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    オーストラリアのタクシー・Uberにチャイルドシートは必要?州別の法律と子連れ旅行の予約方法

    オーストラリアへ小さな子どもを連れて旅行する際、意外と見落としやすいのが、タクシーやUberのチャイルドシートです。

    日本では、一般のタクシーに乗る場合、チャイルドシートの使用義務が免除されています。そのため、オーストラリアでも同じだと思っている方がいるかもしれません。

    ところが、オーストラリアでは事情が異なります。

    例えば、シドニーでは1歳未満の子どもがタクシーに乗る場合、法律上、適切なチャイルドシートを使用しなければなりません。

    一方、メルボルンでは、タクシーに限って1歳未満の子どもを大人が膝の上に抱いて乗車できる例外規定があります。

    また、同じメルボルンでも、一般のタクシーとウーバー(Uber)では適用される規則が違います。通常のUberには、一般の自家用車と同じチャイルドシートの規則が適用されます。

    さらに、ブリスベンやケアンズがあるクイーンズランド州では、タクシーやライドシェアに別の例外規定があります。

    つまり、オーストラリアでは、州によって法律が異なり、同じ州でもタクシーとUberでチャイルドシートの使用義務が違う場合があるのです。

    もうひとつ注意したいのが、日本から持参するチャイルドシートです。

    日本の安全基準に適合した製品でも、オーストラリアで求められる規格を満たしていなければ、現地の車で使用できない場合があります。

    そのため、子ども連れの旅行では、空港に到着してからタクシーやUberを探すのではなく、事前に利用する交通手段を決めておくことが大切です。

    この記事では、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ、パースなどの主要旅行先を中心に、チャイルドシートの使用義務、タクシーとUberの違い、年齢別の規則、チャイルドシート付き車両の予約方法、日本からの持参・現地レンタルの注意点まで詳しく解説します。

    内容は2026年10月時点の各州政府、交通当局、配車サービス事業者の公式情報に基づいています。子どもの安全に直接関わる内容のため、実際に利用する際は最新の規則と車両の設備を確認してください。

    旅行者
    2歳の子どもを連れてシドニーへ旅行します。空港からホテルまでUberで移動したいのですが、チャイルドシートがないと乗れないのでしょうか?
    旅行スタッフ
    シドニーの一般的なUberでは、2歳のお子さんに適切なチャイルドシートが必要です。一方、法律上のタクシーには1歳以上の子どもがシートベルトで乗車できる例外があります。ただし、安全のためには年齢と体格に合ったチャイルドシートを使うことをおすすめします。空港送迎なら、チャイルドシート付きの車両を事前に手配する方法もありますよ。




    オーストラリアのチャイルドシート規則は州によって違う

    オーストラリアでは、小さな子どもを車に乗せる場合、原則として年齢と体格に合ったチャイルドシートを使用する必要があります。

    ただし、交通規則の詳細は各州・準州が定めています。

    さらに、一般の自家用車、タクシー、ライドシェア、バスなどで適用される規則が異なる場合があります。

    タクシーとUberは法律上、同じ車両ではない

    オーストラリアでは、一般のタクシーとUberなどのライドシェアは、異なる交通サービスとして扱われることがあります。

    タクシーには、道路で乗客を乗せるなどの営業形態を踏まえ、チャイルドシートに関する例外規定が設けられている州があります。

    一方、Uberなどのライドシェアについては、一般の自家用車と同じ規則を適用する州が多くあります。

    そのため、タクシーなら法律上乗車できる子どもでも、チャイルドシートがないとUberには乗れない場合があるのです。

    法律上乗車できることと、安全であることは別

    ここは特に理解しておきたい点です。

    州によっては、タクシーに限り、1歳以上の子どもが大人用シートベルトで乗車することを認めています。

    しかし、これは大人用シートベルトが小さな子どもに最適な安全装置であるという意味ではありません。

    身体の小さな子どもは、事故の際に大人と同じようにシートベルトで保護されるとは限りません。

    法律上の例外がある場合でも、できるだけ子どもの年齢と体格に合ったチャイルドシートを使用することをおすすめします。

    年齢別のチャイルドシートの基本ルール

    オーストラリアの一般的な自家用車では、子どもの年齢に応じて次のようなチャイルドシートの使用が求められています。

    子どもの年齢 基本的な使用条件
    生後6か月未満 後ろ向きのチャイルドシート・ベビーシート
    生後6か月以上4歳未満 後ろ向き、または内蔵ハーネス付きの前向きチャイルドシート
    4歳以上7歳未満 内蔵ハーネス付き前向きチャイルドシート、または適切なブースターシート
    7歳以上 体格に適したチャイルドシート、ブースターシート、または正しく装着できる大人用シートベルト

    ※一般車両における基本的なルールです。子どもの身長・体格、医療上の事情、州の規則などによって取り扱いが異なる場合があります。

    後ろ向きチャイルドシート

    リアフェイシング・チャイルドシート(Rear-facing Child Restraint)と呼ばれ、赤ちゃんの身体を進行方向と反対に向けて固定します。

    事故時に頭や首への負担を抑えるため、乳児にとって重要な安全装置です。

    法律上は一定の月齢から前向きシートを利用できる場合でも、製品の適用条件内であれば、できるだけ長く後ろ向きで使用することが推奨されています。

    前向きチャイルドシート

    フォワードフェイシング・チャイルドシート(Forward-facing Child Restraint)は、進行方向へ向けて設置するタイプです。

    小さな子ども向けのタイプには、身体を固定する内蔵ハーネスが付いています。

    ブースターシート

    ブースターシート(Booster Seat)は、子どもの座面を高くし、大人用シートベルトを適切な位置に通すための補助座席です。

    日本ではジュニアシートと呼ばれることもあります。

    ただし、年齢だけで次のシートへ移行するのではなく、子どもの身長や体格、製品の適用条件を確認する必要があります。

    7歳になれば必ず大人用シートベルトで大丈夫?

    必ずしもそうではありません。

    子どもの身長が低い場合、大人用シートベルトが首や腹部にかかってしまうことがあります。

    オーストラリアの交通安全機関では、大人用シートベルトを適切に使用できる身長の目安として約145cmを挙げることがあります。

    年齢だけでなく、車の座席に深く座った状態で、シートベルトが肩と腰骨の適切な位置を通るか確認することが重要です。

    ニューサウスウェールズ州政府:チャイルドシートの基本規則

    州別比較|タクシーとUberの使用義務一覧

    日本からの旅行者にとって最も重要なのが、滞在する州によって規則が異なるという点です。

    主要都市を含む各州・準州の基本的な取り扱いをまとめました。

    州・準州と主な都市 一般タクシー Uberなどのライドシェア
    ニューサウスウェールズ州:シドニー 1歳未満は適切なチャイルドシートが必要。1歳以上には例外あり 原則として一般車と同じ年齢別規則
    ビクトリア州:メルボルン 1歳未満は後部座席で大人の膝上乗車が認められる例外あり 原則として一般車と同じ年齢別規則
    クイーンズランド州:ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ チャイルドシートに例外規定あり タクシーと同様の例外規定あり
    西オーストラリア州:パース チャイルドシートに例外規定あり タクシーと同様の例外規定あり
    南オーストラリア州:アデレード 一定の例外規定あり 原則として一般車と同じ年齢別規則
    オーストラリア首都特別地域:キャンベラ 適切なシートがない場合の例外あり 一般車と同じ年齢別規則
    タスマニア州:ホバート チャイルドシートに例外規定あり 原則として一般車と同じ年齢別規則
    ノーザンテリトリー:ダーウィン タクシー向け例外規定あり 原則として一般車と同じ年齢別規則

    ※2026年10月時点の各州政府などの公表情報に基づく概要です。例外規定がある地域でも、座席位置やシートベルトに関する条件があります。実際の年齢別条件については、各州の公式案内を確認してください。

    この表を見ると、法律上のタクシーとUberが同じ扱いになる州もあれば、異なる扱いになる州もあることが分かります。

    また、タクシー向けの例外が適用されるためには、その車両が法律上のタクシーとして営業している必要があります。

    単に「予約した専用車」や「ホテル送迎車」であるというだけで、タクシーと同じ例外が認められるとは限りません。

    シドニー|1歳未満はタクシーでもチャイルドシートが必要

    シドニーのあるニューサウスウェールズ州(New South Wales)では、タクシーとライドシェアのチャイルドシート規則が異なります。

    タクシーの場合

    ニューサウスウェールズ州政府の公式案内では、タクシーに乗る子どもについて次のように定めています。

    子どもの年齢 タクシーでの規則
    生後6か月未満 適切な後ろ向きチャイルドシートが必要
    生後6か月以上1歳未満 後ろ向き、または内蔵ハーネス付きの適切な前向きチャイルドシートが必要
    1歳以上7歳未満 適切なチャイルドシート・ブースターシート、または正しく装着したシートベルトを利用できる
    7歳以上 正しく調整・装着したシートベルトなどを使用

    ただし、1歳以上7歳未満について大人用シートベルトが認められていても、政府は適切なチャイルドシートやブースターシートの使用を強く推奨しています。

    また、子どもが前部座席に座れるかどうかには、別の規則があります。

    Uberの場合

    シドニーでは、Uberなどのライドシェアには一般の自家用車と同じ規則が適用されます。

    例えば2歳の子どもをUberに乗せる場合、適切なチャイルドシートを使用する必要があります。

    タクシーなら認められる例外が、Uberにも適用されるわけではありません。

    シドニー空港からホテルへ移動する場合

    1歳未満の赤ちゃんを連れている場合、チャイルドシートを備えたタクシーや送迎車を手配する必要があります。

    通常のタクシー乗り場に並んでいる車に、赤ちゃん用のチャイルドシートが必ず搭載されているとは限りません。

    予約する際に、赤ちゃんの月齢と必要なシートの種類を伝えてください。

    ニューサウスウェールズ州:タクシー・ライドシェアのチャイルドシート規則

    メルボルン|タクシーとUberでルールが違う

    メルボルンのあるビクトリア州(Victoria)でも、タクシーとUberには異なる規則が適用されます。

    タクシーの場合

    ビクトリア州交通局の公式案内では、次のように定められています。

    • 1歳未満:チャイルドシートがない場合、後部座席で大人に抱かれて乗車できる
    • 1歳以上:子ども自身の座席を使用し、チャイルドシートがない場合は適切にシートベルトを装着する

    ただし、大人の膝上に座る場合でも、子どもと大人が1本のシートベルトを共有してはいけません。

    また、法律上認められていても、事故時の安全性を考えれば、年齢に合ったチャイルドシートを使用する方が望ましいとされています。

    Uberの場合

    ビクトリア州では、ライドシェアや予約制のハイヤーには一般の自家用車と同じチャイルドシート規則が適用されます。

    そのため、原則として7歳未満の子どもには、年齢や体格に合った適切なチャイルドシートが必要です。

    例えば、メルボルン空港からホテルへUberで移動する場合、3歳の子どもをチャイルドシートなしで乗車させることはできません。

    タクシーはシートを用意してくれる?

    ビクトリア州では、タクシー運転手がチャイルドシートやブースターシートを常備する義務はありません。

    一方、タクシーには、乗客が持参したチャイルドシートを設置するための固定ポイントが少なくとも1か所必要です。

    ただし、固定方式によっては利用できないシートもあるため、設置可能か確認してください。

    ビクトリア州交通局:タクシー・Uberのチャイルドシート規則

    ブリスベン・ゴールドコースト・ケアンズのルール

    ブリスベン(Brisbane)、ゴールドコースト(Gold Coast)、ケアンズ(Cairns)は、いずれもクイーンズランド州(Queensland)にあります。

    クイーンズランド州では、タクシーだけでなく、Uberなどのライドシェアにもチャイルドシートに関する例外規定があります。

    タクシー・ライドシェアの例外規定

    クイーンズランド州政府の公式案内では、タクシー、リムジン、ライドブッキングサービスなどについて、通常のチャイルドシート着用義務に対する例外が設けられています。

    チャイルドシートがない場合の主な取り扱いは次のとおりです。

    • 1歳未満:16歳以上の大人の膝の上に抱かれて乗車できる
    • 1歳以上7歳未満:後部座席で適切にシートベルトを使用できる
    • 子どもと大人が1本のシートベルトを共有してはいけない
    • 2列以上の座席がある車では、小さな子どもを前部座席に乗せないなどの条件がある

    ただし、適切なチャイルドシートが車内に設置されている場合には、そのシートを正しく使用する必要があります。

    法律上は不要でも、使用をおすすめする理由

    例えば、1歳未満の赤ちゃんを大人が抱いて乗車できるとしても、急ブレーキや事故の際には十分な保護が得られません。

    子どもの安全を考えると、タクシーでもUberでも、適切なチャイルドシートを使用することをおすすめします。

    レンタカーは例外の対象外

    ここで間違えやすいのがレンタカーです。

    一般のレンタカーで家族が運転する場合には、タクシーやライドシェアの例外規定は適用されません。

    7歳未満の子どもを乗せる場合は、原則として適切なチャイルドシートが必要です。

    クイーンズランド州政府:チャイルドシートの例外規定

    パース・アデレード・その他の州のルール

    オーストラリア西部や南部などへ旅行する場合も、利用する州の規則を確認してください。

    パース|西オーストラリア州

    パース(Perth)がある西オーストラリア州(Western Australia)では、タクシーとライドシェアに共通する例外規定があります。

    州政府の案内では、1歳未満の子どもは、16歳以上の大人に抱かれて乗車できる場合があります。

    また、1歳以上7歳未満の子どもについては、チャイルドシートがない場合、適切に装着したシートベルトの使用が認められています。

    ただし、適切なチャイルドシートの使用が強く推奨されています。

    アデレード|南オーストラリア州

    アデレード(Adelaide)のある南オーストラリア州(South Australia)では、タクシーとライドシェアの規則が異なります。

    タクシーでは、チャイルドシートがない場合、1歳未満の子どもを16歳以上の大人が後部座席で抱くことが認められるなどの例外があります。

    一方、Uberなどのライドシェアには、一般の自家用車と同じチャイルドシート規則が適用されます。

    そのため、小さな子どもとUberに乗る場合は、適切なチャイルドシートを用意してください。

    キャンベラ|首都特別地域

    キャンベラ(Canberra)のあるオーストラリア首都特別地域(Australian Capital Territory)では、適切なチャイルドシートがないタクシーについて例外が設けられています。

    ただし、7歳未満の子どもはタクシーの前部座席に乗車できません。

    一方、ライドシェアには一般の車と同じ規則が適用されます。

    ホバート|タスマニア州

    タスマニア州(Tasmania)では、タクシーにチャイルドシートの例外規定があります。

    また、1歳未満の子どもが大人の膝の上に乗車することを認める規則があります。

    一方、一般のライドシェアでは原則として通常のチャイルドシート規則が適用されるため、事前の手配をおすすめします。

    ダーウィン|ノーザンテリトリー

    ダーウィン(Darwin)があるノーザンテリトリー(Northern Territory)でも、タクシー向けの例外があります。

    公式案内では、タクシーはチャイルドシートを常備する義務がありませんが、適切なシートが利用可能なら使用する必要があります。

    また、4歳未満の子どもを前部座席に乗せないなどの条件があります。

    ライドシェアについては、タクシー向けの例外を当然には適用できないため、一般車両の規則に従った適切なシートを準備する前提で手配してください。

    これらの地域でも、法律上の例外があることと、チャイルドシートがなくても安全に乗車できることは別の問題です。

    赤ちゃんや小さな子どもを連れて旅行する場合は、できるだけ専用シートを用意しましょう。



    Uberにチャイルドシートは付いている?

    オーストラリアでは、Uberの普通車にチャイルドシートが標準装備されているわけではありません。

    そのため、Uberアプリで普通の車を呼んでも、子ども用のシートがない可能性があります。

    Uberの基本方針

    Uberの公式利用規則では、幼い子どもを連れて乗車する場合、利用者側が適切なチャイルドシートを用意し、正しく設置することが基本とされています。

    チャイルドシートが法律上必要な地域で、利用者が適切なシートを持っていない場合、ドライバーは乗車を断ることがあります。

    また、チャイルドシートを持参していても、車両に正しく設置できない場合などは、乗車できない可能性があります。

    Uber Child Seatというサービスもある

    Uberは2022年、メルボルンでウーバー・チャイルド・シート(Uber Child Seat)というサービスの試験提供を開始しました。

    これは、チャイルドシートを備えた車両をアプリから指定するサービスです。

    ただし、2022年の試験提供に関する情報だけでは、現在もすべての地域・時間帯で利用可能とは判断できません。

    2026年10月現在、旅行で利用する場合は、実際のUberアプリにChild Seatの車種・予約オプションが表示されるか確認してください。

    UberXLならチャイルドシートが付いている?

    いいえ。

    ウーバーXL(UberXL)は、大人数や荷物の多い旅行者向けの大型車種を選ぶサービスですが、チャイルドシートが必ず付いているわけではありません。

    大型車を選ぶことと、子どもに必要なチャイルドシートを確保することは別です。

    チャイルドシートを用意できるライドシェア

    オーストラリアには、シーバ(Shebah)という、女性や子どもの輸送を中心としたライドシェアサービスもあります。

    公式案内では、アプリからベビーシートやブースターシートを指定して予約できると説明されています。

    ただし、利用できる地域、車両、シートの種類、予約可能な時間帯などには制限があります。

    また、チャイルドシートの追加料金が設定されています。

    利用を考える場合は、アプリで実際の空車状況と料金を確認してください。

    Uber公式:チャイルドシートと乗車時の規則

    Shebah公式:チャイルドシート付き配車の案内

    チャイルドシート付きタクシーの予約方法

    赤ちゃんや小さな子どもを連れてタクシーを利用する場合は、チャイルドシート付きの車両を事前に予約する方法があります。

    ただし、タクシー会社によって、チャイルドシートを用意できるか、どのような種類を持っているかが異なります。

    予約前に伝えること

    • 子どもの人数
    • それぞれの年齢・月齢
    • 子どもの身長や体重
    • 後ろ向き・前向き・ブースターシートのどれが必要か
    • 乗車する大人の人数
    • ベビーカーやスーツケースの数
    • 乗車日時と場所

    タクシー会社への予約方法

    一般的には、次のような方法があります。

    1. タクシー会社の公式サイトや電話窓口を確認する
    2. チャイルドシート付きの車両があるか問い合わせる
    3. 子どもの月齢・年齢・身長・体重を伝える
    4. 必要なチャイルドシートの台数を伝える
    5. 追加料金と予約条件を確認する
    6. 乗車場所と日時を確定する

    タクシーの台数が多い都市でも、チャイルドシート付き車両が必ずすぐに見つかるとは限りません。

    特に、赤ちゃん用の後ろ向きチャイルドシートが必要な場合や、2台以上のシートが必要な場合は、早めの予約をおすすめします。

    当日、チャイルドシートがなかったら?

    予約時にチャイルドシートを確約していたのに、迎えに来た車両に必要な設備がない場合は、乗車前にタクシー会社へ確認してください。

    法律上シートが必要な場合は、そのまま乗車してはいけません。

    また、法律上の例外がある場合でも、安全面に不安があれば別の車両の手配を依頼しましょう。

    赤ちゃん連れの空港送迎はどう手配する?

    日本からオーストラリアへ到着した直後は、長時間のフライトで子どもも大人も疲れていることが多いでしょう。

    そのため、子ども連れの旅行では、空港からホテルまでの移動方法を出発前に決めておくと安心です。

    空港到着後にチャイルドシート付きの車を探す

    タクシー乗り場から乗車できる場合もありますが、適切なチャイルドシートを搭載した車両が待機しているとは限りません。

    特にシドニーで1歳未満の赤ちゃんを連れている場合、法律上、一般タクシーでも適切なチャイルドシートが必要です。

    空港に到着してから探す場合は、待ち時間が長くなる可能性があります。

    専用空港送迎を予約する方法

    あらかじめチャイルドシート付きの専用送迎車を予約する方法もあります。

    この方法なら、必要なシートの種類や台数を手配会社へ事前に伝えられます。

    ただし、専用送迎車にもさまざまな車種があり、すべての車がチャイルドシートを用意できるわけではありません。

    また、チャイルドシートの利用に追加料金がかかる場合があります。

    空港送迎で確認したいこと

    項目 確認内容
    チャイルドシート 種類・台数・対象年齢・安全規格
    乗車人数 大人と子どもの合計人数
    荷物 スーツケースとベビーカーの数・サイズ
    空港集合場所 到着ロビーか、指定の乗車場所か
    フライト遅延 到着が遅れた場合の対応
    追加料金 チャイルドシート代、待機料金、深夜料金など

    チャイルドシートの台数と座席数

    例えば、大人4名と子ども2名で旅行する場合、6人乗れる車両でも、チャイルドシート2台を取り付けた状態で全員が安全に座れるとは限りません。

    チャイルドシートの大きさによって、隣の座席が使用しにくくなる場合があります。

    乗車人数だけでなく、シートを設置した状態での定員を確認しましょう。

    日本のチャイルドシートを持参して使える?

    普段から使っている日本のチャイルドシートを、オーストラリア旅行へ持って行きたいと考える方もいるでしょう。

    ただし、オーストラリアではチャイルドシートの安全基準が日本と異なります。

    オーストラリアではAS/NZS 1754への適合が必要

    オーストラリアで法律上認められる一般的な子ども用チャイルドシートは、オーストラリア・ニュージーランド規格のAS/NZS 1754に適合する必要があります。

    州政府の公式案内では、この規格への適合表示を確認するよう求めています。

    日本で販売されているチャイルドシートは、日本や欧州の安全基準に適合している場合があります。

    しかし、それだけでオーストラリアの規格に適合するとは限りません。

    ISOFIXなら使用できる?

    ISOFIXは、車両の固定金具を利用してチャイルドシートを設置する方式です。

    日本とオーストラリアの両方で採用されていますが、ISOFIX対応というだけで、オーストラリアの法定基準を満たすわけではありません。

    オーストラリアでは、ISOFIX対応のチャイルドシートについても、AS/NZS 1754に適合することが必要です。

    また、オーストラリアのチャイルドシートでは、トップテザー(Top Tether)と呼ばれる追加の固定ベルトを使用する方式も採用されています。

    日本から持って行く前に確認する

    日本で購入したチャイルドシートを現地で使用する場合は、製品がオーストラリアの安全基準に適合しているか確認してください。

    適合を確認できない製品については、オーストラリアの一般車で使用することを前提にしない方がよいでしょう。

    日本から持参するより、オーストラリアで認定済みのチャイルドシートをレンタルする方法もあります。

    ビクトリア州交通局:チャイルドシートの安全基準と取り付け方法

    レンタカーのチャイルドシートを借りる方法

    オーストラリアでレンタカーを利用する場合、タクシーやライドシェア向けの例外規定は、通常適用されません。

    そのため、7歳未満の子どもを乗せる場合は、原則として年齢や体格に合ったチャイルドシートが必要です。

    レンタカー会社で借りられる場合がある

    オーストラリアのレンタカー会社では、チャイルドシートやブースターシートを追加オプションとして提供している場合があります。

    ただし、車両を予約すればチャイルドシートが自動的に付いてくるわけではありません。

    予約時に必要なシートを指定する必要があります。

    確認しておきたい項目

    • 子どもの年齢・身長・体重に合うシートがあるか
    • 後ろ向きシートを用意できるか
    • チャイルドシートのレンタル料金
    • 料金は1日単位か、レンタル期間単位か
    • 受取時に取り付け済みか、自分で設置するか
    • 返却時の取り扱い
    • 複数台のチャイルドシートを設置できる車種か

    車種とシートの相性

    チャイルドシートの中には、車両の座席形状や固定ポイントによって設置できないものがあります。

    また、複数のチャイルドシートを横並びに設置する場合、車両の後部座席の幅も重要です。

    必要な台数を伝え、レンタカー会社へ取り付け可能な車種を確認しましょう。

    受け取ったら取り付けを確認する

    チャイルドシートは、適切な位置に確実に固定し、子どもの身体に合うように調整する必要があります。

    メーカーの説明書に従い、正しく設置されているか確認してください。

    取り付けに不安がある場合は、レンタカー会社へ相談し、必要に応じて認定された取り付けサービスの利用を検討しましょう。



    子どもが2人・3人いる場合の車両選び

    子どもが複数いる家族旅行では、チャイルドシートの種類と台数だけでなく、車両の座席配置にも注意が必要です。

    子ども2人の場合

    例えば、2歳と5歳の子どもがいる場合、通常はそれぞれに適切なチャイルドシートが必要です。

    2歳の子どもには内蔵ハーネス付きのチャイルドシート、5歳の子どもには体格に合った前向きシートやブースターシートなどが選択肢になります。

    ただし、実際に使用できるシートは年齢だけでなく、子どもの体格や製品の適用条件によって決まります。

    子ども3人の場合

    後部座席に3台のチャイルドシートを横並びに設置できるかどうかは、車種によって異なります。

    座席が3つあるからといって、必ず3台を安全に設置できるわけではありません。

    チャイルドシートの幅、シートベルトの位置、固定金具の配置などを確認する必要があります。

    7人乗りの車なら大丈夫?

    7人乗りの車でも、すべての座席にチャイルドシートを設置できるとは限りません。

    また、3列目の座席に適切な固定ポイントがない場合や、特定のシートを設置できない場合があります。

    大人と子どもの人数、チャイルドシートの種類、スーツケースやベビーカーの数をまとめて伝えて、車両を選びましょう。

    観光バス・ミニバスにもチャイルドシートは必要?

    オーストラリア旅行では、空港送迎や日帰り観光ツアーなどでバスを利用することがあります。

    この場合も、車両によってチャイルドシートに関する条件が異なります。

    大型バスの場合

    一定の座席数を持つ大型バスには、一般の自家用車とは異なる規則が適用されます。

    例えば、ビクトリア州では、運転手を含めて13席以上あるバスについて、子ども用チャイルドシートの使用を義務付けていません。

    ただし、可能であれば適切なチャイルドシートを使うことが推奨されています。

    また、車両にシートベルトが備えられている場合は、適切に着用する必要があります。

    小型ミニバスの場合

    運転手を含めて12席以下の車両では、一般の自家用車と同様にチャイルドシートが必要になる場合があります。

    例えば、ビクトリア州では、12席以下のバスについて、7歳未満の子どもに適切なチャイルドシートを使用する必要があります。

    ただし、具体的な適用条件は州や車両の登録区分によって異なります。

    観光ツアーを予約する際に確認すること

    • 使用する車両の種類
    • 車両の座席数
    • チャイルドシートが必要か
    • 主催会社がシートを用意できるか
    • 持参したシートを取り付けられるか
    • ベビーカーを収納できるか
    • 子どもの参加最低年齢があるか

    子どもが参加できるツアーであっても、送迎車両にチャイルドシートを備えているとは限りません。

    特に、小型バスや貸切車両を利用するツアーでは、事前に確認することが重要です。

    予約時に使える英語と確認事項

    オーストラリアのタクシー会社や送迎会社へ、チャイルドシートの手配を英語で依頼する際に使える表現を紹介します。

    チャイルドシート付きの車を予約する

    We need a vehicle with a child seat for our two-year-old child.

    「2歳の子どものためにチャイルドシート付きの車両が必要です」という意味です。

    後ろ向きチャイルドシートを依頼する

    Do you have a rear-facing child seat suitable for a six-month-old baby?

    「生後6か月の赤ちゃんに適した後ろ向きのチャイルドシートはありますか?」という意味です。

    チャイルドシートを2台依頼する

    We are travelling with two children, aged two and five. Can you provide suitable child seats for both?

    「2歳と5歳の子ども2人と旅行しています。2人に適したチャイルドシートを用意できますか?」という意味です。

    ブースターシートを依頼する

    We need a booster seat for our six-year-old child.

    「6歳の子どものためにブースターシートが必要です」という意味です。

    追加料金を確認する

    Is there an additional charge for the child seat?

    「チャイルドシートには追加料金がかかりますか?」という意味です。

    チャイルドシートの確約を依頼する

    Could you please confirm that the appropriate child seat will be installed in the vehicle?

    「適切なチャイルドシートが車両に設置されることを確認していただけますか?」という意味です。

    予約時に伝えておきたい情報

    英語 意味
    Child Seat チャイルドシート
    Baby Capsule 赤ちゃん用の後ろ向きシート
    Rear-facing Seat 後ろ向きチャイルドシート
    Forward-facing Seat 前向きチャイルドシート
    Booster Seat ブースターシート
    Child’s Age 子どもの年齢
    Child’s Height 子どもの身長
    Child’s Weight 子どもの体重
    Car Seat Installation チャイルドシートの取り付け
    Subject to Availability 空き状況による・確約ではない

    チャイルドシートが必要な場合は、単にChild Seat Requiredと伝えるだけでなく、子どもの年齢、身長、体重を伝えておくと、適切なシートを用意できるか確認しやすくなります。

    子連れ旅行でよくあるトラブルと対処法

    子ども連れの旅行では、タクシーやライドシェアの予約時に思わぬ問題が起こる場合があります。

    よくあるケースを整理しました。

    1.Uberを呼んだらチャイルドシートがなかった

    通常のUber車両にチャイルドシートが必ず付いているわけではありません。

    利用する地域の法律上、チャイルドシートが必要な場合は、適切なシートがないまま乗車してはいけません。

    また、ドライバーが安全に輸送できないと判断すれば、乗車を断られる場合があります。

    必要なシートを備えた車両を手配してください。

    2.チャイルドシートの予約をしたのに、違う種類だった

    例えば、乳児用の後ろ向きチャイルドシートが必要なのに、ブースターシートしか用意されていない場合です。

    子どもの年齢や体格に適していないシートは使用しないでください。

    予約した会社へ連絡し、適切なシートを備えた車両を手配できるか確認しましょう。

    3.チャイルドシートが正しく取り付けられていない

    チャイルドシートは、車両に適切に固定し、子どもの身体に合わせて調整する必要があります。

    安全に取り付けられていないと判断した場合は、出発前に運転手や手配会社へ確認してください。

    適切に設置できない場合は、別の車両を依頼する必要があります。

    4.子ども2人分のシートを取り付けると荷物が入らない

    小型車では、チャイルドシートの台数やベビーカーの大きさによって、荷物室や座席スペースが不足する場合があります。

    空港送迎では、スーツケースの数だけでなく、ベビーカーやチャイルドシートの台数も伝えましょう。

    5.タクシーならチャイルドシート不要だと思っていた

    オーストラリアでは、州や子どもの年齢によってタクシーにもチャイルドシートが必要です。

    特に、シドニーの1歳未満の子どもは注意が必要です。

    日本のタクシーと同じ規則が適用されると考えず、滞在する州の法律を確認してください。

    6.日本から持参したシートが使えなかった

    日本で使っているチャイルドシートが、オーストラリアの安全基準に適合していない場合があります。

    その場合、現地で認められた製品を借りるなど、別の方法を検討する必要があります。

    出発前に適合状況を確認しておきましょう。

    オーストラリアのチャイルドシートに関するよくある質問

    オーストラリアではタクシーにチャイルドシートが必要ですか?

    州や子どもの年齢によって異なります。シドニーのあるニューサウスウェールズ州では、1歳未満の子どもがタクシーに乗る場合、適切なチャイルドシートが必要です。一方、ほかの州ではタクシー向けの例外規定があります。安全のため、法律上の例外がある場合でも、年齢と体格に合ったチャイルドシートの使用をおすすめします。
    シドニーのUberに2歳の子どもをチャイルドシートなしで乗せられますか?

    いいえ。シドニーではUberなどのライドシェアに一般の自家用車と同じチャイルドシート規則が適用されます。2歳の子どもには適切なチャイルドシートが必要です。普通のUberにシートが標準装備されているわけではないため、事前に手配してください。
    メルボルンのタクシーでは赤ちゃんを抱っこして乗れますか?

    ビクトリア州では、タクシーについて、1歳未満の子どもが後部座席で大人に抱かれて乗車できる例外規定があります。ただし、大人と子どもが1本のシートベルトを共有してはいけません。また、安全のためには適切なチャイルドシートを使用することが推奨されています。Uberには通常の自家用車と同じ規則が適用されます。
    ブリスベンやケアンズではUberにチャイルドシートが必要ですか?

    クイーンズランド州では、タクシーやライドシェアにチャイルドシートの例外規定があります。一定の条件下では、チャイルドシートなしで乗車できる場合があります。ただし、子どもの安全を考え、適切なチャイルドシートの使用をおすすめします。
    Uberにはチャイルドシートが標準装備されていますか?

    いいえ。通常のUber車両にチャイルドシートが必ず付いているわけではありません。Uberは過去にメルボルンでUber Child Seatというサービスの試験提供を始めましたが、現在の利用可否は都市やアプリに表示される選択肢によって確認する必要があります。必要に応じて、チャイルドシート付きの専用送迎やタクシーを手配してください。
    UberXLならチャイルドシートが付いていますか?

    いいえ。UberXLは一般的に大人数や荷物の多い旅行者向けの大型車種ですが、チャイルドシートの標準装備を意味するものではありません。チャイルドシートが必要な場合は、別途確認する必要があります。
    日本のチャイルドシートをオーストラリアで使用できますか?

    オーストラリアでは、原則としてAS/NZS 1754という安全規格に適合したチャイルドシートが必要です。日本の安全規格に適合しているだけでは、オーストラリアで認められるとは限りません。現地の規格に適合する製品をレンタルする方法も検討してください。
    オーストラリアのレンタカーにはチャイルドシートが付いていますか?

    通常、レンタカーへチャイルドシートが自動的に付属するわけではありません。レンタカー会社が提供する追加オプションとして借りられる場合があります。子どもの年齢や体格に合ったシートを事前に予約し、車両へ適切に設置できるか確認してください。
    赤ちゃん連れで空港からホテルへ移動する場合、何がおすすめですか?

    赤ちゃんの月齢や体格に合ったチャイルドシートを備えた車両を事前に予約する方法がおすすめです。通常のタクシーやUberに適切なシートがあるとは限りません。専用空港送迎を利用する場合も、チャイルドシートの種類、台数、追加料金、荷物スペースなどを確認してください。
    観光バスにはチャイルドシートが必要ですか?

    バスの座席数や州の法律によって異なります。例えば、ビクトリア州では運転手を含めて13席以上のバスと、12席以下の車両で規則が異なります。小型ミニバスでは7歳未満の子どもに適切なチャイルドシートが必要になる場合があります。現地ツアーを予約する際は、車種と子どもの参加条件を確認してください。
    法律上チャイルドシートが不要な州でも、子どもを膝の上に抱いてよいですか?

    州や車両の種類によっては、一定の年齢の子どもを大人が膝の上に抱いて乗車することを認める例外があります。ただし、すべての州や車両で認められるわけではありません。また、事故時の安全性を考えると、適切なチャイルドシートを使用する方が望ましいとされています。



    まとめ|子連れ旅行では州の法律と車両の設備を確認しよう

    オーストラリアでは、小さな子どもを車に乗せる際のチャイルドシート規則が州によって異なります。

    また、同じ州でも、一般のタクシーとUberなどのライドシェアで異なる規則が適用される場合があります。

    特に、シドニーのあるニューサウスウェールズ州では、1歳未満の子どもがタクシーに乗る際、適切なチャイルドシートが必要です。

    一方、メルボルンのあるビクトリア州では、タクシーに限って1歳未満の子どもが後部座席で大人に抱かれて乗車できる例外があります。

    ただし、Uberには一般の自家用車と同じチャイルドシート規則が適用されます。

    ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズなどがあるクイーンズランド州では、タクシーやライドシェアに例外規定があります。

    しかし、法律上乗車できる場合でも、必ずしも安全性が十分という意味ではありません。

    子どもの安全を考えると、年齢と体格に合ったチャイルドシートを使用することをおすすめします。

    また、普通のUberやタクシーにチャイルドシートが必ず付いているわけではありません。

    赤ちゃんや小さな子どもを連れて空港からホテルへ移動する場合は、適切なチャイルドシート付きの車両を事前に手配すると安心です。

    その際には、子どもの年齢・身長・体重、必要なシートの種類、乗車人数、ベビーカーやスーツケースの数を伝えておきましょう。

    さらに、日本から持参するチャイルドシートについても注意が必要です。

    オーストラリアではAS/NZS 1754という安全規格が求められるため、日本の安全基準に適合した製品を、そのまま現地で使用できるとは限りません。

    レンタカーを利用する場合も、必要なチャイルドシートを事前に予約する必要があります。

    オーストラリアの子連れ旅行では、タクシーやUberを利用する州の法律を確認し、子どもに適したチャイルドシートと、安全に乗車できる車両を準備しておくことが大切です。

    特に空港到着後は、長時間のフライトで疲れていることも多いため、移動手段を事前に決めておくと、より安心して旅行を始められるでしょう。

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