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  • マカダミアナッツはオーストラリア原産?産地・歴史・お土産を解説

    マカダミアナッツはオーストラリア原産?産地・歴史・お土産を解説

    オーストラリアのスーパーやファーマーズマーケットへ行くと、驚くほど多くのはちみつが並んでいます。

    日本では「アカシア」「レンゲ」などのはちみつがよく知られていますが、オーストラリアではユーカリをはじめとするオーストラリア固有の植物から採れるはちみつが大きな特徴です。

    イエロー・ボックス(Yellow Box)、ブルー・ガム(Blue Gum)、ストリンギー・バーク(Stringybark)、レッド・ガム(Red Gum)、グレー・ボックス(Grey Box)、西オーストラリア州のジャラ(Jarrah)、タスマニア州のレザーウッド(Leatherwood)など、蜜源となる植物が違えば、色、香り、甘さ、口当たりも大きく変わります。

    さらに近年では、オーストラリアにも数多く自生するレプトスペルマム属(Leptospermum)の花から採れるオーストラリア産マヌカハニーも注目されています。

    オーストラリア連邦農業省によると、国内で生産されるはちみつの約70%はオーストラリア固有の植物を蜜源としており、年間生産量は約37,000トン。ニュー・サウス・ウェールズ州(New South Wales)が国内最大の商業的なはちみつ生産州とされています。

    旅行者にとっても、はちみつはスーパーで簡単に購入でき、プラスチック容器やチューブ式の容器を選べば、日本への食品土産として比較的持ち運びやすい商品です。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、オーストラリア産はちみつの特徴、代表的な種類、産地、マヌカハニーのMGO表示、生はちみつやクリーム状はちみつとの違い、スーパーでの選び方、お土産として購入する際のポイントまで詳しく紹介します。




    オーストラリアのはちみつの特徴

    オーストラリアのはちみつは、日本のはちみつと何が違いますか?
    オーストラリアではユーカリをはじめとする固有植物から採れるはちみつが豊富です。地域や蜜源植物によって驚くほど香りや味が違います。

    オーストラリアのはちみつを特徴付けているのは、何といっても広大な国土と多様な自然環境です。

    熱帯雨林、ユーカリの森、乾燥した森林、温帯林など、地域によって植生が大きく異なります。

    そのため、同じ「オーストラリア産はちみつ」でも、淡い色で軽い甘さのものから、濃い琥珀色で香りの強いもの、カラメルのような深みを感じるものまでさまざまです。

    約70%が固有植物由来

    オーストラリア連邦農業省によると、国内で生産されるはちみつの約70%はオーストラリア固有の植物から採蜜されています。

    その中でも特に重要なのがユーカリと、その近縁の樹木です。

    同じユーカリでも種類によって開花時期や蜜の性質が異なるため、できあがるはちみつの味や香りにも大きな差が生まれます。

    ユーカリ系はちみつが豊富

    オーストラリアには数百種類のユーカリが生育しています。

    代表的なユーカリ系はちみつには、イエロー・ボックス、ブルー・ガム、レッド・ガム、グレー・ボックス、ストリンギー・バーク、アイアンバークなどがあります。

    ワインをブドウ品種や産地で選ぶように、はちみつも蜜源となる植物の名前で選ぶと楽しみが広がります。

    色が違うと味も違う?

    はちみつの色は、蜜源となる植物によって大きく異なります。

    淡い麦わら色から黄金色、琥珀色、濃い褐色までさまざまです。

    一般的には、淡い色のはちみつは軽く穏やかな味、濃い色のものは香りやコクが強い傾向がありますが、必ずしも色だけで味を判断できるわけではありません。

    イエロー・ボックス(Yellow Box)

    イエロー・ボックスは、オーストラリアを代表するユーカリ系はちみつの一つです。

    蜜源となる木はEucalyptus melliodora。ニュー・サウス・ウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州などに分布します。

    比較的淡い色で甘さが穏やかなため、初めてオーストラリア産はちみつを試す人にもおすすめです。

    トースト、ヨーグルト、紅茶など幅広く使えます。

    ブルー・ガム(Blue Gum)

    ブルー・ガムも、オーストラリアを代表するユーカリ系はちみつです。

    産地や樹種によって違いがありますが、やや琥珀色で、ユーカリらしい爽やかな香りを感じるものもあります。

    ストリンギー・バーク(Stringybark)

    ストリンギー・バークは、樹皮が長い繊維状にはがれるユーカリの仲間の総称です。

    はちみつは比較的しっかりとした風味を持つものが多く、イエロー・ボックスより力強い味を好む人に向いています。

    レッド・ガム(Red Gum)

    レッド・ガムと呼ばれるユーカリには複数の種類があり、産地によってはちみつの味も異なります。

    商品を見つけたら、蜜源となった樹木だけでなく、採蜜された地域も確認してみるとよいでしょう。

    グレー・ボックス(Grey Box)

    グレー・ボックスもオーストラリアの森林地帯で採れる代表的なはちみつです。

    比較的しっかりした味のものがあり、淡いはちみつと食べ比べると違いがよく分かります。

    カリ(Karri)

    西オーストラリア州南西部を代表する巨大なユーカリの一種がカリです。

    カリの森から採れるはちみつは、西オーストラリア州らしい地域色のある商品として販売されています。

    ジャラ(Jarrah)

    西オーストラリア州で特に有名なのがジャラはちみつです。

    ジャラの森から採れる濃厚なはちみつで、高級品として販売されることもあります。

    商品によっては抗菌活性の目安として「TA」などの数値が表示されています。

    ただし、一般食品として販売されるはちみつを医療目的で使用することとは別の話です。

    マリ(Marri)

    マリも西オーストラリア州を代表する固有樹木の一つです。

    ジャラ、カリと並び、パース周辺や西オーストラリア州のお土産店で地域性のあるはちみつとして見かけることがあります。



    レザーウッド(Leatherwood)

    タスマニア州を代表するはちみつがレザーウッドはちみつです。

    蜜源となるレザーウッドの学名はEucryphia lucida。タスマニア島の湿潤な森林や原生林に生育する固有植物です。

    はちみつは非常に香りが強く、花のような華やかさに加え、香辛料やハーブを思わせる複雑な風味を感じる人もいます。

    クセの少ないはちみつとはかなり性格が違うため、個性的なはちみつを探している人におすすめです。

    タスマニアのはちみつ

    タスマニア州ではレザーウッドが特に有名ですが、そのほかクローバー、マヌカ、ブッシュハニーなども生産されています。

    タスマニア旅行では、ワインやチーズだけでなく、地域のはちみつもぜひ探してみてください。

    オーストラリアにもマヌカハニーがある

    マヌカハニーというとニュージーランドを思い浮かべる人が多いでしょう。

    しかしオーストラリアにもマヌカハニーがあります。

    マヌカハニーは、レプトスペルマム属の植物の花からミツバチが集めた蜜を原料とします。

    オーストラリアには80種類以上のレプトスペルマム属の植物が自生しており、その多様性は非常に豊富です。

    MGOとは?

    マヌカハニーの容器で、

    • MGO 100+
    • MGO 250+
    • MGO 550+

    などの表示を見かけることがあります。

    MGOはメチルグリオキサール(Methylglyoxal)の含有量を示す指標です。

    数字が大きいほどMGOの濃度が高いことを意味します。

    ただし、普段トーストやヨーグルトに使う目的であれば、必ずしも高い数値の商品を選ぶ必要はありません。

    カンガルー島のはちみつ

    南オーストラリア州のカンガルー島(Kangaroo Island)も、はちみつで有名です。

    島では固有植物から採れるはちみつに加え、リグリアン種のミツバチの歴史が大きな特徴となっています。

    養蜂場の直売所では、はちみつの試食や、はちみつを使った食品、蜜ろう製品などを購入できるところもあります。

    リグリアン種のミツバチ

    カンガルー島は、リグリアン種と呼ばれるミツバチを保護する重要な地域です。

    島のミツバチを病気や害虫から守るため、南オーストラリア州本土などからはちみつや養蜂関連品をカンガルー島へ持ち込むことは禁止されています。

    カンガルー島を旅行する場合は、本土で購入したはちみつを島へ持ち込まないよう注意してください。

    オーストラリアの養蜂産業

    オーストラリアには数多くの養蜂家がおり、年間約37,000トンのはちみつが生産されています。

    ただし生産量は、雨量、干ばつ、山火事、樹木の開花状況など自然条件に大きく左右されます。

    養蜂家が巣箱を移動する理由

    オーストラリアでは、養蜂家が一年中同じ場所に巣箱を置くとは限りません。

    花の開花時期に合わせて、トラックで巣箱を移動させることがあります。

    例えば、ある時期にはイエロー・ボックス、次はアイアンバーク、その後は農作物の受粉、といったように、蜜や花粉が豊富な場所を追って移動します。

    広大な国土を生かした移動養蜂は、オーストラリアの養蜂業の大きな特徴です。

    農業を支えるミツバチ

    ミツバチの役割は、はちみつを作ることだけではありません。

    アーモンド、リンゴ、アボカド、ブルーベリー、サクランボ、マカダミアナッツなど、多くの農作物で受粉を助けています。

    オーストラリア農業にとって、ミツバチは欠かせない存在です。

    単花蜜とは?

    単花蜜とは、主に一種類の植物の花から蜜を集めて作られたはちみつです。

    イエロー・ボックス、レザーウッド、ジャラ、マヌカなどが代表例です。

    産地や蜜源植物それぞれの個性を楽しみたい人に向いています。

    百花蜜・ブッシュハニー

    複数の植物から集められた蜜で作られるものは百花蜜と呼ばれます。

    オーストラリアでは「Bush Honey」「Wildflower Honey」などの名称で販売されることもあります。

    単花蜜より品質が低いという意味ではなく、その地域、その季節に咲くさまざまな花の特徴を映したはちみつです。

    生はちみつとは?

    ファーマーズマーケットや自然食品店ではRaw Honey(生はちみつ)という表示を見かけることがあります。

    一般には、加熱や細かなろ過などの加工をできるだけ抑えたはちみつという意味で使われます。

    ただし「Raw」の具体的な加工条件は生産者によって異なるため、表示だけで品質を判断せず、生産者の説明を確認するとよいでしょう。

    クリーム状はちみつとは?

    Creamed Honeyは、生クリームを混ぜたはちみつではありません。

    はちみつの結晶を細かく調整し、なめらかで塗りやすい状態にしたものです。

    液体状のはちみつより垂れにくく、トーストに塗るのに便利です。

    巣蜜

    巣蜜は、ミツバチの巣に入ったままの状態ではちみつを切り分けたものです。

    巣の部分である蜜ろうもそのまま食べることができ、チーズ、ヨーグルト、デザートなどと合わせて楽しめます。

    結晶したはちみつは大丈夫?

    はちみつを保存していると、白っぽくなったり、砂糖の粒のような結晶ができたりすることがあります。

    これは自然な結晶化で、腐ったという意味ではありません。

    液体に戻したい場合は、容器をぬるま湯につけてゆっくり温めます。

    ラベルで確認したいポイント

    はちみつを選ぶ際には、容器の裏面も確認してみましょう。

    • 原産国
    • 蜜源植物
    • 採蜜地域
    • 原材料
    • 生産者
    • 内容量
    • 賞味期限
    • マヌカハニーならMGO表示

    などを確認すると商品選びがしやすくなります。

    オーストラリア土産として購入するなら、「Product of Australia」「100% Australian Honey」などの原産国表示を確認することをおすすめします。

    スーパーで買う

    はちみつはウールワース、コールズ、IGA、アルディなどのスーパーで簡単に購入できます。

    一般的なはちみつから、単花蜜、生はちみつ、マヌカハニー、高級品まで価格帯も幅広くあります。

    複数の商品を比較したい旅行者には、大型スーパーが便利です。

    ファーマーズマーケットで買う

    ファーマーズマーケットでは、地域の養蜂家が直接販売していることがあります。

    スーパーでは見つからない小規模生産のはちみつや、特定地域だけのもの、季節限定品、巣蜜などに出会えることもあります。

    試食ができる場合は、淡い味のものから濃い味のものへ順番に試すと、違いを感じやすくなります。

    おすすめの食べ方

    はちみつはトーストだけでなく、ヨーグルト、オートミール、パンケーキ、サラダのドレッシング、肉料理のたれなどにも使えます。

    ギリシャヨーグルトに果物とオーストラリア産はちみつをかければ、ホテルやサービスアパートメントでも簡単に楽しめます。

    チーズとの組み合わせ

    はちみつはチーズともよく合います。

    ブリーチーズ、カマンベール、ブルーチーズ、ヤギのチーズなどへ少量かけると、塩気と甘味の組み合わせを楽しめます。

    レザーウッドやジャラのような個性的なはちみつを、チーズと食べ比べるのもおすすめです。

    お土産におすすめの種類

    種類 特徴
    イエロー・ボックス クセが少なく、幅広い人におすすめ
    レザーウッド タスマニアらしい強い香り
    ジャラ 西オーストラリア州らしい高級はちみつ
    オーストラリア産マヌカ 高級感のあるお土産向け
    カンガルー島産 旅行先の物語を感じられる
    巣蜜 見た目にも珍しい

    持ち運びを考えるなら、ガラス瓶よりもプラスチック容器がおすすめです。

    航空機では、はちみつは液体・ジェルに近い扱いになるため、大きな容器は基本的に受託手荷物へ入れる方が安心です。

    1歳未満の乳児には与えない

    12か月未満の乳児には、はちみつを与えてはいけません。

    乳児ボツリヌス症の原因となる菌の芽胞が含まれている可能性があるためです。

    これはオーストラリア産に限らず、すべてのはちみつに共通する注意事項です。

    はちみつ売場で使える英語

    英語 意味
    Honey はちみつ
    Raw Honey 生はちみつ
    Creamed Honey クリーム状はちみつ
    Honeycomb / Comb Honey 巣蜜
    Floral Source 蜜源植物
    Country of Origin 原産国
    Is this 100% Australian honey? これは100%オーストラリア産のはちみつですか?
    What flowers is this honey from? これは何の花から採れたはちみつですか?
    Which one has a mild flavour? どれが一番まろやかな味ですか?
    Can I taste this honey? このはちみつを試食できますか?

    オーストラリアのはちみつの魅力は、単に「自然豊かな国のはちみつ」というだけではありません。

    イエロー・ボックス、ストリンギー・バーク、ジャラ、レザーウッド、マヌカなど、どの植物から蜜を集めたかによって、味も香りも大きく変わります。

    ワインを産地やブドウ品種で選ぶように、はちみつも産地や蜜源植物で選んでみると、オーストラリア旅行の楽しみが一つ増えるでしょう。

    オーストラリアのはちみつに関するよくある質問

    オーストラリアのはちみつにはどんな特徴がありますか?

    ユーカリなどオーストラリア固有の植物から採れるはちみつが多いことが特徴です。植物や地域によって色、香り、味が大きく異なります。

    初めて買うならどれがおすすめですか?

    クセの少ないものならイエロー・ボックスがおすすめです。個性的なものならタスマニア州のレザーウッド、西オーストラリア州のジャラなどを試してみてください。

    オーストラリアにもマヌカハニーがありますか?

    はい。オーストラリアには多数のレプトスペルマム属の植物が自生しており、オーストラリア産マヌカハニーが生産されています。

    結晶したはちみつは腐っていますか?

    いいえ。結晶化は自然な現象です。容器をぬるま湯でゆっくり温めると液体に戻すことができます。

    1歳未満の赤ちゃんも食べられますか?

    いいえ。乳児ボツリヌス症の危険があるため、12か月未満の乳児にははちみつを与えないでください。



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    マカダミアナッツというと、ハワイのお土産を思い浮かべる人も多いかもしれません。

    しかし、マカダミアの原産地はハワイではなくオーストラリアです。

    野生のマカダミアは、現在のクイーンズランド州南東部からニュー・サウス・ウェールズ州北東部を中心とする亜熱帯雨林で進化し、オーストラリア先住民はヨーロッパ人が入植するはるか以前から、その実を食用として利用してきました。

    19世紀になると植物学者や農業関係者がマカダミアに注目し、オーストラリアで栽培が始まります。その後1880年代には種がハワイへ持ち込まれました。

    20世紀にハワイで大規模栽培、品種改良、加工、販売が大きく発展したため、世界では「マカダミア=ハワイ」というイメージが広がりました。

    現在のオーストラリアでは、クイーンズランド州とニュー・サウス・ウェールズ州を中心に大規模なマカダミア農園が広がり、世界各国へ輸出される重要な農産物となっています。

    旅行者にとっても、ローストしたマカダミア、塩味のマカダミア、チョコレートがけ、マカダミアオイルなどは、オーストラリアらしい食品土産としておすすめです。

    この記事では、マカダミアナッツの原産地、歴史、ハワイとの関係、主な産地、収穫方法、食べ方、スーパーでの選び方、日本へのお土産にする際の注意点まで詳しく紹介します。




    マカダミアナッツとは?

    マカダミアナッツはハワイのお土産だと思っていました。
    実はマカダミアはオーストラリア原産です。19世紀にオーストラリアからハワイへ持ち込まれ、そこで大規模な商業栽培が発展しました。

    マカダミアは、ヤマモガシ科に属する常緑樹です。

    食用となる白っぽい実は、非常に硬い茶色の殻の中に入っています。

    味はまろやかでクリーミー。脂肪分が多いため、バターのようなコクを感じるのが特徴です。

    そのまま食べるだけでなく、チョコレート、ビスケット、ケーキ、アイスクリーム、サラダ、ソース、オイルなど幅広い食品に使われています。

    原産地はオーストラリア

    マカダミアはオーストラリア固有の植物です。

    主にクイーンズランド州南東部からニュー・サウス・ウェールズ州北東部にかけての亜熱帯雨林を原産地とします。

    現在では世界各地で栽培されていますが、自然状態の野生マカダミアが育ってきた故郷はオーストラリアです。

    なぜハワイのイメージが強い?

    世界的に「マカダミア=ハワイ」という印象が強いのは、20世紀にハワイで大規模栽培と品種改良、加工、販売が大きく発展したためです。

    特にチョコレートで包んだマカダミアナッツがハワイ土産として世界的に有名になったことで、その印象が定着しました。

    しかし、植物としての原産地はオーストラリアです。

    先住民とマカダミア

    オーストラリア先住民は、ヨーロッパ人が入植するはるか以前からマカダミアを食用として利用してきました。

    地面へ落ちた実を集め、非常に硬い殻を石で割り、中の実を生のまま、または火であぶって食べていたとされています。

    地域によっては貴重な食材として扱われ、交易や贈り物にも利用されました。

    マカダミアには地域によって異なる先住民言語の呼び名があり、カビ・カビ族などでは「Kindal Kindal」、バンジャラング族の地域では「Gumbar」などの名称が伝えられています。

    マカダミアという名前の由来

    19世紀、植物学者フェルディナント・フォン・ミュラー(Ferdinand von Mueller)らがマカダミアを植物学的に研究しました。

    「Macadamia」という属名は、ミュラーの友人だった化学者・医師ジョン・マカダム(John Macadam)にちなんで付けられたとされています。

    マカダミアには4種類ある

    学名 特徴
    Macadamia integrifolia なめらかな殻を持ち、商業栽培の中心となる種類
    Macadamia tetraphylla やや粗い殻を持つ食用種
    Macadamia ternifolia 野生種の一つ
    Macadamia jansenii 非常に希少な野生種

    現在、食用として商業栽培されている中心はMacadamia integrifoliaとMacadamia tetraphylla、およびその交雑種です。



    19世紀の栽培の始まり

    ヨーロッパ系入植者がマカダミアの食用価値に注目するようになったのは19世紀です。

    1860年代頃から農場や家庭の庭へ植えられるようになり、1880年代にはニュー・サウス・ウェールズ州リズモア周辺などで初期の農園が作られました。

    1880年代にハワイへ

    1880年代、オーストラリアからマカダミアの種がハワイへ持ち込まれました。

    当初は食用作物としてではなく、サトウキビ農園の防風林や観賞用として植えられたものもありました。

    ハワイで商業化が進む

    20世紀に入ると、ハワイでは優良な木の選抜、接ぎ木、品種改良、栽培管理、加工技術などの研究が進みました。

    その結果、ハワイは世界に先駆けてマカダミアの大規模な商業生産を発展させました。

    つまり、原産地はオーストラリア、商業化の歴史ではハワイも非常に重要という関係です。

    オーストラリアで産業化

    オーストラリアでも接ぎ木技術や機械化が進み、1960年代頃から本格的な商業栽培が拡大しました。

    現在では世界有数のマカダミア生産国です。

    現在の主な産地

    オーストラリアのマカダミア栽培は、主にクイーンズランド州とニュー・サウス・ウェールズ州で行われています。

    代表的な産地には、

    • アサートン・テーブルランズ
    • マッカイ
    • ロックハンプトン
    • バンダバーグ
    • メアリーバラ
    • ギンピー
    • グラス・ハウス・マウンテンズ
    • ニュー・サウス・ウェールズ州ノーザン・リバーズ
    • クラレンス・バレー
    • ミッド・ノース・コースト

    などがあります。

    バンダバーグ

    クイーンズランド州のバンダバーグ(Bundaberg)は、現在オーストラリア最大級のマカダミア産地です。

    温暖な気候と広い農地を背景に、大規模なマカダミア農園が広がっています。

    バンダバーグというとラム酒やジンジャービールが有名ですが、実はマカダミアの一大産地でもあります。

    ノーザン・リバーズ

    ニュー・サウス・ウェールズ州のノーザン・リバーズ(Northern Rivers)は、マカダミアの歴史を考えるうえで特に重要な地域です。

    リズモア、バリナ、バイロン・ベイ周辺は野生マカダミアの本来の分布地域に近く、オーストラリア初期のマカダミア農園もこの地域で作られました。




    マカダミアの木

    マカダミアは一年中葉を付ける常緑樹で、自然状態ではかなり大きな木になります。

    農園では収穫や管理をしやすくするため、枝を剪定して高さや樹形を整えます。

    植えてすぐに大量の実が採れるわけではなく、実が付き始めるまで数年、本格的な生産までにはさらに時間がかかります。

    どうやって収穫する?

    マカダミアは、成熟した実が木から自然に地面へ落ちてから収穫するのが一般的です。

    大規模農園では専用の収穫機を使い、地面に落ちた実を集めます。

    その後、外側の緑色の果皮を取り除き、乾燥、選別、殻割りなどの工程へ進みます。

    非常に硬い殻

    マカダミアの殻は非常に硬いことで知られています。

    一般的なくるみ割り器では簡単に割れないこともあります。

    オーストラリア先住民がマカダミアを割るために専用の石を使っていたのも、この硬い殻が理由です。

    現在の加工工場では専用機械を使い、中の実をなるべく壊さずに殻を割ります。

    商品になるまで

    1. 成熟した実が木から落ちる
    2. 地面から収穫する
    3. 外側の果皮を取り除く
    4. 殻付きの状態で乾燥させる
    5. 硬い殻を割る
    6. 中の実を選別する
    7. 生、ロースト、味付きなどに加工する
    8. 包装して出荷する

    丸ごとの実は商品価値が高く、割れたものもお菓子、マカダミアバター、料理など幅広く利用されます。

    どんな味?

    マカダミアの魅力は、ほかのナッツにはないまろやかでバターのような味わいです。

    生でも食べられますが、ローストすると香ばしさと甘味が増します。

    カシューナッツよりコクが強く、アーモンドほど硬くないのも特徴です。

    栄養の特徴

    マカダミアは脂質を多く含むナッツですが、その多くは一価不飽和脂肪酸です。

    ビタミンB1、マンガン、マグネシウムなどの栄養素も含まれています。

    一方、エネルギー量は高いため、健康によいからと大量に食べるのではなく、適量を楽しむのがおすすめです。

    ローストしたマカダミア

    最もシンプルでおすすめなのがローストしたマカダミアです。

    香ばしさが増し、マカダミアそのものの味を楽しめます。

    オーストラリア土産として初めて買うなら、まずは味付けのないローストタイプがおすすめです。

    塩味のマカダミア

    ローストして塩味を付けたものも定番です。

    マカダミアのまろやかな甘味に塩気が加わり、ビールやワインのおつまみにもよく合います。

    海塩、チリ、はちみつ、わさび、燻製風味など、さまざまな味付けの商品があります。

    チョコレートがけ

    お土産として特に人気なのがチョコレートで包んだマカダミアナッツです。

    ミルクチョコレート、ダークチョコレート、ホワイトチョコレートなどがあります。

    万人受けしやすい一方、夏場は溶けやすいため、車内など高温になる場所へ長時間置かないようにしてください。

    料理にも使える

    マカダミアはお菓子だけでなく、料理にも使えます。

    • サラダ
    • パスタソース
    • 魚料理の衣
    • 鶏肉料理
    • グラノーラ
    • ビスケット
    • ケーキ
    • アイスクリーム

    など、使い方はさまざまです。

    マカダミアオイル

    マカダミアの実から搾ったマカダミアオイルも販売されています。

    サラダのドレッシング、焼き料理、お菓子作りなどに使えます。

    料理用だけでなく、化粧品やスキンケア用品に使われることもあります。

    マカダミアバター

    マカダミアを細かくすりつぶしてペースト状にしたマカダミアバターもあります。

    ピーナッツバターのようにトーストへ塗ったり、スムージーやソース、お菓子作りに使ったりできます。

    マカダミアミルク

    マカダミアを使った植物性飲料も販売されています。

    コーヒー、シリアル、スムージーなどに使用できます。

    オーストラリアのすべてのカフェで用意されているわけではありませんが、スーパーの植物性ミルク売場で見つけることがあります。



    どこで買える?

    オーストラリアでは、マカダミアを簡単に購入できます。

    ウールワース、コールズ、IGA、アルディなどのスーパーのほか、自然食品店、ファーマーズマーケット、農園直売所、お土産店などでも販売されています。

    普通のスーパーでも十分品ぞろえがあるため、お土産店だけでなくスーパーも確認してみましょう。

    オーストラリア産の見分け方

    「オーストラリアで買ったマカダミア=オーストラリア産」とは限りません。

    マカダミアは現在、南アフリカ、ケニア、中国、ハワイなどでも生産されています。

    オーストラリア産を選びたい場合は、容器の原産国表示を確認してください。

    • Product of Australia
    • Australian Grown
    • Country of Origin表示

    などが目安です。

    「Packed in Australia」はオーストラリア国内で包装したという意味であり、マカダミア自体の原産地がオーストラリアとは限りません。

    お土産におすすめ

    種類 特徴
    無塩ロースト マカダミア本来の味を楽しめる
    塩味 お酒のおつまみに向く
    はちみつ味 甘く食べやすい
    チョコレートがけ 幅広い人へのお土産に向く
    チリ・わさびなど味付き 少し変わったお土産
    マカダミアオイル 料理好きの人へのお土産
    マカダミアバター 少し珍しい食品土産

    職場などへ配るなら小分け包装、家族向けならチャック付きの大袋が便利です。

    日本へ持ち帰る時の植物検疫

    マカダミアナッツを日本へ持ち帰る場合は、商品の加工状態によって植物検疫の扱いが変わるので注意が必要です。

    日本の植物防疫所では、オーストラリアから持ち込む乾燥マカダミアナッツについて、入国時の植物検疫が必要となるものがあります。

    一方、十分に加熱・加工され、病害虫が生存する可能性がない商品は植物検疫の対象外になる場合があります。

    生、乾燥、殻付き、ロースト、チョコレートがけなど加工状態によって異なるため、判断に迷う場合は日本到着時に植物検疫カウンターで確認してください。

    商品の包装は捨てず、原材料や加工状態が分かる状態で持ち帰るのがおすすめです。

    ナッツアレルギーに注意

    マカダミアは木の実の一種です。

    ナッツアレルギーがある人は、マカダミアそのものだけでなく、チョコレート、ビスケット、アイスクリーム、ソースなどにも注意してください。

    売場で使える英語

    英語 意味
    Macadamia Nut マカダミアナッツ
    Raw 生・未ロースト
    Roasted ローストした
    Roasted & Salted ローストして塩味を付けたもの
    Unsalted 無塩
    Australian Grown オーストラリア産
    Macadamia Oil マカダミアオイル
    Are these Australian macadamias? これはオーストラリア産のマカダミアですか?
    Are these roasted or raw? これはローストですか、生ですか?
    Do these contain added salt? 塩は加えられていますか?

    マカダミアナッツは現在では世界各地で生産されていますが、その物語の始まりはオーストラリア東海岸の亜熱帯雨林です。

    先住民が長く利用してきたオーストラリア固有の食材が、19世紀にハワイへ渡り、そこで世界的な商品として発展しました。

    現在は再びオーストラリアでも大規模な産業が形成され、バンダバーグやノーザン・リバーズなどの広大な農園から、日本を含む世界各地へ輸出されています。

    旅行中にスーパーでマカダミアを見つけたら、「ハワイでも有名なナッツ」ではなく、「実はオーストラリア原産の食材」という背景も思い出してみてください。

    マカダミアナッツに関するよくある質問

    マカダミアナッツはオーストラリア原産ですか?

    はい。マカダミアはオーストラリア固有の植物で、主にクイーンズランド州南東部からニュー・サウス・ウェールズ州北東部の亜熱帯雨林を原産地とします。

    なぜハワイのナッツとして有名なのですか?

    19世紀にオーストラリアからハワイへ持ち込まれ、20世紀にハワイで品種改良、大規模栽培、加工、販売が大きく発展したためです。

    オーストラリアの主な産地はどこですか?

    クイーンズランド州とニュー・サウス・ウェールズ州が中心です。特にバンダバーグ、ノーザン・リバーズ、ギンピー、メアリーバラ、グラス・ハウス・マウンテンズなどが主要産地です。

    オーストラリア産マカダミアはどう見分けますか?

    容器の原産国表示を確認してください。「Product of Australia」「Australian Grown」などが目安です。「Packed in Australia」だけでは原料のマカダミアまでオーストラリア産とは限りません。

    日本へのお土産にはどれがおすすめですか?

    マカダミア本来の味を楽しむなら無塩ロースト、食べやすさなら塩味、お菓子として渡すならチョコレートがけがおすすめです。オーストラリア産にこだわる場合は原産国表示も確認しましょう。



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  • オーストラリアで人気のソフトドリンク|Solo・Bundaberg・Kirksなど定番を紹介

    オーストラリアで人気のソフトドリンク|Solo・Bundaberg・Kirksなど定番を紹介

    オーストラリアのスーパーやコンビニ、パブ、レストランへ行くと、日本ではあまり見かけないソフトドリンクが数多くあります。

    コカ・コーラやスプライトなど世界共通の商品ももちろん人気ですが、せっかくオーストラリアへ旅行するなら、現地で長く親しまれてきたオーストラリアらしい炭酸飲料も試してみたいところです。

    代表的なのが、強いレモンの風味が特徴のソロ(Solo)、クイーンズランド州生まれのバンダバーグ(Bundaberg)、昔ながらの味を数多くそろえるカークス(Kirks)です。

    ほかにも、パッションフルーツ味のパシート、オーストラリアのパブやレストランで定番のレモン・ライム&ビターズ、西オーストラリア州で親しまれてきたコール・ビール、ビクトリア州で知られるポーテロなど、地域性のある飲み物もあります。

    日本では「ソフトドリンク」という言葉に、お茶やジュースまで含めて使うことがありますが、オーストラリアでsoft drinkと言う場合は、一般的に炭酸入りの甘い飲料を指すことが多くなります。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、ソロ、バンダバーグ、カークス、パシート、シュウェップスなど、スーパーや飲食店で見かける定番ソフトドリンクと、その味や特徴を詳しく紹介します。

    目次:オーストラリアの人気ソフトドリンク完全ガイド(クリックで開閉)




    オーストラリアのソフトドリンク事情

    コカ・コーラ以外に、オーストラリアらしいソフトドリンクはありますか?
    たくさんあります。初めてならレモン味のソロ、バンダバーグのジンジャービール、パッションフルーツ味のパシート、レモン・ライム&ビターズなどがおすすめです。

    オーストラリアのソフトドリンク売場は、日本とは少し雰囲気が違います。

    コーラ、レモネード、オレンジなど世界的に定番の味に加えて、

    • 濃いレモン味
    • パッションフルーツ味
    • クリーミングソーダ
    • ジンジャービール
    • サルサパリラ
    • レモン・ライム&ビターズ

    など、オーストラリアで昔から親しまれてきた味が並んでいます。

    スーパーでは大型ペットボトルや缶のまとめ売りが多く、コンビニやガソリンスタンドでは冷えた一本売りの商品を購入できます。

    オーストラリアで「Soft Drink」とは?

    オーストラリア英語でsoft drinkと言えば、一般的には炭酸入りの甘い飲料を指します。

    例えば、

    • コーラ
    • レモネード
    • オレンジ炭酸飲料
    • ジンジャービール
    • レモン・ライム&ビターズ

    などです。

    レストランのメニューに「Soft Drinks」と書かれていれば、このような炭酸飲料が並んでいると考えてよいでしょう。

    ソロ(Solo)

    オーストラリアらしい炭酸飲料を一つだけ試すなら、まずおすすめしたいのがソロ(Solo)です。

    ソロはオーストラリアで長年親しまれているレモン味の炭酸飲料です。

    現在の定番「オリジナル・レモン」にはレモン果汁が5%使われており、一般的な透明レモネードよりも、しっかりした酸味とレモンらしい味を感じます。

    日本のレモン系炭酸飲料と比べても味が濃く、「オーストラリアでしか飲んだことのない味」と感じる旅行者も多いでしょう。

    ソロはどんな味?

    ソロは、甘味だけでなくレモンの酸味と皮を思わせる少し苦みのある風味が特徴です。

    単純なレモン風味の砂糖水というより、果汁感のあるレモンスカッシュに近い印象です。

    よく冷やして飲むと、暑いオーストラリアの夏によく合います。

    バーベキューやスポーツ観戦などとも相性がよく、昔から「喉の渇きを一気に癒やす飲み物」という広告イメージで知られてきました。

    パブ・スカッシュとは?

    ソロのルーツを理解する時に知っておきたいのがパブ・スカッシュという飲み物です。

    オーストラリアでは昔から、パブなどでレモン果汁を使った甘酸っぱい炭酸飲料が親しまれてきました。

    透明なレモネードよりもレモンの味が濃く、少し濁った黄色をしているのが特徴です。

    ソロは、こうしたオーストラリアのパブで親しまれてきたレモンスカッシュの味を商品化した飲料として知られています。

    1973年から親しまれる定番

    現在のソロは1973年から50年以上にわたり、オーストラリアで親しまれています。

    1970~80年代には、男性が激しい運動や作業をした後にソロを豪快に飲む広告が有名になりました。

    現在も「The Original Thirst Crusher」という宣伝文句が使われており、力強いレモン炭酸飲料という昔からのイメージが受け継がれています。

    砂糖不使用の商品も豊富

    現在のソロには、定番のオリジナル・レモンだけでなく、砂糖不使用の商品も数多くあります。

    時期によって、

    • オリジナル・レモン
    • レモン&マンゴー
    • レモン&オレンジ
    • レモン&ラズベリー
    • ライム

    などが販売されています。

    期間によって商品構成が変わるため、スーパーで見つけた味を試してみるのも楽しみです。



    バンダバーグ(Bundaberg)

    オーストラリアらしい飲み物としてソロと並んでおすすめなのが、バンダバーグ(Bundaberg Brewed Drinks)です。

    茶色いガラス瓶と、短く太い独特の形が目印です。

    最も有名なのはジンジャービールですが、そのほかにもレモネード、サルサパリラ、パッションフルーツ、ブラッドオレンジ、マンゴーなど、さまざまな味があります。

    クイーンズランド州バンダバーグ生まれ

    バンダバーグ・ブリュード・ドリンクスは、クイーンズランド州バンダバーグ(Bundaberg)を本拠地とする家族経営の飲料会社です。

    サトウキビやショウガの産地として知られる地域で、現在も時間をかけて飲料を醸造する製法を特徴としています。

    一般的な炭酸飲料と比べ、果汁、香辛料、ハーブなどを使った複雑な風味を楽しめます。

    バンダバーグ・ジンジャービール

    バンダバーグを代表する商品がジンジャービール(Ginger Beer)です。

    ショウガの辛味と香り、砂糖の甘味、炭酸を組み合わせた飲み物で、普通のジンジャーエールより味が濃く、ショウガの存在感があります。

    オーストラリアのスーパーでは非常によく見かける商品です。

    ジンジャービールはどんな味?

    初めて飲むと、普通のジンジャーエールよりショウガの辛味が強いことに驚くかもしれません。

    甘さもありますが、飲んだ後にショウガ特有のピリッとした刺激が残ります。

    氷を入れたグラスへ注ぎ、ライムを添えて飲むのもおすすめです。

    「ビール」でも基本はノンアルコール

    名前に「Beer」と入っているため、「お酒なの?」と思う人もいるでしょう。

    バンダバーグ・ブリュード・ドリンクスのジンジャービールはノンアルコールのソフトドリンクとして販売されています。

    子供やお酒を飲まない人でも楽しめます。

    ただし、オーストラリアにはアルコール入りのジンジャービールもあるため、ほかの商品を買う場合はラベルを確認してください。

    飲む前に瓶を逆さにする理由

    バンダバーグのガラス瓶には、飲む前に瓶を一度ゆっくり逆さにするよう案内があります。

    これは、果実や香辛料などに由来する成分が瓶の底へ沈殿することがあるためです。

    強く振る必要はありません。

    ふたを開ける前にゆっくり逆さにして戻せば、沈んでいた成分が飲料全体へ広がります。

    バンダバーグのその他の味

    バンダバーグはジンジャービール以外にも種類が豊富です。

    現在販売されている代表的なものには、

    • サルサパリラ
    • レモン・ライム&ビターズ
    • 昔ながらのレモネード
    • クリーミングソーダ
    • グアバ
    • ブラッドオレンジ
    • パッションフルーツ
    • ピンクグレープフルーツ
    • マンゴー

    などがあります。

    スーパーによって取り扱う種類が違うため、大型店舗をのぞいてみるとよいでしょう。

    サルサパリラ

    サルサパリラ(Sarsaparilla)は、日本人にはあまりなじみのない味です。

    植物や香辛料を思わせる独特の香りがあり、アメリカのルートビアに近い系統の飲み物です。

    人によっては薬草や湿布のような香りに感じることもあり、好みがかなり分かれます。

    「日本ではあまり飲めないものを試したい」という旅行者には面白い選択です。

    レモン・ライム&ビターズ

    バンダバーグにはレモン・ライム&ビターズもあります。

    レモンとライムの酸味に、ビターズ由来の香りとほろ苦さを加えた飲み物です。

    甘いだけの炭酸飲料とは少し違い、食事と合わせても飲みやすいのが特徴です。




    カークス(Kirks)

    カークス(Kirks)は、昔ながらのオーストラリアのソフトドリンクを数多くそろえるブランドです。

    スーパーでは缶のまとめ売りや大型ペットボトルで見かけることが多く、家族の集まり、バーベキュー、パーティーなどでも親しまれています。

    代表的な商品には、

    • レモネード
    • レモン・スカッシュ
    • オレンジ
    • パシート
    • クリーミングソーダ
    • ジンジャービール

    などがあります。

    パシート(Pasito)

    カークスの中でも、日本人旅行者にぜひ試してほしいのがパシート(Pasito)です。

    パッションフルーツ風味の炭酸飲料で、甘さの中に南国果実らしい香りがあります。

    オーストラリアでは昔から知られている味ですが、日本ではパッションフルーツ味の炭酸飲料自体がそれほど一般的ではありません。

    「いかにも海外らしいソフトドリンク」を試したい人にもおすすめです。

    クリーミングソーダ

    クリーミングソーダ(Creaming Soda)も、オーストラリアの昔ながらの味です。

    名前に「クリーム」とありますが、一般的な商品に生クリームが入っているという意味ではありません。

    バニラやキャンディーを思わせる甘い香りが特徴で、商品によって赤やピンク系の色をしています。

    日本のメロンソーダとは全く違う味なので、飲み比べてみると面白いでしょう。

    レモネード

    オーストラリアでレモネードと言う場合、日本で想像する手作りのレモン果汁飲料とは少し違います。

    一般的なレモネードは、透明またはほぼ透明の甘い炭酸飲料です。

    カークスのレモネードもこのタイプで、そのまま飲むほか、アルコール飲料を割る材料として使われることもあります。

    オレンジ

    カークスにはオレンジ味もあります。

    昔ながらの甘いオレンジ炭酸飲料で、子供のパーティーやバーベキューなどにもよく合います。

    日本でもオレンジ炭酸飲料は珍しくありませんが、現地の定番ブランドを試したい人にはよいでしょう。

    レモン・スカッシュ

    カークスのレモン・スカッシュは、レモネードよりもレモンの酸味をはっきり感じる商品です。

    ソロと飲み比べると、それぞれのレモン炭酸飲料の違いが分かりやすいでしょう。

    地域限定色の強いカークス

    カークスの面白いところは、オーストラリア全国共通の商品だけでなく、特定の州と強く結び付いた味があることです。

    公式サイトでも、ポーテロ、コール・ビール、スノー・ドロップ、ドライ・ジンジャーエールなどを地域色のある商品として紹介しています。

    旅行する州によって売場の商品が少し違うのも、カークスの楽しさです。

    ポーテロ(Portello)

    ポーテロ(Portello)は、特にビクトリア州と結び付きの強い昔ながらのソフトドリンクです。

    濃い赤紫色から茶色に近い色をしており、ベリーやブドウを思わせる甘い香りがあります。

    メルボルンやビクトリア州を旅行中に見つけたら、一度試してみる価値があります。

    コール・ビール(Kole Beer)

    コール・ビール(Kole Beer)は、西オーストラリア州と結び付きの強いカークスの商品です。

    名前に「Beer」とありますが、一般的なビールのようなアルコール飲料ではありません。

    コーラやルートビアに通じる濃い色と独特の甘い風味があり、西オーストラリア州ならではのソフトドリンクを探している人におすすめです。

    スノー・ドロップ(Sno-Drop)

    スノー・ドロップ(Sno-Drop)も、カークスの地域色のある商品です。

    全国どこのスーパーでも必ず見つかるわけではないので、旅行先で見つけたら地元らしい飲み物として試してみるのもよいでしょう。

    シュウェップス(Schweppes)

    シュウェップス(Schweppes)はオーストラリア発祥のブランドではありませんが、オーストラリアのパブ、レストラン、スーパーで非常に身近な存在です。

    トニックウォーター、ジンジャーエール、ソーダウォーターなど、お酒を割るための飲料でよく知られています。

    その中でも旅行者に試してほしいのがレモン・ライム&ビターズです。

    レモン・ライム&ビターズとは?

    レモン・ライム&ビターズ(Lemon Lime & Bitters)は、オーストラリアのパブやレストランで非常に定番の飲み物です。

    基本的には、

    • レモン
    • ライム
    • レモネードなどの炭酸飲料
    • ビターズ

    を組み合わせます。

    甘味、柑橘類の酸味、ビターズのほろ苦さと香辛料の香りが合わさり、大人向けの味になります。

    シュウェップスでは、レモンとライムの果汁にシナモン、クローブなどを含む植物由来の香りを合わせた商品を販売しています。

    ビターズが入っているのにノンアルコール?

    ここは少し注意が必要です。

    ビターズそのものにはアルコールを含む製品がありますが、レモン・ライム&ビターズの完成品は一般にはソフトドリンクとして扱われる商品も多くあります。

    バンダバーグやシュウェップスでは、あらかじめ瓶や缶に入った商品を購入できます。

    一方、パブやレストランで店員がその場で作るものは使用するビターズや量が異なることがあるため、アルコールを完全に避ける必要がある場合は注文時に確認してください。



    サンキスト

    サンキスト(Sunkist)もオーストラリアでよく見かけるオレンジ系ソフトドリンクです。

    ブランド自体はオーストラリア発祥ではありませんが、オーストラリア国内で製造・販売され、長く親しまれています。

    スーパー、コンビニ、飲食店などで比較的見つけやすく、濃いオレンジ色が目印です。

    砂糖不使用の商品が増えている

    近年のオーストラリアでは、定番ソフトドリンクにも砂糖不使用の商品がかなり増えています。

    ソロ、カークス、シュウェップスなどにも砂糖を使わない商品があります。

    甘味料を使っているため、通常商品と全く同じ味ではありませんが、糖類を控えたい人には選択肢が豊富です。

    パッケージに「Zero Sugar」と書かれているものが目印です。

    スーパーで買う

    オーストラリアのソフトドリンクをいろいろ試したいなら、大型スーパーへ行くのが最も簡単です。

    代表的なのは、

    • ウールワース
    • コールズ
    • IGA

    などです。

    大型店舗では、常温のまとめ売り商品と、すぐ飲める冷蔵商品が別の場所に置かれていることがあります。

    ホテルで一本だけ試したい場合は、冷蔵棚を探してみてください。

    コンビニ・ガソリンスタンド

    コンビニやガソリンスタンド併設店では、冷えた缶やペットボトルを一本ずつ購入できます。

    スーパーの特売と比べると割高になりやすいものの、観光途中にすぐ飲みたい時には便利です。

    ソロなどの有名商品は比較的見つけやすいでしょう。

    パブ・レストランで注文する

    パブやレストランでは、コーラやレモネードに加え、

    • ジンジャービール
    • レモン・ライム&ビターズ
    • ジンジャーエール
    • ソーダウォーター
    • トニックウォーター

    などを注文できることがあります。

    お酒を飲まない場合でも、レモン・ライム&ビターズやジンジャービールを注文すると、普通のコーラとは少し違ったオーストラリアらしい選択になります。

    氷とレモンを入れて飲む

    瓶や缶から直接飲んでも構いませんが、グラスへ氷を入れて飲むとさらに楽しめます。

    特に、

    • ジンジャービール + ライム
    • レモン・ライム&ビターズ + ライム
    • ソロ + レモン

    などは、暑い日におすすめです。

    缶・ペットボトル・ガラス瓶

    オーストラリアのソフトドリンクは、

    • 缶
    • 小型ペットボトル
    • 大型ペットボトル
    • ガラス瓶

    など、さまざまな容器で販売されています。

    ソロやカークスは缶やペットボトル、バンダバーグは独特のガラス瓶が代表的です。

    旅行中に飲むなら一本売り、日本へ持ち帰るなら缶の方がガラス瓶より割れにくく扱いやすいでしょう。

    日本へのお土産には?

    ソフトドリンクは重量があるため、大量のお土産には向きません。

    それでも、

    • ソロ
    • パシート
    • バンダバーグ・ジンジャービール
    • 地域限定色の強いカークス

    などは、オーストラリア好きの人へのちょっと変わったお土産になります。

    ただし、炭酸飲料を飛行機で持ち帰る場合は機内持ち込みの液体制限に注意してください。

    通常サイズの商品は受託手荷物へ入れることになります。

    ガラス瓶は割れないよう袋に入れ、衣類などで十分に包んでください。




    ソフトドリンクで使える英語

    英語 意味
    Soft Drink 炭酸系のソフトドリンク
    Lemonade オーストラリアでは透明系の甘いレモン炭酸飲料を指すことが多い
    Lemon Squash レモンの味が濃い炭酸飲料
    Ginger Beer ジンジャービール
    Lemon Lime & Bitters レモン・ライム&ビターズ
    Creaming Soda 甘い香りが特徴のクリーミングソーダ
    Sarsaparilla サルサパリラ
    Zero Sugar 砂糖不使用
    Can 缶
    Bottle ボトル
    Do you have Solo? ソロはありますか?
    Can I have a lemon, lime and bitters? レモン・ライム&ビターズをください。
    Is this non-alcoholic? これはノンアルコールですか?
    Do you have a zero-sugar version? 砂糖不使用の商品はありますか?

    旅行者におすすめの5種類

    商品 特徴 おすすめする人
    ソロ 濃いレモン味と酸味 初めてオーストラリアの炭酸飲料を試す人
    バンダバーグ・ジンジャービール ショウガの辛味がしっかりしている 普通のジンジャーエールでは物足りない人
    パシート パッションフルーツの甘い香り 南国果実系の味が好きな人
    レモン・ライム&ビターズ 柑橘類の酸味とほろ苦さ 甘過ぎる炭酸飲料が苦手な人
    カークスの地域商品 州ごとの個性的な味 旅行先ならではの飲み物を探したい人

    最初の一本なら、オーストラリアらしさと飲みやすさのバランスでソロがおすすめです。

    次にバンダバーグのジンジャービール、パシート、レモン・ライム&ビターズと試していけば、オーストラリアのソフトドリンク文化の違いが分かりやすいでしょう。

    さらにメルボルンならポーテロ、パースなど西オーストラリア州ならコール・ビールのように、旅行先と結び付いた商品を探してみるのも面白い楽しみ方です。

    スーパーの飲料売場は観光名所ではありませんが、現地の人が普段何を飲んでいるのかを知るには絶好の場所です。

    日本でも買えるコーラだけで終わらせず、ぜひオーストラリアならではの一本を探してみてください。

    オーストラリアのソフトドリンクに関するよくある質問(FAQ)

    オーストラリアらしいソフトドリンクは何ですか?

    初めてならソロ、バンダバーグ・ジンジャービール、カークスのパシート、レモン・ライム&ビターズがおすすめです。いずれもオーストラリアで長く親しまれています。

    ソロはどんな味ですか?

    レモンの酸味をしっかり感じる炭酸飲料です。定番のオリジナル・レモンにはレモン果汁が5%使われており、透明なレモネードより濃いレモン味が特徴です。

    バンダバーグ・ジンジャービールにはアルコールが入っていますか?

    バンダバーグ・ブリュード・ドリンクスのジンジャービールは、ノンアルコールのソフトドリンクとして販売されています。ただし、ほかのメーカーにはアルコール入りのジンジャービールもあるため、別商品ではラベルを確認してください。

    バンダバーグの瓶を飲む前に逆さにするのはなぜですか?

    果実、香辛料、ハーブなどに由来する成分が瓶の底へ沈むことがあるためです。開栓前にゆっくり逆さにして戻すことで、飲料全体へ広げます。

    パシートとは何ですか?

    カークスが販売するパッションフルーツ風味の炭酸飲料です。甘く南国果実らしい香りがあり、オーストラリアで昔から親しまれています。

    コール・ビールはビールですか?

    カークスのコール・ビールは、一般的なビールのようなアルコール飲料ではなくソフトドリンクです。西オーストラリア州との結び付きが強い商品として知られています。

    ポーテロはどこで有名ですか?

    特にビクトリア州と結び付きの強いソフトドリンクです。カークスも地域色のある商品としてポーテロを販売しています。

    レモン・ライム&ビターズとはどんな飲み物ですか?

    レモンとライムの酸味にビターズのほろ苦さや香辛料の香りを加えた、オーストラリアのパブやレストランで定番の飲み物です。市販の瓶・缶入り商品もあります。

    砂糖不使用の商品もありますか?

    あります。ソロ、カークス、シュウェップスなどには砂糖不使用の商品があり、スーパーでも広く販売されています。

    どこで買うのがおすすめですか?

    種類を比較したいならウールワース、コールズ、IGAなどの大型スーパーがおすすめです。すぐ飲む一本だけならコンビニやガソリンスタンド併設店も便利です。



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