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カテゴリー: タスマニア島
ホバート(Hobart)は、中心部がコンパクトな一方で坂が多く、徒歩だけでは少し負担を感じる場所も多い街です。近年はeスクーターやeバイクを使ったマイクロモビリティが市内交通の一つとして定着してきました。
ただし、2026年には大きな変更がありました。ホバート市はシェアeスクーターを終了し、2026年9月2日からライム(Lime)のシェアeバイクへ一本化しています。
一方で、個人所有のeスクーターそのものが禁止されたわけではありません。タスマニア州(Tasmania)のパーソナル・モビリティ・デバイス(Personal Mobility Device=PMD)基準を満たす私有eスクーターは、現在も歩道、シェアード・パス、自転車道、条件を満たす一部道路で利用できます。
この記事でいう「eバイク」はオートバイではなく、電動アシスト付き自転車(electric bicycle / e-bike)のことです。日本語では「バイク」というとオートバイを連想しやすいため、必要な箇所では「eバイク(電動アシスト付き自転車)」と併記します。
この記事では、日本からの旅行者と在豪邦人向けに、ホバートで始まったライムのシェアeバイク、利用方法と料金、私有eスクーターの交通ルール、レンタル自転車・eバイク、公共交通との組み合わせ、観光で走りやすいルート、注意事項まで詳しく紹介します。
ホバートのマイクロモビリティ事情


ホバートでは2021年12月からビーム(Beam)によるシェアeスクーター・eバイクのサービスが始まり、市内の短距離移動手段として利用されてきました。
しかし、ホバート市議会は2026年4月、安全性、駐輪、法制度上の課題などを踏まえ、今後のシェア・マイクロモビリティをeバイクだけにする方針を決定しました。
ビームの営業許可は2026年6月30日で終了し、その後、新事業者としてライムが選ばれました。
新しいシェアeバイクは2026年9月2日から運用が始まり、CBD、ウォーターフロント、サラマンカ(Salamanca)、バッテリー・ポイント(Battery Point)、サンディ・ベイ(Sandy Bay)などを中心に利用できます。
ホバートで利用できるサービス
| サービス | 2026年9月時点 | 旅行者の利用 |
|---|---|---|
| ライム・シェアeバイク | 運営中 | ◎ |
| シェアeスクーター | ホバート市では終了 | × |
| 私有eスクーター | 州基準を満たせば合法 | ○ |
| レンタル自転車 | 利用可能 | ◎ |
| レンタルeバイク | 利用可能 | ◎ |
| 私有自転車・合法eバイク | 利用可能 | ○ |
旅行者がアプリだけで気軽に使うならライム、半日から1日かけてモナ(MONA)方面や郊外まで走るならレンタル自転車・eバイクが使いやすいでしょう。
ライムのシェアeバイク
ライム(Lime)は2026年9月からホバートで営業を開始した新しいシェアeバイク事業者です。
緑色の車体が目印で、ペダルをこぐ力をモーターが補助する電動アシスト付き自転車です。オートバイのようにアクセルだけで高速走行する車両ではありません。
導入時には350台以上のeバイクがホバート市内へ投入され、CBD、サラマンカ、ウォーターフロント、バッテリー・ポイント、サンディ・ベイなどに配置されています。
ホバートはeバイクのみ
ライムは他都市でeスクーターも運営していますが、ホバート市の新しい許可制度ではeバイクだけです。
緑色のライム車両を見かけても、ホバート市内ではシェアeスクーターではなくシェアeバイクと考えてください。
利用年齢
タスマニア州法上、PMDやシェアeバイクに関する市の案内では16歳以上が基本ですが、ライムのホバート開始時の利用案内ではサービス利用者を18歳以上としています。旅行者がライムを利用する場合は18歳以上と考えておくのが安全です。
ライムの利用方法
- Limeアプリをスマートフォンへダウンロード
- アカウントを作成
- 支払い方法を登録
- 地図から近くのeバイクを探す
- バッテリー残量、ヘルメット、サービスエリアを確認
- 車両を予約、または現地へ直接向かう
- QRコードを読み取って解錠
- サドル高、ブレーキ、タイヤ、ヘルメットを確認
- ヘルメットを着用して走行
- 目的地付近の指定駐輪場所を確認
- 駐輪後に写真を撮影し、アプリで利用終了
バッテリー残量を確認
Limeアプリでは、各車両のおおよその走行可能距離を確認できます。ホバートは坂が多いため、短距離でもバッテリー消費が大きくなる場合があります。
目的地の駐輪可否を先に確認
サラマンカやCBDの一部にはNo Ride Zone、No Parking Zone、Slow Zoneが設定されています。乗車前に目的地までアプリの地図を確認してください。
ライムの料金
2026年9月のホバート開始時には、通常利用について1豪ドルで解錠+走行1kmあたり0.57豪ドルという料金が案内されています。
| プラン | 開始時の料金例 |
|---|---|
| 通常利用 | 1豪ドル解錠+0.57豪ドル/km |
| LimePrime | 4.99豪ドル/月 |
| LimePrime・5分以内 | 1.50豪ドル/回 |
| LimePrime・20分以内 | 2.75豪ドル/回 |
| 20分超 | 以降0.30豪ドル/分 |
LimePrimeには無料解錠や30分予約などが含まれると案内されています。
料金やキャンペーンは変更されるため、実際に乗る直前にLimeアプリへ表示される料金を最終確認してください。
駐輪・ジオフェンシング
ホバートの新しいライムeバイクでは、駐輪問題を減らすためジオフェンシングによる管理が強化されています。
No Ride Zone
CBDのリバプール・ストリート(Liverpool Street)、マレー・ストリート(Murray Street)、エリザベス・ストリート(Elizabeth Street)の一部などには、走行できない区域が設定されています。
Slow Zone
マッコーリー・ストリート(Macquarie Street)やセント・デイビッズ・パーク(St David’s Park)などでは、自動的に速度が制限される区域があります。
サラマンカ・マーケット開催日は駐輪規制
サラマンカ周辺では、木曜から土曜にかけてマーケット設営・開催に合わせてNo Parking Zoneが設定される場所があります。
返却時は写真を撮影
駐輪時は車体を立て、歩行者通路、建物入口、障害者アクセス、横断歩道、交差点、バス停などをふさがない場所へ置きます。利用終了時にはLimeアプリで駐輪写真を撮影します。
シェアeスクーターは終了
2026年6月までホバートではビームのeスクーターをレンタルできましたが、現在は終了しています。
ホバート市は、シェア車両についてeバイクのみの運営モデルへ移行しました。
したがって、2026年9月以降にホバート市内で「アプリでeスクーターを借りる」という旅行方法はできません。
注意:古い旅行記事やブログには「ホバートではBeamのeスクーターを借りられる」と書かれている場合がありますが、2026年6月30日で終了しています。
私有eスクーターは利用可能
シェアeスクーターが終了しても、私有eスクーターは禁止されていません。
タスマニア州のPMD基準を満たせば、ホバート市内でも私有eスクーターを利用できます。
PMDの主な条件
- 電動で走行する
- 少なくとも1輪を備える
- 長さ125cm未満
- 幅70cm未満
- 高さ135cm未満
- 重量45kg未満
- モーターによる最高速度が25km/h以下
- 1人乗り用
- 利用者は16歳以上
条件を満たすeスケートボード、ホバーボード、eユニサイクルなどもPMDに含まれます。
eスクーターの速度・走行場所
| 走行場所 | 最高速度 |
|---|---|
| 歩道 | 15km/h |
| シェアード・パス | 25km/h |
| 自転車道 | 25km/h |
| 条件を満たす一般道路 | 25km/h |
歩道を走れる
ホバートではeスクーターを一般の歩道で利用できます。最高速度は15km/hで、歩行者を優先します。
道路はどこでも走れるわけではない
PMDが利用できる一般道路は、原則として制限速度50km/h以下で、センターラインや中央分離帯がなく、一方通行道路なら複数車線でない道路です。
そのため、ホバートCBDの幹線道路や複数車線道路では利用できない場所が多くあります。
オンロード自転車レーンでも走れない場合がある
一見すると自転車レーンならeスクーターも利用できそうですが、タスマニア州の現行ルールでは、センターラインや複数車線がある道路自体をPMDが走れないため、道路上に描かれた自転車レーンをeスクーターで利用できないケースがあります。
2人乗りは禁止
PMDは1人乗りです。友人、子供、ペットを一緒に乗せることはできません。
携帯電話・飲酒運転は禁止
走行中の携帯電話使用は禁止されています。飲酒や薬物の影響下での運転も禁止です。
合法なeバイク(電動アシスト付き自転車)の基準
eバイクはPMDではなく、自転車として扱われます。
タスマニア州で合法的に利用できるeバイクは主に2種類です。
200W以下の電動補助自転車
- 主な動力はペダル
- 補助モーターの合計出力200W以下
250W以下のEPAC
- 最大連続定格出力250W以下
- 速度6km/hを超えるとアシストが徐々に減少
- 25km/hでアシスト停止
- ペダルを止めた状態では6km/hを超えるとアシスト停止
これらの合法eバイクには車両登録も運転免許も必要ありません。
750W、1,000Wなど高出力で、モーターだけを主動力に高速走行する車両は、合法eバイクとして公共道路を利用できません。
レンタル自転車・eバイク
シェアeバイクより長時間同じ車両を使いたい場合は、レンタルショップが便利です。
ホバート・バイク・ハイヤー
ホバート・バイク・ハイヤー(Hobart Bike Hire)は、サンディ・ベイ・ロード(Sandy Bay Road)129番地にあるレンタサイクル店です。
eバイク(電動アシスト付き自転車)、折りたたみeバイク、ロードバイク、グラベルバイク、マウンテンバイクなどを扱っています。
レンタルにはヘルメット、ロック、サイクリングマップが無料で含まれます。
ホバート中心部、バッテリー・ポイント、サンディ・ベイ、モナ方面、タスマン・ブリッジ(Tasman Bridge)を渡って東岸へ走るプランなどに使いやすい店舗です。
レンタル料金
2026年9月時点の1日料金は次の通りです。
| 車種 | 1日料金 |
|---|---|
| eバイク(シティ/MTB) | 66豪ドル |
| 折りたたみeバイク | 44豪ドル |
| フラットバー・ロード | 44豪ドル |
| ロード/グラベル | 100~110豪ドル |
| ハードテイルMTB | 44豪ドル |
| 子供用 | 25豪ドル |
複数日レンタルでは1日あたりの料金が下がります。予約は24時間前が推奨されていますが、在庫があれば当日利用も可能です。
営業時間は季節で変わり、冬季は週末休業日もあるため、予約時に最新営業時間を確認してください。
ヘルメット・ライト・装備
タスマニア州では、自転車、eバイク、eスクーターなどPMDを利用する際、承認された自転車用ヘルメットの着用が義務です。
夜間のeスクーター
夜間にPMDを使う場合は、前方から見える白色ライト、後方から見える赤色ライト、後方の赤色リフレクターが必要です。
シェアeバイクはヘルメットを確認
Limeアプリではヘルメット付きかどうか確認できる場合があります。ヘルメットがない、破損している場合は別の車両を利用してください。
レンタル自転車は出発前に確認
- ブレーキ
- タイヤ
- サドル高
- ライト
- ヘルメット
- ロック
- eバイクの場合はバッテリー残量
旅行者に使いやすいルート
インターシティ・サイクルウェイ
インターシティ・サイクルウェイ(Intercity Cycleway)は、ホバート中心部からニュー・タウン(New Town)、ムーナ(Moonah)、グレノーキー(Glenorchy)、クレアモント(Claremont)方面へ延びる代表的なシェアード・パスです。
車道走行を避けながら北方向へ移動できる区間が多く、旅行者にも使いやすいルートです。
ウォーターフロント~サンディ・ベイ
サラマンカ、バッテリー・ポイント、サンディ・ベイ方面は、ホバートらしい港町の景色を楽しめるエリアです。
ただしバッテリー・ポイントは道路が狭く坂も多いため、シェアeバイクの方が普通の自転車より楽に移動できます。
ホバート~モナ方面
モナがあるベリーデール(Berriedale)方面へは、インターシティ・サイクルウェイを利用して北へ走るルートがあります。
距離があるため、eバイクまたは1日レンタル自転車向きです。
タスマン・ブリッジ~東岸
自転車でタスマン・ブリッジを渡り、ローズニー(Rosny)、ベレリーブ(Bellerive)方面へ走ることもできます。
帰路をダーウェント川フェリーと組み合わせれば、同じルートを戻らずに楽しめます。
マウンテンバイク
より本格的に走るなら、クナニ/マウント・ウェリントン(kunanyi / Mount Wellington)周辺やクイーンズ・ドメイン(Queens Domain)には約60kmのマウンテンバイク・シェアードトラックがあります。
バス・フェリーとの組み合わせ
ホバートでは鉄道旅客サービスがないため、公共交通との組み合わせは主にバスとダーウェント川フェリーです。
| 車両 | メトロバス | ダーウェント川フェリー |
|---|---|---|
| 通常自転車 | 折りたたみ式のみ可 | 条件付き可 |
| eバイク | 不可 | 条件付き可 |
| eスクーター | 不可 | 条件付き可 |
メトロバス
メトロ・タスマニア(Metro Tasmania)のバスでは、eスクーター、eバイクなどバッテリー付き車両は持ち込み不可です。
通常自転車もそのままでは持ち込めず、折りたたみ式で安全に荷物棚へ収納できる場合に限られます。
ダーウェント川フェリー
ダーウェント・フェリーズ(Derwent Ferries)がホバートのブルック・ストリート・ピア(Brooke Street Pier)とベレリーブを結んでいます。
フェリーには1便あたり約15台分の自転車スペースがあり、自転車、eバイク、eスクーターは重量30kg以下など安全に積載できる場合に持ち込めます。最終判断は乗組員が行います。
2026年9月現在、タスマニア州の一般公共交通は2027年6月30日まで無料となっており、ダーウェント川フェリーも対象です。
バスとのPark & Ride
ムーナ、キングストン、ハンティングフィールド、クレアモントなどには自転車ラック・自転車保管設備を備えたPark & Rideがあります。自転車を置いてバスへ乗り換える方法もあります。
登録・免許・保険
私有eスクーター・PMD
タスマニア州の基準を満たすPMDには、車両登録、ナンバープレート、運転免許は必要ありません。
自動車のような強制第三者保険もありません。
eバイク
200W型または250W EPAC基準を満たす合法eバイク(電動アシスト付き自転車)にも、車両登録や運転免許は不要です。
任意保険
強制保険はありませんが、事故で歩行者をけがさせたり、他人の車や物を壊した場合は賠償責任を負う可能性があります。
私有eスクーターやeバイクを日常的に利用する在豪邦人は、個人賠償責任を含む保険の有無を確認しておくと安心です。
利用時の注意点
坂道は下りの方が危険
ホバートは坂が多いため、eバイクの上りは楽ですが、下りでは速度が出やすくなります。交差点や濡れた路面では早めに減速してください。
CBDの幹線道路はeスクーター向きではない
マッコーリー・ストリートやデイビー・ストリート(Davey Street)など、複数車線やセンターラインのある道路はPMDが走れない区間が多くあります。eスクーターは歩道やシェアード・パス中心にルートを選ぶ方が安全です。
雨・風・寒さに注意
ホバートは天候が変わりやすく、冬だけでなく春や秋も風が強く冷えることがあります。濡れた路面では制動距離が伸びるため、速度を落としてください。
サラマンカ周辺は歩行者優先
マーケット開催日や週末はサラマンカ周辺の歩行者が非常に多くなります。シェアeバイクのNo Parking ZoneやNo Ride Zoneにも注意してください。
スマートフォンを見ながら走らない
初めての街では地図を確認したくなりますが、安全な場所に停止してから操作してください。
ホバートのマイクロモビリティに関するよくある質問(FAQ)
2026年9月現在、ホバート市のシェアeスクーターは終了しています。市はeバイクのみのシェア・マイクロモビリティ制度へ移行し、ライムのシェアeバイクが2026年9月から運営されています。
はい。タスマニア州のPMD基準を満たす私有eスクーターであれば利用できます。16歳以上、ヘルメット着用、歩道15km/h、シェアード・パス等25km/hなどのルールがあります。
2026年9月の開始時には、通常料金として1豪ドル解錠+1kmあたり0.57豪ドルと案内されています。LimePrimeは月額4.99豪ドルで、20分以内2.75豪ドルなどの料金があります。最新料金は乗車前にLimeアプリで確認してください。
走れます。タスマニア州ではPMDを歩道で利用でき、最高速度は15km/hです。歩行者へ道を譲る必要があります。
この記事でいうeバイクはオートバイではなく、電動アシスト付き自転車です。タスマニア州では200W以下の補助モーター付き自転車、または250W以下で25km/hまでアシストするEPACが合法です。
ホバート・バイク・ハイヤーでは、2026年9月時点でシティ/MTBタイプのeバイクが1日66豪ドル、折りたたみeバイクが1日44豪ドルです。
メトロ・タスマニアのバスでは、eバイク、eスクーターなどバッテリー付き車両は持ち込めません。折りたたみ式の通常自転車は安全に荷物棚へ収納できる場合に限り持ち込み可能です。
はい。フェリーには約15台分の自転車スペースがあります。自転車、eバイク、eスクーターは30kg以下など安全に積載できる場合に持ち込めます。混雑時は先着順です。
ホバートの旅行手配
トラベルドンキーでは、ホバートのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
ホバートを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
ホバート旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いホバート旅行になりますよ。

ホバート(Hobart)は、タスマニアらしいクラフトや食品のマーケットが充実している一方、古着、アンティーク、古本、ブリック・ア・ブラックなどを探せる小さなコミュニティ・マーケットも点在しています。シドニーやメルボルンのような大規模な「蚤の市」は少ないものの、週末に少し足を延ばすと、思わぬ掘り出し物に出会える場所があります。
日本語ではまとめて「フリーマーケット」と呼びますが、ホバート周辺ではSecond-hand、Pre-loved、Bric-a-brac、Collectables、Vintage、Second Chanceといった言葉を目印にすると、中古品のあるマーケットを見つけやすいです。一方、Artisan MarketやMakers Marketは新品のハンドメイド品が中心なので、安い中古品を探す場所とは少し違います。
市内で本格的に中古品を探すならオール・セインツが有力です。旅行者が観光と一緒に楽しむならサラマンカ、古着ならホバート・トワイライトも候補になります。車があるなら、アンティークの町として知られるニュー・ノーフォーク、個性的なシグネット、ブリック・ア・ブラックも並ぶフランクリンまで足を延ばすと選択肢が広がります。
ホバート周辺の地域マーケットは月1~2回だけ開催するところも多く、季節休業する会場もあります。旅行日程と開催日が合うかどうかを先に確認しておくことが大切です。
この記事では、日本からホバートを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、ホバートと南タスマニアのフリーマーケット事情、支払い・値段交渉・雨天時の注意を解説したうえで、2026年8月時点でおすすめできるマーケットや中古品イベント10か所を紹介します。
ホバートのフリーマーケットとは?
ホバート周辺のマーケットは、大きく分けると中古品や古道具が混ざる「蚤の市タイプ」、地元作家中心のクラフト・マーケット、食品中心のファーマーズ・マーケット、そしてそれらを組み合わせた総合型があります。
中古品なら小規模コミュニティ型が面白い
オール・セインツやフランクリンのような地域マーケットでは、古着、古本、食器、ブリック・ア・ブラックなどが混ざります。出店内容は毎回変わるため、欲しい物を決めて行くより、何があるか見に行く方が楽しめます。
タスマニアはアンティーク探しと相性が良い
古い建物や家具が多く残るタスマニアでは、アンティークやコレクタブルを扱う店やマーケットが各地にあります。ニュー・ノーフォークは特にアンティーク店が集まる町として知られています。
サラマンカにも中古品はある
サラマンカはクラフト、食品、地元ブランドが中心ですが、アンティーク、コレクタブル、古本、レコード、プレラブド・ファッションを扱うストールもあります。旅行者には最も行きやすい選択肢です。
月1回・季節開催が多い
毎週開催のサラマンカやニュー・ノーフォークとは違い、地域マーケットは「第○日曜日」や「9月~5月」といった開催形態が多くなります。訪問前の開催日確認は必須です。
「マーケット」と「蚤の市」の違い
ホバートでは「Flea Market」という名前を前面に出す市場は多くありません。日本のフリーマーケットに近い物を探すなら、Second-hand、Pre-loved、Bric-a-brac、Collectables、Vintageなどの表示を確認してください。
Bric-a-bracは蚤の市らしい中古小物
食器、置物、古い家庭用品、本、玩具、額、小型家具など、雑多な中古品をまとめてブリック・ア・ブラックと呼びます。何に使うか分からない古い物まで混ざるところに面白さがあります。
Pre-lovedは衣類以外にも使う
プレラブドは「以前誰かに大切に使われていた物」という意味合いで、古着、バッグ、本、家具など幅広い中古品に使われます。
Collectablesは専門価格のことも
レコード、コイン、古い玩具、食器、看板、タスマニアの歴史物などは、収集価値によって値段が高い場合があります。中古だから安いとは限りません。
Artisan Marketは新品中心
地元の作家が制作した陶器、アクセサリー、木工、アート、食品などを販売するマーケットです。蚤の市とは別物ですが、タスマニアらしいお土産を探す旅行者には向いています。
曜日別・おすすめの回り方
ホバートでは土曜日と日曜日で楽しみ方がかなり変わります。中古品を優先するか、観光と組み合わせるかで行き先を選ぶと効率的です。
土曜日:サラマンカ+オール・セインツ
オール・セインツの開催日に当たれば、午前中にサラマンカを歩き、その後サウス・ホバートへ移動する組み合わせがおすすめです。どちらもホバート中心部から近く、レンタカーなしでも回れます。
土曜日:アンティーク好きならニュー・ノーフォーク
マーケットだけでなく町のアンティーク店も見たいなら、土曜はニュー・ノーフォークへ。午前中にマーケットを見て、その後アンティーク店を回れば半日~1日楽しめます。
日曜日:開催週に合わせて南へ
第1・第3日曜日ならシグネット、第2日曜日ならジュドベリー、第4日曜日ならフランクリンと、フオン・バレー方面には日曜マーケットが順番に開催されます。車があればドライブと組み合わせやすいでしょう。
観光優先ならリッチモンド
毎週日曜日に開催されるリッチモンドなら、マーケットだけでなく歴史的な街並み、リッチモンド・ブリッジ(Richmond Bridge)、カフェ巡りも一緒に楽しめます。
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タスマニア島を一周する周遊ツアーも!
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支払い方法と値段交渉
ホバート周辺でもカード決済はかなり普及していますが、小さな地域マーケットでは少額の現金を持っていると安心です。特に数豪ドルの古本や中古雑貨では現金の方が早いことがあります。
カード対応は出店者ごとに違う
サラマンカやトワイライトではカードを使える店が多い一方、月1回型のコミュニティ・マーケットでは現金だけの出店者もいます。
中古品は軽く聞く程度なら可能
一般家庭の中古品やブリック・ア・ブラックなら、複数購入時に「2つならいくら?」と聞く程度の交渉はできます。ただし値切りが当然という文化ではありません。
アンティークは相場を考える
古い家具、銀製品、陶器、収集品などは専門知識を持つ出店者が値付けしていることがあります。状態や来歴を聞いたうえで購入する方がよいでしょう。
小額紙幣を用意
現金を持つなら5・10・20豪ドル札が便利です。朝一番は出店者のお釣りが十分でないこともあるため、高額紙幣だけで行くのは避けた方が無難です。
雨天・悪天候時の注意
ホバートは天候が変わりやすく、冬は雨や冷たい風が強い日があります。屋外型マーケットへ行く場合は、防寒と雨対策の両方が必要です。
サラマンカは年間を通して開催
サラマンカは基本的に毎週土曜日に開催されます。屋外の長い通りにストールが並ぶため、雨の日は傘よりフード付きの防水ジャケットの方が歩きやすいでしょう。
オール・セインツは屋内・屋外
教会の駐車場、庭、建物内にストールが分かれており、雨の日でも屋内部分やジェシー・ツリーの店を楽しめます。
シグネットやリッチモンドはホール型
地域のタウンホールを利用するマーケットは、ホバートの屋外市場より天候の影響を受けにくいのが利点です。冬の南タスマニアでは特にありがたい存在です。
地方へ行く日は道路状況にも注意
冬にニュー・ノーフォーク、オートランズ、フオン・バレー方面へ車で向かう場合は、霧、凍結、強風などにも注意してください。悪天候時は無理に予定を固定しない方が安全です。
アクセスと駐車場
日本からの短期旅行者には、ホバート中心部から徒歩やバスで行けるマーケットがおすすめです。地方のマーケットは公共交通の本数が少ないため、レンタカーの方が現実的な場所もあります。
サラマンカは徒歩で行ける
中心部のホテルから歩ける場所にあり、旅行者には最も簡単です。土曜日のサラマンカ周辺は駐車場が混雑するため、CBD滞在なら車を使わない方が楽です。
オール・セインツは市内から近い
サウス・ホバート(South Hobart)のマッコーリー・ストリート339番地にあり、中心部からバスまたは徒歩でアクセスできます。
ニュー・ノーフォークとリッチモンドは日帰り向き
どちらもホバートから車で行きやすく、マーケット以外にも見どころがあります。短期旅行者が郊外マーケットを一つ選ぶなら、この2か所が予定に組み込みやすいでしょう。
フオン・バレー方面は車がおすすめ
シグネット、ジュドベリー、フランクリンは公共交通だけでマーケット時間に合わせて回るのが難しい場合があります。レンタカーで景色を楽しみながら巡る方が便利です。
何が買える?おすすめ商品
古着・ヴィンテージ
オール・セインツ、サラマンカ、トワイライトが候補です。特にサラマンカにはプレラブドのヴィンテージ衣類を専門に扱うストールがあります。
アンティーク・コレクタブル
サラマンカ、オール・セインツ、ニュー・ノーフォーク、オートランズが狙い目です。古い工具、缶、食器、レコード、本、家庭用品など、タスマニアらしい年代物が見つかることがあります。
古本・レコード
オール・セインツのジェシー・ツリーには多数のプレラブド本があり、サラマンカにも古本やレコードの出店があります。持ち帰りやすいので旅行者にもおすすめです。
地元作家のお土産
サラマンカ、トワイライト、リッチモンド、シグネットでは、陶器、木工、アクセサリー、アート、ニット、雑貨など地元作家の商品が充実しています。
旅行者向けの楽しみ方
中古品狙いなら午前中
一点物は早い者勝ちなので、マーケット開始から1~2時間以内がおすすめです。ニュー・ノーフォークやサラマンカは午前中の方が選択肢が多くあります。
エコバッグを持参
地域マーケットでは袋がない出店者もいます。折りたたみ式バッグが一つあると、古本や雑貨を買ったときに便利です。
古い物は状態をよく見る
食器の欠け、衣類のシミ、レコードの傷、電化製品の動作などは購入前に確認してください。個人販売の商品では返品できないことが一般的です。
アンティークは日本への持ち帰りも考える
古い家具や大きな食器は魅力的ですが、重量や破損、航空会社の手荷物制限があります。旅行者なら小型のコレクタブル、古本、アクセサリーなどが持ち帰りやすいでしょう。
木製品・植物・食品は検疫に注意
植物、種、未加工食品、木製品、動物由来製品などは日本入国時の検疫対象になる場合があります。マーケットで販売されていることと、日本へ持ち込めることは別です。
おすすめ10か所比較
| マーケット | 主な開催 | おすすめ | 雰囲気 |
|---|---|---|---|
| オール・セインツ | 9~5月の最終土曜 10:00~14:00 | 古着・古本・ブリック・ア・ブラック | 蚤の市らしさ◎ |
| サラマンカ | 毎週土曜 8:30~15:00 | アンティーク・古着・雑貨 | 観光向き |
| ニュー・ノーフォーク | 毎週土曜 8:00~14:00 | ヴィンテージ・コレクタブル | アンティークの町 |
| シグネット | 第1・第3日曜 10:00~14:00 | プレラブド・本・クラフト | 個性的・ローカル |
| ホバート・トワイライト | 選定金曜など | プレラブド・デザイン | 夕方・観光向き |
| ジュドベリー | 9~5月の第2日曜 10:00~14:00 | 服・本・地元商品 | フオン・バレー |
| フランクリン | 9~5月の第4日曜 10:00~14:00 | ブリック・ア・ブラック・古本 | カントリー |
| ガレージ・セール・トレイル | 2026年11月7~8日・14~15日 | 中古品全般 | 本格的な掘り出し物 |
| リッチモンド | 毎週日曜 10:00~15:00 | クラフト・地元商品 | 観光向き |
| オートランズ | 第1日曜 | ブリック・ア・ブラック・本 | 歴史ある町 |
オール・セインツ・マーケット
サウス・ホバートのオール・セインツ・マーケット(All Saints Market)は、ホバート市内で昔ながらのフリーマーケットらしさを味わいたい人に最もおすすめしたい地域マーケットです。
9月~5月の最終土曜日10:00~14:00
オール・セインツ教会(All Saints Church)、マッコーリー・ストリート339番地で開催されます。12月には通常の開催とは別にクリスマス・マーケットも行われます。
中古品がしっかりある
クラフト、地元産品、焼き菓子などに加え、「セカンド・チャンス」ストール、コレクタブル、ヴィンテージ衣類、ホームウェア、古本、ブリック・ア・ブラックなどが並びます。
ジェシー・ツリーも必見
会場内のジェシー・ツリー(The Jesse Tree)は教会運営のショップで、ヴィンテージ衣類、家庭用品、コレクタブル、古本などを販売しています。市場のない週でも木~土曜日を中心に営業しています。
市内から行きやすい
中心部から近く、バスでもアクセスできます。サラマンカと開催日が重なる土曜日なら、午前・午後で2か所を回ることも可能です。
サラマンカ・マーケット
ホバート観光の定番サラマンカ・マーケット(Salamanca Market)は、地元のクラフトと食品が中心ですが、アンティークや中古品を探す楽しみもあります。
毎週土曜日8:30~15:00
サラマンカ・プレイス(Salamanca Place)で年間を通して開催され、クリスマスやアンザック・デーが土曜日と重なる場合を除き、基本的に毎週営業します。
300以上のストール
地元食品、木工、ジュエリー、アート、衣類、革製品など非常に幅広く、ホバートで最も規模の大きなマーケットです。
アンティークとプレラブドもある
タスマニアで仕入れたアンティークやコレクタブルを扱う店、プレラブドのレトロ・ヴィンテージ衣類、古本、レコードなどのストールがあります。
旅行者ならまずここ
中古品専門市場ではありませんが、ホテルから徒歩で行きやすく、バッテリー・ポイント(Battery Point)やウォーターフロント観光と一緒に楽しめます。
ニュー・ノーフォーク・マーケット
ダーウェント・バレーのニュー・ノーフォーク・マーケット(New Norfolk Market)は、ホバート周辺でアンティークやヴィンテージを探したい人におすすめの土曜マーケットです。
毎週土曜日8:00~14:00
ニュー・ノーフォーク(New Norfolk)のハイ・ストリートで毎週開催されています。2026年8月時点でも定期開催が続いています。
コレクタブルとヴィンテージ
地元の食品、植物、クラフトなどと一緒に、コレクタブル、ヴィンテージ商品などが並ぶことがあります。市場そのものだけでなく、町全体がアンティーク巡りに向いているのが特徴です。
「タスマニアのアンティークの町」
ニュー・ノーフォークにはアンティーク、古道具、コレクタブルの店が複数あり、マーケットが終わった後も買い物を続けられます。
2026年後半は運営情報を確認
現在のマーケットは2026年も継続していますが、運営体制の変更が予定されています。11月以降に訪問する場合は、開催場所・曜日の最新情報を確認してください。
シグネット・マーケット
フオン・バレーの個性的な町シグネット(Cygnet)で開かれるシグネット・マーケット(Cygnet Market)は、クラフトとプレラブドが自然に混ざるローカル色の強いマーケットです。
毎月第1・第3日曜日10:00~14:00
シグネット・タウン・ホール(Cygnet Town Hall)で年間を通して開催され、冬でも屋内で楽しめます。
約50ストールの地域市場
手作り品、食品、アート、服、本などが並び、出店者によってはプレラブド衣類、古本、ブリック・ア・ブラックも扱います。
町そのものが面白い
シグネットはアーティストやクリエイターが多い町で、マーケット以外にもギャラリー、雑貨店、カフェがあります。マーケットだけ見て帰るより、町歩きとセットがおすすめです。
ホバートから日帰り可能
中心部から車で約50分。フオン・バレーの景色を楽しみながら向かえるため、レンタカー利用の旅行者にも人気があります。
ホバート・トワイライト・マーケット
ホバート・トワイライト・マーケット(Hobart Twilight Market)は、食事、音楽、ローカルデザインを楽しむ夕方のマーケットですが、プレラブド・ファッションを扱う出店もあります。
選定された金曜日に開催
ブルック・ストリート・ピア(Brooke Street Pier)では年間を通して選定金曜日の16:30~21:00、ロング・ビーチ(Long Beach)では主に春~秋の選定日に開催されます。
2026年後半も多数開催
ブルック・ストリート・ピアでは2026年8月28日、9月18日・25日、10月23日・30日、11月20日・27日、12月11日・18日などが予定されています。ロング・ビーチでは10~12月にも金曜開催があります。
プレラブド・ファッションも探せる
主役はローカルデザイナーや作家ですが、古着やプレラブド商品が並ぶことがあります。食事をしながら買い物できるため、観光客にも参加しやすいマーケットです。
入場無料
ブルック・ストリート・ピアはCBDから徒歩で行けます。夕食を兼ねて立ち寄れるので、昼間の観光時間を使わずに済むのもメリットです。
ジュドベリー・マーケット
フオン川沿いのジュドベリー(Judbury)で開かれるジュドベリー・マーケット(Judbury Market)は、地元客中心ののんびりしたカントリー・マーケットです。
9月~5月の第2日曜日10:00~14:00
カルバート・パーク(Calvert Park)のジュドベリー・コミュニティ・センターで開催されます。2026年後半は9月13日、10月11日、11月8日などの開催が案内されています。
60~70ストール規模
地元産品、植物、クラフト、木工、食品に加え、本や衣類なども並びます。出店は屋内と屋外に分かれています。
観光市場ではない素朴さ
フリーマーケット専門ではありませんが、地元住民が出店する品をゆっくり見る楽しさがあります。大都市の整然としたマーケットとは違う雰囲気です。
川沿いでのんびり過ごせる
ライブ音楽、子ども向け遊具、川沿いの散歩道もあり、在豪邦人の週末ドライブにもおすすめです。
フランクリン・マーケット
フオン川沿いの歴史ある町フランクリン(Franklin)で開かれるフランクリン・マーケット(Franklin Market)は、クラフトの中に古本やブリック・ア・ブラックが混ざる地域マーケットです。
9月~5月の第4日曜日10:00~14:00
パレ・シアター(Palais Theatre)で開催されます。屋内・屋外の両方にストールが並びます。
ブリック・ア・ブラックもある
食品、木工、写真、衣類、アクセサリー、植物、クラフトなどに加え、古本や中古小物が並ぶことがあります。市場ごとに出店者が変わるのも楽しみです。
現金を用意すると安心
小規模出店者が多いため、少額の現金があると便利です。町にはATMの選択肢が限られるため、ホバートを出る前に用意しておくと安心です。
フオン・バレー観光とセットに
シグネットやウィリー・スミスのアップル・シェッドなどと組み合わせれば、マーケットを目的にした1日ドライブができます。
ガレージ・セール・トレイル
定期マーケットではありませんが、中古品好きなら見逃せないのがガレージ・セール・トレイル(Garage Sale Trail)です。オーストラリア各地で一斉に家庭のガレージセールが開かれる、年に一度の大型リユースイベントです。
2026年は11月7~8日・14~15日
2週連続の週末に開催され、ホバート市も参加自治体の一つです。住宅、学校、コミュニティ施設など、街のあちこちに販売会場が出現します。
本当に中古品だけを探せる
古着、家具、食器、レコード、玩具、工具、本、キッチン用品など、家庭から出たプレラブド品が中心です。観光マーケットより、日本のフリーマーケットに近い買い物ができます。
9月から地図で会場を検索
公式サイトでは開催前になると各地域の販売会場が地図に掲載され、商品カテゴリーや場所から行きたいセールを選べます。
在豪邦人には特におすすめ
家具や家庭用品まで買えるので、ホバート在住者にとって実用性の高いイベントです。旅行者はCBD周辺の会場だけを絞って回るのが現実的でしょう。
リッチモンド・ビレッジ・マーケット
歴史的な町リッチモンド(Richmond)で開かれるリッチモンド・ビレッジ・マーケット(Richmond Village Market)は、旅行者が郊外観光と一緒に立ち寄りやすいサンデー・マーケットです。
毎週日曜日10:00~15:00
リッチモンド・タウン・ホール(Richmond Town Hall)とその周辺で開催されます。ホールを利用するため、天候の影響を受けにくいのも利点です。
地元作家と食品が中心
地元産品、加工食品、アート、クラフトなどが中心で、本格的な中古品市場ではありません。ただし小規模な地域マーケットなので、その日の出店によって思わぬ品が見つかることもあります。
マーケット目的だけで行かなくても楽しめる
歴史的建築、古い橋、教会、カフェ、菓子店など見どころが多く、マーケットが小規模な日でも町歩きそのものを楽しめます。
ホバートから近い
中心部から車で約30分。コール・リバー・バレー(Coal River Valley)のワイナリー巡りと組み合わせるのもおすすめです。
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タスマニア島を一周する周遊ツアーも!
タスマニアの大自然を満喫できる人気ツアーが今だけ特別割引。絶景スポットを効率よく巡り、旅費も時間もスマートに節約できるチャンス。
オートランズ・コミュニティ・マーケット
ホバートとローンセストンのほぼ中間にある歴史の町オートランズ(Oatlands)のオートランズ・コミュニティ・マーケット(Oatlands Community Market)は、ブリック・ア・ブラックも探せる月1回の地域マーケットです。
毎月第1日曜日
ハイ・ストリート68番地のコミュニティ施設で開催されています。案内によって営業時間表示に違いがあるため、訪問前に最新の公式案内を確認してください。
Made・Grown・Recycledがテーマ
ニット、木工、焼き菓子、植物、ジュエリーなどと一緒に、ブリック・ア・ブラック、本、ゲーム、パズルなどのリユース品が並びます。
古い町並みと相性が良い
オートランズはジョージアン様式の砂岩建築が多く残る町です。中古品や古い物が好きな人なら、マーケットと町歩きをセットで楽しめます。
ホバートからは日帰りドライブ
市内からやや距離があるため、短期旅行ならローンセストン方面への移動日やヘリテージ・ハイウェイ(Heritage Highway)のドライブ途中に立ち寄るのがおすすめです。
ホバートのフリーマーケットに関するよくある質問(FAQ)
中古品や古本を探すならオール・セインツがおすすめです。旅行者が観光と合わせて楽しむなら、毎週土曜日のサラマンカが最も行きやすいでしょう。
オール・セインツ、サラマンカ、ホバート・トワイライトが候補です。サラマンカにはプレラブドのヴィンテージ衣類専門ストールもあります。
ニュー・ノーフォークがおすすめです。土曜マーケットだけでなく、町にアンティークやコレクタブルの店が集まっているため、まとめて巡れます。
旅行者ならサラマンカ、アンティーク好きならニュー・ノーフォークがおすすめです。オール・セインツの開催日ならサラマンカと組み合わせられます。
開催週によって、第1・第3日曜はシグネット、第2日曜はジュドベリー、第4日曜はフランクリンが候補です。毎週ならリッチモンドがあります。
一般家庭の中古品やブリック・ア・ブラックでは軽い交渉ができる場合があります。アンティーク専門品やハンドメイド品では表示価格で購入するのが基本です。
大きなマーケットではカード対応が多いですが、地域の小規模出店では現金のみの場合があります。5・10・20豪ドル札を少し用意しておくと安心です。
サラマンカは基本的に開催されます。シグネット、リッチモンドなどホールを使う市場は雨の日にも行きやすいです。小規模な屋外型は悪天候で変更される場合があります。
この記事で紹介したマーケットやガレージ・セール・トレイルは、基本的に買い物客の入場は無料です。
あります。季節、祝日、天候、会場都合などで変更・休止される場合があるため、特に月1回型のマーケットは訪問前に公式サイトやSNSを確認してください。
ホバートのフリーマーケットに関する参考情報
- オール・セインツ・マーケット
- サラマンカ・マーケット
- ニュー・ノーフォーク/ダーウェント・バレー
- シグネット・マーケット
- ホバート・トワイライト・マーケット
- ジュドベリー・マーケット
- フランクリン・マーケット
- ガレージ・セール・トレイル
- リッチモンドなど南タスマニアのマーケット情報
- オートランズなどヘリテージ・ハイウェイのマーケット情報
まとめ:中古品ならオール・セインツ、アンティークならニュー・ノーフォーク
ホバートには巨大なフリーマーケットこそありませんが、地域の小さなマーケットを探すと、古着、古本、ブリック・ア・ブラック、コレクタブルなど、観光地のお土産店では出会えない物が見つかります。
市内で中古品を探すならオール・セインツ、観光を兼ねるならサラマンカ、アンティークまで本格的に見るならニュー・ノーフォークがおすすめです。11月に滞在するなら、ガレージ・セール・トレイルが最も「フリーマーケットらしい」買い物を楽しめます。
車があれば、シグネット、ジュドベリー、フランクリンなどフオン・バレーの地域マーケットまで選択肢が広がります。景色の良いドライブやカフェ、地元の食品店も合わせて巡ると、マーケットだけではない南タスマニアの面白さが見えてきます。
小規模なマーケットは開催日や季節が変更されることがあります。旅行日が決まったら、前日または当日に公式サイトやSNSで最新情報を確認してから出かけてください。
ホバートの旅行手配
トラベルドンキーでは、ホバートのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
ホバートを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
ホバート旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いホバート旅行になりますよ。

タスマニア島(Tasmania)は、オーストラリアでも特にブッシュウォーキングが盛んな地域です。ホバート(Hobart)の背後にそびえるクナニ/マウント・ウェリントンから、タスマン半島、フレシネ、クレイドル・マウンテン、マウント・フィールド、ハーツ・マウンテンズまで、日帰りで歩けるコースだけでも驚くほど種類があります。
オーストラリアでいうブッシュウォーキング(Bushwalking)は、日本語のハイキングや山歩きに近い言葉です。ただしタスマニアでは、森の遊歩道だけでなく、岩場、急斜面、海岸の断崖、高山帯まで含まれます。
タスマニアで最も大切なのは、距離や標高だけで難易度を判断しないことです。夏でも雪、みぞれ、強風、冷たい雨があり、山では数時間で天候が大きく変わることがあります。晴れていても、防水ジャケット、防寒着、十分な水、地図を持って歩くのが基本です。
2026年8月現在、モンテズマ・フォールズの通常ウォーキング・トラックは倒木と地滑りのため閉鎖中です。また、タスマン半島のタスマン・アーチとデビルズ・キッチン周辺では2026年9月18日まで工事による閉鎖があります。一方、ケープ・ハウイ・トラック自体は2026年の年次閉鎖対象外です。
この記事では、日本からタスマニアを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、おすすめブッシュウォーキング10コース、難易度、所要時間、アクセス、安全対策、服装、持ち物、低体温症やヘビへの備えまでまとめて紹介します。
タスマニアのブッシュウォーキングとは?
タスマニアでは、観光地の短い散策も、標高1,000mを超える山岳コースも、どちらもブッシュウォーキングとして親しまれています。
世界遺産の大自然を日帰りで歩ける
クレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園、マウント・フィールド国立公園、ハーツ・マウンテンズ国立公園など、タスマニア原生地域世界遺産の一部を日帰りで歩けます。
海岸トレイルも充実
タスマン国立公園のケープ・ハウイやフレシネ国立公園(Freycinet National Park)のワイングラス・ベイ周辺では、海と山の両方を楽しめます。
短い距離でも難しいコースがある
マウント・エイモスは3.6kmしかありませんが、急な花崗岩の一枚岩を登るためグレード4です。
天候が最大の注意点
タスマニアの山岳地帯では一年中、雨、雪、強風、低温の可能性があります。「天気が悪ければ引き返す」判断が非常に重要です。
グレード1~5の難易度
タスマニア州公園・野生生物局では、ウォーキングコースをグレード1~5で分類しています。
| グレード | 目安 | 旅行者向けの考え方 |
|---|---|---|
| 1 | 平坦で整備された道 | 初心者、家族連れ向け |
| 2 | 歩きやすい路面、多少の坂や階段 | 一般的な旅行者向け |
| 3 | 急坂、荒れた路面、階段あり | ある程度の体力が必要 |
| 4 | 長い、急、岩場やぬかるみあり | ブッシュウォーキング経験者向け |
| 5 | 非常に険しい、岩登り・ナビゲーション力が必要 | 十分な経験と装備が必要 |
特にグレード4~5は、晴天時の観光ハイキングとは別物です。体力だけでなく、天候判断、地図、装備まで含めて準備してください。
おすすめの季節
12~3月が最も歩きやすい
日が長く、平均的には気温も穏やかなため、多くの山岳コースで最も歩きやすい時期です。ただし夏でも雪や低温はあります。
4月は紅葉が見どころ
マウント・フィールドのターン・シェルフでは、ファガスと呼ばれる落葉性のナンキョクブナが黄色やオレンジに色付きます。
冬は経験者向け
クレイドル・マウンテン、マウント・フィールド、ハーツ・マウンテンズでは雪や凍結があり、トラックが見えなくなることがあります。
海岸は通年歩けるが強風に注意
タスマン半島やフレシネは通年歩けますが、崖の上では強風、雨、濡れた岩に注意してください。
クナニ/マウント・ウェリントン・オーガン・パイプス
ホバートの背後にあるウェリントン・パーク(Wellington Park)のオーガン・パイプス・サーキット(Organ Pipes Circuit)は、街の近くで本格的な山の景色を楽しめる人気コースです。
約9.2kmの周回コース
ザ・スプリングスからピナクル・トラックを登り、巨大なドレライトの柱状岩壁、歴史ある山小屋、森林をつないで周回します。
ホバートから最も行きやすい本格コース
ザ・スプリングスまでは車のほか、ホバート中心部から運行されるマウント・ウェリントン方面のシャトルバスを利用できます。
夏でも防寒着が必要
標高が上がるほど気温が下がり、みぞれ、雪、冷たい南風が急に来ることがあります。
極端な火災危険度の日は閉鎖
ウェリントン・パークはエクストリームまたはカタストロフィックの火災危険度の日には閉鎖されます。
ケープ・ハウイ
タスマン国立公園(Tasman National Park)のケープ・ハウイ・トラック(Cape Hauy Track)は、タスマニアを代表する海岸ブッシュウォーキングです。
9.4km往復・約4時間・グレード3
フォーテスキュー・ベイから森とヒースランドを抜け、長い石段を上り下りしながら岬へ向かいます。
海から立ち上がる断崖
岬の先端では、巨大なドレライトの柱が海へ垂直に落ちる迫力ある景色を楽しめます。
クジラや海鳥も
季節によっては沖を移動するクジラや海鳥、ワシなどを見ることがあります。
2026年の年次閉鎖対象外
スリー・ケープス・トラックは毎年保守・燃焼作業で一時閉鎖されますが、2026年のケープ・ハウイ往復トラックはその閉鎖対象外でした。
ワイングラス・ベイ・ルックアウト
フレシネ国立公園のワイングラス・ベイ・ルックアウト(Wineglass Bay Lookout)は、タスマニアで最も有名な短時間ウォークのひとつです。
2.6km往復・1~1時間30分・グレード3
ウォーキング・トラック駐車場から石段を登り、ワイングラス・ベイの曲線と白砂を見渡す展望台へ向かいます。
初心者でも挑戦しやすい
階段と登り坂はありますが、標識が分かりやすく、時間も比較的短いため、旅行者が最初に選びやすいコースです。
崖の外へ出ない
展望台周辺は急斜面と崖があります。柵や指定されたトラックの外へ出ないでください。
夏は朝がおすすめ
日中は観光客が増え、日差しも強くなります。静かに歩きたいなら早い時間が向いています。
マウント・エイモス
マウント・エイモス(Mount Amos)は、ワイングラス・ベイをより高い位置から眺めたい経験者向けのコースです。
3.6km往復・約3時間・グレード4
距離は短いですが、急な花崗岩のスラブを登る区間が多く、手を使う場面もあります。
濡れている時は歩かない
タスマニア州公園・野生生物局は、雨天時や雨が予想される日は歩かないよう明確に注意しています。濡れた花崗岩は非常に滑りやすく危険です。
山頂からワイングラス・ベイを一望
晴れた日は、ワイングラス・ベイとフレシネ半島を見下ろす素晴らしい景色が広がります。
子どもや高所が苦手な人には不向き
急斜面と露出した岩場があるため、短距離だからと気軽に選ばないでください。
ダブ・レイク・サーキット
クレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園(Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)のダブ・レイク・サーキット(Dove Lake Circuit)は、タスマニアを代表する日帰りウォークです。
6km周回・2~3時間・グレード3
氷河湖のダブ・レイクを時計回りに一周し、クレイドル・マウンテンの景色、ボールルーム・フォレストの温帯雨林を楽しみます。
初めてのクレイドル・マウンテンに最適
本格登山ほど難しくなく、それでも高山植物、湖、森林とクレイドル・マウンテンらしい景観を一度に楽しめます。
シャトルバス利用が基本
シャトルバス運行時間中は一般車両で国立公園内へ入れないため、ビジターセンターからシャトルを利用します。
天候急変に注意
湖畔でも雪、強風、冷たい雨になることがあります。夏でも防水・防寒装備を持ってください。
クレイドル・マウンテン・サミット
クレイドル・マウンテン・サミット(Cradle Mountain Summit)は、この記事で紹介する中でも特に難しい本格登山です。
12.8km往復・約8時間・グレード5
標高差約600mで、山頂直下は大きな岩を越えるスクランブリングが続きます。
好天時のみ
強風、雨、雪が予想される日は不向きです。濡れた岩や雪の上では難易度が大きく上がります。
十分な経験と装備が必要
ナビゲーション、応急処置、悪天候への対応ができる経験者向けです。
無理なら途中で引き返す
マリオンズ・ルックアウトやクレーター・レイクまででも十分に景色を楽しめるため、天候が悪化したら山頂にこだわらないでください。
マウント・フィールド・スリー・フォールズ・サーキット
マウント・フィールド国立公園(Mount Field National Park)のスリー・フォールズ・サーキット(Three Falls Circuit)は、滝と原生林を気軽に楽しめる人気コースです。
6km周回・2~2時間30分・グレード3
ラッセル・フォールズ、ホースシュー・フォールズ、レディー・バロン・フォールズを巡ります。
ホバートから約1時間
日帰りしやすく、山岳コースほど天候リスクが高くないため、初めてのタスマニア旅行にも向いています。
巨大なユーカリ林も見どころ
トール・ツリーズ・ウォークを組み合わせれば、世界でも有数の高さになるスワンプ・ガムを間近に見られます。
強風時は閉鎖の可能性
大木の枝が落下する危険があるため、強風や嵐の際は一部トラックが閉鎖されることがあります。
ターン・シェルフ
マウント・フィールド高原部のターン・シェルフ(Tarn Shelf)は、氷河湖が点在するタスマニアらしい高山コースです。
12km周回・5~6時間・グレード3
レイク・ドブソンから高原へ上がり、ターン・シェルフ、レイク・ニューゲート、トワイライト・ターン、レイク・ウェブスターを巡ります。
秋のファガスが有名
4月頃は落葉性のナンキョクブナが黄金色に染まり、タスマニアでも特に人気のある紅葉スポットになります。
冬は雪で難易度が上がる
雪でトラックが見えなくなり、通行不能になることもあります。スキーやスノーシューが必要な状況もあります。
レイク・ドブソン道路に注意
公園入口からレイク・ドブソンまでは未舗装道路で、雪の際はチェーンが必要になったり道路自体が閉鎖されたりします。
ハーツ・ピーク
ハーツ・マウンテンズ国立公園(Hartz Mountains National Park)のハーツ・ピーク(Hartz Peak)は、タスマニア南西部の原生地域を望む本格的な山歩きです。
7.4km往復・3~5時間・グレード4
高山植物のボードウォーク、レイク・エスペランス、レディース・ターンを通り、最後に岩場を登って標高1,254mの山頂へ向かいます。
晴天時の景色は圧巻
山頂からフェデレーション・ピークやプレシピタス・ブラフなど、南西部の山々を見渡せます。
一年中ブリザードの可能性
公式案内では、どの月でもほとんど前触れなく吹雪になる可能性があると注意しています。
冬は道路閉鎖も
最後の約10.5kmは未舗装道路で、積雪時は閉鎖される場合があります。
リフィー・フォールズ
リフィー・フォールズ州立保護区(Liffey Falls State Reserve)のリフィー・フォールズ・ウォーク(Liffey Falls Walk)は、ローンセストン(Launceston)周辺で気軽に楽しめる森歩きです。
上部駐車場から2km往復・約45分・グレード2
温帯雨林の中を歩き、アレクサンドラ、ホープトン、アルバート、リフィーの4つの滝を順に見ていきます。
初心者・家族連れ向け
道は比較的歩きやすく、タスマニアの雨林と滝を短時間で楽しめます。
ローンセストンから約1時間
北部を旅行する人にとって、クレイドル・マウンテンへ行くほど時間が取れない日にもおすすめです。
大型車は下部駐車場へ
上部駐車場へ向かう道は狭く曲がりくねっており、バス、キャンピングカー、大型車には向きません。
おすすめコース比較
| コース | 距離・時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| オーガン・パイプス | 約9.2km | ホバート近郊、岩壁・山岳景観 |
| ケープ・ハウイ | 9.4km・約4時間 | 海岸断崖、グレード3 |
| ワイングラス・ベイ | 2.6km・1~1.5時間 | 絶景、旅行者向け |
| マウント・エイモス | 3.6km・約3時間 | 急な岩場、グレード4 |
| ダブ・レイク | 6km・2~3時間 | 湖・森林、グレード3 |
| クレイドル山頂 | 12.8km・約8時間 | 岩登り、グレード5 |
| スリー・フォールズ | 6km・2~2.5時間 | 滝・原生林 |
| ターン・シェルフ | 12km・5~6時間 | 高山湖・紅葉 |
| ハーツ・ピーク | 7.4km・3~5時間 | 高山、グレード4 |
| リフィー・フォールズ | 2km・約45分 | 初心者、温帯雨林 |
ホバート・ローンセストンからのアクセス
ホバートから日帰りしやすい
クナニ/マウント・ウェリントンは市内からすぐ、マウント・フィールドは約1時間、ハーツ・マウンテンズは約1時間30分です。
タスマン半島は約1時間30分
ケープ・ハウイのスタート地点フォーテスキュー・ベイまでは、ホバートから車で約1時間30分が目安です。
フレシネはホバート・ローンセストン双方から約2.5~3時間
ワイングラス・ベイやマウント・エイモスは日帰りできますが、移動時間が長いためコールズ・ベイで1泊すると余裕があります。
クレイドル・マウンテンは宿泊推奨
ホバートからは距離があるため、短期旅行でもクレイドル・マウンテン周辺に1泊する方が現実的です。
レンタカーが最も便利
タスマニアの主要ブッシュウォーキング地点は公共交通が限られます。旅行者にはレンタカーが最も実用的です。
基本装備・持ち物
防水ジャケット
山岳コースでは夏でも必須です。できればフード付きで、防水性と防風性の高いものを選びます。
防寒着
フリース、ウール、化繊の中間着、ニット帽、手袋などを持ちます。綿の服は濡れると体温を奪いやすいため、山では避ける方が無難です。
丈夫な靴
グレード3以上では、滑りにくいトレッキングシューズやブーツがおすすめです。
水・食料
予定より長くかかることを想定し、十分な飲料水と余分な行動食を持ってください。
地図・モバイルバッテリー
携帯電話が圏外になる場所が多いため、オフライン地図を保存し、長いコースでは紙地図も用意します。
地図・通信・PLBなどの安全対策
出発前に誰かへ行程を伝える
コース名、スタート地点、同行者、帰着予定時刻を家族や友人に伝えてください。
登山者登録簿を利用する
登山口にログブックがある場合は必ず記入し、帰着時にも記録します。
遠隔地ではPLB
クレイドル・マウンテン山頂、ハーツ・ピーク、長時間の高山コースではPLB(Personal Locator Beacon)の携行を強く検討してください。
携帯電話だけに頼らない
タスマニアの国立公園では通信圏外が珍しくありません。Emergency+アプリは便利ですが、通信できない場所ではPLBや衛星通信機器が必要になります。
低温・雨・雪・山火事への備え
夏でも低体温症に注意
雨、強風、低温が重なると夏でも低体温症になる可能性があります。防水・防寒装備を持たずに高山へ入らないでください。
雪で道が消える
クレイドル・マウンテン、ターン・シェルフ、ハーツ・ピークでは積雪によってトラックが見えなくなることがあります。
濡れた花崗岩は危険
マウント・エイモスは雨天時に非常に滑りやすくなります。曇りでも雨が予想される日は中止してください。
10~3月は山火事にも注意
高温・乾燥・強風の日には火災リスクが高まります。出発前にタスマニア州公園・野生生物局のアラートと火災情報を確認してください。
現在閉鎖中のコースも確認
2026年8月現在、モンテズマ・フォールズの通常ウォーキング・トラックは倒木・地滑りのため閉鎖されています。人気コースでも急に閉鎖されることがあるため、前日と当日の確認が必要です。
ヘビ・野生動物・自然保護の注意
タスマニアにも毒ヘビがいる
タイガー・スネーク、ローランド・カッパーヘッド、ホワイト・リップド・スネークなどが生息しています。見つけても近づかず、通り過ぎるのを待ってください。
ウォンバットやワラビーに餌を与えない
クレイドル・マウンテンなどでは野生動物を間近で見ることがありますが、人の食べ物を与えたり触ったりしないでください。
夕方・夜の運転に注意
タスマニアでは道路へ野生動物が出てくることが多いため、国立公園内や郊外では夜間運転をできるだけ避け、速度を落としてください。
高山植物を踏まない
高山帯の植物は回復に長い時間がかかります。ボードウォークや指定トラックから外れないでください。
先住民文化を尊重する
タスマニアの自然はパラワ/タスマニア先住民の文化と深く結びついています。文化遺産、立入制限、現地案内を尊重してください。
タスマニアのブッシュウォーキングに関するよくある質問(FAQ)
リフィー・フォールズ、ワイングラス・ベイ・ルックアウト、マウント・フィールドのスリー・フォールズ・サーキットがおすすめです。
一般には12~3月が歩きやすい時期です。ただし夏でも雪や低温があるため、防寒・防水装備は必要です。
クナニ/マウント・ウェリントンや一部の主要観光地はシャトルやツアーを利用できますが、島全体ではレンタカーが最も便利です。
おすすめしません。12.8km、約8時間、グレード5で、大きな岩を越えるスクランブリングがあります。初心者ならダブ・レイク・サーキットがおすすめです。
歩かないでください。濡れた花崗岩のスラブが非常に滑りやすく、公式にも雨天時や雨が予想される日の歩行は推奨されていません。
山岳コースでは必要です。夏でも雪、みぞれ、冷たい雨、強風があり得ます。
短い観光コースでは必須ではありませんが、グレード4~5や遠隔地、高山コースでは携行を強く検討してください。
2026年8月現在、モンテズマ・フォールズの通常ウォーキング・トラックは倒木と地滑りのため閉鎖中です。
います。暖かい季節にはタイガー・スネークなどを見かける可能性があります。近づかず、刺激しないでください。
天気予報、風、降水、雪、公園アラート、道路状況、日の入り時刻を確認してください。高山コースでは数時間後の予報も重要です。
タスマニアのブッシュウォーキングに関する参考情報
- クナニ/マウント・ウェリントン:ウェリントン・パーク
- ケープ・ハウイ:タスマニア州公園・野生生物局
- ワイングラス・ベイ・ルックアウト
- マウント・エイモス
- ダブ・レイク
- クレイドル・マウンテン山頂
- スリー・フォールズ・サーキット
- ターン・シェルフ
- ハーツ・ピーク
- リフィー・フォールズ
- タスマニア州公園・野生生物局:最新アラート
まとめ:タスマニアは短い散策から本格登山まで選べるブッシュウォーキングの島
タスマニアでは、ホバート近郊の山、タスマン半島の断崖、フレシネの花崗岩、クレイドル・マウンテンの氷河地形、マウント・フィールドやハーツ・マウンテンズの高山景観まで、地域ごとにまったく違うブッシュウォーキングを楽しめます。
初めてならリフィー・フォールズ、ワイングラス・ベイ、ダブ・レイク、スリー・フォールズがおすすめです。より本格的に歩きたい人はケープ・ハウイ、ターン・シェルフ、ハーツ・ピークへ進むとよいでしょう。
マウント・エイモスやクレイドル・マウンテン山頂は、距離以上に難しい経験者向けのコースです。天候が悪い日は無理をせず、別の短いコースへ切り替えてください。
タスマニアのブッシュウォーキングでは、季節を問わず防水・防寒装備が重要です。出発当日は天気だけでなく、公園アラート、道路状況、風、雪、日の入り時刻まで確認して歩いてください。
タスマニアの旅行手配
トラベルドンキーでは、タスマニアのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
タスマニアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
タスマニア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いタスマニア旅行になりますよ。

タスマニア島(Tasmania)は、オーストラリアでも果物のおいしさで知られる地域です。夏になると、さくらんぼ、いちご、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーなどが一斉に旬を迎え、ホバート(Hobart)近郊からローンセストン(Launceston)、北西部まで、ピック・ユア・オウンを楽しめる農園が点在しています。
現地では果物狩りをピック・ユア・オウン(Pick Your Own/PYO)と呼びます。入場料を払って自分で収穫する農園、採った分を重量で購入する農園、宿泊やカフェと組み合わせて楽しめる農園など、施設ごとにスタイルはさまざまです。
タスマニアの特徴は、涼しい気候を生かしたベリー類とさくらんぼの種類が非常に豊富なこと。12月~2月は特に果物狩りの選択肢が多く、夏のドライブ旅行と相性のよい体験です。秋に入ると、りんごや梨、遅い時期のブルーベリーなども楽しめます。
2026年8月現在は冬で、多くの果物狩り農園がオフシーズンです。タスマニア州政府の収穫カレンダーでは、いちごは10月~5月、さくらんぼは12月~2月、ブルーベリーやラズベリーは12月~5月、りんごは2月~5月が主な収穫期とされています。
この記事では、日本からタスマニアを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、おすすめの果物狩り農園10か所、果物ごとの旬、予約・料金、ホバートやローンセストンからの行き方、タスマニアへ生の果物を持ち込む際の州内検疫、日本へ持ち帰る際の植物検疫までまとめて紹介します。
タスマニアの果物狩りはどんな感じ?
タスマニアの果物狩りは、観光専用施設というより、実際に果物を生産している農園が収穫期だけ一般客を受け入れるスタイルが中心です。
夏はベリーとさくらんぼが主役
12月から2月は、さくらんぼ、いちご、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリーなどが一気に旬を迎えます。旅行者が果物狩りを楽しむなら最も選択肢が多い時期です。
秋はりんご・梨・遅いベリー
タスマニア州政府の収穫カレンダーでは、りんごは2月~5月、梨は2月~3月、ブルーベリーやラズベリーは5月頃まで収穫が続きます。
ホバート周辺にも農園が多い
ソレル、ウェスタウェイ、ヒューオン・バレー(Huon Valley)など、ホバートから1時間以内で行ける農園がいくつもあります。
北部・北西部はベリー類が充実
ローンセストン近郊のヒルウッドやディルストン、北西部のターナーズ・ビーチなどにもピック・ユア・オウン農園があります。
果物別・タスマニアの収穫シーズン
| 果物 | おおよその時期 | 主なエリア |
|---|---|---|
| いちご | 10月~5月 | ソレル、ヒルウッド、北西部 |
| さくらんぼ | 12月~2月 | ソレル、タマール・バレー、ロス |
| ラズベリー | 12月~5月 | ウェスタウェイ、ヒルウッド、北西部 |
| ブルーベリー | 12月~5月 | ヒューオン・バレー、ヒルウッド |
| ブラックベリーなど | 夏~秋 | ウェスタウェイ、ターナーズ・ビーチ |
| 桃・アプリコット | 1月~2月頃 | ソレル周辺 |
| りんご | 2月~5月 | 南部・北部・北西部 |
| 梨 | 2月~3月 | 南部・北部 |
収穫時期は、その年の気温や雨量で前後します。タスマニアは夏でも比較的涼しく、果実の成熟が本土より遅れることがあります。
主な果物狩りエリア
ソレル・タスマン半島入口
ホバートから北東へ約25~30分。ソレル・フルーツ・ファームとアイアン・クリーク・ベイ・エステートがあり、さくらんぼ、いちご、核果類を楽しめます。
ダーウェント・バレー
ウェスタウェイ(Westerway)はマウント・フィールド国立公園へ向かう途中にあり、夏のベリー狩りとラッセル滝観光を組み合わせやすい地域です。
ヒューオン・バレー
グローブ(Grove)周辺はりんごの産地として知られ、ブルーベリー狩りや果樹園直売所も点在しています。
タマール・バレー・北西部
ヒルウッド、ディルストン、マウント・ディレクション(Mount Direction)、ターナーズ・ビーチ(Turners Beach)などに、ベリーやさくらんぼの農園が集まっています。
ソレル・フルーツ・ファーム
ソレル・フルーツ・ファーム(Sorell Fruit Farm)は、ホバート近郊を代表するピック・ユア・オウン農園です。
果物の種類が非常に多い
いちご、さくらんぼ、アプリコット、ブラックベリー、ブルーベリー、ネクタリン、桃、プラム、りんご、ナシ、梨などを季節ごとに収穫できます。
主な営業期間は11月~4月頃
12月と1月は果物が多く、通常は10:00~16:00頃まで営業します。それ以外の月は収穫量に応じて営業日が変わります。
ホバートから約25分
タスマン半島やポート・アーサー方面へ向かう途中にあるため、ドライブ旅行に組み込みやすい農園です。
当日の営業確認が必須
果物の熟し具合で営業日が変わるため、最新の公式SNSを確認してから出発してください。
アイアン・クリーク・ベイ・エステート
アイアン・クリーク・ベイ・エステート(Iron Creek Bay Estate)は、ソレルのアーサー・ハイウェイ沿いにある果樹園、レストラン、宿泊施設の複合施設です。
さくらんぼ・アプリコット・りんご・梨・プラム
公式案内では複数の果樹を栽培し、来園者が自分で収穫できるピック・ユア・オウンを行っています。
ホバート空港から約15分
ホバート中心部から約30分、空港から約15分とアクセスしやすいのが特徴です。
家族向け設備が充実
レストラン、遊具、農場動物、散策路などがあり、小さな子ども連れでも半日過ごしやすい施設です。
収穫カレンダーは事前確認
果物の種類ごとの収穫時期は年によって変わるため、最新の公式案内を確認してください。
ウェスタウェイ・ベリー・ファーム
ウェスタウェイ・ベリー・ファーム(Westerway Berry Farm)は、ホバートから北西へ約1時間、マウント・フィールド国立公園近くにあるベリー農園です。
ラズベリーなど種類が豊富
ラズベリー、ブラックカラント、ブラックベリー、シルバンベリーなど、タスマニアらしいベリー類を楽しめます。
夏が最盛期
温暖な時期になると一般客向けのピック・ユア・オウンを行います。
マウント・フィールド観光と相性抜群
ラッセル滝へ向かう途中にあるため、午前に果物狩り、午後に国立公園散策という組み合わせもできます。
農園直売もあり
自分で摘むだけでなく、パック入りのベリー、ジャム、アイスクリームなども購入できます。
サムシング・フロム・ザ・グラウンド
サムシング・フロム・ザ・グラウンド(Something from the Ground)は、ヒューオン・バレーのグローブにあるオーガニック・ブルーベリー農園です。
ブルーベリー狩りは1月~3月
例年1月から3月にピック・ユア・オウンを行い、土曜を中心に一般開放します。
持続可能な栽培
農薬や化学的な負荷を抑えた生物的農法を取り入れ、オーガニック・ブルーベリーを生産しています。
ウィリー・スミスのすぐ近く
ヒューオン・ハイウェイ沿いで、ウィリー・スミス・アップル・シェッドの隣に近い立地です。ヒューオン・バレーの食べ歩きと組み合わせやすいでしょう。
ヒルウッド・ベリーズ
ヒルウッド・ベリーズ(Hillwood Berries)は、タマール・バレーのヒルウッドにある家族経営のベリー農園です。
ローンセストンから約20分
北部を旅行する人にとって、最も立ち寄りやすいピック・ユア・オウン農園のひとつです。
いちご・ラズベリー・ブラックベリー
季節によって複数のベリーを自分で摘めます。公式サイトではいちごとラズベリー、ブラックベリーのPYO料金も掲載されています。
主なシーズンは10月~5月頃
タスマニア公式観光サイトでは、季節のピック・ユア・オウンをおおむね10月から5月と案内しています。
カフェも人気
ベリーを使ったパンケーキ、スコーン、アイスクリームなどがあり、果物狩りの後に休憩できます。
ザ・ベリー・パッチ
ザ・ベリー・パッチ(The Berry Patch)は、北西部のターナーズ・ビーチにあるベリー農園、カフェ、ファームショップの複合施設です。
夏のピック・ユア・オウン
夏になると、畑を歩きながら自分でベリーを摘んでパネットをいっぱいにすることができます。
主なシーズンは11月~5月
タスマニア観光情報では、季節のベリー狩りを11月から5月頃まで楽しめると案内しています。
カフェ目的でも楽しめる
薪窯ピザや自家製ベリーアイスクリームが人気で、果物狩りができない日でも立ち寄る価値があります。
北西部ロードトリップに便利
デボンポート(Devonport)やウルバーストン(Ulverstone)から近く、クレイドル・マウンテン方面への旅にも組み込みやすい農園です。
イースト・テイマー・チェリーズ
イースト・テイマー・チェリーズ(East Tamar Cherries/Aunita Cherries)は、マウント・ディレクションにあるさくらんぼ農園です。
さくらんぼのピック・ユア・オウン
チェリーシーズンには、自分でさくらんぼを摘むピック・ユア・オウンを行います。
主な時期は12月~1月
開園期間は短く、収穫量によって前後します。
ローンセストンから日帰り圏
イースト・テイマー・ハイウェイ沿いにあり、タマール・バレー観光と組み合わせやすい立地です。
リーズ・オーチャード
リーズ・オーチャード(Lees Orchard)は、ディルストン(Dilston)にある1916年創業の家族経営果樹園です。
ローンセストン中心部から約10分
市内から非常に近く、短時間の果物狩りにも向いています。
さくらんぼ狩りはクリスマス後
公式の季節案内では、さくらんぼは12月中旬から1月末頃まで販売され、ピック・ユア・オウンはクリスマス後に行われます。
2026年は1月末までPYO
2026年シーズンは1月30日がピック・ユア・オウン最終日となり、その後もしばらく店頭販売が続きました。
りんご・梨の直売も
3月~11月頃はりんごや梨の農園直売も行っています。
サマコーツ・チェリーズ
サマコーツ・チェリーズ(Somercotes Cherries)は、ロス(Ross)にある歴史あるさくらんぼ農園です。
タスマニア中央部の立ち寄りスポット
ホバートとローンセストンの中間に近く、ミッドランド・ハイウェイを使うロードトリップで立ち寄りやすい場所です。
さくらんぼは12月~2月
公式サイトでは、早い品種から遅い品種まで12月初旬から2月中旬~後半にかけて収穫されます。
農園直売と季節体験
収穫期には農園ショップが開き、タスマニア産の新鮮なさくらんぼを購入できます。ピック・ユア・オウンの有無や開催日はシーズン前に確認してください。
マウント・ノーモン・ファーム
マウント・ノーモン・ファーム(Mount Gnomon Farm)は、北西部のペンギン(Penguin)近郊にある農場・宿泊施設です。
りんご園を歩ける農場
農園には果樹園があり、季節にはりんごを自分で摘む体験が紹介されています。
ファームステイと相性が良い
宿泊用ドーム、農場動物、サイダー、季節イベントなどがあり、果物狩りだけでなく農場体験そのものを楽しめます。
利用条件は事前確認
一般のピック・ユア・オウン農園とは営業形態が違うため、宿泊者向けかイベント参加者向けかを予約前に確認してください。
おすすめ農園比較
| 農園 | 代表的な果物 | 特徴 |
|---|---|---|
| ソレル・フルーツ・ファーム | いちご、さくらんぼ、桃、りんご | 種類が多く、ホバートから近い |
| アイアン・クリーク・ベイ | さくらんぼ、アプリコット、りんご | レストラン・宿泊・動物あり |
| ウェスタウェイ・ベリー・ファーム | ラズベリー、ブラックベリー | マウント・フィールド観光と好相性 |
| サムシング・フロム・ザ・グラウンド | ブルーベリー | ヒューオン・バレー、オーガニック |
| ヒルウッド・ベリーズ | いちご、ラズベリー | ローンセストンから約20分 |
| ザ・ベリー・パッチ | ベリー類 | 北西部、カフェが充実 |
| イースト・テイマー・チェリーズ | さくらんぼ | タマール・バレー |
| リーズ・オーチャード | さくらんぼ | ローンセストンから約10分 |
| サマコーツ・チェリーズ | さくらんぼ | ロス、ホバート~ローンセストン間 |
| マウント・ノーモン・ファーム | りんご | 農場・宿泊体験型 |
予約・料金・営業日の注意
予約不要の農園も多い
一般客が予約なしで利用できる農園もありますが、収穫量によって当日早く受付を終えることがあります。
小規模農園は事前連絡がおすすめ
ブルーベリーやさくらんぼの小規模農園では、営業日が週末だけだったり、電話やSNSで開園日を案内したりするケースがあります。
料金は重量制が中心
採った果物を1kg単位やパネット単位で購入する方式が一般的です。入場料が別にかかる農園もあります。
過去の料金より最新情報を優先
果物の収量や人件費で料金は毎年変わるため、訪問年の公式案内を確認してください。
ホバート・ローンセストンからの行き方
基本はレンタカーが便利
農園の多くは郊外にあり、公共交通だけでは行きにくいため、旅行者にはレンタカーが実用的です。
ホバート周辺は30~60分
ソレルは約25~30分、ウェスタウェイは約1時間、グローブは約30分程度が目安です。
ローンセストン周辺は近距離農園が多い
リーズ・オーチャードは市内から約10分、ヒルウッドは約20分なので半日でも訪れやすいでしょう。
北西部はロードトリップ向き
ザ・ベリー・パッチやマウント・ノーモンは、デボンポート、ウルバーストン、ペンギンを巡る旅と組み合わせるのがおすすめです。
服装・子ども連れのポイント
閉じた靴で行く
農園内は土や草地が多いため、スニーカーなど汚れてもよい靴がおすすめです。
夏でも上着があると安心
タスマニアは夏でも朝晩や風の強い日は涼しくなります。薄手の上着を車に入れておくと便利です。
日差し対策は必要
晴天時は紫外線が強いため、帽子、日焼け止め、水を用意してください。
子どもは農機具に注意
一般の観光施設ではなく現役の農場なので、収穫区画から勝手に離れないようにしましょう。
タスマニアへ果物を持ち込む時の検疫
タスマニアは島内の農業と自然環境を守るため、他州からの生の果物・野菜の持ち込みを厳しく制限しています。
本土から生果物を持ち込まない
2026年8月現在、タスマニア州の旅行者向け規則では、生の果物や野菜は原則として持ち込み不可です。
フェリー利用時も同じ
スピリット・オブ・タスマニアで持ち込んだ食べ物は、船内で食べ切るか、到着前に指定の廃棄場所へ捨てる必要があります。
迷ったら申告
到着時に判断が難しいものがある場合は、バイオセキュリティ・タスマニアの係員へ申告し、確認を受けてください。
タスマニアから他州へ出る時も注意
オーストラリア各州で持ち込み規則が違います。果物狩りで採った果物を州外へ運ぶ場合は、到着先州の規則を確認してください。
採った果物を日本へ持ち帰れる?
果物狩りで採った生の果物は、基本的にタスマニア滞在中に食べ切るのが最も簡単です。
日本への生果実持ち込みは植物検疫の対象
海外から日本へ持ち込む果物は植物検疫の対象で、種類によっては輸入禁止です。
検査証明書が必要な果物もある
持ち込み可能な植物でも、原則として輸出国政府機関が発行する植物検査証明書が必要です。
りんご・さくらんぼなどは特に注意
日本への生果実の持ち込み条件は原産地と果物の種類で変わります。オーストラリア本土とタスマニアでも条件が異なる場合があるため、植物防疫所の最新データベースで確認してください。
農園のレシートでは代用できない
自分で採った果物や農園直売品であっても、購入レシートだけでは植物検査証明書の代わりになりません。
タスマニアの果物狩りに関するよくある質問(FAQ)
最も選択肢が多いのは12月~2月です。さくらんぼ、いちご、ラズベリー、ブルーベリーなどが旬を迎えます。
ソレル・フルーツ・ファームとアイアン・クリーク・ベイ・エステートが車で約25~30分と便利です。
リーズ・オーチャードが約10分、ヒルウッド・ベリーズが約20分で行けます。
タスマニアではおおむね12月~2月です。農園によって収穫開始日と終了日が違います。
いちごは10月~5月、ラズベリーやブルーベリーは12月~5月頃が主な収穫期です。
冬は多くの農園がオフシーズンです。主な果物狩りシーズンは10月頃から始まり、12月以降に本格化します。
農園によります。予約不要の施設もありますが、小規模農園や収穫量が少ない日は事前確認がおすすめです。
2026年8月現在、生の果物や野菜は原則としてタスマニアへ持ち込めません。到着時のバイオセキュリティ規則に従ってください。
到着先の州によって条件が違います。州境を越える前に、各州のバイオセキュリティ規則を確認してください。
果物の種類によっては輸入禁止で、持ち込み可能な場合でも植物検査証明書が必要です。旅行者はタスマニア滞在中に食べ切るのが簡単です。
タスマニアの果物狩りに関する参考情報
- ソレルの果物狩り:ディスカバー・タスマニア
- アイアン・クリーク・ベイ・エステート公式サイト
- ウェスタウェイ:ディスカバー・タスマニア
- サムシング・フロム・ザ・グラウンド公式サイト
- ヒルウッド・ベリーズ公式サイト
- ザ・ベリー・パッチ公式サイト
- リーズ・オーチャード:タスマニア季節産品ガイド
- サマコーツ・チェリーズ公式サイト
- タスマニアの収穫時期:タスマニア州政府
- タスマニアへの持ち込み検疫:バイオセキュリティ・タスマニア
- 海外から果物を日本へ持ち込む際の植物検疫:植物防疫所
まとめ:タスマニアの果物狩りは12月~2月が特におすすめ
タスマニアでは、夏にさくらんぼ、いちご、ラズベリー、ブルーベリーなどが旬を迎え、ホバート周辺、タマール・バレー、北西部まで多くの農園で果物狩りを楽しめます。
ホバートからならソレルやウェスタウェイ、ローンセストンからならヒルウッドやディルストンが訪れやすく、北西部を周遊するならザ・ベリー・パッチもおすすめです。
2026年8月現在は冬のオフシーズンで、果物狩りが本格化するのは10月以降です。12月~2月は最も選択肢が多くなるため、夏休み旅行との相性も良いでしょう。
タスマニアは本土からの生果物・野菜の持ち込みにも厳しい検疫があります。また、日本へ持ち帰る場合も植物検疫の対象です。採った果物は現地で新鮮なうちに味わうのがおすすめです。
タスマニアの旅行手配
トラベルドンキーでは、タスマニアのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
タスマニアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
タスマニア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いタスマニア旅行になりますよ。

「オーロラを見る旅行」と聞くと、フィンランドやカナダ、アイスランドを思い浮かべる人が多いかもしれません。ところが南半球にもオーロラがあり、オーストラリアでは条件がそろうとオーロラ・オーストラリス(Aurora Australis/南極光)を見ることができます。
特に有名なのがタスマニア島です。オーストラリア最南端の州で、街明かりが少なく、南の地平線が開けた海岸も多いため、国内では最もオーロラ観察に向いています。強い地磁気嵐が起きた夜には、ビクトリア州、南オーストラリア州、西オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州など本土でも観測されることがあります。
ただし、北欧のオーロラ旅行と同じ感覚で「タスマニアへ行けば見られる」と考えるのはおすすめしません。オーストラリアのオーロラは発生予測が難しく、肉眼では淡い光にしか見えないことも多いからです。写真では鮮やかなピンクや緑に写っていても、実際の目には白っぽい光や薄い赤として見えることもあります。
それでも、運よく活発なオーロラに出会った夜のタスマニアは格別です。南の地平線から赤や緑の光が立ち上がり、満天の星や天の川と重なる光景は、昼間の観光とはまったく違うオーストラリアの一面を見せてくれます。
この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、オーロラ・オーストラリスの仕組み、見える場所と時期、タスマニアのおすすめ観察地、本土で見える可能性、Kp指数や予報の見方、肉眼とカメラの違い、スマートフォンでの撮影方法、安全にオーロラを追うための注意点までまとめて紹介します。
オーストラリアで見えるオーロラとは?
北半球のオーロラはAurora Borealis(オーロラ・ボレアリス/北極光)、南半球のオーロラはAurora Australis(オーロラ・オーストラリス/南極光)と呼ばれます。
南極周辺にできる光の帯
オーロラは南極点の真上だけに現れるわけではなく、地球の磁極を取り囲む「オーロラ・オーバル(Auroral Oval)」と呼ばれる帯状の地域で起こりやすくなります。宇宙天気が活発になると、この帯が赤道側へ広がります。
オーストラリアでは南ほど有利
通常のオーロラ・オーバルから最も近いタスマニアが有利で、本土では南側の海岸ほどチャンスが上がります。非常に強い地磁気嵐になると、さらに北の地域まで見えることがあります。
毎晩見える現象ではない
星や月と違い、オーロラは太陽活動と地球の磁場の状態によって突然発生します。「今日の夜は必ず出る」と数週間前から確定できるものではありません。
数日前から可能性が見えてくる
太陽から地球へ向かうコロナ質量放出(CME)などが観測されると、数日前からオーロラ発生の可能性が予測されます。ただし実際に地球へ到達した時の磁場の向きなどで結果は変わります。
オーロラはなぜ光る?
オーストラリア気象局のSpace Weather Servicesによると、オーロラは太陽から来る高エネルギーの荷電粒子が地球の磁気圏へ入り、上層大気の原子や分子と衝突することで発光する現象です。
きっかけは太陽
太陽フレアやコロナ質量放出などによって太陽風が強まり、地球の磁場が大きく乱されると地磁気嵐が起こります。
粒子が極地方へ導かれる
地球の磁力線に沿って荷電粒子が南北の極地方へ導かれ、大気中の酸素や窒素と衝突します。
高度100km前後から上空で発光
衝突によって酸素や窒素がエネルギーを受け取り、それを光として放出します。カーテン、帯、柱、淡い光の塊など、姿はその時々で変わります。
赤・緑・紫に見える理由
オーロラの色は、粒子が衝突する大気の成分や高度などによって変わります。
| 色 | 主な原因 | オーストラリアでの見え方 |
|---|---|---|
| 赤 | 高い高度の酸素による発光 | 遠くのオーロラを見る豪州中緯度では目立つことが多い |
| 緑 | 比較的低い高度の酸素による発光 | 活発なイベントや南方で見えることがある |
| 紫・ピンク | 窒素などの発光が混ざる | カメラでは鮮やかに写りやすい |
タスマニアからはオーロラそのものをかなり遠くから南の地平線越しに見ることも多いため、北欧の写真でよく見る緑色のカーテンより赤やピンクの光として観測・撮影されることがあります。
写真と肉眼では見え方が違う
オーストラリアでオーロラを見る前に知っておきたいのが、SNSの写真と肉眼の見え方の差です。
カメラは淡い光も拾う
スマートフォンやカメラの長時間露光は、人間の目では分かりにくい弱い赤や緑の光まで記録します。そのため肉眼では白っぽい薄明かりなのに、撮影すると鮮やかなピンクになることがあります。
肉眼でカーテンが動く夜もある
強いイベントでは、光の柱やカーテンが動く様子を肉眼で確認できることもあります。しかし毎回そのレベルになるわけではありません。
「写真にしか写らない」ことも普通
タスマニア観光局も、オーロラは短時間で淡く、肉眼ではほとんど分からない場合があると案内しています。現地で「何も見えない」と感じても、試しにスマートフォンのナイトモードで南の空を撮ると色が出ることがあります。
オーストラリアではどこで見える?
オーロラの観測では、緯度だけでなく「南の地平線が開けている」「街明かりが少ない」「雲がない」という条件も重要です。
| 地域 | 見える可能性 | 特徴 |
|---|---|---|
| タスマニア南部 | ★★★★★ | 国内最有力。南向きの海岸が多い |
| タスマニア北部・東部 | ★★★★☆ | 強いイベントなら十分チャンスあり |
| ビクトリア州南岸 | ★★★☆☆ | 地磁気嵐が強い夜に観測例あり |
| 南オーストラリア州南岸 | ★★★☆☆ | カンガルー島、エア半島など南向きの海岸が有利 |
| 西オーストラリア州南西部 | ★★☆☆☆ | 強い地磁気嵐で可能性あり |
| ニューサウスウェールズ州南部 | ★☆☆☆☆~★★☆☆☆ | かなり強いイベントが必要 |
| シドニー以北 | ★☆☆☆☆ | 通常は難しく、極端に強いイベント時のみ |
この評価は「旅行中に見られる保証」を示すものではありません。タスマニアでも何日も出ないことは普通にあり、本土でも非常に強いイベントなら突然好条件になります。
一番おすすめはタスマニア
オーストラリアでオーロラを目的に旅行するなら、最初の候補はタスマニア島です。
オーストラリアで最も南にある州
南極に近いため、本土より弱い地磁気活動でもオーロラを観測できる可能性があります。
光害の少ない場所が多い
ホバート周辺でも市街地を少し離れれば暗い場所があり、さらに南や東へ行けば人工光の少ない海岸が数多くあります。
南向きの海が大きな強み
遠くのオーロラは南の地平線近くに現れることが多いため、南側に山や建物がなく、海へ向かって視界が開けている場所が理想です。
オーロラ以外の夜空もきれい
たとえオーロラが出なくても、タスマニアは星空、天の川、大小マゼラン雲などを楽しめます。「オーロラだけが目的」ではなく、星空も含めて夜を楽しむ計画にすると満足しやすくなります。
ホバート近郊のおすすめ観察地
日本からの短期旅行者なら、ホバートを拠点に南側へ移動するのが最も現実的です。Discover Tasmaniaが紹介する代表的な観察地にも、ホバートから行きやすい場所が含まれています。
サウス・アーム・ペニンシュラ
ホバートから車で行きやすく、南側の海が開けた場所を選びやすいエリアです。オーロラ情報が出る夜には地元の撮影者も集まります。
kunanyi/マウント・ウェリントン周辺
ホバートの背後にそびえる山で、標高が高く街を見下ろせます。ただし山頂付近は天候が急変しやすく、積雪、凍結、強風、道路規制もあるため、オーロラ目的だけで無理に上がらないでください。
カールトン・ビーチ
ホバート東側の海岸で、街明かりから離れ、南側の視界を確保しやすい場所です。
イーグルホーク・ネック
タスマン半島の入口に位置し、テッセレイテッド・ペイブメントなど海岸風景とオーロラを組み合わせた写真を狙える地域です。
ブルーニー島
ホバートの南にあり、南向きの海岸と暗い夜空に恵まれています。Cape Bruny Lighthouse周辺などは写真映えしますが、夜間の道路状況やフェリー、宿泊計画まで含めて準備する必要があります。
タスマニア各地のオーロラスポット
ホバート周辺以外でも、島内のさまざまな場所から観測できます。
コックル・クリーク
タスマニア最南部の道路でアクセスできる地域のひとつ。緯度と暗さでは非常に魅力的ですが、ホバートから距離があり、夜間運転を前提に気軽に行く場所ではありません。滞在型で考えるのがおすすめです。
セントラル・プラトー
市街地の光が少なく、広い空を確保できます。冬は雪や凍結の可能性があるので道路状況に注意してください。
コールズ・ベイ
東海岸のフレシネ国立公園周辺。ハザーズの山並みや海を入れた星空・オーロラ写真を撮れる可能性があります。
クレイドル・マウンテン周辺
条件がそろえば北西部でも観測できます。Dove Lake周辺から南方向を撮ったオーロラ写真も知られていますが、夜間の国立公園利用条件や天候を必ず確認してください。
スタンリー
タスマニア北西部でも強いイベント時には観測可能です。南部より条件は厳しくなりますが、島を周遊中なら予報を確認する価値があります。
オーストラリア本土でも見える?
見えます。ただしタスマニアより強い地磁気活動が必要です。
ビクトリア州
本土では最も狙いやすい地域のひとつです。フィリップ島、モーニントン半島、ウィルソンズ・プロモントリー、グレート・オーシャン・ロード沿岸など、南側が海に開けた暗い場所が候補になります。
南オーストラリア州
カンガルー島、フルリオ半島、エア半島の南岸などは、南極方向に大きな市街地がなく、強いイベント時の観測候補です。South Australian Tourism Commissionも、エア半島のLincoln National ParkではAurora Australisが現れる可能性があると紹介しています。
西オーストラリア州
南西海岸では大きな地磁気嵐の際に観測されることがあります。オーストラリア気象局の目安では、Kp6相当の活動になると西オーストラリア州南西海岸まで見える可能性が示されています。
ニューサウスウェールズ州
かなり強い地磁気嵐が必要です。オーストラリア気象局ではKp7相当で「Southern NSW」まで視認範囲が北上する目安を示しています。
非常に強いイベントならさらに北へ
記録上は、まれに南クイーンズランド州などかなり北でも観測されています。ただし日本からの旅行者が「オーロラを見る場所」として計画する地域ではありません。
オーロラが見やすい時期
よく「タスマニアのオーロラは冬がシーズン」と紹介されますが、正確にはオーロラそのものは一年中発生する可能性があります。
5~9月は旅行者にとって見やすい
タスマニア観光局は、冷涼な5~9月を観察しやすい時期として紹介しています。理由はオーロラが冬だけ発生するからではなく、夜が長く暗い時間が増えるためです。
夏でも発生する
12~2月でも強い太陽活動があればオーロラは起こります。ただしタスマニアは夏の日没が遅く、夜が短いため、旅行者が暗い時間に観察できるチャンスは冬より少なくなります。
雲がなければ季節を問わずチャンス
最終的には「地磁気活動」「暗さ」「雲」「観察場所」の組み合わせです。旅行日をオーロラだけで決めるより、タスマニア観光を楽しみながら毎晩予報を確認する方が現実的です。
3~4月・9~10月も狙い目
少し意外ですが、オーストラリア気象局の長期統計では、地磁気擾乱は3~4月と9~10月の春分・秋分付近に多い傾向があります。
地磁気擾乱は春分・秋分付近に増える
1932~2014年のデータでは、一定規模以上の地磁気擾乱は12~1月や6~7月より、春分・秋分付近でおよそ2倍多く発生したとされています。
「冬」と「春分・秋分」は矛盾しない
冬は夜が長く観察しやすい。一方で地磁気活動そのものは春分・秋分付近で活発になりやすい。この2つは別の要素です。
旅行なら3~4月、9月も魅力的
日照時間と気温のバランスを考えると、秋の3~4月や春の9月は、日中のタスマニア観光と夜のオーロラ待ちを両立しやすい時期です。
何時ごろ見える?
「夜10時から深夜2時が絶対」といった固定時間はありません。オーロラは宇宙天気次第で、日没後から明け方までいつ活発になるか分かりません。
暗くなってからが観察時間
当然ながら空が明るい時間は淡いオーロラを確認できません。まずは天文薄明が終わり、十分暗くなる時間を目安にします。
活発化は突然起こる
数時間ほとんど変化がなかったのに、短時間だけ急に明るくなることがあります。予報が良い夜はリアルタイム情報も確認してください。
一晩中待つ必要はない
短期旅行なら、現地コミュニティーの目撃情報やBureau of MeteorologyのAurora Alertを利用し、可能性が高まった時だけ外へ出る方法が現実的です。
オーロラ予報の確認方法
オーストラリアで最初に確認したいのは、Bureau of Meteorology(オーストラリア気象局)のSpace Weather Servicesです。
Aurora Outlook
3~7日前を目安に、大きな活動領域やコロナホールなどからオーロラの可能性を知らせる情報です。発行は頻繁ではありません。
Aurora Watch
最大48時間程度先までの注意情報で、地球へ影響しそうなCMEなどが確認された場合に発表されます。
Aurora Alert
実際にオーロラ観察に適した宇宙天気活動が進行している時に出される情報です。旅行者にとって一番重要なのはこの段階です。
Auroral Oval
オーロラ・オーバルがどこまで北へ広がり、どの緯度から見える可能性があるかを確認できます。ただしBureau of Meteorology自身も、モデルの視認限界と実際の目撃報告が一致しない場合があるとしており、境界線は目安として使うのが良いでしょう。
最後に雲量を確認
宇宙天気が最高でも、空が厚い雲に覆われていれば見えません。オーロラ予報と通常の天気・雲量予報をセットで確認してください。
Kp指数の見方
オーロラ情報でよく登場するのがKp指数です。0~9で地球規模の地磁気活動の強さを表し、数字が大きいほどオーロラが低緯度側へ広がる可能性が高まります。
| Kpの目安 | オーストラリア気象局が示す北限の目安 | 旅行者向けイメージ |
|---|---|---|
| Kp3 | Southern Tasmania | タスマニア南部なら可能性 |
| Kp4 | All of Tasmania | タスマニア全域へチャンス拡大 |
| Kp5 | Coastline of Victoria | ビクトリア州南岸も候補 |
| Kp6 | Southwest Coast of Western Australia | 本土南部の広い範囲で注目 |
| Kp7 | Southern NSW | NSW南部まで見える可能性 |
| Kp8 | Southern Queensland | 非常に強い地磁気嵐 |
| Kp9 | The Tropics | 極端に強いイベント |
ただし「Kp4だから必ずホバートで見える」「Kp5未満ならビクトリアでは絶対見えない」という線引きではありません。オーロラの高度、強さ、磁場の向き、雲、地形、光害などで実際の視認性は変わります。
また、オーストラリア気象局は国内向けにKaus(Australian regional K index)も使用しています。数字ひとつだけを見るより、Aurora AlertやAuroral Ovalと合わせて判断する方が実用的です。
オーロラを見るための条件
予報が良い夜でも、観察場所が悪ければ見えません。最低限、次の条件をそろえます。
南の地平線が開けている
タスマニアから見る弱いオーロラは南の地平線付近に出ることが多いため、南側に山、建物、大きな木がない場所を選びます。
南側に街明かりがない
自分の背後に街があっても、南方向が暗ければ観察できます。逆に南側に市街地があると、街の光とオーロラが重なります。
雲が少ない
オーロラは雲よりはるか上空で起こるため、低い雲でも完全に隠されます。
できれば月明かりが弱い
強いオーロラなら満月でも見えることがありますが、淡い光を狙うなら新月前後や月が出ていない時間の方が有利です。
目を暗さに慣らす
車のライトやスマートフォンの明るい画面を見続けると、淡いオーロラが見えにくくなります。10~20分ほど暗さに目を慣らしてください。
スマホ・カメラで撮影する方法
オーストラリアのオーロラは、肉眼よりカメラを通した方が色を確認しやすい場合が多いため、撮影方法を知っておくと楽しみが増えます。
スマートフォン
新しいiPhoneやAndroidならナイトモードを使用し、三脚などで固定します。Discover Tasmaniaでは目安として5~30秒程度のシャッター速度を紹介しています。機種によって自動設定が異なるので、まず標準のナイトモードから試してください。
セルフタイマーを使う
シャッターを直接押すとカメラが動くので、2~3秒のタイマーを使うとブレを減らせます。
一眼・ミラーレス
広角・明るいレンズが使いやすく、F値を小さくし、ISO1600~3200前後、数秒~10秒程度を出発点に調整します。オーロラが速く動く夜は露光を短くした方が光の形を残せます。
ホワイトバランスを調整
写真が不自然に黄ばんだ場合は、ホワイトバランスを下げると夜空とオーロラの色を表現しやすくなります。
南の空を試し撮りする
肉眼で分からなくても、南方向を長時間露光して赤や緑が写るか確認します。これがオーロラ・チェイサーの実用的な探し方のひとつです。
オーロラ目的の旅行はどう計画する?
北欧のように「オーロラツアー3泊」で組むより、タスマニア観光+オーロラ待ちという考え方がおすすめです。
最低でも3~4泊あると動きやすい
1泊だけでは、雲や宇宙天気が悪ければそれで終了です。ホバートに数泊し、毎日夕方に予報を確認するとチャンスを増やせます。
レンタカーがあると有利
オーロラは発生場所ではなく観察条件に合わせて移動するため、公共交通だけでは難しいことがあります。ただし夜間の慣れない道路運転には十分注意してください。
宿泊地は南部が便利
オーロラを優先するならホバート、サウス・アーム方面、タスマン半島、ブルーニー島など南部に宿泊すると、強い予報が出た時に移動しやすくなります。
昼の予定を詰め込みすぎない
深夜までオーロラを待った翌朝に早朝出発のツアーを入れると体力的に厳しくなります。オーロラ狙いの日は翌朝に余裕を持たせると楽です。
見えなくても楽しめる旅程に
ポート・アーサー、ブルーニー島、フレシネ、マウント・フィールドなど通常のタスマニア観光を主軸にし、「条件が良ければ夜にオーロラを狙う」組み方が一番現実的です。
日本人旅行者向け実用ポイント
オーロラ・チェイスは普通の夜景観賞より「その場で判断する」ことが多くなります。
Bureau of Meteorologyをブックマーク
旅行中はSpace Weather ServicesのAuroraページを確認し、Aurora Watch、Aurora Alert、Auroral Ovalをチェックします。
通常の天気予報も同時に見る
宇宙天気だけ見て遠くへ出かけないでください。目的地の雲量、雨、風を先に確認します。
現地の目撃情報が役立つ
オーロラは急に活発化するため、タスマニアのオーロラ撮影コミュニティーやSNSのリアルタイム投稿は参考になります。ただし他人の古い写真を「今見えている」と誤認しないよう、投稿時刻と場所を確認してください。
方角は「南」
弱いオーロラを探すなら、まずスマートフォンのコンパスで南を確認してください。北側の空を探しても見つかりません。
双眼鏡は不要
オーロラは広い範囲を見る現象なので、望遠鏡や双眼鏡より肉眼が基本です。撮影するなら三脚を優先してください。
冬は防寒を大げさなくらいに
海岸で風に当たりながら立って待つと、気温以上に寒く感じます。ダウンジャケット、帽子、手袋、暖かい靴などを用意してください。
夜間観察の安全・マナー
オーロラ予報が出ると、暗い海岸や郊外へ多くの人が移動します。美しい写真より安全が優先です。
路肩へ急停車しない
オーロラが見えたからといって、暗い道路の路肩へ突然停車するのは危険です。正式な駐車場や安全なスペースを利用します。
夜間の野生動物に注意
タスマニアではワラビー、パデメロン、ポッサムなどが夜間に道路へ出てきます。特に郊外では速度を落としてください。
崖や海岸へ近づきすぎない
暗闇では波、崖、段差が見えません。写真の構図を優先して柵を越えたり、濡れた岩場へ入ったりしないでください。
白いライトを人へ向けない
長時間露光中の撮影者の近くで車のヘッドライトや強い懐中電灯を照らすと撮影を妨げます。足元には赤色ライトや弱い照明を使うと便利です。
私有地へ入らない
暗い郊外では土地の境界が見えにくくなります。牧場、住宅地、私有道路へ無断で入らないでください。
オーストラリアでオーロラを狙うなら:最も現実的なのはタスマニア南部です。ホバートに数泊し、毎日Bureau of MeteorologyのAurora情報と雲量を確認。条件が良い夜だけ南向きの暗い海岸へ移動する方法がおすすめです。「必ず見られる観光名所」ではなく、運と宇宙天気がそろった時に出会える自然現象として楽しみましょう。
オーストラリアのオーロラに関するよくある質問(FAQ)
はい。南半球のオーロラはAurora Australis(南極光)と呼ばれ、オーストラリアでは特にタスマニアで観測チャンスがあります。強い地磁気嵐では本土南部でも見えることがあります。
タスマニアです。特にホバートより南側、サウス・アーム、ブルーニー島、コックル・クリークなど、南の地平線が開けた暗い場所が有利です。
いいえ。タスマニアでもオーロラは不定期です。数日滞在しても一度も見られないことがあります。太陽活動、地磁気、雲、光害など複数の条件がそろう必要があります。
一年中発生する可能性があります。旅行者には夜が長い5~9月が観察しやすい一方、地磁気擾乱そのものは3~4月、9~10月の春分・秋分付近に増える傾向があります。
強い地磁気嵐ならビクトリア州南部から見えることがあります。ただしメルボルン中心部は光害が強いため、南向きで街明かりの少ない海岸などへ移動した方が有利です。
通常は難しいです。非常に強い地磁気嵐ではニューサウスウェールズ州まで見えることがありますが、オーロラ目的の旅行ならタスマニアの方が圧倒的に現実的です。
オーストラリア気象局の目安ではKp3でタスマニア南部、Kp4でタスマニア全域まで視認範囲が広がる可能性があります。ただしKpだけで見える・見えないを断定することはできません。
必ずしもそうではありません。弱いオーロラは肉眼では白や淡い赤にしか見えず、スマートフォンやカメラの長時間露光で初めて鮮やかな色が写ることがあります。強いイベントでは肉眼でも色や動きを確認できます。
近年のスマートフォンならナイトモードで撮影できる場合があります。三脚などで固定し、数秒以上の長時間露光を使うのがポイントです。
いいえ。オーロラは自然現象なので、どのツアーでも出現を保証することはできません。予報が良くても雲に隠れることがあります。予約する場合は催行条件や天候時の対応も確認してください。
オーストラリアのオーロラに関する参考情報
- Aurora:Bureau of Meteorology Space Weather Services
- Geomagnetic Indices:Bureau of Meteorology Space Weather Services
- Auroral Oval:Bureau of Meteorology Space Weather Services
- Facts about the Aurora:Bureau of Meteorology
- The Seasonal Distribution of Geomagnetic Disturbances:Bureau of Meteorology
- How to see the Southern Lights:Discover Tasmania
- Stargazing in South Australia:South Australian Tourism Commission
まとめ:オーストラリアのオーロラは「待つ旅」ではなく「出たら追う旅」
オーストラリアでオーロラを見るなら、最もおすすめなのはタスマニア。特に南部は南極側の空が開け、光害も少なく、国内では最も観測条件に恵まれています。
ただし、オーロラ・オーストラリスは毎晩見えるものではありません。「8月にホバートへ行けば見える」といった固定シーズンもなく、太陽活動と地磁気の状態次第です。冬は夜が長いので観察しやすく、3~4月・9~10月は地磁気活動が高まりやすいという、それぞれ別のメリットがあります。
旅行中はBureau of MeteorologyのAurora AlertとAuroral Oval、通常の雲量予報を確認し、条件が良くなった夜だけ南向きの暗い場所へ。肉眼では分かりにくい時でも、スマートフォンのナイトモードで撮るとオーロラの色が現れることがあります。
オーロラだけを目的に何時間も寒い海岸で待ち続けるより、昼はタスマニアを普通に観光し、夜にチャンスが来たら追いかける。そのくらいの距離感が、オーストラリアでAurora Australisを楽しむ一番良い方法です。
オーストラリアの旅行手配
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ホバートは、港町のコンパクトさとタスマニアらしい自然の近さを同時に感じられる街です。
サラマンカ・プレイスのすぐそばにある歴史公園から、ダーウェント川沿いのビーチ、公園とブッシュランドが連続するクイーンズ・ドメイン、街の背後の丘に広がる自然保護区まで、中心部からそれほど遠くない範囲に個性の違う公園が揃っています。
旅行者にとって使いやすいのは、観光地の途中にそのまま立ち寄れる公園が多いことです。サラマンカ散策ならセント・デイビッズ・パーク、ウォーターフロントならプリンセス・パーク、子供連れならレガシー・パークやロング・ビーチ・リザーブというように、その日の予定に合わせて選べます。
一方、ホバートでは市街地のすぐ近くに自然歩道があります。ノックロフティ・リザーブやホバート・リビュレット・パークへ行けば、短時間でもユーカリ林や小川沿いを歩け、街中とはまったく違う時間を過ごせます。
この記事では、日本からホバートを訪れる旅行者向けに、おすすめの公園10選、見どころ、アクセス、ピクニック、子供連れ、ランニング、写真撮影、季節、所要時間、利用時の注意点まで紹介します。
- ホバートの公園が旅行者におすすめの理由
- おすすめ10か所の比較表
- 1.セント・デイビッズ・パーク
- 2.フランクリン・スクエア
- 3.プリンセス・パーク
- 4.クイーンズ・ドメイン
- 5.レガシー・パーク
- 6.ロング・ビーチ・リザーブ
- 7.コーネリアン・ベイ・パーク
- 8.カスケード・ガーデンズ
- 9.ノックロフティ・リザーブ
- 10.ホバート・リビュレット・パーク
- 時間がない場合はどこを選ぶ?
- ピクニックにおすすめの公園
- 子供連れにおすすめの公園
- ランニング・散歩におすすめ
- 景色・写真撮影におすすめ
- 季節ごとの楽しみ方
- 公園で過ごす所要時間
- 公共交通で行きやすい公園
- 日本人旅行者向け実用ポイント
- 公園利用のルール・マナー
- ホバートの公園に関するFAQ
ホバートの公園が旅行者におすすめの理由
ホバートは大都市ではないため、街歩きと公園散策を同じ日に無理なく組み合わせられます。
CBDから歩ける公園が多い
セント・デイビッズ・パーク、フランクリン・スクエア、プリンセス・パーク、クイーンズ・ドメインなどは中心部から徒歩圏です。
歴史と緑を一緒に楽しめる
旧墓地を公園にしたセント・デイビッズ・パーク、植民地期の街並みに囲まれたフランクリン・スクエアなど、ホバートでは公園そのものに歴史があります。
子供向け設備が充実
レガシー・パーク、ロング・ビーチ・リザーブ、コーネリアン・ベイ・パークなどには遊具、BBQ、トイレ、芝生が揃っています。
自然保護区が街のすぐ近く
ノックロフティ・リザーブやクイーンズ・ドメインでは、ユーカリ林や草地、野鳥を見ながら歩けます。
おすすめ10か所の比較表
| 公園 | エリア | 特徴 | 目安時間 |
|---|---|---|---|
| セント・デイビッズ・パーク | Hobart CBD | 歴史・ロタンダ・サラマンカ | 30分~1時間 |
| フランクリン・スクエア | Hobart CBD | 噴水・休憩・巨大チェス | 20分~45分 |
| プリンセス・パーク | Battery Point | 船型遊具・歴史・港 | 45分~1時間30分 |
| クイーンズ・ドメイン | Queens Domain | 展望・自然歩道・歴史 | 1時間30分~3時間 |
| レガシー・パーク | Queens Domain | 大型遊具・BBQ・家族向け | 2~3時間 |
| ロング・ビーチ・リザーブ | Sandy Bay | ビーチ・遊具・BBQ | 2~3時間 |
| コーネリアン・ベイ・パーク | New Town | 海辺・ボートハウス・遊具 | 1時間30分~2時間30分 |
| カスケード・ガーデンズ | South Hobart | 紅葉・小川・歴史 | 1~2時間 |
| ノックロフティ・リザーブ | West Hobart | ブッシュウォーク・野鳥・展望 | 2~3時間 |
| ホバート・リビュレット・パーク | South Hobart | 小川・散歩・サイクリング | 1~2時間 |
1.セント・デイビッズ・パーク
サラマンカ・プレイス周辺を歩くなら、まず立ち寄りたいのがセント・デイビッズ・パーク(St David’s Park)です。
ホバート中心部のクラシックな公園
Salamanca PlaceとDavey Streetに面し、Salamanca MarketやBattery Pointへ向かう途中にそのまま入れます。
かつての墓地
この場所はホバート初期の墓地として使われていたため、園内には植民地時代の墓石や記念碑が残っています。
石造りのロタンダ
芝生の中にある歴史的なロタンダは、公園の代表的な景観です。結婚式や公共イベントにも利用されています。
木陰が多い
大きな木が多く、夏の街歩き途中に休憩する場所としても使いやすい公園です。
飲酒は禁止
City of Hobartでは、セント・デイビッズ・パークでの飲酒を24時間禁止しています。
2.フランクリン・スクエア
CBDの真ん中で短時間休憩したいなら、フランクリン・スクエア(Franklin Square)が便利です。
CBDとSullivans Coveの間
Macquarie Street、Davey Street、Elizabeth Streetに囲まれ、ウォーターフロントへ向かう途中に立ち寄れます。
噴水と歴史的な街並み
噴水を中心に芝生、ベンチ、大木があり、周囲の歴史建築と一緒にホバートらしい街中の景色を楽しめます。
巨大チェス
日中は巨大チェスの駒が用意されており、通常8:00~18:00に利用できます。
休憩向き
大きな観光公園ではなく、街歩きの合間に20~30分座る使い方がちょうどよい場所です。
3.プリンセス・パーク
Battery PointやSalamanca周辺で子供を遊ばせたいなら、プリンセス・パーク(Princes Park)がおすすめです。
通称「ボート・パーク」
船をモチーフにした大型遊具があることから、地元では「boat park」として親しまれています。
歴史地区の一角
Battery Pointの古い街並みとウォーターフロントの間にあり、Kelly’s StepsやSalamanca Placeと組み合わせやすい場所です。
木陰・トイレあり
遊具だけでなく、ベンチ、木陰、トイレがあり、子供連れで休憩しやすい公園です。
犬の利用ルールあり
時間帯や区域によって犬の利用ルールが設定されています。子供連れの場合は現地表示を確認してください。
4.クイーンズ・ドメイン
街の近くで自然散策を楽しみたいなら、クイーンズ・ドメイン(Queens Domain)へ。
CBDから歩ける自然エリア
ホバート中心部の北側にあり、市街地から短時間で草地やブッシュランドへ入れます。
ホバートとダーウェント川の展望
高い場所から市街地、River Derwent、kunanyi / Mount Wellington方面を見渡せます。
自然歩道が多い
ランニングトレイルやブッシュトラック、Soldiers Memorial Avenueなどをつないで歩けます。
タスマニア固有の植生
在来草地や希少植物が残り、Royal Tasmanian Botanical Gardens周辺とはまた違う自然景観を楽しめます。
5.レガシー・パーク
クイーンズ・ドメインで子供連れなら、レガシー・パーク(Legacy Park)がおすすめです。
自然遊び型の大型プレイエリア
クライミングウォール、砂場、見晴らし台、ディスカバリーガーデンなどがあり、年齢の違う子供が遊べるように設計されています。
kunanyiの岩壁をイメージ
園内の段状の岩壁はkunanyi / Mount Wellingtonのドレライト断崖をイメージして造られています。
BBQ・ピザ窯
BBQ、ピクニックテーブル、シェルターに加え、屋外ピザ窯もあります。
バリアフリーに配慮
ユニバーサルアクセスを備えたコミュニティースペースがあり、家族旅行で使いやすい公園です。
犬は入れない
レガシー・パークでは犬の立ち入りが禁止されています。
6.ロング・ビーチ・リザーブ
海辺で遊びたいなら、Sandy Bayのロング・ビーチ・リザーブ(Long Beach Reserve)へ。
ビーチと芝生が一体
Little Sandy Bayに面し、砂浜のすぐ後ろに芝生、遊具、BBQ設備があります。
大型の船型プレイエリア
フェンスで囲まれた大きな船モチーフの遊具があり、子供連れに人気です。
BBQから海が見える
屋根付きBBQエリアからLittle Sandy Bayを眺められ、夏のピクニックに向いています。
泳ぐ・カヤックも
比較的穏やかな湾で、海水浴やカヤック、パドルボードを楽しむ人もいます。海へ入る場合は当日の天候と安全表示を確認してください。
冬至のヌードスイムで有名
Dark Mofoの時期に行われる冬至のヌードスイム会場としても知られています。
7.コーネリアン・ベイ・パーク
港町らしい静かな海辺を歩きたいなら、コーネリアン・ベイ・パーク(Cornelian Bay Park)がおすすめです。
ダーウェント川沿いの公園
湾岸の芝生、遊具、BBQ、ピクニックテーブルがあり、家族でも使いやすい場所です。
歴史あるボートハウス
Cornelian Bay Point方面へ歩くと、海岸沿いに並ぶ古いボートハウスを見ることができます。
水鳥観察
湾内では水鳥を見かけることが多く、静かに座って眺めるだけでも楽しめます。
Queens Domainとつなげられる
自然歩道を使えばクイーンズ・ドメイン方面と組み合わせて歩くことができます。
8.カスケード・ガーデンズ
South Hobartで歴史と自然を一緒に楽しみたいなら、カスケード・ガーデンズ(Cascade Gardens)へ。
Cascade Breweryのすぐ下
歴史あるCascade Breweryの麓にあり、Hobart Rivuletが公園の北側を流れています。
大木と季節の花
成熟した木々、シャクナゲやツツジ、セコイア類などがあり、季節によって景色が変わります。
秋の紅葉がきれい
ホバートの中でも秋の色付きを楽しみやすい場所で、4~5月ごろは特に散歩向きです。
遊具・BBQあり
プレイグラウンド、トイレ、電気BBQがあり、家族でのピクニックにも使えます。
歴史観光と組み合わせる
Cascade Brewery、Cascades Female Factory、Hobart Rivulet Trackと一緒に回ると、South Hobartを半日かけて楽しめます。
9.ノックロフティ・リザーブ
地元の人が歩く自然保護区へ行きたいなら、West Hobartのノックロフティ・リザーブ(Knocklofty Reserve)がおすすめです。
街の背後に広がるブッシュランド
ホバート市街を見下ろす丘陵地にあり、CBDから近いのに本格的なユーカリ林を歩けます。
オールドグロースのホワイトガム
City of Hobartが管理する保護区の中でも、古いホワイトガムが残る重要なエリアとして知られています。
ウォーキング・野鳥観察
散歩、バードウォッチング、サイクリング、ピクニックなどを楽しむ地元利用者が多い場所です。
歩きやすい靴で
舗装された都市公園ではないため、スニーカーやウォーキングシューズをおすすめします。
火災危険時は閉鎖あり
City of Hobartのブッシュランド保護区は、火災危険度がExtremeまたはCatastrophicの場合に閉鎖されます。
10.ホバート・リビュレット・パーク
街からSouth Hobartへ向けて歩きたいなら、ホバート・リビュレット・パーク(Hobart Rivulet Park)が便利です。
小川沿いの緑道
kunanyi / Mount Wellingtonの麓から市中心部の端まで続くHobart Rivulet沿いの公園で、歩行者と自転車利用者のルートになっています。
5kmのRiv5コース
Molle StreetからCascade Gardensまで往復する約5kmのランニング・ウォーキングコースがあります。
歴史スポットをつなぐ
途中には旧刑務所周辺、Cascades Female Factory、Cascade Breweryなどがあり、単なる運動コース以上に街の歴史を感じられます。
カモノハシの生息地
Hobart Rivuletにはカモノハシが生息しており、運が良ければ水面に姿を見ることがあります。野生動物なので距離を保って観察してください。
時間がない場合はどこを選ぶ?
短期旅行では、その日の観光エリアから近い公園を選ぶのが一番です。
Salamanca周辺:セント・デイビッズ・パーク
歴史、木陰、ロタンダがあり、Salamanca MarketやBattery Point散策にそのまま組み込めます。
CBDで休憩:フランクリン・スクエア
20~30分の休憩なら最も使いやすい場所です。
子供連れ:レガシー・パーク
自然遊び型の大型遊具があり、しっかり遊ばせたい日に向いています。
歴史と自然:カスケード・ガーデンズ
Cascade BreweryやCascades Female Factoryと組み合わせると、South Hobartの観光がまとまります。
ピクニックにおすすめの公園
ホバートでは、海や山を近くに感じながら芝生で過ごす公園が多くあります。
ロング・ビーチ・リザーブ
海、芝生、BBQ、遊具がまとまり、家族やグループのピクニックに向きます。
コーネリアン・ベイ・パーク
湾を見ながらBBQやランチを楽しめます。
レガシー・パーク
子供用遊具の近くにBBQやピクニック設備があり、家族利用に便利です。
カスケード・ガーデンズ
大木と小川のある落ち着いた環境で、South Hobart散策の休憩に向いています。
子供連れにおすすめの公園
子供連れでは、遊具だけでなくトイレ、木陰、BBQ、周辺観光との組み合わせやすさも重要です。
レガシー・パーク
クライミング、砂場、自然遊びなど種類が多く、今回の10か所では特に子供向けです。
ロング・ビーチ・リザーブ
大型の船型遊具とビーチを一緒に楽しめます。
プリンセス・パーク
SalamancaやBattery Point観光の途中に立ち寄りやすい「ボート・パーク」です。
コーネリアン・ベイ・パーク
遊具、芝生、BBQ、海辺の散歩を組み合わせられます。
ランニング・散歩におすすめ
旅行中に走ったり長めに歩いたりしたい人には、市街地から自然へつながるルートがあります。
ホバート・リビュレット・パーク
Riv5の約5kmコースが分かりやすく、South Hobart方面へ緑道を走れます。
クイーンズ・ドメイン
Max’s Infinity LoopやDomain内の自然歩道をつなげられます。
ノックロフティ・リザーブ
アップダウンのあるブッシュランドを歩きたい人向きです。
コーネリアン・ベイ
海岸沿いの散歩とQueens Domain方面の自然歩道を組み合わせられます。
景色・写真撮影におすすめ
ホバートらしい写真を撮るなら、歴史建築、川、山、秋の木々を意識して公園を選びましょう。
セント・デイビッズ・パーク
石造りのロタンダ、芝生、大木があり、クラシックなホバートらしい景色です。
クイーンズ・ドメイン
市街地、River Derwent、kunanyi / Mount Wellingtonをまとめて眺められる場所があります。
コーネリアン・ベイ
歴史あるボートハウスと静かな湾の景色が印象的です。
カスケード・ガーデンズ
秋は色付いた木々とCascade Brewery、kunanyi方面を組み合わせて撮影できます。
季節ごとの楽しみ方
ホバートは四季の変化がはっきりしており、公園の雰囲気も季節でかなり変わります。
春(9~11月)
花と新緑が増え、Cascade Gardensや市内公園を歩きやすい季節です。
夏(12~2月)
日が長く、Long BeachやCornelian Bayなど水辺の公園を楽しみやすくなります。晴天でも風が冷たい日があるので薄手の上着があると便利です。
秋(3~5月)
ホバートの公園が特に美しい季節。Cascade Gardens、St David’s Parkなどで落葉樹の色付きが楽しめます。
冬(6~8月)
朝晩は冷え込み、日没も早くなります。海辺や高台は風が強いことがあるので、防寒着を用意してください。
公園で過ごす所要時間
| 公園 | 旅行者の目安 |
|---|---|
| セント・デイビッズ・パーク | 30分~1時間 |
| フランクリン・スクエア | 20分~45分 |
| プリンセス・パーク | 45分~1時間30分 |
| クイーンズ・ドメイン | 1時間30分~3時間 |
| レガシー・パーク | 2~3時間 |
| ロング・ビーチ・リザーブ | 2~3時間 |
| コーネリアン・ベイ・パーク | 1時間30分~2時間30分 |
| カスケード・ガーデンズ | 1~2時間 |
| ノックロフティ・リザーブ | 2~3時間 |
| ホバート・リビュレット・パーク | 1~2時間 |
公共交通で行きやすい公園
ホバート中心部の公園は徒歩で十分ですが、郊外の公園にはバスや配車サービスを使うと便利です。
徒歩:St David’s Park・Franklin Square
どちらもCBD内にあり、Salamancaやウォーターフロント観光の途中に立ち寄れます。
徒歩:Princes Park
Salamanca PlaceからBattery Point方向へ歩けばすぐです。
徒歩・バス:Queens Domain
CBDから歩けますが、高低差があるので体力に合わせてバスや配車サービスを使う方法もあります。
バス:Sandy Bay・South Hobart
Long Beach ReserveやCascade Gardens方面は路線バスでアクセスできます。
自然保護区は車も便利
Knocklofty ReserveやCornelian Bayは、短時間で効率よく動くならレンタカーや配車サービスが便利です。
日本人旅行者向け実用ポイント
ホバートの公園は使いやすい一方、天候と地形には少し注意が必要です。
一日の中で天気が変わりやすい
晴れていても急に風が強くなったり、雨が降ったりします。折り畳み傘より薄手の防水ジャケットが便利な日もあります。
坂道を考えて予定を組む
Queens Domain、Knocklofty Reserve、Battery Point周辺は坂があります。地図上の距離だけで判断せず、時間に余裕を持ってください。
秋は公園散歩におすすめ
ホバートは落葉樹が多く、4~5月ごろは街中でも紅葉・黄葉を楽しみやすくなります。
ブッシュランドでは火災情報を確認
高火災危険日の自然保護区は閉鎖される場合があります。特に夏のKnocklofty Reserveなどは当日の情報を確認してください。
野生動物は距離を保つ
鳥、ポッサム、カモノハシなどを見かけても触ったり餌を与えたりせず、静かに観察してください。
公園利用のルール・マナー
City of Hobartの公園は、それぞれ犬、アルコール、BBQなどのルールが違います。
飲酒規制を確認
St David’s ParkとFranklin Squareでは24時間の飲酒規制があります。Princes Parkにも時間帯による制限があります。
犬のルールは公園ごとに違う
犬禁止、リード必須、時間限定のオフリードなど条件が異なります。入口の表示を確認してください。
BBQ利用後は清掃
公共BBQは次の利用者も使います。使用後は鉄板と周辺を簡単に清掃し、ゴミを指定の場所へ捨てます。
ブッシュランドではトレイルを歩く
Knocklofty Reserveなどでは、植生保護のため指定された道を外れないようにしてください。
lutruwita / Tasmaniaへの敬意
ホバート周辺はタスマニア・アボリジナルの人々が長く暮らしてきた土地です。文化や自然に関する案内表示を尊重してください。
初めてホバートで公園へ行くなら:Salamanca観光ならセント・デイビッズ・パーク、子供連れならレガシー・パーク、海辺ならロング・ビーチ・リザーブ、歴史と自然をまとめて楽しむならカスケード・ガーデンズがおすすめです。公園だけを目的に予定を大きく変えず、その日の観光ルートに一つ組み込むとホバートらしい時間を過ごせます。
ホバートの公園に関するよくある質問(FAQ)
初めての短期旅行ならセント・デイビッズ・パークがおすすめです。Salamanca PlaceやBattery Pointと一緒に歩け、ホバートの歴史も感じられます。
通常の公園利用はすべて無料です。イベント、駐車場、一部施設などは有料になる場合があります。
レガシー・パークがおすすめです。自然遊び型の大型遊具、BBQ、ピクニック設備があります。海辺ならロング・ビーチ・リザーブも人気です。
あります。セント・デイビッズ・パークがすぐ近くで、プリンセス・パークもBattery Point方向へ歩いて行けます。
ロング・ビーチ・リザーブとコーネリアン・ベイ・パークがおすすめです。どちらもBBQ、芝生、海辺の散歩を楽しめます。
カスケード・ガーデンズがおすすめです。セント・デイビッズ・パークなど市内の公園でも、秋には落葉樹が色付きます。
ノックロフティ・リザーブやクイーンズ・ドメインがおすすめです。市街地から近い場所でブッシュランドや自然歩道を楽しめます。
Hobart Rivulet ParkのRiv5コースが分かりやすく、約5kmを走れます。Queens Domainにもランニング向けのトレイルがあります。
Hobart Rivuletにはカモノハシが生息しています。必ず見られるわけではありませんが、静かに歩いていると水面に姿を見かけることがあります。
St David’s ParkやFranklin Squareなら30分~1時間、Cascade Gardensなら1~2時間、Legacy ParkやLong Beachで子供と過ごす場合は2~3時間程度あると余裕があります。
ホバートの公園に関する参考情報
- セント・デイビッズ・パーク:City of Hobart
- フランクリン・スクエア:City of Hobart
- プリンセス・パーク:City of Hobart
- クイーンズ・ドメイン:City of Hobart
- レガシー・パーク:City of Hobart
- ロング・ビーチ・リザーブ:City of Hobart
- コーネリアン・ベイ・パーク:City of Hobart
- カスケード・ガーデンズ:City of Hobart
- ノックロフティ・リザーブ:City of Hobart
- ホバート・リビュレット・パーク:City of Hobart
まとめ:街歩きのすぐ先に自然があるホバート
ホバートの公園は、都市公園、歴史公園、海辺、ブッシュランドが近い距離にまとまっているのが特徴です。
Salamanca観光ならセント・デイビッズ・パーク、子供連れならレガシー・パーク、海辺ならロング・ビーチ・リザーブ、自然散策ならノックロフティ・リザーブというように、目的で選べます。
秋のカスケード・ガーデンズや、Cornelian Bayの古いボートハウスなど、季節や時間帯で印象が変わる場所もあります。
観光施設だけを回らず、公園で30分ほど立ち止まる時間を入れてみてください。山と川、歴史地区が近接するホバート独特の街のスケールを感じやすくなります。
ホバートの旅行手配
トラベルドンキーでは、ホバートのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
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タスマニア島の博物館は、ホバートの大型博物館だけではありません。島を北へ、西へと旅していくと、海洋、南極探検、鉱山、鉄道、植民地時代の暮らしなど、その土地と深く結び付いた博物館が各地にあります。
初めてなら、まずホバートのタスマニア博物館&美術館(Tasmanian Museum and Art Gallery/TMAG)へ。タスマニアの自然史、先住民文化、歴史、南極、アートまで無料で見ることができ、ホバート観光の起点として使いやすい施設です。
ホバートのウォーターフロントには、海洋史のタスマニア海洋博物館(Maritime Museum Tasmania)、南極探検のモーソン小屋レプリカ博物館(Mawson’s Huts Replica Museum)もあり、Battery Pointでは1830年代の商家を利用したナリーナ(Narryna – The Merchant’s House)が残されています。
ローンセストンではクイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館(QVMAG Museum at Inveresk)、テイマー・バレーではビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センター(Beaconsfield Mine & Heritage Centre)とバス&フリンダース海洋博物館(Bass & Flinders Maritime Museum)、北西部ではバス海峡海洋センター(Bass Strait Maritime Centre)、西海岸ではZeehanのウエスト・コースト・ヘリテージ・センター(West Coast Heritage Centre)があります。鉄道好きなら、ホバート北郊Glenorchyのタスマニア交通博物館(Tasmanian Transport Museum)も候補に入ります。
この記事では、日本からタスマニア島を訪れる旅行者向けに、おすすめ博物館10選、2026年8月時点の入館料・開館時間、見どころ、アクセス、所要時間、無料施設、周遊旅行での組み込み方までまとめて紹介します。
- タスマニア島が博物館巡りに向いている理由
- おすすめ10施設の比較表
- 1.タスマニア博物館&美術館
- タスマニア博物館&美術館で見ておきたいポイント
- 先住民文化を見るなら?
- 2.タスマニア海洋博物館
- 3.モーソン小屋レプリカ博物館
- 4.ナリーナ
- 5.クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館
- 6.ビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センター
- 7.バス&フリンダース海洋博物館
- 8.バス海峡海洋センター
- 9.ウエスト・コースト・ヘリテージ・センター
- 10.タスマニア交通博物館
- 時間がない場合はどこを選ぶ?
- ホバートで1日博物館巡り
- 周遊旅行で博物館を組み込む
- 各博物館へのアクセス
- 見学に必要な所要時間
- 無料で楽しめる施設
- 館内で写真は撮れる?
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- タスマニア島の博物館に関するFAQ
タスマニア島が博物館巡りに向いている理由
タスマニアの博物館は、展示内容とその土地の歴史が結び付いているのが面白いところです。
自然史と人の歴史を一緒に見られる
タスマニアデビル、フクロオオカミ、地質、生態系といった自然史に加え、先住民文化、ヨーロッパ人の入植、鉱山、海運などを同じ旅行の中で見ることができます。
南極とのつながりが深い
ホバートは現在も南極観測の重要な拠点。タスマニア博物館&美術館とモーソン小屋レプリカ博物館では、タスマニアから南極へ向かった探検・科学の歴史を知ることができます。
ロードトリップの目的地になる
Beaconsfield、George Town、Devonport、Zeehanなどでは、地域の産業や海運の歴史を伝える博物館が町の主要観光地になっています。
雨の日の予定にも使いやすい
タスマニアは一日の中でも天候が変わることがあります。屋外観光だけで予定を固めず、近くの博物館を一つ候補にしておくと旅程を調整しやすくなります。
おすすめ10施設の比較表
| 施設 | エリア | 通常開館 | 一般入館 |
|---|---|---|---|
| タスマニア博物館&美術館 | Hobart | 4~12月は火~日10:00~16:00 | 無料 |
| タスマニア海洋博物館 | Hobart | 毎日(Christmas Day除く) | 大人16豪ドル |
| モーソン小屋レプリカ博物館 | Hobart | 5~8月 平日10:00~15:00、週末~16:00 | 大人15豪ドル |
| ナリーナ | Hobart | 火~土10:00~16:00 | 大人10豪ドル |
| クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館 | Launceston | 毎日10:00~16:00 | 無料 |
| ビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センター | Beaconsfield | 毎日10:00~16:00 | 大人25豪ドル |
| バス&フリンダース海洋博物館 | George Town | 季節により10:00または11:00開館 | 大人13豪ドル |
| バス海峡海洋センター | Devonport | 毎日10:00~15:00 | 大人10豪ドル |
| ウエスト・コースト・ヘリテージ・センター | Zeehan | 5~8月10:00~15:00 | 大人25豪ドル |
| タスマニア交通博物館 | Glenorchy | 日曜10:30~15:00 | 大人12豪ドル |
2026年8月時点の通常情報です。季節営業、祝日、貸切イベント、ボランティア運営などにより変更される場合があります。特に地方の施設は、旅行直前に公式サイトで開館日をご確認ください。
1.タスマニア博物館&美術館
タスマニア島で博物館を一館だけ選ぶなら、ホバートのタスマニア博物館&美術館(Tasmanian Museum and Art Gallery/タスマニア博物館&美術館)がおすすめです。
タスマニアを一館で知る
自然史、美術、植民地史、先住民文化、南極・南大洋など、島の主要テーマを一つの施設で見ることができます。
一般入館無料
常設展示の一般入館は無料。企画展や特別イベントは別料金になる場合があります。
4月~12月は月曜休館
4月1日~12月24日は火~日曜10:00~16:00、12月26日~3月31日は毎日10:00~16:00。Good Friday、ANZAC Day、Christmas Dayは休館です。
ホバート・ウォーターフロントからすぐ
Dunn Placeにあり、Constitution Dock、Mawson Place、Salamanca方面から徒歩で移動できます。
タスマニア博物館&美術館で見ておきたいポイント
展示は幅広いので、短期旅行では「タスマニアでしか見られないテーマ」を優先すると楽しめます。
フクロオオカミ
絶滅したフクロオオカミ(タスマニアン・タイガー)は、タスマニアの自然史を象徴する動物です。標本や資料から、人間との関係や絶滅の歴史を知ることができます。
Islands to Ice
タスマニア、南大洋、亜南極、南極の自然と科学を扱う展示で、ホバートが南極への玄関口であることを実感できます。
歴史建築
タスマニア博物館&美術館の敷地には19世紀の歴史建築が残り、展示だけでなく建物そのものも見どころです。
無料ガイドツアー
2026年は金・土・日曜を中心に約40分の無料ツアーが行われています。時間が合えば、最初にツアーへ参加してから自由見学するのもおすすめです。
先住民文化を見るなら?
タスマニアのFirst Nations文化を博物館で学ぶなら、まずタスマニア博物館&美術館を訪れてください。
lutruwita/Tasmaniaの歴史
タスマニア・アボリジナルの文化は、ヨーロッパ人が来るはるか以前から続いています。植民地化以降の歴史だけでなく、現在まで続く文化として見ることが重要です。
クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館でも北部の歴史を見る
ローンセストンのクイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館では、北部タスマニアの自然・歴史展示とあわせて地域の文化を知ることができます。
バス海峡海洋センターのFirst Mariners
Devonportでは、Tasmanian Aboriginal communityと海とのつながりを扱う展示もあります。島の海洋史をヨーロッパ人到来以前から見ることができます。
文化的な注意表示を確認
亡くなった方の画像・名前・声、文化的にセンシティブな資料が含まれる場合があります。館内の表示とスタッフの案内を優先してください。
2.タスマニア海洋博物館
島国タスマニアと海の関係を知るなら、ホバートのタスマニア海洋博物館へ。
船・難破船・港の歴史
船模型、航海資料、難破船の遺物、写真、絵画などを通して、捕鯨、造船、海運、漁業などタスマニアの海洋史を紹介しています。
大人16豪ドル
2026年8月時点で大人16豪ドル、コンセッション13豪ドル、学生6豪ドル、12歳以下は大人同伴で無料です。
Christmas Day以外は毎日開館
公式サイトではChristmas Dayを除き毎日開館と案内されています。季節・イベントで時間が変わる場合があるため当日の確認がおすすめです。
Constitution Dockの向かい
16 Argyle StreetのCarnegie Buildingにあり、タスマニア博物館&美術館からもすぐ。二館を徒歩で続けて見学できます。
撮影はフラッシュなしで
館内は個人利用の写真・動画撮影が可能ですが、室内ではフラッシュを使わないよう案内されています。
3.モーソン小屋レプリカ博物館
ホバートと南極のつながりを最も分かりやすく体験できるのがモーソン小屋レプリカ博物館です。
南極の小屋を実物大で再現
1911~1914年のAustralasian Antarctic Expeditionで使われたCape Denisonの小屋を、実物大で忠実に再現しています。
Mawsonの探検生活を体験
寝床、作業場所、科学器具、生活用品などから、厳しい南極で隊員がどのように暮らしたのかを見ることができます。
大人15豪ドル
通常料金は大人15豪ドル、コンセッション12豪ドル、6~16歳5豪ドル、5歳以下無料です。
冬季は時間短縮
5~8月は月~金曜10:00~15:00、土・日曜10:00~16:00。繁忙期は通常10:00~17:00です。
Mawson Place
Constitution Dockのすぐ近くで、1911年にMawsonの遠征隊が出発した場所から約200m。タスマニア博物館&美術館や海洋博物館と一緒に回れます。
4.ナリーナ
植民地時代のホバートで人々がどのように暮らしていたのかを見るなら、Battery Pointのナリーナがおすすめです。
1830年代の商家
船乗り・商人Captain Andrew Haigが建てたジョージアン様式の邸宅で、住宅、下宿、病院などを経て博物館になりました。
家具・生活用品・デザイン
19世紀の家具、陶磁器、衣服、生活用品などを通して、裕福な家庭だけでなく使用人の暮らしにも触れられます。
大人10豪ドル
2026年8月時点で大人10豪ドル、コンセッション8豪ドル、子供5豪ドルです。
火~土曜10:00~16:00
日・月曜と多くの祝日は休館。また、2026年8月8日~9月1日は冬季休館です。
日本語ツアー資料あり
公式サイトでは館内セルフガイドを日本語PDFでも提供しており、日本人旅行者には使いやすい博物館です。
5.クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館
ローンセストンで博物館を一館選ぶなら、クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館がおすすめです。
北部タスマニアの自然と歴史
自然科学、地域史、鉄道・交通、植民地時代、動物、地質などを幅広く展示しています。
Tasmanian Connections
タスマニアの動物、地質、ブッシュレンジャー、交通史、恐竜、難破船Sydney Coveの資料などを一つの長期展示で見ることができます。
毎日10:00~16:00・無料
一般入館は無料で、Good FridayとChristmas Dayは休館です。
プラネタリウムもある
Inveresk館にはLaunceston Planetariumがあり、火~日曜を中心に有料プログラムが行われています。
Launceston中心部から徒歩圏
2 Invermay Roadにあり、市中心部から徒歩約20分。バスも利用できます。
6.ビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センター
タスマニアの鉱山史を見るなら、テイマー・バレーのビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センターがあります。
金鉱山の跡地
Beaconsfieldの町を発展させた金鉱山の歴史を、機械、写真、模型、体験展示などで紹介しています。
2006年の鉱山事故
オーストラリアで大きく報道された2006年のBeaconsfield Mine collapseと救出作業についても知ることができます。
30以上の体験型展示
見るだけではなく、動かしたり触れたりできる展示が多く、子供連れにも向いています。
毎日10:00~16:00
最終入館は15:00。Christmas Day、Good Fridayは休館、ANZAC Dayは12:00からです。
大人25豪ドル
2026年8月時点で大人25豪ドル、5~16歳10豪ドル、コンセッション19豪ドル。見学は1時間30分~2時間程度あると余裕があります。
7.バス&フリンダース海洋博物館
テイマー川河口のGeorge Townにあるバス&フリンダース海洋博物館は、探検史と船が好きな人におすすめです。
BassとFlindersの航海
1798年、George BassとMatthew FlindersはNorfolk号でVan Diemen’s Landが島であることを確認する航海を行いました。
Norfolk号のレプリカ
館内にはNorfolkのレプリカをはじめ、Tasmanian maritime historyに関する船、地図、航海資料などが展示されています。
大人13豪ドル
通常料金は大人13豪ドル、4~13歳5豪ドル、学生・コンセッション11豪ドルです。
季節で営業時間が変わる
George Town Councilでは5~9月10:00~16:00、10~4月11:00~16:00と案内されています。運営サイトの表示と異なる場合があるため、訪問直前に確認してください。
Low Head観光と組み合わせる
George TownからLow Head方面へ向かう日なら、灯台や海岸観光と一緒に回りやすい博物館です。
8.バス海峡海洋センター
Spirit of TasmaniaでDevonportを利用するなら、バス海峡海洋センターも候補に入ります。
Bass Straitの海洋史
海運、漁業、航海、地域の港湾史など、Bass StraitとDevonport周辺の暮らしを紹介する博物館です。
Our First Mariners
Tasmanian Aboriginal maritime cultureを扱う展示では、伝統的なペーパーバーク・カヌーやシェルネックレスなどを見ることができます。
船舶シミュレーター
SS Woniora shipping simulatorでは、仮想の船橋からMersey RiverやBass Straitを航行する体験ができます。
毎日10:00~15:00
Devonport City Councilの案内では毎日10:00~15:00。祝日も営業する日が多いですが、日ごとの最新情報を確認してください。
大人10豪ドル
一般料金は大人10豪ドル、コンセッション8豪ドル、子供5豪ドル、5歳未満無料。Devonport在住者向けには別制度があります。
9.ウエスト・コースト・ヘリテージ・センター
西海岸をドライブするなら、Zeehanのウエスト・コースト・ヘリテージ・センターは非常に内容の濃い博物館です。
鉱山町Zeehanの歴史
かつて鉱山で栄えた西海岸の町の歴史を、鉱物、鉱山機械、鉄道、写真、生活用品など幅広い資料で紹介します。
Historic School of Mines
歴史的なZeehan School of Mines and Metallurgyを中心に、複数の建物・展示を巡る大規模な施設です。
Crocoite Cavern
タスマニア西海岸で産出する美しいクロコアイトをはじめ、鉱物コレクションが大きな見どころです。
冬季10:00~15:00
5~8月は毎日10:00~15:00、9~4月は9:30~16:00。Christmas DayとBoxing Dayは休館です。
大人25豪ドル
一般入館は大人25豪ドル、コンセッション20豪ドル。敷地が広いので2時間程度を見ておくとよいでしょう。
10.タスマニア交通博物館
鉄道・バス好きなら、ホバート北郊Glenorchyのタスマニア交通博物館があります。
タスマニアの鉄道・交通史
蒸気機関車、ディーゼル機関車、客車、バス、路面交通関連資料などを保存しています。
日曜のみ通常開館
通常は日曜10:30~15:00。平日は学校・団体などの予約見学が中心です。
大人12豪ドル
2026年8月時点で一般入館は大人12豪ドル、シニア・コンセッション10豪ドル、3~16歳6豪ドルです。
列車・バス乗車日もある
第1日曜は蒸気・ディーゼル列車、第3日曜はディーゼル・レールカー、月末の日曜にはヘリテージ・バスが運行されることがあります。
運行日は事前確認
車両整備、火災危険、イベントなどで運休する場合があります。乗車を目的にするなら公式スケジュールを必ず確認してください。
時間がない場合はどこを選ぶ?
タスマニア島は広いので、「どこに滞在するか」で選ぶのが一番簡単です。
ホバートならタスマニア博物館&美術館
一館で自然、歴史、先住民文化、南極まで見られ、一般入館も無料です。
南極に興味があればMawson’s Huts
小規模ですが、実物大の小屋に入る体験はホバートならでは。タスマニア博物館&美術館とセットにすると内容がつながります。
ローンセストンならクイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館
無料で北部タスマニアの自然・歴史を見られ、雨の日にも使いやすい大型館です。
鉱山ならBeaconsfieldかZeehan
北部の周遊ならBeaconsfield、西海岸を走るならZeehanを選ぶと移動に無理がありません。
船旅ならDevonport
Spirit of Tasmaniaの発着前後ならバス海峡海洋センターを旅程に入れやすくなります。
ホバートで1日博物館巡り
ホバート中心部では、徒歩で3館を回ることができます。
10:00:タスマニア博物館&美術館
自然史、フクロオオカミ、First Nations、南極展示を中心に約2時間見学します。
12:15:ウォーターフロントで昼食
Constitution DockやMawson Place周辺で昼食を取り、そのまま徒歩で次の施設へ向かいます。
13:15:モーソン小屋レプリカ博物館
南極探検の小屋を約45分~1時間見学します。
14:30:タスマニア海洋博物館
船、捕鯨、難破船、港の歴史を約1時間30分見学。夕方はSalamancaやBattery Pointへ歩いていけます。
火~土曜ならナリーナへ変更も
海洋史より植民地時代の生活に興味があれば、午後をナリーナに変えるのもおすすめです。
周遊旅行で博物館を組み込む
タスマニア島をレンタカーで回る場合、博物館は「わざわざ寄る」より移動ルートに組み込むと無理がありません。
Hobart → Launceston
ローンセストン到着後にクイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館を入れると、Cataract Gorgeなど屋外観光との組み合わせがしやすくなります。
Launceston → Tamar Valley
BeaconsfieldとGeorge Townは同じ北部エリアですが方向が異なるので、一日に両方を詰め込むよりワイナリーやLow Headなど周辺観光と分ける方が自然です。
Launceston → Devonport
北西へ移動する日にバス海峡海洋センターを入れれば、Devonportでの休憩を観光時間に変えられます。
Cradle Mountain → Strahan
西海岸へ抜ける旅行ならZeehanのウエスト・コースト・ヘリテージ・センターを組み込みやすく、雨天時の代替観光にも向いています。
各博物館へのアクセス
ホバートとローンセストンの中心部以外は、レンタカーがあるとかなり便利です。
Hobart Waterfront
タスマニア博物館&美術館、タスマニア海洋博物館、モーソン小屋レプリカ博物館は徒歩数分の範囲に集まっています。
Battery Point
ナリーナはSalamanca Placeから徒歩圏。坂道はありますが、中心部から歩いて訪問できます。
Launceston
クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館は市中心部から徒歩約20分。Metroバスも利用できます。
Tamar Valley・North West
Beaconsfield、George Town、Devonportは公共交通もありますが、短期旅行ではレンタカーの方が周辺観光を組み合わせやすくなります。
West Coast
Zeehanは鉄道旅ではなく道路移動が基本。Queenstown、Strahan、Cradle Mountain方面の周遊ルートに組み込んでください。
見学に必要な所要時間
| 施設 | 目安時間 |
|---|---|
| タスマニア博物館&美術館 | 2~3時間 |
| タスマニア海洋博物館 | 1~2時間 |
| モーソン小屋レプリカ博物館 | 45分~1時間30分 |
| ナリーナ | 1~1時間30分 |
| クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館 | 2~3時間 |
| ビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センター | 1時間30分~2時間 |
| バス&フリンダース海洋博物館 | 1~1時間30分 |
| バス海峡海洋センター | 1~1時間30分 |
| ウエスト・コースト・ヘリテージ・センター | 2~3時間 |
| タスマニア交通博物館 | 1時間30分~2時間30分 |
無料で楽しめる施設
タスマニア島の主要博物館には、一般入館無料の大型館があります。
タスマニア博物館&美術館
ホバートで最も内容の充実した博物館の一つですが、一般入館は無料です。
クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館
ローンセストンの大型博物館も一般入館無料。プラネタリウムなど一部プログラムは有料です。
有料でも10~16豪ドル前後の施設が多い
ナリーナ、Mawson’s Huts、タスマニア海洋博物館などは比較的短時間で見やすく、街歩きと組み合わせやすい料金帯です。
地方の博物館は保存活動を支える
BeaconsfieldやZeehanなどでは入館料が地域の歴史資料・建物の保存に使われています。
館内で写真は撮れる?
多くの博物館では個人利用の写真撮影が可能ですが、展示ごとのルールを確認してください。
First Nations展示では表示を確認
亡くなった方の画像・名前・声や文化的にセンシティブな資料では、撮影・閲覧に注意が必要な場合があります。
クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館
特に表示がない限り、個人利用の写真・動画撮影が可能です。フラッシュ禁止の展示もあります。
タスマニア海洋博物館
写真・動画は可能ですが、館内ではフラッシュを使用しないよう案内されています。
歴史住宅ではスタッフに確認
ナリーナなど歴史的建物では、企画展や資料によって撮影条件が変わる場合があります。
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
タスマニア島の博物館巡りでは、都市部より地方施設の営業時間に注意してください。
タスマニア博物館&美術館は冬季の月曜に注意
4月1日~12月24日は通常月曜休館です。夏季は毎日開館になるため、季節によって予定を変えてください。
ナリーナは2026年8月に冬季休館あり
2026年8月8日~9月1日は年間の冬季休館期間です。この時期にホバートを訪れる場合は別の施設を選んでください。
Transport Museumは基本的に日曜
鉄道車両を見たい場合は旅行曜日を先に確認。列車・バス乗車日はさらに限定されます。
西海岸は冬季の閉館が早い
Zeehanのウエスト・コースト・ヘリテージ・センターは5~8月15:00閉館。長距離ドライブの途中に入れる場合は到着時間に余裕を持ってください。
日本語資料がある施設も
ナリーナは日本語セルフガイドPDFを用意しています。英語解説が中心の施設では、写真や実物展示を先に見てから説明文を読むと理解しやすくなります。
初めてタスマニア島で博物館巡りをするなら:ホバートではまず無料のタスマニア博物館&美術館へ行き、南極に興味があればモーソン小屋レプリカ博物館、海洋史ならタスマニア海洋博物館を追加。周遊旅行ではローンセストンのクイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館、北部のBeaconsfield、西海岸のZeehanなど、移動ルート上の博物館を一つずつ加えると無理なく楽しめます。
タスマニア島の博物館に関するよくある質問(FAQ)
初めてならホバートのタスマニア博物館&美術館(タスマニア博物館&美術館)がおすすめです。自然史、先住民文化、歴史、南極、美術まで幅広く見られ、一般入館も無料です。
はい。通常の一般入館は無料です。企画展や一部イベントは有料になる場合があります。
はい。タスマニア博物館&美術館、タスマニア海洋博物館、モーソン小屋レプリカ博物館はウォーターフロント周辺にあり、徒歩数分で移動できます。
モーソン小屋レプリカ博物館がおすすめです。タスマニア博物館&美術館の南極・南大洋展示と組み合わせると、探検史と自然科学の両方から学べます。
クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館がおすすめです。自然科学、地域史、交通、動物、地質などを幅広く展示し、一般入館は無料です。
北部ならビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センター、西海岸ならZeehanのウエスト・コースト・ヘリテージ・センターがおすすめです。
タスマニア博物館&美術館、クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館、ビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センターがおすすめです。乗り物が好きなら日曜日のタスマニア交通博物館も楽しめます。
ナリーナでは公式サイトから日本語のセルフガイドPDFを利用できます。その他の施設は基本的に英語展示が中心です。
多くの主要施設は冬も開館していますが、営業時間短縮や冬季休館があります。タスマニア博物館&美術館の月曜休館、ナリーナの冬季休館、Zeehanの15:00閉館などに注意してください。
博物館だけを目的に全島を回る必要はありません。ホバートで半日~1日、ローンセストンで半日程度を取り、地方の博物館はレンタカー周遊の途中に1館ずつ組み込むのがおすすめです。
タスマニア島の博物館に関する参考情報
- タスマニア博物館&美術館:公式サイト
- タスマニア海洋博物館:公式サイト
- モーソン小屋レプリカ博物館:公式サイト
- ナリーナ:公式サイト
- クイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館:公式サイト
- ビーコンズフィールド鉱山&ヘリテージ・センター:公式サイト
- バス&フリンダース海洋博物館:公式サイト
- バス海峡海洋センター:Devonport City Council
- ウエスト・コースト・ヘリテージ・センター:公式サイト
- タスマニア交通博物館:公式サイト
まとめ:島を周遊すると博物館の面白さが増す
タスマニア島の博物館は、ホバートの大型館だけを見ても十分楽しめますが、周遊旅行に地方の博物館を加えるとさらに面白くなります。
タスマニア博物館&美術館では島全体の自然と歴史、Mawson’s Hutsでは南極、Maritime Museumでは海、ナリーナでは植民地時代の暮らしを見ることができます。
北へ行けばクイーン・ビクトリア博物館&美術館 インバレスク館、Beaconsfield、George Town、Devonportがあり、西海岸へ入ればZeehanで鉱山と鉄道の歴史に触れられます。それぞれの町の景色が、博物館を見た後では少し違って見えてきます。
初めてならホバートでタスマニア博物館&美術館を最優先にし、もう一館を興味に合わせて追加してください。レンタカー周遊では「その日の移動ルートにある博物館」を一つ選ぶくらいが、観光とのバランスを取りやすいでしょう。
タスマニアは自然を楽しむ旅行先ですが、その自然とともに生きてきた人々の歴史まで知ると、島を旅する面白さがさらに深まります。
タスマニア島の旅行手配
トラベルドンキーでは、タスマニア島のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
タスマニア島を知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
タスマニア島旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いタスマニア島旅行になりますよ。

ホバートの美術館巡りというと、まずMONAを思い浮かべる人が多いでしょう。ただ、ホバートのアートはMONAだけではありません。
ウォーターフロントにはタスマニア博物美術館(Tasmanian Museum and Art Gallery/TMAG)があり、タスマニアの美術、歴史、自然、先住民文化を一度に見ることができます。ハンター・ストリート周辺にはタスマニア大学のギャラリー、サラマンカには地元作家を扱う商業ギャラリーが集まり、少し郊外へ出ればムーナ・アーツ・センターもあります。
ホバートで特に見ておきたいのは、タスマニアで生まれた美術と、パラワ(Tasmanian Aboriginal/タスマニア先住民)の文化・表現です。島という地理的条件、独特の自然、植民地の歴史、南極とのつながりなどが作品に色濃く表れています。
一方のMONAは、そうした「タスマニアらしい美術館」という枠には収まりません。古代美術から現代アートまでを大胆に混在させ、建築、音楽、食、ワインまで含めて体験する場所です。TMAGとMONAの両方を見ると、ホバートの文化の幅がよく分かります。
この記事では、日本からタスマニア島・ホバートを訪れる旅行者向けに、おすすめの美術館・ギャラリー9選、入館料、開館時間、見どころ、先住民アート、アクセス、所要時間、無料施設、雨の日の回り方までまとめて紹介します。
- ホバートが美術館巡りに向いている理由
- おすすめ9施設の比較表
- 1.タスマニア博物美術館(TMAG)
- TMAGで見ておきたいポイント
- タスマニアの先住民アートを見るなら?
- 2.MONA(古今美術館)
- 3.プリムソル・ギャラリー
- 4.IMASギャラリー
- 5.アート・モブ
- 6.ハンドマーク・ギャラリー
- 7.ベット・ギャラリー
- 8.デスパード・ギャラリー
- 9.ムーナ・アーツ・センター
- 時間がない場合はどこを選ぶ?
- 1日で回るおすすめアートルート
- 美術館・ギャラリーへのアクセス
- 見学に必要な所要時間
- 無料で楽しめる施設が多い
- 館内で写真は撮れる?
- 大きな荷物・クローク
- MONAは別日にした方がいい?
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- ホバートの美術館・ギャラリーに関するFAQ
ホバートが美術館巡りに向いている理由
ホバートは規模の小さな州都ですが、美術館・ギャラリー巡りには非常に向いています。
ウォーターフロントに文化施設が集中
TMAG、プリムソル・ギャラリー、IMASギャラリー、アート・モブなどは、サリバンズ・コーブ周辺にまとまっています。サラマンカ・プレイスのギャラリーまで含めても徒歩圏内です。
地元作家の作品を見やすい
ホバートの商業ギャラリーは、タスマニアを拠点とする作家を積極的に扱っています。大規模美術館では見つけにくい地元の現代美術に出会えるのが魅力です。
無料施設が多い
TMAG、プリムソル・ギャラリー、IMASギャラリー、ムーナ・アーツ・センターなどは無料。商業ギャラリーも鑑賞だけなら入場料はかかりません。
MONAという別格の目的地がある
市街地のギャラリー群とは別に、ホバートには世界的に知られるMONAがあります。美術館というより半日~一日を過ごす文化施設として考えた方が旅程を作りやすいでしょう。
おすすめ9施設の比較表
| 施設 | エリア | 通常開館 | 一般入館 |
|---|---|---|---|
| タスマニア博物美術館(TMAG) | ウォーターフロント | 4~12月:火~日10:00~16:00 | 無料 |
| MONA | ベリーデール | 木~月10:00~17:00 | 大人39豪ドル(タスマニア州外) |
| プリムソル・ギャラリー | ハンター・ストリート | 展覧会中:火~土11:00~16:00 | 無料 |
| IMASギャラリー | ハンター・ストリート | 月~金11:00~15:00 | 無料・要予約 |
| アート・モブ | ハンター・ストリート | 毎日10:00~18:00 | 無料 |
| ハンドマーク・ギャラリー | サラマンカ | 月~土10:00~16:00、日11:00~15:00 | 無料 |
| ベット・ギャラリー | CBD | 月~金10:00~17:30、土10:00~16:00 | 無料 |
| デスパード・ギャラリー | バッテリー・ポイント | 季節により変動 | 無料 |
| ムーナ・アーツ・センター | ムーナ | 月~金10:00~17:00、土10:00~14:00 | 無料 |
2026年8月時点の通常情報です。小規模ギャラリーは展示替え期間に閉館することがあり、MONAやTMAGは季節によって開館日が変わります。旅行直前には各施設の公式サイトをご確認ください。
1.タスマニア博物美術館(TMAG)
ホバートで最初に訪れたいのがタスマニア博物美術館(Tasmanian Museum and Art Gallery/TMAG)です。
美術館・博物館・植物標本館が一体
TMAGは、美術、文化史、自然史、先住民文化を一つの施設で扱うタスマニア州の中心的な文化施設です。ホバートを初めて訪れる人なら、美術だけでなくタスマニアそのものを知る場所として楽しめます。
一般入館は無料
入館は無料。2026年8月は通常期にあたり、火~日曜10:00~16:00に開館しています。月曜の祝日は10:00~16:00に開館します。
無料のアートツアーもある
金・土・日曜の11:00には、開催中の展覧会や常設コレクションを案内する約40分の「Highlight of the Art Galleries Tour」が行われています。時間が合えば参加すると作品の背景が分かりやすくなります。
ウォーターフロントからすぐ
ダン・プレイスにあり、サラマンカ・プレイスやコンスティテューション・ドックから徒歩で移動できます。
基本情報
| 所在地 | Dunn Place, Hobart |
| 4月1日~12月24日 | 火~日10:00~16:00 |
| 12月26日~3月31日 | 毎日10:00~16:00 |
| 一般入館 | 無料 |
| 目安時間 | 2~3時間 |
TMAGで見ておきたいポイント
TMAGは内容が多いので、日本からの短期旅行ならタスマニアらしい展示を優先すると回りやすくなります。
タスマニア美術
歴史的な風景画、写真、工芸、現代美術まで、タスマニアの芸術表現を幅広く見ることができます。
2026年の展覧会
2026年8月には「Becoming Modern: Mid-century Australian Art」「EXPOSED LANDS: 100 Years of Tasmanian Landscape Photography」などが開催されています。
パラワの文化とアート
TMAGはタスマニア先住民コミュニティーと協働しながら、文化資料や現代の表現を紹介しています。展示を見る際は、植民地化の歴史と現在も続く文化の両方に目を向けてください。
自然史も一緒に
タスマニアデビルをはじめ、島固有の自然環境に関する展示もあります。タスマニア旅行の序盤に訪れると、その後の国立公園や野生動物観光も理解しやすくなります。
タスマニアの先住民アートを見るなら?
ホバートでパラワの文化やアートを見るなら、まずTMAGをおすすめします。
TMAG
タスマニア先住民の文化資料、歴史、現代の文化表現を、公立博物館としての文脈の中で見ることができます。
アート・モブ
オーストラリア各地のアボリジナル・アートを専門に扱う商業ギャラリーで、タスマニアの作品も扱っています。地域による作風の違いを比較したい人に向いています。
商業ギャラリーの企画展も確認
ハンドマーク、ベット、デスパードなどでタスマニア先住民アーティストの展覧会が行われる場合もあります。常設ではないので、旅行時の展示内容を確認してください。
作品名だけでなく地域・文化背景を見る
「アボリジナル・アート」と一括りにせず、作家のCountry、地域、文化的背景に注目すると作品の理解が深まります。
2.MONA(古今美術館)
ホバートの美術館として世界的に知られているのがMONA(Museum of Old and New Art/古今美術館)です。
古代美術と現代アートを混在させる
一般的な美術史の年代順展示ではなく、古代の遺物、現代美術、映像、音、インスタレーションなどを大胆に組み合わせています。作品解説も独特で、「正解を学ぶ」というより体験しながら考える美術館です。
地下へ潜っていく建築
展示空間の大部分は地中にあり、岩盤を生かした暗い内部を上下しながら鑑賞します。建物そのものがMONA体験の一部です。
2026年は木~月曜10:00~17:00
火・水曜は通常休館。旅行日が火曜・水曜に当たる場合は、MONAを旅程に入れられない可能性があるので注意してください。
日本からの旅行者は大人39豪ドル
2026年8月時点のタスマニア州外在住者の大人料金は39豪ドル、コンセッション33豪ドル、12~17歳17豪ドル、4~11歳は無料です。タスマニア在住者は無料ですが、入場チケットの予約は必要です。
予約推奨
入場時間枠には限りがあるため、MONAは事前予約をおすすめします。一部の作品・体験には別料金のチケットが必要です。
フェリーで行くのがホバートらしい
市中心部のブルック・ストリート・ピアからMONA ROMAフェリーを利用できます。美術館への移動そのものが観光の一部になるので、初訪問ならフェリーがおすすめです。
3.プリムソル・ギャラリー
大学系の現代アートを見たいなら、タスマニア大学のプリムソル・ギャラリー(Plimsoll Gallery)があります。
現代美術とデザイン中心
地元、国内、海外の現代アートやデザインの企画展に加え、大学の学生作品も紹介します。
入館無料
展覧会開催中は火~土曜11:00~16:00。日・月曜と祝日は休館で、一般入館は無料です。
ハンター・ストリート
ホバートの歴史的ウォーターフロントにあり、TMAG、アート・モブ、IMASギャラリーから徒歩で回れます。
企画展の会期を確認
常設展示ではないため、展覧会と展覧会の間は休館します。旅行前に現在のプログラムを確認してください。
4.IMASギャラリー
ホバートらしい「アートと科学の交差」を見たいなら、タスマニア大学・海洋南極研究所のIMASギャラリー(IMAS Gallery)も面白い施設です。
海洋・南極科学とアート
海洋生態学、南極研究、環境などをテーマに、科学とアートをつなぐ企画展示を行います。南極研究の拠点として知られるホバートらしい内容です。
月~金曜11:00~15:00
一般入館は無料ですが、2026年8月現在は見学予約が必要です。
プリムソルと近い
どちらもハンター・ストリートの大学施設なので、平日なら同日に組み合わせやすいでしょう。
通常の絵画ギャラリーとは違う
美術作品だけを見る場所ではなく、研究成果や科学的テーマを視覚的に伝える展示が中心です。南極や海洋に興味がある人に特におすすめです。
5.アート・モブ
アボリジナル・アートを専門的に見たいなら、ハンター・ストリートのアート・モブ(Art Mob)があります。
アボリジナル・アート専門ギャラリー
タスマニアだけでなく、中央砂漠、キンバリー、ティウィ諸島、トレス海峡など、オーストラリア各地の作品を扱っています。
毎日10:00~18:00
2026年8月現在、通常は毎日営業。祝日の時間は別途確認が必要です。
見るだけでも問題なし
商業ギャラリーですが、展覧会やストックルームを見るだけでも利用できます。希望すれば現在の展覧会について無料で案内を受けることもできます。
作品購入・海外発送にも対応
購入作品の海外発送にも対応しています。作品にはCertificate of Authenticityを付けると案内しており、アートセンター由来の作品にはその証明書も提供しています。
6.ハンドマーク・ギャラリー
サラマンカ・プレイスでタスマニアの現代美術を見たいなら、ハンドマーク・ギャラリー(Handmark Gallery)は立ち寄りやすい一軒です。
タスマニアの作家に強い
絵画、彫刻、版画、工芸など、タスマニアを拠点とする作家の作品を幅広く扱っています。
サラマンカ・プレイス77番地
サラマンカ・マーケットやバッテリー・ポイント散策と組み合わせやすく、観光途中に入りやすい立地です。
日曜日も営業
月~土曜10:00~16:00、日曜11:00~15:00が基本。週末旅行でも立ち寄りやすいギャラリーです。
風景画を探す人にも
タスマニアの山、湖、海岸、光を題材にした作家も多く、旅行中に見た風景と作品が結びつく面白さがあります。
7.ベット・ギャラリー
タスマニアの現代美術をもう少し深く見たいなら、CBDのベット・ギャラリー(Bett Gallery)もおすすめです。
現代タスマニア美術の重要ギャラリー
長年にわたりタスマニアの現代アーティストを紹介してきた商業ギャラリーで、絵画、彫刻、写真など幅広い作品を扱っています。
CBDのマレー・ストリート
Level 1, 65 Murray Streetにあり、TMAGやサラマンカ方面から徒歩で移動できます。
月~土曜営業
月~金曜10:00~17:30、土曜10:00~16:00。日曜と祝日は休館です。
展示替えのタイミングを確認
企画展中心なので、訪問時にどの作家が展示されているかで印象が大きく変わります。公式サイトのCurrent Exhibitionsを確認してから行くとよいでしょう。
8.デスパード・ギャラリー
サラマンカからバッテリー・ポイント側へ歩くなら、デスパード・ギャラリー(Despard Gallery)があります。
30年以上続く商業ギャラリー
タスマニアを中心に、オーストラリア国内の現代美術を長く紹介してきたギャラリーです。
1837年の歴史的建物
カストレイ・エスプラネードの歴史ある建物を改修した展示空間で、古い建築と現代作品の対比も魅力です。
開館時間は季節により変動
公式サイトでは季節ごとの営業時間を案内しています。2026年の夏・秋は月~金曜10:00~17:00、土曜10:00~16:00、日曜予約制でした。冬季を含め、訪問日は最新の時間を確認してください。
サラマンカと一緒に
ハンドマークなどサラマンカのギャラリーから歩いて移動できるので、半日で複数の商業ギャラリーを回れます。
9.ムーナ・アーツ・センター
市中心部だけでなく、地元のアートコミュニティーも見たいならムーナ・アーツ・センター(Moonah Arts Centre)へ足を延ばしてみてください。
地域密着型のアートセンター
絵画、写真、映像、テキスタイルなど複数の展示スペースがあり、地元アーティストから巡回展まで幅広く紹介します。
一般入館無料
ギャラリーは月~金曜10:00~17:00、土曜10:00~14:00。展覧会の入館は無料です。
MONAへ向かう途中にある
ホバートCBDとMONAの間に位置するムーナ地区にあり、公共バスでもアクセスできます。
地元の日常に近い
観光地の中心から少し離れている分、ホバート周辺で暮らす人たちの文化活動に触れやすい施設です。
時間がない場合はどこを選ぶ?
ホバート滞在が短い場合は、「タスマニアを知りたいか」「MONAを体験したいか」で選ぶと分かりやすいでしょう。
一館だけならTMAG
美術、歴史、自然、先住民文化をまとめて見られ、無料。ホバートCBDからのアクセスも最も簡単です。
アート目的の旅行ならMONA
作品、建築、フェリー、食事まで含めて半日~一日使う価値があります。
タスマニアの現代作家ならハンドマーク+ベット
商業ギャラリーなので、現在活動している作家の作品をまとめて見られます。
先住民アートならTMAG+アート・モブ
公立博物館の歴史・文化展示と、専門ギャラリーの幅広い作品を比較すると理解が深まります。
1日で回るおすすめアートルート
MONAを別日にするなら、ホバートCBDだけでかなり充実した一日を作れます。
10:00:TMAG
開館に合わせて入り、タスマニア美術、先住民文化、自然史を約2時間見学します。
12:00:ハンター・ストリートで昼食
ウォーターフロント周辺で昼食を取り、そのままアート・モブへ立ち寄ります。
13:30:プリムソル・ギャラリー
火~土曜なら大学の現代アート展を見学。平日で予約済みならIMASギャラリーを加えてもよいでしょう。
15:00:サラマンカへ
ハンドマークを見た後、時間があればデスパードへ歩きます。
16:00:CBDへ戻ってベット
月~土曜ならベット・ギャラリーで地元の現代作家を見て一日を締めくくれます。
美術館・ギャラリーへのアクセス
ホバート中心部の美術館は徒歩で回れますが、MONAとムーナは公共交通やフェリーを利用します。
TMAG
ウォーターフロントのダン・プレイス。ホバート・シティ・バス・モールから徒歩約5分です。
MONA
ブルック・ストリート・ピアからMONA ROMAフェリーを利用するのが人気です。車、タクシー・Uber、路線バスでもアクセスできます。
ハンター・ストリート
プリムソル、IMAS、アート・モブはウォーターフロント東側にまとまっており、TMAGから徒歩で移動できます。
サラマンカ・バッテリー・ポイント
ハンドマークとデスパードはサラマンカ・プレイス周辺の観光と組み合わせられます。
ムーナ
CBDから北へ公共バスでアクセスできます。MONAへ向かう日に途中で立ち寄る方法もあります。
見学に必要な所要時間
| 施設 | 目安時間 |
|---|---|
| TMAG | 2~3時間 |
| MONA | 4時間~1日 |
| プリムソル・ギャラリー | 45分~1時間30分 |
| IMASギャラリー | 30分~1時間 |
| アート・モブ | 30分~1時間 |
| ハンドマーク・ギャラリー | 30分~1時間 |
| ベット・ギャラリー | 30分~1時間 |
| デスパード・ギャラリー | 30分~1時間 |
| ムーナ・アーツ・センター | 45分~1時間30分 |
MONAは公式にも、急いで見ても3~4時間、食事や有料作品まで楽しむなら一日をすすめています。ほかの小規模ギャラリーと同日に詰め込まない方が満足度は高くなります。
無料で楽しめる施設が多い
ホバートは、MONA以外の主要ギャラリーをほぼ無料で回れるのが魅力です。
TMAGは無料
州を代表する博物美術館ですが、一般入館は無料。無料のガイドツアーもあります。
大学ギャラリーも無料
プリムソルとIMASギャラリーは無料です。IMASは事前予約が必要です。
商業ギャラリーは鑑賞無料
アート・モブ、ハンドマーク、ベット、デスパードは販売を目的とするギャラリーですが、見るだけでも問題ありません。
MONAは州外旅行者有料
日本からの旅行者は2026年8月時点で大人39豪ドルです。フェリーや一部の特別体験は別料金です。
館内で写真は撮れる?
写真撮影のルールは施設によって異なります。
TMAGは個人利用なら撮影可
撮影禁止表示がない限り、個人利用の写真撮影が可能です。フラッシュと三脚は使用できません。
MONAは作品ごとに確認
一部作品は撮影条件が異なります。館内アプリや表示、スタッフの案内を確認してください。
商業ギャラリーは一声かける
販売中の作品を展示しているため、撮影前にスタッフへ確認すると安心です。
先住民関連展示では文化的配慮を
亡くなった方の画像や文化的に制限のある資料が含まれることがあります。TMAGなどでは館内の警告や案内を優先してください。
大きな荷物・クローク
美術館巡りの日は、大きなスーツケースをホテルに置いてから出かけるのがおすすめです。
TMAGには無料クローク
バックパック、大型バッグ、傘はビジター・インフォメーション・デスクの無料クロークへ預けることができます。
小規模ギャラリーは保管場所が限られる
ハンドマーク、ベット、アート・モブなどは大型観光施設ではありません。大きな荷物を持ったままの訪問は避けた方がよいでしょう。
MONAも身軽に
館内は階段や地下空間が多く、長時間歩きます。できるだけ身軽な服装・荷物で訪れる方が快適です。
MONAは別日にした方がいい?
短期旅行でよく迷うのが「MONAとCBDの美術館を同じ日に回れるか」です。
基本は別日がおすすめ
MONAは移動、入場、展示、食事を合わせると半日以上かかります。急いで市内へ戻ってTMAGまで詰め込むより、別日にする方が楽しめます。
2泊3日なら1日ずつ
一日をMONA、もう一日をTMAG+サラマンカ+ハンター・ストリートにすると、ホバートのアートをかなり幅広く見られます。
時間がなければMONAかTMAGを選ぶ
タスマニアの歴史・文化を知りたいならTMAG、強烈なアート体験を優先するならMONAです。
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
ホバートの美術館巡りは、曜日を確認するだけでかなり失敗を減らせます。
火・水曜日はMONAが休館
MONAは通常木~月曜営業です。ホバート滞在が火・水曜だけの場合は、MONAを目的にしていると旅程が成立しないので注意してください。
月曜日はTMAGも通常休館
4月~12月のTMAGは火~日曜営業です。ただし月曜が祝日の場合は10:00~16:00に開館します。
サラマンカ・マーケットは土曜日
土曜日ならマーケットとハンドマークなどのギャラリーを組み合わせやすく、街歩きも充実します。
冬は美術館巡りが使いやすい
ホバートの冬は日没が早く、天候も変わりやすいため、昼間に屋内の美術館やギャラリーを組み込むと旅程が安定します。
MONAは作品内容に注意
刺激の強い表現や子ども向けでない作品もあります。家族旅行の場合は、公式の注意表示や館内情報を確認しながら鑑賞してください。
初めてホバートで美術館巡りをするなら:市内ではTMAGを最優先にし、その後アート・モブ、プリムソル、サラマンカのハンドマークを徒歩で回るのがおすすめです。MONAは別日に半日~一日確保すると、移動や食事まで含めてゆっくり楽しめます。
ホバートの美術館・ギャラリーに関するよくある質問(FAQ)
初めてならTMAGがおすすめです。タスマニア美術、先住民文化、歴史、自然史まで一度に見られ、一般入館も無料です。アートそのものを旅の主目的にするならMONAも外せません。
一般入館は無料です。金・土・日曜には無料のアートギャラリー・ハイライトツアーも行われています。
4月1日~12月24日は通常月曜休館で火~日曜10:00~16:00です。月曜が祝日の場合は開館します。12月26日~3月31日の夏季は毎日開館します。
2026年8月時点で、日本からの旅行者を含むタスマニア州外在住者は大人39豪ドルです。タスマニア在住者は無料ですが、入場チケットの予約が必要です。
2026年8月時点では通常木~月曜10:00~17:00で、火・水曜は休館です。
最低でも3~4時間、食事やワイン、別料金の作品まで楽しむなら半日~一日がおすすめです。
まずTMAGがおすすめです。さらにオーストラリア各地域のアボリジナル・アートと比較したい場合は、ハンター・ストリートのアート・モブも利用できます。
はい。TMAG、プリムソル、IMAS、アート・モブ、ハンドマーク、ベット、デスパードなどを徒歩中心で組み合わせられます。
市内ならTMAGがおすすめです。2~3時間過ごせ、周辺の大学ギャラリーや商業ギャラリーにも歩いて移動できます。MONAも一日型の屋内観光として向いています。
主要施設だけなら2日がおすすめです。1日をMONA、もう1日をTMAGとCBD・サラマンカのギャラリー巡りにすると無理がありません。
2026年8月時点では無料ですが予約が必要です。月~金曜11:00~15:00が通常の開館時間です。
ホバートの美術館・ギャラリーに関する参考情報
- タスマニア博物美術館(TMAG):公式サイト
- MONA:公式サイト
- プリムソル・ギャラリー:タスマニア大学公式サイト
- IMASギャラリー:タスマニア大学公式サイト
- アート・モブ:公式サイト
- ハンドマーク・ギャラリー:公式サイト
- ベット・ギャラリー:公式サイト
- デスパード・ギャラリー:公式サイト
- ムーナ・アーツ・センター:公式サイト
まとめ:MONAだけで終わらせないホバートのアート巡り
ホバートのアートを象徴する存在がMONAであることは間違いありません。ただし、MONAだけを見て終わってしまうと、タスマニアの美術や地域の作家を知る機会をかなり逃してしまいます。
まずTMAGでタスマニアの美術、歴史、自然、パラワの文化を知り、その後ハンター・ストリートやサラマンカの小規模ギャラリーへ歩いてみてください。地元作家が描く風景、写真、工芸、現代アートを実際に見ると、旅の途中で目にしたタスマニアの景色と作品がつながってきます。
MONAは別日に時間を取るのがおすすめです。フェリーでダーウェント川を移動し、地下の展示空間を巡り、食事やワインまで楽しめば、美術館というより一つの目的地として半日から一日を過ごせます。
現代美術が好きならプリムソルやベット、タスマニアの作家を見たいならハンドマーク、先住民アートを幅広く見たいならアート・モブ、海洋や南極研究に興味があればIMASギャラリーと、興味に合わせて選べるのもホバートの魅力です。
大都市ほど施設数は多くありませんが、徒歩で回れる範囲に質の高いギャラリーが集まっているため、街歩きと美術館巡りを自然に組み合わせられるのがホバートらしい楽しみ方です。
ホバートの旅行手配
トラベルドンキーでは、ホバートのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
ホバートを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
ホバート旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いホバート旅行になりますよ。

タスマニア島には、一般的な都市型動物園だけでなく、傷ついた野生動物の救護と野生復帰、タスマニアデビルの保全繁殖、夜行性動物の観察に力を入れる野生動物保護区が各地にあります。
初めてタスマニアを訪れる日本人旅行者に選びやすいのは、ホバート近郊のボノロング・ワイルドライフ・サンクチュアリ、ロンセストン近郊のタスマニア動物園、モール・クリークのトロワナ・ワイルドライフ・サンクチュアリです。
クレイドルマウンテン滞在中にタスマニアデビルをじっくり見たいならデビルズ・アット・クレイドル、フレシネ国立公園やビシェノと組み合わせるならイースト・コースト・ネイチャーワールドが便利です。ホバート近郊で海外の動物や水族館も楽しみたい家族には、旧ズードゥー動物園を改装したホバート動物園&水族館が候補になります。
同じタスマニアデビルの展示でも、昼間に見るだけの施設、飼育員による給餌解説が入園料に含まれる施設、日没後の少人数ツアーを行う施設では体験が大きく異なります。施設名だけでなく、給餌時刻と有料体験の内容を確認して選ぶことが大切です。
この記事では、日本からタスマニアを訪れる旅行者向けに、2026年の入園料、営業時間、アクセス、見どころ、タスマニアデビルの給餌・夜間ツアー、動物との触れ合い、子ども連れ・シニア旅行、モデル日程まで詳しく解説します。
- タスマニア島の動物園・野生動物保護区とは?
- 目的別に向いている旅行者
- 日本からタスマニアの動物園へ行く方法
- おすすめ6施設の比較
- 1.ボノロング・ワイルドライフ・サンクチュアリ
- 2.ホバート動物園&水族館
- 3.タスマニア動物園
- 4.トロワナ・ワイルドライフ・サンクチュアリ
- 5.デビルズ・アット・クレイドル
- 6.イースト・コースト・ネイチャーワールド
- タスマニアデビルを見るならどこ?
- 動物との触れ合い・有料体験
- 給餌解説と夜間ツアーの違い
- 2026年の入園料・営業時間
- 交通手段の比較
- 半日・1日での選び方
- 子ども連れ・シニア旅行
- 園内の食事と持込み
- ベストシーズンと天候
- 服装と持ち物
- 予約・取消・当日の注意
- モデル日程
- 安全・動物福祉・旅行保険
- タスマニアの動物園に関するFAQ
タスマニア島の動物園・野生動物保護区とは?
タスマニアの動物施設は、大きく分けると、海外の動物も飼育する動物園と、タスマニア固有・在来動物を中心に保護するワイルドライフ・サンクチュアリの2種類です。
タスマニアを代表する動物は、世界最大の現生肉食有袋類であるタスマニアデビルです。野生では夜行性で、旅行中に道路沿いや国立公園で確実に見られる動物ではありません。動物園や保護区なら、給餌の時間に活発な姿を観察し、デビル顔面腫瘍性疾患や保全繁殖について学べます。
そのほか、ウォンバット、ハリモグラ、イースタン・クオール、スポッテッドテール・クオール、パデメロン、ベネットワラビー、フォレスターカンガルー、タスマニア固有の鳥類などが主な見どころです。
| ホバートから最も選びやすい | ボノロング |
|---|---|
| 海外の動物と水族館 | ホバート動物園&水族館 |
| ロンセストン近郊の大型動物園 | タスマニア動物園 |
| 在来動物と無料ガイドツアー | トロワナ |
| デビルとクオールを重点的に観察 | デビルズ・アット・クレイドル |
| フレシネ・ビシェノと組み合わせ | イースト・コースト・ネイチャーワールド |
| おすすめ滞在時間 | 1時間~丸1日 |
「動物園」より「保護区」が旅程に合うことも多い
タスマニア旅行では、海外の大型動物を多く見ることより、デビル、クオール、ウォンバットなど島の動物を近くで観察する方が地域らしい体験になります。見たい動物と旅行ルートを先に決めて施設を選びましょう。
目的別に向いている旅行者
ホバート滞在中にタスマニア固有動物を見たい人
ボノロングが最も選びやすい施設です。市内から車で約30分で、タスマニアデビル、ウォンバット、ハリモグラ、クオール、カンガルーなどを見られます。入園料は野生動物の救護・治療活動にも使われます。
小さな子どもと一日楽しみたい人
ホバート動物園&水族館には、動物展示、水族館、屋内外の遊び場、カフェがあります。雨や寒さのある日でも、屋内施設へ移動しながら過ごしやすい点が利点です。
ライオン、キリン、チーターなども見たい人
タスマニア動物園が向いています。タスマニアデビルなどの在来動物に加え、大型ネコ科、キリン、シマウマ、霊長類など、100種以上の展示があります。
動物保全の話をじっくり聞きたい人
ボノロングまたはトロワナがおすすめです。一般入園にガイドツアーが含まれ、個々の動物が保護された経緯や、野生復帰・保全繁殖の取り組みを聞けます。
デビルの迫力ある食事を見たい人
デビルズ・アット・クレイドルのアフターダーク・フィーディング、またはネイチャーワールドのデビルズ・イン・ザ・ダークが候補です。夕方以降の体験は予約が必要です。
日本からタスマニアの動物園へ行く方法
日本からタスマニアへ
日本からタスマニアへの定期直行便はなく、一般的にはメルボルン、シドニー、ブリスベンなどで国内線へ乗り継ぎ、ホバート空港またはロンセストン空港へ入ります。
北西部やクレイドルマウンテンを中心に回る場合は、メルボルン近郊のジーロングからデボンポートへ渡るスピリット・オブ・タスマニアも利用できます。車を持ち込めるため、長期旅行やキャンピングカー旅行に向いています。
国際線と国内線を別々に購入する場合は、入国審査、荷物の受取り、再チェックインを考え、十分な乗継時間を確保してください。
ホバート・ロンセストン・地方滞在の選び方
| 宿泊拠点 | 行きやすい施設 | 旅行の組み合わせ |
|---|---|---|
| ホバート | ボノロング、ホバート動物園&水族館 | リッチモンド、マウント・フィールド、ポート・アーサー |
| ロンセストン | タスマニア動物園、トロワナ | テイマー・バレー、カタラクト峡谷、モール・クリーク洞窟 |
| クレイドルマウンテン | デビルズ・アット・クレイドル | ダブ湖、ウォンバット観察、国立公園 |
| ビシェノ・コールズベイ | イースト・コースト・ネイチャーワールド | フレシネ国立公園、ワイングラスベイ、ペンギン観察 |
レンタカーが便利な理由
6施設の多くは市街地の外にあり、公共交通の本数が少ないか、最寄り停留所から離れています。レンタカーなら、動物園と国立公園、洞窟、ワイナリー、小さな町を同日に組み合わせられます。
タスマニアは日本と同じ左側通行ですが、郊外道路は狭く、カーブが多く、夕方以降は野生動物が道路へ出ます。移動時間を都市間の距離だけで判断せず、日没前に目的地へ着く日程を組みます。
公共交通と現地ツアー
ボノロングにはホバート発のシャトルやリッチモンド観光と組み合わせたツアーがあります。レンタカーを使わない旅行者は、入園券だけでなく往復送迎の時刻を確認してください。
ホバート動物園&水族館も、リッチモンド観光のタクシー・貸切車と組み合わせやすい場所です。
タスマニア動物園、トロワナ、デビルズ・アット・クレイドル、ネイチャーワールドは、レンタカーまたは周遊ツアーの方が効率的です。配車アプリは郊外からの帰路で車が見つからないことがあります。
おすすめ6施設の比較
| 施設 | 主な拠点 | 特徴 | 目安時間 |
|---|---|---|---|
| ボノロング | ホバート | 在来動物、救護病院、無料ガイドツアー | 2~3時間 |
| ホバート動物園&水族館 | ホバート/リッチモンド | 動物園、水族館、遊び場、有料体験 | 3~5時間 |
| タスマニア動物園 | ロンセストン | 島内最大級の在来・海外動物コレクション | 3~5時間 |
| トロワナ | モール・クリーク | 在来動物、無料の45分ツアー、保全繁殖 | 2~4時間 |
| デビルズ・アット・クレイドル | クレイドルマウンテン | デビルと2種のクオール、夜間給餌 | 1~2時間 |
| ネイチャーワールド | ビシェノ | デビル給餌、カンガルー、夜間ツアー | 2~4時間 |
初めてのタスマニアで1施設だけ選ぶなら、ホバート発はボノロング、北部周遊ならトロワナ、クレイドルマウンテン滞在ならデビルズ・アット・クレイドルが旅程に入れやすいでしょう。
1.ボノロング・ワイルドライフ・サンクチュアリ
ボノロング・ワイルドライフ・サンクチュアリ(Bonorong Wildlife Sanctuary)は、ホバート中心部から北へ車で約30分、ブライトンにある在来動物の保護区です。
一般的な動物園とは異なり、傷ついた、親を失った、住みかを失った野生動物の救護、治療、リハビリ、野生復帰に力を入れています。園内ではタスマニアデビル、ウォンバット、ハリモグラ、イースタン・クオール、スポッテッドテール・クオール、カンガルー、鳥類、爬虫類などを見られます。
入園料にはカンガルー用の餌と、毎日10:00、11:30、13:30、15:30に行われるガイドツアーが含まれます。動物が休んでいる場合は、当日の状態に合わせて紹介する動物が変わります。
敷地内のワイルドライフ・ホスピタルは、診療状況により見学できます。日曜は病院が休みのため、治療現場を見たい場合は曜日に注意してください。
| 営業時間 | 09:00~17:00、原則毎日 |
|---|---|
| 大人入園料 | AU$37 |
| 子ども | 6~17歳AU$22、6歳未満無料 |
| 無料ガイドツアー | 10:00、11:30、13:30、15:30 |
| おすすめ時間 | 2~3時間 |
保全活動を重視する旅行者におすすめ
入園料は24時間体制の救護サービス、病院、リハビリ施設の運営を支えます。動物と写真を撮るだけでなく、タスマニアのロードキル問題や野生動物救護について知りたい人に向いています。
有料アニマル・エンカウンター
ウォンバット、ハリモグラ、ブルータン・リザード、シュガーグライダーなどの少人数体験があります。一般入園料は別で、事前予約がおすすめです。
2.ホバート動物園&水族館
ホバート動物園&水族館(Hobart Zoo & Aquarium)は、ホバート中心部から約30分、リッチモンドから約10分のミドル・ティー・ツリーにあります。旧名称はズードゥー動物園(Zoodoo Zoo)です。
タスマニアデビル、ウォンバット、コアラ、カンガルーなどのオーストラリア動物に加え、ライオン、サーバル、シマウマ、ミーアキャット、サル類などを飼育しています。
2025年に新しい水族館が加わり、魚や海洋生物の展示、タッチプールを楽しめます。屋内の大型プレイエリアと複数の屋外遊び場があり、家族旅行では一日過ごしやすい施設です。
| 営業時間 | 09:00~17:00、年中営業 |
|---|---|
| 大人入園料 | AU$39 |
| 子ども | 2~15歳AU$23、2歳未満無料 |
| 主な見どころ | 在来動物、海外の動物、水族館、遊び場 |
| おすすめ時間 | 3~5時間 |
タスマニアデビル・エンカウンター
15分の予約制体験は2人でAU$60、最低年齢5歳です。飼育員と展示内へ入り、デビルの生態、食事、保全について学びます。一般入園料が別途必要になる場合は予約画面で確認してください。
コアラは抱っこではなく近距離体験
コアラ・パット・エンカウンターは、2人でAU$60、最低年齢6歳、約15分です。コアラの隣に立って観察・撮影する体験で、自分の腕で抱くプログラムではありません。
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3.タスマニア動物園
タスマニア動物園(Tasmania Zoo)は、ロンセストン中心部から車で約20分、テイマー・バレーのリバーサイド地区にあります。
100種以上、1,000頭以上の動物を飼育し、タスマニアデビル、ウォンバット、カンガルーなどの在来動物だけでなく、チーター、ライオン、ヒョウ、ハイエナ、キリン、シマウマ、霊長類などを見られます。
タスマニア島内で海外の大型動物を幅広く見たい人に向く施設です。実物大恐竜模型を巡るジュラシック・スワンプも入園料に含まれ、子ども連れに人気があります。
| 営業時間 | 10:00~16:00、クリスマスを除き毎日 |
|---|---|
| 大人入園料 | AU$43 |
| 子ども | 2~15歳AU$26、2歳未満無料 |
| 主な見どころ | 在来動物、大型ネコ科、キリン、霊長類、恐竜展示 |
| おすすめ時間 | 3~5時間 |
有料の動物エンカウンター
タスマニアデビル、ウォンバット、ヘビとの写真体験は各AU$25、キリンはAU$35、レッサーパンダやキツネザルなども予約できます。体験には記念写真が含まれる案内があります。
当日購入できる場合もありますが、希望する動物が決まっている場合は事前予約が安心です。
4.トロワナ・ワイルドライフ・サンクチュアリ
トロワナ・ワイルドライフ・サンクチュアリ(Trowunna Wildlife Sanctuary)は、モール・クリークにある家族経営の野生動物保護区です。ロンセストンまたはデボンポートから車で約50分が目安です。
1979年から運営され、タスマニアデビルの保全繁殖、傷ついた野生動物の救護、リハビリ、野生復帰に取り組んでいます。
自然の植生を生かした広い敷地で、タスマニアデビル、イースタン・クオール、スポッテッドテール・クオール、ウォンバット、カンガルー、ワラビー、パデメロン、鳥類、爬虫類などを観察します。
| 営業時間 | 09:00~17:00、クリスマスを除き毎日 |
|---|---|
| 大人入園料 | AU$35 |
| 子ども | 3~15歳AU$20、3歳未満無料 |
| 無料ツアー | 11:00、13:00、15:00 |
| おすすめ時間 | 2~4時間 |
45分のインタラクティブ・ツアー
入園料に含まれるツアーでは、ウォンバットとの近距離体験、タスマニアデビルの社会的な給餌、保全活動の説明などが行われます。事前予約は通常不要です。
洞窟観光と組み合わせる
モール・クリーク・カルスト国立公園のマラクーパ洞窟、キング・ソロモンズ洞窟、チャドリーのはちみつ店などと組み合わせると、北部の一日旅行になります。洞窟ツアーは時間指定のため別途予約してください。
5.デビルズ・アット・クレイドル
デビルズ・アット・クレイドル(Devils@Cradle)は、クレイドルマウンテン・ビジターセンターから約1.2キロ、国立公園入口の手前にある保全繁殖施設です。
タスマニアデビル、スポッテッドテール・クオール、イースタン・クオールという、タスマニアを代表する3種の肉食有袋類に特化しています。
一般入園だけなら45分~1時間で見学できますが、デビルが活発になる給餌ツアーへ参加すると印象が大きく変わります。クレイドルマウンテンに宿泊する旅行者なら、夕方の散策後に組み込みやすい施設です。
| 一般入園 | 09:30~17:00、クリスマス休業 |
|---|---|
| 大人入園料 | AU$27.50 |
| 子ども | 4~15歳AU$15 |
| 主なツアー | デイ・キーパー、給餌、ジョーイ、アフターダーク |
| おすすめ時間 | 一般見学1時間、ツアー込み1時間30分前後 |
アフターダーク・フィーディング
毎日17:30から約1時間15分、デビルとクオールの夜間行動や給餌を観察します。料金は大人AU$40、子どもAU$20です。夏休み期間は20:30の追加回が設定されることがあります。
山岳地帯の天候に備える
施設は標高の高い屋外環境にあり、夏でも風雨が強く、冬は雪や氷点下になることがあります。ツアーは多くの場合、雨や雪でも実施されるため、防水上着と滑りにくい靴が必要です。
6.イースト・コースト・ネイチャーワールド
イースト・コースト・ネイチャーワールド(East Coast Natureworld)は、ビシェノの北約5~8分、タスマン・ハイウェイ沿いにある自然型のワイルドライフ・パークです。
約150エーカーの海岸林と湿地に、タスマニアデビル、クオール、ウォンバット、ハリモグラ、カンガルー、白いベネットワラビー、パデメロン、鳥類、爬虫類などが暮らしています。
フレシネ国立公園へ向かうコールズベイ・ロードの分岐から20分以内で、ワイングラスベイ、ビシェノのブローホール、ペンギン観察と組み合わせやすい場所です。
| 営業時間 | 09:30~15:00、クリスマス休業 |
|---|---|
| 大人入園料 | AU$32 |
| 子ども | 3~15歳AU$19、3歳未満無料 |
| デビル給餌 | 10:00、13:00、入園料に含む |
| おすすめ時間 | 2~4時間 |
デビルズ・イン・ザ・ダーク
閉園後、専用の観察施設からタスマニアデビルが大きな餌を食べる様子を見る予約制ツアーです。大人AU$95、6~17歳AU$75で、開始時刻は日没に合わせて季節ごとに変わります。
肉食動物の自然な給餌を近距離で見るため、小さな子どもには刺激が強い場合があります。参加は6歳以上が対象です。
タスマニアデビルを見るならどこ?
| 希望 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ホバートから短時間 | ボノロング | 市内から約30分。無料ガイドツアーと保護活動。 |
| 子どもと多種類の動物 | ホバート動物園/タスマニア動物園 | 在来動物に加え海外の動物や遊び場がある。 |
| 在来動物と保全解説 | トロワナ | 入園料に45分のツアーとデビル給餌が含まれる。 |
| デビルとクオールを重点的に | デビルズ・アット・クレイドル | 3種の肉食有袋類に特化。 |
| 迫力ある夜間給餌 | ネイチャーワールド | デビルズ・イン・ザ・ダークを実施。 |
| 有料で近距離撮影 | タスマニア動物園/ホバート動物園 | 予約制のデビル・エンカウンターがある。 |
タスマニアデビルは日中に眠っていることも多いため、給餌解説の時刻に合わせて訪れることが重要です。展示場を一度見て姿がなくても、すぐに「見られない」と判断せず、飼育員の案内を確認してください。
野生のデビルを道路沿いで探さない
野生動物は夕方から夜間に活動しますが、夜の郊外道路で探す行為はロードキルの危険を高めます。確実で安全に観察するなら、保護区の給餌または夜間ツアーを利用してください。
動物との触れ合い・有料体験
ボノロング
ウォンバット、ハリモグラ、ブルータン・リザード、シュガーグライダーなどの15分体験があります。動物が参加を望まない場合は、別の体験または返金が案内されます。
ホバート動物園&水族館
タスマニアデビル、コアラ、ミーアキャット、サル類、ヘビ、サーバル、ライオンなどの体験があります。最低年齢と靴の条件を確認してください。
タスマニア動物園
デビル、ウォンバット、ヘビは年齢を問わず利用できる写真体験があります。大型ネコ科や霊長類は年齢制限があり、子どもは有料の大人の同伴が必要な場合があります。
トロワナ
一般入園のツアーでも近距離体験があります。さらに深く学びたい人向けに、専任ガイドのVIPツアーや半日のトロワナ・エクスペリエンスが用意されています。
ネイチャーワールド
季節限定のベビー・デビル、ウォンバット、ハリモグラ、シュガーグライダーなどの少人数体験があります。一般入園料は別で、事前予約がおすすめです。
給餌解説と夜間ツアーの違い
| 施設 | 通常の給餌・解説 | 夜間・特別体験 |
|---|---|---|
| ボノロング | 無料ガイドツアーで動物を紹介 | ナイトツアー、フィーディング・フレンジー |
| ホバート動物園 | デイリー・プレゼンテーション | デビルやライオン等の有料体験 |
| タスマニア動物園 | 当日の掲示板で給餌時刻を案内 | 夕食付きワイルド・ナイツ |
| トロワナ | 11:00、13:00、15:00のツアー | VIPツアー等を予約 |
| デビルズ・アット・クレイドル | 13:00デイ・フィーディング | 17:30アフターダーク、季節別夜間体験 |
| ネイチャーワールド | 10:00、13:00デビル給餌 | デビルズ・イン・ザ・ダーク |
昼の給餌は旅程に組み込みやすく、子ども連れでも参加しやすい体験です。夜間ツアーは、活発な行動と鳴き声を見聞きしやすい一方、開始時刻が遅く、暗い園路を歩くため、防寒と移動手段の確保が必要です。
2026年の入園料・営業時間
| 施設 | 大人料金 | 通常営業時間 | 主な注意 |
|---|---|---|---|
| ボノロング | AU$37 | 09:00~17:00 | クリスマスは短縮の場合あり |
| ホバート動物園&水族館 | AU$39 | 09:00~17:00 | オンライン割引コードが出る場合あり |
| タスマニア動物園 | AU$43 | 10:00~16:00 | クリスマス休園 |
| トロワナ | AU$35 | 09:00~17:00 | クリスマス休園 |
| デビルズ・アット・クレイドル | AU$27.50 | 09:30~17:00 | クリスマス休園、ツアー別料金 |
| ネイチャーワールド | AU$32 | 09:30~15:00 | クリスマス休園、祝日15%加算 |
料金と営業時間は2026年8月4日時点の公式案内です。学校休暇、祝日、動物の健康管理、悪天候、鳥インフルエンザなどの防疫措置により変更される場合があります。
有料エンカウンター、夜間ツアー、飲食、動物用の餌は、一般入園料に含まれない場合があります。
交通手段の比較
| 施設 | 公共交通 | レンタカー | 現地ツアー |
|---|---|---|---|
| ボノロング | 一般路線は不便 | 便利 | シャトル・リッチモンド併用あり |
| ホバート動物園&水族館 | 旅行者には不便 | 便利 | 貸切車やリッチモンド観光向け |
| タスマニア動物園 | 市内から直行は不便 | 便利 | 貸切・少人数向け |
| トロワナ | 非常に不便 | 最も便利 | 洞窟と組み合わせるツアー向け |
| デビルズ・アット・クレイドル | 宿泊地から送迎を確認 | 便利 | クレイドル周遊ツアー向け |
| ネイチャーワールド | 路線バスだけでは難しい | 最も便利 | 東海岸周遊・貸切向け |
夜間ツアーの帰りを先に決める
デビルズ・アット・クレイドルとネイチャーワールドの夜間体験は、終了後に路線バスを利用できません。宿泊施設の送迎、タクシー、レンタカーのいずれかを予約前に確保してください。
動物との衝突を避ける
夕暮れから夜間はワラビー、パデメロン、ウォンバットなどが道路へ出ます。速度を落とし、前方だけでなく道路脇にも注意してください。後続車がいる場合でも急いで走らないことが重要です。
半日・1日での選び方
| 旅行時間 | おすすめ | 過ごし方 |
|---|---|---|
| 約1時間 | デビルズ・アット・クレイドル一般入園 | クレイドルマウンテン観光の前後に見学。 |
| 2~3時間 | ボノロング、トロワナ、ネイチャーワールド | 給餌・ガイドツアーの時間に合わせる。 |
| 半日 | ホバート動物園、タスマニア動物園 | 主要展示と動物体験を組み合わせる。 |
| 丸1日 | 施設+郊外観光 | リッチモンド、洞窟、フレシネ、クレイドルを追加。 |
| 夕方・夜 | デビルズ・アット・クレイドル、ネイチャーワールド | 宿泊地と帰りの交通を確保。 |
複数の動物施設を数だけ回るより、タスマニアデビルの給餌時間に合わせ、周辺の自然観光と一施設を組み合わせる方が満足度は高くなります。
子ども連れ・シニア旅行
子ども連れ
遊び場、カフェ、屋内施設を重視するならホバート動物園&水族館、恐竜展示と多種類の動物ならタスマニア動物園が選びやすいでしょう。
ボノロング、トロワナ、ネイチャーワールドでは、カンガルーやワラビーとの距離が近くなります。動物を追いかけたり、顔の近くへ手を出したりしないよう大人が付き添ってください。
夜間のデビル給餌は音と食事の様子が迫力あるため、怖がりやすい幼児には向かない場合があります。ネイチャーワールドの夜間体験は6歳以上です。
シニア旅行
歩行時間を抑えたい場合は、デビルズ・アット・クレイドルの一般入園、ボノロングのガイドツアー、ホバート動物園の短時間見学が候補です。
タスマニア動物園は園路に砂利があり、トロワナとネイチャーワールドは自然の地形を含みます。滑りにくい靴を履き、雨天後はゆっくり歩いてください。
車椅子・歩行補助具
各施設に対応設備がありますが、未舗装路、傾斜、段差により全区域へ入れない場合があります。デビルズ・アット・クレイドルでは受付からメインデッキへ車椅子で移動できますが、園内全体は段差と自然路を含みます。
有料体験の展示内へ入れるかどうかは、施設と動物によって異なります。予約前に車椅子の種類、介助者、歩行可能距離を伝えてください。
園内の食事と持込み
ボノロング
大規模なレストランを目的にする場所ではありません。ブライトン中心部にはベーカリー、カフェ、テイクアウェイ、スーパーマーケットがあります。見学前後に食事を組みます。
ホバート動物園&水族館
園内カフェでコーヒー、ランチ、温かい・冷たい軽食を購入できます。子どもの遊び場と合わせて休憩しやすい施設です。
タスマニア動物園
ミーアキャット展示近くのカフェで軽食と飲み物を販売しています。持参したピクニックを食べられる屋外・屋根付きスペースもあります。
トロワナ
園内にカフェはありません。モール・クリーク、チャドリー、デロレインで食事を取るか、飲料水と軽食を持参します。
ネイチャーワールド
園内カフェでコーヒー、スナック、軽いランチを購入できます。暖炉のある休憩場所もあり、寒い季節に便利です。
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ベストシーズンと天候
タスマニアは年間を通して天候が変わりやすく、同じ日でも日差し、雨、風、低温が入れ替わります。
| 時期 | 特徴 | 動物園旅行のポイント |
|---|---|---|
| 12~2月 | 日が長く、比較的温暖 | 東海岸や郊外観光と組み合わせやすい。日焼け対策。 |
| 3~5月 | 涼しく落ち着いた時期 | 歩きやすく、紅葉や農村景観も楽しめる。 |
| 6~8月 | 寒く、雨・雪の可能性 | クレイドルでは防寒・防水と道路情報の確認が必要。 |
| 9~11月 | 春で天候が変わりやすい | 動物の子どもを見られる可能性。重ね着を用意。 |
動物を見るなら給餌時刻を優先
季節よりも、当日の給餌・ガイドツアー時刻に合わせる方が、デビルやクオールが動く姿を見やすくなります。
冬のクレイドルマウンテン
デビルズ・アット・クレイドル周辺は、雪、凍結、強風になることがあります。市街地が晴れていても山岳部の状況は異なるため、道路情報と天気予報を確認してください。
服装と持ち物
- 滑りにくい運動靴またはウォーキングシューズ
- 防水・防風ジャケット
- 重ね着できるフリースや薄手ダウン
- 帽子、サングラス
- 日焼け止め
- 飲料水
- 虫よけ
- スマートフォンまたはカメラ
- モバイルバッテリー
- 双眼鏡
- 有料体験の予約確認書
- 夜間ツアー用の暖かい帽子・手袋
- 子ども用の着替え
- レンタカー利用時の運転免許証類
フラッシュは動物を驚かせるため、施設が許可した場所だけで使用してください。夜間ツアーでは赤色ライトや照明が用意される場合があり、自己判断で強いライトを照らさないでください。
予約・取消・当日の注意
一般入園と有料体験は別に確認
動物エンカウンターを予約しても、一般入園料が含まれない場合があります。予約画面の「Admission included」の有無を確認してください。
夜間ツアーは先に確保
デビルズ・アット・クレイドル、ネイチャーワールド、ボノロングの夜間体験は人数が限られます。宿泊先と交通を確認したうえで、早めに予約します。
動物の体調で変更される
動物が展示場へ出ない、体験を望まない、獣医の治療が必要になるなどの理由で、内容が変更されます。動物福祉を優先するため、希望した動物を必ず触れる商品ではありません。
予約する順番
- ホバート、ロンセストン、クレイドル、東海岸の旅行ルートを決める
- 見たい動物と給餌・夜間体験を選ぶ
- 有料体験の空席と参加条件を確認する
- 夜間ツアー終了後の交通と宿泊を確定する
- 入園券、レンタカー、現地ツアーを手配する
- 前日に営業時間、天候、道路情報を再確認する
古い「ズードゥー動物園」の情報に注意
リッチモンド近郊のZoodoo Zooは、現在ホバート動物園&水族館として営業しています。料金、展示、水族館、動物体験は変更されているため、旧名称の旅行記だけで計画しないでください。
モデル日程
ボノロング+リッチモンド・半日
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 09:00 | ホバート市内をレンタカーまたはツアーで出発。 |
| 09:45 | ボノロング入園。カンガルーと園内見学。 |
| 10:00 | 無料ガイドツアーへ参加。 |
| 11:30 | 病院見学、ギフトショップ。 |
| 12:00 | リッチモンドへ移動。 |
| 12:30 | 昼食、リッチモンド・ブリッジ、町歩き。 |
| 15:30 | ホバートへ戻る。 |
ホバート動物園&水族館・家族旅行
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 09:00 | 開園に合わせて入園。 |
| 09:30 | オーストラリア動物とデビルを見学。 |
| 11:30 | 水族館のタッチプール。 |
| 12:30 | 園内カフェで昼食。 |
| 13:30 | 遊び場または予約した動物体験。 |
| 15:00 | 退園し、リッチモンドへ。 |
| 17:00 | ホバートへ戻る。 |
タスマニア動物園+テイマー・バレー
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 09:30 | ロンセストンを出発。 |
| 10:00 | タスマニア動物園入園。 |
| 10:30 | 在来動物、大型ネコ科、霊長類を見学。 |
| 12:30 | 園内で昼食。 |
| 13:30 | 予約した動物エンカウンター。 |
| 15:00 | テイマー・バレーのワイナリーまたは展望地へ。 |
| 17:30 | ロンセストンへ戻る。 |
トロワナ+モール・クリーク洞窟
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 08:30 | ロンセストンをレンタカーで出発。 |
| 09:30 | モール・クリーク地区へ到着。 |
| 10:00 | 予約した洞窟ガイドツアー。 |
| 12:00 | モール・クリークまたはチャドリーで昼食。 |
| 13:00 | トロワナのインタラクティブ・ツアー。 |
| 14:00 | 園内をゆっくり見学。 |
| 16:00 | ロンセストンまたはクレイドル方面へ移動。 |
クレイドルマウンテン+夜間デビル
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 09:00 | ビジターセンターからシャトルでダブ湖へ。 |
| 10:00 | 天候と体力に合わせて散策。 |
| 14:30 | 宿泊施設へ戻り、休憩。 |
| 16:30 | 早めの夕食または軽食。 |
| 17:15 | デビルズ・アット・クレイドルへ。 |
| 17:30 | アフターダーク・フィーディング。 |
| 19:00頃 | 宿泊施設へ戻る。 |
フレシネ+ネイチャーワールド+ビシェノ
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 08:00 | コールズベイまたはビシェノを出発。 |
| 09:30 | ネイチャーワールド入園。 |
| 10:00 | タスマニアデビル給餌。 |
| 11:30 | カンガルー、クオール、ウォンバットを見学。 |
| 13:00 | ビシェノで昼食。 |
| 14:00 | ブローホールと海岸散策。 |
| 夕方 | ペンギンツアーまたは予約したデビルズ・イン・ザ・ダーク。 |
安全・動物福祉・旅行保険
タスマニアデビルへ手を出さない
デビルは小柄に見えても、強い顎と歯を持つ野生動物です。柵越しに指やカメラを入れず、エンカウンターでは飼育員が指定する位置を守ってください。
指定された餌だけを使う
カンガルーやワラビーへの餌やりは、施設が提供・販売する餌だけを利用します。パン、菓子、果物などを与えないでください。
動物を追いかけない
自由に動くカンガルーやワラビーが離れた場合は休ませます。尻尾をつかむ、子どもを動物の背中へ乗せる、顔を近づける行為は禁止です。
夜間運転を減らす
タスマニアではロードキルが深刻です。動物は夕方から夜間に道路へ出るため、夜間ツアーはできるだけ近くの宿泊施設と組み合わせます。
旅行保険
レンタカー事故、道路閉鎖、悪天候、ツアー取消、病気、けが、追加宿泊を補償する保険を選びます。動物の体調による体験変更は補償されない場合があります。
有料体験でも動物福祉が最優先
予約済みでも、動物が休みたい場合、気温や天候が適さない場合、獣医師・飼育員が安全でないと判断した場合は変更・中止されます。動物に無理をさせない運営は、施設を選ぶうえで大切な基準です。
タスマニアの動物園に関するよくある質問(FAQ)
ホバート滞在ならボノロング、北部で在来動物とガイドツアーを楽しむならトロワナ、クレイドルマウンテン滞在ならデビルズ・アット・クレイドルがおすすめです。
各施設で飼育されていますが、日中は寝ている場合があります。給餌やガイドツアーの時刻に合わせると、動く姿を見られる可能性が高くなります。
ボノロングとホバート動物園&水族館です。どちらもホバート中心部から車で約30分で、リッチモンド観光と組み合わせられます。
ホバート発のシャトルまたはリッチモンドと組み合わせた現地ツアーを利用できます。一般路線バスだけでの往復は旅行者には不便です。
閉園ではなく、現在はホバート動物園&水族館として営業しています。水族館、遊び場、動物体験などが追加されています。
この記事で紹介する施設では、旅行者向けのコアラ抱っこを主な体験として案内していません。ホバート動物園には、コアラの隣で観察・撮影する予約制のKoala Pat Encounterがあります。
主要展示を回るだけなら約3時間、キーパートーク、恐竜展示、動物エンカウンターを含めるなら4~5時間がおすすめです。
アフターダーク・フィーディングなどの時間指定ツアーは事前予約がおすすめです。終了後の宿泊場所と移動方法も先に確認してください。
多くの施設とツアーは雨天でも営業します。安全上問題のある荒天、道路閉鎖、停電などでは変更・中止されるため、当日朝に確認してください。
屋内外の遊び場と水族館があるホバート動物園&水族館、恐竜展示と多種類の動物を見られるタスマニア動物園が利用しやすいでしょう。
ビシェノのイースト・コースト・ネイチャーワールドです。フレシネ国立公園、ワイングラスベイ、ビシェノの海岸観光やペンギンツアーと組み合わせられます。
タスマニア島のオプショナルツアーをお得に予約!
タスマニア島を一周する周遊ツアーも!
タスマニアの大自然を満喫できる人気ツアーが今だけ特別割引。絶景スポットを効率よく巡り、旅費も時間もスマートに節約できるチャンス。
タスマニア島の動物園に関する参考情報
- Bonorong Wildlife Sanctuary公式サイト
- Bonorong:営業時間・アクセス
- Bonorong:入園料・ガイドツアー・動物体験
- Hobart Zoo & Aquarium公式サイト
- Hobart Zoo & Aquarium:入園料
- Hobart Zoo & Aquarium:動物体験
- Tasmania Zoo公式サイト
- Tasmania Zoo:営業時間・入園料
- Tasmania Zoo:動物エンカウンター
- Trowunna Wildlife Sanctuary公式サイト
- Trowunna:入園料・ツアー
- Devils@Cradle公式サイト
- Devils@Cradle:入園料・ツアー
- East Coast Natureworld公式サイト
- East Coast Natureworld:営業時間・入園料
- East Coast Natureworld:Devils in the Dark
まとめ:旅行ルートと見たい動物から選ぶ
タスマニア島には、都市型動物園、在来動物の保護区、タスマニアデビル専門の繁殖施設という、性格の異なる施設があります。
ホバートから参加しやすく、野生動物の救護と保全活動を知りたいならボノロング、子どもと水族館・遊び場まで楽しむならホバート動物園&水族館がおすすめです。
ロンセストン周辺では、多種類の在来・海外動物を見るならタスマニア動物園、自然に近い環境とガイドツアーを重視するならトロワナが向いています。
クレイドルマウンテンではデビルズ・アット・クレイドル、ビシェノとフレシネ方面ではイースト・コースト・ネイチャーワールドを選ぶと、大きな移動を追加せず旅程へ組み込めます。
タスマニアデビルは、給餌と解説の時間に最も観察しやすくなります。施設の名前だけで決めず、当日のプログラム、夜間ツアーの終了時刻、帰りの交通まで確認して予約しましょう。
タスマニアの旅行手配
トラベルドンキーでは、タスマニアのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
タスマニアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
タスマニア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。

タスマニアを象徴する動物として、州政府の紋章、観光土産、ビールのラベル、スポーツチームの名称などに今も登場するタスマニアン・タイガー(Tasmanian Tiger)。正式にはフクロオオカミ(Thylacine)と呼ばれる肉食性の有袋類で、背中から尾にかけて並ぶ縞模様から「タイガー」、犬に似た姿から「タスマニアン・ウルフ」とも呼ばれました。
しかし、トラでもオオカミでもありません。カンガルーやタスマニアンデビルと同じ有袋類で、1936年9月7日にホバートの動物園で最後に確認された個体が死亡して以来、生存を裏付ける確実な証拠は見つかっていません。
現在も「森で見た」「道路を横切った」という目撃談は寄せられていますが、写真、遺体、毛、DNAなど、科学的に確認できる証拠はありません。タスマニア州とオーストラリア連邦では、絶滅したと推定される動物として扱われています。
一方で、タスマニアン・タイガーは旅行者がタスマニアの自然史を知る入口になります。ホバートのタスマニア博物・美術館(Tasmanian Museum and Art Gallery/TMAG)には常設展示があり、ローンセストンのクイーン・ビクトリア博物・美術館(Queen Victoria Museum and Art Gallery/QVMAG)でも標本、写真、歴史資料を見ることができます。
最後の個体が暮らした旧ボーマリス動物園跡もホバートのクイーンズ・ドメインに残っています。ただし、ここは「今も野生のタイガーを探せる場所」ではなく、人間が一つの種を失った歴史をたどる史跡です。
この記事では、日本から訪れる旅行者向けに、タスマニアン・タイガーの特徴、生息域、絶滅の経緯、最後の個体を巡る新事実、目撃情報の扱い、復活研究、博物館と関連史跡、タスマニア旅行で知っておきたいポイントを詳しくまとめます。
タスマニアン・タイガーとは?
タスマニアン・タイガーは、近代まで生き残ったフクロオオカミ科最後の動物です。
学名はティラシナス・キノセファルス(Thylacinus cynocephalus)。「犬の頭を持つ袋の動物」という意味を持ちます。
外見は細身の犬に似ていますが、犬やオオカミとは遠い関係です。長い進化の過程で、同じような生態的役割を持つ動物が似た体形へ進化する「収斂進化」の代表例として知られています。
最後に確認された個体が1936年に死亡したため、現在の生態は、標本、骨格、写真、短い映像、飼育記録、猟師や入植者の記録から推測するしかありません。
| 一般的な名称 | タスマニアン・タイガー、フクロオオカミ |
|---|---|
| 英語名 | Thylacine、Tasmanian Tiger、Tasmanian Wolf |
| 学名 | Thylacinus cynocephalus |
| 分類 | 肉食性有袋類・フクロオオカミ科 |
| 体長 | 頭胴長約100~130cm、尾約50~65cm |
| 体重 | おおむね15~30kg |
| 最後の確実な記録 | 1936年9月7日、ホバートの動物園 |
| 現在の扱い | 絶滅したと推定 |
「絶滅したと推定」と「どこかにいるかもしれない」は両立しない
未知の個体が絶対に存在しないことを数学的に証明するのは困難です。しかし、90年近くにわたり検証可能な証拠がない以上、科学と行政では絶滅種として扱います。目撃談だけで「生存している」とは判断できません。
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名前と分類
「タスマニアン・タイガー」という呼び名は、腰から尾にかけて黒褐色の縞が並ぶことに由来します。
犬に似ているため「タスマニアン・ウルフ」とも呼ばれましたが、分類上はネコ科でもイヌ科でもありません。
日本語では「フクロオオカミ」が正式な和名として広く使われます。
タスマニアンデビル、クオール、ダナートなどと同じフクロネコ形目に属しますが、独自のフクロオオカミ科を形成していました。
フクロオオカミ科には過去に複数の種が存在し、化石はオーストラリア各地から見つかっています。近代まで残ったのはタスマニアン・タイガーだけでした。
体の特徴
縞模様と体格
毛色は黄褐色から灰褐色で、肩の後ろから尾の付け根にかけて、15~20本ほどの暗い縞がありました。
頭部は犬に似ていますが、腰は低く、尾はカンガルーのように太い付け根からまっすぐ伸びていました。
尾を犬のように大きく左右へ振ることは難しかったと考えられています。
前脚と後脚の長さや骨格の構造が犬とは異なり、写真をよく見ると独特の硬い姿勢が分かります。
雌雄にあった腹部の袋
雌の育児嚢は後ろ向きに開き、一度に最大4頭の子を育てられました。
地面を走る際に土や草が袋へ入りにくい形です。
雄にも腹部の袋状構造があり、外部にある生殖器を保護していました。雌雄ともに袋を持つ哺乳類は珍しく、フクロオオカミの特徴の一つです。
大きく開く口
映像でよく知られるのが、口を非常に大きく開ける「威嚇のあくび」のような動作です。
顎が120度近く開いたと紹介されることがありますが、角度の測り方によって数字は変わります。
大きく開くから強力な大型獲物専門の捕食者だった、と単純に判断することはできません。
歯と頭骨は肉食に適していましたが、実際にどの程度の大きさの獲物を単独で倒したかは、確実な観察記録が限られています。
歩き方と鳴き声
通常は四足で歩き、短距離では独特の跳ねるような動きをしたという記録があります。
鳴き声は、咳のような吠え声、低いうなり、短い鳴き声などと表現されました。
現在残っている1935年の音声付き映像にも、実際の鳴き声は明瞭に記録されていません。
生息域と暮らし
オーストラリア大陸とニューギニア
タスマニアン・タイガーの祖先と近縁種は、かつてオーストラリア大陸とニューギニアに広く分布していました。
洞窟から見つかった骨、乾燥した遺体、先住民の岩絵などから、大陸部にも近代のタスマニアン・タイガーと同じ種がいたことが分かっています。
オーストラリア大陸では少なくとも約2,000年前までに姿を消したと考えられています。
原因は一つに特定されておらず、ディンゴとの競争、人間による狩猟、気候や獲物の変化などが関係した可能性があります。
タスマニア島での生息地
最後まで残ったのが、ディンゴが定着しなかったタスマニア島の個体群です。
現在の目撃談は南西部の原生地域に集中しがちですが、歴史的には北部、東海岸、中央部の平原や森林と農地の境界で多く記録されました。
草地、開けたユーカリ林、湿地、海岸林など、獲物を探しやすい環境を利用していたと考えられています。
深い熱帯雨林だけに暮らす動物ではありませんでした。
食べ物
ワラビー、小型のカンガルー類、ポッサム、バンディクート、鳥などを食べたと考えられています。
死肉を食べることもあり、飼育個体にはウサギ、ワラビー、羊肉、牛肉などが与えられました。
羊を大量に殺す動物として宣伝されましたが、有名な写真の一部は演出されており、家畜被害の規模は誇張された可能性があります。
羊の被害には野犬や管理上の問題も含まれていたと指摘されています。
繁殖と子育て
繁殖は主に冬から春に行われたと考えられています。
雌は通常2~3頭、多い時には4頭の子を育児嚢で育てました。
袋を出た子は洞窟、倒木の空洞、巣のような安全な場所で待ち、母親が狩りから戻るのを待ったと推測されています。
動物園では繁殖に成功せず、飼育下で個体数を維持することはできませんでした。
先住民文化と古い記録
タスマニアン・タイガーの歴史は、19世紀の入植者が付けた名称から始まるものではありません。
オーストラリア北部と西部には、縞のある犬型動物を描いた先住民の岩絵が残り、タスマニア島でも先住民はヨーロッパ人到来以前からこの動物と同じ土地で暮らしていました。
英語の「Thylacine」や学名は西洋の分類に基づく名称です。タスマニアの文化を紹介する施設では、ルタルウィタ/タスマニアの先住民史と植民地化の影響も併せて学ぶことが大切です。
博物館の展示には、亡くなった人々や動物の遺体・標本が含まれる場合があります。館内の注意表示に配慮してください。
ヨーロッパ人入植後の歴史
家畜を襲う害獣というイメージ
ヨーロッパ人の牧畜が広がると、タスマニアン・タイガーは羊と家禽を襲う害獣として扱われました。
夜行性で姿を見せにくく、犬のような外見と縞模様を持つため、実際以上に恐ろしい捕食者として描かれました。
羊小屋に置かれたタスマニアン・タイガーの写真も広まりましたが、一部は生態を記録した自然な場面ではなく、家畜被害の印象を強めるために作られた構図でした。
懸賞金制度
1830年代から牧場主や地域団体による私的な懸賞金制度が始まりました。
1888年にはタスマニア植民地政府が正式な懸賞金制度を導入し、成獣1頭に1ポンド、幼獣に10シリングを支払いました。
政府制度が終了する1909年までに、2,063件の支払い請求が記録されています。
実際に殺された数は、未申請の個体や私的懸賞を含めるとさらに多かった可能性があります。
動物園と博物館への捕獲
生きた個体はホバートだけでなく、メルボルン、アデレード、シドニー、ロンドン、パリ、ベルリン、ニューヨークなどの動物園へ送られました。
長い船旅で死亡した個体も多く、飼育下で繁殖に成功しなかったため、動物園は保全の役割を果たせませんでした。
皮、骨格、頭骨、内臓標本は世界各地の博物館へ送られました。
現在これらの標本は研究と教育に重要ですが、当時の収集競争が残り少ない個体群へ追加の圧力を与えたことも忘れられません。
絶滅までの経緯
最後期の野生記録
1930年、タスマニア北西部のモーバンナで農夫ウィルフ・バティが1頭を射殺した記録は、最後に確実に記録された野生個体の一つとして広く知られています。
その後も捕獲や目撃の記録がありますが、日付、場所、個体の由来が十分に確認できない例があります。
最後に動物園で生きていた個体は、1936年にフロレンティン・バレー周辺で捕獲された雌だったことが、標本と記録の再調査から明らかになりました。
保護が遅すぎた1936年
タスマニアン・タイガーがタスマニアで全面的に保護されたのは1936年7月10日です。
その59日後の9月7日、最後に確認された飼育個体がホバートのボーマリス動物園で死亡しました。
希少になっていることは以前から指摘されていましたが、保護措置は個体群を回復させるには遅すぎました。
1986年の絶滅認定
最後の確実な記録から50年が経過した1986年、タスマニアン・タイガーは国際的にも絶滅種として扱われるようになりました。
現在、タスマニア州とオーストラリア連邦の制度では「絶滅したと推定」と記載されています。
9月7日は、タスマニアン・タイガーの死を忘れず、現在生きている希少種を守るための「絶滅危惧種の日」とされています。
絶滅の主な原因
- 政府と民間の懸賞金による集中的な捕殺
- 牧畜地の拡大による生息環境の変化
- 犬との競争や犬からの病気
- 動物園・博物館向けの捕獲
- もともとの個体数の少なさと遺伝的多様性の低さ
病気や気候の影響も議論されていますが、人間による迫害が絶滅を急速に進めた中心的な要因と考えられています。
「一人の猟師が最後の一頭を撃った」という単純な物語ではなく、何十年にもわたる捕殺、環境変化、保護の遅れが重なった結果です。
最後の個体と「ベンジャミン」の誤解
最後の飼育個体は長年、雄で「ベンジャミン」という名前だったと紹介されてきました。
しかし、動物園の同時代資料にその名前は確認できず、後年広まった通称と考えられています。
タスマニア博物・美術館の研究者が標本と記録を再調査した結果、この個体は雌で、1936年にタイエナ地域の猟師イライアス・チャーチルが捕獲し、動物園へ売った個体だと判断されました。
死亡後、皮と骨格は教育用標本として博物館へ渡されましたが、適切な登録が行われず、長く所在不明とされていました。
2022年、博物館の収蔵庫に保管されていた皮と骨格が最後の個体のものだと特定され、86年にわたる謎が解かれました。
記事では「ベンジャミン」と断定しない
親しみやすい名前として定着していますが、最後の個体が実際にそう呼ばれていた証拠はありません。「最後の飼育個体」または「最後に確認された個体」と表現する方が正確です。
残された写真と映像
現在知られている生きたタスマニアン・タイガーの映像は、すべて動物園で撮影されたものです。
野生個体を撮影した確実な動画は残っていません。
確認されている映像は10本ほどで、合計しても数分しかありません。
最も新しい映像は、1935年にホバートのボーマリス動物園で撮影された旅行映画「タスマニア・ザ・ワンダーランド」の約21秒の場面です。
この映像は、生きた個体が存在していた時代に上映された、音声付きの専門制作映画としても貴重です。
有名な映像には、檻の中を歩く姿、体をかく動作、口を大きく開く動作が記録されています。
色付きで紹介される映像の多くは、白黒フィルムを後から着色したものです。オリジナルのカラー撮影ではありません。
現在も生きている可能性は?
1936年以降も、タスマニア島とオーストラリア大陸から数多くの目撃情報が寄せられています。
茂みを横切る縞模様の動物、細長い尾を持つ犬のような動物、独特の歩き方をする動物など、証言の内容はさまざまです。
一部には経験豊富な野外調査員や公務員による目撃談もありますが、現在までに科学的な確認へつながった例はありません。
未確認の目撃情報
タスマニア州政府は、現在も未確認の目撃談があることを認めています。
過去にはカメラ、足跡調査、聞き取り調査などが行われましたが、生存を示す決定的な証拠は得られませんでした。
暗い場所、遠距離、短時間の目撃では、犬、キツネ、クオール、パディメロンなどを誤認する可能性があります。
病気や脱毛で毛が薄くなったキツネや犬は、細い体と長い尾がタスマニアン・タイガーに似て見えることがあります。
確認に必要な証拠
生存を確認するには、位置と日時が明確な高品質の連続映像、複数の専門家が検証できる遺体・毛・糞、環境DNA、または生体などが必要です。
一枚の不鮮明な写真、足跡だけ、目撃者の記憶だけでは、別の動物を除外できません。
動画であっても、撮影場所、元データ、編集の有無、体の動き、周囲の大きさを検証する必要があります。
生成AIで動物映像を作れる時代には、SNS上の映像だけを根拠に判断しないことがさらに重要です。
旅行者が森へ探しに行くべきでない理由
タスマニア西部と南西部には、道路が少なく、天候が急変し、携帯電話がつながらない原生地域があります。
未確認情報を頼りに私有地へ入る、夜間に林道を走る、歩道のない湿地や森林へ入る行為は危険です。
国立公園内で野生動物を追い回したり、無許可のカメラや罠を設置したりすることもできません。
タスマニアン・タイガー探しを名目とする非公式ツアーへ参加する場合も、土地への立入り許可、保険、安全管理、野生動物調査の許可を確認してください。
タスマニアに「野生のタスマニアン・タイガー観察ツアー」はない
博物館、歴史ウォーク、自然史ツアーはありますが、生きた個体を見せる正規の観光施設や公認観察地は存在しません。「確実に見られる」と宣伝する商品には注意してください。
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タスマニアン・タイガー復活研究
近年は、保存標本のDNAと遺伝子編集技術を使い、タスマニアン・タイガーに近い動物を作ろうとする研究が注目されています。
アメリカのバイオテクノロジー企業コロッサル・バイオサイエンシズ(Colossal Biosciences)とメルボルン大学の研究チームは、フクロオオカミに比較的近い現生有袋類、ファットテイルド・ダナートを基にする計画を進めています。
保存標本からゲノム情報を読み取り、ダナートの細胞へ多数の遺伝子編集を加え、胚、代理母、人工育児嚢などの技術を組み合わせる構想です。
2026年8月現在、タスマニアン・タイガーの生体は作られていません。
クローンとは異なる
無傷の生きた細胞核が残っていないため、羊のドリーと同じ方法でそのまま複製する単純なクローン計画ではありません。
近縁種の遺伝情報を編集して、外見、体格、生理機能がタスマニアン・タイガーに近い動物を目指します。
実現したとしても、1936年以前の個体と完全に同一の遺伝子、腸内細菌、学習行動、社会環境を持つ動物にはなりません。
解決していない課題
- 欠けているゲノム情報をどこまで正確に復元できるか
- 多数の遺伝子編集を安全に行えるか
- 大型の子を小型の代理母や人工育児嚢で育てられるか
- 親から学べない狩りや行動をどう形成するか
- 現在のタスマニアに放すことが生態学的に妥当か
- 動物福祉と実験個体への負担をどう評価するか
- 現存する絶滅危惧種の保全費用との優先順位
研究で生まれた生殖技術や遺伝子保存技術が、タスマニアンデビルなど現存種の保全に役立つ可能性はあります。
一方で、「復活できるから絶滅してもよい」という考えにつながらないよう、現存する種の生息地保護を優先すべきだという意見もあります。
報道で示される完成予定年は研究側の目標であり、実現を保証する日程ではありません。
タスマニア博物・美術館
ホバートでタスマニアン・タイガーについて学ぶなら、最初に訪れたいのがタスマニア博物・美術館です。
ウォーターフロントのダン・プレイスにあり、サラマンカ・プレイスやコンスティテューション・ドックから徒歩で行けます。
常設展示「ザ・サイラシン:スキンド、スタッフド、ピクルド・アンド・パーセキューテッド(The Thylacine: Skinned, Stuffed, Pickled and Persecuted)」では、剝製、骨格、皮、液浸標本、写真、捕獲や懸賞金に関する資料を通して、人間とタスマニアン・タイガーの関係を紹介しています。
単に「珍しい絶滅動物」を見る展示ではなく、動物が商品、研究標本、害獣、州の象徴へと扱われ方を変えた歴史をたどる内容です。
2026年の開館案内
| 所在地 | ダン・プレイス、ホバート中心部 |
|---|---|
| 4月1日~12月24日 | 火~日曜日 10:00~16:00 |
| 12月26日~3月31日 | 毎日 10:00~16:00 |
| 月曜の祝日 | 10:00~16:00に開館 |
| 休館 | グッドフライデー、4月25日、12月25日 |
| 入館料 | 無料 |
| 見学時間 | タスマニアン・タイガー中心なら45~60分、全館2~3時間 |
展示室の位置は変更される場合があるため、入口で館内マップを確認してください。
剝製、骨、皮、動物の遺体を使った標本が苦手な人や子どもには、入室前に展示内容を説明しておくと安心です。
最後の個体の標本
2022年に再発見された最後の個体の皮と骨格は、研究上きわめて重要な標本です。
保存状態や展示計画により、常に同じ標本が一般展示されるとは限りません。
「最後の個体そのものを必ず見られる」と思い込まず、当日の展示内容を館内で確認してください。
クイーン・ビクトリア博物・美術館
ローンセストンのミュージアム・アット・インバーメイでは、長期展示「タスマニアン・タイガー:プレシャス・リトル・リメインズ(Tasmanian Tiger: precious little remains)」を見ることができます。
残された標本、歴史写真、記録、物品を通して、どのような動物だったのか、なぜ姿を消したのかを紹介しています。
複数の皮を縫い合わせた珍しい馬車用の敷物など、人間がタスマニアン・タイガーを資源として利用した歴史を示す資料も含まれます。
| 所在地 | 2 インバーメイ・ロード、ローンセストン |
|---|---|
| 開館時間 | 毎日 10:00~16:00 |
| 休館 | グッドフライデー、12月25日 |
| 入館料 | 無料 |
| 中心部から | 徒歩約20分、車・タクシーで約5分 |
| 見学時間 | タスマニアン・タイガー中心なら30~45分、全館2時間前後 |
クイーン・ビクトリア博物・美術館にはインバーメイの博物館とロイヤル・パークの美術館があります。
タスマニアン・タイガーの自然史展示を見る場合は、インバーメイの博物館へ向かってください。
旧ボーマリス動物園跡
最後の個体が死亡したボーマリス動物園は、現在のホバート、クイーンズ・ドメインにありました。
動物園は1923年に開園し、経営難のため1937年に閉園しました。
現在は通常の動物園ではなく、草地の中に旧チケット売場、ホッキョクグマ舎、ヒョウ舎、池など一部の構造物が残る歴史的な場所です。
タスマニアン・タイガーの檻そのものは完全な形では残っていません。
クイーンズ・ドメインとコーネリアン・ベイの自然歩道では、かつて動物園があった場所と歴史をたどれます。
| 場所 | ローワー・ドメイン・ロード/キャリッジ・ドライブ付近 |
|---|---|
| ホバート中心部から | 車で約10分、徒歩は坂を含む |
| 入場料 | 無料 |
| 施設 | 屋外史跡。常設受付や動物展示はなし |
| 足元 | 芝生、傾斜、古い構造物あり |
日没後に一人で訪れる観光地ではありません。明るい時間に歩き、私有・管理区域や閉鎖された構造物へ入り込まないでください。
タスマニア博物・美術館を先に見学してから訪れると、場所の意味を理解しやすくなります。
現在のタスマニア文化に残る姿
実物が姿を消した後、タスマニアン・タイガーは以前より強くタスマニアの象徴になりました。
タスマニア州の紋章には、盾を支える2頭のタスマニアン・タイガーが描かれています。
観光土産、切手、硬貨、スポーツチーム、ビール、公共アート、道路標識など、島の各地で縞模様の姿を見かけます。
一方で、かわいいマスコットとして消費するだけでは、絶滅の原因が見えなくなります。
博物館では、家畜を襲う怪物として描かれた時代、殺された個体が商品や標本になった時代、絶滅後に州の誇りへ変わった過程も確認してください。
絶滅危惧種の日
最後の確実な個体が死亡した9月7日は、オーストラリアの「絶滅危惧種の日」です。
タスマニアン・タイガーを悼むだけでなく、タスマニアンデビル、オレンジベリード・パロット、モーギアン・スケートなど、現在生きている希少種の保全を考える日です。
タスマニアン・タイガーとタスマニアンデビルの違い
| 比較 | タスマニアン・タイガー | タスマニアンデビル |
|---|---|---|
| 現在 | 絶滅したと推定 | 生存しているが絶滅危惧 |
| 体形 | 犬に似た細長い体 | ずんぐりした小型の体 |
| 模様 | 背中に縞 | 黒い体に白斑 |
| 主な食性 | 捕食と死肉 | 主に死肉、小動物 |
| 旅行者が見られる場所 | 博物館の標本と映像 | 野生動物施設や夜間の野生観察 |
「タスマニアン・タイガーを見たい」と野生動物園へ行っても、生きた個体はいません。
現存するタスマニア固有動物を見たい場合は、タスマニアンデビル、クオール、ウォンバット、パディメロンなどを飼育する保護施設を選びます。
旅行モデルプラン
ホバート・半日
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 10:00 | タスマニア博物・美術館へ入館。 |
| 10:15 | タスマニアン・タイガー常設展示を見学。 |
| 11:15 | タスマニアの自然史・先住民文化の展示を見学。 |
| 12:30 | ホバート・ウォーターフロントで昼食。 |
時間が限られる旅行者には、博物館だけでも歴史、生態、標本を一度に確認できるため十分価値があります。
ホバート・1日
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 午前 | タスマニア博物・美術館を2~3時間見学。 |
| 昼 | ウォーターフロントで昼食。 |
| 午後 | クイーンズ・ドメインへ移動し、旧ボーマリス動物園跡を散策。 |
| 夕方 | ロイヤル・タスマニアン・ボタニカル・ガーデンズまたは市内へ戻る。 |
旧動物園跡は展示施設ではないため、博物館で背景を理解してから訪れてください。
ローンセストン・半日
| 時間 | モデルプラン |
|---|---|
| 10:00 | ミュージアム・アット・インバーメイへ。 |
| 10:15 | 「プレシャス・リトル・リメインズ」を見学。 |
| 11:00 | タスマニア・コネクションズと自然史展示。 |
| 12:30 | インバーメイまたはローンセストン中心部で昼食。 |
タスマニア周遊・歴史をたどる3日間
| 日程 | モデルプラン |
|---|---|
| 1日目 | ホバートのタスマニア博物・美術館。市内泊。 |
| 2日目 | 旧ボーマリス動物園跡とクイーンズ・ドメイン。午後にタスマニアの野生動物保護施設。 |
| 3日目 | ローンセストンへ移動し、クイーン・ビクトリア博物・美術館を見学。 |
生きたタスマニアの動物も見たい場合は、保護施設を一つ加え、絶滅した種と現在危機にある種を比較すると理解が深まります。
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見学時の注意
博物館の標本に配慮する
展示には剝製、皮、骨格、液浸標本が含まれます。
子どもや標本が苦手な人には、入室前に内容を説明してください。
展示ケースへ触れず、撮影可否とフラッシュのルールを館内表示で確認します。
「最後の個体」の表示を確認する
展示替えにより、最後の個体の皮や骨格が常時展示されていない場合があります。
一般的な剝製を最後の個体と誤解せず、標本番号と解説を読んでください。
目撃情報を追って私有地へ入らない
タスマニアの森林、牧場、林道には私有地と立入制限区域があります。
SNSの位置情報を頼りにゲートを越えたり、夜間に敷地へ入ったりしないでください。
道路脇で急停車しない
縞模様の動物や不明な影を見ても、路肩のない道路で急停車すると事故につながります。
安全な場所へ停車してから、日時、場所、見た方向、動物の動きを記録します。
野生動物を追いかけない
目撃した動物がキツネ、クオール、犬、パディメロンであっても、車や徒歩で追跡しません。
夜間の野生動物観察では距離を保ち、フラッシュ、餌付け、大声を避けます。
AI画像を実在の証拠として拡散しない
生成画像、復元CG、剝製の写真、着色映像を、現代の野生個体の写真として共有しないでください。
撮影年、所蔵館、出典、復元・着色の有無を確認して紹介します。
生きたタスマニアン・タイガーを見ることはできない
2026年8月現在、確認された生体、飼育施設、公認観察地はありません。旅行中に見られるのは、標本、骨格、写真、映像、芸術作品、史跡です。
タスマニアン・タイガーに関するよくある質問(FAQ)
生存を裏付ける確認可能な証拠はなく、タスマニア州とオーストラリア連邦では絶滅したと推定されています。目撃談はありますが、科学的確認には至っていません。
1936年9月7日、ホバートのボーマリス動物園で死亡しました。この日は現在、オーストラリアの絶滅危惧種の日です。
同時代の記録に「ベンジャミン」という名前は確認されていません。近年の研究では最後の個体は雌で、ベンジャミンは後に広まった通称と考えられています。
どちらの仲間でもありません。肉食性の有袋類で、近代まで残ったフクロオオカミ科最後の種です。
政府・民間の懸賞金による捕殺、生息環境の変化、動物園や博物館向けの捕獲、犬や病気など複数の要因が重なりました。人間による迫害が個体数減少を急速に進めた中心的要因です。
ホバートのタスマニア博物・美術館と、ローンセストンのクイーン・ビクトリア博物・美術館・インバーメイ館に常設展示があります。どちらも入館無料です。
最後の個体の皮と骨格はタスマニア博物・美術館の収蔵品ですが、保存・展示替えにより常時公開されるとは限りません。当日の展示表示を確認してください。
動物園は1937年に閉園しました。ホバートのクイーンズ・ドメインに一部の建造物と跡地が残り、明るい時間に散策できます。動物や常設展示はありません。
2026年8月現在、生体は作られていません。ゲノム編集、生殖、代理母、人工育児、動物福祉、生態系への再導入など多くの課題があり、発表された予定は実現を保証しません。
追跡、接近、捕獲をせず、安全な場所から日時、正確な場所、動物の特徴、移動方向を記録してください。可能なら元データを保った写真・動画を撮り、タスマニア州天然資源環境局へ情報を伝えます。
タスマニアン・タイガーに関する参考情報
- タスマニア公園野生生物局:タスマニアン・タイガー
- タスマニア州天然資源環境局:フクロオオカミの保全状況
- オーストラリア博物館:フクロオオカミ
- オーストラリア国立博物館:フクロオオカミの絶滅
- オーストラリア国立映像音声アーカイブ:最後に確認された映像
- タスマニア博物・美術館:常設展示
- タスマニア博物・美術館:開館案内
- クイーン・ビクトリア博物・美術館:タスマニアン・タイガー展示
- クイーン・ビクトリア博物・美術館:開館時間
- ホバート市:クイーンズ・ドメインと旧動物園跡
- コロッサル・バイオサイエンシズ:復活研究と有袋類保全技術
まとめ:タスマニアン・タイガーは「探す動物」ではなく「学ぶべき絶滅の歴史」
タスマニアン・タイガーはトラでもオオカミでもなく、近代まで生き残ったフクロオオカミ科最後の肉食性有袋類です。
政府と民間の懸賞金、家畜を襲う害獣という誇張されたイメージ、生息環境の変化、動物園・博物館向けの捕獲が重なり、1936年に最後の確実な個体が死亡しました。
最後の個体は長く「ベンジャミン」という雄だと紹介されましたが、現在は1936年に捕獲された雌で、名前を裏付ける記録もないと考えられています。
未確認の目撃談は続いていますが、2026年8月現在、生存を証明する写真、DNA、遺体、生体はありません。
ホバートのタスマニア博物・美術館とローンセストンのクイーン・ビクトリア博物・美術館では、標本と資料から絶滅までの過程を学べます。
タスマニアン・タイガーの物語は、失われた動物への郷愁だけではありません。現在も生きるタスマニア固有種を、同じ道へ進ませないための警告として受け止めることが大切です。
タスマニアの旅行手配
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