【2024年版】ジェットスター航空 東京(成田空港)からケアンズへ
格安航空会社(LCC)のジェットスター航空は、東京成田空港とケアンズを毎日1便飛んでいます。
機内サービスだけでなく、欠航や遅延などの運行上のトラブルは、正直フルサービスの航空会社と比べると多いと言えますが、そのデメリットを十分に補える「価格」というメリットが、ジェットスター航空にはあると思います。
また、ジェットスター航空は日本からケアンズへ直行便を運航する唯一の航空会社でもあり、他の航空会社ですと一度ケアンズを上空で通り越して、ブリスベン、あるいはシドニー等から戻ってこなくてはなりません。(2023年6月からヴァージン・オーストラリア航空が、東京羽田空港とケアンズの直行便の運航を開始します)
ジェットスター航空で東京・成田空港からケアンズへ飛ぶ場合の流れを、実体験を元に詳しくレポート、格安航空会社LCCは初めてという方でも安心してケアンズへお越しいただけるよう、ジェットスターのヘビーユーザーであるケアンズ在住の現地スタッフがご案内します。
ジェットスター航空の成田・ケアンズ線
成田空港からケアンズへは、オーストラリアのジェットスター航空が直行便を飛ばしています。
格安航空会社LCCでお馴染みのジェットスターです。ジェットスター航空の航空会社コードは「JQ」になります。
日本ではジェットスタージャパン航空が有名ですが、同じグループ会社となります。
東京・成田空港・ケアンズ間のジェットスター航空の運行スケジュールは下記の通りとなり、1日1便、デイリー運行です。
ジェットスター航空の東京・成田空港とケアンズ間のフライトは、日本発ケアンズ行きは夜行便、ケアンズ発日本行きは昼便となります。
便名 | 出発 | 時間 | 到着 | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JQ026 | 成田 | 20:05 | ケアンズ | 04:25+1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
JQ025 | ケアンズ | 11:20 | 成田 | 17:45 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ジェットスター航空のウェブサイトにて日本語で予約が可能です。
航空券の発券予約エージェントサイトを使っても購入は可能ですが、欠航時には、振替便予約や返金対応に著しく手間が掛かりますので、ジェットスター航空のウェブサイトでダイレクト予約されることを強くオススメします。
料金体系は、基本的に座席以外のすべてのサービスは有料となり、予約の段階でオプションとして何を付加するか、という方式になっています。
たとえばエコノミークラスでは、
- 機内食とドリンク
- 預け荷物の追加(デフォルト:0kg)
- 機内持ち込み荷物の重量追加(デフォルト:7kg)
- ブランケット
- 座席指定
- カンタス航空のマイレージプログラム対象化
- 機内エンターテインメントシステムの利用
などは、全て有料オプションとなります。
エコノミークラスで無料で利用できるものは、
- エチケット袋(シートポケットにセットされている)
- トイレ(トイレットペーパーあり、便座シートなし、ハンドソープあり)
- フライトマップ(飛行中の現在位置を示すマップ)の閲覧
のみです。
必要に応じて、予約の際にオプションを追加しておきましょう。
ビジネスクラスでは、上記は全てチケット代金に含まれます(機内持ち込み荷物:デフォルト:14kg / 預け荷物:デフォルト:30kg)。
なお、後からオプションを追加・変更することも可能ですが、料金はチケット予約時に比べて格段に上がりますのでご注意ください。
特に、荷物の重量制限については、当日チェックインの時に超過料金を課せられると、最高額を請求されますので、くれぐれも余裕を持たせて予約してください。
ジェットスター航空のチェックインと成田空港第3ターミナル(T3)について
ジェットスター航空(JQ)は成田空港では第3ターミナル(T3)を使用しています。
成田空港ではすべてのLCCが第3ターミナル(T3)を使用しているわけではありませんのでご注意ください。
チェックインは出発の3時間前からとなります。
フルサービスキャリアと違い、ジェットスターのスタッフは最小限の人数で対応していますので、チェックインには膨大な時間が掛かります。
また、日本を訪れていたオーストラリア人の乗客もたくさん搭乗しますが、彼らは、国民性なのか、恐ろしいほど早くチェックインカウンターに並びますので、出発の3時間前にはチェックインカウンターに並ぶようにしましょう。
チェックインに際し、とにかくご注意いただきたいのは、荷物の重量制限です。予約した荷物の重量制限を超えていると容赦無く超過料金が科されます。
同じフロアにスケールのサービスがあるので、チェックインカウンターに行く前に、荷物の重さを測っておきましょう。
搭乗券とバゲージクレームタグを受け取ったら、チェックイン完了です。
ジェットスター航空JQ26機内サービスについて
ジェットスター航空で成田からケアンズまで約5,900km、約7時間のフライトとなります。
通常の飛行ルートは、グアム島上空を経て、パプアニューギニアの首都ポートモレスビー上空を飛行して、ケアンズへと向かいます。
夜間のフライトですが、グアム島やポートモレスビーの街明かりが見えることがあります。
エンターテインメントシステムは有料ですが、フライトマップは無料で見られますので、ぜひ、チェックしてみてください。
エコノミークラスのサービス
ジェットスター航空の成田からケアンズ間で使用されている機材は、ボーイング787-8で、基本のエコノミークラスの座席配列は、ABC-DEF-GHJの3席-3席-3席です。
LCC且つ夜間のフライトなので、エコノミークラスのサービスには限りがあります。
離陸後1時間ほどで経つと、事前申し込みされていた方の機内食とドリンクのサービスが始まります。
メニューは頻繁に変わりますので、内容はサーブ時にキャビンアテンダントの方に尋ねましょう。
多くの場合、日本語を話すキャビンアテンダントが乗務しています(が、確約ではありません)。
また、事前購入されていた方には、ブランケットと耳栓、アイマスクなどをセットにしたコンフォートグッズも配布されます。
このコンフォートグッズは在庫があれば機内で購入することも可能です。
機内食の片付けが終わると、消灯されます。
ジェットスター航空JQ26便の機材には、全席にエンターテインメントシステムが搭載されています。
エンターテインメントシステムの事前購入をしていない場合は、機内でキャビンアテンダントの方に申し込みをすることができます。
ジェットスター航空の国際線では全ての精算はクレジットカード(VISA/MASTER/AMEX/DINERS)しか使えないのでご注意ください(豪ドル・円ともに現金は使えません)。
機内食を事前購入された方は、ケアンズ着陸の約1時間前に、朝食として軽食のサービスがあります。
通常はシリアルとドリンクとなりますが、内容は頻繁に変わります。
ビジネスクラスのサービス
ビジネスクラスの座席配列は、AB-DEF-HJの2席-3席-2席で、ビジネスクラスのお客様は、上述のエコノミークラスのサービスがすべて無料でご利用いただけます。
また、ビール、ワイン、スパークリングワインなどのアルコールドリンクも召し上がっていただけます。
ジェットスター航空のビジネスクラスは、コードシェアで同席を購入可能な日本航空JALのウェブサイトでは、プレミアムエコノミー扱いとなっています。ご利用の方は、フルサービスキャリアのプレエコ感覚でご利用ください。
エコノミークラスおすすめの席
座席指定には追加料金が掛かるジェットスター航空ですが、エコノミークラスでコスパが非常に良いオススメな座席があります。
!!注目!!44Dと44Eまたは、10Dと10Eです。
44列目と10列目は座席の前が壁になっており、足元が非常に広くなっています。
壁前の座席はテーブルが肘掛に収納されていて、足を横に出せないのが苦痛だという方は多いと思いますが、DとEの席の間にある肘掛は普通の肘掛の仕様になっていて上げることができます。
通常、44列目は+$7で、10列目は$25で指定できますので、機内で快適に過ごしたいという方は、ぜひご検討ください。
ちなみに、座席と座席の間に110Vから240Vまで対応の電源コンセント(各国のプラグタイプに対応)と、全席にUSB電源があります。
また、10列目と44列目のABC席にはバシネットもありますので、小さなお子様連れの方は、事前に席指定をしておくと良いと思います。
バシネットの使用料は掛かりません。
さあ、あっという間にケアンズ到着です!
ケアンズ到着後の流れ
ケアンズ国際空港にはターミナルが2つあり、成田からのフライトは、国際線ターミナル(T1)に到着します。
ボーディングブリッジを使って飛行機を降り、流れに沿って歩くと、入国審査場となります。
オーストラリアへの入国の際は、入国カードの記入が必要です。
入国カードは機内で配布されますので、ペンを用意しておきましょう。
もしペンをお持ちでない場合は、機内でジェットスター航空のペンを$1で購入していただけます。
機内に入国カードの在庫がないときは、ケアンズ到着後に入国審査場のエリアに用意されていますので、こちらで日本語版をお取りください。
入国カードに虚偽の記載をするとオーストラリアの法律で罰せられることがありますので、くれぐれも正直に記入ください。
この先は、写真撮影が禁止されています。特に、預け荷物受け取りのターンテーブル付近で撮影をしているとカメラを没収される恐れもありますのでご注意ください!!
入国審査では、オーストラリアは日本と同様、スマートゲートが設けられており、16歳以上であれば日本人の方も対象となります。
パスポートを端末に差し込んで、顔写真の照合をします。日本のパスポートを挿入すると、案内表示は全て日本語となりますのでご安心ください。
トラブルがあると、有人カウンターに案内されますので、係員の指示に従ってください。
16歳未満のお子様連れの方は、直接有人カウンターに並んでください。
入国審査を終えると、預け荷物の受け取りターンテーブルがあります。
荷物に破損や紛失があった場合は、速やかに係員にクレームしてください。出口を出てしまうと、一切のクレームをすることができなくなりますのでご注意ください。
最後に、税関・検疫があります。
入国カードの裏面が税関・検疫のチェックリストになっているので、係員に提示して指示を仰ぎます。
オーストラリアに持ち込みが禁止されているモノをお持ちの場合は、ここで没収となり、虚偽の記載がある場合は、罰せられますのでご注意ください。特に、タバコ、アルコールについてご注意ください!!
タバコ | 18歳以上の方が25本/人まで持ち込み可能 |
アルコール | 18歳以上の方が2,250ミリリットル/人まで持ち込み可能 |
持ち込みの可否が不明の場合は、「OOOを持っていますか?」の項目で「はい」にチェックを入れておきましょう。当該のモノを提示して、係員の判断で問題がなければ持ち込みは可能となります。
以上を終えると、出口となります。
国際線ターミナル(T1)では、全ての到着のお客様はこちらの出口からロビーに出てくることになります。
さあ、到着です。
Welcome to Cairns!! のサインが皆様をお待ちしています。
お疲れ様でした!
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- ケアンズ空港の国際線からエアーズロック便への乗継方法
- ジェットスター航空 大阪(関西空港)からケアンズへ
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ケアンズの旅行手配
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