オーストラリアのキャンピングカー旅行はいくら?レンタル料金・保険・燃料費・キャンプ場代を試算

オーストラリアをキャンピングカーで旅してみたい。そんな憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。
広大な大地をドライブし、海辺や森のキャンプ場に車を停めて一晩過ごす。ホテルのチェックイン時間を気にせず、自分たちのペースで移動できるのは、キャンピングカー旅行ならではの魅力です。
ただ、実際に計画を始めると気になるのが費用です。
「キャンピングカーならホテル代がかからないので安いのでは?」と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
キャンピングカーのレンタル料金に加えて、保険、燃料代、キャンプ場代などが必要です。大型車の場合は燃料消費量も多く、普通のレンタカーとホテルを利用する方が安くなるケースもあります。
一方、家族4人で旅行する場合や、数週間かけて各地を巡る場合には、キャンピングカーが費用面でも魅力的な選択肢になることがあります。
この記事では、オーストラリアのキャンピングカーレンタルの料金体系、保険、キャンプ場の費用、燃料代などを整理し、7日間と14日間の旅行では実際にどの程度の予算を考えておけばよいのか、具体的に試算します。
なお、キャンピングカーのレンタル料金は出発日、都市、車種、予約状況によって大きく変動します。本文で示す旅行費用は、特に断りのない限り、予算を組むための計算例であり、レンタカー会社の実際の見積料金ではありません。


オーストラリアのキャンピングカーにはどんな種類がある?
オーストラリアでレンタルできるキャンピングカーは、大きさや設備によっていくつかの種類に分かれています。
同じキャンピングカーという名前でも、普通のワンボックスカーにベッドを備えたものから、シャワー、トイレ、キッチンを備えた大型車までさまざまです。
コンパクトなキャンパーバン(Campervan)
一般的なバンをベースに、ベッドや簡単な調理設備を備えたタイプです。
2人用の車両が多く、夫婦やカップル、友人同士の旅行に向いています。
大型のモーターホームに比べて運転しやすく、レンタル料金も比較的安く抑えられます。
ただし、トイレやシャワーを備えていない車両も多いため、設備の整ったキャンプ場を利用することが基本になります。
ハイルーフタイプのキャンパーバン
車内で立ち上がれる程度の高さがあり、簡単なキッチンや冷蔵庫、ベッドなどを備えています。
コンパクトなバンと大型モーターホームの中間のようなタイプです。
2人での長距離旅行には、使い勝手のよい選択肢といえるでしょう。
大型モーターホーム(Motorhome)
シャワー、トイレ、キッチン、ダイニング、ベッドなどを備えた大型車です。
4人乗りや6人乗りの車両もあり、家族旅行に向いています。
設備は充実していますが、車体が大きく、燃料代やレンタル料金は高くなる傾向があります。
また、人数が多くなるほど荷物も増えるため、就寝定員だけでなく、実際に使える収納スペースも確認する必要があります。
4WDキャンパー
四輪駆動車をベースにしたキャンピングカーで、オーストラリアの内陸部などを旅行する方向けのタイプです。
車内ベッドではなく、ルーフトップテントなどを使用する車両もあります。
通常のキャンパーバンでは通行できない道路へのアクセスが認められている場合もありますが、4WDならどこでも走れるわけではありません。
レンタカー会社ごとに走行可能な道路や地域が指定されています。
| 車両タイプ | 主な特徴 | 向いている旅行者 |
|---|---|---|
| コンパクトバン | ベッド・簡易キッチン。トイレなしの場合が多い | 1~2人の短期・節約旅行 |
| ハイルーフバン | 車内空間が広く、調理設備も充実 | 2人での長距離旅行 |
| モーターホーム | シャワー・トイレ・キッチンなどを装備 | 家族・グループ旅行 |
| 4WDキャンパー | 四輪駆動。車両によりテント等を装備 | 内陸部・アウトドア旅行 |
レンタル料金だけを見ると、小型のキャンパーバンが魅力的ですが、トイレやシャワーの有無によって利用するキャンプ場も変わってきます。
車両の設備と宿泊場所は、セットで考えることが大切です。
キャンピングカーのレンタル料金はいくら?
キャンピングカーのレンタル料金は、出発する都市、季節、車両の大きさ、レンタル日数、予約時点の空車状況などによって変わります。
同じ車両でも、旅行時期を少しずらすだけで料金が大きく違うことがあります。
特にオーストラリアの学校休暇やクリスマス・年末年始、人気観光地のベストシーズンには、料金が高くなる傾向があります。
一方、旅行者の少ない時期には、長期割引や特別料金が提供されることもあります。
オーストラリアでキャンピングカーを取り扱う主なレンタルブランドには、ブリッツ(Britz)、アポロ(Apollo)、マウイ(maui)、ジューシー(JUCY)などがあります。
ブリッツは小型キャンパーバンから4WDまで幅広い車種を取り扱っており、アポロやマウイもキャンピングカー・モーターホームの主要ブランドとして知られています。
ジューシーは、比較的コンパクトなキャンパーバンを探している方にとって検討しやすいブランドです。
1日当たりの料金はどの程度を考えればよい?
レンタル費用を試算する際には、例えば次のような仮定を使うことができます。
| 車両タイプ | 計算用の仮定日額 | 7日間の基本料金 |
|---|---|---|
| コンパクトバン | A$100 | A$700 |
| ハイルーフバン | A$160 | A$1,120 |
| 4人用モーターホーム | A$270 | A$1,890 |
| 大型モーターホーム | A$350 | A$2,450 |
上記は車両サイズごとの費用感を比較するための計算例であり、各レンタカー会社の実売価格や最低料金を示したものではありません。
実際の料金はこれより安い場合も高い場合もあります。
特に人気のある季節や、設備の充実した新しい車両では、基本料金だけでも大きな金額になることがあります。
また、レンタル期間によって最低利用日数が設けられている場合があります。
例えば、最低5日間のレンタル料金が必要な車両を3日間だけ借りた場合、実際に使用するのは3日間でも、最低5日間分の料金が請求されることがあります。
そのため、短期間の旅行では1日当たりの料金が割高になることもあります。
詳しい料金や予約条件は、実際の日程を入力して確認してください。
基本料金以外にかかる追加費用
キャンピングカーのレンタルで気を付けたいのは、ウェブサイトに表示された基本料金が、必ずしも最終的な支払額ではないということです。
一般的な乗用車のレンタカーと同様に、さまざまな追加料金が発生する場合があります。
乗り捨て料金
シドニーから借りてメルボルンで返却するなど、貸出場所と返却場所が異なる場合には、乗り捨て料金(One Way Fee)が発生することがあります。
料金は都市間の距離だけで決まるわけではなく、車両の配置状況や季節、会社の条件によって異なります。
期間限定で乗り捨て料金が免除されるキャンペーンが実施されることもあります。
追加運転者料金
夫婦や友人同士で交代しながら運転する場合、2人目以降の運転者の登録に追加料金が必要になることがあります。
契約に登録されていない人が運転して事故を起こすと、補償に問題が生じる可能性があります。
運転する可能性のある方は、必ず正式に登録してください。
キャンプ用品のレンタル料金
キッチン用品や寝具が基本料金に含まれていても、屋外用のテーブル、椅子、チャイルドシートなどは別料金になっている場合があります。
ブリッツでは、一般的な調理器具、食器、寝具などが基本装備として用意されていますが、車両やプランによって追加用品の扱いが異なります。
ガスボンベ・清掃料金
キッチンや温水設備を使うためのガスボンベについて、返却時の補充が必要な契約もあります。
また、トイレや排水タンクを空にする必要がある車両では、返却前に所定の処理を行わなければなりません。
これらの作業を代行する有料プランを用意しているレンタカー会社もあります。
走行距離制限
キャンピングカーのレンタルには、走行距離無制限のプランと、1日当たりの走行距離に制限があるプランがあります。
特に4WDキャンパーでは、走行距離の制限や追加料金に注意が必要です。
旅行の総走行距離が長くなる場合は、距離制限も含めて比較してください。
空港・カード決済・休日料金
レンタル会社や貸出場所によっては、空港・店舗関連費用、カード決済手数料、祝日料金などが加算されることもあります。
最終的な見積もりを比較するときは、基本料金だけでなく、すべての追加費用を含めた総額を見るようにしましょう。
キャンピングカー保険・免責額・保証金の仕組み
キャンピングカーを借りる際、基本料金と同じくらい重要なのが車両損害に対する補償です。
オーストラリアのレンタカーでは、事故などが発生したときの利用者負担額をExcess(エクセス)やLiability(ライアビリティ)などと呼びます。
日本語では、一般的に免責額や損害負担額と説明されます。
標準契約のまま利用すると、事故時に数千オーストラリアドルという自己負担額が設定されている場合があります。
キャンピングカーは一般的な乗用車より車体が大きく、修理費用も高くなりやすいため、補償内容は十分に確認しておきたいところです。
免責額軽減プランはいくら?
実際の料金例として、ブリッツが公表している2026年4月1日~2027年3月31日適用の2WD車両向け補償プランを見てみましょう。
| プラン | HiTop・Voyager | Trailblazer |
|---|---|---|
| High Road | A$55/日 | A$65/日 |
| Value Pack | A$65/日 | A$75/日 |
| Platinum Pack | A$80/日 | A$90/日 |
High Roadは、一定の条件で事故時の負担額をゼロにするプランです。
Value Packには追加運転者料金や一部のキャンプ用品などが含まれ、Platinum Packには一定のガラス・タイヤ補償、ロードサイドアシスタンスなども含まれます。
例えばHiTopを7日間借り、High Roadを付けると、補償プランだけでA$385になります。
14日間ならA$770です。
つまり、免責額を抑えるための費用だけでも、旅行全体では無視できない金額になります。
なお、免責額ゼロと書かれていても、飲酒運転、禁止道路での走行、契約違反など、補償対象外となる損害があります。
4WDキャンパーには別の料金や補償条件が適用されるため、同じプラン名でも内容を確認してください。
保証金(Bond)にも注意
レンタル時には、損害負担額に応じて保証金の支払い、またはクレジットカードの利用枠確保が求められることがあります。
保証金は通常、返却時に契約上の問題がなければ返金・解除されるものですが、旅行中はその分のカード利用枠が使えなくなる可能性があります。
ブリッツのHigh Roadでは、対象車両について損害負担に伴う保証金を不要とする条件が設けられています。
ただし、予約時に支払う予約金と、車両損害に備える保証金は別のものです。
旅行費用を計算するときは、実際に消費する費用と、一時的に拘束される保証金を分けて考えてください。
キャンプ場・キャラバンパークの宿泊料金
キャンピングカーを借りても、毎晩どこでも無料で泊まれるわけではありません。
オーストラリアでは、キャンピングカー旅行者向けのキャラバンパーク(Caravan Park)やホリデーパーク(Holiday Park)が各地にあります。
これらの施設には、車を停めて宿泊する区画のほか、シャワー、トイレ、共同キッチン、ランドリーなどが設けられていることがあります。
また、国立公園のキャンプ場や、自治体などが指定する無料・低料金のキャンプ場もあります。
Powered SiteとUnpowered Site
キャラバンパークでよく見かけるのが、Powered SiteとUnpowered Siteという区分です。
Powered Siteは、車両に外部電源を接続できる区画です。
Unpowered Siteは、基本的に外部電源のない区画です。
キャンピングカーの車内に冷蔵庫や電子レンジ、エアコンなどがあっても、すべての機器を車両のバッテリーだけで使えるとは限りません。
例えば、電子レンジなどは外部電源への接続が必要な車両もあります。
設備を重視する場合は、Powered Siteを選ぶ方が便利です。
ただし、電源がある区画でも、すべての場所に上下水道の接続があるとは限りません。
キャンプ場代の予算例
キャンプ場の料金は地域、季節、設備、利用人数によって異なります。
予算を組む際には、例えば次のような仮定で計算できます。
| 宿泊場所 | 予算計算用の仮定 | 設備のイメージ |
|---|---|---|
| 無料キャンプ場 | A$0 | 設備は場所により異なる |
| 簡素なキャンプ場 | A$20/泊 | トイレなど最低限の設備 |
| 一般的なPowered Site | A$55/泊 | 電源・共同シャワーなど |
| 設備の充実したホリデーパーク | A$85/泊 | 電源・キッチン・ランドリーなど |
上記は実際のキャンプ場の統一料金ではなく、予算を比較するための仮定額です。人気の海岸沿いや学校休暇期間には、これより高くなることもあります。
国立公園のキャンプ料金
公的な料金の例として、クイーンズランド州の国立公園等では、2026年7月1日から、一般のキャンプ許可料金が大人1人1泊A$7.75、所定の家族料金が1泊A$31.00となっています。
大人2人で7泊した場合は、キャンプ許可料金だけならA$108.50です。
ただし、すべてのキャンプ場がキャンピングカーに対応しているわけではありません。
テント専用の場所、車両サイズに制限がある場所、四輪駆動車でしかアクセスできない場所などもあります。
また、国立公園によってはキャンプ場の料金とは別に、車両の入園料などが必要になることがあります。
ビクトリア州のキャンプ場
ビクトリア州では、公園管理局が運営する対象キャンプ場について、2027年7月までキャンプ料金を半額にする制度が実施されています。
ただし、無料で利用できるキャンプ場と、予約・料金が必要なキャンプ場は異なります。
旅行先の施設ごとに料金と予約条件を確認してください。
ニューサウスウェールズ州では、国立公園局のウェブサイトからキャンプ場を探し、車両の種類や宿泊人数などに応じて料金と空き状況を確認できます。
キャンピングカーの燃料代はいくら?
キャンピングカー旅行では、燃料代も大きな出費になります。
車体が大きく、荷物や設備も積んでいるため、一般的な小型乗用車より燃料消費量が多くなる傾向があります。
ただし、燃費は車両のエンジン、サイズ、積載量、走行速度などによって大きく異なります。
また、ガソリン車とディーゼル車では使用する燃料も異なります。
燃料代を計算する際は、次の式を使用します。
走行距離 ÷ 100 × 100km当たりの燃料消費量 × 1リットル当たりの燃料価格
例えば、1,000kmを走り、燃料消費量が100km当たり12リットル、燃料価格が1リットルA$2.00だった場合は、次のようになります。
1,000km ÷ 100 × 12L × A$2.00 = A$240
同じ1,000kmでも、燃料消費量が100km当たり15リットルなら、A$300です。
| 走行距離 | 12L/100kmの場合 | 15L/100kmの場合 |
|---|---|---|
| 500km | A$120 | A$150 |
| 1,000km | A$240 | A$300 |
| 2,000km | A$480 | A$600 |
| 3,000km | A$720 | A$900 |
上記は燃料価格を一律A$2.00として計算した例であり、特定日の実際の給油価格や特定車種の公表燃費ではありません。
オーストラリアの燃料価格は地域によって異なり、内陸部や遠隔地では都市部より高くなることがあります。
長距離旅行では、走行距離だけでなく、給油できる場所と営業時間も調べておきましょう。
また、車両がディーゼル仕様なのかガソリン仕様なのか、引き渡し時に必ず確認してください。
間違った燃料を入れると高額な修理費用につながるおそれがあります。
2人で7日間旅行した場合の費用試算
それでは、実際に旅行すると、どの程度の費用が必要になるのか計算してみましょう。
最初は、夫婦やカップルなど2人で7日間キャンピングカーを借りるケースです。
ハイルーフタイプのキャンパーバンを利用し、キャンプ場に6泊する想定です。
走行距離は合計900kmとします。
試算の条件
- 旅行者:大人2人
- レンタル期間:7日間
- キャンプ場宿泊:6泊
- 車両:2人用ハイルーフキャンパーバン
- 走行距離:900km
- 燃料消費量:12L/100kmと仮定
- 燃料価格:A$2.00/Lと仮定
- 貸出・返却:同じ店舗
| 項目 | 計算方法 | 費用 |
|---|---|---|
| 車両レンタル | A$160 × 7日 | A$1,120 |
| 免責額軽減プラン | A$55 × 7日 | A$385 |
| キャンプ場 | A$55 × 6泊 | A$330 |
| 燃料費 | 900km・12L/100km・A$2.00/L | A$216 |
| 食費・食材費 | A$45 × 7日 | A$315 |
| その他 | 駐車場・ガス等の予備費 | A$80 |
| 合計 | A$2,446 | |
7日間の合計はA$2,446です。
2人で割ると、1人当たりA$1,223になります。
このうち免責額軽減プランのA$55/日は、ブリッツの対象車種に公表されている2026~2027年の料金を参考にしています。
それ以外の車両レンタル、キャンプ場、燃料、食費などは試算用の仮定です。実際にブリッツで予約できる料金を示したものではありません。
また、この金額には日本からの航空券、観光施設の入場料、アクティビティ代、旅行保険などは含めていません。
ホテル宿泊の初日や最終日が必要になる場合も、別途費用を考えておく必要があります。
7日間の旅行でも、想像以上にレンタカーと補償プランの費用が大きな割合を占めていることが分かります。
家族4人で14日間旅行した場合の費用試算
次に、家族4人で14日間、オーストラリアをキャンピングカーで巡る場合を考えてみましょう。
大人2人と子供2人の家族を想定し、4人が就寝できるキャンピングカーを借ります。
走行距離は2,000km、キャンプ場には13泊する想定です。
試算の条件
- 旅行者:大人2人・子供2人
- レンタル期間:14日間
- キャンプ場宿泊:13泊
- 車両:4人用キャンピングカー
- 走行距離:2,000km
- 燃料消費量:15L/100kmと仮定
- 燃料価格:A$2.00/Lと仮定
- 貸出・返却:同じ店舗
| 項目 | 計算方法 | 費用 |
|---|---|---|
| 車両レンタル | A$270 × 14日 | A$3,780 |
| 免責額軽減プラン | A$55 × 14日 | A$770 |
| キャンプ場 | A$85 × 13泊 | A$1,105 |
| 燃料費 | 2,000km・15L/100km・A$2.00/L | A$600 |
| 食費・食材費 | A$95 × 14日 | A$1,330 |
| その他 | 駐車場・ガス等の予備費 | A$200 |
| 合計 | A$7,785 | |
14日間の合計はA$7,785です。
4人で割ると、1人当たりA$1,946.25になります。
車両は4人で利用できるタイプを想定し、免責額軽減プランにはブリッツの4人用Voyagerなどに適用されるHigh Roadの公表料金を参考にしています。
ただし、車両料金、燃料消費量、キャンプ場料金などは仮定であり、特定の車両について取得した見積もりではありません。
特に大型のモーターホームでは、車両や補償プランの料金がこの試算より高くなる可能性があります。
また、家族4人といっても、子供の年齢や身長によってチャイルドシートなどの条件が異なるため、就寝定員と乗車定員の両方を確認してください。
4人用と表示されていても、大人4人で快適に利用できるとは限りません。
車内のベッド配置や荷物の収納スペースも、予約前に確認しておきましょう。
普通のレンタカー+ホテルとどちらが安い?
キャンピングカー旅行を計画するとき、普通のレンタカーとホテルを組み合わせる旅行と比較する方も多いと思います。
では、実際にはどちらが安いのでしょうか。
結論からいえば、旅行人数、旅行期間、宿泊施設の料金、車両の種類によって異なります。
2人旅行の場合
2人で1週間程度の旅行なら、普通のレンタカーとホテルの組み合わせが、キャンピングカーより安くなることもあります。
キャンピングカーは車両レンタル料金が高くなりやすく、さらにキャンプ場代も必要になるためです。
特に都市部での滞在が中心なら、ホテルと小型レンタカーの方が便利で経済的な場合があります。
また、キャンピングカーで宿泊する場合には、シャワーや洗濯、食事の準備などに時間がかかることもあります。
単純に宿泊費だけを比較するのではなく、快適さや旅行中の時間の使い方も考慮したいところです。
家族4人の場合
家族4人で長期間旅行する場合には、キャンピングカーの方が割安になる可能性があります。
例えば、ホテルで2部屋必要になる場合や、宿泊費の高い観光地を長期間巡る場合です。
また、キャンピングカーには調理設備があるため、外食を減らせる点もメリットです。
ただし、4人であればホテルのファミリールームを利用できる場合もありますし、長期滞在型のアパートメントにはキッチン付きの施設もあります。
そうした宿泊施設と比較すると、キャンピングカーが必ず安いとは限りません。
| 比較項目 | キャンピングカー | レンタカー+ホテル |
|---|---|---|
| 車両料金 | 高めになりやすい | 小型車なら抑えやすい |
| 宿泊費 | キャンプ場代が必要 | ホテル代が必要 |
| 食費 | 自炊しやすい | 宿泊施設の設備による |
| 駐車 | 大型車用スペースが必要な場合あり | 小型車なら比較的容易 |
| 燃料代 | 高くなりやすい | 燃費のよい車を選べる |
| 宿泊地の自由度 | キャンプ可能な施設・区域が必要 | ホテルのある場所から選ぶ |
費用の比較では、キャンピングカーの基本料金とホテル代だけを比べず、燃料・保険・キャンプ場・食費まで含めた総額で判断することをおすすめします。
無料キャンプ場と車中泊の注意点
オーストラリアでは、無料で利用できるキャンプ場もあります。
地方の町や森林地域などには、自治体や公的機関が指定したキャンプエリアが設けられていることがあります。
ただし、キャンピングカーだからといって、道路脇や駐車場で自由に車中泊できるわけではありません。
車中泊やキャンプについての規則は、州・自治体・土地の管理者によって異なります。
例えば、ブリスベン市(Brisbane City)では、市の条例によって道路上で車両を使った宿泊キャンプが禁止されています。
道路の路肩や関連する道路区域も規制の対象です。
一方、州によっては、指定された森林地域や休憩施設などで条件付きの宿泊・休息が認められることがあります。
しかし、運転者の休憩を目的としたRest Areaと、キャンプ場は同じものではありません。
Rest Areaで休憩できるからといって、椅子やテーブルを出したり、調理をしたり、長時間キャンプしたりしてよいとは限りません。
無料キャンプ場を利用するときの確認事項
- キャンピングカーでの宿泊が認められているか
- 予約やキャンプ許可証が必要か
- 利用できる車両のサイズに制限がないか
- トイレや飲料水があるか
- 滞在できる日数や時間の制限がないか
- 火気の使用が認められているか
- ゴミや排水の処理方法が指定されているか
また、キャンピングカーにトイレやシャワーが付いている場合でも、汚水を道路脇やキャンプ場の地面へ流してはいけません。
排水処理には、所定のダンプポイント(Dump Point)などを利用する必要があります。
無料キャンプ場を組み合わせれば旅行費用を抑えることはできますが、すべての宿泊を無料で済ませる前提で旅程を組むのはおすすめできません。
まずは正式に宿泊が認められている場所を調べ、その中から無料・有料のキャンプ場を組み合わせる方が安心です。
運転・車両設備・返却時に注意したいこと
キャンピングカーは、普通の乗用車とは運転感覚がかなり異なります。
特に大型モーターホームでは、車体の長さ、高さ、幅、旋回時の内輪差に注意が必要です。
日本で普通乗用車しか運転したことがない場合は、車両の大きさに慣れる時間を考えておきましょう。
車高と駐車場の高さ制限
大型キャンピングカーは、地下駐車場やショッピングセンターの立体駐車場に入れない場合があります。
駐車場の入口に表示されている高さ制限を必ず確認してください。
車両の屋根を損傷した場合、補償プランによっては自己負担が発生する可能性があります。
運転免許証の条件
オーストラリアでは、日本の運転免許証で運転できる条件が州によって異なります。
日本の免許証に加えて、国際運転免許証や適切な英語翻訳が必要になる場合があります。
また、普通免許で運転できるかどうかは、車両の重量やレンタカー会社の条件も関係します。
大型モーターホームや特殊な車両を利用する場合は、予約前に免許条件を確認してください。
車内での電気・水・ガスの使い方
キャンピングカーには、冷蔵庫やキッチン、照明、給水タンクなど、一般的な車にはない設備があります。
特にトイレやシャワーが付いている車両では、清水タンクへの給水、排水タンクの処理、トイレの汚物処理なども必要になります。
外部電源へ接続しないと使えない電気製品もあるため、引き渡し時には設備の使用方法を説明してもらいましょう。
返却時の燃料・ガス・清掃
普通のレンタカーと同じく、燃料を満タンで返す条件の車両もあります。
それに加えて、ガスボンベの補充、トイレの処理、排水タンクの排水、車内の清掃などが求められる場合があります。
返却時の作業を代行する有料サービスがある場合は、旅行の最終日の予定に合わせて検討するとよいでしょう。
また、キャンピングカーの貸出・返却店舗は、空港ターミナル内にあるとは限りません。
店舗までの移動手段、営業時間、引き渡しにかかる時間も、旅程を組む際に確認してください。
キャンピングカー旅行の費用を節約する方法
キャンピングカー旅行は、計画の立て方によって費用が大きく変わります。
少しでも費用を抑えたい場合は、次のような点を意識するとよいでしょう。
1.旅行時期をずらす
学校休暇や年末年始などの混雑する時期を避ければ、レンタル料金やキャンプ場代を抑えられる場合があります。
ただし、オーストラリアは地域によって観光のベストシーズンが異なるため、料金だけでなく気候も考慮してください。
2.早めに予約する
キャンピングカーは一般的な乗用車より保有台数が限られています。
特に人気のある車種や家族向けの大型車は、早めに予約しておく方が選択肢が広がります。
3.必要以上に大きな車を借りない
2人だけの旅行なら、トイレ・シャワー付きの大型モーターホームでなくても十分な場合があります。
小型車を選ぶことで、レンタル料金だけでなく燃料代も抑えられる可能性があります。
4.乗り捨て料金のない旅程を考える
出発した都市と同じ都市に戻る旅程なら、乗り捨て料金を避けられることがあります。
ただし、同じ場所へ戻るために走行距離が大幅に増える場合は、燃料代や時間も含めて比較する必要があります。
5.キャンプ場の設備を使い分ける
毎晩設備の充実したPowered Siteに泊まる必要がない場合は、低料金のキャンプ場を組み合わせることで費用を抑えられます。
ただし、車両の電源や給水、トイレ設備の条件に合わせて選んでください。
6.自炊を取り入れる
キャンピングカーには調理設備があるため、スーパーで食材を購入して食事を用意できます。
外食を楽しみながら、朝食や一部の夕食を自炊にするだけでも費用を抑えられる場合があります。
7.走行距離を詰め込みすぎない
オーストラリアは国土が広く、地図で見るより移動に時間がかかることがあります。
毎日長距離を走る計画にすると、燃料代が増えるだけでなく、観光に使える時間も少なくなります。
時間に余裕のある日程を組み、同じキャンプ場に連泊することも検討するとよいでしょう。
キャンピングカー旅行では、単に安い車両を選ぶより、車両・補償・燃料・宿泊費を合わせて総額を抑えることが大切です。
オーストラリアのキャンピングカー旅行に関するよくある質問
まとめ|キャンピングカー旅行の費用は総額で比較しよう
オーストラリアのキャンピングカー旅行は、ホテルに泊まる旅行とは違った魅力があります。
朝起きてすぐ目の前の景色を楽しんだり、気に入った町にもう1泊したりと、自由度の高い旅行ができるのは大きなメリットです。
ただし、キャンピングカーなら必ず安く旅行できるというわけではありません。
車両のレンタル料金に加えて、保険、燃料、キャンプ場、食費などを含めて予算を考える必要があります。
今回の仮定を使った試算では、大人2人で7日間の旅行は合計A$2,446、家族4人で14日間の旅行は合計A$7,785となりました。
もちろん、実際の旅行費用は出発日、車種、走行距離、宿泊先、補償プランなどによって変わります。
2人で短期間の旅行なら普通のレンタカーとホテルの組み合わせが経済的な場合もありますし、家族やグループで長期間旅行するなら、キャンピングカーのメリットが大きくなることもあります。
まずは旅行人数と日程を決め、必要な設備を備えた車両の見積もりを取得してみましょう。
そのうえで、キャンプ場の料金や移動距離、燃料代まで含めて比較すると、無理のない旅行計画を立てやすくなります。
費用だけでなく、キャンピングカーならではの旅の楽しさや、運転・宿泊に伴う手間も考えながら、自分たちに合ったオーストラリア旅行を計画してください。
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