ニューサウスウェールズ州(New South Wales)は、オーストラリアでも国立公園の種類が特に豊富な州です。シドニーのすぐ近くにある海岸国立公園から、ブルー・マウンテンズの大峡谷、スノーウィー・マウンテンズの高山帯、北部のゴンドワナ多雨林、西部の乾燥地帯まで、州内だけでオーストラリアの自然環境をひと通り体験できます。

日本からの旅行者に最も身近なのは、ロイヤル国立公園やブルー・マウンテンズ国立公園、クーリンガイ・チェイス国立公園でしょう。一方、時間に余裕があれば、コジオスコ、マンゴ、ウォランバングル、ドリゴなどへ足を延ばすと、シドニー周辺とはまったく違う風景に出会えます。

ニューサウスウェールズ州の国立公園・保護区は、基本的にニューサウスウェールズ国立公園・野生生物局(NSW National Parks and Wildlife Service/NPWS)が管理します。2026年現在、NPWSが管理する国立公園・保護区は890か所以上、面積は760万ヘクタールを超え、州土の9.5%以上を占めています。

また、州内の国立公園はすべて有料というわけではありません。車両入園料が必要なのは890以上ある国立公園・保護区のうち45か所で、徒歩、自転車、公共交通で入る場合は車両入園料が不要です。ただし、キャンプ、宿泊、ツアーなどには別料金がかかります。

この記事では、日本からニューサウスウェールズ州を訪れる旅行者と在豪邦人向けに、国立公園の管理制度、保護地域の規模、2026年の予算、入園料・パークパス、先住民との共同管理を解説したうえで、旅行で訪れたい代表的な国立公園10か所を紹介します。




ニューサウスウェールズ州の国立公園とは?

ニューサウスウェールズ州の国立公園は、海岸、熱帯・温帯雨林、砂岩台地、アルパイン地域、半乾燥地帯など、州内の多様な自然と文化的価値を保護するために設けられています。

世界で2番目に古い国立公園がある

1879年に設置されたロイヤル国立公園(Royal National Park)は、アメリカのイエローストーンに次ぐ世界で2番目に古い国立公園として知られます。

シドニー都市圏にも広大な自然

ロイヤル、クーリンガイ・チェイス、シドニー・ハーバーなど、人口500万人を超える大都市のすぐそばに国立公園が残されています。

世界遺産も多い

グレーター・ブルー・マウンテンズ、ゴンドワナ多雨林、ウィランドラ湖群など、複数の世界遺産が州内の国立公園と重なっています。

観光だけでなく自然・文化保護が中心

ウォーキングやキャンプを楽しめる一方、希少生物、アボリジナル文化、歴史遺産、森林・水源などを守ることが国立公園管理の中心です。

国立公園・保護区はいくつある?

NPWSは2026年現在、890か所以上の国立公園・保護区を管理しています。

面積は760万ヘクタール超

国立公園、自然保護区、州立保全地域、アボリジナル・エリアなどを合わせると760万ヘクタールを超え、ニューサウスウェールズ州の陸域面積の9.5%以上を占めます。

すべてが「National Park」ではない

890以上という数字には国立公園だけでなく、自然保護区、州立保全地域、地域公園、歴史地区、カルスト保全地域、アボリジナル・エリアなども含まれます。

2026年も新しい国立公園が追加

2026年7月24日にはシドニー南西部にグルガー国立公園(Gulguer National Park)が新設されるなど、保護地域は現在も拡大しています。

訪問者数は過去最多

2024/25年度にはニューサウスウェールズ州の国立公園・保護区への訪問が6,550万回に達し、過去最高を記録しました。

誰が管理している?NPWSの役割

ニューサウスウェールズ国立公園・野生生物局(NSW National Parks and Wildlife Service/NPWS)は、州政府の気候変動・エネルギー・環境・水省(DCCEEW)の環境・遺産部門に属する組織です。

レンジャーによる現場管理

ウォーキング・トラック、道路、キャンプ場、展望台、トイレなどの維持管理に加え、山火事対策、外来種駆除、希少種保護、文化遺産保全を行っています。

火災管理も大きな役割

ハザード・リダクションと呼ばれる計画燃焼や草刈り、火災時の迅速な消火活動などを通して、国立公園と周辺地域の安全を守ります。

管理計画を公園ごとに策定

各国立公園には、その地域の自然・文化的価値、観光利用、火災、害獣などへの対応方針を定めた管理計画があります。

旅行者向けにはNPWS公式サイトが基本

道路閉鎖、遊歩道工事、山火事、洪水、計画燃焼などは「Local alerts」に掲載されます。出発前には必ず確認してください。

国立公園を支える法律と保護区分

ニューサウスウェールズ州の国立公園・保護区は、主に国立公園・野生生物法1974(National Parks and Wildlife Act 1974)に基づいて設置・管理されています。

7つの主な保護区分

法律上、国立公園、自然保護区、州立保全地域、地域公園、アボリジナル・エリア、歴史地区、カルスト保全地域などに区分されます。

国立公園は自然・文化価値を長期保全

生態系、地形、景観、文化遺産を保全しながら、自然を損なわない範囲で観光・教育利用を行うことが基本です。

州立保全地域は資源利用の扱いが異なる

見た目は国立公園に近くても、州立保全地域は法律上の目的が異なります。名称だけで同じ制度と考えないようにしてください。

ペット・火気・採取なども法律と規則で管理

国立公園内でのペット、喫煙、植物・岩石の採取、ドローン、たき火などには制限があります。

2026年の国立公園予算・投資

2026年6月、ニューサウスウェールズ州政府は国立公園の安全性・アクセス・施設改善に1億3,000万豪ドルを追加投資すると発表しました。

老朽化した施設を更新

ウォーキング・トラック、キャンプ場、ピクニック施設、展望台、道路、ビジターセンターなどの更新に使われます。

記録的な利用者増への対応

2024/25年度の訪問回数は6,550万回に達し、国立公園利用の増加に対応するインフラ整備が必要になっています。

国立公園観光は地域経済にも大きい

州政府によると、国立公園はニューサウスウェールズ州経済に年間約195億豪ドルの効果を生み、約6万2,000人の雇用を支えています。

1億3,000万豪ドル=NPWSの年間総予算ではない

この金額は2026年度予算における施設・アクセス改善への追加投資であり、レンジャー人件費や日常管理を含むNPWS全体の年間総予算とは別です。



入園料・年間パス・キャンプ料金

ニューサウスウェールズ州では、車両入園料が必要なのは890以上ある国立公園・保護区のうち45か所です。

徒歩・自転車・公共交通なら車両入園料は不要

デイパスは車両に対する料金で、徒歩、自転車、公共交通で入園する場合は基本的に不要です。

一般的な車両デイパスは4~12豪ドル

多くの有料公園では1台1日4、8、12豪ドルのいずれかですが、コジオスコ国立公園は別料金体系です。

2026年の年間パス

全有料公園とコジオスコを含むオール・パークス・パスは1年190豪ドル、コジオスコを除くマルチ・パークス・パスは1年65豪ドルです。

年間パスはレンタカーでは使えない

NPWSの年間パスは指定した自家用車に紐づく制度で、レンタカー、バス、ミニバス、商用車には利用できません。日本からの短期旅行者がレンタカーを使う場合は、現地でデイパスを支払うのが基本です。

キャンプ料金はキャンプ場ごとに異なる

一律料金ではなく、設備や立地によって変わります。オンライン予約では基本サイト料金に人数追加料金が加わり、通常2.5%の予約手数料がかかります。無料キャンプ場でも予約手数料だけ必要な場合があります。

先住民との共同管理

ニューサウスウェールズ州では、アボリジナルの人々とNPWSによる共同管理(Aboriginal joint management)が多くの国立公園・保護区で行われています。

国立公園は「カントリー」の一部

自然保護だけでなく、伝統的所有者が土地を管理し、文化を継承し、重要な場所へアクセスできることも共同管理の目的です。

2026年には共同管理20周年の公園も

南海岸のビアマンガ国立公園とグラガ国立公園では、2006年の土地返還・共同管理開始から20周年を迎えました。

州全体の約31%が共同管理対象

州政府が公表している共同管理制度の資料では、国立公園エステートの約31%、約233万ヘクタールがアボリジナルの人々との共同管理対象です。

旅行者も文化的なルールを尊重

立入制限、撮影、岩絵や文化遺産への接触などに関する案内がある場合は必ず従ってください。

旅行しやすい季節と地域差

ニューサウスウェールズ州は沿岸部からアルパイン、アウトバックまで気候差が大きいため、地域ごとに適した季節が違います。

シドニー・海岸部:通年

ロイヤル、クーリンガイ・チェイス、トマリーなどは一年中訪れやすく、冬はクジラ観察にも向いています。

ブルー・マウンテンズ:春・秋

夏の暑さと冬の冷え込みを避けるなら春と秋が歩きやすいでしょう。冬は高地で氷点下になることもあります。

コジオスコ:目的で季節が変わる

12~4月は高山ウォーキング、6~10月はスキー・雪遊びのシーズンです。

マンゴ・アウトバック:4~10月

夏は高温になるため、内陸部の国立公園は涼しい季節がおすすめです。雨の後は未舗装道路が通行止めになることがあります。

国立公園を訪れる際の基本ルール

Local alertsを当日確認

山火事、大雨、洪水、積雪、計画燃焼、工事、害獣管理などで急に閉鎖されることがあります。

ペットは原則禁止

国立公園では犬などのペットを連れて入れないのが基本です。認定された補助犬など一部例外があります。

国立公園内は禁煙

ニューサウスウェールズ州の国立公園は禁煙です。

山火事シーズンは特に注意

火災危険度、Total Fire Ban、NPWS閉鎖情報を確認し、閉鎖区域や火気禁止の指示に従ってください。

遠隔地では携帯電話を過信しない

マンゴ、ウォレマイ、ウォランバングル、コジオスコの一部では通信圏外があります。オフライン地図、水、食料を用意し、長距離ではPLBも検討してください。




ロイヤル国立公園

シドニー南部のロイヤル国立公園(Royal National Park)は、1879年に設置された世界で2番目に古い国立公園です。

シドニーから約1時間

市内から日帰りしやすく、海岸、熱帯雨林、ユーカリ林、川、滝など多様な景観を楽しめます。

コースト・トラックが代表的

ボンディーナからオトフォードへ続く海岸トレイルのほか、ワタモラ、ガリー・ビーチ、レディー・キャリントン・ドライブなど見どころが豊富です。

車両入園料は1日12豪ドル

車で入る場合は1台1日12豪ドル。徒歩や公共交通の場合は車両入園料はかかりません。

2026年は夜間のシカ管理閉鎖あり

2026年7月6日~12月18日の月~木曜夜間(学校休暇を除く)は、一部区域が日没から日の出までシカ管理のため閉鎖されます。夕方まで歩く予定なら最新アラートを確認してください。

ブルー・マウンテンズ国立公園

ブルー・マウンテンズ国立公園(Blue Mountains National Park)は、シドニーから最も訪れやすい世界遺産の国立公園です。

スリー・シスターズだけではない

エコー・ポイント、ウェントワース滝、ゴベッツ・リープ、グランド・キャニオンなど、広い範囲に展望台とウォーキング・トラックがあります。

86本以上のウォーキング・コース

短い展望台散策から渓谷へ下る本格的なブッシュウォーキングまで、旅行日数と体力に合わせて選べます。

電車で行ける

カトゥーンバ、ルーラ、ウェントワース・フォールズ、ブラックヒースまではシドニーから鉄道でアクセス可能です。

車両入園料はグレンブルック地区のみ

グレンブルック地区の対象施設では1台1日8豪ドルですが、カトゥーンバやブラックヒース側の多くの観光地では公園車両入園料はかかりません。

コジオスコ国立公園

スノーウィー・マウンテンズのコジオスコ国立公園(Kosciuszko National Park)は、オーストラリア本土最高峰のコジオスコ山を含む国内最大級の山岳国立公園です。

夏はハイキング、冬はスキー

暖かい季節はコジオスコ山頂や高山湖へのウォーキング、冬はスレドボやペリッシャーを中心にスキー・スノーボードを楽しめます。

冬季は道路規制に注意

6月のロングウィークエンドから10月のロングウィークエンドまでは、一部道路が季節閉鎖され、チェーン規制もあります。

2026年の車両入園料

冬季ピークは1台24時間29豪ドル、それ以外の時期は17豪ドルです。

夏でも高山の天気は急変

強風、霧、低温が急に来るため、山頂を目指す場合は雨具、防寒着、水、地図を用意してください。



クーリンガイ・チェイス国立公園

シドニー北部のクーリンガイ・チェイス国立公園(Ku-ring-gai Chase National Park)は、都市圏の中で入り江、マングローブ、ユーカリ林、アボリジナル文化遺産を楽しめる国立公園です。

オーストラリアで2番目に古い国立公園

ロイヤル国立公園に次ぐ歴史を持ち、シドニー北部の代表的な自然保護地域です。

ウェスト・ヘッドとボビン・ヘッド

ウェスト・ヘッド展望台からピットウォーターとバレンジョイを一望でき、ボビン・ヘッドではピクニック、カヤック、散策を楽しめます。

アボリジナル文化遺産が多い

岩刻画や文化的な場所が数多く残り、ガイド付きツアーも実施されています。

車両入園料は1日12豪ドル

ザ・ベイスンを日帰り利用する場合は、ボートで到着する人に別途ランディング料金がかかる場合があります。

ウォレマイ国立公園

ウォレマイ国立公園(Wollemi National Park)は、グレーター・ブルー・マウンテンズ世界遺産を構成する巨大な原生地域です。

約50万ヘクタールの大自然

深い峡谷、砂岩台地、川、森林が広がり、シドニー近郊とは思えないほど遠隔地の雰囲気があります。

グロー・ワーム・トンネル

リスゴー側からアクセスできる旧鉄道トンネルは、発光するグロー・ワームを観察できる人気スポットです。

ウォレマイ・パインの故郷

1994年に「生きた化石」と呼ばれるウォレマイ・パインが発見された国立公園ですが、野生個体群の場所は保護のため一般公開されていません。

遠隔地では十分な準備を

携帯電話が通じない場所や未舗装道路が多いため、奥地へ入る場合は地図、水、食料、緊急通信手段を準備してください。

マンゴ国立公園

州西部のマンゴ国立公園(Mungo National Park)は、ウィランドラ湖群世界遺産の中心部にある、自然と人類史の両方で特別な国立公園です。

4万年以上前の人類史

マンゴ・レディとマンゴ・マン、約2万年前の人間の足跡など、オーストラリア先住民の非常に長い歴史を示す重要な場所です。

ウォールズ・オブ・チャイナ

風雨で削られた砂と粘土の地形が広がり、ガイド付きツアーで文化・地質の背景を学ぶことができます。

車両入園料は1日8豪ドル

公園までの道路には未舗装区間が多く、雨後は通行困難または閉鎖になることがあります。

2026年8月現在は雨のため一時閉鎖

2026年8月20日時点の公式情報では、最近の降雨と追加の雨予報により8月28日まで公園全体が閉鎖予定です。再開は安全が確認され次第となるため、訪問前に必ず最新情報を確認してください。

ウォランバングル国立公園

クーナバラブラン近郊のウォランバングル国立公園(Warrumbungle National Park)は、火山活動がつくった奇岩と星空で知られる国立公園です。

オーストラリア初のダーク・スカイ・パーク

光害が少なく、星空観察や天体写真の名所として知られています。

ブレッドナイフとグランド・ハイ・トップス

公園を象徴する薄い岩稜ブレッドナイフを間近に見る人気のブッシュウォーキングです。

キャンプと星空の相性が抜群

園内キャンプ場に宿泊すれば、夕方から夜、早朝まで空の変化を楽しめます。

夏は高温、冬は冷え込み

内陸部のため昼夜の気温差が大きく、季節に合わせた服装と十分な水が必要です。

ドリゴ国立公園

コフス・ハーバー内陸部のドリゴ国立公園(Dorrigo National Park)は、ゴンドワナ多雨林世界遺産の熱帯・亜熱帯雨林を気軽に体験できる国立公園です。

コフス・ハーバーから約1時間

海岸旅行と組み合わせやすく、道路も舗装されているためレンタカーで訪れやすい場所です。

スカイウォークと滝

ドリゴ・レインフォレスト・センターのスカイウォーク、クリスタル・シャワー滝、ウォンガ・ウォークなどが人気です。

野鳥観察にもおすすめ

リージェント・バウアーバード、ウォンプー・フルーツ・ダブなど、雨林ならではの鳥を観察できます。

夏は雨が多い

夏季は降雨量が多く、滝は迫力を増しますが、遊歩道が滑りやすくなることがあります。

バリントン・トップス国立公園

バリントン・トップス国立公園(Barrington Tops National Park)は、ニューサウスウェールズ州北部内陸に広がる高原国立公園で、ゴンドワナ多雨林世界遺産の一部です。

海抜近くから1,500m超まで

標高差が大きく、亜熱帯雨林、温帯雨林、高原湿地、ユーカリ林など多様な環境が見られます。

本土最大級の温帯雨林

オーストラリア本土でも特に広い温帯雨林が残り、ナンキョクブナの森を歩けます。

短い散策から泊まりがけまで

ブルー・ガム・ループのような気軽なコースから、高原を歩く本格的なブッシュウォーキングまで選べます。

冬は雪・凍結することも

標高の高い道路では冬に雪や氷があり、道路閉鎖や4WD推奨となる場合があります。



トマリー国立公園

ポート・スティーブンスのトマリー国立公園(Tomaree National Park)は、海岸の展望、クジラ観察、歴史、ブッシュウォーキングを一度に楽しめる国立公園です。

シドニーから週末旅行にちょうどよい

ネルソン・ベイやショール・ベイを拠点にしやすく、ビーチ旅行に自然散策を組み合わせられます。

トマリー・ヘッド山頂

山頂からはポート・スティーブンス湾口、沖合の島々、長く続く砂浜を一望できます。

27kmのトマリー・コースタル・ウォーク

海岸沿いの展望台、ヒースランド、ビーチを結ぶ長距離トレイルで、区間を分けて歩くこともできます。

冬~春はホエールウォッチング

海岸展望台からザトウクジラを見られる可能性があり、自然観察とウォーキングを組み合わせるのに向いています。

ニューサウスウェールズ州の国立公園に関するよくある質問(FAQ)

ニューサウスウェールズ州には国立公園がいくつありますか?

NPWSは国立公園だけでなく自然保護区などを含め、890か所以上の国立公園・保護区を管理しています。面積は760万ヘクタール超です。

国立公園はすべて有料ですか?

いいえ。車両入園料が必要なのは45か所です。徒歩、自転車、公共交通で入る場合は車両入園料は基本的に不要です。

レンタカーでも年間パスを使えますか?

NPWSの年間パスはレンタカーには利用できません。レンタカー旅行では公園ごとのデイパスを購入してください。

シドニーから日帰りでおすすめの国立公園は?

ブルー・マウンテンズ、ロイヤル、クーリンガイ・チェイスが代表的です。ブルー・マウンテンズは電車でも行けます。

雪を楽しめる国立公園はありますか?

コジオスコ国立公園が代表的です。6~10月頃はスキー・スノーボードのシーズンです。

世界遺産の国立公園はどこですか?

ブルー・マウンテンズ、ウォレマイ、ドリゴ、バリントン・トップス、マンゴなどが世界遺産地域の一部を構成しています。

国立公園へ犬を連れて行けますか?

多くの国立公園ではペットは禁止されています。認定補助犬など例外があるため、各公園の公式ページを確認してください。

現在閉鎖中の有名国立公園はありますか?

2026年8月20日時点では、マンゴ国立公園が雨と道路状況のため8月28日まで閉鎖予定です。状況は変わるため最新アラートを確認してください。

国立公園は誰が管理していますか?

主にニューサウスウェールズ国立公園・野生生物局(NPWS)が管理しています。一部はアボリジナルの人々と共同管理されています。

訪問当日に何を確認すればよいですか?

NPWSのLocal alerts、天気、山火事・洪水情報、道路状況、車両入園料、キャンプ・宿泊予約を確認してください。

ニューサウスウェールズ州の国立公園に関する参考情報

まとめ:ニューサウスウェールズ州は都市近郊からアウトバックまで国立公園の選択肢が豊富

ニューサウスウェールズ州では、NPWSが890か所以上、760万ヘクタールを超える国立公園・保護区を管理しています。シドニーのすぐ近くから高山、熱帯雨林、アウトバックまで、州内だけで非常に幅広い自然を楽しめます。

初めての旅行なら、ブルー・マウンテンズ、ロイヤル、クーリンガイ・チェイスが訪れやすく、自然をしっかり楽しみたいならコジオスコ、ウォレマイ、ウォランバングルがおすすめです。

北部ではドリゴやバリントン・トップスのゴンドワナ多雨林、西部ではマンゴの古代景観とアボリジナル文化など、シドニーとはまったく違うニューサウスウェールズ州を見ることができます。

国立公園の多くは無料ですが、有料公園では車両デイパスが必要です。訪問当日はLocal alerts、天気、火災・洪水、道路閉鎖を確認し、自然とアボリジナル文化を尊重して楽しんでください。

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クイーンズランド州(Queensland)は、オーストラリアの中でも国立公園の種類が特に豊富な地域です。世界最古級の熱帯雨林、ゴンドワナの森、白砂の島、グレート・バリア・リーフに浮かぶ島々、巨大な砂岩峡谷、アウトバックのオアシスまで、同じ州とは思えないほど景観が変わります。

日本からの旅行者に身近なのは、ケアンズ周辺のデインツリーやウールーヌーラン、ゴールドコースト近郊のラミントンやスプリングブルック、サンシャインコーストのヌーサ、そしてK’gariやウィットサンデー諸島でしょう。一方、内陸へ足を延ばせばカーナーボンやブージャムラのような、まったく違うオーストラリアの風景に出会えます。

クイーンズランド州の国立公園は、基本的にクイーンズランド公園・野生生物局(Queensland Parks and Wildlife Service/QPWS)が管理します。ただし、先住民の伝統的所有者と共同管理される国立公園も増えており、デインツリーのように「CYPAL」と付く公園はその代表例です。

また、州内の国立公園は一律有料ではありません。日帰り利用は無料の公園が多い一方、キャンプは原則として事前予約と料金の支払いが必要で、K’gariのように車両アクセス許可証が必要な場所もあります。

この記事では、日本からクイーンズランド州を訪れる旅行者と在豪邦人向けに、国立公園の管理制度、保護地域の規模、予算、入園料・キャンプ料金、先住民との共同管理を解説したうえで、旅行で訪れたい代表的な国立公園10か所を紹介します。




クイーンズランド州の国立公園とは?

クイーンズランド州の国立公園は、熱帯雨林、亜熱帯雨林、乾燥した内陸部、海岸砂丘、島、サンゴ礁周辺など、州内の多様な自然と文化的価値を保護するために設けられています。

州政府が中心となって管理

オーストラリアでは国立公園の大部分を州・準州政府が管理します。クイーンズランド州ではQPWSが管理の中心です。

世界遺産の国立公園が多い

ウェット・トロピックス、ゴンドワナ多雨林、K’gari、グレート・バリア・リーフなど、世界遺産に関係する国立公園が数多くあります。

「自然を見る場所」だけではない

ウォーキング、キャンプ、4WD、カヌー、野鳥観察、文化体験など、公園ごとに楽しみ方が異なります。

都市の近くにも本格的な自然

ゴールドコーストから1時間ほどでラミントンやスプリングブルックへ、ブリスベンから約1時間でグラス・ハウス・マウンテンズへ行くことができます。

国立公園・保護地域はいくつある?

クイーンズランド州政府は、州内に1,000以上の国立公園その他の保護地域があると案内しています。

国立公園だけでも250以上

QPWSが公開しているカーナーボン国立公園のレンジャー紹介でも、クイーンズランド州には250以上の国立公園があると説明されています。

2025年の保護地域は約1,486万ヘクタール

2025年7月時点で、州内の公的・私的保護地域を合わせた面積は約1,486万ヘクタール、州土の約8.59%でした。

国立公園系の公有保護区は約964万ヘクタール

通常の国立公園、国立公園(科学)、国立公園(アボリジナル土地)、ケープヨーク半島アボリジナル土地国立公園を合わせると、国立公園系の面積だけで約964万ヘクタールに達します。

2026年にも保護地域を拡大

2026年7月には8万2,000ヘクタール以上が新たに保護地域へ追加され、北部ケバナーズ・ウォンバットの生息地を守る新国立公園も設置されました。

誰が管理している?QPWSの役割

クイーンズランド公園・野生生物局(Queensland Parks and Wildlife Service/QPWS)は、国立公園をはじめとする州の保護地域を現場で管理する行政組織です。

レンジャーによる現場管理

遊歩道、キャンプ場、道路、トイレなどの維持管理に加え、山火事対策、外来種駆除、野生動物保護、来園者の安全管理を行います。

公園アラートを運用

洪水、山火事、サイクロン、道路崩落、計画燃焼などによる閉鎖情報は、QPWSの公式サイトで公園ごとに発表されます。

観光利用と自然保護の両立

人気観光地では、展望台や遊歩道を整備しながら、侵食や植生への影響を抑えるための管理も行われています。

旅行者は公式ページを確認

Googleマップや旅行サイトの情報だけでは閉鎖状況が反映されていない場合があるため、出発前に必ずQPWS公式ページを確認してください。

国立公園を支える法律と保護区分

クイーンズランド州の国立公園や自然保護区は、主に自然保護法1992(Nature Conservation Act 1992)に基づいて指定・管理されます。

保護レベルの異なる区分

州有地の保護区には、国立公園(科学)、国立公園、自然保護公園、資源保護区などがあり、法律上の保護レベルが異なります。

先住民所有地の国立公園

国立公園(アボリジナル土地)や国立公園(ケープヨーク半島アボリジナル土地)など、土地所有と共同管理を組み合わせた区分もあります。

自然保護が最優先

観光利用が認められていても、国立公園では自然・文化的価値の保全が管理上の中心となります。

公園内の行為には規制がある

採取、ペット、ドローン、火気、車両走行、商業撮影などは、公園や目的によって禁止または許可制です。

2026/27年度の保護地域予算

クイーンズランド州政府は2026/27年度予算で、国立公園・保護地域ネットワークの拡大と管理に1億1,100万豪ドルを投じると発表しています。

新しい保護地域の取得

環境上重要な土地を取得し、国立公園やその他の保護地域として守るために使われます。

既存国立公園の管理にも投入

害獣・雑草管理、山火事への備え、来園者向け施設の改善など、日常的な国立公園管理にも充てられます。

「国立公園だけの総予算」ではない

この1億1,100万豪ドルは、国立公園だけを対象にした単純な年間運営費ではなく、州の保護地域ネットワーク拡大と管理を含む政策投資です。

州政府管理なので全国予算とは別

連邦政府のパークス・オーストラリアの予算とは別で、クイーンズランド州独自の支出です。



入園料・キャンプ料金・車両許可

クイーンズランド州の国立公園は、日帰り入園自体は無料の場所が多いのが特徴です。ただしキャンプ、4WD乗り入れ、一部レクリエーション・エリアでは料金や許可が必要です。

キャンプは事前予約必須

QPWS管理のキャンプ場は、到着前にキャンプ許可を予約・支払いしておく必要があります。

2026/27年度のキャンプ料金

2026年7月以降の通常料金は、1人1泊7.75豪ドル、家族1泊31.00豪ドルです。5歳未満は無料です。

人気キャンプ場は早めに予約

学校休暇や祝日には混雑しやすいため、公式には人気サイトを6週間以上前から予約することが勧められています。

K’gariでは車両許可が必要

K’gariへ車で入る場合は車両アクセス許可証が必要です。2026年現在、1か月以内は61.80豪ドルです。

全国共通パスはない

クイーンズランド州内でも、公園ごとの利用条件を確認するのが基本です。

先住民との共同管理とCYPAL

クイーンズランド州では、トラディショナル・オーナーとの共同管理が国立公園制度の重要な部分になっています。

CYPALとは?

CYPALは「Cape York Peninsula Aboriginal Land」の略で、ケープヨーク半島のアボリジナル土地にある国立公園を表します。

デインツリーも共同管理

デインツリー国立公園(CYPAL)は、ジャバルビナ・ヤランジ・アボリジナル・コーポレーションとQPWSが共同管理しています。

土地との文化的なつながりを尊重

公園名や地名に伝統的名称が併記されることが増えており、観光客も立入制限、撮影、文化的な案内に従うことが求められます。

共同管理地域は今後も拡大

国立公園の自然保護だけでなく、伝統的知識を生かした火入れや土地管理、文化継承も重視されています。

旅行しやすい季節と地域差

クイーンズランド州は南北に非常に長いため、「国立公園のベストシーズン」を一つに決めることはできません。

ケアンズ以北:5~10月

乾季にあたり、湿度と雨が比較的少なく、デインツリーやウールーヌーランを訪れやすい時期です。

ブリスベン・ゴールドコースト周辺:通年

ラミントン、スプリングブルック、ヌーサは一年中訪問可能ですが、夏は高温多湿、冬は山地で冷えることがあります。

内陸部:4~9月

カーナーボンやブージャムラなどは、夏の高温を避けた涼しい時期が旅行しやすいでしょう。

ウィットサンデー:5~10月

冬から春にかけては比較的乾燥し、5~9月にはザトウクジラを見られる可能性もあります。

国立公園を訪れる際の基本ルール

公園アラートを当日確認

サイクロン、大雨、洪水、山火事、計画燃焼、工事で急に閉鎖されることがあります。

ペットは原則禁止

国立公園では犬などのペットを連れて入れない場所が一般的です。

野生動物に餌を与えない

ディンゴ、カソワリ、ワラビー、鳥などに人の食べ物を与えないでください。

北部ではワニとクラゲに注意

海岸、川、湿地ではクロコダイルや海洋クラゲの警告が出ている場所があります。遊泳可否は必ず現地表示を確認してください。

遠隔地では通信圏外を前提に

オフライン地図、水、食料を準備し、長距離・遠隔地ではPLBや衛星通信機器も検討してください。




デインツリー国立公園

ケアンズ北部にあるデインツリー国立公園(Daintree National Park (CYPAL))は、世界最古級の熱帯雨林を体験できるクイーンズランド州を代表する国立公園です。

モスマン・ゴージとケープ・トリビュレーション

公園は大きく2つのエリアに分かれ、南側にはモスマン・ゴージ、北側にはケープ・トリビュレーションがあります。

2つの世界遺産が接する場所

ウェット・トロピックス世界遺産の熱帯雨林が海まで迫り、グレート・バリア・リーフ世界遺産と近接します。

カソワリの生息地

道路沿いにカソワリが現れることがあるため、熱帯雨林内では速度を落として運転してください。

共同管理の国立公園

東部クク・ヤランジのトラディショナル・オーナーとQPWSが共同で管理しています。

ウールーヌーラン国立公園

ケアンズ南部のウールーヌーラン国立公園(Wooroonooran National Park)は、ウェット・トロピックス世界遺産の山岳熱帯雨林を広く保護する国立公園です。

ジョセフィン滝

ジョセフィン滝は、クイーンズランド州最高峰バートル・フレアから流れる清流が花崗岩の大岩を流れ落ちる人気スポットです。

バートル・フレア登山

経験者なら標高1,611mのバートル・フレア山頂を目指す本格的なブッシュウォーキングもあります。

急な増水に注意

熱帯の大雨で水位が急上昇することがあります。ジョセフィン滝では警告標識と遊泳可能区域を必ず守ってください。

ケアンズから日帰り可能

レンタカーで南へ向かえば、アサートン高原やミッション・ビーチ方面と組み合わせることもできます。

K’gari/グレート・サンディ国立公園

フレーザー・コースト沖にあるK’gari/グレート・サンディ国立公園(K’gari, Great Sandy National Park)は、世界最大の砂の島として知られる世界遺産です。

砂の島に巨大な森と湖

ボーランゴーラ/レイク・マッケンジー、セントラル・ステーション、ワングールバ・クリーク、レイク・ワビーなど景観の変化が非常に大きい島です。

島内走行は本格4WDのみ

道路は砂地で、高車高のローレンジ付き4WDが基本です。一般的なAWDは推奨されていません。

車両アクセス許可証が必要

車で島へ入る前に許可証を購入します。2026年現在、1か月以内61.80豪ドルです。

ディンゴ対策は必須

K’gariのディンゴは保護された野生動物です。餌を与えず、子どもを単独行動させないなど「Be Dingo-Safe」のルールを守ってください。



ヌーサ国立公園

サンシャインコーストのヌーサ国立公園(Noosa National Park)は、街から徒歩でアクセスできる国立公園として旅行者に非常に人気があります。

ヌーサ・ヘッズから歩ける

ヘイスティングス・ストリートやヌーサ・メイン・ビーチ周辺からそのまま海岸ウォークへ入れます。

海岸トラックが人気

ティー・ツリー・ベイ、グラナイト・ベイ、ヘルズ・ゲートなどを結ぶ海岸線は、短時間の散策にも半日ウォークにも向いています。

野生のコアラを探せる

ユーカリ林ではコアラが見つかることがあります。木の上を静かに探してみてください。

混雑するので朝がおすすめ

週末や学校休暇は駐車場が混雑します。徒歩、バス、早朝訪問が便利です。

グラス・ハウス・マウンテンズ国立公園

サンシャインコースト南部のグラス・ハウス・マウンテンズ国立公園(Glass House Mountains National Park)は、平野から突然突き出す火山岩の峰々で知られます。

ティブロガーガン周回

マウント・ティブロガーガンを一周する4.1kmのサーキットは、山をさまざまな方向から眺められる比較的歩きやすいコースです。

マウント・ビアバラム

山頂への3.5km往復コースは非常に急ですが、展望台から周辺の峰々を一望できます。

山頂ルートには高度な技術が必要なものも

一部の峰は急な岩登りを伴い、一般の旅行者向けではありません。公式に案内されているウォーキングコースを選んでください。

ブリスベンから約1時間

レンタカーならブリスベンとサンシャインコーストの移動途中にも立ち寄れます。

ラミントン国立公園

ゴールドコースト内陸部のラミントン国立公園(Lamington National Park)は、ゴンドワナ多雨林世界遺産を代表する国立公園です。

1915年指定の歴史ある国立公園

面積は約2万1,176ヘクタール。マクファーソン山脈に広がる亜熱帯雨林と温帯雨林を守っています。

グリーン・マウンテンズとビナ・ブラ

公園は大きく2つの観光拠点に分かれ、それぞれ多くのウォーキングコースがあります。

滝と展望台が豊富

短い森歩きから一日コースまで選べ、ゴールドコースト平野やニューサウスウェールズ州側を望む展望地点もあります。

携帯圏外に注意

公園内では通信が不安定なので、地図は事前にダウンロードしてください。

スプリングブルック国立公園

スプリングブルック国立公園(Springbrook National Park)は、ゴールドコーストの西側に広がる山岳国立公園です。

ナチュラル・ブリッジ

滝が岩穴を通って流れ落ちる独特の地形で知られ、夜にはグローワームを見ることもできます。

パーリング・ブルック滝

高原から深い谷へ落ちる滝は、スプリングブルックを代表する景観です。

4つの主要セクション

スプリングブルック・プラトー、マウント・クーガル、ナチュラル・ブリッジ、ナミンバ周辺に分かれ、合計約6,558ヘクタールです。

2025~28年に施設更新中

スプリングブルック高原では展望台や遊歩道などの更新事業が進められているため、訪問前に工事情報を確認してください。

ウィットサンデー諸島国立公園

グレート・バリア・リーフに浮かぶウィットサンデー諸島国立公園(Whitsunday Islands National Park)は、海と島の国立公園を代表する存在です。

ホワイトヘブン・ビーチ

真っ白なシリカ砂で知られるホワイトヘブン・ビーチと、ヒル・インレットの景色はクイーンズランド州を代表する観光地です。

島内ウォーキングも充実

ビーチだけでなく展望台や森林トラックがあり、キャンプ場も設けられています。

5~9月はクジラの季節

ウィットサンデー周辺はザトウクジラの繁殖・子育て海域としても重要です。

外来種を島へ持ち込まない

靴やキャンプ用品に付いた土、種、昆虫を取り除いてから島へ渡るよう求められています。

カーナーボン国立公園

中央クイーンズランドのカーナーボン国立公園(Carnarvon National Park)は、白い砂岩の断崖と緑深い峡谷が広がる内陸の名所です。

カーナーボン・ゴージ

半乾燥地帯の中に突然現れるオアシスのような峡谷で、シダ、ヤシ、ユーカリ、豊富な野鳥が見られます。

アボリジナルの岩絵

砂岩の岩陰にはステンシルや彫刻など、非常に重要な文化遺産が残されています。

メイン・ゴージ・トラックは19.4km

最奥まで往復すると約19.4km、8時間、グレード4。体力に合わせて途中のサイド・ゴージまで歩くこともできます。

公園内キャンプは季節限定

カーナーボン・ゴージの主要キャンプ場は、クイーンズランド州の学校休暇期間を中心に開設されます。事前予約が必要です。



ブージャムラ国立公園

クイーンズランド州北西部のブージャムラ国立公園(Boodjamulla National Park)は、かつてローン・ヒル国立公園と呼ばれていた、アウトバックを代表する国立公園です。

エメラルド色の渓谷

乾燥した赤い大地の中を流れるローン・ヒル・クリークは、緑色の水面、ヤシ、赤い砂岩の崖という独特の景色をつくります。

カヌーで楽しめる国立公園

水位や状況が良ければ、渓谷をカヌーやカヤックで巡るのが人気です。

遠隔地なので十分な準備を

最寄りの町からも長距離を走るため、燃料、水、食料、スペアタイヤなどを準備して訪れる必要があります。

アボリジナル土地として拡大

現在は国立公園(アボリジナル土地)の区域が大きく拡大され、伝統的所有者との管理が重要な位置を占めています。

クイーンズランド州の国立公園に関するよくある質問(FAQ)

クイーンズランド州には国立公園がいくつありますか?

州内には250以上の国立公園があり、国立公園以外も含めると1,000以上の保護地域があります。

国立公園の入園料は必要ですか?

日帰り入園は無料の公園が多いですが、キャンプ、車両乗り入れ、特定のレクリエーション・エリアなどは有料・許可制です。

キャンプ料金はいくらですか?

2026年7月以降は通常1人1泊7.75豪ドル、家族1泊31.00豪ドルです。原則として到着前の予約が必要です。

K’gariへレンタカーで行けますか?

高車高・ローレンジ付き4WDが必要で、車両アクセス許可証も必要です。レンタカー会社がK’gariでの走行を許可しているか必ず確認してください。

ケアンズからおすすめの国立公園は?

デインツリー国立公園とウールーヌーラン国立公園がおすすめです。時間があればバロン・ゴージやフィッツロイ島国立公園も候補になります。

ゴールドコーストからおすすめは?

ラミントン国立公園とスプリングブルック国立公園が代表的です。どちらもゴンドワナ多雨林世界遺産に含まれます。

国立公園へ犬を連れて行けますか?

多くの国立公園ではペットは禁止されています。例外や隣接する犬同伴可能エリアを利用する場合は公式サイトで確認してください。

ワニがいる国立公園はありますか?

州北部の河川、湿地、海岸ではクロコダイルの生息域があります。デインツリーやK’gariなどでも公式警告が出ているため、遊泳は現地表示に従ってください。

国立公園は誰が管理していますか?

主にクイーンズランド公園・野生生物局(QPWS)が管理しています。一部はトラディショナル・オーナーと共同管理されています。

訪問当日に確認することは?

QPWSの公園アラート、天気、山火事・洪水情報、道路状況、必要な許可証、キャンプ予約を確認してください。

クイーンズランド州の国立公園に関する参考情報

まとめ:クイーンズランド州は国立公園の種類が非常に豊富

クイーンズランド州には250以上の国立公園があり、その他の保護地域を含めれば1,000か所を超えます。熱帯雨林、砂の島、山岳森林、海洋島、砂岩峡谷、アウトバックまで、その自然環境は驚くほど多様です。

初めての旅行なら、ケアンズからデインツリー、ゴールドコーストからラミントンまたはスプリングブルック、サンシャインコーストではヌーサがおすすめです。時間に余裕があればK’gariやウィットサンデー諸島まで足を延ばすと、さらにクイーンズランドらしい自然を楽しめます。

国立公園の多くは日帰り入園無料ですが、キャンプや4WD乗り入れには予約・許可・料金が必要なことがあります。また、雨季、サイクロン、洪水、山火事による閉鎖も珍しくありません。

出発前には必ずQPWS公式サイトで最新の公園アラートを確認し、トラディショナル・オーナーの文化と自然環境を尊重しながら訪れてください。

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オーストラリア旅行でぜひ訪れたいのが国立公園です。赤い大地が広がるアウトバック、世界最古級の熱帯雨林、巨大な渓谷、雪をいただく山岳地帯、白砂の海岸まで、国立公園を巡るだけでもこの国の自然の幅広さがよく分かります。

ただし、オーストラリアの「国立公園」は、日本の制度とかなり仕組みが違います。名前に「National Park」と付いていても、すべてをオーストラリア連邦政府が一括して管理しているわけではありません。大部分の国立公園は州・準州政府が管理し、連邦政府のパークス・オーストラリアが直接管理する国立公園は6か所です。

また、「オーストラリアには国立公園が何か所あるのか」という質問も少し注意が必要です。国立公園だけなら500以上ありますが、自然保護区、先住民保護地域、私有地の保護区などを含めた陸上保護地域は14,575か所に及びます。名称や管理主体が多様なのがオーストラリアの保護地域制度の特徴です。

旅行者にとっても、管理制度を知っておくと役に立ちます。入園料やパークパス、キャンプ予約、車両規制、犬の持ち込み、ドローン、火災時の閉鎖などのルールは、国全体で統一されているのではなく、州や公園ごとに異なります。

この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、国立公園の仕組み、管轄する行政機関、日本との違い、予算、入園料、先住民との共同管理を解説したうえで、旅行で訪れたい代表的な国立公園10か所を紹介します。




オーストラリアの国立公園とは?

オーストラリアの国立公園は、自然景観や生態系、野生動物、文化遺産を保護しながら、一般の人が自然を体験できるように管理された区域です。

「国立」でも連邦政府管理とは限らない

日本語の「国立公園」から国が直接管理しているイメージを持ちやすいのですが、オーストラリアでは州・準州が国立公園を指定・管理するのが基本です。

公園ごとにルールが違う

無料で入れる公園もあれば、車両入園料や1人ごとの入園料が必要な公園もあります。キャンプ、犬、ドローン、たき火、4WD走行などの規則も州や公園ごとに違います。

自然だけでなく文化も守る

オーストラリアの国立公園では、動植物や地形の保護に加え、アボリジナルやトレス海峡諸島民の文化、岩絵、聖地、伝統的な土地とのつながりも重要な管理対象です。

旅行前は必ず公式サイトを確認

山火事、洪水、サイクロン、道路工事、文化行事、野生動物管理などで、道路やウォーキング・トラックが突然閉鎖されることがあります。

世界で2番目の国立公園から始まった歴史

オーストラリアの国立公園の歴史は古く、シドニー南部にある現在のロイヤル国立公園(Royal National Park)が1879年に設置されました。

世界で2番目に古い国立公園

世界初の国立公園は1872年のアメリカ・イエローストーン。ロイヤル国立公園はその7年後に誕生し、世界で2番目の国立公園とされています。

当初は都市住民の保養地という役割

19世紀後半のシドニーでは人口増加と都市化が進み、自然の中で市民が休養できる場所を確保する考えが国立公園設置の大きな理由でした。

現在は自然保護が中心

その後、国立公園の役割は生態系、希少種、原生地域、文化遺産の保護へ大きく広がりました。

各州へ制度が広がった

ニューサウスウェールズ州に続き、南オーストラリア州、ビクトリア州、西オーストラリア州、クイーンズランド州、タスマニア州でも国立公園制度が整備されていきました。

国立公園はいくつある?

オーストラリアには500以上の国立公園があり、合計約2,800万ヘクタールを占めます。ただし、これは「National Park」という名称・区分の公園を中心とした数字です。

保護地域全体では14,575か所

連邦政府のCAPAD 2024では、2024年6月30日時点で陸上保護地域が14,575か所、国土の22.57%を占めています。

2025年9月には国土の24.92%へ

その後、新たな先住民保護地域が追加され、2025年9月時点では陸上保護地域が国土の24.92%まで拡大しています。

「14,575=国立公園」ではない

この数字には国立公園だけでなく、自然保護区、州立保護区、先住民保護地域、民間保護区などが含まれます。「オーストラリアに国立公園が1万か所以上ある」という意味ではありません。

海洋保護区も非常に広い

2026年公表の情報では、オーストラリアの海域の52%が何らかの海洋保護地域に含まれています。

誰が管轄している?連邦・州・準州の役割

オーストラリアの国立公園制度を理解するうえで最も重要なのが、連邦制のため、国立公園の大部分を州・準州政府が管理しているという点です。

連邦政府のパークス・オーストラリア

パークス・オーストラリア(Parks Australia)は、連邦政府の気候変動・エネルギー・環境・水省の中に置かれ、国立公園局長を支える組織です。

連邦政府が管理する国立公園は6か所

カカドゥ、ウルル=カタ・ジュタ、ブーデリー、クリスマス島、プル・キーリング、ノーフォーク島の6国立公園が連邦政府の管轄です。

州・準州の権限が大きい

ブルー・マウンテンズ、コジオスコ、グランピアンズ、カリジニ、クレイドル・マウンテンなど、旅行者に有名な多くの国立公園は州政府が管理しています。

一つの「オーストラリア国立公園庁」が全部を管理しているわけではない

そのため、入園料、パス、予約サイト、レンジャー組織、キャンプ規則なども州ごとに別です。

州・準州別の主な国立公園管理機関

管轄 主な管理機関 代表的な国立公園
連邦 パークス・オーストラリア カカドゥ、ウルル=カタ・ジュタ
ニューサウスウェールズ州 NSW国立公園・野生生物局 ブルー・マウンテンズ、コジオスコ
ビクトリア州 パークス・ビクトリア グランピアンズ、ウィルソンズ・プロモントリー
クイーンズランド州 クイーンズランド公園・野生生物局 デインツリー、グレート・サンディ
西オーストラリア州 公園・野生生物サービス/DBCA カリジニ、ナンバン
南オーストラリア州 南オーストラリア国立公園・野生生物局 フリンダース・チェイス
タスマニア州 タスマニア公園・野生生物局 フレシネ、クレイドル・マウンテン
ノーザンテリトリー ノーザンテリトリー公園・野生生物委員会 ワタルカなど
オーストラリア首都特別地域 ACT公園・保全サービス ナマジ国立公園

行政再編で所属省庁名が変わることはありますが、旅行者が実際に確認すべきなのは、各州・準州の公式公園サイトです。



日本の国立公園との違い

日本にも国立公園がありますが、オーストラリアとは制度の考え方がかなり異なります。

項目 オーストラリア 日本
国立公園数 500以上 35か所
主な管理主体 州・準州政府 国が指定、環境省が制度・管理を担う
土地所有 公有保護区が多いが、保護地域全体では先住民・民間管理も多い 国有地・公有地・私有地をまたいで指定
制度の特徴 州ごとの法律・管理制度が強い 地域制自然公園制度
入園料 州・公園ごとに異なる 一般的な国立公園入園自体は無料が多い

日本は「土地を国が所有して国立公園にする」制度ではない

日本の国立公園は土地所有者に関係なく区域を指定する「地域制自然公園制度」で、農地、集落、私有地も公園内に含まれます。

日本は35か所・国土の約6.5%

2026年現在、日本の国立公園は35か所で、陸域面積は国土の約6.5%です。

面積割合を単純比較しない

オーストラリアの「国土の24.92%」は国立公園だけではなく、各種保護区や先住民保護地域などを含む数字です。日本の国立公園6.5%とそのまま比較することはできません。

どちらも地域との協働が重要

日本では国、都道府県、自治体、土地所有者、地域住民などが協力して管理します。オーストラリアでは州政府に加え、トラディショナル・オーナーとの共同管理が大きな特徴です。

国立公園の予算はどれくらい?

オーストラリアには「全国すべての国立公園をまとめた単一予算」はありません。ほとんどの国立公園を州・準州が管理しているため、連邦政府と各州政府の予算に分かれています。

連邦の国立公園局長:2026/27年度の事業費は約1億8,360万豪ドル

2026/27年度の連邦政府予算資料では、国立公園局長のプログラム支出は約1億8,360万豪ドル、年間予算措置は約1億4,984万豪ドルです。

この金額は「全国500以上の国立公園の予算」ではない

国立公園局長の所管には、6つの連邦国立公園だけでなく、オーストラリア国立植物園や60のオーストラリア海洋公園も含まれます。州が管理する国立公園の予算は別です。

州政府の費用も大きい

レンジャー人件費、山火事対策、外来種駆除、道路・トイレ・遊歩道整備、ビジターセンター、災害復旧などは州の公園当局や関連部局の予算から支出されます。

日本の2026年度「自然公園等事業費」は約71.8億円

環境省の令和8年度予算では、自然公園等事業費が約71億8,095万円。その内訳として国立公園等整備費約28億2,364万円、国立公園等維持管理費23億8,000万円、自然環境整備交付金19億1,000万円などが計上されています。

日豪の予算額は直接比較できない

管轄する公園数、土地制度、州政府負担、海洋公園の扱い、整備費をどの勘定に入れるかが異なるため、単純に「どちらが多く使っている」とは判断できません。

入園料・パークパスの仕組み

オーストラリアには全国共通の国立公園パスはありません。旅行先に合わせて州・準州、または個別公園のパスを確認します。

カカドゥとウルルはそれぞれ別のパス

連邦管理の公園でも一つの全国共通券ではありません。カカドゥ、ウルル=カタ・ジュタ、ブーデリーはそれぞれ公式サイトでパスを購入します。

2026年のカカドゥは一時的な割引料金

2026年7月1日~10月31日は7日間パスが雨季料金へ引き下げられ、大人25豪ドル、子ども12.50豪ドル、家族65豪ドルとなっています。

タスマニアは周遊パスが便利

タスマニアでは複数国立公園を巡る旅行者向けのパークパス制度があり、クレイドル・マウンテンには別の入園・シャトル条件があります。

州によって無料の公園も多い

ビクトリア州の多くの国立公園は日帰り入園が無料ですが、キャンプや一部施設は有料です。ニューサウスウェールズ州や西オーストラリア州では、公園や車両ごとに入園料が設定される場所があります。

料金より「予約が必要か」も重要

キャンプ場、人気のロングトレイル、シャトルバスなどは事前予約が必要なことがあります。無料の公園でも予約制の施設はあります。

先住民との共同管理

オーストラリアの国立公園を理解するうえで欠かせないのが、トラディショナル・オーナーと政府による共同管理です。

カカドゥ、ウルル、ブーデリーはアボリジナル所有地

この3つの連邦国立公園はアボリジナルの人々が土地を所有し、国立公園局長へリースしたうえで共同管理されています。

管理委員会では先住民側が中心

連邦の一部国立公園では、管理委員会の多数をトラディショナル・オーナー側の代表が占めます。

先住民保護地域は保護地域全体の大きな割合

2024年時点で、先住民保護地域はオーストラリアの陸上保護地域全体の約49%を占め、8,500万ヘクタールを超えています。

観光客も文化的なルールを守る

撮影禁止区域、立入禁止区域、儀式に伴う一時閉鎖などは、単なる観光上の制限ではなく文化的な意味があります。現地の案内に従ってください。




カカドゥ国立公園

ノーザンテリトリーのカカドゥ国立公園(Kakadu National Park)は、約2万平方キロメートルに及ぶオーストラリア最大級の国立公園で、自然と文化の両方が世界遺産に登録されています。

岩絵と湿地が見どころ

ウビア、ブルンクイ、イエロー・ウォーターなど、アボリジナル文化と湿地の野生動物を同時に体験できます。

ダーウィンから2~3日以上がおすすめ

公園が非常に広く、ダーウィンからの日帰りだけでは一部しか見られません。できれば公園内またはジャビル周辺に宿泊すると余裕があります。

乾季でも道路状況を確認

季節によって冠水や4WD専用道路があり、同じ場所でもアクセス条件が大きく変わります。

2026年はジム・ジム滝、ツイン・フォールズ方面が閉鎖

サイクロン被害後の道路・施設工事のため、ジム・ジム滝とツイン・フォールズ一帯は2026年シーズンを通して閉鎖され、2027年乾季の再開が予定されています。

ウルル=カタ・ジュタ国立公園

ノーザンテリトリー中央部のウルル=カタ・ジュタ国立公園(Uluṟu-Kata Tjuṯa National Park)は、オーストラリアを象徴する国立公園です。

ウルルだけでなくカタ・ジュタも

ウルル・ベース・ウォークに加え、カタ・ジュタのウォルパ・ゴージやバレー・オブ・ザ・ウインズも見逃せません。

アナングが所有し共同管理

この土地はアナングの人々が所有し、パークス・オーストラリアと共同で管理しています。

夏は高温対策が重要

10月~3月は非常に暑くなるため、長いウォーキングは早朝に行います。気温によって一部トラックが午前中に閉鎖される場合があります。

撮影禁止区域を守る

ウルル周辺には文化的理由から撮影してはいけない場所があります。標識がある場所ではカメラやスマートフォンを向けないでください。

デインツリー国立公園

クイーンズランド州北部のデインツリー国立公園(Daintree National Park (CYPAL))は、世界最古級の熱帯雨林を体験できる国立公園です。

モスマン・ゴージとケープ・トリビュレーション

南側のモスマン・ゴージと、デインツリー川を渡った北側のケープ・トリビュレーション周辺が旅行者に人気です。

熱帯雨林とサンゴ礁が接近

ウェット・トロピックス世界遺産の熱帯雨林が海まで迫り、場所によってはグレート・バリア・リーフとのつながりを感じられます。

東部クク・ヤランジのカントリー

現在は東部クク・ヤランジのトラディショナル・オーナーとの共同管理が進められています。

雨季は道路・川の状況を確認

12~4月頃は大雨やサイクロンの影響を受けることがあります。レンタカー利用時は道路情報も確認してください。



ブルー・マウンテンズ国立公園

シドニーから日帰りしやすいブルー・マウンテンズ国立公園(Blue Mountains National Park)は、日本からの旅行者にも最も訪れやすい国立公園のひとつです。

スリー・シスターズだけではない

エコー・ポイント、ウェントワース滝、ゴベッツ・リープ、グランド・キャニオンなど、広いエリアに展望台とウォーキング・トラックがあります。

公園内には140km以上のトラック

短い展望台散策から数時間の渓谷歩き、泊まりがけのウォークまで選べます。

シドニーから電車でも行ける

カトゥーンバ、ルーラ、ブラックヒース、ウェントワース・フォールズまでは鉄道でアクセスできます。

大雨・山火事後は閉鎖情報を確認

豪雨で崖や階段が損傷したり、山火事で広範囲が閉鎖されたりすることがあります。接続トラックも含めて公式アラートを確認してください。

コジオスコ国立公園

ニューサウスウェールズ州南部のコジオスコ国立公園(Kosciuszko National Park)は、オーストラリア本土最高峰のコジオスコ山を含むアルパイン地域です。

夏はハイキング、冬は雪

暖かい季節はコジオスコ山頂へのウォーキング、冬はスキーやスノーボードの拠点になります。

スレドボから山頂へ

スレドボのチェアリフトを使えば、比較的短い距離でオーストラリア本土最高地点を目指せます。

高山植物を守る

アルパイン環境は非常に壊れやすいため、ボードウォークや指定された道から外れないようにします。

冬は車両装備の規則あり

雪の季節はタイヤチェーンや道路規制に注意が必要です。レンタカー会社の規約も確認してください。

グランピアンズ(ガリワード)国立公園

ビクトリア州西部のグランピアンズ(ガリワード)国立公園(Grampians (Gariwerd) National Park)は、岩山、展望台、滝、アボリジナルの岩絵で知られます。

メルボルンから約3時間

ホールズ・ギャップを拠点に、ピナクル、マッケンジー滝、ボロニア・ピークなどを巡るのが定番です。

野生動物も見つけやすい

ホールズ・ギャップ周辺ではカンガルー、ワラビー、エミューなどを見る機会があります。

文化遺産の価値も高い

ガリワードはジャードワジャリ、ジャブ・ウルンの人々をはじめとするトラディショナル・オーナーにとって重要な文化的景観です。

2024/25年山火事の復旧が継続

大規模山火事で13万5,000ヘクタール以上が影響を受け、多くの場所は再開していますが、2026年も一部施設・トラックの復旧作業が続いています。

クレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園

タスマニアを代表するクレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園(Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)は、氷河湖、高山草原、温帯雨林を一度に楽しめる国立公園です。

初心者ならダブ・レイク

ダブ・レイク・サーキットは6km、2~3時間程度で、クレイドル・マウンテンらしい景色を無理なく楽しめます。

本格派にはオーバーランド・トラック

通常6日ほどかけて歩くオーバーランド・トラックは、オーストラリアを代表する長距離トレイルです。

公園内はシャトルバス利用が基本

シャトル運行時間中は一般車両の乗り入れが制限され、ビジターセンターでパークパスを確認してシャトルへ乗ります。

夏でも雪の可能性

高地では季節に関係なく低温、強風、雪があり得ます。短いウォークでも雨具と防寒着を用意してください。

フレシネ国立公園

タスマニア東海岸のフレシネ国立公園(Freycinet National Park)は、花崗岩の山と白砂の入り江が美しい国立公園です。

ワイングラス・ベイが代表景観

展望台までは2.6km往復。階段はありますが、短時間でタスマニアを代表する景色を見られます。

経験者ならマウント・エイモス

急な花崗岩のスラブを登るため、雨天時は危険です。距離の短さだけで選ばないようにしてください。

コールズ・ベイを拠点に

ホバート、ローンセストンのどちらからも日帰りできますが、コールズ・ベイに1泊すると朝夕の静かな時間を楽しめます。

パークパスが必要

タスマニアの国立公園へ入るには有効なパークパスが必要です。複数公園を回る場合は周遊型パスを比較してください。

カリジニ国立公園

西オーストラリア州ピルバラ地方のカリジニ国立公園(Karijini National Park)は、赤い岩肌の深い峡谷と天然プールで知られます。

ジョフル・フォールズやデールズ・ゴージ

フォーテスキュー滝、ファーン・プール、ハマースリー・ゴージなど、地質のスケールを感じる場所が点在しています。

パースからは飛行機+レンタカーが現実的

パースから陸路では非常に遠く、旅行者はパラバードゥーやニューマン方面へ飛び、車で巡る方法が一般的です。

峡谷は難易度表示を必ず確認

浅い散策路から、水の中を歩いたり手を使って岩場を進んだりする難しい区間まであります。

夏の高温・雨季を避ける

5~9月頃が比較的旅行しやすく、夏は極端な高温やサイクロン、鉄砲水の危険があります。



フリンダース・チェイス国立公園

南オーストラリア州カンガルー島(Kangaroo Island)西部のフリンダース・チェイス国立公園(Flinders Chase National Park)は、海岸地形と野生動物を楽しめる代表的な国立公園です。

リマーカブル・ロックス

海を見下ろす花崗岩の巨岩群は、カンガルー島を代表する景観です。

アドミラルズ・アーチ

波と風で削られた天然の岩のアーチ周辺では、ニュージーランド・オットセイのコロニーを観察できます。

2026年は新しいビジターセンターも利用可能

公園入口近くのビジターセンターで、最新の道路、天候、散策路、入園料などを確認できます。

強風・雨で一部アクセスが変わる

荒天時にはリマーカブル・ロックスやアドミラルズ・アーチが安全上閉鎖される場合があります。未舗装道路も雨後は閉鎖されることがあります。

オーストラリアの国立公園に関するよくある質問(FAQ)

オーストラリアには国立公園がいくつありますか?

国立公園は500以上あります。一方、国立公園以外も含む陸上保護地域はCAPAD 2024で14,575か所です。両者は別の数字です。

国立公園はオーストラリア連邦政府が管理しているのですか?

一部のみです。パークス・オーストラリアが直接管理する連邦国立公園は6か所で、大部分は州・準州政府の公園当局が管理しています。

日本の国立公園との一番大きな違いは?

日本は国が35の国立公園を指定する地域制自然公園制度で、私有地や集落も含みます。オーストラリアでは州・準州が管理する国立公園が圧倒的に多い点が大きな違いです。

オーストラリアの国立公園は有料ですか?

公園によります。無料の公園も多く、1人ごと、車両ごと、州のパスなど料金体系も異なります。キャンプやシャトルだけ有料の場合もあります。

全国共通の国立公園パスはありますか?

ありません。州・準州または個別公園ごとのパスを確認してください。

国立公園へ犬を連れて行けますか?

多くの国立公園ではペットの犬は禁止されています。州や公園によって例外があるため、必ず公式ルールを確認してください。

ドローンは飛ばせますか?

航空法に加えて公園管理者の規則が適用されます。許可が必要、または原則禁止の公園があるため、持参前に確認してください。

山火事の日でも国立公園へ入れますか?

高い火災危険度の日には公園や一部区域が閉鎖されることがあります。出発当日に州の火災情報と公園アラートを確認してください。

一番おすすめの国立公園はどこですか?

初めてならシドニーから行きやすいブルー・マウンテンズ、オーストラリアらしい景観ならウルル=カタ・ジュタ、熱帯自然ならカカドゥやデインツリー、山歩きならクレイドル・マウンテンがおすすめです。

国立公園を訪れる前に何を確認すればよいですか?

公式サイトで入園料、パークパス、予約、道路・トラック閉鎖、天気、火災危険度、日の入り時刻、キャンプやペットのルールを確認してください。

オーストラリアの国立公園に関する参考情報

まとめ:オーストラリアの国立公園は「州ごとの違い」を知ると分かりやすい

オーストラリアには500以上の国立公園がありますが、そのほとんどは連邦政府ではなく州・準州が管理しています。パークス・オーストラリアが直接管理する国立公園は6か所だけです。

国立公園以外の自然保護区、先住民保護地域、民間保護区まで含めると、陸上保護地域は14,575か所。2025年9月時点では国土の24.92%が保護地域に含まれています。

日本の国立公園は35か所で、土地の所有に関係なく区域を指定する地域制自然公園制度です。オーストラリアとは管理主体も土地制度も違うため、面積や予算を単純比較するのではなく、制度の違いを理解することが大切です。

旅行者にとっては、国立公園ごとの公式サイトを確認するのが基本です。入園料、パークパス、予約、道路・トラックの閉鎖、山火事情報、文化的な立入制限まで確認したうえで、その土地の自然と文化を尊重して楽しんでください。

オーストラリアの旅行手配

トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

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タスマニア島(Tasmania)は、オーストラリアでも特にブッシュウォーキングが盛んな地域です。ホバート(Hobart)の背後にそびえるクナニ/マウント・ウェリントンから、タスマン半島、フレシネ、クレイドル・マウンテン、マウント・フィールド、ハーツ・マウンテンズまで、日帰りで歩けるコースだけでも驚くほど種類があります。

オーストラリアでいうブッシュウォーキング(Bushwalking)は、日本語のハイキングや山歩きに近い言葉です。ただしタスマニアでは、森の遊歩道だけでなく、岩場、急斜面、海岸の断崖、高山帯まで含まれます。

タスマニアで最も大切なのは、距離や標高だけで難易度を判断しないことです。夏でも雪、みぞれ、強風、冷たい雨があり、山では数時間で天候が大きく変わることがあります。晴れていても、防水ジャケット、防寒着、十分な水、地図を持って歩くのが基本です。

2026年8月現在、モンテズマ・フォールズの通常ウォーキング・トラックは倒木と地滑りのため閉鎖中です。また、タスマン半島のタスマン・アーチとデビルズ・キッチン周辺では2026年9月18日まで工事による閉鎖があります。一方、ケープ・ハウイ・トラック自体は2026年の年次閉鎖対象外です。

この記事では、日本からタスマニアを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、おすすめブッシュウォーキング10コース、難易度、所要時間、アクセス、安全対策、服装、持ち物、低体温症やヘビへの備えまでまとめて紹介します。




タスマニアのブッシュウォーキングとは?

タスマニアでは、観光地の短い散策も、標高1,000mを超える山岳コースも、どちらもブッシュウォーキングとして親しまれています。

世界遺産の大自然を日帰りで歩ける

クレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園、マウント・フィールド国立公園、ハーツ・マウンテンズ国立公園など、タスマニア原生地域世界遺産の一部を日帰りで歩けます。

海岸トレイルも充実

タスマン国立公園のケープ・ハウイやフレシネ国立公園(Freycinet National Park)のワイングラス・ベイ周辺では、海と山の両方を楽しめます。

短い距離でも難しいコースがある

マウント・エイモスは3.6kmしかありませんが、急な花崗岩の一枚岩を登るためグレード4です。

天候が最大の注意点

タスマニアの山岳地帯では一年中、雨、雪、強風、低温の可能性があります。「天気が悪ければ引き返す」判断が非常に重要です。

グレード1~5の難易度

タスマニア州公園・野生生物局では、ウォーキングコースをグレード1~5で分類しています。

グレード 目安 旅行者向けの考え方
1 平坦で整備された道 初心者、家族連れ向け
2 歩きやすい路面、多少の坂や階段 一般的な旅行者向け
3 急坂、荒れた路面、階段あり ある程度の体力が必要
4 長い、急、岩場やぬかるみあり ブッシュウォーキング経験者向け
5 非常に険しい、岩登り・ナビゲーション力が必要 十分な経験と装備が必要

特にグレード4~5は、晴天時の観光ハイキングとは別物です。体力だけでなく、天候判断、地図、装備まで含めて準備してください。

おすすめの季節

12~3月が最も歩きやすい

日が長く、平均的には気温も穏やかなため、多くの山岳コースで最も歩きやすい時期です。ただし夏でも雪や低温はあります。

4月は紅葉が見どころ

マウント・フィールドのターン・シェルフでは、ファガスと呼ばれる落葉性のナンキョクブナが黄色やオレンジに色付きます。

冬は経験者向け

クレイドル・マウンテン、マウント・フィールド、ハーツ・マウンテンズでは雪や凍結があり、トラックが見えなくなることがあります。

海岸は通年歩けるが強風に注意

タスマン半島やフレシネは通年歩けますが、崖の上では強風、雨、濡れた岩に注意してください。

クナニ/マウント・ウェリントン・オーガン・パイプス

ホバートの背後にあるウェリントン・パーク(Wellington Park)のオーガン・パイプス・サーキット(Organ Pipes Circuit)は、街の近くで本格的な山の景色を楽しめる人気コースです。

約9.2kmの周回コース

ザ・スプリングスからピナクル・トラックを登り、巨大なドレライトの柱状岩壁、歴史ある山小屋、森林をつないで周回します。

ホバートから最も行きやすい本格コース

ザ・スプリングスまでは車のほか、ホバート中心部から運行されるマウント・ウェリントン方面のシャトルバスを利用できます。

夏でも防寒着が必要

標高が上がるほど気温が下がり、みぞれ、雪、冷たい南風が急に来ることがあります。

極端な火災危険度の日は閉鎖

ウェリントン・パークはエクストリームまたはカタストロフィックの火災危険度の日には閉鎖されます。

ケープ・ハウイ

タスマン国立公園(Tasman National Park)のケープ・ハウイ・トラック(Cape Hauy Track)は、タスマニアを代表する海岸ブッシュウォーキングです。

9.4km往復・約4時間・グレード3

フォーテスキュー・ベイから森とヒースランドを抜け、長い石段を上り下りしながら岬へ向かいます。

海から立ち上がる断崖

岬の先端では、巨大なドレライトの柱が海へ垂直に落ちる迫力ある景色を楽しめます。

クジラや海鳥も

季節によっては沖を移動するクジラや海鳥、ワシなどを見ることがあります。

2026年の年次閉鎖対象外

スリー・ケープス・トラックは毎年保守・燃焼作業で一時閉鎖されますが、2026年のケープ・ハウイ往復トラックはその閉鎖対象外でした。



ワイングラス・ベイ・ルックアウト

フレシネ国立公園のワイングラス・ベイ・ルックアウト(Wineglass Bay Lookout)は、タスマニアで最も有名な短時間ウォークのひとつです。

2.6km往復・1~1時間30分・グレード3

ウォーキング・トラック駐車場から石段を登り、ワイングラス・ベイの曲線と白砂を見渡す展望台へ向かいます。

初心者でも挑戦しやすい

階段と登り坂はありますが、標識が分かりやすく、時間も比較的短いため、旅行者が最初に選びやすいコースです。

崖の外へ出ない

展望台周辺は急斜面と崖があります。柵や指定されたトラックの外へ出ないでください。

夏は朝がおすすめ

日中は観光客が増え、日差しも強くなります。静かに歩きたいなら早い時間が向いています。

マウント・エイモス

マウント・エイモス(Mount Amos)は、ワイングラス・ベイをより高い位置から眺めたい経験者向けのコースです。

3.6km往復・約3時間・グレード4

距離は短いですが、急な花崗岩のスラブを登る区間が多く、手を使う場面もあります。

濡れている時は歩かない

タスマニア州公園・野生生物局は、雨天時や雨が予想される日は歩かないよう明確に注意しています。濡れた花崗岩は非常に滑りやすく危険です。

山頂からワイングラス・ベイを一望

晴れた日は、ワイングラス・ベイとフレシネ半島を見下ろす素晴らしい景色が広がります。

子どもや高所が苦手な人には不向き

急斜面と露出した岩場があるため、短距離だからと気軽に選ばないでください。

ダブ・レイク・サーキット

クレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園(Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)のダブ・レイク・サーキット(Dove Lake Circuit)は、タスマニアを代表する日帰りウォークです。

6km周回・2~3時間・グレード3

氷河湖のダブ・レイクを時計回りに一周し、クレイドル・マウンテンの景色、ボールルーム・フォレストの温帯雨林を楽しみます。

初めてのクレイドル・マウンテンに最適

本格登山ほど難しくなく、それでも高山植物、湖、森林とクレイドル・マウンテンらしい景観を一度に楽しめます。

シャトルバス利用が基本

シャトルバス運行時間中は一般車両で国立公園内へ入れないため、ビジターセンターからシャトルを利用します。

天候急変に注意

湖畔でも雪、強風、冷たい雨になることがあります。夏でも防水・防寒装備を持ってください。

クレイドル・マウンテン・サミット

クレイドル・マウンテン・サミット(Cradle Mountain Summit)は、この記事で紹介する中でも特に難しい本格登山です。

12.8km往復・約8時間・グレード5

標高差約600mで、山頂直下は大きな岩を越えるスクランブリングが続きます。

好天時のみ

強風、雨、雪が予想される日は不向きです。濡れた岩や雪の上では難易度が大きく上がります。

十分な経験と装備が必要

ナビゲーション、応急処置、悪天候への対応ができる経験者向けです。

無理なら途中で引き返す

マリオンズ・ルックアウトやクレーター・レイクまででも十分に景色を楽しめるため、天候が悪化したら山頂にこだわらないでください。




マウント・フィールド・スリー・フォールズ・サーキット

マウント・フィールド国立公園(Mount Field National Park)のスリー・フォールズ・サーキット(Three Falls Circuit)は、滝と原生林を気軽に楽しめる人気コースです。

6km周回・2~2時間30分・グレード3

ラッセル・フォールズ、ホースシュー・フォールズ、レディー・バロン・フォールズを巡ります。

ホバートから約1時間

日帰りしやすく、山岳コースほど天候リスクが高くないため、初めてのタスマニア旅行にも向いています。

巨大なユーカリ林も見どころ

トール・ツリーズ・ウォークを組み合わせれば、世界でも有数の高さになるスワンプ・ガムを間近に見られます。

強風時は閉鎖の可能性

大木の枝が落下する危険があるため、強風や嵐の際は一部トラックが閉鎖されることがあります。

ターン・シェルフ

マウント・フィールド高原部のターン・シェルフ(Tarn Shelf)は、氷河湖が点在するタスマニアらしい高山コースです。

12km周回・5~6時間・グレード3

レイク・ドブソンから高原へ上がり、ターン・シェルフ、レイク・ニューゲート、トワイライト・ターン、レイク・ウェブスターを巡ります。

秋のファガスが有名

4月頃は落葉性のナンキョクブナが黄金色に染まり、タスマニアでも特に人気のある紅葉スポットになります。

冬は雪で難易度が上がる

雪でトラックが見えなくなり、通行不能になることもあります。スキーやスノーシューが必要な状況もあります。

レイク・ドブソン道路に注意

公園入口からレイク・ドブソンまでは未舗装道路で、雪の際はチェーンが必要になったり道路自体が閉鎖されたりします。

ハーツ・ピーク

ハーツ・マウンテンズ国立公園(Hartz Mountains National Park)のハーツ・ピーク(Hartz Peak)は、タスマニア南西部の原生地域を望む本格的な山歩きです。

7.4km往復・3~5時間・グレード4

高山植物のボードウォーク、レイク・エスペランス、レディース・ターンを通り、最後に岩場を登って標高1,254mの山頂へ向かいます。

晴天時の景色は圧巻

山頂からフェデレーション・ピークやプレシピタス・ブラフなど、南西部の山々を見渡せます。

一年中ブリザードの可能性

公式案内では、どの月でもほとんど前触れなく吹雪になる可能性があると注意しています。

冬は道路閉鎖も

最後の約10.5kmは未舗装道路で、積雪時は閉鎖される場合があります。



リフィー・フォールズ

リフィー・フォールズ州立保護区(Liffey Falls State Reserve)のリフィー・フォールズ・ウォーク(Liffey Falls Walk)は、ローンセストン(Launceston)周辺で気軽に楽しめる森歩きです。

上部駐車場から2km往復・約45分・グレード2

温帯雨林の中を歩き、アレクサンドラ、ホープトン、アルバート、リフィーの4つの滝を順に見ていきます。

初心者・家族連れ向け

道は比較的歩きやすく、タスマニアの雨林と滝を短時間で楽しめます。

ローンセストンから約1時間

北部を旅行する人にとって、クレイドル・マウンテンへ行くほど時間が取れない日にもおすすめです。

大型車は下部駐車場へ

上部駐車場へ向かう道は狭く曲がりくねっており、バス、キャンピングカー、大型車には向きません。

おすすめコース比較

コース 距離・時間 特徴
オーガン・パイプス 約9.2km ホバート近郊、岩壁・山岳景観
ケープ・ハウイ 9.4km・約4時間 海岸断崖、グレード3
ワイングラス・ベイ 2.6km・1~1.5時間 絶景、旅行者向け
マウント・エイモス 3.6km・約3時間 急な岩場、グレード4
ダブ・レイク 6km・2~3時間 湖・森林、グレード3
クレイドル山頂 12.8km・約8時間 岩登り、グレード5
スリー・フォールズ 6km・2~2.5時間 滝・原生林
ターン・シェルフ 12km・5~6時間 高山湖・紅葉
ハーツ・ピーク 7.4km・3~5時間 高山、グレード4
リフィー・フォールズ 2km・約45分 初心者、温帯雨林

ホバート・ローンセストンからのアクセス

ホバートから日帰りしやすい

クナニ/マウント・ウェリントンは市内からすぐ、マウント・フィールドは約1時間、ハーツ・マウンテンズは約1時間30分です。

タスマン半島は約1時間30分

ケープ・ハウイのスタート地点フォーテスキュー・ベイまでは、ホバートから車で約1時間30分が目安です。

フレシネはホバート・ローンセストン双方から約2.5~3時間

ワイングラス・ベイやマウント・エイモスは日帰りできますが、移動時間が長いためコールズ・ベイで1泊すると余裕があります。

クレイドル・マウンテンは宿泊推奨

ホバートからは距離があるため、短期旅行でもクレイドル・マウンテン周辺に1泊する方が現実的です。

レンタカーが最も便利

タスマニアの主要ブッシュウォーキング地点は公共交通が限られます。旅行者にはレンタカーが最も実用的です。

基本装備・持ち物

防水ジャケット

山岳コースでは夏でも必須です。できればフード付きで、防水性と防風性の高いものを選びます。

防寒着

フリース、ウール、化繊の中間着、ニット帽、手袋などを持ちます。綿の服は濡れると体温を奪いやすいため、山では避ける方が無難です。

丈夫な靴

グレード3以上では、滑りにくいトレッキングシューズやブーツがおすすめです。

水・食料

予定より長くかかることを想定し、十分な飲料水と余分な行動食を持ってください。

地図・モバイルバッテリー

携帯電話が圏外になる場所が多いため、オフライン地図を保存し、長いコースでは紙地図も用意します。

地図・通信・PLBなどの安全対策

出発前に誰かへ行程を伝える

コース名、スタート地点、同行者、帰着予定時刻を家族や友人に伝えてください。

登山者登録簿を利用する

登山口にログブックがある場合は必ず記入し、帰着時にも記録します。

遠隔地ではPLB

クレイドル・マウンテン山頂、ハーツ・ピーク、長時間の高山コースではPLB(Personal Locator Beacon)の携行を強く検討してください。

携帯電話だけに頼らない

タスマニアの国立公園では通信圏外が珍しくありません。Emergency+アプリは便利ですが、通信できない場所ではPLBや衛星通信機器が必要になります。

低温・雨・雪・山火事への備え

夏でも低体温症に注意

雨、強風、低温が重なると夏でも低体温症になる可能性があります。防水・防寒装備を持たずに高山へ入らないでください。

雪で道が消える

クレイドル・マウンテン、ターン・シェルフ、ハーツ・ピークでは積雪によってトラックが見えなくなることがあります。

濡れた花崗岩は危険

マウント・エイモスは雨天時に非常に滑りやすくなります。曇りでも雨が予想される日は中止してください。

10~3月は山火事にも注意

高温・乾燥・強風の日には火災リスクが高まります。出発前にタスマニア州公園・野生生物局のアラートと火災情報を確認してください。

現在閉鎖中のコースも確認

2026年8月現在、モンテズマ・フォールズの通常ウォーキング・トラックは倒木・地滑りのため閉鎖されています。人気コースでも急に閉鎖されることがあるため、前日と当日の確認が必要です。



ヘビ・野生動物・自然保護の注意

タスマニアにも毒ヘビがいる

タイガー・スネーク、ローランド・カッパーヘッド、ホワイト・リップド・スネークなどが生息しています。見つけても近づかず、通り過ぎるのを待ってください。

ウォンバットやワラビーに餌を与えない

クレイドル・マウンテンなどでは野生動物を間近で見ることがありますが、人の食べ物を与えたり触ったりしないでください。

夕方・夜の運転に注意

タスマニアでは道路へ野生動物が出てくることが多いため、国立公園内や郊外では夜間運転をできるだけ避け、速度を落としてください。

高山植物を踏まない

高山帯の植物は回復に長い時間がかかります。ボードウォークや指定トラックから外れないでください。

先住民文化を尊重する

タスマニアの自然はパラワ/タスマニア先住民の文化と深く結びついています。文化遺産、立入制限、現地案内を尊重してください。

タスマニアのブッシュウォーキングに関するよくある質問(FAQ)

タスマニアで初心者におすすめのブッシュウォーキングは?

リフィー・フォールズ、ワイングラス・ベイ・ルックアウト、マウント・フィールドのスリー・フォールズ・サーキットがおすすめです。

一番おすすめの季節は?

一般には12~3月が歩きやすい時期です。ただし夏でも雪や低温があるため、防寒・防水装備は必要です。

車なしでも行けますか?

クナニ/マウント・ウェリントンや一部の主要観光地はシャトルやツアーを利用できますが、島全体ではレンタカーが最も便利です。

クレイドル・マウンテン山頂は初心者でも登れますか?

おすすめしません。12.8km、約8時間、グレード5で、大きな岩を越えるスクランブリングがあります。初心者ならダブ・レイク・サーキットがおすすめです。

マウント・エイモスは雨でも歩けますか?

歩かないでください。濡れた花崗岩のスラブが非常に滑りやすく、公式にも雨天時や雨が予想される日の歩行は推奨されていません。

夏でも防寒着は必要ですか?

山岳コースでは必要です。夏でも雪、みぞれ、冷たい雨、強風があり得ます。

PLBは必要ですか?

短い観光コースでは必須ではありませんが、グレード4~5や遠隔地、高山コースでは携行を強く検討してください。

2026年現在、閉鎖中の有名コースはありますか?

2026年8月現在、モンテズマ・フォールズの通常ウォーキング・トラックは倒木と地滑りのため閉鎖中です。

ヘビはいますか?

います。暖かい季節にはタイガー・スネークなどを見かける可能性があります。近づかず、刺激しないでください。

当日確認するべき情報は何ですか?

天気予報、風、降水、雪、公園アラート、道路状況、日の入り時刻を確認してください。高山コースでは数時間後の予報も重要です。

タスマニアのブッシュウォーキングに関する参考情報

まとめ:タスマニアは短い散策から本格登山まで選べるブッシュウォーキングの島

タスマニアでは、ホバート近郊の山、タスマン半島の断崖、フレシネの花崗岩、クレイドル・マウンテンの氷河地形、マウント・フィールドやハーツ・マウンテンズの高山景観まで、地域ごとにまったく違うブッシュウォーキングを楽しめます。

初めてならリフィー・フォールズ、ワイングラス・ベイ、ダブ・レイク、スリー・フォールズがおすすめです。より本格的に歩きたい人はケープ・ハウイ、ターン・シェルフ、ハーツ・ピークへ進むとよいでしょう。

マウント・エイモスやクレイドル・マウンテン山頂は、距離以上に難しい経験者向けのコースです。天候が悪い日は無理をせず、別の短いコースへ切り替えてください。

タスマニアのブッシュウォーキングでは、季節を問わず防水・防寒装備が重要です。出発当日は天気だけでなく、公園アラート、道路状況、風、雪、日の入り時刻まで確認して歩いてください。

タスマニアの旅行手配

トラベルドンキーでは、タスマニアのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

タスマニアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

タスマニア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いタスマニア旅行になりますよ。

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パース(Perth)は、海と街のイメージが強い一方で、市内から30分ほど走るだけで本格的なブッシュウォーキングを楽しめる都市です。ダーリング山地の森、冬に水量が増す滝や渓流、スワン川上流の急流、春のワイルドフラワー、ロットネスト島の海岸と塩湖まで、歩く場所によって景色が大きく変わります。

オーストラリアでいうブッシュウォーキング(Bushwalking)は、日本語のハイキングや山歩きに近い言葉です。山頂を目指すだけでなく、森、渓谷、海岸、岩場など、自然の中を歩くこと全般に使われます。

パース周辺の大きな特徴は、冬から春にかけて歩く楽しみが増えることです。7~11月頃はレスムーディ・フォールズやベルズ・ラピッズの水量が増え、8~11月頃にはジョン・フォレスト国立公園やボールド・パークなどでワイルドフラワーを楽しめます。距離だけでなく、クラス、急坂、岩場、水場、携帯電話の電波、当日の火災情報まで確認することが大切です。

2026年8月現在、パルナ・ワイルドライフ・サンクチュアリの人気コース、ナンバット・トレイルは2025年の大きな損傷により引き続き閉鎖中です。一方、ジョン・フォレスト国立公園のイーグル・ビュー、ヤンチェップ国立公園のゴースト・ハウス、カラムンダのロッキー・プールなどは、2026年8月に最新のトレイル情報が更新されています。

この記事では、日本からパースを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、おすすめブッシュウォーキング10コース、難易度、所要時間、公共交通でのアクセス、安全対策、服装、持ち物、ヘビや山火事への備えまでまとめて紹介します。




パースのブッシュウォーキングとは?

パースでは、市街地のすぐ近くから、ダーリング山地の本格的な長距離コースまで、幅広いブッシュウォーキングを楽しめます。

市内近郊にも自然林が残る

ボールド・パーク(Bold Park)はCBDから近く、海岸林と市街地の景色を同時に楽しめる代表的な都市型ブッシュウォークです。

パース・ヒルズが中心

カラムンダ、レスムーディ、ジョン・フォレストなど、パース・ヒルズ(Perth Hills)には、滝、谷、ジャラやマリーの森を歩くコースが数多くあります。

冬と春は水と花

冬の雨で沢や滝が流れ始め、春になるとワイルドフラワーが一気に増えます。パースでブッシュウォーキングをするなら特におすすめの時期です。

夏は暑さと山火事に注意

真夏は気温が高く、乾燥した内陸のトラックでは日陰も少なくなります。朝早く歩くか、海岸や短いコースを選ぶ方が安全です。

クラス1~5の難易度

西オーストラリア州のウォーキングコースでは、一般にクラス1~5で難易度が示されます。

クラス 目安 旅行者向けの考え方
1 平坦で整備された道 短い散策、初心者向け
2 歩きやすい道、緩い坂 家族連れ、初心者向け
3 短い急坂、岩、段差あり ある程度の体力が必要
4 急坂、岩場、荒れた路面 経験者向け
5 非常に険しい、標識の少ないルートもある 高度な経験・ナビゲーション力が必要

クラス3でも急な岩場や滑りやすい場所が含まれることがあります。旅行サイトの「簡単」「中級」だけでなく、公式のクラス表示を確認してください。

おすすめの季節

7~11月が特におすすめ

ベルズ・ラピッズでは急流、レスムーディでは滝、パース・ヒルズではワイルドフラワーを楽しめます。

8~10月はワイルドフラワー

ボールド・パークやジョン・フォレストでは、多くの花が咲く時期です。

冬は岩が滑りやすい

滝や渓流の景色はきれいですが、濡れた岩、泥、落ち葉で滑りやすくなります。

夏は早朝スタート

マウント・クックなど日陰の少ない長距離コースでは、暑い日の昼間を避けてください。火災禁止令や公園閉鎖情報も確認します。

ボールド・パーク・ザミア・トレイル

ザミア・トレイル(Zamia Trail)は、ボールド・パークを一周する市内近郊の人気コースです。

5.1km・1~1時間30分・クラス3

海岸性ブッシュを歩きながら、インド洋とパース市街の両方を望めます。砂地と急坂が一部ありますが、道標は分かりやすいコースです。

CBDから近い

シティ・ビーチ近くなので、旅行中に半日だけ自然を楽しみたい人にも向いています。

8~10月は花が多い

春はワイルドフラワーが多く、早朝や夕方は野鳥やクエンダを見られることもあります。

暑い日は水を多めに

園内に飲料水設備がないため、暑い日は十分な水を持参してください。

レスムーディ・フット・オブ・ザ・フォールズ

マンディ・リージョナル・パーク(Mundy Regional Park)のフット・オブ・ザ・フォールズ・トレイル(Foot of the Falls Trail)は、パース近郊で気軽に滝を楽しめる人気コースです。

2km往復・1~2時間・クラス3

レスムーディ・ブルックに沿って歩き、滝の上の展望台からスワン海岸平野を眺めた後、滝の下まで下ります。

6~11月がおすすめ

冬の雨で水量が増え、春には周辺で花も楽しめます。

帰りは短い急登

滝の下まで降りた後は、駐車場へ向かって急坂を登り返します。

濡れた岩に注意

滝周辺は滑りやすいため、子ども連れでは水際や岩の上で特に注意してください。



ホイッスルパイプ・ガリー

ホイッスルパイプ・ガリー(Whistlepipe Gully)は、フォレストフィールド(Forrestfield)にある沢沿いのコースで、パース・ヒルズ初心者にも歩きやすい場所です。

3.5km・約1時間30分・クラス3

沢の片側を下り、反対側を戻るシンプルな周回ルートです。

7~11月が見頃

冬は沢や小さな滝の水量が増え、春になるとワイルドフラワーが見られます。

市街地の景色も見える

花崗岩の高台からはスワン海岸平野とパース方面を望めます。

犬同伴可能

マンディ・リージョナル・パークのこのコースは犬をリードにつないで歩けます。

ロッキー・プール・ウォーク

カラムンダ国立公園(Kalamunda National Park)のロッキー・プール・ウォーク(Rocky Pool Walk)は、谷と森を歩き、かつて地元の水遊び場だったロッキー・プールを訪れるコースです。

5km・約2時間・クラス4

距離はそれほど長くありませんが、急坂、滑りやすい小石、荒れた下りがあり、しっかりした靴が必要です。

ビブルマン・トラックの一部を歩く

途中で西オーストラリアを代表する長距離歩道、ビブルマン・トラックの一部と重なります。

冬は迂回が必要な場合あり

水量が増えると沢をそのまま渡りにくくなり、案内された冬季ルートを使う場合があります。

カラムンダからアクセス

カラムンダ中心部またはジョーゲンセン・パーク付近からスタート地点へ歩けます。

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イーグル・ビュー・ウォーク

ジョン・フォレスト国立公園(John Forrest National Park)のイーグル・ビュー・ウォーク(Eagle View Walk)は、パース近郊で一日しっかり歩きたい人におすすめの定番コースです。

16km・5~6時間

ジェーン・ブルック沿いから丘陵へ登り、谷、沢、ジャラ・マリー林をつないで公園を大きく一周します。

滝とパース方面の展望

途中では季節の滝を通り、スワン海岸平野の向こうにパース市街や海を見渡せる場所があります。

春はワイルドフラワー

8~11月頃は花が増え、長距離ですが景色の変化が多い時期です。

出発・帰着登録をする

公式トレイル案内では、歩き始める前と戻った後にレンジャー事務所で登録するよう求めています。

ベルズ・ラピッズ・リバー・ウォーク

スワン・バレー北東部のベルズ・ラピッズ(Bells Rapids)を歩くベルズ・ラピッズ・リバー・ウォーク(Bells Rapids River Walk)は、短時間で川と岩山の景色を楽しめるコースです。

2.75km周回・約1時間・クラス3

川沿いの比較的平坦な区間と、ゴート・ウォークの急な岩場を組み合わせたルートです。

7~11月がおすすめ

冬の雨で川の流れが速くなり、春にはワイルドフラワーも楽しめます。

エイボン・ディセントでも有名

毎年行われる急流イベントの観戦地点としても知られています。

川岸の崩れに注意

水際には不安定な場所があり、冬の増水時は特に川の縁へ近づきすぎないようにしてください。




シッズ・ラピッズ&アボリジナル・ヘリテージ・トレイル

ワリュンガ国立公園(Walyunga National Park)のシッズ・ラピッズ&アボリジナル・ヘリテージ・トレイル(Syd’s Rapids & Aboriginal Heritage Trail)は、自然とヌーンガー文化の両方に触れられる歩きやすいコースです。

5.1km往復・1~3時間・クラス2

ワリュンガ・プールから川沿いを歩き、ブーンガラップ・プール、シッズ・ラピッズ方面へ向かいます。

家族・初心者向け

路面は比較的整備され、急な登りが少ないため、初めてのブッシュウォーキングにも向いています。

冬は川が迫力を増す

スワン川上流は冬に水量が増え、急流の景色が見どころになります。

先住民文化を学べる

周辺は長くヌーンガーの人々に利用されてきた重要な場所で、解説板を読みながら歩けます。

ゴースト・ハウス・ウォーク

ヤンチェップ国立公園(Yanchep National Park)のゴースト・ハウス・ウォーク・トレイル(Ghost House Walk Trail)は、湿地、トゥアート林、バンクシア林をつなぐ長めの周回コースです。

12.4km・約5時間・クラス3

ノース・レイク周辺から森へ入り、かつての建物跡「ゴースト・ハウス」を訪れます。

4~10月がおすすめ

涼しい季節に歩きやすく、冬はキノコ、春はワイルドフラワーを楽しめます。

出発・帰着を記録

長距離トレイル利用者はマクネス・ハウスでサインイン・サインアウトするよう案内されています。

歩いた後も楽しめる

公園内にはカフェ、洞窟ツアー、ピクニック施設などがあり、一日過ごしやすい国立公園です。

サリバン・ロック~マウント・クック

サリバン・ロック~マウント・クック(Sullivan Rock to Mount Cooke)は、ビブルマン・トラックの一部を使い、ダーリング山地最高地点のマウント・クックを目指す本格的な日帰りコースです。

18.4km往復・最大約8時間・クラス4

前半は比較的緩やかですが、山頂付近では岩場と急登が続きます。

標高582m

山頂南側の岩稜から、ダーリング山地らしい広い景色を楽しめます。

4~12月がおすすめ

真夏より涼しい時期が歩きやすく、長距離なので日の長さも考えて出発時刻を決めてください。

PLBを検討

携帯電話の電波を頼りにせず、紙地図・オフライン地図とPLBや衛星通信機器を検討してください。



ガビ・カーニニー・ビディ

ワジェマップ/ロットネスト島(Wadjemup / Rottnest Island)のガビ・カーニニー・ビディ(Gabbi Karniny Bidi)は、島の塩湖群と北側の海岸を歩く人気トレイルです。

9.5km周回・3~4時間

トムソン・ベイから内陸の塩湖へ入り、湖上のボードウォーク、展望台、北側のビーチを巡って戻ります。

フェリーで行ける

パース周辺からフェリーで島へ渡れるため、レンタカーなしの旅行者にもおすすめです。

4~11月が歩きやすい

公式案内では、秋から春にあたるヌーンガーの季節がウォーキングに向く時期として紹介されています。

最低2リットルの水を

島内のトレイル上では飲料水を補給できる場所が限られます。公式案内でも長めのコースでは最低2リットルの水を持つよう勧めています。

おすすめコース比較

コース 距離・時間 特徴
ザミア・トレイル 5.1km・約1~1.5時間 市内近郊、海と街の景色
レスムーディ 2km・1~2時間 滝、冬~春向け
ホイッスルパイプ・ガリー 3.5km・約1.5時間 沢・小滝、犬同伴可
ロッキー・プール 5km・約2時間 急坂、クラス4
イーグル・ビュー 16km・5~6時間 本格日帰り、滝・花
ベルズ・ラピッズ 2.75km・約1時間 急流、岩場
ワリュンガ 5.1km・1~3時間 初心者、先住民文化
ゴースト・ハウス 12.4km・約5時間 湿地・森林、クラス3
マウント・クック 18.4km・最大約8時間 長距離、クラス4
ガビ・カーニニー・ビディ 9.5km・3~4時間 塩湖・海岸、フェリー利用

公共交通で行きやすいコース

ボールド・パーク

パース中心部からバスでシティ・ビーチ方面へ向かえるため、車なしでも計画しやすいコースです。

ロッキー・プール

カラムンダまでは公共交通を利用でき、中心部からスタート地点まで歩いてアクセスできます。

ロットネスト島

フェリーでアクセスでき、島内では徒歩だけでも十分に楽しめます。

ヤンチェップ

ヤンチェップ方面までは鉄道がありますが、国立公園入口まではローカル交通や配車サービスを組み合わせる方が便利です。

本格コースはレンタカーが便利

ジョン・フォレスト、ワリュンガ、ベルズ・ラピッズ、マウント・クックなどは車でのアクセスが最も実用的です。

基本装備・持ち物

十分な水

西オーストラリア州のトレイル情報では、本格的なハイクでは1人1時間あたり1リットルを目安に水を持つよう案内されています。短いコースでも必ず水を持参してください。

滑りにくい靴

ロッキー・プール、イーグル・ビュー、マウント・クックなどではトレッキングシューズかグリップの良い靴がおすすめです。

帽子・日焼け止め

パースは冬でも晴天時の紫外線が強く、海岸や開けた尾根では日差しを受けます。

雨具

冬は滝や沢が魅力ですが、急な雨や濡れた草木に備えて軽量の防水ジャケットがあると便利です。

行動食・救急用品・モバイルバッテリー

長距離コースでは、予定より時間がかかる場合に備えて余分に準備してください。

地図・通信・PLBなどの安全対策

出発前に誰かへ行程を伝える

コース名、出発地点、同行者、帰着予定時刻を家族や友人へ伝えておきます。

オフライン地図を保存

パース・ヒルズの谷やダーリング山地では携帯電話の電波が弱い場所があります。

長距離ではPLB

イーグル・ビュー、ゴースト・ハウス、マウント・クックのような長いコースでは、PLBや衛星通信機器の携行を検討してください。

出発・帰着登録を利用

イーグル・ビューやゴースト・ハウスなど、公式にサインイン・サインアウトを案内しているコースでは必ず利用してください。

暑さ・雨・山火事への備え

夏の長距離歩行は避ける

気温が高い日は短い海岸コースか早朝の散策に切り替え、長距離の内陸コースは無理をしないでください。

冬は滑りやすさに注意

レスムーディ、ホイッスルパイプ、ロッキー・プールなどは雨後に岩や土が滑りやすくなります。

川の増水に注意

ベルズ・ラピッズやワリュンガでは冬に川の流れが強くなります。水際へ近づきすぎないでください。

火災情報を確認

出発前にエマージェンシーWAとDBCAの公園アラートを確認し、トータル・ファイア・バンや公園閉鎖が出ている場合は予定を変更してください。



ヘビ・野生動物・自然保護の注意

ヘビを見ても近づかない

暖かい季節にはデュガイトなどのヘビを見る可能性があります。追い払わず、十分な距離を取って通り過ぎるのを待ちます。

クオッカにも餌を与えない

ロットネスト島でクオッカを見ても、人の食べ物を与えたり触ったりしないでください。

1080ベイトに注意

ワリュンガなど西オーストラリア州の一部公園では、外来捕食動物対策として1080毒餌が使われています。野外で見つけた餌や動物の死骸には触れないでください。

国立公園へ犬を連れて行かない

ジョン・フォレスト、ヤンチェップ、ワリュンガなどの国立公園ではペット禁止です。犬連れならボールド・パークやホイッスルパイプなど、許可されているコースを選びます。

ヌーンガー文化を尊重する

パース周辺の多くのトレイルはヌーンガーの人々と深く結びついた土地にあります。文化遺産や案内板を尊重し、指定されたトラックから外れないようにしてください。

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パースのブッシュウォーキングに関するよくある質問(FAQ)

パースで初心者に一番おすすめのブッシュウォーキングは?

市内から近いザミア・トレイル、滝を見たいならレスムーディ、家族向けならワリュンガのシッズ・ラピッズ&アボリジナル・ヘリテージ・トレイルがおすすめです。

一番歩きやすい季節は?

7~11月頃がおすすめです。冬は滝と急流、春はワイルドフラワーを楽しめます。

車なしでも行けますか?

ボールド・パークやカラムンダ周辺、ロットネスト島は比較的計画しやすいでしょう。山地の本格コースはレンタカーが便利です。

一番難しいコースは?

この記事の中ではサリバン・ロック~マウント・クックがクラス4、18.4kmの長距離コースで、最大8時間ほど見ておく必要があります。

夏でも歩けますか?

短いコースなら可能ですが、暑い日は早朝に歩いてください。内陸の長距離トレイルは涼しい季節へ変更する方が安全です。

水はどのくらい必要ですか?

本格的なブッシュウォークでは1人1時間あたり1リットルが目安として案内されています。気温、距離、コース上の水場に合わせて十分な量を持参してください。

ロットネスト島でもブッシュウォーキングできますか?

できます。ワジェマップ・ビディには5つのトレイルがあり、ガビ・カーニニー・ビディは9.5km周回、3~4時間で塩湖と海岸の両方を楽しめます。

2026年現在、閉鎖中の人気コースはありますか?

パルナ・ワイルドライフ・サンクチュアリは2025年にトレイル網が大きな被害を受け、2026年8月5日時点でも閉鎖中です。ナンバット・トレイルなどは再開時期未定です。

ヘビは多いですか?

暖かい季節には見かける可能性があります。近づかず刺激せず、足元を確認して歩いてください。

当日チェックすべき情報は?

天気、最高気温、降雨、エマージェンシーWAの火災情報、DBCAの公園アラート、長距離コースでは日の入り時刻も確認してください。

パースのブッシュウォーキングに関する参考情報

まとめ:パースのブッシュウォーキングは冬~春が特におすすめ

パース周辺には、市内近郊のボールド・パークから、レスムーディの滝、ジョン・フォレストの森林、ベルズ・ラピッズの急流、マウント・クックの本格的な長距離コースまで、幅広いブッシュウォーキングがあります。

初めてならザミア・トレイル、レスムーディ、ワリュンガがおすすめです。もう少し歩きたい人はロッキー・プールやゴースト・ハウス、本格派ならイーグル・ビューやマウント・クックを選ぶとよいでしょう。

ロットネスト島ではビーチだけでなく、塩湖やブッシュを歩くワジェマップ・ビディも楽しめます。短期旅行でもフェリーと組み合わせて一日ウォーキングを計画できます。

パースでは冬から春が最も歩きやすい一方、雨後は岩場や川沿いが滑りやすくなります。出発当日は天気、火災情報、公園アラートを確認し、十分な水、歩きやすい靴、オフライン地図を準備してください。

パースの旅行手配

トラベルドンキーでは、パースのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

パースを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

パース旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いパース旅行になりますよ。

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アデレード(Adelaide)は、市街地のすぐ東側にマウント・ロフティ山脈(Mount Lofty Ranges)が迫り、街から30分ほど走るだけで本格的なブッシュウォーキングを楽しめる都市です。滝、ユーカリ林、岩山、渓谷、海岸の断崖まで景色の変化が大きく、短い散策から半日がかりの本格コースまで選べます。

オーストラリアでいうブッシュウォーキング(Bushwalking)は、日本語のハイキングや山歩きに近い言葉です。山頂だけを目指すのではなく、森、渓谷、海岸、岩場など自然の中を歩くこと全般に使われます。

アデレード周辺の大きな特徴は、冬から春にかけて滝や小川が生き生きとし、ワイルドフラワーも楽しめること。一方で夏は乾燥して気温が高くなり、山火事リスクも上がります。距離だけでなく、グレード、急坂、日陰の有無、川の増水、火災危険度まで確認することが大切です。

2026年8月現在、パラ・ウィラ自然保護公園では8月31日まで毎週水曜18:00~24:00に害獣管理のため公園が閉鎖されます。また、ディープ・クリーク国立公園では山火事復旧に伴い、一部のウォーキングコースが引き続き閉鎖されています。

この記事では、日本からアデレードを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、おすすめブッシュウォーキング10コース、難易度、所要時間、公共交通でのアクセス、安全対策、服装、持ち物、ヘビや山火事への備えまでまとめて紹介します。




アデレードのブッシュウォーキングとは?

アデレードでは、市内から30分以内の自然公園でも十分にブッシュウォーキングらしい景色を楽しめます。

マウント・ロフティ山脈が街のすぐ東側

クリーランド、モリアルタ、ブラック・ヒル、アンステイ・ヒル、ベルエアなどは、アデレード中心部から日帰りしやすい代表的な公園です。

冬と春は滝・花が見どころ

モリアルタやウォーターフォール・ガリーは冬から春に水量が増え、山肌にはワイルドフラワーが咲きます。

南へ行けば渓谷と海岸

オンカパリンガでは深い川の渓谷、ハレット・コーブでは地質景観と海岸崖、さらにフルリオ半島まで足を延ばせばディープ・クリークの荒々しい海岸を歩けます。

近郊でも油断は禁物

市街地が近くても、携帯電話の電波が弱い場所、急な崖、増水する川、夏に日陰が少ないコースがあります。

グレード1~5の難易度

南オーストラリア州の公園では、オーストラリアのウォーキング・トラック分類に基づき、コースごとに難易度が示されています。

グレード 目安 旅行者向けの考え方
1 平坦で整備された道 短い散策、初心者向け
2 整備された道、緩い坂や段差 家族連れ、初心者向け
3 急坂、不整地、段差あり 普段から歩いている人向け
4 急坂、岩場、荒れた自然路 経験者向け
5 非常に急、荒れた路面、ナビゲーション力も必要 経験豊富なブッシュウォーカー向け

短いコースでも急な岩場があればグレード5になることがあります。距離だけで「簡単そう」と判断しないようにしてください。

おすすめの季節

冬~春が特におすすめ

6~10月頃は気温が低く、滝や小川の水量も増えます。モリアルタやクリーランドでは冬・春らしい景色を楽しめます。

春はワイルドフラワー

ブラック・ヒル、アンステイ・ヒル、パラ・ウィラなどは、冬の終わりから春に野生花が増えます。

夏は早朝スタート

12~2月は高温と乾燥が続きます。ブラック・ヒルやオンカパリンガのように日陰が少ない急坂コースでは、昼間を避けてください。

火災危険度を必ず確認

南オーストラリア州の公園は、カタストロフィック(Catastrophic)の火災危険度の日には通常閉鎖され、エクストリーム(Extreme)の日にも閉鎖される場合があります。

ウォーターフォール・ガリー~マウント・ロフティ

クリーランド国立公園(Cleland National Park)のウォーターフォール・ガリー~マウント・ロフティ・ハイク(Waterfall Gully to Mount Lofty Hike)は、アデレードで最も有名なブッシュウォーキングです。

往復約7.5km・約2時間30分

ウォーターフォール・ガリーからマウント・ロフティ山頂へ、舗装された急坂を登ります。往路の標高差が大きく、距離以上に体力を使います。

滝とアデレード平原の景色

途中には複数の滝があり、山頂からはアデレード市街とセント・ビンセント湾を見渡せます。

週末は駐車場が混雑

ウォーターフォール・ガリーの駐車場は週末の朝に混みやすいため、早朝の訪問がおすすめです。

公共交通は山頂側が便利

公共交通はマウント・ロフティ山頂とクリーランド・ワイルドライフ・パーク方面にはありますが、ウォーターフォール・ガリーのトレイルヘッドへは車やタクシー・配車サービスが便利です。

モリアルタ・サード・フォールズ・ハイク

モリアルタ自然保護公園(Morialta Conservation Park)のサード・フォールズ・ハイク(Third Falls Hike)は、滝、渓谷、展望台を一度に楽しめる本格コースです。

7.3km・約3時間30分・グレード4

ファースト・フォールズ、セカンド・フォールズ、サード・フォールズを巡り、ディープ・ビュー・ルックアウトを経て戻ります。

急坂・岩・木の根に注意

自然路面が多く、雨後は滑りやすくなります。パークレンジャーは時計回りに歩くことを推奨しています。

公共交通で行きやすい

アデレード中心部から公共交通でアクセス可能で、車なしの旅行者にも使いやすい公園です。

電波が弱い場所が多い

公式案内では、公園内の多くのトラックで携帯電話の受信が非常に限られるとされています。



ブラック・ヒル・サミット・ハイク

ブラック・ヒル・サミット・ハイク(Black Hill Summit Hike)は、ブラック・ヒル自然保護公園(Black Hill Conservation Park)の標高467mの山頂へ登る、短いながら非常に急なコースです。

4.2km・2時間30分~4時間・グレード5

沢沿いから急斜面を登り、山頂からアデレード平原を見渡します。

距離より難しい

4kmほどしかありませんが、急勾配と荒れた路面のため、経験豊富なブッシュウォーカー向けに分類されています。

2026年のレンジャーおすすめ

南オーストラリア州国立公園局が2026年6月に公開したレンジャー情報でも、ブラック・ヒル山頂は挑戦したい人におすすめのコースとして紹介されています。

夏の日中は避ける

日差しを受ける区間が多いため、暖かい季節は早朝に歩いてください。

アンステイ・ヒル・イエロー・テイル・ループ

アンステイ・ヒル・レクリエーション・パーク(Anstey Hill Recreation Park)のイエロー・テイル・ループ(Yellow-tail Loop)は、自然と地域の歴史を一緒に楽しめる人気コースです。

6.2km周回・グレード3

広いファイア・トラックを中心に歩き、ニューマンズ・ナーサリーの遺跡など公園の代表的な見どころを巡ります。

野鳥観察にも向く

キイロオクロオウムなど、周辺の森林を利用する鳥を見られる可能性があります。

冬・春が特にきれい

冬から春は野生花やランが咲き、夏とは違う色の濃いブッシュを楽しめます。

公共交通あり

アデレード中心部から公共交通でアクセスできるため、車なしでも候補になります。

ベルエア・マイクロカルパ・ハイク

ベルエア国立公園(Belair National Park)のマイクロカルパ・ハイク(Microcarpa Hike)は、南オーストラリア州最古の国立公園を気軽に歩ける中級コースです。

4km・約1時間45分・グレード3

マウント・ロフティ山脈に残る比較的良好な森林を通り、歴史ある植林地やベルエア駅付近を巡ります。

電車で行きやすい

ベルエア国立公園は公共交通でアクセス可能で、旅行者にも使いやすい場所です。

冬はぬかるみに注意

一部のトラックは冬や雨天後に水がたまり、滑りやすくなることがあります。

徒歩入園は無料

公園へ徒歩または自転車で入る場合は無料です。車で入園する場合は車両入園料がかかります。

オンカパリンガ・ゴージ・ハイク

オンカパリンガ・リバー国立公園(Onkaparinga River National Park)のゴージ・ハイク(Gorge Hike)は、アデレード南部で深い渓谷を体験できる本格コースです。

6km・約4時間・グレード4

サンデューズ・ルックアウト付近から急斜面を川底まで下り、オンカパリンガ川沿いを歩いて尾根へ戻ります。

川沿いは道が分かりにくい

公式案内でも、特に川沿いの一部区間はトラックが明瞭でないとされています。

雨天時は川に注意

同公園の一部ルートは雨の多い時期に川を渡れなくなることがあります。ゴージへ下りる前に現地状況を確認してください。

初心者にはパンチボウルがおすすめ

難しいコースを避けたい場合は、2km・約1時間・グレード2のパンチボウル・ルックアウト・トレイルがあります。




ハレット・コーブ・グレイシャー・ハイク

ハレット・コーブ自然保護公園(Hallett Cove Conservation Park)のグレイシャー・ハイク(Glacier Hike)は、海岸景観と約2億8,000万年前の氷河活動の痕跡を歩いて観察できる珍しいコースです。

3km・約2時間・グレード3

ブラック・クリフ・ルックアウト、シュガーローフ、アンフィシアターなど、特徴的な地形を巡ります。

海岸の写真スポットとしても人気

自然の地質景観とセント・ビンセント湾を同時に楽しめます。

公共交通で行きやすい

アデレード中心部から電車・バスを使ってアクセスでき、レンタカーなしの旅行者にも便利です。

夏は日陰が少ない

海岸の開けた地形なので、帽子、日焼け止め、水を持ち、暑い時間帯を避けてください。

パラ・ウィラ・シーニック・ループ

パラ・ウィラ自然保護公園(Para Wirra Conservation Park)のシーニック・ループ(Scenic Loop)は、アデレード北東部で森林と丘陵の景色を楽しめる歩きやすいコースです。

4.5km・約2時間・グレード3

ゴーラー・ビュー・ピクニック・エリアからザ・ノブ方面へ向かい、谷と丘に囲まれた静かなブッシュを歩きます。

冬~春がおすすめ

涼しい時期は長いコースを歩きやすく、晩冬から春にはワイルドフラワーも楽しめます。

2026年8月31日まで水曜夜間閉鎖

害獣管理のため、2026年8月31日まで毎週水曜18:00~24:00に公園が閉鎖されます。日中の訪問には影響しませんが、夕方の行程は注意してください。

冬・春は川の水位にも注意

公園内では冬から春にサウス・パラ川の水位が上がり、横断が難しくなる区間があります。

コブラー・クリーク・ポロサ・ハイク

コブラー・クリーク・レクリエーション・パーク(Cobbler Creek Recreation Park)のポロサ・ハイク(Porosa Hike)は、アデレード北部の住宅地に近い場所で、自然林と展望を楽しめるコースです。

3km・グレード4

コブラー・クリークの谷を進み、マリー・ボックスの森林を抜けて丘を登ります。

アデレード・ヒルズと平原を一望

テイクル遺跡近くの高台から、市街地と周囲の丘陵を眺められます。

共有トラックに注意

公園にはマウンテンバイクと共用するトラックもあります。標識を確認し、歩行専用区間では指定ルートを守ってください。

短時間でも運動量がある

距離は短いものの、適度な登りがあり、普通の散策より運動量があります。

ディープ・クリーク・ブローホール・ビーチ・ハイク

ディープ・クリーク国立公園(Deep Creek National Park)のブローホール・ビーチ・ハイク(Blowhole Beach Hike)は、アデレードから少し遠出して南オーストラリアらしい海岸の大自然を歩きたい人におすすめです。

3km・約2時間30分・グレード4

コブラー・ヒル・ピクニック・エリアから急斜面を海岸まで下り、帰りは同じ急坂を登り返します。

カンガルー島を望む

バックスタアーズ・パッセージ越しにカンガルー島や周辺の島々を見渡せます。

2026年は公園内の一部コースが閉鎖中

2026年7月27日付の公式情報では、山火事復旧のためディープ・クリーク・ウォーターフォール・ハイク、ディープ・クリーク・サーキット、アーロン・クリーク・ハイクなどが引き続き閉鎖されています。ブローホール・ビーチ・ハイクはその閉鎖リストには含まれていませんが、出発前に最新の公園アラートを確認してください。

アデレードから約108km

公共交通よりレンタカー向きです。公園内の道路は未舗装で、4WD専用道路もあるため、走行ルートを事前に確認してください。



おすすめコース比較

コース 距離・時間 特徴
ウォーターフォール・ガリー~マウント・ロフティ 約7.5km・約2.5時間 アデレード定番、急坂
モリアルタ・サード・フォールズ 7.3km・約3.5時間 滝・渓谷、グレード4
ブラック・ヒル山頂 4.2km・2.5~4時間 急坂、グレード5
アンステイ・ヒル 6.2km 歴史・野鳥、グレード3
ベルエア・マイクロカルパ 4km・約1時間45分 森林、公共交通可
オンカパリンガ・ゴージ 6km・約4時間 深い渓谷、グレード4
ハレット・コーブ 3km・約2時間 海岸・地質景観
パラ・ウィラ 4.5km・約2時間 森林・丘陵、グレード3
コブラー・クリーク 3km 市街地近郊、グレード4
ディープ・クリーク 3km・約2.5時間 海岸、急坂、グレード4

公共交通で行きやすいコース

モリアルタ

アデレード中心部から公共交通で行きやすく、本格的な滝・渓谷コースを車なしで楽しめます。

ベルエア

ベルエア線の電車を利用でき、国立公園の近くまで公共交通でアクセスできます。

アンステイ・ヒル

北東部の住宅地に近く、公式にも公共交通アクセスが案内されています。

ハレット・コーブ

南部への鉄道・バスを利用でき、海岸ウォークを車なしで計画しやすい場所です。

ウォーターフォール・ガリーは車が便利

マウント・ロフティ山頂側には公共交通がありますが、ウォーターフォール・ガリーから登る場合は車・タクシー・配車サービスの方が便利です。

基本装備・持ち物

十分な水

南オーストラリア州国立公園局は、運動中は1時間あたり1リットルの水分摂取を目安としています。短いコースでも必ず飲料水を持参してください。

滑りにくい靴

ブラック・ヒル、モリアルタ、オンカパリンガ、ディープ・クリークなどではトレッキングシューズかグリップの良い靴がおすすめです。

帽子・日焼け止め

アデレードの夏は乾燥し、日陰のない尾根や海岸では強い日差しを受けます。

雨具・防寒着

冬の丘陵部では雨、風、低温があります。軽量の防水ジャケットがあると安心です。

行動食・救急用品・モバイルバッテリー

長めのコースでは予定より時間がかかることを想定し、少し余分に準備してください。

地図・通信・PLBなどの安全対策

出発前に行程を伝える

コース名、出発地点、同行者、帰着予定時刻を家族や友人に伝えてください。

Avenza Mapsを利用できる公園も

南オーストラリア州国立公園局では、Avenza Mapsでオフライン利用できる公園地図を案内しています。

携帯電話を過信しない

モリアルタをはじめ、都市近郊でも電波が弱い場所があります。地図は事前に保存してください。

難しいコースではPLBも検討

ブラック・ヒルやディープ・クリークなど、遠隔感のあるグレード4~5のコースではPLBなどの緊急通信手段を検討すると安心です。

暑さ・雨・山火事への備え

真夏は昼間を避ける

気温が高い日は早朝に歩き、予定を短くしてください。特に露出した尾根や渓谷では暑さが厳しくなります。

雨後は川・沢の増水に注意

モリアルタ、オンカパリンガ、パラ・ウィラ、ディープ・クリークでは、雨の多い時期に水位が上がる区間があります。

火災危険度を必ず確認

出発当日はCFSの火災危険度と国立公園の閉鎖情報を確認してください。カタストロフィックの日は歩行トラックが閉鎖されます。

計画燃焼・害獣管理による閉鎖もある

火災危険度とは別に、計画燃焼や害獣管理で一部の公園が時間限定で閉鎖されることがあります。



ヘビ・野生動物・自然保護の注意

ヘビを見ても近づかない

暖かい季節にはイースタン・ブラウン・スネークなどを見る可能性があります。追い払わず、距離を取って通り過ぎるのを待ちます。

コアラやカンガルーを見ても餌を与えない

クリーランド、モリアルタ、ベルエアなどでは野生動物を見ることがありますが、食べ物を与えないでください。

崖・滝の柵を越えない

モリアルタやハレット・コーブなどには急な崖があります。写真撮影のために柵や指定トラックの外へ出ないでください。

ごみはすべて持ち帰る

果物の皮なども含め、自分が持ち込んだものは持ち帰ります。

先住民文化と土地を尊重する

アデレード周辺はカウナ(Kaurna)の人々と深い関わりを持つ土地です。案内板や立入制限に従い、文化的な場所を傷つけないようにしてください。

アデレードのブッシュウォーキングに関するよくある質問(FAQ)

アデレードで一番定番のブッシュウォーキングは?

ウォーターフォール・ガリーからマウント・ロフティ山頂までのハイクが最も有名です。急坂ですが、滝と山頂からの景色を楽しめます。

初心者におすすめのコースは?

ハレット・コーブのグレイシャー・ハイク、オンカパリンガのパンチボウル・ルックアウト、モリアルタのファースト・フォールズなどが歩きやすいでしょう。

車なしでも行けますか?

モリアルタ、ベルエア、アンステイ・ヒル、ハレット・コーブなどは公共交通でアクセスできます。

一番歩きやすい季節は?

冬から春がおすすめです。滝の水量が増え、ワイルドフラワーも楽しめます。秋も気温が穏やかで歩きやすい季節です。

夏でも歩けますか?

歩けますが、暑い日は早朝に短いコースを選んでください。カタストロフィックの火災危険度の日は公園が閉鎖されます。

一番難しいコースは?

この記事の中ではブラック・ヒル・サミット・ハイクがグレード5です。4.2kmと短いものの、急坂と荒れた路面があります。

水はどのくらい必要ですか?

南オーストラリア州国立公園局は、運動中は1時間あたり1リットルを目安に水分を摂るよう案内しています。気温とコースに合わせて十分な量を持参してください。

2026年現在、特別な閉鎖はありますか?

2026年8月31日までパラ・ウィラが毎週水曜18:00~24:00に閉鎖されます。また、ディープ・クリークでは山火事復旧のため一部ハイキングコースが閉鎖中です。

ヘビは多いですか?

暖かい季節には見かける可能性があります。近づかず、刺激せず、トラック上で距離を取ってください。

当日チェックすべき情報は?

天気、最高気温、雨量、CFSの火災危険度、国立公園の閉鎖・アラートを確認してください。

アデレードのブッシュウォーキングに関する参考情報

まとめ:アデレードは市街地の近くで本格的なブッシュウォーキングを楽しめる

アデレード周辺には、マウント・ロフティの定番登山、モリアルタの滝と渓谷、ブラック・ヒルの急登、オンカパリンガの峡谷、ハレット・コーブの海岸地形まで、短い距離の中にまったく違う景色が揃っています。

初めてならハレット・コーブやベルエア、滝を見たいならモリアルタ、本格的に歩きたいならウォーターフォール・ガリー~マウント・ロフティやオンカパリンガがおすすめです。

さらに難しいコースを歩きたい人はブラック・ヒル、海岸の大自然を楽しみたい人はディープ・クリークまで足を延ばすと、アデレード周辺の自然の幅広さを実感できます。

南オーストラリア州では火災危険度による公園閉鎖が重要です。出発当日は天気だけでなくCFSの火災危険度、公園アラート、前日までの降雨を確認し、十分な水と適切な装備で歩いてください。

アデレードの旅行手配

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メルボルン(Melbourne)は、街のすぐ近くから本格的な山歩きまで、ブッシュウォーキングの選択肢がとても豊富な都市です。ヤラ・ベンドのように市中心部から30分ほどで行けるコースもあれば、ダンデノン丘陵、ユーヤングス、ウェリビー・ゴージ、モーニントン半島、ラーダーダーグ、カセドラル・レンジズ、ウィルソンズ・プロモントリーまで足を延ばすこともできます。

オーストラリアでいうブッシュウォーキング(Bushwalking)は、日本語のハイキングや山歩きに近い言葉です。山頂を目指すだけでなく、ユーカリ林、シダの森、渓谷、海岸、岩場など、自然の中を歩くこと全般に使われます。

メルボルン周辺の魅力は、初心者向けの短い散策から、岩場をよじ登るグレード5の本格コースまで幅広いこと。距離だけでなく、グレード、高低差、路面、崖、携帯電話の電波、当日の天候まで確認することが大切です。

特に注意したいのが、夏の高温と山火事、雨後の増水、冬のぬかるみ、岩場の滑りやすさです。2026年8月現在、ダンデノン丘陵国立公園では8月16日~11月19日に一部エリアで夜間のシカ管理作業が行われ、対象区域が16:00~翌7:00に閉鎖される日があります。

この記事では、日本からメルボルンを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、おすすめブッシュウォーキング10コース、難易度、所要時間、公共交通でのアクセス、安全対策、服装、持ち物、ヘビや山火事への備えまでまとめて紹介します。




メルボルンのブッシュウォーキングとは?

メルボルン周辺では、都市公園の短い散策から、州立公園・国立公園の本格的な岩稜歩きまで楽しめます。

市内から30分以内でも自然がある

ヤラ・ベンド・パーク(Yarra Bend Park)はメルボルン中心部に最も近い大規模な自然公園のひとつで、公共交通でも簡単にアクセスできます。

ダンデノン丘陵は旅行者にも人気

1000ステップスやシャーブルック滝は、市内から約1時間。電車とバスを使って行けるため、レンタカーを借りない旅行者にも向いています。

西側には岩山と渓谷

ユーヤングス、ウェリビー・ゴージ、ラーダーダーグは、開けた岩場や深い渓谷を歩く本格的なコースが豊富です。

本格派ならカセドラル・レンジズ

岩稜、急斜面、簡単なクライミングを含むグレード5のコースがあり、経験者向けです。

グレード1~5の難易度

ビクトリア州では、オーストラリア共通のウォーキング・トラック・グレーディング・システムを使っています。

グレード 目安 旅行者向けの考え方
1 平坦で整備された道 短い散策、初心者向け
2 比較的歩きやすい道 家族連れ、初心者向け
3 急坂、段差、不整地あり ある程度の体力が必要
4 長い、急、荒れた路面 経験者向け
5 岩場、露出した尾根、未整備部分あり 高い経験・技術が必要

グレード5になると「歩く」というより、手を使って岩を登る場面が含まれることがあります。カセドラル・レンジズの一部コースはその代表例です。

おすすめの季節

春と秋が最も歩きやすい

9~11月と3~5月は気温が比較的穏やかで、長時間歩きやすい季節です。春はワイルドフラワーも楽しめます。

冬は森歩きに向く

6~8月は雨の日が増えますが、ダンデノン丘陵のシダや滝は水量が多く、冬ならではの雰囲気があります。

夏は早朝に歩く

ウェリビー・ゴージ、ユーヤングス、ラーダーダーグなど日陰が少ないコースでは、30℃を超える日の昼間を避けてください。

エクストリーム・ファイア・デンジャーの日は閉鎖も

ダンデノン丘陵国立公園など、極端な火災危険度の日に閉鎖される公園があります。出発前にパークス・ビクトリアとビック・エマージェンシーの情報を確認してください。

ヤラ・ベンド・ブッシュランド・サーキット

ブッシュランド・サーキット・トレイル(Bushland Circuit Trail)は、ヤラ・ベンド・パークのスタッドリー・パーク周辺を歩く短い周回コースです。

850m・約25分

ケインズ・ブリッジ近くからスタートし、ヤラ川沿いの自然林を歩いて戻ります。体力に自信がない人や、到着日の軽い散策にも向いています。

公共交通で簡単に行ける

市内から200、202、207番バスなどでヤラ・ベンド・パーク/スタッドリー・パーク・ロード付近まで行けます。

野鳥とフライング・フォックス

ヤラ・ベンド周辺では多くの野鳥が見られ、場所によってはオオコウモリの群れも観察できます。

初心者向け

大半が整備された短いコースなので、本格的な山装備がなくても歩きやすいのが魅力です。

グレート・オーシャン・ロード

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詳細・お申込み

 

1000ステップス/ココダ・トラック・メモリアル・ウォーク

ダンデノン丘陵国立公園(Dandenong Ranges National Park)の1000ステップス/ココダ・トラック・メモリアル・ウォーク(1000 Steps / Kokoda Track Memorial Walk)は、メルボルンで最も有名なブッシュウォーキングのひとつです。

片道1.4km・約45分

ファーンツリー・ガリー・ピクニック・グラウンドから急な階段を上り、ワン・ツリー・ヒル方面へ向かいます。帰りは隣接するライアバード・トラックを使うのが一般的です。

電車で行ける

アッパー・ファーンツリー・ガリー駅から1000ステップス入口まで徒歩約1.2kmです。

週末は非常に混雑

週末午前は駐車場が早く満車になります。平日か早朝の訪問がおすすめです。

2026年8~11月は夜間閉鎖に注意

ダンデノン丘陵では2026年8月16日~11月19日に、選定された夜にシカ管理作業が実施され、一部エリアが16:00~翌7:00に閉鎖されます。現地標識を必ず確認してください。



シャーブルック・フォールズ・ウォーク

シャーブルック・フォールズ・ウォーク(Sherbrooke Falls Walk)は、ダンデノン丘陵らしいマウンテン・アッシュとシダの森を気軽に楽しめるコースです。

2.4km往復・約1時間

シャーブルック・ピクニック・グラウンドまたはオドノヒュー・ピクニック・グラウンドから滝へ向かいます。

雨の後がおすすめ

滝自体は小さいですが、雨後は沢の水量が増え、森全体がしっとりとして美しくなります。

公共交通でもアクセス可能

ベルグレーブ駅から694番バスを利用し、シャーブルック・ロード付近から歩けます。

2026年は夜間シカ管理作業あり

1000ステップスと同様、対象日の夕方から翌朝にかけて一部区域が閉鎖されます。

オーガン・パイプス・ウォーク

オーガン・パイプス・ウォーク(Organ Pipes Walk)は、メルボルン北西部のオーガン・パイプス国立公園(Organ Pipes National Park)で、柱状節理の奇岩を見に行く短いコースです。

所要約1時間30分

駐車場から急な舗装路を谷底へ下り、オーガン・パイプス、ロゼット・ロック、テッセレイテッド・ペイブメントなどを巡れます。

短いが帰りは急坂

入口から谷底までかなりの勾配があります。距離が短いからと油断せず、帰りの登りを考えて水を持参してください。

市内から近い

メルボルンCBDから車で約30分前後。空港方面と組み合わせやすい場所です。

夏は午前中がおすすめ

公式案内でも、夏は暑い時間帯を避けて午前から昼前に訪れることが勧められています。

ウェリビー・ゴージ・サーキット・ウォーク

ウェリビー・ゴージ州立公園(Werribee Gorge State Park)のウェリビー・ゴージ・サーキット・ウォーク(Werribee Gorge Circuit Walk)は、メルボルン西部で本格的な渓谷歩きを楽しめる人気コースです。

10km・約4時間30分・グレード3

渓谷上部の展望と川沿いの岩場をつなぐ周回ルートです。

50mのケーブル区間あり

川沿いには高角度の岩場を通る区間があり、約50mにわたって手すり代わりのケーブルが設置されています。

雨後は川沿いが通れないことも

大雨の後は川沿い区間が増水し、通行不能になる場合があります。

公共交通なし

公園へのアクセスは基本的に車です。十分な時間と日照時間を確保してください。

フリンダース・ピーク・ウォーク

ユーヤングス・リージョナル・パーク(You Yangs Regional Park)のフリンダース・ピーク・ウォーク(Flinders Peak Walk)は、短時間でしっかり登りたい人におすすめです。

約3.2~3.5km往復・約1時間

ターンテーブル駐車場から約450段の階段を登り、フリンダース・ピーク展望台へ向かいます。

ジーロングとメルボルン方面を一望

山頂付近から西部火山平原、ジーロング、晴れた日にはメルボルン方面まで見渡せます。

公共交通+タクシーも可能

V/Lineでララ駅まで行き、そこからタクシーで約10分です。

夏は午前中に

日陰が少ないため、暑い日は早い時間に歩くのがおすすめです。




ブッシュレンジャーズ・ベイ・ウォーク

モーニントン半島国立公園(Mornington Peninsula National Park)のブッシュレンジャーズ・ベイ・ウォーク(Bushrangers Bay Walk)は、ケープ・シャンク(Cape Schanck)の灯台付近から海岸へ下る景観のよいコースです。

5.4km往復・約2時間

海岸性低木林を抜け、メイン・クリークの河口と玄武岩の崖に囲まれた砂浜へ下ります。

急な階段あり

細く砂の多い未舗装路と急な階段があります。

遊泳はおすすめしない

ブッシュレンジャーズ・ベイは離岸流、強い潮流、岩礁、大波があり、監視員のいない危険な海岸です。

潮位を確認

満潮時にはメイン・クリークの浅瀬を渡る際に足が濡れることがあります。

イースト・ウォーク&コーワン・トラック・ループ

ラーダーダーグ州立公園(Lerderderg State Park)のイースト・ウォーク&コーワン・トラック・ループ(East Walk and Cowan Track Loop)は、メルボルンから約1時間15分で行けるとは思えないほど、遠隔地のような雰囲気を味わえる本格コースです。

14km・グレード4

オブライエンズ・クロッシングからラーダーダーグ川沿いを進み、急坂を200m以上登って尾根へ戻ります。

経験者向け

川沿いは道が狭く荒れており、洪水で分かりにくくなることがあります。

水は3~4リットルを目安に

パークス・ビクトリアは暑い日の本格ハイクでは1人3~4リットル以上の水を持つよう案内しています。

雨後は通行困難になることも

川沿い区間は増水で歩けなくなる場合があります。前日までの降雨も確認してください。

グレート・オーシャン・ロード

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カセドラル・レンジズ・サザン・サーキット

カセドラル・レンジ州立公園(Cathedral Range State Park)のサザン・サーキット(Cathedral Range Southern Circuit)は、この記事で紹介する中で最も難しいコースです。

10.5km・約5時間・グレード5

シュガーローフ・ピーク、岩稜、急斜面をつなぐ本格的な周回ルートです。

岩登りに近い区間がある

キャニオン・トラックやウェルズ・ケーブ側には手を使って岩を登る場面があります。高所が苦手な人には向きません。

雨・強風時は避ける

露出した岩稜で風を受けやすく、濡れた岩は非常に滑りやすくなります。

携帯電話は不安定

地図、GPS、十分な水を用意し、経験者でもPLBを検討してください。

マウント・オベロン・サミット・ウォーク

ウィルソンズ・プロモントリー国立公園(Wilsons Promontory National Park)のマウント・オベロン・サミット・ウォーク(Mount Oberon Summit Walk)は、メルボルンから距離はありますが、日帰りまたは1泊で訪れる価値のある絶景コースです。

6.8km往復・約2時間・グレード4

テレグラフ・サドルから緩やかに登り、最後に階段を上って山頂へ出ます。

360度の絶景

山頂からタイダル・リバー、ノーマン・ビーチ、周辺の山並みと海を見渡せます。

ピーク時は無料シャトル

混雑期にはタイダル・リバーからテレグラフ・サドルまで無料シャトルが運行され、運行中はマウント・オベロン・ロードが一般車両通行止めになります。

メルボルンからは片道約3時間

日帰りなら早朝出発が必要です。時間に余裕を持つならタイダル・リバー周辺で1泊するのがおすすめです。



おすすめコース比較

コース 距離・時間 特徴
ヤラ・ベンド 850m・約25分 市内近郊、初心者向け
1000ステップス 1.4km片道・約45分 階段、公共交通可
シャーブルック滝 2.4km・約1時間 シダの森、家族向け
オーガン・パイプス 約1時間30分 柱状節理、短い急坂
ウェリビー・ゴージ 10km・約4.5時間 渓谷、岩場
フリンダース・ピーク 約3.2~3.5km・約1時間 450段、山頂展望
ブッシュレンジャーズ・ベイ 5.4km・約2時間 海岸、崖
ラーダーダーグ 14km・グレード4 本格的な渓谷歩き
カセドラル・レンジズ 10.5km・約5時間 グレード5、経験者向け
マウント・オベロン 6.8km・約2時間 360度の絶景

公共交通で行きやすいコース

ヤラ・ベンド

市内からバスで簡単に行けるため、車なしで最も手軽です。

1000ステップス

ベルグレーブ線でアッパー・ファーンツリー・ガリー駅まで行き、徒歩で入口へ向かえます。

シャーブルック滝

ベルグレーブ駅から694番バスを利用できます。

フリンダース・ピーク

V/Lineでララ駅まで行き、そこからタクシーを使えば車なしでも訪問可能です。

その他はレンタカーが便利

ウェリビー・ゴージ、ラーダーダーグ、カセドラル・レンジズ、モーニントン半島、ウィルソンズ・プロモントリーは車の方が現実的です。

基本装備・持ち物

短い森歩きでも水を持参してください。ラーダーダーグのような本格コースでは、暑い日に1人3~4リットル以上が目安になります。

滑りにくい靴

グレード3以上ではトレッキングシューズか、グリップの良いスニーカーがおすすめです。

帽子・日焼け止め

ユーヤングス、ウェリビー・ゴージ、海岸コースは日陰が少ないため、紫外線対策が必要です。

雨具・防寒着

ダンデノン丘陵やウィルソンズ・プロモントリーでは天候が変わりやすく、夏でも風が強い日は冷えます。

行動食・救急用品・モバイルバッテリー

予定より時間がかかった場合に備え、少し余分に持ってください。

地図・通信・PLBなどの安全対策

出発前に誰かへ行程を伝える

コース名、出発地点、同行者、帰着予定時刻を家族や友人へ伝えておきます。

オフライン地図を保存

州立公園・国立公園では携帯電話が圏外になる場所があります。

カセドラル・レンジズではGPSや地図を

尾根上は標識が少ない区間があり、公式案内でも地形図、コンパス、GPSの利用が勧められています。

遠隔地ではPLB

PLB(Personal Locator Beacon)は、生命に危険がある緊急時に救助信号を送る装置です。グレード4~5の遠隔地では携行を検討してください。

雨・暑さ・山火事への備え

雨後の渓谷に注意

ウェリビー・ゴージとラーダーダーグは、大雨後に川沿い区間が通れなくなることがあります。

夏の昼間を避ける

ユーヤングス、ウェリビー・ゴージ、ラーダーダーグなどは夏の日中に非常に暑くなります。

火災危険度を確認

出発前にビック・エマージェンシーで火災危険度とトータル・ファイア・バンを確認してください。

強風時の岩稜は避ける

カセドラル・レンジズやマウント・オベロンは露出した高所があります。強風や視界不良の日は無理をしないでください。



ヘビ・野生動物・自然保護の注意

ヘビを見ても近づかない

暖かい季節にはトラック上でヘビを見ることがあります。追い払わず、距離を取って通り過ぎるのを待ちます。

野生動物へ餌を与えない

ワラビー、カンガルー、鳥などに食べ物を与えないでください。

犬を連れて入れない場所が多い

国立公園では犬禁止が基本です。ユーヤングスなど一部のリージョナル・パークではリード付きで認められる場合があります。

ごみはすべて持ち帰る

自然に分解されると思われる食べ物の皮も含め、自分が持ち込んだものは持ち帰ります。

トラックから外れない

植生保護だけでなく、崖、ヘビ、迷子を避けるためにも、標識のある道を歩いてください。

メルボルンのブッシュウォーキングに関するよくある質問(FAQ)

メルボルンで初心者に一番おすすめのブッシュウォーキングは?

最も手軽なのはヤラ・ベンドのブッシュランド・サーキットです。もう少し自然を楽しみたいならシャーブルック・フォールズがおすすめです。

1000ステップスは初心者でも歩けますか?

階段は急ですが、距離は短く、休みながらなら普段歩いている人でも挑戦できます。滑りにくい靴を履いてください。

車なしでも行けますか?

ヤラ・ベンド、1000ステップス、シャーブルック滝は公共交通で行きやすいコースです。フリンダース・ピークもララ駅からタクシーを利用できます。

一番歩きやすい季節は?

春と秋が最も歩きやすいでしょう。冬は森歩きに向き、夏は早朝スタートがおすすめです。

夏でも歩けますか?

歩けますが、30℃を超える日はウェリビー・ゴージ、ユーヤングス、ラーダーダーグなどの日陰の少ないコースを避けるか、早朝に歩いてください。

一番難しいコースは?

この記事の中ではカセドラル・レンジズ・サザン・サーキットです。10.5km、約5時間、グレード5で、岩登りに近い区間があります。

携帯電話だけで大丈夫ですか?

遠隔地では圏外になる場所があります。オフライン地図を準備し、グレード4~5のコースではPLBも検討してください。

2026年現在、ダンデノン丘陵に特別な注意事項はありますか?

2026年8月16日~11月19日の選定された夜に、シカ管理作業のため一部区域が16:00~翌7:00に閉鎖されます。現地標識とパークス・ビクトリアの最新情報を確認してください。

ヘビは多いですか?

暖かい季節には見かける可能性があります。近づかず、刺激せず、十分に距離を取ってください。

当日チェックすべき情報は?

天気、最高気温、雨量、火災危険度、トータル・ファイア・バン、公園の閉鎖・工事情報を確認してください。

メルボルンのブッシュウォーキングに関する参考情報

まとめ:メルボルンは初心者から経験者まで選べるブッシュウォーキング天国

メルボルン周辺には、市内から30分ほどの短い散策から、ダンデノン丘陵の森、ウェリビー・ゴージの渓谷、モーニントン半島の海岸、カセドラル・レンジズの岩稜まで、まったく異なる自然環境のコースが揃っています。

初めてならヤラ・ベンドやシャーブルック滝、運動目的なら1000ステップスやフリンダース・ピーク、本格的な一日歩きならウェリビー・ゴージやラーダーダーグがおすすめです。

経験者ならカセドラル・レンジズ・サザン・サーキット、時間に余裕があればウィルソンズ・プロモントリーのマウント・オベロンまで足を延ばすと、さらに印象的な景色に出会えます。

2026年はダンデノン丘陵の夜間シカ管理作業など、通常と異なる閉鎖もあります。出発当日は天気、火災危険度、公園アラートを確認し、十分な水と適切な装備で歩いてください。

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シドニー(Sydney)は、世界的な大都市でありながら、本格的なブッシュウォーキングを日帰りで楽しめる珍しい街です。市中心部からフェリーで行けるシドニー・ハーバー国立公園、電車でアクセスできるロイヤル国立公園、北部のクーリンガイ・チェイス国立公園、そして日帰り観光の定番ブルー・マウンテンズまで、歩く場所の選択肢は非常に豊富です。

オーストラリアでいうブッシュウォーキング(Bushwalking)は、日本語のハイキングや山歩きに近い言葉です。山頂を目指すだけでなく、ユーカリ林、渓谷、海岸の断崖、入り江、滝、砂岩地帯など、自然の中を歩くこと全般に使われます。

シドニーの魅力は、短い散策から一日がかりのコースまで選べること。タロンガ動物園近くから歩ける海沿いのコースもあれば、ブルー・マウンテンズの深い谷へ下る本格的なトラックもあります。距離だけでなく、グレード、階段、高低差、路面、携帯電話の電波、当日の天候まで確認することが大切です。

特に注意したいのが、大雨後の渓谷、海岸沿いの崖、夏の高温、山火事、通信圏外です。2026年8月現在、ロイヤル国立公園ではシカ管理作業のため一部エリアが月~木曜の日没から日の出まで閉鎖される期間があり、マンリー・シーニック・ウォークウェイでも工事による迂回が設定されています。

この記事では、日本からシドニーを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、おすすめブッシュウォーキング10コース、難易度、所要時間、公共交通でのアクセス、安全対策、服装、持ち物、ヘビや山火事への備えまでまとめて紹介します。




シドニーのブッシュウォーキングとは?

シドニーでは「街の近くで歩くコース」と「都市圏の外側にある本格的な国立公園」の両方を楽しめます。

港の景色を見ながら歩ける

シドニー・ハーバー国立公園(Sydney Harbour National Park)では、オペラハウスやハーバー・ブリッジを眺めながら、海岸林や砂岩の岬を歩けます。

電車で本格的な森へ行ける

ヒースコート(Heathcote)、マウント・クーリンガイ(Mount Ku-ring-gai)、ベロウラ(Berowra)などは駅からブッシュウォーキングを始められます。

ブルー・マウンテンズは別格

シドニー中心部から電車で約2時間かかりますが、深い渓谷、滝、断崖を楽しめるため、旅行者にとって最も人気の高い日帰りエリアです。

海岸と渓谷では注意点が違う

海岸では崖と強風、渓谷では大雨と増水、内陸の森では暑さと山火事など、歩く場所に応じた準備が必要です。

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グレード1~5の難易度

ニューサウスウェールズ州の国立公園では、オーストラリア共通のウォーキング・トラック・グレーディング・システムを採用しています。

グレード 目安 旅行者向けの考え方
1 平坦で整備された道 短い散策、初心者向け
2 歩きやすい路面、緩い坂 一般的な観光客向け
3 急坂、階段、荒れた部分あり ある程度の体力が必要
4 長い、急、荒れた路面 経験者向け
5 非常に険しい、未整備部分あり 高度な経験・技術が必要

最終グレードは平均ではなく、勾配、路面、標識などの中で最も難しい項目を基準に決まります。短いコースでも急な崖や荒れた岩場があればグレード4になることがあります。

おすすめの季節

春と秋が最も歩きやすい

9~11月と3~5月は気温が比較的穏やかで、長時間歩きやすい時期です。春はワイルドフラワーも楽しめます。

冬は晴れれば快適

6~8月は空気が乾燥し、日中は歩きやすい日が多くあります。海岸沿いでは5~10月頃にクジラを見られることもあります。

夏は早朝スタート

12~2月は気温が30℃を超えることがあり、日陰の少ない海岸や尾根では特に暑くなります。早朝に歩き始めるのがおすすめです。

大雨後の渓谷は避ける

ブルー・マウンテンズの渓谷は、上流の雨で急に水位が上がることがあります。大雨の前後は谷底のコースへ入らないでください。

グランド・キャニオン・トラック

ブルー・マウンテンズ国立公園(Blue Mountains National Park)のブラックヒース(Blackheath)近くにあるグランド・キャニオン・トラック(Grand Canyon Track)は、シドニーからの日帰りブッシュウォーキングで最もおすすめしたいコースのひとつです。

6.3km・3~4時間・グレード3

深い砂岩の渓谷へ下り、滝、沢、シダの森を通って戻る周回コースです。標識は明確ですが階段が多く、最後の登りはしっかり体力を使います。

大雨前後は入らない

ニューサウスウェールズ州国立公園局は、豪雨の前・最中・直後は歩かないよう注意しています。

ブラックヒース駅からタクシー等を利用

最寄りはブラックヒース駅ですが、トラック入口のグランド・キャニオン駐車場までは距離があります。車がない場合はタクシーや配車サービスを利用します。

オフライン地図を保存

谷底では電波が不安定になるため、NSW National Parksアプリの地図を事前に保存しておくと安心です。

プリンス・ヘンリー・クリフ・ウォーク

プリンス・ヘンリー・クリフ・ウォーク(Prince Henry Cliff Walk)は、カトゥーンバ(Katoomba)からルーラ(Leura)まで崖の上をつなぐ景観のよいコースです。

7km片道・3~4時間・グレード3

エコー・ポイントやスリー・シスターズ周辺を通り、20か所以上の展望地点からジャミソン・バレーを眺められます。

駅と駅をつなげやすい

カトゥーンバとルーラを結ぶため、歩き終わったあと電車で戻りやすいのが旅行者には便利です。

崖沿いなので柵を越えない

整備された区間が多い一方、崖の近くを通ります。写真撮影のために柵や標識の外へ出ないでください。



ウェントワース・フォールズ・トラック

ウェントワース・フォールズ・トラック(Wentworth Falls Track)は、短時間でもブルー・マウンテンズらしい滝と渓谷の景色を楽しめるコースです。

1.4km往復・45分~1時間・グレード3

約200段の階段を下り、フレッチャーズ・ルックアウトなどからウェントワース滝を眺めます。

短いが急な階段が多い

距離だけを見ると簡単に思えますが、急な階段があります。サンダルより滑りにくい靴がおすすめです。

周辺トラックの閉鎖情報に注意

2026年はブルー・マウンテンズの一部トラックで、豪雨被害や工事による閉鎖が続いています。ウェントワース・フォールズ・トラック自体だけでなく、接続予定の道も当日に確認してください。

ロイヤル国立公園・コースト・トラック

ロイヤル国立公園(Royal National Park)のコースト・トラック(The Coast Track)は、ブンディーナ(Bundeena)からオトフォード(Otford)まで海岸線を縦断する本格的なルートです。

27km片道・通常2日・グレード4

断崖、海岸、ヒース、森をつないで歩きます。全線を歩くなら宿泊を伴う計画が一般的です。

日帰りなら一部区間を選ぶ

ブンディーナからワタモラまで約10kmなど、一部区間だけを歩く方法もあります。

5~10月はクジラの季節

海沿いの展望地点からザトウクジラを見られる可能性があります。

2026年は夜間閉鎖日に注意

2026年7月6日~12月18日の月~木曜、学校休暇を除き、シカ管理作業のため一部エリアが日没から日の出まで閉鎖されます。コースト・トラックも対象区間があります。

カルー・ウォーキング・トラック

カルー・ウォーキング・トラック(Karloo Walking Track)は、ヒースコート駅から直接歩き始められる、公共交通派に便利なロイヤル国立公園のコースです。

10km往復・3~5時間・グレード3

ヒースランドを抜け、カルー・プールを経由してウルーラ滝方面へ歩きます。

駅からスタートできる

シドニー中心部から電車でヒースコート駅まで行き、そのまま歩き始められます。

雨の後はぬかるむ

公式案内でも、雨天後はトラックが泥状になることがあると注意されています。

夜間閉鎖期間あり

2026年のシカ管理作業期間中は、指定日の夕方以降にカルー・ウォーキング・トラックも閉鎖対象になります。日中の行程にしてください。




ブラッドリーズ・ヘッド~チャウダー・ベイ

シドニー・ハーバー国立公園のブラッドリーズ・ヘッド~チャウダー・ベイ・ウォーク(Bradleys Head to Chowder Bay Walk)は、旅行者が最も気軽に楽しめる「都会のブッシュウォーク」のひとつです。

4km片道・1時間30分~2時間30分・グレード3

タロンガ動物園のフェリー乗り場付近から海岸林を歩き、ブラッドリーズ・ヘッド、テイラーズ・ベイを経てチャウダー・ベイへ向かいます。

オペラハウスとハーバー・ブリッジが見える

自然の中を歩きながらシドニーを代表する景色を眺められるのが魅力です。

フェリー+バスで完結

サーキュラー・キーからタロンガ動物園ワーフへフェリーで行き、終点のチャウダー・ベイからはバスで市内方面へ戻れます。

マンリー・シーニック・ウォークウェイ

マンリー・シーニック・ウォークウェイ(Manly Scenic Walkway)は、スピット・ブリッジ(Spit Bridge)とマンリーを結ぶシドニー北部の定番ウォークです。

約10km・約4時間前後

入り江、ビーチ、海岸林、先住民文化に関わる場所、住宅地をつなぎながら歩きます。

公共交通で非常に行きやすい

スピット側はバス、マンリー側はフェリーが利用できるので、レンタカーがなくても楽しめます。

2026年はキャッスル・ロック付近で迂回あり

2026年8月現在、キャッスル・ロック(Castle Rock)付近のアップグレード工事により一部迂回路が設定されています。現地標識に従ってください。

短い区間だけでも楽しめる

ノース・ハーバーやクロンターフなど複数の出入口があり、全線を歩かず一部だけ選ぶこともできます。

アボリジナル・ヘリテージ・ウォーク

クーリンガイ・チェイス国立公園(Ku-ring-gai Chase National Park)のアボリジナル・ヘリテージ・ウォーク(Aboriginal Heritage Walk)は、自然景観と先住民文化の両方に触れられるコースです。

4.4km周回・2時間30分~3時間30分・グレード4

レッド・ハンズ・ケーブ、岩刻画、レゾリュート・ビーチなどを巡ります。

短いが急坂がある

距離は短めですが、非常に急な場所と多くの階段があり、路面も荒れています。

文化遺産に触れない

岩絵や岩刻画は非常に繊細で重要な文化遺産です。触ったり、上に乗ったりしないでください。

車でのアクセスが便利

スタート地点のレゾリュート・ピクニック・エリアまでは、ウェスト・ヘッド・ロードを利用するため車が便利です。

マウント・クーリンガイ~ベロウラ

マウント・クーリンガイ・トラック~ベロウラ駅(Mount Ku-ring-gai Track to Berowra Station)は、電車だけで行きやすい本格的な日帰りコースです。

10km片道・3時間30分~4時間30分・グレード3

森、入り江、先住民文化や歴史に関わる場所を通り、マウント・クーリンガイ駅とベロウラ駅を結びます。

駅から駅なので車不要

両端が鉄道駅に近く、シドニー中心部から電車だけで行きやすいのが大きなメリットです。

一部は急坂と階段

路面には障害物があり、階段も多いため、普段あまり歩かない人は時間に余裕を持ってください。

2026年8月現在、コース自体に主要警報なし

訪問前には当日の国立公園アラートを再確認してください。



ブーディ・コースタル・ウォーク

セントラル・コーストのブーディ国立公園(Bouddi National Park)にあるブーディ・コースタル・ウォーク(Bouddi Coastal Walk)は、シドニーから少し足を延ばして歩きたい人におすすめです。

8.5km片道・3時間30分~4時間30分・グレード3

プッティ・ビーチ(Putty Beach)からマクマスターズ・ビーチ(MacMasters Beach)まで、海岸、ボードウォーク、森をつないで歩きます。

メイトランド・ベイが見どころ

途中には静かな砂浜や、低潮時に一部が見える難破船の痕跡があります。

5~11月はクジラ観察にも向く

海岸の展望地点から移動中のクジラを見られる可能性があります。

片道なので帰り方を決めておく

車2台、送迎、短い区間だけ歩くなど、事前に終了地点からの移動方法を決めてください。

おすすめコース比較

コース 距離・時間 特徴
グランド・キャニオン 6.3km・3~4時間 渓谷・滝、本格派
プリンス・ヘンリー 7km・3~4時間 展望台が多い
ウェントワース・フォールズ 1.4km・約1時間 短時間で滝
コースト・トラック 27km・2日 海岸ロングトレイル
カルー 10km・3~5時間 電車で行ける
ブラッドリーズ・ヘッド 4km・約2時間 港の絶景、初心者向け
マンリー・シーニック 約10km・約4時間 フェリー利用可
アボリジナル・ヘリテージ 4.4km・約3時間 文化遺産と自然
マウント・クーリンガイ~ベロウラ 10km・約4時間 駅から駅
ブーディ・コースタル 8.5km・約4時間 海岸・ビーチ

公共交通で行きやすいコース

最も簡単:ブラッドリーズ・ヘッド~チャウダー・ベイ

市内からフェリーとバスで完結し、レンタカー不要です。

マンリー・シーニック・ウォークウェイ

市内からバスまたはフェリーを組み合わせやすく、片道ウォークに向いています。

カルー・ウォーキング・トラック

ヒースコート駅から直接歩き始められます。

マウント・クーリンガイ~ベロウラ

両端が鉄道駅なので、公共交通だけで本格的なブッシュウォーキングを楽しめます。

ブルー・マウンテンズ

カトゥーンバ、ルーラ、ウェントワース・フォールズまでは電車で行けますが、コースによって駅からバス、タクシー、徒歩を組み合わせます。

キングステーブルランド

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基本装備・持ち物

最低2リットルの水

ニューサウスウェールズ州国立公園局は、基本的な日帰りブッシュウォーキングでも1人最低2リットルの水を持つよう案内しています。暑い日はさらに必要です。

滑りにくい靴

グレード3以上なら、トレッキングシューズまたはグリップの良いスニーカーがおすすめです。

帽子・日焼け止め・長袖

海岸や尾根は日陰が少なく、冬でも紫外線対策が必要です。

雨具・防寒着

ブルー・マウンテンズはシドニー市内より気温が低く、天候も変わりやすいので薄手の防水ジャケットがあると安心です。

行動食・救急用品・モバイルバッテリー

予定より時間がかかることを想定し、少し余分に持ってください。

地図・通信・PLBなどの安全対策

誰かに行程を伝える

コース名、出発地点、同行者、帰着予定時刻を家族や友人へ知らせておきます。

NSW National Parksアプリを保存

国立公園では携帯電話が圏外になることがあります。出発前に地図を端末へダウンロードしてください。

Emergency Plusアプリも便利

緊急時に現在地を伝えるのに役立ちます。ただし、通信圏外では通話できないため、携帯電話だけに頼らないようにしてください。

遠隔地ではPLB

PLB(Personal Locator Beacon)は、生命に危険がある緊急時に救助信号を送る装置です。長時間・遠隔地のコースでは携行を検討してください。

大雨・暑さ・山火事への備え

大雨後の渓谷へ入らない

グランド・キャニオンのような谷底コースでは、上流の雨でも増水する可能性があります。

夏は早朝出発

30℃を超える日は、日陰の少ない海岸・尾根コースを昼間に歩かない方が安全です。

火災危険度と公園アラートを確認

真夏は山火事や計画燃焼で公園や道路が急に閉鎖されることがあります。

崖は濡れた日・強風時に特に危険

濡れた砂岩は滑りやすく、崖際では突風もあります。柵や標識の外へ出ないでください。



ヘビ・野生動物・自然保護の注意

ヘビを見ても近づかない

暖かい季節にはトラック上でヘビを見ることがあります。追い払わず、十分に距離を取って通り過ぎるのを待ちます。

野生動物へ餌を与えない

ワラビー、鳥、オオトカゲなどへ食べ物を与えないでください。

先住民文化遺産に触れない

クーリンガイ・チェイスの岩絵・岩刻画は見るだけにし、触れたり水をかけたりしないでください。

ごみはすべて持ち帰る

果物の皮やティッシュも含め、自分が持ち込んだものはすべて持ち帰ります。

犬を連れて入れない国立公園が多い

シドニー周辺の国立公園ではペット禁止の場所が多くあります。マンリー・シーニック・ウォークウェイでも国立公園区間には犬を連れて入れず、別ルートが案内されています。

シドニーのブッシュウォーキングに関するよくある質問(FAQ)

シドニーで初心者に一番おすすめのブッシュウォーキングは?

市内からの行きやすさを考えると、ブラッドリーズ・ヘッド~チャウダー・ベイがおすすめです。4km片道、グレード3で、フェリーとバスを利用できます。

ブルー・マウンテンズで一番おすすめは?

本格的な自然を楽しみたいならグランド・キャニオン・トラックがおすすめです。6.3km、3~4時間、グレード3です。

車なしでもブッシュウォーキングできますか?

できます。ブラッドリーズ・ヘッド、マンリー・シーニック・ウォークウェイ、カルー・トラック、マウント・クーリンガイ~ベロウラは公共交通で行きやすいコースです。

一番歩きやすい季節は?

春と秋が最も歩きやすい時期です。冬も晴れた日は快適ですが、ブルー・マウンテンズでは朝晩がかなり冷えます。

夏でも歩けますか?

歩けますが、30℃を超える日は早朝出発がおすすめです。水を多めに持ち、山火事情報も確認してください。

水はどのくらい必要ですか?

ニューサウスウェールズ州国立公園局は日帰り歩行でも最低2リットルを案内しています。暑い日や長いコースではさらに必要です。

ヘビは多いですか?

暖かい季節には見かける可能性がありますが、近づかず刺激しなければ通常は避けられます。足元を確認し、丈夫な靴で歩いてください。

携帯電話だけで大丈夫ですか?

国立公園では圏外になる場所があります。オフライン地図を用意し、遠隔地・長時間コースではPLBなども検討してください。

2026年現在、ロイヤル国立公園に特別な注意事項はありますか?

2026年7月6日~12月18日の月~木曜、学校休暇を除き、シカ管理作業のため一部エリアが日没から日の出まで閉鎖されます。訪問前に最新の公園アラートを確認してください。

当日チェックするべきものは?

天気、最高気温、雨量、火災危険度、国立公園の閉鎖情報、海岸コースでは強風や潮位も確認してください。

シドニーのブッシュウォーキングに関する参考情報

まとめ:シドニーは車なしでも本格的なブッシュウォーキングを楽しめる

シドニー周辺には、港の景色を楽しめる短いコースから、ブルー・マウンテンズの渓谷、ロイヤル国立公園の海岸線を歩く本格的なトレイルまで、幅広い選択肢があります。

初めてならブラッドリーズ・ヘッド~チャウダー・ベイ、短時間ならウェントワース・フォールズ、本格的な渓谷歩きならグランド・キャニオン、公共交通だけで一日歩きたいならマウント・クーリンガイ~ベロウラがおすすめです。

2026年はロイヤル国立公園の夜間閉鎖やマンリーの工事迂回など、通常と異なる運用もあります。訪問当日は必ず最新の国立公園アラートと現地標識を確認してください。

十分な水、歩きやすい靴、オフライン地図、天候確認を準備すれば、シドニーは日本からの短期旅行でも気軽にオーストラリアらしいブッシュを体験できる都市です。

シドニーの旅行手配

トラベルドンキーでは、シドニーのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

シドニーを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

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オーストラリアで自然を楽しむなら、ぜひ体験してみたいのがブッシュウォーキングです。ブルー・マウンテンズ(Blue Mountains)の深い渓谷、グランピアンズ(Grampians)の岩山、タスマニア(Tasmania)の高原、レッド・センター(Red Centre)の赤い大地まで、歩く場所によって景色が驚くほど変わります。

オーストラリアでいうブッシュウォーキング(Bushwalking)は、日本語の「ハイキング」や「山歩き」に近い言葉ですが、必ずしも山へ登ることを意味しません。ユーカリ林、海岸、砂岩の渓谷、熱帯雨林、砂漠、アルプス地帯など、自然の中を歩くこと全般に使われます。

都市の近くには2~4時間程度で歩けるコースがある一方、グレート・オーシャン・ウォークやララピンタ・トレイルのように数日から1週間以上かけるルートもあります。初めてなら、距離だけでなく「グレード」「高低差」「路面」「水の有無」「携帯電話の電波」「当日の気温」まで確認することが大切です。

オーストラリアのブッシュウォーキングでは、暑さ、山火事、急な天候変化、通信圏外、崖、ヘビなど、日本とは違う注意点があります。特に内陸部では真夏の日中を避け、タスマニアの山岳地帯では夏でも低温・強風・雨に備える必要があります。

この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、全国の代表的なブッシュウォーキングコース、難易度の見方、歩くのに適した季節、装備、安全対策、PLB、山火事への備え、野生動物との接し方までまとめて紹介します。




オーストラリアのブッシュウォーキングとは?

「ブッシュ」という言葉から、道のない荒野を歩くイメージを持つかもしれませんが、実際には整備された遊歩道から本格的な長距離トレイルまで幅広く含まれます。

短時間の散策もブッシュウォーキング

国立公園の展望台まで30分歩くだけでも、自然の中を歩くアクティビティとしてブッシュウォーキングと呼ばれます。

日本の登山より幅広い

頂上を目指すことが目的とは限りません。海岸線を歩くコース、渓谷へ下りるコース、森林を抜けるコース、砂漠の尾根を歩くコースなどがあります。

国立公園ごとに条件が大きく違う

同じ5kmでも、舗装された道と岩場の急斜面では難易度がまったく違います。距離だけで判断しないようにしてください。

旅行者は日帰りコースからがおすすめ

初めての人は、グレード2~3で、所要2~4時間程度、標識が明確なコースから始めるとオーストラリアの歩き方に慣れやすいでしょう。

グレード1~5の難易度を知っておこう

オーストラリアの多くの国立公園では、ウォーキングコースをグレード1~5で表示しています。州によって細かな説明は異なりますが、数字が大きくなるほど難しくなります。

グレード 目安 旅行者向けの考え方
1 平坦で整備された道 短い散策、初心者向け
2 歩きやすい道、多少の坂や段差 一般的な観光客でも歩きやすい
3 急坂、階段、岩や凹凸がある場合あり 体力と歩きやすい靴が必要
4 長い、急、荒れた路面、標識が少ない場合あり ブッシュウォーキング経験者向け
5 非常に険しい、未整備・不明瞭なルートもある 高度な経験・ナビゲーション能力が必要

公式グレードは「最も難しい区間」を基準に付けられるのが一般的です。旅行サイトの「簡単」「中級」という説明より、国立公園管理当局のグレードを優先してください。

ブッシュウォーキングにおすすめの季節

地域 おすすめ時期 注意点
シドニー・ブルー・マウンテンズ 春・秋を中心に通年 大雨後の渓谷、夏の高温
ビクトリア州 春・秋 冬の低温、夏の山火事
クイーンズランド州南東部 秋~春 夏の暑さ・湿度
フリンダース・レンジズ 秋~春 夏の極端な高温
西オーストラリア州南西部 春・秋 冬の河川増水、夏の高温
レッド・センター 5月~9月頃 夏の危険な暑さ
タスマニア 夏~初秋 夏でも低温・雨・強風あり

「ベストシーズン」でも、山火事、洪水、強風、積雪などで閉鎖されることがあります。必ず当日の公園アラートと天気予報を確認してください。

グランド・キャニオン・トラック

ブルー・マウンテンズ国立公園(Blue Mountains National Park)のブラックヒース(Blackheath)近くにあるグランド・キャニオン・トラック(Grand Canyon Track)は、シドニーから日帰りできる代表的なブッシュウォーキングです。

6.3km・3~4時間・グレード3

深い砂岩の渓谷へ下り、滝、沢、シダが茂る湿った森を抜けて戻る周回コースです。標識は比較的分かりやすいものの、階段が多く、帰りはしっかり登ります。

真夏でも比較的涼しい

谷底は日陰が多く、ブルー・マウンテンズらしい涼しい渓谷の雰囲気を味わえます。

大雨の前後は歩かない

公式案内では、大雨の前・最中・直後は渓谷に入らないよう強く注意しています。沢の水位が急に上がる可能性があります。

オフライン地図を用意

携帯電話の電波が安定しない場所があるため、ニューサウスウェールズ国立公園アプリなどで事前に地図を保存しておくと安心です。

ロイヤル国立公園・コースト・トラック

シドニー南部のロイヤル国立公園(Royal National Park)を海岸沿いに歩くコースト・トラック(The Coast Track)は、ブンディーナ(Bundeena)からオトフォード(Otford)まで続く本格的な海岸トレイルです。

27km片道・通常2日・グレード4

断崖、海岸、ヒース、森をつないで歩きます。全線を歩くならキャンプ装備が必要ですが、ワタモラなどから一部だけ日帰りで歩くこともできます。

飲料水は基本的に持参

公式案内ではトラック上に飲用水はなく、1人1日あたり少なくとも2リットルを持参するよう案内しています。途中の未処理水を使う場合は浄水・煮沸が必要です。

5~10月はクジラも期待

海沿いの展望地点から、北上・南下するザトウクジラを見られることがあります。

公共交通も利用可能

ブンディーナ側はクロヌラ(Cronulla)からフェリー、オトフォード側は鉄道駅を利用できるため、車を2台用意しなくても計画しやすいコースです。



グランピアンズ・ピナクル・ウォーク

グランピアンズ国立公園(Grampians National Park/Gariwerd)のピナクル・ウォーク(The Pinnacle Walk)は、岩山と広大な景色を楽しめるビクトリア州の定番コースです。

初心者ならサンダイアル駐車場から

サンダイアル駐車場(Sundial Carpark)からは4.2km往復、1時間30分~2時間が目安。子ども連れや自信のない人にはこのルートが推奨されています。

ワンダーランド側はより険しい

ワンダーランド駐車場(Wonderland Carpark)からはグランド・キャニオンやサイレント・ストリートと呼ばれる岩場を通る、より冒険的なルートです。

岩が濡れている日は滑りやすい

急斜面、不安定な崖、凹凸、滑りやすい岩があるため、グリップのよい靴で歩いてください。

メルボルンから約3時間

日帰りも不可能ではありませんが、ホールズ・ギャップ(Halls Gap)に宿泊して朝から歩く方が余裕があります。

グレート・オーシャン・ウォーク

グレート・オーシャン・ウォーク(Great Ocean Walk)は、アポロ・ベイ(Apollo Bay)からトゥエルブ・アポストルズ(Twelve Apostles)まで続くビクトリア州を代表する長距離コースです。

110km超・全線は8日

海岸の断崖、森、砂浜、河口をつなぎながら東から西へ歩きます。全線を一度に歩かず、数時間の日帰り区間だけを選ぶこともできます。

基本は東から西へ

公式案内ではアポロ・ベイ側からトゥエルブ・アポストルズ方向へ歩くよう設計されています。

潮位を必ず確認

砂浜を歩く区間では満潮、大波、潮流の影響を受けます。海岸区間へ入る前に潮汐と代替ルートを確認してください。

2026年7月から一部管理体制が変更

グレート・オーシャン・ロード沿いでは一部の公園・キャンプ場の管理が移行しています。宿泊を伴う場合は、予約先を最新の公式案内で確認してください。

マウント・ングンガン・サミット・ウォーク

クイーンズランド州のグラス・ハウス・マウンテンズ国立公園(Glass House Mountains National Park)にあるマウント・ングンガン・サミット・ウォーク(Mount Ngungun Summit Walk)は、ブリスベンやサンシャイン・コーストから行きやすい日帰りコースです。

2.8km往復・約2時間

森から岩場へ登り、標高253mの山頂から周囲のグラス・ハウス・マウンテンズを360度見渡せます。

距離は短いが崖に注意

山頂付近は切り立った崖の近くを通るため、コースを外れず、子どもは必ず近くで見守ってください。

雨天後は岩が非常に滑りやすい

濡れた岩場は危険です。雨の日や雨上がりは無理をしない方が安全です。

暑い時間帯を避ける

クイーンズランド州公園当局も、暑い時間帯のウォーキングを避けるよう案内しています。




ワンガラ・ルックアウト・ハイク

南オーストラリア州のイクラ=フリンダース・レンジズ国立公園(Ikara-Flinders Ranges National Park)にあるワンガラ・ルックアウト・ハイク(Wangara Lookout Hike)は、ウィルピナ・パウンド(Wilpena Pound)の内部を歩いて展望台へ登る人気コースです。

上部展望台まで7.8km往復・約3時間30分

ビジターセンターからヒルズ・ホームステッドを経由し、最後に急坂を登ってウィルピナ・パウンド内部を見渡します。

下部展望台で折り返すことも可能

下部展望台までなら7.2km往復、約3時間。体力や気温に合わせて短くできます。

秋~春がおすすめ

フリンダース・レンジズの夏は非常に暑くなります。暖かい季節は早朝出発を基本にし、水を十分に持参してください。

アドニャマタンハの文化を尊重

イクラはアドニャマタンハ(Adnyamathanha)の人々にとって重要な文化的景観です。標識や立入制限に従って歩いてください。

ケープ・トゥ・ケープ・トラック

西オーストラリア州南西部、マーガレット・リバー(Margaret River)地域を縦断するケープ・トゥ・ケープ・トラック(Cape to Cape Track)は、ケープ・ナチュラリスト(Cape Naturaliste)からケープ・ルーウィン(Cape Leeuwin)を結ぶ海岸トレイルです。

約130km・通常5~7日

灯台、海岸林、断崖、砂浜をつなぐ本格的な長距離ルートですが、車でアクセスできる地点が多く、短い区間だけの日帰りウォークもできます。

冬はマーガレット川の横断に注意

河口が増水して安全に渡れない時期には、内陸側の橋を使う迂回ルートが必要になります。

野焼きによる迂回もある

計画的な燃焼作業が行われると、トラックが一時閉鎖・迂回になる場合があります。出発前にパーク・アラートを確認してください。

春はワイルドフラワーも魅力

西オーストラリア南西部らしい野生花とインド洋の景色を同時に楽しめる季節です。

ララピンタ・トレイル

ノーザンテリトリーのアリス・スプリングス(Alice Springs)から西へ伸びるララピンタ・トレイル(Larapinta Trail)は、チョリチャ/ウェスト・マクドネル国立公園(Tjoritja / West MacDonnell National Park)を歩くオーストラリア屈指の長距離トレイルです。

230km超・12セクション

アリス・スプリングス・テレグラフ・ステーションからマウント・ソンダー(Mount Sonder)方面まで、12区間に分かれています。

全線を歩かなくても楽しめる

多くの区間に道路アクセスがあり、オーミストン・ゴージなど一部だけを日帰りで歩くこともできます。

宿泊ウォークは料金あり

ララピンタを泊まりながら歩く場合はトレイル料金が必要で、指定キャンプ場では別途キャンプ料金がかかります。

携帯電話を頼りにしない

携帯電話の電波は非常に限られます。長距離区間では衛星電話、PLBなどの緊急通信手段が強く推奨されています。

キングス・キャニオン&ウルル

レッド・センターでは、ワタルカ国立公園(Watarrka National Park)のキングス・キャニオン・リム・ウォーク(Kings Canyon Rim Walk)と、ウルル=カタ・ジュタ国立公園(Uluṟu-Kata Tjuṯa National Park)のウルル・ベース・ウォークが代表的です。

キングス・キャニオンは6km・3~4時間・グレード4

最初に急な階段を登り、その後は峡谷の縁を時計回りに一周します。体力が必要ですが、岩の景観は圧巻です。

36℃以上予報の日は9時までに出発

ワタルカでは、予想最高気温が36℃以上の日はリム・ウォークを午前9時より後に開始できません。暑い季節は早朝出発が必須です。

ウルル・ベース・ウォークは10.6km・約3時間30分

グレード3の周回コースで、暑い日は午前11時までに歩き終えることが推奨されています。アナング(Aṉangu)の文化や聖地に配慮し、撮影禁止区域では写真を撮らないでください。

2026年はアクセス変更に注意

大雨による被害のため、リル・ウォーク(Liṟu Walk)は2026年4月から「追って通知があるまで」閉鎖され、代替アクセスが案内されています。ベース・ウォーク自体の補修も2026年6月に行われたため、訪問前に最新の公園アラートを確認してください。



オーバーランド・トラック

クレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園(Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)を縦断するオーバーランド・トラック(Overland Track)は、タスマニアを代表する本格ブッシュウォーキングです。

通常6日・グレード4

氷河地形、高山草原、古い森を抜ける遠隔地のトレイルで、一般的には6日ほどかけて歩きます。

夏でも悪天候に備える

標高1,000mを超える露出した高原が多く、夏でも雪、強風、冷たい雨が起きることがあります。死亡事故もあり、十分な装備と経験が必要です。

2026/27年は予約制・料金あり

10月1日~5月31日の予約シーズンはオーバーランド・トラック料金が必要で、2026/27年は大人312豪ドル、17歳以下とコンセッションは272豪ドルです。

テントは必携

山小屋は満員になる場合があるため、山小屋を利用する予定でも3~4シーズン対応のテントを持つよう案内されています。

おすすめコース比較

コース 距離・時間の目安 向いている人
グランド・キャニオン 6.3km・3~4時間 初~中級、シドニー旅行
コースト・トラック 27km・2日 海岸の本格ウォーク
ピナクル 4.2km~ 絶景を楽しみたい人
グレート・オーシャン・ウォーク 110km超・8日 海岸のロングトレイル
マウント・ングンガン 2.8km・約2時間 短時間の山歩き
ワンガラ・ルックアウト 7.8km・約3.5時間 アウトバック初心者
ケープ・トゥ・ケープ 約130km・5~7日 海岸の長距離歩行
ララピンタ 230km超 経験者・砂漠の長距離歩行
キングス・キャニオン 6km・3~4時間 レッド・センター観光
オーバーランド 通常6日 経験者・高山長距離歩行

基本装備・持ち物

歩きやすい靴

グレード3以上では、滑りにくいトレッキングシューズや丈夫なスニーカーを選びます。

日帰りでも十分な飲料水を持参します。ビクトリア州では1日のハイクに1人3~4リットルを目安としており、内陸の高温地域ではコースごとの公式案内に従ってさらに多く必要になる場合があります。

帽子・日焼け止め・長袖

オーストラリアは紫外線が強いため、曇りでも日焼け対策をしてください。

雨具と防寒着

山やタスマニアでは急に冷えます。軽量の防水ジャケットと重ね着できる服があると安心です。

食料・救急用品・モバイルバッテリー

予定より時間がかかった場合に備え、余分な行動食、救急用品、充電用バッテリーを持ちます。

地図・通信・PLBなどの安全対策

出発前に誰かへ計画を伝える

コース名、出発地点、同行者、帰着予定時刻を家族や友人に伝えてください。帰着後に連絡することも忘れないようにします。

オフライン地図を保存

国立公園では携帯電話の電波がない場所が珍しくありません。公式アプリや地図を事前に端末へ保存し、長距離では紙地図も用意します。

遠隔地ではPLB

PLB(Personal Locator Beacon)は、生命に危険がある緊急時に救助要請の信号を送る装置です。タスマニアの遠隔地やララピンタなどでは携行が強く推奨されています。

緊急時は000

救急、警察、消防が必要な場合は000へ連絡します。ただし、完全な通信圏外では携帯電話だけに頼れません。

暑さ・山火事・天候への備え

夏は早朝に歩く

レッド・センター、フリンダース・レンジズ、クイーンズランドなどでは、真夏の日中を避けて早朝に歩きます。

山火事情報を確認

暖かい季節は火災危険度、トータル・ファイア・バン、国立公園の閉鎖情報を確認してください。高い火災危険が予想される日は予定を変更する方が安全です。

煙が見えたら引き返す

歩行中に進行方向で煙や火災の兆候を見つけたら、近づかず引き返し、安全な場所へ移動します。

タスマニアでは夏でも低体温症

高地では夏でも強風、冷たい雨、雹、雪の可能性があります。気温だけでなく風と降水も確認してください。

渓谷は大雨後を避ける

ブルー・マウンテンズのような狭い谷では、上流の雨でも水位が上がります。大雨の前後は渓谷へ入らないでください。

ヘビ・野生動物への注意

ヘビは近づかなければ通常逃げる

暖かい季節は道の上で日光浴をしていることがあります。距離を取り、追い払おうとせず、通り過ぎるまで待ちます。

足元が見えない場所へ手を入れない

倒木、岩の隙間、長い草むらなどへ不用意に手足を入れないようにします。

野生動物へ餌を与えない

カンガルー、ワラビー、鳥などに食べ物を与えると、人に近づく習慣がつき、動物にも人にも危険です。

ヒルやダニにも注意

湿った森ではヒル、草地ではダニが付くことがあります。長ズボンや靴下で肌の露出を減らすと安心です。



自然と文化を守る歩き方

指定されたトラックを歩く

植生保護だけでなく、崖からの転落や迷子を防ぐためにも、標識のあるルートから外れないようにしてください。

ごみはすべて持ち帰る

果物の皮など「自然に戻るもの」も置いていかず、自分が持ち込んだものは持ち帰ります。

靴の泥を落とす

植物病原菌や雑草の種を別の地域へ運ばないため、国立公園を移動する際は靴や道具の泥を落としておくとよいでしょう。

先住民文化のルールを尊重

ウルルの撮影禁止区域、イクラの文化的に重要な場所などでは、現地の標識と伝統的所有者からのお願いに従ってください。

ドローン・犬・火の使用は公園ごとに確認

国立公園では犬を連れて入れない場所や、ドローン・焚き火が禁止されている場所が多くあります。

オーストラリアのブッシュウォーキングに関するよくある質問(FAQ)

ブッシュウォーキングとハイキングの違いは何ですか?

オーストラリアでは、自然の中を歩くこと全般をブッシュウォーキングと呼ぶことが多く、短い散策から数日間の長距離歩行まで含みます。日常会話では「hiking」とほぼ同じ意味で使われることもあります。

初心者はどのグレードを選べばよいですか?

初めてならグレード1~2、普段から歩いていて多少の坂や階段に慣れているならグレード3が目安です。グレード4以上は経験者向けと考えてください。

シドニーから日帰りでおすすめは?

ブルー・マウンテンズのグランド・キャニオン・トラックが代表的です。6.3km、3~4時間、グレード3です。

メルボルンから日帰りでおすすめは?

グランピアンズのピナクル・ウォークが人気です。市内から約3時間かかるため、早朝出発かホールズ・ギャップ宿泊がおすすめです。

一番歩きやすい季節はいつですか?

地域によります。本土南部は春・秋、レッド・センターは5~9月頃、タスマニアの高地は夏~初秋が比較的歩きやすい時期です。

一人でもブッシュウォーキングできますか?

整備された短いコースなら経験者が単独で歩くこともありますが、遠隔地では複数人が推奨されます。単独の場合は特に行程を家族や友人へ伝え、通信圏外ではPLBを携行してください。

水はどのくらい必要ですか?

コースと気温で大きく変わります。一般的な1日歩行では1人3~4リットルを目安にする案内がありますが、内陸の高温地域ではさらに多く必要になることがあります。必ず各コースの公式情報を優先してください。

携帯電話だけで大丈夫ですか?

いいえ。国立公園や遠隔地では圏外が多くあります。オフライン地図を用意し、遠隔地・長距離ではPLBや衛星通信機器を検討してください。

ヘビが怖いのですが歩けますか?

ヘビを見る可能性はありますが、距離を取り、触ったり追い払ったりしなければ通常は避けられます。足元を確認し、丈夫な靴を履いてください。

当日チェックすべき情報は何ですか?

天気予報、気温、火災危険度、国立公園の閉鎖・警報、道路状況、潮位が関係するコースでは潮汐も確認してください。

オーストラリアのブッシュウォーキングに関する参考情報

まとめ:オーストラリアのブッシュウォーキングは「距離より準備」が大切

オーストラリアには、都市から数時間で歩ける渓谷や山頂コースから、1週間近くかけて大自然を縦断するロングトレイルまで、さまざまなブッシュウォーキングがあります。

初めてならグランド・キャニオン、ピナクル、マウント・ングンガン、ワンガラ・ルックアウトなど、日帰りで標識が分かりやすいコースから始めるのがおすすめです。

一方、グレート・オーシャン・ウォーク、ケープ・トゥ・ケープ、ララピンタ、オーバーランド・トラックは、装備、宿泊、食料、水、交通、通信手段まで含めた計画が必要です。

どのコースでも、出発前に天気、公園アラート、火災危険度を確認し、十分な水、オフライン地図、適切な服装を準備してください。オーストラリアのブッシュウォーキングは、きちんと準備すれば都市観光とはまったく違う景色に出会える旅の楽しみ方です。

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タスマニア島(Tasmania)は、オーストラリアでも果物のおいしさで知られる地域です。夏になると、さくらんぼ、いちご、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーなどが一斉に旬を迎え、ホバート(Hobart)近郊からローンセストン(Launceston)、北西部まで、ピック・ユア・オウンを楽しめる農園が点在しています。

現地では果物狩りをピック・ユア・オウン(Pick Your Own/PYO)と呼びます。入場料を払って自分で収穫する農園、採った分を重量で購入する農園、宿泊やカフェと組み合わせて楽しめる農園など、施設ごとにスタイルはさまざまです。

タスマニアの特徴は、涼しい気候を生かしたベリー類とさくらんぼの種類が非常に豊富なこと。12月~2月は特に果物狩りの選択肢が多く、夏のドライブ旅行と相性のよい体験です。秋に入ると、りんごや梨、遅い時期のブルーベリーなども楽しめます。

2026年8月現在は冬で、多くの果物狩り農園がオフシーズンです。タスマニア州政府の収穫カレンダーでは、いちごは10月~5月、さくらんぼは12月~2月、ブルーベリーやラズベリーは12月~5月、りんごは2月~5月が主な収穫期とされています。

この記事では、日本からタスマニアを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、おすすめの果物狩り農園10か所、果物ごとの旬、予約・料金、ホバートやローンセストンからの行き方、タスマニアへ生の果物を持ち込む際の州内検疫、日本へ持ち帰る際の植物検疫までまとめて紹介します。




タスマニアの果物狩りはどんな感じ?

タスマニアの果物狩りは、観光専用施設というより、実際に果物を生産している農園が収穫期だけ一般客を受け入れるスタイルが中心です。

夏はベリーとさくらんぼが主役

12月から2月は、さくらんぼ、いちご、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリーなどが一気に旬を迎えます。旅行者が果物狩りを楽しむなら最も選択肢が多い時期です。

秋はりんご・梨・遅いベリー

タスマニア州政府の収穫カレンダーでは、りんごは2月~5月、梨は2月~3月、ブルーベリーやラズベリーは5月頃まで収穫が続きます。

ホバート周辺にも農園が多い

ソレル、ウェスタウェイ、ヒューオン・バレー(Huon Valley)など、ホバートから1時間以内で行ける農園がいくつもあります。

北部・北西部はベリー類が充実

ローンセストン近郊のヒルウッドやディルストン、北西部のターナーズ・ビーチなどにもピック・ユア・オウン農園があります。

果物別・タスマニアの収穫シーズン

果物 おおよその時期 主なエリア
いちご 10月~5月 ソレル、ヒルウッド、北西部
さくらんぼ 12月~2月 ソレル、タマール・バレー、ロス
ラズベリー 12月~5月 ウェスタウェイ、ヒルウッド、北西部
ブルーベリー 12月~5月 ヒューオン・バレー、ヒルウッド
ブラックベリーなど 夏~秋 ウェスタウェイ、ターナーズ・ビーチ
桃・アプリコット 1月~2月頃 ソレル周辺
りんご 2月~5月 南部・北部・北西部
2月~3月 南部・北部

収穫時期は、その年の気温や雨量で前後します。タスマニアは夏でも比較的涼しく、果実の成熟が本土より遅れることがあります。

主な果物狩りエリア

ソレル・タスマン半島入口

ホバートから北東へ約25~30分。ソレル・フルーツ・ファームとアイアン・クリーク・ベイ・エステートがあり、さくらんぼ、いちご、核果類を楽しめます。

ダーウェント・バレー

ウェスタウェイ(Westerway)はマウント・フィールド国立公園へ向かう途中にあり、夏のベリー狩りとラッセル滝観光を組み合わせやすい地域です。

ヒューオン・バレー

グローブ(Grove)周辺はりんごの産地として知られ、ブルーベリー狩りや果樹園直売所も点在しています。

タマール・バレー・北西部

ヒルウッド、ディルストン、マウント・ディレクション(Mount Direction)、ターナーズ・ビーチ(Turners Beach)などに、ベリーやさくらんぼの農園が集まっています。

ソレル・フルーツ・ファーム

ソレル・フルーツ・ファーム(Sorell Fruit Farm)は、ホバート近郊を代表するピック・ユア・オウン農園です。

果物の種類が非常に多い

いちご、さくらんぼ、アプリコット、ブラックベリー、ブルーベリー、ネクタリン、桃、プラム、りんご、ナシ、梨などを季節ごとに収穫できます。

主な営業期間は11月~4月頃

12月と1月は果物が多く、通常は10:00~16:00頃まで営業します。それ以外の月は収穫量に応じて営業日が変わります。

ホバートから約25分

タスマン半島やポート・アーサー方面へ向かう途中にあるため、ドライブ旅行に組み込みやすい農園です。

当日の営業確認が必須

果物の熟し具合で営業日が変わるため、最新の公式SNSを確認してから出発してください。

アイアン・クリーク・ベイ・エステート

アイアン・クリーク・ベイ・エステート(Iron Creek Bay Estate)は、ソレルのアーサー・ハイウェイ沿いにある果樹園、レストラン、宿泊施設の複合施設です。

さくらんぼ・アプリコット・りんご・梨・プラム

公式案内では複数の果樹を栽培し、来園者が自分で収穫できるピック・ユア・オウンを行っています。

ホバート空港から約15分

ホバート中心部から約30分、空港から約15分とアクセスしやすいのが特徴です。

家族向け設備が充実

レストラン、遊具、農場動物、散策路などがあり、小さな子ども連れでも半日過ごしやすい施設です。

収穫カレンダーは事前確認

果物の種類ごとの収穫時期は年によって変わるため、最新の公式案内を確認してください。



ウェスタウェイ・ベリー・ファーム

ウェスタウェイ・ベリー・ファーム(Westerway Berry Farm)は、ホバートから北西へ約1時間、マウント・フィールド国立公園近くにあるベリー農園です。

ラズベリーなど種類が豊富

ラズベリー、ブラックカラント、ブラックベリー、シルバンベリーなど、タスマニアらしいベリー類を楽しめます。

夏が最盛期

温暖な時期になると一般客向けのピック・ユア・オウンを行います。

マウント・フィールド観光と相性抜群

ラッセル滝へ向かう途中にあるため、午前に果物狩り、午後に国立公園散策という組み合わせもできます。

農園直売もあり

自分で摘むだけでなく、パック入りのベリー、ジャム、アイスクリームなども購入できます。

サムシング・フロム・ザ・グラウンド

サムシング・フロム・ザ・グラウンド(Something from the Ground)は、ヒューオン・バレーのグローブにあるオーガニック・ブルーベリー農園です。

ブルーベリー狩りは1月~3月

例年1月から3月にピック・ユア・オウンを行い、土曜を中心に一般開放します。

持続可能な栽培

農薬や化学的な負荷を抑えた生物的農法を取り入れ、オーガニック・ブルーベリーを生産しています。

ウィリー・スミスのすぐ近く

ヒューオン・ハイウェイ沿いで、ウィリー・スミス・アップル・シェッドの隣に近い立地です。ヒューオン・バレーの食べ歩きと組み合わせやすいでしょう。

ヒルウッド・ベリーズ

ヒルウッド・ベリーズ(Hillwood Berries)は、タマール・バレーのヒルウッドにある家族経営のベリー農園です。

ローンセストンから約20分

北部を旅行する人にとって、最も立ち寄りやすいピック・ユア・オウン農園のひとつです。

いちご・ラズベリー・ブラックベリー

季節によって複数のベリーを自分で摘めます。公式サイトではいちごとラズベリー、ブラックベリーのPYO料金も掲載されています。

主なシーズンは10月~5月頃

タスマニア公式観光サイトでは、季節のピック・ユア・オウンをおおむね10月から5月と案内しています。

カフェも人気

ベリーを使ったパンケーキ、スコーン、アイスクリームなどがあり、果物狩りの後に休憩できます。




ザ・ベリー・パッチ

ザ・ベリー・パッチ(The Berry Patch)は、北西部のターナーズ・ビーチにあるベリー農園、カフェ、ファームショップの複合施設です。

夏のピック・ユア・オウン

夏になると、畑を歩きながら自分でベリーを摘んでパネットをいっぱいにすることができます。

主なシーズンは11月~5月

タスマニア観光情報では、季節のベリー狩りを11月から5月頃まで楽しめると案内しています。

カフェ目的でも楽しめる

薪窯ピザや自家製ベリーアイスクリームが人気で、果物狩りができない日でも立ち寄る価値があります。

北西部ロードトリップに便利

デボンポート(Devonport)やウルバーストン(Ulverstone)から近く、クレイドル・マウンテン方面への旅にも組み込みやすい農園です。

イースト・テイマー・チェリーズ

イースト・テイマー・チェリーズ(East Tamar Cherries/Aunita Cherries)は、マウント・ディレクションにあるさくらんぼ農園です。

さくらんぼのピック・ユア・オウン

チェリーシーズンには、自分でさくらんぼを摘むピック・ユア・オウンを行います。

主な時期は12月~1月

開園期間は短く、収穫量によって前後します。

ローンセストンから日帰り圏

イースト・テイマー・ハイウェイ沿いにあり、タマール・バレー観光と組み合わせやすい立地です。

リーズ・オーチャード

リーズ・オーチャード(Lees Orchard)は、ディルストン(Dilston)にある1916年創業の家族経営果樹園です。

ローンセストン中心部から約10分

市内から非常に近く、短時間の果物狩りにも向いています。

さくらんぼ狩りはクリスマス後

公式の季節案内では、さくらんぼは12月中旬から1月末頃まで販売され、ピック・ユア・オウンはクリスマス後に行われます。

2026年は1月末までPYO

2026年シーズンは1月30日がピック・ユア・オウン最終日となり、その後もしばらく店頭販売が続きました。

りんご・梨の直売も

3月~11月頃はりんごや梨の農園直売も行っています。

サマコーツ・チェリーズ

サマコーツ・チェリーズ(Somercotes Cherries)は、ロス(Ross)にある歴史あるさくらんぼ農園です。

タスマニア中央部の立ち寄りスポット

ホバートとローンセストンの中間に近く、ミッドランド・ハイウェイを使うロードトリップで立ち寄りやすい場所です。

さくらんぼは12月~2月

公式サイトでは、早い品種から遅い品種まで12月初旬から2月中旬~後半にかけて収穫されます。

農園直売と季節体験

収穫期には農園ショップが開き、タスマニア産の新鮮なさくらんぼを購入できます。ピック・ユア・オウンの有無や開催日はシーズン前に確認してください。



マウント・ノーモン・ファーム

マウント・ノーモン・ファーム(Mount Gnomon Farm)は、北西部のペンギン(Penguin)近郊にある農場・宿泊施設です。

りんご園を歩ける農場

農園には果樹園があり、季節にはりんごを自分で摘む体験が紹介されています。

ファームステイと相性が良い

宿泊用ドーム、農場動物、サイダー、季節イベントなどがあり、果物狩りだけでなく農場体験そのものを楽しめます。

利用条件は事前確認

一般のピック・ユア・オウン農園とは営業形態が違うため、宿泊者向けかイベント参加者向けかを予約前に確認してください。

おすすめ農園比較

農園 代表的な果物 特徴
ソレル・フルーツ・ファーム いちご、さくらんぼ、桃、りんご 種類が多く、ホバートから近い
アイアン・クリーク・ベイ さくらんぼ、アプリコット、りんご レストラン・宿泊・動物あり
ウェスタウェイ・ベリー・ファーム ラズベリー、ブラックベリー マウント・フィールド観光と好相性
サムシング・フロム・ザ・グラウンド ブルーベリー ヒューオン・バレー、オーガニック
ヒルウッド・ベリーズ いちご、ラズベリー ローンセストンから約20分
ザ・ベリー・パッチ ベリー類 北西部、カフェが充実
イースト・テイマー・チェリーズ さくらんぼ タマール・バレー
リーズ・オーチャード さくらんぼ ローンセストンから約10分
サマコーツ・チェリーズ さくらんぼ ロス、ホバート~ローンセストン間
マウント・ノーモン・ファーム りんご 農場・宿泊体験型

予約・料金・営業日の注意

予約不要の農園も多い

一般客が予約なしで利用できる農園もありますが、収穫量によって当日早く受付を終えることがあります。

小規模農園は事前連絡がおすすめ

ブルーベリーやさくらんぼの小規模農園では、営業日が週末だけだったり、電話やSNSで開園日を案内したりするケースがあります。

料金は重量制が中心

採った果物を1kg単位やパネット単位で購入する方式が一般的です。入場料が別にかかる農園もあります。

過去の料金より最新情報を優先

果物の収量や人件費で料金は毎年変わるため、訪問年の公式案内を確認してください。

ホバート・ローンセストンからの行き方

基本はレンタカーが便利

農園の多くは郊外にあり、公共交通だけでは行きにくいため、旅行者にはレンタカーが実用的です。

ホバート周辺は30~60分

ソレルは約25~30分、ウェスタウェイは約1時間、グローブは約30分程度が目安です。

ローンセストン周辺は近距離農園が多い

リーズ・オーチャードは市内から約10分、ヒルウッドは約20分なので半日でも訪れやすいでしょう。

北西部はロードトリップ向き

ザ・ベリー・パッチやマウント・ノーモンは、デボンポート、ウルバーストン、ペンギンを巡る旅と組み合わせるのがおすすめです。

服装・子ども連れのポイント

閉じた靴で行く

農園内は土や草地が多いため、スニーカーなど汚れてもよい靴がおすすめです。

夏でも上着があると安心

タスマニアは夏でも朝晩や風の強い日は涼しくなります。薄手の上着を車に入れておくと便利です。

日差し対策は必要

晴天時は紫外線が強いため、帽子、日焼け止め、水を用意してください。

子どもは農機具に注意

一般の観光施設ではなく現役の農場なので、収穫区画から勝手に離れないようにしましょう。

タスマニアへ果物を持ち込む時の検疫

タスマニアは島内の農業と自然環境を守るため、他州からの生の果物・野菜の持ち込みを厳しく制限しています。

本土から生果物を持ち込まない

2026年8月現在、タスマニア州の旅行者向け規則では、生の果物や野菜は原則として持ち込み不可です。

フェリー利用時も同じ

スピリット・オブ・タスマニアで持ち込んだ食べ物は、船内で食べ切るか、到着前に指定の廃棄場所へ捨てる必要があります。

迷ったら申告

到着時に判断が難しいものがある場合は、バイオセキュリティ・タスマニアの係員へ申告し、確認を受けてください。

タスマニアから他州へ出る時も注意

オーストラリア各州で持ち込み規則が違います。果物狩りで採った果物を州外へ運ぶ場合は、到着先州の規則を確認してください。



採った果物を日本へ持ち帰れる?

果物狩りで採った生の果物は、基本的にタスマニア滞在中に食べ切るのが最も簡単です。

日本への生果実持ち込みは植物検疫の対象

海外から日本へ持ち込む果物は植物検疫の対象で、種類によっては輸入禁止です。

検査証明書が必要な果物もある

持ち込み可能な植物でも、原則として輸出国政府機関が発行する植物検査証明書が必要です。

りんご・さくらんぼなどは特に注意

日本への生果実の持ち込み条件は原産地と果物の種類で変わります。オーストラリア本土とタスマニアでも条件が異なる場合があるため、植物防疫所の最新データベースで確認してください。

農園のレシートでは代用できない

自分で採った果物や農園直売品であっても、購入レシートだけでは植物検査証明書の代わりになりません。

タスマニアの果物狩りに関するよくある質問(FAQ)

タスマニアで果物狩りをするならいつがおすすめですか?

最も選択肢が多いのは12月~2月です。さくらんぼ、いちご、ラズベリー、ブルーベリーなどが旬を迎えます。

ホバートから近い果物狩り農園はどこですか?

ソレル・フルーツ・ファームとアイアン・クリーク・ベイ・エステートが車で約25~30分と便利です。

ローンセストンから近い農園はありますか?

リーズ・オーチャードが約10分、ヒルウッド・ベリーズが約20分で行けます。

さくらんぼ狩りはいつですか?

タスマニアではおおむね12月~2月です。農園によって収穫開始日と終了日が違います。

ベリー狩りはいつ楽しめますか?

いちごは10月~5月、ラズベリーやブルーベリーは12月~5月頃が主な収穫期です。

2026年8月に果物狩りはできますか?

冬は多くの農園がオフシーズンです。主な果物狩りシーズンは10月頃から始まり、12月以降に本格化します。

予約なしでも行けますか?

農園によります。予約不要の施設もありますが、小規模農園や収穫量が少ない日は事前確認がおすすめです。

本土から果物をタスマニアへ持ち込めますか?

2026年8月現在、生の果物や野菜は原則としてタスマニアへ持ち込めません。到着時のバイオセキュリティ規則に従ってください。

採った果物を他州へ持って行けますか?

到着先の州によって条件が違います。州境を越える前に、各州のバイオセキュリティ規則を確認してください。

果物狩りで採った果物を日本へ持ち帰れますか?

果物の種類によっては輸入禁止で、持ち込み可能な場合でも植物検査証明書が必要です。旅行者はタスマニア滞在中に食べ切るのが簡単です。

タスマニアの果物狩りに関する参考情報

まとめ:タスマニアの果物狩りは12月~2月が特におすすめ

タスマニアでは、夏にさくらんぼ、いちご、ラズベリー、ブルーベリーなどが旬を迎え、ホバート周辺、タマール・バレー、北西部まで多くの農園で果物狩りを楽しめます。

ホバートからならソレルやウェスタウェイ、ローンセストンからならヒルウッドやディルストンが訪れやすく、北西部を周遊するならザ・ベリー・パッチもおすすめです。

2026年8月現在は冬のオフシーズンで、果物狩りが本格化するのは10月以降です。12月~2月は最も選択肢が多くなるため、夏休み旅行との相性も良いでしょう。

タスマニアは本土からの生果物・野菜の持ち込みにも厳しい検疫があります。また、日本へ持ち帰る場合も植物検疫の対象です。採った果物は現地で新鮮なうちに味わうのがおすすめです。

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