オーストラリアのマグパイ(カササギフエガラス)完全ガイド|鳴き声・スウーピング対策と見られる場所

オーストラリアの公園や住宅地を歩いていると、芝生の上をゆっくり歩きながら地面をつつく、白黒模様の鳥をよく見かけます。これがオーストラリアン・マグパイ、日本語でカササギフエガラスと呼ばれる鳥です。
英語名はAustralian Magpie。学名はGymnorhina tibicenです。見た目から「カササギ」と呼ばれますが、ヨーロッパや日本で知られるカササギとは別系統で、オーストラリア固有のブッチャーバード類に近い鳥です。
旅行者には「春になると人を急降下攻撃する鳥」という印象が強いかもしれません。しかし、一年の大半は人の近くでも普通に暮らす穏やかな鳥で、フルートのように響く美しいさえずりは、オーストラリアの朝を代表する音の一つです。
繁殖期に人へ急降下するのも一部の個体だけで、主な目的は巣やヒナを守ることです。ルートを少し変える、走らず歩く、頭と目を守るといった基本を知っていれば、必要以上に怖がる必要はありません。
この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、マグパイ(カササギフエガラス)の特徴、鳴き声、食べ物、家族群、繁殖、知能、野生で見やすい都市、そして「Swooping(スウーピング)」への安全な対処法まで詳しく解説します。
オーストラリアのマグパイとは?
Australian Magpie(オーストラリアン・マグパイ)は、オーストラリア全土に広く分布する中型の白黒の鳥です。日本語ではカササギフエガラスと呼ばれます。
学名はGymnorhina tibicen。Australian Museumの現在の分類ではArtamidae(モリツバメ科)に入り、ブッチャーバード類などに近い鳥です。
人の暮らす環境に非常によく適応し、都市公園、学校のグラウンド、ゴルフ場、住宅地の芝生などでも普通に見られます。
体長36~44cmほど
ハトより少し大きく見えることが多く、がっしりした体と長く頑丈なくちばしを持ちます。
オーストラリア屈指の「歌う鳥」
有名なのは澄んだフルートのような鳴き声です。Australian Museumは、複雑な声を持ち、音域が最大4オクターブに及ぶと紹介しています。
都市でも野生のまま暮らす
人に慣れた個体が多いものの、飼い鳥ではありません。自分の縄張りで餌を探し、巣を作り、家族で暮らす野生鳥です。
「春だけ怖い鳥」ではない
スウーピングをするのは繁殖期の一部の個体だけです。普段は芝生で虫を探し、家族で鳴き交わす身近な野鳥として親しまれています。
日本のカササギと同じ鳥?
Australian Magpieという英名から、ヨーロッパや日本のカササギ(Eurasian Magpie)を想像しがちですが、両者は近い仲間ではありません。
共通しているのは目立つ白黒模様で、その外見からヨーロッパ系入植者が「magpie」と呼ぶようになったものです。
日本のカササギはカラス科
日本でも見られるカササギPica picaはカラス科(Corvidae)です。一方、Australian MagpieはArtamidaeに分類されます。
Magpie-larkとも別種
オーストラリアにはMagpie-lark(Peewee/Mudlark)という別の白黒鳥もいます。Australian Magpieの半分ほどの大きさで、細いくちばしと白っぽい腹が目立ちます。
Pied Butcherbirdとも似る
ブッチャーバード類も白黒のため遠目では似ていますが、模様、体形、鳴き声を見れば区別できます。
学名は「フルート奏者」に由来
種小名tibicenはラテン語で「笛吹き」「フルート奏者」を意味し、美しい鳴き声を反映した名前です。
マグパイの基本情報
| 項目 | 内容 | 旅行者が注目したい点 |
|---|---|---|
| 和名 | カササギフエガラス | 英名Australian Magpie |
| 学名 | Gymnorhina tibicen | Artamidae |
| 体長 | 約36~44cm | 白黒模様と太いくちばし |
| 食性 | 昆虫・幼虫・ミミズなど | 芝生を歩いて採食 |
| 繁殖 | 主に8~11月 | 一部の雄がスウーピング |
| 保全状況 | IUCN Least Concern | 都市部でも非常に身近 |
生息地と分布
Australian Magpieはオーストラリア各地に広く分布し、木と開けた地面が組み合わさった環境を好みます。
都市公園、農地、運動場、疎開林などに多く、Australian Museumは密生した森林と極端に乾燥した砂漠を除く幅広い地域で見られるとしています。
公園や芝生は理想的な環境
木は巣、見張り、ねぐらに使い、芝生や開けた地面では昆虫や幼虫を探します。都市の公園はこの条件がそろっています。
地域によって白黒模様が違う
背中が白く見えるタイプと黒が多いタイプがあり、オーストラリアを旅行していると都市ごとの模様の違いに気付くことがあります。
野生のマグパイを見る方法
特別なバードウォッチングツアーへ参加しなくても、大都市の公園や郊外で十分に観察できます。地面を歩く白黒の鳥を探すのが最も簡単です。
朝夕には声が活発になるため、姿より先に「クルルル、コロロロ」と響く澄んだ鳴き声で気付くこともあります。
芝生をゆっくり歩く鳥を探す
ホッピングするより、長い脚で一歩ずつ歩きながら地面を見つめます。突然くちばしを土へ差し込み、幼虫を引き出すことがあります。
春は頭上の巣にも注意
8~11月ごろに大きな木の下を通る時は、警告看板や周囲の鳥の行動を確認してください。スウーピング中の場所は迂回するのが最も簡単です。
1.シドニー
シドニーは、日本からの旅行者がAustralian Magpieを最も簡単に観察できる都市の一つです。大きな公園から郊外の住宅地まで広く暮らしています。
中心部から行きやすいCentennial Parklandsでも普通に見られ、園の公式野鳥案内ではAustralian Magpieが一年を通して縄張りを持つ鳥として紹介されています。
Centennial Parklandsが観察しやすい
広い芝生と大木がそろい、地上で採食する姿、木の上で歌う姿、家族群などを観察しやすい場所です。
春は警告看板を確認
繁殖期にスウーピングが確認された場所では、園内に注意表示が出ることがあります。表示を見つけたら無理に近づかず迂回します。
2.キャンベラ
キャンベラは緑地、公園、街路樹、開けた芝生が多く、マグパイを日常的に見かける都市です。
ACT政府も毎年の繁殖期にSwooping Birdsの安全案内を出しており、マグパイと人が同じ都市空間を利用していることがよく分かります。
公園や湖畔の芝地を探す
木と開けた地面が近い場所を好むため、都市公園や湖周辺の緑地で採食中の個体を見つけやすくなります。
7~11月はスウーピングに注意
ACT政府は、鳥の繁殖期を7~11月と案内しています。危険な場所では一時的に別ルートを使うのが基本です。
3.メルボルン
メルボルンでも、Australian Magpieは公園や住宅地で身近な鳥です。白黒模様の個体が芝生で虫を探す姿をよく見かけます。
City of Melbourneも繁殖期には市内のスウーピング情報を案内し、必要な場所へ一時的な注意表示を設置しています。
市内の大きな公園でも観察可能
Royal Parkのように芝地と大木がある場所では、マグパイが利用しやすい環境がそろっています。朝の散歩時に声を探すのもおすすめです。
8月末~10月は特に注意
City of Melbourneは、スウーピングが主に8月末から10月、年によっては11月まで続くと案内しています。
4.ブリスベン
温暖なブリスベンでもマグパイは非常に身近で、公園、住宅地、運動場などで見ることができます。
芝生の多い都市公園が探しやすい
地上を歩いて昆虫を探すため、広い芝地がある公園では双眼鏡がなくても観察しやすいでしょう。
クイーンズランドは繁殖期間が長め
Brisbane City Councilは、6~12月ごろにスウーピング活動が増えると案内しています。北へ行くほど時期が南部と少しずれることがあります。
5.アデレード
アデレードと南オーストラリア州では、マグパイの美しいカロリングが庭や公園の朝を代表する音として親しまれています。
公園都市アデレードと相性が良い
市街地を囲むPark Landsや郊外の緑地では、地面で餌を探す姿や家族で行動する様子を観察できます。
8~10月は「お父さんマグパイ」に注意
南オーストラリア州政府は、主な巣作り時期を8~10月と案内しています。スウーピングするのは主に巣を守る一部の雄です。
6.パース
パース周辺にもAustralian Magpieが暮らし、都市公園や郊外の芝地で観察できます。
西部では羽の模様にも注目
地域差の大きい鳥なので、東海岸で見た個体と背中の白黒パターンが違って見えることがあります。
8~12月が繁殖期の目安
西オーストラリア州DBCAは、マグパイの営巣期を8~12月と案内しています。春の公園や自転車道では注意表示を確認してください。
7.タスマニア
Australian Magpieはタスマニアにも自然分布し、ホバートやロンセストン周辺の開けた緑地でも見ることができます。
白い背中が目立つ個体が多い
Australian Museumによると、タスマニアを含む南東部では背中と腰が白く見えるタイプが見られます。旅行中の地域差を比べるのも面白いところです。
都市の外でも普通に見られる
牧草地、農地、公園など、木と開けた地面がそろう場所なら観察機会があります。特定の観光地へ行かなければ見られない鳥ではありません。
目的別・観察場所の選び方
短い旅行ならシドニーやメルボルンの都市公園で十分です。春にスウーピングを含む「オーストラリアらしいマグパイ文化」を実感しやすいのはキャンベラ、アデレード、パースなどですが、危険な場所へわざわざ近づく必要はありません。
観察だけなら繁殖期以外が気楽
鳴き声や採食行動は一年中楽しめます。スウーピングを避けたい旅行者は、春以外ならより気軽に公園散策を楽しめます。
観察しやすい時間と季節
一年を通して見られる留鳥です。特に朝と夕方は家族やつがいのカロリングが活発になり、姿を見つける前に声が聞こえることがあります。
繁殖のピークは地域差がありますが、オーストラリア全体ではおおむね8~11月が中心です。春はヒナの子育てを観察できる一方、一部の巣の周辺ではスウーピングに注意します。
体の大きさ・白黒模様・雌雄の違い
Australian Magpieは体長36~44センチほど。黒と白のコントラストが強く、長い脚で地面を歩く姿が印象的です。
雄は白がくっきり
Australian Museumによると、雄ではうなじ、肩、尾の付け根などの白色部が明瞭です。
雌は白い部分が灰色がかる
雌では背やうなじの白色部が灰色っぽく見えることがあり、近くで観察すると雌雄を見分ける手掛かりになります。
成鳥の目は赤褐色
白黒の羽だけでなく、近距離では赤褐色から栗色に見える目も特徴です。
地域差が大きい
黒い背中が目立つ地域と、背中まで白く見える地域があります。同じAustralian Magpieでも旅行先によって印象が変わります。
鳴き声・カロリング・ものまね
マグパイの魅力を知るなら、姿だけでなく声を聞いてみてください。朝夕に響く澄んだ声はcarolling(カロリング)と呼ばれます。
つがいや家族でデュエット
一羽が歌うだけでなく、つがいや家族群が声を重ねることがあります。縄張りの存在を周囲へ知らせる役割もあります。
最大4オクターブの音域
Australian Museumは鳴き声の音域が最大4オクターブに及ぶと説明しており、単調な警戒声とはまったく違う音楽的な声を持ちます。
ほかの鳥や動物の声もまねる
35種を超える鳥の声や、犬・馬など別の動物の声をまねた記録もあります。人の近くで暮らす個体では人声の模倣が知られることもあります。
なぜ「マグパイ」と呼ばれる?
Australian Magpieという名前は、白黒模様がヨーロッパのMagpie(カササギ)に似ていたため付けられました。
外見が似ているだけ
体の白黒模様は似ていますが、分類上は遠い鳥です。オーストラリア旅行で「magpie」と聞いたら、基本的にはAustralian Magpieを指します。
日本語名の「フエガラス」は鳴き声を連想させる
日本語ではカササギフエガラスと呼ばれ、美しい笛のような声を持つことが名前からも伝わります。
Magpie-larkと混同しやすい
Magpie-larkも都市部で普通に見られる白黒鳥ですが、より小型で、細いくちばしと白い腹が目立ちます。
食べ物・地上での採食
マグパイは地面を歩いて餌を探す時間が長く、主食は昆虫とその幼虫です。
芝生の中の幼虫を探す
頭を傾けて地面を見たり、くちばしを土へ差し込んだりしながら、甲虫の幼虫、ミミズ、クモなどを探します。
小型のカエルやトカゲも食べる
機会があれば小型動物や腐肉、種子、果実なども利用します。非常に柔軟な食性です。
庭では「害虫を食べる鳥」
芝生や畑の昆虫を食べるため、園芸家や農家から歓迎される面もあります。ただし人が餌を与える必要はありません。
縄張り・家族群・群れ
Australian Magpieは強い縄張り性を持ち、同じ場所で一年を通して家族群が暮らすことがあります。
最大20羽以上のグループになることも
Australian Museumでは最大24羽ほどのグループが一つの縄張りを共有する例を紹介しています。
家族全体で縄張りを守る
縄張りは餌場、ねぐら、巣場所を含む生活の基盤で、グループの個体が協力して他のマグパイを追い払います。
繁殖できない若鳥は大群になることも
自分の縄張りを持たない若鳥などが集まり、数百羽規模の移動群になることもあります。
繁殖・巣・ヒナ
繁殖期は一般に8~11月。地域の気候によって前後します。木の外側の枝に、枝や小枝を組み合わせた巣を作ります。
3~5個の卵を産む
BirdLife Australiaによると、一度に3~5個ほどの卵を産みます。
雌が約20日抱卵
雌が主に卵を温め、孵化後は家族群の個体も子育てに関わることがあります。
約35日で巣立ち
ヒナは約35日ほどで巣立ちますが、その後もしばらく大人へ餌をねだる甲高い声を出します。
知能・記憶・人との関係
マグパイは知能の高い鳥として知られ、家族で協力し、遊び、周囲の個体や人間の行動をよく観察します。人の顔を見分けて記憶するとされることもあり、繁殖地で鳥を追い回したり物を投げたりすると、翌年以降も警戒される可能性があります。
逆に一年の大半は人の近くでも落ち着いて暮らしており、都市では「毎朝庭へ来る顔なじみの鳥」のような存在になっていることもあります。
Swooping(急降下)はなぜ起きる?
Australian Magpieで最も有名な行動が、繁殖期のSwooping(スウーピング)です。頭のすぐ上を低く飛び、くちばしを鳴らしたり、警戒声を出したりして巣から遠ざけようとします。
目的は「攻撃」より巣の防衛
人を獲物として襲っているのではなく、卵やヒナへ近づく存在を追い払う防御行動です。巣から離れれば通常は追跡も終わります。
スウーピングするのは一部の個体だけ
繁殖中のすべてのマグパイが人へ急降下するわけではありません。南オーストラリア州政府やCity of Melbourneは、スウーピングする雄は全体の一部だと案内しています。
巣の周囲50~100mほどが要注意
多くの事例は巣に近い狭い範囲で起こります。同じ場所を通るたびに急降下される場合は、繁殖期間中だけ別ルートを利用するのが安全です。
自転車は標的になりやすい
速く動く人や自転車を強い脅威と認識する個体がいます。スウーピング区域では自転車から降り、押して通過するよう各州政府が案内しています。
繁殖期が終われば落ち着く
一つの巣で防御行動が続くのは通常数週間程度です。ヒナが巣立つとスウーピングも収まります。
安全対策・餌付け・観察マナー
スウーピングに遭遇しても、鳥を叩いたり走って逃げたりする必要はありません。まず落ち着いて巣のある区域から離れます。
最善策は迂回する
注意看板が出ている場所や、一度スウーピングされた場所は繁殖期だけ別ルートを選びます。数週間の迂回が最も簡単で安全です。
走らず、鳥を確認しながら歩く
ACT政府とNSW州政府は、走らずに速やかに歩いて区域を離れるよう案内しています。鳥を視界に入れていると急降下されにくい場合があります。
頭と目を守る
帽子、ヘルメット、サングラス、眼鏡、傘などを使って頭部と目を保護します。傘や棒を鳥へ振り回してはいけません。
自転車から降りる
自転車でスウーピング区域へ入ったら、ヘルメットを着用したまま降りて押して進みます。高速で通り抜けようとすると、かえって追われやすくなります。
餌を与えない・挑発しない
パンや肉などを与えて近づけたり、巣の近くで写真を撮るために追ったり、物を投げたりしません。野生の行動を変えずに観察することが大切です。
春にスウーピングされたら:走らずにその区域から離れ、頭と目を守り、自転車なら降りて押します。鳥へ反撃せず、次回からは数週間だけ別ルートを利用してください。
オーストラリアのマグパイに関するよくある質問(FAQ)
違います。日本のカササギはカラス科ですが、Australian MagpieはArtamidaeに分類される別系統の鳥です。白黒模様が似ているためMagpieと名付けられました。
オーストラリア各地に広く分布し、シドニー、キャンベラ、メルボルン、ブリスベン、アデレード、パース、タスマニアなどの都市や郊外でも普通に見られます。
繁殖期に一部の個体が巣を守るため人へ急降下することがあります。ただし、年間を通じて攻撃的な鳥というわけではありません。
地域差がありますが、一般には8~11月ごろの繁殖期が中心です。クイーンズランド州などでは時期がさらに広がることがあります。
走らない方がよいでしょう。落ち着いて鳥を確認しながら速やかに歩いて区域を離れます。次回からは繁殖期だけ別ルートを利用してください。
自転車から降り、ヘルメットを着けたまま押して区域を通過します。可能ならその場所を避けて別ルートを選びます。
フルートのように澄んだ複雑な声で、つがいや家族群が「カロリング」と呼ばれる鳴き交わしを行います。朝夕に特によく聞こえます。
昆虫、幼虫、ミミズ、クモなどが中心です。小型のカエルやトカゲ、種子、果実なども食べます。
与えない方がよいでしょう。人の食べ物に依存させず、芝生や土の中から自然の餌を探す姿を観察してください。
地域差がありますが、一般に雄はうなじや背の白色部がくっきりし、雌では白い部分が灰色がかって見える傾向があります。
長寿な野鳥で、Australian Museumは25~30年ほど生きることがあると紹介しています。同じ縄張りを10年以上維持する例もあります。
オーストラリアのマグパイに関する参考情報
- Australian Museum:Australian Magpie
- Australian Museum:Why do Magpies swoop?
- BirdLife Australia:Australian Magpie
- NSW Environment:Australian Magpie
- Centennial Parklands:Australian Magpie
- ACT Government:Swooping Birds
- City of Melbourne:Swooping Season
- Brisbane City Council:Living with Wildlife
- South Australia Department for Environment and Water:Magpie Swooping Season
- Western Australia DBCA:Magpies Prepare to Swoop
まとめ:春の急降下だけでなく、美しい「歌」にも耳を傾けたい鳥
Australian Magpie、カササギフエガラスは、オーストラリア全土の都市、公園、農地、疎開林などで暮らす身近な野鳥です。
白黒模様からカササギの名が付いていますが、日本のカササギとは別系統で、オーストラリア独自のブッチャーバード類に近い鳥です。
最大の魅力は、朝夕に響くフルートのようなカロリング。つがいや家族で鳴き交わす声は、オーストラリア旅行でぜひ一度ゆっくり聞いてほしい「現地の音」です。
春には一部の雄が巣を守ってスウーピングしますが、ほとんどの個体が一年中人へ攻撃的なわけではありません。注意表示を見たら迂回し、走らず、頭と目を守るだけでもリスクは大きく下げられます。
怖い鳥としてだけ見るのではなく、芝生で虫を探す姿、家族での鳴き交わし、地域ごとに違う白黒模様にも注目すると、オーストラリアの街歩きが少し面白くなります。
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