最新にアップデートされたオーストラリアの出国審査・税金払戻し(TRS)の手続きの方法を、オーストラリア在住のスタッフが、オーストラリア出発の際の出国手続き方法詳をわかりやすく解説します。

オーストラリアの出国手続きはそれほど難しいことはありませんが、入国時と同様にセルフサービス型のスマートゲートと呼ばれる機械を使用して出国手続きを行い、出国時には税関の検査はありません。

それではオーストラリアの出国手続きを、順番を追って解説させていただきます。

目次:オーストラリアの出国手続き・税金払戻しの手続き(クリックで開閉)




オーストラリア出国手続きの流れ

空港で航空会社カウンターでチェックインの後、オーストラリア出国の手続き方法を、ステップバイステップ順番を追って説明させていただきます。

オーストラリアでは出国カードは廃止されており、パスポートと搭乗券のみでOKです。

他の国の空港同様、100mlを超える液体物の国際線機内持ち込みは禁止されています。

また、100ml未満の液体物は透明なジップロックの袋に入れて、手荷物検査時にカバンから出してX線検査を受けてください。

Step 1

航空会社カウンターでチェックイン手続き後、「Departure」等の表示のある、出国審査場へ向かいます。

Step 2

出国審査は入国時にも利用した「SmartGate」、セルフサービス型の出国審査機を使います。

パスポートを機械に挿入しパスポートデータを読み取った後返却されます。

パスポートを受け取った後カメラを見て顔認証を行い、問題がなければゲートが開き、先へ進むことができます。

※スマートゲートは16歳未満の子供は利用できません。家族に16歳未満の子供がいる場合は、スマートゲートを利用せず、有人の出国審査カウンターへ進んでください。

Step 3

免税店で買い物をし、ドケットと呼ばれる買物票を出国時に提出するよう依頼されている場合は、係員に封印されたプラスチックバッグからドケットを取って回収してもらってください。

係員がたっているだけ、カウンターがあったり、空港によって異なります。空港ごとの違いは下記のリンクを参照してください。

Step 4

身体、及び手荷物検査保安検査を行います。ラップトップ・コンピューターは、カバンの中から出してX線の機械を通してください。

Step 5

税金払戻し手続き(TRS)を行う人は、「Tax Refud」または「TRS」の表示に従い、手続きカウンターへ行き払戻し手続きを行ってください。

Step 6

出発ゲート番号は搭乗券にも記載されていますが、変更になる場合もありますので、モニターで再度確認し、出発ゲートまで移動してください。

Step 7

飛行機への搭乗は小さい子供連れ、障がいのある方、ビジネスクラス乗客、そしてエコノミークラスの順番で搭乗が進んでいきます。込んでいる場合は、ゲートを通る際に、再度パスポートチェックがあるので、写真のページを開いておきましょう。



スマートゲートを使った出国手続き

スマートゲートを使った出国手続き方法を順序に沿って説明をいたします。

  1. 出国審査会場に入り利用可能なゲートへ進んでください。
  2. パスポートの顔写真のあるページを開き、その面を下にしてゲートのパスポート挿入口より読み込ませてください。
  3. 読み込みが完了するとパスポートが返却されますので受け取ってください。
  4. ゲートの中に進んでください。
  5. 斜め前方のカメラを見つめ、パスポートの顔写真との照合が完了するのを待ちます。
  6. 認証に成功するとゲートが開き、手荷物検査場へ進めます。

以上でオーストラリアの出国手続きは完了となり、手荷物の検査場へ進んでください。

オーストラリア税金払戻し(TRS)の手続き

TRS(ティーアールエス)とは「Tourist Refund Scheme」の頭文字をとった略称、「旅行者払戻制度」のことです。

オーストラリア出国の際に、オーストラリア国内で購入した物品にかかっていたGST(消費税10%)、WET(ワイン平衡税14.5%)の払い戻しを申請できる制度です。

旅行者が出国時に「手荷物」としてオーストラリア国外に持ち出す場合に限られ、オーストラリア国内で一部、又は全てを消費されたサービス、物品は対象外となります。

つまりオプショナルツアー、ホテル代などは、オーストラリア国内で「消費されてしまう」サービスなので、払い戻しの対象外となります。

洋服、カバンなど、オーストラリア国内で購入し、オーストラリアで使用を開始しても、払い戻しの対象となります。

TRSの払戻額

TRSによるGSTの払い戻し金額は、購入金額の10%になります。

GTS払戻金額の計算方法は、購入金額を11で割ると簡単にも求めることができます。

例)$550のカバンを買った場合・・$550を11で割った$55が払い戻し金額

ワインを購入した場合はGST+WETの払戻を受けられ、購入金額の23.59%が払戻しになります。

TRSの適用条件

TRSを申請できる適用条件は下記の通りです。

  • オーストラリア出国前60日以内購入されたもの
  • 同じABN番号(オーストラリア事業者番号)を持つ事業者で$300以上(GSTを含む)の物品を購入していること
  • 有効なTAX INVOICE(レシート)が発行されていること
  • 機内持ち込み荷物として持ち出し、係員に見せることができるもの(航空会社チェックイン前に税関事務所で所定の手続きを行って預け荷物に入れたものを除く)
  • 出国までに消費されてしまうサービス、物品でないこと
  • 免税品など、GST非課税の物品でないこと
  • タバコ類、アルコール度数22%未満のワインを除くアルコール類でないこと
  • 別送品でないこと
  • 飛行機の出発30分前まで手続きを終えること(クルーズ船の場合港の出発予定の1~4時間前)

TRSの更に詳しい手続きの方法は、下のページをご覧ください。




オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

オーストラリア出国手続き



オーストラリアの旅行手配

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シドニーを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

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「スマートゲート」とは、オーストラリアの出入国手続きで採用が進められている、セルフサービス型の出入国審査システム、オーストラリアの主要な空港ですでに導入が進められています。

オーストラリア旅行のスタートで、スマートゲートの利用でつまずかないように、スマートゲートを使った入国手続き方法と使用にあたっての注意点を最新の情報でとめました。

目次:オーストラリア出入国審査 スマートゲートの手順と注意点(クリックで開閉)




スマートゲートとは?

スマートゲートは、オーストラリアの主要な空港で導入されている、セルフサービス型の出入国審査システムです。

「キオスク」と呼ばれるパスポートの読み取りと質問を表示して回答を求める機器と、「ゲート」と呼ばれる画像認識機能によってパスポートの顔写真と本人との照合を行う機器、2つの機器で構成されています。

日本など26か国のパスポート所持者は、原則的にはこの「スマートゲート」を利用して、出入国手続きを行います。

スマートゲート導入空港

スマートゲートが導入されている国際空港は下記の9つの空港になります。

一般的な旅行者が定期便で入国する国際空港の全てでこのスマートゲートが導入されています。

  • アデレード
  • ブリスベン
  • ケアンズ
  • キャンベラ
  • ダーウィン
  • ゴールドコースト
  • メルボルン
  • パース
  • シドニー

スマートゲート対象旅客

スマートゲートの対象となる旅客は下記の通りです。16歳未満の子供は利用できませんのでご注意ください。

  • 16歳以上であること
  • ICチップ入りの「eパスポート(ePassport)」を所持していること
    日本の旅券ではIC旅券と呼ばれるICチップ入りの旅券。現在も有効な旅券であれば全てこのIC旅券になっています。パスポートの表ページ下部にカメラのようなマークが記載されています。

スマートゲート対象国(地域)

スマートゲートを利用してオーストラリアの出入国手続きを行えるのは、日本をはじめとする下記の26か国(地域)のパスポート所持者となります。

  • アルゼンチン
  • オーストリア
  • カナダ
  • 中国
  • デンマーク
  • フランス
  • フィンランド
  • 香港
  • アイルランド
  • イタリア
  • 日本
  • 韓国
  • ルクセンブルク
  • マカオ
  • マレーシア
  • ニュージーランド
  • カタール
  • サンマリノ
  • シンガポール
  • スイス
  • スウェーデン
  • タイ
  • アラブ首長国連邦
  • 国連
  • イギリス
  • アメリカ合衆国

スマートゲート対応言語

スマートゲートは日本語をはじめとする下記の21か国語に対応しています。

パスポートが挿入されると、その国の言葉で自動表示されますが、他の言語に変更することも可能です。

  • アラビア語
  • 中国語(簡体字)
  • 中国語(繁体字)
  • デンマーク語
  • オランダ語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • ギリシャ語
  • ヒンディー語
  • インドネシア語
  • イタリア語
  • 日本語
  • 韓国語
  • マレー語
  • シンハラ語スペイン語
  • スウェーデン語
  • タガログ語
  • タミル語
  • タイ語
  • ベトナム語



スマートゲートを使った入国手続き

スマートゲートを使った入国手続き方法を順序に沿って説明をいたします。

スマートゲートでは大きくわけて2つのステップ、「キオスク」を使ってパスポートを読み込ませて質問に答えるステップと、「ゲート」でカメラを使った顔認証を行うステップがあります。

入国時のスマートゲート使用方法

Step 1:キオスクの利用

キオスク(パスポート読取り機器)は、入国審査場に設置されています。シドニー、ブリスベン、メルボルン、アデレードの空港においては、降機したゲートから入国審査会場に向かう途中の通路にも設置されています。

  1. パスポートの顔写真のあるページを開き、その面を下に下にしてキオスクにパスポートを挿入します。
  2. 日本のパスポートの場合、言語が自動的に日本語になります。画面右上に言語切り替えのドロップダウンがありますので必要であれば言語を切替えてください。
  3. プライバシーポリシーへの同意を求められます、右下の緑色の画面をタップして次の画面へ進んでください。
  4. スクリーンに質問が表示されるので、それらに答えていきます。「はい」または「いいえ」の
     - 結核がありますか?
       – 刑事上の有罪判決を1回以上うけたことありますか?
     ‐ 過去6回内にアフリカや中東、またはカリブ諸国に滞在しましたか?
  5. チケットがキオスクより発行されます。
  6. パスポートが返却されるのでパスポートを受け取ります。
Step 2:ゲートの利用

ゲート(キオスクで読み込んだパスポート写真との顔照合機器)は入国審査会場に設置されています。

  1. 利用可能なゲートへ進みます。
  2. キオスクで発行されたチケットをゲートに差し込み、ゲート内へ進んでください。
  3. 斜め前方のカメラを見つめ、パスポートの顔写真との照合が完了するのを待ちます。
  4. 認証に成功するとチケットが返却され、受け取るとゲートが開き、荷物受け取り場へ進めます。

以上でオーストラリアの入国手続きは完了となり、ターンテーブルから航空会社へ預けた荷物を受け取り、税関検査へ進みます。

オーストラリア入国手続きの税関検査に関する詳しい情報は下のページをご覧ください。

シドニー空港のスマートゲート設置場所

シドニー空港、入国審査会場へ向かう途中にあるスマートゲート設置場所

シドニー空港のスマートゲート。写真は「キオスク」と呼ばれるパスポート読取りの機器

シドニー空港のスマートゲート。写真は「キオスク」と呼ばれるパスポート読取りの機器

シドニー空港の入国審査会場手前。右側がスマートゲート利用の入国者、左はその他の入国者

シドニー空港の入国審査会場手前。右側がスマートゲート利用の入国者、左はその他の入国者




スマートゲートを使った出国手続き

スマートゲートを使った出国手続き方法を順序に沿って説明をいたします。

  1. 出国審査会場に入り利用可能なゲートへ進んでください。
  2. パスポートの顔写真のあるページを開き、その面を下にしてゲートのパスポート挿入口より読み込ませてください。
  3. 読み込みが完了するとパスポートが返却されますので受け取ってください。
  4. ゲートの中に進んでください。
  5. 斜め前方のカメラを見つめ、パスポートの顔写真との照合が完了するのを待ちます。
  6. 認証に成功するとゲートが開き、手荷物検査場へ進めます。

以上でオーストラリアの出国手続きは完了となり、手荷物の検査場へ進んでください。

オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

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現地オーストラリア在住のスタッフによる、オーストラリアの入国手続きの税関検査と旅行者免税範囲に関する最新の情報です。

オーストラリアに到着後、まず最初に行うのは入 国審査、その後荷物をターンテーブルで受取り、その後税関検査に向かうことになります。

入国カード(Incomiing Passenger Card)が、兼税関申告書になっていますので、正確、正直に質問に答えて記入するようにしましょう。

申告する物がない場合は緑色で表示されている「Nothing to Declare」(申告物なし)の税関入り口(カウンター)へ、申告する物がある場合は赤色の表示の「Goods to Declare」(申告物あり)の税関入り口(カウンター)へ進んでください。




オーストラリアの税関検査

オーストラリアは固有の動植物が多く生息しているため、食品、動植物の持ち込みを厳しく制限しています。

「入国カードの質問に虚偽の回答」とは、たとえば「食品をオーストラリアに持ち込もうとしていますか?」の質問に、うっかりミカンを持っていたのに「いいえ」で印をつけてしまった場合、これも「虚偽の回答」と見なされ、うっかりで済まされずに罰金を払うことになります。

低リスクのものでA$626(約60,000円)、リスクの高い物の場合そのリスクの高さにより、A$1.878(約180,000円)、A$3756(約370,000円)の罰金が科されます。

持ち込めるかどうか、申告が必要かどうかが不明な場合は、とりあえず申告をして税関の職員にチェックしてもらいましょう。

ちゃんと申告をして結果持ち込み不可の場合、破棄を求められるか、送料本人負担で第三国に送り返す事を求められますが、罰金を科せられることはありません。

以前のオーストラリア税関の検査は、無申告の場合でもほとんどの到着者のスーツケースのX線検査、またはスーツケースを開けての目視検査を行っていて、大変時間がかかる厳しいものでした

現在は主要空港において日本からの到着便に関しては、無申告の場合はそのまま通関、申告するものがあっても特に不審な点がなければ、食品くらいであれば口頭による申告、探知犬による検査だけで済み、スーツケースを開ける目視検査は滅多に行われていないようになっています。



オーストラリア入国時の免税範囲

オーストラリアに入国する際には、下記の範囲で免税となります。

  • 合計額900豪ドル以下(18歳未満の旅行者の場合は合計額450豪ドル以下)の物品(カメラ、電子機器、香水、皮革製品、宝飾品、腕時計、スポーツ用品など。ただしアルコール、タバコは含まない)
  • アルコール飲料2.25リットルまで (18歳以上の旅行者)
  • 紙巻タバコ25本、または葉巻及び紙巻以外のタバコ製品であれば25gまで(18歳以上の旅行者
  • 新品の衣料、履物、衛生・化粧用品など大部分の身の回り品。
  • 個人的な物品(12ヶ月以上所有し、本人が使用しているもの)

注意

  1. 贈答品 (所持者が贈り物として受け取った物か、これから他の人に贈る物かを問わず)は、900豪ドル(18歳未満の旅行者は450豪ドル)の免税限度額に含まれます。
  2. 同一家族構成員が一緒に旅行する場合には、各人の免税限度額を合算することができます。
  3. ラップトップ・コンピューターその他の類似の製品は、オーストラリア出発時に持ち帰る場合は免税となります。
  4. 上記はオーストラリア関税局のWEBサイトより一部抜粋、加筆をさせていただきました。

オーストラリアの入国・出国手続き

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オーストラリアの入国手続きの際に必要になる入国カード(Incomig Passenger Card)のサンプル記入例と各記入項目の説明いたします。

オーストラリアの入国カードは、税関申告書も兼ねた横長のカードになり、表と裏の両面に記入が必要になります。

この入国カードはオーストラリアへ向かう機内にて、キャビンアテンダントの方が配ります。

日本からオーストラリアへの直行便の場合は、日本語の入国カードが用意してあります

日本から第三国を経由する便の場合は、一般的に日本語のものは用意されていなく、英語のものを利用することになりますが、書いてあることはまったく同じですので、下の日本語のサンプルを参照して記入しても問題ありません

機内で入国カードをもらい忘れた場合は、入国審査場においてあります

記入する内容は正確に、正直に書きましょう。

この入国カードは公文書になり、税関申告を含めて虚偽のことを記入した場合は、公文書偽造の罪にも問われかねません。

虚偽の申告には罰金が科せられますので気を付けましょう。




オーストラリア入国カード記入例

オーストラリアの入国カード① パスポートと同じ姓 
② パスポートと同じ名前 
③ パスポート番号 
④ 搭乗便名(カンタス=QF、JAL=JL、ジェットスター=JQなどの搭乗券に載っています) 
⑤ 滞在先ホテルの住所(知人宅の場合はその住所等)※滞在先の住所はチェックしておくことをお勧めします!
⑥ 州(ニューサウスウェールズ=NSW、クイーンズランド=QLD、ビクトリア=VIC、西オーストラリア=WA、南オーストラリア=SA、ノーザンテリトリー=NT、キャンベラ=ACT) 
⑦ 1年以上滞在予定の方ははいにチェック。そうじゃない方はいいえにチェック。
⑧  質問事項に当てはまらない場合はいいえにチェックしましょう。
⑨ パスポートと同じ署名
⑩ 記入日の日付
⑪ 質問事項に当てはまらない場合は全ていいえにチェックしましょう。
⑫ 滞在するホテル先の電話番号・住所・自分のE-mailアドレス
(知人宅の場合はその電話番号等を記入。)
⑬ 緊急連絡ができる相手の連絡先
⑭ 飛行機に搭乗した国。日本からの直行便ならJAPAN・経由なら経由した国を記入。
⑮ 職業の記入。(例 学生:STUDENT・主婦:HOUSEWIFE・会社員:OFFICE WORKER/OFFICE CLERK/COMPANY EMPLOYEE・医者DOCTOR・技師:ENGINEER・自営業:PROPRIETOR・無職:NONE )
⑯ パスポートに記載されている国籍を記入。国籍が日本ならJAPAN。
⑰ パスポートに記載されている生年月日を記入。
⑱ 渡航目的に応じてチェック。( 観光、ワーキングホリデーの場合はBにチェック。今わかってる大体の滞在期間を記入ご、自分の移住国と記入、目的にチェック。)



オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

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シドニーを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

オーストラリア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。

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最新にアップデートされたオーストラリアの入国審査・税関の手続きの方法を、オーストラリア在住のスタッフが、オーストラリアを初めて訪れる人でも迷わず入国できるように、入国手続き方法詳をわかりやすく解説します。

オーストラリアの機内で配られる入国カード正しい書き方、入国時の税関申告、望地込みの禁止品、そして到着後の入国手続きをステップバイステップで、順序だてて説明していきます。

このページを読んでいただければ、オーストラリア旅行の最初の関門、入国手続きを不安に思う必要がなくなります

安心してオーストラリア旅行に出発してください♪




オーストラリアの観光ビザ、ETASの申請と取得

世界のほとんどの国へビザ(入国査証)なしで観光旅行にいける、「世界最強」とも言われる日本のパスポート。

そのような日本のパスポートでも、オーストラリアへの観光旅行には、「ETAS(イータス)」という観光ビザが必要になります。

オーストラリア出発前までに、余裕をもってETASの取得を済ませてください。ETASの申請と取得の方法は以下のページを参照してください。

オーストラリア入国手続きの流れ

オーストラリアの空港到着後、オーストラリアへの入国する為の手続き方法を、ステップバイステップ順番を追って説明します。

STEP 1 

オーストラリアに向かう飛行機の機内で、オーストラリアの入国カード(Incoming Passernger Card)が配られますので、飛行機を降りるまでに記入を済ませておいてください。

STEP 2

飛行機を降りた後、表示(IMMIGRATION、PASSPORT CONTROL等)に従い、入国審査場へ向かってください。

STEP 3

入国審査場に「ePassport Self-Service」、「SmartGate」などと表示されて、「スマートゲート(SmartGate)」と呼ばれる、セルフサービスの入国審査機があります。

シドニー、ブリスベン、メルボルン、アデレードの各空港では、降機したゲートから入国審査場に行く途中にもマートゲートが設置されています。

パスポートを挿入して、表示される画面の質問に答えていくと、チケットがプリントされて出てきます。そのチケットとパスポートを忘れずに受け取ってください。

※スマートゲートは16歳未満の子供は利用できません。家族に16歳未満の子供がいる場合は、スマートゲートを利用せず、有人の入国審査カウンターへ進んでください。

STEP 4

入国審査場にパスポートの顔写真と照合させるゲートがあります。そこに先ほどスマートゲートで発行されたチケットを挿入して照合を行ってください。

問題がなければゲートが開き、入国手続きは完了となります。荷物受け取り上(Baggage Claim)へ進みます。

STEP 5

モニターで搭乗した便の荷物が出てくるターンテーブルを確認、荷物を受け取ってください。

STEP 6

申告するものがない人は緑のランプと「Nothing Declare」と表示のある入り口(またはカウンター)へ、申告するものがある場合は赤のランプと「Goods to Declare」と表示のある入り口(またはカウンター)へ進んでください。

通常税関検査入り口の所に係員がいれば、入国カード(兼税関申告書)を見せてその係員の指示に従ってください。

申告するものがなく不審な点がない場合は、そのまま何も検査がなく通関でき出口にむかえることが多いです。

申告するものがある場合は、係員の指示に従い、スーツケースをX線に通す、探知犬による検査、あるいは荷物をカウンターに載せて、目視による検査など、ケースバイケースになります。

STEP 7

税関を抜けると到着ロビーに出ます。

パッケージツアーの場合は、ここで現地のガイドが名前、又はツアー名のボードを持って待っています。

個人旅行の場合は、空港内の案内表示に従って、タクシー、バス乗り場などへ。



オーストラリアの入国カードの書き方 

オーストラリアへ航空機で向かう場合、機内でオーストラリアの入国カード(INCOMING PASSERNGER CARD)が配られます。

オーストラリアの入国カードは、税関申告書も兼用となっています。

日本からの直行便を利用した場合は日本語の入国カードも配られますが、第三国を経由便を利用してオーストラリアに到着する場合は、英語の入国カードしかないのが普通です。

下の入国カードの記入例は日本語のものですが、英語のものも質問内容、順番などはまったく同じなので、下の日本語のものを参考に記入すればOKです。

オーストラリアの入国カード① パスポートと同じ姓 
② パスポートと同じ名前 
③ パスポート番号 
④ 搭乗便名(カンタス=QF、JAL=JL、ジェットスター=JQなどの搭乗券に載っています) 
⑤ 滞在先ホテルの住所(知人宅の場合はその住所等)※滞在先の住所はチェックしておくことをお勧めします!
⑥ 州(ニューサウスウェールズ=NSW、クイーンズランド=QLD、ビクトリア=VIC、西オーストラリア=WA、南オーストラリア=SA、ノーザンテリトリー=NT、キャンベラ=ACT) 
⑦ 1年以上滞在予定の方ははいにチェック。そうじゃない方はいいえにチェック。
⑧  質問事項に当てはまらない場合はいいえにチェックしましょう。
⑨ パスポートと同じ署名
⑩ 記入日の日付
⑪ 質問事項に当てはまらない場合は全ていいえにチェックしましょう。
⑫ 滞在するホテル先の電話番号・住所・自分のE-mailアドレス
(知人宅の場合はその電話番号等を記入。)
⑬ 緊急連絡ができる相手の連絡先
⑭ 飛行機に搭乗した国。日本からの直行便ならJAPAN・経由なら経由した国を記入。
⑮ 職業の記入。(例 学生:STUDENT・主婦:HOUSEWIFE・会社員:OFFICE WORKER/OFFICE CLERK/COMPANY EMPLOYEE・医者DOCTOR・技師:ENGINEER・自営業:PROPRIETOR・無職:NONE )
⑯ パスポートに記載されている国籍を記入。国籍が日本ならJAPAN。
⑰ パスポートに記載されている生年月日を記入。
⑱ 渡航目的に応じてチェック。( 観光、ワーキングホリデーの場合はBにチェック。今わかってる大体の滞在期間を記入ご、自分の移住国と記入、目的にチェック。)



スマートゲートを使った入国手続き

スマートゲートは、オーストラリアの主要な空港で導入されている、セルフサービス型の出入国審査システムです。

「キオスク」と呼ばれるパスポートの読み取りと質問を表示して回答を求める機器と、「ゲート」と呼ばれる画像認識機能によってパスポートの顔写真と本人との照合を行う機器、2つの機器で構成されています。

スマートゲート対象旅客

  • 16歳以上であること
  • ICチップ入りの「eパスポート(ePassport)」を所持していること
    日本の旅券ではIC旅券と呼ばれるICチップ入りの旅券。現在も有効な旅券であれば全てこのIC旅券になっています。パスポートの表ページ下部にカメラのようなマークが記載されています。

スマートゲート対象国

入国時のスマートゲート使用方法

Step 1:キオスクの利用

キオスク(パスポート読取り機器)は、入国審査場に設置されています。シドニー、ブリスベン、メルボルン、アデレードの空港においては、降機したゲートから入国審査会場に向かう途中の通路にも設置されています。

  1. キオスクにパスポートを挿入します。
  2. 日本のパスポートの場合、言語が自動的に日本語になります。
  3. スクリーンに質問が表示されるので、それらに答えていきます。
  4. チケットがキオスクより発行されます。
  5. パスポートが返却されるのでパスポートを受け取ります。
Step 2:ゲートの利用

ゲート(キオスクで読み込んだパスポート写真との顔照合機器)は入国審査会場に設置されています。

  1. 利用可能なゲートへ進みます。
  2. キオスクで発行されたチケットをゲートに差し込みます。
  3. 斜め前方のカメラを見つめ、パスポートの顔写真との照合が完了するのを待ちます。
  4. 認証に成功するとチケットが返却され、受け取るとゲートが開き、荷物受け取り場へ進めます。

スマートゲート設置場所、キオスクの写真など、更に詳しい情報はこちらのページもご覧ください。



オーストラリアの税関検査

オーストラリアは固有の動植物が多く生息しているため、食品、動植物の持ち込みを厳しく制限しています。

「入国カードの質問に虚偽の回答」とは、たとえば「食品をオーストラリアに持ち込もうとしていますか?」の質問に、うっかりミカンを持っていたのに「いいえ」で印をつけてしまった場合、これも「虚偽の回答」と見なされ、うっかりで済まされずに罰金を払うことになります。

低リスクのものでA$626(約60,000円)、リスクの高い物の場合そのリスクの高さにより、A$1.878(約180,000円)、A$3756(約370,000円)の罰金が科されます。

持ち込めるかどうか、申告が必要かどうかが不明な場合は、とりあえず申告をして税関の職員にチェックしてもらいましょう。

ちゃんと申告をして結果持ち込み不可の場合、破棄を求められるか、送料本人負担で第三国に送り返す事を求められますが、罰金を科せられることはありません。

以前のオーストラリア税関の検査は、無申告の場合でもほとんどの到着者のスーツケースのX線検査、またはスーツケースを開けての目視検査を行っていて、大変時間がかかる厳しいものでした

現在は主要空港において日本からの到着便に関しては、無申告の場合はそのまま通関、申告するものがあっても特に不審な点がなければ、食品くらいであれば口頭による申告、探知犬による検査だけで済み、スーツケースを開ける目視検査は滅多に行われていないようになっています。




オーストラリア入国時の免税範囲

オーストラリアに入国する際には、下記の範囲で免税となります。

  • 合計額900豪ドル以下(18歳未満の旅行者の場合は合計額450豪ドル以下)の物品(カメラ、電子機器、香水、皮革製品、宝飾品、腕時計、スポーツ用品など。ただしアルコール、タバコは含まない)
  • アルコール飲料2.25リットルまで (18歳以上の旅行者)
  • 紙巻タバコ25本、または葉巻及び紙巻以外のタバコ製品であれば25gまで(18歳以上の旅行者
  • 新品の衣料、履物、衛生・化粧用品など大部分の身の回り品。
  • 個人的な物品(12ヶ月以上所有し、本人が使用しているもの)

注意

  1. 贈答品 (所持者が贈り物として受け取った物か、これから他の人に贈る物かを問わず)は、900豪ドル(18歳未満の旅行者は450豪ドル)の免税限度額に含まれます。
  2. 同一家族構成員が一緒に旅行する場合には、各人の免税限度額を合算することができます。
  3. ラップトップ・コンピューターその他の類似の製品は、オーストラリア出発時に持ち帰る場合は免税となります。
  4. 上記はオーストラリア関税局のWEBサイトより一部抜粋、加筆をさせていただきました。

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オーストラリア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。

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国名 COMMONWEALTH OF AUSTRALIA(コモンウェールズ・オブ・オーストラリア)
政治形態 国家元首はイギリスのチャールズ国王。2022年のエリザベス女王の逝去により、チャールズ国王に代わった。形式上、チャールズ国王に任命された「総督」(GOVERNOR GENERAL)が、連邦、及び各州にいて統治されることになっているが、実際には下院・上院の二院制のよる、議院内閣制。
複数の政党があるが、中道右派の自由党と、社会民主主義派の労働党の二大政党。ユニークなのが、オーストラリアでは、選挙への投票が義務化されており、正当な理由なく投票にいかない場合は、その有権者に対し罰金刑が下る点。
ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州、タスマニア州、南オーストラリア州、キャンベラ首都特別地域、ノーザンテリトリー準州の6つの州と2つの特別州からなり、それぞれ高レベルの自治権を持つ。
首相 アンソニー・アルバニージー(Anthony Norman Albanese)
面積・地勢 約761万平方キロメートル、海岸線の総延長は34,000キロメートルに達する、日本の国土の約21倍の広大な国土を持つ。インド・オーストラリア・プレートに乗り、周りをインド洋、太平洋に囲まれる。オーストラリア北東部には、全長2000キロに及ぶ世界最大の珊瑚礁群のグレートバリアリーフが広がる。東部、北部を除き、国土の多くは「アウトバック」と呼ばれる砂漠地帯、灌木地帯が広がる。
国旗・国歌・国花 左上に英国のユニオンジャック、右側の5つの星は、南十字星。ユニオンジャックの下の星は、七稜星、連邦を表す。1953年の国旗法により、現在の国旗が定められた。
国歌は「アドバンス・オーストラリア・フェア」(ADVANCE AUSTRALA FAIR)。国際試合などでよく耳にする「ワルチング・マチルダ」(WALTZING MATILDA)は国歌ではないが、国歌の「アドバンス・オーストラリア・フェア」とともに、「愛国歌」的な位置づけで、よく歌われる。
国花 国花は、アカシア科の「ワトル」。オーストラリア全土に生育し、夏になると黄色の花をつける。動物はカンガルーで、エミュとともにオーストラリアの紋章に描かれている。
人口 約2601万人(2022年現在)。
民族 約90%は、英国、アイルランドを中心とした、ヨーロッパからの移民である。元々オーストラリアに住んでいた、アボリジニ等の人口は、全体のわずか2.2%になっている。
宗教 全体の約64%がクリスチャン、12%が無宗教(含む回答拒否)
言語 英語。ただし広く知られるように、「オージーイングリッシュ」(AUSSIE ENGLISH)と呼ばれる、独特のアクセント、言い回しがある。
首都 キャンベラ。長い間オーストラリアの首都の座を、シドニーとメルボルンで争っていたが、その決着がつかずに、妥協案として1908年にキャンベラに新しい首都を建設することが決定された。1913年より建設が開始され、1927年にキャンベラへ首都の移転が完了した。キャンベラは、オーストラリア連邦議会、政府関連施設などが中心で、人口も約33万人と少なく、金融・商業は、シドニー、メルボルン等が中心である。
時差 オーストラリアは広大な国土を持つため、東部(ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、ビクトリア州、タスマニア州、キャンベラ首都特別地域)、中部(南オーストラリア州、ノーザンテリトリー準州)、西部(西オーストラリア州)の3つの時間帯に別れている。
日本との時差は、東部が-1時間、中部+0.5時間、西部+1時間であるが、夏期はサマータイムを実施する州も多くあるので注意。
詳しくは、「オーストラリアの時差」のページをご覧ください。
通貨 オーストラリアドル。一般的にA$、または単に$と表示される。補助単位としてセント、$1=100セント。紙幣は、$100、$50、$20、$10、$5の5種類。プラスチック製の紙幣で、色分けされており、旅行者にも見分けやすい。コインは$2、$1、50セント、10セント、20セント、5セントの6種類。
詳しくは、「オーストラリアの通貨・両替」のページをご覧ください。
祝日 国が定めた祝日の他、州で定めた祝日、希にではあるが都市で定めた祝日もあるので注意。以前はほぼすべての商店は、祝日を休業としてきたが、近年はクリスマス(12月25日)を除き、多くの商店が営業されるようになってきている。

教育 州によって若干の違いがあるが、オーストラリアでは、1-6年次が小学校にあたる「プライマリー・スクール・エデュケーション」(PRIMARY SHCOOL EDUCATION) 、7-10年次が中学校にあたる「ジュニア・セカンダリー・エデュケーション」(JUNIOR SECONDARY EDUCATION) になり、この10年間が義務教育となっている。
その後高校にあたるのが、11-12年次の「シニア・セカンダリー・エデュケーション」(SENIOR SECONDARY EDUCATION) 、その後3-6年間の「大学」(UNIVERSITY)、1-5年間の「専門学校」(VOCATIONAL EDUCATION AND TRAINING) に進むことになる。
経済

移民による人口増加、資源価格の値上がり、中国からの積極的な投資、オーストラリア製品の輸入の大幅な増加などにより、オーストラリアは過去28年間連続してGDPのプラス成長を続けていた。
2018年頃より豪中関係が悪化し、ワイン、牛肉、大麦等の事実上の輸入制限が行われ始め、オーストラリア経済に影を落とし始めた。
そこに2020年に新型コロナウィルスのパンデミックがおき、オーストラリアは特に厳しい行動制限、出入国規制を行い、2020年にはGDP成長率がマイナス2.1%と、29年ぶりの景気後退となった。
しかしながら、2020年のGDP成長率のマイナスは、米国、日本などと比較しても小幅にとどまり、2021年の成長率はプラス2.1%、2022年もプラス4.3%とプラス成長に回復している。



オーストラリアの旅行手配

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服装

オーストラリアはカジュアルな国、高級レストランであっても「ジャケット&タイ」というところはほとんどない。せいぜい「カジュアル・スマート」と呼ばれる、襟付きシャツ・ジーンズ以外の長ズボン・スニーカー・サンダル以外の靴、程度の服装で十分。安めのレストランや中級レストランでは、カジュアルな服装でも問題ない。

ビジネスアワー

オーストラリアのビジネスアワーは、一般的に月曜日から金曜日09:00-17:30で、土曜・日曜日は休みの週休2日制。土曜日、日曜日は、一部の業種、予め従業員と合意の上特別な契約をしていない限り、それぞれ1.5倍、2倍の給与を会社は支払わなくてはいけないので、土曜、日曜は、一般の会社だけでなく、多くの商店も休みのところも多い。ただし、近年シドニーなどの大都市では、土曜、日曜日にも営業する商店も多くなってきた。

祝日

祝日はクリスマスなどオーストラリア全土で同じ日の祝日もあるが、クイーンズバースデー等州によって日にちが違ったり、ブリスベン市内のみの祝日があったり、注意を要する。祝日は、会社は勿論、商店、レストランなど、シドニー等の大都市、ケアンズ等の観光地を除き、休むところが多い。また、レストランなどの経営者は、祝日に店をオープンした場合、従業員に通常の2.5倍の給与を支払わなくてはいけない為、「ホリデーサーチャージ」という、割り増し料金をチャージする場合もある。オーストラリアの祝日一覧は、オーストラリアの祝日へ。



チップ

基本的にはチップは不要だが、高級レストランでのランチ、ディナーを取った場合は、代金の10-15%程度を渡す人が多い。カジュアルなレストラン、タクシーなどでは、1ドル未満の小銭を渡すくらい、チップを渡さなくてもまったく問題ない。ホテルのポーターへは渡す人と渡さない人どちらもいるが、渡すとしたら荷物1個$1-2程度が標準。ベッドメイキングのハウスキーパーは不要。

ビルの階数

オーストラリアはイギリス式の表示になっていて、地上階、日本で言う1階は「グランドフロア」と呼び、エレベーターでは「G」と表示されている。そして日本でい言う2階が「1階(FIRST FLOOR)」になり、以降2階、3階となっていくので注意。

交通ルール

日本と同じで、車は左側、歩行者は右側通行。信号機のない横断歩道では、人が横断をしようとしている場合、車は必ず停車して歩行者を優先させなければならない。歩行者用の信号は、日本と同じように、ボタンがついているので、そのボタンを押して待つ。




喫煙

オーストラリアでは比較的喫煙者は多いが、他の欧米各国同様、年々厳しくなってきており、ホテルの多くは「全館禁煙」となっている所が多い。ホテルロビー、レストラン、パブ・バー、列車、バス、会社内などは全て禁煙だ。喫煙は屋外になる場合がほとんどが、タバコの吸殻にポイ捨ては、罰金がかかるので注意。また、クイーンズランド州などでは、ビルの出入り口4メートル以内での喫煙は、禁止となっており、違反者には罰金が科せられる。オーストラリアでの喫煙は、飲酒と同じく18歳以上。

エスカレーター

エスカレーターでは左側に立ち、右側を急いでいる人のために空けておく。

エレベーター

降りる人を先に、他の欧米諸国同様、レディファーストで。込んでいるエレベーターで降りる場合など、「EXCUSE ME(エクスキューズミー)」と一声かけて出口を空けてもらう。無理やり降りようとするのはマナー違反。逆に自分が出口付近に立っている場合は、出口を空けること。オーストラリアではイギリス式に「リフト(Lift)」と呼ぶ。

くしゃみ

くしゃみをする場合は、必ず口をおさえて。周りに人がいる場合は、くしゃみの後「EXCUSE ME(エクスキューズミー)」と一言謝れば完璧。「BLESS YOU(ブレス・ユー)」と返してくれて、「THANK YOU(サンキュー)」と更に返したら、なお完璧。



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オーストラリア旅行に出発する前に知っておくべき、オーストラリアの通貨・お金の話、オーストラリアドルのお札・コインの基礎知識、オーストラリアドルの為替動向、日本円からオーストラリア・ドルへの両替方法などを解説いたします。



オーストラリアの通貨

オーストラリアの通貨は「オーストラリアドル」です。

英語では「AUSTRALIAN DOLLAR」(オーストラリアン・ダラー)、通過コードは「AUD」、日本では「オーストラリアドル」、または豪ドルとも呼ばれています。

オーストラリアドルは、オーストラリアの公式通貨であり、オーストラリア連邦、その外領、およびいくつかの太平洋の島々で使用されています。1966年にオーストラリア・ポンドから切り替えられ、10進数方式を採用しています。

オーストラリア国外では、オーストラリアドルはUSドルなどと混同しないように、「A$」「AUD」などと一般的に表記されていますが、オーストラリア国内では単に「$」で表示されています。

補助通貨単位は「セント」で、1ドル=100セント、記号は「¢」になります。

スーパーなどでは、「$1.98」というような、1セント単位で表示されているが、1セントコインが存在しないため、精算の時に5セント単位で端数処理されて支払うことになります。

オーストラリアドルは、国際的に広く取引される通貨の一つであり、特に商品市場と密接に関連しています。オーストラリアが鉱物資源や農産物の主要な輸出国であるため、これらの市場の変動はオーストラリアドルの価値に大きな影響を及ぼすことがあります。

オーストラリアドルは、世界の外国為替市場で活発に取引され、多くの通貨ペアでその価値が測定されます。その結果、オーストラリアドルは、世界的な金融市場で重要な役割を担っています。




オーストラリアの紙幣

紙幣は$100、$50、$20、$10、$5の5種類あり、1988年に世界で初めてポリマー素材(プラスチック)で作られており、高いセキュリティーと、破れたり、劣化しづらいのが特徴です。

下の写真のように色別になっていて、間違いづらいので旅行者にはわかりやすい紙幣になっています。すべての紙幣には透明な窓があり、その中には複雑なデザインやセキュリティ機能が組み込まれています。

一部の紙幣には、角度によって色や画像が変わるホログラフィック要素が含まれています。また、非常に小さい文字が紙幣に印刷されており、裸眼では読むことが難しいレベルです。これにより、偽造が困難になっています。

オーストラリアの紙幣には、歴史的な人物や文化的なアイコンが描かれており、その人物がオーストラリアの歴史や文化において重要な役割を果たしたことを称えています。例えば、$5紙幣にはエリザベス女王の肖像が、$10紙幣には詩人のバンジョー・パターソンと作家のダメ・メアリー・ギルモアの肖像が描かれています。

オーストラリアの紙幣

オーストラリアの紙幣



オーストラリアのコイン

コインは$2、$1、50¢、20¢、10¢、5¢の6種類あります。

$2と$1は金色、他のコインは銀色だ。$2と$1では$1の方が大きいので注意。50¢は何故か不必要なほどに大きくなっています。

写真のコインは普段良く目にする一番多い絵柄のもので、このほかに特別に絵柄が作られたコインが沢山あります。

オーストラリアのコイン

オーストラリアのコイン

オーストラリアドルの為替相場

オーストラリアドルは通貨別の取引量で第5位の通貨となりますが、その割合は全体の約3%となるため、米ドル、ユーロと比較して値動きが激しくなります。

オーストラリアドルは石炭、鉄鉱石など資源の輸出が大きいので、それらの資源価格の影響を大きく受ける資源国通貨です。

また、オーストラリアの最大輸出国は中国ということもあり、中国の景気動向にも影響を受けています。

原油をはじめとする資源・商品価格の下落、中国の景気減速の影響により、オーストラリアドルは低迷していましたが、対日本円でも円高豪ドル安となっていましたが、2020年頃より反転、日本円の一方的な下落もあり、2024年には1ドル=100円を超える場面も出てきています。

2024年現4月現在、1ドル98円から101円前後で推移、比較的豪ドルが高くなっています。




オーストラリアドルの両替

オーストラリアドルの両替は、銀行・両替所の手数料(スプレッド)が米ドルと比較して高く設定されています。

その理由は日本国内におけるオーストラリアドルの現金流通量、需要が低いことにあります。

「仲値」は、ほぼニュース、インターネット等で配信される「為替レート」と同じですが、下記の例では日本円からオーストラリアドルへ現金両替する場合、9.58%、1ドルあたり9.5円の手数料がかかる、ということになります。

これが、米ドルの場合は1.19%、1ドルあたり3円の手数料なので、いかにオーストラリアドルの両替手数料が高いか、わかっていただけると思います。

もしオーストラリア旅行で両替したオーストラリアドルの現金を余らせ、そのオーストラリアドルを日本国内で日本円へ両替しなおす場合は、更に9.58%の手数料がかかることになります。

豪ドル両替レート手数料

  仲値 現金両替 差異% 差額円
日本円→豪ドル 99.19 108.69 +9.58% +9.5
豪ドル→日本円 99.19 89.69 -9.58% -9.5

2024年4月19日のみずほ銀行の外貨両替レートより

米ドル両替レート手数料

  仲値 現金両替 差異% 差額円
日本円→豪ドル 154.77 157.77 +1.19% +3.0
豪ドル→日本円 154.77 151.77 -1.19% -3.0

2024年4月19日のみずほ銀行の外貨両替レートより

一般的に日本円からオーストラリアドルへの現金両替は、日本国内で行うよりオーストラリア到着後、市中の両替所で行う方が良いとされています。

それでも現金への両替は良くはありませんので、オーストラリア旅行では現金への両替は必要最低限にとどめ、クレジットカードによる決済を行う方が良いと思います。

日本で発行されたクレジットカードで外貨建て決済を行う場合でも、カード会社の為替手数料がかかりますが、為替レートにプラス1.7-3.0%ほどと、現金と比較して有利なレートになります。



オーストラリアのキャッシュレス決済

オーストラリアでは、キャッシュレス決済が広く普及しており、日常生活の中で非常に重要な役割を果たしています。

オーストラリアにおけるキャッシュレス決済の比率は72.8%、日本の32.5%と比較しても、いかにキャッシュレス決済が一般的であるかわかると思います。

オーストラリアにおけるキャッシュレス決済の中心は、クレジットカードと、クレジットカード会社と提携するデビットカードになります。オーストラリアではVisa、MasterCardはほとんどの店舗で使用することができます。American Express、Dinersは一部の店舗では使えない所もあり、日本のJCBは使える店舗は一部に限られます。

コンタクトレス支払い(タップ&ゴー): コンタクトレス支払い技術はオーストラリアで特に人気があり、小売店での小額決済に広く用いられています。カードを読み取り機にかざすだけで支払いが完了し、迅速かつ便利です。

クレジットカード、デビットカードに続いて、Apple Pay、Google Payなどのモバイル決済サービスもオーストラリアで人気を博しています。これらのサービスを利用することで、スマートフォンやスマートウォッチを使用して、タッチレスで支払いを行うことができます。

日本のPaypayなどのQRコード決済、交通系ICカードによる決済は、ほとんど利用されていません。

オーストラリアでは加盟店(店舗)が、カード決済手数料(クレジットカード・サーチャージ、Credit Card Surcharge)を、カード利用者に負担してもらうことが認められており、その負担をカード利用者に求める店舗が多数派になっています。

ただその料率は法律により実際のカード決済手数料を超えてはならなく、0.7-1.5%程度に抑えられている為、その分をカード会社の為替レートにプラスしても、現金両替するよりは有利となります。

オーストラリアでは、ほぼすべてのホテル、商店、レストラン、タクシーなどでクレジットカードの利用が可能になっており、たとえ1ドルに満たないような少額の決済でも嫌な顔されずにカード決済することが可能です。

筆者はシドニーに住んでいますが、よく考えたら現金をこの数ヶ月触っていなく、最後に触ったのがいつだったか記憶がない程です。

特に2020年以降の新型コロナパンデミック以降は、その傾向は更に顕著になり、「現金お断り」の店も珍しくなくなってきています。



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オーストラリアには5つの時間

オーストラリアは日本の約21倍と広大な国土を持つため、オーストラリア国内で5つの時間帯に別れています。

  • 東部標準時・・・ニューサウスウェールズ州、オーストラリア首都特別区、クイーンズランド州、ビクトリア州、タスマニア州
  • 中部標準時・・・ノーザンテリトリー準州、南オーストラリア州
  • 西部標準時・・・西オーストラリア州

上記の3つが一般的に知られるオーストリアの時間帯ですが、この他にごく狭い地域に適用される2つの時間帯があります。

  • ロードハウ標準時・・・ロードハウ島
  • 中西部標準時・・西オーストラリア州エウクラ

日本との時差は、東部標準時で+1時間、中部標準時で+30分、西部標準時で-1時間となっています。

州名 主な都市 時間帯 夏時間 UTCとの時差 日本との時差
ニューサウスウェールズ州 シドニー 東部標準時 適用 +10 +1
クイーンズランド州 ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ 東部標準時 不適用 +10 +1
ビクトリア州 メルボルン 東部標準時 適用 +10 +1
タスマニア州 ホバート 東部標準時 適用 +10 +1
オーストラリア首都特別区 キャンベラ 東部標準時 適用 +10 +1
ノーザンテリトリー準州 エアーズロック、ダーウィン 中部標準時 不適用 +9:30 +0.30
南オーストラリア州 アデレード 中部標準時 適用 +9.30 +0.30
西オーストラリア州 パース 西部標準時 不適用 +8 -1




オーストラリアのデイライトセービングタイム

クイーンズランド州、西オーストラリア州、ノーザンテリトリー準州を除く、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州、タスマニア州、オーストラリア首都特別区では、デイライト・セービングタイム(DAYLIGHT SAVING TIME、以降DST)と呼ばれるサマータイムを採用し、この期間は1時間早くなります。

例年、10月の第1日曜日から4月の第1日曜日までがデイライト・セービングタイム(夏時間)の期間となりますが、州によって、また大きなイベントなどが重なると期間が若干変わることもあります。

ややこしいのが、同じ時間帯の州であるのに、このDSTを採用している州、採用をしていない州があることです。

例えば、同じ東部標準時のシドニーとケアンズ、冬の間は同じ時間で日本との時差は+1時間であるが、DST期間中はシドニーとケアンズは1時間の時差があり、シドニーが1時間早くなります。

つまり、シドニーは日本の+2時間、ケアンズは+1時間のままということが発生するので注意が必要です。

州名 主な都市 時間帯 夏時間 UTCとの時差 日本との時差
ニューサウスウェールズ州 シドニー 東部標準時 適用 +10 +2
クイーンズランド州 ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ 東部標準時 不適用 +10 +1
ビクトリア州 メルボルン 東部標準時 適用 +10 +2
タスマニア州 ホバート 東部標準時 適用 +10 +2
オーストラリア首都特別区 キャンベラ 東部標準時 適用 +10 +2
ノーザンテリトリー準州 エアーズロック、ダーウィン 中部標準時 不適用 +9:30 +0.30
南オーストラリア州 アデレード 中部標準時 適用 +9.30 +1.30
西オーストラリア州 パース 西部標準時 不適用 +8 -1

 

オーストラリアの時差

短縮表示の州名 州名 主な都市
NSW ニューサウスウェールズ州 シドニー
QLD クイーンズランド州 ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズ、ハミルトン島
VIC ビクトリア州 メルボルン
NT ノーザンテリトリー準州 エアーズロック、アリススプリングス、ダーウィン
SA 南オーストラリア州 アデレード
WA 西オーストラリア州 パース
TAS タスマニア州 ホバート、ロンセストン
ACT オーストラリア首都特別区 キャンベラ



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オーストラリアの電源プラグ・コンセント形状はOタイプと呼ばれる形状となり、オーストラリアの電圧は220-240Vと日本より高くなっています。

旅行に携行するような電子機器であれば、よほど古いものを除いて240Vまで対応していますので、変圧器は不要、オーストラリアのコンセント形状に変換する為の、変換プラグのみ用意すれば良いことになります。

オーストラリア旅行で電子機器の充電、使用に必要になる、オーストラリアの電源プラグ、コンセント形状、及び電圧に関する情報をお伝えいたします。

目次:オーストラリアの電圧、電源プラグ・コンセント(クリックで開閉)




オーストラリアの電圧

オーストラリアの電圧は220-240V(ヴォルト)となっており、日本の100Vより高くなっています。

スマートフォン、デジタルカメラ、ノートブックPCは、普通240Vまで充電器(ACアダプター)が対応しているものがほとんどです。

取扱説明書、充電器に記載があるはずのなので、まず確認をしてみましょう。

その機器が240Vまで対応している場合は、「変換プラグ」のみ用意すれば大丈夫です。

ホテルのバスルームに日本と同じタイプのソケット、100Vに電源あるホテルもありますが、シェーバー用の軽電流用のものなので、ドライヤーなどを使用すると大変なことになるので注意が必要です。

ACアダプターにはこのように表示がある

ACアダプターにはこのように表示がある



オーストラリアのコンセント・プラグ形状

オーストラリアのコンセントの形状は日本ではOタイプ、海外ではIタイプと呼ばれる、上にハの字型で2本、真ん中下に縦に1本の合計3ピンの形状となっています。

このタイプの電源プラグは、オーストラリアの他では、ニュージーランド、フィジー、トンガなどの太平洋諸国の他、中国、アルゼンチン等でも使用されています。

真ん中の縦の1本はアース用のピンになっていて、スマートフォンの充電器などの電流が低いものは、このアース用のピンがなくハの字の2本だけのプラグもありますが、気にせずに2本だけでコンセントに挿して使用して問題ありません。

オーストラリアの電源プラグ形状はOタイプ

オーストラリアのコンセントで特徴的なのは、電流を供給・遮断するためのオン・オフのスイッチがコンセントについていることが多いことです。

ここがオフになっている場合は、オンに切り替えて使用をしましょう。

オーストラリアのコンセント

オーストラリアのコンセント。右がスイッチオン、左がスイッチオフの状態




オーストラリアの変換プラグ

オーストラリアの変換プラグの形状は、日本ではOタイプ(オー・タイプ)と呼ばれている形状になります。

日本国外ではアメリカの規格に従い、Iタイプ(アイ・タイプ)と一般的に呼ばれており、日本国外ではOタイプは公式には存在しません。

変換プラグ、電圧変換器、ともにホテルであれば、貸し出しをしているところが多いですが、その数は少なく、借りられないことは珍しいことではありません

そのため、変換プラグは持参していくことをお勧めします。

日本→オーストラリアへの変換プラグは、現地オーストラリアでは手に入れるのは難しいです。

オーストラリアで販売しているものの多くは、オーストラリア人用、つまりオーストラリアの人が海外に出る際に利用する、オーストラリア→日本などの変換プラグです。

そのため、変換プラグは日本で購入し、忘れずに持参した方が良いです。

変換プラグには下の写真のようにハの字型の2本のピンのものと、縦にアース用の1本追加された計3本のものの2種類ありますが、旅行で携行するような電子機器の電源であれば、アース用のピンのない2本のもので問題なく使用することができます。

Oタイプへの変換プラグ

Oタイプへの変換プラグ



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