グランピアンズ

グランピアンズはバララットから北西150キロ、メルボルンから260キロにあり、16万7000ヘクタールの面積を誇るビクトリア州最大の国立公園である。
3万年以上も前からこの地を聖地として先住民族アボリジニが住んでいたといわれ、アボリジニ達が残した岩絵は、40箇所も発見されている。
グランピアンズ1帯には、ゴンドワナ大陸時代から続くユーカリ林や多雨林が生い茂っており、また数百万年もの間風雨にさらされて奇妙な形に風化した岩、山の間に点在する湖と、すばらしい自然の景観が堪能できる。
また、コアラやカンガルー、ポッサムなどオーストラリアならではの動物が身近でみられる事も。春には、700種余りの花が咲き乱れ、色鮮やかな美しい山々となる。
グランピアンズの大自然を満喫する一番の方法は、ブッシュウォーキングをお薦め。30分程度の簡単なものから、宿泊をともなう本格的山歩きまでコースが選ぶことができる。
一番の見所は「ザ・バルコニーズ」。壮大な絶壁と周囲の景観は写真撮影に絶好のポイント。また、標高差約100メートル程の「マッケンジー・フォールス」も是非立ち寄りたいポイントであり、滝上から下までの階段を降りる事ができる。
写真提供:メルボルン州政府観光局