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  • オーストラリアのスーパーアニュエーションとは?ワーホリ・留学生の退職年金12%と残高確認・帰国時の注意点

    オーストラリアのスーパーアニュエーションとは?ワーホリ・留学生の退職年金12%と残高確認・帰国時の注意点

    オーストラリアでワーキングホリデーや留学中にアルバイトをすると、給与明細に「Super」や「Superannuation」という項目が表示されることがあります。

    これは、スーパーアニュエーション(Superannuation)と呼ばれる、オーストラリアの退職年金制度です。

    オーストラリアでは、雇用主が従業員のために、給与とは別に一定額を退職年金口座へ拠出する制度があります。

    2026年10月現在、その法定拠出率は原則12%です。

    例えば、対象となる給与が週A$1,000なら、雇用主は通常、その12%に相当するA$120をスーパーアニュエーションの口座へ拠出します。

    この制度は、オーストラリア人だけのものではありません。日本からワーキングホリデーや留学で渡航し、現地で働いている人も、条件を満たせば対象になります。

    また、カジュアルとしてレストランやホテル、農場などで働いている人にも、原則として同じ制度が適用されます。

    ここで知っておきたいのが、2026年7月1日に始まった新しいPayday Super制度です。

    それまでは雇用主が原則として四半期ごとに退職年金を支払う仕組みでしたが、現在は給料の支払日に合わせて拠出する制度へ変わっています。

    そのため、これからオーストラリアで働く方は、給与明細だけでなく、スーパーアニュエーションの口座にも実際にお金が入っているか確認しておくことが大切です。

    また、ワーキングホリデーを終えて日本へ帰国する場合には、条件を満たすと積み立てられた退職年金を払い戻してもらえる制度があります。

    ただし、ワーキングホリデー渡航者の払い戻しには高い税率が適用されるため、積み立て額がそのまま全額返金されるわけではありません。

    この記事では、スーパーアニュエーションの仕組み、12%の計算方法、口座の作り方、基金の選び方、未払いの確認方法、帰国時の注意点まで、オーストラリア政府の公式情報をもとに詳しく解説します。

    内容は2026年10月時点の制度に基づいています。

    ワーホリでカフェの仕事が決まりました。時給A$33で、スーパーアニュエーションは12%と言われたのですが、この12%は給料から引かれるのでしょうか?
    通常、法律で義務付けられている12%のスーパーアニュエーションは、給与とは別に雇用主が拠出します。時給A$33にスーパーが加算される契約なら、対象給与1時間分に対してA$3.96が退職年金口座へ支払われる計算です。ただし、提示された給与がスーパー込みなのかは、契約前に確認しましょう。




    スーパーアニュエーションとは?日本の年金との違い

    スーパーアニュエーションは、オーストラリアの退職年金制度です。

    通常は「スーパー(Super)」と略して呼ばれています。

    オーストラリアで働く人のために、雇用主が一定額を専用の退職年金口座へ拠出し、その資金を長期間運用する仕組みです。

    日本の年金制度と似ている部分もありますが、重要な違いがあります。

    日本の国民年金や厚生年金は公的年金制度ですが、オーストラリアのスーパーアニュエーションでは、通常、民間などの年金基金が個人ごとの資金を管理・運用します。

    オーストラリアには別に、一定の年齢や居住条件、資産・所得などに応じて支給される公的な老齢年金制度もあります。

    スーパーアニュエーションは、その公的年金とは異なる仕組みです。

    スーパーアニュエーションの基本的な流れ

    1. オーストラリアで従業員として働く
    2. 雇用主が対象給与をもとに退職年金の拠出額を計算する
    3. 雇用主がスーパー基金の本人名義口座へ拠出する
    4. スーパー基金が資金を管理・運用する
    5. 退職時など、法律で認められた条件を満たすと引き出せる

    ワーキングホリデー渡航者の場合は、オーストラリアを出国し、ビザが失効するなどの条件を満たすと、通常の退職年齢になる前に払い戻しを申請できる制度があります。

    銀行口座とは別のもの

    スーパーアニュエーションは、普段の買い物や家賃支払いに使用する銀行口座とは異なります。

    例えば、コモンウェルス銀行(Commonwealth Bank)に給与振込用の口座があっても、それだけでスーパーアニュエーションの口座を持っていることにはなりません。

    退職年金を管理するスーパー基金の口座が別に必要です。

    また、給与が銀行口座に振り込まれる日と、スーパー基金の口座へ拠出金が反映される日は、必ずしも一致しません。

    スーパーアニュエーションは自分のお金?

    はい。原則として、本人の退職後の生活資金として積み立てられるものです。

    ただし、銀行預金のように自由に引き出せるわけではありません。

    また、基金が運用するため、投資収益、手数料、保険料、税金などによって口座残高は増減します。

    ワーホリ・留学生・カジュアルも対象になる?

    オーストラリアのスーパーアニュエーションは、オーストラリア国籍者だけの制度ではありません。

    就労できるビザを持つ外国人でも、条件を満たしていれば雇用主による拠出を受けられます。

    ワーキングホリデーや学生ビザで働く日本人も対象です。

    また、フルタイム、パートタイム、カジュアルという雇用形態によって、スーパーの対象から一律に除外されることはありません。

    スーパーアニュエーションの主な対象条件

    労働者 基本的な取り扱い
    18歳以上のフルタイム従業員 原則対象
    18歳以上のパートタイム従業員 原則対象
    18歳以上のカジュアル従業員 原則対象
    18歳以上のワーホリ・留学生 原則対象
    18歳未満で週30時間を超えて働く従業員 原則対象
    18歳未満で週30時間以下の従業員 通常は対象外
    個人事業主・請負契約者 契約内容によって異なる

    ※一般的なスーパー・ギャランティー(Super Guarantee/SG)の対象条件です。仕事の種類や特別な雇用関係などによって例外があります。

    カジュアルでもスーパーを受け取れる

    例えば、シドニー(Sydney)のカフェで週20時間だけ働くカジュアル従業員も、18歳以上であれば通常、スーパーの対象になります。

    カジュアルは有給年次休暇が原則ない雇用形態ですが、スーパーアニュエーションまで対象外になるわけではありません。

    また、以前は一定の少額給与についてスーパーの拠出義務が発生しない規則がありましたが、月A$450という最低収入基準は2022年7月1日に廃止されています。

    そのため、現在は月の給与がA$450未満だからといって、それだけでスーパーの対象外になることはありません。

    ファームの仕事も対象?

    はい。農場で果物や野菜の収穫、選別、梱包などの仕事をする場合でも、条件を満たす従業員には原則としてスーパーが拠出されます。

    仕事が短期間だったり、歩合給だったりしても、自動的に対象外になるわけではありません。

    特にセカンド・サードワーホリの取得を目指して農場で働いている方は、給与明細とスーパーの拠出状況を確認しておきましょう。

    現金払いならスーパーは不要?

    いいえ。

    給料が銀行振込か現金払いかによって、スーパーの拠出義務がなくなるわけではありません。

    法律上の対象となる従業員であれば、雇用主には必要な拠出義務があります。

    公式情報:フェアワーク・オンブズマン(Fair Work Ombudsman):税金とスーパーアニュエーション

    スーパーアニュエーション12%の計算方法

    2026年10月現在、スーパーアニュエーションの法定拠出率は12%です。

    2025年7月1日に11.5%から12%へ引き上げられ、その後も12%が適用されています。

    ただし、厳密には、給料として受け取った金額すべてに単純に12%を掛ければよいとは限りません。

    2026年7月からは、クオリファイイング・アーニングス(Qualifying Earnings/QE)という拠出額計算上の所得区分が導入されています。

    通常勤務に対する給与に加えて、一定のコミッションや給与からの自主拠出なども含まれます。

    残業代や手当などの取り扱いは支給内容によって異なるため、実際の給与明細や雇用条件を確認する必要があります。

    時給A$33で週25時間働いた場合

    分かりやすく、すべてがスーパーの対象となる通常勤務だった場合で計算してみます。

    項目 金額
    時給 A$33.00
    週の勤務時間 25時間
    税引前の週給 A$825.00
    スーパー拠出率 12%
    雇用主の週当たり拠出額 A$99.00

    この場合、給与A$825に対し、雇用主がA$99をスーパー基金へ拠出します。

    つまり、雇用主が負担する基本的な金額は、給与とスーパーを合わせてA$924となります。

    なお、給与A$825については、別途所得税の源泉徴収が行われる場合があります。

    勤務時間別のスーパー拠出額

    次は、対象となる時給をA$33として、勤務時間別に計算した例です。

    週の勤務時間 税引前の週給 スーパー12%
    15時間 A$495.00 A$59.40
    20時間 A$660.00 A$79.20
    25時間 A$825.00 A$99.00
    30時間 A$990.00 A$118.80
    38時間 A$1,254.00 A$150.48

    ※通常勤務時間の給与がすべて対象となる場合の計算例です。実際の仕事の最低時給や給与総額を示すものではありません。

    給料から12%を引かれるわけではない

    スーパーについて最も誤解されやすいのが、この点です。

    例えば、税引前の給与がA$1,000で、雇用主がスーパーとしてA$120を拠出する場合です。

    通常、このA$120を給与A$1,000から差し引いて、従業員の給与をA$880にするわけではありません。

    法定のスーパー拠出は、原則として給与とは別に雇用主が負担します。

    「Plus Super」と「Including Super」の違い

    求人広告には、次のような表現が使われることがあります。

    求人広告の表現 一般的な意味
    A$30 per hour + Super 時給A$30にスーパーを別途加算
    A$30 per hour plus Super 時給A$30にスーパーを別途加算
    A$30 per hour including Super スーパーを含めた総報酬としてA$30を提示
    A$70,000 package including Super スーパーを含む年間報酬総額A$70,000

    スーパー込みの契約でも、法定最低賃金を下回る基本給与にしてよいわけではありません。

    仕事を始める前に、提示された金額が基本給与なのか、スーパーを含む総報酬なのかを確認しましょう。

    年収A$60,000の場合

    税引前の基本年収がA$60,000で、その全額がスーパーの対象となると仮定すると、雇用主の年間拠出額はA$7,200になります。

    一方、スーパー込みで年間総報酬がA$60,000という契約なら、計算は異なります。

    こうした違いによって実際に受け取る給与額が変わるため、年収で契約する場合も条件を確認してください。

    2026年7月開始のPayday Superとは?

    2026年7月1日から、オーストラリアのスーパーアニュエーション制度に大きな変更がありました。

    新しく導入されたのが、ペイデイ・スーパー(Payday Super)です。

    これは、雇用主が従業員へ給与を支払うたびに、スーパーアニュエーションも拠出する制度です。

    以前は原則3か月ごとの支払いだった

    従来の制度では、雇用主は原則として四半期ごとにスーパーを基金へ支払えばよい仕組みでした。

    例えば、7月から9月までの給与に対するスーパーを、10月28日までに支払うといった方法です。

    給与は毎週受け取っていても、スーパー基金への入金は数か月後ということもありました。

    現在は給与支払日ごとに拠出する

    2026年7月1日からは、原則として給与支払日に合わせてスーパーを拠出する必要があります。

    例えば、給料が毎週金曜日に支払われる場合、雇用主はその支払いに対応するスーパーの拠出も行います。

    ただし、基金にその日のうちに必ず反映されなければならないという意味ではありません。

    一般的な規則では、拠出金が給与支払日から7営業日以内に対象の基金へ到達する必要があります。

    また、新しく雇用された従業員への最初の拠出など、一部のケースでは20営業日以内という例外もあります。

    項目 2026年6月以前 2026年7月以降
    法定拠出率 12%(2025年7月以降) 12%
    拠出のタイミング 原則四半期ごと 給与支払日ごと
    通常の支払期限 四半期終了後の指定期日 原則給与支払日から7営業日以内に基金へ到達
    計算の基礎 Ordinary Time Earnings Qualifying Earnings

    ※2026年6月以前の説明は制度変更直前の取り扱いです。2026年7月の移行期や一部の例外には別の規則があります。

    ワーホリ渡航者には何が変わる?

    スーパーの法定拠出率そのものは変わっていません。

    大きく変わったのは、雇用主が拠出するタイミングです。

    給与を受け取るたびにスーパーの拠出が行われることで、以前より未払いに気付きやすくなります。

    また、基金に資金が届くまでの期間も短くなります。

    ただし、給与明細に金額が記載されていても、基金側への反映には時間差があります。

    給与明細と基金の記録の両方を確認することをおすすめします。

    ATO公式:Payday Superの新しい規則

    フェアワーク:2026年7月からの制度変更



    スーパーアニュエーションの口座はどう作る?

    初めてオーストラリアで働く方は、スーパー基金の口座を持っていないことが多いと思います。

    スーパーアニュエーションの拠出を受けるには、通常、基金の口座が必要です。

    口座の作り方には、主に2つの方法があります。

    自分でスーパー基金を選ぶ方法

    オーストラリアでは、通常、従業員が自分のスーパー基金を選ぶことができます。

    例えば、オーストラリアンスーパー(AustralianSuper)、ホストプラス(Hostplus)、アウェア・スーパー(Aware Super)などの基金があります。

    それぞれ運用商品、手数料、保険、オンラインサービスなどが異なります。

    自分で基金を選ぶ場合は、公式サイトから口座開設の手続きを行い、雇用主へ必要な口座情報を伝えます。

    ただし、すべての基金がすべての人を無条件に受け入れているわけではありません。

    渡航者の年齢や本人確認、口座開設条件などを確認してください。

    雇用主のデフォルト基金を利用する方法

    自分でスーパー基金を選ばない場合、雇用主が利用しているデフォルト基金へ拠出されることがあります。

    デフォルト基金は、雇用主が従業員のために用意している基金です。

    ただし、以前の職場でスーパー口座を持っている人については、雇用主が勝手に新しい基金を選ぶのではなく、既存の口座を確認する仕組みがあります。

    これはステープルド・スーパー・ファンド(Stapled Super Fund)と呼ばれます。

    口座開設時に必要になる主な情報

    情報・書類 内容
    氏名 正式な氏名
    生年月日 本人確認用
    住所 オーストラリア国内の連絡先など
    電話番号・メール 連絡・ログイン用
    TFN 本人の税務番号
    本人確認書類 パスポートなど、基金が求めるもの
    雇用先情報 必要に応じて入力

    TFNを登録しておこう

    タックス・ファイル・ナンバー(Tax File Number/TFN)は、スーパー基金が本人の口座を識別し、税務処理を行う際にも利用されます。

    TFNが登録されていないと、税務上の取り扱いや口座の管理で不都合が生じる場合があります。

    TFNを取得済みの方は、必要に応じて基金へ登録しておきましょう。

    ただし、TFNを知らせる際は、基金の公式サイトや雇用主の正式な書類など、安全な方法を利用してください。

    スーパー基金はどこを選ぶ?比較するポイント

    オーストラリアには多くのスーパー基金があり、どこを選べばよいか迷うかもしれません。

    ワーキングホリデーのように、比較的短期間の滞在を予定している場合は、手数料や口座の使いやすさを特に確認しておきたいところです。

    1.管理手数料

    スーパー基金には、口座の管理に関する手数料があります。

    例えば、毎週一定額が引かれるものや、口座残高に対して一定割合がかかるものなどです。

    金額は基金や商品によって異なります。

    ワーキングホリデーでは、短期間しか拠出しない人もいます。

    そのため、少額の残高に対して固定手数料が高い商品を選ぶと、費用の負担が大きくなる場合があります。

    2.投資・運用手数料

    スーパー基金は、集めた資金を株式や債券などに投資して運用します。

    そのため、口座管理手数料とは別に、投資運用に関する費用がかかる場合があります。

    運用手数料は、基金や投資商品によって異なります。

    3.投資先の違い

    スーパー基金では、次のような運用タイプが用意されている場合があります。

    運用タイプ 一般的な特徴
    Conservative 比較的値動きの小さい資産を重視
    Balanced 株式・債券などを組み合わせる
    Growth 株式など成長性の高い資産の比率が大きめ
    Cash 現金・短期金融商品を中心とする場合がある

    これらは一般的な分類であり、実際の投資内容は基金によって異なります。

    また、運用成績が良い年もあれば、マイナスになる年もあります。

    過去の運用実績が、将来の運用成績を保証するものではありません。

    4.保険の有無と保険料

    スーパー基金によっては、生命保険、所得補償保険、障害に関する保険などが付帯する場合があります。

    ただし、保険が付いている場合、その保険料がスーパー口座の残高から差し引かれます。

    短期間のワーキングホリデーでは、保険の必要性や補償条件も確認しておきたいところです。

    外国人の一時滞在者では、補償対象や保険金の請求条件が異なる場合があります。

    5.オンラインサービス

    海外からでも残高や取引履歴を確認できるかは、重要なポイントです。

    日本へ帰国した後に、本人確認や払い戻し手続きを行う可能性があるためです。

    メールアドレスや海外の携帯電話番号を登録できるか、オンラインで住所変更できるかなども確認しておくと便利です。

    政府のYourSuper比較ツール

    オーストラリア税務局では、ユア・スーパー比較ツール(YourSuper Comparison Tool)を無料で提供しています。

    このツールでは、マイ・スーパー(MySuper)商品について、手数料や運用成績などを比較できます。

    ただし、すべてのスーパー商品を網羅した比較ではありません。

    基金の公式資料で、実際に加入する商品の条件も確認しましょう。

    ATO公式:YourSuper Comparison Tool

    マネースマート(Moneysmart):スーパー基金の選び方

    スーパー基金の口座情報を雇用主へ提出する方法

    スーパー基金の口座を開設したら、次は雇用主に口座情報を伝えます。

    銀行口座とは異なり、スーパー基金への拠出には専用の識別番号などを使用します。

    雇用主へ伝える主な情報

    項目 内容
    Super Fund Name スーパー基金名
    Member Number 本人の会員・口座番号
    Fund ABN 基金の事業者番号
    USI 基金の商品を識別する番号
    TFN 必要に応じて登録する税務番号

    USIは、ユニーク・スーパーアニュエーション・アイデンティファイアー(Unique Superannuation Identifier)の略です。

    スーパー基金が提供する商品などを識別するために使用されます。

    Superannuation Standard Choice Form

    スーパー基金の選択には、スーパーアニュエーション・スタンダード・チョイス・フォーム(Superannuation Standard Choice Form)という書類が使用されることがあります。

    雇用主から渡される場合もあれば、給与システムを通じてオンラインで情報を登録する場合もあります。

    この書類では、従業員が選んだ基金や、雇用主のデフォルト基金などを指定します。

    自分で選んだ基金に拠出してもらいたい場合は、その基金の情報を正確に入力してください。

    銀行のBSB番号は必要?

    通常の給与振込先に使うBSB番号や銀行口座番号と、スーパー基金の会員番号は別です。

    給与用の銀行口座情報を伝えただけでは、スーパー基金の指定が完了するわけではありません。

    スーパー基金の登録が済んでいるか、雇用主へ確認しておきましょう。

    公式情報:ATO:Superannuation Standard Choice Form

    転職したらスーパー口座を作り直す?

    ワーキングホリデーでは、数か月ごとに仕事を変えることも珍しくありません。

    例えば、最初はメルボルン(Melbourne)のレストランで働き、その後は農場、最後はケアンズ(Cairns)のホテルで働くといったケースです。

    そのたびに新しいスーパー口座を作る必要があるのでしょうか。

    答えは、通常、必要ありません。

    すでにスーパー基金の口座を持っている場合は、新しい雇用主にもその口座情報を伝えることができます。

    Stapled Super Fundとは?

    オーストラリアでは、転職のたびに別のスーパー口座が増えることを防ぐため、ステープルド・スーパーという仕組みがあります。

    すでにスーパー口座を持っている従業員が、新しい職場で基金を指定しなかった場合、雇用主はATOへ既存の基金情報を照会する必要があることがあります。

    その結果、既存の基金へ拠出される仕組みです。

    複数のスーパー口座を持つデメリット

    複数の基金に口座が分かれている場合、それぞれで管理手数料や保険料が差し引かれることがあります。

    例えば、3つの職場で働き、それぞれ別のスーパー口座を作ってしまった場合です。

    口座残高が少額でも、それぞれに費用がかかると、退職年金の残高が目減りする可能性があります。

    また、帰国後に払い戻し手続きをする際も、複数の基金に分かれていると確認や申請が複雑になります。

    口座をまとめることもできる

    複数のスーパー口座を持っている場合は、ひとつにまとめる手続きができることがあります。

    myGovからATOのオンラインサービスにログインし、スーパー口座の情報を確認して移管手続きを進める方法があります。

    ただし、統合前に、現在の基金で加入している保険が失われないか、手数料や運用条件が変わらないかを確認してください。

    ワーキングホリデー中に何度か転職する予定がある方は、最初に開設したスーパー口座を、次の職場でも引き続き使用するという方法を検討するとよいでしょう。



    myGovでスーパーの残高を確認する方法

    スーパーアニュエーションは、自分の口座へ実際にどのくらい積み立てられているか確認できます。

    その方法のひとつが、オーストラリア政府のマイガブ(myGov)です。

    myGovのアカウントにATOのオンラインサービスを連携していれば、スーパー基金の情報を確認できます。

    myGovで確認する基本的な流れ

    1. myGov公式サイトへログインする
    2. Australian Taxation Officeを選択する
    3. ATOのオンラインサービスへ進む
    4. Superというメニューを選択する
    5. InformationやFund detailsなどの項目を確認する
    6. スーパー基金の情報や報告されている残高を確認する

    実際の画面表示やメニュー名は変更される場合があります。

    また、ATOのオンラインサービスに表示される残高と、スーパー基金の現在の残高が一致しない場合があります。

    情報が報告・更新されるまでに時間差があるためです。

    基金の公式サイトでも確認する

    スーパー基金に口座を持っている場合は、その基金の公式サイトやアプリから、取引履歴と残高を確認できることがあります。

    毎回の給与に対応した拠出金が入っているかを調べたいときは、基金側の取引履歴を確認するとよいでしょう。

    また、運用損益や管理手数料なども確認できます。

    スーパー口座が見つからない場合

    以前の職場でどの基金に加入していたか分からない場合や、転職を繰り返して複数の口座ができている場合もあるでしょう。

    そのようなときは、myGovからATOのオンラインサービスを利用して、失念したスーパー口座を探すことができます。

    該当する口座が見つからない場合は、以前の雇用主やスーパー基金へ問い合わせる方法もあります。

    オーストラリア政府:スーパーの残高確認・口座管理

    給与明細にSuperと書かれていれば入金済み?

    スーパーアニュエーションの支払いを確認する際、注意したいことがあります。

    それは、給与明細にスーパーの金額が記載されていても、基金へ実際に入金済みとは限らないということです。

    オーストラリアの給与明細(Payslip)には、通常、給与総額、源泉徴収税額、手当などとともに、スーパーに関する情報も記載されます。

    ただし、給与明細には、すでに拠出した金額のほか、拠出予定額が表示される場合があります。

    そのため、給与明細だけでは実際の入金状況を完全には確認できません。

    給与明細で確認する主な項目

    英語 意味
    Gross Pay 税引前給与
    Net Pay 手取り給与
    PAYG Withholding 源泉徴収された所得税
    Superannuation スーパー拠出額
    Super Guarantee 法定スーパー拠出
    Super Fund 拠出先の基金
    Employer Contribution 雇用主による拠出

    実際の給与明細では、これらの言葉がすべて表示されるとは限りません。

    給与システムによって表記が異なる場合があります。

    確認方法は2段階

    まず、給与明細にスーパーの拠出額が適切に計算されているか確認します。

    次に、スーパー基金の口座で実際の入金履歴を確認します。

    Payday Superの制度では、通常、給与支払日から7営業日以内に基金へ拠出金が到達する必要がありますが、最初の拠出などは例外があります。

    また、基金のシステム上で会員口座に表示されるまで、さらに処理時間がかかる場合もあります。

    そのため、給与支払日当日に基金の残高が増えていないだけで、直ちに未払いと判断する必要はありません。

    ただし、支払期限を過ぎても記録が確認できない場合は、雇用主や基金へ問い合わせてください。

    給与明細は保存しておこう

    もしスーパーが未払いだった場合、給与明細や銀行への給与振込記録は、勤務状況を確認するための資料になります。

    特にワーキングホリデーでは、帰国後に以前の職場へ問い合わせることが難しくなる場合があります。

    勤務中から保存しておくことをおすすめします。

    フェアワーク:給与明細に記載すべき情報

    スーパーが支払われていない場合の対処方法

    スーパー基金の口座を確認したところ、雇用主からの拠出が見当たらない場合は、どうすればよいのでしょうか。

    まずは、支払期限や基金の処理状況を確認してください。

    そのうえで、次の順番で対応するとよいでしょう。

    STEP 1.自分が対象となるか確認する

    年齢、雇用形態、働いた時間などを確認します。

    例えば18歳以上の一般的な従業員であれば、通常はスーパーの対象です。

    自分の契約形態が不明な場合は、ATOの公式案内を確認してください。

    STEP 2.給与明細を確認する

    スーパーの拠出額が記載されているか、計算が正しいか確認します。

    また、勤務した期間と給与支払日を整理しておきましょう。

    STEP 3.スーパー基金へ確認する

    登録されている口座が正しいか、入金履歴があるか確認します。

    雇用主が誤った会員番号や基金へ支払っている可能性もあります。

    STEP 4.雇用主へ問い合わせる

    給与担当者などに、スーパーの支払状況を確認してください。

    英語では、次のように伝えることができます。

    I’ve checked my super account, but I can’t see the contributions for my recent pay periods. Could you please confirm when they were paid and which fund they were sent to?

    「スーパー口座を確認しましたが、最近の給与に対応する拠出が見つかりません。いつ、どの基金へ支払われたか確認していただけますか?」という意味です。

    STEP 5.ATOへ未払いを報告する

    雇用主へ確認しても問題が解決しない場合は、ATOへ未払いのスーパーを報告できます。

    ATOには、雇用主がスーパーを支払っていない、支払いが遅れている、誤った基金へ拠出しているといった問題を報告するためのオンライン手続きがあります。

    報告する際には、雇用主の名前、勤務期間、給与情報、スーパー基金の情報などが必要になる場合があります。

    ワーホリでも申告できる?

    はい。

    ワーキングホリデー渡航者や留学生も、法律上の対象となる従業員であれば、スーパーの拠出を受ける権利があります。

    雇用主が「短期滞在者にはスーパーを払わない」と説明したとしても、それが正しいとは限りません。

    また、スーパーの未払いは所得税のタックスリターンとは別の問題です。

    タックスリターンを提出しただけで、未払いのスーパーが自動的に支払われるわけではありません。

    ATO公式:未払いスーパーの報告

    スーパーの税金・手数料・保険料に注意

    スーパーアニュエーションについて、もうひとつ理解しておきたいことがあります。

    それは、雇用主が拠出した金額が、そのまま全額口座残高として残るわけではないということです。

    スーパー基金では、税金、管理手数料、投資運用費用、保険料などが差し引かれる場合があります。

    雇用主の拠出金には通常15%の税金がかかる

    一般的に、雇用主による法定スーパー拠出金には、基金内で15%の拠出金税(Contributions Tax)が課されます。

    例えば、雇用主がA$1,000をスーパー基金へ拠出した場合です。

    項目 金額
    雇用主の拠出金 A$1,000.00
    拠出金税15% A$150.00
    税引後の金額 A$850.00

    これは通常の課税対象拠出金の単純な計算例です。

    実際の残高には、運用損益、手数料、保険料なども影響します。

    運用によって残高が増減する

    銀行預金とは異なり、スーパー基金では資金が運用されます。

    投資先によっては、残高が増える場合もあれば、減る場合もあります。

    特に株式への投資割合が高い商品では、短期間の値動きが大きくなることがあります。

    ワーキングホリデーを1年程度で終了し、その後に払い戻しを考えている方は、長期間の退職年金運用を前提とした商品と、自分の利用予定が合っているか確認しておきたいところです。

    保険料が引かれる場合がある

    基金によっては、生命保険や障害に関する保険などが付帯する場合があります。

    ただし、保険料はスーパー口座の残高から差し引かれることがあります。

    また、オーストラリアでは原則として、25歳未満の新規加入者や残高A$6,000未満の口座について、自動的な保険加入に制限があります。

    本人が加入を希望した場合や、一定の危険な仕事に従事する場合などには例外があります。

    保険が付いているかどうか、どのような補償があるか、保険料はいくらかを確認してください。

    短期滞在では手数料の割合にも注意

    例えば、スーパー口座の残高がA$2,000しかない場合です。

    仮に年間A$100の固定管理手数料がかかれば、それだけで残高の5%に相当します。

    これは実際の基金料金ではなく、手数料の影響を示す計算例です。

    スーパー基金を比較する際には、運用成績だけでなく、少額残高に対する固定手数料や保険料にも注意しましょう。

    マネースマート:スーパー口座の保険

    ABNで働く個人事業主にもスーパーはある?

    オーストラリアでは、ABNを取得して個人事業主として働く方もいます。

    例えば、独立したフードデリバリー配達員や、フリーランスのデザイナー、清掃業者などです。

    一般的な個人事業主の場合、自分自身の事業から自分へスーパーを拠出する義務は、通常ありません。

    ただし、ABNを持っている人でも、取引先にスーパーの拠出義務が発生する場合があります。

    主に労働力を提供する請負契約の場合

    ATOは、独立した請負契約であっても、主に本人の労働力や技能に対して報酬が支払われ、本人が直接仕事を行うなどの条件を満たす場合、スーパーの目的では従業員として扱われることがあると案内しています。

    例えば、単にABNを使って請求書を発行しているからといって、スーパーの拠出義務が必ずなくなるわけではありません。

    一方、本当に独立した事業者として成果物を提供し、事業上の責任を負っている場合などは、扱いが異なることがあります。

    ABNを取得しただけで判断しない

    スーパーの対象となるかどうかは、ABNの有無だけでなく、契約の目的や報酬の計算方法、実際の働き方などを考慮して判断します。

    また、雇用主が従業員を形式上だけ個人事業主として扱う偽装請負が問題となる場合もあります。

    詳しくは、関連記事「オーストラリアのABNとは?個人事業主・Uber・配達員などで必要になる番号を解説」も参考にしてください。

    自分の契約にスーパーの拠出義務があるか分からない場合は、ATOの公式案内で確認することをおすすめします。



    日本へ帰国するとき、スーパーは払い戻してもらえる?

    ワーキングホリデーを終えて日本へ帰国する方にとって、気になるのが積み立てられたスーパーアニュエーションの取り扱いです。

    日本へ帰国する場合、一定の条件を満たせば、オーストラリアで積み立てたスーパーを払い戻してもらえる制度があります。

    これは、デパーティング・オーストラリア・スーパーアニュエーション・ペイメント(Departing Australia Superannuation Payment/DASP)と呼ばれています。

    DASPを申請できる主な条件

    通常、次の条件を満たす必要があります。

    • 対象となる一時滞在ビザでオーストラリアに滞在していた
    • オーストラリアを出国している
    • 保有していた対象ビザが失効または取り消されている
    • オーストラリア市民、永住者など、対象外の資格を持っていない
    • スーパー基金に本人の資金が残っている

    ワーキングホリデーの417ビザや462ビザで働いていた人も、条件を満たせば対象になります。

    ただし、オーストラリアに滞在中で、ビザがまだ有効な場合は、通常、この制度で引き出すことはできません。

    帰国しただけで自動的に返金される?

    いいえ。

    スーパー基金に資金が積み立てられていても、航空機で日本へ帰国しただけで、自動的に銀行口座へ送金されるわけではありません。

    DASPの申請手続きを行う必要があります。

    また、一定期間申請されなかった元一時滞在者のスーパーについては、基金からATOへ移管される制度があります。

    そのため、帰国後に長期間放置するより、基金名や会員番号、残高を把握したうえで、申請可能な時期を確認しておくとよいでしょう。

    ワーキングホリデーのDASP税率は65%

    ここは特に重要です。

    ワーキングホリデー渡航者がDASPを受け取る場合、払い戻し金の課税対象部分には原則65%のDASP税率が適用されます。

    ただし、法律上の非課税部分には、この65%は適用されません。

    一般的な雇用主の拠出金から形成された残高は、通常、DASPの課税対象部分に含まれます。

    例えば、払い戻し対象のA$3,000がすべてDASPの課税対象部分だった場合、次のようになります。

    項目 金額
    DASPの課税対象部分 A$3,000
    DASP税65% A$1,950
    税引後の受取額 A$1,050

    つまり、スーパー基金の残高がA$3,000あっても、この条件なら手取りはA$1,050です。

    ただし、実際のDASPには課税対象部分と非課税部分があり、個別の状況によって計算が異なります。

    また、基金内では拠出金に対する税金や手数料なども発生します。

    最初に雇用主が拠出した金額と、DASPとして最終的に受け取れる金額は同じではありません。

    タックスリターンとは別の制度

    DASPは、給与所得のタックスリターンとは別の手続きです。

    一般的なタックスリターンでは、給与所得などに対する所得税を精算します。

    一方、DASPはスーパーアニュエーションの払い戻しであり、独自の源泉徴収税率が適用されます。

    通常、DASPとして受け取った金額を、給与などと合わせてオーストラリアの個人所得税申告書へ記載する必要はありません。

    帰国前にしておきたいこと

    • スーパー基金名と会員番号を控える
    • 基金に登録されている氏名・生年月日を確認する
    • TFNを確認する
    • 最新の口座残高と拠出履歴を確認する
    • 最後の雇用主による拠出が反映されているか確認する
    • 日本帰国後も使用できるメールアドレスを登録する
    • 基金へのログイン方法を確認する
    • DASPの申請条件と受取方法を確認する

    特に最後の給与に対応するスーパーが未入金のまま、DASPの申請を進めてしまうことがないように注意してください。

    また、セカンド・サードワーホリで再びオーストラリアへ戻る予定がある場合は、現在のビザの状態や再渡航予定を考慮して、申請条件を確認しましょう。

    スーパーを日本の年金へ移すことはできる?

    オーストラリアのスーパーアニュエーションは、日本の国民年金や厚生年金へそのまま移管できる制度ではありません。

    また、日本とオーストラリアの社会保障協定による年金加入期間の通算制度と、スーパー基金の残高の払い戻しは別の仕組みです。

    帰国時には、まずDASPの対象となるか確認してください。

    なお、DASPの具体的な申請方法、必要書類、税金、受取方法については、次の記事で詳しく解説します。

    公式情報:ATO公式:Departing Australia Superannuation Payment(DASP)

    スーパーアニュエーションに関するよくある質問

    オーストラリアのスーパーアニュエーションとは何ですか?

    スーパーアニュエーションは、オーストラリアの退職年金制度です。雇用主が対象となる従業員のために、給与とは別に一定額をスーパー基金へ拠出します。資金は基金によって管理・運用され、原則として退職時などの条件を満たした場合に引き出せます。
    2026年のスーパーアニュエーションの拠出率はいくらですか?

    2026年10月現在、スーパーアニュエーションの法定拠出率は原則12%です。2025年7月1日に11.5%から12%へ引き上げられました。2026年7月1日からはPayday Super制度が始まり、原則として給与支払日ごとに拠出する仕組みになっています。
    ワーキングホリデーや留学生でもスーパーを受け取れますか?

    はい。ワーキングホリデーや学生ビザで働く日本人でも、法律上の対象となる従業員であればスーパーの拠出を受けられます。18歳以上の場合、カジュアル、パートタイム、フルタイムのいずれも原則対象です。
    スーパーアニュエーションの12%は給料から引かれますか?

    通常、法定のスーパー拠出は給与とは別に雇用主が負担します。ただし、求人広告や雇用契約でスーパー込みの報酬が提示されている場合もあります。契約前に基本給与とスーパーの金額を確認してください。法定最低賃金を下回る基本給与にしてよいわけではありません。
    Payday Superとは何ですか?

    2026年7月1日に始まった制度で、雇用主が給与を支払うたびにスーパーアニュエーションも拠出します。一般的には給与支払日から7営業日以内に拠出金が基金へ到達する必要があります。新しい従業員の最初の拠出など、一部には例外があります。
    仕事を変えるたびに新しいスーパー口座が必要ですか?

    通常、新しい口座を作る必要はありません。すでに持っているスーパー基金の口座を、別の雇用主でも使用できます。また、既存の基金を引き続き利用するStapled Super Fundという制度があります。
    スーパーの残高はどこで確認できますか?

    スーパー基金の公式サイトやアプリのほか、myGovからATOのオンラインサービスにログインして確認できます。myGovでは複数の基金の情報や、失念したスーパー口座も検索できます。ただし、ATOの情報には反映まで時間差がある場合があります。
    給与明細にスーパーが記載されていれば入金されていますか?

    必ずしもそうではありません。給与明細には拠出予定額が表示される場合があります。実際に基金へ入金されているかは、スーパー基金の取引履歴などで確認してください。2026年7月からはPayday Superの支払期限が適用されています。
    雇用主がスーパーを支払っていない場合はどうすればよいですか?

    まず給与明細とスーパー基金の入金履歴を確認し、支払期限が過ぎている場合は雇用主へ問い合わせてください。解決しない場合は、ATOの公式オンライン手続きを通じて未払いのスーパーを報告できます。ワーキングホリデー渡航者も対象です。
    日本へ帰国したらスーパーを返金してもらえますか?

    ワーキングホリデーなどの対象となる一時滞在ビザを持っていた人は、オーストラリア出国後、ビザが失効するなどの条件を満たせば、DASPという制度で払い戻しを申請できる場合があります。ただし、自動的に返金されるわけではありません。
    ワーホリのスーパー払い戻しには65%の税金がかかりますか?

    ワーキングホリデー渡航者がDASPを受け取る場合、払い戻しの課税対象部分には原則65%の税率が適用されます。一方、法律上の非課税部分にこの税率は適用されません。また、基金内では拠出金税や手数料などが発生するため、雇用主の拠出額がそのまま返金されるわけではありません。



    まとめ|スーパーアニュエーションは働き始めたら確認しておこう

    オーストラリアのスーパーアニュエーションは、従業員のために雇用主が一定額を拠出する退職年金制度です。

    2026年10月現在、法定拠出率は原則12%で、ワーキングホリデー渡航者や留学生も、対象となる従業員であれば拠出を受けることができます。

    フルタイムやパートタイムだけでなく、カジュアルとして働く場合も原則対象です。

    また、2026年7月1日からPayday Super制度が始まり、従来の四半期ごとの支払いから、原則として給与支払日ごとの拠出へ変更されました。

    これにより、スーパーの支払い状況を以前より早く確認しやすくなっています。

    ただし、給与明細にスーパーの金額が記載されていても、実際に基金へ拠出済みとは限りません。

    働き始めたら、スーパー基金名と会員番号を確認し、基金の公式サイトやmyGovで入金状況を確認しておきましょう。

    また、転職する場合は、以前のスーパー口座を引き続き使用することもできます。

    複数の口座を作ると、それぞれで管理手数料などが発生する可能性があるため、口座を整理することも大切です。

    ワーキングホリデーを終えて日本へ帰国する場合には、条件を満たせばDASPという制度で払い戻しを申請できます。

    ただし、ワーキングホリデー渡航者のDASPには、課税対象部分に原則65%という高い税率が適用されるため、積み立てられた金額がそのまま全額戻るわけではありません。

    オーストラリアで仕事を始めたら、給与だけでなく、スーパーアニュエーションが正しく拠出されているか確認する習慣を付けておきましょう。

    帰国直前になって口座を探したり、未払いに気付いたりすることがないよう、基金名、会員番号、ログイン方法、給与明細などを保存しておくことをおすすめします。

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  • オーストラリアの最低賃金はいくら?カジュアル・パートタイム・フルタイムの違いと給料の計算方法

    オーストラリアの最低賃金はいくら?カジュアル・パートタイム・フルタイムの違いと給料の計算方法

    オーストラリアでワーキングホリデーやアルバイトを考えている方にとって、気になるのが給料です。

    日本と比べて時給が高いと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、オーストラリアの最低賃金は日本より高い水準にあります。

    ただし、求人広告に書かれている時給だけで仕事を選ぶのは少し注意が必要です。

    オーストラリアには、カジュアル(Casual)、パートタイム(Part-time)、フルタイム(Full-time)という雇用形態があり、それぞれ給与や有給休暇などの条件が異なります。

    また、レストランやホテル、小売店などでは、土曜日、日曜日、祝日に働くと通常より高い時給が適用される場合があります。

    例えば、平日の時給がA$33程度の仕事でも、日曜日にはA$46以上、祝日にはA$66以上になるケースがあります。

    一方で、雇用主から提示された金額が、その仕事に適用される最低賃金を下回っている場合もあります。ワーキングホリデーだからといって、最低賃金より安く働かなければならないという決まりはありません。

    この記事では、オーストラリアの最低賃金、カジュアル・パートタイム・フルタイムの違い、土日祝日の割増賃金、業種別の時給、実際の給与計算方法、給与明細の確認方法まで詳しく解説します。

    2026年7月1日から適用されている最新の賃金を使用し、オーストラリア政府の労働条件に関する公式情報をもとに説明します。

    カフェの求人を見ていたら、カジュアルは時給A$33、パートタイムはA$26くらいでした。同じ仕事なのに、どうしてこんなに違うのでしょうか?
    カジュアルには、通常25%のカジュアル・ローディングという上乗せ賃金があります。その代わり、一般的な有給休暇や病気休暇はありません。また、同じ仕事でも土日や祝日には時給が変わることがありますので、求人を見るときは雇用形態と適用される賃金規則も確認しましょう。




    オーストラリアの最低賃金はいくら?

    オーストラリアの最低賃金は、原則として毎年見直されています。

    2026年7月1日から適用されている全国最低賃金(National Minimum Wage)は、次のとおりです。

    項目 最低賃金
    成人の全国最低時給 A$26.44
    成人の全国最低週給 A$1,004.90
    カジュアルの最低時給 A$33.05
    適用開始 2026年7月1日以降の最初の完全な給与計算期間から

    ここで示した金額は、いずれも税引前の金額です。

    また、A$26.44という時給は、原則としてアワードや登録された労働協約の適用を受けない成人労働者の全国最低賃金です。

    全国最低週給のA$1,004.90は、週38時間の標準的な労働時間に対する公定金額です。時給表示は小数点以下2桁に丸められているため、表示時給を単純に38倍した金額とは端数が一致しません。

    すべての仕事の最低時給がA$26.44というわけではない

    ここは非常に重要です。

    オーストラリアでは、多くの仕事にアワード(Award)と呼ばれる業種別・職種別の賃金規則が適用されます。

    そのため、レストラン、ホテル、スーパー、建設業、農業などでは、それぞれの仕事に対応する最低賃金を確認する必要があります。

    例えば、ホテルのフロントスタッフとレストランの調理補助では、適用される賃金規則や職務等級が異なる場合があります。

    また、2026年の賃金改定では、多くのアワードの最低賃金が4.75%引き上げられました。

    新しい最低賃金は、原則として2026年7月1日以降に始まる最初の完全な給与計算期間から適用されています。

    給与の締め日によっては、7月1日その日からではなく、次の給与計算期間から適用される場合があります。

    公式情報:フェアワーク・オンブズマン:2026年最低賃金改定

    最低賃金は仕事によって違う?Awardの仕組み

    オーストラリアで働く際に知っておきたいのが、アワードという制度です。

    アワードは、一定の業種や職種の労働者について、最低賃金や労働条件を定めた法的な規則です。

    正式にはモダン・アワード(Modern Award)と呼ばれています。

    アワードには、最低時給だけでなく、次のような内容も定められています。

    • 職種・経験に応じた賃金等級
    • カジュアル雇用の時給
    • 土曜日・日曜日・祝日の割増賃金
    • 早朝・深夜勤務の手当
    • 残業代
    • 最低勤務時間
    • 休憩時間
    • 各種手当

    例えば、ワーキングホリデーで働く方が多い業種には、次のようなアワードがあります。

    仕事の種類 代表的な賃金規則
    レストラン・カフェ Restaurant Industry Award
    ホテル・宿泊施設 Hospitality Industry (General) Award
    スーパー・一般小売店 General Retail Industry Award
    果物・野菜の栽培・収穫 Horticulture Award
    建設関連 仕事内容に応じた建設業等のアワード

    ただし、仕事の場所や業務内容によっては、表とは別のアワードや企業別労働協約(Enterprise Agreement)が適用される場合もあります。

    例えば、同じ接客の仕事でも、ホテル内のレストランと独立したレストランでは、賃金規則が異なることがあります。

    職務等級にも注意

    アワードには、Level 1、Level 2、Level 3などの職務等級が設けられている場合があります。

    仕事の内容、責任、必要な技能、経験などによって適用される等級が決まります。

    例えば、簡単な清掃や補助業務と、専門的な調理や接客、管理業務では、最低賃金が異なることがあります。

    雇用主から提示された時給が正しいか確認するには、どのアワードの、どの職務等級が適用されるのかを把握することが大切です。

    カジュアル・パートタイム・フルタイムの違い

    オーストラリアで仕事を探していると、求人広告にCasual、Part-time、Full-timeという雇用形態が書かれています。

    日本でもアルバイト、パート、正社員などの区分がありますが、オーストラリアの制度は少し異なります。

    特に、日本で使う「パート」と、オーストラリアのPart-timeは必ずしも同じではありません。

    フルタイム

    フルタイムは、通常、週平均38時間働く雇用形態です。

    継続的な雇用を前提とする場合が多く、有給休暇や病気休暇などの権利があります。

    ただし、仕事内容やアワードによって具体的な勤務時間や勤務日の取り扱いは異なります。

    パートタイム

    パートタイムは、通常、週38時間より短い時間で、比較的規則的に働く雇用形態です。

    例えば、毎週月曜日から木曜日まで、1日5時間勤務するような働き方です。

    フルタイムと同様に、有給休暇や病気休暇などが勤務時間に応じて付与されます。

    カジュアル

    カジュアルは、継続的な仕事の提供について確約がなく、カジュアル特有の給与条件が適用される雇用形態です。

    仕事が忙しいときには多くのシフトに入れてもらえても、閑散期には勤務時間が減ることがあります。

    その代わり、通常はカジュアル・ローディングという賃金の上乗せがあります。

    項目 フルタイム パートタイム カジュアル
    勤務時間 通常週平均38時間 通常週38時間未満 勤務状況により変動
    勤務の継続性 通常は継続的 通常は継続的 継続的な仕事の確約がない
    有給の年次休暇 あり 比例付与 通常なし
    有給の病気・介護休暇 あり 比例付与 通常なし
    カジュアル上乗せ賃金 なし なし 通常25%
    スーパーアニュエーション 対象 対象 対象

    なお、カジュアルにも、家庭内暴力に関する有給休暇など、一部の法律上の休暇権利があります。「カジュアルには一切の休暇がない」という説明は正確ではありません。

    パートタイムは必ず時給が低い?

    カジュアルと比べると、通常の時間給は低いことがあります。

    しかし、パートタイムには有給休暇などがあるため、単純に時給だけで有利・不利を判断できません。

    一定の勤務日数が保証されていることや、収入の見通しを立てやすいこともメリットです。

    一方、ワーキングホリデーでさまざまな地域を移動しながら働きたい方にとっては、カジュアルが便利な場合もあります。

    カジュアルの時給が25%高い理由

    カジュアル雇用の特徴が、カジュアル・ローディング(Casual Loading)です。

    これは、一般的な有給休暇などを受けられないことや、雇用の不安定さを考慮して基本賃金に上乗せされる金額です。

    多くのアワードでは、基本時給に25%が加算されます。

    例えば、基本時給A$26.44の場合、次のようになります。

    A$26.44 × 1.25 = A$33.05

    つまり、基本時給A$26.44の仕事でも、25%のカジュアル・ローディングが適用されれば、通常時給はA$33.05になります。

    基本時給 25%上乗せ後
    A$26.44 A$33.05
    A$28.00 A$35.00
    A$30.00 A$37.50
    A$32.00 A$40.00

    ただし、この表は25%を上乗せする計算例であり、すべての職種に一律に適用される料金表ではありません。

    アワードや企業別労働協約によって、具体的な賃金計算方法や適用条件は異なります。

    カジュアルはシフトを自由に選べる?

    カジュアル雇用では、雇用主がシフトを提示し、従業員が受けるかどうかを判断する形もあります。

    ただし、すべてのカジュアルが好きな時間に自由に働けるわけではありません。

    シフトの通知方法や変更手続きは、雇用契約やアワードによって異なります。

    また、毎週同じ曜日に働いているからといって、それだけで自動的にパートタイムになるわけでもありません。

    長期間働いたらパートタイムに変更できる?

    2024年以降の制度変更により、一定の条件を満たすカジュアル労働者には、継続雇用への変更を求める手続きが設けられています。

    例えば、通常の事業者では6か月以上、小規模事業者では12か月以上働き、その他の条件を満たす場合、フルタイムまたはパートタイムへの変更を申し出られることがあります。

    ただし、勤務期間を満たせば自動的に変更される制度ではなく、法律上の条件や手続きがあります。

    ワーキングホリデーで同じ職場に長期間勤務する方は、確認しておいてもよいでしょう。

    公式情報:フェアワーク:カジュアル雇用の条件



    レストラン・ホテル・小売店の最低時給比較

    それでは、実際にワーキングホリデーで働く方が多い仕事の時給を比較してみましょう。

    以下は2026年7月1日からの公式アワードに基づく料金例です。

    いずれも成人の該当する職務等級について、通常の時間帯に働いた場合の最低時給を示しています。

    仕事・適用アワード フル・パート時給 カジュアル時給
    レストラン Level 1 A$26.44 A$33.05
    ホテル・宿泊業 Level 1 A$26.44 A$33.05
    小売業 Level 1 A$27.81 A$34.76
    園芸・収穫業 Level 1 A$25.74 A$32.18

    ※各アワードの成人Level 1を比較したもので、すべての従業員に同じ等級が適用されるわけではありません。園芸業のLevel 1など、短期間の入門的な等級には全国最低賃金とは異なる特別な最低賃金が認められています。

    レストランとホテルでは時給が同じ?

    表ではLevel 1の通常時給が同じですが、土日祝日の割増率や勤務時間の規則などが異なる場合があります。

    例えば、日曜日のカジュアル時給は、レストランとホテルで異なるケースがあります。

    また、レストランで接客を担当する人が、必ずLevel 1になるとは限りません。

    仕事内容や技能によってLevel 2以上が適用される場合もあります。

    小売店の仕事は?

    スーパーや小売店などでは、一般小売業のアワードが適用される場合があります。

    成人Level 1の通常カジュアル時給はA$34.76です。

    ただし、勤務する店舗や仕事内容によっては、別のアワードや企業別労働協約が適用されることもあります。

    農場の仕事は?

    果物や野菜の栽培・収穫などに適用されるホーティカルチャー・アワード(Horticulture Award)では、Level 1のカジュアル最低時給がA$32.18です。

    なお、このアワードでは経験に応じた等級の変更が定められており、通常、3か月を超える経験を持つ従業員には、Level 2以上が適用されます。

    一般的な「農場の仕事」という言葉だけで、すべて同じ賃金規則になるわけではありません。

    公式情報:フェアワーク:業種別最低賃金ガイド

    土曜日・日曜日・祝日の割増賃金

    オーストラリアの仕事で知っておきたいのが、ペナルティ・レート(Penalty Rates)です。

    これは、週末や祝日、通常とは異なる時間帯に働いた場合に適用される割増賃金のことです。

    日本語ではペナルティという言葉が少し不自然に感じられるかもしれませんが、従業員が罰金を支払うという意味ではありません。

    むしろ、条件に該当する勤務に対して給与が上乗せされる制度です。

    ホテル・宿泊業の具体例

    ホスピタリティ産業一般アワード(Hospitality Industry (General) Award)の成人Level 1について、フルタイム・パートタイムとカジュアルの通常勤務時給を比較してみましょう。

    勤務日 フル・パート カジュアル
    平日の通常時間 A$26.44 A$33.05
    土曜日 A$33.05 A$39.66
    日曜日 A$39.66 A$46.27
    祝日 A$59.49 A$66.10

    いずれも2026年7月1日からの成人Level 1の通常勤務に関する料金です。深夜・早朝の追加手当や残業など、別の条件がある場合は金額が変わります。

    例えば、ホテルでカジュアルとして働く場合、平日の通常時給がA$33.05でも、日曜日はA$46.27になります。

    祝日ならA$66.10です。

    祝日に6時間働いた場合、単純な税引前給与は次のようになります。

    A$66.10 × 6時間 = A$396.60

    もちろん、毎週祝日があるわけではありませんし、祝日に必ずシフトが入るとも限りません。

    ただし、週末勤務が多い仕事では、同じ勤務時間でも収入に違いが出ることが分かります。

    レストランのカジュアルは日曜日も同じ?

    ここで少し意外なのが、独立したレストランなどに適用されるレストラン産業アワード(Restaurant Industry Award)です。

    成人Level 1のカジュアルについては、次のような料金になります。

    勤務日 カジュアルLevel 1
    平日の通常時間 A$33.05
    土曜日 A$39.66
    日曜日 A$39.66
    祝日 A$66.10

    レストラン産業アワードでは、カジュアルのIntroductory~Level 2について、土曜日と日曜日の通常勤務割増率が同じです。

    一方、Level 3以上では日曜日の割増率が高くなります。

    つまり、レストランとホテルで同じ時給A$33.05の仕事でも、日曜日の給料が異なる場合があるということです。

    祝日ならどの仕事でも時給2.5倍?

    必ずしもそうではありません。

    割増率は適用されるアワード、雇用形態、勤務条件などによって異なります。

    また、一般的にカジュアルの休日割増率には、通常のカジュアル・ローディングが含まれています。

    例えば、祝日250%という料金に、さらに25%を上乗せするという意味ではありません。

    アワードで定められた最終的な時給を確認してください。

    参考:Hospitality Industry (General) Award

    参考:Restaurant Industry Award

    実際の給料はいくら?週20時間・30時間の計算例

    それでは、具体的にどのくらいの給料を受け取れるのか、勤務時間別に計算してみましょう。

    まずは、時給A$33.05のカジュアル雇用で、平日の通常時間帯だけ働く場合です。

    週の勤務時間 税引前の週給 4週間分
    15時間 A$495.75 A$1,983.00
    20時間 A$661.00 A$2,644.00
    25時間 A$826.25 A$3,305.00
    30時間 A$991.50 A$3,966.00

    これはすべて通常時間帯で働き、時給がA$33.05であると仮定した税引前の計算です。

    税金のほか、週末勤務、残業、各種手当などは考慮していません。

    週末勤務が入った場合

    次は、ホテルの成人Level 1のカジュアル従業員として、次のように働いたケースです。

    • 平日:20時間
    • 土曜日:6時間
    • 日曜日:4時間
    勤務日 時給 勤務時間 給与
    平日 A$33.05 20時間 A$661.00
    土曜日 A$39.66 6時間 A$237.96
    日曜日 A$46.27 4時間 A$185.08
    週30時間の税引前給与 A$1,084.04

    同じ30時間でも、すべて平日に働く場合のA$991.50と比べると、週A$92.54多くなります。

    4週間続けば、差額はA$370.16です。

    ただし、この例はすべての時間が通常勤務として認められ、残業や深夜手当が発生せず、各勤務日の最低勤務時間なども満たしていると仮定しています。

    実際の給与計算では、適用されるアワードやシフトの組み方を確認する必要があります。

    週30時間働けるとは限らない

    カジュアル雇用では、毎週同じ勤務時間が保証されているとは限りません。

    例えば、観光客の多い季節には週30時間以上働けても、閑散期には週15時間程度になる可能性があります。

    時給が高くても、勤務時間が少なければ収入は減ります。

    仕事を選ぶ際には、時給だけでなく、週に何時間程度の勤務が見込めるのかを確認することも重要です。



    残業代・深夜手当・休憩時間のルール

    オーストラリアでは、長時間働いた場合や深夜に働いた場合にも、アワードに基づく追加の賃金が必要になることがあります。

    ただし、日本の残業代の仕組みと同じではありません。

    残業代(Overtime)

    アワードによっては、通常の勤務時間を超えた場合、150%や200%などの残業割増率が適用されます。

    例えば、ホテルやレストランの一部の職務等級では、残業の最初の2時間は基本時給の150%、それ以降は200%などの規則があります。

    ただし、カジュアル雇用については、通常勤務時給と残業割増時給の計算方法が異なる場合があります。

    また、残業になるかどうかは、単純に1日8時間を超えたかどうかだけで判断するものではありません。

    週の通常勤務時間、1日の勤務上限、シフトの組み方など、適用されるアワードの規則を確認する必要があります。

    深夜・早朝の追加手当

    レストラン産業アワードでは、平日の午後10時から午前0時、午前0時から午前6時など、特定の時間帯に追加手当が設定されています。

    一方、ホテル・宿泊業のアワードでは、早朝や深夜の勤務について別の割増条件が設けられています。

    そのため、夜遅くまで営業するレストランやバーなどで働く場合は、基本時給だけでなく、深夜勤務の手当も確認しましょう。

    休憩時間も給料が出る?

    オーストラリアでは、食事休憩や短い休息時間について、アワードごとに規則が定められています。

    例えば、食事休憩は無給でも、短い休息時間は有給とされる場合があります。

    また、一定時間を超えて働く場合には、指定された休憩を取らせる必要があります。

    雇用主が休憩を認めずに働かせた場合、アワードによっては追加賃金が発生することもあります。

    休憩時間は業種によって異なるため、すべての仕事に同じルールがあると考えないようにしましょう。

    研修や開店準備の時間は無給?

    必要な研修、業務ミーティング、開店準備、閉店作業など、雇用主の指示によって働く時間は、通常、賃金支払いの対象になります。

    例えば、カフェの営業開始30分前に出勤して清掃や準備をするよう指示されている場合、その時間も労働時間として扱われることがあります。

    「お店が開いていない時間だから給料は出ない」という説明が、必ずしも正しいわけではありません。

    農場の仕事と歩合給の最低賃金

    ワーキングホリデーでは、セカンド・サードビザの取得を目指して農場で働く方もいます。

    農場の仕事では、通常の時給制と、収穫した量などによって給与が決まる歩合給(Piece Rate)があります。

    時給制のファームジョブ

    果物や野菜の栽培、収穫、選別、梱包などの仕事には、ホーティカルチャー・アワードが適用される場合があります。

    2026年7月1日からの成人Level 1の最低時給は、フルタイム・パートタイムでA$25.74、カジュアルでA$32.18です。

    ただし、Level 1は経験の少ない従業員向けの等級であり、通常3か月を超える経験がある場合にはLevel 2以上への変更が必要になります。

    また、ワイン用ブドウの収穫など、別のアワードが適用される業務もあります。

    歩合給にも最低賃金保証がある

    ホーティカルチャー・アワードでは、歩合給で働く人にも最低賃金保証が設けられています。

    例えば、成人Level 1のカジュアルとして7.6時間働いた場合、最低保証額は約A$244.57です。

    収穫量から計算した給与がこの金額に達しなかった場合でも、原則として最低保証額を支払う必要があります。

    反対に、歩合による計算額が最低保証額を超えている場合は、高い方の給与が適用されます。

    ただし、これはホーティカルチャー・アワードの対象となる歩合給の例です。すべての農業関連の歩合給に同じ規則があるわけではありません。

    仕事を始める前に確認すること

    農場で働く場合は、時給や歩合単価だけでなく、勤務日数、収穫量、住居費、送迎費用なども確認しておきましょう。

    歩合給の場合は、仕事を始める前に給与の計算方法を記載した書面を受け取る必要があります。

    また、給与明細も保存してください。

    公式情報:フェアワーク:農業の時給・歩合給・最低賃金

    21歳未満の最低賃金はどうなる?

    オーストラリアで働く方の中には、18歳や19歳でワーキングホリデーに来る方もいます。

    ここで注意したいのは、若い労働者に対して、成人とは異なる最低賃金が適用される場合があることです。

    オーストラリアでは、ジュニア・レート(Junior Rates)という年齢別の賃金制度が設けられているアワードがあります。

    例えば、レストランや小売業のアワードでは、年齢によって成人時給の一定割合が適用される場合があります。

    ただし、仕事によっては年齢別の賃金が適用されない場合もあります。

    また、成人の時給が適用される年齢はアワードによって異なります。

    全国最低賃金の年齢別計算例

    アワードや企業別労働協約が適用されない労働者については、21歳未満の年齢別最低賃金が定められています。

    2026年7月からの料金例は次のとおりです。

    年齢 フル・パート時給 カジュアル時給
    18歳 A$18.06 A$22.58
    19歳 A$21.82 A$27.28
    20歳 A$25.84 A$32.30
    21歳以上 A$26.44 A$33.05

    ※アワードや企業別労働協約が適用されない場合の年齢別全国最低賃金です。実際のレストラン、ホテル、小売店などの給与は、適用されるアワードで確認してください。

    20歳なら必ず21歳以上より安い?

    必ずしもそうではありません。

    アワードによっては、年齢にかかわらず特定の職務に成人時給を適用する場合があります。

    また、経験や職務等級によって時給が高くなることもあります。

    若い方が仕事を探す際には、求人広告に書かれた時給だけでなく、自分の年齢と仕事内容に適用される規則を確認しましょう。

    給料から引かれる税金とスーパーアニュエーション

    オーストラリアで働く場合、雇用主から提示される時給は通常、税引前の金額です。

    実際に銀行口座へ振り込まれる金額は、源泉徴収される所得税などによって変わります。

    ワーキングホリデーの所得税

    ワーキングホリデービザ417・462の渡航者には、一般的な給与源泉徴収として、ワーキングホリデー渡航者向けの税率が使われる場合があります。

    登録された雇用主による通常の源泉徴収では、年度内の対象給与A$45,000までは15%が基本です。

    ただし、これはすべての日本人ワーキングホリデー渡航者の最終所得税率が必ず15%になるという意味ではありません。

    日本はオーストラリアとの租税条約に差別禁止条項を持つ国のひとつであり、税務上のオーストラリア居住者に該当する場合には、通常の居住者向けの税率が適用されることがあります。

    最終的な税額は、税務上の居住者区分、所得、租税条約などによって異なります。

    また、雇用主がワーキングホリデー雇用主としてATOに登録していない場合には、給与源泉徴収の扱いが異なる場合があります。

    TFNの提出も忘れずに

    オーストラリアで働く際には、タックス・ファイル・ナンバー(Tax File Number/TFN)を雇用主へ提出することが一般的です。

    TFNを提出していない場合、一定の条件で通常より高い税率の源泉徴収が必要になる場合があります。

    詳しくは、関連記事「オーストラリアのTFN申請方法|ワーホリ到着後に無料で取得する手順と注意点」を参考にしてください。

    スーパーアニュエーションとは?

    スーパーアニュエーション(Superannuation)は、オーストラリアの退職年金制度です。

    日本の厚生年金と同じ制度ではありませんが、雇用主が従業員のために退職年金口座へ拠出する仕組みです。

    2026年10月現在、スーパーアニュエーションの基本的な雇用主拠出率は、対象となる給与の12%です。

    18歳以上で条件を満たす従業員については、カジュアル・パートタイム・フルタイムのいずれでも、原則として拠出対象になります。

    ワーキングホリデー渡航者も対象です。

    また、2026年7月1日から、給与支払日に合わせてスーパーアニュエーションを拠出するPayday Super制度が始まりました。

    雇用主は、給与支払日と同じタイミングで拠出の手続きを行い、原則として拠出額が7営業日以内に対象の基金へ到達するようにする必要があります。

    スーパーアニュエーションは給料から引かれる?

    通常、法律上必要な雇用主のスーパーアニュエーション拠出は、従業員の基本給与とは別に支払われます。

    ただし、求人に「Super Included」と表示されている場合には、提示金額にスーパーアニュエーション相当額が含まれている可能性があります。

    そのため、給与を確認する際には、次の違いに注意してください。

    • A$30 per hour + Super:時給A$30に加えてスーパーアニュエーションを拠出する条件
    • A$30 per hour including Super:スーパーアニュエーションを含む総額として提示されている条件

    もっとも、スーパーアニュエーション込みの表示であっても、実際に適用される最低賃金を下回る基本給与を設定してよいわけではありません。

    求人に応募するときは、提示金額が税引前の基本給与なのか、スーパーアニュエーションを含む総額なのか確認してください。

    公式情報:フェアワーク:給与の税金とスーパーアニュエーション

    給与明細の見方と確認するポイント

    オーストラリアで仕事を始めたら、給与が振り込まれるたびに給与明細(Payslip)を確認しましょう。

    雇用主は通常、給与支払日から1営業日以内に給与明細を発行する義務があります。

    給与明細は紙でも電子データでも構いません。

    ただし、必要な情報が記載されている必要があります。

    給与明細に記載される主な項目

    英語 意味
    Gross Pay 税引前給与
    Net Pay 税金等を引いた後の給与
    Ordinary Hours 通常勤務時間
    Hourly Rate 時給
    Casual Loading カジュアル上乗せ賃金
    Penalty Rate 土日祝日等の割増賃金
    Overtime 残業
    PAYG Withholding 給与から源泉徴収された税金
    Superannuation 退職年金への拠出
    Pay Period 給与計算の対象期間

    なお、これらの項目が必ずすべて独立した行として表示されるわけではありません。

    例えば、カジュアルの時給A$33.05には、すでに25%のカジュアル・ローディングが含まれている場合があります。

    その場合、給与明細に上乗せ部分が別行で表示されていなくても、必要な情報が記載されていれば問題ありません。

    勤務時間が合っているか確認する

    自分でも勤務時間を記録しておくことをおすすめします。

    例えば、次のような内容を記録しておくと便利です。

    • 勤務した日付
    • 勤務開始時刻
    • 勤務終了時刻
    • 休憩時間
    • 土日・祝日の勤務時間
    • 残業時間

    給与明細に記載された勤務時間と実際の勤務時間が異なる場合は、雇用主へ確認しましょう。

    給与明細が発行されない場合

    給与が現金で支払われている場合でも、給与明細の発行義務がなくなるわけではありません。

    「現金払いだから給与明細はない」という説明は、一般的な雇用では正しくありません。

    特にセカンド・サードワーホリを目指して指定労働を行っている場合、給与明細は重要な勤務証明のひとつになります。

    仕事を始めた段階から保存しておきましょう。

    公式情報:フェアワーク:給与明細の発行義務と記載項目

    最低賃金以下で働かされた場合は?

    オーストラリアでは、ワーキングホリデー渡航者や留学生も、通常の労働者と同様に労働法の保護を受けています。

    日本人だから、英語が十分に話せないから、短期間しか働かないからという理由で、適用される最低賃金を下回る給与に同意させることはできません。

    また、本人が同意したとしても、法律上の最低賃金を下回る契約が有効になるわけではありません。

    最低賃金を下回っているかもしれない例

    • 適用されるアワードの最低時給より低い金額で働いている
    • 土日祝日の割増賃金が必要なのに通常時給で計算されている
    • 勤務した時間の一部が給与に含まれていない
    • 必要な研修時間が無給になっている
    • 給与明細が発行されない
    • 雇用主が法律上認められない費用を給与から天引きしている

    トライアル勤務は無給でもよい?

    カフェやレストランなどでは、採用前にトライアル勤務(Trial Shift)を求められることがあります。

    仕事に必要な技能を短時間で確認するための試験的な作業であれば、無給が認められる場合があります。

    ただし、雇用主の監督のもとで、必要な技能を確認するために合理的な範囲で行われることが前提です。

    例えば、バリスタとして応募し、短時間だけコーヒーを作る技能を確認する場合などです。

    一方、通常の従業員と同じように数日間働かせたり、1週間無給で勤務させたりする場合は、賃金の支払いが必要になる可能性があります。

    「トライアルだから何日働かせても無給でよい」というわけではありません。

    ビザを取り消されることはある?

    最低賃金や労働条件について疑問がある場合、フェアワークへ相談することができます。

    オーストラリアでは、ビザを持つ外国人労働者にも労働上の権利があります。

    雇用主が労働者のビザを自由に取り消すことはできません。ビザの許可や取消しは、オーストラリア政府の権限です。

    労働条件に問題がある場合、英語が不安だからといって、相談することを諦める必要はありません。

    公式情報:フェアワーク:無給トライアルのルール

    自分の正しい時給を調べる方法

    自分が受け取るべき正しい最低賃金を調べるには、フェアワーク・オンブズマン(Fair Work Ombudsman)の公式サイトを利用するのが確実です。

    フェアワークでは、給与や労働条件を確認するためのペイ・アンド・コンディションズ・ツール(Pay and Conditions Tool/PACT)を無料で提供しています。

    PACTでは、仕事の種類、雇用形態、職務等級などを選択し、適用される最低時給や割増賃金を調べることができます。

    PACTの基本的な使い方

    1. フェアワークの給与計算ページを開く
    2. 従業員(Employee)として給与を確認する項目を選択する
    3. 業種・職種を指定し、適用されるアワードを調べる
    4. カジュアル・パートタイム・フルタイムを選ぶ
    5. 職務等級や年齢など、必要な条件を入力する
    6. 通常時給、土日祝日の割増賃金、残業代などを確認する

    仕事の種類が分からない場合は、雇用主に適用されるアワードと職務等級を確認してみましょう。

    なお、PACTは便利な計算ツールですが、最終的には適用されるアワードや企業別労働協約の規定が基準になります。

    フェアワーク公式:Pay and Conditions Tool

    日本語でも相談できる?

    フェアワークの公式サイトには、日本語で基本的な労働者の権利を説明するページがあります。

    また、電話で相談する場合には、通訳サービスを利用できる場合があります。

    給与や労働条件に関するフェアワークの相談電話は、13 13 94です。

    通訳が必要な場合は、翻訳・通訳サービス(Translating and Interpreting Service/TIS National)の131 450を利用し、フェアワークにつないでもらうこともできます。

    電話の利用可能時間などは変更される場合があるため、事前に公式サイトで確認してください。

    フェアワーク:日本語による労働者向け情報

    オーストラリアの最低賃金に関するよくある質問

    2026年のオーストラリアの最低時給はいくらですか?

    2026年7月1日からの全国最低賃金は、成人の対象労働者について時給A$26.44、週給A$1,004.90です。カジュアルで25%の上乗せが適用される場合は時給A$33.05です。ただし、業種別のアワードや企業別労働協約が適用される仕事では、それぞれの最低賃金を確認する必要があります。
    オーストラリアのカジュアルとパートタイムは何が違いますか?

    パートタイムは通常、週38時間未満で比較的規則的に働き、有給休暇などが勤務時間に応じて付与されます。カジュアルは継続的な仕事の確約がなく、通常25%の上乗せ賃金がありますが、一般的な有給年次休暇や有給病気休暇はありません。
    カジュアルの時給が高いのはなぜですか?

    カジュアルには、一般的な有給休暇などがないことや雇用の不安定さを考慮して、カジュアル・ローディングという上乗せ賃金が設けられています。多くのアワードでは基本時給の25%が加算されます。
    オーストラリアでは日曜日の時給は高くなりますか?

    多くのアワードでは、日曜日に割増賃金が適用されます。ただし、割増率は業種、職務等級、雇用形態によって異なります。例えば2026年7月からのホテル業Level 1の成人カジュアルでは、日曜日の通常勤務時給はA$46.27です。
    祝日に働くと時給は2.5倍になりますか?

    アワードによっては、カジュアルの祝日勤務に基本時給の250%が適用されます。ただし、すべての職種で同じ割増率が適用されるわけではありません。また、250%には通常カジュアル・ローディングが含まれているため、さらに25%を加算するわけではありません。
    ワーキングホリデーでも最低賃金は適用されますか?

    はい。ワーキングホリデーで働く外国人も、オーストラリアの労働法によって保護されています。雇用形態、仕事の種類、年齢などに応じて適用される最低賃金を受け取る権利があります。
    18歳や19歳でも大人と同じ最低時給ですか?

    仕事や適用されるアワードによって異なります。21歳未満に年齢別のジュニア賃金が適用される場合がありますが、職種や職務等級によって成人時給が適用されることもあります。
    農場の歩合給には最低賃金がありますか?

    ホーティカルチャー・アワードの対象となる歩合給労働者には、労働時間に応じた最低賃金保証があります。ただし、農業関連でも適用されるアワードによって規則が異なるため、実際の仕事の賃金規則を確認してください。
    給料明細を発行してもらえない場合はどうすればよいですか?

    オーストラリアでは、雇用主は通常、給与支払日から1営業日以内に給与明細を発行する義務があります。発行されない場合は雇用主へ確認し、必要に応じてフェアワークへ相談してください。
    アルバイトのトライアル勤務は無給でもよいですか?

    採用前に必要な技能を確認するため、監督下で合理的な短時間行うトライアルは無給が認められる場合があります。しかし、通常の業務として長時間働かせたり、技能確認に必要な範囲を超えたりする場合には、給与の支払いが必要になる可能性があります。
    自分の仕事の正しい最低賃金はどこで確認できますか?

    フェアワーク・オンブズマンの公式サイトにあるPay and Conditions Toolを利用すると、業種、雇用形態、職務等級などに応じた最低時給や土日祝日の割増賃金を調べられます。日本語の労働者向け案内も提供されています。



    まとめ|最低賃金だけでなく雇用形態と割増賃金を確認しよう

    オーストラリアの最低賃金は、2026年7月1日から、成人の対象労働者について時給A$26.44、週給A$1,004.90となっています。

    ただし、これはすべての仕事に一律適用される時給ではありません。

    レストラン、ホテル、小売店、農場などでは、業種別のアワードや企業別労働協約に基づいて賃金が決まる場合があります。

    また、オーストラリアの雇用形態には、カジュアル、パートタイム、フルタイムがあり、給与や有給休暇などの条件が異なります。

    カジュアルには通常25%の上乗せ賃金がありますが、一般的な有給休暇などがないことや、勤務時間が安定しない可能性も考えておきたいところです。

    土曜日、日曜日、祝日の勤務では、アワードに基づく割増賃金が適用されることもあります。

    そのため、仕事を選ぶ際には、時給だけを見るのではなく、雇用形態、週の勤務時間、土日祝日の割増賃金、適用されるアワードを合わせて確認することをおすすめします。

    また、仕事を始めた後は、給与明細を受け取り、自分の勤務時間や税金、スーパーアニュエーションなどを確認してください。

    ワーキングホリデーや留学中のアルバイトでも、最低賃金を含む労働者の権利は守られています。

    もし給与や労働条件に疑問がある場合は、フェアワークの公式サイトで調べたり、日本語の案内を利用したりすることができます。

    せっかくオーストラリアで働くのですから、正しい労働条件を理解し、安心して仕事を続けられる職場を選びましょう。

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