オーストラリアの習慣・マナー

服装

オーストラリアはカジュアルな国、高級レストランであっても「ジャケット&タイ」というところはほとんどない。せいぜい「カジュアル・スマート」と呼ばれる、襟付きシャツ・ジーンズ以外の長ズボン・スニーカー・サンダル以外の靴、程度の服装で十分。安めのレストランや中級レストランでは、カジュアルな服装でも問題ない。

ビジネスアワー

オーストラリアのビジネスアワーは、一般的に月曜日から金曜日09:00-17:30で、土曜・日曜日は休みの週休2日制。土曜日、日曜日は、一部の業種、予め従業員と合意の上特別な契約をしていない限り、それぞれ1.5倍、2倍の給与を会社は支払わなくてはいけないので、土曜、日曜は、一般の会社だけでなく、多くの商店も休みのところも多い。ただし、近年シドニーなどの大都市では、土曜、日曜日にも営業する商店も多くなってきた。

祝日

祝日はクリスマスなどオーストラリア全土で同じ日の祝日もあるが、クイーンズバースデー等州によって日にちが違ったり、ブリスベン市内のみの祝日があったり、注意を要する。祝日は、会社は勿論、商店、レストランなど、シドニー等の大都市、ケアンズ等の観光地を除き、休むところが多い。また、レストランなどの経営者は、祝日に店をオープンした場合、従業員に通常の2.5倍の給与を支払わなくてはいけない為、「ホリデーサーチャージ」という、割り増し料金をチャージする場合もある。オーストラリアの祝日一覧は、オーストラリアの祝日へ。



チップ

基本的にはチップは不要だが、高級レストランでのランチ、ディナーを取った場合は、代金の10-15%程度を渡す人が多い。カジュアルなレストラン、タクシーなどでは、1ドル未満の小銭を渡すくらい、チップを渡さなくてもまったく問題ない。ホテルのポーターへは渡す人と渡さない人どちらもいるが、渡すとしたら荷物1個$1-2程度が標準。ベッドメイキングのハウスキーパーは不要。

ビルの階数

オーストラリアはイギリス式の表示になっていて、地上階、日本で言う1階は「グランドフロア」と呼び、エレベーターでは「G」と表示されている。そして日本でい言う2階が「1階(FIRST FLOOR)」になり、以降2階、3階となっていくので注意。

交通ルール

日本と同じで、車は左側、歩行者は右側通行。信号機のない横断歩道では、人が横断をしようとしている場合、車は必ず停車して歩行者を優先させなければならない。歩行者用の信号は、日本と同じように、ボタンがついているので、そのボタンを押して待つ。




喫煙

オーストラリアでは比較的喫煙者は多いが、他の欧米各国同様、年々厳しくなってきており、ホテルの多くは「全館禁煙」となっている所が多い。ホテルロビー、レストラン、パブ・バー、列車、バス、会社内などは全て禁煙だ。喫煙は屋外になる場合がほとんどが、タバコの吸殻にポイ捨ては、罰金がかかるので注意。また、クイーンズランド州などでは、ビルの出入り口4メートル以内での喫煙は、禁止となっており、違反者には罰金が科せられる。オーストラリアでの喫煙は、飲酒と同じく18歳以上。

エスカレーター

エスカレーターでは左側に立ち、右側を急いでいる人のために空けておく。

エレベーター

降りる人を先に、他の欧米諸国同様、レディファーストで。込んでいるエレベーターで降りる場合など、「EXCUSE ME(エクスキューズミー)」と一声かけて出口を空けてもらう。無理やり降りようとするのはマナー違反。逆に自分が出口付近に立っている場合は、出口を空けること。オーストラリアではイギリス式に「リフト(Lift)」と呼ぶ。

くしゃみ

くしゃみをする場合は、必ず口をおさえて。周りに人がいる場合は、くしゃみの後「EXCUSE ME(エクスキューズミー)」と一言謝れば完璧。「BLESS YOU(ブレス・ユー)」と返してくれて、「THANK YOU(サンキュー)」と更に返したら、なお完璧。



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