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    ANZACビスケットとは?歴史・名前の由来・オーストラリアでの食べられ方

    オーストラリアのベーカリーやスーパーマーケットで見かける、オーツ麦とゴールデンシロップを使った素朴な焼き菓子がANZACビスケット(Anzac Biscuit)です。

    表面はこんがりとした黄金色。ロールドオーツの香ばしさ、バターとゴールデンシロップの甘さ、乾燥ココナッツの風味が特徴で、店や家庭のレシピによってカリカリに焼いたタイプと、中央に少し柔らかさを残したタイプがあります。

    オーストラリアでは一年中購入できますが、特に4月25日のANZAC Day(アンザック・デー)が近づくと、スーパー、ベーカリー、学校、地域の行事などで目にする機会が増えます。

    名前の「ANZAC」は、第一次世界大戦中に編成されたAustralian and New Zealand Army Corps(オーストラリア・ニュージーランド軍団)の頭文字です。

    そのためANZACビスケットは、単なるお菓子の商品名ではなく、オーストラリアとニュージーランドの戦争史、追悼行事、家庭の食文化と深く結び付いています。

    一方で、「第一次世界大戦中、兵士の妻や母親が現在と全く同じANZACビスケットを戦地へ送っていた」「ガリポリの兵士が食べていた軍用ビスケットが、そのまま現在のANZACビスケットになった」といった説明は、歴史的には少し単純化されています。

    オーストラリア戦争記念館(Australian War Memorial)によると、兵士へ支給されたAnzac Wafer、Anzac Tileと呼ばれる非常に硬い軍用ビスケットと、現在食べられている甘いANZACビスケットは別の食品です。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、ANZACビスケットとはどんなお菓子なのか、名前の意味、第一次世界大戦との関係、レシピの変化、ANZAC Dayとのつながり、現在の食べられ方まで詳しく紹介します。




    ANZACビスケットとは?

    ANZACビスケットは、戦争中に兵士が食べていた軍用ビスケットですか?
    現在の甘いANZACビスケットと、兵士へ支給されていた非常に硬い軍用ビスケットは別物です。ここを区別すると、ANZACビスケットの歴史が分かりやすくなります。

    現在一般的にANZACビスケットと呼ばれるのは、ロールドオーツ、小麦粉、砂糖、バター、ゴールデンシロップなどを使って焼いた甘いビスケットです。

    現在よく知られているレシピでは、乾燥ココナッツも加えます。

    チョコチップクッキーのように具材をたっぷり入れたお菓子ではなく、オーツ麦とココナッツ、バター、ゴールデンシロップの香ばしさを生かした、比較的素朴な焼き菓子です。

    どんな味?

    ANZACビスケットの味の中心になるのは、

    • オーツ麦の香ばしさ
    • バターのコク
    • ゴールデンシロップの甘さ
    • ココナッツの風味

    です。

    チョコレートやクリームを使った甘いビスケットに比べると素朴ですが、ゴールデンシロップ独特のカラメルを思わせる風味があります。

    コーヒーや紅茶にもよく合います。

    カリカリ派?しっとり派?

    ANZACビスケットは、カリカリに焼くか、中央に少し柔らかさを残すかで好みが分かれます。

    薄く広げて長めに焼くと、全体がカリッとした仕上がりになりやすくなります。

    少し厚めに成形して焼き時間を短めにすると、中央にやや柔らかさの残った食感になります。

    オーストラリア戦争記念館でも、ANZACビスケットについて「カリカリか柔らかめか」という好みが長年語られてきたことを紹介しています。

    基本の材料

    現在の一般的なANZACビスケットには、

    • ロールドオーツ
    • 小麦粉
    • 砂糖
    • 乾燥ココナッツ
    • バター
    • ゴールデンシロップ
    • 重曹
    • 熱湯

    などを使います。

    比較的手に入りやすい材料が中心で、家庭でも作りやすいお菓子です。

    ロールドオーツ

    現在のANZACビスケットを特徴付ける重要な材料がロールドオーツです。

    オーツ麦を蒸して平らに押しつぶしたもので、オートミールやミューズリーにも使われます。

    細かく加工されたクイックオーツより、粒の形がある程度残ったロールドオーツを使うレシピが一般的です。

    ゴールデンシロップ

    ゴールデンシロップ(Golden Syrup)は、オーストラリアやイギリス系の菓子作りでよく使われる、濃い黄金色のシロップです。

    はちみつとは異なり、砂糖の精製過程から作られるシロップで、カラメルに似た濃厚な甘さがあります。

    ANZACビスケットでは味を付けるだけでなく、生地をまとめる役割も果たします。

    オーストラリアのスーパーでは、製菓材料売場などで購入できます。

    乾燥ココナッツ

    現在よく知られているANZACビスケットには細かく乾燥させたココナッツを使います。

    香りと食感を加える大切な材料です。

    ただし、初期のANZACビスケットのレシピすべてにココナッツが使われていたわけではありません。

    オーストラリア戦争記念館が紹介している1926年のレシピにはココナッツが使われておらず、1933年のニュー・サウス・ウェールズ州カントリー・ウィメンズ・アソシエーションのレシピ集には、ココナッツ入りとココナッツなしの両方が掲載されています。

    伝統的なレシピには卵を使わない

    現在の伝統的なANZACビスケットの大きな特徴が、卵を使わないことです。

    バター、ゴールデンシロップ、重曹、熱湯などを合わせて生地をまとめます。

    ただし、歴史上「ANZAC Biscuit」と呼ばれた初期のレシピの中には卵を使ったものもあります。

    つまり、「ANZACビスケットは誕生した時からすべて卵なしだった」というわけではありません。

    ANZACとは?

    ANZACは、

    Australian and New Zealand Army Corps

    の頭文字です。

    日本語では「オーストラリア・ニュージーランド軍団」と訳され、第一次世界大戦中に編成されました。

    現在ではANZACという言葉は、単なる軍団名を超え、オーストラリアとニュージーランドにおける戦争の歴史、従軍、犠牲、追悼と強く結び付いています。

    ANZAC Dayとは?

    ANZAC Dayは毎年4月25日です。

    1915年4月25日にオーストラリアとニュージーランドの部隊が、現在のトルコにあるガリポリ半島(Gallipoli Peninsula)へ上陸した日に由来します。

    現在ではガリポリで戦った兵士だけでなく、その後の戦争、紛争、平和維持活動などに従事した人々を記憶し、追悼する日となっています。

    オーストラリア各地で夜明けの追悼式、行進、記念式典などが行われます。

    ガリポリとの関係

    ANZACという名称とガリポリの戦いには、非常に強い関係があります。

    そのためANZACビスケットについても、「ガリポリの兵士が現在のANZACビスケットを食べていた」と説明されることがあります。

    しかし歴史を正確に理解するには、兵士へ支給された軍用ビスケットと、現在の甘いANZACビスケットを区別する必要があります。

    軍用のAnzac Tileとは別物

    ガリポリなどの兵士へ支給されていたものの一つが、Hardtack(ハードタック)と呼ばれる非常に硬い保存用ビスケットです。

    パンの代わりとして長期間保存できるよう作られたもので、現在のような甘いオーツ麦のビスケットではありません。

    オーストラリア戦争記念館では、こうした軍用ビスケットが、

    • Anzac Wafer
    • Anzac Tile

    とも呼ばれていたと説明しています。

    非常に硬かったため、水に浸したり、細かく砕いて粥のようにして食べたりする兵士もいました。

    現在スーパーやベーカリーで販売されているANZACビスケットとは、材料も目的も異なります。



    兵士へ送られた慰問小包

    第一次世界大戦中、オーストラリアの家庭や慈善団体から、海外にいる兵士へ食料や日用品を入れた慰問小包が送られました。

    オーストラリア退役軍人省のAnzac Portalでは、ロールドオーツ、ゴールデンシロップ、小麦粉などを使った保存性のあるビスケットが、こうした小包に入れられたと説明しています。

    こうした家庭で作られた保存性の高いビスケットが、後に現在のANZACビスケットと結び付いていったと考えられています。

    「兵士のために発明された」は本当?

    ANZACビスケットについては、

    「卵は長距離輸送に向かないため、女性たちが卵を使わないビスケットを考案して兵士へ送った」

    という話がよく紹介されます。

    分かりやすい物語ですが、現在食べられているANZACビスケットの正確な起源は完全には分かっていません。

    オーストラリア戦争記念館も、甘いANZACビスケットの発明や起源には議論があり、現在の形が第一次世界大戦中に全国的に確立していたわけではないとしています。

    似た材料のビスケットが兵士へ送られたことはありましたが、「現在と同じANZACビスケットがガリポリの兵士へ送るために発明された」と断定するのは避けた方がよいでしょう。

    初期のANZACビスケット

    興味深いのは、1910年代から1920年代にかけて「ANZAC Biscuit」という名称が、現在とは異なる複数のレシピに使われていたことです。

    現在ではオーツ麦とゴールデンシロップを使った丸いビスケットを思い浮かべますが、初期にはジャム、卵、香辛料などを使うレシピもありました。

    1916年にもANZAC名のビスケットが存在

    オーストラリア戦争記念館の調査では、1916年6月4日に西オーストラリア州の新聞「Sunday Times」へANZAC Ginger Biscuitというレシピが掲載されています。

    現在のANZACビスケットとは異なりますが、第一次世界大戦中からすでに「ANZAC」という名称を付けたビスケットが存在していたことが分かります。

    1917年のレシピは現在と全く違う

    1917年の料理本「The War Chest Cookery Book」にも「Anzac Biscuits」というレシピがあります。

    しかし材料には、

    • バター
    • 砂糖
    • 卵
    • シナモン
    • 小麦粉
    • 米粉
    • 数種類の香辛料

    などを使い、冷めたビスケットをジャムで合わせ、表面に糖衣までかけるものでした。

    現在のオーツ麦とゴールデンシロップを使うANZACビスケットとは全く違います。

    現在の形が一度に生まれたのではなく、時間をかけて定着していったことが分かります。

    現在型に近いレシピは1920年

    オーストラリア戦争記念館が新聞資料を調査したところ、現在のANZACビスケットに近い初期のレシピとして確認されているものの一つが、1920年9月15日のメルボルン「The Argus」に掲載された「Anzac Biscuit or Crispies」です。

    材料は、

    • オーツ麦
    • 小麦粉
    • 砂糖
    • バター
    • ゴールデンシロップ
    • 重曹
    • 熱湯

    で、現在のANZACビスケットにかなり近い内容です。

    ただし、このレシピにはココナッツは使われていません。

    1926年のレシピ

    オーストラリア戦争記念館が紹介している1926年8月14日の「The Capricornian」に掲載されたレシピも、

    • ロールドオーツ
    • 砂糖
    • 小麦粉
    • バター
    • ゴールデンシロップ
    • 熱湯
    • 重曹

    という、現在に近い内容です。

    こちらにもココナッツは入っていません。

    ココナッツは後から定着

    現在は「ANZACビスケットにはココナッツ」という印象がありますが、初期のレシピでは必須ではありませんでした。

    オーストラリア戦争記念館によると、1933年のニュー・サウス・ウェールズ州カントリー・ウィメンズ・アソシエーションのレシピ集には、ココナッツなしとココナッツ入りの両方のANZACビスケットが掲載されています。

    つまり現在の形は一度に完成したのではなく、1920年代から1930年代にかけて変化しながら定着していったと考えられます。

    なぜ卵なしが定番になった?

    現在の一般的なANZACビスケットでは卵を使わず、ゴールデンシロップ、バター、重曹などで生地をまとめます。

    保存しやすく、材料も比較的単純です。

    ただし、「卵を使わないのは戦地へ送るためだけに考案されたから」と断定できる歴史資料が十分にあるわけではありません。

    現在では卵を使わないこと自体が、伝統的なANZACビスケットの特徴となっています。

    現在の基本レシピ

    オーストラリア退役軍人省のAnzac Portalで紹介されている現在のレシピでは、

    • バターまたはマーガリン
    • ゴールデンシロップ
    • 重曹
    • 熱湯
    • ロールドオーツ
    • 乾燥ココナッツ
    • ブラウンシュガー
    • 小麦粉

    を使用します。

    材料を混ぜて丸く成形し、薄い茶色になるまで焼くという比較的シンプルなお菓子です。

    焼き方で食感が変わる

    ANZACビスケットは、焼き時間や生地の厚さによって仕上がりが大きく変わります。

    薄くしてしっかり焼けばカリカリに。

    少し厚めにして焼き時間を抑えれば、中央に少し柔らかさを残した食感になります。

    焼き上がった直後は柔らかくても、冷ますと硬くなるため、焼き過ぎには注意が必要です。




    現在のオーストラリアでの食べられ方

    現在のANZACビスケットは戦時中の保存食ではなく、家庭で親しまれる伝統的な甘いビスケットです。

    午前や午後のお茶の時間、子供のおやつなどとして食べられます。

    特別な材料を必要としないため、家庭で子供と一緒に作るお菓子としても親しまれています。

    4月になると特に増える

    一年中販売されていますが、ANZAC Dayが近づく4月になると、店頭で特に目立つようになります。

    スーパーのベーカリー売場、袋入りビスケット売場、地元のベーカリー、カフェなどで販売されます。

    学校や地域団体で作る機会も増えます。

    学校・地域活動

    オーストラリア退役軍人省では、ANZACビスケット作りを、子供たちがANZAC Dayや追悼の意味について学ぶ活動の一つとして紹介しています。

    単に昔のお菓子を再現するだけでなく、オーストラリアの歴史について話すきっかけにもなっています。

    募金活動にも使われる

    学校、地域団体、慈善団体などがANZACビスケットを焼いて販売し、募金活動に利用することもあります。

    ただし、「ANZAC」という名称はオーストラリアで法的に保護されているため、商業販売や宣伝などで使用する場合にはルールがあります。

    スーパーで買う

    旅行者が最も簡単にANZACビスケットを試せるのは、

    • ウールワース
    • コールズ
    • IGA

    などのスーパーマーケットです。

    袋入りのビスケット売場だけでなく、店内のベーカリーで焼いたANZACビスケットを販売している場合もあります。

    特に4月は見つけやすくなります。

    ベーカリーで買う

    地元のベーカリーでもANZACビスケットをよく見かけます。

    スーパーの商品より大きく厚いものや、店独自にカリカリ、あるいは少し柔らかめに仕上げたものもあります。

    地方を車で旅行している時に町のベーカリーで見つけたら、ミートパイなどと一緒に一枚買ってみるのもおすすめです。

    コーヒー・紅茶と楽しむ

    ANZACビスケットは、

    • フラットホワイト
    • ロングブラック
    • 紅茶
    • 牛乳

    などとよく合います。

    カリカリに焼かれたものなら、コーヒーや紅茶へ少し浸して食べるのも楽しみ方の一つです。

    「ANZAC」という名前は保護されている

    旅行者にはあまり知られていませんが、「Anzac」という言葉はオーストラリアで法的に保護されています。

    「Protection of Word “Anzac” Regulations」は1921年から存在し、現在は退役軍人省が運用を担当しています。

    商品名、会社名、宣伝などで「Anzac」という言葉を使用する場合、用途によっては許可が必要です。

    商業販売にはルールがある

    オーストラリア退役軍人省の案内では、ANZACビスケットを商業的に販売する場合、「Anzac」という名称を使用するための許可が必要とされています。

    また、商業販売するANZACビスケットについては、一般的に認められているレシピや丸い形から大きく外れないことなども、許可を判断する際の基準になっています。

    旅行者がスーパーで購入したり、自宅で作って食べたりする際に気にする必要はありませんが、ANZACという言葉がオーストラリア社会で特別に扱われていることが分かります。

    Anzac CookieではなくAnzac Biscuit?

    オーストラリア英語では、アメリカ英語のCookieよりBiscuitという言葉が一般的です。

    このお菓子の伝統的な名称もAnzac Biscuitです。

    旅行中に店で探すなら、

    Do you have Anzac biscuits?

    と聞くのが自然です。

    グルテンフリー・ヴィーガン版は?

    現在では食事制限に合わせて、

    • グルテンを含まない小麦粉の代替品
    • 植物性マーガリン
    • 動物性原料を使わない材料

    などで作ったANZACビスケットもあります。

    オーストラリア退役軍人省の指針でも、グルテンフリーやヴィーガンなど特定の食事条件に対応するための材料変更については、商業販売の許可審査で一定の配慮がされています。

    ただし、食物アレルギーやセリアック病がある場合は、商品の表示や製造環境を個別に確認してください。

    日本へのお土産には?

    ANZACビスケットは、日本へのお土産にも比較的向いています。

    理由は、

    • チョコレートのように溶けにくい
    • 生クリームを使わない
    • 比較的日持ちする
    • オーストラリアらしい歴史がある
    • コーヒーや紅茶と合わせやすい

    ためです。

    ただしカリカリに焼かれたビスケットは割れやすいので、スーツケースへ入れる際は箱を衣類などで保護するとよいでしょう。

    お土産として渡す際には、「ガリポリの兵士がそのまま食べていたビスケット」と説明するのではなく、ANZACの歴史と結び付きながら現在の形へ発展した、オーストラリアの伝統的なビスケットと説明する方が正確です。



    ANZACビスケットで使う英語

    英語 意味
    Anzac Biscuit ANZACビスケット
    Rolled Oats ロールドオーツ
    Golden Syrup ゴールデンシロップ
    Desiccated Coconut 細かく乾燥させたココナッツ
    Bicarbonate of Soda 重曹
    Crunchy カリカリした
    Chewy 少し柔らかく、噛み応えのある
    Hardtack 非常に硬い保存用の軍用ビスケット・堅パン
    Care Parcel 兵士などへ送る慰問小包
    Commemoration 追悼・記念
    Do you have Anzac biscuits? ANZACビスケットはありますか?
    Are these crunchy or chewy? これはカリカリですか、それとも柔らかめですか?
    Are these made in-house? これは店内で作っていますか?

    旅行者向けの楽しみ方

    • まずは伝統的なオーツ麦とゴールデンシロップのタイプを試す
    • カリカリと柔らかめを食べ比べる
    • 4月ならスーパーやベーカリーのANZAC Day関連商品を確認する
    • 地方のベーカリーで手作りのANZACビスケットを探す
    • コーヒーや紅茶と一緒に食べる
    • 兵士へ支給された軍用ビスケットとは別物だと覚えておく
    • 現在のレシピがそのままガリポリで食べられていたわけではない
    • 初期には卵やジャムを使った別タイプのレシピも存在した
    • 「ANZAC」という名称が法的に保護されていることも知っておく
    • 日本へのお土産なら割れないように包装する

    ANZACビスケットは、一見すると素朴なオーツ麦のビスケットです。

    しかしその背景を知ると、第一次世界大戦、家庭から兵士へ送られた慰問小包、ANZAC Day、地域社会での追悼行事など、オーストラリアの歴史と文化が深く関係していることが分かります。

    同時に、後世に広まった分かりやすい「誕生物語」と、実際に確認されている歴史資料には違いがあります。

    ガリポリの兵士へ支給された非常に硬い軍用ビスケットと、現在の甘いANZACビスケットは別物です。そして現在に近い、オーツ麦とゴールデンシロップを使ったレシピが確認されるのは1920年代に入ってからです。

    旅行中にANZACビスケットを食べる機会があれば、単なるオーストラリアのお菓子としてだけでなく、100年以上の歴史の中で形を変えながら受け継がれてきた食文化として味わってみてください。




    ANZACビスケットに関するよくある質問(FAQ)

    ANZACビスケットとはどんなお菓子ですか?

    ロールドオーツ、小麦粉、砂糖、バター、ゴールデンシロップなどを使ったオーストラリアの伝統的な甘いビスケットです。現在は乾燥ココナッツを加えるレシピも一般的です。

    ANZACとは何の略ですか?

    Australian and New Zealand Army Corpsの略で、日本語ではオーストラリア・ニュージーランド軍団です。第一次世界大戦中に編成されました。

    ANZACビスケットはガリポリの兵士が食べていたものですか?

    現在の甘いANZACビスケットと、兵士へ支給されていた非常に硬い軍用ビスケットは別物です。軍用のものはAnzac Wafer、Anzac Tileなどとも呼ばれていました。

    現在のANZACビスケットは第一次世界大戦中に作られたのですか?

    ANZACという名称のビスケットは第一次世界大戦中から存在しましたが、現在のオーツ麦、ゴールデンシロップ、卵なしという形に近いレシピが確認されるのは1920年頃からです。正確な起源は確定していません。

    ANZACビスケットには卵が入っていますか?

    現在の伝統的なANZACビスケットでは通常、卵を使いません。ただし1910年代の「Anzac Biscuit」と呼ばれた初期のレシピには、卵を使った全く異なるものもありました。

    ココナッツは必ず入っていますか?

    現在は乾燥ココナッツ入りが一般的ですが、1920年や1926年の初期レシピにはココナッツが入っていないものがあります。後に現在の形へ定着していきました。

    ANZACビスケットはいつよく食べられますか?

    一年中食べられますが、特に4月25日のANZAC Dayが近づくと、スーパー、ベーカリー、学校、地域の行事などで見かける機会が増えます。

    「Anzac」という名前にはルールがありますか?

    はい。「Anzac」という言葉はオーストラリアで法的に保護されています。商品名や宣伝など商業的な用途では、退役軍人省の許可が必要になる場合があります。

    ANZACビスケットは日本へのお土産に向いていますか?

    比較的向いています。生クリームを使わず、チョコレートのように溶けにくく、比較的日持ちします。ただし割れやすいため、スーツケースでは箱を衣類などで保護するとよいでしょう。



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  • アーノッツのお菓子完全ガイド|ティムタム以外にも食べたい人気商品

    アーノッツのお菓子完全ガイド|ティムタム以外にも食べたい人気商品

    オーストラリアのお菓子と聞いて、真っ先にティムタム(Tim Tam)を思い浮かべる人は多いでしょう。

    しかし、ティムタムを作っているアーノッツ(Arnott’s)には、ほかにもオーストラリアで長年親しまれているビスケットやクラッカーが数多くあります。

    スコッチ・フィンガー(Scotch Finger)、モンテ・カルロ(Monte Carlo)、アイスド・ボーボー(Iced VoVo)、ミント・スライス(Mint Slice)、キングストン(Kingston)などは、オーストラリア人にとって昔から身近なお菓子です。

    さらに、子供向けのタイニー・テディ(Tiny Teddy)、塩味系のシェイプス(Shapes)、チーズやディップと合わせやすいジャッツ(Jatz)やサラダ(Salada)など、甘いもの以外の商品も充実しています。

    日本ではティムタムだけが特に有名ですが、オーストラリアのスーパーへ行くと、アーノッツの商品だけで売場のかなりの部分を占めていることがあります。

    旅行中のおやつはもちろん、スーパーで買えるオーストラリア土産としてもおすすめです。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、アーノッツの歴史、ティムタムの種類、ティムタム以外の定番ビスケット、塩味系クラッカー、子供向け商品、スーパーでの選び方、お土産として持ち帰る時のポイントまで詳しく紹介します。




    アーノッツとは?

    アーノッツって、ティムタムを作っている会社の名前ですか?
    はい。ただしティムタムはアーノッツ商品の一つにすぎません。オーストラリアでは昔ながらのビスケットから塩味のクラッカーまで、非常に多くの商品が親しまれています。

    アーノッツ(Arnott’s)は、オーストラリアを代表するビスケット・クラッカーメーカーです。

    日本ではティムタムの会社という印象が強いですが、オーストラリアの家庭では、

    • お茶の時間のビスケット
    • 子供のおやつ
    • 学校へ持って行く軽食
    • チーズと合わせるクラッカー
    • パーティー用の軽食

    など、さまざまな場面でアーノッツの商品が登場します。

    スーパーへ行けば、ビスケット売場だけでなくクラッカー売場でも赤いアーノッツのマークを何度も目にするでしょう。

    アーノッツの歴史

    アーノッツの歴史は19世紀にさかのぼります。

    創業者ウィリアム・アーノット(William Arnott)は、スコットランドからオーストラリアへ渡り、ニュー・サウス・ウェールズ州でパンや菓子を作る事業を始めました。

    その後ビスケット製造が大きく成長し、アーノッツはオーストラリアを代表する食品会社の一つとなりました。

    現在ではティムタムだけでなく、何世代にもわたって食べられてきた商品を数多く抱えています。

    赤いオウムのロゴ

    アーノッツの商品で目印になるのが、赤を基調としたパッケージとオウムのマークです。

    スーパーで商品名が分からなくても、このマークを覚えておけばアーノッツの商品を見つけやすくなります。

    ティムタムは独自のデザインが目立ちますが、昔ながらのビスケットでは赤いアーノッツの印象が特に強くなっています。

    やっぱり一番有名なティムタム

    アーノッツの商品で海外旅行者に最も知られているのは、やはりティムタム(Tim Tam)です。

    2枚のチョコレートビスケットの間にクリームを挟み、全体をチョコレートで包んだお菓子です。

    サクサクしたビスケット、なめらかなクリーム、表面のチョコレートを一緒に味わえるのが特徴です。

    オーストラリア土産の定番ですが、現地では種類が多いため、日本では見かけにくい味を探す楽しみもあります。

    ティムタム・オリジナル

    初めて食べるなら、まずはオリジナル(Original)がおすすめです。

    ティムタムの基本となる味で、ミルクチョコレートの甘さとビスケットのバランスを楽しめます。

    複数の味をお土産に買う場合も、オリジナルを一袋入れておくとよいでしょう。

    ティムタム・ダーク

    ダーク(Dark)は、オリジナルよりチョコレートの甘さを抑えた印象の商品です。

    甘過ぎるチョコレートが苦手な人には、こちらの方が食べやすい場合があります。

    ブラックコーヒーと合わせるのもおすすめです。

    ダブルコート

    チョコレート好きに人気なのがダブルコート(Double Coat)です。

    通常よりたっぷりとチョコレートで覆われており、ティムタムの中でも濃厚な味わいです。

    「せっかくオーストラリアで買うなら、いかにもティムタムらしい濃厚なものがいい」という人に向いています。

    チョコ・ミント

    ミント味が好きならチョコ・ミント(Choc Mint)も候補です。

    チョコレートの甘さに爽やかなミントの香りが加わります。

    ミントチョコレートが好きな人には人気がありますが、好みが分かれやすいため、大人数への無難なお土産ならオリジナルの方が選びやすいでしょう。

    ティムタム・デラックス

    ティムタム・デラックス(Tim Tam Deluxe)は、通常商品より豪華な味わいを意識したシリーズです。

    中身や味の組み合わせに工夫があり、通常のティムタムとは少し違ったものを試したい時に向いています。

    販売される種類は時期によって変わることがあるため、スーパーで見つけた味から選ぶのも楽しみの一つです。

    グルテンフリーのティムタム

    ティムタムにはグルテンフリーの商品もあります。

    食事制限がある人にとって選択肢になりますが、通常商品とは原材料が異なります。

    セリアック病や重いアレルギーがある場合は、「グルテンフリー」という商品名だけで判断せず、パッケージの原材料やアレルギー表示を確認してください。

    ティムタム・スラムとは?

    ティムタム独特の食べ方として知られているのがティムタム・スラム(Tim Tam Slam)です。

    ティムタムの対角線上にある角を少しずつかじり、その両端をストローのように使って、温かい飲み物を吸い上げます。

    コーヒー、紅茶、温かい牛乳などが使われます。

    中へ飲み物が染み込むとビスケットとチョコレートが一気に柔らかくなるため、崩れる直前に食べます。

    かなり甘くなる食べ方ですが、オーストラリア旅行中に一度試してみるのも面白いでしょう。



    スコッチ・フィンガー

    ティムタム以外で、まず知っておきたい定番がスコッチ・フィンガー(Scotch Finger)です。

    厚みのある長方形のビスケットで、バターを思わせる素朴で香ばしい味が特徴です。

    中央に切れ目があり、半分に割りやすい形になっています。

    派手さはありませんが、紅茶やコーヒーと一緒に食べる昔ながらのビスケットとして長く親しまれています。

    ティムタムより甘さが控えめなものを探している人にもおすすめです。

    モンテ・カルロ

    モンテ・カルロ(Monte Carlo)は、2枚のビスケットでクリームとジャムを挟んだ昔ながらのお菓子です。

    ビスケットにはココナッツの風味があり、中には甘いクリームとラズベリー系のジャムが入っています。

    ティムタムとは全く違うタイプですが、「オーストラリア人が昔から食べているアーノッツのお菓子」を試したいなら、ぜひ候補に入れたい商品です。

    アイスド・ボーボー

    見た目が特徴的なのがアイスド・ボーボー(Iced VoVo)です。

    長方形のビスケットの上にピンク色の甘いアイシングとジャムがのり、表面にココナッツがまぶされています。

    色鮮やかで、昔ながらのオーストラリアのお菓子らしい雰囲気があります。

    ティムタムとは違う、少し珍しいオーストラリア土産を探している人にも面白い商品です。

    ミント・スライス

    ミントチョコレート好きなら、ティムタムだけでなくミント・スライス(Mint Slice)も試してみてください。

    ビスケットの上にミント風味の層を重ね、全体をチョコレートで覆った丸いお菓子です。

    チョコレートの甘さとミントの爽やかさがはっきりしており、冷蔵庫で少し冷やして食べても楽しめます。

    キングストン

    キングストン(Kingston)は、オーツ麦とココナッツを使った2枚のビスケットで、チョコレートクリームを挟んだ商品です。

    外側のビスケットが香ばしく、チョコレートだけが前面に出過ぎないのが特徴です。

    紅茶やコーヒーと一緒に食べると相性がよく、昔ながらのアーノッツらしさを楽しめます。

    ショートブレッド・クリーム

    ショートブレッド・クリーム(Shortbread Cream)は、2枚のビスケットで甘いクリームを挟んだ商品です。

    ティムタムのようなチョコレート系ではなく、素朴でクリーミーな味わいです。

    温かい紅茶と一緒に食べる昔ながらのお茶菓子として向いています。

    ミルク・アロールート

    ミルク・アロールート(Milk Arrowroot)は、非常にシンプルなビスケットです。

    チョコレートもクリームもなく、軽い甘さの素朴な味です。

    そのまま食べるほか、牛乳や紅茶と合わせたり、子供のおやつにしたりと、長く家庭で親しまれてきました。

    華やかなオーストラリア土産というより、現地の家庭で食べられてきた日常的なビスケットを試したい人向けです。

    ナイス

    ナイス(Nice)も、昔ながらのシンプルなビスケットです。

    長方形の表面に砂糖が付き、ココナッツの風味があります。

    ティムタムのような濃厚な味ではなく、紅茶と一緒に気軽に食べられるタイプです。

    デルタ・クリーム

    デルタ・クリーム(Delta Cream)は、ココア風味のビスケットでクリームを挟んだ商品です。

    見た目は海外でよく見られる黒っぽいサンドビスケットに近く、子供から大人まで食べやすい味です。

    ティムタムとは異なるチョコレート系ビスケットを試したい時に向いています。

    タイニー・テディ

    子供向けの商品として有名なのがタイニー・テディ(Tiny Teddy)です。

    小さなクマの形をした一口サイズのビスケットで、子供のおやつや学校へ持って行く軽食として親しまれています。

    小袋入りの商品もあり、子供へのお土産にも選びやすいでしょう。

    クマの形が一つずつ違うため、小さな子供でも楽しみながら食べられます。

    ティービー・スナックス

    ティービー・スナックス(TeeVee Snacks)は、一口サイズで気軽に食べられる甘いお菓子です。

    テレビを見ながらつまむような、家族向けのお菓子として親しまれてきました。

    大きなビスケットより食べやすく、ホテルの部屋で少しずつ食べるおやつにも向いています。

    詰め合わせビスケット

    アーノッツには、複数の定番ビスケットを一箱で楽しめる詰め合わせ商品もあります。

    一種類を一袋ずつ買うより、いろいろな味を少しずつ食べたい時に便利です。

    家族や友人と一緒に食べる場合や、「どれが自分の好みか分からない」という旅行者にも向いています。




    シェイプス

    甘いものが苦手な人におすすめなのがシェイプス(Shapes)です。

    一口サイズの焼いたクラッカーに、さまざまな味付けをした商品で、オーストラリアでは非常に定番の塩味系のお菓子です。

    旅行中の軽食、ホテルでのお酒のおつまみ、車での移動中のおやつなどにも便利です。

    味の種類が多く、スーパーの棚には色違いの箱が並んでいます。

    バーベキュー味

    バーベキュー(Barbecue)は、シェイプスを代表する味の一つです。

    甘辛さと香辛料の風味があり、「まず一箱買うならこれ」という定番です。

    オーストラリアらしいスナック菓子を探している旅行者にもおすすめです。

    ピザ味

    ピザ(Pizza)も人気の定番です。

    トマトやチーズ、香草を思わせる味付けで、子供にも比較的食べやすい商品です。

    バーベキュー味と一緒に買って食べ比べてもよいでしょう。

    チキン・クリンピー

    チキン・クリンピー(Chicken Crimpy)は、鶏肉を思わせるうま味のある味付けが特徴です。

    クラッカー自体にも独特の形があり、シェイプスの中でも昔から親しまれている味の一つです。

    チーズ&ベーコン

    チーズ&ベーコン(Cheese & Bacon)は、濃いめの味が好きな人向けです。

    チーズのコクとベーコンを思わせる風味があり、ビールなどのおつまみにも合わせやすいでしょう。

    シェイプスは期間によって味の種類が変わることがあるので、旅行中は売場に並んでいる商品を見比べてみてください。

    ジャッツ

    ジャッツ(Jatz)は、丸い形をした塩味のクラッカーです。

    そのまま食べるだけでなく、

    • チーズ
    • サラミ
    • ディップ
    • スモークサーモン
    • パテ

    などをのせて食べられます。

    オーストラリアの家庭で、友人を招いた時の軽食やチーズの盛り合わせに使いやすいクラッカーです。

    サラダ

    サラダ(Salada)は、大きな四角いクラッカーです。

    そのまま食べるというより、割ってチーズやスプレッドをのせたり、簡単な軽食として使ったりします。

    ベジマイトとチーズをのせて食べるのも、オーストラリアらしい組み合わせです。

    ビタウィート

    ビタウィート(Vita-Weat)は、全粒穀物を使ったクラッカーとして知られています。

    甘いビスケットではなく、軽食用として、

    • チーズ
    • アボカド
    • トマト
    • ベジマイト
    • ツナ

    などをのせて食べられます。

    ホテルやサービスアパートメントで軽い朝食や昼食を作りたい旅行者にも使いやすい商品です。

    クラスキッツ

    クラスキッツ(Cruskits)は、非常に軽く、サクサクした食感のクラッカーです。

    厚みのある一般的なクラッカーより軽いので、チーズやアボカドなどをのせて食べるのに向いています。

    旅行中に甘いお菓子ばかり食べて飽きた時にも便利です。

    甘いビスケットと塩味系の違い

    アーノッツの魅力は、ティムタムのような甘いお菓子だけでなく、食事やおつまみにも使える塩味系の商品が多いことです。

    タイプ 代表商品 おすすめの食べ方
    チョコレート系 ティムタム、ミント・スライス コーヒー、紅茶と一緒に
    昔ながらの甘いビスケット スコッチ・フィンガー、モンテ・カルロ、キングストン お茶の時間に
    子供向け タイニー・テディ 小腹が空いた時のおやつに
    味付きクラッカー シェイプス そのまま、お酒のおつまみに
    プレーン系クラッカー ジャッツ、サラダ、ビタウィート、クラスキッツ チーズやディップと一緒に

    紅茶・コーヒーと楽しむ

    昔ながらのアーノッツのビスケットは、紅茶やコーヒーと非常によく合います。

    特に、

    • スコッチ・フィンガー
    • モンテ・カルロ
    • キングストン
    • ショートブレッド・クリーム
    • ナイス

    などは、オーストラリア家庭のお茶の時間を感じられる商品です。

    ティムタムだけでなく、こうした昔ながらの一袋を買ってホテルで食べてみるのもおすすめです。

    チーズやディップと楽しむ

    ジャッツ、サラダ、ビタウィート、クラスキッツなどのクラッカーは、スーパーで買ったオーストラリア産チーズと合わせるのもおすすめです。

    例えば、

    • チェダーチーズ
    • ブリーチーズ
    • カマンベール
    • クリームチーズ
    • フムス
    • アボカド

    などを用意すれば、ホテルやサービスアパートメントでも簡単な軽食を作れます。



    スーパーで買う

    アーノッツの商品は、オーストラリアの一般的なスーパーで簡単に購入できます。

    代表的なのは、

    • ウールワース
    • コールズ
    • IGA

    などです。

    ティムタムだけなら観光地のお土産店でも見つけることがありますが、アーノッツの商品を幅広く見たいなら大型スーパーがおすすめです。

    甘いビスケットと塩味系クラッカーは売場が分かれている場合があるので、一方だけで見つからなくても別の棚を探してみましょう。

    お土産にはどれがおすすめ?

    目的 おすすめ
    初めてのオーストラリア土産 ティムタム・オリジナル
    チョコレート好き ティムタム・ダブルコート、ミント・スライス
    昔ながらの豪州菓子を渡したい モンテ・カルロ、スコッチ・フィンガー
    見た目の珍しさ アイスド・ボーボー
    子供向け タイニー・テディ
    甘い物が苦手な人 シェイプス
    ワイン・チーズ好き ジャッツ、ビタウィート

    「ティムタムは日本でも買えるから、違うものにしたい」という場合は、モンテ・カルロ、アイスド・ボーボー、キングストン、シェイプスなどを選ぶと、より現地らしいお土産になります。

    チョコレート商品は暑さに注意

    ティムタムやミント・スライスなど、チョコレートで覆われた商品は暑さに弱いので注意してください。

    オーストラリアの夏は気温が高く、車内では短時間でもかなり高温になることがあります。

    購入後は、

    • 直射日光を避ける
    • 高温になる車内へ置かない
    • ホテルへ戻るまで長時間持ち歩かない
    • 必要なら保冷バッグを利用する

    などの対策をおすすめします。

    お土産用なら、旅行の最初に大量購入するより帰国日の少し前に買う方が安心です。

    スーツケースへの入れ方

    ビスケットやクラッカーは軽い一方、割れやすいのが難点です。

    特にティムタムの袋やシェイプスの箱をスーツケースの外側へ入れると、荷物の重みでつぶれることがあります。

    持ち帰る際は、

    • スーツケースの中央へ入れる
    • 衣類で周囲を囲む
    • 箱入り商品は角をつぶさないようにする
    • チョコレートは高温を避ける

    とよいでしょう。

    売場で使える英語

    英語 意味
    Biscuit ビスケット。オーストラリアでは一般的な呼び方
    Cracker 塩味系のクラッカー
    Chocolate-coated チョコレートで覆った
    Cream-filled クリームを挟んだ・詰めた
    Gluten Free グルテンフリー
    Original 基本・定番の商品
    Dark Chocolate ダークチョコレート
    Assorted 詰め合わせ
    Which Tim Tam flavour is the most popular? どのティムタムが一番人気ですか?
    Do you have any flavours that are only sold in Australia? オーストラリアだけで販売している味はありますか?
    Where are the Arnott’s biscuits? アーノッツのビスケットはどこですか?
    Do you have gluten-free Tim Tams? グルテンフリーのティムタムはありますか?

    旅行者向けおすすめの選び方

    • 初めてならティムタム・オリジナルを買う
    • ティムタム以外ならモンテ・カルロを試す
    • 甘さ控えめならスコッチ・フィンガー
    • ミント好きならミント・スライス
    • 見た目の珍しさならアイスド・ボーボー
    • 子供向けならタイニー・テディ
    • 甘い物が苦手ならシェイプス
    • お酒と合わせるならジャッツ
    • ホテルの軽食ならビタウィートやクラスキッツ
    • チョコレート商品は帰国直前に買う
    • スーパーで特売になっている商品も確認する
    • 期間限定商品を見つけたら現地で試してみる

    日本では「アーノッツ=ティムタム」という印象が強いですが、オーストラリアのスーパーで売場をじっくり見ると、それだけではないことが分かります。

    スコッチ・フィンガー、モンテ・カルロ、アイスド・ボーボー、キングストンなどの昔ながらの甘いビスケットから、シェイプスやジャッツなどの塩味系まで、オーストラリアの日常のおやつ文化そのものと言えるほど種類が豊富です。

    ティムタムはもちろん一度は食べたい定番ですが、せっかく現地のスーパーへ行くなら、ぜひその隣に並んでいる商品にも目を向けてみてください。

    日本ではあまり知られていない一袋の方が、「オーストラリアで普段食べられているお菓子」を知る面白いお土産になるかもしれません。




    アーノッツのお菓子に関するよくある質問(FAQ)

    アーノッツとはどんな会社ですか?

    オーストラリアを代表するビスケット・クラッカーのメーカーです。日本ではティムタムが特に有名ですが、オーストラリアでは数多くの定番商品が長く親しまれています。

    初めてティムタムを買うならどれがおすすめですか?

    まずはオリジナルがおすすめです。チョコレートが好きならダブルコート、甘さを少し抑えたい場合はダークなどを食べ比べてもよいでしょう。

    ティムタム以外でおすすめのアーノッツ商品は?

    昔ながらの定番ならスコッチ・フィンガー、モンテ・カルロ、アイスド・ボーボー、キングストンなどがおすすめです。甘い物が苦手ならシェイプスやジャッツがあります。

    シェイプスとはどんなお菓子ですか?

    一口サイズの焼いたクラッカーに味付けをした、オーストラリアで人気の塩味系のお菓子です。バーベキュー、ピザ、チキン・クリンピーなどの定番があります。

    子供へのお土産なら何がおすすめですか?

    小さなクマの形をしたタイニー・テディが選びやすいでしょう。一口サイズで、小袋入りの商品もあります。

    ティムタム・スラムとは何ですか?

    ティムタムの対角線上の角をかじり、ストローのようにして温かいコーヒーや紅茶などを吸う食べ方です。中が柔らかくなったら崩れる前に食べます。

    アーノッツの商品はどこで買えますか?

    ウールワース、コールズ、IGAなど、オーストラリアの一般的なスーパーで購入できます。幅広い種類を見たい場合は大型スーパーがおすすめです。

    日本へのお土産にはティムタム以外の何がおすすめですか?

    モンテ・カルロ、アイスド・ボーボー、キングストンなどは日本でティムタムほど知られていないため、現地らしいお土産になります。甘い物が苦手な人にはシェイプスもおすすめです。

    夏にティムタムを持ち帰っても大丈夫ですか?

    持ち帰れますが、チョコレートが溶けないよう高温の車内や直射日光を避けてください。旅行中のお土産なら帰国日の少し前に購入すると保管期間を短くできます。



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