本はセルフサービス

    オーストラリアでは、スタッフが車まで来て給油してくれるスタンドは一般的ではありません。

    ドライバー自身が、

    車を止める。

    給油口を開ける。

    燃料を選ぶ。

    ノズルを差す。

    給油する。

    という作業をします。

    日本でセルフ式ガソリンスタンドを利用した経験があれば、それほど難しくありません。

    給油前に燃料種類を確認

    レンタカーでは、給油機へ車を入れる前に燃料の種類を確認してください。

    オーストラリアの一般的なガソリンスタンドでは、

    Unleaded 91。

    Premium 95。

    Premium 98。

    E10。

    Diesel。

    など複数の燃料が販売されています。

    値段が安いからといって、どれを入れてもよいわけではありません。

    レンタカーならどこを確認する?

    最初に確認したいのは、

    給油口のふた。

    車の取扱表示。

    レンタル契約書。

    キーに付いたタグ。

    などです。

    例えば、

    UNLEADED PETROL ONLY

    DIESEL ONLY

    MINIMUM RON 95

    などと表示されていることがあります。

    分からなければ車を借りるときに、

    What fuel does this car take?

    と確認してください。

    スマートフォンで表示を写真に撮っておくと、給油時に迷いません。

    PetrolとGasolineの違い

    日本人が覚えておきたい英語です。

    オーストラリアでは、アメリカ英語のGasolineやGasより、

    Petrol

    という言葉を使うのが一般的です。

    「ガソリン車」はPetrol Car。

    「ガソリンスタンド」はPetrol Station。

    となります。

    Gasと言うと、LPGなど別のガス燃料を連想させることもあるので、オーストラリアではPetrolを使うほうが分かりやすいでしょう。

    91・95・98・E10とは?

    細かい違いは次の記事で詳しく紹介しますが、最低限知っておきたいのは次の点です。

    表示 一般的な意味
    91 レギュラー無鉛ガソリン
    95 プレミアム無鉛ガソリン
    98 高オクタンのプレミアム無鉛ガソリン
    E10 エタノールを最大約10%含むガソリン
    Diesel ディーゼル車専用

    ニュー・サウス・ウェールズ州政府によると、オーストラリアの一般的なRegular UnleadedはRON 91です。

    Premium 95、Premium 98は、それぞれオクタン価95、98のガソリンです。

    E10はエタノールを約10%含みます。

    重要なのは、レンタカー会社・自動車メーカーが指定した最低オクタン価以上の燃料を入れることです。

    Dieselは別の燃料

    ディーゼル車には必ずDieselを入れます。

    日本の軽油に相当します。

    オーストラリアではSUV、4WD、商用車などにディーゼル車が多くあります。

    外観だけではガソリン車かディーゼル車か分からないので、レンタカーでは毎回確認してください。

    間違った燃料を入れたら?

    もし誤給油に気付いたら、エンジンを始動しないことが非常に重要です。

    ガソリン車へディーゼル。

    ディーゼル車へガソリン。

    などを入れてしまった場合は、車を動かそうとせず、レンタカー会社またはロードサービスへ連絡してください。

    エンジンを始動すると燃料がエンジン内部へ回り、修理費が大きくなる可能性があります。

    誤給油は通常の事故補償とは別扱いになるレンタカー会社もあります。



    1.給油機の横へ車を止める

    ガソリンスタンドへ入ったら、空いている給油機へ車を寄せます。

    英語では給油機を、

    Fuel Pump

    または単にPumpと呼びます。

    給油口がホース側に来るよう車を止めます。

    給油口は左右どちら?

    借りたばかりのレンタカーでは意外に分かりません。

    多くの車では、燃料計にあるガソリンスタンドのマーク横に小さな三角形が表示されています。

    三角が左なら左側。

    右なら右側。

    という車が多くあります。

    ただし車種によって表示方法が違うため、出発前に一度確認しておくのが確実です。

    2.エンジンを止める

    車を所定の位置へ止めたら、

    ギアをP。

    パーキングブレーキ。

    エンジン停止。

    という状態にします。

    給油中は火気厳禁です。

    喫煙もできません。

    現地の安全表示に従ってください。

    3.正しいノズルを選ぶ

    給油機には複数のノズルがあります。

    ノズルの色だけで判断しないことをおすすめします。

    ブランドによって色分けが違う可能性があるためです。

    91

    95

    98

    E10

    Diesel

    という文字そのものを確認してください。

    レンタカー指定の燃料と一致していることを確認してからノズルを取ります。

    4.ノズルを差して給油する

    給油口のキャップを外し、ノズルを奥まで差し込みます。

    レバーを握ると給油が始まります。

    給油機の画面には通常、

    Litres。

    Dollar Amount。

    などが表示されます。

    例えば、

    32.4 L

    $64.77

    のように、給油量と金額が増えていきます。

    満タンはどうする?

    日本のように「満タンボタン」を押す必要がない給油機が一般的です。

    ノズルを差してレバーを握り続けると、満タンになったところで自動的に給油が止まります。

    そこで終了します。

    自動停止したあと、さらに無理に燃料を追加し続ける必要はありません。

    給油が終わったらノズルを元の場所へ戻し、給油口のキャップを閉めます。

    5.ポンプ番号を確認

    ここは日本人旅行者が忘れやすいポイントです。

    店内で支払う場合、レジのスタッフへ自分が利用したポンプ番号を伝えます。

    給油機に、

    1。

    2。

    3。

    4。

    など大きな番号があります。

    例えば4番なら、

    Pump four, please.

    と伝えます。

    金額を覚える必要はありません。

    スタッフ側の画面にPump 4の給油金額が表示されています。

    6.店内で支払う

    有人スタンドでは、給油を終えたら店内へ入り、レジで支払います。

    ポンプ番号を伝え、カードまたは現金などで精算します。

    スタッフが、

    Anything else?

    と聞いてくることがあります。

    これは、

    「ほかに買うものはありますか?」

    という意味です。

    なければ、

    No, thanks.

    で問題ありません。

    カウンターで何と言う?

    例えば6番ポンプなら、

    Pump six, please.

    これだけで十分です。

    レシートが欲しければ、

    Could I have a receipt, please?

    と言います。

    レンタカー返却前の最後の給油では、レシートをもらっておくのがおすすめです。

    クレジットカードは使える?

    主要なガソリンスタンドでは、ビザ(Visa)、マスターカード(Mastercard)などのカード決済が広く利用されています。

    タッチ決済にも対応している店舗が多くあります。

    ただし日本発行カードではカード会社側の海外利用設定、利用可能額、不正利用検知などで承認されない可能性があります。

    レンタカー旅行なら、カードを複数枚持っておくと安心です。

    現金でも払える?

    スタッフのいる一般的な店舗なら現金を受け付けるところも多くあります。

    ただし店舗によってはキャッシュレス、無人、事前カード承認式などの場合があります。

    地方や深夜のセルフサービス施設ではカードが必要になることもあるため、現金だけでレンタカー旅行をするのはおすすめしません。

    Pay at Pump

    スタンドによっては、店内へ入らず給油機またはアプリで決済できます。

    英語では、

    Pay at Pump

    などと表示されます。

    ただし日本のクレジットカードがすべての機械で必ず使えるとは限りません。

    うまくいかなければ、有人店舗なら店内カウンターで支払えばよいでしょう。

    アプリで支払う方法

    オーストラリアでは大手ガソリンスタンド各社が、スマートフォンで燃料を支払えるサービスを提供しています。

    旅行者が必ず利用する必要はありません。

    数回しか給油しない旅行なら、通常どおり給油後に店内で払う方法が一番簡単です。

    アンポルのFuelPay

    アンポル(Ampol)の対応店舗では、アンポル・アプリのFuelPayを利用できます。

    現在の仕組みでは、アプリを開いて、

    店舗。

    ポンプ番号。

    支払方法。

    を確認してから給油します。

    給油後、ノズルを戻すと支払いが処理されます。

    現在のアンポルの案内では、このFuelPayについて事前の金額仮押さえは行わず、最終的な給油額が決済されます。

    セブン-イレブンのPay & Go

    セブン-イレブン(7-Eleven)では、対応店舗でMy 7-ElevenアプリのPay & Go Fuel Upを利用できます。

    こちらは給油前に、

    店舗。

    ポンプ番号。

    給油上限額。

    を選択します。

    指定した給油上限額がカードへ一時的に仮押さえされ、その後、実際に給油した金額だけが精算されます。

    例えば上限100豪ドルを選び、実際の給油が72豪ドルなら、最終的な購入額は72豪ドルです。

    カードの仮押さえとは?

    無人スタンドやアプリ決済では、給油前にカードへ一定額を仮押さえする方式があります。

    ホテルやレンタカーのデポジットと似た考え方です。

    100豪ドルを仮押さえされたからといって、100豪ドル分すべて給油したことにはなりません。

    実際の給油額が確定した後、不要な仮押さえが解除されます。

    銀行・カード会社によっては利用可能枠へ戻るまで少し時間がかかる場合があります。

    無人スタンドでは支払い方が違う

    地方には24時間利用できる無人式の給油所があります。

    こうした施設では、

    カードを読み込む。

    暗証番号を入力。

    給油金額を選択。

    カード承認。

    給油。

    という順番になることがあります。

    ユナイテッド・ペトロリアム(United Petroleum)が運営する一部のセルフサービス施設でも、給油前に金額を選択し、カードを事前承認してから給油する方式が導入されています。

    画面表示を確認して操作してください。

    価格表示の見方

    道路沿いの大きな看板には、

    91 199.9

    E10 195.9

    95 211.9

    98 219.9

    Diesel 205.9

    などと表示されます。

    この数字は、基本的に1リットルあたりのセント表示です。

    199.9とはいくら?

    例えば、

    199.9 cents per litre

    なら、

    1リットル=1.999豪ドル

    です。

    日本人には「199.9豪ドル」に見えるかもしれませんが、そうではありません。

    50リットル給油すれば、単純計算で約99.95豪ドルです。

    スタンドによって価格差が大きい

    オーストラリアの燃料価格は全国一律ではありません。

    同じ地域でもスタンドごとに価格が違います。

    またシドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード、パースでは、ガソリン価格が徐々に下がったあと短期間で大きく上昇する「価格サイクル」があります。

    数日前に見た価格と大きく違うことも珍しくありません。

    レンタカーを返す直前だからと空港のすぐ隣だけで探さず、少し手前のスタンドも比較すると安い場合があります。

    FuelCheckなどを利用

    オーストラリアでは州政府等がリアルタイムの燃料価格データを提供している地域があります。

    長距離ドライブでは、こうしたサービスを利用すると便利です。

    ニュー・サウス・ウェールズ州・ACT

    ニュー・サウス・ウェールズ州(New South Wales)とオーストラリア首都特別地域(Australian Capital Territory/ACT)では、FuelCheckを利用できます。

    現在地。

    町名。

    郵便番号。

    燃料種類。

    などから、各ガソリンスタンドの価格をリアルタイムで比較できます。

    長距離ルート上の安いスタンドを調べる機能もあります。

    西オーストラリア州

    西オーストラリア州(Western Australia)ではFuelWatchが便利です。

    州内すべての対象燃料小売店が翌日の価格を毎日報告し、その価格は翌朝6時から24時間固定されます。

    パースだけでなく地方の料金比較にも利用できます。

    クイーンズランド州

    クイーンズランド州(Queensland)では、ガソリンスタンドが燃料価格を政府の制度へ報告しています。

    政府はそのデータを利用する複数の燃料価格比較アプリ・ウェブサイトを案内しています。

    ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト周辺でレンタカーを利用するときにも便利です。

    南オーストラリア州

    南オーストラリア州(South Australia)でもリアルタイムの燃料価格情報を利用できます。

    州政府は複数の対応アプリ・ウェブサイトを案内しており、91、95、98、ディーゼル、E10など燃料種類別に比較できます。

    地方ドライブでは早めに給油

    オーストラリアの地方を走るときは、都市部の感覚で、

    「残り少なくなったら次のスタンドで入れればいい」

    と考えないほうが安全です。

    次の町まで100km以上。

    営業時間外。

    特定燃料が売り切れ。

    ということもあります。

    特に、

    アウトバック。

    西オーストラリア州北部。

    ノーザン・テリトリー。

    タスマニア地方部。

    長距離の国立公園周辺。

    などでは、燃料計が半分程度になった段階から次の給油場所を考えるくらいでもよいでしょう。

    夜間・24時間スタンド

    都市部には24時間営業のガソリンスタンドが多数あります。

    一方、地方では夜になると店舗が閉まることがあります。

    24 Hoursと表示されていても、夜間は店内が閉まり、カード式の無人給油だけという施設もあります。

    夕方以降に地方へ向かうなら、日中のうちに給油しておくと安心です。



    給油中の安全

    給油時には、

    エンジンを止める。

    パーキングブレーキをかける。

    喫煙しない。

    火気を近づけない。

    燃料を入れすぎない。

    現地の安全表示に従う。

    という基本を守ってください。

    ガソリンは可燃性の高い液体です。

    給油中に車へ何度も乗り降りすることも、静電気の観点から避けるよう案内されています。

    給油中のスマートフォン

    給油エリアでは、店舗の表示やアプリ側の安全指示に従ってください。

    例えばセブン-イレブンのPay & Goでは、ポンプ番号等をアプリで設定した後、給油中はスマートフォンを使用せず、車内へ戻ってから支払い完了通知を確認するよう案内しています。

    スマートフォンを使う必要がある場合も、給油ノズルを操作しながら使用しないようにしましょう。

    レンタカー返却前の給油

    一般的なレンタカー契約では、車を受け取ったときと同じ燃料量で返す必要があります。

    多くの場合は、

    満タンで受取

    ↓

    満タンで返却

    です。

    例えばハーツは、通常車両を満タンで貸し出し、事前燃料購入を選択していない場合は満タンで返却するよう案内しています。

    エイビスも通常は満タンで貸し出し、満タンで返却しない場合は給油料金がかかります。

    レシートを保管する

    レンタカー返却直前の給油レシートは捨てないでください。

    レンタカー会社から、

    「満タンではなかった」

    として給油料金を請求された場合、返却直前に給油した証明になります。

    エイビスも、満タンで返却したのに給油料金を請求された場合の異議申立てについて、返却日の給油レシートやカード明細を証拠として用意するよう案内しています。

    レシートと一緒に、返却時の燃料計もスマートフォンで撮影しておくとさらに安心です。

    レンタカーの事前燃料購入

    レンタカー会社によっては、車を借りるときに燃料1タンク分を事前購入するプランがあります。

    これを選ぶと、返却直前にガソリンスタンドを探す必要がありません。

    ハーツではFuel Purchase Optionを用意しています。

    便利ですが、使い残した燃料について通常返金されません。

    つまりタンクを半分残して返却すると、残った燃料分を得したことにはなりません。

    満タンで返さなかったら?

    レンタカー会社が給油し、

    燃料代。

    +

    給油サービス料金。

    を請求する場合があります。

    自分で近くのガソリンスタンドへ行って給油するより高くなることがあります。

    特に空港返却では時間がなくなりやすいので、返却営業所の10~20km手前でガソリンスタンドを探しておくと安心です。

    日本人旅行者がやりやすい失敗

    燃料種類を値段だけで選ぶ

    最安のE10がレンタカーに適合するとは限りません。

    Dieselを「高級ガソリン」と勘違いする

    まったく別の燃料です。

    ノズルの色だけで判断する

    文字・数字を確認しましょう。

    給油後、そのまま走り去る

    店内払いのスタンドでは未払いになります。

    ポンプ番号を忘れる

    店内へ行く前に確認。

    199.9を199.9豪ドルと考える

    1リットル199.9セント、つまり1.999豪ドルです。

    地方でギリギリまで給油しない

    次のスタンドが遠いことがあります。

    レンタカー返却時のレシートを捨てる

    少なくとも最終精算が確認できるまで保管しましょう。

    給油チェックリスト

    チェック 確認内容
    □ レンタカーの燃料種類を確認した
    □ 給油口が左右どちらか確認した
    □ エンジンを停止した
    □ ノズルの色ではなく91・95・98・E10・Dieselの文字を確認
    □ 満タンになったら自動停止で終了
    □ 給油後にポンプ番号を確認
    □ 店内払いなら支払い完了前に出発しない
    □ アプリ決済なら支払い完了を確認
    □ 地方では早めに給油
    □ レンタカー返却前のレシートを保管
    □ 返却時の燃料計を写真に残す

    初めてでも一度やれば簡単

    オーストラリアのガソリンスタンドは、日本と少し手順が違います。

    しかし難しくありません。

    一般的な有人スタンドなら、

    正しい燃料を確認。

    ↓

    自分で給油。

    ↓

    ポンプ番号を確認。

    ↓

    店内で支払い。

    これだけです。

    覚えておきたい英語も、

    Pump four, please.

    程度で十分です。

    一方で、最も気を付けたいのは燃料の種類です。

    オーストラリアには91、95、98、E10、Dieselなどがあります。

    レンタカーを受け取ったときに、指定燃料を確認してください。

    分からなければ、

    What fuel does this car take?

    と聞き、答えを写真に残しておけば安心です。

    また地方をレンタカーで旅行するときは、早めの給油を心掛けましょう。

    オーストラリアは日本より町と町の間隔が長く、夜には閉まるガソリンスタンドもあります。

    そしてレンタカー返却前の最後の給油では、

    満タン。

    レシート保存。

    燃料計の写真。

    の3つを行っておくと、後日の給油料金トラブルを防ぎやすくなります。

    「燃料種類」と「ポンプ番号」だけ忘れなければ、オーストラリアでの給油はそれほど難しくありません。

    一度経験すれば、2回目からはほぼ迷わず利用できるでしょう。

    よくある質問

    オーストラリアのガソリンスタンドはセルフですか?

    基本的には自分で給油するセルフサービスです。一般的な有人店舗では、自分で給油した後、店内カウンターでポンプ番号を伝えて支払う方式がよく使われます。

    給油前と給油後、どちらで支払いますか?

    一般的な有人スタンドでは給油後に店内で支払う店舗があります。一方、無人スタンド、アプリ決済、Pay at Pumpでは給油前のカード承認が必要な場合があります。給油機の表示に従ってください。

    オーストラリアでレギュラーガソリンは何番ですか?

    一般的なRegular Unleaded PetrolはRON 91です。ただしレンタカーによって95以上などの指定があるため、必ず車両の指定燃料を確認してください。

    E10は普通のレンタカーに入れても大丈夫ですか?

    E10対応車なら利用できますが、すべての車に適しているとは限りません。レンタカー会社または車両メーカーが指定した燃料を使用してください。

    199.9と表示されていたら、ガソリンはいくらですか?

    1リットル199.9セント、つまり1.999豪ドルです。50リットル給油すると単純計算で約99.95豪ドルになります。

    ガソリンスタンドで何と言えば支払えますか?

    使用した給油機が4番なら「Pump four, please.」だけで通じます。スタッフ側で給油額を確認して精算してくれます。

    間違ってディーゼルを入れてしまったらどうしますか?

    エンジンを始動せず、車を動かさないでください。レンタカー会社またはロードサービスへ連絡し、指示を受けてください。

    レンタカーは満タンで返却する必要がありますか?

    一般的には受取時と同じ燃料量で返却します。満タン貸出なら満タン返却が基本です。事前燃料購入プランを利用している場合などは条件が異なるため、レンタル契約を確認してください。

    返却前のガソリンのレシートは必要ですか?

    必須とは限りませんが、保管することをおすすめします。満タン返却後に給油料金を請求された場合、返却直前に給油した証明として利用できます。

    地方ではガソリンスタンドが少ないですか?

    地域によっては町と町の距離が長く、営業時間も限られます。アウトバックなどの長距離ドライブでは、燃料がかなり少なくなる前に早めに給油してください。



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  • オーストラリアの有料道路の払い方|レンタカー利用者向けToll完全ガイド

    オーストラリアの有料道路の払い方|レンタカー利用者向けToll完全ガイド

    オーストラリアでレンタカーを借りて走っていると、料金所を通った覚えがないのに、帰国後カードへ数豪ドル、十数豪ドルの請求が入ることがあります。

    請求元を見ると、

    リンクト(Linkt)。

    あるいはレンタカー会社。

    「これは何の料金?」

    と思う人もいるでしょう。

    オーストラリアの有料道路は、日本の高速道路とはかなり仕組みが違います。

    基本的に料金所へ車を止めて、現金やクレジットカードで支払う場所はありません。

    道路上に設置されたカメラや電子設備で車両を読み取り、ナンバープレートや電子タグを使って料金を徴収する完全電子式のToll Roadが中心です。

    しかもレンタカーの場合、自分で料金所を探して払うのではなく、レンタカー会社と有料道路会社が連携し、登録したカードへ自動的に請求されるケースが多くなっています。

    シドニーでレンタカーを借ります。有料道路へ入る前に、何か登録しておく必要がありますか?
    エイビス、バジェット、シクスト、ユーロップカーなどでは、レンタカー会社の予約情報を使ってLinktのレンタル用アカウントが自動的に設定される仕組みがあります。その場合、自分で料金所を探したり、その都度支払ったりする必要はありません。

    ただし、すべてのレンタカー会社が同じ料金体系ではありません。

    例えばエイビス(Avis)、バジェット(Budget)、シクスト(SIXT)などでは、実際の通行料金に加えて、現在は有料道路を利用した日ごとに3.30豪ドルのレンタル・サービス料金が加算されます。

    一方、ハーツ(Hertz)は別の仕組みを採用しており、自社のToll Serviceを利用すると、実際の通行料金に15%の管理手数料が加算されます。

    さらに、シドニー、メルボルン、ブリスベンでは有料道路がかなり多く、カーナビやGoogleマップが時間優先で有料道路へ案内することもあります。

    この記事では2026年10月時点の最新情報をもとに、オーストラリアの有料道路の仕組み、レンタカーでの支払い方、会社別の違い、主要都市のToll Road、料金を節約する方法まで詳しく解説します。

    目次:オーストラリアの有料道路・レンタカーTollガイド(クリックで開閉)
    1. まず結論|レンタカーではどう払う?
    2. Toll Roadとは?
    3. 料金所も現金払いもない
    4. 有料道路が多い都市は?
    5. シドニーの有料道路
    6. シドニーの料金例
    7. シドニー空港から市内も注意
    8. ハーバーブリッジ・トンネル
    9. メルボルンの有料道路
    10. ウェスト・ゲート・トンネルも有料
    11. イーストリンク
    12. ブリスベンの有料道路
    13. ブリスベンの料金例
    14. パース・アデレード・ケアンズでは?
    15. レンタカーはどうやって支払う?
    16. Linkt Rental Accountとは?
    17. 3.30豪ドルは1回ごとではない
    18. エイビス
    19. バジェット
    20. シクスト
    21. ユーロップカー
    22. ハーツは仕組みが違う
    23. ハーツで自分のTagを使う場合
    24. 自分のLinktアカウントを作るべき?
    25. 自分のe-Tagは使える?
    26. 二重請求を避ける
    27. 請求はいつ来る?
    28. 利用履歴を確認できる?
    29. どのカードに請求される?
    30. レンタカー返却後でも請求される
    31. 有料道路を避けることはできる?
    32. Googleマップで有料道路を回避
    33. 有料道路は使わないほうが得?
    34. 空港移動では時間を優先してもよい
    35. 間違って有料道路へ入ったら?
    36. 支払いを放置するとどうなる?
    37. レンタカー会社へ通知が届く場合
    38. Tollを装った詐欺にも注意
    39. キャンピングカーは料金区分に注意
    40. トレーラー・大型車
    41. 旅行予算にどのくらい入れる?
    42. Toll料金を抑えるコツ
    43. レンタカー受取時に確認すること
    44. 営業所で使える英語
    45. 出発前チェックリスト
    46. 料金所を探す必要はない
    47. よくある質問




    まず結論|レンタカーではどう払う?

    オーストラリアの大手レンタカーを利用する日本人旅行者なら、基本的には次のように考えておけば大丈夫です。

    レンタカー会社 主な支払い方法 追加料金
    エイビス Linkt Rental Accountが自動設定 通行料+3.30豪ドル/利用日
    バジェット Linkt Rental Accountが自動設定 通行料+3.30豪ドル/利用日
    シクスト Linkt Rental Accountが自動設定 通行料+3.30豪ドル/利用日
    ユーロップカー Linkt Rental Productを利用可能 通行料+3.30豪ドル/利用日
    ハーツ Hertz Toll Service 通行料+通行料の15%管理料

    エイビス、バジェット、シクストなどを利用する場合、通常は有料道路へ入る前に自分で何か購入する必要はありません。

    有料道路を利用すると、予約情報をもとにレンタカー用のLinktアカウントが自動的に設定されます。

    その後、レンタカー受取時に登録したクレジットカードまたはデビットカードへ料金が請求されます。

    Toll Roadとは?

    英語のTollは「通行料金」という意味です。

    Toll Roadなら有料道路。

    Toll Tunnelなら有料トンネル。

    Toll Bridgeなら有料橋です。

    道路標識やナビでも、

    TOLL。

    TOLL ROAD。

    と表示されることがあります。

    日本の「高速道路=有料」とは少し違い、オーストラリアでは無料の高速道路も多くあります。

    MotorwayやFreewayだから必ず有料というわけではありません。

    料金所も現金払いもない

    オーストラリアの有料道路で、日本人旅行者が最も戸惑いやすい部分です。

    日本の高速道路のように、入口で通行券を取り、出口で料金所へ止まる方式ではありません。

    電子タグやナンバープレート認識カメラで車を読み取ります。

    つまり、

    有料道路へそのまま入る。

    そのまま走る。

    そのまま出口から出る。

    だけです。

    料金所を探す必要はありません。

    逆に「支払う場所がなかったから無料だった」と考えないようにしてください。

    有料道路が多い都市は?

    日本人旅行者が特に注意したいのは、

    シドニー(Sydney)。

    メルボルン(Melbourne)。

    ブリスベン(Brisbane)。

    です。

    バジェットも、オーストラリアの有料道路は東海岸にあり、特にシドニー、メルボルン、ブリスベン都市圏で利用する機会が多いと案内しています。

    旅行中にこの3都市でレンタカーを借りるなら、Tollの仕組みは知っておいたほうがよいでしょう。

    シドニーの有料道路

    シドニーはオーストラリアでも特に有料道路が多い都市です。

    主な道路には、

    シドニー・ハーバーブリッジ(Sydney Harbour Bridge)。

    シドニー・ハーバートンネル(Sydney Harbour Tunnel)。

    イースタン・ディストリビューター(Eastern Distributor)。

    クロス・シティ・トンネル(Cross City Tunnel)。

    ヒルズM2(Hills M2)。

    レーン・コーブ・トンネル(Lane Cove Tunnel)。

    ノースコネックス(NorthConnex)。

    ウェストリンクM7(Westlink M7)。

    M5サウス・ウェスト。

    ウェストコネックス(WestConnex)のM4、M5イースト、M8など。

    があります。

    空港、市内、西部、北部を移動しているだけでも有料道路を利用する可能性があります。

    シドニーの料金例

    2026年10月1日からの普通乗用車料金では、代表例として、

    道路 普通乗用車の料金例
    イースタン・ディストリビューター 10.59豪ドル
    レーン・コーブ・トンネル 4.33豪ドル
    ノースコネックス 10.74豪ドル
    クロス・シティ・トンネル 最大7.46豪ドル
    ウェストリンクM7 最大10.57豪ドル
    M5サウス・ウェスト 6.10豪ドル

    道路によって固定料金、距離制、入口・出口による料金など仕組みが違います。

    料金は定期的に改定されるため、旅行時には最新料金を確認してください。

    シドニー空港から市内も注意

    日本人旅行者が有料道路を使いやすい代表例が、シドニー空港から市内中心部への移動です。

    ナビによってはイースタン・ディストリビューターを利用するルートが表示されます。

    この道路は現在、北向きのみ有料です。

    つまり空港方面からCBDへ北上するルートでは料金が発生することがあります。

    数豪ドルを節約するため一般道を選ぶ方法もありますが、交通状況によってはかなり時間差が出ます。

    ハーバーブリッジ・トンネル

    シドニー北部からCBD方面へ移動するときに利用することがあります。

    2026年現在、シドニー・ハーバーブリッジとハーバートンネルは南向きに通行する場合に料金がかかります。

    将来的には料金制度が変更される計画もあるので、旅行時には最新情報を確認してください。

    メルボルンの有料道路

    ビクトリア州(Victoria)には現在、3つの有料道路があります。

    シティリンク(CityLink)

    イーストリンク(EastLink)

    ウェスト・ゲート・トンネル(West Gate Tunnel)

    です。

    シティリンクはメルボルン空港方面のタラマリン・フリーウェイ、CBD周辺、モナッシュ・フリーウェイ方面などを結んでいます。

    空港から郊外へ移動するレンタカー旅行では利用する可能性があります。

    料金は通過する区間、車種、時間帯などによって変わります。

    ウェスト・ゲート・トンネルも有料

    ウェスト・ゲート・トンネルは2025年12月に開通した、メルボルンの新しい有料道路です。

    CBD西側、ドックランズ周辺、北部方面などへの新たなルートとして利用されています。

    2026年10月現在、シティリンクと同様にリンクトが料金を扱っています。

    古い旅行記事や古いカーナビ情報ではウェスト・ゲート・トンネルが反映されていないこともあるので注意してください。

    イーストリンク

    イーストリンクはメルボルン東部から南東部へ延びる有料道路です。

    イースタン・フリーウェイ。

    モナッシュ・フリーウェイ。

    フランクストン方面。

    モーニントン半島方面。

    へ移動するときに利用することがあります。

    運営会社はコネクトイースト(ConnectEast)ですが、オーストラリア国内の電子タグやアカウントには相互利用性があります。

    レンタカー会社のLinkt Rental Accountを利用している場合も、通常は会社側の仕組みに従って精算されます。

    ブリスベンの有料道路

    クイーンズランド州(Queensland)の有料道路も完全電子式です。

    主な道路は、

    ゲートウェイ・モーターウェイ(Gateway Motorway)。

    ローガン・モーターウェイ(Logan Motorway)。

    クレム7(Clem7)。

    ゴー・ビトウィーン・ブリッジ(Go Between Bridge)。

    レガシー・ウェイ(Legacy Way)。

    エアポートリンクM7(AirportlinkM7)。

    トゥーンバ・バイパス(Toowoomba Bypass)。

    などです。

    特にブリスベン空港、市内、ゴールドコースト方面などをレンタカーで移動する場合は、有料道路を使うことがあります。

    ブリスベンの料金例

    2026年10月現在、普通乗用車の代表的な料金は、

    道路・区間 普通車料金
    クレム7 6.77豪ドル
    ゴー・ビトウィーン・ブリッジ 4.22豪ドル
    レガシー・ウェイ 7.30豪ドル
    ゲートウェイ・モーターウェイ/ムラリー 6.02豪ドル
    エアポートリンクM7/ボーエン・ヒルズ-ケドロン 7.16豪ドル

    ブリスベンも道路や区間によって料金が異なります。

    パース・アデレード・ケアンズでは?

    オーストラリア旅行だからといって、どこでも有料道路があるわけではありません。

    シドニー、メルボルン、ブリスベン周辺に比べると、

    パース。

    アデレード。

    ケアンズ。

    ダーウィン。

    ホバート。

    などで通常の観光ドライブをする際は、Toll Roadを気にする場面はかなり少なくなります。

    その意味でも有料道路への注意が特に必要なのは東海岸の大都市部です。



    レンタカーはどうやって支払う?

    自分の車なら、Linktなどのアカウントや電子タグを利用します。

    しかし日本からの旅行者がレンタカーを借りる場合は、レンタカー会社側で支払いシステムが用意されていることが多くあります。

    その場合、旅行者が自分でToll Passを買う必要は通常ありません。

    Linkt Rental Accountとは?

    レンタカー会社がリンクトと提携している場合、有料道路を初めて利用すると、予約情報を使ってLinkt Rental Accountが自動的に作られます。

    例えばバジェットでは、

    レンタカーでToll Roadを走る。

    ↓

    Linkt Rental Accountが自動作成。

    ↓

    メールまたはSMSでアカウント情報が届く。

    ↓

    登録したカードへ通行料を自動請求。

    という流れです。

    利用者が有料道路へ入る前にLinktへ電話したり、料金所で止まったりする必要はありません。

    3.30豪ドルは1回ごとではない

    エイビス、バジェット、シクスト、ユーロップカーなどのLinkt Rental Accountで重要なのがサービス料金です。

    2026年10月現在、

    有料道路を利用した暦日ごとに3.30豪ドル

    が加算されます。

    例えば同じ日に、

    有料道路A。

    有料道路B。

    有料道路C。

    と3回利用した場合、

    それぞれの通行料金

    +

    3.30豪ドル

    です。

    3.30豪ドル×3回ではありません。

    一方、月曜日と火曜日の2日間に有料道路を利用すれば、サービス料金は、

    3.30豪ドル×2日=6.60豪ドル

    になります。

    エイビス

    エイビスはリンクトと提携しています。

    有料道路を利用すると、自動的にLinkt Rental Accountが作成されます。

    通行料金と、有料道路を利用した日ごとの3.30豪ドルのRental Service Feeが、レンタカー契約時に登録したカードへ請求されます。

    旅行者側で特別な設定をする必要は通常ありません。

    バジェット

    バジェットも同様です。

    リンクトがレンタカー予約情報を使ってアカウントを作成。

    通行料金+3.30豪ドル/利用日。

    登録カードへ自動請求。

    という仕組みです。

    通行履歴はLinkt Rental Accountへログインすれば確認できます。

    シクスト

    シクストもリンクトと提携しています。

    有料道路を利用すると、Linkt Rental Accountが自動作成されます。

    現在の料金は、

    実際のToll。

    +

    3.30豪ドル/有料道路利用日。

    です。

    シクストでは通常、走行後3~5日程度でLinktの取引が処理されます。

    ユーロップカー

    ユーロップカー(Europcar)の車両もリンクトへ登録されています。

    自分の有効なToll Tagを利用することもできますが、独自の手配をしない場合はLinkt Rental Productが使用されます。

    現在は、

    通行料金。

    +

    有料道路を利用した暦日ごとに3.30豪ドル。

    という料金体系です。

    ハーツは仕組みが違う

    ハーツについては、エイビス、バジェット、シクストとは料金方式が違います。

    営業所で、

    「自分のToll PassやE-Tagを使うか」

    を確認されます。

    自分のToll Tagなどを利用しない場合、Hertz Toll Service Productを利用します。

    現在のハーツの案内では、

    実際の通行料金+通行料金の15%のAdministration Charge

    が請求されます。

    例えば通行料合計が40豪ドルなら、

    40豪ドル+6豪ドル

    というイメージです。

    ハーツで自分のTagを使う場合

    自分の有効なToll PassやE-Tagを使うと申告すれば、ハーツのToll Serviceから外すことができます。

    ただし、ここで注意が必要です。

    自分で支払うと申告したにもかかわらず、実際には有効なTagやPassを用意せず有料道路へ入ると、ハーツ側で通行料を処理することになります。

    現在の公式案内では、その場合、通行料金に加え71.50豪ドルの管理手数料がかかります。

    日本からの短期旅行者なら、独自のToll Tagを持っていない人がほとんどでしょう。

    無理に「自分で払う」を選択するより、レンタカー会社のToll Serviceを利用するほうが分かりやすいでしょう。

    自分のLinktアカウントを作るべき?

    短期旅行者なら通常必要ありません。

    エイビス、バジェット、シクストなどではレンタル専用アカウントが自動的に作られます。

    むしろ同じレンタカーのナンバープレートを、自分の個人Linktアカウントへ勝手に登録すると、料金処理が複雑になる可能性があります。

    まずレンタカー会社がどのTollシステムを使っているか確認してください。

    自分のe-Tagは使える?

    オーストラリア在住者などで、自分の電子タグを持っている場合は利用できるレンタカー会社があります。

    オーストラリアで発行された電子タグは、他州の有料道路でも利用できる相互運用性があります。

    例えばニュー・サウス・ウェールズ州発行のTagをビクトリア州やクイーンズランド州で使用することも可能です。

    ただしレンタカー利用時には、その会社の手順に従ってください。

    二重請求を避ける

    レンタカー会社側の自動Tollシステムと自分の電子タグを同時に利用すると、状況によっては料金処理が複雑になる可能性があります。

    自分のTagを使う場合は、レンタカー会社へ伝える。

    レンタカー会社側の自動システムを使うなら、余計なPassを自分で設定しない。

    このどちらかに統一すると分かりやすいでしょう。

    請求はいつ来る?

    有料道路を通過した直後にカードへ請求されるとは限りません。

    シクストやバジェットのLinkt Rental Accountでは、通常、通行後3~5日程度で取引が処理されます。

    一方、ハーツはToll料金の請求が10~15営業日程度後になる場合があります。

    そのため、レンタカーを返却した後や、日本へ帰国した後に請求が入ることがあります。

    利用履歴を確認できる?

    できます。

    Linkt Rental Accountが作成される会社なら、メールやSMSで届いた情報を使ってログインし、

    利用日。

    道路。

    通行料金。

    サービス料金。

    支払い状況。

    などを確認できます。

    ハーツの場合は、レンタル後にマイ・ジャーニー・ポータル(My Journey Portal)からToll関連の請求書を確認できます。

    どのカードに請求される?

    通常はレンタカー契約時に登録したクレジットカードまたはデビットカードです。

    例えばバジェットでは、受取時に提示したカードへリンクトから直接請求されます。

    カード明細にはレンタカー会社名ではなく、Linktと表示されることがあります。

    見覚えがない請求と勘違いしないようにしましょう。

    レンタカー返却後でも請求される

    これは正常です。

    レンタカー返却時にはまだTollデータが処理されていない場合があります。

    したがって、

    車両料金。

    ↓

    レンタカーのデポジット解除。

    ↓

    数日後Toll料金。

    という順番でカードに表示されることがあります。

    「レンタカーの最終明細にTollがなかったから無料」とは限りません。



    有料道路を避けることはできる?

    できます。

    シドニー、メルボルン、ブリスベンとも、無料道路を使って目的地へ行けるケースは多くあります。

    ただし無料ルートは、

    信号が多い。

    渋滞しやすい。

    距離が長くなる。

    住宅街を通る。

    などの違いがあります。

    数豪ドルを節約するため30~40分余計に運転するなら、短期旅行では有料道路のほうが合理的な場合があります。

    Googleマップで有料道路を回避

    Googleマップなどのナビアプリには「有料道路を使わない」というルート設定があります。

    レンタカーを運転する前に、

    通常ルート。

    有料道路回避ルート。

    を比較してみましょう。

    例えば、

    有料道路:35分+8豪ドル。

    無料道路:43分。

    なら無料道路。

    有料道路:35分+8豪ドル。

    無料道路:1時間10分。

    なら有料道路。

    というように判断できます。

    有料道路は使わないほうが得?

    旅行者の場合、必ずしもそうではありません。

    オーストラリア旅行では時間も貴重です。

    有料道路を使うことで、

    渋滞を避けられる。

    信号が少ない。

    空港へ早く着く。

    長距離ドライブへ早く出発できる。

    というメリットがあります。

    特に帰国便へ向かうときは、数豪ドル節約するために渋滞しやすい一般道を選ぶ必要はないでしょう。

    空港移動では時間を優先してもよい

    例えば朝のシドニー。

    ホテルから空港へ向かうとき、無料道路を利用すると10~20分程度余計にかかる場合があります。

    国際線出発へ向かっているなら、Toll料金より時間の余裕を優先したほうが安心です。

    一方、到着日に時間の余裕があり、景色を見ながらゆっくり走るなら無料道路を選ぶこともできます。

    間違って有料道路へ入ったら?

    慌てる必要はありません。

    レンタカー会社に自動Toll決済システムが設定されていれば、そのまま走ってください。

    有料道路の途中で停車したり、出口を探して急な車線変更をしたりするほうが危険です。

    エイビス、バジェット、シクストなどなら、通常は後日自動で処理されます。

    支払いを放置するとどうなる?

    自分の車でTollを支払わなければ、Toll NoticeやDemand Noticeが発行され、元の通行料以外に管理費が加算されます。

    クイーンズランド州では、料金所のない完全電子式で、通常のドライバーは走行後3日以内に支払手続きをする必要があります。

    レンタカーの場合は会社側のTollサービスを利用すれば、この処理を自動化できます。

    レンタカー会社へ通知が届く場合

    適切なToll設定をせず、有料道路料金が未払いになった場合、車両の登録所有者であるレンタカー会社へ通知が届くことがあります。

    その後、

    通行料金。

    Toll会社の管理料金。

    レンタカー会社の事務手数料。

    などが追加される可能性があります。

    最初からレンタカー会社指定のTollシステムを使ったほうが簡単です。

    Tollを装った詐欺にも注意

    オーストラリアでは、LinktやEastLinkなどを装い、

    「未払いTollがあります」

    というSMSやメールを送り、偽サイトへ誘導する詐欺も発生しています。

    レンタカー利用後にToll関連のメッセージが来ても、リンクをすぐにタップせず、レンタカー会社や公式のTollアカウントから確認してください。

    キャンピングカーは料金区分に注意

    普通乗用車より大型のキャンピングカーや商用車では、Tollの車両区分が変わることがあります。

    シドニーでは、車両の高さや長さによってClass AとClass Bに分かれ、一部大型車では普通車の数倍になる道路があります。

    キャンピングカーを借りる場合は、レンタカー会社へToll Classを確認しておきましょう。

    トレーラー・大型車

    車両区分の考え方は州や道路によって違います。

    ニュー・サウス・ウェールズ州では、屋根上の荷物や牽引するトレーラーなども車両寸法判定へ影響する場合があります。

    一方、メルボルンのイーストリンクでは、一般乗用車がキャラバンやトレーラーを牽引してもCar Classとして扱われるルールがあります。

    大きな車両を借りる場合は普通車料金を前提にしないでください。

    旅行予算にどのくらい入れる?

    市内を数日レンタカーで走る程度なら、Toll代として旅行全体で20~50豪ドル程度の予備費を考えておくとよいでしょう。

    ただし使う道路によってかなり変わります。

    例えばシドニーで、

    空港。

    北部。

    西部。

    CBD。

    を何度も移動すると、1日に複数のToll Roadを利用することがあります。

    一方、メルボルンからグレート・オーシャン・ロードへ向かうだけなら、旅程によってはToll利用をかなり少なくできます。

    Toll料金を抑えるコツ

    ナビで有料・無料ルートを比較する

    時間差が小さければ無料ルート。

    市内観光中はレンタカーを使わない

    シドニー、メルボルンでは公共交通を活用。

    同じ日にまとめて移動する

    Linkt Rental Accountではサービス料3.30豪ドルが「有料道路を使った日ごと」なので、同日中の複数利用で毎回3.30豪ドルが付くわけではありません。

    空港へ向かうときは節約しすぎない

    時間優先。

    レンタカー会社のToll方式を確認する

    特にハーツは他社と料金方式が違います。

    レンタカー受取時に確認すること

    車を受け取るとき、次の一言を聞けば十分です。

    How do I pay for toll roads?

    有料道路料金はどうやって払いますか?

    さらに、

    Is the toll account automatically set up?

    Tollアカウントは自動で設定されますか?

    Is there a service fee?

    サービス料金はありますか?

    と確認すれば、その会社の仕組みを確認できます。

    営業所で使える英語

    How do toll roads work with this rental car?

    このレンタカーでは有料道路料金はどのように処理されますか?

    Do I need to set up a toll account?

    自分でTollアカウントを設定する必要がありますか?

    Will the tolls be charged automatically to my card?

    Toll料金はカードへ自動請求されますか?

    How much is the toll service fee?

    Tollのサービス料金はいくらですか?

    Can I use my own toll tag?

    自分のToll Tagを利用できますか?

    出発前チェックリスト

    チェック 確認内容
    □ レンタカー会社のToll支払方式を確認
    □ サービス料金を確認
    □ シドニー・メルボルン・ブリスベンではToll Roadを意識
    □ Googleマップ等で有料道路回避ルートも確認
    □ 時間差が大きい場合は無理にTollを避けない
    □ 自動Linkt Rental Account利用時は余計なPassを設定しない
    □ 自分のTagを使う場合はレンタカー会社へ確認
    □ 帰国後もしばらくカード明細を確認
    □ Linktを装った不審SMSに注意
    □ 大型車・キャンピングカーなら車両クラスを確認

    料金所を探す必要はない

    オーストラリアでレンタカーを運転するとき、有料道路で一番覚えておきたいのは、

    「料金所で支払う」という考え方を捨てることです。

    シドニー、メルボルン、ブリスベンの有料道路は電子式。

    車は止まらず、そのまま走ります。

    エイビス。

    バジェット。

    シクスト。

    ユーロップカー。

    などでは、レンタカー向けLinktサービスが用意されています。

    基本的には、

    有料道路を走る。

    ↓

    ナンバープレートで認識。

    ↓

    Linkt Rental Accountで処理。

    ↓

    登録カードへ後日請求。

    という流れです。

    現在の主要会社では、実際の通行料に加えて3.30豪ドル/利用日のサービス料金が一般的です。

    一方、ハーツは仕組みが違い、通常のToll Serviceでは通行料金に15%の管理手数料が加算されます。

    レンタカーを借りる際には、

    How do I pay for toll roads?

    と一言聞いておけば安心です。

    また、有料道路をすべて避ければよいわけではありません。

    10豪ドル節約するために40分遠回りすれば、短い旅行では時間のほうがもったいないこともあります。

    Googleマップなどで、

    有料ルート。

    無料ルート。

    の所要時間を比較し、その都度判断するのがおすすめです。

    そしてレンタカー返却後にもToll料金がカードへ請求されることがあります。

    これは珍しいことではありません。

    帰国後もしばらくはカード明細を確認してください。

    有料道路を恐れる必要はありません。支払い方法だけ理解しておけば、むしろオーストラリアの大都市を効率よく移動する便利な道路です。

    よくある質問

    オーストラリアの有料道路は現金で払えますか?

    基本的に料金所で現金を支払う方式ではありません。ナンバープレートや電子タグを使った完全電子式です。レンタカーでは会社が用意するToll支払システムを利用するのが一般的です。

    レンタカーで有料道路を走る前にLinktへ登録する必要がありますか?

    エイビス、バジェット、シクストなどでは通常必要ありません。有料道路を利用すると、予約情報をもとにLinkt Rental Accountが自動的に設定されます。

    レンタカーのToll手数料はいくらですか?

    会社によります。2026年10月現在、エイビス、バジェット、シクスト、ユーロップカーのLinkt Rental Productでは、有料道路を利用した暦日ごとに3.30豪ドルのサービス料金が基本です。

    1日に3回有料道路を使うと3.30豪ドル×3回ですか?

    Linkt Rental Accountのサービス料金は、現在は有料道路を利用した暦日ごとです。同じ日に複数回利用してもサービス料金は基本3.30豪ドルですが、それぞれの通行料金は別に必要です。

    ハーツも3.30豪ドルですか?

    違います。現在のハーツ・オーストラリアでは、自分のToll PassやE-Tagを使わない場合のToll Serviceについて、通行料金に15%の管理手数料を加える仕組みです。

    間違って有料道路へ入ってしまいました。どうすればいいですか?

    レンタカー会社の自動Toll決済サービスが設定されていれば、そのまま走行して問題ありません。途中で停車したり急な車線変更をしたりせず、後から料金が自動処理されるのを確認してください。

    シドニーには有料道路が多いですか?

    多くあります。イースタン・ディストリビューター、クロス・シティ・トンネル、M2、M7、ノースコネックス、ウェストコネックス、ハーバーブリッジなどがあり、空港・CBD・郊外をレンタカーで移動すると利用する可能性があります。

    メルボルンにはどの有料道路がありますか?

    2026年現在、シティリンク、イーストリンク、ウェスト・ゲート・トンネルの3つがあります。ウェスト・ゲート・トンネルは2025年12月に開通しました。

    有料道路は避けたほうがいいですか?

    必ずしも避ける必要はありません。無料道路との時間差が小さければ避けてもよいですが、空港移動や混雑時間帯では数豪ドルのTollで大幅に時間を短縮できる場合があります。

    レンタカー返却後にToll料金が請求されました。正常ですか?

    珍しくありません。Toll走行データは後から処理されるため、レンタカー返却後や帰国後に登録カードへ請求される場合があります。Linkt Rental Accountなどで利用履歴を確認できます。



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  • オーストラリアの駐車標識の見方|1P・2P・Clearway・Loading Zoneとは?レンタカーで注意したい駐車ルール

    オーストラリアの駐車標識の見方|1P・2P・Clearway・Loading Zoneとは?レンタカーで注意したい駐車ルール

    オーストラリアでレンタカーを運転していると、道路脇に「1P」「2P」「Clearway」「Loading Zone」といった標識を見かけます。

    日本で見慣れた駐車禁止の標識とは少し違い、英語と数字、矢印を組み合わせて駐車できる時間や条件が表示されています。

    例えば「2P」という標識。これは有料駐車場を意味するのではなく、基本的には2時間まで駐車できるという意味です。ただし、標識によっては指定された時間帯に駐車料金が必要だったり、住民用の駐車許可証を持つ車だけが対象だったりすることもあります。

    さらに注意したいのが「Clearway」です。普段は駐車できる道路でも、朝夕の混雑時間帯には駐停車禁止に切り替わり、違反すると車をレッカー移動されることがあります。

    せっかくのレンタカー旅行で駐車違反の反則金を支払うことにならないよう、オーストラリアの代表的な駐車標識の意味と読み方、駐車時の注意点を紹介します。

    道路脇に「2P 9AM–5PM」と書かれた標識がありました。2時間までなら無料で駐車できるという意味でしょうか?
    2Pは2時間までという意味ですが、無料とは限りません。料金の表示や他の駐車規制も確認する必要があります。また、標識の下に書かれた曜日や時間、矢印の方向も重要ですよ。




    オーストラリアの主な駐車標識一覧

    オーストラリアの駐車標識は、緑色の文字が使われる駐車可能な場所と、赤色の文字や記号が使われる駐車・停車規制の場所に大きく分けられます。

    まずは、レンタカー旅行でよく見かける標識を確認しましょう。

    標識 意味 注意点
    P 駐車可能 表示条件や他の規制も確認
    1P 最大1時間 1時間を超えると違反
    2P 最大2時間 無料とは限らない
    1/2P 最大30分 短時間駐車用
    P5・P10・P15 最大5分・10分・15分 数字は分単位
    No Parking 駐車禁止 条件付きで短時間の乗降などは可能
    No Stopping 駐停車禁止 原則として一時停止も不可
    Clearway 指定時間帯の駐停車禁止 レッカー移動の可能性
    Loading Zone 荷物の積み下ろし等に使用する区域 利用できる車両に制限
    Permit Zone 許可証保有車両専用 一般のレンタカーは原則不可
    Bus Zone バス専用 一般車は原則停車不可
    Taxi Zone タクシー専用 一般車は原則停車不可

    このうち、旅行者が特に覚えておきたいのは、1P・2P・No Parking・No Stopping・Clearway・Loading Zoneです。

    シドニー(Sydney)やメルボルン(Melbourne)などの市街地では、これらの規制が同じ道路上で組み合わされていることも珍しくありません。

    1P・2P・P10などの数字の読み方

    オーストラリアの駐車標識で最もよく見かけるのが、緑色で表示された「P」です。

    PはParkingの略で、駐車できることを示しています。

    数字が前に付いている場合は、原則として駐車できる最大時間を表します。

    表示 最大駐車時間
    1/4P 15分
    1/2P 30分
    1P 1時間
    2P 2時間
    3P 3時間
    4P 4時間
    P5 5分
    P10 10分
    P15 15分

    少しややこしいのが、数字がPの前にある場合と後ろにある場合です。

    「2P」は2時間ですが、「P10」は10分です。つまり、数字を見ただけで単位が時間だと判断してはいけません。

    街中のカフェでテイクアウェイのコーヒーを買う場合などは、P10やP15の短時間駐車スペースが便利です。

    ただし、駐車時間は買い物を終えて戻ってきた時点ではなく、車を駐車した時点から考える必要があります。注文待ちの時間も含まれるので注意してください。

    また、1Pや2Pの標識があるからといって、その場所が必ず無料という意味ではありません。料金については後ほど説明します。

    曜日・時間・矢印の読み方

    駐車標識には、Pの表示の下に時間帯や曜日が書かれていることがあります。

    例えば、次のような標識です。

    2P 9AM–5PM MON–FRI →

    これは、月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで、矢印の方向にある駐車スペースでは最大2時間まで駐車できる、という意味です。

    曜日の省略表記も覚えておくと便利です。

    表示 日本語
    MON 月曜日
    TUE 火曜日
    WED 水曜日
    THU 木曜日
    FRI 金曜日
    SAT 土曜日
    SUN 日曜日
    MON–FRI 月曜日から金曜日
    MON–SUN 月曜日から日曜日

    そして、もうひとつ大切なのが矢印です。

    右向きの矢印であれば標識から右側、左向きなら左側、左右両方向の矢印なら両側の道路区間が対象です。

    ここでいう左右は、通常、道路脇に立って標識を正面から見たときの方向です。車の進行方向とは限りません。

    同じ道路でも、標識の左側と右側で駐車条件が違うことがあります。

    例えば、標識の右側は2P、左側はNo Stoppingというケースです。この場合、同じ標識の近くでも、車を停める位置によって違反になることがあります。

    駐車する際は、目の前の標識だけでなく、前後の標識も確認してください。特に複数の標識が並んでいる場合は、道路のどの区間にどの規制が適用されているのかを確かめましょう。



    Clearwayは駐車違反でレッカー移動されることも

    オーストラリアでレンタカーを利用するなら、Clearwayという標識は必ず覚えておきたいところです。

    Clearwayは、交通量が多い時間帯などに道路脇への駐停車を禁止し、車がスムーズに走れるようにするための規制です。

    赤色の「C」のマークや「CLEARWAY」の文字とともに、規制が適用される時間帯が表示されています。

    例えば、次のような標識があったとします。

    CLEARWAY 4PM–6PM MON–FRI

    これは月曜日から金曜日の午後4時から午後6時までは、指定された区間で原則として駐停車できないという意味です。

    注意したいのは、それ以外の時間帯には通常の駐車スペースとして利用できる道路があることです。

    例えば、次のような組み合わせもあります。

    時間帯 規制
    平日午前9時~午後4時 2P・最大2時間駐車
    平日午後4時~午後6時 Clearway・駐停車禁止

    午前中に2Pの標識を確認して車を停め、そのまま午後4時を過ぎてしまうと、駐車違反になる可能性があります。

    メルボルンの主要道路にあるClearwayの多くは、規制時間中の違法駐車がレッカー移動の対象になります。

    車を取り戻す際には、違反に対する反則金だけでなく、レッカー移動や保管に関する費用が発生する場合もあります。

    Clearwayの規制開始時刻までに車を移動させることが必要です。

    なお、Clearwayの標識に時間表示がない場合、州によっては終日規制となります。時間が書かれていないから自由に駐車できる、という意味ではありません。

    公式案内:ビクトリア州(Victoria)交通局 Clearway・レッカー移動規制

    No ParkingとNo Stoppingの違い

    No ParkingとNo Stoppingは、どちらも赤色で表示される標識ですが、意味は同じではありません。

    No Parking:駐車禁止

    No Parkingは、基本的に車を駐車してはいけない場所です。

    ただし、乗客の乗り降りや荷物の積み下ろしをするための短時間の停車は、一定の条件で認められています。

    例えば、ニューサウスウェールズ州では、乗客の乗降や荷物の積み下ろしのためであれば、車から3メートル以内にいることなどを条件に、2分未満の停車が認められています。

    買い物のために店内に入ったり、車を置いたまま観光したりすることはできません。

    No Stopping:駐停車禁止

    No Stoppingは、さらに厳しい規制です。

    原則として、乗客を降ろすための短時間の停車も認められません。

    「ほんの30秒だから大丈夫」と考えて車を停めると、駐車違反になる可能性があります。

    行為 No Parking No Stopping
    数分間の買い物 不可 不可
    条件を満たす短時間の乗降 可能 原則不可
    荷物の積み下ろし 条件付きで可能 原則不可
    観光のために駐車 不可 不可

    交差点付近や交通量の多い道路では、No Stoppingの規制が設けられていることが多くあります。

    ホテルにチェックインする際なども、建物の前に車を停められるとは限りません。ホテル指定の車寄せや駐車場を利用するようにしましょう。

    Loading Zoneにはレンタカーを停められる?

    Loading Zoneは、荷物の積み下ろしなどのために設けられた専用スペースです。

    街中の店舗や商業施設の前などで見かけることが多く、配達用のトラックや商用車が利用しています。

    ここで気を付けたいのが、一般的な乗用車のレンタカーが、荷物を積み下ろす目的であっても自由に利用できるわけではないという点です。

    Loading Zoneを利用できる車両は、州によって条件が異なります。

    例えば、ビクトリア州では、原則として貨物運搬用として登録された車両、宅配車両、トラック、一定の旅客運送車両などが対象です。

    一般的なセダンやSUVは、旅行用のスーツケースを積み下ろすだけでは利用資格を満たしません。

    ニューサウスウェールズ州では、貨物運搬用の車両などのほか、一般車による乗客の乗り降りも、実際に乗降している間に限って認められる場合があります。

    クイーンズランド州(Queensland)では、Loading Zoneにおける乗降・積み下ろしの扱いや時間制限が異なるため、現地の規則と標識を確認する必要があります。

    例えば、一般的なレンタカーを利用してホテルへ到着したとき、目の前にLoading Zoneがあっても、必ずしもそこへ停車して荷物を降ろせるわけではありません。

    ホテルのスタッフに車を停められる場所を確認するか、一般車が利用できる駐車スペースを探してください。

    公式案内:ビクトリア州 Loading Zoneの利用条件



    Permit Zone・Bus Zone・その他の駐車規制

    オーストラリアの市街地では、PやClearway以外にもさまざまな駐車規制があります。

    Permit Zone

    Permit Zoneは、指定された駐車許可証を持つ車両のための駐車区域です。

    住宅街などで見かけることが多く、住民用の駐車スペースとして利用されています。

    通常のレンタカー利用者は、該当する許可証を持っていないため、指定された時間帯には駐車できません。

    ただし、例えば「2P Permit Holders Excepted」と書かれている場合は、一般車には2時間の制限が適用され、該当する許可証の保有者はその時間制限が免除されるという意味になります。

    Permitという文字があるだけで、すべての車が駐車禁止になるわけではありません。標識全体を読むことが大切です。

    Bus Zone・Taxi Zone

    Bus Zoneはバス、Taxi Zoneはタクシーのための専用スペースです。

    一般のレンタカーでは、原則として停車できません。

    特に観光地では、バス停付近に空いているスペースを見つけても、安易に停車しないようにしましょう。

    Works Zone

    工事関係車両のための専用区域です。一般車は通常、駐車できません。

    Disabled Parking

    障害者用駐車許可証を持つ車両のための専用スペースです。

    海外で発行された障害者用駐車許可証の扱いは州によって異なるため、日本の許可証がそのまま有効とは考えず、事前に確認してください。

    Electric Vehicle Parking

    電気自動車用の充電スペースでは、EVであればいつでも駐車できるとは限りません。

    「While Charging」などの条件がある場合、充電していない車両は違反となることがあります。EVレンタカーを利用する場合も、標識を確認しましょう。

    2Pなら無料?有料駐車との見分け方

    オーストラリアの駐車標識について、よくある誤解のひとつが「2Pなら2時間無料で停められる」というものです。

    実際には、2Pは駐車時間の上限を示すもので、料金が無料か有料かを表すものではありません。

    「2P METER」や「2P TICKET」と表示されていれば、指定された時間帯に料金を支払う必要がある場合があります。

    表示 意味
    2P 最大2時間。料金の有無は別途確認
    2P METER 最大2時間のメーター式駐車
    2P TICKET 最大2時間のチケット式駐車
    2P PAY BY APP 最大2時間。指定アプリで支払う方式

    最近では、コイン式の駐車メーターだけでなく、クレジットカード決済やスマートフォンのアプリを利用する駐車スペースも増えています。

    支払いをしたからといって、標識の最大駐車時間を超えてよいわけではありません。

    また、有料駐車場の案内は、道路脇の標識だけでなく、駐車区画の近くにある料金表示板や支払機に書かれていることもあります。

    車を停めたら、周囲に駐車メーターや料金案内がないか確認する習慣をつけると安心です。

    駐車時間を延長するときの注意点

    例えば2Pの場所に車を停め、2時間が経過したとします。

    まだ観光を続けたいので、同じ場所の駐車料金を追加で支払えばよいのでしょうか。

    基本的には、そういうわけにはいきません。

    2Pの規制が適用されている時間帯は、最大2時間までという制限があるため、料金を追加で支払っても、それを超える駐車が認められるわけではありません。

    また、駐車時間の上限を過ぎたので、同じ道路の少し前に移動するという方法も注意が必要です。

    自治体によっては、同じ駐車区域内での車両の移動では駐車時間がリセットされない場合があります。

    時間制限を超えて駐車したい場合は、制限時間の長い別の駐車区域や、長時間利用できる駐車場へ移動しましょう。

    長時間の観光には、時間制限付きの路上駐車より、立体駐車場や公共駐車場を利用する方が安心です。

    夜間・日曜日・祝日は駐車できる?

    「2P 9AM–5PM MON–FRI」と表示されている場合、その2時間制限は通常、月曜日から金曜日の午前9時~午後5時に適用されます。

    したがって、それ以外の時間帯には、この2Pの時間制限が適用されないことがあります。

    ただし、それだけで自由に駐車できるとは限りません。

    夜間にはPermit Zoneに切り替わる場所や、時間帯によってClearwayになる道路もあります。

    1枚の標識に複数の規制が書かれている場合は、すべての時間帯を確認する必要があります。

    祝日の扱いにも注意

    ビクトリア州では、曜日が明記されている駐車規制は、原則として祝日に適用されないというルールがあります。ただし、祝日にも適用すると明示された規制などは別です。

    一方、曜日が書かれていない標識は、祝日でも規制が適用される場合があります。

    ほかの州でも関連するルールがありますが、例外や適用条件が異なるため、全国共通で「祝日は駐車規制がない」と考えてはいけません。

    旅行中は、特に祝日や日曜日に駐車するときほど、標識を丁寧に確認しましょう。

    標識がなくても駐車できない場所

    オーストラリアでは、駐車禁止の標識がない場所でも、交通ルールによって駐車できないことがあります。

    例えば、ニューサウスウェールズ州では、原則として次のような場所で駐車が禁止されています。

    • 交差点から一定の距離以内
    • 横断歩道や踏切の近く
    • バス停の近く
    • 歩道や道路脇の芝生部分
    • 他の車の出入りを妨げる場所
    • 交通の流れを妨げる場所
    • 道路の中央分離帯や交通島

    例えば、ニューサウスウェールズ州では、特別な標識などがない場合、信号機のある交差点から20メートル以内、信号機のない交差点から10メートル以内は原則として駐車禁止です。

    ただし、T字路の一部などには例外があります。

    バス停も、原則として停留所の手前20メートル、通過後10メートルの範囲に駐車できません。

    このような距離の規定は州や状況によって確認が必要なので、道路脇に空きスペースがあっても、交差点やバス停の近くには安易に駐車しない方がよいでしょう。

    また、オーストラリアでは道路脇の黄色い実線がNo Stoppingを示している場合があります。

    標識が見当たらなくても、縁石沿いの黄色い線など、道路の表示を確認してください。

    公式案内:ニューサウスウェールズ州政府 駐車ルール



    レンタカーで駐車違反した場合

    オーストラリアで駐車違反をすると、違反の種類や州、自治体などによって反則金が科されます。

    日本とは違い、車のワイパーに違反通知が挟まれている場合もあれば、後日車の登録名義人に通知が送られる場合もあります。

    レンタカーの場合、登録名義人はレンタカー会社なので、違反通知がレンタカー会社に届くことがあります。

    その場合、レンタカー会社から運転者の情報が当局へ提供されたり、契約に基づく事務手数料が請求されたりすることがあります。

    また、Clearwayなどでレッカー移動された場合には、車両の移送費用や保管費用が発生する可能性があります。

    注意したいのは、レンタカー会社の事務手数料と、当局から科される反則金は別のものだという点です。

    レンタカー会社から請求が来たからといって、それだけで違反金の支払いが完了しているとは限りません。

    駐車違反の通知が届いた場合は、通知の発行元、違反日時、支払期限、支払い先を確認してください。

    反則金に納得できない場合、州や自治体によっては異議申立ての制度も設けられています。

    旅行中に駐車した場所の標識をスマートフォンで撮影しておくと、後から状況を確認する際に役立つことがあります。

    なお、違反金の金額は改定されることがあるため、支払う際には必ず通知書や発行元の公式サイトで確認しましょう。

    オーストラリアの駐車標識に関するよくある質問

    オーストラリアの1P、2Pとは何ですか?

    1Pは最大1時間、2Pは最大2時間駐車できることを示しています。ただし、規制が適用される曜日や時間帯、有料・無料の区分は別途確認する必要があります。
    2Pの場所は無料で駐車できますか?

    必ずしも無料ではありません。2Pは最大駐車時間を示すもので、料金の有無は別の条件です。METERやTICKETなどの表示、近くの料金案内を確認してください。
    Clearwayとは何ですか?

    Clearwayは交通の流れを確保するための駐停車規制です。指定時間帯は原則として駐停車できず、違反すると反則金や車両のレッカー移動の対象になる場合があります。
    No ParkingとNo Stoppingの違いは何ですか?

    No Parkingは駐車禁止で、条件を満たした短時間の乗降などは認められる場合があります。No Stoppingは原則として停車自体が禁止されており、乗客を降ろすための短時間の停車もできません。
    レンタカーでLoading Zoneに停車できますか?

    州や車両の種類、利用目的によって異なります。一般的な乗用車のレンタカーが荷物を積み下ろすだけでは利用できない場合があります。州の規則と標識を確認してください。
    2Pの場所で2時間を過ぎたら、追加料金を払えば延長できますか?

    原則として、料金を追加で支払っても標識の最大駐車時間を超えることはできません。長時間駐車する場合は、制限の長い別の駐車区域や駐車場を利用してください。
    オーストラリアでは日曜日や祝日に路上駐車が無料になりますか?

    一律に無料になるわけではありません。標識に記載された曜日や時間帯、州の祝日規則、ほかの駐車規制によって異なります。日曜日や祝日も、現地の標識と料金案内を確認してください。
    レンタカーで駐車違反をするとどうなりますか?

    違反の種類や地域によって反則金が科されます。レンタカー会社を通じて通知された場合には、契約に基づく事務手数料が別途発生することがあります。Clearwayなどではレッカー移動費用も発生する可能性があります。



    まとめ|オーストラリアの駐車標識は時間と矢印まで確認しよう

    オーストラリアでレンタカーを運転する際、駐車標識の意味を知っておくことは、交通ルールを守るうえで欠かせません。

    1Pや2Pは最大駐車時間を示し、料金が無料か有料かは別に確認する必要があります。

    また、No ParkingとNo Stoppingでは、短時間の停車が認められるかどうかに違いがあります。

    特にClearwayは、通常の駐車スペースが混雑時間帯に駐停車禁止へ切り替わる場合があるため、注意しておきたい規制です。

    道路脇に車を停めるときは、標識の文字だけでなく、曜日、時間、矢印、料金、他の規制の有無まで確認してください。

    もし標識の意味がよく分からない場合には、無理に路上駐車せず、時間制限や料金が分かりやすい公共駐車場を利用する方が安心です。

    ちょっとした確認で、思わぬ駐車違反を避けることができます。レンタカーでのドライブ旅行を楽しむためにも、現地の駐車ルールを覚えておきましょう。

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  • オーストラリアのラウンドアバウト完全ガイド|入り方・ウインカー・優先ルールを解説

    オーストラリアのラウンドアバウト完全ガイド|入り方・ウインカー・優先ルールを解説

    オーストラリアで初めてレンタカーを運転するとき、少し戸惑いやすいのがラウンドアバウト(Roundabout)です。

    日本でも環状交差点を見かけるようになりましたが、オーストラリアでは住宅街から幹線道路まで、さまざまな場所にラウンドアバウトが設けられています。

    特にシドニー(Sydney)やメルボルン(Melbourne)の郊外、ゴールドコースト(Gold Coast)などでレンタカーを運転していると、短い距離にラウンドアバウトがいくつも続く道路に出会うことがあります。

    信号機がないので、一見すると普通の交差点より簡単そうですが、初めて利用すると「どの車を先に行かせるのか」「直進でもウインカーを出すのか」「右折するときはどの車線を走ればよいのか」と迷ってしまうものです。

    日本と同じ左側通行だからといって、交差点の通り方まで同じとは限りません。特にラウンドアバウトでは、進入するときの優先関係と、退出するときのウインカー操作を理解しておくことが大切です。

    この記事では、オーストラリアのラウンドアバウトの基本ルールから、左折・直進・右折・Uターンの方法、複数車線の場合の注意点まで、レンタカー旅行で役立つ情報を紹介します。

    オーストラリアのラウンドアバウトでは、右側から来る車が優先と聞きました。右側だけ確認すれば大丈夫ですか?
    右側の確認は特に大切ですが、正確には、すでにラウンドアバウト内を走っているすべての車に道を譲る必要があります。左側や向かい側から先に進入した車にも注意してください。




    ラウンドアバウトとは?日本の交差点との違い

    ラウンドアバウトは、中央に円形の島があり、その周囲を車が一方向に進んで目的の道路へ抜ける交差点です。

    通常の交差点のように信号機で車の流れを切り替えるのではなく、それぞれの車が周囲の状況を判断して進入します。

    オーストラリアでは車が左側通行なので、ラウンドアバウト内の車は時計回りに走行します。

    ここは、進行方向を理解するうえで特に大切なポイントです。

    ラウンドアバウトでは、中央の島の左側を通り、島を車の右側に見ながら時計回りに進みます。

    向かい側の道路へ直進する場合も、中央の島を横切るのではなく、その左側を回り込んで目的の出口へ向かいます。

    例えば、一般的な4方向のラウンドアバウトに南側から進入する場合、出口は時計回りに、左側、向かい側、右側、元の道路という順番になります。

    日本の環状交差点も時計回りですが、オーストラリアではラウンドアバウトが非常に身近な存在です。

    小さな住宅街では中央に低い島があるだけの簡単なものから、複数車線を備えた大きなものまで、さまざまな形があります。

    ラウンドアバウトには次のような特徴があります。

    • 信号交差点と比べて、交通状況によっては待ち時間が短くなる
    • 中央の島を避けて進むため、進入時に減速する必要がある
    • 車が低速で交差するため、重大な衝突事故の危険を抑えやすい
    • 左折、直進、右折のほか、可能な場所ではUターンもできる

    ただし、信号機がないからといって、いつでも自由に進入できるわけではありません。

    最も重要なのは、すでにラウンドアバウト内を走っている車との優先関係です。

    最も重要なのは進入済みの車が優先というルール

    ラウンドアバウトの交通ルールをひとつだけ覚えるなら、これです。

    ラウンドアバウトへ進入するときは、すでにラウンドアバウト内を走っているすべての車に道を譲ります。

    英語ではGive Wayといい、日本語では「道を譲る」「優先車を先に通す」という意味です。

    オーストラリアでは「右側から来る車が優先」と説明されることがあります。

    確かに、ラウンドアバウトは時計回りなので、進入するときには通常、右側から近づいてくる車と合流することになります。

    しかし、これは正確な優先ルールを完全に表したものではありません。

    例えば、左側の入口から先にラウンドアバウトへ入った車が、中央の島を回って自分の進入位置へ近づいてくることもあります。

    また、向かい側から右折しようとして、すでにラウンドアバウト内を走っている車にも道を譲らなければなりません。

    つまり、右側から来る車だけではなく、すでにラウンドアバウト内にいる車全体の動きを確認することが大切です。

    このルールは、ニューサウスウェールズ州(New South Wales)やクイーンズランド州(Queensland)などの公式交通規則でも明確に示されています。

    ラウンドアバウトでは必ず一旦停止する?

    ラウンドアバウトの入口には、Give Wayの標識や路面表示が設けられていることがあります。

    Give Wayは、必ず一旦停止しなければならないという意味ではありません。

    すでに進入している車の妨げにならず、安全に進める場合は、減速しながらそのまま入ることができます。

    ただし、車が接近している場合や安全を十分に確認できない場合は、停止して待ちます。

    後続車に急かされても、無理に進入する必要はありません。

    また、ラウンドアバウトの入口では、右側の車だけでなく、自転車やバイクなどにも注意してください。

    ラウンドアバウトに入るときの基本手順

    初めて運転する方は、次の手順を覚えておくと安心です。

    1. ラウンドアバウトの標識が見えたら、早めに減速する
    2. 進みたい方向に合わせて、必要な車線を選ぶ
    3. 左折・右折・Uターンの場合は、進入前からウインカーを出す
    4. 右側を中心に、ラウンドアバウト内の車を確認する
    5. 進入済みの車を妨げない安全な間隔がある場合に進入する
    6. 中央の島を右側に見ながら、時計回りに進む
    7. 車線を守りながら目的の出口へ向かう
    8. 退出時は、可能であれば左ウインカーを出す

    進入する際は、車の前方だけを見ず、右側や他の入口からの車の動きも確認してください。

    特に複数車線の場合、外側の車線を走っている車が、そのまま次の出口へ向かうとは限りません。

    自分の車が進入しても相手の車にブレーキや回避操作をさせずに済むかどうか、十分な余裕を持って判断しましょう。

    また、ラウンドアバウトの中で急に停止したり、出口を見つけて突然ハンドルを切ったりすると危険です。

    出口や車線を間違えた場合は、無理な操作をせず、安全に進める方向へ走行することを優先してください。

    安全に運転するためには、進入前に行き先と車線を決めておくことが重要です。



    左折するときのウインカーと走り方

    ラウンドアバウトで左折する場合は、通常の交差点で左折するときと似た操作になります。

    一般的な4方向のラウンドアバウトなら、最初の出口から出ることになります。

    左折するときの基本

    • 進入前から左ウインカーを出す
    • 原則として左車線から進入する
    • すでにラウンドアバウト内にいる車に道を譲る
    • 左車線を維持しながら左側の出口へ進む
    • 左ウインカーを出したまま退出する
    • 退出後はウインカーを戻す

    ただし、道路に描かれた矢印が別の車線からの左折を認めている場合は、その表示に従います。

    小さなラウンドアバウトでは、左折するときに中央の島を大きく回る必要はありません。

    通常の左折に近い感覚で進めますが、ラウンドアバウト内にいる車への優先義務は変わりません。

    注意したいのは、左折するからといって、必ずしもほかの車より先に進めるわけではないことです。

    自分の進入路からすぐ左へ抜ける場合でも、進入済みの車の通行を妨げてはいけません。

    直進するときのウインカーと走り方

    初めて運転する方が迷いやすいのが、ラウンドアバウトを直進する場合です。

    通常、向かい側の出口へ進む場合には、進入するときに左右どちらのウインカーも出す必要はありません。

    そして、目的の出口から退出するときには、可能であれば左ウインカーを出します。

    直進するときの基本

    • 進入時のウインカーは原則不要
    • 車線の矢印に従って進入する
    • 直進できる車線が複数ある場合は、指定された車線を利用する
    • ラウンドアバウト内の車に道を譲って進入する
    • 中央の島の左側を通り、島を右側に見ながら進む
    • 進入した車線に対応する進路を守る
    • 退出時は可能であれば左ウインカーを出す

    ここで注意したいのは、直進といっても、交差点を一直線に横切るわけではないということです。

    ラウンドアバウトの中央には島があるため、その左側を回り込みながら、向かい側の出口へ進みます。

    中央の島が低く作られている場所でも、一般の乗用車が島を横切ってショートカットすることはできません。

    また、狭い住宅街にある小さなラウンドアバウトでは、直進するときに左ウインカーを出す余裕がない場合があります。

    例えば、進入してすぐに出口へ達するような場所です。

    ニューサウスウェールズ州の交通ルールでも、退出時の左ウインカーは実行可能な場合に行うとされています。

    ウインカーを出すことに気を取られて、ハンドル操作や安全確認がおろそかにならないようにしましょう。

    右折するときのウインカーと走り方

    ラウンドアバウトで右折する場合、日本の一般的な右折交差点とは進み方が異なります。

    オーストラリアでは時計回りに進むため、中央の島の左側を回って右方向の出口へ向かいます。

    一般的な4方向のラウンドアバウトなら、通常は3番目の出口を利用します。

    右折するときの基本

    • 進入前から右ウインカーを出す
    • 原則として右車線から進入する
    • すでにラウンドアバウト内にいる車に道を譲る
    • 中央の島を右側に見ながら時計回りに進む
    • 右ウインカーを出したまま、目的の出口へ近づく
    • 退出時は可能であれば左ウインカーに切り替える
    • 退出したらウインカーを戻す

    例えば、4方向のラウンドアバウトで南側から進入し、東側の道路へ向かう場合、まず左側の出口、次に向かい側の出口を通り過ぎ、3番目の出口から退出します。

    このとき、進入前から右ウインカーを出し、目的の出口へ近づいたところで左ウインカーに切り替えます。

    大切なのは、右ウインカーを出し続けたままラウンドアバウトから出ないことです。

    ほかの運転者が、まだ右方向へ回り続けると判断してしまう可能性があります。

    ただし、出口の間隔が非常に短い場合など、左ウインカーへの切り替えが実際には難しいこともあります。

    その場合も、急いで操作することより安全な走行を優先してください。

    Uターンするときのルール

    ラウンドアバウトでは、通常の交差点と違って、中央の島を回ることで元の道路へ戻れる場合があります。

    道を間違えた場合などには便利ですが、どのラウンドアバウトでも自由にUターンできるとは限りません。

    標識や車線の矢印で禁止されていないか確認してください。

    Uターンするときの基本

    • 原則として右車線から進入する
    • 進入前から右ウインカーを出す
    • すでにラウンドアバウト内にいる車に道を譲る
    • 中央の島を右側に見ながら時計回りに進む
    • 元の道路へ戻る出口へ近づいたら、可能であれば左ウインカーを出す
    • 指定された出口車線へ進み、退出後にウインカーを戻す

    特に大型のラウンドアバウトでは、車線ごとに進める方向が制限されている場合があります。

    左車線から無理にUターンしようとすると、ほかの車と接触する危険があります。

    また、中央の島を乗り越えてショートカットすることはできません。

    一部の大型車には、車体の構造上、通行が認められる特別な部分がありますが、一般的なレンタカーの乗用車は指定された通路を走行してください。

    なお、ラウンドアバウトの基本的なウインカー操作をまとめると、次のようになります。

    進行方向 進入時 退出時
    左折 左ウインカー 左ウインカーを継続
    直進 原則不要 可能なら左ウインカー
    右折 右ウインカー 可能なら左ウインカーへ切り替え
    Uターン 右ウインカー 可能なら左ウインカーへ切り替え

    この表は一般的なラウンドアバウトの基本操作です。形状が複雑な交差点では、実際の標識や車線の矢印に従ってください。

    2車線以上のラウンドアバウトの走り方

    1車線のラウンドアバウトに慣れても、2車線以上になると急に難しく感じるかもしれません。

    外側の車線と内側の車線で進める方向が違うことがあり、車線変更にも注意が必要です。

    基本的には、次のように車線を選びます。

    進行方向 一般的な進入車線
    左折 左車線
    直進 左車線または右車線
    右折 右車線
    Uターン 右車線

    ただし、これは基本的な考え方です。実際には、道路に描かれた矢印や車線ごとの案内標識が優先されます。

    例えば、左車線が左折専用になっている場所では、その車線から直進することはできません。

    また、交通量の多い交差点では、右車線から直進と右折ができる場合や、複数の車線から右折できる場合もあります。

    進入した車線を維持することが基本

    複数車線のラウンドアバウトでは、原則として進入した車線を維持し、道路標示に従って対応する出口車線へ進みます。

    例えば、直進が認められている左車線から進入した場合は、通常、そのまま左側の走行車線に沿って向かい側の出口へ進みます。

    右車線から直進する場合も、ほかの車の進路を横切らず、指定された車線を守ります。

    進入してから突然隣の車線を横切ったり、中央の島を乗り越えたりしてはいけません。

    ラウンドアバウト内での車線変更

    ラウンドアバウト内でも、道路標示で認められている場所では車線変更できる場合があります。

    ただし、通常の車線変更と同様に、ウインカーを出し、移動先の車線を走行している車に道を譲らなければなりません。

    また、ニューサウスウェールズ州では、連続した白線を越えて車線変更することはできません。

    進入前に正しい車線を選んでおけば、ラウンドアバウト内で無理な車線変更をする必要がなくなります。

    らせん状の車線があるラウンドアバウト

    クイーンズランド州などには、スパイラル・ラウンドアバウト(Spiral Roundabout)と呼ばれる、特殊な車線構造を持つ交差点もあります。

    このタイプでは、車線の白線がらせん状になっており、進入した車線から出口へ向かうように誘導されています。

    通常のラウンドアバウトとは車線の形が異なるため、進入前の矢印と、路面に描かれた誘導線に従って走行します。

    出口へ向かうために車線変更が必要な場合は、周囲の車を確認して安全に行います。

    複数車線のラウンドアバウトでは、隣の車が自分と同じ出口へ進むとは限りません。

    相手のウインカーだけを信用せず、車の位置と進行方向を確認することが重要です。



    歩行者・自転車・大型車への注意点

    ラウンドアバウトでは乗用車だけでなく、歩行者、自転車、大型車にも注意が必要です。

    歩行者

    ニューサウスウェールズ州では、通常の交差点で左折・右折するときと異なり、ラウンドアバウトで曲がる際に、歩行者に必ず道を譲るという一般的な右左折時の規則は適用されません。

    ただし、横断歩道がある場所では、横断歩道のルールに従わなければなりません。

    また、優先関係にかかわらず、歩行者と衝突しないよう十分注意する必要があります。

    特にラウンドアバウトの出口付近では、歩行者が道路を横断していることがあります。

    歩行者が近くにいる場合は速度を落とし、必要に応じて停止できるようにしておきましょう。

    自転車

    自転車もラウンドアバウトを利用します。

    ニューサウスウェールズ州では、自転車はラウンドアバウト内で車線全体を使って走行できます。

    また、複数車線のラウンドアバウトでは、自転車が左車線から右折することも認められています。

    ただし、この場合には、自転車側がラウンドアバウトから退出する車両に道を譲る必要があります。

    車の運転者は「左車線にいる自転車だから必ず左折する」と考えないようにしましょう。

    大型車

    トラックや大型バスは、ラウンドアバウトを通過する際に内輪差が大きく、複数の車線を使う必要がある場合があります。

    一部の大型車には「Do Not Overtake Turning Vehicle」という表示が付けられています。

    この表示がある大型車が曲がっているときには、一定の条件で複数車線を利用することが認められています。

    大型車のすぐ横に並んで進入したり、内側から追い越したりすることは避け、十分な距離を取って走行しましょう。

    ラウンドアバウトでよくある失敗と事故防止

    慣れないラウンドアバウトで起こりやすい失敗には、いくつか共通点があります。

    1.右側から来る車だけを見て進入する

    ラウンドアバウトでは右側の確認が重要ですが、それだけで十分ではありません。

    すでに進入している車がどこへ向かっているのか、ほかの入口から車が進入していないかも確認してください。

    2.他車のウインカーだけで進入を判断する

    右側から来る車が左ウインカーを出していても、実際に直前の出口から退出するとは限りません。

    ウインカーを出し間違えていたり、消し忘れていたりする可能性もあります。

    車が実際に出口へ向かう動きを確認し、安全な間隔ができてから進入しましょう。

    3.直進なのに右ウインカーを出す

    ラウンドアバウトでは中央の島に沿ってハンドルを操作しますが、向かい側へ直進する場合、進入時に右ウインカーを出す必要はありません。

    ハンドルを切る方向ではなく、交差点全体に対してどこへ向かうのかで判断します。

    4.右折の途中で車線をまたぐ

    複数車線のラウンドアバウトで、内側から外側へ突然車線変更すると危険です。

    道路の矢印と車線の白線に従って走行してください。

    5.出口を間違え、急ハンドルを切る

    目的の出口を通り過ぎた場合、急停止したり、バックしたり、車線を横切って戻ったりしてはいけません。

    道路の規制や車線に従い、安全に進める出口から出て、ナビの案内を設定し直す方が安全です。

    6.前の車が進むと思い込む

    前の車がラウンドアバウトへ進入しかけたところで、急にブレーキを踏むこともあります。

    前の車が進むと思い込んで加速すると、追突する危険があります。

    特に交通量の多いラウンドアバウトでは、前の車との車間距離を十分に確保してください。

    慣れないうちは、ラウンドアバウトが見えた段階から早めに速度を落とし、周囲の車の動きを予測しながら走行しましょう。

    ナビを使う場合の注意点

    オーストラリアのドライブ旅行では、グーグルマップ(Google Maps)などのナビゲーションアプリを利用する方も多いでしょう。

    ナビではラウンドアバウトに近づくと、「2番目の出口へ進む」「3番目の出口を出る」といった案内が流れます。

    基本的には、進入した位置から時計回りに出口を数えます。

    例えば、一般的な4方向のラウンドアバウトなら、次のようになります。

    ナビの案内 一般的な進行方向
    1番目の出口 左折
    2番目の出口 直進
    3番目の出口 右折
    一周して元の道路へ戻る Uターン

    ただし、ラウンドアバウトの出口が4つとは限りません。

    5つ以上の道路が接続していたり、出口が斜め方向に伸びていたりする場所もあります。

    したがって、3番目の出口だから必ず右折になるとは限りません。

    できれば進入前にナビ画面で出口の位置を確認しておきましょう。

    また、出口の番号を確認することに気を取られて、前の車に近づきすぎないよう注意してください。

    ナビの案内と現地の車線矢印や道路標識が異なる場合には、必ず現地の交通規制に従います。

    レンタカーで初めて通る道路では、特に車線変更のタイミングが重要です。

    ラウンドアバウトの直前になって目的の車線に入れないこともあります。

    そのような場合は、急な車線変更をするのではなく、現在の車線で認められている方向へ進み、ナビで新しい経路を探す方が安全です。



    オーストラリアの州によってルールは違う?

    オーストラリアの交通ルールは、全国的に共通する道路交通規則を基本として、各州・準州が法律を定めています。

    ラウンドアバウトについても、進入済みの車に道を譲ることや、右左折時のウインカー操作など、基本的な考え方は共通しています。

    ただし、道路の構造、標識、車線の使い方や一部の適用条件には違いがあります。

    ニューサウスウェールズ州

    シドニーを含むニューサウスウェールズ州では、進入済みの車に道を譲り、進行方向に応じたウインカー操作を行います。

    また、ラウンドアバウトから退出する際には、可能であれば左ウインカーを出す必要があります。

    複数車線のラウンドアバウトでは、道路に描かれた矢印に従い、車線変更が必要な場合には隣の車線を走行している車に道を譲ります。

    詳しくは、ニューサウスウェールズ州政府のラウンドアバウト交通規則を確認してください。

    ビクトリア州

    メルボルンを含むビクトリア州(Victoria)では、ラウンドアバウトへの進入時に、すでに中を走っている車両に道を譲る必要があります。

    さらに注意したいのが、トラム(Tram)との優先関係です。

    ビクトリア州の規則では、ラウンドアバウトへ進入する際、すでに中を走っている車だけでなく、進入中または接近中のトラムにも道を譲る必要があります。

    トラムが通る道路を運転するときは、通常の車との優先関係だけでなく、路面電車の動きにも注意してください。

    詳しくは、ビクトリア州交通局のラウンドアバウト交通規則を確認してください。

    クイーンズランド州

    ゴールドコーストやブリスベン(Brisbane)があるクイーンズランド州でも、基本的な優先関係やウインカーのルールは同様です。

    ただし、複数車線のラウンドアバウトでは、らせん状の車線が設けられている場所もあり、車線選択に注意する必要があります。

    直進する場合でも、左車線からしか進めない場所や、右車線からの直進が指定されている場所などがあります。

    道路に描かれた矢印がある場合には、必ずその表示に従ってください。

    詳しくは、クイーンズランド州政府のラウンドアバウト交通規則を確認してください。

    シドニーからブリスベンへ、あるいはメルボルンからアデレード(Adelaide)へと州をまたいで運転する場合も、基本操作が大きく変わるわけではありません。

    ただし、実際の道路標識や車線構造には地域差があるため、旅行前には訪問する州の公式交通規則を確認しておくと安心です。

    オーストラリアのラウンドアバウトに関するよくある質問

    オーストラリアのラウンドアバウトは時計回りですか?

    はい。オーストラリアは左側通行なので、ラウンドアバウトでは中央の島の左側を通り、島を車の右側に見ながら時計回りに走行します。直進する場合も中央の島を横切ることはできません。
    オーストラリアのラウンドアバウトは右側の車が優先ですか?

    右側から接近する車に注意する必要がありますが、正確には、すでにラウンドアバウト内を走っているすべての車に道を譲るルールです。右側だけでなく、他の方向から進入済みの車にも注意してください。
    ラウンドアバウトでは必ず一時停止しなければなりませんか?

    いいえ。通常のGive Wayでは、安全に進入できる場合に必ず一時停止する必要はありません。ただし、進入済みの車に道を譲る必要があり、安全を確認できない場合は停止して待ちます。
    ラウンドアバウトを直進するときはウインカーが必要ですか?

    通常、直進する場合は進入時のウインカーは不要です。ただし、ラウンドアバウトを出る際には、可能であれば左ウインカーを使用します。
    右折するときは、いつウインカーを切り替えますか?

    進入前から右ウインカーを出し、目的の出口へ向かう際には、可能であれば左ウインカーに切り替えます。退出後はウインカーを戻してください。
    ラウンドアバウトでUターンはできますか?

    標識や道路標示で禁止されていない場合は、Uターンできることがあります。原則として右車線から右ウインカーを出して進入し、中央の島を時計回りに進みます。退出時には可能であれば左ウインカーを使用します。
    ラウンドアバウト内で車線変更してもよいですか?

    道路標示で認められている場所では車線変更できる場合がありますが、ウインカーを出し、移動先の車線の車に道を譲る必要があります。連続した白線を越える車線変更が禁止されている場所ではできません。
    ラウンドアバウトで歩行者に道を譲る必要はありますか?

    ニューサウスウェールズ州では、通常の交差点での右左折と異なり、ラウンドアバウトで曲がる車に一般的な歩行者優先の規則は適用されません。ただし、横断歩道では横断歩道の規則が適用され、どの場合も歩行者との衝突を避ける必要があります。
    ナビが案内した出口を通り過ぎたらどうすればよいですか?

    急停止や急な車線変更をせず、道路の標識や車線に従って安全に走行してください。適切な出口から出て、ナビで新しい経路を確認する方が安全です。



    まとめ|ラウンドアバウトは優先関係とウインカーを覚えれば難しくない

    オーストラリアでレンタカーを運転するなら、ラウンドアバウトは避けて通れない交差点のひとつです。

    初めて利用すると戸惑うかもしれませんが、基本的なルールはそれほど複雑ではありません。

    まず、すでにラウンドアバウト内を走っている車に道を譲ることが最も重要です。

    そして、中央の島を右側に見ながら時計回りに進みます。直進する場合も、中央の島を横切ることはできません。

    左折では左ウインカー、右折やUターンでは右ウインカーを進入前から出し、退出時には可能であれば左ウインカーを出します。

    直進する場合は進入時のウインカーは基本的に不要ですが、退出時には可能であれば左ウインカーを出します。

    複数車線のラウンドアバウトでは、進入する前に正しい車線を選び、道路に描かれた矢印に従って走行してください。

    また、周囲の車のウインカーだけを信用せず、実際の進行方向と車の動きを確認することも重要です。

    慣れないうちは無理に進入せず、十分な間隔ができるまで待ちましょう。運転に余裕が出てくれば、ラウンドアバウトは信号交差点よりもスムーズに通過できる場面が多いことを実感できると思います。

    オーストラリアでのレンタカー旅行を安全に楽しむためにも、出発前にラウンドアバウトの基本操作を確認しておきましょう。

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  • オーストラリアでレンタカー事故を起こしたら?警察・保険・レンタカー会社への連絡と対処法

    オーストラリアでレンタカー事故を起こしたら?警察・保険・レンタカー会社への連絡と対処法

    オーストラリアをレンタカーで旅行しているとき、万が一交通事故を起こしてしまったら、どうすればよいのでしょうか。

    日本であれば警察へ電話し、加入している自動車保険会社に連絡するという流れが一般的ですが、オーストラリアでは事情が少し異なります。

    例えば、けが人がおらず、車も自走できる軽微な事故では、警察を現場に呼ぶ必要がない場合があります。一方で、警察への届出が不要であっても、レンタカー会社には事故を報告しなければならないことがあります。

    さらに気になるのが、事故による修理代や保険の免責額です。レンタカーの保険に加入していても、事故の内容によっては数千ドルの自己負担が発生することがあります。

    もちろん、事故は起こさないのが一番ですが、慣れない海外での運転だからこそ、万が一の対応方法を知っておくことが大切です。

    この記事では、オーストラリアでレンタカー事故を起こした場合の対応手順、警察へ連絡する基準、レンタカー会社への報告、保険と免責額の仕組み、事故現場で使える英語表現まで詳しく解説します。

    レンタカーで駐車場の柱に車をぶつけてしまいました。けが人もいませんし、車は走れます。この場合も警察に連絡しなければならないのでしょうか?
    警察への届出が必要かどうかは、州の交通規則や損害の状況によって異なります。ただし、軽い接触事故でも、レンタカー会社には速やかに連絡してください。柱など他人の所有物を壊した場合には、その所有者への連絡も必要です。




    レンタカー事故が起きたら最初にすること

    オーストラリアで交通事故に遭った場合、何よりも優先するべきなのは安全の確保です。

    車の損傷が気になって、すぐに外へ出て確認したくなるかもしれませんが、交通量の多い道路では二次事故の危険があります。

    まずは落ち着いて、次のように対応してください。

    1.車を停止し、ハザードランプを点灯する

    事故が起きたら、直ちに車を停止します。

    走行を続けたり、事故がなかったことにして立ち去ったりしてはいけません。

    ハザードランプを点灯し、周囲の車に異常が発生していることを知らせます。

    エンジンを切ることが安全上適切な状況であれば、エンジンも停止してください。

    2.けが人がいないか確認する

    自分や同乗者だけでなく、相手の車の運転者や同乗者にもけが人がいないか確認します。

    意識を失っている人や重傷者がいる場合は、直ちに救急サービスへ連絡してください。

    オーストラリアの緊急電話番号は000(トリプルゼロ)です。

    交通事故で救急車や警察、消防の緊急出動が必要な場合に利用します。

    携帯電話からは112も利用できますが、000が基本の緊急番号です。

    3.周囲の安全を確認する

    高速道路や幹線道路で事故が起きた場合、車道に立つことは非常に危険です。

    安全に移動できる場合は、周囲の交通を妨げない場所へ移動します。

    ただし、車両の損傷が大きい場合や、燃料漏れ、火災、倒れた電線などの危険がある場合には、無理に車を動かさず、緊急サービスの指示に従ってください。

    負傷者についても、差し迫った危険がある場合を除き、無理に移動させないようにします。

    4.事故の状況を記録する

    安全を確認できたら、相手の車両情報や事故現場の状況を記録します。

    写真を撮影するときも、車道に立ったり、通行する車の前に出たりしないよう注意してください。

    5.レンタカー会社へ連絡する

    緊急対応が済んだら、レンタカー会社の事故・ロードサイドアシスタンスの連絡先へ電話します。

    警察への届出が必要な場合は、州の規則に従って対応してください。

    事故が発生した場合の対応は、事故の大きさやけが人の有無によって変わります。

    小さな傷であっても、自分の判断だけで処理を終わらせないことが大切です。

    警察へ連絡する必要がある事故とは?

    オーストラリアでは、交通事故が発生したからといって、必ず警察が事故現場へ来るわけではありません。

    例えば、けが人がおらず、車両も自走でき、当事者同士で必要な情報を交換できる軽微な事故では、警察の現場出動が不要な場合があります。

    一方で、以下のような場合には警察への連絡が必要、または強く求められることがあります。

    • けが人や死亡者がいる
    • 車内に閉じ込められた人がいる
    • 事故車両が道路を塞ぎ、交通上の危険が発生している
    • 燃料漏れ、火災などの危険がある
    • 相手の運転者が飲酒・薬物の影響下にある疑いがある
    • 相手が事故現場から逃走したり、必要な情報の交換を拒否したりする
    • 車両が自走できず、レッカー移動が必要になる
    • 他人の所有物や公共設備を損傷し、所有者に連絡できない

    ただし、これらは全国共通の一律の届出基準ではありません。実際の届出義務や警察の出動条件は州によって異なります。

    また、緊急電話000と、緊急性のない警察への連絡は区別する必要があります。

    連絡先 用途
    000 けが人、生命の危険、火災、重大な交通上の危険など、緊急対応が必要な場合
    131 444 緊急性のない警察への相談・届出
    レンタカー会社の緊急連絡先 事故報告、レッカー移動、修理、代車などの相談

    000は警察・救急・消防の緊急サービスに接続されます。電話では、必要なサービスを伝えます。

    緊急性がない場合には、131 444や各州警察のオンライン届出サービスなどを利用します。

    なお、警察への届出が必要かどうか判断できない場合は、緊急性に応じた連絡先へ相談してください。

    事故の状況が落ち着いてから痛みが出てくることもあります。後からけがに気付いた場合も、医療機関を受診し、必要な警察への届出を行いましょう。

    州によって異なる事故の届出ルール

    オーストラリアは州・準州ごとに交通規則が定められているため、交通事故の報告義務も全国一律ではありません。

    レンタカーで州をまたぐドライブをする場合、事故が発生した場所の規則が重要になります。

    代表的な州の違いを見てみましょう。

    州 主な届出基準と注意点
    ニューサウスウェールズ州 けが人、レッカー移動、情報交換不能、他人の所有物の損傷など。警察が現場に来なかった場合、一定の事故は24時間以内に届出
    ビクトリア州 けが人がいるのに警察が現場にいない場合や、損傷した物の所有者・警察が現場にいない場合などは警察へ報告
    クイーンズランド州 医療対応が必要なけが人、相手との情報交換不能、車両が自走できずレッカー移動された事故などが届出対象
    西オーストラリア州 けが人、損害総額がA$3,000を超える事故、損傷した物の所有者が不在の場合などは届出が必要
    南オーストラリア州 けが人がいる場合の90分以内の報告や、一定の物損事故・レッカー移動時の24時間以内の届出規則がある

    ニューサウスウェールズ州の場合

    シドニーを含むニューサウスウェールズ州では、けが人がおらず、車両のレッカー移動も必要ない軽微な事故なら、通常、警察を現場へ呼ぶ必要はありません。

    一方、車両がレッカー移動された場合や、損傷した他人の所有物に関する事故などでは、警察への報告が必要になる場合があります。

    警察が現場に来なかった届出対象の事故は、原則として速やかに、24時間以内に報告する必要があります。

    公式案内:ニューサウスウェールズ州政府:事故発生時の対応

    ビクトリア州の場合

    メルボルンを含むビクトリア州(Victoria)では、事故後すぐに停止し、負傷者を助け、相手に必要な情報を提供する義務があります。

    警察が現場におらず、けが人がいる場合などには、警察への届出が必要です。

    また、ガードレール、フェンス、駐車場の設備など、他人の所有物を損傷した場合にも、所有者や警察への報告が必要になることがあります。

    公式案内:ビクトリア州交通局:事故時の運転者の義務

    クイーンズランド州の場合

    ゴールドコースト(Gold Coast)やブリスベン(Brisbane)があるクイーンズランド州(Queensland)では、医療対応が必要な負傷者がいる場合や、相手が必要な情報を提供しない場合、事故車両が自走できずレッカー移動された場合などは、警察への届出対象となります。

    一方、軽微な物損事故で届出条件を満たさない場合は、必ずしも正式な事故報告を行う必要はありません。

    保険などのために記録を残したい場合には、オンラインで報告できる場合もあります。

    公式案内:クイーンズランド州警察:交通事故の届出と対応

    西オーストラリア州・南オーストラリア州の場合

    パース(Perth)がある西オーストラリア州(Western Australia)では、道路上の事故で損害総額がA$3,000を超える場合などに届出義務があります。

    また、アデレード(Adelaide)がある南オーストラリア州(South Australia)では、負傷者がいる事故の報告に90分という期限が設けられている場合があります。

    こうした規則の違いがあるため、「オーストラリアでは物損事故なら警察へ届けなくてよい」と一括りに考えるのは危険です。

    事故が起きた州の公式情報を確認し、必要な届出を行ってください。



    事故の相手と交換する情報・撮影しておく写真

    他の車と衝突した場合は、相手の運転者と必要な情報を交換します。

    オーストラリアの道路交通規則では、事故の当事者には一定の情報を提供する義務があります。

    一般的に必要となるのは、次のような情報です。

    • 運転者の氏名
    • 運転者の住所
    • 車両の登録番号(ナンバープレート)
    • 運転者と車両所有者が異なる場合は所有者の氏名・住所
    • 車両を特定するために必要なその他の情報

    そのほか、事故の処理に役立つ情報として、電話番号、加入保険会社、車両のメーカーや車種なども確認しておくとよいでしょう。

    自分がレンタカーを運転している場合は、車両所有者がレンタカー会社であるため、その会社の情報が必要になります。

    契約書に記載されている正式な会社名や車両情報を確認してください。

    事故現場の写真も重要

    安全な場所から撮影できる場合には、次のような写真を残しておきます。

    • 事故車両全体の写真
    • それぞれの車の損傷部分
    • ナンバープレート
    • 車両が停止している位置関係
    • 道路標識、信号機、車線の白線など
    • 道路状況や事故発生場所が分かる写真

    事故が起きた日時、場所、天候、進行方向なども記録しておきましょう。

    グーグルマップ(Google Maps)などで現在地を確認し、住所や道路名を記録しておくと便利です。

    目撃者がいる場合は、可能であれば氏名や連絡先を聞いておきます。

    レンタカー会社や保険会社が、後から事故の状況を確認する際に役立ちます。

    事故の責任をその場で認めない

    事故直後には、相手から「あなたが悪い」「修理代を払ってほしい」と言われることもあります。

    しかし、事故の責任がどちらにあるのかは、その場で簡単に判断できるものではありません。

    レンタカー会社の契約でも、利用者が勝手に責任を認めたり、示談や支払いを約束したりすることを禁止している場合があります。

    事故の事実は正確に説明し、警察の質問にも誠実に答える必要がありますが、相手に修理代を支払う約束などをすることは避けましょう。

    レンタカー会社への報告と事故報告書

    オーストラリアでレンタカー事故を起こした場合、警察への届出と同じくらい重要なのが、レンタカー会社への連絡です。

    多くのレンタカー会社では、交通事故や車両の損傷が発生した場合、速やかな報告を義務付けています。

    例えば、エイビス(Avis)やシクスト(SIXT)では、事故や損傷を原則として24時間以内に報告することが求められています。

    ヨーロッパカー(Europcar)でも、事故発生時には相手の情報を記録し、契約書に記載された連絡先へ連絡するよう案内しています。

    なお、報告期限や報告方法は会社や契約によって異なります。24時間以内であれば連絡を後回しにしてよいという意味ではありません。

    事故が起きたら、緊急対応を済ませたうえで、できるだけ早くレンタカー会社へ連絡しましょう。

    連絡する際に用意しておきたい情報

    • レンタカーの予約番号または契約番号
    • 車両の登録番号
    • 事故が起きた日時・場所
    • 事故の内容
    • けが人の有無
    • 車が走行可能かどうか
    • 相手車両と運転者の情報
    • 警察へ届けた場合は、その受付番号

    レンタカー会社からは、事故報告書(Accident Report FormやIncident Report Form)の記入を求められる場合があります。

    事故報告書には、事故の経緯、損傷箇所、相手の情報、目撃者、警察の受付番号などを記載します。

    事故の説明は、分かっている事実を中心に記入し、不明な点は推測で断定しないようにしましょう。

    また、レンタカー会社の指示を受けずに修理を依頼したり、相手と直接示談したりすることは避けてください。

    公式案内:ヨーロッパカー:車両損傷時の対応

    車が動かない場合・レッカー移動が必要な場合

    事故によって車が走行できなくなった場合には、レッカー車で移動させる必要があります。

    例えば、タイヤやホイールが大きく損傷した場合、ハンドル操作に異常がある場合、冷却水や燃料が漏れている場合などです。

    エアバッグが作動した場合や、車の損傷が大きい場合も、無理に運転を続けないようにしてください。

    このような場合、まずレンタカー会社へ連絡し、レッカー移動の手配について指示を受けます。

    レンタカー会社は、契約しているロードサイドアシスタンス会社やレッカー会社を案内することがあります。

    自分の判断でレッカー会社を選んでしまうと、契約上の費用負担や車両の移送先について問題が生じる場合があります。

    ただし、車両が危険な場所にあり、警察や道路管理者が移動を指示している場合は、その指示が優先されます。

    事故現場に突然レッカー車が来た場合

    事故を見つけて、依頼していないレッカー車が現場に来ることもあります。

    その場で急いで書類に署名したり、移動先を確認せずに車を引き渡したりしないよう注意してください。

    多くの場合、利用者にはレッカー会社を選ぶ権利がありますが、事故現場の状況や警察の指示、州の規則によって取り扱いが異なります。

    レンタカーの場合は、可能な限りレンタカー会社と相談してから手配しましょう。

    代車は用意してもらえる?

    事故で車が使えなくなった場合、レンタカー会社が代車を手配することもあります。

    ただし、代車の提供は必ず保証されているわけではありません。

    事故の原因、契約条件、車両の空き状況などによっては、代車の提供を受けられない場合や、追加費用が必要になる場合もあります。

    特に地方や遠隔地では、代車の手配に時間がかかる可能性があります。



    事故の修理代と保険のExcess・免責額

    レンタカーで事故を起こした場合、最も気になるのが修理代の負担ではないでしょうか。

    オーストラリアのレンタカーでは、事故や車両損傷に対する自己負担額をExcess(エクセス)やDamage Liabilityと呼ぶことがあります。

    日本語では、一般的に免責額と説明されます。

    多くのレンタカー契約では、車両損傷に対する補償や責任軽減制度が設けられていますが、事故による負担が完全になくなるわけではありません。

    免責額の水準はレンタカー会社や車種、契約する補償プランによって異なります。

    一般的な契約でも、数千オーストラリアドルという自己負担額が設定されることがあります。

    ExcessがA$5,000の場合

    例えば、免責額がA$5,000に設定されたレンタカーで事故を起こしたとします。

    車の修理代がA$2,000だった場合と、A$12,000だった場合を比較してみましょう。

    修理代 自己負担の例
    A$2,000 A$2,000
    A$5,000 A$5,000
    A$12,000 A$5,000

    これは、補償が有効で、契約上の負担上限がA$5,000であると仮定した単純な計算例です。

    実際には、契約で定められた事故関連費用、第三者への賠償、事故の種類による特別な負担、補償対象外の損害などによって異なる場合があります。

    また、補償プランによっては、免責額をA$1,000程度に減らしたり、一定の損害についてゼロにしたりできるものもあります。

    免責額ゼロなら修理代は一切不要?

    ここは注意が必要です。

    Excessをゼロにするプランに加入していても、すべての事故や損傷が補償されるとは限りません。

    例えば、レンタカー会社やプランによっては、次のような損害が対象外になることがあります。

    • 車両の屋根や車体下部の損傷
    • 水没や浸水による損傷
    • タイヤやホイールの損傷
    • フロントガラスなどのガラス損傷
    • 単独事故による損傷
    • 未舗装道路や走行禁止区域での事故
    • 契約で認められていない運転者による事故
    • 飲酒運転や重大な契約違反による事故

    もちろん、これらがすべてのレンタカー会社で一律に対象外というわけではありません。

    タイヤやガラスの損傷をカバーする追加プランなどもあります。

    大切なのは、免責額がゼロになることと、すべての損害に対する支払い義務がなくなることは同じではないという点です。

    レンタカーを借りる際には、Damage Excess、Damage Waiver、Exclusionsなどの項目を確認してください。

    関連記事:「オーストラリアのレンタカー保険|Excess・免責額とは?事故時にいくら払うのか解説」

    相手が悪い事故でも自己負担は発生する?

    自分に過失がない事故であっても、レンタカー会社から一時的に修理代や免責額の支払いを求められる場合があります。

    例えば、信号待ちをしているときに後ろから追突された場合です。

    事故の原因が相手にあることは明らかに思えても、レンタカー会社は事故の状況や保険会社の判断を確認する必要があります。

    相手の保険会社から修理代を回収できるまで、レンタカー契約に基づいて一定額が請求される場合があります。

    その後、相手の過失が認められ、費用を回収できた場合には、支払った免責額などが返金されることもあります。

    ただし、返金されるかどうかはレンタカー会社の契約条件や事故の状況によって異なります。

    相手が悪い事故だからといって、自動的に負担がゼロになるわけではありません。

    相手が無保険だった場合

    相手の車が十分な車両保険や対物賠償保険に加入していない場合には、修理代の回収が難しくなることがあります。

    また、オーストラリアのCTP(Compulsory Third Party)保険は、基本的に交通事故による人身損害を対象とする制度であり、車両同士の物損事故を補償するための保険ではありません。

    そのため、相手の車が登録されているからといって、必ず対物賠償保険に加入しているとは限りません。

    事故の相手が悪いと思われる場合も、自分で直接交渉するのではなく、レンタカー会社へ状況を伝え、必要な情報や証拠を提出するようにしましょう。

    単独事故・当て逃げ・動物との衝突の場合

    交通事故というと車同士の衝突を想像しますが、レンタカー旅行では、それ以外の事故も考えられます。

    駐車場の柱やフェンスにぶつけた場合

    ホテルやショッピングセンターの駐車場で、車を柱や壁にこすってしまう事故は珍しくありません。

    このような場合も、車両の損傷をレンタカー会社へ報告する必要があります。

    また、柱やフェンスなど他人の所有物を損傷した場合は、所有者へ連絡し、必要に応じて警察への届出を行います。

    駐車場の壁に小さな傷を付けた程度であっても、何も言わずに立ち去ることは避けてください。

    駐車中に当て逃げされた場合

    レンタカーを駐車している間に、別の車にぶつけられることもあります。

    相手がその場にいなければ、損傷箇所を撮影し、駐車した場所や発見時刻を記録しておきます。

    近くに防犯カメラがある場合は、管理者に映像の保存を相談できることもあります。

    当て逃げの届出が必要かどうかは州の規則によって異なりますが、レンタカー会社への報告は忘れないようにしてください。

    カンガルーなどの動物と衝突した場合

    オーストラリアでは、郊外や地方をドライブしていると、カンガルーなどの野生動物が道路へ飛び出してくることがあります。

    特に早朝や夕方、夜間は注意が必要です。

    動物と衝突した場合は、安全を確保したうえで、車両の損傷や道路上の危険を確認します。

    負傷した動物には、不用意に近づかないようにしてください。

    大型のカンガルーは、負傷していても強い力で動くことがあり、近づくと危険な場合があります。

    動物が生きている場合や道路上で危険な状態になっている場合は、警察、道路管理者、地域の野生動物保護団体などへ相談します。

    事故によって車が走行不能になった場合や、人が負傷した場合には、警察への届出も必要になることがあります。

    また、野生動物との衝突がレンタカーの補償対象となるかどうかは、契約内容を確認する必要があります。

    「カンガルーが飛び出してきたので避けられなかった」という場合でも、すべてのレンタカー会社で自己負担が免除されるわけではありません。



    海外旅行保険・クレジットカード付帯保険は使える?

    レンタカー事故で発生した費用について、日本で加入している海外旅行保険やクレジットカード付帯保険を利用できる場合があります。

    ただし、すべての海外旅行保険がレンタカーの修理代や免責額を補償するわけではありません。

    一般的な海外旅行保険では、レンタカーなど借用した自動車に対する損害や賠償責任が補償対象外となる場合があります。

    そのため、旅行前に次の点を確認しておくと安心です。

    • レンタカーの事故による免責額が補償されるか
    • 免責額の補償上限はいくらか
    • 単独事故や動物との衝突も対象になるか
    • タイヤ、ガラス、車体下部の損傷も対象になるか
    • レンタカー会社への事故報告や警察への届出が必要か
    • 保険金を請求する際に必要な書類は何か

    クレジットカード付帯保険の場合

    一部のクレジットカードには、海外レンタカーの車両損害や免責額に関する補償が付帯している場合があります。

    ただし、対象国、利用条件、カードによる決済の必要性、補償される車種などに制限があることもあります。

    単に海外旅行保険が付いているカードだからといって、レンタカー事故までカバーされているとは限りません。

    いったん自分で支払い、後から保険金を請求する場合も

    海外旅行保険や別途購入したレンタカー免責補償には、事故発生後、レンタカー会社にいったん費用を支払い、その領収書などを提出して保険金を請求する仕組みのものがあります。

    その場合、レンタカー会社の請求書、修理費用の明細、事故報告書、警察の受付番号などが必要になることがあります。

    保険金を請求する予定がある場合は、関係書類を保存しておきましょう。

    事故現場で使える英語表現

    海外で交通事故が起きたとき、英語で状況を説明することに不安を感じる方もいると思います。

    しかし、難しい英語を使う必要はありません。

    まずは事故が起きたこと、けが人がいるかどうか、現在地、車の状況などを簡単に説明できれば十分です。

    英語 意味
    I’ve had a car accident. 交通事故を起こしました。
    Someone is injured. けが人がいます。
    We need an ambulance. 救急車が必要です。
    There are no injuries. けが人はいません。
    The car is not driveable. 車を運転できる状態ではありません。
    I need roadside assistance. ロードサイドアシスタンスが必要です。
    Could I have your name and address? お名前と住所を教えていただけますか?
    Could I have your contact details? 連絡先を教えていただけますか?
    I’ve rented this car. この車はレンタカーです。
    Could I have the police report number? 警察の受付番号を教えていただけますか?

    レンタカー会社へ電話するときの会話例

    例えば、駐車場で車をぶつけてしまった場合、次のように説明できます。

    I’ve had a minor accident with my rental car. I hit a pole in a car park. There are no injuries, but the car has been damaged. What should I do?

    「レンタカーで軽い事故を起こしました。駐車場で柱にぶつけてしまいました。けが人はいませんが、車が損傷しています。どうすればよいでしょうか?」という意味です。

    車が走行できない場合は、次の一文を加えます。

    The car is not driveable, and I need assistance.

    英語での説明が難しい場合は、ゆっくり話してもらうようお願いして構いません。

    Could you please speak slowly? I’m not very confident speaking English.

    緊急電話000では、まず必要なサービスと現在地を伝え、係員の質問に従ってください。

    電話を切るよう指示されるまでは、通話を続けましょう。

    レンタカーを借りる前に確認しておきたいこと

    万が一の事故への備えは、レンタカーを借りる前から始まっています。

    レンタカー会社のカウンターでは、車の受け取り手続きや契約書の説明を受けますが、事故が起きた場合の対応についても確認しておくことをおすすめします。

    特に次の項目は重要です。

    • 事故発生時の緊急連絡先
    • ロードサイドアシスタンスの電話番号
    • 契約に含まれる車両損害補償の内容
    • 事故によるExcess・免責額
    • 免責額軽減プランの補償対象と除外事項
    • タイヤ、ガラス、屋根、車体下部の補償
    • 単独事故や動物との衝突の扱い
    • 事故発生時の報告期限
    • レッカー移動や代車の条件

    レンタカーを受け取る際には、車の外装やタイヤ、ガラスの状態も確認してください。

    すでに傷がある場合は、車両状態確認書に記載されているか確認し、必要に応じて写真を撮影しておきます。

    車を受け取った時点の状態が記録されていれば、返却時に新しい傷が見つかった場合も、事故による損傷なのか以前からあった傷なのかを確認しやすくなります。

    また、レンタカーを予約したときの保険条件と、現地で実際に締結した契約の条件が一致しているかも確認しましょう。

    特に海外予約サイトや旅行会社を通じて手配した場合、免責額を返金する保険と、レンタカー会社自身の免責額軽減プランは別の仕組みであることがあります。

    事故が起きてから補償内容を確認するのではなく、出発前に自己負担の条件を理解しておくことが大切です。

    オーストラリアのレンタカー事故に関するよくある質問

    オーストラリアで交通事故を起こしたら、必ず警察を呼ぶ必要がありますか?

    必ずしも警察が事故現場へ来る必要はありません。軽微な物損事故では警察の現場出動が不要な場合があります。ただし、けが人、レッカー移動、情報交換不能など、事故の状況と州の規則によって届出義務が異なります。
    オーストラリアの緊急電話番号は何番ですか?

    緊急電話番号は000です。警察、救急、消防の緊急サービスにつながります。携帯電話からは112も利用できます。緊急性のない警察への相談には131 444を利用できます。
    レンタカーを少しこすっただけでも報告が必要ですか?

    多くのレンタカー会社では、小さな傷や接触事故でも報告が必要です。報告期限や手続きは会社によって異なりますが、できるだけ早く契約書記載の連絡先へ報告してください。
    レンタカー事故のExcessとは何ですか?

    Excessは、レンタカーの損傷などに対して利用者が負担する免責額です。金額は会社、車種、補償プランによって異なり、数千オーストラリアドルに設定される場合もあります。
    免責額ゼロの保険に入っていれば、事故でも支払いはありませんか?

    必ずしもそうではありません。免責額をゼロにするプランでも、屋根や車体下部の損傷、契約違反による事故などが補償対象外となる場合があります。実際の契約条件を確認してください。
    相手が悪い事故でも、レンタカー会社から修理代を請求されますか?

    相手の過失による事故でも、レンタカー会社の契約に基づいて一時的に免責額などを請求される場合があります。相手から修理代を回収できた場合には返金されることもありますが、契約条件によって異なります。
    レンタカーが事故で動かなくなったらどうすればよいですか?

    安全を確保し、必要な緊急対応を行ったうえで、レンタカー会社のロードサイドアシスタンスへ連絡してください。レッカー移動や代車について、会社の指示を確認します。
    カンガルーと衝突した場合も保険は使えますか?

    動物との衝突が補償対象となるかどうかは、レンタカー会社と補償プランの条件によって異なります。事故後は安全を確保し、レンタカー会社へ報告してください。警察への届出が必要かどうかも州の規則によって異なります。
    海外旅行保険でレンタカーの免責額を補償してもらえますか?

    レンタカーの免責額補償が含まれる海外旅行保険であれば、一定の条件で保険金を請求できる場合があります。ただし、一般的な海外旅行保険ではレンタカー損害が対象外の場合もあるため、契約内容を確認してください。



    まとめ|レンタカー事故では安全確保と早めの連絡が大切

    オーストラリアでレンタカーを運転しているときに交通事故を起こしてしまったら、まずは安全を確保し、けが人がいないか確認することが最優先です。

    緊急対応が必要な場合は000へ連絡します。

    そのうえで、相手の運転者と必要な情報を交換し、事故の状況を記録してください。

    警察への届出が必要かどうかは州や事故の状況によって異なりますが、レンタカー会社には速やかに事故を報告することが重要です。

    また、レンタカーの保険に加入していても、修理代の免責額や補償対象外となる損害があるため、事故による自己負担が必ずゼロになるわけではありません。

    旅行前には、レンタカー会社の緊急連絡先、事故報告の方法、加入している補償プランの内容を確認しておくと安心です。

    事故が起きたときは、その場で責任を決めようとしたり、無理に走行を続けたりせず、警察やレンタカー会社の指示に従って落ち着いて対応しましょう。

    もちろん、最も大切なのは事故を起こさないことです。長距離ドライブでは無理な運転を避け、十分な休憩を取りながら、オーストラリアの旅行を楽しんでください。

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  • オーストラリアのレンタカー料金に追加される費用|空港・乗り捨て・若年運転者料金を解説

    オーストラリアのレンタカー料金に追加される費用|空港・乗り捨て・若年運転者料金を解説

    オーストラリアでレンタカーを検索すると、

    「1日45豪ドル」

    「3日間で180豪ドル」

    といった、意外に安い料金が表示されることがあります。

    ところが予約を進めていくと、最終画面では金額がかなり増えている。

    営業所へ行くと、さらに追加料金の説明を受ける。

    そんな経験をする旅行者は少なくありません。

    レンタカー料金には、車そのものの基本料金とは別に、

    空港営業所の追加料金。

    乗り捨て料金。

    若年運転者料金。

    追加ドライバー料金。

    保険・免責額軽減。

    チャイルドシート。

    燃料。

    有料道路。

    営業時間外対応。

    返却遅延。

    などが加算される場合があります。

    つまり、検索結果に最初に出てくる金額だけでは、本当のレンタカー代は分かりません。

    一番安い会社を選んだのに、予約を進めたら思ったより高くなりました。これは普通ですか?
    珍しくありません。レンタカーは航空券以上に追加料金の種類が多い商品です。最初の基本料金ではなく、必要な補償や追加運転者、空港料金などをすべて加えた最終総額で比較してください。

    特に差が出やすいのが、

    空港で借りるか市内で借りるか。

    借りた場所と違う営業所へ返すか。

    運転者が25歳未満か。

    という3点です。

    この記事では2026年10月時点のオーストラリア大手レンタカー会社の条件をもとに、どんな追加料金があり、どこを確認すればよいのかを日本人旅行者向けに詳しく説明します。




    まず結論|基本料金だけで比較しない

    レンタカー料金を比較するときは、次の式で考えると分かりやすいでしょう。

    車両基本料金

    +

    営業所・空港関連料金

    +

    必要な追加補償

    +

    追加運転者・若年運転者料金

    +

    乗り捨て・オプション料金

    =

    実際に比較するレンタカー総額

    例えば、会社Aが車両代だけなら30豪ドル安くても、空港追加料金や追加ドライバー料金を含めると会社Bのほうが安くなることがあります。

    検索サイトに表示された最初の数字だけで会社を決めないことが大切です。

    主な追加料金一覧

    追加料金 発生する主な条件
    Premium Location Surcharge 空港・一部の都市中心部営業所
    One Way Fee 受取場所と異なる営業所へ返却
    Young Driver Fee 一般に21~24歳など
    Additional Driver Fee 追加運転者を登録
    Excess Reduction 事故時の免責額を下げる
    Child Seat チャイルドシート等を利用
    Fuel Service 燃料不足で返却
    Toll Service Fee 有料道路を利用
    After Hours Fee 営業時間外の受取・返却等
    Late Return 契約時間を超過
    Cleaning Fee 通常以上の清掃が必要
    Roadside Callout 鍵紛失、ガス欠等の利用者原因
    Infringement Processing Fee 交通・駐車違反の処理

    すべてが必ず発生するわけではありません。

    逆に言えば、旅行内容によっては基本料金以外をほとんど払わずに済む場合もあります。

    空港・プレミアムロケーション料金

    オーストラリアでは、空港営業所や一部の都市中心部営業所で追加料金が設定されることがあります。

    会社によって、

    Premium Location Surcharge。

    Airport Concession Fee。

    Location Fee。

    など名称が異なります。

    シクスト(SIXT)は、空港や一部の都市中心部営業所で発生する運営コストを反映したPremium Location Surchargeを設定していると説明しています。

    金額は営業所によって異なります。

    バジェット(Budget)も、空港および一部のプレミアム営業所ではPremium Location Surchargeが発生し、予約時に適用額を提示するとしています。

    つまり「空港営業所だから全国一律○%」ではありません。

    実際に使う営業所・日付で見積もりを見る必要があります。

    なぜ空港営業所は高い?

    空港会社や空港運営者へ支払う営業権料。

    空港内施設の賃料。

    空港内スタッフ。

    長い営業時間。

    車両保管。

    など、市内営業所より高い運営費が発生するからです。

    利用者としては高く感じますが、飛行機を降りた直後に車を受け取れる利便性があります。

    市内営業所のほうが得?

    料金だけなら安くなる場合があります。

    例えばメルボルンに3泊し、4日目からグレート・オーシャン・ロードへ行くなら、空港到着日にレンタカーを借りる必要はありません。

    市内3日間は公共交通。

    4日目の朝に市内営業所から車を借りる。

    という方法があります。

    これなら、

    空港関連料金。

    3日分の車両料金。

    ホテル駐車場。

    を節約できる可能性があります。

    逆に空港到着後、そのまま地方へ向かうなら空港営業所のほうが合理的です。

    乗り捨て料金とは?

    レンタカーを借りた営業所とは別の場所へ返すことを、ワンウェイ・レンタル(One-Way Rental)といいます。

    例えば、

    メルボルンで借りる。

    グレート・オーシャン・ロードを西へ走る。

    アデレードで返す。

    という旅行です。

    この場合、レンタカー会社は車を元の地域へ戻したり、別の予約へ回したりする必要があります。

    そのためOne Way Feeが発生する場合があります。

    乗り捨てはいくら?

    固定料金ではありません。

    距離。

    車種。

    需要。

    受取・返却営業所。

    旅行時期。

    によって大きく変わります。

    現在のバジェットのオーストラリア利用規約では、One Way Feeは予約時にあらかじめ決められた料金、または契約条件によって1kmあたり2.28豪ドルとされています。

    ただし通常、事前にワンウェイとして予約していれば、適用される料金は予約見積もりに表示されます。

    エイビス(Avis)も、別営業所返却ではOne Way Feeが発生し、金額は予約時に確認する方式です。

    乗り捨ては事前予約する

    「予定を変えたので、違う都市へそのまま返そう」

    という方法は避けてください。

    返却営業所の変更はレンタカー会社の承認が必要です。

    事前承認なしで返すと、通常の予約時One Way Feeより高い料金や、追加の回収費用が発生する可能性があります。

    行程変更が決まったら、返却前にレンタカー会社へ連絡しましょう。

    乗り捨てが安くなる場合も

    面白いのは、乗り捨てが必ず高いとは限らないことです。

    レンタカー会社側が車両を別都市へ移動させたい時期には、ワンウェイ料金を割引したり、特別料金を出したりすることがあります。

    エイビスも現在、車両移動需要に合わせた特別なワンウェイ料金を随時提供しています。

    旅行ルートを柔軟に決められるなら、こうした料金が見つかることもあります。

    若年運転者料金

    オーストラリアの大手レンタカー会社では、一般的な乗用車を21歳から借りられる会社が多くあります。

    ただし21~24歳程度の運転者にはYoung Driver Fee、Young Renter Surchargeなどの追加料金が発生します。

    理由は、若年ドライバーの事故リスクをレンタカー会社が高いと評価しているためです。

    そして重要なのが、主運転者だけでなく追加運転者にも若年料金がかかる場合があることです。

    ハーツの若年料金例

    ハーツ(Hertz)・オーストラリアでは、現在21~24歳の運転者について、一般乗用車などで、

    1日16.50豪ドル

    のYoung Renter Surchargeを設定しています。

    30日間のレンタルにつき最大7日分までの課金です。

    したがって一般乗用車なら、最大、

    16.50豪ドル × 7日=115.50豪ドル

    程度。

    1週間以上借りても、対象期間内なら若年料金が無制限に増え続けるわけではありません。

    ただし車種によって条件が異なります。

    25歳未満は車種にも制限

    若年料金だけではありません。

    25歳未満では、

    大型車。

    高級車。

    特殊車両。

    などを借りられない会社があります。

    そのため24歳の旅行者が、比較サイトで安い大型SUVを見つけても、実際にはその車種を選択できない場合があります。

    年齢条件は必ず予約画面に正しく入力してください。



    追加ドライバー料金

    夫婦や友人で運転を交代するなら、運転する全員を追加ドライバーとして登録します。

    登録されていない人が運転すると、事故時の補償が適用されない可能性があります。

    この追加登録にも料金が発生する会社があります。

    シクストの追加運転者料金

    シクストでは現在、追加運転者1人につき、

    1日5.50豪ドル

    です。

    ただし30日間のレンタルについて、最大27.50豪ドルまで。

    つまり5日以上借りても基本の追加ドライバー料金は27.50豪ドルで頭打ちとなります。

    一部の法人料金や自動車クラブ会員等では免除される場合があります。

    バジェットの追加運転者料金

    バジェットの2026年7月施行の現行利用規約では、通常のAdditional Driver Feeは、

    1日5.69豪ドル

    で、追加運転者1名につき1レンタル最大39.85豪ドルとなっています。

    追加ドライバーを2人、3人と増やす場合は、それぞれ料金が発生する可能性があります。

    配偶者が無料になる場合

    会社や会員プログラムによっては、配偶者やパートナーなどの追加運転者が無料になる条件があります。

    前の記事で紹介したように、バジェットでは同住所の配偶者・パートナーが一定条件で無料となる場合があります。

    エイビス・プリファードなど、会員特典で追加ドライバー料金が免除される場合もあります。

    夫婦で運転するなら、車両基本料金だけでなくこの条件まで比較すると差が出ます。

    免責額を下げる追加補償

    料金差が最も大きくなりやすいのが、レンタカーの補償です。

    基本料金には一定のLoss Damage WaiverやStandard Coverが含まれていても、事故時のExcessが数千豪ドル設定されていることがあります。

    そこで、

    Excess Reduction。

    Zero Excess。

    Premium Protection。

    などを追加すると、その分だけ1日料金が増えます。

    1日だけなら数十豪ドルの違いでも、10日間借りれば数百豪ドルの差になります。

    この部分については、前の記事「オーストラリアのレンタカー保険|Excess・免責額とは?」で詳しく紹介しました。

    デポジットは料金ではない

    前の記事で紹介したデポジットやカード仮押さえは、追加料金とは区別してください。

    例えば200豪ドルのデポジットがカードへ設定されても、何も問題なく車を返却すれば、通常その200豪ドルを料金として支払うわけではありません。

    一時的にカード利用可能額が減るだけです。

    つまり、

    追加料金=最終的に支払う費用

    デポジット=支払い保証として一時的に確保される金額

    です。

    燃料関連料金

    多くのレンタカーでは、受取時と同程度の燃料量で返す契約になっています。

    最も一般的なのが、

    満タンで借りる → 満タンで返す

    方式です。

    満タンにせず返却すると、レンタカー会社が給油し、燃料代とFuel Service Fee等を請求する場合があります。

    通常は返却前に自分でガソリンスタンドへ寄ったほうが安く済みます。

    満タン返しと事前燃料購入

    営業所で、

    「燃料を事前購入しますか?」

    と聞かれることがあります。

    この場合、返却前の給油が不要になりますが、タンクに燃料を残して返しても未使用分が返金されないプランがあります。

    ほぼ空まで使い切る予定なら便利ですが、市内を少し走るだけなら満タン返しのほうが安いことがあります。

    有料道路料金

    シドニー、メルボルン、ブリスベンなどには電子式の有料道路があります。

    料金所で現金を払う方式ではないため、レンタカー会社または提携会社が車のナンバープレートから通行を確認し、登録カードへ後日請求します。

    その際、実際の通行料だけではなくサービス料金が加算される会社があります。

    有料道路のサービス料金

    例えばシクストはLinktと提携しています。

    有料道路を利用すると、実際の通行料に加えてレンタカー利用者向けのサービス料金が発生する仕組みです。

    短距離だからと有料道路を何度も利用すると、通行料金以外の費用も増える可能性があります。

    ただし旅行時間の短い観光客なら、多少料金を払っても有料道路を利用したほうが大幅に時間を短縮できる場合があります。

    チャイルドシート

    子供連れ旅行ではチャイルドシート、ブースターシートなどが必要になります。

    レンタカー会社から借りる場合、1日ごと、または1レンタルごとの料金が追加されます。

    オーストラリアのチャイルドシート規則は年齢によって決まっているため、日本で普段使用していない年齢でも必要になる場合があります。

    子供連れなら車両予約時に一緒に予約してください。

    GPS・その他オプション

    カーナビ。

    チャイルドシート。

    追加ロードサービス。

    燃料プラン。

    スノー関連装備。

    なども追加料金になる場合があります。

    最近はスマートフォンのGoogleマップ等を利用できるので、都市・一般道路中心なら専用GPSを借りる必要性は以前より低くなりました。

    ただし携帯電話圏外になる遠隔地では、事前にオフライン地図を用意しておくと安心です。

    営業時間外対応

    市内営業所では夕方や週末に閉まる店舗があります。

    営業時間外に車を受け取る場合、事前手配や追加料金が必要になる会社があります。

    ユーロップカーも、通常営業時間外の受取についてOut of Hours Collection Chargeが発生する場合があると案内しています。

    深夜便・早朝便の場合は、空港営業所の営業時間も確認しましょう。

    返却が遅れた場合

    レンタカーの1日は通常24時間単位です。

    例えば、

    月曜日10:00受取。

    火曜日10:00返却。

    なら1日。

    会社によって多少の猶予時間がありますが、大きく遅れると追加の1日料金が発生することがあります。

    シクストは現在29分までの猶予時間を設けていますが、30分以上遅れると原則として追加の1日料金が適用されます。

    バジェットの現行規約には、契約した返却日より遅れた場合、通常の追加レンタル料金に加えLate Return Feeが発生する仕組みがあります。

    早く返せば安くなる?

    必ずしも安くなりません。

    例えば5日間で予約した車を4日で返しても、1日分が単純に返金されないことがあります。

    レンタカー料金はレンタル期間に応じた料金体系になっているため、早期返却によって元の割引料金が適用されなくなる場合もあります。

    事前払い予約では、未使用日数を返金しない会社もあります。

    特別清掃料金

    通常使用による多少の汚れなら問題ありません。

    しかし、

    大量の砂。

    泥。

    ペットの毛。

    飲食物の大きな汚れ。

    喫煙。

    などで特別な清掃が必要になると料金が発生することがあります。

    バジェットの現行規約では、Professional Cleaning Chargeとして28.50豪ドルの管理費に加えて、実際の専門清掃費が請求される場合があります。

    ロードサービス料金

    車そのものの機械的故障なら通常のロードサービス対象になることがあります。

    一方、

    ガス欠。

    鍵の閉じ込み。

    鍵紛失。

    バッテリー上がり。

    パンク。

    など、利用者側の原因によるトラブルでは有料になる場合があります。

    バジェットの現行規約では、通常補償外のRoadside Callout Feeは内容によって異なり、最低255.62豪ドルとされています。

    こうしたトラブルを追加料金でカバーするロードサービス商品もあります。



    交通違反の事務手数料

    スピード違反や駐車違反をすると、罰金だけで済まない場合があります。

    警察や行政機関からレンタカー会社へ照会が入り、レンタカー会社が運転者情報を提供するための事務手数料を請求します。

    バジェットの現行規約では、交通・駐車違反の処理について、違反通知1件につき35.75豪ドルのInfringement Processing Feeが設定されています。

    これは罰金本体とは別です。

    EVの充電不足

    電気自動車を借りる場合は、返却時のバッテリー残量条件にも注意してください。

    バジェットの現行規約では、EVを返却した際に充電残量が77%未満の場合、追加充電料金が設定されています。

    10~77%なら34.16豪ドル。

    10%未満なら68.31豪ドル。

    という現行料金です。

    EVを借りる場合は、返却直前に充電できる場所も調べておきましょう。

    走行距離料金

    一般的な乗用車ではUnlimited Kilometres、つまり走行距離無制限のプランが多くあります。

    しかし、

    商用車。

    特殊車両。

    地方営業所。

    長期契約。

    特別料金。

    では1日あたりの無料走行距離が決められている場合があります。

    例えば1日200kmまで無料で、それ以上は1kmごとに追加料金、という契約です。

    西オーストラリア州などで長距離ドライブする場合は重要な確認項目です。

    実際の料金計算例

    例えば、メルボルン空港から3日間レンタカーを借りるとします。

    項目 例
    車両基本料金 210豪ドル
    空港関連料金 予約条件による
    Excess Reduction 90豪ドル
    追加ドライバー 約15~20豪ドル
    チャイルドシート 別途
    有料道路 利用分+サービス料

    最初に見た「3日210豪ドル」が、最終的には300豪ドルを大きく超えることもあります。

    逆に追加補償が不要で、追加運転者もなく、市内営業所利用なら基本料金に近い金額で済む場合があります。

    空港と市内の比較

    空港で4日間借りる案と、2日間だけ市内で借りる案を比べてみます。

    空港から4日間

    到着直後から便利。

    しかし4日分の車両料金、ホテル駐車場、空港関連料金が必要。

    市内から2日間

    最初の2日は公共交通。

    郊外観光をする日だけレンタカー。

    車両代と駐車場を節約できる可能性。

    シドニーやメルボルンのように公共交通が充実した都市では、この違いが大きくなることがあります。

    乗り捨て旅行の考え方

    例えば、

    メルボルン → グレート・オーシャン・ロード → アデレード。

    という旅行なら、乗り捨て料金がかかっても、メルボルンまで車で戻る必要がありません。

    戻る場合には、

    追加の1~2日。

    燃料。

    ホテル。

    運転時間。

    が必要です。

    したがってOne Way Feeがある=損とは限りません。

    旅行全体の時間と費用で比較してください。

    見積もりで確認する場所

    予約画面では、単に「Total」を見るだけではなく内訳も確認します。

    特に、

    Base Rate。

    Location Surcharge。

    Vehicle Registration Recovery Fee。

    Young Driver Fee。

    Additional Driver。

    One Way Fee。

    Protection。

    Optional Extras。

    を確認してください。

    シクストでは、Young Driver Fee、Premium Location Surcharge、Vehicle Registration Recovery Feeなど予約時に適用される費用は見積もりへ含まれると案内しています。

    営業所で追加されやすいもの

    営業所で追加提案される代表的なものは、

    Excess Reduction。

    Zero Excess。

    ロードサービス追加補償。

    追加ドライバー。

    燃料事前購入。

    チャイルドシート。

    車種アップグレード。

    などです。

    必要かどうか分からないまま全部付けると、予約時よりかなり高くなります。

    出発前に、自分がどこまで補償を付けるのか決めておくとよいでしょう。

    比較サイト利用時の注意

    比較サイトは各社料金を一度に見られるので便利です。

    しかし、

    会社Aは免責額低減込み。

    会社Bは標準補償だけ。

    会社Cは空港料金込み。

    のように条件が揃っていない場合があります。

    「総額250豪ドル」と「総額290豪ドル」の40豪ドル差だけを見ず、何が含まれているか確認してください。

    総額で比較する

    おすすめは候補を2~3社まで絞った後、各社公式サイトで同じ条件を入力する方法です。

    例えば、

    同じ受取・返却日時。

    同じ営業所。

    同程度の車種。

    同じ追加運転者数。

    同程度の免責額。

    で比較します。

    そうすると、本当にどの会社が安いか分かります。

    追加料金を抑える方法

    市内観光中は車を借りない

    シドニー、メルボルンなどでは公共交通を活用。

    同じ営業所へ返却

    行程上無理がなければOne Way Feeを回避。

    追加運転者無料特典を確認

    配偶者・会員特典など。

    25歳以上の人を主運転者にする

    ただし実際に運転する全員の登録は必要。

    自分で満タンにする

    燃料サービス料金を回避。

    返却時間を守る

    余計な1日料金を防止。

    旅行保険のレンタカー免責補償を確認

    レンタカー会社の追加補償と比較。

    予約前チェックリスト

    チェック 内容
    □ 基本料金ではなく最終総額を確認
    □ 空港・Premium Location Surchargeを確認
    □ One Way Feeを確認
    □ 25歳未満ならYoung Driver Feeを確認
    □ 追加運転者料金を確認
    □ 配偶者・会員の無料特典を確認
    □ Excess・追加補償料金を確認
    □ デポジット額を確認
    □ 走行距離制限を確認
    □ 燃料返却条件を確認
    □ 営業時間と返却時間を確認
    □ 有料道路の精算方式を確認

    最初の料金ではなく最終金額を見る

    オーストラリアのレンタカー料金は、検索画面に最初に表示された金額だけでは判断できません。

    特に差が出やすいのが、

    空港・プレミアムロケーション料金。

    乗り捨て料金。

    若年運転者料金。

    追加運転者料金。

    免責額を下げる追加補償。

    です。

    さらに、

    燃料。

    有料道路。

    チャイルドシート。

    営業時間外対応。

    ロードサービス。

    返却遅延。

    などで追加料金が発生する場合があります。

    一方、すべての追加料金を避けることが正解でもありません。

    例えばOne Way Feeを払ってアデレードへ乗り捨てれば、メルボルンへ戻るための1日と燃料代を節約できます。

    空港営業所も市内より高くても、到着後すぐ車を借りて地方へ出発できるなら時間を節約できます。

    つまり重要なのは、

    追加料金そのものを嫌うのではなく、その料金を払うことで何が得られるのかを見ること。

    です。

    予約するときは、

    車両基本料金。

    必要な追加料金。

    補償。

    駐車場。

    燃料。

    乗り捨て。

    まで含めて、旅行全体の費用を考えましょう。

    例えば基本料金が20豪ドル安い会社でも、追加ドライバーや補償で50豪ドル高くなれば意味がありません。

    逆に、少し高いレンタカーでも必要なものが最初から含まれていれば、そのほうが最終的には安くなることがあります。

    「1日いくら?」ではなく、「返却まで全部含めていくら?」

    これがオーストラリアのレンタカー料金を比較するときの一番大切なポイントです。

    よくある質問

    オーストラリアのレンタカーは表示料金以外に追加料金がありますか?

    あります。空港・プレミアム営業所料金、乗り捨て、若年運転者、追加ドライバー、免責額軽減、チャイルドシート、燃料、有料道路などが追加される場合があります。

    空港でレンタカーを借りると高いですか?

    空港営業所にはPremium Location Surchargeなどが加算される会社があります。ただし空港から市内までの交通費や時間も考える必要があるため、空港営業所が必ず損とは限りません。

    レンタカーの乗り捨て料金はいくらですか?

    距離、車種、営業所、旅行時期などによって変わります。通常は予約時に料金が表示されます。別営業所へ返却する予定なら最初からワンウェイとして予約してください。

    25歳未満だとレンタカーは高くなりますか?

    多くの大手会社では21~24歳程度の運転者に若年運転者追加料金がかかります。また借りられる車種が制限される場合があります。

    ハーツの21~24歳の追加料金はいくらですか?

    2026年10月現在、ハーツ・オーストラリアでは一般乗用車等について1日16.50豪ドルで、30日間のレンタルにつき最大7日分までと案内しています。車種により条件が異なります。

    夫婦で交代運転すると追加料金がかかりますか?

    会社・会員制度によります。通常はAdditional Driver Feeが必要ですが、配偶者・パートナーや会員特典によって無料になる場合があります。運転する人は必ず正式に登録してください。

    レンタカーを早く返せば残りの日数は返金されますか?

    必ずしも返金されません。事前払いでは未使用日数を返金しないプランもあり、現地払いでもレンタル期間変更によって料金が再計算される場合があります。

    レンタカーのデポジットも追加料金ですか?

    通常は追加料金ではありません。レンタル中の料金支払いを保証するためカード利用枠を一時的に確保するもので、問題なく返却し追加請求がなければ不要分は解除されます。

    一番安いレンタカー会社はどう探せばよいですか?

    比較サイトで候補を絞った後、各社公式サイトで同じ日時・営業所・車種・補償条件を入力し、空港料金、追加運転者、若年料金、乗り捨てなどを含めた最終総額を比較するのがおすすめです。



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    トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

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  • オーストラリアのレンタカーで必要なデポジット・保証金はいくら?

    オーストラリアのレンタカーで必要なデポジット・保証金はいくら?

    オーストラリアでレンタカーを予約すると、車両料金とは別に「デポジット」「ボンド」「プレオーソリゼーション」といった言葉が出てきます。

    例えば、レンタカー料金は300豪ドルなのに、車を受け取った直後、カードの利用可能額がさらに200豪ドル、500豪ドル、場合によってはそれ以上減っている。

    初めて海外でレンタカーを利用する人なら、

    「追加料金を取られた?」

    「事故も起こしていないのに、なぜ500豪ドル必要なの?」

    と不安になるかもしれません。

    多くの場合、これは追加料金として確定した請求ではありません。

    レンタカー会社が、燃料代、延長料金、追加走行料金、車両の損傷など、返却時に発生する可能性のある費用に備えて、クレジットカードやデビットカードの利用可能額を一時的に確保する「保証金」です。

    英語では、

    Security Deposit。

    Bond。

    Pre-authorisation。

    などと呼ばれます。

    前の記事でExcessという免責額が出てきましたが、デポジットと同じものですか?
    まったく別です。デポジットはレンタル中の支払いを保証するためカードに一時的に確保する金額。Excessは事故などが起きた場合の自己負担上限です。この2つを混同しないことが大切です。

    そしてオーストラリアでは、レンタカー会社によって必要なデポジットがかなり違います。

    2026年10月現在、大手会社の一般乗用車を見ると、

    エイビス(Avis)では予約・カードの種類によって追加仮押さえ0~200豪ドル程度。

    バジェット(Budget)も0~200豪ドル程度。

    ユーロップカー(Europcar)は通常乗用車で200豪ドル。

    シクスト(SIXT)は車種、営業所、支払方法によって300~1,000豪ドル。

    というように条件が異なります。

    しかも多くの場合、この金額とは別にレンタカー料金そのものもカードへ仮押さえされます。

    この記事では、オーストラリアでレンタカーを利用する日本人旅行者向けに、デポジットはいくら必要なのか、カードには実際いくらの利用枠が必要なのか、返却後いつ戻るのか、クレジットカードとデビットカードでは何が違うのかを詳しく説明します。

    目次:オーストラリアのレンタカー・デポジット(クリックで開閉)
    1. まず結論|いくらカード枠を用意する?
    2. レンタカーのデポジットとは?
    3. プレオーソリゼーションとは?
    4. 実際の請求ではない
    5. デポジットとExcessはまったく別
    6. 何のために保証金を取る?
    7. 大手レンタカー会社のデポジット比較
    8. エイビスはいくら?
    9. バジェットはいくら?
    10. シクストはいくら?
    11. ユーロップカーはいくら?
    12. ハーツはいくら?
    13. レンタル料金も一緒に仮押さえされる
    14. 事前払いなら安くなる?
    15. 現地払いの場合
    16. クレジットカードの場合
    17. デビットカードの場合
    18. 保証金にはクレジットカードがおすすめ
    19. 現物カードが必要
    20. カード名義にも注意
    21. 利用可能枠はいくら必要?
    22. 300豪ドルのレンタカーなら
    23. 1週間レンタルなら
    24. ホテルの仮押さえと重なる
    25. 複数のレンタカーを利用する場合
    26. 返却するとデポジットはどうなる?
    27. エイビス・バジェットは最大10営業日程度
    28. ユーロップカーは支払方法で大きく変わる
    29. シクストは銀行側の処理待ち
    30. 「返金」と表示されないことがある
    31. 日本のカードではどう見える?
    32. 為替レートの影響
    33. 1,000豪ドルの保証金という情報もあるけど?
    34. 現金でデポジットを払える?
    35. Zero Excessを付けると保証金も減る?
    36. 燃料代とデポジット
    37. 有料道路料金
    38. 傷が見つかった場合
    39. 交通違反・駐車違反
    40. 仮押さえが戻らない場合
    41. 出発前にしておくこと
    42. 車を受け取るときに確認すること
    43. 返却時にしておくこと
    44. 営業所で使える英語
    45. チェックリスト
    46. デポジットを考えてカード枠に余裕を持つ
    47. よくある質問




    まず結論|いくらカード枠を用意する?

    日本人旅行者がオーストラリアで一般的な乗用車を借りる場合、

    レンタル代金

    +

    0~1,000豪ドル程度のデポジット

    が一時的にカード利用可能額へ影響する可能性がある、と考えておくと安全です。

    大手各社の一般的な例では、200豪ドル程度の追加仮押さえが多く見られます。

    ただしシクストでは車種・営業所・カードなどによって300~1,000豪ドルのデポジットがあります。

    会社 一般乗用車の代表的な追加保証額
    エイビス 0~200豪ドル程度 ※予約・支払方法による
    バジェット 0~200豪ドル程度 ※予約・支払方法による
    シクスト 300~1,000豪ドル ※車種・営業所・支払方法による
    ユーロップカー 200豪ドル
    ハーツ 予約・車種・営業所等の条件で確認

    重要なのは、これは「レンタカー代とは別に必ず支払う料金」ではないことです。

    原則として問題なく車を返却し、追加料金がなければ、不要となった保証分は解除されます。

    レンタカーのデポジットとは?

    レンタカー会社が車を貸す際に、返却時に発生する可能性がある料金の支払いを保証するために確保する金額です。

    ホテルのチェックイン時に行われるカード仮押さえと考え方はほぼ同じです。

    例えば、

    燃料不足。

    予定より遅い返却。

    追加走行距離。

    乗り捨て。

    追加オプション。

    有料道路。

    車両の損傷。

    などの精算に備えます。

    プレオーソリゼーションとは?

    英語ではPre-authorisationと呼ばれます。

    レンタカー会社がカード会社へ、

    「このカードから一定額を利用できるように確保してください」

    と依頼する処理です。

    カードアプリでは、

    Pending。

    保留中。

    未確定。

    処理中。

    などと表示される場合があります。

    実際の請求ではない

    プレオーソリゼーションは通常、その時点でお金がレンタカー会社へ移ったという意味ではありません。

    仮押さえ 実際の請求
    レンタカー会社へ入金 原則まだされない される
    カード利用可能額 減る 減る
    カード明細 保留中など 確定取引
    問題なく返却 不要分を解除 返金処理が必要

    カード利用可能額が減るので、「請求された」と感じやすいのですが、まず取引状態を確認してください。

    デポジットとExcessはまったく別

    前の記事で紹介したエクセス(Excess)とデポジットは別です。

    デポジット Excess
    目的 レンタル中の料金支払い保証 事故・損害時の自己負担上限
    いつ必要? 通常は車両受取時 対象事故・損害発生時
    事故がなければ 不要分は解除 支払いなし
    金額例 200~1,000豪ドル等 数千豪ドルになる場合あり

    例えば、

    デポジット:200豪ドル。

    Excess:5,000豪ドル。

    という契約も普通にあり得ます。

    「200豪ドルを預けたから事故時も200豪ドルまで」とはなりません。

    何のために保証金を取る?

    ユーロップカーは、デポジットを、

    燃料不足。

    追加日数。

    追加走行距離。

    乗り捨て料金。

    その他追加料金。

    などの精算に利用すると説明しています。

    レンタカー会社にとって、返却後に追加料金が発生した場合の支払い保証になるわけです。

    大手レンタカー会社のデポジット比較

    2026年10月時点の公式案内を比較してみます。

    会社 一般乗用車 商用・特殊車等 返却後の解除
    エイビス 追加0~200豪ドル 200~400豪ドル等 通常5~10営業日程度
    バジェット 追加0~200豪ドル 最大400豪ドル等 通常最大10営業日程度
    シクスト 300~1,000豪ドル 車種等で変動 返却後、銀行側で解除
    ユーロップカー 200豪ドル 500豪ドル 条件により5営業日~最大30日程度
    ハーツ 予約条件で確認 車種等で異なる カード会社等の処理による

    予約方法や法人・旅行会社料金などで条件が変わる場合があります。

    実際に借りる予約のTerms & Conditionsを最終確認してください。

    エイビスはいくら?

    エイビスでは、レンタカー料金の支払方法によって仮押さえの計算が違います。

    一般乗用車の代表例では、

    予約 カード 追加プレオーソリゼーション
    Pay Now・事前払い クレジット/デビット 200豪ドル+現地追加オプション等
    Pay Later クレジットカード 追加0豪ドル+レンタル契約額
    Pay Later デビットカード 200豪ドル+レンタル契約額

    つまり「エイビスのデポジットは必ず200豪ドル」という単純な仕組みではありません。

    事前払いか現地払いか、クレジットカードかデビットカードかによって変わります。

    バジェットはいくら?

    バジェットもエイビスとよく似た仕組みです。

    予約 カード 追加プレオーソリゼーション
    Pay Now クレジット/デビット 200豪ドル
    Pay Later クレジット 追加0豪ドル+レンタル予定額
    Pay Later デビット 200豪ドル+レンタル予定額

    商用車・トラックでは最大400豪ドルになる場合があります。

    法人、ツアー、パートナー料金などでは別条件になることがあります。

    シクストはいくら?

    シクストは少し幅があります。

    公式案内では、車両受取時のデポジットは、

    300~1,000豪ドル

    です。

    金額は、

    車種。

    受取営業所。

    支払方法。

    などによって変わります。

    そのため、シクストで高級車や大型車を借りる場合は、レンタル代とは別に1,000豪ドル近いカード利用可能枠が必要になる可能性も考えておきましょう。

    ユーロップカーはいくら?

    ユーロップカーは2026年現在、オーストラリア国内レンタルについて具体的な金額を公表しています。

    車種 デポジット
    通常乗用車・通常EV 200豪ドル
    商用車・ピープルムーバー・12人乗り等 500豪ドル
    特殊・高級車 500豪ドル・クレジットカードのみ

    さらにレンタカー料金もカードへ承認されるため、通常乗用車の場合は、

    レンタカー料金+200豪ドル

    がカード利用可能額へ影響する可能性があります。

    ハーツはいくら?

    ハーツ(Hertz)もレンタカー利用時に保証用カードを求めます。

    ハーツのオーストラリア旅行者向け公式案内でも、主運転者名義のクレジットカードをセキュリティー・デポジット用に持参するよう案内しています。

    一方、具体的な仮押さえ額は車種、料金プラン、営業所、支払条件によって確認が必要です。

    そのためハーツについては、予約確認書または予約時のRental Qualificationsで金額を確認するのが確実です。



    レンタル料金も一緒に仮押さえされる

    「デポジット200豪ドル」と聞くと、カード利用可能額が200豪ドルあれば足りるように感じます。

    実際にはそうとは限りません。

    レンタカー料金を現地払いする場合、多くの会社では、

    予想レンタル料金

    +

    デポジット

    をカードへ仮押さえします。

    例えば、

    レンタカー料金:600豪ドル。

    デポジット:200豪ドル。

    なら、

    800豪ドル程度

    の利用枠が一時的に必要になる可能性があります。

    事前払いなら安くなる?

    事前払いなら、レンタカー料金自体はすでに支払っているため、現地でのカード仮押さえを小さくできる場合があります。

    ただしデポジットがなくなるとは限りません。

    例えばエイビスやバジェットの一般乗用車のPay Nowでは、現在200豪ドルの追加プレオーソリゼーションがあります。

    さらに現地で追加したオプションがあれば、その料金も対象になります。

    現地払いの場合

    現地払いでは、レンタカー料金そのものも仮押さえの対象になることがあります。

    特にデビットカードでは、口座から利用できる残高が大きく減る可能性があります。

    「レンタカー代は帰国後にカード請求されるから、現地の資金には影響しない」と考えないほうがよいでしょう。

    クレジットカードの場合

    クレジットカードでは、仮押さえされた金額分だけ利用可能枠が減ります。

    例えば利用可能額が50万円あるカードに、1,000豪ドル相当の仮押さえが入れば、その分だけ旅行中にカードを利用できる余裕が少なくなります。

    口座から実際に1,000豪ドル相当が引き落とされたわけではありません。

    デビットカードの場合

    デビットカードはさらに注意が必要です。

    仮押さえ金額が銀行口座の利用可能残高から一時的に使えなくなります。

    例えば、

    銀行残高:2,000豪ドル相当。

    レンタル代+デポジット:900豪ドル。

    なら、旅行中に自由に使える口座残高が実質1,100豪ドル相当になる可能性があります。

    そして返却翌日に必ず900豪ドル相当が自由になるとは限りません。

    保証金にはクレジットカードがおすすめ

    オーストラリア旅行では、ホテルでもレンタカーでもカード仮押さえが発生することがあります。

    そのため、レンタカー保証用には十分な利用可能枠のあるクレジットカードを利用するほうが管理しやすいでしょう。

    デビットカードだけに頼ると、旅行中に使える現金相当額が一時的に大きく減る可能性があります。

    現物カードが必要

    スマートフォンだけで旅行する人は注意してください。

    大手レンタカー会社では、車を受け取る際に物理的なカードを求める会社があります。

    シクストは、有料道路決済等の都合からデジタルウォレットに対応せず、物理的なクレジットカードが必要と案内しています。

    エイビスもPay Nowを含め、受取時に物理カードを提示することを条件としています。

    Apple Payだけでオーストラリア旅行をする予定でも、レンタカーを借りるなら現物カードを持参しましょう。

    カード名義にも注意

    保証に使用するカードは、原則としてレンタカー契約者・主運転者本人名義が必要です。

    夫名義で予約して、妻名義のカードだけを持っていく。

    会社名義カードだけを持っていく。

    家族から借りたカードを持っていく。

    こうした場合は受取を断られる可能性があります。

    カード名義、予約者名、主運転者名を揃えておくと安心です。

    利用可能枠はいくら必要?

    「デポジットが200豪ドルだから200豪ドル余っていればよい」と考えないでください。

    次の金額を合計して考えます。

    レンタカー料金。

    デポジット。

    追加オプション。

    ホテルの仮押さえ。

    旅行中の食事・買い物。

    ツアー。

    予備費。

    これらを同じカードへ集中させると、利用限度額に近づく可能性があります。

    300豪ドルのレンタカーなら

    例えば、現地払いのレンタカー料金が300豪ドル。

    デポジットが200豪ドル。

    なら、カード上では最大500豪ドル程度の利用可能枠が一時的に必要になるケースがあります。

    さらにカーナビ、チャイルドシート、追加ドライバーなどを加えれば増える可能性があります。

    1週間レンタルなら

    レンタル料金が1,000豪ドル。

    デポジットが500豪ドル。

    なら、1,500豪ドル程度の枠が一時的に必要になる可能性があります。

    さらにホテルで300豪ドルを仮押さえされていれば、合計1,800豪ドル。

    実際にはそれほどお金を使っていなくても、カードの利用可能額は大きく減ることがあります。

    ホテルの仮押さえと重なる

    前の記事で紹介したように、オーストラリアのホテルでもカードのプレオーソリゼーションがあります。

    例えば、

    ホテル:300豪ドル。

    レンタカー:700豪ドル。

    なら、

    合計1,000豪ドル分のカード枠が一時的に使えない可能性があります。

    オーストラリアを周遊して複数ホテルへ泊まると、前のホテルの仮押さえが解除される前に次のホテル、レンタカーの仮押さえが重なることもあります。

    複数のレンタカーを利用する場合

    シドニーではレンタカーを2日。

    飛行機でメルボルンへ。

    メルボルンでもレンタカーを3日。

    という旅行もあります。

    シドニーのレンタカー会社が仮押さえを解除していても、カード会社への反映が終わる前にメルボルンで新たなデポジットが入れば、2つが同時に表示される可能性があります。

    周遊旅行では特にカード限度額に余裕を持たせてください。

    返却するとデポジットはどうなる?

    問題なく車を返却すると、レンタカー会社は最終料金を確定します。

    例えば、

    レンタル料金。

    追加ドライバー。

    有料道路。

    燃料。

    延長。

    などです。

    最終料金が確定した後、必要のなくなった仮押さえ部分が解除されます。

    ただし、レンタカー会社が解除した日=カード利用可能額へ戻る日ではありません。

    エイビス・バジェットは最大10営業日程度

    エイビスは、最終レンタル料金の決済後、残った仮押さえの解除について、通常5~10営業日程度かかる場合があると案内しています。

    バジェットも、通常は最大10営業日程度。

    実際の期間は利用している銀行によって異なります。

    日本発行カードでも、返却翌日に必ず利用枠が戻るとは考えないほうがよいでしょう。

    ユーロップカーは支払方法で大きく変わる

    ユーロップカーはさらに具体的な目安を公開しています。

    返却時にデポジットと同じカードで最終支払いを行った場合は5営業日程度。

    一方、別のカードで支払った場合や、事前払い済みでデポジットに使ったカードへ最終決済が発生しない場合などは、最大30日程度かかる場合があります。

    この違いは旅行者にとって重要です。

    シクストは銀行側の処理待ち

    シクストでは返却時に最終料金を決済し、仮押さえを解除します。

    その後いつ利用可能額へ戻るかは、カードを発行した銀行側の処理になります。

    旅行終了後もしばらくPending表示が残る可能性があります。

    「返金」と表示されないことがある

    デポジットは通常の買い物をキャンセルして返金する仕組みとは違います。

    そのため、

    「+200豪ドル」

    という返金取引がカード明細へ表示されないことがあります。

    最初に表示されていた200豪ドルのPending取引が消え、カードの利用可能額だけが元へ戻る場合があります。

    エイビスも、仮押さえは一時的なholdなので、解除時に返金取引として明細へ表示されないと説明しています。



    日本のカードではどう見える?

    オーストラリアのレンタカー会社は豪ドルで仮押さえを行います。

    日本発行のカードでは、アプリ上で、

    豪ドル表示。

    日本円換算表示。

    両方。

    のいずれかになる場合があります。

    カード会社ごとに表示方法が違います。

    為替レートの影響

    仮押さえ時に表示された日本円換算額と、最終的なレンタカー料金の日本円請求額が同じになるとは限りません。

    最終決済日までに為替が動く可能性があるからです。

    仮押さえ表示だけを見て、最終的な日本円料金と判断しないでください。

    1,000豪ドルの保証金という情報もあるけど?

    レンタカー会社のFAQを検索すると、1,000豪ドルなど高額な保証金が表示されることがあります。

    条件をよく確認してください。

    例えばエイビスには、営業所から100km以内に居住する「Local Renter」を対象とする追加の本人確認制度があります。

    この場合、通常1,000豪ドル、Zero Excess選択時500豪ドルの保証金が設定されることがあります。

    これは主に現地居住者向けの特別条件です。

    日本から訪れる一般的な観光客の通常レンタルと混同しないようにしましょう。

    現金でデポジットを払える?

    基本的には期待しないほうがよいでしょう。

    シクストは現金でのデポジットを受け付けていません。

    エイビスも多くの通常レンタルで承認されたクレジットカード・デビットカードを利用します。

    レンタカーを利用するなら、契約者本人名義の利用可能なカードを持参するのが基本です。

    Zero Excessを付けると保証金も減る?

    必ずしもそうではありません。

    Excess ReductionやZero Excessは、事故時の自己負担を減らす商品。

    デポジットは追加料金の支払いを保証するもの。

    目的が違います。

    そのためZero Excessを購入しても、通常のデポジットは必要になる会社があります。

    一方、特定の料金や契約条件ではデポジット条件が変わる場合もあるため、予約時に確認してください。

    燃料代とデポジット

    満タン返しの契約なのに燃料を補給せず返却すると、レンタカー会社が給油料金を請求します。

    こうした追加料金の精算にも、登録されたカード情報やデポジットが使われます。

    返却直前に給油し、レシートをしばらく保管しておくと安心です。

    有料道路料金

    シドニー、メルボルン、ブリスベンなどには電子式有料道路があります。

    レンタカー会社によっては、返却後に通行料金が確定し、登録カードへ別途請求されます。

    したがってデポジットが解除された後でも、有料道路の利用料金が後日カードへ請求されることがあります。

    傷が見つかった場合

    返却時に新しい損傷が確認された場合、デポジットとは別に損害調査やExcessに基づく請求が発生する可能性があります。

    車を受け取るときに、

    車体全体。

    ホイール。

    フロントガラス。

    バンパー。

    内装。

    をスマートフォンで撮影しておきましょう。

    既存の傷が契約書に記載されているかも確認します。

    交通違反・駐車違反

    スピード違反や駐車違反などがレンタル終了後に判明する場合があります。

    レンタカー会社から行政機関へ運転者情報が提供され、違反金とは別にレンタカー会社の事務手数料が発生することもあります。

    そのため「デポジットが解除されたから、もうカード請求は一切ない」とは限りません。

    仮押さえが戻らない場合

    返却後すぐに仮押さえが消えなくても、まず各社が案内している処理期間を確認してください。

    その期間を過ぎても残っている場合は、

    1.レンタカー会社へ連絡

    プレオーソリゼーションが解除済みか確認。

    2.カード会社へ連絡

    レンタカー会社が解除済みなら、カード会社側でいつ利用可能額へ戻るか確認。

    という順番が分かりやすいでしょう。

    予約番号、Rental Agreement番号、返却日、金額を手元に用意しておきます。

    出発前にしておくこと

    日本を出る前に、

    カード利用限度額。

    現在の利用可能額。

    海外利用制限。

    カード有効期限。

    を確認します。

    レンタカーを1週間以上借りる場合や、高級車・大型車を借りる場合は特に重要です。

    可能ならカードを2枚以上持っていくと、1枚の枠が仮押さえで少なくなっても対応しやすくなります。

    車を受け取るときに確認すること

    営業所で、

    How much is the security deposit?

    と聞けば、今回いくら保証金が必要なのか確認できます。

    さらに、

    Is this a charge or a pre-authorisation?

    実際の請求ですか、それとも仮押さえですか?

    と聞けば安心です。

    返却時にしておくこと

    できれば返却時に最終明細を確認しましょう。

    そして、

    Has the security deposit been released?

    保証金の仮押さえは解除されましたか?

    と確認します。

    車体、燃料計、走行距離、返却場所も写真に残しておくと安心です。

    営業所で使える英語

    How much is the security deposit?

    保証金はいくらですか?

    How much will you pre-authorise on my card?

    カードにはいくら仮押さえされますか?

    Does that include the rental charge?

    その金額にはレンタカー料金も含まれていますか?

    When will the hold be released?

    仮押さえはいつ解除されますか?

    Has the pre-authorisation been released?

    仮押さえは解除されましたか?

    この程度を覚えておけば十分です。

    チェックリスト

    チェック 確認内容
    □ レンタカー会社のデポジット額を確認
    □ レンタル料金も仮押さえ対象か確認
    □ 本人名義の物理カードを持参
    □ カード利用可能額に十分な余裕がある
    □ ホテルのカード仮押さえも考慮
    □ デポジットとExcessの違いを理解
    □ デビットカード利用時は口座残高に余裕
    □ 返却時に最終料金を確認
    □ 返却時の車両・燃料計を撮影
    □ 最終Rental Agreementを保管

    デポジットを考えてカード枠に余裕を持つ

    オーストラリアでレンタカーを借りると、多くの会社でデポジットまたはプレオーソリゼーションが行われます。

    一般乗用車なら200豪ドル前後の会社もありますが、シクストのように車種や営業所などによって300~1,000豪ドルになる会社もあります。

    そして重要なのは、

    このデポジットとは別にレンタカー料金そのものもカードへ仮押さえされる場合がある

    という点です。

    例えば、

    レンタル料金600豪ドル。

    デポジット200豪ドル。

    なら800豪ドル。

    さらにホテルで300豪ドル。

    なら合計1,100豪ドル相当が、一時的にカード利用可能額へ影響する可能性があります。

    また、デポジットとExcessは別です。

    デポジット200豪ドルでも、事故時のExcessが5,000豪ドルという契約はあり得ます。

    デポジット=保証金。

    Excess=事故時の自己負担上限。

    この違いは覚えておきましょう。

    そして返却後、仮押さえがすぐに消えなくても慌てる必要はありません。

    エイビスやバジェットでは通常5~10営業日程度。

    ユーロップカーでは条件によって5営業日から最大30日程度になることがあります。

    レンタカー会社が解除しても、最終的に利用可能額へ戻すのはカード会社や銀行だからです。

    日本人旅行者がオーストラリアでレンタカーを利用するなら、

    十分な利用枠のある本人名義のクレジットカード。

    できれば予備のカード。

    を持っていくのがおすすめです。

    特にホテル滞在とレンタカー利用が重なる旅行では、実際に使った金額以上にカード利用可能枠が減ることがあります。

    レンタカー料金だけではなく、「カードにいくら仮押さえされるか」まで確認してから予約する。

    これがオーストラリアでレンタカーを利用するときの大切なポイントです。

    よくある質問

    オーストラリアのレンタカーのデポジットはいくらですか?

    会社、車種、予約方法、カードの種類によって異なります。一般乗用車では200豪ドル程度の大手もありますが、シクストでは300~1,000豪ドルなど幅があります。さらにレンタル料金自体も仮押さえされる場合があります。

    デポジットは実際に引き落とされるのですか?

    プレオーソリゼーションの場合は、通常は実際の確定請求ではなくカードの利用可能額を一時的に確保します。ただしカードアプリでは保留中の取引として表示されることがあります。

    デポジットとExcessは同じですか?

    違います。デポジットはレンタル中に発生する追加費用の支払い保証、Excessは事故や車両損害が発生した場合の自己負担上限です。

    デポジット200豪ドルならカード枠も200豪ドルあれば足りますか?

    足りない場合があります。現地払いではレンタカー料金+デポジットが仮押さえされることがあります。ホテルの仮押さえや旅行中の支払いも考えて、カード利用可能額には十分な余裕を持たせてください。

    デビットカードでもデポジットを払えますか?

    対応する会社・車種があります。ただし仮押さえ分だけ銀行口座の利用可能残高が一時的に減ります。返却後も解除反映まで時間がかかることがあるため、旅行資金に余裕が必要です。

    レンタカー返却後、デポジットは何日で戻りますか?

    会社と銀行によります。エイビスやバジェットでは通常5~10営業日程度、ユーロップカーでは支払方法などによって5営業日程度から最大30日程度かかる場合があります。

    デポジットが戻ったのに返金表示がありません。

    プレオーソリゼーションは実際に支払ったお金の返金ではないため、「返金」という取引が表示されない場合があります。保留中だった取引が消え、利用可能額だけが増えることがあります。

    Zero Excessを付ければデポジットは不要ですか?

    必ずしも不要にはなりません。Zero Excessは事故時の免責額を減らす商品で、デポジットは燃料や延長料金などの支払い保証なので目的が異なります。

    日本発行のクレジットカードでもデポジットに使えますか?

    通常は国際ブランド付きの対応カードで利用できます。ただし主運転者本人名義、物理カード、十分な利用可能額などの条件があります。カード種類や車種による制限も予約時に確認してください。



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  • オーストラリアのレンタカー会社比較|ハーツ・エイビス・バジェット・シクストなど

    オーストラリアのレンタカー会社比較|ハーツ・エイビス・バジェット・シクストなど

    オーストラリアでレンタカーを借りようとすると、いくつもの会社が検索結果に出てきます。

    ハーツ(Hertz)。

    エイビス(Avis)。

    バジェット(Budget)。

    シクスト(SIXT)。

    ユーロップカー(Europcar)。

    さらに地域によっては、スリフティ、エイペックスなどもあります。

    そこで迷うのが、

    「どの会社を選べばいいの?」

    「一番安い会社で大丈夫?」

    という点ではないでしょうか。

    レンタカーは、航空券のように単純に表示価格だけで比較するのが難しい商品です。

    1日料金が安く見えても、

    免責額。

    若年ドライバー料金。

    追加運転者料金。

    デポジット。

    空港追加料金。

    乗り捨て料金。

    有料道路の処理手数料。

    などを加えると、別の会社のほうが安くなることがあります。

    また、旅行中に事故や故障が起きた場合、営業所の多さやロードサービスの体制も重要です。

    検索サイトで一番安いレンタカー会社を選べばいいのではないですか?
    短期間で市内近郊だけを走るなら価格重視でもよいですが、保険・免責額、追加ドライバー、カードの仮押さえ、走行条件まで含めて比較したほうが安心です。特に地方を長距離運転する場合は、料金以外も重要になります。

    結論から言うと、「この会社が常に一番おすすめ」という答えはありません。

    旅行者ごとに重視するポイントが違うからです。

    初めての海外レンタカーなら大手会社。

    料金を重視するならバジェット系。

    追加ドライバーを利用するなら無料条件のある会社。

    有料道路を多く使うなら料金処理方法。

    長距離周遊なら営業所ネットワーク。

    このように選ぶと分かりやすくなります。

    この記事では2026年10月時点の各レンタカー会社の公式情報をもとに、日本人旅行者がオーストラリアで利用しやすい大手レンタカー会社を比較します。




    まず結論|会社より総額と条件で比較

    大手5社を大まかに整理すると、次のように考えると分かりやすいでしょう。

    会社 向いている人 特徴
    ハーツ 初めての海外レンタカー、長距離旅行 大手で営業所が多く、車種・補償選択肢も豊富
    エイビス 大手の安心感を重視 主要空港・都市に営業所が多く、会員制度あり
    バジェット 料金と大手ブランドの両方を重視 全国に多数の営業所。追加運転者の無料条件もあり
    シクスト 新しい車種、分かりやすいオンライン手続き重視 料金・仮押さえ・有料道路などオンライン情報が比較的明確
    ユーロップカー 大手比較を幅広くしたい人 空港・都市部に展開し、車種選択肢も多い

    ただし、この表だけで会社を決める必要はありません。

    同じ会社でも、

    シドニー空港。

    メルボルン市内。

    ケアンズ空港。

    パース市内。

    では価格も車種も違います。

    旅行日・営業所・車種ごとに5社程度を同じ条件で検索するのが一番確実です。

    主要5社を一覧比較

    会社 最低年齢の基本 免許保有 デビット 有料道路
    ハーツ 21歳 原則12か月以上 多くの営業所で条件付き利用可 独自処理システム
    エイビス 21歳 12か月以上 条件付き利用可 Linkt
    バジェット 21歳 12か月以上 Visa・Mastercardのデビット等 Linkt
    シクスト 21歳 フルライセンス等が必要 営業所・車種等の条件による Linkt
    ユーロップカー 21歳 1年以上 車種等の条件あり 会社の決済方式

    25歳未満では利用できる車種が限定されたり、若年ドライバー追加料金が必要になる場合があります。

    高級車・大型車では25歳以上など、別の条件が設定されることもあります。

    何を比較すればよい?

    レンタカーを比較するときは、最低でも次の項目を見ます。

    基本料金。

    免責額。

    免責額を下げる追加補償。

    追加ドライバー料金。

    若年ドライバー料金。

    デポジット。

    空港追加料金。

    乗り捨て料金。

    走行距離制限。

    有料道路料金。

    燃料条件。

    キャンセル条件。

    これらを全部含めた金額が、本当の比較対象です。

    ハーツ

    ハーツは世界的にも知名度の高いレンタカー会社で、オーストラリアでも主要空港や都市部に多数の営業所があります。

    初めて海外でレンタカーを借りる人にとって、大手会社を利用する安心感は大きいでしょう。

    オーストラリアでの基本条件では、運転者は原則21歳以上。

    免許は有効なフルライセンスで、原則12か月以上保持している必要があります。

    21~24歳には若年ドライバー追加料金がかかります。

    また一部の特別車種では25歳以上が条件です。

    日本語の運転免許証の場合は、認められた英語翻訳等が必要です。

    前の記事で説明したとおり、日本人旅行者なら日本の免許証と国外運転免許証を一緒に用意しておくのが分かりやすいでしょう。

    ハーツでは、

    免責額を下げる補償。

    免責額を0にする補償。

    ガラス・タイヤ。

    プレミアム・ロードサービス。

    など、補償オプションも複数あります。

    「多少料金が高くても、補償内容をレンタカー会社側でまとめたい」という人には比較しやすい会社です。

    エイビス

    エイビスもオーストラリアの主要空港・都市でよく見かける大手レンタカー会社です。

    最低年齢は通常21歳。

    運転者はフルライセンスを12か月以上保持している必要があります。

    一部の高級車カテゴリー「シグネチャー・シリーズ」は25歳以上です。

    車を受け取るときには、本人名義の物理的なカードが必要になります。

    スマートフォンのタッチ決済だけでは車を借りられないため注意してください。

    また、エイビス・プリファード(Avis Preferred)という無料会員制度があります。

    会員は予約・貸出手続きを簡略化できるほか、現在は1人の追加ドライバーを無料で登録できる特典もあります。

    夫婦・友人で交代運転する旅行では確認しておく価値があります。

    バジェット

    バジェットは名前の印象どおり、料金を重視する旅行者が比較候補に入れやすい大手レンタカー会社です。

    ただし「格安の小規模会社」ではなく、オーストラリア全土に200か所以上の営業所があります。

    最低年齢は21歳。

    有効なフルライセンスを12か月以上保持している必要があります。

    25歳未満では借りられる車種が限定されるので注意してください。

    日本語の免許証の場合は、国外運転免許証等が必要です。

    バジェットの便利な点のひとつが追加ドライバーです。

    同居する配偶者・パートナーについては、条件を満たせば追加ドライバー料金なしで登録できます。

    また無料会員制度のファストブレイク(Fastbreak)にも追加ドライバーに関する特典があります。

    夫婦で長距離を交代運転する場合は比較してみる価値があります。

    シクスト

    シクストはドイツ発祥の世界的レンタカー会社で、オーストラリアでも主要都市・空港に営業所があります。

    最低年齢は21歳。

    21~24歳には若年ドライバー追加料金が発生します。

    日本の免許証のように英語以外で記載された免許の場合、認証された英語翻訳または国際運転免許証を提示できます。

    シクストの特徴のひとつは、支払い・カード仮押さえ・有料道路などの案内が公式サイトで比較的詳しく説明されていることです。

    車両受取時にはカードにレンタル料金とデポジット分の仮押さえが行われます。

    デポジット額は車両クラスによって変わります。

    また有料道路についてはLinktと連携し、利用した通行料と利用日ごとのサービス料金を登録カードへ自動請求する方式です。

    ユーロップカー

    ユーロップカーもオーストラリア各地で利用できる世界的な大手レンタカー会社です。

    最低年齢は基本21歳。

    免許を1年以上保持している必要があります。

    25~26歳未満の運転者には、予約条件や車種によって若年ドライバー追加料金が設定されます。

    日本語の免許証の場合、国際運転免許証、または条件を満たす認定英語翻訳が必要です。

    海外居住者はパスポート提示も求められます。

    デポジットについては、通常の乗用車ならレンタル料金とは別に200豪ドルをカードで仮押さえするのが現在の基本です。

    商用車・ピープルムーバーでは500豪ドル、特殊・高級車でも500豪ドルなど、車種によって変わります。

    最低年齢を比較

    今回紹介する主要5社は、一般的な乗用車なら基本的に21歳から借りられます。

    しかし、

    21歳なら全車種を借りられる

    という意味ではありません。

    25歳未満は、

    高級車。

    大型SUV。

    一部のスポーツモデル。

    などを借りられない会社があります。

    若い旅行者ほど、予約時の車種条件を確認してください。

    25歳未満は特に注意

    オーストラリアのレンタカーでは、21~24歳の運転者にYoung Driver Surchargeが付く会社が多くあります。

    1日ごとの追加料金なので、7日、10日借りると差が大きくなります。

    メインドライバーが26歳でも、追加運転者が23歳なら、その追加運転者について若年料金が必要になる場合もあります。

    免許保有期間

    大手会社では「免許を取得したばかり」の旅行者へ車を貸さないことがあります。

    ハーツ。

    エイビス。

    バジェット。

    ユーロップカー。

    などでは、通常免許保有1年以上が基本条件です。

    日本で免許を取って数か月しかたっていない場合は予約前に確認してください。

    日本人は国際運転免許証を用意

    前の記事でも詳しく紹介しましたが、日本の運転免許証は日本語表記です。

    そのため、

    日本の運転免許証。

    国外運転免許証。

    パスポート。

    を持って行くのがおすすめです。

    国外運転免許証だけでは運転できないので、日本の免許証も必ず携帯してください。



    カード条件を比較

    レンタカーではカードが非常に重要です。

    単なる支払手段ではなく、

    レンタル料金。

    デポジット。

    事故時の負担。

    燃料。

    有料道路。

    交通違反。

    などの精算にも使用されます。

    基本的には運転者本人名義のクレジットカードを持って行くのが一番分かりやすいでしょう。

    現物カードを持っていく

    オーストラリアではApple Payなどのスマートフォン決済が非常に普及しています。

    しかしレンタカー営業所では事情が違います。

    エイビスやバジェットでは、車両受取時に物理的なカードの提示を求めています。

    スマートフォンのタッチ決済だけでは不可です。

    レンタカーを利用する旅行なら、現物のカードを必ず持参してください。

    デビットカードは使える?

    会社・営業所・車種によって違います。

    ハーツでは、多くの営業所でVisaまたはMastercardブランドのデビットカードを利用できる場合があります。

    バジェットもVisa・Mastercardのデビットカードを受け付けています。

    シクストは営業所によってデビットカード利用条件が違うため、事前確認を推奨しています。

    ユーロップカーも一般車両ではデビットカードでのデポジットに対応していますが、特殊・高級車ではクレジットカードのみになる場合があります。

    ただしデビットカードでは仮押さえ分だけ銀行口座の利用可能残高が減るので、旅行中はクレジットカードのほうが使いやすいでしょう。

    デポジット・カード仮押さえ

    レンタカーを受け取るとき、ほとんどの大手会社ではカードにプレオーソリゼーション、つまり仮押さえを行います。

    これは事故時のExcessとは別です。

    例えば、

    レンタル料金500豪ドル。

    デポジット200豪ドル。

    なら、合計700豪ドル程度がカードの利用可能額から一時的に確保される場合があります。

    車を問題なく返却すれば、最終精算後に不要な仮押さえが解除されます。

    エイビスの仮押さえ例

    エイビスでは予約・支払方法によって仮押さえ額が変わります。

    現在の公式案内では一般乗用車について、Pay Now予約などでは追加オプション代等に加えて200豪ドルが仮押さえされる場合があります。

    商用車では400豪ドルなど、車種によって異なります。

    デビットカードを利用する場合は、支払方法によってレンタル料金相当額も仮押さえ対象になります。

    ユーロップカーの仮押さえ例

    ユーロップカーの2026年現在のオーストラリア向けデポジット方針では、

    車種 レンタル料金以外の仮押さえ目安
    通常乗用車 200豪ドル
    商用車・ピープルムーバー 500豪ドル
    特殊・高級車 500豪ドル・クレジットカードのみ

    実際の予約時には最新条件を確認してください。

    保険・免責額は会社ごとに比較

    前の記事で詳しく説明したとおり、レンタカーの価格比較ではExcess、つまり事故時の免責額が非常に重要です。

    1日料金が5豪ドル安くても、

    会社A:Excess 5,000豪ドル。

    会社B:Excess 3,000豪ドル。

    なら、事故時のリスクは大きく違います。

    さらに追加補償を付けた場合の1日料金も比較してください。

    Zero Excessの内容も違う

    各社には免責額を小さく、または0にする追加商品があります。

    しかし会社によって、

    タイヤ。

    フロントガラス。

    車体下部。

    屋根。

    単独事故。

    ロードサービス。

    などの扱いが違います。

    「Zero Excess」という商品名だけで比較せず、補償範囲を確認してください。

    追加ドライバー

    夫婦や友人で長距離ドライブするなら、追加ドライバーを正式に登録してください。

    契約書に登録されていない人が運転して事故を起こすと、保険や免責軽減が無効になる可能性があります。

    営業所で免許証を提示し、追加運転者として登録します。

    バジェットは配偶者等が無料の場合も

    バジェットでは、メイン運転者と同じ住所に住む配偶者・パートナーを追加運転者にする場合、現在は追加運転者料金がかかりません。

    業務利用の場合の一定の同僚等にも無料条件があります。

    その他の追加運転者には通常追加料金がかかります。

    2人で交代運転する旅行では、この違いが最終料金に影響します。

    エイビス・プリファード

    エイビスでは無料のエイビス・プリファード会員になると、現在1名の追加運転者を無料で登録できます。

    長距離旅行なら、レンタカー予約前に各社の無料会員制度も確認してみるとよいでしょう。

    有料道路の支払い

    シドニー、メルボルン、ブリスベンなどには有料道路があります。

    日本の高速道路のように料金所で現金を払う方式ではなく、ほとんどが電子式です。

    レンタカーではナンバープレートを読み取り、後から登録カードへ請求する仕組みが使われます。

    会社によって料金処理方法が違うため、受取時に確認してください。

    Linkt利用会社

    エイビス、バジェット、シクストなどでは、Linktを利用したレンタカー用有料道路決済があります。

    エイビスとシクストの現在の案内では、有料道路を利用した日は、実際の通行料金とは別に3.30豪ドル/日のレンタルサービス料金が加算されます。

    例えば1日に有料道路を3回走ってもサービス料金はその日1日分。

    翌日も有料道路を使えば、もう1日分が加算されます。

    ハーツの有料道路

    ハーツも有料道路料金をレンタカー利用者へ後日精算する仕組みを用意しています。

    レンタル終了後には、My Journey Portalから有料道路利用の請求書等を確認できます。

    ハーツでは料金プランや利用方法によって有料道路関連のオプションがありますので、契約時の説明を確認してください。

    乗り捨て

    オーストラリア旅行では、

    メルボルンで借りてアデレードで返却。

    パースで借りて西オーストラリア州内の別都市で返却。

    という乗り捨てを利用することがあります。

    大手各社は多くの区間でワンウェイ・レンタルに対応しています。

    ただしすべての営業所・車種で可能とは限らず、乗り捨て料金が発生する場合があります。

    長距離区間ではかなり高くなることもあるので、

    同一営業所返却

    と、

    別都市返却

    の両方を検索して総額を比較しましょう。

    空港営業所と市内営業所

    大手会社は主要空港内または空港周辺に営業所があります。

    空港到着後すぐ借りられるのは非常に便利です。

    一方、市内観光中はレンタカーが不要な都市もあります。

    例えばメルボルンに3泊して、最後の1日だけグレート・オーシャン・ロードへ行くなら、旅行初日から空港で借りる必要はありません。

    市内営業所から1日だけ借りる方法もあります。

    空港営業所は高くなることも

    空港営業所では、空港施設関連のサーチャージが料金へ加算される場合があります。

    そのため、

    空港営業所5日間。

    市内営業所5日間。

    を検索すると、同じ会社・同じ車種でも料金が違うことがあります。

    ただし空港から市内までの交通費・時間も必要です。

    数十豪ドル安くするために、大きなスーツケースを持って市内営業所まで移動する価値があるかも考えましょう。

    営業時間にも注意

    空港営業所は営業時間が長い傾向があります。

    一方、市内営業所では夕方早めや週末に閉まる店舗もあります。

    返却時間が営業時間を過ぎる場合は、営業時間外返却に対応しているか確認してください。

    営業時間外返却

    一部の営業所にはキー・ドロップがあり、営業終了後でも返却できます。

    ただし車両が正式に確認されるまでレンタル責任が継続する契約の場合もあります。

    車を置いて鍵を返却ボックスへ入れる前に、

    車体。

    燃料計。

    走行距離。

    駐車場所。

    を写真に残しておくと安心です。

    走行距離制限

    一般的な乗用車ではUnlimited Kilometres、つまり走行距離無制限の料金が多くあります。

    バジェットも、多くの予約では走行距離無制限と案内しています。

    しかし、

    特殊車両。

    地方営業所。

    長期レンタル。

    特別料金。

    などでは走行距離制限が設定されることがあります。

    長距離ドライブなら必ず確認してください。

    走行禁止道路

    レンタカー会社を比較するとき、アウトバック旅行では特に重要です。

    同じ4WDでも、会社ごとに走行できる道路が違います。

    未舗装道路。

    ビーチ。

    冠水道路。

    離島。

    特定の遠隔地。

    などは契約で禁止されている場合があります。

    禁止地域へ入って事故を起こすと、追加保険やZero Excessが無効になる可能性があります。

    燃料条件

    一般的なのは、

    満タンで借りる → 満タンで返す

    方式です。

    返却前に自分で給油しなかった場合は、レンタカー会社の燃料料金+サービス料金が加算されることがあります。

    レンタカー会社の給油料金は近隣のガソリンスタンドより高くなることがあるので、通常は返却前に満タンにするのがおすすめです。

    EVを借りる場合

    電気自動車を扱う会社も増えています。

    ただし旅行者の場合は、

    充電場所。

    ホテルの充電設備。

    走行距離。

    返却時に必要な充電残量。

    を確認してください。

    バジェットでは返却時の充電残量が一定水準を下回ると、追加のEV充電料金が発生する仕組みがあります。

    都市観光ならEVでも使いやすいですが、西オーストラリア州やアウトバックの長距離周遊では充電計画が重要です。



    市内+近郊だけなら

    例えばシドニーで、

    空港。

    ブルーマウンテンズ。

    ポート・スティーブンス。

    などへ数日だけ出かけるなら、大手5社の価格と免責額を比較すればよいでしょう。

    市内だけの日は公共交通を使い、郊外観光の日だけレンタカーを借りる方法もあります。

    長距離周遊なら

    1週間以上のロードトリップでは、料金だけでなく、

    営業所ネットワーク。

    ロードサービス。

    走行可能地域。

    乗り捨て。

    追加ドライバー。

    を重視します。

    何千キロも走る旅行では、途中でトラブルが起きた場合に大手の全国ネットワークが役立つことがあります。

    グレート・オーシャン・ロードなら

    メルボルンからグレート・オーシャン・ロード(Great Ocean Road)へ1~2日だけ行くなら、会社間の大きな違いより、

    便利な市内営業所。

    免責額。

    追加補償。

    営業時間。

    を比較するのがおすすめです。

    夫婦で交代運転するなら追加ドライバー無料条件も確認しましょう。

    ケアンズ周辺なら

    ケアンズからポート・ダグラスやデインツリー方面を旅行するなら、空港またはケアンズ市内で借りることができます。

    短期なら価格重視でもよいですが、デインツリーなどへ行く場合は走行可能道路の条件を確認してください。

    すべてのレンタカーがすべての未舗装道路を走れるわけではありません。

    西オーストラリアなら

    西オーストラリア州は特に走行距離が長くなります。

    パースからマーガレット・リバー。

    ピナクルズ。

    さらに北部。

    などへ行く場合、

    Unlimited Kilometres。

    ロードサービス。

    走行禁止区域。

    乗り捨て料金。

    を重視してください。

    単純な1日料金だけで選ぶ旅行先ではありません。

    比較サイトを使う場合

    レンタカー比較サイトは、複数会社の料金を一度に見られるので便利です。

    ただし表示される「最安料金」だけでは判断しないでください。

    比較サイト経由の予約では、

    レンタカー会社本体の補償。

    比較サイト独自の保険。

    第三者保険会社の免責補償。

    などが混在することがあります。

    事故時に誰へ請求するのかも確認しておきましょう。

    公式サイトでも再確認

    比較サイトで候補を決めたら、同じ日時・車種を各社公式サイトでも検索してみましょう。

    公式予約では、

    会員価格。

    無料キャンセル条件。

    追加ドライバー特典。

    補償プラン。

    などが分かりやすい場合があります。

    価格差が小さければ、予約変更やトラブル対応を考えて公式サイトから予約する方法もあります。

    「一番安い」だけで選ばない

    例えば、

    会社A 会社B
    基本料金 250豪ドル 290豪ドル
    追加ドライバー 30豪ドル 無料
    必要な追加補償 90豪ドル 50豪ドル
    実質合計 370豪ドル 340豪ドル

    ということがあります。

    最初の検索結果では会社Aが40豪ドル安いのに、最終的には会社Bのほうが安くなります。

    予約最終画面まで進めて総額を比較することが重要です。

    旅行タイプ別おすすめの選び方

    旅行タイプ 選び方
    初めての海外運転 大手5社から補償条件が分かりやすい会社
    価格重視 バジェットを含め5社の最終総額比較
    夫婦で交代運転 追加ドライバー無料条件を確認
    21~24歳 若年料金+借りられる車種を比較
    1~2日だけ利用 ホテルに近い市内営業所を優先
    1週間以上の周遊 営業所数・ロードサービス・走行条件重視
    都市間乗り捨て One Way Fee込み総額を比較
    有料道路を多用 各社のToll料金処理を確認

    会社名だけで選ぶのではなく、旅行内容に合わせて比較するのがおすすめです。

    受取時チェックリスト

    チェック 内容
    □ 日本の運転免許証
    □ 国外運転免許証
    □ パスポート
    □ 本人名義の現物カード
    □ Excessの金額
    □ 追加補償の内容
    □ デポジット金額
    □ 追加運転者が登録されている
    □ 有料道路の精算方法
    □ 燃料返却条件
    □ 走行禁止道路
    □ 車体の傷を写真撮影
    □ ロードサービス電話番号

    総額・免責額・使いやすさで決める

    オーストラリアには多くのレンタカー会社があります。

    日本人旅行者が比較しやすい大手なら、

    ハーツ。

    エイビス。

    バジェット。

    シクスト。

    ユーロップカー。

    あたりから探すとよいでしょう。

    しかし「どの会社が一番いいか」は旅行ごとに変わります。

    レンタカー料金は、

    営業所。

    旅行日。

    車種。

    予約時期。

    需要。

    によって大きく変わるからです。

    さらに重要なのが、表示された車両料金以外の部分です。

    特に確認したいのは、

    Standard Excessはいくらか。

    追加補償はいくらか。

    追加ドライバーはいくらか。

    若年運転者追加料金はあるか。

    デポジットはいくらか。

    乗り捨て料金はいくらか。

    です。

    この条件を含めて比較すると、検索結果で一番安く表示された会社が最終的にも一番安いとは限りません。

    また大手会社には、営業所ネットワーク、車両交換、事故・故障対応などの安心感があります。

    1日だけ借りて近郊を走る旅行なら価格を重視してもよいでしょう。

    一方、1週間以上の長距離周遊なら数十豪ドルの違いより、営業所ネットワークや補償条件を優先する価値があります。

    そして日本人旅行者なら、

    日本の運転免許証。

    国外運転免許証。

    パスポート。

    本人名義の現物クレジットカード。

    を準備しておくと、主要レンタカー会社での手続きがスムーズです。

    「一番安いレンタカー会社」ではなく、「自分の旅行条件で最終的に一番使いやすい会社」を選ぶ。

    これがオーストラリアのレンタカー選びで一番大切なポイントです。

    よくある質問

    オーストラリアでおすすめのレンタカー会社はどこですか?

    ハーツ、エイビス、バジェット、シクスト、ユーロップカーなどの大手は日本人旅行者でも比較しやすい会社です。ただし料金は旅行日・営業所・車種によって変わるので、同条件で複数社を比較するのがおすすめです。

    オーストラリアのレンタカーは何歳から借りられますか?

    今回紹介した主要大手では、一般乗用車は基本的に21歳以上です。ただし21~24歳には若年ドライバー追加料金がかかったり、借りられる車種が制限されたりする場合があります。

    一番安いレンタカー会社を選べばよいですか?

    基本料金だけでは判断しないほうがよいでしょう。追加補償、Excess、追加運転者、デポジット、空港料金、乗り捨て料金などを含めた最終総額で比較してください。

    デビットカードでもレンタカーを借りられますか?

    利用できる会社・営業所もありますが、車種や支払方法によって制限があります。デビットカードでは仮押さえ分だけ口座の利用可能残高が減るので、十分な利用枠のあるクレジットカードのほうが使いやすいでしょう。

    スマートフォンのクレジットカードだけでレンタカーを借りられますか?

    できない会社があります。エイビスやバジェットなどは、車両受取時に物理的なカードを提示するよう案内しています。現物のクレジットカードを持参してください。

    夫婦で交代運転すると追加料金がかかりますか?

    会社によります。バジェットでは同住所の配偶者・パートナーを一定条件で無料追加でき、エイビス・プリファード会員にも1名無料の追加ドライバー特典があります。必ず正式に追加運転者として登録してください。

    有料道路はレンタカーでどう払いますか?

    会社ごとに電子決済の仕組みがあります。エイビス、バジェット、シクストなどはLinktを利用しています。実際の通行料に加えてサービス料金がかかる場合があります。

    レンタカーは空港で借りるほうがいいですか?

    到着後すぐ地方へ向かうなら便利です。数日間シドニーやメルボルン市内を観光するなら、公共交通を利用して、必要になった日だけ市内営業所から借りるほうが安くなる場合があります。

    レンタカー会社によって保険内容は違いますか?

    違います。標準Excess、Excess Reduction、Zero Excess、タイヤ・ガラス、単独事故などの扱いが会社や商品によって異なります。料金だけではなく補償条件を確認してください。



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  • オーストラリアのレンタカー保険|Excess・免責額とは?事故時にいくら払うのか解説

    オーストラリアのレンタカー保険|Excess・免責額とは?事故時にいくら払うのか解説

    オーストラリアでレンタカーを検索すると、料金の安さに驚くことがあります。

    ところが予約を進めていくと、

    「Excess」

    「Loss Damage Waiver」

    「Excess Reduction」

    「Zero Excess」

    など、聞き慣れない言葉が次々に出てきます。

    さらに営業所で、

    「事故の場合の免責額は数千豪ドルです」

    と言われて、初めて驚く人も少なくありません。

    オーストラリアのレンタカーで非常に重要なのが、エクセス(Excess=免責額・自己負担上限)です。

    レンタカー料金に基本的な補償が含まれていても、事故を起こしたときの自己負担が0豪ドルとは限りません。

    例えば、事故による車両損害について「最大5,000豪ドルまで利用者負担」という契約なら、その5,000豪ドルがエクセスです。

    そしてレンタカー会社では、追加料金を払って、このエクセスを小さくしたり0豪ドルにしたりする商品を販売しています。

    「保険付き」と書かれていれば、事故を起こしても支払いはないと思っていました。
    そこが一番分かりにくいところです。基本料金に補償が含まれていても、多くの場合は免責額があります。また、タイヤやガラス、車体下部などが別扱いになる商品もあるので、単に「保険付き」だけで判断しないことが大切です。

    さらに、日本の海外旅行保険やクレジットカード付帯保険に「レンタカー免責補償」が付いている場合もあります。

    この場合は、レンタカー会社の高額な追加補償を購入せず、事故時にはいったんレンタカー会社へ免責額を払い、後から保険会社へ請求するという方法も考えられます。

    ただし、旅行保険なら何でもレンタカー事故を補償するわけではありません。

    補償上限。

    対象となる車種。

    運転者登録。

    タイヤ・ガラス。

    単独事故。

    契約違反。

    など、条件を確認する必要があります。

    この記事では2026年10月時点のオーストラリアの大手レンタカー会社や旅行保険の案内をもとに、レンタカーの「保険」「免責額」「追加補償」の仕組みを日本人旅行者向けに整理します。




    まず結論|一番重要なのはExcess

    オーストラリアでレンタカーを予約するとき、一番確認したい数字は、車両の1日料金だけではありません。

    事故を起こした場合、自分はいくらまで負担する可能性があるのか。

    つまり、

    Excess(エクセス)

    です。

    項目 意味
    Rental Rate レンタカー基本料金
    LDW・CDW等 車両損害に対する基本的な責任軽減制度
    Excess 事故時などに利用者が負担する上限額
    Excess Reduction 追加料金で免責額を小さくする商品
    Zero Excess 対象となる損害の免責額を0にする商品

    レンタカー会社によって名称は異なります。

    また同じ会社でも、車種、営業所、予約プランによって金額が変わります。

    そのため「オーストラリアのレンタカー免責額は一律○豪ドル」と考えないでください。

    Excessとは?

    エクセスとは、日本の自動車保険でいう「免責額」に近い考え方です。

    レンタカーの損害について利用者の責任を一定額までに制限する制度があっても、その一定額までは利用者自身が負担する可能性があります。

    ユーロップカー(Europcar)は、契約条件を守っていることを前提に、事故・盗難などで利用者が負担する最大額をExcessとして説明しています。

    つまり、

    補償がある=自己負担0

    ではありません。

    免責額5,000豪ドルならどうなる?

    分かりやすく架空の例で考えてみましょう。

    レンタカー契約のExcessが、

    5,000豪ドル

    だったとします。

    事故を起こし、対象となる修理費が2,000豪ドルなら、最大5,000豪ドルという枠内なので、2,000豪ドルを負担する可能性があります。

    修理費が8,000豪ドルなら、契約条件を満たしている限り、利用者負担は最大5,000豪ドルまでに制限される、という考え方です。

    修理費 Excess 利用者負担の考え方
    1,000豪ドル 5,000豪ドル 最大1,000豪ドル
    3,000豪ドル 5,000豪ドル 最大3,000豪ドル
    8,000豪ドル 5,000豪ドル 原則最大5,000豪ドル

    ただし、これには重要な条件があります。

    レンタル契約の補償対象となる事故であることです。

    契約違反や補償除外項目に該当すると、この免責額による上限そのものが適用されない場合があります。

    基本料金には何が含まれる?

    大手レンタカー会社では、通常の料金に一定の車両損害に対する責任軽減制度が含まれていることがあります。

    例えばバジェット(Budget)では、すべてのオーストラリア国内レンタルにロス・ダメージ・ウェーバー(Loss Damage Waiver/LDW)が含まれ、車両の損失・損害に対する利用者の責任をStandard Excessまでに制限すると案内しています。

    シクスト(SIXT)でも、すべての予約にStandard Coverが含まれています。

    ただし、ここで注意したいのが、

    「基本補償あり」

    と、

    「免責0」

    はまったく違うということです。

    厳密には「保険」ではないことも

    日本では分かりやすく「レンタカー保険」と呼ぶことが多いのですが、レンタカー会社が販売する商品は、厳密には保険会社の保険そのものではなく、

    Waiver。

    Protection。

    Damage Reduction。

    など、レンタカー会社に対する損害賠償責任を軽減する契約の場合があります。

    そのため、

    「保険に入ったから何でも補償される」

    という考え方は避けてください。

    名称ではなく、契約条件と除外項目を見ることが重要です。

    CTPとレンタカー車両補償は別

    オーストラリアには、自動車登録に関連する強制的な対人補償制度があります。

    一般にCTP(Compulsory Third Party)と呼ばれます。

    しかしこれは、自分が借りているレンタカーの傷やへこみを無料で直してくれる制度ではありません。

    レンタカー会社の車両損害に対する責任と、第三者の人身損害への補償は分けて考える必要があります。

    LDW・CDWとは?

    予約画面でよく見るのが、

    LDW(Loss Damage Waiver)。

    CDW(Collision Damage Waiver)。

    です。

    会社によって名称や内容は違いますが、一般的にはレンタカーの損害について利用者の責任を一定額に制限する仕組みです。

    ユーロップカーではCDW等が料金に含まれる場合、事故・盗難時の最大責任額としてExcessが設定されると説明しています。

    バジェットでもLDWによって責任がStandard Excessまでに制限されます。

    Excess Reductionとは?

    標準免責額を小さくする追加商品です。

    例えば標準Excessが5,000豪ドルだった場合、追加料金を払って、

    5,000豪ドル

    ↓

    1,000豪ドル

    のように下げるイメージです。

    実際の金額は会社、車種、営業所、商品によって異なります。

    バジェットはExcess Reductionを、Standard Excessをさらに小さくする任意の追加商品として案内しています。

    Zero Excessなら完全に0円?

    ここも非常に重要です。

    「Zero Excess」という名称だけを見て、どんな事故でも絶対0豪ドルと思わないでください。

    対象となる損害について免責額を0にする商品であっても、

    タイヤ。

    ガラス。

    車内。

    車体下部。

    屋根。

    水没。

    誤給油。

    鍵。

    契約違反。

    などが別扱いになる場合があります。

    会社ごとの補償内容を見る必要があります。

    シクストの例

    シクストではStandard Coverが基本料金に含まれます。

    追加料金で、

    Reduced Excess。

    $0 Excess。

    などを選択できます。

    ただし2025年5月から商品構成が変更され、$0 Excessはタイヤ・ガラス損害を含まない商品となっています。

    タイヤ・フロントガラスなどを補償したい場合は、別途Tyre & Glass Protectionがあります。

    また、事故内容や営業所によってはSingle Vehicle Accident Feeが追加される場合があります。

    「$0 Excess」という言葉だけでは判断できない好例です。

    バジェットの例

    バジェットではLDWがすべてのオーストラリア国内レンタルに含まれます。

    そのうえで、

    Excess Reduction。

    Zero Excess。

    などを追加できます。

    現在のバジェットの案内では、Zero Excessの商品では対象となる損害について免責額が0になり、タイヤ・窓ガラスも対象に含まれます。

    一方で、

    車体上部。

    車体下部。

    水による損害。

    など、契約上の除外が残ります。

    そのため「Zero」という名前でも、契約書の除外項目は必ず確認してください。

    エイビスの例

    エイビス(Avis)でも、参加営業所で、

    Excess Reduction。

    Zero Excess。

    といった追加補償を利用できます。

    またシドニー空港営業所では、レンタル開始時に予想レンタル料金に加えて、一般乗用車等について最大200豪ドルの追加プレオーソリゼーションをカードに設定すると案内しています。

    ここで注意したいのは、この200豪ドルの仮押さえと事故時のExcessは別物ということです。



    補償対象外になるもの

    レンタカー保険で最も注意したい部分です。

    追加補償を買ったからといって、すべての損害について責任がなくなるとは限りません。

    会社によって違いますが、代表的な注意項目は、

    タイヤ・ガラス。

    屋根。

    車体下部。

    水没。

    誤給油。

    鍵紛失。

    無断運転者。

    酒気帯び。

    禁止道路走行。

    故意・重大な過失。

    などです。

    タイヤ・ガラス

    飛び石によるフロントガラスの損傷や、タイヤのパンクは旅行中にも起こり得ます。

    しかし基本補償や一部のExcess Reductionでは別扱いになることがあります。

    シクストでは現在、Reduced Excessや$0 Excessとは別にTyre & Glass Protectionを用意しています。

    一方、バジェットの商品構成ではZero Excess等にタイヤ・窓ガラスが含まれる場合があります。

    会社によってまったく違う部分です。

    車体下部・屋根

    縁石。

    未舗装道路。

    低い障害物。

    駐車場の高さ制限。

    などで発生する可能性があります。

    標準補償や追加補償の対象外になる会社もあります。

    キャンピングカーや大型SUVでは特に屋根の損傷にも注意してください。

    冠水・水没

    オーストラリアでは大雨の際、地方道路が冠水することがあります。

    冠水道路へ進入して車が故障・水没した場合、通常の免責軽減が適用されないことがあります。

    道路が冠水していたら、無理に進まないことが大切です。

    誤給油・鍵紛失

    ガソリン車にディーゼルを入れる。

    ディーゼル車にガソリンを入れる。

    レンタカーの鍵を紛失する。

    車内へ鍵を閉じ込める。

    こうしたトラブルは事故とは扱いが違う場合があります。

    ユーロップカーでも、誤給油、鍵の紛失、タイヤトラブル、バッテリー上がりなどは通常の無料ロードサービス範囲外となり得るため、別のAssistance Plus商品を提供しています。

    走行禁止道路・契約違反

    契約条件で走行を禁止されている未舗装道路へ入った。

    ビーチを走行した。

    洪水区域へ進入した。

    登録されていない人が運転した。

    飲酒運転をした。

    こうした場合はExcessの上限が適用されず、損害額全体を請求される可能性があります。

    免責額は「契約を守って運転していること」が前提と考えてください。

    単独事故は別料金の場合も

    他の車との衝突ではなく、

    電柱。

    ガードレール。

    壁。

    駐車場の柱。

    などへぶつける事故を単独事故と呼びます。

    レンタカー会社によっては通常のDamage Excessとは別に、Single Vehicle Accident Feeが設定されることがあります。

    シクストは、契約内容や営業所によってSingle Vehicle Accident FeeがDamage Recovery Feeへ追加される場合があると明記しています。

    相手が悪くても免責額を払う?

    「自分に過失がなければ何も払わない」と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。

    事故直後には相手の責任が確定していないからです。

    例えばバジェットでは、第三者が事故原因だった場合でも、いったん契約上のExcessを利用者が負担し、その後責任が確定して相手方から損害を回収できれば返金すると案内しています。

    シクストでも、責任ある第三者またはその保険会社から損害を回収できた場合、Damage Recovery Feeを全額または回収割合に応じて返金するとしています。

    したがって事故時には、相手の、

    氏名。

    住所。

    電話番号。

    免許証情報。

    車両登録番号。

    保険情報。

    などを可能な範囲で確認することが重要です。

    海外旅行保険でExcessを補償できる?

    商品によってはできます。

    海外旅行保険には、

    Rental Vehicle Excess

    などの名称で、レンタカー会社へ支払った免責額を一定額まで補償するものがあります。

    例えばオーストラリアのアリアンツ(Allianz)の包括的な旅行保険では、契約条件を満たしたレンタカーの事故・盗難について、利用者が負担したExcess等を保険の上限まで補償する仕組みがあります。

    日本で加入する海外旅行保険やクレジットカード付帯保険にも似た補償がある場合があります。

    ただし商品ごとに条件は異なります。

    旅行保険は後払い精算が基本

    レンタカー会社のZero Excessと旅行保険のRental Vehicle Excess Coverには、大きな違いがあります。

    旅行保険を使う場合、多くは事故時に、

    レンタカー会社へまず自分で支払う

    ↓

    帰国後などに旅行保険会社へ請求

    という流れになります。

    つまり、レンタカー会社で追加補償を購入しなければ、事故時には数千豪ドルを一時的にカードで支払える利用枠が必要になる可能性があります。

    保険会社へ請求すれば、その場でレンタカー会社への支払いがなくなるわけではありません。

    補償上限に注意

    旅行保険のRental Vehicle Excessには上限があります。

    例えば、

    レンタカー会社のExcess:6,000豪ドル

    旅行保険の補償上限:5,000豪ドル

    なら、条件次第では差額部分が自己負担として残る可能性があります。

    オーストラリアのレンタカーでは標準免責額が数千豪ドルになることがあるため、旅行保険を利用するなら、レンタカー契約のExcess以上の補償上限があるかを確認してください。

    クレジットカード付帯保険

    一部のクレジットカードには海外旅行中のレンタカー免責補償があります。

    ただし、

    カードでレンタカー代を支払う必要がある。

    本会員だけが対象。

    家族カードは条件が違う。

    対象車種が限定される。

    補償上限がある。

    旅行前にカードで一定の旅行代金を支払う必要がある。

    など、条件はカードごとに異なります。

    「ゴールドカードだから大丈夫」と思わず、旅行前に保険規約を確認してください。

    レンタカー会社補償と旅行保険を比較

    レンタカー会社の追加補償 旅行保険のExcess補償
    追加費用 1日ごとに高くなることがある 旅行保険料に含まれる場合あり
    事故時 対象損害なら免責額をその場で軽減 まず自分で支払い、後日請求が一般的
    手続き 比較的簡単 保険金請求が必要
    利用可能枠 高額Excessの一時負担を避けやすい 数千豪ドルの一時支払いが必要になる場合
    補償内容 商品ごとに除外あり 保険約款ごとに除外・限度額あり

    どの方法がおすすめ?

    絶対的な正解はありません。

    旅行者の、

    レンタル日数。

    カード利用可能額。

    旅行保険の内容。

    事故時に英語で手続きできるか。

    安心をどこまで優先するか。

    によって変わります。

    分かりやすさと安心を重視するなら、レンタカー会社のExcess ReductionやZero Excess。

    費用を抑え、十分な旅行保険にすでに加入しているなら、そのレンタカー免責補償を利用する方法があります。

    1~2日だけ借りる場合

    短期間なら、レンタカー会社の追加補償を付けても総額との差がそれほど大きくならないことがあります。

    例えばグレート・オーシャン・ロードへ1日だけ行く。

    ケアンズ周辺を2日だけ走る。

    というケースです。

    事故時の高額な一時負担や保険金請求の手間を避けたい人には、レンタカー会社の追加補償は分かりやすい選択です。

    1週間以上借りる場合

    1日ごとのExcess Reduction料金を7日、10日と支払うと、追加料金がかなり大きくなることがあります。

    この場合、海外旅行保険やレンタカー免責専用商品との比較価値が高くなります。

    ただし「安いから外部保険」という判断だけではなく、補償上限と対象外損害を必ず確認してください。

    デポジットとExcessは別

    前の記事でホテルのカード仮押さえについて説明しましたが、レンタカーでもデポジットやプレオーソリゼーションがあります。

    ここで、

    デポジット

    と、

    Excess

    を混同しないでください。

    デポジット・仮押さえ Excess
    目的 料金等の支払保証 事故時の自己負担上限
    事故なし 未使用分は解除 通常支払わない
    金額 会社・車種・支払方法で異なる レンタル契約に記載

    エイビス・シドニー空港では、現在一般乗用車等についてレンタル予想額に加え最大200豪ドルのプレオーソリゼーションを設定すると案内しています。

    しかし事故時のExcessは、それとは別の金額です。



    事故を起こしたら何をする?

    事故時はレンタカー会社の指示に従ってください。

    基本的には、

    安全確保。

    負傷者確認。

    必要に応じ救急・警察へ連絡。

    相手車両の情報確認。

    写真撮影。

    レンタカー会社へ連絡。

    事故報告書提出。

    という流れです。

    自己判断でその場で修理代を相手へ払ったり、責任を全面的に認めたりしないよう、契約条件を確認してください。

    写真を必ず撮る

    安全が確保できる場合は、

    車両全体。

    損傷箇所。

    相手車両。

    ナンバープレート。

    道路。

    信号。

    標識。

    周囲の状況。

    などを撮影します。

    旅行保険へ請求するときにも役立つ可能性があります。

    警察への届け出

    事故の内容によっては警察への届け出が必要です。

    負傷者がいる。

    相手が情報交換を拒否。

    車が走行不能。

    重大な物損。

    盗難。

    などの場合は特に重要です。

    レンタカー会社や旅行保険から、警察のレポート番号や事故報告書を求められることもあります。

    旅行保険請求に必要な書類

    保険会社によりますが、一般的には、

    レンタカー契約書。

    事故報告書。

    レンタカー会社の最終損害明細。

    Excessを支払った証明。

    修理・損害報告。

    警察レポート。

    写真。

    などを求められる可能性があります。

    例えばカバー・モア(Cover-More)は、レンタカー免責補償の請求について最終損害・修理報告書を提出する必要があると案内しています。

    事故後にもらった書類はすべて保管しておきましょう。

    予約前に確認する項目

    確認 内容
    □ Standard Excessはいくらか
    □ Excess Reduction後はいくらか
    □ Zero Excessの料金
    □ タイヤ・ガラスは対象か
    □ 車体下部・屋根は対象か
    □ 単独事故追加料金があるか
    □ 未舗装道路の条件
    □ デポジット・仮押さえ額
    □ 旅行保険のRental Vehicle Excess上限

    営業所で確認する項目

    レンタカーを受け取る際は、契約書に表示されたExcessをもう一度確認してください。

    英語なら、

    What is my damage excess?

    事故時の免責額はいくらですか?

    Does this cover tyres and windscreen?

    タイヤとフロントガラスも対象ですか?

    Is there a separate single vehicle accident fee?

    単独事故の追加負担はありますか?

    Are there any roads I’m not allowed to drive on?

    走行禁止道路はありますか?

    この4点だけでも確認すると安心です。

    格安レンタカーで特に注意すること

    検索サイトで最も安いレンタカーを選んでも、最終的に最安とは限りません。

    例えば、

    基本料金は安い。

    しかし標準Excessが高い。

    Excess Reductionが高額。

    空港送迎が必要。

    走行距離制限がある。

    追加ドライバーが有料。

    という場合があります。

    「1日料金+必要な追加補償+手数料」の総額で比較してください。

    旅行で実際に起こり得る例

    例えばメルボルンで3日間レンタカーを借り、グレート・オーシャン・ロードへ行くとします。

    プランA

    基本料金は安い。

    Standard Excessは高額。

    追加補償なし。

    その代わり、海外旅行保険に十分なRental Vehicle Excess補償がある。

    事故時には、いったんレンタカー会社へExcessを支払い、その後保険会社へ請求します。

    プランB

    レンタカー会社でZero Excessを追加。

    1日料金は高くなる。

    しかし対象事故なら高額なExcessの一時負担を避けやすい。

    どちらが良いかは、追加補償料金と旅行保険の内容次第です。

    特に旅行保険を使うなら、

    「レンタカー免責額6,000豪ドル」

    に対して、

    「旅行保険上限5,000豪ドル」

    のような不足がないか確認してください。

    「1日料金」ではなく事故時の最大負担まで見る

    オーストラリアでレンタカーを予約するときは、料金比較サイトに表示される1日料金だけで決めないことが大切です。

    まず確認するのは、

    Standard Excessはいくらか。

    次に、

    追加料金でいくらまで下げられるか。

    そして、

    何が補償対象外なのか。

    を確認します。

    基本料金にLDWやStandard Coverが含まれていても、自己負担が0とは限りません。

    またZero Excessを購入しても、タイヤ、ガラス、屋根、車体下部、水による損害、契約違反などが別扱いになる場合があります。

    さらに旅行保険にRental Vehicle Excess補償があれば、レンタカー会社の追加補償を購入しない方法もあります。

    ただしその場合は、事故時にいったん自分で数千豪ドルを支払い、後から保険会社へ請求する可能性があります。

    したがって、予約前には、

    レンタカー会社のStandard Excess。

    Excess Reduction・Zero Excessの価格。

    補償除外項目。

    旅行保険のレンタカー免責補償上限。

    自分のクレジットカードの利用可能枠。

    この5点を比較してください。

    特に覚えておきたいのは、

    「Excessが0」=「どんな事故でも自己負担0」ではない

    ということです。

    契約条件を守っていなければ、免責軽減そのものが適用されないことがあります。

    オーストラリアは日本と同じ左側通行で、レンタカードライブを楽しみやすい国です。

    保険と免責額の仕組みを出発前に理解しておけば、営業所で高額な追加補償を勧められても、その場で慌てず自分に必要なものを判断できるでしょう。

    よくある質問

    レンタカーのExcessとは何ですか?

    事故や盗難など対象となる損害が発生した場合に、レンタカー利用者が負担する可能性のある上限額です。日本の自動車保険でいう免責額に近い考え方です。

    レンタカー料金に保険は含まれていますか?

    大手ではLDWやStandard Coverなど一定の損害責任軽減制度が含まれる場合があります。ただし免責額が設定されているのが一般的で、事故時の自己負担が0とは限りません。

    Zero Excessなら事故を起こしても絶対0円ですか?

    必ずしもそうではありません。商品によってタイヤ、ガラス、屋根、車体下部、水による損害、鍵、契約違反などが対象外になる場合があります。契約条件を確認してください。

    相手の過失100%でもExcessを払うことがありますか?

    あります。事故直後に責任が確定していない場合など、いったんExcessを負担し、その後レンタカー会社が相手方から損害を回収できれば返金される方式の会社があります。

    海外旅行保険でレンタカーの免責額を補償できますか?

    Rental Vehicle Excessなどの補償が付いている保険なら対象になる場合があります。ただし補償上限、対象車種、運転者、除外事項などの条件があるため、保険約款を確認してください。

    旅行保険があればレンタカー会社の追加保険は不要ですか?

    十分な免責補償がある場合は追加補償を購入しない選択もあります。ただし事故時にはいったんレンタカー会社へExcessを支払い、後日旅行保険へ請求する形が一般的です。

    デポジットとExcessは同じですか?

    違います。デポジットやプレオーソリゼーションは支払い保証のためカード利用枠を確保するものです。Excessは事故時の自己負担上限です。

    タイヤやフロントガラスはレンタカー保険で補償されますか?

    会社と商品によります。基本補償では対象外だったり、Zero Excessとは別にTyre & Glass Protectionが必要だったりする会社があります。予約時に個別確認してください。

    レンタカー保険で一番確認すべきことは何ですか?

    Standard Excessの金額です。そのうえで追加補償を付けた場合の免責額、タイヤ・ガラスなどの除外、単独事故、旅行保険の補償上限を確認すると比較しやすくなります。



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