シドニー中心にあるハイドパークのすぐ横に立つ1800年代に建てられたオーストラリアカトリックの総本山。

当時の建物は火災により焼失し、現在の大聖堂は1928年に再建され、高さ106mの尖塔は2000年のオリンピック前に修築された。

高いアーチ型の窓やステンドガラス、大理石の床などが印象的な大変美しいゴシック様式の建造物で、連日ミサが行われている。式典などを除けば無料(任意で寄付金)で一般開放されている。

写真提供:ニューサウスウェールズ州観光局

1916年に開設されたオーストラリア最大の動物園。タロンガ動物園の、「タロンガ」とはオーストラリアの先住民アボリジニの言葉で「水景」を意味する。

その名の通り、シドニー湾のすぐ目の前に立つこの動物園からはシドニーのすばらしい景色を眺めることのでき、景勝地の一つとなっている。

園内にはオーストラリアを代表するコアラやカンガルーなどの動物は勿論、世界中のさまざまな動物が飼育されている。一日一回ずつ、バードショー、アザラシショーなどが催され、子供から大人までが楽しめる動物園である。

写真提供:ニューサウスウェールズ州観光局

サーキュラーキーの5番桟橋より、フェリーで対岸に渡った所にある、シドニーハーバーの絶景ポイント。

美しいシドニーハーバーを挟んで、対岸のシドニー・シティの高層ビル群と、ハーバーブリッジの素晴らしい眺めを見ることができる。

サーキュラーキーからフェリーで往復してもいいし、ハーバーブリッジを徒歩で渡り、帰りをフェリーを使って、サーキュラーキーに戻るという方法もある。

昼の景色も素晴らしいが、ミルソンズポイントからの、夕景、夜景も捨てがたい。特別治安が悪いという訳ではないが、夜遅くなると人気がなくなるので、夜景を見る場合はあまり遅い時間にならないようにしたい。

シドニーらしい、自然と都会が見事に調和した写真を撮りたければ、是非こちらのミルソンズポイントへ!

フェザーデール動物園(Featherdale Wild Life Park)は、シドニー市内から西方向へ約1時間、ブルーマウンテンへ行く道の中間地点あたりに位置する動物園。その為、ブルーマウンテンの日帰り1日ツアーに、フェザーデール動物園が組み込まれているツアーもある。

それほど大きな動物園ではないが飼育・展示される動物は、コアラ、カンガルー、ワラビー、タスマニアン・デビル、ウォンバット、エキドナ、エミュー等のオーストラリアの動物に限られているため、コンパクトに効率よく見学することができる。足早に見学すると、1時間程度でも見学可能。

カンガルー、ワラビーのエサを販売しているので、それを購入して餌付け体験をすることができる。コアラ抱っこは、シドニーのあるニューサウスウェールズ州全体で禁止されているためできないが、別途有料の写真パッケージを購入することにより、コアラのすぐ横にたって写真をとり、その際に軽くタッチすることはできる。

写真提供:フェザーデール動物園

 

オーストラリアの祝日で注意しなければいけないのが、州によって日にちが違う祝日があることだ。例えばクイーンズバースデー。西オーストラリア州だけ、9月24日、その他は6月11日というように、まったく違った日になっている(例は2018年の日にち)。また、一部では、「メルボルン市内のみ」「ブリスベン市内のみ」といった祝日もあるので注意が必要だ。

祝日は、何月何日と日付で決まっているものもあるが、多くは6月の第三月曜日など、毎年日にちが変わっていくものが多いので注意。

祝日の中でも12月25日の「クリスマス」、及び3月中旬から4月中旬の「グッドフライデー」(毎年期間異なる)が、最も大きな祝日になり、ほとんどの商店、飲食店も休みとなる。

以前のオーストラリアでは、日曜、祝日にはほとんども店が休業となっていたが、現在はビジネス街を除き多くの商店、飲食店が営業を行っている。

オーストラリアの祝日一覧(2018年)

祝日名 日にち 祝日になる州
New Year's Day 1月1日 オーストラリア全土
Australia Day 1月26日 オーストラリア全土
Labour Day 3月5日 WA
Eight Hours Day 3月12日 TAS
March Public Holiday 3月12日 SA
Canberra Day 3月12日 ACT
Good Friday 3月30日 オーストラリア全土
Easter Monday 4月2日 オーストラリア全土
Easter Tuesday 4月2日 TAS
Anzac Day 4月25日 オーストラリア全土
May Day 5月7日 NT
Labour Day 5月7日 QLD
Reconciliation Day 5月28日 ACT
Western Australia Day 6月4日 WA
Queen's Birthday 6月11日 WA州を除く
Picnic Day 8月6日 NT
Royal Queensland Show Day 8月15日 ブリスベン市中心部のみ
Queen's Birthday 9月24日 WA
Friday before AFL Grand Final 9月28日 VIC
Labour Day 10月1日 NSW/QLD/ACT/SA
Melbourne Cup Day 11月6日 メルボルン市中心部のみ
Christmas Day 12月25日 オーストラリア全土
Boxing Day 12月26日 SA州を除く
Proclamation Day 12月28日 SA

 

短縮表示の州名と主な都市

短縮表示の州名 州名 主な都市
NSW ニューサウスウェールズ州 シドニー
QLD クイーンズランド州 ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズ、ハミルトン島
VIC ビクトリア州 メルボルン
NT ノーザンテリトリー準州 エアーズロック、アリススプリングス、ダーウィン
SA 南オーストラリア州 アデレード
WA 西オーストラリア州 パース
ACT オーストラリア首都特別区 キャンベラ

 

New Year's Day(ニューイヤーズ・デイ)

新年を祝う祝日。祝日となるのは1月1日の1日のみ。普通の祝日と同程度、多くの商店は普通の日曜日と同じくらい営業している。

Australia Day(オーストラリア・デイ)

オーストラリア・デイは、毎年1月26日に固定され、オーストラリア全州同じ日となる。1788年にニューサウスウェールズ州のポートジャクソンにイギリスからの移民第一船が到着した日を記念して、1月26日が祝日と定められている。オーストラリア全土で各種式典が開かれているが、一部の人たちは先住民を侵略した日であるとして、抗議運動も行われる。

※この地域で発生したブッシュファイヤー、大洪水の影響により、ジェノランケーブ鍾乳洞周辺の道路、及びジェノランケーブ鍾乳洞内部、建造物に多大な被害が発生しました。ジェノランケーブ鍾乳洞を管理するニューサウスウェールズ州は、2024年1月をもってジェノランケーブ鍾乳洞の洞内ツアーを休止することを決定しました。工事期間は、約2年間をかかる予定です。ジェノランケーブ鍾乳洞を訪問をお考えの方はご注意ください。

シドニーより西へ約175キロ、時間にして約3時間、ブルーマウンテンを通り過ぎて更に西方向を奥深く入っていったところに、このジェノランケーブはある。ブルーマウンテンの中心地、カトゥーンバより車で約1時間15分。途中オーストラリアらしい、羊が牛が草を食む牧草地帯を抜け、最後の15分は車のすれ違いも大変な道の狭いワインディングロードを抜け、ジェノランケーブに到着する。

ジェノランケーブは、世界で最も古い開放型鍾乳洞としても知られ、鍾乳洞が形成されたのは約3400万年前の太古と推定されている。ジェノランケーブには、全部で11の洞窟があり、それぞれのツアーが設定されて、そのツアーに参加して鍾乳洞内を見学することになる。

鍾乳洞の見学ツアーは、スタンダード・ケーブツアーと、アドベンチャー・ケーブツアーに大きく分かれ、スタンダードは普通のツアーだが、アドベンチャーに分類されるツアーは、より難易度が高い、体力を要するコースとなっている。

チケットオフィスの前に、その日の各ツアーが出発する時間が記載されたボードがあるので、まずそれで希望のツアー、時間を決める。その後チケットオフィスにて、ツアー名・時間を告げ、チケットを購入する。各ケーブツアーの出発地点をあわせて確認し、その集合時間に集合、ガイドが先導して洞窟へ入る。

一番人気が高いのは、スタンダード・ケーブツアーの「ルーカス・ケーブ」。一部屈んで通る部分もあるが、ほとんど背を伸ばして通れる洞窟となっており、高低差もそれほどなく、全行程1時間半ほどのツアーだ。

ジェノランケーブには、「ケーブハウス」という宿泊施設もあり、1泊100ドル程度より宿泊可能。他の人と部屋をシェアするバックパッカーもあり、1人1泊30ドル程度。カフェも併設され、宿泊者以外もコーヒーブレーク、ランチを取ることができる。
なおケーブ内では、タバコは勿論、チューイングガムも禁止となっている。また、鍾乳石に触ることも厳禁。カメラのフラッシュはOK。

コガルー(KOGAROO)は、シドニータワーの近く、シドニー市内のほぼ中心地にある土産店。日本人スタッフが多く働いているので、言葉の心配がまったくいらない。

会社の同僚、友達に配るチョコレート、自分へのご褒美UGGブーツ、プロポリスやプラセンタ等の健康食品等、確かな品質のものをお手軽なお値段で販売している。

  • 小分けクッキーチョコレート
  • 限定チョコレート
  • ワイン(酒屋では販売されていないワイナリー直)
  • 女性に人気のコスメ
  • プロポリス歯磨きやその他、美容と健康のためのサプリメント
  • ホホバオイル(オーストラリアのお土産で人気No.1!)
  • オパール(オーストラリア宝飾品協会会員)
  • Tシャツ、バッグ、帽子などファッション関連
  • コアラやカンガルーオペラハウスなどをテーマにした雑貨
  • UGGブーツや、羊毛製品

多くの日本の大手旅行会社のツアーの立ち寄り先としても指定され、修学旅行、大型団体のツアーデスクが店内に設置されることもある。

ゴードンフォールズ展望台は、ルーラの街の外れにある、ブルーマウンテンの展望スポットの一つ。ここからは、スリーシスターズを裏側(エコーポイントから見るスリーシスターズの反対側)を展望できる。

ブルーマウンテンは、シドニーの西、約100キロ、車で1時間半-2時間のところにある、シドニー郊外の代表的な観光地。正しくは、「BLUE MOUNTAINS」と複数形、「ブルーマウンテンズ」となる。

そのマウンテンズの複数形が表す通り、ブルーマウンテンという山がある訳でなく、この地帯一帯の山々を総称して、「ブルーマウンテンズ」と呼ばれる。一般的に日本人、日本語のガイドブックでは「ブルーマウンテン」と呼ばれているので、ここでは「ブルーマウンテン」と表記する。

ブルーマウンテンは2000年、シドニーオリンピックが行われた年に、ユネスコによって世界自然遺産に指定され、その名を世界に知られるようになった。オーストラリアのグランドキャニオンという別名もあるが、茶色の岩肌がむき出しのグランドキャニオンと比べ、ブルーマウンテンは緑豊かな森が山々、及び谷に広がり、景色はまったく異なるが、地形的には似ているといえる。

ブルーマウンテンへは、シドニーより西へ、「グレートサザンハイウェイ」という高速道路を約1時間弱走り、ペンリスという街を過ぎたところで終わり、一般道に変わる。ネピア川を渡った所で平坦な道が山道に変わり、ぐんぐんと高度を上げ、最終的にはブルーマウンテン観光の拠点となる、カトゥーンバの街では、標高1000メートルになる。

ブルーマウンテンの山々、谷は、主にユーカリの木に覆われている。このユーカリの木は、気温が上がると、葉から油分を蒸発させ、その蒸発した油分がブルーマウンテン一帯を青くみせるため、その名前がついた。

ちなみに名前の由来はまったく違うが、ブルーマウンテンと呼ばれる山・地区は、ニュージーランド、アメリカ合衆国、カナダなど世界に8箇所ほどある。その中でも、コーヒーで有名なジャマイカのブルーマウンテンはもっとも有名だ。

ブルーマウンテンは標高約1000メートルのところにあるため、海抜ほぼ0メートルのシドニーと比較すると、高地の分、ブルーマウンテンの気温は低くなる。シドニーと比較した場合、ブルーマウンテンの気温は、4-8度くらい低いと考えれば大丈夫だ。

シドニーの冬は、日本の冬と比較すると温暖であり、一番寒い真冬の7月の気温も、月間平均で最高16℃、最低で8℃だ。ブルーマウンテンはそれより低くなるが、同じ7月で最高9℃、最低で2℃と、氷点下を割ることは、めったにない。

年に一度くらいは、一瞬雪が舞うこともあるが、積雪したり、氷が張ったりすることもない。

ブルーマウンテン

シーニックワールドは、ブルーマウンテンを訪れた観光客の多くが訪れる、人気の高いアトラクション施設だ。

シーニックワールドには、シーニック・レイルウェイ(トロッコ列車)と、シーニック・スカイウェイ、シーニック・ケーブルウェイの2つのロープウェイ、合計3種類の乗り物がある。

下のシーニックワールド見取り図のシーニックワールド・トップステーションに、チケット売り場、カフェ、土産店、駐車場があり、ここからこれらの3つの乗り物が発着する。

シーニックワールドには以前は片道だけのチケット等複数種類あったが、現在は年間パスを除くと「Discovery Pass」と呼ばれる、3つの乗り物乗り放題のチケットの1種類のみとなっている。

時間があれば、シーニックワールドのトップステーションから3つの乗り物をれぞれを往復することも可能だが、それぞれの乗り物に乗車するには並んで順番待ちをしなければならない事が多く、思った以上にシーニックワールドでの滞在には時間がかかる。

ツアーでは、スカイウェ・イースタンステーションからスカイウェイを乗車、シーニックワールドのトップステーションからレイルウェイでジャミソン渓谷の谷底へ下り、ウォークウェイを散策して、ケーブルウェイのボトムステーションへ移動、そしてケーブルウェイでシーニックワールド・トップステーションへ戻るという、片道ずつ乗車するのが一般的。それほど混雑していない時でも、約1時間から1時間半くらいの滞在時間は必要だ。ツアーによっては、スカイウェイには乗車せず、レイルウェイの片道とケーブルウェイの片道だけの乗車のものもある。

シーニックワールドは毎日朝9時からオープンするが、9時から10時の間は比較的空いているので、3つの乗り物を乗車したい場合は、なるべく9時台に行くことを勧める。10時からは大型のツアーバスも到着し、各乗り物の順番待ちが発生していく。年末年始、旧正月、イースターの頃は混雑する。

シーニック・ケーブルウェイ

シーニック・ケーブルウェイは、720メートルの距離を、270メートルの高さを移動して、シーニックワールドの対岸に谷を越えて渡るロープウェイ。2017年に大型の新型ゴンドラが導入された。

シーニックワールドの対岸にスカイウェイ・イースタンステーションがあり、ここにはチケット売り場はないが、ここからチケット購入前でも乗車することは可能。この場合は、シーニックワールドのトップステーションに到着後、チケットを購入すればよい。

ゴンドラの下が一部ガラス張りになっており、270メートルの高さからブルーマウンテンの谷底、流れ落ちる滝などを真下に見れることもあり、大変人気が高いアトラクションだ。

シーニック・レイルウェイ

シーニック・レイルウェイは、最大斜度52度の急勾配が人気のトロッコ列車。ブルーマウンテンが古くは石炭の炭鉱があり、その積み出しでこのトロッコ列車が利用されていたのが始まり。すでに炭鉱は閉山されているが、このトロッコ列車が観光用の乗り物として人気を呼んでいる。

ジェットコースターのような乗り物を想像する人も多いが、レイルウェイの運行スピードはゆっくりしたスピードで、スリルを感じるほどではない。約10分おきに発着し、2013年に現在の新しい大型の車両に置き換えられ、1回に84名の乗客を運ぶことができる。

シーニック・ケーブルウェイ

シーニック・ケーブルウェイは、シーニックワールドとジャスミン渓谷の谷底を結ぶ、最大84名乗車可能な大型ロープウェイ。シーニック・ケーブルウェイとレイルウェイのジャスミン渓谷谷底駅は、シーニック・ウォークウェイと呼ばれる遊歩道で繋がれており、徒歩15分程度で移動できる。

シーニックワールドにあるもう1つのロープウェイ、スカイウェイは横方向の移動に対し、ケーブルウェイは高低の移動となる。

シーニックワールド

スカイウェイ

シーニック・スカイウェイ

レイルウェイ

シーニック・レイルウェイ

ケーブルウェイ

シーニック・ケーブルウェイ