オーストラリアのイメージといえば広大な台地と牛や羊の牧場。

ムービーワールド、シーワールドと同系列、VRTP社が経営するこのパラダイスカントリー牧場は、本場オーストラリアのファーム体験が出来る牧場型テーマパーク。

プログラムは1日3回行われ、プログラムに沿って様々なショーを見学して行く。ムチ鳴らしやブーメラン投げ、牧羊犬ショーや羊の毛刈りショー、牛の乳搾りなどこのファームならではのメニューとなっている。

希望であればプログラム中にバーベキューランチを食べることも出来るし、コアラを抱っこして写真を撮影することも出来る。

プログラムの長さは約3-3.5時間でスタート時間は09:30、11:45、13:45の3回。

小さなお子様から大人も楽しめる、オーストラリアならではのテーマパークと言えるだろう。

写真提供: VRTP社(パラダイスカントリー牧場)

そこは光と音の異次元迷路。

サーファーズパラダイスの中心地・シェブロンルネッサンスにあり、ちょっとした空き時間に立ち寄れる、それがこのインフィニティ。

一歩踏み込めばそこは重低音のハウス・ミュージックが流れ、レーザー光線が走る、異次元空間。しかもそれが20もの迷路になっているというのだから、トランス状態に陥ること間違いなし。

ちょっとしたショッピングのついでに立ち寄ってみては?

ムービーワールド、シーワールドと同系列、VRTP社が経営するこのウェットンワイルドは、様々なウォータースライダーや波の出るプールを持つ総合ウォーターエンターテイメントパーク。

ひとくちにウォータースライダーと言ってもそれぞれに趣向を凝らしており、どれもすべて楽しめる内容。特に最新のトルネードは渦巻きのなかに巻き込まれていくようなスリルを味わうことができる。またブラックホールはその名の通り暗闇を突き抜けるウォータースライダー。先の見えないスリルがたまらない。

園内には子供用プールや子供向けウォータースライダーもあり、ファミリーで楽しめる施設となっている。もちろん園内でお食事を取ることも出来るので一日のんびりと過ごすこともできる。

夏季は場所取りが激しいので、早めの来園をお勧めする。

写真提供: VRTP社(ウェットンワイルド)

サーファーズパラダイスの高層ビル群が一望出来るこの美しいビーチは、世界プロサーフィン選手権クイックシルバー杯が開催されることでも有名なサーファー達の”聖地”ともいえる場所。

ビーチ沿いのカフェやレストランにはおしゃれな雰囲気を演出している店も多く、週末には家族連れからカップルまで地元の人々のくつろぎの場でもある。

バーレーヘッズの展望スポットからはトレッキングコースも用意されており、ちょっとしたハイキングも楽しめる。トレッキングコースは自然豊かな丘を抜け、カランビン動物園方面まで続いている。

ユネスコ世界自然遺産に指定され、オーストラリアを代表する観光名所であるグレートバリアリーフの最南端に位置するサンゴ礁エリアが、国立公園にも指定されているこのレディエリオット島だ。

動植物の生態系が手付かずの自然のまま残るこの島は45ヘクタール、1周歩いて1時間ほどの小さな島であるにも関わらず、島の周囲には40頭ものマンタが自由に泳ぎまわり、また島には数千、数万もの渡り鳥が羽を休めている。また夏のシーズンにはウミガメが産卵のために夜な夜なビーチに上がってくる。ヤシの木やパンダナス(タコ足の木)など南国特有の植物も豊富に見ることができ、美しい自然を堪能することができる。言うまでもなく海水の透明度も高く、エメラルドグリーンの海にサンゴ礁を見ることができる。

レディエリオット島が発見されたのは1816年。島の名前の由来はこの島を発見したトーマス・スチュワート船長率いるレディエリオット号にちなんで命名されたとされている。島のシンボルとなっている白い灯台は1866年に仮設のものが立てられたところから現在まで130年の間に幾度かの修繕を繰り返りながら受け継がれてきた。灯台の見張り番の役目も何代にも受け継がれ、見張り番は日没から日の出まで90分おきに85段の階段を灯台の頂上まで登り海の安全を見守ってきた。小さいながらもこの灯台は29kmも先の船に光を届けることができるそうだ。

ブリスベンとケアンズの間にあるバンダバーグの街より北東約80kmに位置するこのレディエリオット島に渡るには、現在シーエアーという航空会社のフライトを利用するほかない。フライトはゴールドコースト、バンダバーグ、ハービーベイから就航している。フライト時間はゴールドコーストからなら約2時間のフライト、バンダバーグからは約30分、ハービーベイからは約40分となる。人数が多い場合はブリスベンのレッドクリフ飛行場からもフライトを利用できるので団体には便利。

レディエリオット島ではシュノーケリングのほか、スキューバダイビングも楽しめる。島の周囲には20以上ものダイビングポイントがある。その他、グラスボトムボートツアー、リーフウォークツアーなどもぜひ参加してみよう。

写真提供: Lady Elliot Island Eco Resort

自然豊かなゴールドコーストにあって、このモートン島ほどその大自然の魅力に触れ合える場所は他にはないだろう。ブリスベンの沖合い35kmに浮かぶ、約20平方キロメートルのこの島は世界遺産フレーザー島、ノース・ストラド・ブルック島についで世界で3番目に大きな砂の島で、島の中央には高さ280mの巨大砂丘がこの横たわっている。島の面積の97%が国立公園に指定されている。

そしてこの島の最大の魅力はなんと言っても野生のイルカに餌付けが出来ること。タンガルーマ・ワイルド・ドルフィン・リゾートにより1992年より始まったこのプログラムでは、日没時に現れる約8頭の野生のイルカに、自分の手から直にエサを与えることが出来る。イルカのつぶらな瞳を目の前にして、ゆっくりと自分の手からエサを食べてくれる様子はなんともかわいらしい。毎日イルカに餌付けできる場所は世界でも珍しいので、この機会にぜひチャレンジしてみよう。(イルカ餌付け体験の申し込み、諸条件は要確認)

また、タンガルーマ・ワイルド・ドルフィン・リゾートから「デザートサファリ」の4WDツアーに参加すると砂丘で砂すべりを体験することができる。高さ約50mの砂丘から一気に滑り降りる感覚は爽快。

モートン島からは、さらにジュゴンに会える「マリーンディスカバリークルーズ」も出ている。ジュゴンは世界でも生息数が少ない希少動物で、手付かずの自然が残る場所にしか生息しないと言われるが、このモートン島の周囲には実に600頭ものジュゴンが住み着いているという。

また6月から10月の期間には南極海から出産のために温かい海を目指して北上するザトウクジラの姿を見ることが出来る。こちらもタンガルーマ・ワイルド・ドルフィン・リゾートから「クジラウォッチングクルーズ」が出ているのでぜひ参加したいところ。クジラ以外にもウミガメやマンタに出会うこともある。

この他、タンガルーマ・ワイルド・ドルフィン・リゾートではマリンスポーツも充実しており、シュノーケリング、ダイビング、パラセーリング、カヤック、バナナボートなども楽しめる。特にシュノーケリングではビーチ沿いに沈んでいる沈船の周囲が魚影の濃いシュノーケリングポイントになっているのでぜひ潜ってみよう。

海中の生き物の他にもペリカンやクッカバラの餌付けなども体験出来るので、家族連れにも楽しい思い出ができること間違いなし。

サーファーズパラダイスの南、ゴールドコースト空港近くに位置するカランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーはその名の通りオーストラリアの動物達の楽園のような動物園だ。

中でも見逃せないのが、朝08:00と夕方16:00の一日2回行われる野生のロリキート(七色インコ)の餌付け。時間になると、どこからとも無く美しい色をしたインコたちが園内に集まり始め、スタッフから配られるエサの入ったお皿を空に掲げた瞬間、何百、何千というインコたちが一斉に肩、腕、頭の上に群がってくる。その数には圧倒されるが、一心にエサをついばむ姿は微笑ましく、ついついクセになってしまう。

他にもカンガルーの餌付けやワニの餌付け、そしてコアラ抱っこ写真の他にワニの赤ちゃんとの撮影タイムもある。園内には20分間隔でミニチュア列車が走っている他、フリーフライトバードショーやアボリジニダンスショーなども行われるので、まず当日のショースケジュールを入手したい。園内はかなり広いので歩きやすい靴、動きやすい服装で行くことを忘れずに。もちろん園内で朝食、昼食を取ることも出来る。

また、動物園でのお仕事に興味がある方は舞台裏ツアー(ビハインド・ザ・シーン)もオススメ。飼育係の夢のある仕事内容や苦労話を直接、聞くことができる。

写真提供: カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー

ラミントン国立公園は、ゴールドコーストを代表するユネスコ世界自然遺産のひとつで、標高1185mのグリーンマウンテンの山頂付近一帯がこの国立公園に含まれる。約2200万年前より火山活動の噴火を繰り返し、流れ出た溶岩は約5000平方キロメートルもの土地を覆い、それが長い年月の風化や浸食を重ねて現在の南半球最大級といわれるカルデラを形成した。

世界自然遺産の森は着生シダ類を含む亜熱帯雨林、痩せた土地に分布すると言われる温帯雨林、南極ブナを含む冷帯雨林、そしてオーストラリア全土で600種類を数えると言われるユーカリのユーカリ林から形成されている。

また、この世界自然遺産の森は数多くのオーストラリア特有の動物たちの住処でもあり、特に有袋類、鳥類の種類の多さは国内有数とされる。カンガルーやワラビー、カモノハシなどオーストラリアを代表する動物達を見ることもできる。

ラミントン国立公園内の観光ポイントは2ヶ所で、もっとも有名なのはオライリーズ・レインフォレスト・リトリート&スパというデラックスリゾートとそのツリートップウォークだ。

オライリーズはその名の通り、オライリー家の人々が代々受け継いできたリゾートだが、始まりは1911年にニューサウスウェールズ州のブルーマウンテンから2家族、たった8人でこの山に移住し、森を切り開いたのが始まりとされている。オライリーズは重厚なインテリアのマウンテンロッジと、最上級のサービスを提供するスパにより、山深い中にあってもデラックスクラスのホテルと区分されている。

このオライリーズでは野鳥の餌付けが体験でき、中でも虹色の羽を持つレインボーロリキートがエサをついばむ様子はかわいいと人気だ。ちなみにエサはオライリーズの売店で購入可能。

ツリートップウォークは地上16mの高さに設置された吊り橋だが、世界自然遺産の森を空中散歩するためだけに作られた特別な遊歩道でもある。鳥のような視点で森の中の様々な動植物の様子を観察できるのはこのツリートップウォークをおいて他には無いだろう。ツリートップウォークの他にも長短様々なウォーキングコースが整備されているので、ゆっくり自然を堪能することもできる。

ラミントン国立公園のもうひとつの観光ポイントはビナ・バラ。こちらはサーファーズパラダイスを見下ろせる山麓にあり、グリーンマウンテンの山々と麓の田園風景、そしてサーファーズパラダイスの高層ビル群を一望に楽しめる。トレッキングコースもあるので山歩きが好きな人にはオススメ。

現在は各種オプショナルツアーに参加するか、またはハイヤーなどをチャーターするしかラミントン国立公園を訪ねる交通手段が無いのが残念だ。

ゴールドコーストを旅行するなら誰もが一度は訪れる、と言っても過言ではないこの観光スポットは、オプショナルツアーに参加してでも訪れて頂きたいポイント。

シーワールド、ドリームワールドと並んでゴールドコースト3大テーマパークの一つと称される、このムービーワールドはゴールドコーストの「映画村」とも言えるテーマパーク。

但し、絶叫マシーンあり、カースタントショーあり、とスケールはケタ違いにでかい。園内ではバットマンをはじめ、スーパーマンやルーニーチューンなどのお馴染みのキャラクターにも出会える。

人気アトラクションはやはり絶叫マシーンの数々。バットマンスペースショットは4-5Gのフリーフォール体験。スーパーマンエスケープは時速100kmに達するまでわずか2秒という最速コースター。リーサルウェポンは時速85km、4Gの加速が体験できる宙吊りコークスクリュー。そして何と言っても絶叫マシーンの目玉は2017年にオープンした「ハイパーコースター」。最速115km/h、最大高さ61.6m、そして運行距離は1.4kmにも及ぶ、まさにハイパーコースターだ。

また人気のカースタントショーはコミカルな笑いの中に信じられないようなカースタントアクションを見せてくれる。その他、子供人気ナンバー1はルーニーチューン。すばり体感シネマ。飛び出す映像のほかに驚きの体感エフェクト効果が。

各アトラクションに日本のような行列は出来ないが、多少の順番待ちはあるので、まずは園内地図を手に入れ、時間を有効活用できるよう効果的に周りたい。どのアトラクションも見逃せないものばかりなので、一日過ごしてもあっという間に時間が経ってしまうだろう。キャラクターグッズなどのお土産も充実しているので、ショッピングの時間も忘れずに予定に入れておこう。

写真提供: VRTP(ムービーワールド)社

オーストラリアを代表する絶叫マシーン系遊園地テーマパーク。


オーストラリアで絶叫マシーンと言えばこのドリームワールド、と言うほど遊園地として知名度・地位は不動のもの。シーワールド、ムービーワールドと並んでゴールドコースト3大テーマパークと称される。絶叫マシーンの中でも外せないのが「ビック9スリルライド」と呼ばれる9つのアトラクション。

「ザ・クロウ」は、例えて言うなら宙吊りのメリーゴーランドが振り子のようにスイングし、フリーフォール体験できるというもの。どの体勢でフリーフォールが始まるか分からないので身構えることができず刺激倍増。

「ジャイアントドロップ」は巨大フリーフォール。高さ120mからの落下は説明など要らない100%スリル体験。

「タワー・オブ・テラー」は、発射台から打ち出されるロケットさながら時速0kmから一気に時速160kmもの最高スピードに達し、ビルの38階に相当する高さに駆け上がり、その後今度はフリーフォールで地上に落下、という息もつかせぬジェットコースター。

「ワイプアウト」は、巨大な波に乗ったサーファーさながら大きなうねりとフリーフォール状態が体感できる。

その他、最高速度105kmに達するコースター「バズ・ソウ」、高さ40mからの急降下「ホットウィール・サイドウィンダー」、バイクレーサーになった気分を味わえる「モト・コースター」、8mの高さでスウィング「パンダモニアム」、最大22mの高さまで「テイル・スピン」、どれもこれも楽しさ満載!

もちろんこれらの絶叫マシーンの他に、子供向けのメリーゴーランドや巨大ブランコ、プレイグランドなどもあるので、家族連れにもオススメのスポット。

また乗り物の他に動物コーナーもあり、コアラ抱っこ写真撮影、カンガルーやクロコダイルなどオーストラリア特有の動物に出会うことができる。

また最近人気のアトラクションは「フローライダー」。波の出るプールでのサーフィン、ボディボード体験だ。波が安定しているので海ではなかなか成功しないようなトリックが次々に繰り出され、地元のサーファー少年達ギャラリーは、ひとりひとりのライダーに釘付け。少しでも腕に自信のあるサーファー、ボディボーダーはトライしてみて。

また、ドリームワールドのお隣りには2006年12月にオープンした、プールの巨大テーマパーク「ホワイトウォーターワールド」が併設されている。

写真出典元: Dream World