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トラベルドンキー 現地情報
カテゴリー: オーストラリア
ブリスベンは、クイーンズランド州の州都で、シドニー、メルボルンに次ぐ、オーストラリア第3の都市です。
クイーンズランド州最大の空港であるブリスベン空港は、1日に700以上のフライト離発着があるハブ空港で、他都市へ向かう乗り継ぎの際に利用される方も多いと思います。
クイーンズランド州の中でも、ゴールドコーストやケアンズの様な有名観光地ではなく、高層ビルが建ち並ぶビジネスの中心、大学が多い学生の街と言ったイメージがありますが、ブリスベンは年間を通して115万人の観光客が訪れる魅力溢れる街です。
ブリスベンには、どんな観光スポットやアトラクションがあって観光客を楽しませているのか、ブリスベンの外せない観光スポットをオーストラリア在住のスタッフが15選に絞りご紹介いたします。
ブリスベンの外せないお勧め観光スポット(クリックで開閉)
サウス・バンク・パークランド(Sotuhbank Parkland)
まず、ご紹介したいのはサウスバンクパークランド!
ブリスベンの中心地からブリスベン川に架かるビクトリア・ブリッジを渡った西側に位置する公共の公園です。
ブリスベン川に沿って約17ヘクタールの広さに及ぶパークランドには、無料のスイミングラグーン、観覧車、美術館、博物館、ウォーキングトラックやピクニックエリアなどがあります。
また、ブリスベンで最も人気のある「イート・ストリート」のひとつとして知られる、「リトルスタンリー・ストリート」には、ベトナム料理、イタリア料理など、各国各種の料理を提供する30以上のカフェ、バーやレストランがあります。
クイーンズランド文化センターには、クイーンズランド博物館、クイーンズランド・アートギャラリー等、クイーンズランド州政府が設立、運営する施設があり、市内から近く無料で入館できるので、多くの観光客が訪れる場所になっています。
観覧車(Channel 7 Wheel of the Brisbane)
サウスバンクのランドマーク的な存在である、大きな観覧車「Channel 7 Wheel of the Brisbane」は、ブリスベンの街を360°パノラマビューで楽しめるアトラクションです。
地上60メートルの高さで最大8名まで乗車でき、エアコンが完備された最新鋭の観覧車で快適な空の旅を味わう事ができます。
日中はどこまでも見渡せるブリスベンの街並み、夕方はロマンチックなサンセット、夜は光輝くブリスベンの夜景を楽しむ事ができます。
大観覧車チケット価格(2024年1月現在)
- 大人$20.90
- 子供(4-11歳)$16.15
- 家族(大人2名、子供2名)$64.60
- 学生(コンセッション)$19.00
※公式ホームページで事前購入すると5%割引でチケットが購入できるキャンペーン実施中の時がありますので、要事前チェックです!
スイミング・ラグーン
ブリスベンは年間を通して比較的温暖な気候で、サウスバンクのスイミング・ラグーンは市民にとって憩いの場所になっています。
サウスバンクのスイミング・ラグーンは年間を通して、誰もが無料で利用する事ができる施設です。
スイミング・ラグーンはいくつかのセクションに分かれていて、ご家族連れは丸1日楽しめる!人気のエリアです。
ストリートビーチ
ストリートビーチは人口のビーチで、白く綺麗な砂浜と亜熱帯の植物に囲まれたラグーンです。
穏やかな水、白い砂浜、ヤシの木、小石の小川がある透き通ったラグーンの近くには、バーベキューエリアがあり、テーブルや芝生の上でランチやディナーを楽しむ事もできます。
ストリートビーチには営業時間中は監視員がいて、年間を通してパトロールをしているので、子供連れでも安心して楽しむ事ができます。
ボートプール
広々としたプールには、水際で遊ぶ人や本格的に泳ぐ人の姿も見掛けます。
ボートプールにも営業時間中は監視員がいて、年間を通してパトロールをしているので、子供連れでも安心して楽しむ事ができます。
アクアティビティ
アクアティビティは、楽しく水遊びのできる子供たちに人気のエリアです。
水の特徴や装飾的な要素を、嵐・雨・洪水をシュミレーションさせ、水の循環について学びながら遊ぶということを目的にした場所でもあります。
浅いプール、チップバスケット、噴水など、様々な水遊びが楽しむ事ができます。
イート・ストリート
サウスバンク・パークランド内を通る、リトルスタンレー・ストリート(Little Stanley Street)は、通称イート・ストリートと呼ばれ、30軒を超える様々なレストラン、カフェやバーが立ち並ぶストリートです。
お洒落なカフェ、クールなバー、様々な国のエキゾチックで魅力的なレストランが軒を連ね、ブリスベンのモダン・ダイニング風景のひとつになっています。
ストリートの端から端までを散策すると、活気に満ち溢れ、食欲をそそられる魅力的なレストランやバーに出会う事ができます。
メキシコ料理、イタリア料理、ベトナム料理、そしてもちろん日本料理など、各国料理のレストランが軒を並べて、様々なテイストの料理を楽しむ事ができます。
クイーンズランド美術館(Queensland Art Gallery)、現代美術館(Gallery of Modern Art)
クイーンズランド美術館(Queensland Art Gallery)
クイーンズランド美術館は、サウスバンクのクイーンズランド文化センターの一部にあたり、そこから約150メートルほど離れた場所には現代美術館もあります。
ここもブリスベンの人気観光スポットで、いずれの美術館も無料で入場する事ができます(注)不定期に開催される展示イベントは有料の場合があります。
クイーンズランド美術館の館内には広い展示スペースがあり、近代ヨーロッパの絵画、オーストラリアの現代アート作品や、先住民アボリジニのアート作品など様々な作品が展示されて、様々な興味から楽しむ事ができます。古い有名な海外の作品が展示されているというよりも、少し現代に近い作品が多くあります。
先住民族アボリジニのアートは、伝統的な作品から最新作まで展示されているので、今と昔の作品や作風の表現の違いなどが見れて非常に興味深いです。
現代美術館(Gallery of Modern Art)
現代美術館は、広く開放的な雰囲気の館内が3つのフロアに分かれて、様々な空間で楽しむ事ができる工夫がたくさんされています。
現代美術館のすごいところは様々なタイプの作品の多さで、無料とは思えないほどのボリュームがあります。
作品は定期的に変わっていくので、ローカルの人にも人気があり、週末には大勢の人々で賑わいます。
また、チルドレンズ・アート・センターでは、子供たちが体験しながら遊ぶ事ができる、様々なアーティストの遊び心のある作品も用意されています。
また施設内にはカフェやレストランもあるので、ランチを兼ねて見学しに行くというプランもお勧めです。
クィーンズランド美術館・現代美術館の詳細 | |
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営業時間 | 毎日10:00 – 17:00(グッドフライデー、クリスマスデー、ボクシングデー休業) |
webサイト | https://www.qagoma.qld.gov.au/ |
入場料 | 無料 |
クイーンズランド博物館(Queensland Museum)
クイーンズランド博物館も無料で利用できるので、多くの人が訪れる観光スポットとなっています。
クイーンズランド博物館は5階建ての建物で、各フロア毎にテーマを変えて展示がされています。
ダイナソー・ガーデン(恐竜展)という子供がいかにも喜びそうなエリアには、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの迫力ある等身大の模型等が展示されていています。
その他、クイーンズランド州で発掘された化石の展示フロア、クィーンズランドの生き物や動物の剥製を展示するフロア、鳥や爬虫類、ゴキブリなどの古代生物などを展示するフロアなど、マニアックで興味深いフロアもあります。
【クイーンズランド博物館フロア案内】
- 0階 ダイナソーガーデン
- 1階 サイエンスセンター、戦争ギャラリー
- 2階 チケットデスク、シアター
- 3階 エキシビジョン
- 4階 ワイルドステイトギャラリー、ディスカバリーセンター
クイーンズランド博物館 | |
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営業時間 | 毎日 09:30 – 17:00(グッドフライデー、クリスマスデー、ボクシングデー休業) |
webサイト | https://www.qm.qld.gov.au/ |
入場料 | 無料(特別展等の催し物は有料) |
ローマストリート・パークランド(Roma Street Parkland)
ローマストリート・パークランド(Roma Street Pakrland)は、ブリスベンの交通拠点となるローマストリート・トランジットセンターに隣接した公園です。
市内にあるブリスベンを代表する公園で、広大な敷地の園内には、カラフルな植物が綺麗にデザインされた植物園や、広い芝生のある広場、滝や噴水、キッズ・プレイグラウンドなどの設備があり、すべて無料で利用する事ができます。
散歩やジョギング、植物園の観賞、バーベキューやピクニック、広い芝生でリラックス、など多目的に利用する事ができる公園で、週末は多くのローカルオーストラリア人で賑わいます。
ローマストリート・パークランドは、約2時間もあればゆっくり一周散策を楽しむ事ができます。
スペクタクル・ガーデン
スペクタクル・ガーデンは、ローマストリート・パークランド内でも必見のスポットです。
年間を通して色とりどりに咲く花をデザインしたガーデニングは、毎日メンテナンスが施され、丁寧に管理されています。
種類の豊富なクイーンズランド州の植物を中心に、色鮮やかな植物を見る事ができ、美しい写真が撮れるチャンスも。
大きな池・滝・噴水
ローマストリート・パークランド内の広い芝生エリアの近くには大きな滝があり、人気の撮影スポットになっています。
この滝は流れ落ちる水壁というテーマで、いくつかの異なるアートワークでデザインされていて、涼しい風景を作っています。
また、滝の裏側には大きな池と噴水があり、高さのある噴水は夜になるとライトアップされ、夜の撮影スポットとしても人気があります。
子供用プレイ・グラウンド
ローマストリート・パークランドには、2つの子供向けプレイ・グラウンドがあります。
1-5歳の小さな子供の遊具エリアには、小さな滑り台や吊り橋があり、それ以上の大きな子供の遊具エリアには、高さのあるスリリングな遊具などがあります。
いずれも、地面は柔らかいクッション性の素材でできているので、怪我をしにくいデザインになっています。
バーベキューやピクニック
ローマストリート・パークランド内には、なんと合計15台もの無料で利用できるバーベキュー施設があります。
パーク内の木々や自然、風を感じながらするバーベキューは、開放感があって多くの人が楽しんでいます。
バーベキュー台は先着順で、誰でも無料で利用できるので、市内のスーパーマーケットで食材や調味料を買って、パークでバーベキューを楽しむ事ができます。
調理が終わったら次の人が利用できるようにしっかりと掃除をしましょう。
XPRESS・ファン・トレイン(子供向け機関車)
XPRESS・ファン・トレインは、ローマストリート・パークランドで小さなお子様に大人気のアトラクションです。
土曜日・日曜日の週末、およびオーストラリア学校休み期間のみの運行で、パーク内のスポットを走っています。
乗車料金はお一人様6ドル、乗車場所近くのチケットオフィスでお買い求め可能です。
クイーンストリート・モール(Queen Street Mall)
ブリスベンシティの中心にある「クイーンストリート・モール」は、歩行者天国になっていて、終日大勢の人々で賑わっています。
George StreetからEdward Streetまでの2ブロック、約500メートルの歩行者天国には、6つのショッピングセンターを含む700店以上のショップがあります。
モールの中心には、インフォメーションセンター、3つのバー・レストランがあり、特に週末は人を避けながら歩くほどの人々で混み合っています。
ショッピングセンター
クィーンストリート・モールには、6つのショッピングセンターがあり、約700店舗のショップがある買い物天国です。
有名ブランドショップから、ユニクロ、H&Mなど日本でおなじみのショップ、オーストラリアのローカルのブランドショップなど、幅広い目的でのショッピングが楽しめます。
ショッピングセンターには充実したフードコートもあるので、終日さまざまなテイストの食事を楽しむ事もできます。
クィーンストリート・モールにあるショッピングセンター
マイヤーセンター(MYER CENTRE)
クィーンストリート最大、6階建てのショッピングセンターで、最上階には映画館やゲームセンターがあります。中層階にはマイヤーデパートやコールススーパーマーケット、ファッションストア、ジュエリーショップなどがあり、下層階はレストランやテイクアウェイショップ等の大規模なフートコートがあります。
クィーンズプラザ(QUEENS PLAZA)
高級ブランドと大型デパートのDAVID JONESがある5階建ての華やかなショッピングセンターです。1階にはバーバリー、ティファニー、ルイヴィトン、ブルガリ、フェラガモ、ディオール、シャネル、グッチなどの高級ブランドショップが並び、国際的な高級ブティック街になっています。上層階には、Aje、Alice McCall、Zimmermann、sass&bide、Viktoria&Woods、Scanlan Theodore、Gorman、Aesop、MeccaCosmeticaなどのオーストラリアのブランドショップ、地下にはフードコートやスーパーマーケットがあります。
ウィンターガーデン(WINTER GARDEN)
ファッションストアを中心に、ローカルやオーストアリアのブティックが並ぶショッピングセンターで、地下には大きなフードコートやファクトリーがあります。
170クィーンストリート(170 QUEEN STREET)
以前はブロードウェイオンザモールという歴史的な3階建てのショッピングモールでしたが、現在はH&M、ユニクロの2つの主要ブランドが入っているショッピングセンターです。地下にはダイソーショップがあり、家庭用品、文房具、なども手に入ります。
ブリスベンアーケード(BRISBANE ARCADE)
ここは歴史的なアーケードで、1923年に建てられたビルの中には2階建てで、地元ブリスベンのファッションやジュエリーデザイナーの作品が並ぶティックストアがあります。
マッカーサーセントラル(MacArthur Central)
シティで唯一大型のスーパーマーケット、ウールワースが入っているショッピングセンターで、1階と2階はBIG Wデパートがあり、2階にはフードコートとJB-HIFI電気店があります。また、路面店にはタグホイヤー、ヒューゴボス、アップルストア等のショップもあります。
レストラン、バー、カフェ
クイーンストリートで買い物をしながら食事をするのが、ブリスベンの楽しみ方のひとつです。
クイーンストリートの中心にあり、存在感があるのが「Jimmys on the Mall」、2階建てのバーレストランです。ストリートの真ん中にあり、気軽に入店できるので、ビール片手にスポーツ観戦をするオージーでいつも賑わっています。
モールを囲むように建つホテル内のレストランには、クイーンストリートを見渡せるバルコニーで食事が出来たり、本格的な中華やイタリアンの専門レストランもあります。
また、各ショッピングセンターにはフードコートがあり、マクドナルド、ハングリージャックス、モスバーガーなど、様々なファーストフードやテイクアウェイショップもあります。
チャイナタウン(China Town)
ブリスベンのチャイナタウンは、ブリスベン・セントラル駅から一駅先のフォーチィチュード・バリー(Fortitude Valley)駅のエリアにあります。
赤いチャイナタウンモールの門の下を通過した瞬間から、中華街特有の喧騒感や中華鍋から溢れるエキゾチックな食材の香りと音を感じます。
歩いてみるとチャイナタウンの東洋の建築、色や風景も雰囲気を感じさせてくれます。
チャイナタウン・レストラン街
チャイナタウンの食事と言えば、やっぱりお勧めは飲茶ランチ。
たくさんの蒸籠を乗せたワゴン台から、様々な種類のシュウマイや、餃子、小籠包など豊富なメニューの飲茶を楽しめます。週末ともなると多くのローカル客でどのレストランも賑わいます。
また、チャイナタウンは中華料理ばかりではありません、日本の居酒屋や焼き肉屋など多くのレストランが集まる場所でもあります。
チャイナタウンのナイトライフ
チャイナタウンがある、フォーチィチュード・バレーのエリアは、多くのバーやナイトクラブがある事でも有名で、週末ともなれば多くのオーストラリア人が夜のチャイナタウンへ繰り出してきます。
エリアによっては危険な場所もあるので、明るいメインストリートにいる事をおすすめします。
ブリスベンシティからチャイナタウンへの行き方
ブリスベンシティからであれば、Roma Street駅、またはCentral駅からひと駅のFortitude Valley駅で下車すれば目の前がチャイナタウンです。
もちろん、タクシーやUberでもアクセス可能なので、夜遅くなっても帰りの移動手段には困りません。
マウントクーサ展望台(Mount Cootha lookout)
マウントクーサは、ブリスベン市内から車で約15分の距離にあり、1600ヘクタール以上の敷地にユーカリや森林の峡谷、渓谷などがあり、絶好のウォーキングトラックにもなっています。
山頂にある展望台は、ブリスベンの町並みを一望できる丘の上にあり、ブリスベン観光には欠かせない人気スポットになっています。
展望台には有料の望遠鏡があり、1ドルコインを入れて利用する事ができます。
ブリスベンの町並みを見渡せる展望台
マウントクーサの展望台からは、ブリスベンの町並みを広く180°のパノラマビューで見ることができます。
夜になれば、景色はビル群の夜景に変わり、ロマンチックなムードの中、多くのカップルが特別な時間を過ごしに訪れます。
サミット・カフェ(The Summit Cafe)
マウントクーサ展望台には、サミットカフェがあり、展望台からの景色を眺めながら飲み物や食事を取ることができます。
広々とした屋外デッキは見晴らしが良く、座ったままでもブリスベンの町並みから天気が良ければ遠くはモートン湾まで一望できます。
一番お勧めの時間帯は夕方で、陽が傾くにつれて移り変わる街の色、そして日が落ちてから夜景に変わる瞬間は感動します。
サミットカフェ(The Summit Cafe)
サミットカフェは、テイクアウトと限られたテーブル席で営業しています。
コーヒー・紅茶、冷たいソフトドリンク、ミルクシェイクの他、ワインやビール、スピリッツなどのアルコール飲料も取り揃えています。
マウントクーサ展望台への公共交通機関を利用しての行き方
マウントクーサ展望台へは、トランスリンク(公共バス)のバスが定期運航しています。
バス番号「471」はブリスベン市内のアデレードストリート22、27番バスストップより乗車できます。
所要時間は約25分です。
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー(Lone Pine Koala Sanctuary)
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリーは、世界最古の歴史を持ち、また世界最大のコアラ保護区となります。
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリーでは、130頭以上のコアラが飼育されている他、カンガルー、ワラビー、ウォンバット、ハリモグラ、カモノハシ、タスマニアデビル、クロコダイルなど70種類以上のオーストラリアに生息する動物たちを見る事ができ、ブリスベン近郊の動物園としてローカルにも人気の観光スポットです。
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー園内の一部エリアでは、エミュー、カソワリ、ワライカワセミ、キバタン、クジャクなどの鳥類が放し飼いにされていて、間近で見ることができます。
コアラをはじめ多くの動物と触れ合える
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリーの特徴は、コアラが飼育されているエリアの多さで、園内を散策していると至る所にコアラの姿を見る事ができます。こんなにコアラが多い動物園はここだけでしょう!
カンガルーが放し飼いにされているエリアには、4種類のカンガルーの群れを見る事ができ、お客さん慣れしているカンガルーは近づいても驚くこと無く、そのままの姿を見せて餌付けをすることもできます。
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリーを楽しむのに欠かせないのは動物達と触れ合うう事ができるショータイムです。迫力のあるフクロウ・フライト・ショーやシープドッグ・ショーは人気があります。
各種ショーとアクティビティ
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリーでは、毎日定時に餌付け体験や記念撮影などのアクティビティの他、シープドッグ・ショーなどのショーを開催しています。
入園時に配布される園内マップとショータイムを確認して、好みのショーに合わせて移動するとより充実した時間を楽しむ事ができます。
毎日のスケジュール(2024年1月時点) |
|
09:45 |
野生のレインボーロリキートへの餌付け |
10:00-11:00 |
コアラ・エンカウンター |
10:30 |
鷲やフクロウのフライトショー |
11:00 | シープドッグショー |
11:00-12:30 |
コアラ抱っこ |
12:00 | クロコダイルのショー |
12:30-12:45 |
スネーク記念撮影 |
13:00 | 鷲やフクロウのフライトショー |
13:30 | シープドッグショー |
13:45-14:00 | ディンゴ記念撮影 |
14:00-15:00 |
コアラ抱っこ |
14:45 | ディンゴのショー |
15:45 | 野生のレインボーロリキートへの餌付け |
09:00-16:30 | カンガルー餌付け |
園内マップ
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリーへの行き方
ブリスベン市内からは、トランスリンクの公共バスでアクセスする事が可能。
クイーン・ストリート駅のプラットフォーム「2C」からバス番号「430」に乗車、またはアデレード・ストリートのバス停「41番」からバス番号「445」に乗車してください。
サウスバンクのカルチャーセンターにあるポンツーンから毎日09:00発でローンパイン・コアラ・サンクチュアリー行きのクルーズが運行されています。ローンパイン出発時間は13:30で1日1便の運航です。
*2024年1月現在、運行は毎日となっておりますが、乗客が少ないと予想される場合は運行しない場合もあるようです。ご予約時に運行スケジュール・運行状況をご確認下さい。
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー(Lone Pine Koala Sanctuary) | |
営業時間 | 毎日営業 9:00-17:00 |
住所 | 708 Jesmond Rd, Fig Tree Pocket QLD 4069 |
電話番号 | 07 3378 1366 |
WEBサイト | https://lonepinekoalasanctuary.com/ |
ダイレクト・ファクトリー・アウトレット(Direct Factory Outlet – DFO)
「DFO」は、ブリスベン空港に隣接しているスカイゲートと言う、大型のショッピングモールが集まるエリアの中にあるアウトレット・モールです。
オーストラリアのブランドや有名ファッションブランド、ヘルスケア、化粧品、スポーツ用品、キッズ用品など様々なカテゴリーに分かれ、130店舗以上のショップが軒を連ねる大型のアウトレットは買い物好きにはたまらない、1日いれる場所です。
ショップによってはかなりお買い得な商品ラインアップもあり、最大70%になっている場合や一律5ドルや10ドルのコーナーもあったり、お得な価格で気に入った商品を手に入れる事ができます。
130店舗を超えるショップ
「DFO」の魅力は、130店舗を超えるショップの数々にあります。
- Nike、Adidas、Asics、New Balance、Puma、Vans、Championなどの有名スポーツブランド
- Billabong、Rip Curl、Quiksilver、City Beachなどの有名サーフ&スケーター系
- JayJaysYS、Trocash 、YDなどの比較的お買い得なオーストラリア・ブランド
- Industries、Levis、Oroton、Tommy Hilfiger、Calvin Klein、Polo、Oakleyなどの海外有名ブランド
- Lovisa、Wallace Bishopなどのアクセサリーショップ
などなど、ここに全ては書き切れないので、下記ショップ一覧をご覧ください。
「DFO」への行き方
ブリスベン空港から
ブリスベン空港の各ターミナルから無料のシャトルバスが運行しているので、少し長い乗り継ぎがある方には絶好のスポットになります。
ブリスベン市内から
電車で行く場合は、Shorncliff LineでToombul駅まで行き、隣接しているショッピングセンターから「590番」のバスでSKYGATEまで行きます。バスの所要時間は約10分ほど。
エア・トレイン(空港線)でブリスベン空港まで行き、そこから無料シャトルバスを利用するという手段もありますが、エア・トレインは片道$20.90と割高です。
タクシーやUberで行く場合は、片道約$30-$40ほどでアクセス可能です。
シティ・ホッパー(City Hopper)
ブリスベン川沿いに発展したブリスベンでは、リバークルーズは一般的な交通手段にもなっています。
シティ・キャット(CITY CAT)という公共フェリーもありますが、ブリスベン市が運行するシティ・ホッパー(CITY HOPPER)は、なんと無料!
ブリスベン川から色々な角度でブリスベン市を眺める事ができ、お勧めの観光のひとつになります。
シティ・ホッパー(City Hopper)は無料!
シティ・ホッパーは、誰もが無料で利用できるフェリーサービスです。
2階建てのかわいいフェリーの窓からは、ブリスベンの街を眺める事ができます。
シティ・ホッパーは、ノースキー(North Quay)からニューファーム(New Farm)の都心エリアを運行するので、様々な角度からブリスベン市内の高層ビルや川岸にある公園など、ブリスベンの日常の風景を眺める事ができます。
シティ・ホッパー(City Hopper)の運行時間と運行マップ
シティホッパーは早朝6時前から深夜0時まで、毎日運行されています。
ノース・キー(North Quay)からニューファーム(New Farm)の間に6つの停留所があり、片道約50分弱ほどの運航になるので、往復約2時間弱のリバークルーズとなります。
ブリスベン・シティ・ボタニック・ガーデン(Brisbane City Botanic Garden)
ブリスベン・シティ・ボタニック・ガーデンは、ブリスベン市内中心部の南側にある都会のオアシス的存在です。
クイーンズランド工科大学(QUT)と隣接していて、ブリスベン市内の一番南側を通るAlice Streetから入園します。
本格的な温室園の様な施設がある訳ではないですが、広大な敷地内には四季折々に咲く花や、植物、池、またブリスベン川沿いには遊歩道などもあり、手軽に行ける散策スポットとしてお勧めです。
市民の憩いの場なので、ジョギングやサイクリングをしている人、ベンチで読書をしている人、芝生エリアでのんびり過ごす人など、ブリスベン市民の日常を人間観察しながら散策できます。
また、日曜日にはリバーサイド・マーケットも開催され、お買い物と散策を一緒に楽しむ事も!
カンガルー・ポイント(Kangaroo Point)
カンガルー・ポイントは、ブリスベン市内中心部の近郊にある地域のひとつ、ブリスベン・シティからブリスベン川を越えた反対側にあります。
高台になっているカンガルー・ポイントからは、ブリスベン市内中心部のの高層ビル群がよく見え、絶好の展望スポットになっています。
ブリスベン川越しにブリスベンの町並みが見れる展望スポット
カンガルー・ポイントの一番に魅力は、高台からブリスベンの町並みを望む絶景です。
ブリスベン川を中心に栄えるブリスベンの街を、高台の展望スポットから川越しに見る事ができます。
夜にはライトアップされたブリスベン市内中心部の高層ビル群の明かりが水面に反射して、幻想的な雰囲気を見る事ができます。
断崖絶壁でのロッククライミング
断崖絶壁の上にあるカンガルー・ポイント。その崖の下はロッククライミングには最適な場所になります。
カンガルー・ポイントの崖を降りてブリスベン川沿いのボードウォークを歩くと、カンガルー・ポイント・クリフスパークという公園があります。
ここは20メートルほどの高さの崖が続く場所で、初心者から上級者まで多くの人がロッククライミングやアブセイリング(垂直の崖をロープを操りながら降りるアクティビティ)を楽しんでいます。
インストラクターが始動するので、初心者でも安心して参加する事ができます。
カンガルー・ポイントへの行き方
カンガルー・ポイントはブリスベン川沿いですが、現在はフェリーが運航されていないので、ストーリー・ブリッジを渡って行くことになります。
タクシーであれば所要約10分、$15ほど。
また、ストーリー・ブリッジは歩いて渡る事もできるので、時間がある人はストーリー・ブリッジを歩いて景色を楽しみながら散策して訪れるのもいいかもしれませんね。
各種マーケット
ブリスベンでは、ブリスベン市内や郊外、様々な場所でマーケットが開催されていて、大勢の人々や様々なコミュニティが集まっています。
野菜などの生鮮食品から、洋服、バッグ、帽子、小物、アクセサリーなどのローカルデザインのファッション、各種フードまで、それぞれ特色のあるマーケットを巡るのは、ブリスベン・ローカルの楽しみのひとつでもあります。
広域にするとマーケットの数が多すぎるので、ここではブリスベン・シティ近郊で開催されている4つのマーケットに絞ってご紹介します。
ブリスベン・シティ・マーケット(Brisbane City Market)
ブリスベン・シティ・マーケットは、毎週水曜日、木曜日の2回、ブリスベン市内の広場で開催されるマーケットです。
水曜日はトレジャリー・カジノ前の広場、木曜日はカセドラル・スクエアで開催されています。
平日に市内で開催されているマーケットなので、シティで働いている人や、その他ローカルの人にも人気で、観光客の方でも手軽に来れるので人気があります。
ここでは近隣のファームから直送の農産物、手作りジャムやパン、ハンドメイド・グッズ、中古品店などなど、幅広い商品がラインナップしています。
ブリスベン・シティ・マーケット(Brisbane City Market) | |
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場所 |
毎週水曜日 Reddacliff Place – 266 George Street at the end of Queen Street Mall, Brisbane |
開催時間 |
水曜日 8:00-16:00 |
WEBサイト | https://www.brisbanecitymarkets.com.au/ |
サウスバンク・マーケット(Southbank Market)
サウスバンク・パークランドの広い敷地を利用して、毎週末マーケットが開催され、ローカルや観光客、大勢の人で賑わっています。
The Collective Marketは、金曜日の夕方から日曜日の夕方にかけて開催されるマーケットで、サウスバンク・パークランドのスタンレー・ストリートプラザで開催されています。
このマーケットはとてもおしゃれなイメージで、一般的なショップで売られていないユニークなハンドメイドの衣類、子供服、帽子やバッグ、アクセサリーなどのファッション用品から、キャンドル、石鹸、特産品、アーティスト作品など、ついつい足を止めて見てしまうような楽しい商品がたくさん売られています。
また、フレッシュジュースやコーヒー、ドーナツ、チュロスなどフードの店舗もあります。
サウスバンク・マーケット(The Collective Market) | |
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場所 | 29 Stanley St Plaza, South Brisbane QLD 4101 |
開催時間 |
金曜日 17:00-21:00 |
WEBサイト | https://collectivemarkets.com.au/ |
リバーサイド・サンデー・マーケット(Riverside Sunday Market)
ブリスベンで開催されるマーケットの中でも長い歴史を持つリバーサイド・サンデー・マーケットは、毎週日曜日に市内ボタニックガーデンで開催されます。
ボタニックガーデンの緑に囲まれた雰囲気とブリスベン川沿いでもあるので、散歩に最適なマーケットのひとつです。
ここでは洋服やアクセサリー、雑貨系やアーティスティックな作品を販売する店舗が並び、各国のフードやドリンクなども販売されています。
また、無料のライブエンターテイメントなどもあり、賑やかな雰囲気のマーケットです。
リバーサイド・サンデー・マーケット(Riverside Sunday Market) | |
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場所 | City Botanic Gardens, Alice St & Albert Street, Brisbane City QLD |
開催時間 |
日曜日 8:00-15:00 |
WEBサイト | https://queenslandmarkets.com.au/riverside-markets/ |
ウエストエンド・マーケット(Davies Park Market Westend)
ウェストエンド・マーケットは、毎週土曜日の朝6時から開催され、早朝から大勢の人で賑わいます。
産地直送の新鮮なオーガニック野菜やフルーツ、ハンドメイドの雑貨やアクセサリー、古着屋など出店店舗数が多く、このマーケットのファンは私も含めて多いはずです。
このマーケットの見どころのひとつは本格的なフード店舗がある事です。注文を受けてから調理するパンケーキやジャーマンソーセージ、挽きたてのコーヒーが飲めるカフェ店舗などがあるので、食事目当ての方でも満足する事ができます。
ウエストエンド・マーケット(Davies Park Market Westend) | |
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場所 | DAVIES PARK, Montague Rd & Jane Street, West End |
開催時間 |
土曜日 6:00-14:00 |
WEBサイト | https://daviesparkmarket.com.au/ |
トレジャリーカジノ(Treasury Casino)
トレジャリーカジノはブリスベンのランドマーク的存在でもあり、カジノの他、5つ星のホテル、レストラン、バー、ライブエンターテイメントなどがある複合エンターテイメント施設でもあります。
カジノの建物は、元々は州の財務省が所在してい建物で、歴史的重要文化財に指定されており、高級感の溢れる、まるでヨーロッパのお城のような作りで存在感があります。夜はカラフルにライトアップもされます。
目の前の広場にはモニュメントが並び、向かいには近代的な建物の州立図書館があります。
カジノ
トレジャリーカジノには、1,400台以上のゲーミングマシーンと、ルーレット、バカラ、ブラックジャック、ポーカー等のテーブルゲーム、その他マネーホイールやカジノウォー等、様々なゲームでギャンブルを楽しむ事ができます。
ゲーミングフロアは、メインフロアとプレミアムフロアに分かれていて、豊富な種類のゲーミングマシーンは最新のものからクラッシックなものまで、好みのマシーンで楽しむ事ができます。ベットする金額も自分の予算から選択できるので、10ドル程度の所持金でも十分楽しむ事ができます。
テーブルゲームは、カジノで最も有名なブラックジャックから、ポーカー、ルーレット、バカラ等のテーブルが並び、テーブル毎に最低ベット金額の表示がされているので、予算に応じて遊ぶテーブルを選ぶ事ができます。
【カジノで楽しめるゲームの種類】
- ブラックジャック
- ポーカー(3カード、カリビアンスタッド、ミシシッピスタッド、テキサスホールなど)
- バカラ
- ルーレット
- スロット
- ザ・ウィール(シンプルなルールで人気があります)
- カジノウォー(伝統的な対戦カードゲーム)
- クラップス(サイコロゲーム)
- シックボー(中国発祥のサイコロゲーム)
ダイニング
トレジャリーカジノには高級なレストランからカジュアルなレストランまで、特徴のある4種類のレストランがあります。
いずれのレストランもトレジャリーカジノの品格を現すように高級感が漂う雰囲気があります。
お食事の予算やオケーションによって、好みのレストランで食事をする事ができます。
ブラックハイド・バイ・ガンバロ(BLACK HIDE BY GAMBARO AT TREASURY BRISBANE)
ブラックハイド・バイ・ガンバロ(BLACK HIDE BY GAMBARO AT TREASURY BRISBANE) | |
---|---|
レストランの特徴 |
ステーキレストラン |
場所 | レベル1 – トレジャリーカジノビル |
営業時間 |
ランチ 11:30-14:30(金曜日のみ) |
WEBサイト |
https://www.treasurybrisbane.com.au/casino-restaurants/black-hide |
ファット・ヌードル(FAT NOODLE)
ファット・ヌードル(FAT NOODLE) | |
---|---|
レストランの特徴 |
ベトナム料理レストラン |
場所 | レベル1 – トレジャリーカジノビル |
営業時間 |
12:00 – 22:00(火曜日-日曜日) |
WEBサイト | https://www.treasurybrisbane.com.au/casino-restaurants/fat-noodle |
メイウェイ・ダンプリングス(MEIWEI DUMPLINGS)
メイウェイ・ダンプリングス(MEIWEI DUMPLINGS) | |
---|---|
レストランの特徴 |
中華(広東料理)レストラン |
場所 | レベル1 – トレジャリーカジノビル |
営業時間 |
12:00-22:00(月曜日-木曜日) |
WEBサイト | https://www.treasurybrisbane.com.au/casino-restaurants/mei-wei |
ドレスコード
厳しいルールではありませんが、スマートカジュアルな服装や履物など最低基準が必要になり、ビーチサンダルやタンクトップ等での入場はできません。
万一、入場に不適切と判断された場合は、セキュリティにより入場拒否をされる場合があるので、注意しましょう。
ホテルとレストラン
- 不快なイメージを連想させる服装
- セキュリティリスクのある服装
- 破れた、汚れた、乱暴な服装
- 不健康と安全の危険を思わせる服装
カジノ
- スタイルに関係なく帽子は不可です
- 迷彩服
- ワークブーツ
- ビーチサンダル(18時以降は不可)
- セキュリティユニフォーム
- フェイスペイント
- 水着
- リュックサック
- ショッピングバッグ
※リュックサックやショッピングバッグを所持している場合は、入場前のロッカールームに預ける事ができます。
ストーリーブリッジ(Story Bridge)
ブリスベンのアイコン的存在と言えるのが、このストーリーブリッジ。
ブリスベン川に架かるこの橋は、カンガルー・ポイントからフォーチィチュード・バレーを結びます。
2005年には橋の上を歩く「Story Bridge Adventure Climb」が始まり、ブリスベンを訪れる観光客の人気を博しています。
ブリスベンのアイコン的存在のストーリーブリッジですが、その全長は777m、歩いて渡ることも可能で、多くのローカルがウォーキングやジョギング、サイクリングなどで橋を行き来しています。
橋の両サイドに歩道があるので、行きはこっち、帰りはこっちと違う景色が楽しめます。そして上を望めば鉄骨のジャングルがまるでアートのようにそびえ立ち、それもまた絶景!
飛び込み防止用の柵が張り巡らされていて、写真が綺麗に撮れないのがちょっと残念ポイント!
時間と予算に余裕がある方は、ぜひ「Story Bridge Adventure Climb」挑戦を!高さ80mの高さから眺めるブリスベンの町並みは絶景です。
XXXX・ビールブリュワリー(xxxx Beer Brewery)
クイーンズランド州を代表するビールが「xxxx」のマークでお馴染みの「フォーエックス」。
クイーンズランド州の酒屋のビールコーナーに「xxxx(フォーエックス)」の品揃えが無いことは絶対に有り得ない!そんな大人気ビールです。
そんなクイーンズランド州を代表するビール「xxxx(フォーエックス)」の醸造所がブリスベン市内中心部より車でほんの5分ほどの場所にあります。クイーンズランド州で最も古いビールの醸造所であるこの場所は、ブリスベンの隣ミルトンにあり、ミルトン駅に隣接しています。
140年の歴史を持つこの醸造所は、今もなお健在、工場見学(有料)も可能です。
醸造所にはレストランがあり、フィッシュ&チップスやハンバーガーなどビールに合う食事がずらり。
もちろん、各種フォーエックス・ビールの試飲プレートもあり、ブリスベンを訪れる観光客には人気のスポットとなっています。
サー・トーマス・ブリスベン・プラネタリウム(Sir Thomas Brisbane Planetarium)
ブリスベン市を一望できるマウント・クーサ展望台の麓にある、ボタニックガーデンの中にあるのが、サー・トーマス・ブリスベン・プラネタリウム(Sir Thomas Brisbane Planetarium)。
ブリスベン市が管理、運営するこのサー・トーマス・ブリスベン・プラネタリウムは1978年に開業、直径12.5mの投影ドーム、コズミックスカイドーム(半球型のプラネタリウムシアター)があり、毎日各種ショーが開催されています。
また、プラネタリウム以外にも展示ゾーンやギフトショップなどもあり、おみやげ探しにもお勧めです。
展示エリアとミニシアターは入場無料、コズミックスカイドームや天文台は有料です。
オーストラリアの旅行手配
トラベルドンキーでは、オーストラリアのオプショナルツアー(現地発着ツアー)やアクティビティのご紹介やご予約を承っています。
オーストラリアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフがご対応しておりますので、正確な情報や的確なアドバイスをご提供させていただくとともに、到着フライトの遅延・欠航など緊急時における迅速な対応も可能となっております。
オーストラリア旅行を計画中の方は、是非ともトラベルドンキーのご利用をご検討ください。思い出深い素敵なオーストラリア旅行のお手伝いをせていただきます。
オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ
2021年の年明け早々の1月7日にケアンズのジャプカイ・アボリジニ・カルチャーパーク(Tjapukai Aboriginal Cultural Park/ 以下、ジャプカイ)より閉園が発表されました。
ジャプカイはここ数年、金銭的支援を必要とする財務状況でしたが、新型コロナウイルスの世界的蔓延、それに伴うオーストラリアの国境閉鎖政策を受け、2020年3月23日に一時閉園を発表し、管財人の管理下となっていました。
長引く新型コロナウイルスの蔓延状況を受け、営業再開を断念し恒久的な閉園を決断した、としています。
ジャプカイはキュランダ一帯に暮らしていた先住民族アボリジニのジャブガイ族(Djabugay)の文化を伝える場として、キュランダ村の小さな舞台からスタートしました。
今日まで33年間、延べ300万人もの人々がジャプカイを訪れ、アボリジニの文化体験ができる観光施設として愛されてきました。
アボリジニたちのコミュニティへもA$4000万豪ドル以上の経済効果をもたらせて来ました。
地元ケアンズの人々からも閉園を惜しむ声が多数、聞かれます。
ジャプカイの施設の利用方法等については、オーナーたちと協議するとしています。
今後、ケアンズでアボリジニの文化体験ができる場所はキュランダ村にあるレインフォレステーション、およびケアンズ北部モスマンにあるモスマン・ゴージ・センターのみとなります。ご注意ください。
トラベルドンキーでは、レインフォレステーションの入場券およびモスマン・ゴージ・センターを訪れるオプショナルツアーを割引価格で販売していますので、ぜひご利用ください。
レインフォレステーションの入場券&パッケージチケットのページ
ケアンズの旅行手配
トラベルドンキーでは、ケアンズのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
ケアンズを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
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ケアンズのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ
新型コロナウイルスの感染が日本国内で確認されてからはや一年。
1月8日には一都三県で非常事態宣言が発出され、1月14日には2府5県がそれに追加されました。
市民は不要不急の外出を控え、飲食店は営業時間短縮を余儀なくされています。
それでも1月19日には重症者が過去最多の1000人を超え、感染拡大に歯止めがかからない状態です。
累計の新型コロナウイルス感染者数は2021年1月20日現在、計33万4千人を超えました。
今、私たち一般市民は感染拡大防止のために何ができるのでしょうか。
今回は感染拡大対策としてのマスクの有用性を考え、「P2マスク」と呼ばれる認証付き高機能マスクについてご紹介していきたいと思います。
目次:新型コロナウイルス感染拡大防止策:P2マスクとは?(クリックで開閉)
ユニバーサルマスクとは?
従来、マスクは咳やくしゃみなどの症状がある人に着用が推奨されてきました。
日本ではインフルエンザのシーズンに感染予防のためマスクを着用する習慣があります。
よって新型コロナウイルスの蔓延以降もマスクの着用に抵抗がある人はそれほど多くなかったと思います。
ところが、マスク着用の習慣がない国々では当初、マスクの着用に抵抗がある人が多く見受けられました。
アメリカでトランプ元大統領を始め、ハリウッドスターなどがマスクを着用していない姿を目撃されバッシングされる光景を幾度も目にしてきたかと思います。
そのような国々で、新型コロナウイルスの症状の有無に関わらず、他人とのソーシャルディスタンスが保てない閉所や屋内ですべての人がマスクを着用するという概念、「ユニバーサルマスク」が急速に普及しました。
東京大学医科学研究所の報告によれば、ウイルスを排出する側、ウイルスを浴びる側の双方がマスクを着用せず、浴びるウイルス量が100%という環境と同条件の中、ウイルスを排出する側、ウイルスを浴びる側の両方がマスクを着用した場合にはそのウイルス量を70%も減らすことができるという結果が出ており、マスクの有用性は実証されています。
マスクの種類
それでは着用するマスクはどんなものでも良いのでしょうか?
マスクは大きく分けて、家庭用マスク、医療用マスク、産業用マスクに分類されます。
また素材や性能によって、ガーゼマスク、不織布マスク、認証付き医療用高機能マスク(N95マスク、P2マスク、FFP2マスク)などと分類されます。
ガーゼマスク
ガーゼマスクは綿織物を重ね合わせた家庭用マスクで、家庭用マスク全体の3%がこのガーゼマスクとなっています。
新型インフルエンザ専門家会議の報告によると、ガーゼマスクのフィルター性能では環境中の飛沫を補足する十分な効果が得られない、とされています。
不織布マスク
不織布マスクは、織物でなく、熱や化学的製法によって繊維や糸を接着し布上にしたもので作られたマスクです。
家庭用マスクの97%がこの不織布マスクにあたり、いわゆるサージカルマスク(外科用マスク)は医療用の不織布マスクを指しています。
高性能マスク
一般に「N95マスク」、「P2マスク」、「FFP2マスク」などと呼ばれる認証付き医療用高機能マスクは多くの国や地域による安全規格をクリアしたマスクです。
一般の家庭用マスクと区別するため、「レスピレーター(Respirator)」=呼吸器保護具、と定義されます。
日本で馴染みのあるN95マスクの「N95」はアメリカの規格です。
「N」はNot resistant to oil=耐油性がない、「95」は「PFE( Particle Filtration Efficiency=微粒子ろ過効率)」が95%以上という意味があります。
微粒子ろ過効率とは、約0.1㎛(マイクロメートル)サイズの粒子をどれくらいろ過できるのかを表しています。
尚、アメリカ合衆国労働安全衛生研究所(NIOSH)は試験粒子に塩化ナトリウムを用いるため粒子サイズが少し大きくなり、N95マスクは0.3㎛の粒子を95%ブロックできる、という意味になります。
P2マスクの「P2」はオーストラリア、ニュージーランドの規格、FFP2マスクの「FFP2」はヨーロッパの規格です。
共に微粒子ろ過効率が94%以上、と規定されています。
新型コロナウイルスの大きさがちょうど約0.1㎛(マイクロメートル)ですので、P2レスピレーター、FFP2レスピレーターで新型コロナウイルスを94%ブロックできる、と解釈できます。
数字としては1%ほどろ過効率がN95マスクに劣っているように見えますが、実際にはより小さな粒子を高い精度でろ過する性能があることが分かります。
(マスクと顔の間の空気の漏れがなく正しく装着できている場合の数値となります)
規格 | P2 | N95 | FFP2 |
---|---|---|---|
国・地域 | オーストラリア | アメリカ合衆国 | ヨーロッパ |
PFE(微粒子ろ過効率) | 94%以上 | 95%以上 | 94%以上 |
漏れ率 | 8%以下 | 規定なし | 8%以下 |
CO2除去 | 1%以下 | 規定なし | 1%以下 |
この認証付き高機能マスクは大きな感染予防効果が期待できる代わりにその高度なろ過性能により息苦しさを感じることがあります。
よって従来、日常生活において使用することは想定していない、とされてきました。
そのため医療従事者など感染の危険性が高い一部の人たち向けのものというイメージがありました。
しかしここへきてこの認識に変化が起きています。
新型コロナウイルスは空気感染する
2020年10月5日、アメリカのCDC(疾病対策予防センター)が新型コロナウイルスの感染経路に関するある見解を改訂しました。
それは新型コロナウイルスの感染経路のひとつとして空気感染を初めて認める内容でした。
従来より新型コロナウイルスの主要な感染経路は、感染者の咳、くしゃみ、あるいは会話、歌唱、呼吸などをする際に口や鼻から出る飛沫を近くにいる人が吸いこむ、または飛沫が鼻や口の粘膜に付着することによって起こる「飛沫感染」だとされてきました。
CDC(疾病対策予防センター)も飛沫感染が最大の感染経路であるという見解は変えていません。
ところが飛沫感染のメカニズムについてはその見解が少し変わりました。
従来、飛沫を「粒径が5㎛(マイクロメートル)を超え、発生源から6フィート(約1.8メートル)の辺りに落下する粒子」と説明し、発生源から2m圏内にいる人の粘膜に飛んできた飛沫が付着することによる感染経路を飛沫感染としてきました。
これに対して環境工学の研究者たちは、飛沫のサイズは様々であり、大きな飛沫が必ずしも2メートル以内に落ちるわけではない、発生源からの距離に関係なく粒径の小さな飛沫を吸入することがあると繰り返し指摘してきました。
今回のCDC(疾病対策予防センター)の改訂はこれらの指摘を認めた内容となっています。
つまり新型コロナウイルスは空気中を数分から数時間にわたって浮遊することがあり、ウイルスを含む小さな飛沫や粒子を吸い込むことによって空気感染するということです。
よって発生源から2メートル以上離れた場所にいても感染することがあります。
これは空気感染の可能性を指摘した2020年7月9日当時のWHO(世界保健機関)の見解とも一致します。
感染者の高性能マスク着用について
日本感染症学会の感染対策についての提言によれば、空気感染の危険性があるウイルスに対する予防策として、感染者を空気感染隔離室に収容できないのであれば、医療従事者が高性能マスクを着用するのみならず、感染者にもサージカルマスクを着用させるべきという指摘があります。
これは病院での院内感染を防ぎ、医療現場から医療を崩壊させないための対策です。
先述の通り、ウイルスを排出する側=ウイルス感染者、ウイルスを浴びる側=医療現場スタッフ、の双方がマスクを着用した場合にマスクの有用性が最大限に発揮されます。
またそのマスクは0.1㎛(マイクロメートル)という極小の新型コロナウイルスを遮断するため、よりろ過効率の良いマスクの着用が求められていることが分かります。
P2レスピレーターとは?
それではどのようなマスクを着用すれば空気感染を含めた新型コロナウイルスの感染を効果的に防げるのでしょうか?
その答えとなるのが認証付き高機能マスク、とりわけP2レスピレーターです。
認証付き高機能マスクは各国の安全基準、特に微粒子ろ過効率に焦点を当てて性能判断をしています。
P2レスピレーターとは、オーストラリアとニュージーランドの産業用マスクに関する規格、AS/NZS 1716:2012のP2規格をクリアした高度な防塵機能を備える認証付き医療用高機能マスクです。
先にも述べた通り、P2レスピレーターのPFE=微粒子ろ過効率は94%となっており、飛沫、マイクロ飛沫、粒子のいずれの形状でも新型コロナウイルスを94%以上もブロックできる高い性能を誇っています。
区分 |
微粒子ろ過効率 |
主な用途 |
---|---|---|
P1 |
80%以上 | 機械的プロセスによって生成された比較的大きな粒子(> 1ミクロン)。 研削、切断、研磨、穴あけ、のこぎり等 |
P2 | 94%以上 | 機械的プロセスによって生成された比較的小さな粒子。研削、切断、研磨、穴あけ、 のこぎり等。 サブミクロンの熱的に生成された粒子(溶接ヒューム、肥料、山火事の煙など)。 ウイルス、バクテリア、COVID-19、SARSなどの空中浮遊粒子 |
P3 | 99.95%以上* | 機械的プロセスによって生成された比較的小さな粒子。研削、切断、研磨、穴あけ、 のこぎり等。 サブミクロンの熱的に生成された粒子(溶接ヒューム、肥料、山火事の煙など)。 ウイルス、バクテリア、COVID-19、SARSなどの空中浮遊粒子 有機リン系殺虫剤、放射性核種、アスベストなどの毒性の高い粒子 |
*P3規格は、フルフェイス・レスピレーター、またはパワード・エアピュリファイング・レスピレーター(PAPR)と併用した場合にのみ達成できます。
オーストラリアも他の例に漏れず新型コロナウイルスの蔓延以降、医療関係機関をはじめ認証付き高機能マスクの需要が急増し、自国の在庫不足が深刻化したため認証付き高機能マスクの海外への輸出が規制されました。
そのため今まで日本ではP2レスピレーターの輸入実績がなく、日本ではあまりその名前は知られていないかもしれません。
オーストラリアでは現在も認証付き医療用高機能マスクの輸出規制は続いています。
しかしオーストラリア国内では新型コロナウイルスの感染状況が他の先進諸国に比べて格段に落ち着いています。
(累計の新型コロナウイルス感染者数は日本の10分の1以下)
認証付き医療用高機能マスクの供給に関する不安も無いことからオーストラリア政府から輸出許可を取得できるP2レスピレーターが出てきています。
アメリカ合衆国のN95、ヨーロッパのFFP2など認証付き高機能マスクは各自国の感染状況が好転せず、マスク生産国での自国優先供給が引き続き行われています。
また日本国内では認証付き高機能マスクの供給は医療現場に限定されているため、日本のDS2規格マスクを含めた認証付き高機能マスクが一般の市場へ出回ることがありませんでした。
私たち一般市民が未然に空気感染に備えようとしてもその方法すら提供されていないのが実状です。
AMD社製P2レスピレーター
私たちはこの現状を変えられると考えています。
私たち、株式会社トランスオービットは、オーストラリア政府より輸出許可を取得したAMD社(アドバンスド・メディカル・ディバイスイズ社)と代理店契約を結んでいます。
当社はオーストラリアの認証付き医療用高機能マスク=P2規格レスピレーターを初めて日本へ輸入し、日本国内で販売する事業者です。
AMD社のP2レスピレーターは安心のオーストラリア製で、一般のP2規格よりさらに高い性能を誇っています。
つまりN95マスクと同等あるいはそれ以上の性能を持っていることになります。
最先端のナノファイバーフィルターと独自の4層構造により、PFE(微粒子ろ過効率)は99.66%、BFE(Bacterial Filtration Efficiency=細菌ろ過効率)は99.92%を誇ります。
(一般にPFE(微粒子ろ過効率=Particle Filtration Efficiency)は装着者をウイルスから守るための指標、BFE(細菌ろ過効率=Bacterial Filtration Efficiency)は他者に細菌を飛散させない為の指標、とされています。)
これは言い換えれば、AMD社のP2レスピレーターを着用していれば、飛沫、マイクロ飛沫、粒子、いずれの大きさの新型コロナウイルスであっても、それを吸い込んでしまう確率は0.34%程度、自分が飛沫、マイクロ飛沫などを飛ばしてしまう確率はわずか0.08%だと言えます。
また、呼気抵抗は68Pa@40L/minと少なく、通気性に優れていますので、認証付き高機能マスクならではの息苦しさを軽減しています。
日常生活で着用することができ、様々な感染症患者の方々にも安心してご利用いただけるかと思います。
高い通気性を誇りながらも、密着性の高い三つ折り3D構造により漏れ率は基準の8%を大きくクリアし5.39%。
(アメリカのN95マスクには漏れ率に関する基準の設定はありませんが、オーストラリアのP2規格には漏れ率に関して8%以下という基準が定められており、より厳格な規格となっています。)
耐水性も高く血液不浸透性は160mmHgとなっています。
そしてこれだけの高性能にも関わらず重さはたったの4g。
100%グラスファイバーフリー、ラテックスフリーによりソフトな肌ざわりと、伸縮性のあるイヤーループにより快適な着け心地をお約束します。
(これらの試験結果は、オーストラリア国家認証機関、NATA(National Association of Testing Authority)の認証を受けている、VicLabとCSIROにて性能テストを受けた信頼性の高いものとなっています。)
AMD社 P2レスピレーター規格
商品名 | NANO-TECH Particulate Respirator-T4 |
---|---|
製造者 | Advanced Medical Devices (AMD) Pty Ltd 49 / 5-7 Inglewood Place Baulkham Hills NSW 2153 Australia |
生産国・生産地 | オーストラリア・シドニー |
オーストラリア・高性能マスク規格 (AS/NZS 1716:2012) |
P2規格 |
医療用マスク規格 (ASTM F2100) |
LEVEL 3(高バリア)規格 |
オーストラリア保健省認定 | サージカル/ メディカル/ レスピレーター(医療用呼吸器防護具)認定 |
微粒子ろ過効率 (PFE) | 99.66% |
細菌ろ過効率 (BFE) | 99.92% |
血液不浸透性 | 160mmHg (医療用マスク最高位のLEVEL 3) |
呼気抵抗 | 68Pa@40L/min |
漏れ率 | 5.39% |
マスクの重量 | 4グラム |
区分 | 使い捨て |
フィルタ | 4層構造 ナノファイバー・フィルター使用 |
素材 | マスク本体(ポリプロピレン:Polypropylene) フィルター:ナノファイバーフィルター 梱包素材(ポリエチレン:polyethylene) |
形状 | 3つ折り3D構造 耳掛け式 |
色 | 白 |
サイズ | 普通サイズ 20 cm x 8.2 cm |
1箱枚数 | 50枚 |
包装 | 個別包装 |
その他 | ラテックス・フリー、 グラスファイバー・フリー |
注意:高いフィルタ性能を持つ認証付き高機能マスクは、マスクの装着の仕方によりその効果が大きく変わります。
認証取得機関の認証
AMD社のP2レスピレーターはオーストラリアの各認証取得機関の認証を得た信頼できる商品です。
オーストラリアは食料品、医薬品、健康関連商品に対して、世界的にもトップクラスの厳しい安全基準を設け、厳格に管理実施されています。
医療用の認証付き高機能マスクも同様で、オーストラリアとニュージーランドの防塵マスクの共通規格であるAS/NZS 1716:2012のP2規格の取得、及びオーストラリア保健省の医療用品製造業者としてのRTG認証の取得が義務付けられており、その観点からも本製品は安心してご利用いただける品質となっています。
- オーストラリア保健省認可番号 ARTG335981(https://amdmed.com.au/wp-content/uploads/2020/11/DPressure-Test.pdf/)
- ベンチマーク・プロダクト・サーティフィケーション認証 (BMP730119) https://amdmed.com.au/wp-content/uploads/2020/11/BMP-730119-Certificate-and-Schedule.pdf/
- ISO9001国際医療機器規格認証
- オーストラリア産証明認証
- JAS-ANZオーストラリア・ニュージーランド認定システム認証
- オーストラリア保健省認可番号 ARTG335981
ドイツで1月20日、イギリス変異型、南アフリカ変異型とも異なる変異種の新型コロナウイルスが見つかりました。
それに先立つ1月18日には国内バイエルン州にてP2レスピレーターと同等の性能を持つ認証付き高機能マスク=FFP2レスピレーターの着用が公共の場で義務付けられたところでした。
バイエルン州と接する隣国オーストリアもそれに追随し、1月25日より全土でFFP2レスピレーターの着用が義務化されます。
公共交通機関のみならず、すべての商店、スーパーマーケットへ入店する際にもFFP2レスピレーターの着用が必要になります。
世界は今、改めてマスクの性能に注目し、より性能の高いレスピレーターの一般への普及が急務となっています。
日本国内でも1月18日に静岡県で男女3人がイギリスの変異株の新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。3人ともイギリスでの滞在歴はなく、滞在者との濃厚接触もないとのことです。
感染経路は調査中とのことで、飛沫感染なのか、空気感染なのか、特定はされていません。イギリス変異株は通常の新型コロナウイルスと比べて約1.7倍もの感染力があるとされています。
静岡県での事例はこのイギリス変異株の国内最初の市中感染だと考えられています。
止まらない感染拡大、明らかになった空気感染、感染力の高い変異型ウイルスという新たな恐怖。
今こそ私たちには確固とした「感染しない準備」、「感染させない覚悟」が今まで以上に求められているのではないでしょうか。
「AMD P2レスピレーター」の製品の詳細については下記をご参照ください。
- ホームページ https://www.p2mask.jp/
「AMD P2レスピレーター」の製品に関するご質問、法人一括購入のお見積りなど、お気軽に お問い合わせください。
法人のお客様のお問い合わせは こちらからお願い致します。
また、代理店契約にご興味のある場合には こちらからお願い致します。
ブリスベンはクィーンズランド州の州都で、シドニー、メルボルンに次ぐ、オーストラリア第3の都市です。
ブリスベンのイメージは、市内に高層ビルが建ち並び、多くのビジネスマンが集まる賑やかな街。また大学や専門学校などの学校が多い学生の街といったイメージで、あまり観光地としてのイメージはありませんが、ブリスベン市内発着のブリスベン近郊にある観光スポットを訪れるオプショナルツアーが催行されており、密かな人気となっております。
今回は、ブリスベン発着のオプショナルツアーを8選に絞ってご紹介したいと思います。
ブリスベンはどんな都市?
ブリスベン川に沿うように街が広がり、中心地はブリスベン川を挟みシティとサウスバンクに分かれていて、いくつかの橋でつながっていて、またシティキャットという水上タクシーを利用して行き来することも可能です。
シティ中心の南にはクィーンズランド工科大学があり、サウスバンクには大きな人口プールがあるサウスバンクパークランドがあり、家族連れには人気のスポット!
クィーンズランド大学、クィーンズランド工科大学、クィーンズランド中央大学、グリフィス大学、ジェームズクック大学など、クィーンズランドを代表する大学が数多くあり、ブリスベン=学生の街とも言えます。
ブリスベン市内中心の「クィーンストリート・モール」は歩行者天国になっていて、多くのショッピングセンターや、ブランドショップ、レストラン、バーがあります。
少し郊外に出れば、美しい緑溢れるスポットや展望台もあり、ブリスベンは近代的な街並みから、自然が融合した美しい街という印象です。
***下記情報は、2020年2月時点での情報・料金となります。新型コロナウイルス禍の影響により、2022年2月の段階でツアー運行・催行が中止及び休止中のツアーが多数となっております。新型コロナウイルスが収束に向かい、国境が正常化し、各種ツアーの新しい情報・詳細・料金、またツアー催行状況が分かり次第、情報を更新致します。
目次:ブリスベンのお勧めオプショナルツアー8選(クリックで開閉)
タンガルーマリゾート野生のイルカ餌付けツアー
タンガルーマは、世界で3番目に大きな砂でできた島モートン島にあるリゾート施設で、ブリスベンからボートで約1時間15分でアクセスができる場所にあります。
タンガルーマリゾートにはホテル、ホリデーユニット、ヴィラ、など様々な旅行形態に合わせたステイができる宿泊施設があり、目の前にはプライベートビーチが広がっています。
また数種類のレストランや、スイミングプール、テニスコートなどの遊戯施設も多くそろえています。
高層ビルが立ち並ぶ都会のブリスベンから近くリゾート気分が楽しめる場所なので、ローカルからの人気も高く、観光スポットとしても人気があります。
また、リゾート前にプライベートビーチには、夕方になるとほぼ毎日野生のイルカの群れが姿を現し、リゾートのエデュケーションスタッフにより管理と餌付けが行われています。
POINT1野生のイルカへの餌付け体験
リゾートがある桟橋近くのメインビーチには、夕方になるとほぼ毎日野生のイルカがやってきます。
野生のイルカを扱う事ができる、リゾートのエデュケーションスタッフにより手引きされながら、いるかに餌付け体験をする事ができます。
自分の目の前までやってきて、餌をほおばる野生のイルカを近くで見る事ができる、貴重な体験ができます。
餌付けをしない方は、隣にある桟橋から野生のイルカたちを眺める事もできます。
POINT2無料アクティビティが多い
タンガルーマリゾートには多くの無料で遊べるアクティビティが用意されています。
お金を払ってオプショナルツアーに参加せず、無料で楽しめる施設が多いのはお財布にもやさしいですね。
タンガルーマリゾートの無料アクティビティ
- キッズプレイグランド
- クッカバラの餌付け体験
- ペリカンの餌付け体験
- バドミントン
- バスケットボール
- ビーチバレーボール
- アイランドゴルフ(ミニゴルフ)
- テニス
- スカッシュ
- 卓球
- スイミングプール
POINT32つの人気オプショナルツアーが含まれている
タンガルーマリゾート 野生のイルカ餌付けツアーには、2つの人気オプショナルツアーが含まれています。
デザートサファリツアー
タンガルーマリゾートから大きなタイヤの特殊な4WDで、島にある大砂丘をドライブします。広い砂丘を時には急角度で、縦横無尽に走る4WDドライブはハイテンションになります。そしてメインイベントは大砂丘でのSナンドボーディング。すごいスピードを砂の斜面を滑走するサンドボードは、スリル満点で人気があります。
マリンディスカバリークルーズ
タンガルーマがあるモートン島はイルカや、ジュゴン、ウミガメなど多くの海洋生物が生息しています。マリンディスカバリークルーズでは、島の周りをエコガイドとクルーズして、海洋生物を探しにでかけます。目の前で遭遇した時の感動や興奮が味わえるかもしれません。
1泊2日フレーザー島・4WDサファリツアー
フレーザー島(FRASER ISLAND)は世界自然遺産に登録される、世界で一番大きな砂でできた島です。
ブリスベンから北へ約4時間ほどドライブしたレインボービーチ、又はハービーベイという町が玄関口になっています。
この島には美しい湖や、砂の上に形成されたレインフォレストなど、美しい景観スポットをたくさん楽しむ事ができます。
島全体が砂でできているので、普通車では移動する事ができません。島を観光するには4WDの車が必要になります。
ツアーでは道なき道を進んでいく、大型の4WD特殊車両を利用します。
POINT1大自然の醍醐味
フレーザー島の一番の魅力は、その大自然が作り出す景観の美しさです。
代表的なスポットはマッケンジー湖(LAKE MACKENZIE)でその湖の真っ青な色は、見た瞬間から心を掴まれます。
レインフォレステーションのボードウォークは、白い砂地を流れる小川に沿って作られたレインフォレストの遊歩道を歩きます。
しっかりと舗装されているので、歩きやすく快適にリラックスしてレインフォレストの中を歩く事ができます。
このレインフォレストの美しさは、真っ白の砂の上に形成されている事。砂の島ならではの景観です。
POINT21泊2日なので、余裕を持った観光ができる
フレーザー島への所要時間は片道約4時間と、ブリスベンからは離れた場所になります。
日帰りツアーもありますが、移動時間が長くなる為、フレーザー島の滞在時間が短く、観光スポトの滞在時間が短い他、すべての観光スポットを観る事ができません。
1泊2日のツアーであれば、島の中心にある、ユーロンビーチリゾートに宿泊し、余裕を持ってゆっくりとしたスケジュールで観光できます。
時間がある方でしたら1泊2日のこちらのツアーをお勧めします。
POINT3純血種のディンゴとの遭遇
ディンゴはタイリクオオカミの一種で、オーストラリア古来の動物です。
現在多くのディンゴは犬との混血が多いそうですが、本土から離れているフレーザー島には犬との混血がなく、純血種のディンゴが生息しています。
宿泊するユーロンビーチリゾートの周りには、そのディンゴが姿を見せる事が多く、貴重な純血種のディンゴを見る事ができます。
フレーザー島・日帰りツアー
時間がない、短くていい、1日で行きたい。そういう方にはフレーザー島日帰りツアーもあります。
SUNROVER EXPEDITIONS社が催行する、フレーザー島日帰りツアーは、朝6:45に出発し、同日19:00に帰ってきます。
ツアー時間約12時間中、8時間は移動時間になるので、実質フレーザー島の滞在時間は4時間ほど。
砂の島なので道が存在しないフレーザー島は移動にも時間がかかるので、観光スポットでの滞在も短くなります。
POINT1メジャーな観光スポットは含まれる
フレーザー島での滞在時間が短くても、観光のハイライトとなるマッケンジー湖、セントラルステーションのレインフォレストウォークの、2大メジャー観光スポットはおさえています。
それぞれのスポットでの滞在時間は短くなりますが、写真撮影をする時間はあるし、せっかちな方には逆にいいかもしれませんね。
フレーザー島日帰りツアーに含まれる観光スポット
- マッケンジー湖(LAKE MACKENZIE)
- セントラルステーションレインフォレストウォーク
- レインボーカラーサンド
- イーライクリーク
モートンアイランド・1日アクティビティツアー
ブリスベンからフェリーで約1時間15分でアクセスできる、世界で3番目に大きな砂でできた島、モートン島には大砂丘や、沈没船など魅力的なアクティビティができるスポットがあります。
モートンアイランド1日アクティビティツアーは、モートン島でできるアクティビティを楽しむツアーで人気があります。
アクティビティの道具はすべて含まれているので、荷物も少なく手軽に参加することができます。
POINT1沈没船で遊ぶ
モートン島には防波堤を造る為に意図的に沈められた15隻の沈没船があり、多くの魚が集まるスポットになっています。
沈んでいる船は貨物船や、蒸気船などの大型船が多いので、近くでみると迫力があるスポットです。
この沈没船スポットでシュノーケリングをしたり、透明なグラスカヤックで遊ぶことができます。
沈没船はビーチから離れていない近くにあるので、簡単に泳いでいくことができます。
ブリスベンで数少ないシュノーケルアクティビティができるスポットです。
POINT2大砂丘
巨大な砂の島モートン島はいたる箇所に砂丘があります。
普通の車ではアクセスできない砂丘を、巨大なタイヤを装備した特殊な大型の4WDに乗って道なき道を縦横無尽に走るのはエキサイティング!
一番大きな砂丘は高い砂の壁のようになっていて、そこではハイスピードで斜面を滑走するサンドボードのアクティビティができます。
ロウを裏に塗った専用のボードはすごいハイスピードで滑走するので迫力とスリル満点なアクティビティです。
ブリスベンライトツアー
高層ビルが立ち並ぶブリスベンシティは、夜になるとイルミネーションのような世界を見せてくれます。
シティの反対側にあるカンガルーポイントや、市内が一望できるマウントクーサ展望台からの夜景は、ブリスベンローカルにも人気があります。
また、水上タクシーのシティーキャットに乗って、ブリスベン川の水面に照らし出されるライトアップも楽しむことができます。
POINT1ライトアップだけではなく、ナイトライフを楽しむ
ブリスベンライトツアーは、ライトアップスポットの見どころを完璧に熟知したガイドが、ホテルからピックアップして、夜景スポットを巡ります。
その他、たくさんのバーやクラブがあるチャイナタウンや、歴史的なホテルなど、ブリスベンのナイトスポットも紹介します。
ブリスベンライトツアーで訪れる夜景スポット
- マウントクーサ展望台(ブリスベン市内が一望できるパノラマビューが楽しめます)
- レガッタホテル(140年以上の歴史がある象徴的なホテル)
- パークロード(カフェ街であるミルトンの中心部にあるミニチュアエッフェル塔がみれ
- ウールルーンガーバ(クリケットとAFLの本拠地のスタジアムがある場所)
- リバー・クルーズ(ストーリーブリッジの下をくぐり、シティのライトが照らされた綺麗なブリスベン川でのリバークルーズ)
- サウスバンクパークランド(散歩しながら、ブリスベンの文化の中心地の雰囲気を楽しむ)
- シティルックアウト(街とブリスベン川の素晴らしい景色が見れます)
- ストーリーブリッジ(カンガルーポイントからライトアップされた巨大な橋を眺めます)
- フォーティテュードバレー(チャイナタウンに賑やかなナイトライフを体験できます)
POINT2マウントクーサで夜景を眺めながらのディナー
マウントクーサ展望台にはサミットレストラン&カフェがあります。
ブリスベンライトツアーでは選べるオプションで、このサミットレストランでのカフェか夕食を選択できます。
ライトアップされたブリスベンシティを展望台から眺めながらのディナーは、印象的な思い出になること間違いなし。
またドライバーがいるので、お酒を飲みながらゆっくり時間を楽しめます。
オーストラリア・ズー1日ツアー
映画クロコダイルハンターで有名な故スティーブアーウィン氏がオープンしたオーストラリアンズーは、ブリスベンから北のサンシャインコーストにあります。
この動物園はクィーンズランド州では最大の動物園で、オーストラリア固有種の動物から、ゾウやキリン等の大型の動物まで幅広く動物を見ることができるので、ローカルにも人気があります。
POINT1迫力のあるクロコダイルショー
オーストラリアズーにはクロコセウムという本格的な大型のショースタジアムがあり、そこでは毎日様々なエンターテイメントショーが開催されています。
ショー中でも一番人気なのは、大きなソルトウォータークロコダイルに至近距離から餌付けをする、クロコダイルショー。
餌を噛み砕くバチンという音に恐れもせずに餌付けをする熟練飼育員が繰り広げるショーは見ごたえがあります。
POINT2広い園内でセクションに分かれて様々な動物に会える
オーストラリアズーはとにかく広い!その園内の広さは約40ヘクタール(東京ドームが約9個分)もあり、園内の移動距離も多くなります。
この広さをすべて歩いて回るのは疲れてしまうので、園内にはシャトルバスが運行されています。バスに乗れば効率よく動物たちのセクション移動ができます。
入場するとすぐ目の前にはアメリカンアリゲーターがお出迎え、その奥には小型から大型までのクロコダイルの群れが見れます。
園内の中心にあるクロコセウムスタジアムを越えると、カンガルーやワラビー、コアラなどがいるセクションになります。
ここでは一般的な中型のグレイカンガルーだけではなく、内陸に生息する大型のレッドカンガルーも見ることができます。
園内にある水生植物園のような野鳥園を超えると、そこは雰囲気ががらりと変わったアフリカセクションへ。
ここではサイ、シマウマ、キリンなどアフリカの動物を見ることができます。
POINT3動物病院の見学ができる
オーストラリアズーには野生動物病院 AUSTRALIA ZOO WILDLIFE HOSPITALが併設されていて、見学する事ができます。
この病院は2004年の開設以来、82000頭におよぶ野生動物の治療をしてきた実績にある病院です。
リアルな野生動物の保護活動を見ることができる貴重な体験になるでしょう。
スカイダイビング
オーストラリアの主要各都市にはスカイダイビング会社があり、ブリスベンでもスカイダイビングを体験する事ができます。
ブリスベンから参加できるスカイダイビングの催行場所はNSW州のバイロンベイで、オーストラリア大陸最東端の岬がある事で有名な場所です。
スカイダイビングではまさに大空からこの最東端の岬やビーチを眺めながらのスカイダイビングとなります。
ブリスベントランジットセンターからのバスピックアップがあるので、お手軽に参加する事ができます。
POINT1市内からのピックアップがあるので手軽に参加できる
ブリスベン市内にあるトランジットセンター前のROMA STREETから毎日送迎バスが運行しており、毎朝5:30am出発で送迎バスが運行しています。
バイロンベイまでの所要時間は約2時間半で、バスの中では簡単な問診に回答すればあとは車窓を楽しむか寝ているだけ
スカイダイビング終了後もまたブリスベントランジットセンターまで送迎してくれるので、とても気軽に参加する事ができます。
POINT2インストラクターと一緒のタンデムスカイダイビング
スカイダイビングは背中にハーネスを付けたインストラクターを一緒にジャンプします。
英語での説明になりますが、難しい説明はなく、セスナ機から飛び降りる時の姿勢、ジャンプ中肩を叩かれたら手を上げる、着地時は両足を上げる。といった短く簡単な説明だけで、あとはインストラクターに身を任せるだけ。大空からスピード感溢れるスリルと景色を楽しむだけです。
POINT3天候に左右されるアクティビティ
スカイダイビングは天候に非常に左右されるアクティビティです。
雨天や強風時、また雲が低く着地点が見えない場合などは、条件が合うまでジャンプを見合わせる事があります。
場合によってはキャンセルになる事もあるので、参加時には天気予報を確認して、できるだけ状況の良い日に予約する事をお勧めします。
世界遺産ラミントン国立公園・オライリーズ訪問
ゴールドコーストの内陸にあるラミントン国立公園は、ユネスコの世界遺産に登録されている、クィーンズランド州とニューサウスウェールズ州の一部に広がる自然保護地域の一部です。
ここは年間約200万人もの人が訪れる人気観光スポットで、多雨林群に生息する希少な動植物を見ながら散策できるコースがいくつもあります。
またオーストラリア大陸が他の大陸から分離する前の痕跡なども残る貴重な遺産でもあります。
ブリスベンからもこの世界遺産を訪れる日帰りツアーが催行されています。
POINT1オライリーゲストハウス
ラミントン国立公園内にあるオライリーズゲストハウスはホテルやレストランがある施設です。
ここには日帰りの観光客が訪れる事ができる、ショートウォークの散策コースがあり、小さい子供から年配の方までがば広く森林ウォーキングを楽しむ事ができます。
約往復800メートルのツリートップウォークは、地上16メートルの9つの吊り橋で構成されていて、歩道の上にあるデッキからは遠くまで広がる森の景色や、野鳥を観察する事ができます。
また、ゲストハウスではカラフルなレインボーロリキートなどの野鳥への餌付けをする事もできます。
POINT2タンボリンマウンテン
タンボリンマウンテンもまた、ゴールドコーストローカルに人気のある高原避暑地です。
ゴールドコーストを一望できる展望台や、滝などの観光スポットがありますが、その中でも大勢の観光客でにぎわうのがギャラリーウォークです。
ギャラリーウォークは通り沿いに70店以上の個性溢れるショップが立ち並び、地元で作られたギフト、衣料品、ジュエリー、工芸品、特産物など、美しくユニークな商品が並んでいます。
ワインセラーや、カフェ、アートギャラリー等もあるので、お買い物に興味がない方でも楽しみ方は十分にあります。
旅のお土産や贈り物を購入するのにも絶好な場所になるでしょう。
ブリスベンの旅行手配
トラベルドンキーでは、ブリスベンのオプショナルツアー(現地発着ツアー)やアクティビティのご紹介やご予約を承っています。
ブリスベンを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフがご対応しておりますので、正確な情報や的確なアドバイスをご提供させていただくとともに、到着フライトの遅延・欠航など緊急時における迅速な対応も可能となっております。
ブリスベン旅行を計画中の方は、是非ともトラベルドンキーのご利用をご検討ください。思い出深い素敵なブリスベン旅行のお手伝いをせていただきます。
ブリスベンのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ
2020年10月に発生した、北海道でのバスツアーにおいて乗客など19名の新型コロナウイルス感染が発生した事案に関し、国立感染症研究所よりマイクロ飛沫によって感染が広がった可能性があるとの報告書が公開されました。
バスツアーに参加していた乗客全員、および乗務員は車内にて常時マスクを着用していたとの事から、さらなるコロナウイルス感染対策として、何が出来るのか、何をすべきなのか、旅行会社の立場として今一度考察して行きたいと思います。
発生事案内容
2020年10月に催行された、北海道周遊バスツアー(3泊4日)の参加者の中から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への感染が19名発生しました。
ツアーは国内各地からの参加者146名と添乗員等スタッフ12名がバス4台に同乗、19名の感染者の内18名がバス4台の中の1号車に同乗、今回のツアー内において過ごす時間としては、バス車中が最も長く、感染者の殆どが今ツアー以外で新型コロナウイルス感染者と密に接する機会がほとんどなく、また最初に感染が確認された人を中心にバス車内の空気の流れに沿って感染者が確認された、これらのことからバス車内でのマイクロ飛沫によって感染が広がった可能性が高いと国立感染症研究所より報告がなされております。
「バス車内の空気の流れに沿って」と言う点ですが、感染者の多くは最初に感染が確認された人の周囲に座っていましたが、口からの飛沫伝播の範囲(1m)を超えて感染が広がっていることが確認されており、最初に感染が確認された人の座席を中心に空気の流れに沿って縦方向に感染者が確認されている事から、口からの飛沫伝播だけではなく、極小さな「マイクロ飛沫」の伝播がバス車内で広がった可能性があるとの事です。
今回の事案で留意すべき点は、19名の感染者の内18名が同じバスに同乗、そして座席配列が近く、空気の流れに沿って縦席に感染していると言う事からバス車内での感染確率が非常に高いと報告がされておりますが、バス車内では乗客全員、および乗務員は常時マスクを着用していたとの点です。
旅行会社の対策・旅行会社に出来る事
まず、基本対策としてツアー中、バス車内での軽食を含めた食事の禁止、休憩中の車内換気といった対策を取ることが必要だと思われます。
また、バス運行前・運行後は今までの安全運行に関わる始業前・終業後点検と合わせて、頻繁に触れる場所を中心に清掃や消毒を徹底することが必要です。
今回の北海道周遊バスツアーにおいて、バス座席の配列から感染者の傾向が認識された事から、参加者のバス座席の記録を取る事も重要だと思われます。
旅行会社がお客様にお願いする対策
- ツアー参加前・開始前の体調確認
- 宿泊を伴うツアーの場合、毎朝の体調確認
- 乗車時の手指の消毒・除菌の徹底
- 休憩中は車内換気のため、窓を開けることを乗務員がお客様にご説明、ご理解を頂く
- 水分補給以外の飲食はお控え頂く
- バス車内では極力大きな声での会話はお控え頂く
- バス車内では常時マスク着用
これらの対策がまずは基本線として重要になって来るのではないでしょうか。
今後の対策において、今回の事案をもとに懸念すべき点は、「バス車内では乗客全員、および乗務員は常時マスクを着用していた」と報告されている点ではないでしょうか。
国立感染症研究所の報告には「マイクロ飛沫による伝播が寄与した可能性も考えられた」とあり、通常の飛沫で吐き出される粒子はミリメーター単位と言われていますが、口から発せられた通常の飛沫は出ると直ぐに落ちる事から、感染はその範囲でしか広がらないと考えられる訳ですが、それよりももう少し小さな粒子、マイクロメーターほどの非常に小さな粒子がバス車内で漂い、舞う状況が発生し、そのマイクロ飛沫を吸入することで感染した可能性に言及されています。
そしてこのマイクロ飛沫ですが、一般に販売されている不織布マスクでも「PFE(微粒子濾過効率)99%」等と表示されたものであれば、直径1万分の1ミリの飛沫を99%カットする性能がありますが、一般に販売されているマスクは顔との間に隙間が出来やすく、完全に飛沫を防止することは出来ません。
バス車内のような密閉された空間では、更なる認証付き高機能マスクを着用する事で、マイクロ飛沫による感染を防止し、その感染リスクを軽減すること、これもバスツアーを催行する旅行会社に出来る対策ではないかと考えます。
認証付き高機能マスク(P2マスク・P2レスピレーター)の果たす役割
現在、日本で高機能マスクと言われるものは、アメリカ規格の「N95」が多く流通しておりますが、その備蓄は僅かでクラスターが発生した北海道の病院でさえ急遽国から提供して貰うほどで、一般用には手が入り難い状況が続いています。
オーストラリア製 認証付き高機能マスク(P2レスピレーター)のお問い合わせ先
私たち、株式会社トランスオービットのミッションは、「世界をつなぐ」ことです。
30年以上に渡る日本とオーストラリア、またその他アメリカやカナダ等の海外各国とのビジネスにより積み上げた高い知見、専門性、情報力、そして人財。それら積み上げてきた財産を旅行ビジネスに投資して参りましたが、新型コロナウイルスの影響により人の流れが止まってしまった今できる事を模索している中で出会ったのが、オーストラリア製のP2マスク(P2レスピレーター)です。
新型コロナウイルスに対峙する医療従事者の方々を中心に利用され、オーストラリアとニュージーランドの高機能マスクの規格であり、米国のN95と同等であるP2規格のマスクの供給に、現時点では不足感はみられません。
現在も続く日本におけるN95規格マスクの供給不足の解消、供給元となる国を多様化する事により、仕入国リスクの分散化に貢献できると考え、私たちはオーストラリアからの認証付き高機能マスクであるP2規格マスクの輸入を検討を開始しました。
オーストラリアでも認証付き高機能マスクは、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて輸出規制品の対象となっていますが、オーストラリア国内ではP2マスクの供給の不安が解消されていることから、マスク製造者であるAMD社(アドバンスド・メディカル・ディバイスイズ社)が政府より輸出許可を取得することができました。
私たちは初めてこのP2マスク(P2レスピレーター)を日本へ輸入し、日本国内で販売した事業者になります。同時にまだN95規格マスクと比較して認知度の低いP2規格マスクの政府・専門機関、医療機関、そして一般への認知度の向上に努めています。
ホームページ https://www.p2mask.jp/
「AMD P2レスピレーター」の製品に関するご質問、法人一括購入のお見積りなど、お気軽にお問い合わせください。(法人のお客様のお問い合わせはこちらからお願い致します)
オーストラリア・ゴールドコーストの祝日で注意しなければいけないのが、州によって日にちが違う祝日があること。
例えばクイーンズバースデー。クイーンズランド州にあるゴールドコーストでは10月3日ですが、パースのある西オーストラリア州は9月26日、シドニーのあるニューサウスウェールズ州は6月13日というように、まったく違った日になっています。また、一部では、「メルボルン市内のみ」「ブリスベン市内のみ」といった祝日もあるので注意が必要です。
祝日は、何月何日と日付で決まっているものもありますが、多くは6月の第三月曜日など、毎年日にちが変わっていくものが多いので、これも注意が必要です。
オーストラリア全国的には祝日の中でも12月25日の「クリスマス」、及び3月中旬から4月中旬の「グッドフライデー」(毎年期間異なる)が、最も大きな祝日になり、ほとんどの商店、飲食店も休みとなるので、旅行者にとっては注意が必要。
ゴールドコーストでは、4月25日の「アンザックデー」も大きな祝日になり、テーマパークや動物園などはクローズや短縮営業となります。
以前のオーストラリアでは、日曜、祝日にはほとんどのお店が休業となっていましたが、現在はビジネス街を除き多くの商店、飲食店が営業を行っています。
ゴールドコーストの祝日一覧(2022年)
祝日名 | 日にち |
---|---|
New Year's Day | 1月1日(振替休日 1月3日) |
Australia Day | 1月26日 |
Good Friday | 4月15日 |
Easter Monday | 4月18日 |
Anzac Day | 4月25日 |
Labour Day | 5月2日 |
Queen's Birthday | 10月3日 |
Christmas Eve | 12月24日 18時 – 12月25日 0時 |
Christmas Day | 12月25日(振替休日 12月27日) |
Boxing Day | 12月26日 |
New Year's Day(ニューイヤーズ・デー)
新年を祝う祝日。祝日となるのは1月1日の1日のみ。普通の祝日と同程度、多くの商店は普通の日曜日と同じくらい営業している。
2022年度は1月1日が土曜日となるため、翌々3日 月曜日が振替休日となっている。
Australia Day(オーストラリア・デー)
オーストラリア・デイは、毎年1月26日に固定され、オーストラリア全州同じ日となる。1788年にニューサウスウェールズ州のポートジャクソンにイギリスからの移民第一船が到着した日を記念して、1月26日が祝日と定められている。オーストラリア全土で各種式典が開かれているが、一部の人たちは先住民を侵略した日であるとして、抗議運動も行われる。
Good Friday(グッド・フライデー)
グッド・フライデーは、日本語では「聖金曜日」と訳され、キリスト教のイースター(復活祭)前の金曜日、キリスト教の重要な日である。イースター・マンデーと合わせて、オーストラリアでは4連休の大型連休となり、特にこのグッド・フライデーは多くの商店・飲食店が休みとなる。日にちは3月下旬から4月中旬の間を毎年変動する。
Easter Monday(イースター・マンデー)
イースター・マンデーは、イースター(復活祭)翌日の月曜日、オーストラリアではグッド・フライデーとあわせて4連休となる。グッド・フライデーほどではないが、休業とする商店、飲食店も多い。
Anzac Day(アンザック・デー)
アンザック・デーは、第一次世界大戦のガリポリの戦いで犠牲となった、オーストラリア・ニュージーランド連合国軍(Anzac)を追悼するために定められた休日である。毎年4月25日に固定されている。
Labour Day(レイバー・デー)
レイバー・デーはその名前の通り「労働者の日」。ノーザンテリトリー州では「May Day(メイ・デー、メーデー)」、タスマニア州では「Eight Hours Day(エイトアワーズ・デー)」と呼ばれる。ニューサウスウェールズ州、南オーストラリア州とオーストラリア首都特別区は10月の第1月曜日、西オーストラリア州では3月の第1月曜日、ビクトリア州とタスマニア州は3月の第2月曜日、クイーンズランド州とノーザンテリトリー準州では5月の第1月曜日と、州により異なる。
Queen's Birthday(クイーンズ・バースデー)
クイーンズ・バースデー、キングス・バースデーは、オーストラリアの元首であるイギリスの国王、女王の誕生日にあわせて設定されていたが、1936年のジョージ5世の死後、日付は6月3日である彼の誕生日に固定された。その後、クイーンズランド州及び西オーストラリア州を除いて6月の第2月曜日とされている。2015年クイーンズランド州ではクイーンズ・バースデーの祝日を10月の第1月曜日へ移行する事が制定され、2016年より施行されている。西オーストラリア州は9月の最終月曜日となる。
Christmas Eve(クリスマス・イブ)
2019年よりクイーンズランド州にて制定された一部祝日。12月24日18時から25日0時までの時間限定での祝日。新設された祝日のため、今後の動向は不明だが、2020年の段階で18時以降にクローズするレストラン等は殆ど無いため、旅行者にとって特に注意は必要の無い一部祝日と言える。
Christmas Day(クリスマス・デー)
毎年12月25日になり、オーストラリアの全国的に多くの商店、飲食店が休業となり、一部の観光施設も休業となるので、旅行者にとっては注意が必要な祭日となる。
2022年度は、12月25日が日曜日となるため、翌々27日 火曜日が振替休日となっている。
Boxing Day(ボクシング・デー)
ボクシング・デーは毎年クリスマスの翌日12月26日になり、オーストラリアをはじめとする多くの英連邦国で制定されている祭日。英国の雇用主が従業員にギフトを箱(ボックス)に入れて渡した日が12月26日であったことから始まった祭日と言われている。25日のクリスマスは休業する商店、飲食店が多いが、このボクシング・デーは比較的営業を行う店が多く、デパート等ではセールも行われ、多くの買い物客でにぎわう。
ゴールドコーストの旅行手配
トラベルドンキーでは、ゴールドコーストのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
ゴールドコーストを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
ゴールドコースト旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いゴールドコースト旅行になりますよ。
ゴールドコーストのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ
オーストラリアの治安は比較的安全であると言われています。
筆者もオーストラリア在住14年となりますが、普通に生活をしている上で犯罪に巻き込まれたことは一度もありません。
日本からのツーリストの方にフォーカスすると、観光地特有のスリ・置き引きといった被害に遭ってしまったという方のレポートも拝聴しますが、命の危険に晒されるような凶悪犯罪に巻き込まれたというようなニュースは聞いたことがありません。
ただ、統計的に見ると日本はオーストラリアに比べて極めて安全な国であることを実感します。例えば、過去10年の国民10万人当たりの強盗発生率で比較すると、日本は2.5程度となりますが、オーストラリアは43.7程度になります(それぞれ警察統計より)。
安全で快適なオーストラリアの海外旅行をお楽しみいただくために、本稿ではオーストラリアの治安の実態とオーストラリア滞在中にご注意いただきたいことをまとめてみたいと思います。
目次:オーストラリアの治安と注意すべきこと(クリックで開閉)
オーストラリアの治安の概要
オーストラリアの治安は決して悪いものではありませんが、実際の統計データを把握しておくことは、犯罪から身を護る上で最も重要なことです。
任意の地域での犯罪発生率と失業率には明らかな相関関係がありますが、上のグラフは、オーストラリアの失業率の推移です(2020年、2021年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響を鑑みた予測値になっています)。
2019年までのデータに注目すると、失業率は概ね5パーセント代で推移していることが解ります。日本の失業率と比較しても、オーストラリアの治安はそれほど悪くなさそうな期待が持てます。
次に、下のグラフはオーストラリア全土での全ての犯罪の摘発者数の推移を示しています。
改めて、失業率との相関を確認することが出来ます。
統計によると、2018-2019年の1年間で約55,000人の犯罪者が摘発されています。
全ての犯罪というとイメージが漠然としてしまいますので、これを強盗にフォーカスすると、下グラフのようになります。
オーストラリア全土では、2019年に約12,000件の強盗が発生しています。
他国の発生件数と比較する場合は、オーストラリアの人口は約2,500万人程度である点にお気をつけください。圧倒的なオーストラリアの人口の少なさは、統計データを分析する上で重要なポイントになります。
さて、オーストラリアの治安に対する日本人の方のイメージで、現地在住者として一番危惧するのが「オーストラリアは銃社会のアメリカ合衆国と違って、民間人の拳銃所持が認められていないので、安全な国である」という誤った理解です。
オーストラリアでは、民間の方でも、正規の手続きをすれば拳銃を合法的に所持することが出来ます。
上のグラフは、民間人100人当たりの拳銃の保有数(2018年)をグラフにしたものですが、アメリカ合衆国やスイスが上位に入るのは当然として、実はオーストラリアは世界第15位で100人当たりの拳銃保有数は15丁となっています。
オーストラリアでは、件数こそ少ないものの凶悪犯罪の場面には、拳銃が使われる恐れが大きいことが示唆されます。
改めまして、オーストラリアの治安は相対的にも世界の中で決して悪いものではありませんが、オーストラリア旅行の際には客観的なデータを分析の上、根拠のない情報に惑わされないよう充分ご注意ください。
オーストラリアでの犯罪の特徴
オーストラリアの治安を考える上で、日本人観光客の方が巻き込まれやすい犯罪を把握しておくことはとても重要です。
オーストラリア旅行中に、命の危険に晒される場面はまず有りませんが、ちょっとした油断で、軽犯罪のトラブルに巻き込まれる恐れは有ります。
以下に日本人ツーリストの方が被害に遭いやすい犯罪をご紹介いたします。
置き引き
日本人観光客の方が犯罪の被害に遭う場合、まず顕著なのが置き引きです。
レストランでバイキングコーナーに料理を取りに行く際に、貴重品の入ったカバンをテーブルに置いてきた、カフェで場所取りのためにスマホをテーブルに置いてきたなどは、日本では当たり前に行なっている行為かもしれませんが、オーストラリアではアリエナイ行為です。誰も見ていないテーブルの上の貴重品は「ご自由にお取りください」と言わんばかりです。
貴重品は必ず肌身離さずお持ちください!
スリ
注意しても注意しても被害に遭ってしまうのがスリです。
日本人観光客の男性の方はパンツの後ろポケットに入れた財布、女性の方はトートバッグに入れたカバンやスマホ、そして男女ともにリュックサックに入れた貴重品、これらが盗られます。
ガイドや添乗員がどれだけ財布は前ポケットに入れてください、リュックサックは前に抱えてくださいと喚起させていただいても、残念ながらなかなか改善されません。
改めて、その携行の仕方は日本式ではないか、もう一度確認をしましょう。
車上荒らし
レンタカーをする際にはくれぐれもご注意ください。
この手の犯罪が厄介なのは、犯罪者は金目の物を盗むことが目的ではなく、ゲーム感覚で一連の行為を楽しむことが目的であることが多い点です。
駐車場に駐車中にナンバープレートを剥ぎ取られ、走行不能にさせられたりもします。
根本的に防ぎようがない犯罪なので、地元住民の間でも悩みの種になっています。
先ずは駐車の際は車内に貴重品を放置して来ないことを心掛けましょう。
ホテル室内への侵入
観光客の方にお気をつけいただきたいのが、不審者のホテル室内への侵入です。
ホテルの低層階に宿泊の際、就寝時には必ず窓やドアの施錠をすることを徹底してください。特に熱帯夜にエアコンを点けたまま眠るのを敬遠し、窓を開けたまま眠る方がいらっしゃいますが、これは少々危険な行為です。
また、ホテルの部屋のドアがノックされた時、疑いなく直ぐに扉を開ける日本人観光客の方がよくいらっしゃいますが、この行為も少々危険です。
不用意にご自身の宿泊している部屋番号を伝えるのは止めましょう。現在、多くの旅行会社では、ツアーガイドや旅行会社のスタッフが第三者の前で特定のお客様の部屋番号を口頭で発することを禁止しています。
万引き犯に仕立て上げられる
極めて稀ではありますが、スーパーマーケットや蚤の市などで気をつけたいのが、万引き犯に仕立て上げられることです。
これは、店員とその仲間がグルになってターゲットを嵌めるパターンが多いのですが、ショッピング中のお客の服のポケットやカバンの中に、気付かれないように商品を入れ、レジでの精算が終わった後に、根拠のない疑いで任意同行を求め、調べてみると服のポケットやカバンの中から未精算の商品が出て来て、万引き犯に仕立て上げるというものです。ゲーム性が強く、防ぐのが難しい手口です。
カバンの口を開けたままにしない、衣服のポケットに違和を感じたらすぐに確認をする、念のためレジに向かう前に不審なものがないかを確認してから精算するなど、適切な自己防衛が求められます。
甘い誘惑からの性犯罪とドラッグ
オーストラリア旅行で一番気をつけていただきたいのが、性犯罪とドラッグです。
深夜のクラブやバーで声を掛けてくる者にはくれぐれも気をつけてください。
ドリンクの中に睡眠薬を入れられた、「ホテルまで送るよ」と言われ部屋に上がりこまれた、「家に招待するよ」と言われてついて行った、そして性犯罪に巻き込まれたというトラブルが頻発しています。クラブやバーに行かないことが何よりもの防衛であることをもう一度ご認識ください。
また、気が緩んだ時に手を出してしまうのがドラッグや大麻です。世界的に大麻は合法化の流れですが、オーストラリアの殆どの場所では大麻は違法です。あまりにも簡単に手に入ってしまうことから、合法だと勘違いする方が多いようですが、改めまして、ドラッグや大麻には手を出さないよう自戒ください。
都市別治安情報と注意すべきこと
オーストラリアの治安について、観光地別に特に注意が必要だと言われる場所についてご案内いたします。
シドニー
かつては犯罪発生率が高止まりしていたシドニーですが、昨今は治安も改善されてきており、観光客の方も安心して街歩きをお楽しみいただけるようになりました。
しかしながら、依然、注意が必要なエリアもありますので、ご紹介していきたいと思います。
キングスクロス地区
キングスクロスは東京で言うところの新宿歌舞伎町エリアだとお考えください。
かつては「深夜の時間帯には絶対に近づくな!」と言われるエリアでしたが、最近は新しいホテルやレストランが建設されるなど、昔の様相はなくなってきました。それでも、オーストラリア随一の歓楽街が犇めくとともに、マフィアの巣窟でその抗争がある場所であることに変わりはありません。
上述の銃器を使った犯罪は、まさにこのエリアで頻発しますので、路地に迷い込んだりしないよう、くれぐれもご注意ください。
シドニーセントラル駅周辺
シドニーセントラル駅周辺も、かつては危険なエリアでしたが、現在は新しいマンション建設などで明るい雰囲気に様変わりしています。
しかし、夜間にはホームレスが寝泊まりする場所になり、昼間の雰囲気とは一変します。
スリや置き引きも多いので、油断しないようにお気をつけください。
レッドファーン駅
近年のシドニーで最も危険な場所とされていたのが、レッドファーン(Redfern)駅です。
かつては「悪の治外法権区域」と呼ばれるほど、若者ギャングが麻薬の販路拡張の拠点にしたエリアで、特に環境劣悪なのが「ザ・ロック」と呼ばれるレッドファーン駅周辺のエヴァリーストリートです。1991年には、悪名高い若者ギャンググループ5Tに対抗すべく、警察の特殊部隊タスクフォース・オークが結成され、ゴールデン・トライアングルからのヘロインの密輸ルートにメスが入れられました。
現在ではこのエリアの再開発が進み、それに伴って治安は改善されて来てきていますが、観光的な要素もあまりない地区なので、興味本位で訪れたりしない方が良いでしょう。
メルボルン
サザンクロス駅周辺
サザンクロス駅周辺は、日中は空港を往来する人々で賑わいますが、深夜になると様子が一変します。
このエリアは路地が多く、麻薬常習者の溜まり場にもなりますので、夜間の一人歩きは避けるべきです。
特に、駅の地下にあるバス乗り場は死角になる場所が多く、性犯罪も頻発していますので、くれぐれもご注意ください。
ブリスベン
フォーティチュードバレー駅周辺
サンシャインステートと呼ばれるクイーンズランド州の明るい州都ブリスベンですが、フォーティチュードバレー駅周辺だけは異様な雰囲気に包まれています。
マフィアの縄張り争いが絶えず行われているエリアで、路地も多く、夜間には人通りもなくなります。
傍に中華街があるので、観光客の方もこの駅の利用を余儀なくされることがありますが、夜間にこの駅を利用することは控えるべきです。
ブリスベンセントラル駅周辺
ブリスベンセントラル駅周辺はホームレスが多く、夜間には人通りがほとんどなくなる駅のひとつです。
セントラル駅と名前が付いていますが、実際にはブリスベンの中心街からは少し離れていて、駅周辺には特に何もありません。ホテルが何軒かありますが、ブリスベンセントラル駅周辺のホテルを観光の拠点にするのは少々危険ですので、ブリスベンのホテル選びの際にはくれぐれもご注意ください。
ひとつ隣のローマストリート駅の方が、比較的人通りも多いので、夜間は極力ローマストリート駅を利用してください。
パース
ノースブリッジ
パース随一のレストラン街であるノースブリッジ地区ですが、深夜には人通りがなくなり、麻薬常習者が屯ろするようになります。
マフィア同士の抗争もあり、麻薬の売買も盛んに行われているそうですので、ディナーが終わった後は、このエリアからは離れた方が得策です。
パース駅裏
パース駅の裏側(大学側)も夜間は様子が様変わりします。
同じく麻薬の売買が盛んに行われるエリアで、学生の麻薬常習者も闊歩していますので、夜間には近づかないよう注意が必要です。
アデレード
Hindley Street
Hindley Streetは、週末の夜間に多くの人が集まり、飲酒や麻薬によるトラブルが多発しています。
アデレードは大都市ですが日本国領事館がありませんので、パスポートの管理などについては特にご注意ください。
ゴールドコースト&ケアンズ&ダーウィン
ナイトクラブやバー
ゴールドコーストやケアンズは観光地であり、スリや置き引きなどの観光地特有の犯罪はしばしばレポートされますが、命の危険に晒されるような凶悪犯罪というのは滅多に発生していません。
観光の方がトラブルに遭うのは、ほとんどがナイトクラブやバーでの薬物関連の犯罪です。
海外旅行の心の緩みから薬物や麻薬に手を出してしまう日本人の方が非常に多く摘発されています。
また、甘い誘惑に乗って性犯罪に巻き込まれる事件が後を経ちません。
ナイトクラブやバーには行かないこと、どうしても興味がある場合には、自分のドリンクから手を離さない、甘い誘惑には絶対に付いて行かない、帰りは必ずタクシーを使うなど、基本的な心構えをもう一度確認してください。
ノーザンテリトリー準州・ダーウィン市街地
ダーゥイン市街地は全域で少々注意が必要です。
ダーウィンのあるノーザンテリトリー準州は州別総生産額(GSP)が最も低い州で、常に失業率が最も高い州となっており、雇用問題はこの州の重い課題になっています。
必然的に街全体の治安はあまり良くなく、スリや引ったくり、置き引きの被害がレポートされています。
また、ダーウィンは歴史上、日本帝国海軍による大空襲を受けた場所であり、この空襲は「もう1つのパールハーバー」と言われています。残念ながら、反日感情を持った現地の方もいらっしゃいますので、日本人としては少々注意が必要です。
ダーウィンに滞在される方は、貴重品の管理やカバンの携行の仕方など、基本的なことを今一度ご確認ください。
ダーウィンには日本国領事館もありませんので、ご注意ください。
郊外の街で気をつけるべき場所
その他、オーストラリアの郊外の街で気を付けていただきたい場所をご案内いたします。
オーストラリアの人口は極端に都市部に偏っているため、予算の都合、郊外の街では必然的に警察の治安対策も手薄になり、都市部とは構造的に様相が異なりますので、内陸ドライブに出掛ける場合やラウンド型の宿泊を伴うツアーに参加される際は、くれぐれもご注意ください。
テナントクリーク
テナントクリークは、スチュアートハイウェイを走る内陸ドライブでは、ロケーション上どうしても宿泊せざるを得ない街になりますが、残念ながらあまり治安が良い場所ではないので、充分な注意が必要です。
浮浪者やホームレス、麻薬常習者、酔っ払いが多く、昼間から街全体がどんよりしています。
スリ、引ったくりなどに遭わないように、ホテルの敷地の外に出るときは少々の注意が必要です。
ポートヘッドランド
ポートヘッドランドは、キンバリー地区をドライブする際に、周辺に大きな街がないので、宿泊することになり易い街です。
鉱山関係の労働者の方が多く、夜間には限度を超えた酔っ払いがたくさん街を歩いています。
トラブルになることも多々ありますが、どうしても鉱山で経済が成り立っている場所なので、正当な解決に成り難い実情があります。
宿泊の際は、そういう場所であるということを念頭に置いて、トラブルに巻き込まれないようにご注意ください。
バイロンベイ
バイロンベイは、オーストラリア大陸最東端のリゾート地で、多くの人が訪れます。
しかしながら、このリゾートにはヒッピー文化が根付いており、大麻を始めとした様々な脱法ハーブのメッカになっていて、密売人も多く、トラブルの多発地帯になっています。
誤った情報が溢れ返っていますが、ニューサウスウェールズ州ではこれらの麻薬は違法行為になりますので、絶対に手を染めないよう自戒ください。
ブロークンヒル
ブローンヒルは、サウスオーストラリア州からクイーンズランド州に抜けるドライブをする際に、ルート上宿泊することが多くなる街のひとつです。
夜間になると中心街の人通りはなくなり、街全体が非常に暗くなります。
麻薬常習者も多く、独特な雰囲気になりますので、ブロークンヒルでの夜間の一人歩きなどは避けるべきです。
キャサリン
キャサリンは、ダーウィンの南350kmほどの場所にあるキャサリン渓谷観光の拠点になる街ですが、浮浪者が多く、オーストラリアでは数少ない危険な街のひとつになります。
昼間でも酔っ払いや麻薬常習者が屯ろしていますので、ロードトリップの計画を立てる上では、キャサリンはあくまで観光の中継地点としてお考えください。
テロの脅威について
2022年11月に発表されているオーストラリア政府が公表したテロ警戒レベルは、5段階のうち下から2番目の「起こるかも(Possible)」となっています。
オーストラリアの宗教徒数の分布は、上のグラフの通り、キリスト教徒が52%と多いのですが、無宗教と回答する人も30%いて、あまりレリジアウスな国ではないことが窺えます。従って、過激派による思想弾圧テロの発生リスクはオーストラリアでは比較的低いと言われていますが、オーストラリアが移民国家であることを勘案すると、やはり最低限の注意は必要です。
治安当局は年間を通じて、テロ容疑者の摘発に取り組んでいますが、2017年6月及び2018年11月にメルボルンで発生したテロ事件では日本人在留者を含む死傷者が出ています。
テロはターゲットを特定せずに無差別で行われる攻撃のことですから、日本人観光客の方も標的になり得ることを認識して、情報の収集に努めることが重要です。
犯罪に巻き込まれた時の対応方法
警察は「000」
犯罪やトラブルに巻き込まれてしまった場合は、警察に頼る以外に方法はありません。
オーストラリアの警察への通報は、000(日本でいう110番)です。
パスポートのコピー、証明写真、半年以内の戸籍抄本のコピーを予め用意する
スリや引ったくり、置き引きなどの被害に遭ってしまったときに、盗られて一番厄介なのがパスポートです。
シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ケアンズには日本国領事館および出張所がありますので、パスポート発行の再申請や渡航の証明書の発給は各所で行うことができます。
ただし、この時に必要となる書類で、一番入手困難となるのが半年以内に発行した戸籍抄本(またはそのコピー)です。
海外での戸籍抄本の入手については、日本に居る家族や親類に役所で手続きをして書類を入手してもらい、それをファイルで送信してもらうという方法以外にありません。大変な手間ですし、家族や親類が日本に居ない方の場合、更に手続きが難しくなってしまいます。
そこで、筆者が海外旅行に行く時にいつも実践しているのは、海外旅行に行く前に役所で戸籍抄本を発行してもらい、それを携行して出掛けるという方法です。
この戸籍抄本はパスポートとは別の場所に保管しておき(スーツケースの中に入れっ放しにしておくなど)、万一パスポートが盗まれても「戸籍抄本はある」という状態にしています。
その他、パスポートサイズの証明写真と現在有効のパスポートのコピーがあると、パスポート発行の再申請や渡航の証明書の発給をスムーズに行うことができます。
是非、海外旅行にお出掛けの際には、戸籍抄本、証明写真、パスポートのコピーを別途お持ちください!
各都市の日本領事館の所在は下記の通りです。
在シドニー日本国領事館
名称 | 在シドニー日本国領事館 |
---|---|
住所 | Level 12, 1 O'Connell St Sydney, NSW 2000 |
電話番号 | 02-9250-1000 |
WEB | https://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
在メルボルン日本国領事館
名称 | 在メルボルン日本国領事館 |
---|---|
住所 | Level 25, 570 Bourke St Melbourne VIC 3000 |
電話番号 | 03-9679-4510 |
WEB | https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
在ブリスベン日本国領事館
名称 | 在ブリスベン日本国領事館 |
---|---|
住所 | 17th Floor, 12 Creek St Brisbane QLD 4000 |
電話番号 | 07-3221-5188 |
WEB | https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
在パース日本国領事館
名称 | 在パース日本国領事館 |
---|---|
住所 | U22, Level 2, 111 Colin St WEst Perth WA 6005 |
電話番号 | 08-9480-1800 |
営業時間 | https://www.perth.au.emb-japan.go.jp |
在ブリスベン日本国領事館・ケアンズ領事事務所
名称 | 在ブリスベン日本国領事館ケアンズ領事事務所 |
---|---|
住所 | Level 15, 15 Lake St, Cairns City QLD 4870 |
電話番号 | 07-4051-5177 |
営業時間 | https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/about_cairns.html |
オーストラリア人から見た日本人像
オーストラリアの治安を考察する上で、極めて稀ですが、日本人を狙った犯罪が残念ながら発生したことがある事実を無視することはできません。すなわち、一部のオーストラリア人からの日本人像がどのようなものであるのかを確認しておく必要はあります。
一部のトラベル・ライターたちが、オーストラリアは親日国家で全てのオーストラリア人は日本人に対してとてもフレンドリーであるなどと無責任なことを書きますが、やはり真実は歴史の中にしかありません。
詰まるところ、オーストラリア人の視座に立った太平洋戦争に目を瞑ることはできないということです。
オーストラリアと日本の歴史を鑑みる上でもっとも重要なポイントは、1942年2月の帝国海軍によるポートダーウィンの大空襲と東京裁判です。ダーウィンの大空襲はオーストラリアが受けた空襲では憲政史上最大規模のもので、民間人を含め多くの死傷者が出ました。また、東京裁判の裁判長ウィリアム・ウェッブがオーストラリア人であったことを、私たち日本人が史実の中で客観的に学習する一方で、オーストラリアの教科書では彼の偉業はオーストラリアの誇りであるとされています。
4月25日はアンザックデーで、各都市では軍事パレードが行われますが、この日は安全のため日本人居住者は外出を控えるよう喚起されます。
もちろん日常生活の中で、連合国側のイデオロギーを主張するオーストラリア人に出会うことは稀有ですが、オーストラリアの歴史の教科書を熟読すれば、太平洋戦争に対する見知に大きな乖離があることを、日本人としては知っておく必要があります。
日本の高校の歴史の教科書を紐解いてもオーストラリアのことは詳説されていないので、日本人はオーストラリアのことについてあまり知らないことがほとんどです。日本人を狙った犯罪の根底には、拭い切れない過去の歴史があることを認識し、トラブルに巻き込まれないように気をつけることが肝要です。
オーストラリアの治安と注意すべきことに関するよくある質問(FAQ)
オーストラリアの治安は安全ですか?
オーストラリアの治安は比較的良好と言えますが、観光地でのスリ・置き引き・引ったくりなどの被害がレポートされています。
その他、性犯罪やドラッグに関する犯罪もレポートされていますので、ご注意ください。
オーストラリアの治安で気をつけるべきことは何ですか?
オーストラリアの治安で気をつけるべきことは、以下の通り基本的なことばかりです。
- 荷物の管理を徹底する
- 危険な場所に近寄らない
- 夜間の一人歩きを避ける
などです。本稿で詳しく解説していますので、ご参照ください。
オーストラリアでトラブルに巻き込まれてしまった際はどうしたらいいですか?
被害に遭ってしまった場合は速やかに警察に届け出る必要があります。
各都市の警察署本部は24時間営業です。また、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ケアンズには日本国領事館および出張所もありますので、ヘルプが必要な時には積極的にご利用ください。
オーストラリアの旅行手配
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オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ
オーストラリアの人口の推移は、移民国家であるオーストラリアの国家形成の歴史に基づいていると言えます。
国家としてのオーストラリアは、1788年にイギリスによって植民地として発足し、その後のゴールドラッシュを経て、1901年には連邦政府が設置されました。今からわずか120年ほど前のことで、日本で言えば明治34年、伊藤博文が総理大臣であった時代に、オーストラリアではようやく国家機能が整備され始めたということになります。
そして、2024年現在のオーストラリアは、日本の約21倍の国土面積を有するものの、人口は約2,660万人で日本の約5分の1ほどとなっています。日本では少子高齢化が叫ばれていますが、オーストラリアの人口ピラミッドにその様子は見られません。
しかしながら、圧倒的な人口の少なさ故の国内市場の限界や、移民国家形成にあたって内在している軋轢など、多くの課題を抱えた国でもあります。
本稿では、オーストラリア在住14年の現地スタッフが、オーストラリアの人口と推移という切り口から、日本の教科書には隠されたオーストラリアの姿を見つめてみたいと思います。
目次:オーストラリアの人口と推移(クリックで開閉)
オーストラリアの人口と推移
オーストラリアの人口の推移は、オーストラリアの連邦政府としての国家形成の歴史、特にその移民政策に基づいています。
1788年1月26日に初代総督であったイギリス人アーサー・フィリップが率いた船団が、流刑囚780人と海兵隊関係者1,200人をポート・ジャクソンに上陸させたのがオーストラリアの歴史の始まりとなります。この時、先住民アボリジニはオーストラリア大陸に25〜30万人ほど居住していたと考えられていますが、彼らはイギリス王室領不法占拠者として扱われました。
1793年に最初の自由移民が到着し、その7年後の1800年にシドニーにオーストラリアで最初の税関が設置されました。1815年には、タスマニア島のホバートに移民が到着し、同島の開拓が始まります。
そして、1827年にイギリスがオーストラリアの全体統治を公式に発表し、1829年にパースを、1835年にメルボルンを植民地として開設しました。
1858年になると、シドニー、メルボルン、アデレード間の電信が開通し、ニューサウスウェールズ州やビクトリア州では無記名投票による議会の成人投票が行われました(ビクトリア州の投票は1857年)。
この頃に、オーストラリアの人口は100万人に達しています。これは、1851年にニューサウスウェールズ州で金鉱が発見され、ゴールドラッシュが起こり、多くの移民が押し寄せたことによります。1861年になると金鉱山で反中国人暴動運動が発生し、移民規制としてはオーストラリアの歴史上初の中国人移民の禁止措置が取られました。
1868年には最後の囚人移送船がウェスタンオーストラリア州に到着し、流刑地としての役目はこの年に終焉を迎えます。
1901年にシドニーでオーストラリア連邦制が宣言され、ここにオーストラリア連邦が誕生しました。1905年には人口が400万人に達し、同年から統計法が整備され、正式な国勢調査が行われるようになりました。
オーストラリアがイギリス以外の国と直接外交を始めたのは1940年で、対外国はアメリカ合衆国でした。1949年に国籍・市民権法の適用が開始され、人口が800万人になりました。
1955年にはキーリング諸島が、1958年にはクリスマス島がオーストラリア連邦に移管され、1959年にオーストラリア連邦の人口がついに1,000万人となりました。
1980年前後になると、大量の難民が押し寄せるようになり、特に1978年のインドシナ半島から到着したボートピープルと呼ばれる難民団を保護したころより連邦政府の難民対策に厳格化の変化が見られるようになったのと同時に、1981年には人口が1,500万人になりました。
その後も国内マーケットの活性化を目的とした移民政策は管理されつつも施行され続けており、2004年には人口2,000万人に達し、直近10年では、下記グラフの通りとなっています。
2020年の段階で、オーストラリアは先進国としては例のない28会計年度連続の経済成長を維持し続けています。
更なる移民政策により、人口増加が見込まれるオーストラリアマーケットの購買力に、国内外からの期待が寄せられていますが、2020年に発生した新型コロナウイルス禍の影響により、移民流入が停止、経済成長にも歯止めがかかりました。
2023年に入り、ワーキングホリデーや留学生などの短中期滞在者の入国が始まり、2023年中には本格的な移民の再流入が予想され、移民政策がオーストラリアにおける新型コロナウイルス禍の及ぼした経済損失からの脱却の鍵を握っていると言っても過言ではないでしょう。
2024年現在、コロナウイルス禍の収束と共に移民の数は増加、2025年中には2,700万人弱、2030年には2,800万人超の人口が見込まれています。
現在のオーストラリアの人口について
2019年6月の統計によると、オーストラリアの人口は約2,500万人強で、日本の人口の約6分の1ほどとなっています。
広大な国土を持つオーストラリアなので、人口密度にすると、日本の約370人/km^2に対し、オーストラリアは約3人/km^2という驚異的な数字になります。
また、人口ピラミッドを見てみると、日本のような少子高齢化の問題は推測されません。ちなみに、オーストラリアの平均寿命は、2019年の統計で、女性85.8歳、男性82.1歳となっており、この統計も年々長寿化しています。
年代別に分析してみると、人口分布においてはミレニアル世代が多くなっていることが判ります。
これは、近年の移民政策によるもので、特に、手厚い政府の社会保障によるベビーブームも伴って増加したものと分析されています。
オーストラリア以外の出生国別にした人口統計は下記の通りとなります。
少々脱線しますが、ここで気になるのが、オーストラリア国内で使われている言語についてです。
2016年の国勢調査では、英語以外の言語を日常会話に使用する人口は、20.8%(約487.2万人)という結果が出ています。
もちろん、出生国が様々な移民によって構成されるオーストラリアでは、宗教の分布も様々になっています。
キリスト教徒が52%と全体の半数強を占めていますが、無宗教の人も約690万人(27%)あり、信仰についてはあまりレリジアウスな国ではないことが窺えます。
キリスト教の内訳では、カトリック教会が22.3%、英国国教会が13.2%となっています。
オーストラリアの人口に占める日本人居住者の数
上図表は、オーストラリアに在住する日本国籍者数の統計です。
オーストラリアには、在外公館がキャンベラ、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースにあり、加えて、ブリスベン領事館の出張所がケアンズにあります。それぞれの管轄で在留者を管理しており、その合計が2018年10月時点で98,436人となっています。
オーストラリアは、アメリカ合衆国、中国に次いで、世界で3番目に、日本以外の国で、日本人が多く住んでいる国ということになります。
オーストラリアの小さな国内マーケットが産業に与える影響
オーストラリアの人口は増加傾向にありますが、それでも約2,600万人という数字は、先進国の中では極端に少ない部類に入ります。
従って、他の先進諸国と比べると、オーストラリアには独特のマーケット事情があります。
オーストラリアの農業事情
オーストラリアの国土面積のうちの49%に当たる3億7,800ヘクタールの土地は、農用地となっています。これは、アメリカ合衆国の農地面積とほぼ同じ大きさになります。
しかしながら、耕作に使用されている土地は約2,500ヘクタール(全農用地の7%ほど)で、国土面積の3%程度に過ぎません。
それ以外の90%以上の農用地は、肉牛や羊の放牧に当てられています。そこには、耕作の管理をするだけの充分な農業人口が確保できないという深刻な事情が垣間見えます。
そして、オーストラリアは広大な国土を有するものの、人口が少ないために国内マーケットが極端に小さいため、農産物の輸出の割合が非常に高くなっています。
農産物の生産額の約80%が輸出額による値になっています。それでも多くの品目が農産物の国際価格に影響を与えるほどのシェアを占めているわけではないので、輸出額は国際市況の影響を直に受けやすいという脆さがあります。
オーストラリアの自動車産業とその終焉
オーストラリアは一部の精密機器などを除いて国内市場の小ささから製造業にはもともと不熱心で、輸入に頼る体質が強い国でした。
それでも、1990年代初頭までは購買力の高いオーストラリアマーケットは世界市場の中で魅力的であったため、オーストラリア政府は各国に対して一定の輸出規制を敷いていました。
当然、日本の主力産業である自動車メーカー各社は、ノックダウン方式でオーストラリアに自社工場を造り、アメリカ合衆国での成功を踏襲しようとしました。
しかしながら、オーストラリアで製造された自動車は国内市場の狭さ故、ニュージーランド、シンガポール、ブルネイ、香港、南太平洋諸国、引いては日本に輸出されるようになりました。
1990年代半ばには、オーストラリア政府は関税障壁を極端に下げる決定を下し、日産オーストラリアは1996年度にオーストラリアから撤退しました。1996年に25%に引き下げられた関税はその後15%に、さらに2005年には5%に急降下する事態に陥りました。各社はオーストラリアで車を造るよりも輸入した方が安いと見切りをつけ、次々とオーストラリアからの撤退を表明するようになりました。
そして、2014年の日豪EPA(日豪経済連携協定)、続いてのTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)により、オーストラリアの自動車産業は崩壊状態になりました。部品を輸入して車両の組み立てを行なっていたトヨタ自動車と、アメリカGM系ではあるものの唯一の自国メーカーであったホールデンは、2017年を持って生産を停止し、工場を閉鎖するに至りました。
2017年10月を持って、オーストラリアでの自動車生産の歴史に幕が閉じられました。
人口増加と移民政策の軋轢
オーストラリアの人口が増え続ける理由には、政府が牽引する移民政策があります。
それ故に、既に国内には様々な宗教や文化が混在し、中には祖国の紛争関係を抱えたまま帰化した人々も混在しています。
顕著なのは、セルビアとクロアチア、ウクライナとロシア、中国とモンゴルなど、国際紛争を抱えた国からの移民が同じ地域で暮らし、紛争もそのまま国内問題へ移行している点です。
今日のオーストラリアでは、海外生まれか親の片方が海外生まれというオーストラリア人が40%を超えています。
彼らの祖父母世代の出来事が母国で繰り返されているとき、双方の若い世代は過去と現在の両方から責め立てられ、不安な不均衡の中で暮らしている状態にあります。
最近では、シドニーのセルビア系オーストラリア人がセルビア正教の僧侶を中心に7,000人のデモを敢行した際、クロアチア系の一部暴徒が同正教会の壁に落書きをするという事件が発生しました。
こうしたひび割れた社会を繋ぎ合わせるのが文化多元主義のオーストラリアやアメリカ合衆国のような避難国家の国是です。
都市に着眼すると、メルボルンは歴史的に民族連鎖が顕著な都市で、主流派民族集団が移民としてやって来た後、新来移民が入り込み、さらに別の新来移民が先行移民が出た後に居住するという連鎖が起こっています。これにより、街を逐われる民族が繰り返し発生しています。
特に、メルボルンのリッチモンド地区は、第二次世界大戦後はイギリス系労働者階級の居住区だったものが、1954年のイタリア移民受け入れと1966年のギリシア移民受け入れで様相が変わり、更に、1986年のベトナム難民の受け入れにより、最初から居住していたイギリス系オーストラリア人は街を離れざるを得なくなりました。
現在では、新たに建てられた高層団地にベトナム系オーストラリア人街が出来ています。ベトナム系オーストラリア人は、1971年当時に700人程度だったものが、1981年に4万3,000人、1991年には12万4,800人へと跳ね上がっています。
日本でも歯止めの効かない人口減少と少子高齢化を打破する政策のひとつとして、移民の受け入れが現実味を帯びて来ていますが、地政学的にも島国という点で類似点の多いオーストラリアの移民政策による人口増加は、考察すべき骨子に溢れています。
変容を遂げるオーストラリアの移民政策ですが、マーケット拡大の大義名分の下、今日も移民局では新たな移民受け入れの手続きが行われています。
読者の方の次回のオーストラリア旅行の際に、本稿がオーストラリアについてのご興味の片鱗になれれば幸いです。
主な参考文献
歴史読本ワールド「オーストラリア流刑史」(1991年 新人物往来社)
日本貿易振興機構Jetro
Willam.O.Coleman "Only in Australia: The History, Politics, and Economics of Australian Exceptionalism" OUP Oxford; 1st edition (June 16, 2016)
Allan Patience "Australian Foreign Policy in Asia" Palgrave Macmillan; 1st ed. 2018 edition (24 January 2018)
Liz Allen "The Future of Australia" NewSouth Publishing (1 April 2020)
Australian Bureau Satistics
オーストラリアの旅行手配
トラベルドンキーでは、オーストラリアのオプショナルツアー(現地発着ツアー)やアクティビティのご紹介やご予約を承っています。
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オーストラリアには約830種類の鳥類が生息しており、その約45%がオーストラリアの固有種であり、世界の固有の鳥類の10種に1種が、オーストラリアにし即しています。
オーストラリアの鳥は、その特徴的な外観、鳴き声など、日本の野生界では見ることのできない、ユニークま鳥が多く、コアラやカンガルー等と同様に、オーストラリアを訪れる国外からの観光客に人気となっています。
そのような、魅力あふれるオーストラリアの鳥たちをご紹介いたします。
また、バードウォッチングに最適な知られざる観光地も併せてご紹介させていただきます。
目次:オーストラリアの鳥図鑑(クリックで開閉)
エミュー
エミューは、オーストラリアの固有種でオーストラリアの国鳥に指定されています。
ダチョウに次いで大きな鳥で、体長は1.6mから1.9mほどですが、翼は退化して小さくなり、20cmくらいしか飛び上がることが出来ません。その代わり、50km/hの速さで走ることが出来ます。水浴びも好きで、泳ぐことも出来ます。
繁殖期にはメスは10個から20個ほどの卵を産みますが、卵を温めたりヒナの世話をするのはオスの仕事です。
独特の鳴き声は、ポンポンとドラムを叩くような音です。
熱帯雨林気候区を除いたオーストラリアのほぼ全域に生息しています。
カソワリ
カソワリは、別名ヒクイドリと呼ばれる大型の鳥で、1.2mから1.5mほどの体長は、ダチョウ、エミューに次ぐ大きさです。
オーストラリア北東部の熱帯雨林に生息しており、硬いトサカを持ち、首は鮮やかな青色、首筋は赤色をし、全体的には黒毛で覆われています。
足は太く、爪も非常に鋭くなっています。
オスよりメスの方が大きく、メスの方が色味もカラフルになっています。
警戒心が非常に強く、野生で人間と面すると攻撃してくることもあるので注意が必要です。
キュランダ村近郊の熱帯雨林や、ケアンズの南130kmほどのミッションビーチ一帯に生息数が多くなっていますが、絶滅危惧種に指定されています。
ヒクイドリは、赤い喉元の肉球が火に見えて、火球を食べているように見えることから火喰い鳥(ヒクイドリ)と呼ばれるようになったそうです。
ワライカワセミ
ワライカワセミは、ニューサウスウェールズ州の州鳥に指定されています。
オーストラリア東部と南西部、タスマニア島の一部に生息する大型のカワセミで、人間の笑い声に似た独特の鳴き方をします。
縄張り意識が強く、常に群れで行動をしています。
主にネズミやヘビなどを好んで捕食します。
レインボーロリキート
レインボーロリキートは、日本語名ゴシキインコのことで、鮮やかな身体の色が特徴のインコです。
オーストラリア東海岸エリアに広く生息しており、名前の通り、青や緑、黄色にオレンジなどカラフルなインコです。
郊外の森だけでなく、シドニーやブリスベン等の都会でもよく見かけることができます。
レインボーロリキートは、群れで行動し、主にフルーツや虫などを食べています。
警戒心が薄く、動物園の餌を盗み食いに飛んでくる図々しさも持っています。
マグパイ
オーストラリアのマグパイは、オーストラリアを代表する鳥類の一つで、カラスに似た外見を持つ、黒と白の羽毛を持ち、その美しい歌声で知られています。
この鳥はオーストラリア大陸のほとんどの地域に広く分布しており、特に都市部や郊外にも適応して生息しています。マグパイはカササギ科に属し、主に地上で活動します。
体長はカラスより一回り小さく、約37から43センチメートルです。強く、尖ったくちばしを持ち、地面にいる獲物を捕らえるのに適しています。
繁殖期には巣を守るために攻撃的になり、たまたまその巣の近くを通りがかると、頭上から急降下で人間を攻撃することもあるので注意が必要です。
クレステッドピジョン
オーストラリアのクレステッドピジョンは、オーストラリア固有の鳥類であり、その名前の通り、頭に特徴的な冠羽(クレスト)を持つハトの一種です。
乾燥した草原や軽木林、農耕地など、オーストラリアのさまざまな環境に適応して生息しています。
クレステッドピジョンは、体長約30から34センチメートルの中型の鳥で、灰色と茶色がかった羽毛、そして目立つ黒と白のストライプが特徴です。最も識別しやすい特徴は、頭の上にある顕著な冠羽(クレスト)です。
飛び立つときに翼が発する特有の音で知られており、この音は彼らの一つの識別特徴となっています。
主に地面で食事をし、種子、穀物、小さな果実などを食べます。
クレステッドピジョンはオーストラリアの都市部や郊外にも適応しており、公園や庭園で見かけることがあります。人間による環境変化に比較的順応性が高いため、生息数は安定していると考えられています。
その美しい外見と独特の音で、オーストラリアの野鳥観察者にとって人気のある種です。
モモイロインコ
オーストラリアのモモイロインコは、オーストラリア大陸に広く分布している美しい鳥類で、その愛らしい外見と社交的な性格で知られています。
ピンク色の胸と顔、灰色の羽、そして白い冠羽が特徴的なこの鳥は、オーストラリアの野生生物の象徴の一つです。
モモイロインコは中程度のサイズで、体長は約30から35センチメートル。体の下部は鮮やかなピンク色で、上部は灰色です。若い個体は成鳥よりも色が薄いことが多いです。
非常に社交的で、大きな群れを形成して生活することが多いです。人間の住む地域にもよく現れ、時には食べ物を求めて人に近づくこともあります。 主に地面で食事をし、種子、穀物、果実、花の蜜などを食べます。
オーストラリアのほぼ全域に分布しており、乾燥した草原から都市部の公園まで、さまざまな環境に適応しています。
シルバーガル
シルバーガルは、オーストラリア沿岸部に広く分布する最も一般的なカモメの一種です。
この小さなカモメは、オーストラリアのビーチ、湾、河口、そして海岸近くの都市部や田舎でも見られます。シルバーガルはその名の通り、銀色の羽毛が特徴的で、白い体と鮮やかな赤いくちばし及び足が特徴です。
体長は約40-45センチメートルで、主に白色の体に、背中と翼が銀灰色の羽毛で覆われています。成鳥のくちばしと足は鮮やかな赤色で、若い個体はより薄い色をしています。
繁殖期には群れを作って繁殖地に集まります。地面に巣を作り、1回の繁殖期に2-3個の卵を産みます。卵は約3週間で孵化します。
シルバーガルは雑食性で、魚、甲殻類、昆虫、人間の残飯など幅広い食物を食べます。都市部では、公園やビーチで食べ物を探す姿がよく見られ、時には人間から直接食べ物をもらうこともあります
シルバーガルはオーストラリアの海岸線を象徴する存在であり、観光地では特にポピュラーな鳥です。しかし、増えすぎた個体群が都市部で問題を引き起こすこともあります。例えば、ゴミを漁る行動が衛生問題を引き起こしたり、野外での食事中に食べ物を奪いにくることがあります。
アカクサインコ
アカクサインコは、オーストラリア南東部に広く生息しているインコで、特に、ゴールドコーストの山間部、ラミントン国立公園やブルックリン国立公園などでよく見掛けます。
体長35cmほどの大型のインコで、群れで生活していることが多いです。
コッカトゥー(キバタン)
コッカトゥー(キバタン)は、オーストラリアの東海岸全域とキンバリー地区に生息しているシロオウムです。
頭に角のような黄色い羽が飛び出ているのが特徴で、怒っているときは、この角羽が逆立ちます。
日本では野生のオウムは珍しいかと思いますが、オーストラリアでは山間から、シドニーのような大きな都市まで、どこでも生息しています。
残念ながら鳴き声はあまり美しくなく、どちらかというと低い声でギャーギャー鳴くので、やかましい!! というのが本音ですw
ハミルトン島のホテルに宿泊すると、バルコニーによく飛んできます。
オーストラリアンペリカン
オーストラリアンペリカンは、世界最大のペリカンで、内陸の乾燥帯を除き、オーストラリアのほぼ全域に生息しています。
ペリカンは世界に7種がいますが、このオーストラリアンペリカンは、体長160cmから190cmほどあり、まさに世界一の大きさです。
映画「ファインディング・ニモ」のナイジェルのモデルになったペリカンとしても有名です。
ケアンズのトリニティ湾、ゴールドコーストのブロードウォーター、シドニーのフィッシュマーケット近くなどで、じっくりと観察することが出来ます。
ブラックスワン
ブラックスワンは、その名の通り黒鳥のことで、ウェスタンオーストラリア州に多くの個体が生息しています。
特に、ウェスタンオーストラリア州の州都パース近郊のモンガー湖は、ブラックスワンの生息地として非常に有名です。
ブラックスワンは、白鳥と大きさはほぼ同じです。ただ、オーストラリアには白鳥はほとんど生息していません。
ブラックスワンは長距離を飛ぶことが出来る鳥ですが、大抵は水際で群れを作って生活しています。
水草などを食べ、オスとメスがペアで土の上か浅い水の中に巣を作ります。
フェアリーペンギン
フェアリーペンギンは、オーストラリアの南東部およびタスマニア島で見られる、別名コビトペンギンです。
現在、オーストラリアでは11種類のペンギンの生息が確認されていますが、一番多く分布しているのがフェアリーペンギンです。
ビクトリア州メルボルン郊外のフィリップ島、タスマニア島のビシェノー、サウスオーストラリア州のカンガルー島やビクターハーバー、ウェスタンオーストラリア州のロッキンハムがフェアリーペンギンの観察で有名な場所です。
特に、フィリップ島の隊列して海から浜辺に上がって来るペンギンパレードは、観光資源として有名です。
ブラッシュターキー
ブラッシュターキーは、オーストラリアの固有種のツカツクリ亜目の鳥で、日本語名はヤブツカツクリと呼ばれています。
一見するとシチメンチョウのようですが、別の種になります。
枯葉や草を集めて塚をつくり、それを巣にする習性があるためヤブツカツクリという名前がつきました。
カソワリと同じで、メスが卵を産んだ後、卵を温めたりヒナを育てるのはオスの役目になっています。
オーストラリアの東部の山間部に生息しています。
ジャビル
ジャビルは、コウノトリの一種で、優美な姿が特徴です。
カカドゥ国立公園イエローウォーターに生息する鳥で、オスは黒い目、メスは黄色い目をしています。
赤く長い足は幼鳥のときは黒く、成長とともに赤くなって来ます。
バードウォッチングにオススメの知られざる観光地
大自然の大陸オーストラリアには、バードウォッチングに適した観光地がたくさんあります。
ケアンズの市街地の目の前の海トリニティ湾はオーストラリアンペリカンが生息しており、またシギやチドリなどの渡り鳥が飛来してくることでも有名な場所ですし、キュランダ観光時にはヤブツカツクリやキバタン、運が良ければカソワリを見掛けることもあります。
ゴールドコーストから訪れるラミントン国立公園ではアカサクインコを始めとした各種インコやオウム、有名なリージェント・バウワーバードなどを見掛けることもあります。
パース近郊のモンガー湖ではブラックスワンの観察が出来ます。
これ以外に、オーストラリア旅行でバードウォッチングにフォーカスした時にオススメの知られざる観光地がありますので、こちらでご紹介したいと思います。
イエローウォーター
イエローウォーターは、ダーウィン南東部に広がるカカドゥ国立公園にある大湿原で、250万羽の野鳥が集まるバードサンクチュアリです。
クーインダという集落からクルーズボートに乗り込みこの大湿原を訪れます。
ボートで静かに進んでいくと、高い木の枝には湿原の王者シロハラウミワシの姿を見掛け、その後ろにはカササギガンが何千羽という単位で群れています。
多くの渡り鳥、上述のジャビル、ペリカン、ツルなどの大型の水鳥たちが羽を休めている姿をご覧いただけます。
イエローウォーターではオーストラリア全土で見られる鳥の35%ほどが確認されています。
オススメの時期は、鳥が集中する4月から10月の乾季のころ、特に鳥の動きが活発な早朝のクルーズにご参加されることをオススメします。
ロードハウ島
ロードハウ島は、シドニーから北東へ770km、飛行機で2時間ほどのタスマン海に浮かんでいる全長11kmほどの孤島です。
島にはこの島にしか生息していない絶滅危惧種の鳥でクイナの仲間のウッドヘンや各種アジサシなど166種の鳥が生息しています。
元来天敵が少なく、自然保護が徹底している理由で、この島の鳥は人間を怖がりません。そのため、繁殖期には親鳥が卵を温めている様子やヒナに餌を与えている様子などを間近に見ることができ、バードウォッチャーや自然愛好家には大変魅力的な島となっています。
ロードハウ島へはシドニーとブリスベンからカンタス航空の直行便が飛んでいますが、人気路線なので、12月から2月のハイシーズンの予約は早めにされることをオススメします。
オーストラリアの動植物
オーストラリアの旅行手配
トラベルドンキーでは、オーストラリアのオプショナルツアー(現地発着ツアー)やアクティビティのご紹介やご予約を承っています。
オーストラリアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフがご対応しておりますので、正確な情報や的確なアドバイスをご提供させていただくとともに、到着フライトの遅延・欠航など緊急時における迅速な対応も可能となっております。
オーストラリア旅行を計画中の方は、是非ともトラベルドンキーのご利用をご検討ください。思い出深い素敵なオーストラリア旅行のお手伝いをせていただきます。
オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ
日本のおよそ5倍の広大な国土を持つオーストラリア、その国内の大都市間の移動手段は、やはり飛行機による移動が中心となります。
オーストラリアの航空会社をご存知でしょうか。
尾翼のカンガルーマークでお馴染みのカンタス航空や、日本でも活躍するLCCの牽引役ジェットスター航空、ヴァージングループで世界に名を馳せるヴァージンオーストラリア航空、この辺りが有名どころでしょうか。しかしながら、オーストラリアの航空会社はこれだけではありません。
新型コロナウィルスによる行動規制の間は、オーストラリア発着の国際線はオーストラリア人が帰国する為のごく一部国際線を除いて全面停止、オーストラリア国内線もシドニー・メルボルン等、主要都市を結ぶごく一部の路線のみ限られた本数のみ運行されていました。
既にオーストラリアでは、新型コロナウィルスはほぼ既存のインフルエンザ並みの扱いになり、ほぼ全ての行動規制が緩和されていますが、国内線に関してはほぼコロナ前に近い状態まで、その運行状況は戻っています。
国際線に関しては、まだコロナ前の水準までは戻っていませんが、2023年後半から2024年初めにかけてには多くの路線でコロナ前の水準に戻ると予想されています。
本稿では、定期就航路線を有しているオーストラリアの航空会社について、オーストラリア在住の現地スタッフがご案内いたします!
目次:オーストラリアの航空会社(クリックで開閉)
オーストラリアの航空輸送の特徴
順位 | 出発地 | 到着地 | 距離(km) | 人数 |
---|---|---|---|---|
1 | チェジュ | ソウル(金浦) | 449 | 16,068,983 |
2 | 札幌 | 東京(羽田) | 835 | 10,216,765 |
3 | 福岡 | 東京(羽田) | 889 | 9,894,296 |
4 | ハノイ | ホーチミン | 1171 | 8,562,009 |
5 | ジェッダ | リヤド | 857 | 7,371,119 |
6 | シドニー | メルボルン | 705 | 6,996,156 |
7 | ムンバイ | デリー | 1150 | 6,941,947 |
8 | 東京(羽田) | 那覇 | 1573 | 6,910,809 |
9 | ジャカルタ | デンパサール | 991 | 6,741,923 |
10 | 北京 | 上海 | 1081 | 6,321,194 |
出典:2022年 OAG
オーストラリアの航空会社をご紹介する前に、オーストラリアの航空輸送の特徴について触れておきたいと思います。
上の表は、2022年の世界の旅客便路線ごとの旅客数ランキングの統計です。
東京(羽田・成田)発着の路線が上位を占めるのは当然として、注目したいのが6位にオーストラリアのシドニー/メルボルン間の路線がランクインしている点です。
オーストラリアの人口は2,500万人程度で、シドニーとメルボルンの人口は併せても1,000万人に届くか届かないかと言ったところです。にも関わらず、人口の多い国や都市が占めるこのランキングの上位にオーストラリアの路線が入る事実は特筆すべきことです。
オーストラリアは圧倒的に人口が少ないものの、広大な国土面積を有するために都市間の距離が非常に離れているため、航空機での移動が頻繁に行われるという特徴があります。
経済学で輸送の比較に使われる単位に「人キロ」があります。例えば、羽田発福岡行きの全日空271便に180人が搭乗して880kmの距離を移動したとき、180人 x 880km = 158,400人キロ の輸送があったと定義付けします。
これによると、コロナ禍前の2019年の日本国内の航空機輸送は、7,780,131千人キロであったのに対し、オーストラリア国内の航空機輸送は、76,850千人キロでした(The World Bank統計より)。
オーストラリアは人口は少なくても、移動距離が長いことにより、輸送が大きく行われていることが示唆されています。
また、オーストラリアの航空会社の航空サービスの特徴として、シドニーとメルボルンを結ぶような都市間路線の他に、各都市を拠点にして地方空港にサービスを展開する小規模な地方航空会社が散在している点が挙げられます。しかも、その中には交通インフラとしては必要なのに、民間では収支が釣り合わないような地方路線もあり、そのために公営の航空会社も存在しています。
以下では、このような日本とは異なる背景下のオーストラリアで展開する大手主要航空会社と、地方航空会社をご紹介していきたいと思います。
カンタス航空
カンタス航空(Qantas Airways)は、オーストラリアのシドニーを拠点とする大手航空会社で、オーストラリアのナショナルフラッグキャリアです。
国際線、国内線ともに緻密な旅客便ネットワークを構築し、同時に国内外の貨物の運搬にも注力しています。
尾翼にはカンガルーのマークが描かれており、一目でオーストラリアの航空会社であることが判ります。
世界で3番目に古い歴史ある航空会社で、2020年に創業100周年を迎えました。
オーストラリアから世界の全ての大陸に自社便を運行している航空会社で、年に一度、南極大陸への遊覧飛行も実施しています。
必然的に長距離路線が多くなるカンタス航空ですが、現在のカンタス航空の最長路線はパース/ロンドン間の直行便で、飛行時間は17時間30分となっています。これは、世界で3番目の長距離路線となっていますが、カンタス航空は間も無くシドニー/ニューヨーク間の直行便を就航させる計画で、実現すれば20時間近いフライトとなり、間違いなく世界最長路線となる見込みです。
新型コロナウィルスの影響を受けて、2020年3月より日本・オーストラリア間の運航を停止していましたが、何回かの再開延期を経て、2022年9月より東京(羽田)・シドニー線を再開、その後東京(羽田)・ブリスベン線、東京(成田)・メルボルン線も再開されました。
新型コロナウィルスのパンデミック前までは、大阪(関西)・シドニー線が運行されていましたが、現時点ではまだ再開の予定は発表されていません。代わりにジェットスター航空が2024年4月から運航を開始するので、このまま大阪・シドニーはジェットスター航空に運行を移管されるものと思われます。
東京・シドニー線では、コロナ前まではボーイング747、ジャンボジェット機が使用されていましたが、コロナ後の運航再開からは、エアバスA300-300に機材が変更され、カンタス航空の全てのボーイング747は退役となりました。
傘下にはLCCのジェットスターオーストラリア航空(後述)を携え、また、カンタスリンク航空の名を冠したグループ会社を率いています。
国際線のエコノミークラスの機内食は、量が多くないことが有名です。
基本的に、選択式のワンプレートミールにパンとドリンクが提供されるのが一般的です。
国内線でも軽食とドリンクのサービスがありますが、エコノミークラスのアルコールサービスに関してはパース発着の中距離路線を除いて有料となっています。
ジャンキーな軽食が多いので、ご利用の際にはご注意くださいね。
国内外の主要空港にはカンタスラウンジがあり、カンタスフリークエントフライヤープログラム上級会員の方や、ワンワールドの提携航空会社のマイレージプログラム上級会員の方は、ラウンジサービスをご利用いただけます。
カンタス航空の特徴として、キャビンアテンダントに男性スタッフが多い、パイロットに女性スタッフが多い点が挙げられます。
この社風は、男女参画社会を早くから築いて来たオーストラリアならではと言えます。
カンタス航空についての詳しい情報は、下記、関連記事を是非ご参照ください;
名称 | カンタス航空 (Qantas Airways) |
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拠点 | シドニー空港 |
アライアンス | ワンワールド |
ウェブサイト | https://www.qantas.com/ |
ヴァージン オーストラリア航空
ヴァージン オーストラリア航空(Virgin Australia)は、カンタス航空に次ぐオーストラリアのフルサービスキャリアで、エアラインコードはVAです。
尾翼のロゴからも判るように、イギリスのVirginグループを起源とする航空会社ですが、現在は完全な別会社となっています。
ヴァージン オーストラリア航空をご利用いただく際にお気をつけいただきたいのが、同社はスターアライアンスグループではなく、スカイチームに属している点です。どうしてもヴァージン アトランティック航空(VS)のイメージが先行してしまい、VSと言えばスターアライアンスの創設メンバーなのだから、当然ヴァージン オーストラリア航空もスターアライアンス所属であろうと思ってしまうのですが、同社はスカイチームの航空会社ですので、お気をつけください。
2000年にヴァージンブルー(DJ)航空としてシドニー/ブリスベン間の国内線で就航した航空会社で、開業当初はLCCの位置付けでした。
2005年にヴァージングループからPatrick Corporation傘下に入り、2011年にUX現在のヴァージン オーストラリア航空(VA)に社名を変更しました。
ヴァージン オーストラリア航空の拠点はクイーンズランド州の州都ブリスベンです。
ブリスベンをハブとして、ソロモン諸島共和国ホニアラや、バヌアツ、トンガなど南太平洋の島国へのネットワークを拡充し、ついに期待されていた日本乗り入れ、東京(羽田)・ブリスベン線を2020年3月29日より開始することが発表されました。
東京・ブリスベン線のチケットの販売も開始されましたが、運悪く新型コロナウィルスのパンデミックが世界を襲い、オーストラリア政府はオーストラリア人、永住者等を除き、オーストラリアへの入国を禁止、ヴァージン・オーストラリア航空による東京・ブリスベン線運行開始も延期となりました。
新型コロナウィルスの影響は予想を超えて長期化かつほとんどの航空便の運航を停止しなければならない事態となり、ヴァージン・オーストラリア航空は元々経営的に厳しかったこともあり、2020年4月に任意管理(Voluntary Administration)の申請及び管財人の選任を行い、その管財人の管理下におかれました。
管財人管理下の状態でもごく少数の便の運航は継続され、2020年8月にアメリカのヘッジファンドへ売却が完了、その後徐々にオーストラリアの国内線の運航路線・便数を増加させてきています。
中止されていた日本路線は、経営破綻後も羽田空港の発着枠を維持し続け、就航地をブリスベンからケアンズに変えて、2023年6月28日よりヴァージン・オーストラリア航空は東京・ケアンズ間のフライトを開始しました。
運航は1日1便、デイリーでの運航されており、羽田空港からケアンズ行きは夜行便、ケアンズから羽田空港へは日中便となります。
エコノミークラス、エコノミーXクラス、そしてビジネスクラスの3クラスが設定されています。
念願の日本線就航を果たしたヴァージン・オーストラリア航空ですが、就航から1年たった2024年7月、2025年2月24日をもって同路線の運行を中止することを発表しました。
廃止の理由として、予想に反して日本からオーストラリアへ訪れる旅行客の需要が低迷し、継続的な運航が困難な状況であるとしています。
ヴァージン オーストラリア航空の国内線のエコノミークラスでは、アルコール以外のドリンクと、スナック類が提供されます。
最近では、リンゴがそのままサーブされるという、何ともオーストラリアらしいサービスも見られます。
国際線の機内食は、ジャンクフードが多い印象です。
上の写真は、ブリスベン発ロスアンゼルス行きで提供されたオーストラリア名物のチキンシュニッツェルです。この脂っこいメニューを日本人の方が完食するのはなかなか大変だと思います。
ヴァージン オーストラリア航空の保有機材は、Boeing737-800を主軸とし、Boeing737-700、Airbus330-200、Boeing777-300ERなどとなっています。
なお、B737のエコノミークラスのシートは厚い造りになっていて、シートピッチは残念ながら広くありません。
ただし、新しい機材ではUSBポートやエンタメシステムが内蔵されているシリーズもあります。
オーストラリア国内の主要空港にはヴァージン オーストラリア航空のヴェロシティクラブラウンジがあり、マイレージプログラムVelocity Programの上級会員の方と、スカイチームの航空会社のマイレージ上級会員の方がご利用いただけます。
ただ、JALのサクララウンジなどと比較すると、ラウンジのサービスはかなり簡素な内容となっています。
ヴァージンオーストラリア航空の裏技
ヴァージンオーストラリア航空は、スカイチーム加盟の航空会社で、同じくスカイチームに属するハワイアン航空の多くの便とコードシェアしています。ハワイアン航空を利用する際に、ハワイアン航空のウェブサイトでハワイアン航空の便名のチケットを購入するよりも、ヴァージン オーストラリア航空のウェブサイトで同便のコードシェアであるヴァージン オーストラリア航空の便名でチケットを購入する方がお得になることが多々あります。ハワイアン航空をご利用の際には、是非、裏技としてチェックしてみてください!
ヴァージン オーストラリア航空についての詳しい情報は、下記、関連記事を是非ご参照ください;
名称 | ヴァージン オーストラリア航空 (Virgin Australia) |
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拠点 | ブリスベン空港 |
アライアンス | スカイチーム |
ウェブサイト | https://www.virginaustralia.com/ |
ジェットスター航空
ジェットスター オーストラリア航空(Jet Star)は、カンタス航空の100パーセント子会社で、オーストラリアを代表する格安航空会社(LCC)です。
日本でお馴染みのジェットスター ジャパン(GK)、シンガポールでお馴染みのジェットスター アジア(3K)のグループ会社となり、ジェットスター オーストラリア航空(以下ジェットスター航空)のエアラインコードはJQとなっています。
メルボルンに拠点を置き、2004年に国内線で就航を始め、現在では、日本、中国、韓国、インドネシア、タイ、シンガポール、ニュージーランド、ハワイ、南太平洋の島々などに国際線を飛ばしています。
新型コロナウィルスの影響を受けて、2020年3月より日本・オーストラリア間の運航を停止していましたが、何回かの再開延期を経て、2022年7月より東京(成田)・ケアンズ線と大阪(関西)・ケアンズ線を再開、2022年8月より東京(成田)・ゴールドコースト線も再開されました。
2024年2月に東京・ゴールドコースト線が休止され、代わりに東京(成田)・ブリスベン線が開設されています。
2024年4月からは、運休されいたカンタス航空代わり、ジェットスター航空が大阪(関西)・シドニー線の運行を開始します。
保有機材はAirbus320/321とBoeing787-8です。
LCCですのでシートピッチは極めて狭く、少々の覚悟が必要です。
特に、A320では31列目まで設定のある極狭仕様になっており、一般の方で、シドニー/パース、ケアンズ/デンパサールなどの4時間前後のフライトが限界だと思います。
英語話者の方は、足元の広い1列目、非常席で足元の広い12列目と13列目がオススメです。
ただし、これらの席は非常時にスタッフのヘルプを求められるので英語話者でなければならないと規定されており、当該の席にアロケートされている際は、搭乗時に英語のチェックがありますのでご注意ください(英語でのコミュニケーションが不可と判定されると、席の移動となり、座席指定料の差額は返金されません。満席時には搭乗不可となりますので特にご注意ください。)。
特にオススメは13列目です。12列目の席はリクライニングしないので、13列目は圧倒的な広さを占有することが出来ます。
12・13列目の非常席に座ると、非常時に求められるアクションについて、離陸前にキャビンアテンダントより確認があり、上写真のインストラクションの一読を求められます。
ジェットスター航空はLCCではありますが、B787にはビジネスクラスを設定しており、フルサービスキャリアで言うところのプレミアムエコノミークラスレベルのサービスを提供しています。JALとのコードシェア便では、JALのウェブサイトで同席はプレミアムエコノミークラスとして販売されています。
機内食やブランケットなどのコンフォートグッズ、機内エンタメシステムの利用、カンタス航空フリークエントフライヤープログラムのマイレージ加算、ビジネスクラスの方の空港ラウンジサービスの利用などは全てオプション扱いで有料となります。
機内でもサービスの販売をしていますが、現金精算は出来ず、クレジットカード決済のみとなりますので、ご注意ください。
ジェットスター航空についての関連情報は、下記の記事を是非ご参照ください。
名称 | ジェットスター オーストラリア航空 (Jet Star Australia) |
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拠点 | メルボルン空港 |
アライアンス | なし(カンタス航空フリークエントフライヤープログラムに加入) |
ウェブサイト | https://www.jetstar.com/ |
リージョナル エクスプレス航空
リージョナル エクスプレス航空(rex. Regional Express)は、ニューサウスウェルズ州のシドニー空港近くのマスコットに本社を置く地方路線専門の航空会社で、地方路線にフォーカスしたエアラインとしてはオーストラリア最大手となります。
エアラインコードはZLで、ニューサウスウェールズ州のシドニー、ビクトリア州のメルボルン、クイーンズランド州のブリスベンとケアンズとタウンズビル、サウスオーストラリア州のアデレード、ウェスタンオーストラリア州のパースに拠点を置き路線を張り巡らしている他、タスマニア州でも運行をしています。
主力機材はSaab 340シリーズで、Metro 23も保有しています。
2002年に設立された航空会社で、地方路線の拡充に努めて来ましたが、2021年にはBoeing737-800を導入して、シドニー/メルボルン線に就航する計画になっています。また、Saab 340シリーズをATRシリーズに置き換え、更なる地方路線の拡大に注力していくことが発表されています。
オーストラリアでは、今後の展開が気になる注目のエアラインのひとつです。
名称 | リージョナル・エクスプレス航空 (Regional Express) |
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拠点 | シドニー空港、メルボルン空港、アデレード空港、パース空港、タウンズビル空港、ケアンズ空港 |
アライアンス | なし |
ウェブサイト | https://www.rex.com.au/ |
エアー ノース
エアー ノース(Air North)は、ノーザンテリトリー準州の州都ダーウィンを拠点とする航空会社です。
国内線は、ウェスタンオーストラリア州のパースや各地方空港に、クイーンズランド州へはケアンズなどに、国際線ではインドネシアや東ティモールの各地など21の国内外の都市に定期就航しています。
創業は1978年、定期就航便の運行を開始したのは1981年です。
エアラインコードはTLで、航空連合RegionalLink Airlinesの主要メンバーの一社となっています。
保有機材はエンブラエルEMB170を主軸としています。
サービスはフルサービスキャリアとなっており、フリークエントフライヤーの乗客はカンタス航空のカンタスクラブラウンジを利用出来ます。
名称 | エアー ノース (Air North) |
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拠点 | ダーウィン空港 |
アライアンス | なし(カンタス航空フリークエントフライヤープログラムに加入) |
ウェブサイト | https://www.airnorth.com.au/ |
アライアンス航空
アライアンス航空(Alliance Airlines)は、クイーンズランド州のブリスベンに拠点を置く航空会社で、エアラインコードはQQです。
フォッカーの総合総社とも揶揄されるアライアンス航空は、保有する約40機の機材全てがFokker(F100、F70、F50)となっています。日本ではなかなか乗ることができないフォッカーに搭乗したいという航空ファンの方にはオススメのエアラインです。
2002年に運行を開始し、現在ではオーストラリアの44都市と、パプアニューギニアのポートモレスビーに定期運行をしています。
日本の大手旅行会社のチャーターツアーにも利用された実績があるフルサービスキャリアです。
名称 | アライアンス航空 (Alliance Airlines) |
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拠点 | ブリスベン空港 |
アライアンス | なし |
ウェブサイト | https://www.allianceairlines.com.au/ |
スカイトランス航空
スカイトランス航空(Sky Trans)は、クイーンズランド州のケアンズを拠点とするクイーンズランド州営の航空会社で、エアラインコードはQNです。
1993年に定期就航を開始し、現在は、ケアンズを起点に、ケープヨーク半島の各地、タウンズビル、クックタウンなどに就航しています。また、ブリスベンからも郊外空港に路線を展開しています。
主軸機材はDash 8-100とCessna 208 Caravanです。
予約がコンファームされても、当該便の予約者数が少なかった場合は直前になって欠航になることがよくありますので、利用の際には少々注意が必要です。
名称 | スカイトランス航空 (Sky Trans) |
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拠点 | ケアンズ空港 |
アライアンス | なし |
ウェブサイト | https://www.skytrans.com.au/ |
フライ ペリカン
フライベリカン(Fly Pelican)は、2015年に定期就航を開始したニューサウスウェールズ州のニューカッスルに拠点を置く地方航空会社で、エアラインコードはFPです。
保有機材はJet Stream 32で、シドニーやニューカッスルを始めとしたニューサウスウェールズ州の各地方空港と、首都特別区であるキャンベラ空港に路線を展開しています。
2021年にはクイーンズランド州のサンシャインコースト空港に乗り入れることが決まっており、今後、更なる路線拡張が期待される航空会社のひとつです。
マイレージプログラムはヴァージンオーストラリア航空のベロシティクラブに対応していますが、スカイチームに加盟する航空会社ではありませんのでご注意ください。
名称 | フライ ペリカン (Fly Pelican) |
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拠点 | ニューカッスル空港 |
アライアンス | ヴァージンオーストラリア航空ベロシティクラブに参加 |
ウェブサイト | https://flypelican.com.au/ |
リンク航空
リンク航空(LINK AIRWAYS)は、クイーンズランド州ブリスベンを拠点とする地方航空会社で、エアラインコードはFCです。
保有機材はSaab 340BとMetro 23で、ニューサウスウェールズ州のシドニー他各地方空港、クイーンズランド州ブリスベン、タスマニア州ホバート、ビクトリア州メルボルン(エッセンドン)、首都キャンベラなどに定期就航しています。
地方航空会社ではありますが、運賃の安さに定評があり、オーストラリア国内では、ローカルに人気のエアラインのひとつとなっています。
名称 | リンク航空 (Link Airways) |
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拠点 | ブリスベン空港 |
アライアンス | なし |
ウェブサイト | https://www.linkairways.com/ |
シャープ航空
シャープ航空(Sharp Airlines)は、1990年に定期就航を開始した地方航空会社で、ビクトリア州のハミルトンを拠点としています。
ビクトリア州メルボルンのエッセンドン空港とタスマニア州のロンセストン空港を起点とし、オーストラリア南部の各地方空港に路線を展開しています。
また、2019年からはニューサウスウェールズ州の地方空港にもメルボルンから就航を開始しています。
機材はMetro 23、Cessna 441などを保有しています。
名称 | シャープ航空 (Sharp Airlines) |
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拠点 | ハミルトン(ビクトリア州) |
アライアンス |
なし |
ウェブサイト | https://sharpairlines.com/ |
スキッパーズ航空
スキッパーズ航空(Skippers Aviation)は、ウェスタンオーストラリア州パースを拠点とする地方航空会社で、同じくウェスタンオーストラリア州のブルーム空港を第2のハブ空港としています。
スキッパーズ航空の設立は1990年で、ウェスタンオーストラリア州に点在する鉱山へのアクセス路線として台頭して来ました。
主力機材はEmbraer EMB-120とDash8-300です。
また、ブルームからはアクセスが困難なキンバリー地域の観光需要にも応えています。
エアラインコードはHKです。
名称 | スキッパーズ航空 (Skippers Aviation) |
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拠点 | パース空港 |
アライアンス | なし |
ウェブサイト | https://www.skippers.com.au/ |
コブハム エアー
コブハム航空(Cobham Air)は、2009年に現在のCobham航空として運行を開始した航空会社で、サウスオーストラリア州アデレードに拠点を置いています。
元々は、カンタスリンク航空の商標を冠し、カンタス航空のグループ会社として運行していましたが、現在は、アデレードに拠点を移し、自社便をサウスオーストラリア州とウェスタンオーストラリア州の地方路線に就航させています。
主力機材はDash 8-400とEmbraer 190で、エアラインコードはNCです。
名称 | コブハム エアー (Cobham Air) |
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拠点 | アデレード空港 |
アライアンス | なし |
ウェブサイト | https://www.cobham.com.au/ |
ボンザ航空
ボンザ航空(Bonza Airlines)は、2023年1月31日より運航を開始した、オーストラリアで最も新しい航空会社です。
ヴァージン・ブルーの元幹部である、ティム・ジョーダンによって設立、2022年初頭の運航開始を目指していましたが、民間航空安全局からの認可取得が遅れによる運航開始の延期、2023年1月12日に認可取得が得られ、2023年1月31日より正式に運航が開始されました。
本社はクイーンズランド州のサンシャインコーストに置き、マイレージプログラムやラウンジの提供などを省いた、格安航空会社(LCC)のビジネスモデルを採用します。
2024年現在は、オーストラリア国内のみ、21都市、38のルートを運行しています。
5機のボーイング737MAXで航空サービスを開始、ボンザ航空では最大60機の航空機を追加導入して、路線を拡大することを計画しています。
機材は全てエコノミー席となり、ボンザ航空はボーイング737MAXを運行する、オーストラリアで最初の航空会社となりました。
ボンザ航空のチケット販売方法は、スマートフォンアプリのみ、WEBサイトでは販売を行わない、という珍しい手法を採用しています。
残念ながら、このボンザ航空のスマートフォンアプリは、対象国の制限が加えられているようで、日本国内からダウンロードすることができない仕様となっているようです。
なお、「Bonza(ボンザ)」は、オーストラリアの古い方言で、「素晴らしい」「最高な」等の意味があります。
名称 | ボンザ航空 (Bonza Airlines) |
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拠点 | サンシャインコースト空港 |
アライアンス | なし |
ウェブサイト | https://www.flybonza.com/ |
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