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    オーストラリアのベーカリー文化|街のパン屋で食べたい定番メニュー

    オーストラリアを旅行していると、都市部の商店街から地方の小さな町まで、いたるところでベーカリーを見かけます。

    日本のパン屋と同じように食パンやロールパンを買う場所でもありますが、オーストラリアのベーカリーには、もう一つ大きな役割があります。

    それが、ミートパイ、ソーセージロール、パスティ、バニラ・スライスなどを気軽に買える「街の軽食店」としての存在です。

    朝はコーヒーとペストリー、昼は温かいミートパイ、午後は甘いケーキやスライス菓子。地方をドライブしていると、ベーカリーが休憩場所そのものになっている町もあります。

    オーストラリア政府観光局も、ミートパイを「ほとんどの町のパン屋で見つかる」代表的なオーストラリアの食べ物として紹介しています。定番のビーフだけでなく、ラム、カレー、チキン、野菜、地域によってはシーフードなど、店ごとに個性があります。

    また、パンを中心に全国展開するベーカーズ・ディライト(Bakers Delight)、タスマニア発祥のバンジョーズ・ベーカリー・カフェ(Banjo’s Bakery Café)、メルボルンを中心に長い歴史を持つファーガソン・プレア(Ferguson Plarre Bakehouses)など、オーストラリアならではのベーカリーチェーンもあります。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、街のベーカリーで食べてみたい定番メニュー、注文方法、温かいパイの選び方、甘いお菓子、パンの種類、主要チェーン、ロードトリップでの楽しみ方まで詳しく紹介します。




    オーストラリアのベーカリーとは?

    オーストラリアのベーカリーでは、パン以外に何を食べるのがおすすめですか?
    初めてならミートパイとソーセージロールが定番です。甘い物ならバニラ・スライスやラミントンも探してみてください。

    オーストラリアのベーカリーは、パンを焼いて売るだけの店ではありません。

    多くの店舗では、食パン、サワードウ、ロールパン、ミートパイ、ソーセージロール、パスティ、甘いペストリー、ケーキ、スライス菓子、サンドイッチ、コーヒーなどを扱っています。

    店舗によってはテーブルや椅子があり、ベーカリー・カフェとして朝食や軽食を楽しむこともできます。

    日本のパン屋との違い

    日本のパン屋では、カレーパン、あんパン、メロンパンなど「一個ずつ完成した総菜パン・菓子パン」が非常に充実しています。

    オーストラリアではパンそのものに加えて、パイ生地を使った温かい塩味系の商品の存在感が大きいのが特徴です。

    ショーケースやパイの保温ケースの中に、ミートパイやソーセージロールが何種類も並んでいる店は珍しくありません。

    昼食を「パン屋のパイ1個とコーヒー」で済ませることも、ごく普通の選択肢です。

    地方のベーカリー文化

    オーストラリアのベーカリー文化を特に感じやすいのが、地方の小さな町です。

    町の中心部にホテル、パブ、郵便局、スーパーなどと並んでベーカリーがあり、地元住民だけでなく、トラック運転手、農場関係者、ロードトリップ中の旅行者が立ち寄ります。

    看板には「Country Bakery」「Bakery Café」「Hot Pies」「Award Winning Pies」「Fresh Bread」などと書かれていることがあります。

    意味はそれぞれ「地方のベーカリー」「ベーカリー・カフェ」「温かいパイ」「受賞歴のあるパイ」「焼きたてパン」といったところです。

    都市部のおしゃれな職人系ベーカリーとはまた違う、オーストラリアの日常的な食文化を感じられる場所です。

    ロードトリップとベーカリー

    ミートパイは、オーストラリア政府観光局も「ロードトリップにぴったりの軽食」として紹介しています。

    長距離ドライブでは、地方の町へ入った時にベーカリーで休憩し、パイとコーヒーを買うのが定番の楽しみ方の一つです。

    観光地ではない町でも、地元で有名なパイ専門店やベーカリーがあり、それを目的に立ち寄る人もいます。

    Googleマップで「Bakery」「Pies」などと検索すると、意外な人気店が見つかることがあります。

    まず食べたいミートパイ

    初めてオーストラリアのベーカリーへ入ったら、まず候補にしたいのがミートパイ(Meat Pie)です。

    基本形は、サクサクしたパイ生地の中に、ひき肉または角切りの牛肉とグレービーソースを入れたものです。

    手で持って食べられる一人用サイズが一般的で、温かい状態で販売されます。

    オーストラリア政府観光局も、ミートパイを「ほとんどの町のベーカリーで見つかる」代表的な食べ物として紹介しています。

    ミートパイの主な種類

    店頭での表示例 内容の目安
    プレーン・ビーフ(Plain Beef) 定番の牛肉とグレービーソース
    チャンキー・ビーフ(Chunky Beef) 角切り牛肉入り
    ビーフ&マッシュルーム(Beef & Mushroom) 牛肉とマッシュルーム
    ビーフ&ペッパー(Beef & Pepper) 黒コショウを効かせた牛肉
    ステーキ&チーズ(Steak & Cheese) 牛肉とチーズ
    チキン(Chicken) 鶏肉を使った具
    ラム(Lamb) ラム肉
    カレー・パイ(Curry Pie) カレー風味
    ベジタブル・パイ(Vegetable Pie) 野菜中心

    一番オーソドックスなものを試したいなら、プレーン・ビーフ・パイから始めるのがおすすめです。

    トマトソースをかける?

    ミートパイにはトマトソースをかけて食べる人が多くいます。

    日本のトマトケチャップに近い調味料で、店によって小袋、ボトル、使い切り容器など提供方法が異なります。

    注文時に「Would you like tomato sauce?(トマトソースはいかがですか?)」と聞かれることがあります。

    ミートパイは熱いので注意

    保温ケースから出した直後のミートパイは、中のグレービーソースがかなり熱くなっています。

    外側のパイ生地が手で持てる温度でも、最初の一口で熱い中身が流れ出てくることがあります。

    急いでかぶりつかず、少し冷ましてから食べるのがおすすめです。

    ソーセージロール

    ソーセージロール(Sausage Roll)も、オーストラリアのベーカリーで非常によく見かける定番です。

    味付けしたひき肉をパイ生地で筒状に包んで焼いたもので、名前に「ソーセージ」とありますが、日本のウインナーソーセージをパンへ挟んだものとは違います。

    ミートパイより中身がこぼれにくいため、ドライブ休憩などでも比較的食べやすいのが魅力です。

    パスティ

    パスティ(Pastie / Pasty)は、肉や野菜などをパイ生地で包んで焼いたものです。

    イギリスのコーニッシュ・パスティをルーツに持つ食べ物で、オーストラリアの昔ながらのベーカリーでも定番です。

    ファーガソン・プレアでは、パスティを「Tiddly Oggie」という伝統的な名称の商品として長年販売してきました。

    ベジタリアン向けの塩味系商品

    近年はほうれん草&リコッタチーズ、チーズ&ほうれん草、野菜のパスティ、マッシュルーム・パイ、ヴィーガン・ソーセージロールなどを扱う店もあります。

    ただし、同じオーブンや調理設備で肉製品を扱っている場合があります。

    厳格なベジタリアンやヴィーガン、宗教上の食事制限、食物アレルギーがある場合は、購入前に店へ確認してください。



    バニラ・スライス

    甘い物なら、ぜひ探してみたいのがバニラ・スライス(Vanilla Slice)です。

    薄いパイ生地の間に厚いバニラカスタードを挟み、上にアイシングや粉砂糖をのせた四角いお菓子です。

    店によってカスタードの硬さ、パイ生地のサクサク感、アイシングの甘さがかなり違います。

    ビクトリア州の地方ベーカリーでは特に人気が高く、「受賞歴のあるバニラ・スライス」を看板商品にする店もあります。

    ラミントン

    ラミントン(Lamington)は、スポンジケーキをチョコレートアイシングで覆い、細かく乾燥させたココナッツをまぶしたオーストラリア定番のケーキです。

    ベーカリーやカフェでは、シンプルなもののほか、中央にジャムや生クリームを挟んだタイプもあります。

    オーストラリアを代表するお菓子の一つなので、ベーカリーで見つけたらミートパイと一緒に試してみてもよいでしょう。

    ニーニッシュ・タルト

    ニーニッシュ・タルト(Neenish Tart)は、小さなタルト生地の中にクリームや甘い具を詰め、表面を2色のアイシングで仕上げた昔ながらのお菓子です。

    すべてのベーカリーにあるわけではありませんが、伝統的な地方のベーカリーや老舗で見つけることがあります。

    カスタードタルト

    カスタードタルト(Custard Tart)は、タルト生地に卵を使ったカスタードを流し込んで焼いた定番のお菓子です。

    表面にナツメグが振られているものもあります。

    フィンガー・バン

    フィンガー・バン(Finger Bun)は、細長く柔らかなパンの上に甘いアイシングをのせた菓子パンです。

    ピンク色のアイシング、ココナッツ、カラフルな砂糖菓子などを使った、昔ながらの華やかな商品を見かけます。

    ホット・クロス・バン

    ホット・クロス・バン(Hot Cross Bun)は、ドライフルーツや香辛料を入れ、上に十字の模様を付けたパンです。

    伝統的にはイースターの時期に食べられます。

    現在はスーパーや大手ベーカリーで、イースターよりかなり早い時期から販売が始まることもあります。

    スコーン

    スコーン(Scone)もオーストラリアのベーカリーやカフェでよく見かけます。

    ジャムと生クリームを添えて食べるのが定番で、午前や午後のお茶の時間に向いています。

    食事用パンも充実

    オーストラリアのベーカリーは、もちろん日常のパンを買う場所でもあります。

    一般的には、

    • 白い食パン
    • 全粒粉パン
    • 雑穀パン
    • サワードウ
    • ライ麦パン
    • ターキッシュ・ブレッド
    • ロールパン

    などが販売されています。

    サワードウ

    都市部の職人系ベーカリーでは、サワードウ(Sourdough)が人気です。

    天然酵母を使い、独特の酸味としっかりした皮が特徴のパンで、カフェのアボカド・トーストなどにもよく使われます。

    ロールパン・サンドイッチ

    昼食用には、鶏肉、ハム、サラダなどを挟んだロールパンやサンドイッチを販売する店もあります。

    ロードトリップで「温かいミートパイは少し重い」という時には、サラダを挟んだロールパンなどが便利です。

    コーヒーと一緒に楽しむ

    オーストラリアのベーカリー・カフェでは、エスプレッソを使ったコーヒーを一緒に注文できる店が多くあります。

    フラットホワイト、ラテ、カプチーノなどを頼み、ミートパイや甘いペストリーと一緒に食べるのが定番です。




    パイ保温ケースとは?

    店内で温かいミートパイやソーセージロールが入っているガラスケースを、英語ではPie Warmerと呼びます。

    商品名と価格が棚に表示され、スタッフへ欲しいものを伝えて取ってもらう店が一般的です。

    ショーケースから選ぶ

    甘いケーキやスライス菓子は、冷蔵または常温のショーケースに並んでいます。

    商品名が分からなければ、指を差して

    Can I have one of those, please?

    と伝えるだけでも十分です。

    「あれを一つください」という意味です。

    店内で食べる?持ち帰る?

    ベーカリー・カフェでは、

    For here or takeaway?

    と聞かれることがあります。

    店内で食べるなら、

    For here, please.

    持ち帰るなら、

    Takeaway, please.

    と答えます。

    オーストラリアでは、アメリカ英語の「Takeout」よりTakeawayの方が一般的です。

    値段は店・地域で違う

    ミートパイやコーヒーの価格は、都市、地方、観光地、空港、個人店、チェーンによってかなり違います。

    全国一律の相場を前提にせず、店頭の価格表示を確認しましょう。

    営業時間は早め

    ベーカリーは朝早く開き、午後早めに閉店する店が多くあります。

    特に地方の個人店では、土曜日は午前中のみ、日曜日は休業という場合もあります。

    目当ての店があるなら、公式サイトやSNSなどで営業時間を確認してから訪れるのがおすすめです。

    ベーカーズ・ディライト(Bakers Delight)

    ベーカーズ・ディライトは、1980年にメルボルンのホーソーン(Hawthorn)でロジャー・ギレスピー(Roger Gillespie)とレスリー・ギレスピー(Lesley Gillespie)が始めたベーカリーチェーンです。

    現在も家族経営で、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカを合わせて700店以上を展開しています。

    主力は焼きたてのパンで、白パン、全粒粉パン、雑穀パン、サワードウ、ロールパン、甘い菓子パンなどを扱います。

    Bakers Delight

    バンジョーズ・ベーカリー・カフェ(Banjo’s Bakery Café)

    バンジョーズ・ベーカリー・カフェは、1984年にタスマニアで創業したベーカリー・カフェです。

    現在はタスマニア、ビクトリア、ニュー・サウス・ウェールズ、クイーンズランド、南オーストラリアに50店以上を展開しています。

    パンだけでなく、ミートパイ、ソーセージロール、甘いお菓子、朝食、コーヒーなどを扱う、ベーカリーとカフェを組み合わせたスタイルです。

    Banjo’s Bakery Café

    ファーガソン・プレア(Ferguson Plarre Bakehouses)

    ファーガソン・プレアは、メルボルンを中心に展開する老舗ベーカリーです。

    ファーガソン家のベーカリー事業は1901年に始まり、プレア家も1911年にムーニー・ポンズ(Moonee Ponds)で店を開きました。両家は1980年に統合し、現在のファーガソン・プレアとなりました。

    現在も家族経営で、ビクトリア州に80店以上を展開しています。

    Ferguson Plarre Bakehouses

    地方の人気ベーカリー

    チェーン以外にも、オーストラリア各地には「その町へ行ったら寄りたい」と言われるベーカリーがあります。

    ビクトリア州ハイ・カントリーのビーチワース・ベーカリー(Beechworth Bakery)はその代表例の一つで、ミートパイ、甘いペストリー、コーヒーなどを目当てに旅行者が立ち寄る人気店です。

    こうした店では、「受賞歴のあるパイ」「地元の名物」といった商品を選んでみるのもロードトリップの楽しみです。

    スーパーのベーカリーとの違い

    ウールワース(Woolworths)やコールズ(Coles)の大型店にもベーカリー売場があり、食パン、ロールパン、クロワッサン、菓子パンなどを購入できます。

    価格や利便性を重視するならスーパーは便利です。

    一方、街の独立系ベーカリーでは、店独自のミートパイの具、パイ生地、スライス菓子などを楽しめます。

    旅行中なら、スーパーだけでなく地元の小さなベーカリーにも一度入ってみることをおすすめします。

    アレルギー・食事制限

    ベーカリーの商品には、小麦・グルテン、卵、乳製品、大豆、ナッツ、ゴマなどが含まれることがあります。

    商品ラベルのない対面販売の商品では、購入前にスタッフへ確認してください。

    グルテンフリー、ヴィーガンなどと表示された商品でも、同じ調理場で小麦、乳製品、卵などを扱っている場合があります。



    ベーカリーで使える英語

    英語 意味
    Bakery ベーカリー・パン屋
    Pie Warmer 温かいパイを保温するケース
    Meat Pie ミートパイ
    Sausage Roll ひき肉をパイ生地で包んだ定番商品
    Pastie / Pasty 肉や野菜などを生地で包んだ焼き物
    Slice 四角く切ったケーキ・菓子
    Vanilla Slice 厚いカスタードを挟んだスライス菓子
    Loaf 一斤・一本のパン
    Roll 小型パン、または具を挟んだロールパン
    Can I have a plain beef pie, please? プレーンのビーフパイをください。
    What’s your most popular pie? 一番人気のパイはどれですか?
    For here, please. 店内で食べます。
    Takeaway, please. 持ち帰りでお願いします。

    旅行者向けのコツ

    • 初めてならプレーンのビーフパイから試す
    • ミートパイは中身が非常に熱いことがあるので注意する
    • トマトソースを付けるか聞かれることがある
    • ソーセージロールは日本のウインナーパンとは別物
    • 甘い物ならバニラ・スライスやラミントンを探す
    • 地方の町では「Award Winning Pie」の看板をチェックする
    • ロードトリップではGoogleマップでベーカリーを探す
    • 午後早めに閉店する店もある
    • 日曜日が休みの個人店もあるので事前に確認する
    • チェーンだけでなく地元のベーカリーにも入ってみる

    オーストラリアのベーカリーは、「パンを買う場所」であると同時に、地元の人が朝食、昼食、午前や午後のお茶の時間の食べ物を買う、身近な食文化の一部です。

    ミートパイやソーセージロールは豪華な料理ではありませんが、だからこそ日常のオーストラリアを感じられます。

    都市のおしゃれなサワードウ専門のベーカリーも魅力的ですが、地方の小さなベーカリーで温かいミートパイとコーヒーを買う体験も、ロードトリップならではの楽しみです。




    オーストラリアのベーカリーに関するよくある質問(FAQ)

    オーストラリアのベーカリーで最初に食べるなら何がおすすめですか?

    まずはプレーンのビーフ・ミートパイがおすすめです。次にソーセージロール、甘い物ならバニラ・スライスを試すと、オーストラリアの昔ながらのベーカリーらしさを感じやすいでしょう。

    ミートパイはどこで買えますか?

    街のベーカリー、ベーカリー・カフェ、サービスエリア、スーパーなどで購入できます。特に地方の町では、多くのベーカリーが複数種類の温かいパイを販売しています。

    ソーセージロールはソーセージをパンに挟んだものですか?

    違います。一般的なソーセージロールは、味付けしたひき肉をパイ生地で筒状に包んで焼いた商品です。

    バニラ・スライスとは何ですか?

    薄いパイ生地の間に厚いバニラカスタードを挟み、上にアイシングや粉砂糖をのせた四角いお菓子です。特にビクトリア州の地方ベーカリーで人気があります。

    オーストラリア発祥の有名ベーカリーチェーンは?

    ベーカーズ・ディライトは1980年にメルボルンで、バンジョーズ・ベーカリー・カフェは1984年にタスマニアで創業しました。ファーガソン・プレアもメルボルンで100年以上の歴史を持つベーカリーです。

    ロードトリップでベーカリーへ寄るのは一般的ですか?

    はい。地方のベーカリーでミートパイやコーヒーを買って休憩するのは、オーストラリアのロードトリップでよくある楽しみ方です。ミートパイは手軽に食べられる定番の軽食です。



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  • オーストラリアのミートパイ完全ガイド|定番の種類・食べ方・パイ・フローターまで紹介

    オーストラリアのミートパイ完全ガイド|定番の種類・食べ方・パイ・フローターまで紹介

    オーストラリア旅行で「一度は食べておきたいもの」を挙げるなら、ミートパイは外せません。高級レストランの料理ではありませんが、街角のベーカリー、カフェ、フードコート、スポーツ観戦会場、サービスステーションまで、驚くほどいろいろな場所で売られています。

    日本で「パイ」というとアップルパイのような甘いものを思い浮かべる人も多いですが、オーストラリアのミートパイ(Meat Pie)は完全に食事系。サクサクしたパイ生地の中に、牛肉を中心とした肉と濃いグレービーが入り、手で持って食べられる一人用サイズが基本です。

    定番はシンプルなビーフですが、ステーキ&ペッパー、ステーキ&マッシュルーム、ビーフ&チーズ、ラム、チキンなど種類は豊富です。地方のベーカリーでは、その町の牛肉、ラム、ワイン、チーズなどを使った「ご当地パイ」に出会うこともあります。

    オーストラリア食品基準機関FSANZによると、オーストラリア人が食べるミートパイは平均で年間約12個、全国では約2億7,000万個。食品基準上「Meat Pie」と表示する商品は、中身に最低25%のmeat fleshを含む必要があります。残りはパイ生地、グレービー、植物性たんぱくなどで構成されることがあります。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、定番のミートパイの種類、オーストラリア独特の食べ方、トマトソース、アデレード名物のパイ・フローター、ベーカリーでの注文方法、ソーセージロールとの違い、アレルギー表示までまとめて紹介します。




    オーストラリアのミートパイとは?

    オーストラリアのミートパイは、パイ生地に肉とグレービーを詰めた一人用のセイボリーパイです。ナイフとフォークで食べるレストラン料理もありますが、一般的なベーカリーのミートパイは片手で持てるサイズです。

    日常食に近い存在

    「オーストラリア料理」と聞くとステーキやシーフードを想像しがちですが、現地の生活に近い食べ物という意味ではミートパイの方が身近かもしれません。朝食、軽いランチ、移動中の食事、スポーツ観戦のお供など、かなり幅広い場面で食べられています。

    基本は肉+グレービー

    クラシックなタイプは細かくした牛肉と濃いグレービーが中心です。一方、ベーカリーでは角切りステーキを使ったChunky Beef、Pepper Steak、Beef & Burgundyなど、より食べ応えのあるタイプもあります。

    店ごとの差が大きい

    全国チェーンやスーパーの商品もありますが、地方のベーカリーでは生地、肉の大きさ、グレービーの濃さまで店ごとにかなり違います。「どこで食べても同じ味」ではないところが、ミートパイ巡りの面白さです。

    ミートパイの基本情報

    項目 内容 旅行者向けのポイント
    英語名 Meat Pie 単に「Pie」と呼ばれることも多い
    基本の中身 牛肉、グレービー 店によってひき肉系・角切り肉系がある
    代表的な味 Plain Beef、Pepper Steak、Mushroom、Cheese 初めてならPlain BeefかPepperがおすすめ
    食べ方 手で持つ、またはナイフ&フォーク 中身が非常に熱いので注意
    定番ソース Tomato Sauce 日本のケチャップに近い
    主な販売場所 ベーカリー、カフェ、スタジアム、サービスステーションなど 地方ドライブ中にも見つけやすい
    食品基準 Meat Pieは最低25%の肉類 FSANZの食品基準による

    オーストラリアとミートパイの歴史

    オーストラリアのパイ文化は、英国から持ち込まれた食文化を土台に発展しました。植民地時代から肉と小麦は重要な食材で、パイは持ち運びやすい食事として都市でも地方でも広がっていきました。

    1788年にはすでにパイの記録

    オーストラリアの食文化史をまとめたAustralian Food Timelineによると、1788年6月、シドニーで英国王の誕生日を祝った最初期の公式晩餐会のメニューにすでにPieが登場しています。ただし、当時の中身が現在のミートパイと同じだったかは分かっていません。

    街頭のPie Seller

    19世紀には都市の路上でパイを売り歩く人々も登場し、手軽な食事として定着していきました。現在のベーカリーで買ってそのまま食べるスタイルにつながる、長いストリートフードの歴史があります。

    20世紀には国民的ファストフードへ

    冷蔵・大量生産・流通が発達すると、ミートパイは家庭、学校、スポーツ会場まで広がりました。1947年にビクトリア州ベンディゴ(Bendigo)で誕生したフォー・アンド・トゥエンティ(Four’N Twenty)のような全国的ブランドも生まれています。

    「ミートパイ」の食品基準

    オーストラリアでは「Meat Pie」という名称には食品基準上のルールがあります。

    最低25%のmeat flesh

    FSANZによると、Food Standards CodeではMeat Pieに最低25%のmeat fleshを含むことを求めています。牛、羊、豚、鶏など対象となる動物の骨格筋などが定義されています。

    「残り75%は全部グレービー」という意味ではない

    25%は最低基準で、実際の肉の割合は商品によって異なります。残りにはパイ生地、グレービー、植物性たんぱく、調味料などが含まれます。

    パッケージ商品なら原材料表示を確認

    スーパーなどで包装済み商品を買う場合は、原材料表示で肉の種類やアレルゲンを確認できます。ベーカリーで作られた商品について気になる点があれば、店員へ聞くのが確実です。



    1.クラシック・ビーフ・パイ

    初めてオーストラリアのミートパイを食べるなら、まずクラシック・ビーフ・パイ(Classic Beef Pie)がおすすめです。

    最も基本的な味

    細かくした牛肉と濃いグレービーをパイ生地で包んだタイプで、ベーカリーではPlain Beef、Beef Pie、Traditional Beefなどの名前で並びます。

    日本人にも食べやすい

    味の方向性はビーフシチューをさらに濃くしたようなもの。胡椒やハーブは使いますが、極端に辛いことは少なく、初めてでも食べやすい味です。

    トマトソースとの相性が定番

    パイの上にトマトソースを少量かけて食べるのが昔ながらのスタイルです。まず一口そのまま食べて、途中からソースを加えると違いが分かります。

    2.ステーキ&ペッパー

    ステーキ&ペッパー(Steak & Pepper)は、オーストラリアのベーカリーで非常によく見かける定番です。

    黒胡椒の効いたグレービー

    牛肉の角切りまたは粗めの肉に、黒胡椒をしっかり効かせたグレービーを合わせます。Plain Beefでは物足りない人に向いています。

    肉の食感を楽しみたい人向け

    Chunky SteakやPremium Steakと書かれたものは、ひき肉より大きな肉片が入っていることが多く、食べ応えがあります。

    地方ベーカリーの定番勝負メニュー

    ビクトリア州観光局も州内のベーカリーを紹介する特集でPepper Beefを代表的なパイの一つとして取り上げています。ベーカリーごとの違いが出やすい味です。

    3.ステーキ&マッシュルーム

    ステーキ&マッシュルーム(Steak & Mushroom)も定番中の定番です。

    グレービーがまろやか

    マッシュルームの旨味が加わることで、ペッパー系より優しい味になります。ビーフシチューやキノコ料理が好きな人には選びやすいパイです。

    クリーミーなタイプもある

    店によってはクリームやチーズを加えた濃厚なレシピもあります。メニュー名にCreamy Mushroomなどと書かれていれば、よりマイルドな味を想像するとよいでしょう。

    ソースなしでも食べやすい

    キノコの風味があるため、トマトソースを付けずそのまま食べても味がまとまりやすいタイプです。

    4.ビーフ&チーズ

    ビーフ&チーズ(Beef & Cheese)は、濃いグレービーと溶けたチーズを合わせるボリューム系のミートパイです。

    かなり濃厚

    牛肉、グレービー、チーズ、パイ生地という組み合わせなので、一個でも満足感があります。軽食というよりしっかりしたランチに近いボリュームになることもあります。

    ベーコン入りも人気

    Beef, Bacon & Cheeseのようにベーコンを加えたタイプもよくあります。脂と塩味が強くなるため、濃い味が好きな人向けです。

    熱々のチーズに注意

    焼きたてはグレービーだけでなくチーズも非常に熱くなっています。いきなり大きくかじらず、少し冷ましてから食べましょう。

    5.ラム・チキン・グルメ系

    「Meat Pie=牛肉だけ」ではありません。現在のオーストラリアのベーカリーでは、かなり自由な発想のセイボリーパイがあります。

    ラム&ローズマリー

    オーストラリアらしいラムを使い、ローズマリーや赤ワイン系のソースと合わせるタイプ。地方のベーカリーでは地元産ラムを前面に出すこともあります。

    チキン&リーク

    鶏肉とリーキをクリーミーなソースでまとめるタイプで、ビーフより軽い味が好みの人に向いています。

    ビーフ&赤ワイン

    ビーフ&バーガンディ、ビーフ&シラーズなど、ワインを使ったグルメ系も人気です。ワイン産地近くのベーカリーでは、土地の食材を組み合わせた商品に出会うことがあります。

    カンガルーや鹿肉を使う店も

    一部の専門店ではGame Meatを使ったパイもあります。ただし一般的なミートパイの主役は牛肉で、どのベーカリーにもカンガルーパイがあるわけではありません。

    トマトソースは付ける?

    オーストラリアでミートパイと切り離せないのがトマトソース(Tomato Sauce)です。

    日本のケチャップに近い

    味はトマトケチャップに近いですが、オーストラリアではTomato Sauceと呼ぶのが一般的です。ベーカリーのカウンターに小袋やボトルが置いてあることがあります。

    かける場所はパイの上

    パイの中央に少量絞り、かじりながら必要に応じて足します。最初から大量にかけるより、パイ自体の味を確かめてから加えるのがおすすめです。

    グルメ系はソースなしでも

    Pepper Steak、Mushroom、Curryなど、すでに味が完成しているパイはTomato Sauceを加えない方が素材の味を楽しめる場合があります。

    アデレード名物「パイ・フローター」

    普通のミートパイとはまったく違う食べ方として覚えておきたいのが、南オーストラリア州アデレード(Adelaide)のパイ・フローター(Pie Floater)です。

    パイ+濃いエンドウ豆スープ

    ミートパイを濃厚なPea Soupに浮かべる、または沈める料理です。Tomato Sauceを加えることもあり、見た目のインパクトはかなりあります。

    アデレードのローカルフード

    南オーストラリア州観光局は、アデレードの歴史を紹介するツアーの中でもPie Floaterを同市が生み出したものの一つとして紹介しています。現在では「昔ながらのアデレード名物」として知られる料理です。

    普通のミートパイとは別物として楽しむ

    初めてなら、まず通常のMeat Pieを食べ、その後アデレードへ行く機会があればPie Floaterを試すと違いがよく分かります。




    地域別に見るミートパイ文化

    ミートパイは全国共通の食べ物ですが、地方へ行くほどベーカリー文化が目立ちます。

    メルボルン・ビクトリア州

    ビクトリア州はベーカリー巡りが盛んな地域の一つです。州観光局も現在、各地のPieをテーマにした特集を組んでおり、Pepper Beef、Lamb & Shirazなど個性的な商品を紹介しています。

    アデレード・南オーストラリア州

    通常のミートパイに加えて、Pie Floaterという独自文化があります。ワイン産地が多いため、Beef & Red Wine系のパイにも出会いやすい地域です。

    シドニー・ニューサウスウェールズ州

    都心ではモダンなベーカリーから老舗まで選択肢が豊富です。ブルー・マウンテンズ(Blue Mountains)や南海岸などへドライブすると、地方ベーカリーのパイを楽しむ機会も増えます。

    地方ロードトリップ

    小さな町のベーカリーに立ち寄り、店の「Award-winning Pie」「House Special」を試すのはオーストラリアのロードトリップらしい楽しみ方です。

    ベーカリーで食べるミートパイ

    旅行者に最もおすすめなのは、地元のベーカリーで焼きたてのパイを買うことです。

    ショーケースを見て選べる

    Hot FoodのケースにMeat Pie、Sausage Roll、Pastieなどが並んでいるので、英語名が分からなくても指差しで注文できます。

    朝から売っている

    オーストラリアのベーカリーは早朝から営業する店が多く、朝食代わりにパイを買う人もいます。人気商品はランチ時間より前に売り切れることもあります。

    コーヒーとのセットも定番

    地方では「Pie + Coffee」が簡単な朝食や昼食になります。カフェ文化の強い都市部でも、セイボリーパイとコーヒーの組み合わせは珍しくありません。

    スポーツ観戦とミートパイ

    オーストラリアでは、ミートパイはスポーツ観戦の定番フードでもあります。

    AFL・ラグビー・クリケット

    スタジアムの売店ではHot Pieを見つけることが多く、ビールやソフトドリンクと一緒に片手で食べられるのが人気の理由です。

    フォー・アンド・トゥエンティはスポーツと縁が深い

    1947年にビクトリア州で生まれたフォー・アンド・トゥエンティは、スポーツ会場で見かける代表的なミートパイブランドとして広く知られています。

    熱々なので観戦中は注意

    紙袋や容器から出した直後は中のグレービーが非常に熱いことがあります。試合を見ながら慌ててかじるとやけどしやすいので注意してください。

    パーティー・パイとは?

    パーティー・パイ(Party Pie)は、普通のミートパイを一口~数口サイズに小さくしたものです。

    ホームパーティーの定番

    オーブンでまとめて温めやすく、子どもの誕生日会、スポーツクラブ、職場の集まりなどでよく使われます。

    スーパーの冷凍食品でも定番

    Party PiesとMini Sausage Rollsをセットにした商品も多く、オーストラリアの日常的なパーティーフードを知るには分かりやすい存在です。

    旅行者なら通常サイズで十分

    観光中にわざわざParty Pieを探す必要はありませんが、スーパーを覗いたときに見かけたら、現地の家庭文化の一つとして覚えておくと面白いでしょう。

    ソーセージロールとの違い

    ベーカリーでミートパイの隣に必ずと言っていいほど並ぶのがソーセージロール(Sausage Roll)です。

    ミートパイはグレービー入り

    ミートパイは容器状のパイ生地の中に肉とグレービーを入れ、上から生地でふたをしたものが基本です。

    ソーセージロールは肉だねを巻く

    Sausage Rollはひき肉ベースの細長い具をパフペストリーで包み、棒状に焼いたものです。グレービーが流れ出るタイプではありません。

    どちらもトマトソースが合う

    迷ったら2人でPieとSausage Rollを一つずつ買って半分に分けると、オーストラリアのベーカリー定番を一度に試せます。

    ベーカリーでの注文方法

    ミートパイを買うのに難しい英語は必要ありません。

    基本の注文

    「Can I have one beef pie, please?」で十分です。ショーケースを指差して「One of these, please.」でも通じます。

    温めが必要か確認

    Hot Cabinetに入っているものは通常そのまま食べられます。冷蔵ケースの商品なら「Can you heat this up?」と聞いてください。

    トマトソースを忘れずに

    「Tomato sauce, please.」で追加できます。無料の店もあれば、小袋を有料で販売する店もあります。

    こぼさず食べるコツ

    オーストラリア人でも、ミートパイのグレービーを服に落とすことはあります。特に焼きたては注意が必要です。

    最初の一口は小さく

    端から小さくかじり、中の温度を確認します。熱ければ数分置いてください。

    水平に持つ

    具が柔らかいパイを傾けると、かじった部分からグレービーが流れます。紙袋やナプキンで底を支え、なるべく水平に持ちます。

    ナイフとフォークでも問題なし

    カフェで皿に盛られている場合や、具が多いグルメパイならナイフとフォークで食べる方が自然です。「手で食べなければならない」というルールはありません。

    おいしいミートパイの見分け方

    見た目だけで完全には判断できませんが、ベーカリーで選ぶときはいくつか見るポイントがあります。

    生地がしっかり焼けている

    上面がきれいな黄金色で、底の生地がべたつかず、持ったときに形を保てるパイは食べやすいです。

    Chunky Steakの表示

    肉そのものの食感を楽しみたいならChunky Steak、Slow-cooked Beef、Premium Beefなどの表示を探します。

    店の受賞歴は参考程度に

    オーストラリアではPie Competitionや地域のBest Pie企画が多く、「Award Winning」と表示するベーカリーも珍しくありません。賞だけでなく、自分が好きな具材を選ぶのが一番です。

    アレルギー・食事制限の注意

    ミートパイは見た目以上に複数のアレルゲンを含む可能性があります。

    小麦

    通常のパイ生地には小麦が使われます。Gluten Free Pieを用意するベーカリーもありますが、同じ厨房で小麦を扱っている場合があるため、重いアレルギーでは交差接触も確認してください。

    乳製品・卵

    生地や具にバター、乳製品、卵が使われることがあります。Cheese PieやCreamy Chickenなどは特に注意します。

    肉の種類を確認

    「Meat Pie」とだけ書かれた包装商品では原材料表示を確認してください。ベーカリーではBeef、Lamb、Chickenなど商品名で分かれることが多いですが、宗教上・食事上の制限がある場合は店員へ確認するのが安心です。



    テイクアウェイ・持ち歩きの注意

    ミートパイはTakeaway向きですが、旅行中に長時間持ち歩く食品ではありません。

    温かいうちに食べる

    Hot Pieは買ってから比較的早めに食べるのが基本です。数時間バッグへ入れて観光した後に食べる、といった扱いは避けましょう。

    車の中に放置しない

    オーストラリアの夏は車内温度が非常に高くなります。食べ残しを車内に置いて後で食べるのは避けてください。

    冷凍パイは宿泊先で楽しめる

    キッチン付きアパートメントに泊まる場合は、スーパーで冷凍・冷蔵のPieを買ってオーブンで温めるのも現地の日常食を体験する方法です。加熱方法は商品の表示に従ってください。

    日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント

    ミートパイは安く、早く、オーストラリアらしさを感じられる旅行者向きの食べ物です。

    初めてならPlain Beef

    まずクラシックなBeef Pieを食べ、その後Pepper、Mushroom、Cheeseなど好みの味へ広げると違いが分かりやすくなります。

    「Pie」だけでも通じることが多い

    ベーカリーではMeat Pieを単にPieと呼ぶことが多く、「What pies do you have?」と聞けば、その日の種類を教えてくれます。

    地方ベーカリーを見逃さない

    都市部だけでなく、長距離ドライブの途中にある小さな町のベーカリーも狙い目です。地方ほどPieが店の看板商品になっていることがあります。

    トマトソースは途中から

    最初の一口はそのまま食べ、味を見てからTomato Sauceを足すのがおすすめです。特にグルメ系はソースを付けない方がおいしい場合もあります。

    アデレードではPie Floaterにも挑戦

    普通のPieをすでに食べた人なら、アデレードでPie Floaterを試すと地域ごとの食文化の違いを楽しめます。

    オーストラリアでミートパイを楽しむポイント:初めてならクラシック・ビーフ、少し濃い味ならステーキ&ペッパー、まろやかならステーキ&マッシュルームがおすすめです。地方のベーカリーでは「House Special」や「Award Winning」のパイもチェック。焼きたては中のグレービーが非常に熱いので、最初の一口だけは慎重に食べましょう。



    オーストラリアのミートパイに関するよくある質問(FAQ)

    オーストラリアのミートパイとはどんな食べ物ですか?

    パイ生地の中に牛肉などの肉と濃いグレービーを詰めた一人用のセイボリーパイです。ベーカリー、カフェ、スポーツ会場などで広く食べられています。

    オーストラリア人は本当にミートパイをよく食べますか?

    はい。FSANZによると、オーストラリア人は平均で年間約12個、全国では約2億7,000万個のミートパイを食べるとされています。

    ミートパイにはどれくらい肉が入っていますか?

    オーストラリアのFood Standards Codeでは、Meat Pieには最低25%のmeat fleshを含む必要があります。実際の割合は商品や店によって異なります。

    初めて食べるなら何味がおすすめですか?

    まずクラシックなビーフ・パイがおすすめです。もう少し味に変化が欲しければステーキ&ペッパー、ステーキ&マッシュルームも定番で食べやすい種類です。

    ミートパイにはケチャップをかけますか?

    オーストラリアではTomato Sauceをかけるのが定番です。日本のケチャップに近い調味料です。ただし、PepperやMushroomなど味付きのパイは何もかけずに食べてもおいしく食べられます。

    パイ・フローターとは何ですか?

    アデレード名物として知られる料理で、ミートパイを濃いエンドウ豆のスープに浮かべる、または沈めて食べます。Tomato Sauceを加えることもあります。

    ミートパイとソーセージロールは何が違いますか?

    ミートパイは肉とグレービーをパイ生地の容器に入れて焼くのに対し、ソーセージロールは細長い肉だねをパフペストリーで巻いて焼きます。どちらもオーストラリアのベーカリー定番です。

    ミートパイは手で食べますか?

    ベーカリーやスポーツ会場では手で食べるのが一般的です。ただしカフェで皿に盛られたものや具の多いグルメパイは、ナイフとフォークで食べても問題ありません。

    Party Pieとは何ですか?

    通常のミートパイを小さくしたミニサイズのパイです。ホームパーティー、子どもの誕生日会、職場の集まりなどでよく使われます。

    ベジタリアンでもオーストラリアのPieを楽しめますか?

    はい。現在はVegetable、Spinach & Feta、Mushroom、Vegan Pieなどを用意するベーカリーもあります。ただしそれらは一般的な意味でのMeat Pieではないため、ショーケースや商品名を確認してください。

    ミートパイはどこで買えますか?

    ベーカリー、カフェ、スーパー、コンビニ型店舗、サービスステーション、スポーツ会場などで買えます。旅行者には地元ベーカリーの焼きたてがおすすめです。

    オーストラリアのミートパイに関する参考情報

    まとめ:ミートパイは、オーストラリアの日常を味わえる国民的フード

    オーストラリアのミートパイは、豪華な料理ではありません。それでも、街のベーカリーで地元の人と並んで焼きたてを買い、紙袋のまま食べる体験には、レストランとは違った「オーストラリアらしさ」があります。

    初めてならクラシック・ビーフ、次にステーキ&ペッパーやステーキ&マッシュルームがおすすめです。地方へドライブするなら、ベーカリーのHouse Specialや地元産の牛肉、ラム、ワインを使ったパイにも注目してみてください。

    ミートパイの上にトマトソースを絞るのも定番ですが、最初の一口はそのまま食べてみるのがおすすめです。生地、肉、グレービーの違いが分かれば、ベーカリーごとの個性も見えてきます。

    アデレードを訪れるなら、さらに一歩進んでパイ・フローターを。濃いエンドウ豆のスープとミートパイという組み合わせは、普通のパイとはまったく違う南オーストラリア州独自の食文化です。

    FSANZによれば、オーストラリアでは年間約2億7,000万個ものミートパイが食べられています。観光名所ではありませんが、一個のPieから現地の食生活が見えてくるという意味では、旅行中にぜひ試してほしいオーストラリア料理です。

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  • 【2026年版】オーストラリアの代表的な料理15選!

    【2026年版】オーストラリアの代表的な料理15選!

    オーストラリア料理と言えば原住民のアボリジニの間で食されてきたブッシュ・タッカーという、昆虫、カンガルー、エミュー、マカダミアナッツ、ブッシュトマトなどの食材を、火にかけた熱い石の上に乗せ、砂をかけて蒸し焼きにする調理方法を用いた料理 です。

    しかしながら現代のオーストラリア人には馴染みがなく、食べる機会もほとんどありません。そこで今回は移民によって育まれた多種多様な文化の中で近年のオーストラリア国民の間で一般的に食べ親しまれており、定番になっている代表的な料理を現地在住のスタッフがご紹介いたします。

    街中では様々な国の本場の味が楽しめ、日本ではあまり馴染みの無い料理もありますが、旅行に来た際は是非一度トライをしてみて下さい♪

    オーストラリア料理とは?

    オーストラリアの先住民であるアボリジニの人々は、約65,000年前よりオーストラリアに居住していますが、アボリジニの人々は「ブッシュタッカー」(Bush tucker)という、オーストラリアに生息する動植物の狩猟採取食を行っていました。

    ブッシュタッカーとは、昆虫、カンガルー、エミュー、マカダミアナッツ、ブッシュトマトなどの食材を、火にかけた熱い石の上に乗せ、砂をかけて蒸し焼きにする調理方法を用いた料理です。

    オーストラリアは1788年からイギリスの植民地となり、イギリス、及びヨーロッパから多くの移民が、オーストラリアに渡り、その国の食文化をオーストラリアに持ち込みました。

    それがそのまま現在に残り、建国から125年程度と歴史が浅いこともあり、これぞ「オーストラリア料理」という特徴的な料理は残念ながらありません。

    それでも例えば、イギリスの代表的な料理であるフィッシュアンドチップス、オーストラリアでも同様にランチの定番として人気がありますが、イギリスはそのフィッシュアンドチップスをビネガーと塩、またはマッシュドピーで食べる事が多いですが、オーストラリアではレモンを絞ってタルタルソースで食べるのが最も一般的です。

    そのように、同じ起源の料理でも125年の時をかけて徐々に変化してきており、更に100年くらい経てば完全な「オーストラリア料理」になるかもしれませんね。

    近年では、欧米の料理にアジア風のエキゾチックな影響を取り入れた料理を「モダン・オーストラリアン」と呼び、オーストラリアにおける高級レストランの主流となっています。

    ブッシュタッカー

    ブッシュタッカー




    ミートパイ 

    オーストラリアの国民食といっても過言では無いミートパイは、もともと開拓者たちが英国から持ち込んだ、ミンチ肉とグレービーソースをパイ生地で包んだ食べ物です。

    グラウンド、プレイン、トラディショナルはひき肉のパイで、ステーキ、チャンキーはゴロっとした角切り肉が入ったパイです。

    牛肉の他には、ラム肉や鶏肉で作るパイもありますが、どれもトマトソースをかけて食べます。

    町を歩いているとミートパイの専門店をよく見かけますが、ヴァンで路上で販売していたりガソリンスタンドでもレジ横に置いてあり、パブやカフェ、レストランでもメニューにあり、どこでも食べる事ができます。

    また、スーパーマーケットでは冷凍食品として様々な種類が売られており、電子レンジで温めるだけなので週末の手抜きランチとしてとても重宝します。

    日本とオーストラリア間を運航するジェットスターの飛行機内でも食べることができますので、皆様もオーストラリアで食べ親しまれるミートパイをぜひお試しください♪




    フィッシュ & チップス

    フィッシュ & チップスも英国領だったオーストラリアならではの代表料理です。こちらもミートパイ同様、どの町にも専門店がありますし、レストランでもキッズ用のメニューに必ず載っているのでみんな子供のころから食べている定番メニューです。

    テイクアウェイ(お持ち帰り)のお店に入ったら、まず魚の種類を選びましょう。一般的にはCodやHoki、高級なBarramundiなどが選べますが、メルボルンなど南部ではサメの肉である『Flake』もポピュラーな選択肢です。

    次に調理方法を選ぶのですが、Crumbed(クラムド)→パン粉をまぶして揚げたもの。Battered(バタード)→小麦粉を溶かした衣をつけて揚げた天ぷら風。Grilled(グリルド)→焼いたもの。から選びます。あとはチップス(フライドポテト)のサイズを選びましょう。

    最も一般的なのは、上記写真の「Battered(バタード)」でしょうか。

    オーストラリアでは、フィッシュアンドチップスにレモンを絞ってかけ、タルタルソースで食べるのが一般的です。

    出来立てのフィッシュ & チップスを公園やビーチで食べるのは格別ですよ♪



    バンガーズ & マッシュ

    バンガーズはあまり聞きなれない単語かもしれませんが、所謂ソーセージのことです。こちらもイギリス料理で、しっかりと焼いたソーセージにマッシュドポテトを添えて、グレービーソースをかけて食べる家庭料理で、パブに行けば必ずあるメニューです。

    ソーセージには、牛、豚、鶏、ラム、カンガルー肉等を使用します。日本のソーセージとは違い皮が薄く柔らかいです。

    シンプルな料理なのでオーストラリア旅行を思い出しながらご家庭で作ってみるのも良いですね♪




    ソルト & ペッパーカラマリ

    ソルト & ペッパーカラマリは塩と胡椒で味付けをしたイカのフライです。サクサクの衣に柔らかいイカのフライがサラダとともに出てきます。

    ソルト & ペッパーカラマリの人気は、そのシンプルさと、塩とコショウの絶妙なバランスにあります。また、イカの食感と衣のカリカリ感が相まって、食欲をそそります。軽食としても、ビールやワインなどの飲み物とのペアリングとしても最適です。

    多くのレストランのメニューにあり、前菜で飲みながらつまむとお酒が良く進みます。

     ヴィールシャンク

    ヴィールシャンク、ラムシャンクは子牛や羊のすね肉のことで写真のように骨付きで提供されるととてもインパクトがあります。

    この部位は筋肉とコラーゲンが豊富で、長時間煮込むことで非常に柔らかく、風味豊かな仕上がりになります。、ナイフを入れるとほろほろと骨から切り離せ、簡単に食べやすい大きさにカットできます。

    スーパーマーケットでもラムシャンクは2本$10ほどで売られており、家庭でもBBQや煮込み料理で使われ、子供たちも豪快に骨付き肉にかぶりつく大人気のメニューです。



    チキンシュニッツェル 

    チキンシュニッツェルはドイツ、オランダ、オーストリアの肉料理で薄く切った鶏肉をさらに叩いて薄くした後、小麦粉、卵、パン粉をつけて揚げたものです。

    チキンシュニッツェルは、鶏胸肉を薄く叩いて平らにし、塩とコショウで味付けした後、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけて揚げるか焼くかして作ります。外側はカリッとしていて、中はジューシーで柔らかいのが特徴です。揚げたり焼いたりすることで、衣は美味しいゴールデンブラウンに仕上がります。

    スーパーマーケットでも、後は揚げるだけ、の状態で売ってあるので家庭でも手軽に料理できます。

    ちなみに、チキンシュニッツェルの上にチーズとトマトソースをかけたものをチキンパルメジャーノと言いこちらもパブの定番メニューとなっております。




    グリルドバラマンディー

    バラマンディーは日本では馴染みのない魚ですが、オーストラリアではスーパーマーケットで手に入ります。バラマンディーは養殖されていますが、天然物は高級魚です。

    スズキ目・アカメ科に属する魚の一種で、特にオーストラリアの北部の淡水と海水が入り混じる場所に多く生息し、大きいものは体長2mにもなる巨大魚なので、釣り好きの間でも人気の魚です。

    白身でにおいや味に癖がなく、淡白な味わいで万人向けです。

    グリルやフィッシュアンドチップスなどでとても美味しく調理でき、ポピュラーな魚なので、養殖も盛んですが、レストランで天然物を見つけたら是非お試しください♪



    オージービーフステーキ 

    オーストラリアと言えばオージービーフが頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

    日本でもお馴染みのオージービーフですが、オーストラリアでは放牧での飼育が主流で牛の運動量が多いため、脂肪が少なく赤身が多いのが特徴です。

    レストランでシェフに焼いてもらうステーキは肉本来のうまみをさらに引き立てる調理法と絶妙な焼き加減でオージービーフの美味しさを再発見すること間違いなしです。

    お勧めの部位は、アイフィレ、スコッチフィレ、サーロイン、ランプ、Tボーンです。

    レストランでは、焼き加減、ソース付け合わせの野菜(茹で野菜かサラダ)、ポテトの調理方法(マッシュかポテトフライか)等を聞かれたらお好みをお伝えください♪

    ハンバーガー

    オーストラリアにはハンバーガーの専門店が沢山ありますが、オージービーフを使い、さらにベーコンやチーズを挟むボリュウム満点の見かけは食欲をそそります。

    人気店の1つであるGrill'dはヘルシー志向で使用する食材に食品添加物を一切使用しておらず、地元の食材を使用し、オーダーを受けてから調理に取り掛かることで新鮮さを保っている店で、少々他に比べると値が張りますが、とても美味しいです!

    チェーン店のGrill'dは、現在オーストラリア国内に160店舗ほどあり、ボリューム満点の本格的なオージービーフ・バーガー訪れた街に見つけたら是非食べてみて下さい♪




    BBQ 

    オーストラリア文化の一部とも言えるBBQはオーストラリア人の日常と、切っても切り離せません。

    広めの公園や、ビーチ沿いには無料のBBQ台が設置されており、一家に一台はBBQコンロがあります。

    週末はもとより平日でもお天気の良い日は朝から家族や仲間内でBBQをしている光景が見られますし、誕生日会、歓送迎会、クリスマス、年末年始もBBQでお客様をもてなします。

    公共の場ではアルコールは禁止されておりますが、家であればビールを片手にソーセージや、ラムチョップ、シーフードを焼いてみんなでワイワイ食べるのは楽しいものです。

    まさにオーストラリアの気候や習慣に合った代表的な料理ですね♪

    ラムチョップ

    ラムチョップ

    オーストラリアを訪れたなら、是非挑戦してみていただきたのが、このラムチョップ!

    独特の臭みで苦手意識の多い人が多い羊肉ですが、オーストラリアのラムチョップはその独特の匂いが病みつきになる美味しさです。

    筆者もオーストラリアに在住してからも長い間、なんとなくの苦手意識で、レストランに行ってもラムチョップを避けていたのですが、ある日せっかくのオーストラリア滞在だからと一度食べてみたら、その美味しにびっくり!

    依頼ビーフステーキではなんとなく満足感がなくなり、ラムチョップを好んで食べるようになりました。

    一般的なのはグリルまたはバーベキューでの調理です。ラムチョップをオリーブオイル、塩、コショウで下味をつけ、時にはローズマリーやタイム、ガーリックなどのハーブやスパイスを加えてマリネします。

    その後、高温で短時間グリルし、内部は少しピンク色が残る程度に焼き上げます。この方法で調理することで、ラムチョップの外側はカリッとして中は柔らかくジューシーな仕上がりになります。

    ラムチョップがオーストラリアで人気を博している理由はいくつかあります。まず、オーストラリア産の羊肉は世界的にも高品質で、肉自体が非常に美味しいこと。また、調理が比較的簡単で、バーベキューや屋外での食事にも適していることが挙げられます。さらに、ラムチョップは様々な付け合わせと相性が良く、サラダ、ロースト野菜、マッシュポテトなどと一緒に楽しむことができます。

    オーストラリア訪問の際には、是非ラムチョップに挑戦してみてください。その美味しさに、きっと驚くことになりますよ。



    シーフードプラッター

    シーフードプラッターシーフードプラッターは、その豊富な海の恵みを存分に楽しめる、豪華で人気のある料理です。オーストラリアは海に囲まれた国であり、新鮮で質の高いシーフードが豊富にあります。このため、シーフードプラッターはレストランや家庭での特別な機会によく登場し、地元の人々だけでなく、訪れる観光客にも大変人気があります。

    シーフードプラッターには、様々なシーフードが豊富に盛り込まれています。地域、値段によって異なりますが、オイスター、ロブスター、プローン(大海老)、ムール貝、イカ、魚のフィレなどが、生、グリル、または揚げ物として、大皿に盛られています。

    オーストラリアの新鮮なシーフードを一度に味わえるシーフードプラッターは、観光客の方にお勧めの料理です。

    カンガルーステーキ

    カンガルーステーキカンガルーステーキは、その名前の通り、カンガルーの肉を使用したステーキです。

    カンガルーを食べる、なんて日本人の方には想像もつきませんが、オーストラリアでは割とポピュラーな食用肉とされ、普通のスーパーに、牛肉や豚肉とともに、カンガルーの肉が売られています。

    カンガルー肉は赤身で、非常に低脂肪かつ高たんぱく質であり、栄養価が高いことから、健康志向の人々に人気があります。また、鉄分も豊富で、独特の風味が特徴です。

    カンガルー肉は非常に低脂肪なので、過度に加熱すると硬くなりがちです。そのため、ミディアムレアからミディアム程度で調理することが推奨されています。

    パブロバ

    パブロバ

    パブロバはオーストラリアを代表する伝統的なデザートですが、その起源をめぐってはニュージーランドとの争いがあります。

    メレンゲに生クリームとフルーツをトッピングしたデザートで、オーストラリアの家庭では特別な日、クリスマス等で家庭で食べられることが多いです。

    パブロバの基本は、卵白をしっかりと泡立てて砂糖を加え、ツヤが出るまで混ぜたメレンゲをオーブンでゆっくり焼いて作ります。焼き上がりは外側がカリカリで内側がマシュマロのように柔らかいのが特徴です。焼きあがったメレンゲの上に、ホイップクリームをたっぷりと塗り、季節のフルーツ(キウイ、マンゴー、ベリー類など)を豪華にトッピングします。

    パブロバの名前は、1920年代にオーストラリアとニュージーランドを訪れたロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロワにちなんで名付けられました。彼女の訪問を記念して作られたとされており、その軽やかさがアンナ・パヴロワのダンススタイルを象徴していると言われています。





    ラミントン

    ラミントン

    ラミントンは、パブロバと並ぶオーストラリアを代表する、伝統的なデザートです。

    四角にカットしたスポンジケーキを、チョコレートのソースでコーティング、その表面にココナッツをまして作られます。

    このデザートの名前の由来は諸説ありますが、1900年代初頭にクイーンズランド州のガバナーであったロード・ラミントンの名を冠して名付けられたという説が有力です。

    ラミントンにはいくつかのバリエーションが存在します。中にジャム(特にラズベリージャム)を挟んだり、クリームを加えることで、さらに豊かな風味を楽しむことができます。また、チョコレートソースの代わりにレモンアイシングやストロベリーアイシングを使用することもあります。

    オーストラリアの料理に関する よくある質問(FAQ)

    オーストラリア料理とはどのような料理ですか?

    オーストラリアは1788年からイギリスの植民地となり、イギリス、及びヨーロッパから多くの移民が、オーストラリアに渡り、その国の食文化をオーストラリアに持ち込みました。

    それがそのまま現在に残り、建国から125年程度と歴史が浅いこともあり、オーストラリアを起源とする、これぞオーストラリア料理と呼べるものは、残念ながらありません。

    フィッシュアンドチップスや、チキンシュニッツェルなど、ヨーロッパを起源とする料理が、移民によってオーストラリアに持ち込まれ、それが若干オーストラリア独自の調理法、味付けにアレンジされたものが多いです。

    近年では、アジアの影響に加え、フィンガーライムやレモンマートルといった「ブッシュ・タッカー」の食材を洗練された一皿に昇華させるスタイルが、モダン・オーストラリアンの最新トレンドとなっています。

    オーストラリアを訪れたからには、是非味わってもらいたい料理はなんですか?

    筆者の独断で言えば、フィッシュアンドチップスと、ラムチョップです。

    フィッシュアンドチップスは、ビーチ沿いのテイクアウトの店で購入、それをビーチでビールとともに食べるのが最高です!

    また、ラムチョップも是非オーストラリアで味わっていただきたい料理の一つです。

    羊肉というと独特の臭みで避ける人も多いですが、オーストラリアの羊肉は、そのジューシーさと豊かな風味で知られており、その過度に臭みが抑えられ、普通の牛肉のステーキが物足りなく感じるほどです。

    オーストラリアのミートパイにはどのような種類がありますか?

    オーストラリアのミートパイには、様々なフレーバーや具材を詰め込んだパイがあり、肉をベースにした具に、玉ねぎ、グレイビー、時には野菜やチーズなどを加えて作られます。豊富なバリエーションが存在し、各地で異なる特色を持つミートパイが楽しめます。

    代表的なミートパイの具材は、以下の通りです。

    • ビーフとキノコ: ビーフとキノコを使ったミートパイは、キノコの旨味がビーフの味を引き立てます。
    • チキンと野菜: チキン肉とさまざまな野菜(例:にんじん、エンドウ豆、じゃがいも)を使ったミートパイも人気があります。
    • シェパーズパイ: 伝統的なシェパーズパイは、ラム肉の挽肉を使い、その上にマッシュポテトの層を作って焼き上げたもので、ミートパイの一種として楽しまれています。
    • カレーミートパイ: カレー風味の肉詰めを使ったミートパイは、スパイシーな味わいが特徴です。
    • シーフードパイ: シーフードを使用したパイもあり、エビやカニ肉、魚をクリーミーなソースで煮込んでパイ生地で包みます。
    • ビーフとチーズ: ビーフの具材にチーズを加えたミートパイは、チーズのコクと溶け合う味が魅力です。

    オーストラリアのミートパイは、スーパーマーケットの冷凍食品コーナー、ベーカリー、カフェ、コンビニエンスストア、スポーツイベントなど、さまざまな場所で手軽に購入して食べることができます。また、ミートパイ専門店では、より多様なフレーバーやオリジナルのミートパイを楽しむことができます。

    オーストラリアのレストランでよく見かける、バラマンディという魚はどのような魚ですか?

    バラマンディ(Barramundi)は、オーストラリアを含むインド太平洋地域原産の淡水および汽水域に生息する魚、別名アジアンシーバスとも呼ばれています。この魚は、その白身が非常に柔らかく、上品な味わいが特徴で、オーストラリアのレストランや家庭料理で非常に人気があります。

    バラマンディの身は白く、脂肪分が適度にありジューシーで、ほどよく締まった食感があります。味は淡白でありながらも、独特の旨味があり、様々な調理法で美味しくいただけます。大きさは通常、50cmから1mほどに成長し、特に養殖されたバラマンディは一年中入手可能です。

    バラマンディはその万能性から、焼き、蒸し、揚げ、グリルなど様々な調理法で楽しめます。

    筆者個人としては、グリルしたバラマンディが、一番おいしいと思っています。

    オーストラリアでは、バラマンディを使った料理を提供するレストランが多く、オーストラリアを訪れる際には、この地域特有の美味しい魚を是非味わってみることをお勧めします。その上質な味わいは、オーストラリアの海の幸を代表するものの一つです。



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