ランセリン砂丘(Lancelin Dunes)は、西オーストラリア州の州都であるパースより北方向に約130キロ、車で約1時間半のインド洋に面したビーチにある砂丘。その砂丘の砂の色は真っ白であり、インド洋の青い海とのコントラストが素晴らしく、天気の良い日は絶景を楽しむことができる。

この砂丘には4輪駆動車による乗り入れが許可されており、週末になると砂丘を走り回る4輪駆動車を多くみかけることができる。一部は通常の2輪駆動車でも入ることが可能である。ただし、レンタカーは通常このようなオフロードに入ることを禁止していることがほとんどなので、入る場合は必ず契約書を確認しよう。

4輪駆動車による砂丘ドライブの他、サンドボードに乗って砂丘を滑る降りるアトラクションも人気がある。パースからピナクルズの日帰りツアーに、このランセリン砂丘が組み込まれているツアーが多く人気が高い。これらのツアーでは、ランセリン砂丘の4輪駆動車によるドライブ、砂丘滑り(サンドボーディング)が含まれているツアーが多い。

バララット(Ballarat)は、メルボルンから西方向へおよそ115キロ、車で約1時間30分ほどの距離にあり、約10万人が住むビクトリア州で3番目に人口の多い都市。

ビクトリア州がニューサウスウェールズ州から分離された数ヶ月後、1851年にこのバララット近郊で金が発見され、小さな田舎の街であったバララットは、このゴールドラッシュによってその姿を劇的に変化させた。

そのゴールドラッシュによるバララットの繁栄は、多くのビクトリア朝の建築物を残し、それらは歴史遺産として保存され現代へ受け継がれている。

バララットにあるバララット・オーストラリア芸術美術館(Art if Australian's Art Gallery of Ballarat)は、オーストラリアで最も古い美術館で、オーストラリアのアートを楽しむことができる。

バララットには年間220万人の観光客が訪れ、観光・ホスピタリティ産業はバララットの経済のおよそ15パーセントを占め、バララットの経済の重要な産業の1つとなってる。

特にバララット近郊にあるゴールドラッシュのテーマパークであるソブリンヒルは、は、バララットを訪れる観光客には必須ともいえる観光スポットになっている。ソブリンヒルでは当時のバララットの街並みを忠実に再現した建物、街並み、そこを馬車が走り、当時の服装の衣装を着たスタッフがパフォーマンスを行っている。

ソブリンヒルでは、当時使われていたトロッコ列車に乗車して坑道を見学し、砂金取りの体験を行われる金鉱山見学ツアーなども行われているので、是非ここを訪れたからには参加したい。

バララットはオーストラリアの民主主義の原点となった、1854年に金採掘労働者によるオーストラリアの歴史上唯一の武力蜂起である「ユーレカ砦の反乱」が起きた地として、オーストラリア国民にとって特別な地でもある。

この事件をきっかけに、参政権の付与などの民衆の政治参加、オーストラリア人としてのアイデンティティの確立等があり、その後のイギリス連邦からの独立へつながっていく。

写真提供:メルボルン州観光局

ラスティーズマーケットはケアンズで最も大きく、有名なマーケット。1975年にわずか6店舗の小規模なマーケットとしてスタートしたラスティーズマーケットは、今やケアンズ市内の観光スポットのひとつになるまで成長し、地元の人々から観光客まで大勢の人で賑わう。

GRAFTON STREET側のラスティーズマーケット入り口

入り口はGRAFTON STREET側、SHERIDAN STREET側といずれからも入場ができ、エキゾチックな雰囲気に包まれたマーケット内には、地元で採れた様々な野菜やフルーツをはじめ、花、新鮮なパン、乳製品、シーフードなどを取り揃えた店舗や、日本、タイ、ベトナムなど各国の食べ物や飲み物の屋台、衣類、ジュエリー、コーヒーやチョコレートなどの専門店もある。特に地元産の野菜はスーパーでは取り揃えのないものも多い。

地元産の野菜やフルーツを販売している店舗が多い
衣類などの販売店舗もある
ランチタイムで賑わうフードコート
マーケット内にあるカフェ

ラスティーズーケットは毎週末(金、土、日)のみ営業している。

ラスティーズマーケット営業時間
金曜日 5:00AM-18:00PM
土曜日 5:00AM-18:00PM
日曜日 5:00AM-15:00PM

SHRIDAN STREET側からみたラスティーズマーケットと駐車場

マーケット開催中はSHERIDAN STREET側のRUSTY'SにあるGILLIGAN'S / RUSTY'S駐車場が2時間まで無料で利用できる。
ケアンズ市役所の駐車違反取締りは厳しいので、路上駐車には注意したい。

ソブリンヒル(Sovereign Hill)は、メルボルン市内より西方向へ車で約1時間45分、距離にして約116キロのバララット(Barllarat)郊外にある、1850年代のゴールドラッシュの街を再現したテーマパーク。1960年代にその構想がスタートし、1970年11月にオープン。

ソベリンヒルは、1851年にバララットで金が初めて発見された最初の10年の街の様子を再現し、オーストラリア国内の旅行者を中心に多く訪れる。敷地面積はおよそ25ヘクタール、東京ドームのおよそ5倍の広さの敷地に、60以上の歴史的な建物が忠実に再現されている。

ソブリンヒルのメインストリートは、バララット・イーストのメインストリートをモデルに再現され、ベーカリー、ホテル、劇場、馬小屋、銀行、郵便局などが立ち並ぶ。

ソブリンヒルの園内には再現された建物だけではなく、当時の衣装を着たスタッフがパフォーマンスをし、馬車がメインストリートを走り、まさに1850年代のゴールドラッシュの時代にタイムスリップをしたような感覚を味わうことができる。

ソブリンヒルでは、当時使われていたトロッコ列車に乗車して坑道を見学し、砂金取りの体験を行われる金鉱山見学ツアーなども行われているので、是非ここを訪れたからには参加したい。

メルボルン市内から出発、ソブリンヒルとバララットの街を訪れる英語のツアーが催行されているが、残念ながら日本語のツアーは催行されていない。

写真提供:メルボルン州観光局

 

サーファーズパラダイスの南、ゴールドコースト空港を通り過ぎ、ニューサウスウェールズ州に入って直ぐのところにあるフルーツのテーマパークがこのトロピカルフルーツワールド。

単なる果樹園とは呼べない内容の充実ぶり。
ここで栽培されているフルーツの種類は500種類を越え、一年中フルーツのティスティングができるようになっている。

トラクターツアーではフルーツがたわわに実る園内を愉快なオージーガイドと共に巡る。フルーツがどのようにして実をつけているか観察出来るのも興味深い。

また、ジャングルリバークルーズではカモの餌付けをしながらのんびりクルーズを楽しめる。

フルーツテイスティングではそれぞれの果物に含まれる栄養素からおいしい食べ方までレクチャーしてくれ、10種類近いフルーツをその場でテイスティングさせてくれる。
気に入ったフルーツはショップで購入出来るほか、園内のフルーツから作られたジャム、調味料、そして自然化粧品まで購入可能。
自然化粧品は後日メールオーダー出来るのもうれしいところ。

ありきたりの観光スポットには興味が無い方にはぜひオススメしたい観光スポットだ。

トロピカル・フルーツワールドまでは車ならサーファーズパラダイスから1時間ほど。

写真提供: JPT TOUR

フランクランドアイランド諸島(ハイアイランド、ノーマンビーアイランド、マーベルアイランド、ラウンドアイランド、ラッセルアイランド)は、5つの島からなる諸島で、ケアンズから南東へ約45km、本土のラッセル川から約10kmの沖合いにある。上陸可能なのはハイアイランド、ノーマンビーアイランド、ラッセルアイランドの3つ。

上空から撮影したノーマンビーアイランドのビーチ

フランクランドアイランドクルーズ社による日帰りクルーズでノーマンビーアイランドへ訪れる日帰りツアーが催行されている。 

フランクランドアイランドクルーズ社のボート


ノーマンビーアイランドには施設は一切なく、唯一食事用のウッドテーブルのみが西側のビーチに設置されている。島内は木々に覆われていて、島の西から南側にかけてビーチと簡単な散策道があり、歩いて20-30分ほどで島を半周することができる。ビーチには星の形をした砂「星の砂」があり、砂を一掴みして目をこらして探すと見つけることができる。この星の砂は実際は原生生物の有孔虫の殻である。その他干潮時には浅くなった珊瑚礁の中を歩く事ができ、ヒトデ、貝、魚や、時にはサメやウミガメを見ることもできる。

干潮時に現れるロックプールでは様々な生物が観察できる

島の周辺は珊瑚礁で囲まれており、シュノーケルを楽しむ事ができる。グレートバリアリーフの内側に位置している諸島なので外洋(アウターリーフ)ほどの透明度や珊瑚礁はないが、島から泳げる範囲で珊瑚礁群があり、ウミガメとの遭遇率は高い。

島周辺にある珊瑚礁

ラッセル島には宿泊できるキャンプ場、トイレの設備がある。公共の交通機関は乗り入れていないので、自身のボートか、ボートチャーターしてアクセスする以外方法はない。

ウィルソンズ・プロモントリー国立公園(Wilsons Promontry National Park)は、メルボルンから南東方向へ約160キロに位置する約5万ヘクタールの広さをもつ国立公園。この岬には少なくとも6500年前に先住民族が住んでいたことが、考古学的な発見によりわかっている。

「プロモントリー」とは海に突き出た岬という意味があるが、その名前の通り海に突き出た半島全体が国立公園に指定され、自然、景観、ウォンバット、カンガルー、エミューなどの野生動物が保護されている。

オーストラリアの中でも特に海岸線の美しい国立公園として知られ、園内には数多くの散策路、ハイキングコースが設けられ、また、キャンプ場の設備もあり週末、特にスクールホリデーの時期は、メルボルン近郊のファミリーが多く利用する。

写真提供:メルボルン州観光局

 

ケアンズ市内から北へ車で約30分ほどの場所にあるこじんまりとしたビーチリゾート。レンタカーで行くか、ケアンズ市内ケアンズセントラル、又はLAKE STRETのバスステーションから市営バス110番に乗り約1時間でアクセスできる。

ビーチ沿いに立ち並ぶショップやレストラン

ビーチリゾートといっても透明度の高いキレイな海があるわけではなく、地元オージーや子供たち以外で海で泳ぐ人はあまりいない。パームコーブの魅力は雰囲気。ビーチ沿いにはホテル、レストラン、カフェやバーが軒を連ねて立ち並び、目の前に広がる海と、道沿いに立ち並ぶ椰子の木はリゾート感に満ち溢れている。

毎月最初の日曜日にはパームコーブサンデーマーケットが開催され、海沿いの道がたくさんのショップで埋め尽くされる。

大勢の人で賑わうサンデーマーケット

パームコーブの北側には桟橋があり、地元に人には人気の釣りスポットになっており、アジやイシモチなどの小物や、バラマンディやスパニッシュマッカレルなど大物が釣れる事もある。

パームコーブの桟橋は釣り人に人気のスポット

スタンダップパドルや、シーカヤックなどのマリンアクティビティも楽しめる。たいだいビーチ沿いの道に看板を立てているので、興味がある方は気軽に参加できる。

気軽に参加できるスタンダップパドルやカヤック

クイーンビクトリアマーケット(Queen Victoria Market)は、メルボルン市内から北方向に徒歩15分程度の所にある、南半球で最大のオープンエアーマーケットであり、その広さは7ヘクタールに及び、東京ドームのおよそ1.4倍の大きさである。

クイーンビクトリアマーケットの歴史は、マーケットの前身を含めればおよそ150年になる。1869年に「ミートホール」という名前の肉の卸売市場としオープンされたのに始まる。

その後肉の一般客に向けた小売り販売も開始され、果物、野菜の市場も追加される。1878年に現在の名称である、クイーンビクトリアマーケットとその名称が変更され現在に至る。

クイーンビクトリアマーケットは、クイーン・ストリートを挟んで、東側のローワー・マーケットと西側のアッパー・マーケットに別けられる。ローワー・マーケットは、肉・魚・野菜・果物などの生鮮食料品が扱われる。

アッパー・マーケットは、土産品・工芸品、アパレル、アクセサリーなど一般商品の店が中心だ。

クイーンビクトリアマーケットは、毎週月曜日と水曜日は休業となっているので、訪れる予定の人は注意が必要だ。

写真提供:メルボルン州観光局

ユーレカタワー(Eureka Tower)は、ビクトリア州メルボルンのサウスバンク地区にある、地上91階、地下1階、高さ297.3メートルの高層ビル。その検閲は2002年8月より開始、2006年10月11日に正式オープンされた。

ユーレカタワーの「ユーレカ」は、1854年のゴールドラッシュ時に発生し、後のオーストラリアにおける民主主義の誕生のきっかけとなった「ユーレカ砦の反乱」からとられている。

ユーレカタワーは、低層階はオフィススペース、高層階は住宅となっており、2006年の完成時には、世界で一番高い高層マンションであったが、その後世界で超高層ビルの建設が相次ぎ、現在は世界第16位となっている。(2018年現在)

オーストラリアでは、ゴールドコーストのQ1に次いで2番目と言われるが、Q1は屋上にある尖塔を含めて322.5メートルであり、実際の建物天井部分で比較すると尖塔のないユーレカタワーの方が約24メートル高い。また、Q1は78階建てに対し、ユーレカタワーは92階建てである。

ユーレカタワーは、84階分がマンションとして住宅となっており、全部で556ユニットある。そのうちの82階から87階部分は、サミットレベルと呼ばれ、1フロアに1ユニットしかない。

ユーレカタワーの88階には展望台、89階にはレストラン、90階には通信設備、91階には給水設備とタンクが設置されている。

ユーレカ・スカイデッキ

ユーレカタワーの88階には「ユーレカ・スカイデッキ 」と呼ばれる有料の展望台がある。この展望台は高度285メートルにあり、南半球ではもっとも高度の高い展望台である。

秒速9メートルの高速エレベーターで88階まで上がれば、360度のメルボルン及び近郊の大パノラマの景観を楽しむことができる。

ユーレカ・スカイデッキには、「ザ・エッジ」と呼ばれる、建物内から約3メールから外に突きだす透明なガラス・キューブがある。この中に入ると、地上約300メートルに宙づりになったようなスリル体験を味わうことができ、ユーレカ・スカイデッキを訪れる観光客に人気だ。

ユーレカ・スカイデッキの入場料は大人$22より、$5.50の追加料金にて、昼と夜の各1回入場できる「サン&スター」というチケットもある。ザ・エッジを体験するのは、大人$12別途料金が必要となり、事前の予約は不要。

写真提供:メルボルン州観光局