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  • オーストラリア旅行中の洗濯方法|コインランドリーの使い方・洗剤・乾燥機を解説

    オーストラリア旅行中の洗濯方法|コインランドリーの使い方・洗剤・乾燥機を解説

    オーストラリア旅行が1週間を超えてくると、避けて通れないのが洗濯です。夏場のシドニーやケアンズなら汗をかいた服が増えますし、冬のメルボルンでは厚手の服を何日も持ち歩きたくありません。

    そんな時に便利なのが、街中にあるコインランドリー(Laundromat/Self-service Laundry)です。日本のコインランドリーと基本的な使い方は似ていますが、店舗によってはコインではなくクレジットカードやアプリで支払うところもあり、「コインランドリー」という名前でも現金不要の店が増えています。

    また、ホテルやサービスアパートメント、ホリデーパークなどに宿泊している場合は、館内のGuest Laundryを利用できることもあります。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、コインランドリーの探し方、洗濯機・乾燥機の使い方、洗剤の選び方、支払い方法、ホテルでの洗濯、長期旅行中のコツまで、実際に使う場面をイメージしやすい形で紹介します。




    旅行中の洗濯はどうする?

    1週間のオーストラリア旅行ですが、洗濯できる場所はありますか?
    都市部ならコインランドリーは簡単に見つかります。ホテルにGuest Laundryがある場合もあるので、まず宿泊施設を確認してみましょう。

    旅行中の洗濯方法は、大きく分けて次の4つです。

    • 街中のコインランドリーを利用する
    • ホテルやホステルのGuest Laundryを利用する
    • サービスアパートメントの洗濯機を利用する
    • 少量だけホテルの洗面台などで手洗いする

    短期旅行なら下着やTシャツだけ手洗いでも済みますが、5~7日以上の旅行なら、一度コインランドリーを使う前提にすると荷物をかなり減らせます。

    コインランドリーの探し方

    Google Mapsで「Laundromat」または「Self-service Laundry」と検索すれば、近くの店舗が見つかります。

    シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ、パース、アデレードなど主要都市では、住宅街やホテル街の近くに複数あります。

    検索するときは、場所だけでなく、営業時間、支払い方法、Googleの口コミ、乾燥機の台数なども見ておくと使いやすい店を選べます。

    ホテルのフロントで「Is there a laundromat nearby?」と聞いても、近くの店を教えてもらえます。

    Laundromat・Laundryの意味

    オーストラリアでは、日本の「コインランドリー」に当たる言葉としてLaundromatがよく使われます。

    店によっては「Coin Laundry」「Self-service Laundry」「24/7 Laundry」などの看板もあります。

    一方、「Laundry Service」は洗濯物を店員へ預け、洗濯・乾燥・たたみまでしてもらうサービスを指すことがあります。

    支払い方法は店によって違う

    昔ながらの店舗ではコイン式が今もありますが、現在はクレジットカード、デビットカード、専用アプリなどに対応した店も増えています。

    業務用ランドリー機器でも、コイン、カード、アプリに対応する機種が一般的に販売されています。

    そのため、「コインランドリーだから必ず現金が必要」とは限りません。

    逆に、古い店舗ではカードが使えず、A$1やA$2コインだけという場合もあります。行く前に店舗情報を確認しておくと安心です。

    コインは必要?

    コイン式の店を利用する場合は、A$1やA$2硬貨を使うことがあります。

    店内に両替機がある場合もありますが、すべての店舗にあるわけではありません。

    現金式の店へ行くなら、スーパーやコンビニなどで買い物をした際に少し小銭を残しておくと便利です。

    カード式の店なら、通常は機械や店内の支払端末で洗濯機番号を選び、タッチ決済などで支払います。



    洗濯機の基本的な使い方

    店舗によって多少違いますが、基本的な流れは日本のコインランドリーとほぼ同じです。

    手順 内容
    1 洗濯物を洗濯機へ入れる
    2 洗剤を入れる
    3 Cold、Warmなどのコースを選ぶ
    4 コイン・カード・アプリなどで支払う
    5 Startを押す
    6 終了後すぐに取り出す

    洗濯機によっては支払いをすると自動で始まる場合もあるので、先に画面の表示を確認してください。

    大型洗濯機は料金が高くなりますが、家族分を一度に洗えるため、複数台へ分けるより便利なこともあります。

    Cold・Warm・Hotの違い

    洗濯機では、次のような表示をよく見ます。

    表示 意味
    Cold 冷水
    Warm 温水
    Hot 高温の温水
    Normal 通常洗い
    Delicate デリケート衣類向け
    Heavy Duty 汚れの強い物向け

    旅行中のTシャツ、下着、靴下など普通の衣類なら、ColdまたはWarmで十分なことが多いでしょう。

    色落ちや縮みが心配ならColdを選ぶと無難です。

    洗剤はどうする?

    店舗によって、洗剤を自分で入れる店と、洗剤が自動投入される店があります。

    自動投入の場合は「Detergent included」「Auto dosing」などと表示されます。

    自分で入れる場合は、店内の自動販売機で1回分の洗剤を買えることもあります。

    数回洗濯する予定なら、スーパーで小容量の洗剤を買った方が割安なこともあります。

    粉末・液体・カプセル、どれがいい?

    スーパーでは、Powder(粉末)、Liquid(液体)、Capsules/Pods(カプセル)が売られています。

    旅行者には、計量の必要がないカプセルタイプが便利ですが、洗濯機によって使い方が違うため説明を確認してください。

    液体洗剤なら少量ボトルを買いやすく、手洗いにも使えます。

    粉末洗剤は大容量商品が多いため、短期旅行では余らせやすいのが難点です。

    Front LoaderとTop Loader

    オーストラリアの洗濯機には、前から入れるFront Loaderと、上から入れるTop Loaderがあります。

    コインランドリーでは大型のFront Loaderをよく見かけます。

    Front Loaderでは洗剤投入口が機械上部や前面にあることが多く、Top Loaderでは機械の中へ直接入れるタイプもあります。

    自己流で入れず、機械に書かれている「Detergent」「Softener」などの表示を確認しましょう。




    乾燥機の使い方

    洗濯が終わったら、必要に応じて乾燥機(Dryer/Tumble Dryer)へ移します。

    基本的な使い方は、

    1. 洗濯物を乾燥機へ入れる
    2. 温度を選ぶ
    3. 料金を支払う
    4. Startを押す

    という流れです。

    乾燥機は洗濯機より大容量の機種も多く、家族分をまとめて入れられることがあります。

    業務用乾燥機には14kg、20kg以上の大型機種もあります。

    乾燥時間はどれくらい?

    乾燥時間は、衣類の量、生地、脱水状態、乾燥機の容量、設定温度によってかなり変わります。

    薄手のTシャツや下着中心なら短時間で乾きますが、ジーンズ、パーカー、厚手のタオルが多いと時間がかかります。

    店舗によっては「○分ごとにA$○」という追加式になっており、乾き具合を見ながら時間を足せます。

    最初から長時間設定するより、途中で確認できる店なら様子を見ながら追加する方が衣類を傷めにくいでしょう。

    乾燥機に入れない方がよい物

    日本と同じく、すべての衣類を乾燥機へ入れてよいわけではありません。

    特に次のような物は洗濯表示を確認してください。

    • ウール
    • シルク
    • 一部のスポーツウェア
    • プリントが大きいTシャツ
    • 縮みやすい衣類
    • 防水加工の衣類
    • ブラジャーなど型崩れしやすい物

    旅行中は「早く乾かしたい」と全部まとめて乾燥機へ入れがちですが、高温で縮む衣類もあります。

    ホテルのGuest Laundry

    中級ホテル、モーテル、ホステル、ホリデーパークなどでは、宿泊者向けのGuest Laundryが用意されていることがあります。

    洗濯機と乾燥機が数台置かれ、コイン式またはカード式で利用します。

    街中のコインランドリーまで洗濯物を持って行かなくてよいので、宿泊ホテルにあるなら一番便利です。

    チェックイン後にフロントで「Do you have a guest laundry?」と確認してみましょう。

    ホテルのランドリーサービス

    4~5つ星ホテルでは、洗濯物をスタッフへ預けるLaundry Serviceが利用できることがあります。

    シャツ、ズボン、下着などを専用袋に入れ、部屋にある伝票へ数量を記入して依頼します。

    便利ですが、セルフサービスの洗濯よりかなり高くなります。

    出張中でシャツ数枚だけ洗いたい、翌日の会食に着る服をクリーニングしたい、という場合には便利ですが、家族旅行の大量の洗濯にはコインランドリーの方が現実的です。

    サービスアパートメント・Airbnb

    サービスアパートメントでは、室内に洗濯機と乾燥機が付いている物件が多くあります。

    長期滞在なら、ホテルの星の数より「洗濯機付き」を優先して宿泊先を選ぶと便利です。

    Airbnbなど民泊の場合も洗濯機がある物件は多いですが、乾燥機がなく物干しだけというケースもあります。

    予約前に「Washer」「Dryer」の設備欄を確認してください。



    ホテルの部屋で手洗いする場合

    下着や靴下だけなら、ホテルの洗面台で手洗いする方法もあります。

    旅行用の小袋洗剤や少量の液体洗剤があると便利です。

    洗った後は強く絞りすぎず、タオルで挟んで水分を取ると乾きやすくなります。

    ただし、ホテルの備品タオルを大量の色物と一緒に使ったり、室内を水浸しにしたりしないよう注意しましょう。

    部屋干しの注意点

    ホテルの部屋で洗濯物を干す時は、消防設備やホテル設備を妨げない場所を選びます。

    スプリンクラー、照明器具、非常設備などに衣類を掛けないでください。

    バスルームに物干しロープが備え付けられているホテルもあります。

    オーストラリアは地域によって空気が乾燥しており、薄手の衣類なら一晩で乾くこともありますが、メルボルンの冬や湿度の高いケアンズでは乾きにくい日もあります。

    洗剤はどこで買える?

    洗剤はウールワース(Woolworths)、コールズ(Coles)、アルディ(ALDI)などのスーパーで買えます。

    商品棚では「Laundry Detergent」「Laundry Liquid」「Laundry Powder」などを探してください。

    短期旅行なら、大容量ボトルより小さなサイズやカプセルタイプの方が持ち運びやすく、余りにくいでしょう。

    コインランドリー店内で1回分を買える場合は、わざわざスーパーで買わなくても済みます。

    洗濯表示は日本と違う?

    衣類の洗濯表示は国際的に共通する記号が多く、日本で見慣れたマークと似ています。

    ただし、オーストラリアの衣類では英語で、

    • Machine wash cold
    • Hand wash only
    • Do not tumble dry
    • Line dry
    • Dry clean only

    などと文章で書かれていることもあります。

    特にDo not tumble dryは「乾燥機に入れない」という意味なので、見落とさないようにしましょう。

    洗濯物を放置しない

    洗濯中にカフェへ行く人もいますが、貴重品はもちろん、洗濯物そのものも長時間放置しない方が安心です。

    洗濯が終わっても取りに来ない場合、次の利用者が洗濯物を機械の上などへ出すことがあります。

    スマートフォンのタイマーをセットし、終了数分前には戻るようにしましょう。

    24時間営業の無人ランドリーを深夜に使う場合は、周辺の雰囲気も確認し、治安面で不安を感じる場所なら日中に利用する方がよいでしょう。




    ロードトリップ・長期滞在の場合

    レンタカーで長距離旅行をする場合は、都市のコインランドリーだけでなく、ホリデーパークやキャラバンパークのランドリーも便利です。

    共有ランドリーに洗濯機と乾燥機があり、宿泊者が利用できます。

    1~2週間のロードトリップなら、3~4日分程度の衣類を持ち、途中で2回ほど洗濯する前提にすると荷物をかなり減らせます。

    特に国内線を何度も利用する旅では、スーツケースを軽くできるメリットが大きくなります。

    荷物を減らす洗濯前提のパッキング

    洗濯できると分かっていれば、旅行日数分すべての服を持って行く必要はありません。

    例えば10日間の旅行でも、

    • Tシャツ 4~5枚
    • 下着 4~5日分
    • 靴下 4~5日分
    • パンツ 2~3本

    程度にして、途中で洗濯する方法があります。

    乾きやすい化繊の衣類を混ぜるとさらに便利です。

    洗濯前提なら、衣類を減らした分だけお土産のスペースも作れます。

    コインランドリーで見る英語

    英語 意味
    Laundromat コインランドリー
    Washer 洗濯機
    Dryer / Tumble Dryer 乾燥機
    Detergent 洗剤
    Fabric Softener 柔軟剤
    Cold 冷水
    Warm 温水
    Hot 高温の温水
    Delicate デリケート洗い
    Heavy Duty 強力洗い
    High Heat 高温乾燥
    Low Heat 低温乾燥
    Out of Order 故障中
    Card Only カードのみ
    Coins Only コインのみ

    旅行者向けのコツ

    • 宿泊予約前にGuest Laundryの有無を確認する
    • Google MapsでLaundromatを検索する
    • 支払い方法を事前に確認する
    • 洗剤が自動投入かどうか確認する
    • 色落ちが心配ならColdを選ぶ
    • 乾燥機に入れる前に洗濯表示を見る
    • 洗濯終了時間に合わせて戻る
    • 旅行後半に洗濯日を1回入れておく

    旅行中の洗濯は面倒に感じますが、1回洗濯するだけで持って行く服の量を大きく減らせます。

    特にオーストラリア国内を何都市も移動する旅行では、「必要な服を全部持つ」より「途中で洗う」方が身軽です。



    オーストラリア旅行中の洗濯に関するよくある質問(FAQ)

    オーストラリアにコインランドリーはありますか?

    はい。主要都市ではLaundromatやSelf-service Laundryとして多数あります。Google Mapsで簡単に探せます。

    コインランドリーでは現金が必要ですか?

    店舗によります。コイン式のほか、カードや専用アプリに対応する店舗もあります。利用前に支払い方法を確認してください。

    洗剤は持参する必要がありますか?

    店舗によります。洗剤が自動投入される店、店内で1回分を販売している店、自分で用意する店があります。

    ホテルに洗濯機はありますか?

    ホテルによります。Guest Laundryを設けるホテル、モーテル、ホステル、ホリデーパークもあります。予約前に設備欄を確認してください。

    乾燥機は使えますか?

    多くのコインランドリーに乾燥機があります。衣類によっては縮みや型崩れがあるため、洗濯表示を確認してください。

    洗濯はColdとWarmのどちらがいいですか?

    一般的な旅行用衣類ならColdでも十分です。色落ちや縮みが心配な場合もColdが無難です。衣類の洗濯表示を優先してください。

    ホテルの洗面台で手洗いしてもいいですか?

    少量の下着や靴下なら可能です。ただしホテル設備を濡らしたり、消防設備などに洗濯物を掛けたりしないようにしてください。

    LaundromatとLaundry Serviceは同じですか?

    必ずしも同じではありません。Laundromatは自分で洗濯・乾燥するセルフサービス、Laundry Serviceは店員に預けて洗濯してもらうサービスを指すことがあります。



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  • オーストラリアのトイレ事情|公衆トイレの探し方・ウォシュレット・利用時の注意点

    オーストラリアのトイレ事情|公衆トイレの探し方・ウォシュレット・利用時の注意点

    オーストラリア旅行中、意外と困るのがトイレです。観光中に急に行きたくなったのに見つからない、駅にあると思ったら改札の中だった、ショッピングセンターが閉まっていた……。オーストラリアでも、場所によってはこんなことがあります。

    とはいえ、オーストラリアの都市部は公衆トイレが比較的見つけやすく、公園、ショッピングセンター、図書館、駅、観光施設、ビーチ周辺などに設置されています。多くは無料で利用できます。

    日本と違うのは、駅なら必ずトイレがあるとは限らないこと、夜になると施錠される公衆トイレがあること、そして日本では当たり前になった温水洗浄便座がほとんど普及していないことです。

    一方、旅行者にとって心強いのが、オーストラリア政府が支援するナショナル・パブリック・トイレット・マップ(National Public Toilet Map)。全国2万3,000か所以上のトイレを検索でき、現在地の近くにある施設だけでなく、営業時間や車椅子対応、ベビーケア設備なども調べられます。

    この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、公衆トイレの探し方、利用料金、ウォシュレット事情、トイレットペーパー、英語表現、アクセシブルトイレなど、現地で知っておくと役立つポイントをまとめます。




    オーストラリアのトイレは日本とどう違う?

    オーストラリアでは、外出中にトイレを探すのは大変ですか?
    都市部ならそれほど困りません。ただ、日本のように「駅へ行けば必ずある」とは限らないので、ショッピングセンターや公園も候補に入れて探すのがコツです。

    シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ、アデレード、パースなど、主要都市の観光エリアには公衆トイレが多数あります。

    設備そのものは日本と大きく変わりません。洋式便器が一般的で、トイレットペーパーは便器へ流します。手洗い用の水道、石けん、ハンドドライヤーまたはペーパータオルが備えられている施設が多くあります。

    日本との違いをあえて挙げるなら、次のような点です。

    • 駅に必ずトイレがあるとは限らない
    • 公園などのトイレは夜間に閉まることがある
    • 温水洗浄便座は一般的ではない
    • 男女別のほか、UnisexやAll genderのトイレもある
    • アクセシブルトイレが独立して設置されていることが多い
    • ショッピングセンターの営業時間外は利用できない

    「日本より不便」というより、トイレがある場所の考え方が少し違うと思っておくとよいでしょう。

    旅行中、トイレはどこで探す?

    観光中に探しやすいのは、次のような場所です。

    場所 見つけやすさ 注意点
    ショッピングセンター ◎ 営業時間内のみ
    大きな公園 ◎ 夜間施錠の場合あり
    観光施設・博物館 ◎ 施設入場者向けの場合あり
    図書館 ◎ 開館時間内
    鉄道駅 ○ すべての駅にあるわけではない
    ビーチ ○ 海岸によって設備差あり
    公衆トイレ ○ 営業時間を確認
    カフェ・レストラン ○ 基本的に利用客向け
    コンビニ △ 日本のように一般開放されていない店が多い

    日本人旅行者が一番戸惑いやすいのはコンビニです。日本ではコンビニのトイレを借りられることがありますが、オーストラリアの都市部では、コンビニへ入ればトイレが使えるとは考えない方がよいでしょう。

    National Public Toilet Mapが便利

    オーストラリア旅行で覚えておきたいのが、ナショナル・パブリック・トイレット・マップ(National Public Toilet Map)です。

    オーストラリア政府のナショナル・コンティネンス・プログラムの一環として運営されているサービスで、全国の公衆トイレや一般利用可能なトイレが2万3,000か所以上登録されています。

    現在地や地名を入力すると近くのトイレが表示され、施設ごとに次のような情報を確認できます。

    • 場所
    • 営業時間
    • 24時間利用できるか
    • 車椅子対応
    • 男女別・ユニセックス
    • ベビーケア設備
    • 大人用の更衣・介助設備
    • シャワー
    • MLAKキーが必要か

    「Open now(現在営業中)」や「24 hours」で絞り込めるので、夜や早朝にも便利です。

    National Public Toilet Map

    旅行前にアプリを入れておく方法もありますが、スマートフォンのブラウザからそのまま利用できます。



    公衆トイレは無料?

    オーストラリアの公衆トイレは、ほとんどが無料です。

    ヨーロッパの一部で見られるように、入口のゲートでコインを入れなければ入れないタイプは一般的ではありません。公園や街中にある自治体のトイレ、ショッピングセンター、図書館などは、多くの場合そのまま利用できます。

    ただし、すべてが無料というわけではなく、一部の施設では利用料が設定されることがあります。また、駅や民間施設ではその施設の利用者だけが使えるケースもあります。

    「トイレに行くための小銭を常に準備しておかなければならない」という国ではない、と覚えておけば十分でしょう。

    24時間使えるとは限らない

    日本の駅やコンビニの感覚でいると、こちらは少し注意が必要です。

    公園内のトイレは日没後に施錠されたり、ショッピングセンターや図書館のトイレは施設の閉館と同時に使えなくなったりします。

    一方で、大都市には24時間利用できる公衆トイレもあります。例えばシドニー市内では、ハイド・パーク、ウィンヤード・パークなどに24時間利用できる自動式公衆トイレがあります。

    夕食後や早朝に移動する場合には、National Public Toilet Mapで「Open now」または「24 hours」を確認しておくと安心です。

    ショッピングセンターのトイレ

    都市部で一番見つけやすく、旅行者にも使いやすいのがショッピングセンターです。

    ウェストフィールド(Westfield)などの大型ショッピングセンターでは、各フロアまたはフードコート周辺などにトイレがあります。清掃も定期的に入るため、公園の公衆トイレより使いやすいと感じる人も多いでしょう。

    親子向けのParents Roomが用意されている施設も多く、オムツ交換台、授乳スペース、子供用トイレなどが設置されていることがあります。

    難点は営業時間です。夜遅くにショッピングセンターが閉まると、当然ながらトイレも使えなくなります。

    駅・公共交通機関のトイレ

    オーストラリアでは、すべての鉄道駅に公衆トイレがあるわけではありません。

    主要駅には設置されていることが多いものの、小さな駅にはなかったり、駅員がいる時間だけ利用できたり、改札内に設置されていたりします。

    シドニー市も、公衆トイレがある場所として駅を挙げていますが、すべての駅にあるとはしていません。

    長距離移動の前なら、「駅へ着いてから行けばいい」と決めつけず、ホテルやショッピングセンターで済ませておく方が安心です。

    公園・ビーチ・観光地のトイレ

    オーストラリアでは、公園やビーチ周辺に公衆トイレがよくあります。

    大きな都市公園、海水浴場、ピクニックエリア、遊び場の近くには、トイレに加えてシャワーや更衣設備が設けられていることもあります。

    例えばシドニーではハイド・パーク周辺に複数の公衆トイレがあり、ビーチエリアでも自治体がトイレやシャワーを設置している場所があります。

    ただし、オーストラリアのビーチは数が非常に多く、すべてに設備があるわけではありません。人の少ない海岸や自然公園へ行く場合は、出発前に確認しておきましょう。




    カフェ・レストランで借りられる?

    カフェやレストランにはトイレがある店も多いですが、基本的には利用客向けです。

    日本のように「ちょっと借りてもよいですか」とお願いすれば必ず使わせてもらえるわけではありません。特に都心部の小さなカフェでは、そもそも客用トイレがないこともあります。

    食事中に場所が分からなければ、

    Where is the toilet?

    または

    Do you have a bathroom?

    で十分通じます。

    オーストラリアでは「toilet」という言葉を普通に使うので、日本人が気にして「restroom」と言い換える必要はありません。

    ウォシュレット・温水洗浄便座はある?

    日本から来ると、ここが一番大きな違いかもしれません。

    オーストラリアでは、日本で一般的なウォシュレットなどの温水洗浄便座は、まだ標準的な設備ではありません。

    高級ホテル、日本人利用の多い施設、個人宅などに設置されている例はありますが、空港、ショッピングセンター、駅、公園などの一般的な公衆トイレでは期待しない方がよいでしょう。

    便座に暖房機能が付いていることもほとんどありません。

    普段ウォシュレットを使っている人は、旅行用の携帯洗浄器を持って行く方法があります。ウェットティッシュを使う場合は、使用後に便器へ流さず、備え付けのゴミ箱へ捨てるようにします。

    トイレットペーパーは流して大丈夫?

    はい。オーストラリアでは使用したトイレットペーパーは便器へ流します。

    一部の国のように、使用済みトイレットペーパーを横のゴミ箱へ入れる必要はありません。

    オーストラリアの水道事業者も、下水へ流してよい基本的なものとして「Pee、Poo、Toilet paper」の3つを案内しています。

    公衆トイレには通常トイレットペーパーが備え付けられていますが、郊外や利用者の多い観光地では切れていることもあります。心配ならポケットティッシュを持ち歩いておくと安心です。

    ウェットティッシュは流さない

    注意したいのは、普通のウェットティッシュ、ティッシュペーパー、ペーパータオル、生理用品などです。

    トイレットペーパーと違って水中で簡単に崩れないため、下水管の詰まりの原因になります。

    西オーストラリア州のウォーター・コーポレーションも、下水管は基本的に尿、便、トイレットペーパーを流すために設計されていると案内しています。

    商品に「flushable」と書かれていても、オーストラリアの規格に適合する表示があるかを確認し、不明なものはゴミ箱へ捨てる方が無難です。

    トイレでよく見る英語

    表示 意味
    Toilet / Toilets トイレ
    Male / Men / Gents 男性用
    Female / Women / Ladies 女性用
    Unisex 男女共用
    All gender 性別を問わず利用できるトイレ
    Accessible Toilet 車椅子利用者などに対応したトイレ
    Ambulant Toilet 歩行可能だが手すりなどの補助を必要とする人向け
    Parents Room 乳幼児連れ向けの設備
    Baby Change オムツ交換設備
    Changing Places 高い介助ニーズに対応した大型アクセシブル設備
    Out of order 故障・使用不可
    Closed 閉鎖中

    日常会話では「loo」という言葉も使われます。「Where’s the loo?」でも通じますが、旅行者なら「Where is the toilet?」で十分です。



    車椅子対応・アクセシブルトイレ

    オーストラリアでは、大型公共施設やショッピングセンター、観光施設などでAccessible Toiletをよく見かけます。

    男女別トイレとは別に、車椅子で入りやすい広い個室として設けられていることが多く、介助者が異性の場合でも利用しやすいユニセックスタイプが一般的です。

    National Public Toilet Mapでは、アクセシビリティを条件に施設を検索できます。車椅子で旅行する場合には、観光ルートを決める時点でトイレも一緒に確認しておくと移動が楽になります。

    Changing Placesとは?

    チェンジング・プレイシズ(Changing Places)は、一般的なアクセシブルトイレでは十分に対応できない、高い介助ニーズがある人向けの設備です。

    通常のアクセシブルトイレより広く、施設によって成人用の高さ調整式チェンジングベンチ、天井走行式のホイスト、介助者が動けるスペースなどを備えています。

    オーストラリアではこうした施設の整備が進められており、国内には300か所以上のChanging Placesがあります。

    場所はNational Public Toilet MapやChanging Placesの案内から確認できます。

    MLAKと書かれたトイレ

    アクセシブルトイレを探していると、MLAKという表示を見ることがあります。

    これはマスター・ロックスミス・アクセス・キー(Master Locksmiths Access Key)の略で、対象となる障害のある人が、MLAK対応の公衆トイレなどを利用するための共通キーです。

    施設によってはMLAKが必要なトイレを24時間利用できる仕組みになっています。

    National Public Toilet Mapでは、MLAK対応施設を条件に検索できます。日本からアクセシブル設備を必要とする旅行者は、利用予定の施設が通常開放なのか、MLAKが必要なのかを事前に確認しておくとよいでしょう。

    赤ちゃん連れ・子供連れの場合

    大型ショッピングセンター、空港、博物館、観光施設などでは、オムツ交換台を備えたトイレやParents Roomがよく設置されています。

    Parents Roomには、オムツ交換台、授乳スペース、電子レンジ、子供用便器などが備えられていることがあります。設備内容は施設ごとに異なります。

    National Public Toilet MapでもBaby Changeの設備がある場所を絞り込めるので、乳幼児連れの旅行では便利です。

    自動式の公衆トイレを小さな子供と利用する場合は、子供だけで入らせない方が安全です。シドニー市の自動式公衆トイレでは、センサーの作動条件があるため、小さな子供には保護者が一緒に入るよう案内しています。

    自動式公衆トイレを使う時の注意

    シドニーなどの都市部では、街中に箱型の自動式公衆トイレがあります。

    ドアの開閉、洗浄などが自動化され、利用後に便器や床を自動洗浄するタイプもあります。

    初めて見ると少し戸惑いますが、入口や内部に使い方が書かれています。シドニー市の自動式トイレには音声案内や点字案内もあり、緊急ボタンも設置されています。

    また、長時間占有されないよう利用時間に上限が設定されているタイプがあります。荷物整理や着替えなどで必要以上に長居せず、通常のトイレとして利用しましょう。




    ドライブ旅行・地方でのトイレ

    レンタカーで郊外へ出ると、都市部とは事情が変わります。

    高速道路や幹線道路沿いでは、サービスステーション、ロードハウス、レストエリア(Rest Area)、観光案内所などにトイレがあります。

    ただし、日本の高速道路のサービスエリアほど短い間隔で施設が続くとは限りません。特にアウトバックでは、次の町まで100km以上という区間も珍しくありません。

    休憩場所を見つけたら、まだ大丈夫と思ってもトイレを済ませておくのがオーストラリアの長距離ドライブでは基本です。

    National Public Toilet Mapは主要な旅行ルート上のトイレ探しにも使えます。

    旅行中に困らないためのコツ

    オーストラリア旅行でトイレに困らないために、特別な準備は必要ありません。次の点だけ覚えておけば十分です。

    • ホテルを出る前に済ませる
    • 大型ショッピングセンターを見つけたら場所を確認しておく
    • 駅に必ずあると思わない
    • 夜は24時間利用できる施設を探す
    • National Public Toilet Mapをブックマークする
    • 郊外へ行く日は休憩所で早めに利用する
    • ポケットティッシュを1つ持っておく
    • 普通のウェットティッシュは便器へ流さない

    都市観光なら、公衆トイレだけを探し回るより、ショッピングセンター、図書館、大きな公園を覚えておくと実用的です。

    シドニーやメルボルンのCBDを歩いている時も、「次の観光地まで我慢する」より、近くのショッピングセンターに入る方が早いことがあります。

    オーストラリアのトイレに関するよくある質問(FAQ)

    オーストラリアの公衆トイレは無料ですか?

    多くの公衆トイレは無料です。ただし、一部の施設では料金が必要な場合があります。

    オーストラリアにウォシュレットはありますか?

    一部のホテルや個人宅などにはありますが、日本のように一般的ではありません。通常の公衆トイレでは設置されていないと考えた方がよいでしょう。

    トイレットペーパーは便器へ流してよいですか?

    はい。通常のトイレットペーパーは便器へ流します。普通のウェットティッシュ、ティッシュ、生理用品などは流さず、ゴミ箱へ捨ててください。

    駅にはトイレがありますか?

    主要駅にはあることが多いですが、すべての駅に設置されているわけではありません。National Public Toilet Mapなどで確認すると安心です。

    コンビニでトイレを借りられますか?

    日本のコンビニのように一般客向けトイレが用意されているとは限りません。ショッピングセンター、公園、図書館などを探す方が確実です。

    トイレは英語でRestroomと言わないと失礼ですか?

    いいえ。オーストラリアでは「toilet」という言葉を普通に使います。「Where is the toilet?」で問題ありません。

    夜でも公衆トイレは使えますか?

    施設によります。24時間利用できるトイレもありますが、公園や公共施設では夜間に閉鎖される場合があります。National Public Toilet Mapで営業時間を確認できます。

    赤ちゃんのオムツ交換ができる場所はありますか?

    大型ショッピングセンター、空港、観光施設などにはBaby ChangeやParents Roomが設けられていることがあります。National Public Toilet Mapでも設備を条件に検索できます。



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