オーストラリアの有料道路の払い方|レンタカー利用者向けToll完全ガイド

オーストラリアでレンタカーを借りて走っていると、料金所を通った覚えがないのに、帰国後カードへ数豪ドル、十数豪ドルの請求が入ることがあります。
請求元を見ると、
リンクト(Linkt)。
あるいはレンタカー会社。
「これは何の料金?」
と思う人もいるでしょう。
オーストラリアの有料道路は、日本の高速道路とはかなり仕組みが違います。
基本的に料金所へ車を止めて、現金やクレジットカードで支払う場所はありません。
道路上に設置されたカメラや電子設備で車両を読み取り、ナンバープレートや電子タグを使って料金を徴収する完全電子式のToll Roadが中心です。
しかもレンタカーの場合、自分で料金所を探して払うのではなく、レンタカー会社と有料道路会社が連携し、登録したカードへ自動的に請求されるケースが多くなっています。


ただし、すべてのレンタカー会社が同じ料金体系ではありません。
例えばエイビス(Avis)、バジェット(Budget)、シクスト(SIXT)などでは、実際の通行料金に加えて、現在は有料道路を利用した日ごとに3.30豪ドルのレンタル・サービス料金が加算されます。
一方、ハーツ(Hertz)は別の仕組みを採用しており、自社のToll Serviceを利用すると、実際の通行料金に15%の管理手数料が加算されます。
さらに、シドニー、メルボルン、ブリスベンでは有料道路がかなり多く、カーナビやGoogleマップが時間優先で有料道路へ案内することもあります。
この記事では2026年10月時点の最新情報をもとに、オーストラリアの有料道路の仕組み、レンタカーでの支払い方、会社別の違い、主要都市のToll Road、料金を節約する方法まで詳しく解説します。
- まず結論|レンタカーではどう払う?
- Toll Roadとは?
- 料金所も現金払いもない
- 有料道路が多い都市は?
- シドニーの有料道路
- シドニーの料金例
- シドニー空港から市内も注意
- ハーバーブリッジ・トンネル
- メルボルンの有料道路
- ウェスト・ゲート・トンネルも有料
- イーストリンク
- ブリスベンの有料道路
- ブリスベンの料金例
- パース・アデレード・ケアンズでは?
- レンタカーはどうやって支払う?
- Linkt Rental Accountとは?
- 3.30豪ドルは1回ごとではない
- エイビス
- バジェット
- シクスト
- ユーロップカー
- ハーツは仕組みが違う
- ハーツで自分のTagを使う場合
- 自分のLinktアカウントを作るべき?
- 自分のe-Tagは使える?
- 二重請求を避ける
- 請求はいつ来る?
- 利用履歴を確認できる?
- どのカードに請求される?
- レンタカー返却後でも請求される
- 有料道路を避けることはできる?
- Googleマップで有料道路を回避
- 有料道路は使わないほうが得?
- 空港移動では時間を優先してもよい
- 間違って有料道路へ入ったら?
- 支払いを放置するとどうなる?
- レンタカー会社へ通知が届く場合
- Tollを装った詐欺にも注意
- キャンピングカーは料金区分に注意
- トレーラー・大型車
- 旅行予算にどのくらい入れる?
- Toll料金を抑えるコツ
- レンタカー受取時に確認すること
- 営業所で使える英語
- 出発前チェックリスト
- 料金所を探す必要はない
- よくある質問
まず結論|レンタカーではどう払う?
オーストラリアの大手レンタカーを利用する日本人旅行者なら、基本的には次のように考えておけば大丈夫です。
| レンタカー会社 | 主な支払い方法 | 追加料金 |
|---|---|---|
| エイビス | Linkt Rental Accountが自動設定 | 通行料+3.30豪ドル/利用日 |
| バジェット | Linkt Rental Accountが自動設定 | 通行料+3.30豪ドル/利用日 |
| シクスト | Linkt Rental Accountが自動設定 | 通行料+3.30豪ドル/利用日 |
| ユーロップカー | Linkt Rental Productを利用可能 | 通行料+3.30豪ドル/利用日 |
| ハーツ | Hertz Toll Service | 通行料+通行料の15%管理料 |
エイビス、バジェット、シクストなどを利用する場合、通常は有料道路へ入る前に自分で何か購入する必要はありません。
有料道路を利用すると、予約情報をもとにレンタカー用のLinktアカウントが自動的に設定されます。
その後、レンタカー受取時に登録したクレジットカードまたはデビットカードへ料金が請求されます。
Toll Roadとは?
英語のTollは「通行料金」という意味です。
Toll Roadなら有料道路。
Toll Tunnelなら有料トンネル。
Toll Bridgeなら有料橋です。
道路標識やナビでも、
TOLL。
TOLL ROAD。
と表示されることがあります。
日本の「高速道路=有料」とは少し違い、オーストラリアでは無料の高速道路も多くあります。
MotorwayやFreewayだから必ず有料というわけではありません。
料金所も現金払いもない
オーストラリアの有料道路で、日本人旅行者が最も戸惑いやすい部分です。
日本の高速道路のように、入口で通行券を取り、出口で料金所へ止まる方式ではありません。
電子タグやナンバープレート認識カメラで車を読み取ります。
つまり、
有料道路へそのまま入る。
そのまま走る。
そのまま出口から出る。
だけです。
料金所を探す必要はありません。
逆に「支払う場所がなかったから無料だった」と考えないようにしてください。
有料道路が多い都市は?
日本人旅行者が特に注意したいのは、
シドニー(Sydney)。
メルボルン(Melbourne)。
ブリスベン(Brisbane)。
です。
バジェットも、オーストラリアの有料道路は東海岸にあり、特にシドニー、メルボルン、ブリスベン都市圏で利用する機会が多いと案内しています。
旅行中にこの3都市でレンタカーを借りるなら、Tollの仕組みは知っておいたほうがよいでしょう。
シドニーの有料道路
シドニーはオーストラリアでも特に有料道路が多い都市です。
主な道路には、
シドニー・ハーバーブリッジ(Sydney Harbour Bridge)。
シドニー・ハーバートンネル(Sydney Harbour Tunnel)。
イースタン・ディストリビューター(Eastern Distributor)。
クロス・シティ・トンネル(Cross City Tunnel)。
ヒルズM2(Hills M2)。
レーン・コーブ・トンネル(Lane Cove Tunnel)。
ノースコネックス(NorthConnex)。
ウェストリンクM7(Westlink M7)。
M5サウス・ウェスト。
ウェストコネックス(WestConnex)のM4、M5イースト、M8など。
があります。
空港、市内、西部、北部を移動しているだけでも有料道路を利用する可能性があります。
シドニーの料金例
2026年10月1日からの普通乗用車料金では、代表例として、
| 道路 | 普通乗用車の料金例 |
|---|---|
| イースタン・ディストリビューター | 10.59豪ドル |
| レーン・コーブ・トンネル | 4.33豪ドル |
| ノースコネックス | 10.74豪ドル |
| クロス・シティ・トンネル | 最大7.46豪ドル |
| ウェストリンクM7 | 最大10.57豪ドル |
| M5サウス・ウェスト | 6.10豪ドル |
道路によって固定料金、距離制、入口・出口による料金など仕組みが違います。
料金は定期的に改定されるため、旅行時には最新料金を確認してください。
シドニー空港から市内も注意
日本人旅行者が有料道路を使いやすい代表例が、シドニー空港から市内中心部への移動です。
ナビによってはイースタン・ディストリビューターを利用するルートが表示されます。
この道路は現在、北向きのみ有料です。
つまり空港方面からCBDへ北上するルートでは料金が発生することがあります。
数豪ドルを節約するため一般道を選ぶ方法もありますが、交通状況によってはかなり時間差が出ます。
ハーバーブリッジ・トンネル
シドニー北部からCBD方面へ移動するときに利用することがあります。
2026年現在、シドニー・ハーバーブリッジとハーバートンネルは南向きに通行する場合に料金がかかります。
将来的には料金制度が変更される計画もあるので、旅行時には最新情報を確認してください。
メルボルンの有料道路
ビクトリア州(Victoria)には現在、3つの有料道路があります。
シティリンク(CityLink)
イーストリンク(EastLink)
ウェスト・ゲート・トンネル(West Gate Tunnel)
です。
シティリンクはメルボルン空港方面のタラマリン・フリーウェイ、CBD周辺、モナッシュ・フリーウェイ方面などを結んでいます。
空港から郊外へ移動するレンタカー旅行では利用する可能性があります。
料金は通過する区間、車種、時間帯などによって変わります。
ウェスト・ゲート・トンネルも有料
ウェスト・ゲート・トンネルは2025年12月に開通した、メルボルンの新しい有料道路です。
CBD西側、ドックランズ周辺、北部方面などへの新たなルートとして利用されています。
2026年10月現在、シティリンクと同様にリンクトが料金を扱っています。
古い旅行記事や古いカーナビ情報ではウェスト・ゲート・トンネルが反映されていないこともあるので注意してください。
イーストリンク
イーストリンクはメルボルン東部から南東部へ延びる有料道路です。
イースタン・フリーウェイ。
モナッシュ・フリーウェイ。
フランクストン方面。
モーニントン半島方面。
へ移動するときに利用することがあります。
運営会社はコネクトイースト(ConnectEast)ですが、オーストラリア国内の電子タグやアカウントには相互利用性があります。
レンタカー会社のLinkt Rental Accountを利用している場合も、通常は会社側の仕組みに従って精算されます。
ブリスベンの有料道路
クイーンズランド州(Queensland)の有料道路も完全電子式です。
主な道路は、
ゲートウェイ・モーターウェイ(Gateway Motorway)。
ローガン・モーターウェイ(Logan Motorway)。
クレム7(Clem7)。
ゴー・ビトウィーン・ブリッジ(Go Between Bridge)。
レガシー・ウェイ(Legacy Way)。
エアポートリンクM7(AirportlinkM7)。
トゥーンバ・バイパス(Toowoomba Bypass)。
などです。
特にブリスベン空港、市内、ゴールドコースト方面などをレンタカーで移動する場合は、有料道路を使うことがあります。
ブリスベンの料金例
2026年10月現在、普通乗用車の代表的な料金は、
| 道路・区間 | 普通車料金 |
|---|---|
| クレム7 | 6.77豪ドル |
| ゴー・ビトウィーン・ブリッジ | 4.22豪ドル |
| レガシー・ウェイ | 7.30豪ドル |
| ゲートウェイ・モーターウェイ/ムラリー | 6.02豪ドル |
| エアポートリンクM7/ボーエン・ヒルズ-ケドロン | 7.16豪ドル |
ブリスベンも道路や区間によって料金が異なります。
パース・アデレード・ケアンズでは?
オーストラリア旅行だからといって、どこでも有料道路があるわけではありません。
シドニー、メルボルン、ブリスベン周辺に比べると、
パース。
アデレード。
ケアンズ。
ダーウィン。
ホバート。
などで通常の観光ドライブをする際は、Toll Roadを気にする場面はかなり少なくなります。
その意味でも有料道路への注意が特に必要なのは東海岸の大都市部です。
レンタカーはどうやって支払う?
自分の車なら、Linktなどのアカウントや電子タグを利用します。
しかし日本からの旅行者がレンタカーを借りる場合は、レンタカー会社側で支払いシステムが用意されていることが多くあります。
その場合、旅行者が自分でToll Passを買う必要は通常ありません。
Linkt Rental Accountとは?
レンタカー会社がリンクトと提携している場合、有料道路を初めて利用すると、予約情報を使ってLinkt Rental Accountが自動的に作られます。
例えばバジェットでは、
レンタカーでToll Roadを走る。
↓
Linkt Rental Accountが自動作成。
↓
メールまたはSMSでアカウント情報が届く。
↓
登録したカードへ通行料を自動請求。
という流れです。
利用者が有料道路へ入る前にLinktへ電話したり、料金所で止まったりする必要はありません。
3.30豪ドルは1回ごとではない
エイビス、バジェット、シクスト、ユーロップカーなどのLinkt Rental Accountで重要なのがサービス料金です。
2026年10月現在、
有料道路を利用した暦日ごとに3.30豪ドル
が加算されます。
例えば同じ日に、
有料道路A。
有料道路B。
有料道路C。
と3回利用した場合、
それぞれの通行料金
+
3.30豪ドル
です。
3.30豪ドル×3回ではありません。
一方、月曜日と火曜日の2日間に有料道路を利用すれば、サービス料金は、
3.30豪ドル×2日=6.60豪ドル
になります。
エイビス
エイビスはリンクトと提携しています。
有料道路を利用すると、自動的にLinkt Rental Accountが作成されます。
通行料金と、有料道路を利用した日ごとの3.30豪ドルのRental Service Feeが、レンタカー契約時に登録したカードへ請求されます。
旅行者側で特別な設定をする必要は通常ありません。
バジェット
バジェットも同様です。
リンクトがレンタカー予約情報を使ってアカウントを作成。
通行料金+3.30豪ドル/利用日。
登録カードへ自動請求。
という仕組みです。
通行履歴はLinkt Rental Accountへログインすれば確認できます。
シクスト
シクストもリンクトと提携しています。
有料道路を利用すると、Linkt Rental Accountが自動作成されます。
現在の料金は、
実際のToll。
+
3.30豪ドル/有料道路利用日。
です。
シクストでは通常、走行後3~5日程度でLinktの取引が処理されます。
ユーロップカー
ユーロップカー(Europcar)の車両もリンクトへ登録されています。
自分の有効なToll Tagを利用することもできますが、独自の手配をしない場合はLinkt Rental Productが使用されます。
現在は、
通行料金。
+
有料道路を利用した暦日ごとに3.30豪ドル。
という料金体系です。
ハーツは仕組みが違う
ハーツについては、エイビス、バジェット、シクストとは料金方式が違います。
営業所で、
「自分のToll PassやE-Tagを使うか」
を確認されます。
自分のToll Tagなどを利用しない場合、Hertz Toll Service Productを利用します。
現在のハーツの案内では、
実際の通行料金+通行料金の15%のAdministration Charge
が請求されます。
例えば通行料合計が40豪ドルなら、
40豪ドル+6豪ドル
というイメージです。
ハーツで自分のTagを使う場合
自分の有効なToll PassやE-Tagを使うと申告すれば、ハーツのToll Serviceから外すことができます。
ただし、ここで注意が必要です。
自分で支払うと申告したにもかかわらず、実際には有効なTagやPassを用意せず有料道路へ入ると、ハーツ側で通行料を処理することになります。
現在の公式案内では、その場合、通行料金に加え71.50豪ドルの管理手数料がかかります。
日本からの短期旅行者なら、独自のToll Tagを持っていない人がほとんどでしょう。
無理に「自分で払う」を選択するより、レンタカー会社のToll Serviceを利用するほうが分かりやすいでしょう。
自分のLinktアカウントを作るべき?
短期旅行者なら通常必要ありません。
エイビス、バジェット、シクストなどではレンタル専用アカウントが自動的に作られます。
むしろ同じレンタカーのナンバープレートを、自分の個人Linktアカウントへ勝手に登録すると、料金処理が複雑になる可能性があります。
まずレンタカー会社がどのTollシステムを使っているか確認してください。
自分のe-Tagは使える?
オーストラリア在住者などで、自分の電子タグを持っている場合は利用できるレンタカー会社があります。
オーストラリアで発行された電子タグは、他州の有料道路でも利用できる相互運用性があります。
例えばニュー・サウス・ウェールズ州発行のTagをビクトリア州やクイーンズランド州で使用することも可能です。
ただしレンタカー利用時には、その会社の手順に従ってください。
二重請求を避ける
レンタカー会社側の自動Tollシステムと自分の電子タグを同時に利用すると、状況によっては料金処理が複雑になる可能性があります。
自分のTagを使う場合は、レンタカー会社へ伝える。
レンタカー会社側の自動システムを使うなら、余計なPassを自分で設定しない。
このどちらかに統一すると分かりやすいでしょう。
請求はいつ来る?
有料道路を通過した直後にカードへ請求されるとは限りません。
シクストやバジェットのLinkt Rental Accountでは、通常、通行後3~5日程度で取引が処理されます。
一方、ハーツはToll料金の請求が10~15営業日程度後になる場合があります。
そのため、レンタカーを返却した後や、日本へ帰国した後に請求が入ることがあります。
利用履歴を確認できる?
できます。
Linkt Rental Accountが作成される会社なら、メールやSMSで届いた情報を使ってログインし、
利用日。
道路。
通行料金。
サービス料金。
支払い状況。
などを確認できます。
ハーツの場合は、レンタル後にマイ・ジャーニー・ポータル(My Journey Portal)からToll関連の請求書を確認できます。
どのカードに請求される?
通常はレンタカー契約時に登録したクレジットカードまたはデビットカードです。
例えばバジェットでは、受取時に提示したカードへリンクトから直接請求されます。
カード明細にはレンタカー会社名ではなく、Linktと表示されることがあります。
見覚えがない請求と勘違いしないようにしましょう。
レンタカー返却後でも請求される
これは正常です。
レンタカー返却時にはまだTollデータが処理されていない場合があります。
したがって、
車両料金。
↓
レンタカーのデポジット解除。
↓
数日後Toll料金。
という順番でカードに表示されることがあります。
「レンタカーの最終明細にTollがなかったから無料」とは限りません。
有料道路を避けることはできる?
できます。
シドニー、メルボルン、ブリスベンとも、無料道路を使って目的地へ行けるケースは多くあります。
ただし無料ルートは、
信号が多い。
渋滞しやすい。
距離が長くなる。
住宅街を通る。
などの違いがあります。
数豪ドルを節約するため30~40分余計に運転するなら、短期旅行では有料道路のほうが合理的な場合があります。
Googleマップで有料道路を回避
Googleマップなどのナビアプリには「有料道路を使わない」というルート設定があります。
レンタカーを運転する前に、
通常ルート。
有料道路回避ルート。
を比較してみましょう。
例えば、
有料道路:35分+8豪ドル。
無料道路:43分。
なら無料道路。
有料道路:35分+8豪ドル。
無料道路:1時間10分。
なら有料道路。
というように判断できます。
有料道路は使わないほうが得?
旅行者の場合、必ずしもそうではありません。
オーストラリア旅行では時間も貴重です。
有料道路を使うことで、
渋滞を避けられる。
信号が少ない。
空港へ早く着く。
長距離ドライブへ早く出発できる。
というメリットがあります。
特に帰国便へ向かうときは、数豪ドル節約するために渋滞しやすい一般道を選ぶ必要はないでしょう。
空港移動では時間を優先してもよい
例えば朝のシドニー。
ホテルから空港へ向かうとき、無料道路を利用すると10~20分程度余計にかかる場合があります。
国際線出発へ向かっているなら、Toll料金より時間の余裕を優先したほうが安心です。
一方、到着日に時間の余裕があり、景色を見ながらゆっくり走るなら無料道路を選ぶこともできます。
間違って有料道路へ入ったら?
慌てる必要はありません。
レンタカー会社に自動Toll決済システムが設定されていれば、そのまま走ってください。
有料道路の途中で停車したり、出口を探して急な車線変更をしたりするほうが危険です。
エイビス、バジェット、シクストなどなら、通常は後日自動で処理されます。
支払いを放置するとどうなる?
自分の車でTollを支払わなければ、Toll NoticeやDemand Noticeが発行され、元の通行料以外に管理費が加算されます。
クイーンズランド州では、料金所のない完全電子式で、通常のドライバーは走行後3日以内に支払手続きをする必要があります。
レンタカーの場合は会社側のTollサービスを利用すれば、この処理を自動化できます。
レンタカー会社へ通知が届く場合
適切なToll設定をせず、有料道路料金が未払いになった場合、車両の登録所有者であるレンタカー会社へ通知が届くことがあります。
その後、
通行料金。
Toll会社の管理料金。
レンタカー会社の事務手数料。
などが追加される可能性があります。
最初からレンタカー会社指定のTollシステムを使ったほうが簡単です。
Tollを装った詐欺にも注意
オーストラリアでは、LinktやEastLinkなどを装い、
「未払いTollがあります」
というSMSやメールを送り、偽サイトへ誘導する詐欺も発生しています。
レンタカー利用後にToll関連のメッセージが来ても、リンクをすぐにタップせず、レンタカー会社や公式のTollアカウントから確認してください。
キャンピングカーは料金区分に注意
普通乗用車より大型のキャンピングカーや商用車では、Tollの車両区分が変わることがあります。
シドニーでは、車両の高さや長さによってClass AとClass Bに分かれ、一部大型車では普通車の数倍になる道路があります。
キャンピングカーを借りる場合は、レンタカー会社へToll Classを確認しておきましょう。
トレーラー・大型車
車両区分の考え方は州や道路によって違います。
ニュー・サウス・ウェールズ州では、屋根上の荷物や牽引するトレーラーなども車両寸法判定へ影響する場合があります。
一方、メルボルンのイーストリンクでは、一般乗用車がキャラバンやトレーラーを牽引してもCar Classとして扱われるルールがあります。
大きな車両を借りる場合は普通車料金を前提にしないでください。
旅行予算にどのくらい入れる?
市内を数日レンタカーで走る程度なら、Toll代として旅行全体で20~50豪ドル程度の予備費を考えておくとよいでしょう。
ただし使う道路によってかなり変わります。
例えばシドニーで、
空港。
北部。
西部。
CBD。
を何度も移動すると、1日に複数のToll Roadを利用することがあります。
一方、メルボルンからグレート・オーシャン・ロードへ向かうだけなら、旅程によってはToll利用をかなり少なくできます。
Toll料金を抑えるコツ
ナビで有料・無料ルートを比較する
時間差が小さければ無料ルート。
市内観光中はレンタカーを使わない
シドニー、メルボルンでは公共交通を活用。
同じ日にまとめて移動する
Linkt Rental Accountではサービス料3.30豪ドルが「有料道路を使った日ごと」なので、同日中の複数利用で毎回3.30豪ドルが付くわけではありません。
空港へ向かうときは節約しすぎない
時間優先。
レンタカー会社のToll方式を確認する
特にハーツは他社と料金方式が違います。
レンタカー受取時に確認すること
車を受け取るとき、次の一言を聞けば十分です。
How do I pay for toll roads?
有料道路料金はどうやって払いますか?
さらに、
Is the toll account automatically set up?
Tollアカウントは自動で設定されますか?
Is there a service fee?
サービス料金はありますか?
と確認すれば、その会社の仕組みを確認できます。
営業所で使える英語
How do toll roads work with this rental car?
このレンタカーでは有料道路料金はどのように処理されますか?
Do I need to set up a toll account?
自分でTollアカウントを設定する必要がありますか?
Will the tolls be charged automatically to my card?
Toll料金はカードへ自動請求されますか?
How much is the toll service fee?
Tollのサービス料金はいくらですか?
Can I use my own toll tag?
自分のToll Tagを利用できますか?
出発前チェックリスト
| チェック | 確認内容 |
|---|---|
| □ | レンタカー会社のToll支払方式を確認 |
| □ | サービス料金を確認 |
| □ | シドニー・メルボルン・ブリスベンではToll Roadを意識 |
| □ | Googleマップ等で有料道路回避ルートも確認 |
| □ | 時間差が大きい場合は無理にTollを避けない |
| □ | 自動Linkt Rental Account利用時は余計なPassを設定しない |
| □ | 自分のTagを使う場合はレンタカー会社へ確認 |
| □ | 帰国後もしばらくカード明細を確認 |
| □ | Linktを装った不審SMSに注意 |
| □ | 大型車・キャンピングカーなら車両クラスを確認 |
料金所を探す必要はない
オーストラリアでレンタカーを運転するとき、有料道路で一番覚えておきたいのは、
「料金所で支払う」という考え方を捨てることです。
シドニー、メルボルン、ブリスベンの有料道路は電子式。
車は止まらず、そのまま走ります。
エイビス。
バジェット。
シクスト。
ユーロップカー。
などでは、レンタカー向けLinktサービスが用意されています。
基本的には、
有料道路を走る。
↓
ナンバープレートで認識。
↓
Linkt Rental Accountで処理。
↓
登録カードへ後日請求。
という流れです。
現在の主要会社では、実際の通行料に加えて3.30豪ドル/利用日のサービス料金が一般的です。
一方、ハーツは仕組みが違い、通常のToll Serviceでは通行料金に15%の管理手数料が加算されます。
レンタカーを借りる際には、
How do I pay for toll roads?
と一言聞いておけば安心です。
また、有料道路をすべて避ければよいわけではありません。
10豪ドル節約するために40分遠回りすれば、短い旅行では時間のほうがもったいないこともあります。
Googleマップなどで、
有料ルート。
無料ルート。
の所要時間を比較し、その都度判断するのがおすすめです。
そしてレンタカー返却後にもToll料金がカードへ請求されることがあります。
これは珍しいことではありません。
帰国後もしばらくはカード明細を確認してください。
有料道路を恐れる必要はありません。支払い方法だけ理解しておけば、むしろオーストラリアの大都市を効率よく移動する便利な道路です。
よくある質問
基本的に料金所で現金を支払う方式ではありません。ナンバープレートや電子タグを使った完全電子式です。レンタカーでは会社が用意するToll支払システムを利用するのが一般的です。
エイビス、バジェット、シクストなどでは通常必要ありません。有料道路を利用すると、予約情報をもとにLinkt Rental Accountが自動的に設定されます。
会社によります。2026年10月現在、エイビス、バジェット、シクスト、ユーロップカーのLinkt Rental Productでは、有料道路を利用した暦日ごとに3.30豪ドルのサービス料金が基本です。
Linkt Rental Accountのサービス料金は、現在は有料道路を利用した暦日ごとです。同じ日に複数回利用してもサービス料金は基本3.30豪ドルですが、それぞれの通行料金は別に必要です。
違います。現在のハーツ・オーストラリアでは、自分のToll PassやE-Tagを使わない場合のToll Serviceについて、通行料金に15%の管理手数料を加える仕組みです。
レンタカー会社の自動Toll決済サービスが設定されていれば、そのまま走行して問題ありません。途中で停車したり急な車線変更をしたりせず、後から料金が自動処理されるのを確認してください。
多くあります。イースタン・ディストリビューター、クロス・シティ・トンネル、M2、M7、ノースコネックス、ウェストコネックス、ハーバーブリッジなどがあり、空港・CBD・郊外をレンタカーで移動すると利用する可能性があります。
2026年現在、シティリンク、イーストリンク、ウェスト・ゲート・トンネルの3つがあります。ウェスト・ゲート・トンネルは2025年12月に開通しました。
必ずしも避ける必要はありません。無料道路との時間差が小さければ避けてもよいですが、空港移動や混雑時間帯では数豪ドルのTollで大幅に時間を短縮できる場合があります。
珍しくありません。Toll走行データは後から処理されるため、レンタカー返却後や帰国後に登録カードへ請求される場合があります。Linkt Rental Accountなどで利用履歴を確認できます。
オーストラリアの旅行手配
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