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トラベルドンキー 現地情報
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フィッツロイ庭園(Fitzroy Garden)は、イースト・メルボルンの南側にある、約150年の歴史を持つ26ヘクタールの緑豊かな公園である。フィッツロイ庭園は、メルボルン在住者はもとより観光客も多く訪れ、その数は毎年200万人にもおよぶ。
メルボルン市内から徒歩20分程度で行くことができ、移築されたキャプテンクックの家、イギリスの古い村をミニチュアにしたチューダー村もあるので、近隣のセントパトリック大聖堂とともに訪れたい観光スポットの1つである。
フィッツロイ庭園の歴史は、1848年に「フィッツロイ広場(Fitzroy Square)」として始まり、1862年に「フィッツロイ庭園(Fitzroy Garden)」にその正式名称が変更される。「フィッツロイ」は、ニューサウスウェールズ州知事、オーストラリア植民地提督であった、チャールズ・オーガスタス・フィッツロイ(1796-1858)より、その名前がとられた。
フィッツロイ庭園内には、1934年にイギリス・ヨークシャー州より移築された、キャプテンクックの家(キャプテンクック・コテージ)があり、入場料($6.50、2018年現在)がかかるが内部を見学することが可能だ。
園内にあるイギリスの古い村をミニチュアにしたチューダー村は、第2次世界大戦時にメルボルンからイギリスへ食糧援助をした感謝の印として、イギリス在住の個人より送られたものである。
写真提供:メルボルン州観光局
フィリップ島(Phillip Island)は、メルボルンから南東の方向約140キロ、車で約1時間半の位置にある島。フィリップ島とオーストラリア大陸は、大陸側の街サンレモのから640メートルの橋でつながっており、陸路でフィリップ島へ渡ることができる。
フィリップ島は、東西方向に約26キロ、南北に9キロ、広さにすると約100平方キロメートルになる。フィリップ島の「フィリップ」は、ニューサウスウェールズ州の知事であった「Arthur Phillip」からとられて、1998年に命名された。
この島の定住者は9400人程度であるが、夏季にがその人口が約4万人に膨れ上がる。島の60%は、羊や牛の放牧地となっており、美しい海岸線と長閑な牧草地が島に広がる。フィリップ島へは、メルボルンからの日帰り観光客を中心に、年間350万人もの観光客が訪れ、グレートオーシャンロードと並ぶ、メルボルン観光には外せない観光スポットとなっている。
ペンギンパレード
フィリップ島のもっとも有名なアトラクションは、ペンギンパレードの見学である。ペンギンパレードとは、ペンギンの中でも小型の種であるフェアリー・ペンギンが、日没時に群れを作って海岸から浜辺にある巣に向かう姿が、まるでパレードをしているように見えることからその名前が付いた。
ペンギンは日没時間にあわせて、海岸に現れて巣に帰っていく。その為年間を通してその時間が異なり、夏季は20時から21時前後、冬季は17時から18時前後となる。
ペンギンパレードの見学は、ビジターセンターでチケットを購入する必要がある。一般席の「ジェネラル・ビューイング」の他、より近くでペンギンが浜に上がってくる所を見学できる「ペンギンプラス」、半地下の施設よりペンギンと同じ目線でパレードを見学できる「アンダーグランド・ビューイング」の3種類がある。
「ペンギンプラス」、「アンダーグランド・ビューイング」は、そのチケット数が限られていることもあり、人気が高く売り切れのことも多いので、早めにチケットを購入する必要があり、インターネット等で事前に購入しておこう。
ビジターセンターには、チケットの販売デスクの他、フェアリーペンギンに関する展示、カフェ、土産店が併設される。フラッシュを使った写真撮影は、ペンギンの目に悪影響を及ぼすため厳禁となっているので、注意が必要だ。
昼、あるいは午後にメルボルン市内を出発し、このペンギンパレードを見学する日帰りツアーが、各社により催行されており、日本語ガイドによるツアーもある。一般的にはペンギンパレードの見学だけではなく、フィリップ島のザ・ノビーズ、ケープ・ウーラマイ、チャーチル・アイランド、ワイルドライフパーク等の見学を組み込んだツアーが人気だ。
ザ・ノビーズ
ザ・ノビーズ(ノビーズ岬、The Nobbies)は、フィリップ島の最西端にある岬。遊歩道と展望台が岬に整備され、素晴らしい海岸線の景観を楽しむことができる。
ザ・ノビーズから約1.5キロの位置に、オーストラリア最大のオーストラリア・オットセイの繁殖地である、シールロックがある。
ザ・ノビーズには「ザ・ノビーズ・センター」と呼ばれる3階建てのビジターセンターがあり、このオーストラリア・オットセイの生態を学ぶことができる展示物もある。その他この地域の生息する、クジラ、サメ、その他海洋生物に関する展示、ギフトショップ、カフェ等が設置されている。
ケープ・ウーラマイ
ケープ・ウーラマイ(Cape Woolamai)は、フィリップ島の南東部にある街、ここの黄金色の砂のビーチは、ビクトリア州でも最高のサーフィンビーチとして、世界的にもサーファーの間でその名前を知られる。
「ウーラマイ」とは、シドニー近郊のポートジャクソンの先住民アボリジニのエオラ族の言葉で、魚の鯛の意味。この岬の形が鯛の頭部に似ていたことから、この地を訪れた捕鯨船員によって「ケープ・ウーラマイ」と名付けられた。
チャーチル・アイランド
チャーチル・アイランド(Churcill Island)は、フィリップ島から橋で結ばれた、約51ヘクタールの島。チャーチル・アイランドには、のどかな牧草地が広がり、1860年代のコテージ、1870年代の農家が復元され公開されている。
ビジターセンターでは、チャーチル・アイランドの歴史の展示が行われ、カフェ、ギフトショップも併設されている。
フィリップ・アイランド・サーキット
フィリップ島には、フィリップ・アイランド・サーキットという、オーストラリアを代表するサーキット場がある。毎年10月には、オートバイの世界選手権である「モトGP」が開催され、オーストラリア国内に限らず、世界中から観戦者がこのフィリップ島を訪れる。
このサーキットは、コース上のいたる所より美しい海岸線が見られ、また、近年安全性の面から多くなっている「ストップ・アンド・ゴー」型のサーキットと異なり、高速コーナーの続くレイアウトとなっており、それによるスリリングな展開による名勝負が毎年繰り広げられることから人気が高い。
モトGPの他、同じく国際選手権である「ワールド・スーパー・バイク」、オーストラリア国内で人気の高いカーレース「V8スーパーカー」等が開催される。これらの期間は、フィリップ島、及び対岸のサンレモのホテルはどこも早い段階で満室になり、サーキットのキャンプ場でのキャンプ、または、メルボルン市内から日帰りで通うことになる。
なお、毎年3月に開催されるメルボルンF1も、このフィリップ・アイランド・サーキットで開催されていると勘違いする人もいるが、F1はメルボルン市内のアルバート・パークを中心とした市内で開かれる公道レースであり、フィリップ・アイランド・サーキットでの開催ではない。
写真提供:メルボルン州観光局
ビクトリア州議事堂(Parliament House, Melbourne)は、メルボルン市内東側、スプリングス・トリートにあり、1885年から1901年、および1927年から現在にかけて、ここでビクトリア州議会が開かれている。
1901年にオーストラリアが独立、暫定邸にメルボルンに首都機能がおかれ、キャンベラに首都建設、移転されるまで、このビクトリア州議事堂でオーストラリア連邦議会が開かれていた。この間の1901年から1927年、ビクトリア州議会はカールトン庭園にある、王立展示館で開かれていた。
ビクトリア州議事堂は、ビクトリア州の歴史的建造物として指定され、2005年には150周年をむかえた。
ビクトリア州議事堂では、議会が開催されていない期間には、見学ツアーが開催される。平日は09:30-17:30の間の1日7回、週末は09:30-16:00の間の1日5回、ツアーが出発。6名以下の場合は予約不要。
写真提供:メルボルン州観光局
チャーチル・アイランド(Churcill Island)は、ペンギンパレードで有名なフィリップ島から橋で結ばれた、約51ヘクタールの島。チャーチル・アイランドには、のどかな牧草地が広がり、1860年代のコテージ、1870年代の農家が復元され公開されている。
ビジターセンターでは、チャーチル・アイランドの歴史の展示が行われ、カフェ、ギフトショップも併設されている。
写真提供:メルボルン州観光局
ケープ・ウーラマイ(Cape Woolamai)は、メルボルンから約150キロ、時間にして車で約2時間、ペンギンパレードで有名なフィリップ島の南東部にある街。
ケープ・ウーラマイにある黄金色の砂のビーチは、ビクトリア州でも最高のサーフィンビーチとして、世界的にもサーファーの間でその名前を知られる。
「ウーラマイ」とは、シドニー近郊のポートジャクソンの先住民アボリジニのエオラ族の言葉で、魚の鯛の意味。この岬の形が鯛の頭部に似ていたことから、この地を訪れた捕鯨船員によって「ケープ・ウーラマイ」と名付けられた。
写真提供:メルボルン観光局
サーファーズパラダイスから北西へ約30km。
サーファーズパラダイスを見下ろす丘陵地帯がタンボリン・マウンテンだ。
タンボリンマウンテンはイーグルハイツ、ノースタンボリン、マウントタンボリンと3つの地区に分かれているが、観光客に人気なのがギャラリーウォークを含むイーグルハイツだ。
イーグルハイツは、画家や写真家など多くのアーティストが住む町として知られているが、その中心が長さ500mほどのギャラリーウォークと呼ばれるメインストリートだ。
写真や絵のギャラリーをはじめ、工芸品、手作り小物などのクラフトショップ、ファッジショップ(キャンディーショップ)やカフェ、レストラン、そして大小さまざまなワイナリーショップがずらりと軒を連ねている。
ゆっくりとショッピングを楽しみながら気の利いたワイナリーショップでお洒落にワインテイスティングを楽しむのもいいだろう。
ノースタンボリンは、ワイナリーのブドウ畑が広がる美しい田園地帯だ。
大きなワイナリーでは、樽出しのワインをテイスティングさせてくれるところもある。
また手作りのチーズ屋さんなども数軒あり、のんびりとワイナリー巡りを楽しめる。
また、亜熱帯雨林の中のジョアラ・トレッキングコースにはカーティスフォールズという美しい滝もあるので、ハイキング気分で自然を満喫出来る。
隠れた絶景スポットとしてお勧めしたいのが、ロータリー・ルックアウト。晴れた日の週末はここからパラグライダーが多数飛んでいる。
マウントタンボリンの丘陵地帯を一望出来る。
ザ・ノビーズ(ノビーズ岬、The Nobbies)は、ペンギンパレードで知られるフィリップ島の最西端にある岬。遊歩道と展望台が岬に整備され、素晴らしい海岸線の景観を楽しむことができる。
ザ・ノビーズから約1.5キロの位置に、オーストラリア最大のオーストラリア・オットセイの繁殖地である、シールロックがある。
ザ・ノビーズには「ザ・ノビーズ・センター」と呼ばれる3階建てのビジターセンターがあり、このオーストラリア・オットセイの生態を学ぶことができる展示物もある。その他この地域の生息する、クジラ、サメ、その他海洋生物に関する展示、ギフトショップ、カフェ等が設置されている。
写真提供:メルボルン州観光局
王立展示館(Royal Exhibition Building)は、メルボルン市内の北側、カールトン庭園内にあり、2004年にユネスコの世界文化遺産に、カールトン庭園とともに指定された。
王立展示館は、1880年から1881年にかけて、メルボルンで開催された国際展覧会を開くために建設された。王立展示館も設計は、メルボルン市庁舎、ビクトリア州立図書館などを設計した、建築家ジョセフ・リード。ドームはフィレンツェの大聖堂をモデルとしていると伝えられている。
1901年5月9日には、最初のオーストラリア連邦議会が、ここ王立展示館で開かれたこともあり、オーストラリアの政治の歴史においても、大変重要な建物の1つである。
オリジナルの建物の一部は残念ながら焼失しているが、大ホールなどの本館部分は幸いにも焼失を免れ、オリジナルの姿を現在に伝える。
この王立展示館は、現在も商業展示会場として使用されており、メルボルン国際花と庭園ショー等が定期的に開催されている。また、近隣の大学、高校の試験会場としても利用されている。
写真提供:ビクトリア州観光局
キュランダ高原鉄道(KURANDA SCENIC RAILWAY)はクィーンズランドレイル社(QR)が運営している、ケアンズ駅からキュランダ駅の約33kmの区間を1時間45分で結ぶ観光鉄道。停車駅はケアンズセントラル駅、フレッシュウォーター駅、バロンフォールズ駅、キュランダ駅。
運行は1日たったの2往復のみで、ケアンズセントラル駅発が8:30、9:30。キュランダ駅発が14:00、15:30となる。いずれも途中駅バロンフォールズ駅で15分間の停車時間があり、駅のすぐ横に広がるバロンフォールズをバックに記念撮影ができる。
キュランダ高原鉄道の車両
車両は先頭のGE製ディーゼル機関車が牽引する14車両で、車内の内装は19世紀に造られたクラシックな木製車両をリニューアルされたもの。全席指定席となる。車両のクラスはヘリテージクラス、ゴールドクラスと2つのクラスに分かれている。ヘリテージクラスはエコノミークラスのようなもので、眺めの良い峡谷側に向かい合わせの4人がけベンチシートが設置されている。ゴールドクラスは峡谷側に向かい合わせの並びで2席、逆側に1席が設置されており、1人1席をゆったりと座ることができる。また、ゴールドクラスはドリンクとおつまみのサービスが含まれており、乗車中スタッフにオーダーできる。ドリンクは数種類のローカルビール、ワインが選べ、おつまみな数種類のチーズとクラッカーがプレートでだされる。
運行中はいくつかある見どころで、キュランダ鉄道の歴史や、車窓からの景観などを英語での解説がはいる。日本語ガイド付きツアーに参加するとガイドが日本語で解説してくれるので、より理解を深めながら列車の旅を満喫する事ができる。
歴史
キュランダ高原鉄道には歴史があり、1891年の開業当初は内陸のテーブルランズからケアンズ港まで鉱山物資を輸送する産業鉄道だった。1915年になり現在と同じキュランダ駅が開設され、現在ではキュランダ高原鉄道は世界クラスの観光名所となっており、日本ではテレビ朝日の番組『世界の車窓から』のオープニングで有名。
白い灯台のある岬として有名なバイロンベイは、オーストラリア大陸最東端の地でもあり、芸術家の集うアーティストの街でもある。
バイロン地区全体の人口は約3万人だが、バイロンベイ市街地の人口は9,000人あまり。
場所はブリスベンより南約200km、ニュー・サウス・ウェールズ州に位置する。
有名な白い灯台はバイロン岬に立つ灯台で1899年に着工された後、数々の改修を繰り返しながら、現在もオーストラリアで最も強力な光を放つ灯台のひとつに数えられている。
灯台の麓には「オーストラリア大陸 最東端の地」と記された記念碑があるので、絶好の写真ポイントにもなるだろう。
現在、バイロンベイは様々は人種、文化、世代、流行を持つ人々の集まる街として知られ、様々なイベントも頻繁に行われている。毎年イースターホリデー期間に行われる「イーストコースト・ブルース&ルーツ・フェスティバル」、8月に行われる「スプレンドール・イン・ザ・グラス」は、ジャンル、年齢層とも幅広いミュージシャンを集め、数日間に渡りニュー・サウス・ウェールズ州及びクイーンズランド州から数万人の観客を集めている。
また、バイロンベイの住人達は健康意識が強いことでも知られ、市内には数々のオーガニックショップが並ぶ他、ヨガやピラテス、太極拳などのレッスンもいたるところで行われている。
ベジタリアン・メニューを用意するカフェや食材表示をするレストランが多いことも健康意識の高さを裏付けているだろう。こうした健康ブームの背景には、バイロンベイがオーストラリアで一番、中高年のベビーブーム世代の人口比率が高い街(約27%)ということもあるかもしれない。
毎月第一日曜日にバトラー・ストリートで行われる「クラフト&プロデュース・マーケット」では、アクセサリー、バッグ、洋服、革製品、インテリア小物をはじめ、オーガニック野菜やコーヒー豆、各種茶葉まで100軒あまりの露店が軒を連ねる。
オーストラリア原住民の民族楽器・ディジュリドゥも購入可能。またステージではバンドのライブ演奏が楽しめるほか、ホットドックやナチョス、ベジタブルカレーやオーガニック・ドーナッツなどの露店もあるので、ブランチを取りながら音楽を楽しみ、のんびり一日過ごすこともできる。
バイロンベイ近郊には、画家や芸術家が集う町・ニンビンや魚影の濃いダイビングポイント ジュリアン・ロックがある。
現在、バイロンベイまでの公共交通機関は無く、長距離バスや数社あるバイロンベイ専用送迎サービスを利用する形になる。