世界のほとんどの国へビザ(入国査証)なしで観光旅行にいける、「世界最強」とも言われる日本のパスポート。

そのような日本のパスポートでも、オーストラリアへの観光旅行には、「ETAS(イータス)」という観光ビザが必要になります。

あまり日本人の行かないような国に旅行に行く場合は、ビザ取得の必要・不要を注意をする人が多いと思いますが、日本人にとって一般的な観光地であるオーストラリアでまさかビザの取得が必要になると思っていない人が多く見受けられます。

実際日本の出発空港でチェックインの段階で入国に必要なETASを取得していなく、飛行機に搭乗できずに出発できなかったという話もよくあります。

そのオーストラリアへの観光旅行に必要となるビザ、ETAS(イータス)の取得条件、有効期間、申請方法などを詳しくご説明いたします。

本情報の注意事項

新型コロナウィルスのパンデミック以後、2020年3月よりオーストラリアは厳格な国境往来の規制を行ってきましたが、2022年3月21日より大幅に出入国規制が緩和され、現在は新型コロナウィルス関連の行動規制はほぼ撤廃され、ほぼインフルエンザ並みの扱いとなっています。

オーストラリア出入国に関する新型コロナウィルスの規制も廃止され、日本からオーストラリア訪問も新型コロナ前と同じように可能となっています。

新型コロナ前と同様に、観光、商用でのオーストラリア訪問には、ETAS(イータス)の取得が必要となりますが、現在はETASの取得は、オーストラリア内務省のスマートフォン・アプリ「AustralianETA」からの申請、取得のみ可能となっています

以前可能だったオーストラリア内務省のETAS申請WEBサイトは停止、旅行代理店、ビザ取得代行業者は代理申請業務の受託を停止しています。

オーストラリアに観光旅行でビザは必要?

はい、オーストラリアへの観光旅行に、短期の滞在の観光であっても、オーストラリア入国の為のビザ(査証)の取得は必要です。

日本のパスポートは「信用度世界1位」「世界最強のパスポート」というようなことを、ニュースなどで目にしたことがあると思います。

日本のパスポートでビザ(入国査証)を取得せずに短期の観光目的で旅行できる国は、2021年現在で193か国、シンガポール、韓国とは僅差でありながらも世界最多となっており、これが「信用度世界1位」「世界最強のパスポート」と言われる所以になっています。

あまり観光では訪れないような国を除き、日本パスポート所持者は世界のほぼ全ての国・地域へ、ビザ取得無しで観光旅行に訪れることができます。

多くの日本人観光客が訪れるポピュラーな国の中で、短期の観光目的の旅行でビザ取得が必要となる数少ない国の1つが、オーストラリアです。

オーストラリアを観光で訪れるのに必要なビザが、「ETAS(イータス)」と呼ばれるビザになります。




オーストラリアの観光ビザ、ETAS(イータス)とは?

オーストラリアを観光目的で訪れる際に、取得が必要となるオーストラリア観光ビザ、「ETAS(イータス」とは、どのようなものでしょうか。

前述の通りほとんどの国・地域に、ビザなしで渡航できる日本人にとって、ビザの取得は大使館・領事館に必要書類をそろえて申請し、取得に手間がかかるうようなイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

オーストラリアの観光ビザであるETAS(イータス)は、「Electric Travel Authority System」の頭文字をとっていますが、この正式名称の名前が示す通り「電子旅行許可システム」となっています。

つまり、ETAS(イータス)の申請、入国の成否結果、ビザの発行は、全てオンラインで処理されます。

このシステム(ETAS)を通じて発行された許可を、ETA(イーティーエー、Electric Travel Authority、電子許可証)と呼びます。

申請者(旅行者)の名前、生年月日、パスポート情報等を、オーストラリア移民局のシステムに登録し、問題がなければETA(イーティーエー)が発給され、その記録がオーストラリア移民局のシステムに保存されます。

オーストラリア内務省、オーストラリア大使館では、この短期旅行者に利用されるビザを、そのビザ(電子許可証)そのものを指すETAを使う場合が多いですが、日本の旅行会社、航空会社等では、そのETAを取得する仕組み全体の呼び名としてETAS(イータス)と呼ぶことが一般的です。

ETAS(イータス)は電子ビザ

一般的に持たれている「ビザ」のイメージは、ビザの発給を受けた後、その証となるスタンプ、またはシールがパスポートに貼られる、だと思います。

オーストラリアの観光ビザであるETAS(イータス)には、そのスタンプ、またはシールがありません。

ETAS(イータス)は前述の通り電子申請から発給まで全てオンラインで完結する「電子ビザ」のため、パスポートへのスタンプやシールがありません。

オーストラリアへ向かう航空機のチェックイン時に、オーストラリアに入国する為の有効なETAS(イータス)または他のビザをもっているか、航空会社職員がチェックしますが、この時航空会社の職員は、名前やパスポート情報等を、オーストラリア移民局にホストコンピューターに接続されているシステムに入力して照会を行います。

オーストラリアに到着した後の入国審査も同様に、名前やパスポート情報を元に、ETAS(イータス)またはその他のビザの確認を行います。

このように従来のパスポートへのスタンプやシール貼付のビザとは違う概念の、新しい「電子ビザ」となっています。

なお、オーストラリア内務省では全てのビザに分類番号をつけていますが、ETAS(ETA)は「Subclass 601」になります。

ETAS(イータス)の取得条件概要

ETAS(イータス)を申請でき、取得できる条件の概要は以下の通りです。

  • 日本など、ETAS対象国のパスポートを所持
  • 訪問目的が「観光」「親族訪問」「商用」であること
  • 3か月間以内の滞在であること
  • 健康であり犯罪歴がないこと
  • 申請時にオーストラリア国外にいること
  • 有効なオーストラリアのビザを所持していないこと

ETAS(イータス)が申請できるパスポート

ETAS(イータス)を申請できるのは、日本を含む以下のパスポート所持者に限られます。

  • アンドラ
  • オーストリア
  • ベルギー
  • ブルネイ
  • カナダ
  • デンマーク
  • フィンランド
  • フランス
  • ドイツ
  • ギリシャ
  • 香港
  • アイスランド
  • アイルランド
  • イタリア
  • 日本
  • リヒテンシュタイン
  • ルクセンブルク
  • マレーシア
  • マルタ
  • モナコ
  • ノルウェーポルトガル
  • サンマリノ共和国
  • シンガポール
  • 韓国
  • スペイン
  • スウェーデン
  • スイス
  • 台湾(公式または外交パスポートを除く)
  • オランダ
  • 英国
  • アメリカ合衆国
  • バチカン市

ヨーロッパの多くの国は、ETAS(Subclass 601)と、滞在期間、有効期限、渡航目的がほぼ同じである、eVisitor(Subclass 651)も利用可能です。これらのヨーロッパの国々は、ETASの取得ができないことから、これらの国の訪問者はeVisitor(Subclass 651)が利用されています。



ETAS(イータス)で入国できる渡航目的

ETAS(イータス)でオーストラリアに入国できる渡航目的は、以下の4つになります。オーストラリアでの最大滞在日数は、1回の滞在が3か月以内となります。

  • 観光旅行
  • 家族・知人訪問
  • 商用旅行
  • 勉強・訓練(保育、医療除く)

ETAS(イータス)の資格で行える「商用」の行動範囲は、以下の通りとなります。

  • 一般的なビジネスまたは雇用に関する問い合わせをすること
  • ビジネス契約の調査、交渉、締結または見直し
  • 政府公式訪問の一環として活動を行う
  • 会議、見本市、セミナーに参加

ETASの資格で、できないことは以下の通りです。

  • オーストラリアに拠点を置く企業や組織で働く、またはサービスを提供する。
  • 商品またはサービスを一般大衆に直接販売する

ETAS(イータス)の種類

ETAS(イータス)で発行されるビザには、そのオーストラリアへへの渡航目的により、「観光ETA」と「短期商用ETA」の2種類あります。

  • 観光を目的とする渡航:観光ETA(V VISITOR ETA)
  • 商用を目的とする渡航:短期商用ETA(BS SHORT ETA)

「観光ETA」は、観光、及び家族・知人訪問を主たる目的として、オーストラリアへ渡航する人に発行されます。

「短期商用ETA」は、企業からの出張、展示会・国際会議への出席などを渡航目的とする人に発行されます。このビザではオーストラリア国内で働き、賃金を得ることはできません。

この2つは、申請方法、申請できる資格は同じ、単に申請時に渡航目的を「観光」とするか「商用」にするかの違いとなります。「商用」として申請した場合でも、特に書類を提出したりする必要はありません。

ETAS(イータス)の最大滞在日数

ETAS(イータス)の最大可能滞在日数は、1回の入国につき3か月以内となります。

但し、パスポートの有効期限がこれより前の場合は、パスポートの有効期限までとなります。

ETAS(イータス)の有効期間

ETAS(イータス)の有効期間は、取得した日より12か月間となります。

ETASは数次ビザとなりますので、有効期間内であれば何度でもオーストラリアに出入国することができ、1回の滞在につき最大3か月間滞在することができます。

但し、パスポートの有効期限日がETASを取得した日から12か月未満の場合、そのパスポート有効期限日までとなります。

パスポートを更新した時点で、取得していたETASは失効し、新たにETASを新しいパスポート情報で取得しなおす必要があります。

ETAS(イータス)の申請料金

オーストラリア政府に対するETAS(イータス)の自体の取得料金は無料ですが、スマートフォン・アプリ「AustralianETA」のシステム利用料(A$20、約1800円)が必要となります。

ETASの取得には、スマートフォン・アプリを利用して申請するのが唯一の方法ちなっているため、このシステム利用料$20を回避して、無料でETASを取得することはできません。

ETAS(イータス)の支払方法

ETAS(イータス)の支払は、スマートフォン・アプリ「AustralianETA」を通して申請時に必要になり、クレジットカード(VISA、MASTER、AMEX)、アップルペイが利用できます。JCBクレジットカード、グーグルペイは利用できません。

ETAS(イータス)の登録証明書

ETAS(イータス)電子ビザとなり、従来のビザのようなパスポートに押印されるスタンプ、あるいはシールがなく、登録証明書はありません。

ETASの申請、登録、発行すべてが電子的に処理される、「ペーパーレス」で完結しています。

申請を行ったスマートフォン・アプリ「AustralianETA」より、ETASが取得されているか、有効期限などを確認することができます。




ETAS(イータス)の申請と取得方法

ETAS(イータス)の申請・取得は、在日オーストラリア大使館、領事館で行うことはできません。

ETASは、オーストラリア内務省のスマートフォン・アプリ「AustralianETA」より申請、取得を行います。

以前はオーストラリア内務省のWebサイトから申請ができましたが、現在そのETAS申請システムは停止しています。

旅行会社、ビザ取得代行業者で以前は申請の代行業務を行っていましたが、現在はそのETAS申請代行の業務の受託を停止しています。これはGDSという主に航空会社の予約を行うシステムを通じてETASの代行取得を行っていましたが、このGDSを通してETASの取得もできなくなったためです。

スマートフォン・アプリ「AustralianETA」を利用して旅行会社等が代理申請を行うことも可能ですが、申請者自身のスマートフォン、パスポートを持参して来店いただく必要があり、申請に時間と手間がかかることから採算にあわず、どこの旅行会社、ビザ取得代行業者とも代理申請を請け負っていません。

その為、現在はスマートフォン・アプリ「AustralianETA」を通し、旅行者自身でETASの申請、取得するのが、事実上唯一の方法となっています。

ここで紹介する方法でETASを申請と取得できるのは、以下のパスポートを所持者となります。

  • ブルネイ
  • カナダ
  • 香港
  • 日本
  • マレーシア
  • シンガポール
  • 韓国
  • アメリカ合衆国

スマートフォンのアプリでETASを申請

ETAS(イータス)の申請、登録をオーストラリア内務省のスマートフォン・アプリ「AustralianETA」を通じて行うことができます。

iPhone、Androidのアプリがダウンロード可能です。

ETASの取得料金は前述の通り無料ですが、$20の「システム利用料」がかかります。

アプリの言語は英語のみとなっており、残念ながら日本語のアプリはありません。

 

オーストラリアの観光ビザ、ETAS(イータス)の申請と取得方法 よくある質問(FAQ)

オーストラリアに観光で旅行に行くのには、ビザが必要と聞きました。どのようなビザを取れば良いですか?

はい、オーストラリアを訪問するのには、短期の観光目的であってもビザ(査証)を取る必要があります。

3か月以内の滞在であれば、ETAS(イータス)と呼ばれるビザを取得します。

オーストラリアの観光ビザであるETAS(イータス)は、「Electric Travel Authority System」の頭文字をとっていますが、この正式名称の名前が示す通り「電子旅行許可システム」となっています。

つまり、ETAS(イータス)の申請、入国の成否結果、ビザの発行は、全てオンラインで処理されます。

このシステム(ETAS)を通じて発行された許可を、ETA(イーティーエー、Electric Travel Authority、電子許可証)と呼びます。

申請者(旅行者)の名前、生年月日、パスポート情報等を、オーストラリア移民局のシステムに登録し、問題がなければETA(イーティーエー)が発給され、その記録がオーストラリア移民局のシステムに保存されます。

オーストラリア内務省、オーストラリア大使館では、この短期旅行者に利用されるビザを、そのビザ(電子許可証)そのものを指すETAを使う場合が多いですが、日本の旅行会社、航空会社等では、そのETAを取得する仕組み全体の呼び名としてETAS(イータス)と呼ぶことが一般的です。

オーストラリアの観光ビザであるETASの更に詳しい情報は以下のリンクを参照してください。

オーストラリアの観光ビザ、ETAS(イータス)の申請方法を教えてください。

ETAS(イータス)の申請・取得は、在日オーストラリア大使館、領事館で行うことはできません。

ETASは、WEBサイト等からオンライン、または旅行代理店、ETAS取得代行業者を通して申請、取得を行います。

  • オーストラリア政府内務省のWEBサイトからETASを申請
  • 日本の旅行代理店に依頼してETASを申請
  • ETAS取得代行業者に依頼してETASを申請
  • スマートフォンのアプリでETASを申請

それぞれの申請・取得方法には、メリット・デメリットがあります。

オーストラリア政府に対する申請料金は、どの方法で行っても無料ですが、オンライン申請システム利用料、あるいは申請手配代行料等、一部の旅行会社で自社のオーストラリア・パッケージ旅行を申し込んだ顧客に特典として無料で申請を行う場合を除き、いずれの方法で申請を行っても何かしらの費用がかかるのが一般的です。

ETASの申請・取得方法に関する詳しい情報は、以下のリンクを参照してください。

ETAS申請時に間違ったパスポート番号で申請しましたが、ETASが取得できました。間違ったパスポート番号のままで問題ないでしょうか?

いいえ、このままではオーストラリアへ向かう飛行機のチェックイン時に問題を指摘され、飛行機に搭乗できません。

ETASは「訂正」ができないので、正しいパスポート番号で、再度ETASを取得し直してください。

ETASのシステムは、パスポート番号とパスポートの名義人名、有効性等のチェックを行っていませんので、パスポート番号、有効満了日等、間違ったパスポート情報でもそのまま取得できてしまいます。

誤ったパスポート情報でETASを取得してしまった場合、取得はできるのですが、飛行機のチェックイン時、万が一そのチェックをすり抜けたとしても、オーストラリア到着後の入国時に問題となり、オーストラリア入国を拒まれることになります。

ETAS(イータス)を持っていれば、必ず入国できますか?

ETAS(イータス)があれば、必ずオーストラリアに入国できる、というものはありません。

他のビザ、他の国でも同様で、最終的な入国・滞在の可否は、入国時の入国審査官によって行われます。

但し、ETASで認められている目的、条件、期間内でオーストラリアに滞在し、ETAS取得時の申請内容に虚偽が無ければ、問題なく入国することができます。

例えばETASを所持して到着、入国時にオーストラリアでの就労や3か月を超えて滞在を疑われたり、犯罪歴があった等申請内容に虚偽があった場合等は、入国審査官によって入国が拒否されます。

既にオーストラリアに入国しています。ETAS(イータス)は、オーストラリア国内にいても申請できますか?

いいえ、ETASはオーストラリアに既に入国している場合、申請をすることはできません。

オーストラリアを一度出国して他国に滞在してから申請してください。

現在ワーキングホリデービザを所持していますが、現在日本にいます。ETAS(イータス)の申請は可能ですか?

いいえ、オーストラリアの他の有効なビザを所持している場合、ETAS(イータス)を申請することはできません。

在日本オーストラリア大使館、または領事館に連絡をとり、ワーキングホリデービザをキャンセルしてから、ETASを申請してください。

ETAS(イータス)の有効期間はどのくらいですか?

ETASの有効期間は、ETASを取得した日から1年間です。

ただし、ETAS有効期間満了日前にパスポートが有効期限を迎えた場合、その時点でETASも無効になります。

ETASはパスポート番号に紐づいています。

パスポート番号は、パスポートを更新した際に、新しいパスポート番号が付与され、パスポート番号が変わります。

ETASを新しいパスポート番号で再度申請して、取得し直す必要があります。

オーストラリアに3か月間滞在しようと思いますが、入国日から1か月後に1年間のETASの有効期限を迎えます。この場合ETAS有効期限の1か月間しかオーストラリアに滞在できませんか?

いいえ、3か月間滞在することが可能です。

オーストラリア入国時点でETASが有効であれば、ETASの条件通り、最大3か月間オーストラリアに滞在することが可能です。

パスポートの有効期限が3か月をきっています。ETAS(イータス)はパスポートの残存期間関係なく、申請することは可能ですか?

はい、ETASはパスポートの残存期間関係なく、申請をすることが可能です。

ただし、パスポートの有効期限を迎えた時点で、そのパスポートで取得したETASも失効しますので、ご注意ください。

オーストラリア内務省のWEBサイトからETAS(イータス)を申請すると$20(約1700円)かかるそうですが、ETAS取得代理店だと1000円で済むようです。何故オーストラリア政府に直接申請するより、代理店を経由した方が安いのですか?

ETAS自体のオーストラリア政府に対する申請料金は無料です。

オーストラリア政府内務省からリンクされているETASの申請サイト、スマートフォンのアプリはともに、開発、運営は民間企業に委託されており、その委託された民間企業が、「システム利用料」として$20を申請者に対して請求しています。

一方旅行会社や取得代行業者は、この一般旅行者の申請システムとは異なった、旅行・航空会社向けのネットワーク・システムを経由してETASを取得している為、この費用がかかりません。

旅行会社、ETAS取得会社は自社の取得の為の手間賃として、各社独自のETAS取得代行料金を設定、顧客に請求しています。

以上の理由により、旅行会社やETAS取得代行会社によってETAS取得代行料金が異なったり、オーストラリア政府内務省のサイトやアプリより安価であることがあります。

オーストラリアに商用目的で渡航しますが、ETAS(イータス)を取得すればいいですか?

はい、「商用」が以下のような行動範囲であれば、ETASを取得してオーストラリアに渡航することができます。

  • 一般的なビジネスまたは雇用に関する問い合わせをすること
  • ビジネス契約の調査、交渉、締結または見直し
  • 政府公式訪問の一環として活動を行う
  • 会議、見本市、セミナーに参加

オーストラリアの企業より賃金を受けることはできません。

ETAS(イータス)の有効期間内に複数回、オーストラリアに出入りします。入国する都度ETASを取得する必要はありませんか?

はい、ETASの有効期間のE取得した日から1年間以内であれば、何度でも入国することが可能、都度ETASを取得し直す必要はありません。

商用目的でオーストラリアに渡航、ETAS(イータス)を取得する予定ですが、申請にあたり何か商用を証明する書類は必要になりますか?

いいえ、特に商用目的、内容を証明する書類を求められることはありません。

ETAS(イータス)の取得条件に「犯罪歴がないこと」とあります。交通違反を犯して反則金を納付したことがありますが、これは「犯罪歴」にあたらいますか?

いいえ、一般的に「犯罪歴がある」というのは、刑事裁判を経て罰金、禁固、懲役の刑事罰が下された経歴、いわゆる「前科」のことを指します。

軽微な交通違反である「反則行為」は、その反則行為に関して争わなければ、正式な刑事裁判を経ずに行政上の手続きのみで完結し、「前科」にならず、「犯罪歴がある」には当たりません。

ただし悪質な交通違反、反則金の納付等を怠った場合など、交通違反でも「刑事処分」となり、罰金、懲役、禁固等の刑事罰が下されれば「犯罪歴がある」にあたります。

重い交通違反、その他の犯罪により過去に罰金、懲役、禁固の刑事罰を受けたことのある人は、ETASの申請の前に、在日本のオーストラリア大使館、領事館に相談してください。

ETAS(イータス)は申請してから取得まで、どのくらいの時間がかかりますか?

オーストラリア内務省のWEBサイト、又はスマートフォンのアプリから申請した場合、申請内容に問題がなければ即時にETASは発行されます。

但し稀に何かしらの理由により、数時間から24時間程度時間がかかる場合があります。

旅行会社、ETAS取得業者に依頼した場合、その依頼先会社において申請を処理する時間が必要となり、会社によって異なりますが、概ね申請代行の申込をしの翌営業日以内となります。

オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

オーストラリア出国手続き



オーストラリアの旅行手配

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海外旅行の醍醐味のひとつに、その国のシステムを覗いてみて一時的にではありますが、実際にそれを体験してみること、とは思いませんか?

ここで言うシステムとは、文化、自然、風俗、地政など様々な骨子がありますが人間が共同体として生活を営む上で最も重要なプラットフォームになるのが政治であり、それを取り仕切るのが政治制度です。

オーストラリアの根底にはフェア精神があり、全てが平等であるべきだと唱えるオーストラリア人が多いのに、実はオーストラリアは立憲君主制であったりします。多くの日本人の方が抱く一般的なオーストラリア像からすると、これは意外なことではないでしょうか。

なかなか日本の義務教育で取り扱われることのないオーストラリアの政治制度について、オーストラリア在住14年の現地スタッフがレポート致します!




連邦の仕組みについて

オーストラリア 政治制度

オーストラリアの政治制度の基盤となる連邦制の仕組みについて、先ずは整理してみたいと思います。

オーストラリア連邦が誕生したのは1901年1月1日でした。

それまでは、オーストラリアはイギリスの植民地で、大陸は6つのコロニーに分けられ、それぞれが自治政府を持ち、独自の方法でそれぞれの領土が統治されていました。しかし、大陸内での他の植民地との貿易が始まると、関税の問題が顕著になり、19世紀後半になると連邦化が叫ばれるようになりました。ただし、各州それぞれが植民地政府として有していた権限を出来る限り維持することが望まれました。

以来、オーストラリアはイギリス女王を国家元首とする立憲君主制の独立国家となり、その下に連邦と州が対等な関係を維持しつつ、三権分立を実現しています。ここで興味深いのが、エリザベス女王を国家元首としているものの、称号はオーストラリア国王と規定していることです。そして、国家元首の下に、元首の代役として総督(Governor-general)を置き、実際にオーストラリアを代表して、首相の任命や法律の承認、議会の解散などを行なっています。ただし、これらの広範の権限を基にした国事行為は、慣行として閣僚の助言に基づいて行われています。

オーストラリアの憲法は成文憲法となっています。独立国家形成にあたり、アメリカとイギリスを手本としましたが、国の根幹である憲法の制定に際し、アメリカ式の成文憲法を採用したところに、オーストラリアの多様性を感じずにはいられません(イギリスの憲法は非成文です)。

オーストラリアの憲法は、外交、貿易、国防、移民、通貨、租税などを列挙し、連邦政府の責任を規定しています。連邦政府の下に、州、準州、首都特別区が置かれ、それぞれの政府は、連邦政府の管轄以外の全ての事柄に責任を負っています。そして、州、準州、首都特別区の下に、地方自治体を配置した三層構造になっています。連邦政府と州政府の関係はより対等な関係にあり、日本の都道府県と国の関係のような中央集権とは一線を画しています。




オーストラリアが立憲君主制である理由

共和制か立憲君主制かは永遠のテーマです。

アメリカが独立した当時、立憲君主制は前近代的な異物であるとされましたが、日本やイギリスのように社会体制が民主化している限り、立憲君主制は見直され始めました。アメリカ人の中にも立憲君主制が好きでイギリスに帰化する人が多くいると言われています。

オーストラリアの場合、自分の国に居住していない君主に忠誠の誓いを立てるのには、少々の咀嚼を覚える人もいると聞きます。ただ、労働党と自由党の二大政党により国論が二分され(後述)、保革の政権が目まぐるしく交代する一方で、普遍的な王室が君臨し、国の分断を和らげてくれるという効果を享受していることも、彼らに言わせると実感としてあるそうです。

歴史的に見ると、1970年代以降に中東や中南米、アジア各地からの移民や難民が激増すると、イギリス王室への親近感が薄れてきました。政治家たちはこの頃になると、共和制への移行を無視できなくなってきました。1993年に行われたオーストラリア選挙調査によると、自由党系の候補者の34.5%が共和派を訴え、支持者の38%も共和派と答えました。

そこで、1995年に労働党政権のポール・キディング首相が21世紀を持ってオーストラリア連邦は共和制に移行することを宣言しました。その後、紆余曲折はあったものの、1999年11月6日の国民投票で、共和制移行反対という結果が出たのは日本でも大々的に報道された通りで、記憶に新しいところです。具体的には、共和制移行賛成45.16%、反対54.84%でした。

しかしながら、共和派の機運はこの国のどこにでも群がっており、1999年の国民投票のときに出された草案では間接選挙型大統領制を採用していたものを、直接選挙型に変えて民意が問われる日が来るであろうと言われています。

ちなみに、余談ですが、オーストラリア憲法の改正は、下院上院の両議会で承認された改正案が、国民投票で承認された場合にのみ成立することになっています。ただし、投票権を有した全国民の過半数の賛成と同時に、過半数の州での過半数の賛成を得なければならない二重の賛成過半数の制度に縛られています。この二重の賛成過半数の規定が憲法改正を著しく困難にしており、憲政以来、提案された憲法改正案44件のうち、実際に承認されたのは8件だけです。これは、先進国の中では極めて少ない数です。日本の「衆参議院ともに憲法改正案が3分の2以上の賛成で可決され、国民投票で過半数以上の賛成を得なければ憲法改正に至らない」という規定よりは緩そうですが、それでも次から次へと憲法が改正されるドイツやフランスなどと比較すると、極めて厳しい規定となっています。

連邦議会と主要政党

オーストラリア 政治制度

連邦議会

オーストラリアの政治制度は、国民が投票で選出した議員で構成される下院(House of Representatives)と上院(Senate)からなる二院制の国会を基にしています。下院選挙は国民全体の代表の概念から、一票の比重が等しくなるように選挙区が割り当てられ、1選挙区から1議席を選び出す小選挙区制が採用されており、議員の任期は3年となっています。上院選挙は各州の代表の概念より、一票の重みを無視して各州を1選挙区とした大選挙区比例代表制を採用し、任期は6年で、通常3年ごとに半数を選出しています。

行政は両院の議員から任命された閣僚が担当し、閣議で政策の決定を行います。閣僚は、内閣連帯の原則(全閣僚が閣議の決定に連帯責任を持つCabinet Solidarity)に拘束されています。これは、イギリスの責任内閣制度と全く同じ原則となっています。

前項でも触れた通り、オーストラリア連邦形成の礎には、各州(植民地)の権限は可能な限り移譲されることが想起されていたので、上院の第一次的な役割として期待されたのは、州権の擁護でした。しかしながら、今日では、州権擁護の機能は形骸化し、下院および連邦政府に対する監査機能が上院の主な役割となっています。

2023年時点の議席は以下の通りです。

下院: 定数151 [労働党77、自由党*43、国民党*15、緑の党4、・・・]

上院: 定数76 [労働党26、自由党*15、緑の党12、自由党・国民党*11、・・・]

*保守連合

オーストラリアの国会議事堂は、首都特別区(ACT=Australian Captial Territory)キャンベラにあります。

オーストラリア 政治制度

どうしてもオーストラリアというと経済の中心地シドニーが頭に浮かびますが、オーストラリアの首都はキャンベラで、ここに連邦政府の機能が集中しています。

現在の国会議事堂は1988年に竣工し、内部には4,500の部屋があります。廊下の長さはトータル25kmにも及ぶことが有名です。敷地内の庭園には内陸の砂漠をイメージしたアボリジナルアートが施されて、議事堂の屋上には13m x 6.5mのナショナルフラッグが旗めいています。




二大政党

オーストラリアには主要政党は2つあります。

オーストラリア労働党(The Australian Labor Party)は、オーストラリアの労働運動によって結成された社会民主主義の政党です。1891年に労働者階級と労働組合運動の利益を議会において代表することを目的に結党された、オーストラリアで最も長い歴史を持つ政党です。基本的には労働者階級を支持基盤としていますが、知識層や移民からの支持も高まっています。

自由党(The Liberal Party of Australia)は、中道右派の政党です。起源は1909年の保護貿易派と自由貿易派の合同に遡りますが、現在の自由党は1944年にに結党されたものです。自由市場経済に重きを置き、中産階級や中小企業を主な支持基盤とした保守政党です。

その他に、勢力を強めているのが国民党とグリーンズです。

国民党(The Nationals)は、1910年代後半に結党され、1970年代までは地方党(The Country Party)と名乗っており、オーストラリアの農村部に基盤を置く政党で、自由党と肩を並べる存在でした。1980年代以降は人口分布の変化に伴い支持基盤が縮小し、また、自由党との政策の同一化などにより、勢いを落としています。

グリーンズ(Australian Greens)は、保守連合、労働党に次ぐ第三極です。環境問題に関心が高く、1992年にニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、タスマニア州の党代表が全国組織とすることで成立しました。民主主義、経済、国際問題、サービスなどの各分野で明確な政策を打ち出しています。




選挙制度について

オーストラリア 政治制度

オーストラリアの植民地では、限定選挙権や同一の有権者が複数の選挙区で財産をそれぞれ所有していれば、それぞれの選挙区で投票が出来る多重投票権の制度が採用されていました。これは、当時のイギリス本国の伝統が継承されていた表れです。

しかし、贈収賄などの不正が次から次へと発覚し、オーストラリア連邦では選挙制度の改革が一早く叫ばれるようになりました。

現在、オーストラリア連邦と州議会の選挙では、全てのオーストラリア国民に投票が義務付けられています(Compulsory Voting)

投票を怠ると罰金が科されます。

1924年に義務投票制度が導入されて以来、オーストラリアでの選挙の投票率は常に90%を超えています。

また、世界で有名になった「Australian ballot」と呼ばれる無記名投票方式を最初に導入したのが1855年のビクトリア州でした。一方、南オーストラリア州では1856年から全ての成年男子に選挙権を与え、1892年には成年女子にも選挙権を与え、世界に先駆けて普通選挙を導入しました。日本では、1925年に25歳以上の全ての男子に、1945年に20歳以上の全ての男女に選挙権が与えられて普通選挙が実現したことと比較すると、如何に早期にオーストラリアでは普通選挙が実現されたかが解ります。

連邦政府にフォーカスすると、女性の参政権についても、1893年にニュージーランドが世界初として、1902年に続いてオーストラリア連邦で認められました。これは、大陸の開拓という男性的な仕事ではアルコールが男らしさを強調したのと、力仕事の疲れにもアルコールが欠かせなかったため、男性のアルコール依存が高まり、女性たちが夫や息子たちをその悪弊から守るため、禁酒運動を展開したのが女性参政権運動へと繋がっていったことにもよります。アメリカ合衆国にも禁酒法の時代があったのは、まさに同じ理由です。

政治家サイドも圧倒的な人口の少なさから、早期に女性の投票権を認めざるを得なかったという都合があります。成人男性の票だけではパイの数があまりにも少なく、選挙戦略も手詰まりになるので、女性票の追加を歓迎しました。

日本では足尾銅山鉱毒事件で田中正造が明治天皇に直訴した頃、早稲田大学が1902年に開校したという時間軸を鑑みると、日本人としてはオーストラリア連邦の近代性を相対的に窺い知ることが出来ます。




プリファレンシャル・ボーティング・システム(Preferencial Voting System)

オーストラリアの主な選挙方法は、プリファレンシャル・ボーティング・システム(順位指定連記投票制)を採用しています。投票者は全ての候補者の氏名に優先順位をつけて投票します。そして、優先順位1位の候補者が投票総数の過半数を獲得しなければ当選しないというシステムです。絶対過半数に達さなかった場合は、優先順位1位の票の一番少ない候補者が除かれ、その候補者の優先順位2位の票数が1位と見なされて残りの候補者たちに追加されます。この作業を、絶対過半数を超える候補者が出るまで繰り返すことになります。

メリットとしては、投票者の選択が幅広くなること、少数派の候補を支持する投票者も自分の票が無駄になるという先入観を拭える、候補者は投票総数の絶対数を獲得することが条件となることから、間接民主主義である代議制を可能な限り直接民主主義に近づけることが出来ます。

しかしながら、当然開票には非常に時間が掛かるというデメリットもあります。

行政組織について

2023年1月時点の首相は、労働党の党首であるアンソニー・アルバニージーです。

アルバニージー政権下での行政の組織について、下記にてまとめてみます。

連邦各省について

オーストラリアの政治制度について考察するとき、最も日本との違いを認識するのが、連邦各省の配置規定についてです。

日本の場合は法律に基づいて各省庁が設置されていますが、オーストラリアの場合は憲法上行政権は連邦総督に属しており、連邦総督が連邦各省を設置して、各大臣がそれらを統括することとされているので、すなわち、連邦各省は法律に基づいて設置されているわけではない、ということになります。

従って、政権発足時に各省の統廃合や名称変更が起こるのは日常茶飯事になっています。

現在の政権下では、以下の通り、各省が設置されています。

Department of the Prime Minister and Cabinet 首相・内閣関連
Attorney-General's Department 司法関連
Department of Agriculture, Water and the Environment 農業・水資源・環境関連
Department of Infrastructure, Transport, Regional Development and Communications インフラ・交通・地域開発・通信関連
Department of Climate Change 気候変動関連
Department of Defense 防衛
Department of Education, Skills and Employment 教育・技術・雇用関連
Department of Finance and Deregulation 財政・規制緩和
Department of Foreign Affairs and Trade 外務・貿易
Department of Health and Ageing 健康・高齢化関連
Department of Human Services 福祉
Department of Immigration and Citizenship 移民・市民権
Department of Industry, Science, Energy and Resources 産業・科学・エネルギー資源関連
Department of Treasury 財務
Department of Veterans's Affairs 退役軍人




連邦政府と州政府の関係

上述の通り、国家元首はイギリス女王ですが、その名代となる総督は連邦だけではなく各州にも置かれており、各州の総督の任命については連邦総督や連邦政府の関与は認められていません。オーストラリアの憲法では、限定的な外交、国防、移民、通貨、租税などの40項目の権限以外は、各州政府に委ねられています。つまり、連邦政府と州政府との関係は対等な関係であると認識されています。

各州の州議会について

州政府の責任の範囲は教育、運輸、保健衛生など多岐にわたり連邦憲法に規定されており、州法の規定が連邦法と一致しない場合は、連邦法に優位性があることとされています。また、財源についても各州政府は独自に税金を州民に課すことが認められており、公共サービスの提供に資されています。

ニューサウスウェールズ州は二院制議会で、上院の定数は42で任期は8年、下院は93で4年です。ビクトリア州は二院制議会で、上院の定数は40、下院の定数は88、任期は上院下院ともに4年です。クイーンズランド州は一院制議会で、定数は89で任期は3年(次期選挙から4年)です。サウスオーストラリア州はは二院制議会で、上院の定数は22で任期は8年、下院は47で4年です。ウェスタンオーストラリア州はは二院制議会で、上院の定数は36で任期は4年、下院は59で4年です。タスマニア州はは二院制議会で、上院の定数は15で任期は6年、下院は25で4年です。北部準州は一院制議会で、定数は25で任期は4年です。首都特別区は一院制議会で、首都特別地域立法議会(ACT Legislative Assembly)と呼ばれており、定数は25で任期は4年となっています。




日本人ツーリストの方が実感する連邦制

日本人ツーリストの方がオーストラリア連邦を訪れた時、日本にはないシステムとしての連邦制というものをまざまざと実感されるのは、おそらく道路交通法ではないかと思います。

道路交通法は各州の管轄するところであり、州によってその内容は異なっています。

シドニーのあるニューサウスウェールズ州では制限速度の最高速度は110km/hであるのに対し、ノーザンテリトリー準州に入ると130km/hの標識が出てきて、最終的には無制限という標識が出て来るわけです。

日本で言えば、関東地方では制限速度が100km/hなのに、北陸信越地方に入った瞬間に120km/hになるような感覚です。

海外旅行で垣間見る面白さは、こういうところにあるという好例ではないでしょうか。

主な参考文献

  • Australian Politics in the Twenty-First Century: Old Institutions, New Challenges,Cambridge University Press (December 1, 2018)
  • Willam.O.Coleman "Only in Australia: The History, Politics, and Economics of Australian Exceptionalism" OUP Oxford; 1st edition (June 16, 2016)
  • Bligh Grant and Joseph Drew "Local Government in Australia" Springer; 1st ed. 2017 edition (March 6, 2017)
  • 日本貿易振興機構 Jetro
  • Pariament of Australia公式サイト




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海外旅行と言えば、飛行機代、ホテル代、出発前に発生する費用も気になりますが、実際海外に行ってから食事代、交通費など、現地で発生する費用も気になりますよね?

そこで今回はオーストラリアの物価についてまとめてみました。

オーストラリアは日本に比べて物価が高いと言われますが、本稿では経済学部卒、オーストラリア在住の筆者がその実態を考察してみたいと思います。

本稿がオーストラリア旅行の予算のイメージ作りの一助になれば、幸いです。




オーストラリアの消費者物価指数の推移

オーストラリア 物価

*消費者物価指数上昇率の推移 Australian Bureau Statistics Consumer Price Index, Australiaより筆者作成 (縦軸単位:%, 横軸単位:会計年度)

オーストラリアの物価変動要因は、主に住宅価格、家賃、賃金、豪ドル水準の変化や原油価格動向などに影響される輸入物価が挙げられます

概要として、新型コロナウイルス禍前の消費者物価指数(CPI)上昇率のピークは2008年7-9月期(前年比5%増)で、日本の日銀に当たるオーストラリア準備銀行(RBA)が重視する当時の潜在インフレ率は4%台後半で、中期的な2-3%のインフレ目標を上回る水準でした。

その後、2012年後半の炭素税導入による物価上昇や、2013年後半の豪ドル安による輸入物価の上昇など一時的な変動が見られましたが、CPIはインフレ目標値の範囲内で推移してきました。

しかしながら、2015年以降の資源価格の大幅下落と景気減速により、潜在インフレ率は2%を下回る水準になりましたが、近年は、労働需給のタイト化による賃金の上昇や、住宅価格および家賃の上昇が再びオーストラリアの物価を押し上げられていました

2020年に発生した新型コロナウイルス禍の影響により、経済成長率の鈍化局面を迎え、オーストラリア準備銀行(RBA)は政策金利を0.1%まで下げることにより、経済活動の活発化を図るに至りました。

2022年に入ると、不動産価格の急騰、新型コロナウイルス禍からの脱却に伴う高い消費行動、これらによりインフレ率が急速に加速、その伸びは7.0%以上にも及び、過度なインフレを抑えるためにオーストラリア準備銀行(RBA)は、新型コロナウイルス禍の影響により、0.1%まで抑えていた政策金利を2022年5月より上昇へ転換、2024年12月には政策金利は4.35%まで上昇、その後インフレの落ち着き、経済成長の失速への懸念から政策金利は下降局面へ突入し、2025年8月には3.6%まで抑えられました。

しかし、2026年に入り、イラン情勢による原油価格高騰による、ガソリンを始めとするエネルギー価格の高騰によりインフレが再加速、2026年2月、3月、5月と三会合連続で政策金利は上昇し、2026年5月の政策金利は4.35%となっております。




オーストラリアの物価高騰についての考察

経済の概要は解りましたが、オーストラリアの物価が高騰する理由について、もう少し構造的なイメージを教えてください。
ズバリ、オーストラリアの物価上昇の仕組みは、人口、人口分布、国土面積、産業構造の絡み合いです。以下にて解説してみたいと思います。

オーストラリアの物価が高い理由は、様々な要因が絡み合った結果ですので、一言で説明するには無理がありますが、日本と比較したときに一番解りやすいの以下の論理かと思います。

  • 人口が少ない
  • 人口密度が都市部では高いのに、地方では極端に低い
  • 国土面積が極端に広い
  • 第一次産業に傾倒している

オーストラリアの人口は約2,840万人で、そのほとんどがシドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレードといった一部の都市に集中しており、地方や内陸にはほとんど人が住んでいません。しかも広大な国土面積は日本の21倍弱もあり、結果、物流の効率が極めて悪い状態にあります。

しかも、オーストラリアの産業は農業や鉱業といった第一次産業を主としており、工業は弱いので、この物流コストが物価上昇を牽引します。

例えば、工業製品ならば都市の近くで集約的に生産できますが、オージービーフを集約的に生産するなんてことは物理的にできません。酪農の生産量を増やそうと思えば、どうしても広い土地が必要になり、どんどん郊外へと進まざるを得ません。鉱物も同じで、都市部から離れたところで産出されるなら、そこで産出して都市へ運ぶしかありません。

また、人口が都市部に集中しているために、都市部の物価は上がりやすくなります。さらに、第一次産業が主要産業で人手が必要なのに、地方では人手が集まらず、それがまた人件費の高騰を牽引しています。

地政学的にも物価が上がりやすい、人件費が上がりやすい、工業が弱いなど、物価を押し上げる様々な要素が絡み合い、人件費が上がるから物価が上がる、物価が上がるから人件費が上がるというスパイラルになっています




オーストラリアの物価を具体的に考察

オーストラリア 物価

次に、オーストラリアの物価の高さについて、オーストラリア旅行で観光客の方が具体的に触れる場面を考察してみたいと思います。

上記表に具体的な品目の価格平均値をオーストラリア国内での豪ドル表記と日本国内での円からの豪ドル換算値でまとめました。

日本で$3.52相当のグラスビールがオーストリアでは$6.50ドル、着席しての食事平均は日本で$21.18相当がオーストラリアでは$35、マクドナルドのビックマックセットMサイズは日本で$8.82相当がオーストラリアでは$13.50など、それぞれ倍近くの価格差があり、全ての品目において、日本よりもオーストラリアの方が高いことが分かります。

日本からのツーリストの方が触れる機会が多いであろうこれらの品目を一掬いしただけでもこれだけの差が顕著になりますので、オーストラリアの物価が高いとお感じになることが明らかに想定されます。

オーストラリアの物価がこれほどまでに高い理由は、上項の分析の通りですが、如実に影響を与えるのが、改めて人件費の高さです。

オーストラリア 物価

*OECD加盟国の最低賃金時給換算USドル建て OECD Real Minimum Wage 2019より筆者作成

上記表は、OECD(経済協力開発機構)が作成しているReal Minimum Wage(実質最低賃金)のランキングの2019年のデータから抜粋したものです。

この資料によると、日本の平均時給8USドルで世界第13位なのに対し、オーストラリアの平均時給は12.6USドルで世界第1位となります。

この高騰する人件費が大きなコストとなり、モノの価格に反映されていることがよく分かります。

しかもサービスや製品のクオリティは日本のそれに比べて決して高くないことが、余計にオーストラリアの物価が高いと実感させられるのだと思います。




オーストラリア旅行の予算のイメージ

オーストラリア 物価

*円/豪ドル為替推移 Thomson Reutersより (横軸:年, 縦軸:円)

オーストラリアの物価を実感するのに為替を無視することは出来ません。

円/豪ドル為替はここ10年で上記チャートの通り推移して来ました。

2026年5月現在の円/豪ドル為替: 1豪ドル=約113円

ツーリストの方の目線で言えば、豪ドルは通貨流通量の関係から、円から豪ドルへの両替をする際は、一般的にオーストラリア到着後になさった方がレートはお得になります

筆者が通常期のオーストラリア国内旅行をする時に目安にする予算のイメージは以下のとおりです(豪ドル)。

  • スーペリアクラスホテル朝食付き $250/室
  • レストランでのディナー $70/人
  • カフェでのランチ $30/人
  • 終日現地発着観光ツアー $250/人
  • レンタカー $90/日
  • 都市間移動の航空機 $150/人 ジェットスター航空利用

クリスマスホリデーや年末年始、スクールホリデーなどの繁忙期には更に高額となります。

皆様のご来豪が円高のシーズンと重なることを祈っております!

トラベルドンキーオーストラリアでは、物価の高いオーストラリアでも、皆様のオーストラリア旅行の重要なパーツとなる現地オプショナルツアーを可能な限りお手頃価格に設定してご提供させていただきます。

是非、オーストラリア旅行をご計画の際には、下記弊社ウェブサイトをチェックしてみてください!




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オーストラリアのお金・通貨(紙幣と硬貨)についてまとめました。

オーストラリア準備銀行が発行するオーストラリアドルの銀行券は、薄いプラスチックシートに印刷されたポリマー紙幣となっています。

紙でできた日本銀行券の手触りとは大きく異なり、日本円からオーストラリアドルに両替して豪ドル紙幣(プラスチック幣?)を手にした瞬間から異国感を味わえます

本稿では、そんな興味深いオーストラリアのお金・通貨について解説してみたいと思います。




オーストラリアドルとは?

オーストラリアでは、通貨単位としてオーストラリアドル(AUD)が使用されています。記号では「$」ですが、US$など他の「ドル」と区別するため、「A$」とも表記されます。

オーストラリアドルは、1966年にオーストラリアポンドから置き換えられた、比較的新しい通貨です。

オーストラリアドルは、世界の通貨市場で広く取引されており、特にアジア太平洋地域での取引において重要な役割を果たしています。

オーストラリアドルは、商品価格の変動に特に敏感な通貨として知られています。オーストラリア経済は、鉱物資源や農産物などの輸出に大きく依存しており、これらの商品の世界市場での価格変動がオーストラリアドルの価値に大きな影響を与えることがあります。

オーストラリアドルと日本円は、1ドル=95~98円くらいで推移していましたが、2026年4月現在、日本円の下落により112円~115円くらいとなっています。



オーストラリアドルの紙幣

オーストラリアのお金の紙幣には、$100、$50、$20、$10、$5の5種類があります。

1992年に世界で初めて、オーストラリアは全ての紙幣をポリマー(プラスチック)素材で製造することを決定しました。この変更により、紙幣はより耐久性があり、長持ちするようになりました。また、環境にやさしい素材であるという利点もあります。

ポリマー製なので、水に濡れて破れることはありませんし、手で引き裂いたりすることもできません

サーファーやダイバーが多いオーストラリアでは、彼らがサーフパンツのポケットの中にお札を突っ込んだまま海に入っても大丈夫という利点もあります。もちろん洗濯してしまっても大丈夫ですw

オーストラリアのお札は、高度なセキュリティ機能を備えていることでも知られています。透かしに相当する部分には透明のフィルムが使われており、偽造されにくい利点もあります。

製造コストは掛かりますが、耐用年数は紙製の紙幣の3倍だそうです。

オーストラリアの紙幣は、視覚障害者が使用しやすいように設計されています。異なる長さの紙幣や、触って識別できる特徴が含まれており、全ての人にとって使いやすい通貨を目指しています。

多くのアドバンテージのあるオーストラリアドル紙幣について、それぞれご紹介していきましょう。

$100札

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100ドル紙幣の表側に印刷されている女性はメルボルン出身のオペラ歌手ネリー・メルバです。

彼女はソプラノで3オクターブの声を出すことができたと言われ、1888年以降にロンドンやパリなどの主要歌劇場で歌い、大成功を収めました。

オーストラリアで初めて世界に認められたオペラ歌手の一人です。

100ドル紙幣の裏側に印刷されている人物は第一次世界大戦時のオーストラリア帝国軍の将軍の一人ジョン・モナシュです。

軍人でもありますが、土木工学を専門としており、彼がもたらした大きな功績により、現在では大学の名前に使用されるほどの英雄となっています。



$50札

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50ドル紙幣の表側に印刷されているのははデイビッド・ユナイポンです。

彼はオーストラリアの先住民族であるアボリジニの方で、アボリジニ初の発明家として有名です。

50ドル札の裏側に印刷されている女性はエディス・ディルクセイ・カーワンです。

パースのある西オーストラリア州出身の政治家で、オーストラリア初の女性国会議員です。

女性の教育の権利や子供を社会から守るための活動を遂行したことで有名な政治家です。

$20札

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20ドル紙幣の表側に印刷されている女性はマリー・ライビーです。

オーストラリアに強制送還された囚人のひとりでしたが、植民地で成功しやがて大富豪になった実業家として有名になりました。

裏面に印刷されている男性は航空医療サービスロイヤル・フライング・ドクターの創始者ジョン・フリンです。

広大なオーストラリアでは、最高の腕を持ったパイロットと医者がタッグを組んで、僻地での急病人を救うサービスが確立されていますが、その創始者として有名な人物です。

$10札

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$10紙幣の男性は、詩人、作家、ジャーナリストとして活躍したバンジョー・パターソンです。

代表的な作品に、「ワルツィング マチルダ」があります。

裏側に印刷されている女性は、詩人、作家のダム・マリー・ギルモアです。

社会的立場の弱い人たちの福利厚生のために活動をした社会運動家として有名です。

$5札

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$5紙幣の表側には、元の英連邦の君主エリザベス女王が描かれています。

裏側にはオーストラリアの首都キャンべラにある国会議事堂が描かれています。




オーストラリアドルの硬貨

オーストラリアドルのお金の硬貨には、$2、$1、50¢、20¢、10¢、5¢の6種類があります。

$1=100¢で、国際的には「A$」または「AUD」と表記します。

ドルコインは金色、セントコインは銀色で、それぞれ数字で何ドル/何セントと硬貨に表記されています。

ドルコインは価値が大きくなるほどサイズが小さくなり、セントコインは価値が大きくなるほどサイズが大きくなります。

頻繁に欧州に旅行される方は、豪ドルコインはユーロコインと逆で、価値の大きさにサイズの大きさが反比例するのでくれぐれもお気をつけください。

早速、それぞれご紹介いたします。

$2コイン

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$2コインの表側にはエリザベス女王の肖像が、裏側には2 DOLLARSの文字と、先住民アボリジニ、南十字星が描かれています。

$1コイン

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$1コインの表側にはエリザベス女王の肖像が、裏側には1 DOLLARの文字と5頭のカンガルーがデザインされています。

50¢コイン

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50¢コインの表側には、オーストラリアの国の紋章が描かれています。紋章に登場している動物はカンガルーとエミューです。エミューとはオーストラリアで2番目に大きな飛べない鳥で、国鳥に指定されています。

50¢コインはオーストラリアドルの硬貨で一番大きなサイズで、重量感もたっぷりです!



20¢コイン

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¢20コインの表側にはエリザベス女王が、裏側には20の文字とオーストラリアの固有種である幻の珍獣カモノハシが描かれています。

カモノハシは世界最古の哺乳類で、卵で生まれてお乳を飲んで育つ非常に珍しい単孔目の哺乳類動物です。

10¢コイン

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10¢コインの表側にエリザベス女王が、裏側には10の文字とコトドリ(オーストラリアの鳥)が描かれています。

5¢コイン

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5¢コインの表側にはオリザベス女王の肖像が、裏側にはハリモグラが描かれています。

ハリモグラは、カモノハシと同じく単孔目の哺乳類で、オーストラリアとパプアニューギニアの一部の地域に若干数生息しています。




オーストラリアドルのお得な情報

最後に、オーストラリアドルについて、お得になる情報をご紹介します。

オーストラリアドルお得な両替は日本出発前? オーストラリア到着後?

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通貨流通量が主要通貨の中で相対的に少ないオーストラリアドルは、オーストラリアに到着後のほうがお得なレートで両替できます

空港やホテルの両替所はレートが悪く、手数料も掛かりますので、街中の両替所で両替するほうがお得です。

シドニーやゴールドコースト、パースやケアンズなどの主要都市の街中にはたくさんの両替所があります

切り上げ切り下げのラウンディングで損をしないためにカードとキャッシュを上手く使い分ける

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オーストラリアドルには1¢や2¢コインがなく、最小単位のコインは5¢です。

しかしながら、スーパーマーケットなどでは1ドル99セントの商品などが売られています。

手間を省くために、オーストラリアでは精算の際にラウンディングと呼ばれる切り上げ切り捨ての調整が行われています

ドル表記で、少数第二位の値が3から7の場合は5に、8から2の場合には0にするという決まりがあります。

つまり、1ドル99セントの商品は、2ドルにラウンディングされるということです。

得することもあれば、損することもあるということです。

ただし、クレジットカードやデビットカードで精算する場合は、ラウンディングは行われず、1ドル99セントならば1ドル99セントのまま引き落としされます

そこで、精算時のチャージ額で、少数第二位が3または4および8または9になった場合はカード精算を、6または7および1または2になった場合はキャッシュ精算を、0または5になった場合はどちらでも、と決めておくと、常にお得に精算することができます

レンタカーをして、給油する際も、金額の少数第二位が2または7になるところまで入れてキャッシュで精算すれば2¢分お得になります

オーストラリアでの精算の裏技ということで、ぜひ、覚えておいてください!

チリも積もれば山となる(ものすごく小さな山ですが・・・)!!




オーストラリアでのキャッシュレス決済

オーストラリアでは非常に広くキャッシュレス決済が進んでいます。

筆者はお財布にはもしもの時用で50ドル程度が入っているだけ、ほぼ全ての買い物、食事など、カードで支払っており、最後に現金で支払ったのはいつだったのか、記憶がないほどです。

元々オーストラリアでは、キャッシュレス決済が進んでいましたが、コロナ禍では「現金お断り」の店舗が相次ぎ、更にキャッシュレス決済が進みました。

現金しか使えないという店舗は、もうオーストラリアでは出会うことは、まずないのでしょうか。

オーストラリアを旅行する際には、両替する現金を少なくし、クレジットカードをメインで使用するようにした方が良いと思います。



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トラベルドンキーでは、ケアンズのオプショナルツアー(現地発着ツアー)やアクティビティのご紹介やご予約を承っています。

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オーストラリアにおける電子タバコの概要

オーストラリアにおける電子タバコとは、VAPE(ベイプ)と呼ばれるリキッド式の電子タバコがよく知られています。日本で一般的な加熱式たばこ(IQOS、Ploom、gloなど)は、オーストラリアではリキッド式ベイプほど一般的ではありません。

オーストラリアでは、ニコチン入り・ニコチンなしを問わず、ベイプ製品は「vaping goods」として厳しく規制されています。使い捨てタイプ、再利用可能な本体、カートリッジ、ポッド、リキッドなども規制対象になります。

オーストラリアでは、電子タバコは嗜好品として自由に販売される商品ではなく、禁煙補助やニコチン依存管理のための治療用ベイプ(therapeutic vapes)として扱われます。

2024年1月1日より使い捨てベイプの輸入が原則禁止され、2024年3月1日からはベイプ本体、アクセサリー、リキッドなどの輸入にも許可が必要となりました。個人旅行者には後述の少量持ち込み例外がありますが、商業輸入は原則として許可を受けた事業者に限られます。

また、2024年7月1日からは、薬局以外の小売店(コンビニエンスストア、たばこ店、ベイプショップなど)でのベイプ販売が禁止されました。2024年10月1日以降は、18歳以上であれば、州・準州の法律で認められる範囲において、薬剤師との相談を経て、ニコチン濃度20mg/mL以下の治療用ベイプを処方箋なしで購入できる場合があります。一方、18歳未満の方や、20mg/mLを超える製品には処方箋が必要です。

2025年7月1日からは、オーストラリア国内で供給される治療用ベイプの製品基準もさらに強化され、使用可能な成分、包装、ラベル表示、デバイスの安全基準などが厳しくなっています。




旅行者の電子タバコの持ち込み

2024年1月1日および2024年3月1日の法改正により、オーストラリアへ入国する旅行者が持ち込める電子タバコ(ベイプ)には数量制限が設けられています。

オーストラリアに入国する旅行者は、少量のベイプ製品のみを持ち込むことができます。持ち込むベイプ製品は、同じ船または航空機でオーストラリアに入国する旅行者本人、またはその旅行者が世話をする人の治療目的で使用するものである必要があります。

オーストラリアを訪れる旅行者に、持ち込みが許される最大許容数量は次のとおりです。

  • 合計2個のベイプ(使い捨て、または再利用可能なものを含む)
  • 20個のベイプ・アクセサリー(カートリッジ、カプセル、ポッドを含む)
  • 液体状のベイプ物質 200mL。

上記の数量を超える場合や、商業目的と判断される場合、持ち込みは認められない可能性があります。また、カンナビスオイルなど、別途規制対象となる薬物を含むベイプ製品は、この旅行者例外の対象外であり、より厳しい規制が適用されます。

日本の加熱式たばこ(IQOS、Ploom、gloなど)については、オーストラリアの公式情報では主に「vape」「vaping goods」という表現で案内されており、一般旅行者にはリキッド式ベイプとの区別が分かりにくい場合があります。加熱式たばこ本体やスティックがどの規制区分に該当するか不明な場合は、入国時に申告し、税関職員の判断を仰ぐことをおすすめします。

無用なトラブルを避けるため、電子タバコや加熱式たばこを持参する場合は、入国時の税関申告で申し出るようにしてください。申告したうえで持ち込み不可と判断された場合は、その場で放棄を求められる可能性があります。一方、無申告で見つかり、規制違反と判断された場合は、没収や罰則の対象となる可能性があります。

電子タバコの使用に関しては、通常のたばこの規制と同様に、各州・準州の禁煙ルールが適用されます。屋内の公共施設、レストラン、公共交通機関、商業施設などでは使用できない場所が多く、屋外でも施設や自治体により規制される場合があります。使用する場合は、必ず喫煙可能エリアを確認してください。

なお、オーストラリア国内でベイプ製品を購入する場合は、原則として薬局での取り扱いとなり、薬剤師との相談や年齢確認が必要です。旅行者が現地で簡単に購入できるとは限らないため、必要な方は出発前に最新の公式情報を確認してください。



免責事項

弊社で提供するオーストラリアの出入国、税関、航空機の乗継、ツアー帰着時間、その他現地事情などに関する情報は、その正確性を保証いたしかねます。電子タバコ、加熱式たばこ、医薬品、その他規制品の持ち込み可否は、最終的にはオーストラリア国境警備隊、税関、関係当局の判断によります。弊社が提供した情報により、お客様または第三者が不利益、損害を被った場合において、弊社は一切の責任を負いかねます。



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最新情報に基づくオーストラリアの税金払戻し制度の概要、適用条件、TRSの手続きの方法を、オーストラリア在住のスタッフが写真入りで詳しく説明いたします。

TRSの手続きは、事前にWebサイトまたはアプリで必要事項を入力しQRコードを作成しておくと、当日の申請手続きがスムーズに進む場合があります。ただし、オンラインで申請が完了するわけではなく、出発当日に空港などのTRSカウンターで、パスポート、搭乗券、Tax Invoice、対象物品を提示する必要があります。

それではTRS – オーストラリアの税金払戻し制度の申請方法を、順番を追って解説させていただきます。

なお、TRSで払戻しを受けた物品を後日オーストラリアへ持ち戻る場合は、入国時に申告が必要となり、免税範囲を超える場合はGST/WETや関税等の支払いが必要になることがあります。




TRSとは?

TRS(ティーアールエス)とは「Tourist Refund Scheme」の頭文字をとった略称のことで、「旅行者税金払戻制度」となります。

オーストラリア出国の際に、オーストラリア国内で購入した物品にかかっていたGST(消費税10%)、WET(ワイン平衡税14.5%)の払戻しを申請できる制度です。

旅行者が出国時に自分で携行してオーストラリア国外に持ち出す物品が対象です。オーストラリア国内で消費されるサービス、消費済みの物品、別送品、危険物、たばこ類などは対象外となります。

つまりオプショナルツアー、ホテル代などは、オーストラリア国内で「消費されてしまう」サービスなので、払戻しの対象外となります。

洋服、カバン、カメラ、時計などは、オーストラリア国内で購入後に使用を開始していても、出国時に本人が携行して持ち出し、係員に提示できれば払戻し対象となる場合があります。

免税店で既にGST、WETを引いた金額で購入している場合は、もちろんこの払戻し制度の対象外となります。



TRSの払戻額

TRSによるGSTの払戻し金額は、GST込み購入金額の1/11です。GSTは商品価格に10%上乗せされているため、税込価格そのものの10%ではなく、税込価格を11で割った金額がGST相当額になります。

GST払戻金額の計算方法は、購入金額を11で割ると簡単に求めることができます。

例)$550のカバンを買った場合・・$550を11で割った$55が払戻し金額

ワインを購入した場合は、GSTに加えてWET(ワイン平衡税)の払戻しを申請できる場合があります。ただし、ビール、蒸留酒、たばこ類はTRSの対象外です。

TRSの適用条件

TRSを申請できる適用条件は下記の通りです。

  • オーストラリア出国前60日以内に購入されたもの
  • 同じABN番号(オーストラリア事業者番号)を持つ事業者から、合計$300以上(GSTを含む)の対象物品を購入していること
  • 英語で書かれた有効なTAX INVOICE(タックス・インボイス)が発行されていること
  • 機内持ち込み荷物として持ち出し、係員に見せることができるもの(航空会社チェックイン前に税関事務所で所定の手続きを行って預け荷物に入れたものを除く)
  • 出国までに消費されてしまうサービス、物品でないこと
  • 免税品など、GST非課税の物品でないこと
  • たばこ類、ビール、蒸留酒などの対象外品でないこと(ワインは条件を満たせばWETの払戻し対象になる場合があります)
  • 別送品でないこと
  • 飛行機で出国する場合は、出発予定時刻の30分前までにTRSカウンターでの手続きを終えること(クルーズ船の場合は出港予定時刻の1~4時間前)




TAX INVOICEとは?

TAX INVOICE(タックスインボイス)とは、簡単に言うと商品を購入時に発行される領収書のことです。

TRSで認められる「有効な」TAX INVOICEの要件は下記の通りです。

  • 「TAX INVOICE」の記載があること
  • 英語で書かれ紙に印刷されていること
  • 発行者の会社名、オーストラリア事業者番号(ABN)、住所が記載されていること
  • 購入した商品の明細
  • GSTまたはWET、税金の支払い額
  • 購入日
  • TAX INVOICEの合計が$1000以上の場合は、購入者の名前がパスポートと同じ表記で記載されていること

TAX INVOICEは基本となる書式がオーストラリア税務当局によって決まっており、最後の$1000を超える場合の購入者名の記載を除き、自動的に上記を満たすものが発行されます。

TAX INVOICEが$1000以上の場合は、支払い時にTRSの手続きを空港で行う旨を伝え、購入者名をパスポート通りに記載してもらうように注意しましょう。

$1000を超えないTAX INVOICEは、名前の記載は不要です。



税金の払戻し方法

TRS手続きによる税金の払戻し方法は次の3つから選択することができます。現金で払戻しをうけることはできません。

  • クレジットカードへ返金
  • オーストラリアの銀行口座に振り込み
  • 小切手の郵送(非推奨)

最も早く返金を受け取れる方法は「オーストラリアの銀行口座に振り込み」になりますが、オーストラリアの銀行にオーストラリアドル建ての銀行口座をもっていなくてはいけません。

小切手の郵送は日本円建て、日本の住所へも郵送可能ですが、到着まで2か月程度かかることもあり、郵送中の紛失も考えられます。

日本を含むオーストラリア国外からの観光客の場合は、1番目の「クレジットカードへ返金」の選択が一番無難と思われ、実際に多くの方がクレジットカードへの返金を選択されています。

「クレジットカードへの返金」は、「クレジットバック(Credit Back)と呼ばれ、通常買い物で使った場合、クレジットカードの信用枠から引かれていきますが、それを逆にプラスで返金する方法です。

クレジットカードへの返金もオーストラリアドル建てで返金は行われますが、日本などオーストラリア国外で発行されているクレジットカードの場合、買い物時と同様に少ない手数料でカード会社が発行国通貨に換算(日本国内発行のカードの場合は日本円に換算)してくれますので問題ありません。

返金を行うクレジットカードは、Amex、Diners、JCB、MasterCard、Visa、UnionPayの利用が可能です。ただし、UnionPayのデビットカードは利用できないと案内されています。




TRS手続きの流れ

TRSによる税金払戻しの手続きは、下記のような流れになります。

Step 1

航空会社チェックイン時、税金払戻しを受ける物品は、預け荷物に入れずに機内持ち込み手荷物とします。

液体物、ジェル、エアゾール類など、航空機内への持ち込み制限により手荷物にできないもの、または大型品で機内持ち込みできないものは、航空会社のチェックイン前に空港内のABFカウンターで物品を見せ、所定の手続きを行います。

詳しくは液体物のTRS手続きを参照してください。

Step 2

出国審査、機内持ち込みの保安検査を行った後、「TRS」または「Tax Refund」のサインに従い、TRSの受付カウンターへ進んでください。

空港によっては、TRS受付カウンターの列が「QR Code Only」と通常受付に分かれている場合があります。

「QR Code Only」は、TRSのWebサイトまたはスマートフォンアプリで事前に情報を入力し、QRコードを作成している方向けの列です。QRコードを持っていない場合は、通常受付の列で係員に必要事項を伝えて手続きを行います。

詳しくはTRSのオンライン申請を参照してください。

Step 3

カウンターでパスポート、搭乗券、TAX INVOICE、返金先クレジットカードを渡し、指示があれば物品を係員に見せて確認してもらってください。

前述のTRSオンライン申請を済ませている場合は、上記に加えてQRコードを提示してください。

シドニー空港のTRS手続きカウンターの表示

TRS手続きカウンターの入り口。右がQRコード所持者、左がその他の人の列。

TRS手続きカウンターの入り口。右がQRコード所持者、左がその他の人の列。

TRS手続きカウンターの入り口。右がQRコード所持者、左がその他の人の列。

上の写真の列の案内を拡大したもの

上の写真の列の案内を拡大したもの

液体物のTRS手続き

100mlを超える液体物は、国際線の飛行機に手荷物として持ち込むことができず、航空会社のチェックインカウンターで預け荷物の中に入れる必要があります。

TRS手続きでは出国手続きを終えた後にあるTRSカウンターで、係員に税金払戻し手続きを行う物品を目視で確認する決まりになっており、通常の手続きでは液体物は払戻し手続きはできないということになります。

しかしながら、航空会社のチェックイン前に、出国エリア外にある税関カウンター(Australian Border Force)で物品を見せて事前に認証を得ることにより、液体物のTRS税金払戻しの手続きを行うことが可能です。

この手続きを終えた後、払戻しを申請する液体物の物品は、航空会社の預け荷物に入れてチェックインして構いません。

その後、出国審査を終えた後にあるTRS手続きカウンターにて、税金払戻しの手続きを行ってください。

出国エリア外のABFカウンターの場所は空港により異なり、またターミナル改装などで変わることがあります。液体物、大型品、預け荷物に入れる必要がある物品でTRSを申請する場合は、出発空港の案内表示、空港係員、またはAustralian Border Forceの案内で最新の場所を確認してください。



TRSのオンライン手続き

TRSの税金払戻しの手続きは、PC、スマートフォン、タブレットから「My TRS Claim」のWebサイトで事前に情報を入力し、QRコードを作成しておくと、空港での手続きがスムーズになる場合があります

Webサイトのほか、iPhone / iPad用のAppleアプリ、Android用のGoogleアプリ版もあり、これらからでも同様にTRS Claim Code(QRコード)を作成できます。

また、シドニー空港のようにQRコード所持者向けの列を用意している場合は、通常受付より短い時間で手続きを終えられることがあります。ただし、混雑状況により所要時間は変わります。

ただし注意したいのは、オンラインでできるのはあくまで「事前入力」であり、オンラインでTRS申請が完了するわけではありません。出発当日にTRSカウンターで係員にQRコード、物品、Tax Invoice、パスポート、搭乗券を提示する必要があります。

返金手続きを行う必要な情報をあらかじめオンラインで入力しておけば、手続き時のそれらの必要情報の入力が省け、処理の時間が早くなるということです。

「My TRS Claim」のWebサイトからの手続き方法を順番を追って説明いたします。

Step 1

PC、スマートフォンなど端末から「My TRS Claim」のサイトへアクセスする。 https://trs.border.gov.au/

Step 2

「Your Privacy」、プライバシーに関する取扱いに同意します。チェックボックスにチェックを入れる、右下に次のページに遷移する「Next」のボタンが現れます。

TRS手続き1

Step 3

表示された質問に答えていきます。

① パスポート発行国(日本などオーストラリア、ニュージーランド以外はOtherを選択)
② パスポート番号
③ オーストラリアの住民ですか?
④ オーストラリアを出発する日

入力完了後、右下の「Next」ボタンを押して、次のページへ進んでください。左下の「Previous」ボタンを押すと前の画面に戻ります。

TRS2

Step 4

税金の払戻しを申請する「Tax Invoice」が、下記の要件を満たしているか確認してください。

  • 「Tax Invoice」と記載されているか
  • 販売者のABNナンバー(オーストラリア事業者番号)が記載されているか
  • 販売者の会社名が記載されているか
  • 購入した物のGSTが含まれた金額
  • 購入したものの明細
  • 購入日
  • Tax Invoiceの合計金額が$1000以上の場合は、購入者の名前(パスポートと同じ表記)

問題なければ「Add Invoice」のボタンを押して、Tax Invoiceの登録をしていきます。

TRS3

Step 5

Tax Invoiceを1枚ごと登録していきます。1回のオンライン手続きで最大10枚までのTax Invoiceを登録できます。

① 販売者のABNナンバー(オーストラリア事業者番号)
② 記載があれば、Tax Invoice番号またはレシート番号(空欄可)
③ Tax Invoiceの発行日(購入日)
④ 購入した物の明細。「Goods Type」で当てはまるものを選択し金額を入力
⑤ 同じTax Invoice上に複数の物品が記載されている場合は、「Add Another Item」のボタンを押して行を追加していく
⑥ 「Amount Paid for Claimable Goods, including GST/WET $XXXXX」の金額が、Tax Invoiceの金額と一致しているか確認する
⑦ 金額が一致しているのを確認後「Save This Invoice」のボタンをクリックする

Step 6

入力されたTax Invoiceに間違いがないか確認してください。

「Total Of All Invoices」は登録したTax Invoiceの総合計金額、「Estimated Total GST/WET Refund Being Claimed」は払戻し予定金額の総合計になります。

間違えた場合は右手の鉛筆アイコンをクリックして編集、またはごみ箱アイコンで削除してください。

一度のオンライン申請でTax Invoiceを最大10枚まで申請が可能です。追加する場合は、「Add Invoice」ボタンを押して、Tax Invoiceを追加してください。

問題なければ右下の「Next」ボタンを押して、次のページへ進んでください。左下の「Previous」ボタンを押すと前の画面に戻ります。

Step 7

最後は税金払戻しの受領方法の指定です。下の3つの方法から選択できます。

  • Credit Card(Amex、Diners、JCB、MasterCard、UnionPay、Visa)
    クレジットバックと呼ばれるクレジットカードに対して返金処理で払戻しを受け取ります。クレジットカード番号はここで入力せず、TRSの払戻し手続きカウンターでクレジットカードを係員に提示して行います。
  • Australian Bank Account
    オーストラリア国内の銀行口座に振り込みで払戻しを受け取ります。
  • Cheque
    小切手の郵送で払戻しを受け取ります。小切手は到着まで2か月程度かかる場合があり、紛失や換金手続きの手間もあるため、通常はおすすめしません。

選択後、右下の「Next」ボタンを押して、次のページへ進んでください。左下の「Previous」ボタンを押すと前の画面に戻ります。

Step 8

入力した内容の確認画面が現れます。

「Declaration」の項目最後にある、「I declare that the information entered in this TRS claim is true and correct.」(私は、このTRSクレームに入力された情報が真実かつ正しいことを宣言します。)にチェックを入れると「Claim Code」と呼ばれるQRコードが表示されます。

そのQRコードをスクリーンショット、印刷、またはQRコード上で右クリックで保存などして、出発当日のTRS払戻し手続きカウンターで提示できるようにしてください。

カウンターで係員がこのQRコードをスキャンすると、ここで入力された情報が係員の端末に表示されて、TRS税金払戻しの手続きがスムーズ、スピーディーに行われます。




オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

オーストラリア出国手続き



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最新情報に基づくオーストラリアの出国審査・税金払戻し(TRS)の手続きを、オーストラリア在住のスタッフが、オーストラリア出発時の流れに沿ってわかりやすく解説します。

オーストラリアの出国手続きはそれほど難しくありません。多くの国際空港では、セルフサービス型のSmartGate(スマートゲート)を使用して出国手続きを行い、その後に保安検査、TRS手続き、搭乗ゲートへ進みます。出国時に日本のような出国カードの記入は不要です。

それではオーストラリアの出国手続きを、順番を追って解説させていただきます。

目次:オーストラリアの出国手続き・税金払戻しの手続き(クリックで開閉)




オーストラリア出国手続きの流れ

空港で航空会社カウンターでチェックインの後、オーストラリア出国の手続き方法を、ステップごとに順番を追って説明させていただきます。

オーストラリアでは出国カードは廃止されており、パスポートと搭乗券のみでOKです。

他の国の空港同様、100mlを超える液体物、エアゾール、ジェル類の国際線機内持ち込みは禁止されています。

また、100ml以下の液体物、エアゾール、ジェル類は、透明な再封可能な袋に入れて、保安検査時に求められた場合はカバンから出して提示してください。各容器は100mlまたは100g以下で、袋は1人1袋が基本です。

Step 1

航空会社カウンターでチェックイン手続き後、「Departure」等の表示のある、出国審査場へ向かいます。

Step 2

出国審査は入国時にも利用した「SmartGate」、セルフサービス型の出国審査機を使います。

パスポートを機械に挿入しパスポートデータを読み取った後返却されます。

パスポートを受け取った後カメラを見て顔認証を行い、問題がなければゲートが開き、先へ進むことができます。

※出国時のSmartGateは、有効な機械読取式パスポートを持ち、自分で操作できる旅行者であれば利用できます。ただし、利用できない場合や係員の案内がある場合は、有人の出国審査カウンターへ進んでください。

Step 3

保安検査へ進みます。100mlを超える液体物、エアゾール、ジェル類は、原則として国際線の機内持ち込みができません。空港内の免税店で購入した液体物などは、保安上のルールに従い、封印された袋やレシートの提示が必要となる場合があります。購入時に店舗スタッフの案内に従ってください。

Step 4

身体検査および手荷物の保安検査を行います。ラップトップ・コンピューターは、カバンの中から出してX線の機械を通してください。

Step 5

税金払戻し手続き(TRS)を行う人は、「Tax Refund」または「TRS」の表示に従い、手続きカウンターへ行き払戻し手続きを行ってください。

Step 6

出発ゲート番号は搭乗券にも記載されていますが、変更になる場合もありますので、モニターで再度確認し、出発ゲートまで移動してください。

Step 7

飛行機への搭乗は小さい子供連れ、障がいのある方、ビジネスクラス乗客、そしてエコノミークラスの順番で搭乗が進んでいきます。混んでいる場合は、ゲートを通る際に、再度パスポートチェックがあるので、写真のページを開いておきましょう。



スマートゲートを使った出国手続き

SmartGateを使った出国手続きの流れを説明します。出国SmartGateは、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコースト、ケアンズ、ダーウィン、キャンベラ、アバロンなど、主要国際空港に設置されています。

  1. 出国審査エリアに入り、利用可能なSmartGateへ進んでください。
  2. パスポートの顔写真のあるページを開き、機械の案内に従って読み込ませてください。
  3. 読み込みが完了するとパスポートが返却されますので受け取ってください。
  4. ゲート内でカメラを見つめ、顔認証が完了するのを待ちます。
  5. 認証に成功するとゲートが開き、保安検査場へ進めます。

SmartGateで手続きできない場合、または係員から案内された場合は、有人の出国審査カウンターで手続きを行います。

オーストラリア税金払戻し(TRS)の手続き

TRS(ティーアールエス)とは「Tourist Refund Scheme」の頭文字をとった略称、「旅行者払戻制度」のことです。

オーストラリア出国の際に、オーストラリア国内で購入した物品にかかっていたGST(消費税10%)、WET(ワイン平衡税14.5%)の払戻しを申請できる制度です。

旅行者が出国時に本人が携行してオーストラリア国外に持ち出す物品が対象です。オーストラリア国内で消費されるサービス、消費済みの物品、別送品、危険物、たばこ類などは対象外となります。

つまりオプショナルツアー、ホテル代などは、オーストラリア国内で「消費されてしまう」サービスなので、払戻しの対象外となります。

洋服、カバン、カメラ、時計などは、オーストラリア国内で購入後に使用を開始していても、出国時に本人が携行して持ち出し、係員に提示できれば払戻し対象となる場合があります。

TRSの払戻額

TRSによるGSTの払戻し金額は、GST込み購入金額の1/11です。GSTは商品価格に10%上乗せされているため、税込価格そのものの10%ではなく、税込価格を11で割った金額がGST相当額になります。

例)$550のカバンを買った場合・・$550を11で割った$50がGSTの払戻し金額です。

ワインを購入した場合は、GSTに加えてWET(ワイン平衡税)の払戻しを申請できる場合があります。ただし、ビール、蒸留酒、たばこ類はTRSの対象外です。

TRSの適用条件

TRSを申請できる適用条件は下記の通りです。

  • オーストラリア出国前60日以内に購入されたもの
  • 同じABN番号(オーストラリア事業者番号)を持つ事業者から、合計$300以上(GSTを含む)の対象物品を購入していること
  • 英語で書かれた有効なTAX INVOICE(レシート)が発行されていること。$1,000以上のTax Invoiceには、パスポートと同じ購入者名が必要
  • 機内持ち込み荷物として持ち出し、係員に見せることができるもの(航空会社チェックイン前に税関事務所で所定の手続きを行って預け荷物に入れたものを除く)
  • 出国までに消費されてしまうサービス、物品でないこと
  • 免税品など、GST非課税の物品でないこと
  • たばこ類、ビール、蒸留酒などの対象外品でないこと(ワインは条件を満たせばWETの払戻し対象になる場合があります)
  • 別送品でないこと
  • 飛行機の出発予定時刻30分前までにTRSカウンターでの手続きを終えること(クルーズ船の場合港の出発予定の1~4時間前)

TRSで払戻しを受けた物品を後日オーストラリアへ持ち戻る場合は、入国時に申告が必要となり、免税範囲を超える場合はGST/WETや関税等の支払いが必要になることがあります。

TRSのさらに詳しい手続きの方法は、下のページをご覧ください。




オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

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「スマートゲート」とは、オーストラリアの出入国手続きで利用されている、セルフサービス型の出入国審査システムです。パスポート情報と顔認証を使って本人確認を行い、主要な国際空港で導入されています。

オーストラリア旅行のスタートで、スマートゲートの利用でつまずかないように、スマートゲートを使った入国・出国手続き方法と使用にあたっての注意点を最新の情報でまとめました。

目次:オーストラリア出入国審査 スマートゲートの手順と注意点(クリックで開閉)




スマートゲートとは?

スマートゲートは、オーストラリアの主要な国際空港で導入されている、セルフサービス型の出入国審査システムです。顔認証技術とパスポート情報を使って本人確認を行い、入国審査・出国審査をスムーズに進めるための仕組みです。

入国時のSmartGateは、「キオスク」でパスポートを読み取り、質問に回答するステップと、「ゲート」で顔認証を行うステップの、2段階で構成されています。出国時は、空港によりキオスクを使わず、ゲートでパスポート読み取りと顔認証を行う流れが一般的です。

現在は、到着時のSmartGateについて国籍別の対象国リストによる案内ではなく、ePassportを持ち、年齢・身長などの条件を満たす旅行者が利用できる案内に変わっています。日本のIC旅券もePassportに該当します。

スマートゲート導入空港

SmartGateは、オーストラリアの主要国際空港に導入されています。到着・出発の両方で利用できる空港、出発時のみ利用できる空港など、空港により設備が異なる場合があります。

  • アデレード
  • ブリスベン
  • ケアンズ
  • キャンベラ
  • ダーウィン
  • ゴールドコースト
  • メルボルン
  • パース
  • シドニー

スマートゲート対象旅客

SmartGateの利用条件は、入国時と出国時で異なります

入国時のSmartGateは、主に下記の条件を満たす旅行者が利用できます。

  • ePassportマークのあるパスポートを所持していること
  • 身長が1.1m以上であること
  • 7歳以上であること
  • 7歳以上16歳未満の子供は、親または法的保護者と一緒に旅行していること

16歳未満の単独旅行の子供は、入国時のSmartGateを利用できません。利用できない場合や係員に案内された場合は、有人の入国審査カウンターへ進んでください。

出国時のSmartGateは、有効な機械読取式パスポートを持ち、自分で機械を操作できる旅行者であれば利用できます。

スマートゲート対象国(地域)

以前は、SmartGateを利用できるパスポート発行国・地域が限定的に案内されていましたが、現在の公式情報では、到着時SmartGateについてはePassportマークのあるパスポート、年齢、身長などの条件が中心に案内されています。

日本のIC旅券にはePassportマークが付いているため、条件を満たせばSmartGateを利用できる可能性があります。ただし、最終的には空港の案内表示やAustralian Border Force係員の指示に従ってください。

スマートゲート対応言語

SmartGateのキオスクは、日本語を含む複数言語に対応しています。パスポートを挿入すると、そのパスポートに応じた言語が表示される場合がありますが、画面上で他の言語に変更することもできます。



スマートゲートを使った入国手続き

スマートゲートを使った入国手続き方法を順序に沿って説明いたします。

入国時のSmartGateでは大きく分けて2つのステップがあります。まず「キオスク」でパスポートを読み込ませ、画面の質問に答えます。その後、「ゲート」でカメラを使った顔認証を行います。

入国時のスマートゲート使用方法

Step 1:キオスクの利用

キオスク(パスポート読取り機器)は、入国審査場や、空港によっては入国審査場へ向かう通路上に設置されています。

  1. マスク、帽子、サングラス、ヘッドフォンなど、顔認証の妨げになるものを外してください。宗教上の理由による頭部の覆いは着用できますが、あご下から額までと顔の両側が見える必要があります。
  2. パスポートの顔写真のあるページを開き、その面を下にしてキオスクに挿入します。
  3. 画面の案内に従い、質問に回答します。
  4. 認証が完了すると、チケットがキオスクから発行されます。
  5. パスポートとチケットを受け取ります。
  6. 認証が成功しなかった場合は、係員の案内に従い、有人の入国審査カウンターへ進みます。
Step 2:ゲートの利用

ゲートでは、キオスクで読み込んだパスポート情報と顔写真をもとに、本人確認が行われます。

  1. 利用可能なゲートへ進みます。
  2. キオスクで発行されたチケットをゲートに挿入し、ゲート内へ進んでください。
  3. カメラを見つめ、顔認証が完了するのを待ちます。
  4. 認証に成功するとチケットが返却され、ゲートが開きます。
  5. 認証が成功しなかった場合は、係員またはアシスタンスデスクの案内に従ってください。

以上でオーストラリアの入国審査は完了となり、ターンテーブルで預け荷物を受け取り、税関・検疫検査へ進みます。オーストラリア入国時は、入国審査とは別にIncoming Passenger Card(入国カード)と税関・検疫の手続きがあります。

オーストラリア入国手続きの税関検査に関する詳しい情報は下のページをご覧ください。

シドニー空港のスマートゲート設置場所

シドニー空港、入国審査会場へ向かう途中にあるスマートゲート設置場所

シドニー空港のスマートゲート。写真は「キオスク」と呼ばれるパスポート読取りの機器

シドニー空港のスマートゲート。写真は「キオスク」と呼ばれるパスポート読取りの機器

シドニー空港の入国審査会場手前。右側がスマートゲート利用の入国者、左はその他の入国者

シドニー空港の入国審査会場手前。右側がスマートゲート利用の入国者、左はその他の入国者




スマートゲートを使った出国手続き

SmartGateを使った出国手続き方法を順序に沿って説明いたします。

  1. 出国審査エリアに入り、利用可能なゲートへ進んでください。
  2. パスポートの顔写真のあるページを開き、その面を下にしてゲートのパスポート挿入口より読み込ませてください。
  3. 読み込みが完了するとパスポートが返却されますので、受け取ってください。
  4. ゲートの中に進みます。
  5. マスク、帽子、サングラス、ヘッドフォンなど、顔認証の妨げになるものを外してください。宗教上の理由による頭部の覆いは着用できますが、顔が確認できる必要があります。
  6. カメラを見つめ、パスポートの顔写真との照合が完了するのを待ちます。
  7. 認証に成功するとゲートが開き、保安検査場へ進めます。

SmartGateで手続きできない場合、または係員に案内された場合は、有人の出国審査カウンターで手続きを行ってください。

以上でオーストラリアの出国審査は完了となり、保安検査場へ進んでください。

オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

オーストラリア出国手続き



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現地オーストラリア在住のスタッフによる、オーストラリアの入国手続きの税関・検疫検査と旅行者免税範囲に関する最新の情報です。

オーストラリアに到着後、まず最初に行うのは入国審査、その後荷物をターンテーブルで受け取り、その後税関検査に向かうことになります。

入国カード(Incoming Passenger Card / IPC)は、税関・検疫に関する申告書も兼ねています。正確に、正直に質問へ回答して記入するようにしましょう。現在、一部のニュージーランド発シドニー行き対象便では、紙の入国カードの代替としてデジタル版のAustralia Travel Declaration(ATD)の試験運用も行われていますが、対象外の旅行者は従来通り紙の入国カードを記入します。

申告する物がない場合は緑色で表示されている「Nothing to Declare」(申告物なし)の税関入り口(カウンター)へ、申告する物がある場合は赤色の表示の「Goods to Declare」(申告物あり)の税関入り口(カウンター)へ進んでください。




オーストラリアの税関検査

オーストラリアは固有の動植物が多く生息しているため、食品、動植物の持ち込みを厳しく制限しています。

「入国カードの質問に虚偽の回答」とは、たとえば「食品をオーストラリアに持ち込もうとしていますか?」の質問に、うっかりミカンを持っていたのに「いいえ」で印をつけてしまった場合も含まれます。「うっかり」であっても、未申告品が見つかれば罰金の対象となる可能性があります。

現在、空港でのバイオセキュリティ違反に対するInfringement Notice(違反通知)は、最低2ペナルティユニット、2024年11月7日以降の金額ではA$660です。高リスク品の場合はA$1,980またはA$3,960、隠して持ち込んだ場合などは最大A$6,600となる場合があります。また、悪質な場合は民事罰、刑事訴追、ビザ取消の対象となることもあります。

持ち込めるかどうか、申告が必要かどうかが不明な場合は、とりあえず申告をして税関の職員にチェックしてもらいましょう。

きちんと申告したうえで持ち込み不可と判断された場合は、廃棄、処理、再輸出などを求められることがあります。申告したから必ず持ち込めるわけではありませんが、未申告で発見されるよりもリスクを大きく下げることができます。

以前のオーストラリア税関の検査は、無申告の場合でもほとんどの到着者のスーツケースのX線検査、またはスーツケースを開けての目視検査を行っていて、大変時間がかかる厳しいものでした

現在の検査方法は空港、到着便、申告内容、係員の判断により異なります。無申告であっても、探知犬、X線検査、スーツケースの開披検査などが行われる場合があります。申告すべきか不明なものは、必ず申告するのが安全です。

食品、動植物製品、種、木製品、土が付いた靴・スポーツ用品・キャンプ用品、動物と接触した衣類や器具などは、申告が必要になることがあります。特に、肉製品、卵製品、乳製品、果物、野菜、種子、植物、動物由来製品などは厳しく確認されます。

一方で、市販包装されたチョコレート、菓子、ローストコーヒー、一定条件を満たす紅茶・緑茶、化粧品など、個人使用目的で未開封・市販包装されている場合は、申告不要で持ち込める品目もあります。ただし、成分や包装状態により扱いが変わる場合があるため、不明な場合は申告してください。



オーストラリア入国時の免税範囲

オーストラリアに入国する際には、下記の範囲で免税となります。

  • 合計額900豪ドル以下(18歳未満の旅行者の場合は合計額450豪ドル以下)の物品(カメラ、電子機器、香水、皮革製品、宝飾品、腕時計、スポーツ用品など。ただしアルコール、タバコは含まない)
  • アルコール飲料2.25リットルまで(18歳以上の旅行者)
  • 紙巻たばこ25本、または葉巻および紙巻以外のたばこ製品であれば25gまで(18歳以上の旅行者)
  • 新品の衣料、履物、衛生・化粧用品なども、未使用品や贈答品であれば一般物品の免税枠に含まれる場合があります。
  • 個人的な物品(12か月以上所有し、本人が使用しているもの)は、原則として免税扱いになります。

家族で同じ便・船で到着し、一緒に税関検査を受ける場合は、一般物品の免税枠を合算できる場合があります。たとえば大人2名と18歳未満の子供2名の家族であれば、一般物品の免税枠は合計A$2,700となります。

注意

  1. 贈答品 (所持者が贈り物として受け取った物か、これから他の人に贈る物かを問わず)は、900豪ドル(18歳未満の旅行者は450豪ドル)の免税限度額に含まれます。
  2. 同一家族構成員が一緒に旅行する場合には、各人の免税限度額を合算することができます。
  3. ラップトップ・コンピューター、カメラなど、本人が海外から持ち込み、オーストラリア出発時に持ち帰る私物は、通常は免税枠とは別の個人物品として扱われます。
  4. 上記はAustralian Border Forceの最新案内をもとに整理しています。免税範囲を超えた場合は、超過分だけでなく、そのグループ全体に対して関税・税金が課される場合があります。

オーストラリアの入国・出国手続き

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オーストラリアの入国手続きの際に必要になる入国カード(Incoming Passenger Card)のサンプル記入例と各記入項目を説明いたします。

オーストラリアの入国カードは、税関申告書も兼ねた横長のカードで、表と裏の両面に記入が必要になります。

この入国カードは、通常、オーストラリアへ向かう機内または船内で配られます。機内でもらい忘れた場合は、到着後の入国審査場付近にも用意されています。

日本からオーストラリアへの直行便の場合は、日本語の入国カードが用意されています

日本から第三国を経由する便の場合は、一般的に日本語のものは用意されていないことが多く、英語のカードを利用することになりますが、書いてあることはまったく同じですので下の日本語のサンプルを参照して記入しても問題ありません

なお、現在は一部のニュージーランド発シドニー行き対象便で、紙の入国カードの代替として、Qantasアプリ内でAustralia Travel Declaration(ATD)を提出する試験運用も行われています。ただし、対象外の旅行者は従来通り紙の入国カードを記入します。

記入する内容は正確に、正直に書きましょう。

この入国カードは公文書になり、税関申告を含めて虚偽のことを記入した場合は、重大な処分の対象となる可能性があります。

虚偽の申告や申告漏れには罰金が科せられる場合がありますので気を付けましょう。食品、動植物製品、土の付いた靴・アウトドア用品、たばこ、アルコール、多額の現金など、申告が必要か不明なものは「はい」にチェックして係員に確認するのが安全です。




オーストラリア入国カード記入例

オーストラリアの入国カード① パスポートと同じ姓(Family / surname)
② パスポートと同じ名(Given names)
③ パスポート番号
④ 搭乗便名または船名(例:QF、JL、JQなど。搭乗券に記載されています)
⑤ オーストラリア国内の滞在予定先住所(ホテル名だけでなく、住所も分かる範囲で記入)
⑥ 州名(NSW、QLD、VIC、WA、SA、NT、ACT、TASなど)
⑦ 今後12か月間、オーストラリアに滞在する予定があるかを選択
⑧ オーストラリア国籍を持たない方のみ、結核、犯罪歴などの質問に回答
⑨ 税関・検疫に関する質問に「はい」または「いいえ」で回答。食品、動植物製品、土の付いた靴・スポーツ用品などがある場合は、必ず該当項目で「はい」を選択
⑩ パスポートと同じ署名
⑪ 記入日(日/月/年)
⑫ オーストラリア国内の連絡先電話番号、住所、E-mailアドレス
⑬ 緊急連絡先(家族・知人など)の氏名、E-mail、電話番号または住所
⑭ 飛行機または船に搭乗した国。日本からの直行便ならJAPAN、経由便なら最後に搭乗した国を記入
⑮ 職業を英語で記入(例:STUDENT、COMPANY EMPLOYEE、OFFICE WORKER、HOUSEWIFE、DOCTOR、ENGINEER、SELF-EMPLOYED、NONEなど)
⑯ パスポートに記載されている国籍を記入。日本国籍ならJAPAN
⑰ パスポートに記載されている生年月日(日/月/年)
⑱ 渡航目的を選択。観光、ワーキングホリデー、短期滞在の場合は該当する項目にチェックし、現時点で分かっている滞在予定期間と居住国を記入します。

入国カードは、青または黒のペンで、英語・ローマ字で記入します。間違えた場合は、二重線で消して書き直すか、新しいカードをもらって書き直してください。

税関・検疫の質問は、分からない場合や少しでも該当する可能性がある場合は「はい」にチェックしてください。申告したからといって必ず没収や罰金になるわけではなく、係員が確認したうえで持ち込み可否を判断します。



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