投稿者: ケアンズ 支店

  • ケアンズ サイクロン襲来とその後の大雨の影響について

    ケアンズ サイクロン襲来とその後の大雨の影響について

    サイクロン・ジャスパー襲来

    2023年12月13日、サイクロン(南半球の台風)通称ジャスパーがケアンズの北150kmの地点へ上陸しました。

    強風を伴うこのサイクロンの影響によりケアンズ空港は閉鎖、グレートバリアリーフへのクルーズおよびキュランダ高原鉄道、スカイレールなどが軒並み運休となりました。

    熱帯低気圧と大雨

    サイクロン・ジャスパーは14日にはケアンズを離れ、大難は去ったかのように思われました。

    しかし熱帯低気圧へ勢力を弱めても尚、クイーンズランド州北部に停滞し、大雨を振らせては甚大な被害をもたらしました。

    12月18日午前9時の段階で降水量は870mmにも達し、1958年以来、最高の降水量を記録しています。

    ケアンズ空港およびバロン河沿岸の地域は水没および浸水し、ケアンズ市内の交通もマヒするなど1977年以来と言われる被害総額となりました。

    キュランダ高原鉄道、スカイレール、グレートバリアリーフへの各クルーズ、レインフォレステーション、キュランダコアラガーデンズ、ハートリース・クロコダイルアドベンチャーズなどの動物園などが営業休止となりました。

    現在のケアンズ

    その後、18日の日中には大雨もやみ、19日現在、ケアンズはいつもの快晴を取り戻しました。

    18日にはケアンズ空港も営業を再開し、災害後初のフライトが出発しました。

    キュランダ高原鉄道など一部、運休が続く交通はあるもののグレートバリアリーフへのクルーズなどは19日には軒並み通常運航となり、ケアンズは無事、平穏を取り戻しています。

     

    ケアンズは本日快晴

    ケアンズ市街中心地もこの通りの晴れ模様

    残念ながらラグーンプールは閉鎖中

    クリスマスツリーも一時避難


  • キュランダ鉄道運休のお知らせ(2023年12月12日~2024年2月現在)

    キュランダ鉄道運休のお知らせ(2023年12月12日~2024年2月現在)

    クイーンズランド州北部に上陸した、サイクロン・ジャスパー、及びその後の大雨により、キュランダ鉄道は12月12日(火曜日)より運休しています。

    現在の所、運休期間は未定。
    2月最終週より週末のみ運行予定となっていますが、線路の状態により、運休期間が延長になる可能性もあります。

    全面運行再開は4月末ごろになる見込みとのことです。

    運休期間: 2023年12月12日(火曜日)~未定

  • 【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑩ – アウトバックの秘湯タラルー温泉を訪ねる旅

    【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑩ – アウトバックの秘湯タラルー温泉を訪ねる旅

    ケアンズ近郊にはまだまだ日本の旅行者の皆さんには知られていな素敵な見どころがたくさんあります。

    そんな見どころ、観光地を数回に分けてご紹介していきたいと思います。

    10回目となる今回は「アウトバックの秘湯タラルー温泉」です。

    レセプションとカフェのエリア

    ケアンズから西、内陸のアウトバックへ約350km。

    片道4時間半のドライブ。最後10kmは未舗装路。

    土ぼこりを巻き上げながら赤土と煤けたユーカリが水平線まで広がる大地を走ると突然「タラルー温泉」の看板が。

    ちなみに日本の5倍もの面積を誇るクイーンズランド州。

    約520万人ほどの人口のほとんどは東海岸沿いの都市部に集中しています。

    「アウトバック」に区分される内陸部の広さは州の約3分の2。

    その広大なアウトバックの土地にわずか8万人余りの人々が暮らしています。

    人の姿も建物の影もないそんな見渡す限りの大自然の中にぽつんとその温泉はあります。

    大規模改装工事を終え、2021年6月に最新観光スポットとしてオープンしたばかりのタラルー温泉は、ケアンズに住む人でもまだ訪れたことがほとんどないほど。

    今回はそんな知る人ぞ知るアウトバックの秘湯タラルー温泉の魅力をお伝えします。

    目次:アウトバックの秘湯タラルー温泉を訪ねる旅(クリックで開閉)




    タラルー温泉とは?

    タラルー温泉は約6500万年前から存在していたと考えられています。

    6500万年前とは、地球上に霊長類が出現した時期と同じくらいです。

    温泉により湧き出た「石灰質化学沈殿岩」が層を織りなし、段々畑のようなテラス状に広がっています。

    ニューサウスウェールズ州のイエローストーン国立公園と並び、オーストラリアには2つしかない丘陵上の温泉のひとつに数えられています。

    温泉に湧き出るお湯は、ニューキャッスル山脈に降った雨水が地中深くに染み込み、地中のマグマに温められながら2万年の時を掛けて地表へ湧き出したものです。

    2万年前の雨水に今、温泉として浸かっていると考えるとなんだか壮大な歴史を感じますね。

    現在、源泉の温度は平均約68℃となっており、数十年をかけてゆっくり水温が下がっていることが観測されています。

    温泉の周りではほのかに硫黄泉のような香りが立ち上っています。

    タラルー温泉では「石灰質化学沈殿岩」によるテラス状の景観や、温泉の泉質により独自の進化を遂げた生態系を守るため入場を規制しており、入湯および温泉ツアーは有料となっており、必ずレンジャーによる案内が必要となっています。

    尚、10月から3月の雨季のシーズンは散策路が水没してしまうため休業となります(2023年4月1日より営業再開)。

    観光施設名

    タラルー温泉(Talaroo Hot Springs)

    住所

    Talaroo Hot Springs, Savanna Way, Mount Surprise, QLD 4871 (地図)

    受付営業時間

    毎日08:30am – 18:00pm

    カフェ営業時間

    毎日11:30am – 13:30pm

    インターネット環境

    無料wifi有り

    Webページ https://www.talaroo.com.au

    ホットスプリング(温泉)・ディスカバリー・ツアー

    タラルー温泉の伝統的所有者は先住民族アボリジニのイゥアミアン族 (Ewamian)です。

    ホットスプリング・ディスカバリー・ツアーではイゥアミアン族の伝説、地政学的な温泉の歴史、観光施設としてのタラルー・ステーション(基地)の歴史、そしてこの地の動植物についての案内を聞くことができます。

    特に9つあるタラルー温泉の源泉にはこのツアーでしか訪れることが出来ず、火山の火口を思わせるような景観は“映える”こと間違いなしです。

    ちなみにこの9つの源泉はそれぞれ独立したものと考えられており、その温度も規模も各々異なります。

    施設内にある貸切風呂や温水プールは、ここからパイプでお湯を引いています。

    ホットスプリング・ディスカバリー・ツアーは全行程90分ほどのウォーキングツアーです。

    ツアー終盤には足湯に入る体験もあります。

    そして最後は、温水プールにて30分ほど遊ぶ時間も含まれています。

    行程としては長いですが、遊歩道や散策路のボードウォークを歩くため、ビーチサンダル等でも参加が可能です。

    水着を着てタオルを持って出かけましょう。

    尚、定員が決まっているため事前予約は必須です。

    源泉の上を歩くボードウォーク

    足湯はかなりの熱さ

    温水プールものんびりできます

    アクティビティ名

    ホットスプリング(温泉)・ディスカバリー・ツアー

    料金

    大人$36ドル、子供(5-15歳)$20ドル、幼児(4歳未満)無料、家族(大人2名+子供2名)$100ドル

    ツアー出発時間

    08:00am/ 10:00am/ 16:00pm

    ツアー所要時間

    約90分

    Webページ https://www.talaroo.com.au/springs-tours

    貸し切り風呂

    タラルー温泉には4つの貸し切り風呂(浴槽)があります。

    予約制となっており、一回の入浴時間(1セッション)は30分間となっています。

    屋外にならぶ4つのかわいらしい浴槽は大人が4人まで入れる大きさです。

    もちろん水着着用のうえでの入浴となりますが、青空の下での温泉はやはり格別です。

    源泉の温度が高く水を入れて温度調整をするため、入湯時に好みのお湯加減に調整してくれるのも嬉しいポイント。

    各々が個室ではありませんが、間仕切りがあるのでプライベート感も十分あります。

    大平原のなかの小さな露天風呂をぜひ満喫してみてください。

    尚、こちらも定員が決まっているため事前予約は必須です。

    アクティビティ名

    貸し切り風呂(プライベート・ソーキング・プール)

    料金

    浴槽(プール)ひとつにつき$30ドル

    予約時間

    08:00am/ 09:00am/ 10:00am/ 15:00pm/ 16:00pm/ 17:00pm

    入浴時間

    40分間

    Webページ https://www.talaroo.com.au/soaking-pool

    キャンプ場

    タラルー温泉にはキャンプ場があります。

    ケアンズから片道4時間半なので、温泉の後はやはりゆったりとくつろぎたいですよね。

    最新の観光施設だけあって、トイレもシャワーも新しく清潔感があります。

    キャンプキッチンも冷蔵庫、電気コンロ、電子レンジ、トースター、湯沸かしポット、調理器具からスポンジや食器用洗剤までしっかり完備。

    長期滞在にもしっかり耐えられます。

    キャンプサイトは電源あり、電源なしの2種類があります。

    サイト種別

    電源あり (Powered Site)

    料金

    1サイト一泊当たり$40ドル(大人2名まで)/ 大人追加ひとり$15ドル/ 子供追加ひとり$8ドル/ 家族(大人2名+子供2名)$54ドル

     

    サイト種別

    電源なし (Unpowered Site)

    料金

    1サイト一泊当たり$32ドル(大人2名まで)/ 大人追加ひとり$15ドル/ 子供追加ひとり$8ドル/ 家族(大人2名+子供2名)$44ドル

    エコテント

    タラルー温泉には今話題のグランピング施設があります。

    それがこのエコテントです。

    ケアンズ近辺にグランピング施設のあるキャンプ場はなく、このタラルー温泉が初ですね。

    ただ、日本のグランピング施設とは異なり、装備はいたってシンプルです。

    室内にはクイーンサイズベッドがひとつ。

    シーツ類などリネンとタオル、ブランケットが用意されています。

    テントにデッキが併設されておりイスとテーブルも用意されています。

    サイト種別

    エコテント (Powered Site)

    料金

    1サイト一泊当たり$120ドル(大人2名まで)**最低二泊より予約可

     

     
    ケアンズから行ける近郊の観光地シリーズのその他の記事は下記よりご覧いただけます。

    【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その① – チラゴー・マンガナ洞窟群国立公園:チラゴー洞窟群とチラゴー精錬所跡

    【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その② – ティナルー湖とダンバラ国立自然公園

    【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その③ – ハーバートン・ヒストリック・ビレッジと花の村・ヤンガバラ

    【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その④ – インノット温泉とウインディ・ヒル・ウインドファーム

    【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑤ – 客車ホテルに泊まるアンダラ溶岩洞観光とサバンナランダー号の旅

    【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑥ – 滝と湖を肌で感じる レイク・イーチャムとミラミラ・フォールズの旅

    【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑦ – リゾートタウン・ポートダグラスとアボリジニ文化に触れるモスマンゴージセンター

    【2022年版】ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑧ – 野生のカソワリに出逢える町エティ・ベイと森林ウォーキングを楽しむベハナ峡谷

    【2022年版】ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑨ – キャプテン・クックゆかりの町クックタウンを訪ねる旅




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  • 【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑨ – キャプテン・クックゆかりの町クックタウンを訪ねる旅

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑨ – キャプテン・クックゆかりの町クックタウンを訪ねる旅

    ケアンズ近郊にはまだまだ日本の旅行者の皆さんには知られていな素敵な見どころがたくさんあります。

    そんな見どころ、観光地を数回に分けてご紹介していきたいと思います。

    9回目となる今回は「キャプテン・クックゆかりの町クックタウン」です。

    ケアンズから観光地キュランダを経由して北へ約330km。

    ケープ・ヨーク(ヨーク岬)の玄関口とも言われるクックタウン。

    車で片道約4時間ほどの遠方となりますがクックタウンには訪れる者を魅了してやまない魅力がたくさんあります。



    クックタウンへの行き方

    クックタウンへはレンタカー等、車で行くことができます。

    キャプテンクック・ハイウェイ(国道1号線→州道44号線)をポートダグラス経由で北上するルートは道が険しいうえに、4輪駆動車でないと進めない悪路があります。

    おススメなルートは、ケネディ・ハイウェイ(国道1号線)をキュランダ方面へ内陸に入り、マリーバからマリガン・ハイウェイ(州道81号線→州道40号線)を北上するルートです。

    キュランダ村までのキュランダレンジの山道には注意が必要ですが、そこを越えればその後は直線の多いハイウェイが続きます。

    マリーバ (Mareeba)

    マリーバはケアンズから約65kmの地点です。

    天候が安定しており「年間300日は晴天」だと言われるこの町は熱気球の離発着地点として知られています。

    また、農作物が豊富でマンゴー、ライチ、バナナ、パイナップルなどの果物、アボカドを主とした野菜類、マカダミアナッツやカシューナッツなどのナッツ類、コーヒーや紅茶、ティーツリーオイルなどが地域の経済を支えています。

    マリーバの人口は約1万1千人ほど。

    「マリーバ」とは先住民族ムルリジ族の言葉で「水が出会う場所」を意味しています。

    実際、マリーバでグラネットクリークがバロン川へ合流しています。

    1880年代、この町はポートダグラスからハーバートンへ向かう馬車の停留所として賑わいはじめ、1890年代には鉄道の開通によりさらに発展を遂げました。

    また、第二次世界大戦中にはニューギニア戦線、南西太平洋戦線の中継地として約1万人ほどのオーストラリア兵、アメリカ兵にマリーバの飛行場が利用されました。

    毎年7月頃に開催される「マリーバ・ロデオ」は地元民に人気のロデオ大会で、2022年も7月9日に開催が予定されています。

    マウント・モロイ (Mount Molloy)

    マリーバを過ぎると次の町は「マウント・モロイ」となります。

    マリーバからは約40km。車で30分ほどの距離となります。

    1890年代に銅山として栄えたモロイ山は、最初にこの地で銅を発見したパトリック・モロイ氏にちなんでその名を命名されました。

    人口250人ほどのこの集落には2、3件ほどのカフェとパブがあるのみです。

    トイレ休憩などを手早く済ませて先へ進みましょう。

    レイク・ランド (Lakeland)

    マウント・モロイを過ぎると次の町は「レイク・ランド」となります。

    マウント・モロイからは約145km。車で1時間半ほどの距離です。

    レイク・ランドはケープ・ヨーク(ヨーク岬)の農業の中心地とも言われ、特にバナナの栽培が盛んです。

    ワーキングホリデー中のファームステイ(農場労働)として日本の若者も出稼ぎに訪れる場所です。

    牛の畜産も盛んで、ハイウェイからものんびりと草を食む牛たちの姿が見られます。

    人口300人ほどの小さな集落には似つかわしくないほど立派な「道の駅(Road House) 」があるのがレイク・ランドの嬉しいところ。

    北向き車線にはバーベキュー施設を備えたピクニック施設があり、南向き車線には「道の駅」としてレストラン、売店、ガソリンスタンドなどがあります。

    レイク・ランドにてムリガン・ハイウェイは州道81号線から州道40号線へその番号を変えます。

    (81号線はそのままケープ・ヨークを北上します)

    レイク・ランドを過ぎると次はいよいよクックタウンです。

    約78km。車で50分ほどの距離を残すのみです。

    こんな楽しいオブジェでインスタ映えフォトも

    クックタウン (Cooktown)

    クックタウンは人口約2700人ほどの小さな町です。

    熱帯サバンナ気候に属し、12月から4月までは雨季、5月から11月までは乾季となっています。

    雨季は概ね高温多湿ですが、海風と降雨により気温が下がる場合があります。

    乾季は湿度は下がりますが、陸風によって小雨が降ることもあります。

    雨季の日中最高気温は平均31℃ほど、冬にあたる乾季でも25℃以上となっています。

    町の名前の由来は、オーストラリア大陸の存在をヨーロッパに知らしめたジェームス・クック中尉から来ています。

    1770年6月、キャプテン・クックの乗るエンデバー号は東海岸の測量中、グレートバリアリーフで座礁し船体に深刻なダメージを受けます。

    キャプテン・クックはエンデバー号を今のエンデバー川河口の砂浜へ停泊させ、7週間に渡り船の修理、水と食料の補充、乗組員の病気の療養をしました。

    修理を完了し再出発したキャプテン・クック一行はオーストラリア大陸の東海岸最北端に到達し、半島をヨーク岬(ケープ・ヨーク)と名付けるとともに、東海岸全域の英国による領有を宣言しました。

    パーマー川地域がゴールドラッシュに沸いた1873年にクックタウンの町は設立されました

    半年で20のレストラン、12の大型店舗と20の小型店、6の肉屋、5のパン屋、3の錫細工、化学者、ファンシーグッズ店、時計屋、ブーツ屋、馬具屋ができ、クックタウン-パーマー川地区には65の公娼免許が発行されたといいます。

    町には推定3000人の浮動人口があり、金鉱地帯へ向かう数千人の労働者がいました。

    1874年にはクックタウン新聞が2紙発行され、1875年までに州立学校、税関、裁判所、いくつかの教会が建てられました。

    1876年4月に町が自治体として宣言されました。

    1876年の国勢調査では、パーマー川金鉱地帯の人口は9200人を超え、クックタウンの町の人口は2200人となっていました。

    1880年代にクックタウンは港町としてさらに繁栄しました。

    クックタウンの人々の生活の移り変わりを伝えるクックタウン・ヒストリー・センター

    1880年に建てられたクックタウン郵便局

    グラッシー・ヒル(Grassy Hill)

    クックタウンのランドマークと言えばこのグラッシー・ヒルです。

    高さ162mほどのこの丘の上からは周囲をぐるっと360度見渡すことができます。

    ケープ・ヨークへ向け北へ伸びる海岸線、大きくうねりながら内陸へと続いていくエンデバー川の流れ、南方にそびえるアナン・リバー国立公園の山々、雄大な景色に説明は要りません。

    丘の上からの景色を一目見れば、なぜにここがランドマークなのかが分かります。

    グラッシー・ヒルから見下ろすクックタウンの町並み

    先住民族アボリジニが丘の草木を焼き、植物の成長を促し、呼び寄せた動物たちを狩っていたことからグラッシー・ヒルと名付けられました。

    キャプテン・クック一行がクックタウンへ上陸した際、このグラッシー・ヒルへ登って沖の岩礁を確認し、安全な航路を確認したと言われています。

    グラッシー・ヒルへは車で行くことができる他、徒歩でも10分から15分程度で登ることができます。

    おススメは日の出と日暮れ時です。

    オレンジ色や赤紫色のグラデーションに染まるエンデバー川と山々のコントラストをぜひその目で見てみてください。

    夕日に映えるエンデバー・リバーの雄大な姿も一望できます

    グラッシー・ヒル灯台(Grassy Hill Light House)

    グラッシー・ヒルの頂上には赤い帽子を被ったようなかわいらしい灯台が建っています。

    グラッシー・ヒル・ライトまたはクックタウン・ライトとも呼ばれる高さ6.1mほどのこの灯台は、港町として発展中だったクックタウンへの船の往来を知らせるため1886年に建造されました。

    灯台建造前は信号係が山頂の小屋に住み込みその職を行っていましたが、灯台完成後は灯台守として信号を管理しました。

    1927年に灯台は自動化され、灯台守は姿を消しました。

    1987年には政府によるこの灯台の取り壊し計画が持ち上がりましたが、地元住民による1年にも及ぶ反対運動はメディアも巻き込み、オーストラリア全土から多くの支持を取り付けました。

    1988年にこの灯台と周囲の土地はクックタウンの住民にわずか$100ドルで売却されることとなりました。

    その結果、灯台はクイーンズランド州海事局により現在も運営されています。

    クックタウン博物館(Cooktown Museum)

    以前はジェームス・クック博物館と呼ばれていたこのクックタウン博物館は、キャプテン・クックだけに留まらずこのクックタウン地域の歴史を広く伝えるために生まれ変わりました。

    もともと19世紀のSister of Mercy修道院(慈善修道女会)だったこの博物物館の建物には、キャプテン・クックを乗せていたエンデバー号の実際の錨と大砲が展示されています。

    その他、ゴールドラッシュ時代の道具や書簡の数々、ゴールドラッシュを支えた中国移民たちの独自の文化品の数々、先住民族ググ・イミティアの人々の工芸品などが展示されています。

    施設名

    クックタウン博物館 (Cooktown Museum)

    住所

    Cnr Helen & Furneaux Street Cooktown, Queensland, 4895 (地図)

    営業時間

    水曜 – 土曜 10:00am – 15:00pm(祝日閉館)

    入館料

    大人$25、子供(3-13歳)$15、家族(大人2名+子供3名まで)$65

    Webページ https://nationaltrustqld.org.au/visitor-sites/Cooktown-Museum

    エンデバー号の実際の錨

    大きなエンデバー号の模型

    先住民族の文化を伝える展示品の数々

    ジェームス・クック像

    海沿いのシャーロット・ストリートを市街地から少し北へ進むとバイセンテニアル公園(Bicentennial Park)の中ほどにこの銅像を見つけることができます。

    この銅像はキャプテン・クック上陸200周年を記念し、1988年6月に建てられたものです。

    クック記念碑と保護区

    クック記念碑(クックス・モニュメント)と保護区は、シャーロット・ストリートのエンデバー・パークに隣接した場所にあります。

    1887年に建設されたこの石造りの記念碑は、当初、クックタウン市議会がその上部にジェームス・クックの像を設置することを計画していました。

    しかしながら人物よりも上陸の出来事を記念することが重要、とクイーンズランド州首相にその計画を却下されました。

    このクックス・モニュメントと保護区は、1770年にグラッシー・ヒルの麓でジェームス・クック一行が行った野営を記念するもので、この場所を歴史的に重要な場所と位置づけ、1997年4月にクイーンズランド州の州遺産に登録されました。

    クックタウン大砲 (The Cooktown Cannon)

    先述の保護区には、1803年スコットランド製のこのクックタウン大砲が設置されています。

    王室のモノグラム、「GR」が刻印されたこの大砲は、1885年にクイーンズランド州から砲弾3発、ライフル2丁、将校1名とともに送られてきたものです。

    もともとはエンデバー川河口近く、ウェバー・エスプラネードのクックタウン火薬庫近くに設置されていました。

    現在はキャプテン・クックの上陸を再現する祭典の一環として年に一度、使用されています。

    クックタウン火薬庫(Cooktown Powder Magazine)

    クックタウン火薬庫はクイーンズランド州に現存する最古の火薬庫のひとつです。

    ゴールドラッシュでパーマー川の火薬の使用が増え、クックタウンの倉庫に大量の火薬が保管されると市民の安全を脅かしかねないとし1875年に火薬庫の建設が計画されました。

    1876年に完成した火薬庫は安全を考慮の上、グラッシー・ヒル北端の海沿いの岩場に設置されました。

    建物はレンガ造り、窓は石造り、そこに銅製のシャッターが取り付けられていました。

    建設当初、アクセスは船のみでしたが、その後、ウェバー・エスプラネード通りが延長され、海沿いに道路が整備されました。

    1880年代半ばからパーマー川金鉱の金の産出量は減少し、1894年にはクックタウン火薬庫に保管されていた火薬の量も非常に少なくなりました。

    建物の維持に費用が掛けられなくなり、1940年代までには建物は荒れ果てていました。

    1992年10月にクイーンズランド州遺産として登録されました。

    クックタウン・ウォーターフロント・パーク

    クックタウン火薬庫まで続くウェバー・エスプラネード通りはきれいに整備され、2018年6月に無料のウォーター・パークがオープンしました。

    トイレ、更衣室、駐車場も完備されており、毎日10:00am – 17:00pmの間、噴水や水鉄砲などの施設が利用できます。

    クックタウン植物園

    クックタウン植物園は1878年に設立された、クイーンズランド州で最も古い植物園のひとつです。

    62ヘクタールもの広大なギャロップ植物保護区の中ほどにあり、市街地からは1.5kmほどの距離のところにあります。

    テーマを持った5つの植物コレクションがあり、そのうちのひとつは1770年にキャプテン・クックと一緒にこの地に上陸した科学者ジョセフ・バンクス、スウェーデン人植物学者ダニエル・ソランダーの両名が7週間に渡り収集、保存、記録した200種にも及ぶ植物の一部です。

    広大な敷地にはウォーキングトラックが整備されており、お天気の良い日にゆっくり時間を過ごすのに最適です。

    ネイチャーズ・パワーハウス (Nature’s Powerhouse)

    植物園内にあるネイチャーズ・パワーハウスには、ギャラリー、売店、インフォメーションセンター、カフェが入っています。

    ヴェラ・スカース・ジョンソン・ギャラリーでは、この地域の植物に関するオリジナルの植物図鑑コレクションを展示しています。

    その多くの植物は5つの植物コレクションのひとつとしてクックタウン植物園内で見ることができます。

    ヴェラ・スカース・ジョンソンはアーティストであり、収集家であり、自然保護活動家でもありました。

    彼女はエンデバー川の流域に何度も足を運ぶうちに、一部の植物がだんだんと見つからなくなりつつあることに危機感を抱くようになりました。

    エンデバー川の渓谷の美しさに魅了された彼女は、この地域で見られる草花が絶滅の危機に瀕する前に図式的に記録する必要性を痛感するようになりました。

    1986年、彼女は完成した作品のコレクションをクックタウンの人々に寄贈しました。

    このコレクションによって、人々が自然環境に感謝し、自然環境を保護するようになってほしいというのが、彼女の強い願いでした。

    ヴェラ・スカース・ジョンソン・ギャラリーには、ジェームズ・クックの最初の太平洋航海の際に、ジョセフ・バンクスがここエンデバー川で採取した植物を描いたバンクス・フロリレギウムの植物図譜のコレクションも所蔵されています。

    これらの版画は、植物画家のシドニー・パーキンソンがエンデバー号の船上で描いたオリジナルのスケッチをもとに制作されたものとなっています。

    ヴェラ・スカース・ジョンソン・ギャラリーの様子

    施設名

    ネイチャーズ・パワーハウス (Nature’s Powerhouse)

    住所

    1 Walker Street, Cooktown (地図)

    営業時間

    月曜・火曜 08:30am – 15:00pm、水曜 – 日曜 08:30am – 16:00pm

    入館料

    無料

    Webページ https://www.facebook.com/naturespowerhouse/

    フィンチ・ベイ(Finch Bay)

    市街地から2kmほどのところにあるこのビーチは、地元住民に人気の遊泳スポットです。

    ビーチは幅500mほどあり、入り江になっているため風の影響を受けにくく、大きな波も立ちません。

    駐車場がビーチ近くにあり、アクセスしやすいのも嬉しいポイントです。

    海へ続く小川の河口は釣りのスポットしても人気があります。

    クックタウンでのアクティビティ

    フィッシング

    クックタウンおよびその北へ続くケープ・ヨークは釣りのポイントとして人気の場所です。

    クックタウンには釣り船チャーターの会社がいくつかあり、半日、終日、リーフフィッシング(サンゴ礁での底釣り)、リバーフィッシング(エンデバー川での餌釣り)などコースが選べます。

    釣り道具や餌一式をすべて用意してくれているので、手ぶらで参加できるのが嬉しいポイント。

    しかも針に餌を付けるところから、釣れた魚を針から外してくれたり、釣れた魚を三枚におろしてくれるなんてことも通常サービスに含まれています。

    中には「必ず釣れます」と保証している会社もあり、釣りに不慣れた方も満喫できること間違いなしです。

    この近辺で釣れる魚種は、バラマンディ(アカメ科)、マングローブ・ジャック(ゴマフエダイ)、フィンガーマーク(カドガワフエダイ)、マカレル(サワラ)、トレバリー(シマアジ)、ブリム(チヌ)、クイーンフィッシュ(イケカツオ)、グランタ―(イサキ)、コーラル・トラウト(スジアラ)、レッド・エンペラー(センネンダイ)、ナニガイ(キンメダイ)、ツナ(マグロ)などです。

    40cmオーバーのマングローブ・ジャックが釣れました!

    釣り船チャーター 一例

    会社名

    Gone Fishing

    お勧めポイント

    シャーロット・ストリートにタックルショップ「The Lure Shop」を構える大手です。スタッフもみんな親切で、何とかお客さんに釣らせてあげようと努力を惜しまない姿勢に好感が持てます。 人気の会社なので事前の予約は必須です。

    Webページ http://www.fishingcooktown.com/
    会社名

    Cooktown Bluewater Charters

    お勧めポイント

    こちらも非常に親身になってお世話をしてくれる会社です。 子連れにも快く対応してくれます。 こちらも人気の会社なので事前の予約は必須です。

    Webページ https://www.facebook.com/Cooktown-Bluewater-Charters-443017452909817/
    会社名

    Cooktown Barra Charters

    お勧めポイント

    こちらもレビューの評価が高い会社です。 バラマンディ釣りに特化した会社というわけではないようでリーフフィッシングもやっています。

    Webページ https://www.cooktownbarracharters.com/

    丘釣りのポイント

    シャーロット・ストリートの先にボートランプ(船着き場)があり、そこに小さな桟橋が突き出しています。

    夕刻になると釣り人がどこからともなく集まってきて釣り糸を垂れます。

    ここではソフトタイプのルアーを使い、バラマンディやマングローブ・ジャックを狙っている釣り人が多いようです。

    その他、釣り餌として売られているボラ(mullet)を大きめに切って針に付けている釣り人の姿も見かけます。

    クックタウンへのフライト

    ケアンズからは陸路の他、飛行機でクックタウンへ行くこともできます。

    お時間が限られている方、車の運転に自信のない方は飛行機を利用することをお勧めいたします。

    ケアンズ-クックタウン間はヒンターランド・アビエーション(Hinterland Aviation) という航空会社が就航しており、月曜から金曜は1日4便、土日は1日2便、往路・復路とも運行しています(2025年2月現在)。

    クックタウンの空港の建物は小さなかわいらしい建物です。

    日本の鉄道の無人駅のような雰囲気がありますね。

    実際、フライトの無い時間帯は常駐するスタッフはいないようです。

    航空会社

    ヒンターランド・アビエーション (Hinterland Aviation)

    Webページ https://www.hinterlandaviation.com.au/

     

    ケアンズから行ける近郊の観光地シリーズのその他の記事は下記よりご覧いただけます。

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その① – チラゴー・マンガナ洞窟群国立公園:チラゴー洞窟群とチラゴー精錬所跡

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その② – ティナルー湖とダンバラ国立自然公園

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その③ – ハーバートン・ヒストリック・ビレッジと花の村・ヤンガバラ

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その④ – インノット温泉とウインディ・ヒル・ウインドファーム

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑤ – 客車ホテルに泊まるアンダラ溶岩洞観光とサバンナランダー号の旅

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑥ – 滝と湖を肌で感じる レイク・イーチャムとミラミラ・フォールズの旅

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑦ – リゾートタウン・ポートダグラスとアボリジニ文化に触れるモスマンゴージセンター

    【2025年版】ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑧ – 野生のカソワリに出逢える町エティ・ベイと森林ウォーキングを楽しむベハナ峡谷



    ケアンズの旅行手配

    トラベルドンキーでは、ケアンズのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

    ケアンズを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

    ケアンズ旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いケアンズ旅行になりますよ。

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  • ケアンズの祝日(2026年)

    ケアンズの祝日(2026年)

    ケアンズの祝日で注意しなければいけないのが、州によって日にちが違う祝日があることだ。例えばキングス・バースデー。クイーンズランド州にあるケアンズでは10月6日だが、パースのある西オーストラリア州は9月29日、シドニーのあるニューサウスウェールズ州は6月9日というように、まったく違った日になっている。また、一部では、「メルボルン市内のみ」「ブリスベン市内のみ」といった祝日もあるので注意が必要だ。

    祝日は、何月何日と日付で決まっているものもあるが、多くは6月の第三月曜日など、毎年日にちが変わっていくものが多いので注意。

    オーストラリア全国的には祝日の中でも12月25日の「クリスマス」、及び3月中旬から4月中旬の「グッドフライデー」(毎年日付が変動)が、最も大きな祝日になり、ほとんどの商店、飲食店も休みとなる。

    ケアンズでは、4月25日の「アンザックデー」も大きな祝日になり、クローズや短縮営業となるテーマパーク、動物園があるので注意が必要。

    以前のオーストラリアでは、日曜、祝日にはほとんども店が休業となっていたが、現在はビジネス街を除き多くの商店、飲食店が営業を行っている。

    ケアンズの祝日一覧(2026年)

    祝日名 日にち(2026年)
    New Year’s Day 1月1日(木)
    Australia Day 1月26日(月)
    Good Friday 4月3日(金)
    Easter Monday 4月6日(月)
    Anzac Day 4月25日(土)
    Labour Day 5月4日(月)
    King’s Birthday 10月5日(月)
    Christmas Eve 12月24日 18:00~24:00
    Christmas Day 12月25日(金)
    Boxing Day 12月26日(土)



    New Year's Day(ニューイヤーズ・デイ)

    新年を祝う祝日。祝日となるのは1月1日の1日のみ。普通の祝日と同程度、多くの商店は普通の日曜日と同じくらい営業している。

    Australia Day(オーストラリア・デイ)

    オーストラリア・デイは、毎年1月26日に固定され、オーストラリア全州同じ日となるが2025年は1月26日が日曜日であるため1月27日が振替休日となっている。
          1788年にニューサウスウェールズ州のポートジャクソンにイギリスからの移民第一船が到着した日を記念して、1月26日が祝日と定められている。オーストラリア全土で各種式典が開かれているが、一部の人たちは先住民を侵略した日であるとして、抗議運動も行われる。

    Good Friday(グッド・フライデー)

    グッド・フライデーは、日本語では「聖金曜日」と訳され、キリスト教のイースター(復活祭)前の金曜日、キリスト教の重要な日である。イースター・マンデーと合わせて、オーストラリアでは4連休の大型連休となり、特にこのグッド・フライデーは多くの商店が休みとなる。日にちは3月下旬から4月中旬の間を毎年変動する。

    Easter Monday(イースター・マンデー)

    イースター・マンデーは、イースター(復活祭)翌日の月曜日、オーストラリアではグッド・フライデーとあわせて4連休となる。グッド・フライデーほどではないが、休業とする商店、飲食店も多い。

    Anzac Day(アンザック・デー)

    アンザック・デーは、第一次世界大戦のガリポリの戦いで犠牲となった、オーストラリア・ニュージーランド連合国軍(Anzac)を追悼するために定められた休日である。毎年4月25日に固定されている。

    Labour Day(レイバー・デイ)

    レイバー・デイはその名前の通り「労働者の日」。ノーザンテリトリー州では「May Day(メイ・デイ、メーデー)」、タスマニア州では「Eight Hours Day(エイトアワーズ・デイ)」と呼ばれる。ニューサウスウェールズ州、南オーストラリア州とオーストラリア首都特別区は10月の第1月曜日、西オーストラリア州では3月の第1月曜日、ビクトリア州とタスマニア州は3月の第2月曜日、クイーンズランド州とノーザンテリトリー準州では5月の第1月曜日と、州により異なる。

    King's Birthday(キングス・バースデー)

    キングス・バースデーは、オーストラリアの元首であるイギリスの国王、女王の誕生日にあわせて設定されていたが、1936年のジョージ5世の死後、日付は6月3日である彼の誕生日に固定された。その後、クイーンズランド州及び西オーストラリア州を除いて6月の第2月曜日とされている。2015年クイーンズランド州ではクイーンズ・バースデーの祝日を10月の第1月曜日へ移行する事が制定され、2016年より施行されている。西オーストラリア州は9月の最終月曜日となる。
          

    エリザベス2世崩御後、クイーンズランド州では10月の第一月曜日をキングス・バースデーと設定した。

    Christmas Eve(クリスマス・イブ)

    2019年よりクイーンズランド州にて制定された一部祝日。12月24日18時から25日0時までの時間限定での祝日。新設された祝日のため、今後の動向は不明だが、2026年現在も旅行者への影響は限定的ですが、一部レストランや商店では祝日割増料金(Public Holiday Surcharge)が適用される場合があります。

    Christmas Day(クリスマス・デー)

    毎年12月25日になり、オーストラリアの全国的に多くの商店、飲食店が休業となり、一部の観光施設も休業となるので、旅行者にとっては注意が必要な祭日となる。

    Boxing Day(ボクシング・デー)

    ボクシング・デーは毎年クリスマスの翌日12月26日になり、オーストラリアをはじめとする多くの英連邦国で制定されている祭日。英国の雇用主が従業員にギフトを箱(ボックス)に入れて渡した日が12月26日であったことから始まった祭日と言われている。25日のクリスマスは休業する商店、飲食店が多いが、このボクシング・デーは比較的営業を行う店が多く、デパート等ではセールも行われ、多くの買い物客でにぎわう。

    この他、ケアンズでは毎年、ケアンズショーという収穫祭が7月の第3週に3日間かけて行われ、最終日に当たる金曜日は「ケアンズショーデー」という祝日となる。
          2026年のケアンズショーデーは2026年7月17日(金)の予定です。

    ケアンズ旅行で祝日に注意したいポイント

    • クリスマス(12月25日)は多くの店舗が休業
    • グッド・フライデーは観光施設も休業する場合がある
    • アンザック・デーは午前中に営業制限がある施設がある
    • 祝日は飲食店で祝日割増料金が加算される場合がある

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  • 【2025年版】ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑧ – 野生のカソワリに出逢える町エティ・ベイと森林ウォーキングを楽しむベハナ峡谷

    【2025年版】ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑧ – 野生のカソワリに出逢える町エティ・ベイと森林ウォーキングを楽しむベハナ峡谷

    皆さんは「カソワリ (Cassowary) 」という鳥をご存じですか?

    日本名は「ヒクイドリ(火食鳥)」と言います。

    頭の上にヘルメットのような茶色い骨質のトサカがあり、くちばしの付け根から首の付け根まで伸びる鮮やかな青色の首が特徴的です。

    喉から胸元にかけて赤い肉垂が伸びており、これが火を食べているかのように見えることから「ヒクイドリ」と名付けられたそうです。

    カソワリは全高が190cmにも達し、ダチョウ、エミューに次いで世界で3番目に大きな鳥です。

    最大体重は85kgほどにもなり、重さで言うとダチョウに次いで世界2番目の重さです。

    体の大きさに比べて翼が小さいため、空を飛ぶことはできませんが脚は速く、時速50kmほどで走ることができます。

    脚には3本の指があり、10cm以上もの大きく鋭利な鉤爪が付いています。

    鉤爪は護身に役立ち、野犬などから身を守るのに役立っています。

    カソワリは用心深く臆病な鳥として知られていますが、一方、気性が荒いので、鉤爪で攻撃されないよう用心が必要です。

    昨今は森林伐採や食用の狩猟などにより生息数が減っており、サザン・カソワリ(Southern Cassowary)の生息数はわずか1500頭ほどと言われています。

    つまり野生のカソワリに遭遇するのは非常に難しくなっているんです。

    そんなカソワリですが、実はケアンズ郊外に遭遇率8割とも9割とも言われている隠れスポットがあります。

    目次:野生のカソワリに出逢える町エティ・ベイと森林ウォーキングを楽しむベハナ峡谷(クリックで開閉)



    エティ・ベイ(Etty Bay)

    ケアンズから南へ100km。

    車なら1時間半ほどのところに、人口400人ほどの小さな集落があります。

    それが知る人ぞ知るカソワリの生息地、エティ・ベイです。

    カソワリというと一般にはミッションビーチを含む「カソワリ・コースト」がガイドブック等で紹介されていることがほとんどです。

    しかしイニスフェイルやカードウェル、タリーなどを含む4700平方キロメートルもある広大な地域を「カソワリ・コースト」という地方行政区に含めており、ここで野生のカソワリを探すのは非常に大変です。

    一方のエティ・ベイは14平方キロメートル。

    しかも主な観測スポットは幅700メートルほど、ひとつの海水浴場程度の広さのビーチとなっていますので、目的地を間違えるなんて心配は無用です。

    こちらで見られるサザン・カソワリは早朝や日暮れ時に目撃されることが多く、タイミングが良ければ朝日に照らされる雄々しいカソワリ、夕暮れ時に静かに佇むカソワリ、などという素敵なお写真を撮れるかも。

    エティ・ベイにはキャンプ場もあるので、お時間に余裕のある方は波の音を聞きながらテントに寝泊まりし、朝夕のカソワリの出没に備えてみてはいかがでしょう?

    時にはビーチを抜け出してお散歩なんてことも

    エティ・ベイ・キャラバンパーク

    エティ・ベイで宿泊を考えている方に便利なのがこのエティ・ベイ・キャラバンパークです。

    テントを張るキャンプサイトだけでなく常設のキャビンもあるので、キャンプの重装備がなくても気軽にお泊りできます。

    施設内のトイレ、コインランドリーも利用できるので準備も簡素化できますし、かなり快適なキャンプ生活を送れます。

    施設名

    エティ・ベイ・キャラバンパーク (Etty Bay Caravan Park)

    場所

    The Esplanade, Etty Bay, Queensland 4858 (地図)

    Webページ https://www.ettybaycaravanpark.com.au/

     

    カテゴリー

    ファミリー・デラックス(最大4名まで宿泊可能)

    一泊一部屋当たり

    $250ドル

    室内装備

    ・クイーンサイズベッド x 1台

    ・シングルサイズベッド x 2台(2段ベッド)

    ・エアコン

    ・冷蔵庫

    ・調理器具

    ・バスルーム

    ・ダイニング・エリア

    ・専用駐車場

    カテゴリー

    ファミリー・キャビン(最大4名まで宿泊可能)

    一泊一部屋当たり

    $185ドル

    室内装備

    ・クイーンサイズベッド x 1台

    ・シングルサイズベッド x 2台(2段ベッド)

    ・エアコン

    ・冷蔵庫

    ・調理器具

    ・バスルーム

    ・専用駐車場

    カテゴリー

    ビーチ・フロント(最大2名まで宿泊可能)

    一泊一部屋当たり

    $185ドル(大人2名の場合)

    大人・子供追加 不可

    室内装備

    ・テラス・ダイニングエリア

    ・簡易キッチン

    ・エアコン

    ・バスルーム

    ・専用駐車場

    ・クイーンサイズベッド x 1台

    カテゴリー

    カップル・キャビン(最大2名まで宿泊可能)

    一泊一部屋当たり

    $185ドル(大人2名の場合)

    大人・子供追加 不可

    室内装備

    ・テラス・ダイニングエリア

    ・エアコン

    ・簡易キッチン

    ・クイーンサイズベッド x 1台

    カテゴリー

    キャンプサイト(電源あり/ 大人2名+子供2名まで宿泊可能)

    一泊一区画当たり

    $52ドル(大人2名 + 子供2名(4-12歳)の場合)

    大人追加

    ひとり一泊当たり$12ドル

    子供追加 ひとり一泊当たり$8ドル

     

    カテゴリー

    キャンプサイト(電源なし/ 大人2名+子供2名まで宿泊可能)

    一泊一区画当たり

    $42ドル(大人2名 + 子供2名(4-12歳)の場合)

    大人追加

    ひとり一泊当たり$12ドル

    子供追加 ひとり一泊当たり$8ドル

    エティ・ベイはサーフィン、セーリング、フィッシングが楽しめる場所としても知られていますので、ゆっくりご滞在をお楽しみいただけます。

    また、人気の観光地パロネラパークまで19km、車で20分ほどの距離となりますので、エティ・ベイを拠点にお出かけ頂くことも可能です。

    ベハナ峡谷(ベハナ・ゴージ/ Behana Gorge)

    ケアンズから南へ33km。

    車で30分ほどのところに手軽にブッシュウォークを楽しめる峡谷があります。

    名前はベハナ・ゴージ。

    ケアンズの南の街、ゴードンベールからわずか10分ほどのところにありながら、雄大な大自然を楽しむことができます。

    ベハナ・ゴージはその麓まで車で行くことができます。

    駐車場からは片道3.5kmのウォーキングトラックが伸びています。

    ウォーキングトラックの横には清流から飲料用の水を汲み上げるパイプが

    ウォーキングトラックは舗装路となっているので、ウォーキング初心者にも歩きやすくなっています。

    また、ウォーキングトラックは一本道になっているので、道に迷ったり遭難の心配をしたりなんていうことも無用。

    峡谷を流れる川のせせらぎに耳を傾けながら、森林のマイナスイオンを思う存分、全身に浴びてください!

    ちなみにウォーキングトラックはアップダウンがあり、それなりにチャレンジングなコースとなっています。

    お散歩とは違う、エクササイズとしてのウォーキングを覚悟し、動きやすい服装、歩きやすいスニーカー、ウォーキングシューズでお出かけされることをお勧めします。

    その他、もっとアクティブにという方には、「キャニオニング」という峡谷探検のツアーもおススメです。

    ジップライン(命綱)で岩場を降りていくキャニオニングツアーの参加者たち

    クラムシェル・フォールズ(Clamshell Falls)

    ベハナ・ゴージのウォーキングトラックの終着は、この風光明媚なクラムシェルの滝です。

    階段状に流れ落ちる滝は水量も豊富で、清流はひんやり冷たく感じます。

    3.5kmの上りのウォーキングの後はこの滝つぼに飛び込んで、火照った体をクールダウン。

    日本ではなかなか体験することのない大自然の中の川遊びに、疲れた心身が癒されること間違いなしです。

    但し、ライフセーバーなどはいませんので、ご家族連れは特に安全にご留意ください。

    急に水深が深くなっているところもありますし、足場が滑りやすくなっています。

    川の水温は非常に低く体力が奪われやすいので、一定時間の後、休憩を挟みながらお過ごしください。

    また雨季には水量が増え、かなり強い流れになりますので、浮き輪やライフジャケットのご利用をおススメします。

    観光地名

    ベハナ・ゴージ (Behana Gorge)

    場所

    Behana Gorge Road, Aloomba, QLD 4871 (地図)

    Webページ https://www.tropicalnorthqueensland.org.au/listing/product/behana-gorge/

    ケアンズから行ける近郊の観光地シリーズのその他の記事は下記よりご覧いただけます。

    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その① – チラゴー・マンガナ洞窟群国立公園:チラゴー洞窟群とチラゴー精錬所跡

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    【2025年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑤ – 客車ホテルに泊まるアンダラ溶岩洞観光とサバンナランダー号の旅

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    トラベルドンキーでは、ケアンズのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

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  • 【2022年版】オーストラリアの有名な建造物 16選

    【2022年版】オーストラリアの有名な建造物 16選

    海外旅行のひとつの楽しみと言えば、その土地の文化や生活様式を表したお城や宮殿、教会や橋などの建物・建造物を巡ることですよね。

    英国海軍のアーサー・フィリップ大尉率いる最初の植民船団がシドニー湾に上陸した1788年から230年余り。

    歴史の浅いオーストラリアにも観光名所として知られる様々な建造物があります。

    今回はその中からいくつかご紹介したいと思います。

シドニー・オペラハウス

シドニー、またはオーストラリアのシンボル的存在として親しまれているのが、このシドニー・オペラハウスです。

白い貝殻が重なるような、またはヨットの帆が風にはためくかのようなシドニー・オペラハウスの外観は、デザイン・コンテストに応募された233件の中から選ばれたデンマークの建築家、ヨーン・ウツソン氏の設計案が基礎デザインとなっています。

1959年に着工したシドニー・オペラハウスは1963年の完成予定から大幅に遅れ、工事費用も当初予算より大幅に膨れ上がりました。

さらに新たに選出された州政府の面々と協力関係を築けなかったウツソン氏が建築設計者から辞任したため、そのあとを継いだ数人の建築家たちの手により、予定より10年遅れ、1973年に完成しました。

総工費は当初予定された700万ドルの14倍以上にもなる1億200万ドルに達したと言います。

内部には収容人数2679席の「コンサートホール」を始め、大小5つのホール/ シアターと5つのリハーサルスタジオ、4つのレストランと6つのバーがあります。

ちなみに「コンサートホール」内には、世界最大級の機械式パイプオルガン、「グランドオルガン」が鎮座しています。

建物の高さは183m、横幅は120m、面積は1.8ヘクタールとなっています。

建物を象徴する白いシェル状の屋根にはスウェーデン製のタイルが105万6000枚使われています。

シドニー・オペラハウスは2007年に開かれた第31回世界遺産委員会で世界遺産登録されました。

今日ではシドニー・オペラハウスはオーストラリアを代表する観光地になっており、毎年820万人以上の旅行者が訪れています。

また世界で最も忙しい劇場にもなっており、年間363日、2000以上の公演が行われ、150万人以上の観客がコンサートや観劇に訪れています。

シドニー・オペラハウスを観光する場合、様々な館内ツアーに参加することができます。

約1時間の「オペラハウス・ツアー」では、いくつかのホールを巡るほか、歴史や音響技術について学ぶことができます。

同じく約1時間の「アーキテクチャラル(建築学)・ツアー」では、1950年代に設計されたシドニー・オペラハウスの建築学的背景や工学・技術的側面を学ぶことができます。

少人数のグループで巡る約1時間の「ビヨンド・ザ・ステージ・ツアー」では、普段は見ることのできないバックステージ、所謂、舞台裏を訪れたり、隠れたエピソードを聞いたりすることができます。

その他にもお子様向けのツアーがあったり、「テイスト・オブ・ザ・ハウス」と呼ばれる館内ツアーとオペラハウスのレストランでのお食事がセットになったツアーも用意されています。

また現在、シドニー・オペラハウスでは夜間にプロジェクション・マッピングが行われています。

これはシドニー・オペラハウスの白い屋根を利用した、プロジェクターによる映像投影です。

シドニー湾の夜景の中に浮かび上がる幻想的な映像は、観光客のみならず国内外の多くの人々から高い人気を博しています。

建造物名

シドニー・オペラハウス (Sydney Opera House)

場所

Bennelong Point, Sydney NSW 2000(地図)

Webページ https://www.sydneyoperahouse.com/

シドニー・ハーバー・ブリッジ

オペラハウスと並び、シドニーの顔とも言えるのがこのシドニー・ハーバー・ブリッジです。

オペラハウスを望むシドニー湾に建ち、シドニーと北部のノースシドニーを結ぶ交通の要として機能しています。

「コートハンガー(コート掛け)」というニックネームは、その美しいアーチ型の曲線に由来しています。

ニューサウルウェールズ州公共事業局のジョン・ブラッドフィールド氏の監督のもと、1923年に着工、1932年に完成しました。

ブラッドフィールド氏は1914年に「シドニー・ハーバーブリッジと大都市鉄道建設プロジェクト」の主任技官に任命されました。

同年、勃発した第一次世界大戦の終戦後、ブラッドフィールド氏は世界を巡り、プロジェクトの入札業者を探しました。

また、幾多ある橋の形状から、アーチ型を採用することとし、公共事業局にてアメリカはニューヨークのヘル・ゲート・ブリッジをモデルとして基礎デザインを作成しました。

9年という歳月と625万ドルという莫大な費用を費やし、シドニー・ハーバー・ブリッジは完成しました。

503mという全長は、アーチ型の橋としては世界で8番目の長さとなります。

また、水面から134mという高さは鉄製アーチ型の橋としては世界最高となります。

現在は8車線のハイウェイ、シティレールの鉄道線路、自転車専用道、そして歩道が設置されており、世界一、車線が多い橋ともなっています。

シドニー・ハーバー・ブリッジは緩衝地域として、シドニー・オペラハウスと共に2007年に世界遺産登録されました。

観光としては、王立植物園内にある岬のミセス・マッコーリーズ・ポイントから、オペラハウスの全景と共に写真に収める、というのが定番となっています。

また、2006年に開業したブリッジクライム・シドニーでは、ハーバーブリッジのアーチ型の鉄橋の上を登ることができます。

昼間、トワイライト、夜間、と時間によって異なるクライムが楽しめ、中でも夕日をバックにシドニー・ハーバーブリッジの上からシドニー湾を見下ろせるトワイライトは人気のコースとなっています。

建造物名

シドニー・ハーバー・ブリッジ (Sydney Harbour Bridge)

場所

Sydney Harbour Bridge, Sydney NSW 2000(地図)

ブリッジクライムWebページ https://www.bridgeclimb.com/

クイーン・ビクトリア・ビルディング (QVB)

QVBの愛称で親しまれているこの建物は、1898年に着工、1898年に完成しました。

長さが190m、幅が30mあり、シドニー市役所(Sydney Town Hall)に隣接しています。

デザインはスコットランドからの移民で建築士のジョージ・マクラエ氏によるもので、もともとゴシック様式、ルネッサンス様式、クイーン・アン様式、ロマネスク様式と、様式の異なる4つのデザインが描かれました。

シドニー市役所により、最終的にはロマネスク・リバイバル様式が採用されています。

元は市場として想定されたこの建物は1898年のオープン当初、仕立て屋、反物屋、ヘアドレッサー、花屋、コーヒーショップから展示場、コンサートホールが立ち並びました。

しかし200もの店舗スペースが予定されていたにも関わらず、オープン当初はわずか47店舗しか賃貸契約がありませんでした。

1905年までに20店舗ほど増えましたが、やはり当初の予定には届かず、1910年に市場はシドニー市南部のヘイマーケット(現チャイナタウン内)に移設されました。

その後、改装工事を重ね、シドニー市図書館や行政施設として利用されていた期間もあります。

それでも建設費用との採算が取れずにいたこの建物は常に取り壊しの危機にさらされてきました。

1967年になり、オーストラリア・ナショナルトラスト協会によってやっとその歴史的資産価値が見直されました。

1984年から2年の月日と8600万ドルという費用が掛けられ、マレーシア企業によりQVBはショッピングセンターへ生まれ変わりました。

3階建ての建物の内部には、ブティックやハイブランドの洋服店、宝飾店などが並ぶようになります。

建物の運用は軌道に乗り、その後20年あまり買い物客を魅了し続けます。

さらに2008年より4800万ドルを掛けた改装工事によりエスカレーターが設置され、店舗スペースの装いも一新し、現在に至ります。

建造物名

クイーン・ビクトリア・ビルディング (Queen Victoria Building/ QVB)

場所

455 George Street, Sydney NSW 2000 (地図)

Webページ https://www.qvb.com.au/

セント・メアリー大聖堂

シドニーの街の中心地、ハイドパークの北東に隣接する、二つの尖塔を持つ巨大な教会がこのセント・メアリー大聖堂です。

最初の基礎工事が始まったのは1821年10月でした。

ジェームス・デンプシー氏により建設された教会は当初、十字の形をしたシンプルなゴシック建築でした。

1835年にはジョン・ポールディング氏がオーストラリアで初のローマカトリック教会の大司教になっています。

1851年にオーガスタス・ウェルビィ・プギン氏のデザインにより建物は改装されましたが、1865年の火災により焼失してしまいます。

現在のゴシック・リバイバル様式の大聖堂は1868年にポールディング大司教により最初の礎石が置かれたものです。

その後、63年間という紆余曲折の時を経て、1928年にセント・メアリー大聖堂は完成しました。

現在、ハイドパークから見える建物側面のゴシック様式の窓は、尖ったアーチ型と網目状の模様が特徴です。

屋根の輪郭は穴の開いた欄干、高窓の上部の装飾的な切妻飾り、フランス流の小さな屋根窓をいくつも施した角度の急なスレートの屋根でまとめられています。

ハイドパークに面した翼廊は、多くのフランスの聖堂で使われているように一般の出入り口になっており、ドアに豪華な装飾が施されています。

鐘を讃える尖塔はずんぐりした形ながらもその上にそびえる、かぎ針編みを施した円錐状の先端部分により、上品な印象を与えています。

尖塔の高さは74.6mあり、セント・メアリー大聖堂をオーストラリアで4番目に背の高い教会としています。

建物の内部は黄金色の砂岩でできており、その高い天井を支える巨大なアーチ型の柱の列が重厚で荘厳な印象を与えています。

正面、主祭壇の奥には色鮮やかで華やかな巨大ステンドグラスがあり、思わず目を奪われます。

このステンドグラスには聖母マリアの戴冠のストーリーが描かれています。

この他にも「ステーションズ・オブ・ザ・クロス」と題された油絵、聖母マリア像、ジョージ・ワシントン・ランバートによる「名もなき兵士」の彫像など貴重な美術品が数点、奉納されています。

建造物名

セント・メアリー大聖堂(St. Mary Cathedral)

場所

St. Mary Road, Sydney NSW 2000 (地図)

Webページ https://www.stmaryscathedral.org.au//

フリンダース・ストリート駅

メルボルンを象徴する建物と言えば、このフリンダース・ストリート駅の黄色い建物ですね。

メトロ・トレイン・メルボルンの近郊列車の中央駅であるこのフリンダース・ストリート駅は、1854年9月に、オーストラリア最初の鉄道駅として生まれました。

「メルボルンの起点」と呼ばれた当時の駅は単線で、30mほどのプラットホームがひとつあるだけでした。

1880年代に入ると駅は手狭となり、中央駅として生まれ変わるべく計画が進められていきます。

1900年になり、メインエントランスの上部のドーム型の屋根を讃え、エリザベス・ストリートの入り口に時計台を設けたフランス・ルネッサンス様式の、「グリーン・ライト」と名付けられた、鉄道会社職員たちのファウセット&アシュワースによるデザインがコンテストの一等賞を射止めました。

現在の駅舎は1909年に建てられたものになります。

蒸気機関車の時代が終焉を迎え、電車が初めてフリンダース・ストリート駅より出発したのが1919年でした。

1923年には一日2300本もの列車が乗り入れ、30万人もの人々が利用したこの駅は、世界で一番忙しい駅だと考えられていました。

1956年のメルボルン・オリンピックを控え、1954年には地下鉄もフリンダース・ストリート駅に乗り入れるようになりました。

その後も幾度となく改装と、度重なる金銭的挫折を繰り返し、今日に至ります。

現在のフリンダース・ストリート駅は1910年代の色合いを再現するため2017年に塗り替えられたものになります。

メインエントランス上部の時計は、1860年代には次の列車の出発時間を示すための時計でした。

建造物名

フリンダース・ストリート駅(Flinders Street Railway Station)

場所

Flinders Street, Melbourne VIC 3000 (地図)

Webページ https://www.flindersstreetstation.com.au/

ビクトリア州立図書館

八角形を形どり放射状に並んだリーディングデスク、背の高い真っ白なドーム型の天井、壁にぎっしりと並んだ蔵書、そのスケール感に似つかわしくない静寂。

私たちに日本人にはまるでアニメの世界のような非現実的な空間。

「ラ・トローブ」と名付けられたそんなリーディングルームを備えた巨大な図書館が、このビクトリア州立図書館です。

メルボルンの公立図書館として1854年に建てられたこの図書館は、2018年にはオーストラリアで最も忙しい図書館、世界では4番目に来館者の多かった図書館となりました。

200万冊の蔵書、35万点もの写真や原稿、地図、新聞などが収納されています。

現在の建物は1990年から2004年まで約2億ドルを掛けて改修されたものです。

建物を象徴するドーム型リーディングルームは1913年にオープンしたものです。

ノーマン・G・ピーブルス氏によりデザインされたこの八角形のスペースは100万冊以上の蔵書と600人もの閲覧者を収容することができます。

1999年より改装に入り、2003年に「ラ・トローブ・リーディングルーム」と名前を改められました。

この図書館のスワンソン・ストリート側の正面玄関前の芝生はメルボルン市民憩いの場となっており、お昼時にはピクニックランチを楽しむ会社員や学生で賑わいます。

歴史的価値の高い数々の古書や1800年代や1900年代の地図があるだけでなく、オーストラリアのアイコンのひとつともなっている無法者「ネッド・ケリー」が死の直前に警官隊と打ち合った際に身に付けていたお手製の鎧も展示されています。

建造物名

ビクトリア州立図書館(State Library Victoria)

場所

328 Swanston Street, Melbourne VIC 3000 (地図)

Webページ https://www.slv.vic.gov.au/

王立展示館

国会議事堂を思わせる荘厳な佇まい。花々が咲き乱れ、緑濃い庭園を誇るこの建物が王立展示館(または王立博覧会ビル)です。

世界文化遺産に登録されているこの王立展示館は、1851年から1915年の間に行われた50以上もの国際博覧会のひとつとして、1880年に建てられました。

26ヘクタールもの広大な土地に、150メートルという横幅で建てられています。

デザインは、メルボルン市庁舎やビクトリア州立図書館も手掛けたジョセフ・リード氏によるものです。

レンガ、木材、金属、スレートにより建てられており、ビザンチン、ロマネスク、ロンバルディック、イタリアン・ルネッサンスの各様式を取り入れており、オーストラリア最初の大陸ヨーロッパ風建築とも言われています。

1880年から1881年にはメルボルン国際博覧会を招致し、1888年にはヨーロッパ人のオーストラリア入植100周年を記念した、百周年国際博覧会の会場にもなりました。

1901年5月9日には第一回オーストラリア連邦議会の開会式も同建物内で開かれました。

その後、連邦議会はビクトリア州議事堂へ移動し、ビクトリア州議会がその後、26年間に渡りこの王立展示館で開かれました。

その後、幾多の焼失や取り壊しにより建物の一部を失いましたが、「グレート・ホール」と呼ばれるメインの建物は損壊を免れています。

1851年からの国際博覧会ムーブメント中に建てられた中で最も保存状態の良い建物として、この王立展示会は2004年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

直近では、新型コロナウイルスに対するメルボルン市の大規模ワクチン接種センターとして利用されています。

建造物名

王立展示館(または王立博覧会ビル/ Royal Exhibition Building)

場所

9 Nicholson Street, Melbourne VIC 3000 (地図)

Webページ https://museumsvictoria.com.au/reb/

セント・パトリック大聖堂

金色の尖塔と濃灰色の建屋でメルボルン中心地に存在感を誇る巨大な教会がこのセント・パトリック大聖堂です。

1848年に聖アウグスチノ修道会が修道士であったジェームス・グールド氏をメルボルンで最初の司教に指名しました。

オーストラリアでは4番目の司教となったジェームス・グールド氏は、イースタン・ヒル地域に5エーカーの土地取得を申請し、1851年、メルボルン創立からわずか16年にしてローマ・カトリック教会の建設が認可されました。

当時、メルボルンのカトリック・コミュニティーの大勢はアイルランド移民に占められていたので、教会はアイルランドの守護聖人である聖パトリキウスにちなんでセント・パトリック大聖堂と命名されました。

メルボルンの教会建築の第一人者ウイリアム・ウォーデル氏により設計されたこの教会は、当時のゴールドラッシュによる深刻な労働力不足に見舞われたため完成が遅れに遅れ、90年近い歳月を経て1939年にやっと完成しました。

1986年には教皇ヨハネ・パウロ2世が公式訪問しています。

横幅こそ103.6メートルとシドニーのセント・メアリー大聖堂に最長の座を譲りましたが、尖塔の高さ105メートルとオーストラリアで最も背の高い教会、そしてオーストラリアで最も大きな教会、の座を誇っています。

夜は外壁がライトアップされるので、さらに神秘的な佇まいを楽しむことができます。

1870年代には聖堂内にパイプオルガンが作り始められ、1880年に完成しています。

現在のパイプオルガンは1962年から1964年に修復されたものとなっており、教会の聖歌隊とともに今もその美しい音色を来訪者へ届けています。

大聖堂の鐘のうち8つはゴールド司教が訪欧の際に購入したもので、8つ合計で35トンもの重さがあります。

1988年にはこれに9つめの鐘が追加され、現在に至ります。

建造物名

セント・パトリック大聖堂(St. Patrick’s Cathedral)

場所

1 Cathedral Pl., East Melbourne VIC 3002 (地図)

Webページ https://melbournecatholic.org/about/st-patricks-cathedral

クックス・コテージ(キャプテン・クックの生家)

メルボルン、フィッツロイ庭園の中に建つレンガ造りのこじんまりとした家、それがキャプテン・クックの生家、クックス・コテージです。

ジェームス・クックは言わずと知れた、1770年にシドニーのボタニー湾に初めて上陸し、オーストラリア大陸の領有を宣言したイギリスの海軍士官にして海洋探検家です。

ジェームス・クックの生家は1755年に、クックの両親により英国イングランドのノースヨークシャー州グレート・アイトンに建てられたもので、1934年10月にメルボルン入植100周年を記念し、イングランドよりフィッツロイ庭園内に移されました。

移動の際にはレンガひとつひとつにまで解体され、253箱と40樽に梱包され海を渡りました。

この生家はオーナーにより売りに出されていましたが、オーストラリア人のラッセル・グリムウェイド氏により落札。

ビジネスマンであり慈善家でもあったグリムウェイド氏はこの家をビクトリア州の人々へと寄贈しました。

1978年にはさらなる修復が行われ、家の周囲にも英国風庭園が造られました。

内部の家具は当時のイングランドの生活を再現して展示されています。

建造物名

クックス・コテージ(キャンプテン・クックの生家/ Cook’s Cottage)

場所

Fitzroy Gardens, Wellington Parade, East Melbourne VIC 3002 (地図)

Webページ http://www.fitzroygardens.com/Cooks_Cottage_History.htm



キャンベラ国会議事堂

オーストラリアの連邦議会が開かれるのがキャンベラにあるこの国会議事堂です。

現在の国会議事堂はキャピタル・ヒルに建てられており、1988年5月9日にオープンしました。

当時の金額で11億ドルもの巨額を投じて建設されました。

川をせき止め湖を作り出したり、機能的に道路を配置したりと計画的に設計された都市・キャンベラの、放射線状に伸びる道路の中心にこの国会議事堂が位置しています。

もともと連邦議会は1927年までメルボルンにて開かれていました。

1927年から1988年までは現在の国会議事堂の手前に建っている白い建物、旧議事堂にて議会が開かれていました。

現国会議事堂には4700もの部屋があり、議事堂の大部分は一般に公開されています(現在はコロナ渦により一時休止中)。

メインのホールには大理石の階段があり、グレート・ホールと呼ばれる大議事室に続いています。

大議事室には大きなタペストリーが掲げられており、下院の会議場は緑をテーマにし、上院の会議場は赤をテーマにして装飾されています。

ふたつの会議場の間はメンバーズ・ホールとなっており、こちらは一般公開はされていません。

大臣棟にはオーストラリア首相のオフィスや他の大臣の執務室があります。

建造物名

国会議事堂(Parliament House)

場所

Parliament Drive, Canberra ACT 2600 (地図)

Webページ https://www.aph.gov.au/

ブリスベン・シティホール

ブリスベンのランドマークとなる大きな時計台と神殿を思わせる花崗岩でできたベージュ色の豪奢な建物。

それがブリスベン・シティホールです。

ローマのパンテオン神殿を模したとされる講堂といくつかの小さなレセプションルームを擁しています。

講堂には大きな円形のホールがあり、1600人もの人を収容することができます。

この円形のホールの上部には青銅製のドームがあり、これは南半球最大のものとなっています。

1914年に当時のブリスベン市長、チャールズ・モファット・ジェンキンソン氏により現在のキング・ジョージ・スクエアがその建設地に選ばれ、1917年に着工しました。

1930年に公式にオープンし、1980年代に一度、そして2010年から2013年までの二度に渡る改修工事を経て現在に至ります。

イタリア・ルネッサンス様式のこの建物には64メートルの高さを誇る時計台があり、四角柱の尖塔の4面すべてに直径4.8メートルの時計が埋め込まれています。

短針の長さは1.7メートル、長針の長さは3メートルあり、そのウェストミンスター式チャイムが15分ごとに時を知らせてくれます。

キング・ジョージ・スクエアの正面玄関ではキング・ジョージ5世と2頭のライオンの銅像が出迎えてくれます。

建造物名

ブリスベン・シティホール(Brisbane City Hall)

場所

64 Adelaide Street, Brisbane QLD 4000 (地図)

Webページ https://www.facebook.com/EPICUREatBrisbaneCityHall/

Q1(キューワン)

ゴールドコースト、サーファーズパラダイスの青空に突き抜けるようにそびえ立つ青銅色の円柱、それがサーファーズパラダイスのランドマーク、Q1(キューワン)です。

完成した2005年11月からその後2011年まで、世界で最も背の高い居住棟となっていました。

2021年現在も世界で11番目に背の高い居住ビルディングとなっています。

尖塔も入れた高さが322.5メートル、屋根までの高さが245メートルとなっており、77階と78階が展望デッキ「スカイポイント」となっています。

スカイポイントはサーファーズパラダイスのビーチから230メートルの高さに位置しており、一度に400名が収容可能となっています。

屋根までの高さで比較した場合、オーストラリアにはメルボルンの「オーストラリア108」(屋根の高さ316.7メートル)、「ユーレカタワー」(屋根の高さ297.3メートル)などがありますが、世界基準は尖塔までを含めた高さで比較することとなっていますので、このQ1が現在もオーストラリアで最も背の高い建物となっています。

その特徴的な外見は、シドニーオリンピックのトーチとオペラハウスからインスパイアされてデザインされています。

またその名称「Q1」は1920年代に活躍したスカル(ボート競技)のオリンピックチームの愛称、Q1から来ています。

Q1はコンドミニアム型の宿泊施設として「Q1リゾート&スパ」の名称で営業しています。

リゾートは2つのラグーンプール、ジム、スパ、ミニシアターを備えており、宿泊のルームカテゴリーは1ベッドルーム、2ベッドルーム、3ベッドルーム、4ベッドルームのアパートメントおよびペントハウスに分かれています。

展望デッキ「スカイポイント」では、展望デッキへの観光の他、スカイポイント・ビストロ + バーでお食事を楽しんだり、命綱を付けて展望デッキの外側を歩く「スカイポイント・クライム」を楽しむことができます。

建造物名

キューワン(Q1)

場所

9 Hamilton Avenue, Surfers Paradise QLD 4217 (地図)

Webページ https://www.q1.com.au/

フリーマントル刑務所

パース近郊のおしゃれな港町・フリーマントルには観光スポットとしては珍しい建物があります。

それがこのフリーマントル刑務所です。

フリーマントル刑務所は、シドニーのハイド・パーク・バラックス、タスマニア州のポートアーサーら他の11の施設と共に「オーストラリアの囚人遺跡群」として2010年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。

フリーマントル刑務所は1851年に、イギリス本国から流刑に処せられた囚人たちのための刑務所として着工されました。

完成したのは1859年で、当時は「石灰岩でできたロッジ」=ライムストーン・ロッジと呼ばれていました。

1868年にイギリス本国から西オーストラリアへの流刑処置が廃止されると徐々に流刑囚人の数は減り、1886年には刑務所は西オーストラリア植民地政府の管轄となって西オーストラリアの囚人が収容されるようになりました。

第一次世界大戦から第二次世界大戦の間はオーストラリア陸軍によりフリーマントル刑務所の一部が利用され、1939年から1946年の間は陸軍の軍事刑務所としても利用されました。

1988年には刑務所内の室温が高温になることを巡り「フリーマントル刑務所暴動」が起き、これを機に1991年11月、フリーマントル刑務所は閉鎖となりました。

6ヘクタールの敷地には今も刑務所の他、守衛詰所、防護壁、コテージ、トンネル、囚人たちが残した芸術作品が残されています。

建造物名

フリーマントル刑務所(Fremantle Prison)

場所

1 The Terrace, Fremantle WA 6160 (地図)

Webページ https://fremantleprison.com.au/

フレッシュウォーター駅

サトウキビ畑に囲まれたクラシックな駅舎、それがフレッシュウォーター駅です。

フレッシュウォーター駅はケアンズ郊外の世界自然遺産の熱帯雨林のジャングルを駆け抜けるキュランダ高原列車の駅のひとつです。

キュランダ高原列車はテーブルランド鉄道線の一部、ケアンズ・キュランダ鉄道線を走ります。

テーブルランド鉄道線は内陸のハーバートン近郊の鉱山とケアンズ港を結ぶ線路として建設されました。

フレッシュウォーター地域を含むケアンズからの最初の8マイルは1887年10月に開業しました。

開業前の1887年3月、そして開業後の1888年1月には大雨による2度の洪水に見舞われています。

こうした苦難を乗り越え1887年から4年の歳月をかけてキュランダ高原列車を建設した開拓者たちに敬意を表し、1984年にこのフレッシュウォーター駅が建てられました。

現在は空港やケアンズ市内のホテルから観光客を乗せてくるツアーバスからキュランダ鉄道に乗り換える中継地として機能しており、「フレッシュウォーター・コネクション」とも呼ばれています。

また、駅舎にはキュランダ高原列車の歴史を紹介する展示室があるほか、85年前の客車を利用したレストラン、「レストラン・パビリオン」があります。

レストラン・パビリオンでは昔ながらのほの明るい電灯と優しい冷暖房に迎えられて、キュランダ観光前に朝食を楽しむことができます。

2018年には改装工事も行われプラットフォームが延長されたほか、駐車場の拡張、バリアフリー施設への設備追加などが行われました。

建造物名

フレッシュウォーター駅(Freshwater Railway Station)

場所

Kamerunga Road, Barron QLD 4878 (地図)

Webページ https://www.ksr.com.au/KSRJapan/Pages/Freshwater.aspx

チラゴー精錬所

ケアンズから西へ205km。

赤土とブッシュに囲まれたレンガ造りの煙突。

1992年にクイーンズランド州より歴史的建造物として遺産指定されたチラゴー精錬所は現在、建物の内部に入ることはできず、駐車場から展望台を繋ぐ遊歩道からその赤土にそびえ建つ煙突と静かに佇む精錬所の全景を見ることができます。

チラゴー地区は1887年に銀の発掘により初めて注目を集めました。

マリーバ地区から150kmもの距離を走る鉄道が1900年に完成すると、大規模な鉱物原料の運び込みとそこから精錬された商品の出荷が可能になったためこの精錬所の建設が始まりました。

その後、1908年には労働者の賃金値上げおよび銅の価格下落、1909年には鉛の価格下落、さらに1911年には当時、鉱物供給を頼っていたイーサーリッジとの間の鉄道の橋が大雨で流されチラゴー精錬所が操業停止に追い込まれたりと数々の不運に見舞われました。

しかしながら1920年には第一次世界大戦により金属や銅の価格が上がり、その施設価値を見直したクイーンズランド州政府により資金援助を受けるに至ります。

建設当初に計画された精錬能力を活かしきることなく、資金援助を受けながら雇用確保のために操業を続けていたチラゴー精錬所はそれでも1932年には創業以来、最大量の銅の生産を達成しました。

ところが今度は第二次世界大戦が始まるとオーストラリア政府は国内の鉱物生産体制の効率化、高収益化の見直しを迫られ、毎年赤字を計上し生産能力の4分の1程度しか稼働しておらず千キロも離れた鉱山から鉱物材料を運び入れる必要のあった“採算の合わない“チラゴー精錬所は事業整理の対象となり、その40年あまりの歴史に幕を閉じました。

この40年の間にチラゴー精錬所は125万トンの鉱物を精錬し、6万トンの銅、5万トンの鉛、184トンの銀、5.1トンの金を精製しました。

建造物名

チラゴー精錬所跡(Chillagoe Smelters)

場所

Chillagoe QLD 4871 (地図)

Webページ https://parks.des.qld.gov.au/parks/chillagoe-caves/about/chillagoe-smelters

ポート・アーサー

ポート・アーサーはタスマニア州の州都ホバートから約60km離れたこじんまりとした街です。

かつてはここにオーストラリア国内最大の流刑植民地がありました。

タスマニア島へのヨーロッパ人の入植は1803年に始まりましたが、当初からヨーロッパ人と先住民族アボリジニとの衝突がありました。

ヨーロッパ系白人の人口増加に反比例してアボリジニの人口は激減し、さらに1826年、副総督であったジョージ・アーサーは武力でアボリジニを追い払う権利を白人に与え、軍隊の武力をもってこれをサポートすることを宣言しました。

1830年にはアボリジニの人々をタスマン半島へ追いやり捕獲するという作戦が展開されました。

そんな中、ポート・アーサーは1830年に木場として開拓され始め、やがて造船、靴製造などが展開されます。

1833年には流刑植民地の建設が始まり、イギリス人やアイルランド人にとって最も過酷な流刑地と呼ばれるようになりました。

中でも巨木を切り出し製材する業務に従事させられるのは重労働でした。

タスマン半島はイーグルホーク・ネックと呼ばれる地峡でタスマニア本島と繋がっており、ここに哨戒灯と哨戒犬を配備した脱走監視システムはポート・アーサーを最も厳格なセキュリティ体制の流刑植民地にしていました。

1840年代半ばになると流刑囚人の数が減っていき、1877年にはポート・アーサーの刑務所も閉鎖されました。

その後、タスマン半島の自然の美しさが見直され、1880年に刑務所施設は観光施設へ生まれ変わりました。

1892年には観光客のために港も整備されました。

タスマン半島の土地は農場や果樹園へと生まれ変わり、農業がタスマン半島の基幹産業として成長します。

20世紀初頭までにタスマン半島には8つの学校も設立されました。

1987年にはポート・アーサー歴史史跡管理局が設立されました。

ポート・アーサーは、シドニーのハイド・パーク・バラックス、西オーストラリア州のフリーマントル刑務所ら他の11の施設と共に「オーストラリアの囚人遺跡群」として2010年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。

建造物名

ポート・アーサー(Port Arthur)

場所

Port Arthur TAS 7182 (地図)

Webページ https://portarthur.org.au/



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  • オーストラリアのロックダウン状況 日本の行動制限要請との違い

    オーストラリアのロックダウン状況 日本の行動制限要請との違い

    オリンピックを控えた東京で7月12日から4度目の緊急事態宣言が発令され物議を醸しています。

    政府は夏休みやお盆の期間の人流を抑制し感染拡大を防ぎたいとしていますが、緊急事態宣言→宣言解除→感染者増加、が繰り返され世間が「宣言慣れ」してきている現状に、緊急事態宣言の効果を疑問視する声も多くなってきています。

    また、「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」の違いも一般の人々には分かりづらく、飲食店の営業時間やアルコール類の提供の有無のみがマスコミでクローズアップされているように見受けられます。

    では、他の国ではどのような対策が取られているのでしょうか。

    今回はオーストラリアの「ロックダウン」について見ていきたいと思います。

    目次:オーストラリアのロックダウン状況 日本の行動制限要請との違い(クリックで開閉)

    行動規制の違い

    ヨーロッパや南米の多くの国で全国封鎖が行われたのに対し、日本では全国封鎖、地域封鎖とも行われず、全国での行動制限要請のみに留まっています。

    オーストラリアはパンデミック当初、全国封鎖に次ぐ厳しい対策を取りましたが現在はアメリカと同じく地域封鎖を導入しています。

    BBC NEWS 新型ウイルス対策に各地で行動制限

    ちなみにお隣のニュージーランドは2020年3月25日に非常事態宣言を発令。

    外出自粛を全国民へ要請し、全土を対象とした完全なロックダウン(全国封鎖)を行いました。

    ロックダウンの成果か、ニュージーランドは感染者の発生を劇的に抑えることに成功しています。
    (2021年7月12日現在の累計感染者数は2768名。オーストラリアは31323名、日本は822280名)。

    オーストラリアで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは2020年1月25日でした。

    3月1日には新型コロナウィルスによる最初の死者が確認され、翌3月2日にはニューサウルウェールズ州で最初の市中感染が確認されました。

    そしてついに3月20日に豪州政府は国境閉鎖を宣言、非居住者の入国が原則禁止となりました。

    日本で緊急事態宣言を含む新型コロナウイルス対策の特別措置法が成立した3月13日のわずか一週間後のことです。

    NHK 緊急事態宣言 一回目の状況

    次いでオーストラリア国内では、以下のように州単位で州境の閉鎖が決定されました。

    3月19日 タスマニア州が非常事態を宣言。州境を閉鎖し、州外からの訪問者全員に14日間の自己隔離措置を要請。

    3月21日 北部準州(ノーザンテリトリー)も州境を閉鎖。同じく州外からの訪問者全員に14日間の自己隔離措置を要請。

    3月22日 政府が豪州全土でカフェ、映画館、バー、カジノ、礼拝所、パブなどの閉鎖を発表。

    3月24日 西オーストラリア州も州境を閉鎖。同じく州外からの訪問者全員に14日間の自己隔離措置を要請。

                南オーストラリア州も州境を閉鎖。同じく州外からの訪問者全員に14日間の自己隔離措置を要請。

    3月25日 クイーンズランド州も州境を閉鎖。同じく州外からの訪問者全員に14日間の自己隔離措置を要請。

    オーストラリア 初めてのロックダウン

    また、3月21日には豪全土で、生活に不可欠なサービス(病院、スーパーマーケット、コンビニ、薬局等)以外の経済活動および多くの学校の一時閉鎖が要請されました。

    これは全国封鎖に次ぐ厳しい対策でしたが、この時点ではクイーンズランド州などの公立学校ではまだ生徒側に登校するか、自宅学習にするかの選択権がありました。

    しかしその後、豪政府により第一学期の終了が早められ3月30日には全州で春休みがスタートしました。

    これにより基本的にすべての学校は一時閉鎖となり、豪全土でロックダウンが始まりました。

    但しヨーロッパ諸国と異なり、休業要請の対象に建設業や製造業が含まれなかったため、いわゆる「全国封鎖」とは定義しない識者もいます。

    その後、公立学校は第二学期が始まる予定だった4月20日以降もすべて自宅学習に切り替えられました。

    街から人々の姿が消え車通りも少なくなり、スーパーマーケットやコンビニで見かける人々はマスクで顔を覆た姿に変わりました。

    ロックダウンの効果もあり、5月8日に豪政府はロックダウン緩和の3段階を発表します。

    クイーンズランド州では自宅学習を続けていた準備学級と1年生は5月11日から、その他すべての学年の小中学生、高校生は5月25日から再び学校へ通うことができるようになりました。

    5月中旬からは各州で徐々に規制の緩和策が取られ、街には少しずつ人々が戻り始めました。

    全国封鎖から地域封鎖へ

    そんな矢先、5月中旬ごろからメルボルンの隔離用ホテルより感染が拡大し、ビクトリア州の広域でクラスター(市中感染)が発生する事態が起こりました。

    一時は7000人以上の感染者を出す事態に陥ったため、6月20日にビクトリア州は再度、規制の強化を発表しました。

    しかしその後もビクトリア州内のクラスター発生地域は増え続け、感染拡大の「第二波」と呼ばれることになります。

    6月30日にビクトリア州政府はメルボルン市内の10地域を地域封鎖しました。

    前回の全国封鎖と異なり、国や州としては経済活動、社会活動を続けながらも局地的な封鎖により人流を止め、感染拡大を阻止する対策となりました。

    7月4日には2地域を地域封鎖に追加、8月2日にはさらにビクトリア州全体に公共の場でのマスク着用の義務化や、学校・会社の一時閉鎖が指示されました。

    人々の姿が消えたメルボルンのフリンダース・ストリート駅

    地域封鎖の成果が表れ始めたのは9月。

    9月13日にはビクトリア州政府が「規制緩和への道筋」を発表しました。

    そして10月26日、ビクトリア州は6月9日から約4か月ぶりに新規感染者0人を記録。

    これにより感染拡大第二波は終焉を迎えました。

    オーストラリア全体としても11月1日に新規市中感染者0人を記録します。

    地域封鎖が新型コロナウイルスの感染対策として有効だと評価された瞬間でした。

    11月16日には南オーストラリア州のアデレードでも小規模なアウトブレイクが報告されました。

    南オーストラリア州政府は規制を強化するとともに、州全体を地域封鎖しました。

    これを受け、クイーンズランド州、ビクトリア州、西オーストラリア州も南オーストラリア州に対して州境を閉鎖。

    感染拡大が制御されたとし、強化された規制はわずか5日後の11月21日に緩和されました。

    この該当地域の地域封鎖と、それに対する他州の州境閉鎖がひとつの成功事例として認識され、以後、この対策方法が継承されていくことになります。

    12月18日にはニューサウスウェールズ州シドニー郊外で28名のクラスターが発生。

    規制強化と州境のコントロールが行われました。

    12月24日にはクラスターによる感染者が104名に増えたとして、規制をさらに強化。

    クリスマスシーズンのパーティーも規制されることとなりました。

    12月31日にはメルボルンで8名の市中感染が確認されたとし、ビクトリア州政府は再度、規制を強化。

    外出時のマスク着用を義務化するとともにニューサウスウェールズ州との州境を閉鎖しました。

    2021年に入っても地域封鎖と州境封鎖により、感染の拡大は抑えられてきました。

    ここへ来て変異株であるデルタ株の市中感染が確認され、地域封鎖の期間や地域は多少、大きくなっていますが、州単位で柔軟かつ迅速な対応が取られています。

    現在のロックダウン状況

    シドニーではデルタ株の市中感染が確認され、2021年6月26日よりシドニーを含む4地域で一週間の予定で地域封鎖=ロックダウンを始めました。

    その後、デルタ株感染者が60名を超え、濃厚接触者の数も14000人まで拡大しました。

    これを受け、ロックダウン該当地域はシドニー大都市圏、ブルーマウンテンズ、セントラルコースト、ウーロンゴンまで拡大され、ロックダウン期間も再三に渡り延長され、現在は7月30日までの予定となっています。

    人影のないオペラハウスから見上げるハーバーブリッジ

    お隣のビクトリア州では7月15日にメルボルンを地域封鎖=ロックダウンしましたが、その後、該当地域をビクトリア州全域に広げ、5日間の短期集中地域封鎖を敢行しました。

    ビクトリア州ではパンデミック以降、5度目、そして2021年に入って3度目のロックダウンとなりました。

    感染者は18名に上りましたが、感染者の足取りは特定されています。

    70ほどの施設や建物が日時と共に感染者の立ち寄りポイントとしてリスト化され、濃厚接触者も1500人ほどと推定されています。

    またほとんどのケースがニューサウスウェールズ州から来た引っ越し業者の感染者と関係があると見られています。

    この引っ越し業者がビクトリア州を横断し、南オーストラリア州まで旅行したとされているため、州全域の地域封鎖となった模様です。

    コロナ後への道筋

    オーストラリアでは感染者が少なく抑えられている為、新規感染者が発見された場合の足取り追跡調査がきちんと行われています。

    これにより感染地域を特定し、有効な地域封鎖を行うことが可能となっています。

    地域封鎖を州政府ごとに決定することができる点も対応の迅速化に繋がっています。

    また、感染者を出した州以外の州が、感染者を出した州に対して州境を閉鎖することができる点も大きな効果があります。

    遡ること7月2日には国家内閣により、ワクチン接種状況に応じた4段階の国家計画が策定されました。

    これはコロナ以降の、オーストラリアの正常化への道筋を示したものと言えます。

    イギリスでも7月19日から対コロナウイルスの規制全廃、というニュースが話題になりましたが、オーストラリアももうコロナ後の世界を見据えているのです。

    National Plan 国家計画概要

    日本で「シドニーがロックダウンに」などというニュースの見出しをご覧になられると心配される方も多いようですが、実はオーストラリアは日本より感染がコントロールされた状態にあるのがお分かりいただけたでしょうか。

    日本で地方自治体ごとに地域封鎖や県境閉鎖を行うのは難しいかもしれません。

    しかし多くの日本人が緊急事態宣言慣れしてしまった今、短期集中でより強い規制を特定のエリアに出す、というオーストラリアの対策には何かしら感じることがあるのではないでしょうか。

    そして世界でワクチン接種が進み集団免疫を獲得した折には、皆さんにこんなに安全なオーストラリアへまた旅行していただけるのをお待ち申し上げております。

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    ニューヨークでは日本語係員による空港・ホテルの専用車による空港送迎、ワクチン接種会場へのご案内とサポート、日本帰国の為のPCR検査サポートが含まれ、急な体調の変化、事故などの緊急時には、現地にて24時間つながる日本語サポートダイヤルにご相談いただくことも可能です。

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  • ケアンズ・エスプラネードのダイニングエリア再開発完了

    ケアンズ・エスプラネードのダイニングエリア再開発完了

    去る2021年6月27日の日曜にケアンズのエスプラネード通りにて「エスプラネード・ダイニングエリア(Dining Precinct)」のオープニングセレモニーが行われました。

    エスプラネード通りの再開発はケアンズ中心部の再開発計画の目玉と位置付けられていたプロジェクトで、ケアンズ市がA$2800万ドルの予算を投じた一大プロジェクトでした。

    生まれ変わったエスプラネード通りの完成と共に、世界的なコロナ渦にありながら規制のない大規模イベントが開催されたことをケアンズ市民が一様に祝いましたので、今回はその様子をレポートします。

    目次:ケアンズ・エスプラネードのダイニングエリア再開発完了(クリックで開閉)




    再開発計画

    2018年にケアンズ市は5800人にも及ぶ市民に聞き取りを行い、エスプラネード通りの問題点と改善希望を洗い出し、再開発計画を創り上げました。

    観光都市ケアンズとしては、魅力的なレストラン街の整備は街の死活問題です。

    コロナ渦後、観光都市として再生を果たすには必ず成功させなければいけない再開発とも言えます。

    指摘が多かった問題点は、車の騒音、排気ガス、狭い歩道にテラス席のためのスペースが限られていたことでした。

    改善希望として声が上がったのは、緑の多い公園、ウォーターフロントの景色、リラックスして楽しめるカジュアルダイニング体験、そして賑やかで活気に満ちた雰囲気、でした。

    開放的な空間へ様変わり

    予定された工期は2020年6月1日から2021年6月30日の13か月間。

    場所はエスプラネード通りの、シールズ通りとアプリン通りの区間です。

    従来、車通りも多かったこの区間の路上駐車エリアを廃止し、海に面したレストランのテラス席用のスペースを大幅に拡張しました。

    この区間には人気観光スポットであるナイトマーケットのフードコートもあります。

    また昨年オープンしたばかりのリゾートホテル、クリスタルブルック・フリンのオープンダイニングもあり、おしゃれなレストラン通りへと変貌を遂げています。

    クリスタルブルック・フリンの前の様子

    エスプラネード・ダイニングエリア(Dining Precinct)プロジェクト

    オープニングセレモニー

    6月27日、朝10時から夜20時まで10時間に渡って行われたオープニングセレモニーはいろいろな意味で異例のイベントだったと思います。

    こちらの投稿の写真。すべてコロナ前の写真ではありません。正真正銘、2021年6月27日のケアンズ、エスプラネード通りの様子です。

    従来、すべての屋内・屋外施設で必要とされていた人数制限および入退場のためのチェックインアプリの規制、QRコードの掲示がありませんでした。

    加えてサニタイザー(消毒液)・ステーションの設置もありませんでした。

    同6月27日にはクイーンズランド州の南東部で2名の市中感染が報告され、一度緩和されていた規制が再強化されることになったにも関わらずです。

    このセレモニーの来場者のなかでマスク着用者は皆無。

    遊歩道を歩く人々の中にもマスク姿は見受けられません

    未だ新型コロナウイルスの市中感染が確認されたことのないケアンズがいかに平和な生活を享受できているか、写真からも見受けられると思います。

    エスプラネード沿いの1区画の中に特設ステージが3か所。

    歌も踊りもあれば、特設コーナーでは子供向けのジャンピング・キャッスルや水鉄砲バトルなどのアトラクションも。

    イベント中終始、歓声や笑い声、人々の笑顔が絶えることはありませんでした。

    メインステージ前の賑わい

    このイベントを機にケアンズの規制がさらに緩和され、みんなが一日も早く以前の生活を取り戻し、海外からの旅行者の皆さんをお迎えできる日が来るのを待ち望んでいます。

    ラグーンプールも活気を取り戻しました

    緑の植え込みが増えたエスプラネード

    エスプラネード通りは喧騒からくつろぎの空間への変貌

    オープニングセレモニーの会場案内図

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  • ケアンズでの新型コロナウイルス・ワクチン接種体験(2021年6月中旬)

    ケアンズでの新型コロナウイルス・ワクチン接種体験(2021年6月中旬)

    日本では5月24日から大規模接種会場における高齢者の接種開始、6月21日から職域接種開始など急速に新型コロナワクチンの接種スピードがここへ来て加速してきた感があります。




    日本のワクチン接種状況

    6月22日現在、日本国内の累計接種人数は2243万7512回を数え、そのうち2回の接種が完了した方は915万4518人に上ると言います。

    都道府県別では東京都が一位で210万回以上、次いで愛知県の139万回、神奈川県の138万回、大阪府の137万回となっています。

    一日あたりの日別接種回数は国内全体で45万回を越え、政府も10月から11月にかけて希望者すべてへの接種完了を目標とする旨を公言しました。

    では日本のこの接種回数、接種スピードは世界の他の国々と比べてどうなのでしょうか。

    人口の違いもありますが、上位3国は突出しています。

    累計接種人数

    6月22日現在

    中国

    6億2200万回

    インド 2億2454万回
    アメリカ 1億7708万回
    ・・・・     
    日本

    2243万7512回

    データ: NHK 特設サイト 新型コロナウイルス

    オーストラリアのワクチン接種状況

    それでは対するオーストラリアはどうなのでしょうか。

    6月22日現在、オーストラリアの累計接種人数は671万9384回となっており、日本よりさらに遅れをとっていることが分かります。

    州別にみても、メルボルンがあるビクトリア州で92万6876回、シドニーがあるニューサウルウェールズ州で69万4125回、ケアンズ、ゴールドコーストがあるクイーンズランド州で44万8225回と日本の都道府県別の接種人数とも大きな開きがあることが分かります。

    オーストラリア政府 保健省のサイト

    これはオーストラリアの徹底した水際対策、市中感染に対する追跡調査および感染多発地域指定の迅速さ、州境閉鎖など州単位での対策による対応の柔軟さにより、他国に比べ新型コロナウイルスの感染者が極めて少なくワクチン接種の必要性が身近に感じられないことが原因かと思われます。

    新型コロナウイルスの累計感染者数を比べると、78万5287人で日本は世界34位。
    オーストラリアは3万366人で世界125位となっています。

    統計サイト ワールドメーターズ

    コロナ渦以前とほぼ変わらない生活をしているオーストラリアの人々の中に新型コロナウイルスに対する危機感は薄く、特に市中感染を未だ出していないケアンズではワクチン接種が遅々として進んでいない状況です。

    クイーンズランド州の累計感染者数は1673人、うちケアンズ・ヒンターランド地域の累計感染者数はわずか36人に留まっています。

    クイーンズランド州累計感染者数

    ワクチンの累計接種人数もクイーンズランド州44万8225回のうち、ケアンズ・ヒンターランド地域は3万4591回となっています。

    クイーンズランド州累計ワクチン接種人数

    ワクチン接種の予約

    そんな状況を踏まえた上で、筆者が先日、ケアンズで行ったワクチン接種の模様をお伝えいたします。

    まずは予約。

    日本と違い接種券のようなものは届かないので、自分でその時点で接種資格があるか否かを確認する必要があります。

    オーストラリアは接種の段階を5つのフェーズに分けています。

    フェーズ1a (140万回分の接種予定)

    医療従事者、高齢者・障害者施設労働者、高齢者施設・障害者施設入居者、検疫・国境任務従事者など

    フェーズ1b (148万回の接種予定)

    70歳以上の方、ワクチン接種を優先されるべき健康状態にある方、警察官、消防官、救命救急従事者、55歳以上のアボリジニおよびトーレス諸島住民など

    フェーズ2a (158万回の接種予定)

    50歳以上の方、18歳から54歳までのアボリジニおよびトーレス諸島住民、その他の感染リスクが高い業種の従事者など

    フェーズ2b (160万回の接種予定)

    その他、18歳以上の大人

    フェーズ3 (136万回の接種予定)

    18歳未満でワクチン接種が推奨される子供

    オーストラリア政府のワクチン戦略

    自分に接種資格があるのか定かでない場合には、豪州政府の下記のサイトに年齢、お住いの州、何回目のワクチン接種か、などを回答すると資格の有無が確認できます。

    現状ではオーストラリア居住者以外の国外からの旅行者などに接種資格は認められていません。

    ワクチン接種条件チェックサイト

    次に実際の予約作業ですが、下記のクイーンズランド州政府のサイトには動画による説明とクイーンズランド州保健省の接種会場のリストが掲載されています。

    また、ワクチン接種希望を登録すると最寄りの接種可能な開業医のリストが表示され、そちらから空き状況および予約方法(オンライン予約の可否または電話予約)が確認できるようになります。

    ワクチン予約サイト

    ワクチン接種当日

    ワクチン接種当日に特に事前準備するものはありません。

    予約時間の15分ほど前に接種会場に到着し、アプリによる施設チェックイン、過去の病歴や新型コロナウイルスのものと疑われる症状がないかどうか等の問診票の記入など行います。

    接種会場に混雑はなく、待ち時間なしで待ち合いロビーから個室の診察室へ通されました。

    診察室には医師がおり、副反応のリスク、2回目のワクチン接種までの期間等について説明がありました。

    筆者はアストラゼネカ社製のワクチン接種でしたので、副反応については丁寧な説明がありました。

    ワクチン接種

    一般によく言われるように注射自体の痛みはほとんどありません。

    時間も瞬く間に終わります。

    ワクチン接種後

    接種後は、万が一の急な体調の変化が無いよう待ち合いロビーで15分ほど待機するよう指示がありました。

    この間に受付で2回目のワクチン接種の予約を取りました。

    また、ワクチンについての小冊子をもらうことができ、詳細を確認することができます。

    アストラゼネカ社製のワクチンは2回目の接種までの間隔が12週間必要とのことでした。

    (ファイザー社製のワクチンの間隔は3週間)

    接種後の副反応

    ワクチン接種後、数時間は何の体調の変化もありませんでした。

    しかし数時間後に、ワクチン接種をした上腕に打撲に似た鈍い痛みをわすかに感じ始めました。

    また半日後から翌日にかけて、風邪の引きはじめに似た倦怠感のようなものを感じました。

    それも翌々日には収まり、普段通りの体調に戻ることが出来ました。

    発熱や嘔吐といった副反応は一切出ず、生活に支障をきたすような強い反応はでませんでした。

    ワクチン接種証明やワクチンパスポートなど、ワクチン接種が海外渡航の必要条件になる動きが世界中で高まっています。

    少しでも早く多くの方がワクチン接種を終え、世界の国々が集団免疫を獲得し、またコロナ渦以前のように自由に往来ができる世の中が一日でも早く訪れるよう願ってやみません。



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