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トラベルドンキー 現地情報
カテゴリー: ケアンズ
キュランダ高原鉄道(KURANDA SCENIC RAILWAY)はクィーンズランドレイル社(QR)が運営している、ケアンズ駅からキュランダ駅の約33kmの区間を1時間45分で結ぶ観光鉄道。停車駅はケアンズセントラル駅、フレッシュウォーター駅、バロンフォールズ駅、キュランダ駅。
運行は1日たったの2往復のみで、ケアンズセントラル駅発が8:30、9:30。キュランダ駅発が14:00、15:30となる。いずれも途中駅バロンフォールズ駅で15分間の停車時間があり、駅のすぐ横に広がるバロンフォールズをバックに記念撮影ができる。
キュランダ高原鉄道の車両
車両は先頭のGE製ディーゼル機関車が牽引する14車両で、車内の内装は19世紀に造られたクラシックな木製車両をリニューアルされたもの。全席指定席となる。車両のクラスはヘリテージクラス、ゴールドクラスと2つのクラスに分かれている。ヘリテージクラスはエコノミークラスのようなもので、眺めの良い峡谷側に向かい合わせの4人がけベンチシートが設置されている。ゴールドクラスは峡谷側に向かい合わせの並びで2席、逆側に1席が設置されており、1人1席をゆったりと座ることができる。また、ゴールドクラスはドリンクとおつまみのサービスが含まれており、乗車中スタッフにオーダーできる。ドリンクは数種類のローカルビール、ワインが選べ、おつまみな数種類のチーズとクラッカーがプレートでだされる。
運行中はいくつかある見どころで、キュランダ鉄道の歴史や、車窓からの景観などを英語での解説がはいる。日本語ガイド付きツアーに参加するとガイドが日本語で解説してくれるので、より理解を深めながら列車の旅を満喫する事ができる。
歴史
キュランダ高原鉄道には歴史があり、1891年の開業当初は内陸のテーブルランズからケアンズ港まで鉱山物資を輸送する産業鉄道だった。1915年になり現在と同じキュランダ駅が開設され、現在ではキュランダ高原鉄道は世界クラスの観光名所となっており、日本ではテレビ朝日の番組『世界の車窓から』のオープニングで有名。
ケアンズから沖合へ約40kmほどのアウターリーフにあるミコマスケイは、ミコマスリーフの珊瑚礁地帯にある、とても美しい白い砂浜の無人であり、オーストラリアの国立公園に指定されている。
きめ細かい真っ白い砂浜はパウダーサンドで、寝転んでもさらさらしていて気持ちがいい。徒歩数分で島全体を歩ける程の小さい島で、青い透き通った海にまるで浮いているかのような夢のような場所である。
他に人工的なものは一切無く、貝などだけではなく、砂でさえも持ち帰ることもできないように徹底した管理がされている貴重な場所である。
ミコマスケイは海鳥の保護区域であり、ロープで区切られてはいるが、およそ二万匹の海鳥を観察することが出来る。
島の周りには珊瑚礁が広がり、シュノーケルやダイビングが楽しめる。人気のニモ(カクレクマノミ)やウミガメとの遭遇率も高い。
歴史自体はとても浅く、1937年にようやく野鳥の保護区として、また1975年に国立公園として定められた。1900年代初期頃にかけてはなまこ漁なども行われていた場所である。
ミコマスケイにはケアンズ発の日帰りクルーズで訪れることができる。利用するオーシャンスピリット号は大型の帆船で、広い甲板デッキではマットを敷いて日光浴ができ、船内にはラウンジエリアもあるので、快適なセーリングを楽しみながらミコマスケイに訪れることができる。
正式名「スカイレール レインフォレスト ケーブルウェイ」は、世界遺産にも登録された世界最古の熱帯雨林地帯の上空を全長7.5kmに渡り運行する、世界初の環境保護をコンセプトにした観光アトラクションで、熱帯雨林の上空わずか数メートル上空を滑るように、6人乗りのゴンドラに乗り、どこまでも広がる熱帯雨林の壮大なパノラマを上空からゆったり鑑賞できる。
スカイレールの発着点スミスフィールドターミナルは、ケアンズから北へ車で約20分、ポートダグラスからは50分の場所にあり、どちらの場所からも送迎バスが定期運行しているのでアクセスにとても便利な場所にある。
スミスフィールドターミナルから終点のキュランダまでの所要時間は片道約1時間半、往復で約2時間半で、合計3区間の中、「レッドピーク駅」「バロンファールズ駅」と2つの乗り継ぎ駅がある。
スカイレールのゴンドラは最大6人乗りで、360度見渡せる大きな窓がり、乗車中は眼下に広がる熱帯雨林の風景を存分に楽しむことができる。また、追加代金でゴンドラの底に窓が付いているダイヤモンドビューにアップグレードする事もできる。
レッドピーク駅
スミスフィールドターミナルを出発したゴンドラの最初の中継地が、熱帯雨林の奥深くにあるレッドピーク駅。全長175mのボードウォークが設置されており、約10分ほどのウォーキングで、空からの眺めとは一味違う太古の熱帯雨林の中を散策できる。
レッドピーク駅の周りには、青々と茂るヤシの木や巨大なシダなどのさまざまな植物と野生動物たちがこの駅を取り囲むように生息しているり、資格を持つレンジャーによる無料のボードツアーウォークツアーが終日催行されている。熱帯雨林の生態系の魅力を分かりやすくユーモアを交えて解説するこのツアーは人気がある。また、熱帯雨林やこの地域固有の動植物に関する説明の表示、看板等も設置されている。
バロンフォールズ駅
レッドピーク駅からスカイレールに乗車し、深い緑の熱帯雨林におおわれた峡谷バロンゴージを通過すると、間もなく次の中継地、バロンフォールズ駅に到着する。バロンフォールズ駅では、わずか徒歩10分ほどで三ヶ所の展望台へと続く森の散策楽しむことができる。展望台からは熱帯雨林の峡谷とバロン滝を眺める事ができる。特に12月~3月までの雨季は水量が抱負なバロン滝観賞のベストシーズンとして、毎年多くの人々がこの地を訪れる。
このバロンフォールズ駅地区では1930年代に水力発電施設の開発工事が行われた歴史があり、開発当時をしのばせる建設機械が現在も数台展示されており、最新設備の熱帯雨林館Rainforest Interpretation Centreの最寄り駅でもある。オーストラリア有数の科学研究組織、連邦科学技術機構(CSIRO)との共同開発によるこの施設には、熱帯雨林に関するさまざまな情報を対話形式で学べるコンピュータやビデオ等の最新設備が整っている。ビデオや写真を見たりコンピュータのタッチスクリーンを操作しながら、ゲーム感覚で楽しく生態系を学ぶこともできる。
ケアンズから南西方面100km、車で約1時間半の場所に広がる高原地帯がアサートン高原(ATHERTON TABLE LAND)遠くまで見渡せる、緑広がる景観はドライブに最適で、ケアンズのベストドライブルートにも挙げられ、地元のオージーにも人気が高い場所。
アサートン高原の自然
アサートン高原には数々の滝や、湖、渓流、熱帯雨林など、大自然の魅力溢れる風景が楽しめる。有名なミラミラの滝や、ジャイアントカーテンフィグツリー(巨大締め殺しのイチジクの木)、レイクバリン、レイクエッカンなどの丸いクレーター状の湖などがある。こういった大自然の名所へは、ケアンズ発のアサートン高原日帰りツアーで訪れる事ができる。
アサートン高原のグルメ
小さなヴィレッジが点在するアサートン高原では、各所で様々なご当地グルメを楽しめるのも魅力のひとつだろう。中でも有名なのはガロデイリファーム「GALLO DAIRY FARM」で試食、購入ができる手作りのチーズだ。ここではチョコレートも作っており、人気のお土産となっている。その他、ピーナッツファームや、ワイナリーなどもある。
アサートン高原の動物たち
これだけの大自然の中には多くの動物たちを見る事もできる。ドライブルートを走っていれば必ず目にはいるのは、草原地帯に放牧されている牛の群れ、オージービーフ。そして世界でもオーストラリアでしか見る事ができないカモノハシや、珍しい木に登るカンガルー、ツリーカンガルーなどにも遭遇するチャンスがある。
ケアンズ市内から西へ車で約1時間半ほどの場所にある、グラネットゴージ自然公園(GRANITE GORGE NATURE PARK)は、宿泊、BBQ、シャワーなどの設備の整ったキャンプ場があり、管理人により管理されている自然公園である。
GRANITEとは花崗岩という意味で、周辺は大きな岩と緑に囲まれた渓谷で、ウォーキングコースを歩けば岩場からどこまでも広がる内陸の絶景が楽しめる。レセプションとその周辺にはヘビ、トカゲ、キバタン(黄色の冠がある白いオウム)が飼育されていて、管理人に頼めばケージから出して触ることもできる。入場の際にはレセプションで入場料を支払い、散策マップを配布される。特に整備されているウォーキングコースではなく、足場が悪いのでウォーキングを楽しみたい方は、必ずウォーキングシューズを準備頂くことをオススメする。渓流も流れているが水は緑色であまりキレイとは言えない。地元のオージーはそれでも楽しそうに泳いでいる。
ロックワラビーの餌付け
グラネットゴージには数多くの野生のロックワラビーが生息しており、入場して1分も歩けばとてもフレンドリーなロックワラビーがすぐに近づいてくる。レセプションでは餌付け用のロックワラビーの餌を購入する事ができ、自由に餌付けする事ができる。中には赤ちゃんのおなかの袋にいれてぴょんぴょんと近づいてくるロックワラビーもいるので、インスタ映えするような写真撮影が期待できる。
ケアンズから南へ約100kmほどの熱帯雨林の中に建設された手作りのお城パロネラパークは、1930年代にスペインから移民してきた、ホゼ・パロネラによって建設された。
パロネラパーク園内の様子
創始者ホゼ・パロネラ
26才の時に移民としてオーストラリアへ渡り、サトウキビ畑などで働いたホゼ・パロネラ。新しいオーストラリアの生活は厳しい労働生活だったが、幼少期の祖母から聞かせられたおとぎ話で登場するお城に憧れ、いつか自分のお城を持ちたいう夢を捨てず、42歳の時にスペイン風の城と庭園を自らの設計し、建設を開始した。約6年の建設期間を要し、1935年に自分だけのものではなく一般の人にも楽しんでもらえるようオープンした。建設したお城には、結婚式場・映画館・カフェなども作り、ピクニック・水泳等一般の人にも楽しめる施設であった。建設時に敷地内の滝を利用した水力発電の設備が作られた。これはクイーンズランド州北部初の水力発電であった。パロネラパークは度重なる自然災害や火災・ホゼの死・売却と困難な時期を通り、現在の廃墟同然の姿となった。
建設当時に行われた結婚式会場の写真
現在のパロネラパーク
1993年に現在のオーナーであるエヴァンズ夫妻によって買収された後は、その遺跡風の外観を生かして庭園内ガイドツアーなどのアトラクションを中心に観光地として再出発した。2004年にはクィーンズランド州観光局から優秀観光アトラクション賞、クイーンズランド州からビジネス奨励賞を受賞している。
雨季真っ只中のケアンズ。今年の雨季は特に雨が多く、先日は豪雨で災害にみまわれましたが、やっと太陽が戻ってきました!今日のケアンズ最高気温は33℃で真っ青な空が広がっていて汗ばむ陽気です。これからしばらくは雨の予報がないので、お越し頂く皆様はきっと楽しい時間を過ごせることでしょう!しかしながら、ケアンズの天気は予測が難しいので、ころころと天気予報が変わります。天気予報はこまめにチェックしましょう!
ラグーンプールは大勢の人で賑わっていました
キュランダは、ケアンズ北西約20キロ、車で約30~40分の場所の、世界自然に認定された世界最古の熱帯雨林地帯にある、人口約700人の小さな村である。かつては切り出した木材運ぶ拠点として栄えていたが、1960年頃から徐々にヒッピーや芸術家達が集まり、生計を立てるために自分たちの作品を売り始め、徐々に有名になり現在の観光名所キュランダ村にまで成長した。
キュランダの名前の由来は、先住民アボリジニの言葉で『静かな森のある村』という意味。現在でもその名の通り、昼間は観光客でにぎわっているが、夜になると全く別の村かと思うほどに静かな村になる。ケアンズからキュランダへ訪れる観光客は、日帰りでこのキュランダへ訪れるだけだが、日程に余裕があり、静かな森の中で夜を体験したければ、このキュランダに1泊するのも良いアイデアだ。
キュランダへのアクセス
キュランダへの行き方として、早い交通手段はやはりバス等の車だが、キュランダ観光といえば、そこまで行く交通機関自体が、重要なキュランダ観光名所となっている。レンタカーなどでキュランダを訪れても良いが、できることなら後述するスカイレール、キュランダ高原鉄道を片道ずつ利用してキュランダを訪れてもらいたい。
まずは、全長7.5キロメートルのスカイレール。1995年開通以来絶大な人気を誇る。約45分の空の旅では、360度のパノラマでどこまでも広がる熱帯雨林を眺めながらキュランダへ行く事が出来る。途中にある二つの駅(レッドピーク駅、バロンフォールズ駅)にはそれぞれ10分程度の短い散策コースがある。ケアンズから一番近い駅がスミスフィールド駅(ケアンズより車で約20分)になり、そこまでバス等の交通機関を利用する必要がある。
世界遺産の熱帯雨林を眺めながらキュランダへ向かうスカイレール
もうひとつは、110年以上の歴史を持つレトロな雰囲気のキュランダ高原鉄道。1日往復2本のみの観光列車で、車窓から山間に広がる景色を眺めながら、片道約2時間をかけてケアンズ郊外、ストーニー渓谷、バロン渓谷を通り、キュランダまで運行する。運行中は見どころに差し掛かると、車内に英語の音声ガイドが流れる。一般車両のヘリテージクラスとゆったりとしたシートで、飲み物や食べ物がサービスされるゴールドクラスがある。
世界の車窓からにも登場したキュランダ高原鉄道
上記のスカイレール、キュランダ列車を片道ずつ乗って行くのが一般的であるが、特に行き帰りどちらに乗る方が良いという事はなく、それぞれの車窓から異なる風景を楽しむことができる。一番手っ取り早く現在一番多くの方が利用されるのが、上記二つの交通機関を利用した各ツアー会社が主催しているキュランダ1日観光があり、1日でくまなく熱帯雨林を満喫するには大変便利なツアーである。
キュランダの見どころ
キュランダは、端から端まで15分程度、ざっくりとであれば1時間で周れる小さな村ではあるが、村内には見所が沢山ある。まず、キュランダ村内にある「キュランダヘリテージマーケット」「オリジナルヴィレッジマーケット」二つのマーケットには足を運んでいただきたい。特に全てのお店が開いている水、木、金、日はお勧め。=オリジナルの手作りのものやケアンズでは手に入らないものが見つかったり、見て回るだけでも楽しめる。また、村の至る所にあるオブジェにも注目していただきたい。ベンチや標識やゴミ箱などもかわいらしい凝った作りになっており一見の価値あり。それとともに道路脇にはいくつかの巨大な樹が立ち並んでおり、幻想的な雰囲気をかもし出している。オリジナルマーケット手前にある、名物おじさんが経営する赤い屋根の手作りアイスクリーム屋さんの、その季節ごとに変わるメニューは地元のガイドにも人気。中でもラムレーズン、マンゴーは人気が高い。一味違ったアイスの味が楽しめる。
気さくに記念撮影に応じてくれるアイスクリーム屋の名物おじさん
キュランダのテーマパーク
バタフライサンクチュアリーは、キュランダ村の中心にある南半球最大の蝶園で、2000匹を超える蝶が飼育されている。園内にはレインフォレストのガーデンが広がり、様々な種類の蝶が飛び交う。1日に3回見ると幸せになれると言われているキュランダに生息する青い蝶「ユリシス」を見ることが出来る。
バードワールドは、キュランダ村のヘリテージマーケット内にある、オーストラリア国内外から集められた65種類、約500羽の鳥達が自由に飛びまわる鳥園で、園内はミニ熱帯雨林さながらに緑の植物が生い茂り、入園者は園内に設置されたボードウォークを自由に散策できる。レセプションでは餌を販売しており、フレンドリーにあちこちから飛んでくるカラフルな鳥達にふれあい、餌付けもできる。
コアラガーデンは、キュランダ村のヘリテージマーケット内にある動物園で、コアラ、カンガルー、ワラビー、クォッカワラビー、ビルビー、アリゲーター、ウォンバット、エリマキトカゲ、などオーストラリアの動物たちを観察できる。コアラ抱っこ写真を撮ることができ、その他カンガルーやワラビーには餌付けもできる。園内には爬虫類館や、夜行性動物館などもある。
レインフォレステーションはキュランダ村から車で5分ほど離れた場所にある、自然体験ができるネイチャーパークである。40ヘクタールに及ぶ広大な敷地内では、様々なアトラクションを楽しむことができる。アーミーダックは、第二次世界大戦で活躍した水陸両用車で森林から湖までを探検するユニークなツアー。同乗する気さくなリーダー「ダックキャプテン」が珍しい動植物を紹介しながら運行される。「コアラ&ワイルドライフパーク」には、コアラやカンガルーはもちろん、ウォンバット、ディンゴ、イリエワニ、などオーストラリアに住む動物を見る事ができる。無料のガイドサービスが利用できる他、観客によるバラマンディ(ケアンズ周辺に生息する古代魚)の餌付けも人気がある。全長5メートルの巨大なイリエワニが餌をむさぼるシーンは迫力満点。「コアラ体験」コーナーでは、コアラを間近で見ることができ、コアラの飼育法が紹介され、コアラを抱っこ写真も撮ることができる。「パマギリ・アボリジナル・エクスペリエンス」は先住民族アボリジニの一種族パマギリ族が奏でるディジリドゥとクラップスティックの演奏が楽しめる。パマギリ族の文化や慣習を独特のダンスで表現したり、伝統的なフェイスペインティング、動物の足跡を描くアニマルトラック、アボリジニによる槍投げの実演やブーメランの投げ体験など、アボリジニ文化を体験する事もできる。
レインフォレステーション名物の水陸両車アーミーダック
グリーン島は約6000年かかってグレートバリアリーフ海洋公園に誕生した、ケアンズ沖合27kmに位置する島世界自然遺産に登録される島で、大きさは約12ヘクタール(東京ドーム約2.5個分)あり、島はサンゴ礁と熱帯雨林があるとても特徴的な環境にある。 グリーン島の周りのサンゴ礁の大きさは約120ヘクタールに及び、島の面積の約80倍のサンゴ礁が広がっている。グレートバリアリーフに浮かぶ300以上のサンゴが堆積されて出来た島の中で、グリーン島だけが唯一熱帯雨林が生い茂る特別な島となる。
グリーン島の生物
グリーン島には55種類以上の様々な鳥類も確認されおり、15種類以上の鳥達が島に巣を作り生活している。また、島には120種類以上の植物が確認されている。グリーン島では海がめの産卵も確認されており、島の周りにはたくさんの海がめが生息している。グリーン島や周りのサンゴ礁は、周辺の様々な海洋生物の生活を支えている。
2つの重要な生息地
①浅場に広がる芝生のような海草は、たくさんの幼魚の隠れ家になっていたり、ウミガメやジュゴンの食料となっている。
②グリーン島周辺は遠浅で約190種類以上のハードコーラル(硬い珊瑚)、100種類以上のソフトコーラル(ゆらゆら揺れる柔らかい珊瑚)が生息している。
グリーン島の施設
グリーン島にはグリーンアイランドリゾートという5つ星の全室スイートルームのホテルが完備されており、スイミングプール、レストラン、バー、インフォメーションデスク、アイスクリームショップ、リゾートウエアショップ、ダイビングショップ、マッサージショップなどの施設がある。島の北側には海水浴場があり、ビーチパラソルやビーチチェアをレンタルする事ができる。それぞれの施設には日本語を話すスタッフもいるので、言葉の問題で困ることはまずないだろう。
マリンランドミラネシアは、グリーン島内にあるオーストラリア人家族が運営しているワニ園で、世界大級の数を誇るミクロネシア/ミラネシア諸島の先住民族美術品が館内あちらこちらに展示されていたり、水族館ではグリーン島周辺に生息する海洋生物たちを見る事ができる。このワニ園の最大の魅力は、カウシスと名付けられた全長5.48メートルもあるイリエワニで、2012年にギネス世界記録に「捕獲された中で最も大きなクロコダイル」として認定された。毎日10:30と13:30にはワニの餌付けショーが開催され、最後には子ワニの抱っこ体験もできる。
島内にはボードウォーク(遊歩道)が設置されており、緑生い茂る島内を安全に散策する事ができる。また約1時間ほどかけて、ビーチをぐるりと一周歩いて周る事もできるので、キレイなビーチと青い海をバックに記念撮影も楽しむ事ができる。
グリーン島の歴史
グリーン島の名前は、「緑の島」から名付けられたわけではなく、ジェームスクック氏が船長を務めるイギリス海軍のエンデバー号がオーストラリアとニュージーランドを探検航海中にグリーン島沖にさしかかった時、ジェームス・クック船長は日誌に「1770年6月10日、日曜日、緑の灌木に覆われた低い島が見えた。」と記し、この「緑の低い島」をエンデバー号乗組員であり天文学者のチャールズ・グリーン氏の名前を取り、グリーン島という名前がつけられた。 グリーン島は原住民アボリジニの言葉で“ウンヤミ”と呼ばれており、“グルーグル・グンガンジー族”の聖地の島でもある。 グリーン島には、「世界初」が2つある。1937年に世界で初めてグラスボトムボートが開発され、ツアーが催行された。そして1954年には、桟橋の先端に世界で初めての水中固定式の水中観測室が設置された。残念ながら、世界初の水中観測室は、老朽化のために現在立ち入りすることができなくなっている。 グリーン島は約900あるグレートバリアリーフの島々でただ一つ、サンゴの砂の積もってできた島の上に熱帯雨林植物の生える島であり、世界初であるグラスボトムボートと水中観測室があるグレートバリアリーフの中でも特別な場所である。
雨季真っ只中のケアンズは連日の豪雨でキュランダ鉄道は2018年3月31日までの運休が決定しております。断続的に降り続く雨により、ケアンズ市内でも一部浸水している地域もあり、一時ケアンズからポートダグラスを結ぶ海岸線道路も土砂災害で通行止めになりました。昨日の午後には回復して現在は開通しています。
キュランダにある観光名所バロン滝は逆にこんな時が見ごたえがあります。水量が増え怒涛の轟音と共に流れ落ちる滝は、普段とはまったく違った姿を見せてくれます。普段キュランダ高原鉄道の途中バロンフォールズ駅で、滝を見学する停車時間を設けていますが、現在高原鉄道は運休、さらにキュランダ村からアクセスできる道は通行止めの為、唯一このバロン滝の姿を見ることができる手段はスカイレールの途中にあるバロンフォールズ駅からのみとなります。
弊社ガイドがスカイレール・バロンファールズ駅展望台から撮影したバロン滝
バロン川で催行しているバロン川ラフティングも、川の流れが激流すぎる為、昨日より安全の為に催行を中止しています。
そんな中、先日の豪雨災害で道が滑落して通行止めとなり、催行を中止していたタリー川ラフティングが、道路復旧作業が完了し、2018年4月4日よりツアー再開する予定です。待望のタリー川ラフティングの復活、そして明後日からの週間天気予報でようやく太陽のマークが現れ始めたので、この豪雨が今期最後の雨になる事を願いたいですね。