写真提供:Tourism NT/Shaana McNaught

ノーザンテリトリー博物館&美術館 (Museum and Art Gallery of Northern Territory) は、ダーウィンの中心街から北へ約4kmのファニー湾沿いに位置する、テーマをノーザンテリトリーに特化した博物館兼美術館です。

博物館では、ノーザンテリトリーで発掘された恐竜や古代植物の化石、ノーザンテリトリーに生息する動植物などが、また美術館では、ノーザンテリトリーのアボリジニーが描くアボリジニー・アートや、ノーザンテリトリー出身の新鋭アーティストの作品を鑑賞することができます。

有料の特別展示を除き、常設展示は入場無料なので、ダーウィン滞在中半日ほど時間がある場合は、ちょっと郊外に足を延ばしがてら、このノーザンテリトリー博物館&美術館を訪れてはいかがでしょうか。併設のカフェからは、アラフナ海のオーシャンビューを一望できます。

Photo: Arthur: Apple1Pie / CC BY-SA 3.0

ダーウィン航空博物館 (Darwin Aviation Museum) は、ノーザンテリトリーおよびオーストラリアの航空機・戦闘機に関する歴史を学ぶことができる、ダーウィン郊外のダーウィン国際空港のそばに位置する博物館です。

ダーウィン航空博物館の始まりは、1976年にサイクロン・トレイシーがダーウィンに多大な被害を及ぼした際、ダーウィンの第二次世界大戦時の戦闘機の保護から始まりました。その後、第二次世界大戦での戦闘機爆破に関する書類などが加わり、1988年にダーウィン航空博物館としてオープンしました。

1980年代には、アメリカ空軍とノーザンテリトリー政府の間で交渉が始まり、アメリカ空軍が所有する余剰の戦闘機「ボーイング B-52」を譲り受けることに成功しました。

現在では、アメリカ国外で展示してある4機のボーイング B-52のうちの1機がダーウィン航空博物館のものになります。

その他、第二次世界大戦時にオーストラリアの前線として戦ったダーウィンの様子や戦闘機の残骸、イギリスからオーストラリアに初めて女性として単独飛行に成功した女性パイロットのストーリーなど、パネルや展示、映像を介して知ることができます。

ジョージ・ブラウン・ダーウィン植物園 (George Brown Darwin Botanic Gardens) は、ダーウィン中心街から北へ2km、ミンディル・ビーチもあるエリア、ザ・ガーデンズに位置するオーストラリア北部および世界中の熱帯雨林地域の植物を集めた植物園です。

現在の場所に植物園が作られたのは1886年で、当時はヨーロッパからの植民者が、経済的に重要な植物がこのダーウィンの熱帯雨林の気候でも育つことができるかという実験のために使用した場所というのが始まりと言われています。

その後1974年のサイクロン・トレーシーにより89%の植物が被害に遭いましたが、1969年からこの植物園で働き、その後植物園の館長、後のダーウィン市長となったジョージ・ブラウン氏の努力により、植物園は修復されました。2002年には、その彼の功績を称えて、「ジョージ・ブラウン・ダーウィン植物園」と名付けられました。

ジョージ・ブラウン・ダーウィン植物園では、オーストラリア北部のモンスーン気候で育つマングローブや雑木林、ティウィ諸島に生息する熱帯雨林の森やアーネムランドで見られる植物をはじめ、アフリカーマダガスカル・ガーデンでは、世界中のバオバブの木の珍しいコレクションなど鑑賞することができます。

園内には、ダーウィンで一番大きい噴水、小さな子供が遊ぶことができるプレイグラウンド、ダーウィンで一番古い教会に併設されたカフェなどもあるので、散歩がてら気軽に遊びに来ることができます。

ノーランジーロック(Nourlangie Rock)は、約1.5kmに渡って3か所のアボリジニーの壁画を見ることができる。

ここの目玉は、何といっても自由に雷を操ることができる「雷男(ナマルゴン)の壁画です。ウビルーの壁画と同じく、X線画法という、彼ら独特の技法で描かれている。

アボリジニーの伝説ドリームタイムに出てくる精霊ナマルゴンについて、ガイドの説明やパネルによる解説で詳しく知ることができる。

展望台からは、180度見渡す限りカカドゥの湿原のダイナミックさを実感できるだろう。

バランガルー(Barangaroo)は、オーストラリアのシドニーの中心業務地区の西端、ダーリンハーバー、キングストリートワーフの北側に位置する、最近開発された商業地区。このバランガルーという名前は、植民地時代のシドニーで重要な役割を果たしたアボリジニの女性、キャンメライガル一族の名前にちなんで付けられた。

元々クルーズ船のターミナルや倉庫のあった22ヘクタールのウォーターフロント地区を再開発し、オフィスビル、コンドミニアム、レストラン、カフェ、ショップ、公共スペースからなる複合施設になっている。

バランガルー開発の目玉は、バランガルー・リザーブ。6ヘクタールの公園で、自然を感じさせる海岸線、ウォーキングトレイル、ピクニックエリアなどがあります。また、多くのパブリックアートが設置され、地元の人々や観光客に人気のスポットとなっている。

オトウェイ岬灯台(Cape Otway Lightstation)は、1848年に造られた現存する灯台の中ではオーストラリア最古の灯台である。

グレート・オーシャン・ロードのほぼ中間地点付近にあり、一度海岸線を離れて内陸部に入ったグレート・オーシャン・ロードから離れて、約15分ほど海に向かって南下した所にこのオトウェイ岬がる。

灯台の高さは40メートル、船でヨーロッパからオーストラリアへ渡った19世紀の移民にとって、このオトウェイ岬が最初に見るオーストラリア大陸の景色であった。

オトウェイ岬灯台では別途料金がかかりますが、灯台内部に入り上部のバルコニーに上がって展望を楽しむこともできる。

およそ150年にわたってオトウェイ岬沖を航行する船の安全を守ってきたが、1994年にその役割を終え、現在はこの灯台近くに新しく造られた高さ4メートルの小型の太陽光塔にその役割を譲っている。

写真提供:ビクトリア州観光局

ラッキー・ベイ(Lucky Bay)は、オーストラリアで最も白い砂浜のビーチとして知られる、西オーストラリア南岸にあるビーチです。

真っ白な砂浜とターコイズブルー(緑がかった青色)の海、海に浮かぶレチェルシェ群島の景色は、オーストラリアでナンバー1のビーチと言っても差し支えありません。

ラッキー・ベイは5kmに渡って広がっており、野生のカンガルーがビーチによく現れて、のんびりと過ごしている所を見かけることができます。

ハット・ラグーン(Hutt Lagoon)は、パース市内より北方向へ約520km、時間にして車でで5時間45分の距離にある塩湖で、湖面の色がピンク色に見えることから通称ピンクレイクと言われています。

ハットラグーンのピンク色は、カロチノイドを生成する藻類、ダンナリエラ・サリナの存在に由来しています。この藻類は栄養食品、化粧品などでも使用されています。

ハメリン・プール(Hamelin Pool)は、パース市内より北方向へ700km、車で約7時間30分の所にあり、ハーメルンプール海洋自然保護区はユネスコの世界自然遺産にも登録されています。

ハメリン・プールは、生きている海洋ストロマトライトが見れる、世界でも数少ない場所の1つとして有名です。ハメリン・プールのストロマトライトは1956年に石油探査会社で働いている測量士によって発見されました。

ハメリン・プールの澄んだ水際に無数にある黒い岩の塊が、ストロマトライトになります。

ストロマトライトは35億年前から生息する世界最古の生物と言われ、ストロマトライトは藍藻類と堆積物が何層にも積み重なって形成されています。藍藻類が砂や泥の表面に定着し、日中に光合成をおこない、地球上の酸素の起源となったと言われています。

バングル・バングル(Bungle Bungle)は、西オーストラリア州北部のキンバリー地域、パーヌルル国立公園内にある蜂の巣状の塔に見える岩山が連なる独特の景観が特徴的な景勝地です。

この独特な岩山は砂岩と礫岩で構成されており、3億7500万年前から3億5000万年前にその基礎が活断層のによって形成され、長い年月をかけて風化してき、現在のような景観をつくりあげました。

バングル・バングルへは約330km離れたカナナラという街がゲートシティとなります。カナナラから4WD車によるツアー、航空機を利用したツアーが催行されています。