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    オーストラリアの銀行口座の開設方法|ワーホリ到着後の手続き・必要書類・主要4銀行を比較

    オーストラリアへワーキングホリデーで到着したら、早めに済ませておきたい手続きのひとつが銀行口座の開設です。

    現地で仕事を始めると、給料は通常、銀行口座へ振り込まれます。家賃の支払いや買い物、友人との割り勘などでも、オーストラリアの銀行口座があると便利です。

    ただ、初めて海外で銀行口座を開設するとなると、少し不安に感じるかもしれません。

    「日本のパスポートだけで開設できる?」「オーストラリアの住所がまだ決まっていない場合は?」「どの銀行を選べばいい?」「日本から事前に口座を開設できる?」など、気になることは多いと思います。

    オーストラリアには、コモンウェルス銀行(Commonwealth Bank of Australia/CommBank)、ウエストパック銀行(Westpac)、ナショナル・オーストラリア銀行(National Australia Bank/NAB)、ANZ銀行(ANZ)などの主要銀行があります。

    いずれもワーキングホリデーや留学などで渡航する人が利用できる口座を提供していますが、申込方法や必要書類、毎月の口座維持手数料は同じではありません。

    例えば、口座維持手数料が最初から無料の銀行もあれば、一定の年齢や入金条件を満たした場合に無料となる銀行もあります。

    また、渡航前にオンラインで申込みを始められる銀行もありますが、日本で申請を済ませただけで、すぐに入金や出金ができるとは限りません。オーストラリア到着後に、支店での本人確認が必要になる場合があります。

    この記事では、日本からワーキングホリデーや留学で渡航する方を対象に、銀行口座の開設方法、主要4銀行の比較、必要書類、デビットカード、給与の受け取り、日本との海外送金まで、2026年10月時点の公式情報をもとに解説します。

    来月からオーストラリアでワーホリを始めます。到着後すぐに仕事を探したいのですが、銀行口座は日本にいる間に作っておいた方がいいですか?
    銀行によっては渡航前から申込みを始められます。ただし、到着後の本人確認が必要な場合があるので、日本で手続きを済ませただけで口座が完全に使えるとは限りません。到着後すぐに銀行へ行けるよう、パスポートやビザ、現地の住所などを準備しておきましょう。




    ワーホリでオーストラリアの銀行口座は必要?

    オーストラリアのワーキングホリデービザを取得するために、現地の銀行口座を事前に開設する必要はありません。

    旅行をするだけなら、日本で発行されたクレジットカードやデビットカードでも支払える場面は多くあります。

    しかし、オーストラリアで仕事をする場合は、現地の銀行口座を開設しておくと便利です。

    現地の雇用主は、通常、給与を従業員の銀行口座へ振り込みます。

    オーストラリア政府のマイガブ(myGov)でも、就職時には雇用主へ銀行口座名義、BSB番号、口座番号を知らせることが一般的と案内しています。

    現地口座があると便利な場面

    • アルバイトや就職先から給与を受け取る
    • シェアハウスの家賃やボンドを振り込む
    • 友人との食事代などを割り勘する
    • スーパーやカフェでデビットカードを使う
    • 現地のATMで現金を引き出す
    • 日本から生活費を送金する
    • 通信料金などを口座引き落としで支払う
    • 給与の一部を貯蓄口座へ移す

    特に、オーストラリアの銀行間送金では、日本の銀行振込とは少し異なる仕組みがあります。

    携帯電話番号やメールアドレスを使って送金できるPayIDなどは、現地生活で役立つ機能のひとつです。

    銀行口座は何日以内に開設すればよい?

    ワーキングホリデー渡航者が、入国後何日以内に銀行口座を開設しなければならないという一律の義務はありません。

    ただし、到着後すぐに仕事が決まる可能性もあります。

    必要な本人確認やカードの準備に時間がかかることも考えると、到着後の最初の数日間で手続きを進めておくと安心です。

    現地の銀行口座とTFNが揃っていれば、就職先への給与関係の情報提出も進めやすくなります。

    普通預金口座と貯蓄口座の違い

    オーストラリアの銀行には、目的の異なる口座があります。

    ワーキングホリデーで最初に必要になるのは、日常の支払いや給与の受け取りに使用するトランザクション・アカウント(Transaction Account)です。

    日本の普通預金口座に近いものと考えると分かりやすいでしょう。

    一方、貯金しておくための口座は、セービングス・アカウント(Savings Account)と呼ばれます。

    項目 Transaction Account Savings Account
    主な用途 給与受取・日常の支払い 貯蓄・利息の受取
    デビットカード 通常利用できる 直接利用できない商品もある
    日常の買い物 便利 商品によって制限あり
    金利 ゼロまたは低い場合が多い 利息が付く商品が多い
    給与の受け取り 一般的 口座の機能による

    例えば、毎日の買い物や家賃の支払いにはトランザクション口座を使用し、すぐに使わないお金を貯蓄口座へ移すという方法があります。

    オーストラリアの銀行では、最初の口座開設時に両方の口座を案内されることもあります。

    最初から貯蓄口座も作った方がよい?

    必須ではありません。

    まずは日常の支払いに使う口座を開設し、現地生活が落ち着いてから貯蓄口座を追加してもよいでしょう。

    貯蓄口座では、毎月一定額を入金することや、残高を増やすことなどが高い金利を受ける条件になっている場合があります。

    ワーキングホリデーでは収入が変動することもあるため、条件を無理なく満たせるか確認することが大切です。

    また、短期滞在の場合は、金利だけでなく、口座を使いやすいか、海外送金や解約手続きが簡単かなども考えておきたいところです。

    主要4銀行を比較|口座維持手数料はいくら?

    オーストラリアには多くの金融機関がありますが、初めて渡航する方にとって選択肢になりやすいのが、大手4銀行です。

    支店やATMが各地にあり、オンラインバンキングやスマートフォンアプリも利用できます。

    ここでは、各銀行の日常取引用口座の代表的な商品を比較します。

    料金は2026年10月時点の各銀行公式サイトで確認できる条件です。

    銀行・口座名 通常の月額料金 主な無料条件
    コモンウェルス銀行
    Everyday Smart Access
    A$4 30歳未満、月A$2,000以上の入金、その他の対象条件
    ウエストパック銀行
    Westpac Choice
    A$5 41歳未満、月A$2,000以上の入金、新規渡航者の最初の12か月など
    ナショナル・オーストラリア銀行
    NAB Classic Banking
    A$0 月額口座維持手数料なし
    ANZ銀行
    ANZ Access Advantage
    A$5 月A$2,000以上の入金、その他の対象条件

    ※表は月額口座維持手数料の比較です。ATM、海外取引、海外送金、残高超過などの手数料は別に発生する場合があります。また、無料条件は各銀行の規定に従います。

    コモンウェルス銀行

    コモンウェルス銀行は、オーストラリアの大手銀行のひとつです。

    日常生活向けのEveryday Smart Access口座では、通常、月A$4の口座維持手数料が設定されています。

    ただし、30歳未満の方や、1か月にA$2,000以上を口座へ入金する方などは、手数料が無料になります。

    さらに、海外からの新規渡航者向けの申込制度では、最初の12か月間、口座維持手数料が免除される案内があります。

    ただし、その制度の対象条件を満たす必要があります。

    デビットカードにはマスターカード(Mastercard)が採用されており、スマートフォンによる非接触決済にも対応しています。

    コモンウェルス銀行:Everyday Smart Access公式ページ

    ウエストパック銀行

    ウエストパック銀行の代表的な日常取引用口座はWestpac Choiceです。

    通常の月額口座維持手数料はA$5ですが、現在の公式案内では41歳未満の方が無料対象に含まれています。

    また、月A$2,000以上の入金や、新規渡航者向けの最初の12か月間の免除なども設けられています。

    過去の情報では無料となる年齢が異なる場合がありますので、最新の料金表を確認してください。

    ウエストパック銀行:Westpac Choice公式ページ

    ナショナル・オーストラリア銀行

    ナショナル・オーストラリア銀行のNAB Classic Bankingは、月額口座維持手数料がA$0です。

    毎月一定額の入金を行う条件もないため、収入が不安定になりやすいワーキングホリデー渡航者にとって分かりやすい料金体系です。

    標準のVisaデビットカードについても、月額カード料金が無料です。

    ただし、海外取引などには別の手数料がかかる場合があります。

    ナショナル・オーストラリア銀行:NAB Classic Banking公式ページ

    ANZ銀行

    ANZ銀行のANZ Access Advantageでは、通常、月A$5の口座維持手数料があります。

    ただし、月A$2,000以上の入金など、所定の条件を満たす場合は免除されます。

    また、ANZにはANZ Plusという、月額口座維持手数料のないデジタルバンキング商品もあります。

    しかし、ANZ Plusのオンライン本人確認では、有効なオーストラリアのパスポートまたは運転免許証などが条件となっているため、日本のパスポートだけで新規申請する方は利用条件に注意が必要です。

    一方、ANZ Access Advantageでは、外国パスポートによる支店での本人確認が案内されています。

    ワーキングホリデー渡航者は、同じANZでも商品によって申込条件が異なることを覚えておきましょう。

    ANZ銀行:ANZ Access Advantage公式ページ

    結局、どの銀行がよい?

    毎月の口座維持手数料をシンプルにしたいなら、条件なしで月額A$0のナショナル・オーストラリア銀行は比較しやすい選択肢です。

    一方、コモンウェルス銀行やウエストパック銀行でも、年齢や新規渡航者向けの条件を満たせば、月額手数料を支払わずに利用できます。

    どの銀行も主要都市に支店がありますが、地方で生活する予定がある場合は、実際に滞在する地域に支店や利用しやすいATMがあるか確認してください。

    手数料だけではなく、本人確認のしやすさ、アプリの使いやすさ、送金手数料、カードの受け取り方法なども含めて比較するとよいでしょう。

    日本から渡航前に開設できる銀行は?

    オーストラリアへ到着してから銀行へ行く時間がない方は、日本にいる間に申込みを進めたいと思うかもしれません。

    実際、主要銀行の中には、渡航前からオンラインで口座開設の手続きを始められるところがあります。

    ただし、日本から申込みを始められることと、日本からすべての銀行機能を利用できることは別です。

    コモンウェルス銀行:到着14日前から

    コモンウェルス銀行の新規渡航者向け制度では、オーストラリアへの到着予定日まで14日以内、または入国から12か月以内の方などが申込みの対象です。

    申込み後は、口座開設から20日以内にオーストラリア国内の支店でパスポートの原本による本人確認を行う必要があります。

    本人確認が完了するまでは、入金や買い物などに口座を利用できません。

    本人確認を行わない場合には、口座が自動的に閉鎖される可能性もあります。

    コモンウェルス銀行:新規渡航者の申込み条件

    ウエストパック銀行:到着14日前から

    ウエストパック銀行も、到着予定日まで14日以内の方に対して、事前申込みの仕組みを提供しています。

    日本にいる間にオンラインバンキングの登録や口座設定の一部を進められます。

    ただし、日本国籍者が日本のパスポートで申し込む場合は、オーストラリア到着後に支店で本人確認を行う案内となっています。

    本人確認が完了してから、口座を有効化する仕組みです。

    ウエストパック銀行:新規渡航者向け口座開設

    ナショナル・オーストラリア銀行:到着30日前から

    ナショナル・オーストラリア銀行の新規渡航者向け手続きでは、到着予定日まで30日以内、または入国から12か月以内などの条件で、オンライン申込みを始められます。

    ただし、申込みだけでは口座開設が完了しません。

    オーストラリアに到着後、申込みを始めてから30日以内に支店を訪れ、本人確認と口座の有効化を行う必要があります。

    その際には、パスポート、ビザ、オーストラリア国内の住所、携帯電話番号などが必要です。

    また、この制度では、原則としてオーストラリアに6か月以上滞在する予定があり、支店を訪れる時点でパスポートとビザが少なくとも6か月有効であることなどが条件となっています。

    ナショナル・オーストラリア銀行:新規渡航者向け銀行口座

    ANZ銀行の場合

    ANZ銀行では、外国パスポートとビザを持つ方向けの本人確認方法が案内されています。

    ただし、通常のオンライン申込みと外国人向けの申込条件は必ずしも同じではありません。

    日本のパスポートで申請する場合は、支店での本人確認に必要な書類を事前に確認するとよいでしょう。

    渡航前に手続きを始めるべき?

    必ずしも必要ではありません。

    到着後に銀行の支店へ行けるのであれば、現地で口座開設を行うこともできます。

    ただし、渡航前の申込みでは、本人確認を行う期限が設けられていることがあります。

    旅行日程が変更になる可能性がある場合は、あまり早く手続きを進めない方がよいケースもあります。

    銀行の公式条件を確認してから申し込みましょう。



    銀行口座開設に必要な書類と情報

    日本のパスポートを使って口座を開設する場合、通常、本人確認書類とオーストラリアでの連絡先などが必要です。

    銀行や申込方法によって異なりますが、次の情報を準備しておくとよいでしょう。

    必要なもの 内容
    パスポート 有効な日本のパスポート原本
    オーストラリアのビザ ワーキングホリデーなどの有効なビザ情報
    オーストラリア国内の住所 滞在先・居住地の住所
    携帯電話番号 本人確認やSMS認証に使用
    メールアドレス 銀行からの連絡やオンラインバンキング用
    税務上の居住地情報 税務上どの国の居住者に当たるか
    外国の納税者番号 該当する国のTINなど
    TFN すでにオーストラリアで取得している場合

    パスポートだけで開設できる?

    銀行によっては、外国パスポートを主な本人確認書類として利用できます。

    ただし、外国パスポートを持っていれば、必ずどの銀行でもオンラインだけで本人確認が完了するわけではありません。

    例えば、ANZ銀行では、外国パスポートを支店で受け付ける本人確認書類のひとつとして案内しています。

    銀行によっては、別の本人確認書類や住所情報の提示を求められる場合もあります。

    ビザの情報は何を見せればよい?

    オーストラリアのビザは、通常、パスポートに電子的に関連付けられています。

    ワーキングホリデービザが許可された際の通知書を保存しておくと便利です。

    必要に応じて、内務省のビザ・エンタイトルメント・ベリフィケーション・オンライン(Visa Entitlement Verification Online/VEVO)を利用して、有効なビザ情報を確認できます。

    オーストラリア内務省:VEVOでのビザ確認

    TFNがないと銀行口座を開設できない?

    通常、TFNをまだ取得していないことだけを理由に、銀行口座の開設ができなくなるわけではありません。

    ただし、銀行から税務上の居住地や外国の納税者番号について情報を求められることがあります。

    TFNと外国の納税者番号は同じものではありません。

    税務情報については後ほど詳しく説明します。

    到着後の銀行口座開設手順

    それでは、日本からワーキングホリデーで到着した場合を想定し、銀行口座を開設する流れを見てみましょう。

    ここでは、支店で本人確認を行う一般的なケースを紹介します。

    STEP 1.開設する銀行と口座を決める

    まずは、各銀行の手数料や口座の機能を比較します。

    ワーキングホリデーの給与受取用であれば、基本的には日常取引用の口座で十分です。

    利用する銀行が決まったら、公式サイトで外国パスポート保有者の申込方法を確認してください。

    STEP 2.携帯電話と住所を準備する

    銀行では、本人確認や不正利用防止のためにSMS認証を行う場合があります。

    オーストラリアの携帯電話番号を取得しておくと、その後の手続きがスムーズです。

    また、居住地住所も登録する必要があります。

    到着後に住所が変わる予定なら、変更方法も確認しておきましょう。

    STEP 3.オンラインで申込む、または支店へ行く

    銀行によっては、事前にオンライン申込みを行い、その後に支店で本人確認をする仕組みです。

    また、到着後に支店で口座開設の手続きを始められる銀行もあります。

    支店へ行く場合、事前予約をした方がスムーズなこともあります。

    特に日本人渡航者が多い都市の中心部では、口座開設の相談が集中する場合もあるでしょう。

    STEP 4.本人確認を行う

    銀行員から、パスポート、ビザ、住所、連絡先などについて確認されます。

    また、税務上の居住地や口座を利用する目的について質問される場合があります。

    仕事を探す予定なら、給与の受け取りに利用することを伝えればよいでしょう。

    STEP 5.口座の情報を受け取る

    口座が開設されると、口座名義、BSB番号、口座番号などを確認できるようになります。

    これらは、雇用主へ給与振込先を知らせる際に必要です。

    銀行のアプリやオンラインバンキングから確認できる場合が多いので、操作方法を聞いておくと便利です。

    STEP 6.アプリとデビットカードを設定する

    銀行の公式アプリをスマートフォンへインストールし、ログインや本人確認の設定を行います。

    また、デビットカードが発行される場合は、利用開始の方法や暗証番号の設定を確認しましょう。

    銀行によっては、プラスチック製のカードが届く前からデジタルカードを使える場合があります。

    STEP 7.少額の入金・支払いで確認する

    口座の利用が始まったら、入金、アプリの残高表示、少額の支払いなどを確認してみましょう。

    その際、自分の口座番号とBSB番号を間違えないようにしてください。

    口座を開設できたら、必要に応じて雇用主へ銀行情報を提出できます。

    英語が苦手でも大丈夫?窓口での会話例

    初めて銀行へ行く方の中には、英語で手続きをすることに不安を感じる方もいると思います。

    ただ、銀行口座の開設では、名前や住所、パスポート情報など、決まった内容を確認することが多くあります。

    基本的な英語表現を覚えておけば、手続きの内容を理解しやすくなるでしょう。

    銀行口座を開設したいと伝える

    I’d like to open a bank account.

    銀行口座を開設したいです。

    I’m here on a working holiday visa.

    ワーキングホリデービザで滞在しています。

    I need an account to receive my salary.

    給料を受け取るための口座が必要です。

    必要な書類を確認する

    Is my Japanese passport enough for identification?

    本人確認には日本のパスポートだけで十分ですか?

    Do I need to provide proof of address?

    住所を証明する書類が必要ですか?

    手数料を確認する

    Is there a monthly account fee?

    毎月の口座維持手数料はありますか?

    Is the fee waived for working holiday visa holders?

    ワーキングホリデー渡航者は手数料が免除されますか?

    カードの受け取りを確認する

    When can I start using my debit card?

    デビットカードはいつから使えますか?

    Can I use a digital card before the physical card arrives?

    カードの現物が届く前に、デジタルカードを使えますか?

    英語が聞き取れない場合

    Could you please speak a little more slowly?

    もう少しゆっくり話していただけますか?

    Could you write that down for me?

    それを書いていただけますか?

    銀行によっては、通訳サービスなどを利用できる場合もあります。

    説明を十分に理解できないまま、不要な有料サービスやクレジット契約などに申し込まないようにしましょう。

    住所が決まっていない場合の開設方法

    ワーキングホリデーで到着したばかりの方は、まだシェアハウスが決まっていないかもしれません。

    最初はホテルやホステルに滞在しながら、部屋や仕事を探す方も多いでしょう。

    この場合、銀行口座の開設に使用する住所について確認が必要です。

    ホテルの住所でもよい?

    銀行によっては、到着直後の一時滞在先住所を申込みの際に使用できる場合があります。

    例えば、ウエストパック銀行の新規渡航者向け案内では、オーストラリア国内の住所について、ホテルや親族宅などの一時的な住所も例として挙げています。

    ただし、すべての銀行が同じ条件とは限りません。

    本人確認に必要な住所情報と、カードを郵送する住所について、銀行へ確認してください。

    デビットカードの郵送先は重要

    銀行によっては、プラスチック製のデビットカードを登録住所へ郵送します。

    ホテルやホステルに短期間しか滞在しない場合は、カードが届く前にチェックアウトしてしまう可能性があります。

    また、すべての宿泊施設が郵便物の受け取りに対応しているわけではありません。

    カードを支店で受け取れるか、デジタルカードを先に使えるか、郵送先を後から変更できるかなどを確認しておくと安心です。

    引っ越したら住所変更をする

    シェアハウスなどの住居が決まったら、銀行に登録している住所を更新してください。

    住所が古いままだと、銀行からの重要な通知やカードの再発行書類などが届かない可能性があります。

    また、住所だけでなく、携帯電話番号やメールアドレスを変更した場合にも、必要な登録情報を更新しましょう。



    デビットカードはいつ届く?クレジットカードとの違い

    オーストラリアの銀行口座を開設すると、通常、日常の支払いに利用できるデビットカードが発行されます。

    デビットカードは、銀行口座の残高を使って支払うカードです。

    日本のクレジットカードのように、翌月以降にまとめて請求される仕組みとは異なります。

    銀行口座の残高から、通常、支払額がその都度引き落とされます。

    項目 デビットカード クレジットカード
    支払い 原則として預金残高から即時引き落とし 後日請求
    利用可能額 通常は口座残高の範囲内 信用枠の範囲内
    信用審査 通常、一般のクレジット審査は不要 信用審査が必要
    ATMでの引き出し 銀行口座からの現金引き出し キャッシングになる場合がある

    オーストラリアのデビットカードは、Visaやマスターカードなどの国際ブランドに対応しているものが一般的です。

    そのため、スーパーやカフェ、オンラインショップなど、多くの場所で利用できます。

    カードが届く前に買い物できる?

    銀行や口座によっては、本人確認とカードの設定が完了した後、デジタルカードを利用できる場合があります。

    スマートフォンのアップルペイ(Apple Pay)やグーグルペイ(Google Pay)などに登録すれば、対応する店舗で支払いができます。

    ただし、本人確認が完了していない口座では、デジタルカードが表示されていても利用できない場合があります。

    また、スマートフォンでの支払いに対応していない店舗や取引もあるため、渡航直後は日本の決済カードや少額の現金も用意しておくと安心です。

    クレジットカードを最初から申し込む必要はある?

    通常ありません。

    ワーキングホリデーで給与を受け取り、日常の買い物をするだけなら、デビットカードで十分対応できることが多いでしょう。

    クレジットカードは、銀行が収入や居住状況などを審査したうえで発行する商品です。

    ワーキングホリデー渡航者の場合、滞在期間や収入などによっては申込条件を満たさない場合もあります。

    ホテルやレンタカーのデポジットにも使える?

    デビットカードでも保証金の仮押さえを受け付ける施設や会社がありますが、すべてではありません。

    ホテルやレンタカー会社によっては、クレジットカードが必要だったり、デビットカードの場合は保証金の取り扱いが異なったりします。

    また、デビットカードで仮押さえが行われると、口座残高の一部が一時的に利用できなくなる場合があります。

    旅行やレンタカーの予約に使うときは、事前に支払い条件を確認しましょう。

    BSB・Account Numberとは?給料の受け取り方

    銀行口座が開設できたら、仕事を始める際に雇用主へ銀行情報を提出します。

    そのときに必要なのが、BSB番号とAccount Numberです。

    BSBとは?

    BSBは、バンク・ステート・ブランチ(Bank State Branch)の略で、オーストラリア国内の銀行や支店などを識別する6桁の番号です。

    通常、3桁ずつ区切って表示されます。

    銀行間でお金を振り込むときには、このBSB番号と口座番号を使用します。

    Account Numberとは?

    Account Numberは銀行口座番号です。

    桁数は銀行によって異なります。

    日本の銀行口座のように、銀行名・支店名・口座番号だけで伝えるのではなく、オーストラリアではBSBと口座番号を組み合わせて利用します。

    雇用主へ提出する銀行情報

    英語 意味
    Account Name 銀行口座名義
    Bank Name 銀行名
    BSB Number 6桁の銀行・支店識別番号
    Account Number 銀行口座番号

    雇用主は、通常、これらの情報を使って給与を振り込みます。

    政府のmyGovでも、就職時に銀行口座名義、BSB番号、口座番号を提出することが一般的と案内しています。

    オーストラリア政府:雇用主へ提出する銀行情報

    口座番号はどこで確認できる?

    通常、銀行のアプリやインターネットバンキングで確認できます。

    ただし、デビットカードの表面に書かれているカード番号と、銀行口座番号は別のものです。

    給与振込先を伝える際に、カード番号を口座番号と間違えないようにしましょう。

    振込先の変更もできる?

    途中で別の銀行へ変更したり、給与振込先を変えたりすることもできます。

    その場合は、雇用主の給与担当者へ新しい銀行情報を提出します。

    変更手続きが給与計算に間に合わない場合もあるため、古い口座を閉鎖する前に、新しい口座への給与振込が確認できているか確かめましょう。

    PayID・Oskoの使い方と送金時の注意点

    オーストラリアで友人にお金を送る際、BSB番号や口座番号を聞かずに送金できる場合があります。

    そのときに利用されるのが、ペイアイディー(PayID)です。

    PayIDは、携帯電話番号やメールアドレスなどを銀行口座に関連付けて、送金に利用する仕組みです。

    例えば、友人との食事代を立て替えてもらった場合、相手がPayIDを登録していれば、銀行アプリからその携帯電話番号などを指定して送金できます。

    PayIDの設定方法

    PayIDに対応している銀行では、通常、銀行の公式アプリやオンラインバンキングから登録できます。

    一般的な流れは次のとおりです。

    1. 銀行のアプリにログインする
    2. PayIDの設定画面を開く
    3. 携帯電話番号またはメールアドレスを選ぶ
    4. 関連付ける銀行口座を選ぶ
    5. 銀行が指定する本人確認を行う
    6. 登録完了後、PayIDで受け取れるようになる

    実際の画面や名称は銀行によって異なります。

    また、同じ携帯電話番号を、複数の銀行口座へ同時にPayIDとして登録できるわけではありません。

    別の銀行へ移す場合には、PayIDの移管手続きが必要になることがあります。

    Oskoとは?

    オスコ(Osko)は、オーストラリアの即時送金サービスのひとつです。

    対応する金融機関の間では、PayIDまたはBSB・口座番号を使って、通常1分以内に送金が完了する場合があります。

    ただし、すべての支払いが必ず即時に処理されるわけではありません。

    不正送金防止のため、銀行が一時的に送金を保留する場合があります。

    送金前に相手の名前を確認する

    PayIDを利用した送金では、送金先に関連付けられた口座名義が表示されます。

    入力した携帯電話番号やメールアドレスが正しいか、表示された相手の名前とともに確認してください。

    特に、初めて家賃やボンドを送金する場合は注意が必要です。

    PayIDを使った詐欺にも注意

    PayIDを装った偽のメールやSMSによる詐欺が報告されています。

    例えば、「支払いを受け取るにはビジネスアカウントへアップグレードする必要がある」「お金を受け取るために先に手数料を払ってほしい」といった連絡です。

    しかし、PayIDそのものが利用者に直接メールを送って、送金やアップグレード料金を要求することはありません。

    こうした連絡が届いた場合は、送信者の説明を信用せず、自分の銀行アプリで入金状況を確認してください。

    オーストラリアン・ペイメンツ・プラス(Australian Payments Plus):PayIDの公式案内



    日本からオーストラリアの銀行口座へ送金する方法

    ワーキングホリデーでは、日本にある貯金の一部を、オーストラリアの銀行口座へ移すこともあるでしょう。

    現地で家賃や生活費を支払う際に、オーストラリアドルを銀行口座へ用意しておくと便利です。

    日本から送金する方法には、銀行の海外送金サービスや、海外送金を取り扱う専門サービスなどがあります。

    銀行から海外送金する場合

    日本の銀行からオーストラリアの銀行へ送金する場合、通常、次のような情報が必要になります。

    • 受取人の正式な氏名
    • 受取銀行名
    • 銀行のSWIFT/BICコード
    • BSB番号
    • 口座番号
    • 受取人の住所など、銀行が求める情報

    必要な情報は、送金元の銀行と受取銀行によって異なります。

    特にSWIFT/BICコードは、国際送金のために銀行を識別するコードです。

    オーストラリア国内のBSB番号とは役割が異なります。

    また、オーストラリアでは、日本やヨーロッパの銀行で使われる口座識別方法とは違う番号体系が使われます。

    送金先の情報を入力する際には、銀行が案内している国際送金用の情報を確認してください。

    送金手数料だけで比較しない

    海外送金の費用は、銀行が表示する送金手数料だけではありません。

    次のような費用や条件も関係します。

    • 送金サービスの取扱手数料
    • 日本円から豪ドルへの換算レート
    • 中継銀行の手数料
    • 受取銀行の手数料
    • 実際に口座へ入金される金額
    • 送金が完了するまでの期間

    例えば、送金手数料が無料でも、為替レートに含まれるコストが大きければ、受取額が少なくなる場合があります。

    比較するときは、同じ日本円を送金した場合、最終的に何豪ドルを受け取れるのか確認すると分かりやすいでしょう。

    海外送金の計算例

    日本から10万円を送る場合を考えてみます。

    ここでは計算を分かりやすくするため、仮に1豪ドル=100円とします。

    項目 例A 例B
    送金額 100,000円 100,000円
    換算レート 1豪ドル=101円 1豪ドル=100円
    別途の手数料 0円 1,000円
    概算受取額 約A$990.10 A$990.00

    この例では、送金手数料が無料のAと、手数料を別に取るBで、最終的な受取額はほぼ同じです。

    これは仕組みを説明するための仮定であり、実際の為替レートや送金サービスの料金ではありません。

    また、中継銀行や受取銀行による追加費用は含めていません。

    海外送金サービスを利用する場合

    銀行以外では、ワイズ(Wise)などの海外送金サービスが選択肢になることもあります。

    ただし、利用条件、本人確認、手数料、対応通貨、送金限度額はサービスによって異なります。

    また、海外送金サービスの残高保管機能は、オーストラリアの銀行預金と同じ預金保護を受けるとは限りません。

    送金手数料だけでなく、資金の保管方法や規制上の取り扱いも確認しておきましょう。

    最初は少額の送金で確認する

    初めて日本から送金する場合は、口座番号や銀行情報に間違いがないか確認するため、少額で送金を試してから本格的に資金を移す方法もあります。

    ただし、送金ごとに固定手数料が発生する場合もあるので、その点には注意してください。

    ATM・海外利用・口座維持手数料で注意すること

    銀行口座を開設するときは、月額口座維持手数料だけでなく、実際の使い方に応じた手数料も確認しましょう。

    ATMの引き出し手数料

    オーストラリアでは、自分の銀行や提携銀行のATMなら、引き出し手数料が無料になる場合があります。

    一方、独立系ATMや一部の設置場所では、ATM運営会社による手数料がかかることがあります。

    引き出し前に画面に手数料が表示される場合は、内容を確認してから操作してください。

    日本でデビットカードを使った場合

    オーストラリアで発行されたデビットカードを、日本への一時帰国中に利用することも考えられます。

    ただし、日本円での買い物や海外ATMでの現金引き出しには、海外取引手数料や為替換算コストがかかる場合があります。

    例えば、ウエストパックのChoice口座では、海外取引に関する所定の手数料が設定されています。

    ナショナル・オーストラリア銀行の標準的なVisaデビットカードにも、海外取引手数料の対象となる利用があります。

    口座維持手数料が無料でも、海外利用まで必ず無料になるわけではありません。

    オンラインの海外サイトで買う場合も注意

    オーストラリア国内でカードを使っていても、海外の事業者が処理するオンライン取引などでは、海外取引手数料がかかる場合があります。

    例えば、海外のホテル予約サイトや外国企業のオンラインサービスなどを利用する場合です。

    決済画面にオーストラリアドルで表示されているからといって、すべて国内取引として扱われるとは限りません。

    残高不足による手数料

    銀行口座の残高が足りない状態で支払いを行った場合、銀行によっては残高超過に関する手数料や利息が発生することがあります。

    例えば、コモンウェルス銀行のSmart Accessでは、一定の条件で残高超過手数料がかかる場合があります。

    銀行によっては、残高を超える取引を許可しない設定もあります。

    ワーキングホリデーで収入が不規則になる場合は、不要な手数料を避けるために設定を確認しておくとよいでしょう。

    TFNと銀行口座の税務情報は同じ?

    銀行口座を開設する際には、税金に関する質問を受けることがあります。

    例えば、オーストラリアのTFNや、ほかの国の納税者番号を持っているかどうかです。

    ここで注意したいのが、TFNと外国のTINを混同しないことです。

    TFNとは?

    TFNは、オーストラリア税務局が発行する個人の税務番号です。

    ワーキングホリデーで働く場合、給与に関する税金の管理に使用します。

    TFNはオーストラリア到着後に申請できます。

    TINとは?

    TINは、タックス・アイデンティフィケーション・ナンバー(Tax Identification Number)の略で、納税者番号を意味する国際的な用語です。

    日本では、個人番号(マイナンバー)が税務上のTINに相当します。

    オーストラリアの銀行が外国のTINを尋ねるのは、海外の税務当局との情報交換制度などに対応するためです。

    日本人なら必ずマイナンバーを提出する?

    必ずしもそうとは限りません。

    銀行が確認するのは、国籍だけではなく、税務上の居住地です。

    日本国籍だからといって、すべての人が税務上の日本居住者に該当するわけではありません。

    反対に、オーストラリアに滞在していても、日本の税務上の居住者に該当する場合があります。

    銀行から外国の税務上の居住地やTINについて尋ねられた場合は、自分の実際の状況に従って回答してください。

    銀行へTFNを登録しないとどうなる?

    オーストラリアの銀行口座から利息を受け取る場合、TFNを登録していないと、税務上の条件によっては、銀行が利息から税金を源泉徴収することがあります。

    ただし、これは給与にかかる税金とは別の問題です。

    TFNを銀行へ登録していないからといって、口座残高そのものに一律の税金がかかるという意味ではありません。

    また、外国居住者に対する利息の源泉徴収には、通常のTFN未提出時とは異なる取り扱いが適用される場合があります。

    詳しくはATOや銀行の公式案内を確認してください。

    TFNが届いたら銀行へ知らせる

    口座開設時にTFNをまだ取得していなかった場合は、番号が発行された後に銀行へ登録できることがあります。

    オンラインバンキングなどで更新できる場合もありますので、銀行の案内を確認しましょう。

    TFNの取得については、関連記事「オーストラリアのTFN申請方法|ワーホリ到着後に無料で取得する手順と注意点」も参考にしてください。

    銀行口座の安全対策と預金保護制度

    オーストラリアで銀行口座を開設したら、カードやオンラインバンキングの安全対策も確認しておきましょう。

    海外生活では、知らない相手との送金や、オンラインでの買い物なども増えるかもしれません。

    スマートフォンのセキュリティー設定

    銀行の公式アプリには、ログイン時の本人確認、支払通知、カードの一時停止などの機能が設けられている場合があります。

    最初にアプリを設定する際には、強固なパスワードや生体認証などを利用しましょう。

    また、SMS認証に使用する携帯電話番号を変更する場合は、銀行に登録された番号も更新してください。

    銀行を装ったSMS・メールに注意

    銀行を装い、「不正な取引がありました」「口座が凍結されます」といったメッセージを送る詐欺があります。

    メッセージ内のリンクからログイン情報やカード番号を入力させようとする場合は注意が必要です。

    不審な連絡が届いたときは、リンクからアクセスするのではなく、銀行の公式アプリや正式な問い合わせ先を利用してください。

    デビットカードを紛失した場合

    銀行によっては、公式アプリからカードを一時的に停止できる場合があります。

    カードを紛失したり、不正利用が疑われたりする場合は、速やかに銀行へ連絡してください。

    また、身に覚えのない取引がないか、定期的に口座の利用履歴を確認しましょう。

    オーストラリアの預金保護制度

    オーストラリアには、金融請求制度(Financial Claims Scheme/FCS)という政府の預金保護制度があります。

    オーストラリア健全性規制庁(Australian Prudential Regulation Authority/APRA)の公式案内では、対象金融機関が経営破綻し、政府が制度を発動した場合、1人につき対象金融機関ごとに最大A$250,000までの預金が保護されます。

    ただし、これは銀行口座ごとにA$250,000という意味ではありません。

    同じ銀行免許のもとで複数の口座を保有している場合は、原則として預金を合算して判断します。

    また、対象となるのは、オーストラリア国内の対象金融機関に預けられた豪ドル建ての対象預金などです。

    海外送金サービスの残高やプリペイドカードなどが、すべて同じ制度で保護されるわけではありません。

    なお、APRAの案内では、国籍や居住者区分だけを理由に、この預金保護制度の対象外になるわけではありません。

    APRA公式:Financial Claims Scheme

    日本へ帰国するとき、銀行口座はどうする?

    ワーキングホリデーを終えて日本へ帰国する際には、オーストラリアの銀行口座をどうするか考える必要があります。

    帰国後すぐに閉鎖した方がよい場合もあれば、しばらく残しておいた方が便利な場合もあります。

    例えば、最後の給与がまだ振り込まれていない場合や、シェアハウスのボンドが返還されていない場合です。

    帰国前に確認したいこと

    • 最後の給与を受け取ったか
    • ボンドや保証金の返金予定がないか
    • 税金の還付を受ける可能性があるか
    • 自動引き落としや定期支払いが残っていないか
    • 貯蓄口座など、別の口座がないか
    • 銀行に登録している住所や電話番号が正しいか
    • 残高を日本へ送金する方法を確認したか

    口座を閉鎖する場合

    銀行口座を閉鎖するには、銀行の所定の手続きが必要です。

    銀行や口座の種類によっては、オンライン、電話、支店などで手続きできる場合があります。

    ただし、海外からの口座閉鎖には別の本人確認方法が必要となる場合があります。

    日本へ帰国してから手続きが難しくならないよう、帰国前に銀行へ確認しておくと安心です。

    口座を残す場合

    セカンドワーホリで再びオーストラリアに戻る予定がある場合などは、口座を残しておきたい方もいるでしょう。

    ただし、月額口座維持手数料がかかる場合や、一定期間利用がないと休眠口座の取り扱いになる場合があります。

    また、オーストラリア国外へ転居した場合、税務上の居住地や連絡先の更新が必要になることもあります。

    口座を残すことが可能か、海外から引き続き利用できるか、銀行の条件を確認してください。

    残高をゼロにすれば口座は閉鎖される?

    いいえ。残高をゼロにしただけでは、通常、口座の正式な閉鎖手続きは完了しません。

    月額口座維持手数料や定期支払いが設定されている場合、口座を放置すると問題が発生する可能性があります。

    利用しない口座は、正式に閉鎖することをおすすめします。

    オーストラリアの銀行口座開設に関するよくある質問

    ワーキングホリデーでもオーストラリアの銀行口座を開設できますか?

    はい。日本のパスポートと有効なワーキングホリデービザを持っている方は、各銀行の申込条件を満たせば銀行口座を開設できます。本人確認に必要な書類や手続きは銀行によって異なります。
    オーストラリアの銀行口座は日本から開設できますか?

    銀行によっては渡航前にオンライン申込みを始められます。コモンウェルス銀行とウエストパック銀行では到着14日前から、ナショナル・オーストラリア銀行では到着30日前からの手続きが案内されています。ただし、オーストラリア到着後の本人確認が必要で、日本から申込みを始めただけでは口座を自由に使えない場合があります。
    ワーホリにおすすめの銀行はどこですか?

    毎月の口座維持手数料を重視するなら、条件なしで月額A$0のNAB Classic Bankingは比較しやすい選択肢です。一方、コモンウェルス銀行、ウエストパック銀行、ANZ銀行でも、年齢や入金などの条件によって口座維持手数料が無料になる場合があります。申込条件や利用する地域の支店・ATMも比較してください。
    日本のパスポートだけで銀行口座を開設できますか?

    外国パスポートを本人確認書類として受け付ける銀行はありますが、通常、ビザ情報、オーストラリアの住所、連絡先、税務上の情報なども確認されます。必要書類は銀行と申込方法によって異なるため、事前に公式サイトで確認してください。
    シェアハウスが決まっていなくても銀行口座を開設できますか?

    銀行によっては、一時滞在先のホテルや親族宅などの住所を利用できる場合があります。ただし、カードなどの郵便物を受け取れる住所が必要になることもあるため、銀行へ確認してください。正式な住居が決まった後は登録住所を更新しましょう。
    銀行口座の開設にTFNは必要ですか?

    通常、オーストラリアのTFNをまだ取得していないことだけで口座を開設できなくなるわけではありません。ただし、税務上の居住地や外国の納税者番号などの情報を求められる場合があります。TFN取得後に銀行へ登録できる場合もあります。
    BSBとAccount Numberは何が違いますか?

    BSBは銀行や支店などを識別する6桁の番号、Account Numberは個別の銀行口座番号です。オーストラリアで給与を受け取る際には、通常、口座名義、BSB番号、口座番号を雇用主へ提出します。
    デビットカードは口座開設後すぐに使えますか?

    銀行によって異なります。本人確認や利用設定が完了した後、プラスチック製カードの到着を待たずに、デジタルカードをスマートフォンで利用できる銀行もあります。カードの郵送先や利用開始方法を確認してください。
    PayIDとは何ですか?

    PayIDは携帯電話番号やメールアドレスなどを銀行口座に関連付け、送金に利用する仕組みです。対応する金融機関間では、Oskoなどを通じて通常1分以内に送金できる場合があります。ただし、不正送金防止のため処理が保留されることもあります。
    日本からオーストラリアの銀行口座へ送金できますか?

    はい。日本の銀行や海外送金サービスを利用して送金できます。一般的には受取人名、受取銀行名、SWIFT/BIC、BSB、口座番号などが必要です。送金手数料だけでなく、為替換算レートや中継銀行・受取銀行の手数料も確認してください。
    日本へ帰国するときは銀行口座を閉鎖する必要がありますか?

    口座を残せるかどうかは銀行や口座の条件によります。帰国後も利用する予定がある場合は、海外居住者の取り扱いや手数料、連絡先の変更方法を確認してください。利用しない場合は、最後の給与や保証金などを受け取った後、正式に口座を閉鎖するとよいでしょう。



    まとめ|銀行口座は到着後早めに開設し、手数料と本人確認の条件を比較しよう

    オーストラリアでワーキングホリデーを始める方にとって、銀行口座は日常生活や仕事で役立つ大切なものです。

    給与の受け取り、家賃の振り込み、買い物、友人との送金など、さまざまな場面で利用します。

    主な銀行には、コモンウェルス銀行、ウエストパック銀行、ナショナル・オーストラリア銀行、ANZ銀行があります。

    それぞれ、月額口座維持手数料や免除条件が異なります。

    ナショナル・オーストラリア銀行のように、毎月の入金条件なしで口座維持手数料が無料の銀行もあれば、年齢や給与入金などによって無料となる銀行もあります。

    また、渡航前にオンラインで申込みを始められる銀行もありますが、オーストラリア到着後に支店で本人確認を行う必要がある場合があります。

    口座を開設する際には、パスポート、ビザ、オーストラリアの住所、携帯電話番号などを準備しておきましょう。

    口座開設後は、BSB番号と口座番号を確認し、仕事が決まったら雇用主へ正しく伝えます。

    デビットカードやPayID、スマートフォンの銀行アプリも設定しておけば、現地での支払いや送金が便利になります。

    また、日本から生活費を送金する場合は、送金手数料だけでなく、為替レートや最終的な受取額を比較することが大切です。

    ワーキングホリデーの銀行選びでは、口座維持手数料、本人確認のしやすさ、給与の受け取り、カードやアプリの使いやすさを総合的に比較しましょう。

    銀行口座を開設できたら、TFNの申請や携帯電話、住居探しなど、到着後に必要な手続きも進めていきましょう。

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  • オーストラリアのTFN申請方法|ワーホリ到着後に無料で取得する手順と注意点

    オーストラリアのTFN申請方法|ワーホリ到着後に無料で取得する手順と注意点

    オーストラリアへワーキングホリデーで到着したら、仕事探しと並行して早めに済ませておきたい手続きがあります。それが、タックス・ファイル・ナンバー(Tax File Number/TFN)の取得です。

    TFNは、オーストラリアで働いたときの税金を管理するために使われる個人の番号です。

    日本のマイナンバーと似た役割を持つ部分もありますが、オーストラリアでは給与の源泉徴収やタックスリターン(確定申告)、銀行口座、スーパーアニュエーション(退職年金)など、税金に関するさまざまな手続きで利用されます。

    ワーキングホリデーで働く予定がある方は、取得しておきたい番号です。

    「日本から申請できる?」「申請料金はいくら?」「オーストラリアの住所がまだ決まっていない場合は?」「TFNが届く前に仕事を始めても大丈夫?」など、初めての方には分かりにくい点もあるでしょう。

    実は、日本のパスポートと就労可能なワーキングホリデービザを持っている方なら、通常、オーストラリア到着後に政府の公式サイトから無料で申請できます。

    ただし、申請したその場で番号が発行されるわけではありません。TFNの通知書が届くまでには、最長28日程度かかる場合があります。

    この記事では、オーストラリアで初めて働く日本人向けに、TFNの申請条件、必要な情報、オンライン申請の手順、届くまでの期間、住所変更、仕事を始める際の注意点などを詳しく解説します。

    内容は2026年10月時点のオーストラリア税務局の公式情報をもとにしています。実際の申請画面は変更される場合がありますので、画面上の案内に従って手続きを進めてください。

    ワーホリでシドニーに到着しました。まだ仕事も住む場所も決まっていませんが、TFNを申請できますか?
    仕事が決まっていなくても申請できます。ただし、TFNの通知書を受け取れるオーストラリア国内の郵送先住所が必要です。最初の宿泊先などを使う場合は、郵便物を受け取れるか確認してから申請しましょう。




    TFNとは?ワーホリで必要になる理由

    TFNは、オーストラリア税務局(Australian Taxation Office/ATO)が発行する個人の税務番号です。

    通常9桁の数字で構成され、オーストラリアでの納税や退職年金などの手続きに使用されます。

    ワーキングホリデーでレストランやホテル、農場などで働く場合、雇用主は給与から所得税を源泉徴収し、ATOへ納付します。

    その際に、誰の給与に対する税金なのかを特定するために使われるのがTFNです。

    TFNは、主に次のような場面で利用されます。

    • オーストラリアで就職し、雇用主へ税務情報を提出するとき
    • 給与から正しい税額を源泉徴収してもらうとき
    • タックスリターンを行うとき
    • 銀行口座の利息に関する税務情報を登録するとき
    • スーパーアニュエーションの口座管理
    • ATOのオンラインサービスを利用するとき

    TFNがなくても働くこと自体が一律に禁止されるわけではありませんが、雇用主へ番号を提出できないまま所定の期間が経過すると、給与から高い税率で源泉徴収される可能性があります。

    そのため、オーストラリアで働く予定がある方は、到着後できるだけ早くTFNを申請することをおすすめします。

    TFNと日本のマイナンバーは同じ?

    どちらも個人を識別する番号という共通点はありますが、制度の目的や使用範囲は異なります。

    オーストラリアのTFNは、主に税金と退職年金に関する手続きのための番号です。

    運転免許証やパスポート、ビザの代わりになるものではありません。

    また、TFNを取得したからといって、オーストラリアで働く権利が新たに与えられるわけでもありません。就労できるかどうかは、保有するビザの条件によって決まります。

    TFNはいつ申請する?日本から取得できる?

    日本のパスポートを持つワーキングホリデー渡航者は、通常、外国パスポート保有者・一時滞在者向けのオンライン申請制度を利用します。

    この制度は、インディビジュアル・オート・レジストレーション(Individual Auto Registration/IAR)と呼ばれています。

    IARを利用する場合、次の条件を満たす必要があります。

    • オーストラリア国内にいること
    • 有効な外国パスポートなどを持っていること
    • 就労可能なビザなど、対象となる有効なビザを持っていること
    • ビザの情報がパスポートなどの渡航書類に関連付けられていること

    ワーキングホリデービザ417は、対象となる就労可能なビザです。

    日本にいる間に申請できる?

    原則として、ワーキングホリデー渡航者向けのIAR申請は、オーストラリアに入国してから行います。

    日本でワーキングホリデービザの許可を受けていても、それだけではIARを利用してTFNを申請できません。

    また、オーストラリア国外にいる人向けのTFN申請制度も別にありますが、これはオーストラリアで不動産収入などを得ている人など、異なる状況を想定した制度です。

    これから初めてワーキングホリデーに出発する方は、日本でパスポートやビザの情報を確認し、現地到着後に申請するのが一般的です。

    到着したその日に申請できる?

    基本的には入国後から申請できます。

    ただし、入国情報が税務局のシステムに反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。

    2026年3月には、到着直後に申請しようとした人について、ATOが入国情報の更新に時間差が生じることがあると案内しています。

    到着直後に「オーストラリア国内にいない」といったエラーが出た場合は、数日後に再度試すか、ATOへ相談してください。

    また、申請には通知書を受け取るためのオーストラリア国内の住所が必要です。

    住所がまだ決まっていない場合は、郵便物を受け取れる場所を確保してから申請しましょう。

    TFN申請に必要なもの

    TFNを申請する前に、必要な情報を手元に用意しておくと手続きがスムーズです。

    外国パスポート保有者向けのオンライン申請では、オーストラリア内務省が持っているビザ情報などを利用して本人確認が行われます。

    そのため、通常は日本のパスポートやビザ情報を使ってオンラインで手続きできます。

    必要なもの・情報 内容
    日本のパスポート 旅券番号、氏名、生年月日など
    有効なビザ ワーキングホリデー417など、対象となるビザ
    オーストラリア国内の住所 現在の居住地と郵送先住所
    電話番号 連絡可能な電話番号
    メールアドレス 普段確認できるメールアドレス
    過去の税務情報 以前のTFNやABNなどがあればその情報
    その他の個人情報 過去の氏名、配偶者の情報など、該当する場合

    銀行口座は必要?

    TFNを申請するだけであれば、オーストラリアの銀行口座を開設済みである必要はありません。

    したがって、銀行口座の開設前でもTFNを申請できます。

    逆に、銀行口座の開設時にTFNを持っていなくても、後から銀行へ登録できる場合があります。

    雇用主が決まっていない場合は?

    仕事が決まっていなくても申請できます。

    むしろ仕事が見つかってから初めて申請するより、早めに申請しておく方が給与関係の手続きがスムーズになります。

    パスポートのコピーを郵送する必要はある?

    通常のIARオンライン申請では、パスポートの原本やコピーを郵送する必要はありません。

    ただし、オンラインで本人確認ができず、別の申請方法を案内された場合は、その方法に応じた書類が必要になることがあります。

    なお、オーストラリア市民・居住者向けの別のTFN申請方法では、郵便局での本人確認が必要な場合があります。ワーキングホリデー渡航者が利用するIARとは手続きが異なるため、混同しないようにしましょう。

    TFNのオンライン申請方法・手順

    それでは、実際のオンライン申請の流れを見てみましょう。

    申請は、オーストラリア税務局の公式サイトから行います。

    TFNの申請は無料です。政府の公式ページから申し込む場合、申請代行業者などを利用する必要はありません。

    STEP 1.ATOの公式サイトにアクセスする

    まず、次の公式ページへアクセスします。

    ATO公式:外国パスポート保有者・一時滞在者向けTFN申請

    ページ内の「Apply online for a TFN using the IAR」などの案内から申請画面へ進みます。

    申請画面の表示やボタンの名称は変更されることがありますので、現在の画面に従ってください。

    STEP 2.申請画面を開始する

    申請画面で説明を読み、「Start」を選択します。

    続いて、パスポート情報や個人情報を入力する画面へ進みます。

    入力する氏名、生年月日、パスポート番号などは、パスポートの記載と一致させてください。

    STEP 3.パスポート情報を入力する

    パスポート番号、発行国などを入力します。

    例えば、日本のパスポートなら、発行国としてJapanを選択します。

    ビザの情報は、パスポートに関連付けられた記録を通じて照合されます。

    STEP 4.個人情報を入力する

    氏名、生年月日、過去に使用した氏名、配偶者の情報など、画面で求められる項目を入力します。

    該当しない項目については、画面の案内に従って回答してください。

    過去にオーストラリアでTFNを取得したことがある方は、その情報についても正しく申告する必要があります。

    STEP 5.住所を入力する

    現在の居住地と郵送先住所を入力します。

    特に重要なのが、Postal Addressという郵送先住所です。

    TFNの通知書は、この住所へ郵送されます。

    郵便物を確実に受け取れる住所を使用してください。

    STEP 6.連絡先を入力する

    電話番号やメールアドレスなどを入力します。

    申請後にATOから連絡がある場合に備え、確認できる連絡先を使用しましょう。

    STEP 7.内容を確認して送信する

    最後に入力内容を確認します。

    氏名、パスポート番号、生年月日、住所などに誤りがないか、もう一度確認しましょう。

    問題がなければ、申告内容が正しいことを確認する欄にチェックを入れ、「Submit」を選択します。

    STEP 8.ATO Receipt IDを保存する

    申請を送信すると、受付番号であるATO Receipt IDが表示されます。

    この番号は、申請後の問い合わせなどで必要になることがあります。

    画面を閉じる前に、受付番号を記録するか、確認画面を保存しておきましょう。

    この受付番号はTFNそのものではありません。正式なTFNは、申請処理が完了した後に通知されます。

    申請にかかる時間は入力内容にもよりますが、ATOの案内では約20分が目安とされています。

    時間に余裕があるときに、落ち着いて手続きを進めるとよいでしょう。

    申請フォームの英語項目と入力時の注意点

    TFNのオンライン申請は英語なので、初めての方は少し戸惑うかもしれません。

    ただし、パスポートに関する基本情報や住所、連絡先などが中心です。

    よく使われる英語を確認しておきましょう。

    英語 意味
    Passport Number パスポート番号
    Country of Origin パスポートの発行国・国籍に関する項目
    Family Name 姓
    Given Name 名
    Date of Birth 生年月日
    Previous Name 以前使用していた氏名
    Residential Address 現在の居住地住所
    Postal Address 郵便物の送付先住所
    Contact Details 連絡先情報
    Spouse 配偶者・一定のパートナー
    Declaration 申告・確認事項
    Submit 送信する
    Receipt ID 申請受付番号

    これらは申請時によく使用される用語であり、現在の画面に表示されるすべての項目を示したものではありません。

    姓名を逆に入力しない

    日本人の場合、姓と名の順序を間違えないよう注意してください。

    Family Nameが姓、Given Nameが名です。

    パスポートに記載されているローマ字表記を確認し、正確に入力してください。

    また、結婚などによって過去に異なる氏名を使用していた場合は、その項目にも適切に回答します。

    生年月日の表示形式に注意

    オーストラリアの書類では、日付を日・月・年の順番で表示することがあります。

    例えば、1999年4月8日を08/04/1999と表示する形式です。

    日本で使う年月日の順序とは異なる場合があるため、画面上の指定された形式に従って入力してください。

    オーストラリアの住所の書き方

    郵送先住所には、通常、番地、道路名、サバーブ、州、郵便番号などを入力します。

    サバーブ(Suburb)は、都市の中の地区名に相当するものです。

    例えば、シドニー(Sydney)に滞在する場合でも、実際の宿泊先が市内のどのサバーブにあるのかによって、住所の記載が異なります。

    アパートやユニットに住む場合は、部屋番号と建物番号を区別して記載します。

    住所を誤るとTFNの通知書が届かない可能性があるため、宿泊先や賃貸契約書に記載された正式な住所を確認してください。

    住所が決まっていない場合はどうする?

    ワーキングホリデーでは、到着後すぐにシェアハウスが決まるとは限りません。

    最初はホステルやホテルに滞在しながら、仕事や住まいを探す方も多いと思います。

    しかし、TFNのオンライン申請では、通知書を受け取るためのオーストラリア国内の郵送先住所が必要です。

    ホステルやホテルの住所でも申請できる?

    宿泊施設が利用者宛ての郵便物を受け取り、保管してくれる場合は、その住所を郵送先として使用できることがあります。

    ただし、すべての宿泊施設が郵便物の受け取りに対応しているわけではありません。

    申請する前に、フロントなどで確認してください。

    また、TFNが届く前にチェックアウトする場合は、郵便物の保管や転送が可能かも確認する必要があります。

    知人宅の住所を使用してもよい?

    オーストラリアに知人や家族がいて、本人宛ての郵便物を確実に受け取れる場合は、郵送先として使用できることがあります。

    ただし、現在の居住地を入力する欄には、実際の状況を正確に記載する必要があります。

    郵送先住所と居住地住所は、必ずしも同じである必要はありません。

    申請直後に引っ越す予定の場合

    TFNの通知書は、申請時に登録されたオーストラリア国内の郵送先住所へ送られます。

    引っ越しの予定がある場合、通知書を受け取れなくなる可能性があります。

    郵便物を確実に受け取れる住所を使うか、必要に応じてATOへ住所の変更方法を確認してください。

    特に、最初の宿泊先に数日しか滞在しない方は注意が必要です。

    申請を急ぐことも大切ですが、それ以上に、TFNの通知書を確実に受け取れる郵送先を確保することが重要です。



    TFNが届くまで何日?28日を過ぎても来ない場合

    TFNのオンライン申請を行った後は、ATOによる処理を待ちます。

    ATOの公式案内では、TFNの通知書がオーストラリア国内の郵送先住所へ届くまで、最長28日程度かかる場合があるとされています。

    早く届くケースもありますが、必ず数日以内に受け取れるとは限りません。

    特に仕事を探している方は、申請から発行までの時間を見込んでおきましょう。

    TFNはメールで届く?

    外国パスポート保有者向けのIAR申請では、通常、TFNを記載した通知書がオーストラリア国内の郵送先住所へ送られます。

    申請時にメールアドレスを登録したからといって、正式な番号が必ずメールで送られてくるわけではありません。

    また、申請完了時のReceipt IDは、TFNとは別の番号です。

    雇用主へ提出する際には、正式なTFNを使用してください。

    28日を過ぎても通知書が届かない場合

    ATOは、申請から28日経過しても通知書が届かない場合、受付番号を用意して問い合わせるよう案内しています。

    問い合わせの際には、次の情報を手元に用意しておくとよいでしょう。

    • 申請時のATO Receipt ID
    • パスポート番号
    • 氏名・生年月日
    • 申請時に使用した郵送先住所
    • 申請日

    税務局の個人向け問い合わせ窓口は、オーストラリア国内から13 28 61です。

    電話の受付時間は変更されることがあるため、利用前に公式サイトで確認してください。

    通知が遅いので、もう一度申請してもよい?

    これは避けてください。

    ATOは、TFNを待っている間に重複申請をすると、かえって処理が遅れる可能性があると案内しています。

    番号が届かない場合は、同じ申請を繰り返すのではなく、受付番号を使って問い合わせましょう。

    公式情報:ATO:TFNの申請条件と受け取り方法

    TFNが届く前に仕事を始められる?

    オーストラリアへ到着してすぐに仕事が決まった場合、まだTFNの通知書が届いていないこともあるでしょう。

    そんなときに心配になるのが、TFNがなければ仕事を始められないのかという点です。

    結論からいうと、TFNがまだ届いていなくても、適切な就労可能ビザを持っていれば、仕事を始めることは可能です。

    TFNは税務上の番号であり、就労許可そのものではありません。

    ただし、給与の源泉徴収を適切に行うため、雇用主にはTFNの取得状況を知らせる必要があります。

    TFN申請中であることを雇用主に伝える

    仕事を始める際には、雇用主からタックス・ファイル・ナンバー・デクラレーション(Tax file number declaration)という税務申告の手続きを案内されることがあります。

    現在は電子的に手続きする職場もありますが、目的は同じです。

    TFNを申請済みで番号を待っている場合は、その旨を正しく申告します。

    この申告によって、通常、申請中であることを雇用主へ伝えた後、28日間はTFNの提出を待ってもらえる仕組みがあります。

    ただし、雇用主の給与処理や源泉徴収は、申告した内容と適用される税務規則に従って行われます。

    仕事が決まったら何を伝える?

    英語で説明する場合は、次のように伝えることができます。

    I have already applied for a Tax File Number, but I haven’t received it yet.

    「すでにTFNを申請していますが、まだ受け取っていません」という意味です。

    さらに、

    I’ll provide my TFN as soon as I receive it.

    「届き次第、TFNを提出します」と伝えればよいでしょう。

    TFNが届いたら、雇用主へ速やかに提出してください。

    申請前でも仕事を始められる?

    仕事を始めるために、TFNを事前取得することが法律上一律に義務付けられているわけではありません。

    ただし、TFNを申請していない場合と、すでに申請して番号を待っている場合では、税務上の取り扱いが異なります。

    高い源泉徴収税率が適用されることを避けるためにも、到着後早めに申請することをおすすめします。

    TFNがないと税金は高くなる?

    TFNを申請しておきたい理由のひとつが、給与から源泉徴収される税金です。

    オーストラリアのワーキングホリデー渡航者には、通常の居住者とは異なる給与源泉徴収の仕組みがあります。

    ワーキングホリデー渡航者を雇用する事業者としてATOへ登録している雇用主は、一般的に、年間A$45,000までの対象給与から15%の税金を源泉徴収します。

    ただし、この税率は、すべての状況で必ず適用されるという意味ではありません。

    雇用主の登録状況、TFNの申告状況、税務上の居住者判定、租税条約の適用などによって、税務上の取り扱いが異なる場合があります。

    TFNを提出していない場合

    TFNを提出しておらず、申請中であることや提出免除の条件も申告していない場合、雇用主は通常より高い税率で源泉徴収する必要があります。

    ATOの一般的な規則では、外国居住者に該当する従業員がTFNを提出していない場合、45%の源泉徴収が必要になることがあります。

    ただし、TFNをすでに申請し、所定の申告を行っている場合には、通常28日間の猶予があります。

    状況 一般的な取り扱い
    TFNを提出済み 適用される税務条件に従って源泉徴収
    TFN申請中と正しく申告 通常28日間の提出猶予
    TFN未提出・申請中の申告なし 高い税率での源泉徴収対象となる場合がある
    申請中の申告後28日を超えても未提出 高い税率での源泉徴収が必要となる場合がある

    源泉徴収された税金は戻ってくる?

    給与から必要以上に税金が差し引かれていた場合、年度終了後のタックスリターンによって精算されることがあります。

    ただし、必ず全額が返金されるわけではありません。

    年間の所得、源泉徴収額、税務上の居住者区分、租税条約などによって最終的な税額が決まります。

    また、雇用主が適切に源泉徴収していても、追加の税金が発生する場合もあります。

    TFNを取得し、雇用主へ正しく提出しておけば、給与の税務処理を適切に進めやすくなります。

    公式情報:ATO:TFN Declaration

    公式情報:ATO:給与源泉徴収の計算ツール



    TFNを雇用主へ提出する方法

    TFNの通知書が届いたら、次は雇用主へ番号を伝えます。

    通常、仕事を始めるときには、給与の支払いに必要な情報を提出するよう求められます。

    主なものは、次のような情報です。

    • 氏名、住所、生年月日
    • 銀行口座情報
    • TFN
    • 税務上の居住者区分などに関する申告
    • スーパーアニュエーションに関する情報

    TFNは、雇用主から案内された正式な給与・税務書類、または安全なオンラインシステムを通じて提出してください。

    仕事を変えるたびに提出する?

    はい。新しい雇用主に対しても、給与の税務処理に必要な情報を提出します。

    ただし、転職するたびに新しいTFNを取得する必要はありません。

    同じ番号を使用できます。

    また、雇用主からTFN Declarationの提出を求められた場合、前職の情報をそのまま使い回すのではなく、新しい雇用関係に応じて手続きを行ってください。

    雇用主がTFNを登録しているか確認する

    初回の給与が支払われたら、給与明細(Payslip)を確認しましょう。

    給与明細には、通常、税引前の給与、源泉徴収された税金、実際の支払額などが記載されています。

    TFNを提出したのに予想以上の税金が差し引かれている場合は、雇用主の給与担当者へ確認してください。

    なお、税額はTFNの提出だけで決まるものではなく、給与や雇用主の登録状況などによっても変わります。

    TFNとABNの違い

    オーストラリアの仕事探しでは、TFNのほかにABNという番号を求められることがあります。

    この2つは役割が異なります。

    ABNは、オーストラリアン・ビジネス・ナンバー(Australian Business Number)の略で、事業者を識別するための番号です。

    TFNは個人の税務番号、ABNは事業者の識別番号と考えると分かりやすいでしょう。

    項目 TFN ABN
    正式名称 Tax File Number Australian Business Number
    主な目的 個人の税務管理 事業者の識別
    一般的なアルバイト 通常使用する 通常不要
    個人事業主 税務申告などで使用 事業内容により必要
    番号の桁数 通常9桁 11桁

    レストランでアルバイトする場合は?

    レストランやホテルなどに従業員として雇用される場合は、通常、TFNを使用して給与の源泉徴収が行われます。

    このような一般的な雇用で、ABNを取得する必要はありません。

    ABNで働くよう求められた場合

    配達、清掃、建設関連など、一部の仕事では、個人事業主としてABNを使って働くケースがあります。

    ただし、雇用主が「ABNを取れば税金や退職年金を払わなくてよい」と考えて、実際には従業員に当たる人を個人事業主として扱うことは問題になります。

    これは偽装請負(Sham Contracting)と呼ばれる場合があります。

    ABNで働く場合は、給与所得者と異なり、自分で税金を管理する必要が生じることもあります。

    また、事業者としての責任や保険などについても確認が必要です。

    ワーキングホリデーの仕事探しでABNが必要と言われた場合は、本当に独立した事業者として働く契約なのか、事前に確認してください。

    参考:フェアワーク・オンブズマン(Fair Work Ombudsman):個人事業主と従業員の違い

    セカンドワーホリや転職でも同じTFNを使える?

    一度取得したTFNは、基本的に生涯使用する個人の税務番号です。

    したがって、オーストラリア国内で転職しても、新しいTFNを取得する必要はありません。

    また、シドニーからメルボルン(Melbourne)へ引っ越した場合も、同じ番号を使用します。

    セカンド・サードワーホリの場合

    初回ワーキングホリデーでTFNを取得し、その後セカンド・サードワーホリへ進む場合も、原則として同じTFNを使用します。

    新しいビザを取得するたびに、TFNを申請し直す必要はありません。

    いったん日本に帰国した場合

    例えば、初回ワーキングホリデーを終えて日本へ帰国し、翌年セカンドワーホリでオーストラリアへ戻る場合も、以前取得したTFNを使用します。

    日本へ帰国したからといって、TFNが自動的に失効するわけではありません。

    パスポートを更新した場合

    TFNは個人に割り当てられる番号なので、パスポートを更新しても新しいTFNが必要になるわけではありません。

    ただし、ATOに登録されている氏名や連絡先などが変わった場合には、必要に応じて登録情報を更新してください。

    ビザの種類が変わった場合

    ワーキングホリデーから学生ビザや別の就労ビザへ変更した場合も、TFNはそのまま使用できます。

    ただし、税務上の居住者区分や給与源泉徴収の取り扱いは、状況によって変わる場合があります。

    ビザの種類が変わったときには、必要に応じて雇用主へ新しい情報を伝えてください。

    TFNを忘れた・紛失した場合の確認方法

    以前オーストラリアで働いたことがある方の中には、TFNを取得したものの、番号を忘れてしまったという方もいるでしょう。

    その場合は、改めて別の番号を申請するのではなく、以前のTFNを確認します。

    過去の書類を確認する

    TFNが記載されている可能性のある書類には、次のようなものがあります。

    • ATOから届いたTFN通知書
    • 以前のタックスリターン関係書類
    • ATOの税務通知書
    • 税理士が作成した申告書類
    • 一部のスーパーアニュエーション関連書類

    給与明細などにはTFNの一部しか表示されていない場合や、番号が記載されていない場合もあります。

    マイガブ(myGov)で確認する

    オーストラリア政府のオンラインサービスであるマイガブに、ATOのサービスを連携している場合は、オンラインでTFNを確認できます。

    ATOのオンラインサービスにログインし、番号を確認する機能を利用してください。

    ATOへ問い合わせる

    オンラインで確認できない場合や、以前の書類が残っていない場合は、ATOへ問い合わせる方法があります。

    本人確認が必要になるため、パスポートなどの身分証明情報を用意しておきましょう。

    また、TFNを紛失した場合に、自分の判断で新しい申請を繰り返すことは避けてください。

    TFNは、転職や帰国、引っ越しによって新しい番号へ変わるものではありません。

    オーストラリア政府:TFNの取得と確認

    TFNの詐欺・個人情報保護に注意

    TFNは、税金に関する重要な個人情報です。

    申請や仕事探しの際には、番号を安易に第三者へ渡さないようにしましょう。

    TFNの取得は無料

    ATOの公式申請では、TFNの取得料金はかかりません。

    インターネット上にはTFNの申請を代行するサービスもありますが、政府の正式な申請料金が必要というわけではありません。

    自分で手続きできる方は、ATOの公式サイトから申請すれば十分です。

    仕事に応募する段階でTFNを要求されたら?

    TFNは、採用後に雇用主が給与の税務処理を行う際など、正当な必要がある場合に提出するものです。

    ATOは、採用される前の求人応募書類にTFNを記載しないよう案内しています。

    求人への応募段階でTFNを求められた場合は、その目的や提出先を確認してください。

    電話やSMSでTFNを聞かれた場合

    ATOや政府機関を名乗る電話、SMS、メールによる詐欺にも注意が必要です。

    例えば、「TFNに問題がある」「すぐに支払わなければ逮捕される」「リンクから個人情報を入力するように」といった連絡は、詐欺の可能性があります。

    不審な連絡を受けた場合は、メッセージ内のリンクや電話番号をそのまま使用せず、ATOの公式サイトから問い合わせ先を確認してください。

    TFNの写真をSNSなどへ公開しない

    TFNの通知書には重要な個人情報が含まれています。

    通知書をSNSへ投稿したり、知人とのグループチャットに画像を共有したりすることは避けましょう。

    また、雇用主へ提出する場合も、必要以上に多くの人が閲覧できる方法は避け、正式な提出方法を利用してください。

    公式情報:ATO:税務情報と個人情報の保護

    オーストラリアのTFN申請に関するよくある質問

    オーストラリアのTFNは日本から申請できますか?

    ワーキングホリデー渡航者が通常利用する外国パスポート保有者向けのIARオンライン申請は、オーストラリア入国後に行います。日本でワーキングホリデービザが許可されていても、入国前にこの方法で申請することはできません。
    TFNの申請料金はいくらですか?

    オーストラリア税務局の公式サイトから申請する場合、TFNの取得は無料です。ワーキングホリデー渡航者は通常、対象となる就労可能ビザを持っていれば、オーストラリア到着後にオンライン申請できます。
    TFNは申請してから何日で届きますか?

    ATOの案内では、オンライン申請後、TFNの通知書がオーストラリア国内の郵送先住所へ届くまで最長28日程度かかる場合があります。28日を過ぎても届かない場合は、ATO Receipt IDを用意して税務局へ問い合わせてください。
    TFNが届いていなくてもアルバイトを始められますか?

    はい。TFNがまだ届いていなくても、就労可能なビザを持っていれば仕事を始めることは可能です。TFNをすでに申請した場合は、雇用主へ申請中であることを正しく申告してください。通常、番号の提出まで28日間の猶予があります。
    TFNがないと給与から45%の税金が引かれますか?

    TFNを提出せず、申請中であることや免除の条件も申告していない場合、外国居住者に該当する従業員では45%の源泉徴収が必要になることがあります。ただし、TFNを申請中で所定の申告を行っている場合には、通常28日間の提出猶予があります。
    オーストラリアの住所が決まっていなくてもTFNを申請できますか?

    申請にはオーストラリア国内の郵送先住所が必要です。ホステルやホテルなどが郵便物を受け取ってくれる場合は、その住所を使用できることがあります。通知書が届くまで確実に受け取れるか、事前に確認してください。
    TFNの申請にはオーストラリアの銀行口座が必要ですか?

    通常、TFNのオンライン申請自体に銀行口座は必要ありません。就労可能なビザ、パスポート情報、オーストラリア国内の住所、連絡先などを準備して申請します。
    セカンドワーホリで再入国するとき、新しいTFNが必要ですか?

    いいえ。TFNは基本的に生涯使用する番号です。セカンド・サードワーホリで再入国する場合や、別の都市へ引っ越す場合、転職する場合も、以前取得した番号を使用できます。
    TFNを忘れてしまった場合はどうすればよいですか?

    以前のTFN通知書やタックスリターン関係書類を確認してください。マイガブにATOのオンラインサービスを連携している場合は、オンラインで確認できます。分からない場合はATOへ問い合わせてください。
    TFNとABNは何が違いますか?

    TFNは個人の税務番号、ABNは事業者を識別するための番号です。レストランやホテルなどに従業員として雇用される場合は通常TFNを使用し、ABNは必要ありません。個人事業主として働く場合は、事業内容に応じてABNが必要になることがあります。



    まとめ|TFNはワーホリ到着後、早めに無料申請しておこう

    オーストラリアでワーキングホリデーを始める方にとって、TFNは仕事や税金の手続きに欠かせない番号です。

    日本国籍者で、就労可能なワーキングホリデービザを持っている場合、通常はオーストラリア到着後にATOの公式サイトから無料で申請できます。

    申請に必要なのは、主にパスポート情報、個人情報、オーストラリア国内の住所、連絡先などです。

    正式なTFNが郵送されるまでには最長28日程度かかる場合があるため、仕事が決まってからではなく、到着後早めに手続きを進めるとよいでしょう。

    ただし、郵送先が決まっていない場合は、通知書を確実に受け取れる住所を確保してから申請してください。

    TFNが届く前に仕事が決まった場合も、就労可能なビザがあれば働くことは可能です。雇用主にはTFNを申請中であることを正しく伝え、番号が届き次第提出しましょう。

    また、TFNは一度取得すれば、転職、引っ越し、セカンド・サードワーホリなどでも引き続き使用できます。

    申請は無料なので、必要のない代行料金を支払う必要はありません。公式サイトを使用し、重要な個人情報であるTFNを安全に管理してください。

    オーストラリアへ到着したら、郵送先の確保、TFNの申請、銀行口座の開設を早めに進めておくと、仕事探しから給与の受け取りまでスムーズに準備できます。

    これからワーキングホリデーを始める方は、仕事が見つかる前の時間を使って、こうした基本的な手続きを済ませておきましょう。

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