[続報2]シドニー近郊で発生しているブッシュファイヤー(山火事)に関して

シドニー近郊で発生している山火事はその後も大きく状況は変わらず、シドニー周辺ではもっとも大規模な火災が発生しているゴスパーズ・マウンテン地区の火災はおさまっていません。
シドニー市内は今朝より風向きの影響で郊外で発生している火災の煙が流れ込み、視界が悪くなり若干焦げ臭い臭いを感じます。
午後になり朝の状態より良くなってきて臭いもほぼなくなりましたが、まだ幾分視界不良が残っています。

環境局より心臓・肺に疾患のある人は、屋外での運動を避け、屋内に留まるよう警告が出ていますが、シドニー市内は普段と変わらない人出、マスクをしている人も見当たらず、普段と変わらない生活をしている人が大多数です。会社、商店、交通機関も通常通り、シドニー空港での飛行機の発着にも影響は発生していません。
オーストラリアにおいて山火事は毎年夏季になると、全国的に発生しています。オーストラリアの気候が乾燥していることに加えて、全国の森林地域に自生するユーカリの木が大きく関係しています。ユーカリは自身の成長、繁殖の為に、むしろ山火事をわざと起きやすいようにして利用していると言われています。(詳しくは、wikipediaのユーカリの項目を参照)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AA
山火事による煙と臭いの流入も年に1-2回あるので、それほどの驚きはシドニー在住者にはありません。
この山火事とあわせて報道されたため、今夏の山火事の影響でシドニーにて水道水の使用制限が始まったような印象を受けるニュースが報道されたようです。しかしながら、このシドニーの水の使用制限、3段階のうちの一番低いレベル1の実施は、今年の6月から既に実施されていたものであって、今回の山火事とは関係ありません。
このレベル1は、庭園でスプリンクラーの使用、制御ノズルのついていないホースでの水撒き禁止といった程度のものになり、旅行者には影響はありません。なお、最高レベルの3であっても断水、水圧低下等の措置は取られず、庭園での水撒き、プールの使用、洗車の制限等に止まります。