タグ: オーストラリア旅行情報

  • オーストラリアのクレジットカード・サーチャージが禁止に|2026年10月から何が変わった?

    オーストラリアのクレジットカード・サーチャージが禁止に|2026年10月から何が変わった?

    オーストラリアを旅行したことがある人なら、レストランやカフェ、ホテルなどでクレジットカードを使った際、会計金額に「1%」「1.5%」といった手数料が追加された経験があるかもしれません。

    オーストラリアでは長年、カード決済時にこうしたカード・サーチャージ(Card Surcharge)を加算することが一般的でした。

    ところが、2026年10月1日から大きく制度が変わりました。

    ビザ(Visa)、マスターカード(Mastercard)、エフトポス(eftpos)、アメリカン・エキスプレス(American Express)で支払う場合、店舗は原則としてカード利用を理由としたサーチャージを加算できなくなりました。

    しかも対象はクレジットカードだけではありません。

    ビザやマスターカードのデビットカード、プリペイドカードも含まれます。

    日本で発行されたビザやマスターカードも、オーストラリア国内で通常のカード決済をする場合は、原則として新しい「サーチャージなし」のルールが適用されます。

    ということは、レストランでカードを使っても、もう1.5%などの手数料は取られないんですか?
    はい。2026年10月1日以降、対象カードについて「カードで払うから」という理由だけで追加料金を取ることは原則できなくなりました。ただし、週末サーチャージや祝日サーチャージ、カード利用とは無関係な予約手数料などは引き続き認められています。

    旅行者にとっては非常に分かりやすい変更です。

    これまでは「現金なら30豪ドル、カードなら30.45豪ドル」といったことが普通にありましたが、今後はカード決済を理由に後から料金が増えるケースが大幅に減ります。

    一方で、「サーチャージがなくなった=あらゆる追加料金が禁止された」という意味ではありません。

    この記事では、2026年10月1日から始まったオーストラリアのカード・サーチャージ廃止について、日本からの旅行者にどのような影響があるのかを詳しく解説します。




    2026年10月1日から何が変わった?

    2026年10月1日から、オーストラリアでは主要なカードネットワークが「ノー・サーチャージ・ルール」を導入しました。

    これにより、店舗などの事業者は、対象となるカードで支払う顧客に対してカード利用を理由とした追加料金を請求できなくなりました。

    例えば以前なら、レストランで100豪ドルの食事をして、

    Visa 1.0% surcharge

    として1豪ドルが追加され、合計101豪ドルになることがありました。

    2026年10月1日以降は、対象カードならこの「カードを使ったから1%追加」という料金は原則として認められません。

    100豪ドルと表示されている商品やサービスなら、カードで支払ってもカード決済だけを理由に101豪ドルにすることはできなくなった、ということです。

    対象になるカードは?

    今回の変更は「クレジットカードだけ」と説明されることがありますが、実際にはもっと広い範囲が対象です。

    決済ネットワーク 対象 2026年10月以降
    ビザ クレジット・デビット・プリペイド サーチャージ不可
    マスターカード クレジット・デビット・プリペイド サーチャージ不可
    エフトポス デビット・プリペイド サーチャージ不可
    アメリカン・エキスプレス クレジット サーチャージ不可
    ユニオンペイ 対象取引 サーチャージ廃止を導入
    ペイパル 対象決済 2026年10月5日からサーチャージ廃止

    旅行者が通常利用するビザ、マスターカード、アメリカン・エキスプレスは、2026年10月1日から対象になっています。

    日本発行のクレジットカードも対象?

    日本人旅行者にとって最も気になるところでしょう。

    オーストラリア準備銀行(Reserve Bank of Australia/RBA)は、ビザ、マスターカード、エフトポスの新ルールについて、海外で発行されたカードも基本的に対象になると説明しています。

    つまり日本の銀行やカード会社が発行したビザやマスターカードを、オーストラリアのレストランやホテルなどで使用する場合も、カード利用を理由としたサーチャージは原則として加算されません。

    「オーストラリア発行カードだけの制度」というわけではありません。

    これは日本からの旅行者にとって大きなメリットです。

    これまではカード利用時に手数料が加算されていた

    2026年9月30日までは、オーストラリアの事業者は一定の条件のもとでカード・サーチャージを加算することができました。

    ただし好きな金額を自由に設定できたわけではありません。

    基本的には、その事業者がカード決済を受け付けるために実際に負担しているコストを超えない範囲に制限されていました。

    そのため、

    Visa / Mastercard 1.0%

    Amex 1.5%

    Card surcharge 1.2%

    などの表示を、レストラン、カフェ、ホテル、旅行関連サービスなどでよく見かけました。

    小額の買い物では気にならなくても、ホテル代やツアー代など数千豪ドルの支払いになると、サーチャージだけで数十豪ドルになることもありました。

    なぜサーチャージを廃止した?

    RBAは2024年から2026年にかけて、オーストラリアのカード決済制度を大規模に見直しました。

    その結果、従来のサーチャージ制度が当初想定した役割を果たしにくくなっていると判断しました。

    背景には、キャッシュレス決済が一般化したことがあります。

    現金を使う人が減り、多くの消費者にとってカード決済は「特別な支払い方法」ではなく、日常の標準的な支払い方法になりました。

    さらに、カードの種類にかかわらず同じ率のサーチャージを設定する店も増え、「実際のカード処理費用を利用者へ正確に転嫁する」という制度本来の目的が薄れていました。

    RBAは、サーチャージをなくしたほうが消費者にとって価格が分かりやすくなり、決済事業者間の競争も促進できると判断しました。

    オーストラリア政府は、この変更によって消費者が年間約16億豪ドルのカード・サーチャージを支払わなくなるとしています。

    「法律で直接禁止」とは少し違う仕組み

    ニュースでは「カード・サーチャージ禁止」と表現されています。

    旅行者の立場では、その理解でほぼ問題ありません。

    ただし制度上は、少し複雑です。

    RBAは2026年10月1日、それまで存在していた「カード会社が加盟店へサーチャージ禁止を要求することを禁止するルール」を変更しました。

    これを受けて、ビザ、マスターカード、エフトポスなどのカードネットワークが、加盟店に対してサーチャージを認めないルールを導入しました。

    つまり店舗への直接的な「ノー・サーチャージ・ルール」は、カードネットワークと加盟店の契約を通じて適用されます。

    オーストラリア競争・消費者委員会(Australian Competition and Consumer Commission/ACCC)が、このカードネットワーク上のルールそのものを執行する仕組みではありません。

    カードネットワークや決済サービス会社が加盟店へルールを適用します。

    一方、価格表示や消費者への説明が虚偽・誤解を招くものであれば、オーストラリア消費者法の対象になります。

    レストラン・カフェではどう変わる?

    日本からの旅行者が最も変化を感じやすいのは、レストランやカフェでしょう。

    これまでは、メニューに

    $30.00

    と書いてあっても、カードで払うと30.30豪ドルや30.45豪ドルになることがありました。

    2026年10月1日以降、ビザ、マスターカード、アメックス、エフトポスを利用する場合は、カード利用を理由に料金を上乗せすることは原則できません。

    チップとは別の話です。

    オーストラリアではチップは通常義務ではなく、任意です。

    カード端末でチップを選択する画面が出た場合でも、チップそのものが今回のサーチャージ規制によって禁止されたわけではありません。

    ホテルや観光施設でも対象

    カード・サーチャージ廃止は飲食店だけの制度ではありません。

    ホテル、ショップ、観光施設、レンタカー会社なども、対象カードでの決済にカード利用手数料を上乗せすることは原則できなくなりました。

    高額な支払いほど旅行者への恩恵は大きくなります。

    例えば2,000豪ドルのホテル代に1.5%のサーチャージが付いていたとすると、以前は30豪ドルの追加負担でした。

    カード・サーチャージだけを理由とするこの30豪ドルは、2026年10月以降は原則なくなります。



    オンライン決済も対象?

    今回の変更は、店舗のカード端末だけを対象としたものではありません。

    対象となるカードネットワークの取引であれば、カード利用を理由にしたサーチャージは禁止の対象になります。

    オンラインでカード番号を入力して支払う場合も同様です。

    ただし、オンライン予約で表示される追加料金がすべてカード・サーチャージとは限りません。

    予約手数料、サービス料、配送費など、カードの種類とは関係なく発生する料金は別です。

    週末・祝日サーチャージは残る

    ここは旅行者が最も間違えやすいポイントです。

    カード・サーチャージが廃止されても、週末サーチャージや祝日サーチャージはなくなりません。

    オーストラリアの飲食店では、

    Saturday surcharge 5%

    Sunday surcharge 10%

    Public holiday surcharge 15%

    などが設定されていることがあります。

    これは、週末や祝日に従業員へ支払う割増賃金などを背景に設定される料金で、支払い方法とは関係ありません。

    したがって、日曜日にレストランへ行って10%のサーチャージを請求されても、それだけで新ルール違反とはなりません。

    予約手数料・サービス料もすべて禁止ではない

    予約手数料やサービス料も、カード・サーチャージとは別です。

    例えばオンライン予約を行ったすべての顧客に5豪ドルの予約手数料がかかるのであれば、それがカードを利用したことだけを理由とする料金でない限り、今回の変更で自動的に禁止されるわけではありません。

    ACCCも、カード決済とは無関係の予約手数料やサービス料は引き続き認められると説明しています。

    ただし、料金表示にはオーストラリア消費者法上のルールがあります。

    あらかじめ計算できる必須料金なら、消費者に総額が分かるよう表示する必要があります。

    「サービス料」と名前を変えればカード手数料を取れる?

    できません。

    例えば、

    現金払いなら100豪ドル。

    カード払いだけ101豪ドル。

    その1豪ドルを「カード・サーチャージ」ではなく「サービス料」と呼ぶ。

    こうした方法で新ルールを回避することは認められません。

    ACCCは、カード決済手数料を別の名前の料金に言い換えてルールを避けようとすれば、消費者を誤解させる行為になる可能性があると明確に注意しています。

    重要なのは料金の名前ではなく、「カードを使った人だけに追加される料金かどうか」です。

    商品価格そのものが上がる可能性はある

    店舗側がカード会社や決済サービス会社へ支払う費用そのものが、10月1日から完全になくなったわけではありません。

    カード決済を受け付ける店舗には、引き続き決済コストがあります。

    そのため店舗は、そのコストを商品やサービスの通常価格へ含めることができます。

    ACCCが示している例では、これまで60豪ドルのヘアカットに1%のカード・サーチャージを加えていた店が、カード手数料を価格へ組み込み、60.60豪ドルという通常価格に変更することは可能としています。

    つまり、

    「サーチャージがなくなる=カード決済コストを店舗が全部負担して価格には一切反映できない」

    という意味ではありません。

    違うのは、カード利用者だけに会計時の追加料金として転嫁するのではなく、商品価格そのものへ含める方向になったことです。

    現金払いを安くすることはできる

    面白いのは、カード・サーチャージは禁止されても、特定の支払い方法を選んだ人へ割引を提供することは可能だという点です。

    例えば通常価格が101豪ドルの商品について、

    Cash discount $1

    として現金なら100豪ドルにする方法です。

    ペイID(PayID)など別の支払い方法に割引を設定することもできます。

    ただし、店頭に最初から100豪ドルだけを大きく表示し、実際にはほとんどの客が101豪ドルを払うような誤解を招く価格表示は問題になる可能性があります。

    アメックスもサーチャージなし

    アメリカン・エキスプレスは、ビザやマスターカードとはRBA上の規制の位置付けが異なります。

    しかしアメリカン・エキスプレス自身が2026年10月1日からサーチャージを廃止するルールを導入しました。

    これまでオーストラリアでは、アメックスのサーチャージがビザやマスターカードより高く設定されている店もありました。

    アメックス利用者にとっては、この違いがなくなることになります。

    ペイパルは10月5日から

    RBAによると、ペイパル(PayPal)もノー・サーチャージ・ルールを導入します。

    ただし開始日はビザなどとは少し違い、2026年10月5日です。

    またユニオンペイ(UnionPay)も2026年10月1日にサーチャージを廃止する方針を採用しています。

    決済サービスによって開始日や詳細なルールが異なるため、ビザ、マスターカード、アメックス、エフトポス以外を利用する場合には注意してください。

    海外発行カードと手数料改革の関係

    今回の改革では、カード・サーチャージ廃止以外にもカード決済コストの引き下げが行われています。

    2026年10月1日からは、オーストラリア国内で発行されたカードのインターチェンジフィー上限が引き下げられました。

    一方、日本など海外で発行されたカードについての新しいインターチェンジフィー上限は、2027年4月1日から適用される予定です。

    ここは混同しやすいところです。

    日本発行カードのインターチェンジフィー改革は2027年4月からですが、カード・サーチャージの廃止については日本発行のビザやマスターカードも2026年10月から基本的に対象です。

    店舗側のカード手数料がなくなるわけではない

    サーチャージがなくなったと聞くと、「カード会社が無料で決済してくれるようになった」と思うかもしれません。

    そうではありません。

    店舗側は今後も、決済端末、カード処理、決済サービスなどについて費用を負担します。

    今回変わったのは、そのコストを「カードを使った顧客だけ」に別料金として直接上乗せする方式です。

    店舗は決済コストを通常価格へ反映したり、より手数料の安い決済サービス会社へ変更したりすることになります。

    インターチェンジフィーも引き下げ

    RBAはサーチャージだけを廃止したわけではありません。

    店舗側のカード決済コストを抑えるため、カード会社間で支払われるインターチェンジフィーの上限も引き下げました。

    オーストラリア政府によると、カード決済コスト改革全体により企業側では年間約9億1,000万豪ドルの負担軽減が見込まれています。

    店舗に「サーチャージを取るな」とだけ要求するのではなく、カード決済そのもののコストを下げる改革も同時に行われているのがポイントです。



    日本人旅行者にとって何が便利になる?

    旅行者にとって一番のメリットは、支払金額が分かりやすくなることです。

    これまではレストランでメニューを見ても、カードで払えば最終金額が少し高くなることがありました。

    ホテルやツアーのような高額な支払いでは、サーチャージも無視できない金額でした。

    今後は対象カードであれば、カードを使うことだけを理由とした追加料金を気にせず決済できます。

    オーストラリアはもともとカード・キャッシュレス決済が非常に普及している国です。

    今回の変更によって、日本からの旅行者にとってもさらにカードを使いやすい環境になります。

    10月1日以降もサーチャージを請求されたら?

    まず、その料金が本当に「カード・サーチャージ」なのか確認してください。

    レシートや決済画面に、

    Card surcharge

    Credit card surcharge

    Visa surcharge

    などと表示され、対象カードを利用したために追加されているのであれば、新しいカードネットワークルールとの関係を確認する必要があります。

    一方で、

    Weekend surcharge

    Public holiday surcharge

    Booking fee

    Service fee

    などで、カード利用とは無関係にすべての顧客へ適用される料金なら、今回のサーチャージ廃止とは別です。

    疑問があれば、その場で「What is this surcharge for?」と店員に確認してみるとよいでしょう。

    カードネットワークのノー・サーチャージ・ルールは、カード会社や決済サービス事業者が加盟店に対して運用します。

    価格表示や説明が誤解を招くものだと考える場合には、ACCCなどの消費者保護機関へ問題を報告することもできます。

    海外カード利用時の費用がすべてゼロになるわけではない

    カード・サーチャージ廃止は、日本人旅行者にとって歓迎できる変更です。

    ただし、日本のカードを海外で使用したときに発生する可能性のある費用が、すべてなくなるわけではありません。

    例えば、日本側のカード発行会社が設定する海外事務処理手数料や為替換算コストなどは、今回のオーストラリア国内のカード・サーチャージ制度とは別のものです。

    オーストラリアの店から1%のサーチャージを取られなくなっても、日本のカード会社側で海外利用に関する費用が発生することはあります。

    カード会社によって条件が違うため、自分のカードの海外利用手数料も確認しておきましょう。

    オーストラリア旅行はさらにカードを使いやすく

    2026年10月1日、オーストラリアのカード決済は大きく変わりました。

    ビザ。

    マスターカード。

    エフトポス。

    アメリカン・エキスプレス。

    これらを利用した支払いについて、店舗はカードを使ったことを理由とするサーチャージを原則として加算できなくなりました。

    日本で発行されたビザやマスターカードも基本的に対象です。

    オーストラリア旅行者にとっては、非常に分かりやすい改善でしょう。

    ただし、

    週末サーチャージ。

    祝日サーチャージ。

    予約手数料。

    カード決済とは無関係のサービス料。

    こうした料金まで禁止されたわけではありません。

    また店舗側のカード処理コストが消えたわけではないため、商品やサービスの通常価格へカード決済コストが組み込まれる可能性もあります。

    それでも、旅行者の立場から見れば、「表示価格を見た後、カードを出したらさらに1~2%加算された」というオーストラリア独特の分かりにくさが大きく解消されたことになります。

    キャッシュレス化が非常に進んでいるオーストラリア。

    2026年10月の制度変更によって、現金を持ち歩かない旅行はこれまで以上にしやすくなりました。

    よくある質問

    オーストラリアではクレジットカードのサーチャージが禁止になったのですか?

    はい。2026年10月1日からビザ、マスターカード、エフトポス、アメリカン・エキスプレスなどで、カード利用を理由としたサーチャージを加盟店が加算することは原則できなくなりました。制度上はカードネットワークが導入した「ノー・サーチャージ・ルール」によって実施されています。

    日本で発行されたVisaやMastercardもサーチャージなしですか?

    原則として対象です。RBAは新しいノー・サーチャージ・ルールが海外で発行されたビザやマスターカードなどにも基本的に適用されると説明しています。

    デビットカードも対象ですか?

    はい。ビザとマスターカードについては、クレジットカードだけでなくデビットカードとプリペイドカードも対象です。エフトポスのデビット・プリペイドカードも対象になっています。

    アメリカン・エキスプレスもサーチャージなしですか?

    はい。アメリカン・エキスプレスも2026年10月1日からサーチャージを廃止しました。ビザやマスターカードとはRBA上の規制の位置付けが異なりますが、同日からノー・サーチャージとなっています。

    週末や祝日のサーチャージも禁止されましたか?

    いいえ。カード・サーチャージだけが対象です。レストランなどの週末サーチャージや祝日サーチャージは引き続き認められています。

    予約手数料も禁止ですか?

    カード決済とは無関係に発生する正当な予約手数料やサービス料は、今回の制度変更で禁止されたわけではありません。ただし価格表示にはオーストラリア消費者法のルールが適用されます。

    カード手数料を「サービス料」と呼べば店舗は請求できますか?

    カードを使った客だけに追加する料金を単に「サービス料」などと言い換えてルールを回避することは認められません。ACCCは、このような表示は消費者を誤解させる可能性があるとしています。

    店舗はカード手数料分を商品価格に上乗せできますか?

    はい。店舗はカード決済コストを商品やサービスの通常価格へ含めることができます。ただし価格について虚偽・誤解を招く説明をしてはいけません。

    現金払いなら割引することはできますか?

    できます。店舗は現金やペイIDなど特定の支払い方法を利用する顧客に割引を提供できます。ただし通常価格を適切に表示し、割引条件を事前に分かるようにする必要があります。



    オーストラリアの旅行手配

    トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

    オーストラリアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

    オーストラリア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。

    オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ

    トラベルドンキーにお任せください!

  • オーストラリアの電話番号完全ガイド|国番号+61・市外局番・日本へのかけ方

    オーストラリアの電話番号完全ガイド|国番号+61・市外局番・日本へのかけ方

    オーストラリア旅行中、ホテルやレストランへ電話をしたり、現地ツアーの集合場所を確認したりする場面があります。その時に少し分かりにくいのが、「+61」から始まる番号と、「02」「03」「04」などから始まる番号の違いです。

    例えば、オーストラリア国内では「02 1234 5678」と書かれている電話番号が、日本からかける場合には「+61 2 1234 5678」になります。携帯電話の「0412 345 678」なら「+61 412 345 678」です。

    ポイントは簡単で、オーストラリアの国番号は「61」。+61を付ける時は、国内番号の先頭にある「0」を取ると覚えておけば大丈夫です。

    この記事では、日本からオーストラリアへ電話する方法、オーストラリア国内でのかけ方、携帯電話・固定電話の番号、日本への国際電話、13・1300・1800番号、緊急電話000など、旅行中に役立つ電話番号の基本をまとめます。




    まず覚えたい「+61」と先頭0のルール

    ホテルの電話番号に「+61 2」と書かれています。「02」とは違う番号ですか?
    同じ番号です。オーストラリア国内では02、日本など海外からは+61 2とします。+61を付ける時は先頭の0を外します。

    オーストラリアの国番号(Country Code)は+61です。

    海外からオーストラリアへ電話するときは、国内番号の先頭にある「0」を外し、その前に+61を付けます。

    オーストラリア国内表記 海外からかける時
    02 1234 5678 +61 2 1234 5678
    03 1234 5678 +61 3 1234 5678
    07 1234 5678 +61 7 1234 5678
    08 1234 5678 +61 8 1234 5678
    0412 345 678 +61 412 345 678

    「+61 02」とはしません。+61の後に0を残さないのが、一番よく間違えるポイントです。

    日本からオーストラリアへ電話する方法

    スマートフォンからなら、国際電話のアクセス番号を細かく覚えるより、「+61」形式を使うのが簡単です。

    例えばシドニーの電話番号が、

    (02) 1234 5678

    なら、日本からは、

    +61 2 1234 5678

    と入力します。

    オーストラリアの携帯電話が、

    0412 345 678

    なら、

    +61 412 345 678

    です。

    国際電話の料金は日本で契約している携帯電話会社や料金プランによって大きく違います。短い確認電話のつもりでも料金が高くなることがあるため、事前に自分の契約内容を確認しておきましょう。

    オーストラリアの携帯電話番号

    オーストラリアの一般的な携帯電話番号は10桁で「04」から始まります。

    例:

    0412 345 678

    海外向けの表記では、先頭の0がなくなります。

    +61 412 345 678

    ホテルやツアー会社から「Mobile」として04から始まる番号を案内されたら、オーストラリアの携帯番号と考えてよいでしょう。

    SMSを送る場合も、海外からなら+61形式で登録しておくと分かりやすくなります。

    固定電話と市外局番

    固定電話などの地理的番号(Geographic Number)は10桁で、02、03、07、08のいずれかから始まります。

    番号を見ると、おおよその地域を判断できます。

    ただし、現在は電話番号を他社へ移行したり、一部のサービスで地域外の番号を利用したりするケースもあるため、「02だから相手が必ずシドニーにいる」とまでは言い切れません。

    02・03・07・08はどの地域?

    市外局番 主な地域 主な都市
    02 ニュー・サウス・ウェールズ州、ACT シドニー、キャンベラなど
    03 ビクトリア州、タスマニア州 メルボルン、ホバートなど
    07 クイーンズランド州 ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズなど
    08 南オーストラリア州、西オーストラリア州、ノーザン・テリトリー アデレード、パース、ダーウィンなど

    旅行者が利用する主要都市で考えるなら、シドニーは02、メルボルンは03、ケアンズやゴールドコーストは07、アデレードやパースは08、と覚えておけば十分です。



    オーストラリア国内からかける場合

    オーストラリア国内の携帯電話や固定電話から国内番号へかける場合は、通常、表示されている国内形式をそのまま使います。

    例えば、

    02 1234 5678

    0412 345 678

    といった番号です。

    旅行中はホテル、レストラン、ツアー会社などのウェブサイトに「+61 2 …」と国際形式で掲載されていることがあります。その場合、スマートフォンなら+61形式のままでも利用しやすいため、わざわざ02へ書き換えず連絡先へ保存しておく方法もあります。

    スマートフォンには+61形式で登録すると便利

    旅行中に使うオーストラリアの電話番号は、+61形式でスマートフォンへ保存しておくと便利です。

    例えば、

    0412 345 678 → +61 412 345 678

    として登録します。

    日本にいる時もオーストラリアにいる時も同じ連絡先を使いやすく、WhatsAppなど電話番号を使うアプリで連絡先を識別する際にも分かりやすくなります。

    オーストラリアから日本へ電話する方法

    日本の国番号は+81です。

    オーストラリアから日本へ電話する場合も、考え方は同じです。日本国内で使う電話番号の先頭の0を取り、+81を付けます。

    例えば東京の、

    03-1234-5678

    へ電話する場合は、

    +81 3 1234 5678

    となります。

    大阪の06なら、

    +81 6 xxxx xxxx

    です。

    ホテルの電話から国際電話をかける場合は、ホテル独自の外線番号や国際電話料金が設定されていることがあります。客室電話を利用する前に案内を確認しましょう。

    日本の携帯電話へかける場合

    日本の携帯電話も、最初の0を外します。

    日本国内の番号 オーストラリアから
    090-1234-5678 +81 90 1234 5678
    080-1234-5678 +81 80 1234 5678
    070-1234-5678 +81 70 1234 5678

    「+81 090」としないよう注意してください。

    「+」はどうやって入力する?

    多くのスマートフォンでは、電話アプリの数字キーで「0」を長押しすると「+」を入力できます。

    つまり日本からオーストラリアへかけるなら、

    + → 61 → 先頭0を取った電話番号

    という順番です。

    「0011」などの国際電話番号を覚える方法もありますが、スマートフォンでは+を使った国際形式の方が国をまたいで連絡先を使いやすくなります。




    13・1300番号とは?

    オーストラリアの企業や公共サービスの連絡先でよく見かけるのが、13または1300から始まる番号です。

    13番号は6桁、1300番号は10桁で、ACMAではLocal Rate Numberとして分類しています。

    例:

    13 xx xx

    1300 xxx xxx

    航空会社、銀行、保険会社、政府機関、予約センターなどでよく利用されています。

    通話料金は利用している電話会社とプランによって異なります。携帯プランによっては13・1300番号への通話が含まれず、別料金になる場合があります。

    1800番号とは?

    1800から始まる番号はFreephone Numberです。

    固定電話からは通常無料で、携帯電話では契約プランによって扱いが異なる場合があります。

    日本のフリーダイヤル「0120」に少し近いイメージですが、料金条件は利用する電話会社・プランによって異なるため、特に海外ローミング中は「1800だから必ず無料」と考えない方が安全です。

    13・1300・1800へ日本からかけたい場合

    企業のウェブサイトに13、1300、1800番号しか見つからないことがあります。

    こうした国内向けサービス番号は、海外の電話網や契約している通信会社によってはそのまま利用できない場合があります。

    日本から連絡するなら、その会社のウェブサイトで「International」「Calling from overseas」「Outside Australia」などと書かれた別の電話番号を探すのが確実です。

    ホテルやツアー会社であれば、通常の02・03・07・08番号や携帯番号、メール、問い合わせフォームが用意されていることもあります。

    緊急時は000

    オーストラリアで警察、消防、救急車を緊急に必要とする場合は、000(Triple Zero/トリプル・ゼロ)へ電話します。

    例えば、次のような場合です。

    • 重傷者がいて緊急の医療処置が必要
    • 生命や財産が直ちに危険にさらされている
    • 重大な交通事故や犯罪を目撃した
    • 火災が発生している

    000への通話は無料です。

    電話がつながると、まず「Police, Fire or Ambulance?」と聞かれます。警察、消防、救急のどれが必要か伝え、その後、現在地などを説明します。

    旅行者の場合は、自分がいる州、都市名、通り名、ホテル名などを落ち着いて伝えられるようにしましょう。

    112・106は何の番号?

    オーストラリアには000以外にも緊急通報用の番号があります。

    番号 用途
    000 警察・消防・救急。オーストラリアの基本的な緊急番号
    112 携帯電話から利用できる緊急番号
    106 TTY等を利用する聴覚・発話に障害のある人向けテキスト緊急サービス

    旅行者は、まず000を覚えておけば十分です。

    112は携帯電話から利用できますが、000の代わりとして何でも112にすればよいというより、オーストラリアでは000が基本です。

    また、000や112へSMSを送って緊急通報することはできません。

    911ではなく000

    アメリカ映画やドラマの影響で、緊急時の番号として「911」を覚えている人も多いでしょう。

    しかし、オーストラリアの緊急電話は911ではありません。

    ACMAも、911ではオーストラリアの緊急サービスへ電話できないと案内しています。

    オーストラリア旅行では、ホテルへ到着したら「緊急時は000」と家族全員で覚えておくと安心です。

    緊急ではない災害時の132 500

    大雨や嵐などで州緊急サービス(State Emergency Service:SES)の支援が必要でも、生命に直ちに危険がない場合には、132 500が使われます。

    例えば暴風雨による建物への被害など、SESの支援が必要だが、警察・消防・救急を直ちに呼ぶ状況ではない場合です。

    生命に危険がある場合や重大な緊急事態では、迷わず000へ電話します。



    日本のスマートフォンをローミングで使う場合

    日本で使っているスマートフォンを国際ローミングでそのままオーストラリアへ持って行く場合、電話番号自体は日本の+81番号のままです。

    現地のホテルやツアー会社へ電話する場合は、+61形式で入力しておくと分かりやすくなります。

    ただし、海外ローミングの音声通話は契約によって料金が高くなる場合があります。日本を出発する前に、利用している通信会社のオーストラリアでの通話料金、着信料金、データ料金を確認しておきましょう。

    国際ローミングでは、発信だけでなく着信や留守番電話にも料金が発生するプランがあります。

    データ専用eSIMを使う場合

    オーストラリア旅行では、データ通信用のeSIMを利用する人も増えています。

    注意したいのは、データ専用eSIMには通常の電話番号や音声通話機能が付いていない商品も多いことです。

    インターネット、Google Maps、LINEなどは使えても、ホテルへ通常の電話をかけられないことがあります。

    ツアー会社から「現地で連絡の取れる電話番号」を求められる場合もあるため、購入するeSIMに音声通話・SMSが含まれるのか、データ専用なのかを確認しましょう。

    データ専用の場合でも、WhatsApp、LINE、FaceTime Audioなど、相手側が対応しているインターネット通話を利用できます。

    通話料金に注意

    オーストラリア国内の携帯プランには国内通話が無制限で含まれているものもありますが、すべての通話が無料とは限りません。

    次のような電話は別料金になることがあります。

    • 国際電話
    • 13・1300番号
    • 1800など一部サービス番号
    • 国際ローミング中の発着信
    • 特殊な有料サービス番号

    特に旅行者は、ホテルの客室電話と日本のスマートフォンの国際ローミング料金に注意しましょう。

    予約変更などで長時間電話する必要があるなら、メール、チャット、アプリなど別の連絡手段が用意されていないか確認するのも一つの方法です。

    09から始まる番号は?

    2026年に入ってから、オーストラリアの電話番号に新しい動きがありました。

    ACMAは携帯電話用の04番号を長く確保するため、IoT(Internet of Things)サービス向けに09番号を導入しています。

    2026年3月25日以降、新しく接続されるIoTサービスは09番号を使うことになりました。それ以前から04番号を使っているIoT機器は、その番号を継続利用できます。

    旅行者が普通に電話をかける場面で09番号を使うことはほとんどありませんが、「オーストラリアの携帯は04だけなのに、09から始まる番号を見た」という場合には、こうした用途があります。

    知らない番号・詐欺電話への注意

    オーストラリアでも電話やSMSを使った詐欺は問題になっています。

    画面にオーストラリアの電話番号が表示されていても、表示された番号だけで相手が本物とは判断できません。発信者番号を偽装して、銀行や企業などからの電話に見せかける手口があります。

    旅行中に知らない番号から電話があり、クレジットカード番号、パスワード、ワンタイムコードなどを求められた場合は、その場で伝えないようにしましょう。

    銀行、航空会社、ホテルなどを名乗る連絡が不審なら、一度電話を切り、自分で公式サイトに掲載された番号を調べてかけ直す方が安全です。




    旅行中によくある電話番号の変換例

    場面 元の番号 国際形式
    シドニーの固定電話 02 1234 5678 +61 2 1234 5678
    メルボルンの固定電話 03 1234 5678 +61 3 1234 5678
    ケアンズの固定電話 07 1234 5678 +61 7 1234 5678
    パースの固定電話 08 1234 5678 +61 8 1234 5678
    オーストラリアの携帯 0412 345 678 +61 412 345 678
    東京の固定電話 03-1234-5678 +81 3 1234 5678
    日本の携帯 090-1234-5678 +81 90 1234 5678

    どちらの国でも、国番号を付けた時には国内番号の先頭0を取る、というルールを覚えておくと簡単です。

    電話で使える簡単な英語

    旅行中の電話は、長い英文を覚える必要はありません。

    英語 意味
    Hello, I have a booking. 予約があります。
    I’d like to confirm my booking. 予約を確認したいです。
    I’m running about 10 minutes late. 10分ほど遅れています。
    Where is the meeting point? 集合場所はどこですか?
    Could you speak slowly, please? ゆっくり話していただけますか?
    Could you repeat that, please? もう一度お願いします。
    Can I send you a text message? SMSを送ってもいいですか?
    Can you email me the details? 詳細をメールで送ってもらえますか?

    聞き取りに自信がなければ、予約番号や名前を先に伝え、必要な内容をメールやSMSでも送ってもらうと間違いが少なくなります。

    旅行前にしておくと便利なこと

    • ホテルの電話番号を+61形式で保存しておく
    • 予約済みツアー会社の緊急連絡先を保存する
    • 航空会社のオーストラリア国内連絡先を確認する
    • 日本の家族の番号を+81形式でも登録しておく
    • 自分の国際ローミング通話料金を確認する
    • eSIMがデータ専用か、音声通話付きか確認する
    • 緊急電話は000と覚える

    実際の旅行では電話を使う回数は以前より減りました。それでも、ツアーに遅れそうな時、空港送迎のドライバーと会えない時、ホテルへ急ぎで確認したい時など、電話が一番早い場面は残っています。

    「+61では最初の0を取る」だけ覚えておけば、ほとんどの場面で迷わず対応できるでしょう。



    オーストラリアの電話番号に関するよくある質問(FAQ)

    オーストラリアの国番号は何番ですか?

    61です。スマートフォンでは「+61」と入力します。

    +61の後に0は必要ですか?

    必要ありません。例えば02 1234 5678は+61 2 1234 5678、0412 345 678は+61 412 345 678となります。

    04から始まる番号は携帯電話ですか?

    一般的なオーストラリアの携帯電話番号は10桁で04から始まります。

    02・03・07・08は何ですか?

    固定電話などの地理的番号に使われる地域番号です。02は主にNSW・ACT、03はVIC・TAS、07はQLD、08はSA・WA・NTです。

    オーストラリアから日本へ電話するには?

    日本の国番号+81を使い、日本国内番号の先頭0を取ります。03-1234-5678なら+81 3 1234 5678です。

    オーストラリアの緊急電話番号は?

    000(Triple Zero)です。警察、消防、救急へつながります。緊急通報は無料です。

    911はオーストラリアでも使えますか?

    いいえ。オーストラリアの基本的な緊急番号は000です。携帯電話では112も利用できます。

    1800番号は無料ですか?

    1800はFreephone番号で、固定電話からは通常無料です。携帯電話や国際ローミングでは契約プランによって扱いが異なるため確認してください。

    データ専用eSIMでも電話できますか?

    通常の音声電話が付いていないデータ専用eSIMも多くあります。購入前に音声通話・SMSの有無を確認してください。データ通信があればLINEやWhatsAppなどのインターネット通話を利用できる場合があります。



    オーストラリアの旅行手配

    トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

    オーストラリアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

    オーストラリア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。

    オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ

    トラベルドンキーにお任せください!

  • オーストラリアではチップは必要?レストラン・ホテル・タクシー別に徹底解説

    オーストラリアではチップは必要?レストラン・ホテル・タクシー別に徹底解説

    オーストラリア旅行で意外と迷いやすいのが、レストランやホテルでのチップ(tip/gratuity)です。アメリカ旅行の経験があると、「食事代とは別に15~20%くらい必要なのでは?」と心配になるかもしれません。

    結論から言えば、オーストラリアではチップは基本的に必要ありません。レストラン、カフェ、ホテル、タクシー、ツアーなど、通常のサービスを利用するだけなら、表示・請求された料金を支払えば問題ありません。

    一方で、特に満足したサービスに対して、自分の意思でチップを渡すことはあります。高級レストランで良いサービスを受けた場合に10%程度を加えたり、会計をきりの良い金額に丸めたりするケースもありますが、義務ではありません。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、レストラン、カフェ、バー、ホテル、タクシー、ウーバー、ツアー、フードデリバリーなど、場面ごとのチップ事情を紹介します。チップと混同しやすい週末・祝日サーチャージやカード手数料についてもあわせて説明します。




    結論:オーストラリアではチップは基本的に不要

    レストランで食事をしたら、必ずチップを置いた方がいいですか?
    いいえ。オーストラリアではチップは基本的に任意です。普通のサービスであれば、請求された金額だけを支払って問題ありません。

    オーストラリア政府観光局(Tourism Australia)も、ホテルやレストランでのチップは利用者の選択であり、一般的には期待されていないと案内しています。

    日本の感覚に近く、サービスを受けるたびにチップの金額を計算する必要はありません。

    ただし「チップを渡してはいけない」という意味ではありません。非常に丁寧な接客を受けた、特別なお願いに対応してもらったなど、感謝を形にしたいときに任意で渡すことはあります。

    なぜチップを払わなくてもよい?

    オーストラリアでは、従業員には最低賃金や業種別のアワード(Award)などの賃金制度が適用されます。

    2026年7月1日以降、アワードや企業協定の対象でない成人従業員に適用される全国最低賃金は時給A$26.44です。実際のレストランやホテル従業員には、ホスピタリティ業界などのアワードに基づく賃金、時間帯や曜日によるペナルティーレート等が適用される場合があります。

    そのため、少なくともアメリカの一部で見られるような「チップを受け取ることを前提に、通常の最低賃金とは異なる低い現金賃金が設定される」という仕組みとは異なります。

    旅行者としては、チップはサービス料金の不足分を補うものではなく、良いサービスへの任意のお礼と考えると分かりやすいでしょう。

    レストランのチップ

    一般的なレストランでは、チップを支払わなくても問題ありません。

    例えば2人で食事をして会計がA$86だった場合、A$86をそのまま支払えば十分です。アメリカのように、会計後に自動的に15%や20%を計算して追加する必要はありません。

    サービスが特に良かった場合には、A$86をA$90にしたり、数ドルを残したりする人もいます。

    カード払いが中心のオーストラリアでは、現金をテーブルに置くより、会計時にチップを加えるか、カード端末に表示される任意のチップ機能を利用するケースもあります。

    高級レストランでは?

    高級レストランやファインダイニングでは、一般的なカジュアルレストランよりチップを渡す人が多くなります。

    Tourism Australiaでは、上質なレストランで良いサービスを受けた場合、会計の10%程度をチップとして渡すことが一般的と案内しています。

    ただし、ここでも「10%を必ず払わなければならない」というルールではありません。料理やサービスに満足した場合のお礼という位置付けです。

    A$200の会計なら、特に良いサービスだった場合にA$20程度を追加する、といった考え方になります。



    カフェ・バー・パブ

    カフェでコーヒーを買う、バーでビールを注文する、パブで食事をするといった場面でも、通常はチップ不要です。

    カウンターにTip Jarと書かれた容器が置かれていることがあります。小銭を入れたい人が自由に入れるもので、何も入れなくても失礼にはなりません。

    注文のたびにバーテンダーへ1ドルずつ渡すといったアメリカ式の習慣も、オーストラリアでは一般的ではありません。

    ホテル

    ホテルでも、通常のサービスにチップは必要ありません。

    場面 チップ
    チェックイン・フロント 不要
    ポーターに荷物を運んでもらう 通常は不要
    客室清掃 通常は不要
    コンシェルジュ 通常は不要
    ルームサービス 基本的に不要。請求内容を確認

    例えばスーツケースを部屋まで運んでもらっただけで、A$1やA$2を必ず渡す必要はありません。

    一方、コンシェルジュに入手困難なレストランを探してもらった、通常以上の手間をかけてもらった、といった場合に任意でお礼を渡すことはできます。

    タクシー

    タクシーでもチップは基本的に不要です。メーター料金や確定した運賃を支払えば問題ありません。

    以前は現金払いの際に、例えばA$28.60をA$30として「お釣りは結構です」とすることもありました。現在はカード決済が多いため、必ずしも端数を切り上げる必要はありません。

    大きな荷物をたくさん運んでもらった、予定外の対応をしてもらったなど、特に感謝したい場合に数ドルを追加する程度で十分です。

    ウーバーなどの配車サービス

    ウーバー(Uber)では、乗車後にアプリ上でチップを追加できる機能があります。

    しかし、ウーバー自身もチップについて「期待されておらず、必要でもない」と案内しています。

    アプリにチップの選択画面が表示されても、必ず選択する必要はありません。良いサービスだったと感じたときだけ利用すれば十分です。

    運転手が荷物を積み下ろしてくれた、長距離移動で非常に丁寧に対応してくれた、といった場合にお礼として利用することができます。




    ツアーガイド・ドライバー

    オーストラリアの現地ツアーでも、原則としてガイドやドライバーへのチップは必須ではありません。

    日帰り観光、ワイナリーツアー、空港送迎、貸切車などでは、予約時に提示されたツアー代金を支払えば通常はそれで完了です。

    ガイドが非常に丁寧だった、旅行中のトラブルに特別に対応してもらったなど、強く感謝したい場合には任意で渡して構いません。

    海外クルーズや海外資本のツアーなどでは、オーストラリア国内の一般的な慣習とは異なるチップ制度を採用している場合があります。その場合は予約条件や旅行書類に記載された案内を確認してください。

    フードデリバリー

    ウーバー・イーツ(Uber Eats)などのフードデリバリーでも、チップは必須ではありません。

    アプリ上でチップを追加できる場合がありますが、これは任意です。ウーバー・イーツも「チップは必要ではない」と案内しています。

    雨天や悪天候、大量注文、階段しかない建物への配達などで特に感謝したい場合に追加する、と考えればよいでしょう。

    美容院・マッサージ・スパ

    美容院、ネイルサロン、マッサージ、スパなどでも、料金とは別にチップを支払う習慣は基本的にありません。

    表示された料金を支払えば問題なく、施術料金の15~20%を別途計算する必要はありません。

    もちろん、特別に満足したサービスに対して任意でチップを渡すことはできます。

    チップを渡すならいくら?

    オーストラリアでは固定されたチップ率がないため、「このサービスなら必ず○%」という決まりはありません。

    場面 一般的な考え方
    一般的なレストラン 不要。良いサービスなら端数を丸める、数ドルなど任意
    高級レストラン 特に良いサービスなら10%程度を目安にすることがある
    カフェ・バー 不要。Tip Jarへ小銭を入れる程度でも可
    ホテル 通常不要
    タクシー 不要。端数を切り上げる程度でも可
    ウーバー 不要。アプリから任意で追加可能
    ツアー 通常不要。特別に満足した場合のみ任意
    フードデリバリー 不要。アプリから任意で追加可能

    迷ったときは「チップなし」で問題ありません。良いサービスを受けて自分からお礼をしたいと感じたときだけ追加すれば十分です。

    カード端末に「Tip」が表示されたら?

    近年はレストランやカフェのカード端末で、支払い時に「Tip」「Add tip」などが表示されることがあります。

    画面に「5%」「10%」「15%」「Custom」などの選択肢が出ても、チップを選ばなければならないわけではありません。「No tip」「Skip」などを選んで通常料金だけを支払って構いません。

    海外から導入されたPOSシステムが標準でチップ画面を表示している場合もあるため、「画面が出た=オーストラリアでもチップが必須になった」と考える必要はありません。

    チップの渡し方

    チップを渡したい場合には、いくつか方法があります。

    • 会計時に現金を追加する
    • レストランのTip Jarへ現金を入れる
    • カード端末で任意の金額を追加する
    • ウーバーやデリバリーアプリから追加する
    • 現金払いで端数のお釣りを受け取らない

    日本の「心付け」のように封筒へ入れる必要はなく、特別な渡し方の作法もありません。



    サービス料とチップの違い

    旅行中は「Tip」と「Service Charge」を区別して考えましょう。

    チップは利用者が任意で追加するお礼です。一方、予約条件やメニューなどに明記されたサービス料・手数料は、店側が設定した料金の一部です。

    特に大人数のグループ予約や特別なイベントでは、通常とは異なる料金条件が設定されることがあります。予約時に「service charge」「booking fee」「surcharge」などの記載があれば、チップとは別のものとして確認してください。

    週末・祝日・カードのサーチャージはチップではない

    オーストラリアのレストランやカフェで旅行者が戸惑いやすいのがサーチャージ(surcharge)です。

    週末や祝日に「Sunday surcharge 10%」「Public holiday surcharge 15%」などが設定されることがあります。これは店側が設定する追加料金で、スタッフへのチップではありません。

    また、2026年9月時点ではカード決済にカード・サーチャージを加える店もあります。ただしオーストラリアではカード・サーチャージのルールが変更され、Visa、Mastercard、American Express、eftposについては2026年10月1日から各カードネットワークの「no surcharge」ルールが導入されます。

    この変更はカード決済のサーチャージに関するもので、レストランなどの週末・祝日サーチャージには適用されません。

    いずれの場合も、サーチャージを払ったからチップを払った、あるいはサーチャージとは別に必ずチップを払うという関係ではありません。

    チップを渡さなくても失礼ではない?

    チップを渡さなかったことで、「サービスが悪かったという意思表示になるのでは」と心配する必要もありません。

    オーストラリアでは、チップなしが普通の支払いとして受け取られます。

    良いサービスだったことを伝えたい場合は、チップだけでなく、スタッフへ直接「Thank you」「That was great」と伝えたり、Googleなどで良いレビューを残したりする方法もあります。

    アメリカとの違い

    項目 オーストラリア アメリカ
    レストラン 基本的に任意 チップが強く期待される場面が多い
    カフェ 通常不要 店舗・サービス形態によりチップを求められることが多い
    ホテル 通常不要 ポーター、ハウスキーピング等で渡すことが多い
    タクシー 通常不要 チップを加えることが一般的
    カード端末のTip画面 表示されても任意 チップを選択する場面が多い

    日本からオーストラリアへ旅行する場合には、「アメリカ式のチップ文化を持ち込んで考えなくてよい」という点を覚えておけば、会計時に慌てずに済みます。




    旅行中の場面別・支払い例

    カフェでA$6のコーヒー

    A$6をそのまま支払えば問題ありません。Tip Jarがあっても入れる必要はありません。

    カジュアルレストランでA$78

    A$78をそのまま支払えば問題ありません。とても良いサービスだったのでA$80にしたい、という場合にはもちろん構いません。

    高級レストランでA$300

    サービスに特に満足した場合は、10%程度を目安にA$30前後を追加するという選択肢があります。ただし必須ではありません。

    タクシー料金A$47.60

    A$47.60を支払えば問題ありません。現金でA$50を渡し、お釣りを受け取らない方法もありますが、あくまで任意です。

    ウーバー乗車後にTip画面が出た

    チップなしで終了して構いません。特に良かった場合だけ、アプリから希望額を追加します。

    ホテルでスーツケースを部屋まで運んでもらった

    通常はチップ不要です。何も渡さなくてもマナー違反にはなりません。

    オーストラリアのチップに関するよくある質問(FAQ)

    オーストラリアではチップは必要ですか?

    基本的に必要ありません。レストラン、ホテル、タクシーなどでも、通常は請求された金額を支払えば問題ありません。

    レストランでは何%払えばいいですか?

    一般的なレストランではチップ不要です。高級レストランで特に良いサービスを受けた場合は、10%程度を目安に任意で渡すことがあります。

    ホテルの清掃スタッフに枕元へ現金を置く必要がありますか?

    必要ありません。オーストラリアではホテルの客室清掃に毎日チップを置く習慣は一般的ではありません。

    タクシーやウーバーにチップは必要ですか?

    必要ありません。ウーバーではアプリにチップ機能がありますが任意です。

    ツアーガイドにはチップを渡しますか?

    通常は必要ありません。特別に良いサービスを受けた場合に、お礼として任意で渡すことはできます。

    カード端末に10%や15%のTipが表示されたら払う必要がありますか?

    必要ありません。「No tip」「Skip」などを選択して、通常の会計金額だけを支払って問題ありません。

    週末サーチャージはチップですか?

    いいえ。週末や祝日のサーチャージは店が設定する追加料金で、スタッフへのチップとは別のものです。

    チップを払わないと失礼ですか?

    失礼ではありません。オーストラリアではチップなしが一般的な支払いです。



    オーストラリアの旅行手配

    トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

    オーストラリアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

    オーストラリア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。

    オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ

    トラベルドンキーにお任せください!