クレイドルマウンテン観光の完全ガイド|行き方、見どころ、ツアー、ホテル

タスマニア旅行で外せない自然景勝地の一つが、世界遺産「タスマニア原生地域」に含まれるクレイドルマウンテン=レイク・セントクレア国立公園です。
鏡のようなダブ湖、その向こうにそびえるクレイドルマウンテン、太古の森を歩く短い遊歩道、草原に姿を見せるウォンバットなど、短時間の観光から本格的な登山まで楽しみ方がそろっています。
一方、クレイドルマウンテンは鉄道駅のある観光地ではありません。レンタカー、長距離バス、日帰りツアーのいずれかを選び、到着後はビジターセンター発の園内シャトルを利用するのが基本です。山岳地帯のため天候も変わりやすく、晴れていても防水・防寒装備が欠かせません。
この記事では、日本からタスマニアを訪れる旅行者に向けて、ロンセストンとホバートからの行き方、Googleマップの経路、シャトルバス、見どころ、散策コース、季節と服装、指定された2つの日帰りツアー、クレイドルマウンテン・ロッジまで詳しく紹介します。
クレイドルマウンテンとは?
クレイドルマウンテン(Cradle Mountain)は、タスマニア島中央高地の北西部にある標高1,545メートルの山です。名前は、山の輪郭が赤ちゃんを寝かせる揺りかごに似ていることに由来します。
周辺はクレイドルマウンテン=レイク・セントクレア国立公園として保護され、さらに広大な「タスマニア原生地域」の一部としてユネスコ世界複合遺産に登録されています。氷河が削った湖、ボタン・グラスの草原、温帯雨林、ドレライトの岩峰が短い距離の中に集まっています。
観光の中心は、国立公園北側のクレイドルマウンテン・ビジターセンターとダブ湖です。初めて訪れる方は、まずビジターセンターで天候、散策路、シャトル、国立公園パスを確認し、ダブ湖やロニー・クリークへ向かいます。
ウォンバット、ワラビー、パディメロン、ハリモグラなどの野生動物が生息しています。特にロニー・クリーク周辺では、夕方にウォンバットが草を食べる姿を見られることがあります。ただし、野生動物へ触れたり餌を与えたりしてはいけません。
| 基本情報 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | クレイドルマウンテン=レイク・セントクレア国立公園 |
| 世界遺産 | タスマニア原生地域(世界複合遺産)の構成地域 |
| クレイドルマウンテン標高 | 1,545メートル |
| 観光の拠点 | クレイドルマウンテン・ビジターセンター、ダブ湖 |
| 主な楽しみ方 | 展望、短い散策、湖一周、登山、野生動物観察 |
| 必要な準備 | 国立公園パス、防水・防寒着、歩きやすい靴、飲料水 |
クレイドルマウンテンへの行き方・アクセス
クレイドルマウンテンには鉄道駅がなく、一般的な旅行者はレンタカー、送迎バス、日帰りツアーで訪れます。最も近い主要都市はロンセストンで、ホバートからの日帰りは移動時間が長くなります。
ロンセストンから車で行く
ロンセストン中心部からクレイドルマウンテン・ビジターセンターまでは約140キロ、通常は車で約2時間から2時間30分です。
一般的な経路は、ロンセストンからBass Highway(A1)を西へ進み、デロレイン方面からMole Creek Road、Cethana Road、Cradle Mountain Roadを通ります。途中から片側1車線の山道となり、カーブ、濡れた路面、野生動物に注意が必要です。
冬は凍結や積雪、雨の後は倒木や路面状況の悪化が発生することがあります。Googleマップの所要時間だけで判断せず、出発前に道路と国立公園の警報を確認してください。
ロンセストンからクレイドルマウンテン・ビジターセンターへの経路
ホバートから車で行く
ホバートからは約300キロ、通常は片道4時間から4時間30分ほどかかります。日帰りすると運転時間だけで8時間前後になるため、早朝出発が必要です。
自分で運転する場合は、途中の休憩、給油、日没時刻を考え、可能であればクレイドルマウンテン周辺へ1泊する方が安全でゆっくり観光できます。
車を運転しない場合
車を運転しない旅行者には、ロンセストンまたはホバート発の日帰りツアーが分かりやすい方法です。ホテル送迎、国立公園への入場、園内移動、主要散策路がまとめられているため、バスを乗り継ぐ必要がありません。
季節運行の長距離バスやトレッキング利用者向け送迎もありますが、毎日運行とは限らず、荷物、停留所、到着時刻の確認が必要です。短期旅行では日帰りツアーまたは宿泊付き送迎が使いやすいでしょう。
園内シャトルバス
ビジターセンターからダブ湖へ向かう道は狭く、観光シーズンの日中は一般車両の通行が制限されます。この時間帯は、ビジターセンター発のシャトルバスを利用します。
主な停留所は、ビジターセンター、インタープリテーション・センター/レンジャー・ステーション、スネーク・ヒル、ロニー・クリーク、ダブ湖です。ビジターセンターからダブ湖までは片道約20分です。
運行は毎日で、季節により始発・最終時刻が変わります。夏はおおむね午前8時10分から午後7時、冬は午前8時45分から午後4時が目安ですが、当日の時刻をビジターセンターで必ず確認してください。
国立公園パスとシャトル料金
国立公園へ入るには有効なタスマニア州国立公園パスが必要です。クレイドルマウンテン・アイコン・デイ・パスやオーバーランド・トラック・パスを持たない18歳以上の旅行者には、シャトルバス料金15.50豪ドルが適用されます。18歳未満はシャトル無料です。
パスの種類と料金は変更されることがあるため、訪問前にタスマニア州公園野生生物局の公式サイトで確認してください。
| 移動・入園 | 確認すること |
|---|---|
| レンタカー | 山道、凍結、野生動物、給油場所、日没時刻。 |
| 園内シャトル | 季節別の始発・最終、停留所、帰りの最終便。 |
| 国立公園パス | 旅行人数、滞在日数、他の国立公園訪問予定で選ぶ。 |
| 日帰りツアー | 出発都市、歩行時間、催行曜日、ホテル送迎、料金。 |
| 冬の訪問 | 道路警報、チェーン、積雪、シャトル変更の有無。 |
気候、ベストシーズン、服装
クレイドルマウンテンの天候は、タスマニアの都市部より低温で変化が速いのが特徴です。朝は晴れていても、数時間後に雨、霧、強風、みぞれとなることがあります。
夏の12月から2月は日照時間が長く、湖一周や展望台への散策に向きます。ただし、夏でも気温が一桁まで下がる日があり、防水ジャケットとフリースは必要です。
秋の4月から5月には、タスマニア固有の落葉樹ファガスが黄から赤へ色づきます。冬の6月から8月は雪景色を見られる可能性がありますが、道路凍結、強風、散策路閉鎖に備えなければなりません。
春の9月から11月は高山植物が咲き始め、動物の活動も増えます。一方、雪や冷たい雨が残ることもあります。
| 時期 | 特徴 | 服装と注意点 |
|---|---|---|
| 夏 12~2月 |
日が長く、散策しやすい。混雑期。 | 防水ジャケット、薄手ダウン、帽子、日焼け止め。 |
| 秋 3~5月 |
ファガスの紅葉。朝晩は冷える。 | 保温着、手袋、防水靴。日没が早くなる。 |
| 冬 6~8月 |
雪、凍結、短い日照時間。 | 防寒・防水上下、手袋、帽子。道路警報を確認。 |
| 春 9~11月 |
花と野生動物。天候の変化が大きい。 | 重ね着、防水装備。残雪とぬかるみに注意。 |
山頂やマリオンズ・ルックアウトへ向かう場合は、町歩き用の服装では不十分です。防水ジャケットと防水パンツ、暖かい中間着、丈夫な靴、帽子、手袋、食料、飲料水を用意し、悪天候時は引き返してください。
クレイドルマウンテンの見どころ
クレイドルマウンテンには、10分ほどで歩ける遊歩道から8時間程度の山頂登山まで、体力と滞在時間に合わせて選べる散策路があります。
初めての日帰り旅行なら、ダブ湖、エンチャンテッド・ウォーク、ロニー・クリークを組み合わせると、湖、森、草原、野生動物を無理なく楽しめます。
ダブ湖とボートシェッド
ダブ湖はクレイドルマウンテンを代表する景観です。シャトル終点から湖畔へ出ると、天候が良い日には湖面の向こうに山の輪郭が見えます。
湖畔の歴史あるボートシェッドは人気の撮影場所です。シャトル到着直後は混みやすいため、写真撮影だけなら少し時間をずらすと落ち着いて見られます。
| アクセス | シャトル終点のダブ湖から徒歩 |
|---|---|
| 所要時間 | 展望と写真だけなら30分~1時間 |
| 難易度 | 湖畔の展望は容易。遊歩道は天候で滑りやすい。 |
| おすすめ | 早朝、風の弱い時間、山が見える晴天時 |
ダブ湖一周コース
ダブ湖一周は約6キロ、所要2~3時間、グレード3の代表的な散策コースです。湖畔の森、岩場、滝、クレイドルマウンテンの異なる表情を楽しめます。
反時計回りに歩くと、序盤にボートシェッドを通り、その後に森林区間へ入ります。雨の後は木道、岩、根が滑りやすくなるため、底のしっかりした靴を履いてください。
エンチャンテッド・ウォーク
エンチャンテッド・ウォークは約1.1キロ、所要20分、グレード2の短い周回路です。クレイドルマウンテン・ロッジ付近から入り、苔に覆われた森と小川の風景を楽しめます。
時間の少ない方、子ども連れ、長い散策が難しい方にも選びやすいコースです。早朝や夕方には、パディメロンやウォンバットに出会う可能性があります。
ロニー・クリークとウォンバット
ロニー・クリークは、ボタン・グラスの草原と木道が広がるシャトル停留所です。ウォンバットの目撃が多い場所として知られ、特に夕方は草を食べる姿を見られることがあります。
動物との距離を保ち、進路をふさがず、フラッシュ撮影や餌付けをしないでください。木道の周辺は湿地で、指定された道から外れないことも大切です。
ウォルドハイム・シャレー
ウォルドハイム・シャレーは、クレイドルマウンテンの観光と自然保護に尽力したグスタフ・ワインドルファーゆかりの建物です。再現された室内展示から、山岳地域の初期観光の歴史を学べます。
周辺のワインドルファーズ・フォレスト・ウォークでは、苔、シダ、古木に囲まれた静かな森を歩けます。
クレーター湖
クレーター湖への散策は約5.7キロ、所要約2時間、グレード3が目安です。ダブ湖とは違う山上の湖と、周囲の岩峰を楽しめます。
高所へ上がるほど風と気温が変化します。雲が低い日や強風時は、マリオンズ・ルックアウトへの延長を無理に行わないでください。
マリオンズ・ルックアウト
マリオンズ・ルックアウトからは、ダブ湖、クレーター湖、クレイドルマウンテンを一望できます。短い観光散策より明らかに体力を要し、急な区間と鎖を使う場所があります。
雨、氷、強風では危険度が上がります。登山経験が少ない方は、ガイド付きツアーやダブ湖一周を選ぶ方が安心です。
クレイドルマウンテン山頂
山頂往復は約12.8キロ、所要約8時間、グレード5の本格的な登山です。終盤には大きな岩を越えるスクランブリングがあり、観光の延長では歩けません。
十分な登山経験、装備、体力、安定した天候が必要です。出発前にレンジャーへ状況を確認し、遅い時間から登り始めないでください。
デビルズ・アット・クレイドル
国立公園入口近くのデビルズ・アット・クレイドルでは、タスマニアンデビル、クオールなどの保護・繁殖活動を見学できます。
夜間の餌やりを含むツアーもあり、野生動物を確実に見たい方に向いています。国立公園散策とは別施設・別料金のため、営業時間と予約を確認してください。
クレイドルマウンテンのオプショナルツアー
レンタカーを運転しない方、雪や山道の運転が不安な方、短い日程で主要スポットを効率よく回りたい方には、日帰りツアーが便利です。
以下では、指定されたトラベルドンキーのロンセストン発とホバート発の2商品を紹介します。催行曜日と料金は2026年7月時点の現行商品・催行会社情報を基にしていますが、季節、日付、空席により変わるため、予約カレンダーで最終確認してください。
ロンセストン発:クレイドルマウンテン世界遺産1日ツアー
ロンセストンを朝に出発し、シェフィールドを経由してクレイドルマウンテンへ向かう英語ツアーです。国立公園では、天候と参加者の体力に合わせ、ダブ湖一周、マリオンズ・ルックアウト、短い散策などから案内されます。
ロンセストンからクレイドルマウンテンは片道約2時間のため、公園内で歩く時間を比較的長く確保できます。日帰りで自然散策をしっかり楽しみたい方には、ロンセストン発が最も選びやすいでしょう。
| 催行曜日 | 月曜・水曜・金曜(通年予定) |
|---|---|
| 出発・帰着 | ロンセストン午前7時30分ごろ発、午後6時ごろ帰着 |
| 料金 | 大人179豪ドル、子ども(8~15歳)169豪ドル |
| 主な内容 | 往復送迎、英語ガイド、国立公園入園料、複数の散策候補 |
| 対象 | 8歳以上。歩きやすい靴と防水・防寒着が必要。 |
ホバート発:クレイドルマウンテン・アクティブ1日ツアー
ホバートを早朝に出発し、タスマニアを南から北西へ横断してクレイドルマウンテンを訪れる長時間ツアーです。片道約4時間あるため、出発は午前6時ごろ、帰着は午後9時ごろが目安となります。
移動時間は長いものの、ホバート滞在だけでクレイドルマウンテンを訪れたい方には貴重な選択肢です。公園内では約5時間を確保し、天候と体力に応じて散策します。
| 催行曜日 | 火曜・木曜・日曜を中心に催行(季節により変更あり) |
|---|---|
| 出発・帰着 | ホバート午前6時ごろ発、午後9時ごろ帰着 |
| 料金 | 大人270豪ドル、子ども同伴・大学生は245豪ドルから |
| 主な内容 | 往復送迎、英語ガイド、国立公園入園料、公園内約5時間 |
| 注意点 | 約15時間の長い日程。体調、食事、歩行装備を準備。 |
2つのツアーの選び方
| 比較 | ロンセストン発 | ホバート発 |
|---|---|---|
| 移動時間 | 片道約2時間 | 片道約4時間 |
| 1日の長さ | 約10時間30分 | 約15時間 |
| 歩行時間 | 比較的確保しやすい | 公園内約5時間を予定 |
| おすすめ | クレイドルマウンテンを重視する旅行 | ホバート滞在中に日帰りしたい方 |
| 負担 | 中程度 | 早朝から夜までの長時間移動 |
料金、催行曜日、子ども条件、ホテル送迎範囲は変更される場合があります。予約時には、リンク先の参加日カレンダーに表示される最新のネット料金と空席を確認してください。
クレイドルマウンテンのホテル
日帰りでも主要な景色は見られますが、夕方のウォンバット、朝の静かな森、天候回復を待つ余裕まで考えると、クレイドルマウンテン周辺に1泊する価値があります。
クレイドルマウンテン・ロッジ
クレイドルマウンテン・ロッジ(Peppers Cradle Mountain Lodge)は、世界遺産の原生地域に接する4038 Cradle Mountain Roadにある高級ロッジです。ビジターセンターや国立公園入口に近く、エンチャンテッド・ウォークへ歩いて行けます。
木々の中に独立したキャビンが点在し、暖炉のある客室、スパバス付きスイート、広いキング・ビリー・スイートなどを選べます。都市型ホテルとは異なり、自然の中で静かに過ごすことを目的とした宿泊施設です。
| 名称 | クレイドルマウンテン・ロッジ |
|---|---|
| 住所 | 4038 Cradle Mountain Road, Cradle Mountain TAS 7306 |
| アクセス | ロンセストンから車で約2時間、デボンポートから約1時間30分 |
| チェックイン | 午後2時から |
| チェックアウト | 午前10時まで |
| 受付 | 毎日午前7時~午後10時 |
| 設備 | レストラン、タバーン、スパ、駐車場、ゲストランドリー、ショップ |
| Web | クレイドルマウンテン・ロッジ公式サイト |
客室タイプ
客室はペンシル・パイン・キャビン、コンテンポラリー・スパ・キャビン、スパ・スイート、キング・ビリー・スイートなどに分かれます。客室ごとに暖炉、スパバス、バルコニー、定員が異なります。
スパ・スイートにはキングベッド、暖炉、電気ヒーター、冷蔵庫、ネスプレッソ、バルコニー、スパバスなどがあり、2~3人向けです。家族用スパ・スイートは、別室のシングルベッドを備えます。
最上位のキング・ビリー・スイートは、独立した寝室とリビング、両面暖炉、大型バスルーム、屋外ジャグジーを備えます。
レストランとスパ
館内には、コース料理を楽しむハイランド・レストランと、よりカジュアルに利用できるタバーンがあります。宿泊プランによって朝食や夕食の有無が異なるため、予約内容を確認してください。
ウォルドハイム・アルパイン・スパは毎日営業し、トリートメントや温浴設備を利用できます。人気時間帯は早く埋まるため、宿泊と同時に予約すると安心です。
山間部のため携帯電話とインターネットは不安定です。テルストラが一部でつながることがありますが、常時接続を前提にしない方がよいでしょう。
クレイドルマウンテン・ロッジが向いている人
国立公園の近くで自然を満喫したい方、夕方と早朝の散策を楽しみたい方、暖炉のあるキャビンへ泊まりたいカップル、日帰り運転の負担を避けたい方に向いています。
日帰り・1泊2日のモデルコース
ロンセストン発の日帰りモデル
| 時間 | 予定 |
|---|---|
| 午前7時 | ロンセストンを出発 |
| 午前9時30分 | ビジターセンター到着、パスとシャトル確認 |
| 午前10時 | ダブ湖へ移動、展望とボートシェッド |
| 午前10時30分 | ダブ湖一周、または短い散策を選択 |
| 午後1時30分 | 昼食、ロニー・クリークまたはウォルドハイムへ |
| 午後3時30分 | ビジターセンターへ戻る |
| 午後6時 | ロンセストン到着 |
1泊2日モデル
1日目はロンセストンまたはホバートから移動し、午後にエンチャンテッド・ウォーク、ウォルドハイム、ロニー・クリークを訪れます。夕方は野生動物を探し、クレイドルマウンテン・ロッジへ宿泊します。
2日目は早めにダブ湖へ向かい、天候と体力に合わせて湖一周、クレーター湖、マリオンズ・ルックアウトのいずれかを選びます。午後にシェフィールドやデロレインへ立ち寄り、ロンセストン方面へ戻ると無理のない日程です。
悪天候時の組み替え
山が雲に隠れている日は、展望だけを待ち続けず、エンチャンテッド・ウォーク、ウォルドハイム展示、デビルズ・アット・クレイドルなどへ予定を切り替えます。
1泊すれば、翌朝に天候が回復する可能性があります。冬や春は、散策路の閉鎖とシャトル運行状況を最優先してください。
クレイドルマウンテン周辺の観光スポット
シェフィールド
シェフィールドは、建物の壁に多数の壁画が描かれた「壁画の町」です。ロンセストンやデボンポートからクレイドルマウンテンへ向かう途中に立ち寄りやすく、カフェと短い町歩きに向いています。
| 場所 | クレイドルマウンテンから車で約1時間 |
|---|---|
| 見どころ | 壁画、地元ギャラリー、カフェ、マウント・ローランドの景観 |
| 滞在目安 | 30分~1時間30分 |
モール・クリーク
モール・クリーク周辺には鍾乳洞、森林、農村風景があります。ロンセストンとの往復途中に組み込めますが、洞窟ツアーは出発時刻が決まっているため予約が必要です。
タスマニアン・アーボリータム
デボンポート方面へ移動する場合は、タスマニアン・アーボリータムでカモノハシ観察を狙う方法があります。野生動物のため必ず見られるわけではありませんが、夕方は活動が増える傾向があります。
レイク・セントクレア
同じ国立公園名に含まれるレイク・セントクレアは、クレイドルマウンテンの南側にあります。道路で直接短時間に抜けられる場所ではなく、車では大きく回り込む必要があります。
短期旅行で両方を訪れる場合は、別々の日を確保してください。オーバーランド・トラックは、クレイドルマウンテンからレイク・セントクレアまで約65キロを6日前後で歩く本格縦走路です。
持ち物、安全対策、注意点
クレイドルマウンテンでは、短い散策でも天候が変わる可能性があります。街を出る時に晴れていても、防水・防寒装備を車やホテルへ置いて行かないでください。
持参したい物
- フード付き防水ジャケット
- 長い散策では防水パンツ
- フリースまたは薄手ダウン
- 底のしっかりした防水性のある靴
- 帽子、手袋、予備の靴下
- 飲料水、昼食、行動食
- 日焼け止め、サングラス
- モバイルバッテリー
- 紙の地図またはオフライン地図
- 虫よけ
散策路を外れない
高山植物、湿地、苔は踏みつけに弱いため、木道と表示されたルートを歩きます。写真のために立入禁止区域へ入らないでください。
野生動物へ近づかない
ウォンバットやワラビーが道の近くにいても、触らず、餌を与えず、十分な距離を保ちます。道路では夕方から夜に動物が増えるため、速度を落としてください。
登山届と天候の確認
マリオンズ・ルックアウト、山頂、長時間のルートへ行く場合は、出発時刻、同行者、ルートを共有し、レンジャーの案内を確認します。携帯電話が圏外となる場所が多くあります。
最終シャトルに遅れない
ダブ湖からビジターセンターへ戻る最終便を確認し、余裕を持って散策を終えます。乗り遅れると、長い距離を歩く、または現地スタッフへ相談する必要があります。
山頂登山では、雨、雪、氷、強風、視界不良により短時間で危険な状態になります。「ここまで来たから」と無理をせず、天候が悪化したら引き返してください。
クレイドルマウンテンに関するFAQ
通常は車で約2時間から2時間30分です。冬、雨天、道路工事、休憩を考えると余裕を持った方が安心です。
可能ですが、片道約4時間、1日約15時間の長い行程になります。運転を避けたい方はホバート発ツアーを利用してください。
シャトル運行中は一般車両の通行が制限されます。ビジターセンターへ駐車し、園内シャトルを利用するのが基本です。
約6キロ、通常2~3時間です。写真、休憩、混雑、雨天を考えると3時間程度を見込むと安心です。
必要です。夏でも気温が一桁となり、雨や強風で体感温度が下がることがあります。防水ジャケットと暖かい中間着を持参してください。
ロニー・クリーク周辺で見られることが多く、夕方は活動が増えます。野生動物のため必ず見られるわけではありません。
移動が短く、公園内で時間を取りやすいロンセストン発がおすすめです。ホバートだけに滞在する場合は、長時間ですがホバート発が便利です。
主な見どころだけなら日帰りできますが、野生動物、朝夕の散策、天候の変化まで楽しむなら1~2泊がおすすめです。
まとめ
クレイドルマウンテンは、ダブ湖、原生林、草原、野生動物、本格的な山岳景観を一度に楽しめるタスマニア屈指の観光地です。
ロンセストンからは車で約2時間から2時間30分、ホバートからは約4時間です。車を運転しない方は、指定されたトラベルドンキーのロンセストン発またはホバート発ツアーを利用すると、交通と国立公園観光をまとめられます。
短時間ならダブ湖、エンチャンテッド・ウォーク、ロニー・クリーク、時間と体力があればダブ湖一周やマリオンズ・ルックアウトへ進みます。防水・防寒装備を用意し、当日の天候とシャトル最終便を優先して計画してください。
タスマニアの旅行手配
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