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    メルボルンからアデレードへ列車で移動|ザ・オーバーランドの時刻・料金・座席・予約方法完全ガイド

    メルボルン(Melbourne)からアデレード(Adelaide)へは、飛行機や長距離バスのほか、ザ・オーバーランド(The Overland)を利用して列車だけで移動できます。メルボルンCBDのサザン・クロス駅から、アデレード市中心部の南西にあるアデレード・パークランズ・ターミナルまで、乗り換えなしで結ばれています。

    2026年2月21日~12月31日の通常ダイヤでは、メルボルン発は月曜日と金曜日の週2便。どちらも8:05に出発し、月曜日は18:00、金曜日は18:05にアデレードへ到着します。所要時間は約10時間です。

    ザ・オーバーランドは夜行列車ではなく、すべて日中に走る長距離列車です。座席は料金を抑えたレッド・スタンダード(Red Standard)と、食事込みで座席もゆったりしたレッド・プレミアム(Red Premium)の2種類があります。

    メルボルンから西へ向かい、ジーロング郊外、アララット、ホーシャム、ボーダータウン、マレー・ブリッジなどを経て南オーストラリア州へ入ります。約828kmを昼間に走るため、飛行機では見られないビクトリア州西部と南オーストラリア州東部の景色を楽しめるのが魅力です。

    この記事では、日本からの旅行者と在豪邦人向けに、2026年9月現在の公式情報をもとに、メルボルンからアデレードへザ・オーバーランドで移動する方法、時刻表、料金、予約、レッド・スタンダードとレッド・プレミアムの違い、食事、荷物、途中停車、アデレード到着後の移動、長距離バス・飛行機との比較まで詳しく紹介します。




    メルボルン~アデレードを列車で移動する

    メルボルンからアデレードまで、列車だけで行けますか?
    はい。ザ・オーバーランドが月曜日と金曜日に運行しています。サザン・クロス駅からアデレード・パークランズ・ターミナルまで乗り換えなしです。

    メルボルン~アデレードのザ・オーバーランドは、オーストラリア南部を東西に結ぶ歴史ある長距離列車です。

    高速列車ではなく所要は約10時間ですが、メルボルンCBDから列車に乗り、車窓を楽しみながらアデレードまで移動できます。

    毎日運行ではないので、飛行機やバスのように好きな曜日を選べるわけではありません。旅行日程を組む際は、まず月曜日または金曜日に移動できるかを確認するのがポイントです。

    ザ・オーバーランドとは?

    ザ・オーバーランドはメルボルンとアデレードを結ぶ昼行長距離列車です。

    現在はジャーニー・ビヨンド(Journey Beyond)が運行し、ビクトリア州政府の支援も受けながら、州都間と沿線の地方都市を結んでいます。

    走行距離は約828km。寝台列車ではなく、朝に出発して夕方に到着する1日完結型の列車旅です。

    2026年通常時刻表

    2026年2月21日~12月31日のメルボルン発アデレード行きは、月曜日と金曜日に運行します。

    曜日 メルボルン発 アデレード着 所要
    月曜日 8:05 18:00 9時間55分
    金曜日 8:05 18:05 10時間

    時刻は各駅の現地時刻です。メルボルンとアデレードには30分の時差があるため、時計上の発着時刻だけを見ると実際の経過時間が分かりにくい点に注意してください。

    月曜日の列車

    月曜日はサザン・クロス駅を8:05に出発し、ノース・ショア、アララット、スタウェル、ホーシャム、ディンブーラ、ニル、ボーダータウン、マレー・ブリッジを経て、18:00にアデレードへ到着します。

    金曜日と比べてノース・ショア以降の途中駅発着時刻が少し異なります。

    金曜日の列車

    金曜日もメルボルンを8:05に出発しますが、途中駅の時刻が月曜日とは異なり、アデレード到着は18:05です。

    週末にアデレード滞在を始めたい旅行者には使いやすい曜日ですが、連休やイベント時期は早めの予約をおすすめします。



    走行ルート

    サザン・クロス駅を出た列車はジーロング方面へ向かい、ノース・ショア駅を経てビクトリア州西部へ進みます。

    その後、アララット、スタウェル、ホーシャム、ディンブーラ、ニルを経て州境を越え、南オーストラリア州のボーダータウン、マレー・ブリッジを通ってアデレードへ入ります。

    グレート・オーシャン・ロード沿いを走る列車ではありません。内陸部を横断するルートです。

    主な途中停車駅

    停車駅 月曜日 金曜日
    ノース・ショア(ジーロング) 9:35 9:15
    アララット 11:35 11:15
    スタウェル 12:00 11:40
    ホーシャム 12:51 13:00
    ディンブーラ 13:20 13:28
    ニル 13:47 13:55
    ボーダータウン 14:11 14:21
    マレー・ブリッジ 16:10 16:18
    アデレード 18:00 18:05

    途中駅での停車時間は短いため、観光目的で列車を降りることはできません。

    メルボルン・サザン・クロス駅

    出発駅はメルボルンCBD西側のサザン・クロス駅(Southern Cross Station)です。

    所在地はコリンズ・ストリートとスペンサー・ストリートの角。メトロ・トレイン、V/ライン、トラム、空港バスなどが集まるメルボルンの主要ターミナルです。

    発車ホームとチェックイン

    ジャーニー・ビヨンドの公式案内では、ザ・オーバーランドは通常プラットフォーム2から発着します。

    ホスピタリティ・スタッフは6:45頃から改札付近に配置され、乗客のチェックインは7:00頃から案内されます。

    大きな荷物を預ける場合は、プラットフォーム2付近のラゲージ・ホールで手続きします。

    何分前に行けばいい?

    預け荷物の受付は6:00から開始し、出発30分前に締め切りとなります。

    8:05発なので、預け荷物がある場合は7:35より前に手続きを終える必要があります。

    初めて利用する旅行者なら、7:00~7:15頃を目安に駅へ着くと余裕があります。

    予約方法

    ザ・オーバーランドは全席予約制です。

    ジャーニー・ビヨンドの公式サイトからオンライン予約できるほか、オーストラリア国内から1800 703 357、海外から+61 8 8213 4401へ電話して予約できます。

    旅行日、乗車区間、レッド・スタンダードまたはレッド・プレミアムを選んで手配します。

    ザ・オーバーランド公式ページ

    2026年の運賃

    2026年9月現在、メルボルン~アデレードの公式掲載料金は次の通りです。

    運賃タイプ レッド・スタンダード レッド・プレミアム
    レッド・エブリデイ $225 $375
    レディ・レール $165 $305

    いずれも1名あたりの2026年掲載料金で、空席状況や条件により変わることがあります。

    エブリデイとレディ・レール

    レディ・レール(ReadyRail)は安い代わりに変更できないなど条件が厳しい運賃です。

    エブリデイ運賃は変更時に手数料がかかるものの、レディ・レールより柔軟です。

    旅行日が完全に確定しているならレディ・レール、変更の可能性があるなら条件を確認してエブリデイを選ぶとよいでしょう。




    2つの座席クラス

    ザ・オーバーランドにはレッド・スタンダードとレッド・プレミアムの2クラスがあります。

    項目 レッド・スタンダード レッド・プレミアム
    座席配置 2列+2列 2列+1列
    1両の座席数 60席 36席
    食事 カフェで購入 朝食・昼食・アフタヌーンティー込み
    座席での食事 - あり
    預け荷物 20kg×2個 30kg×2個
    車内持込み 10kg×1個 10kg×1個

    レッド・スタンダード

    料金を抑えて鉄道移動を楽しみたい人向けのクラスです。

    座席は2列+2列配置のリクライニングシートで、個別読書灯と十分な足元スペースがあります。

    食事は運賃に含まれず、車内のカフェ828で必要な物を購入します。

    レッド・プレミアム

    レッド・プレミアムは2列+1列配置で、1両36席。スタンダードより座席数が少なく、足元にも余裕があります。

    食事とノンアルコール飲料が含まれ、座席でのダイニングとトロリーサービスを利用できます。

    約10時間の長旅なので、食事を含めてゆったり過ごしたい人には魅力のある選択肢です。

    プレミアムの食事

    レッド・プレミアムには朝食、昼食、アフタヌーンティーが含まれます。

    コーヒー、ソフトドリンク、ジュースなども含まれ、座席で提供されます。

    長距離列車で食事の時間を気にせず過ごせるのは、プレミアムの大きなメリットです。

    カフェ828

    ザ・オーバーランドには認可を受けたカフェ828(Café 828)が連結されています。

    レッド・スタンダード利用者は、食事、軽食、飲み物を車内で購入できます。

    レッド・プレミアム利用者もカフェ828へ行くことができます。

    座席・リクライニング

    どちらのクラスも寝台ではなく、日中用のリクライニングシートです。

    ザ・オーバーランドは昼行列車なので、シドニー~メルボルンのXPTのような寝台コンパートメントはありません。

    約10時間を座って過ごすため、座席のゆとりを重視する人はレッド・プレミアムも比較してください。



    預け荷物

    ザ・オーバーランドは、飛行機と比べても比較的多くの荷物を無料で預けられます。

    クラス 預け荷物
    レッド・スタンダード 20kgまで×2個
    レッド・プレミアム 30kgまで×2個

    預け荷物は専用の荷物車に積まれ、乗車中は取り出せません。貴重品や薬などは車内持込み手荷物へ入れてください。

    車内持込み手荷物

    両クラスとも、1名につき10kgまでの小型手荷物1個を車内へ持ち込めます。

    スマートフォン、財布、薬、カメラ、充電器、薄手の上着など、列車内で必要になる物はこちらへ入れておきましょう。

    車椅子・アクセシビリティ

    移動補助具や車椅子を利用する場合は、予約時にジャーニー・ビヨンドへ相談してください。

    サザン・クロス駅ではトラベラーズ・エイド(Travellers Aid)による移動サポートも利用でき、事前予約が推奨されています。

    車両や乗降方法には条件があるため、必要な補助内容を予約時に具体的に伝えることが大切です。

    車内で快適に過ごすコツ

    • 10時間近い旅なので、薄手の上着を持つ
    • スマートフォンやタブレットを事前に充電する
    • モバイルバッテリーを用意する
    • 動画・音楽・電子書籍をオフライン保存する
    • スタンダード利用なら好みの軽食も用意する
    • 時々席を立って体を動かす
    • 預け荷物に必要品を入れない

    メルボルンとアデレードの時差

    アデレードはメルボルンより30分遅れています。

    冬の標準時でも夏時間中でも通常は30分差で、列車の時刻表は各駅の現地時刻で表示されています。

    スマートフォンは自動で時刻が変わることが多いですが、到着時刻を人と約束する場合は「アデレード時間」であることを意識してください。




    アデレードの到着駅

    終点はアデレード・パークランズ・ターミナル(Adelaide Parklands Terminal)です。

    アデレード駅(Adelaide Railway Station)とは別の場所なので注意してください。

    ザ・ガン、インディアン・パシフィック、グレート・サザンなど、ジャーニー・ビヨンドの長距離列車もこのターミナルを利用します。

    アデレード・パークランズ・ターミナル

    所在地はリッチモンド・ロード、ケズウィック(Richmond Road, Keswick)で、ケズウィック・ターミナルとも呼ばれます。

    アデレードCBDから約3km離れており、中心部の通常のアデレード駅とは徒歩で簡単に乗り換えられる距離ではありません。

    大きな荷物がある場合は、タクシーや配車サービスを使うと分かりやすいでしょう。

    到着後の市内移動

    列車は18:00~18:05頃に到着するため、通常はそのままアデレード市内のホテルへ移動できます。

    CBDまでは約3kmなので、2人以上やスーツケースがある旅行ではタクシー、ウーバーなどの配車サービスが便利です。

    夕食の予約を入れる場合は、列車の遅延とターミナルからホテルまでの移動時間を考え、余裕を持った時間にしましょう。

    遅延の可能性

    約828kmを走る長距離列車なので、線路工事、信号、設備トラブル、悪天候などで遅延する可能性があります。

    到着当日の夜に時間厳守のツアーや航空便を入れるような旅程は避けた方が安心です。

    線路工事・代行バス

    ザ・オーバーランドも線路工事の影響で運休や代行バスになることがあります。

    2026年には8月31日のメルボルン発アデレード行きがコーチ代行となりました。また、8月最終週には大規模工事の影響でアララット経由となり、遅延の可能性が案内されました。

    列車旅行そのものを目的にしている場合は、旅行直前に公式サイトのお知らせを確認してください。

    車窓の見どころ

    メルボルンを離れると都市部から農地へ景色が変わり、ビクトリア州西部の広い平原や町を眺めながら西へ進みます。

    アララット、ホーシャム周辺を通り、さらに乾燥したマリー地域へ。南オーストラリア州に入るとボーダータウン、マレー・ブリッジを経てアデレードへ近づきます。

    派手な観光列車の景観ではありませんが、オーストラリアの地方都市と農業地帯を昼間に横断できることがザ・オーバーランドらしい魅力です。



    長距離バスとの比較

    メルボルン~アデレードにはファイアフライ・エクスプレスの長距離バスもあります。

    項目 ザ・オーバーランド 長距離バス
    運行日 月・金曜日 毎日
    所要 約10時間 約10時間前後
    昼行 あり あり
    夜行 なし あり
    車内を歩く 比較的しやすい 休憩時以外は限定的
    最安掲載例 レディ・レール $165~ $60~の場合あり

    曜日の自由度と価格ならバスが有利ですが、列車旅を楽しみたい、車内で立って動ける方が楽という人にはザ・オーバーランドが向いています。

    飛行機との比較

    時間を最優先するなら飛行機が圧倒的に速く、メルボルン~アデレードの直行便は飛行時間約1時間20分前後です。

    ザ・オーバーランド 飛行機
    約10時間 飛行時間約1時間20分
    サザン・クロス駅発 メルボルン空港発
    景色を楽しめる 移動時間を大幅に短縮
    荷物枠が大きい LCCは受託荷物別料金の場合あり
    週2便 多数の便

    短期旅行なら飛行機、移動そのものを旅として楽しみたいならザ・オーバーランドという選び方になります。

    レンタカーとの比較

    メルボルン~アデレードは車でも移動できますが、直行でも約730km以上の長距離運転です。

    グレート・オーシャン・ロードやグランピアンズを組み込むならレンタカーの自由度は高くなります。

    一方、単純な都市間移動なら、運転せず座って過ごせる列車の方が楽に感じる人も多いでしょう。

    ザ・オーバーランドの歴史

    ザ・オーバーランドのルーツは1887年に運行を始めたインターコロニアル・エクスプレスにあります。

    その後アデレード・エクスプレス、メルボルン・エクスプレスなどと呼ばれ、1926年に「ザ・オーバーランド」の名称になりました。

    130年以上にわたりメルボルンとアデレードを結んできた、オーストラリアを代表する州間列車の一つです。




    ザ・オーバーランドが向いている人

    • 列車旅行そのものを楽しみたい
    • メルボルンCBDから出発したい
    • 日中の車窓を楽しみたい
    • 長距離バスより列車の方が楽に感じる
    • 荷物が多い
    • 食事込みのゆったりした旅をしたい
    • 月曜日または金曜日に移動できる
    • 旅行日程に余裕がある

    向いていないケース

    ザ・オーバーランドは週2便しかないため、曜日を自由に選びたい人には不向きです。

    また、移動時間を最優先する短期旅行では飛行機の方が圧倒的に効率的です。

    宿泊費を節約するため夜行移動したい場合は、夜行列車がないため長距離バスの方が選択肢になります。

    旅行プラン例

    時間 行動
    6:45~7:15 サザン・クロス駅へ到着、預け荷物のチェックイン
    8:05 ザ・オーバーランド出発
    午前 ジーロング郊外、アララット方面
    昼 ホーシャム、ディンブーラ、ニル方面
    午後 ボーダータウン、マレー・ブリッジ方面
    18:00~18:05 アデレード・パークランズ・ターミナル到着
    夜 タクシー・配車サービスでCBDのホテルへ

    予約前チェックリスト

    • 旅行日が月曜日または金曜日か確認
    • レッド・スタンダードとレッド・プレミアムを比較
    • エブリデイとレディ・レールの変更条件を確認
    • 預け荷物の重量・個数を確認
    • サザン・クロス駅へ7時台に到着できるか確認
    • 線路工事・代行バス情報を確認
    • アデレード到着後のホテルまでの移動を確認
    • 予約確認書をスマートフォンに保存










    メルボルン~アデレードの列車に関するよくある質問(FAQ)

    メルボルンからアデレードまで列車で何時間かかりますか?

    2026年の通常ダイヤでは約10時間です。月曜日は8:05発・18:00着、金曜日は8:05発・18:05着です。

    ザ・オーバーランドは毎日運行していますか?

    いいえ。2026年2月21日~12月31日のメルボルン発は月曜日と金曜日の週2便です。

    メルボルンではどこから乗りますか?

    メルボルンCBD西側のサザン・クロス駅から出発します。通常はプラットフォーム2を利用します。

    アデレードではどこに着きますか?

    アデレード・パークランズ・ターミナル(ケズウィック・ターミナル)です。CBD中心部のアデレード駅とは別の場所です。

    寝台はありますか?

    ありません。ザ・オーバーランドは昼行列車で、レッド・スタンダードとレッド・プレミアムのリクライニング座席を利用します。

    レッド・プレミアムには食事が含まれますか?

    はい。朝食、昼食、アフタヌーンティー、コーヒー、ソフトドリンク、ジュースなどが含まれます。

    スーツケースは何個まで預けられますか?

    レッド・スタンダードは20kgまで2個、レッド・プレミアムは30kgまで2個です。さらに両クラスとも10kgまでの小型手荷物1個を車内へ持ち込めます。

    メルボルンとアデレードに時差はありますか?

    はい。アデレードはメルボルンより30分遅れています。時刻表は各駅の現地時刻です。

    列車がバスに変更されることはありますか?

    あります。線路工事などにより列車がコーチへ変更される場合があります。旅行前にジャーニー・ビヨンドの最新運行情報を確認してください。



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  • メルボルンからシドニーへ列車で移動|XPTの時刻・料金・寝台・座席・予約方法完全ガイド

    メルボルンからシドニーへ列車で移動|XPTの時刻・料金・寝台・座席・予約方法完全ガイド

    メルボルン(Melbourne)からシドニー(Sydney)へは、飛行機や長距離バスだけでなく、NSWトレインリンク(NSW TrainLink)のXPTを利用して列車だけで移動できます。メルボルン・サザン・クロス駅からシドニー・セントラル駅まで乗り換えなしで結ばれ、昼行便と夜行便が毎日運行されています。

    2026年の通常ダイヤでは、昼行XPTはメルボルンを8:30に出発し、シドニーには19:47頃到着。夜行XPTは19:50発で、翌朝6:59頃にシドニーへ到着します。所要時間は約11時間です。線路工事の日には一部または全区間が代行バスになるため、旅行日の最新運行情報を確認することが重要です。

    座席はエコノミーとファーストクラスがあり、夜行便には2段ベッドの寝台も設定されています。寝台はオンライン予約ができず、NSWトレインリンクへ電話して予約します。

    約900kmを一日かけて移動するため、時間だけなら飛行機にかないません。一方、空港へ移動する必要がなく、メルボルンCBDからシドニーCBDへ直接移動できること、ビクトリア州北東部からニューサウスウェールズ州南部の景色を眺めながら州境を越えられることは鉄道ならではの魅力です。

    この記事では、日本からの旅行者と在豪邦人向けに、2026年9月現在の公式情報をもとに、メルボルンからシドニーへXPTで移動する方法、時刻表、予約、座席クラス、寝台、荷物、食事、途中停車、セントラル駅到着後の移動、長距離バス・飛行機との比較まで詳しく紹介します。




    メルボルン~シドニーを列車で移動する

    メルボルンからシドニーまで、列車だけで行けますか?
    はい。XPTが毎日運行しており、サザン・クロス駅からセントラル駅まで乗り換えなしです。昼行便と夜行便があります。

    メルボルン~シドニーのXPTは、オーストラリア最大の2都市を結ぶ代表的な長距離列車です。

    新幹線のような高速鉄道ではなく、所要は約11時間。その分、都市中心部から都市中心部へ直接移動でき、飛行機では見られないビクトリア州北東部とニューサウスウェールズ州南部の景色を楽しめます。

    全席予約制なので、メルボルンの近郊電車やシドニーのオパールカード利用列車とは仕組みが異なります。乗車前にXPTの指定席を予約してください。

    XPTとは?

    XPT(Express Passenger Train)は、1982年から運行されているNSWトレインリンクの長距離ディーゼル列車です。

    シドニーとメルボルンのほか、ブリスベン、ダボ、グラフトン、カジノ方面にも運行しています。

    全席指定で、エコノミー、ファーストクラス、夜行便の寝台を利用できます。ビュッフェ車も連結されています。

    通常時刻表

    2026年の通常ダイヤでは、メルボルンからシドニーへ1日2本運行しています。

    サービス メルボルン発 シドニー着 所要
    624 昼行XPT 8:30 19:47頃 約11時間17分
    622 夜行XPT 19:50 翌6:59頃 約11時間9分

    実際の発着時刻は線路工事や運行変更により前後します。2026年9月にもメルボルン~シドニーの一部便が全区間代行バスとなった日がありました。上表は通常ダイヤの目安として、旅行日には公式トリッププランナーで再確認してください。

    昼行便

    昼行便はサービス624で、通常は8:30にメルボルン・サザン・クロス駅を出発し、19:47頃にシドニー・セントラル駅へ到着します。

    日中に走るため、シーモア、ベナラ、ワンガラッタ、オルベリー、ワガワガ、ゴールバーン方面など、約11時間の車窓を楽しめます。

    夜にシドニーへ到着してからホテルへチェックインできるので、夜行列車で眠れるか不安な人にも使いやすい便です。

    夜行便

    夜行便はサービス622で、通常は19:50にメルボルンを出発し、翌朝6:59頃にシドニーへ到着します。

    エコノミーやファーストクラスの座席で一夜を過ごすほか、空席があれば寝台を予約できます。

    ホテル代を1泊分節約し、翌朝からシドニーで行動できるのがメリットです。

    昼行と夜行、どちらを選ぶ?

    景色を楽しみたい、座席で一晩眠るのが苦手なら昼行便。旅行日数を有効に使いたい、寝台を利用したいなら夜行便が向いています。

    夜行便の寝台は数が少ないため、寝台を利用したい場合は旅行日が決まり次第、早めに電話で空席を確認しましょう。



    走行ルート

    列車はメルボルンから北東へ進み、ビクトリア州内のブロードメドウズ、シーモア、ベナラ、ワンガラッタを経てオルベリーへ向かいます。

    オルベリーでニューサウスウェールズ州に入り、ワガワガ、ジュニー、クータマンドラ、ヤス・ジャンクション、ゴールバーン、モス・ベールを経てシドニーへ向かいます。

    高速鉄道ではありませんが、オーストラリア南東部の内陸部を約900km移動するため、飛行機とはまったく違う旅になります。

    主な途中停車駅

    • ブロードメドウズ
    • シーモア
    • ベナラ
    • ワンガラッタ
    • オルベリー
    • カルケアン
    • ヘンティ
    • ザ・ロック
    • ワガワガ
    • ジュニー
    • クータマンドラ
    • ハーデン
    • ヤス・ジャンクション
    • ガニング
    • ゴールバーン
    • モス・ベール
    • キャンベルタウン
    • シドニー・セントラル

    各駅での停車時間は短く、途中で降りて観光して同じ列車に戻るような利用方法ではありません。

    メルボルン・サザン・クロス駅

    出発駅はメルボルンCBD西側のサザン・クロス駅(Southern Cross Station)です。

    メトロ・トレイン、V/ライン、トラム、空港バスなどが集まる大きな交通ターミナルで、スペンサー・ストリート沿いにあります。

    XPTの発車番線は当日の駅案内表示で確認してください。駅は広いため、初めて利用する場合は余裕を持って到着しましょう。

    何分前に行けばいい?

    航空便のような保安検査はありませんが、NSWトレインリンクは預け荷物がある場合は30分より前の到着を案内しており、荷物チェックインは出発30分前に締め切られます。

    預け荷物がない一般乗車でも、少なくとも15分前には駅へ到着するよう案内されています。

    初めてサザン・クロス駅を利用する場合は、30分程度前を目安にしておくと安心です。

    予約方法

    NSWトレインリンクのリージョナル列車は予約制です。

    通常の座席は公式サイト、電話、主要駅や認定販売窓口から予約できます。メルボルン~シドニーのような長距離区間は通常最大180日前から予約可能です。

    オンライン予約ではEチケットがメールで届き、スマートフォン画面で提示できます。

    NSWトレインリンク・メルボルン~シドニー予約ページ

    運賃

    運賃はエコノミー、ファーストクラス、寝台、旅行日、繁忙期などによって変わります。

    固定料金を記事だけで判断するより、旅行日を入力して公式予約画面で最新料金を確認するのが確実です。

    成人普通運賃はオンライン予約で5%割引となる案内があります。

    繁忙期と割引

    NSWトレインリンクでは学校休暇、祝日、大型イベント、連休などをピーク期間として設定しています。

    2026年は9月25日~10月11日、12月15日~31日などもピーク期間です。

    オンラインでは対象便に最大35%引きのオンライン・セーバー運賃が設定される場合があります。旅行日が決まっているなら早めに検索してください。




    座席クラス

    XPTの一般的な座席はエコノミーとファーストクラスです。

    項目 エコノミー ファースト
    座席 指定席 指定席
    リクライニング 28度 40度
    足元 標準 より広い
    大型荷物 20kg×1個 20kg×2個
    夜行寝台 なし 別途寝台を予約可能

    エコノミークラス

    エコノミー席には折り畳みテーブル、アームレスト、フットレストがあり、背もたれは28度までリクライニングします。

    約11時間の乗車なので通常の近郊列車よりゆったりしていますが、夜行便で完全に横になることはできません。

    価格を抑えたいなら最も現実的な選択肢です。

    ファーストクラス

    ファーストクラスはエコノミーより足元が広く、通常の座席は40度までリクライニングします。

    長時間乗車では座席の余裕が快適さに直結するため、料金差が許容範囲なら比較する価値があります。

    大型荷物の無料枠もエコノミーより多くなっています。

    夜行便の寝台

    メルボルン~シドニーの夜行XPTには寝台コンパートメントがあります。

    1室2名用の2段ベッドで、夜になると座席を寝台へ転換します。上段へははしごを使用します。

    ベッドリネン、タオル、アメニティ、簡単な朝食パックが含まれます。隣接するコンパートメントとトイレ・シャワーを共用します。

    1人で個室利用することもできますが、その場合は2人分に相当する運賃と寝台料金が必要です。

    デイシッター

    昼行便では寝台コンパートメントがデイシッターとして使われることがあります。

    3席の個室型で、通常のファーストクラスよりプライバシーがありますが、座席はリクライニングせず、進行方向と逆向きになる場合があります。

    寝台の予約方法

    寝台はオンラインでは予約できません。

    NSWトレインリンクの13 22 32へ電話して空席を確認し、そのまま予約します。

    寝台数は限られるため、旅行日が決まったら早めの予約がおすすめです。

    座席指定

    XPTは全席指定です。予約時に割り当てられた座席を利用します。

    グループで隣同士を希望する場合は、別々に予約せず同じ予約で手配する方が分かりやすいでしょう。



    荷物

    NSWトレインリンクのXPTでは、座席クラスによって無料荷物量が異なります。

    クラス 手荷物 大型荷物
    エコノミー 10kgまで×1個 20kgまで×1個
    ファースト 10kgまで×1個 20kgまで×2個

    大型荷物の最大サイズは60cm×70cm×50cm、手荷物は30cm×50cm×30cmが目安で、いずれも取っ手や車輪を含みます。

    ベビーカー、医療機器、移動補助具は条件を満たせば通常の荷物枠とは別に持ち込めます。スポーツ用品や楽器は荷物枠に含まれる場合があり、種類によっては事前予約・追加料金が必要です。

    ビュッフェ・食事

    XPTにはビュッフェ車があり、温かい料理、冷たい軽食、スナック、飲み物などを購入できます。

    自分の食べ物や飲み物を持ち込むこともできますが、BYOのアルコールは認められていません。

    約11時間の旅なので、好みの軽食や水を乗車前に用意しておくと安心です。

    トイレ

    XPTには車内トイレがあります。アクセシブルトイレも設置されています。

    寝台利用者は隣接する寝台コンパートメントと共用のトイレ・シャワーを利用します。

    スマートフォン・通信対策

    約11時間の移動になるため、スマートフォンやタブレットは出発前に十分充電しておきましょう。

    地方区間では携帯電話の電波が弱くなることがあります。動画、音楽、電子書籍、ホテル予約、シドニーの地図などはオフラインでも見られるように保存しておくと安心です。

    長時間利用するならモバイルバッテリーも用意しておくと便利です。

    車椅子・アクセシビリティ

    XPTにはアクセシブル座席、車椅子スペース、アクセシブルトイレが用意されています。

    乗降補助や車椅子スペースを必要とする場合は、予約時に条件を伝えて手配してください。

    特別な乗降補助が必要な場合は13 22 32へ事前に相談できます。

    車内で快適に過ごすコツ

    • 薄手の上着を用意する
    • 夜行便はネックピロー、アイマスク、耳栓を持つ
    • スマートフォン用のモバイルバッテリーを用意する
    • 動画や音楽をオフライン保存する
    • 水と軽食を持っておく
    • 時々席を立ち、無理のない範囲で体を動かす
    • 貴重品は常に手元に置く




    シドニーの到着駅

    終点はシドニーCBD南側のセントラル駅(Central Station)です。

    昼行便なら夜、夜行便なら早朝に到着します。

    空港ではなくCBD内に到着するため、ホテルや市内観光エリアへそのまま移動しやすいのが鉄道の大きなメリットです。

    シドニー・セントラル駅

    セントラル駅はシドニー最大の交通ターミナルです。

    シドニー・トレインズ、シドニー・メトロ、ライトレール、路線バスなどへ乗り換えられます。

    チャイナタウン、ヘイマーケット、サリー・ヒルズ方面なら徒歩圏のホテルも多くあります。

    到着後の市内移動

    タウンホール、ウィンヤード、サーキュラー・キー方面へは電車やメトロ、ライトレールが便利です。

    シドニーの公共交通ではオパールカードのほか、対応するクレジットカードやスマートフォンのコンタクトレス決済も利用できます。

    夜行便で早朝に着く場合はホテルの通常チェックイン時間よりかなり早いため、荷物預かりの可否を事前に確認しておくと便利です。

    遅延の可能性

    約900kmを走る長距離列車なので、設備トラブル、信号、線路状況、悪天候などで遅延する可能性があります。

    到着直後に国際線へ乗る、時間指定のツアーへ参加するなど、余裕のない乗り継ぎは避けましょう。

    重要な予定がある場合は、数時間程度の余裕を持つ方が安心です。

    代行バスに注意

    メルボルン~シドニーのXPTで特に重要なのが線路工事による代行バスです。

    2026年9月12~15日には、サービス624のメルボルン発シドニー行きが全区間でロードコーチへ置き換えられる運行変更もありました。

    このほかにもメルボルン~オルベリー、オルベリー~シドニーなど一部区間だけ代行バスとなることがあります。

    列車旅行そのものを目的に予約する場合は、旅行日の数日前と当日にトランスポート・フォー・ニューサウスウェールズの運行情報を確認してください。



    長距離バスとの比較

    メルボルン~シドニーにはファイアフライ・エクスプレスやグレイハウンドの長距離バスもあります。

    項目 XPT 長距離バス
    所要 通常約11時間 約12時間
    昼行 あり 便により異なる
    夜行 あり あり
    寝台 あり なし
    車内を歩く 比較的しやすい 休憩時以外は限定的
    料金 旅行日・クラスで変動 セール運賃が安い場合あり

    価格を最優先するならバスが安い日もありますが、車内を歩けること、昼行便、寝台という点ではXPTに違った魅力があります。

    飛行機との比較

    時間を優先するなら飛行機が圧倒的に速く、メルボルン~シドニーの飛行時間は約1時間30分です。

    ただし空港への移動、チェックイン、保安検査、到着後のCBDへの移動まで含めると実際の移動時間は長くなります。

    XPT 飛行機
    約11時間 飛行時間約1時間30分
    CBD~CBD 空港~空港
    景色を楽しめる 移動時間を短縮
    夜行寝台あり 寝台なし
    荷物条件が比較的分かりやすい LCCは受託荷物が別料金の場合あり

    レンタカーとの比較

    車なら自分のペースで途中観光できますが、約900kmの長距離運転になります。

    一人で一気に走るより、途中で1泊する旅程の方が安全で現実的です。

    XPTなら運転する必要がなく、食事や休憩、読書、睡眠をしながら移動できます。




    XPTが向いている人

    • 飛行機ではなく陸路でオーストラリアを旅したい
    • 列車旅行そのものが好き
    • メルボルンCBDからシドニーCBDへ直接移動したい
    • 夜行列車の寝台を体験したい
    • 長時間のバスより列車の方が楽に感じる
    • 昼間の車窓を楽しみたい
    • 旅行日程に余裕がある

    反対に、オーストラリア滞在日数が短く、都市間をできるだけ早く移動したい場合は飛行機の方が効率的です。

    昼行便の旅行プラン例

    時間 行動
    7:50頃 メルボルン・サザン・クロス駅へ
    8:30 XPTサービス624出発
    午前 シーモア、ベナラ、ワンガラッタ方面
    昼~午後 オルベリー、ワガワガ、クータマンドラ方面
    夕方 ゴールバーン、サザン・ハイランズ方面
    19:47頃 シドニー・セントラル駅到着
    夜 シドニーのホテルへチェックイン

    夜行便の旅行プラン例

    時間 行動
    夕方 メルボルン観光を終え、ホテルで荷物を受け取る
    19:10頃 サザン・クロス駅へ
    19:50 XPTサービス622出発
    夜 座席または寝台で休む
    翌6:59頃 シドニー・セントラル駅到着
    朝 ホテルへ荷物を預け、朝食

    通常ダイヤの例です。線路工事日は発着時刻や運行形態が変わるため、必ず旅行日の案内を確認してください。

    予約前チェックリスト

    • 旅行日のXPT運行状況を確認
    • 昼行624か夜行622かを選ぶ
    • エコノミー/ファーストを比較
    • 寝台希望なら電話で空席確認
    • 荷物量がクラス別の上限内か確認
    • 線路工事・代行バス情報を確認
    • 夜行便ならシドニー到着後の荷物預かりを確認
    • Eチケット・予約番号をスマートフォンへ保存










    メルボルン~シドニーのXPTに関するよくある質問(FAQ)

    メルボルンからシドニーまで列車で何時間かかりますか?

    通常ダイヤでは昼行便・夜行便とも約11時間です。線路工事や代行バスで所要時間が変わることがあります。

    XPTは毎日運行していますか?

    はい。通常ダイヤではメルボルン発シドニー行きの昼行624と夜行622が毎日運行します。ただし線路工事日は代行バスになる場合があります。

    メルボルンではどこから乗りますか?

    メルボルンCBD西側のサザン・クロス駅から出発します。発車番線は当日の駅案内表示で確認してください。

    夜行列車に寝台はありますか?

    あります。2名用の2段ベッド式コンパートメントで、リネン、タオル、アメニティ、朝食パックが含まれます。

    寝台はオンラインで予約できますか?

    できません。NSWトレインリンクの13 22 32へ電話して予約します。寝台数が限られるため早めの手配がおすすめです。

    エコノミーとファーストクラスは何が違いますか?

    エコノミーは28度、ファーストは40度のリクライニングで、ファーストの方が足元に余裕があります。無料の大型荷物枠もファーストは20kgまで2個、エコノミーは1個です。

    車内で食事を買えますか?

    はい。XPTにはビュッフェ車があり、温かい料理、軽食、スナック、飲み物などを購入できます。

    スーツケースは何個まで持てますか?

    エコノミーは10kgまでの手荷物1個と20kgまでの大型荷物1個、ファーストは手荷物1個と20kgまでの大型荷物2個が基本です。

    XPTがバスに変更されることはありますか?

    あります。線路工事などで一部区間または全区間が代行コーチになることがあります。旅行直前に運行情報を確認してください。



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