カバのあくび岩(Hippo's Yawn)は、ウェーブロックから1キロメートル、徒歩で15分ほどの所にある、その名前の通りカバがあくびをしいるように見える高さ12メートルの岩である。

ウェーブロックの日帰りツアーでは、ほとんどのツアーでウェーブロックとともに、このカバのあくび岩訪問も含まれている。

写真提供:西オーストラリア州観光局

ウェーブロック(Wave Rock)は、西オーストラリア州にある、砕ける海の波のような形状の岩であり、西オーストラリア州の代表的な観光スポットである。西オーストラリア州の州都パースから東へ約340キロ、時間にして約4時間の所にある。

ウェーブロックは、約160ヘクタールのハイデン自然保護区の中にあり、その波の高さは約15メートル、長さは約110メートルとなり、約26億3000万年前の花崗岩が風、雨等により浸食してできた。

この地に住む先住民の人たちにとって、このウェーブロックは文化的な意義を持ち、ウェーブロックは虹色の蛇が陸上の水をすべて飲みつくした後、その巨大な体を地面に擦り付けてできたと語り継がれている。

ウェーブロックには毎年14万人の観光客が訪れ、ピナクルズ、ロットネスト島に次ぐ、パース近郊の観光地として人気がある。周辺にはアボリジニの壁画が残るマルカの洞窟、カバがあくびをしたような形のカバのあくび岩等の見どころがあり、ウェーブロックとともに訪れる人が多い。

パースよりウェーブロックへ日帰りツアーが数社運行しているが、この距離は日本に置き換えると東京・名古屋間とほぼ同じ距離であり、全行程約13時間の強行軍のツアーになる。残念ながらウェーブロックへのツアーは、日本語のツアーを行っている会社はなく、英語のツアーのみ催行されている。

ケアンズから南西へ車で約1時間半ほど、ゴードンベイル(Gordonvale)からギリーズハイウエイ(Gillies Range Rd)を内陸に向かうとアサートン高原(Atherton Tableland)に入る。熱帯雨林とは違う背の低い木々と草原が続く道はとにかく眺めが良く、素晴らしい景観が続くので、地元の人々にも人気のドライブルート!

牧場地帯には馬や牛などが放牧されていて、なんとものどかな雰囲気が気持ちいい。こんなどこまでも広がる大草原は絶好の撮影スポット!

アサートン高原へは公共の交通機関がないので、レンタカーを利用するか、日帰りのツアーで訪れることができる。

アサートン高原はミラミラの滝、カーテンフィグツリー、バリン湖など魅力的なスポットがたくさんある。

セルバンテス(Cervantes)は、西オーストラリア州の海岸部にある小さな街であり、州都のパースより北方向へ約200キロ、車で約2時間15分程度に位置する。

セルバンテスの人口はおよそ500人、ドン・キホーテの著者であるミゲル・デ・セルバンテスよりこの街の名前はとられた。セルバンテスの主な産業は漁業であり、特にロブスターの産地として知られている。

西オーストラリア州を代表する観光スポットであるピナクルズから、おおよそ車で30分ほどの位置にあるため、パース出発の日帰りピナクルズツアーのランチ休憩地としてよく利用されている。

ツアーの行程で「ロブスター・シャック」というロブスター加工工場の見学、そしてここでロブスターのランチというコースが人気が高い。

写真提供:西オーストラリア州観光局

ニューノルシア(New Norcia)は、西オーストラリア州都のパースから北方向へおよそ130キロ、車で約1時間50分ほどに位置する、オーストラリアで唯一の修道院の街。

ニューノルシアの歴史は1846年3月にスペインより訪れたベネディクト派の宣教師による、先住民であるアボリジニへの布教活動から始まる。翌年の1847年3月には、現在のニューノルシアの修道院の基礎石が築かれ、修道院の建設が開始された。

ニューノルシアは、イタリアにある「ノルシア」からとられて街の名前がつけられた。イタリアでは「ノルチャ」と発音されているが、ここでは「ノルシア」と発音される。

ニューノルシアには、当時のスペイン建築様式の歴史的な建物が数多く残され、オーストラリア国内を中心に、多くの観光客がこのニューノルシアを訪れる。ニューノルシアで作られるパン、ワイン、オリーブオイル等は、その品質の高さから、オーストラリアの料理界より尊敬を集めている。

写真提供:西オーストラリア州観光局


ケアンズ市内にある港「マーリンワーフ」の目の前に立つ、クルーズ各社のチェックインデスクが立ち並ぶ乗船所。市内SPENCE STREETの突き当たりにある。朝のクルーズチェックイン時間には大勢の人で賑わう。

リーフフリートターミナル内に並ぶチェックインデスク

リーフターミナルのチェックインデスクがあるクルーズ会社
BIG CAT CRUISE
GREAT ADVENTURES
SUNLOVER CRUISE
REEF MAGIC
FITZROY ISLAND ADVENTURES
PASSIONS OF PARADISE
DOWN UNDER CRUISE & DIVE

リーフフリートターミナルにはアルポルトカフェというカフェが隣接しており、毎朝6:30AMから営業している。

港の目の前にあるアルポルトカフェ

ナンバン国立公園(Numbung National Park)は、西オーストラリア州の海岸部にある国立公園。州都であるパースからはおよそ190キロ、車で約2時間15分ほどの距離となる。ナンバン国立公園は1956年に設立され、先住民の言葉で「曲がりくねった」という意味となる。

このナンバン国立公園のハイライトは、なんといってもピナクルズであろう。ピナクルズの何千もの巨大な石灰岩の柱が限りなく広まる様子は、まるでSF映画に登場するシーンのように思える。パース市内からこのピナクルズを訪れる日帰りツアーは、いくつかのツアー会社により設定され、パースを訪れる観光客の多くが参加する。

ナンバン国立公園、及び周辺では8-10月の春から初夏にかけて、西オーストラリアの州花であるカンガルー・ポー、80種類もあるバンクシアなど、数々のワイルドフラワーを見ることができる。日本からもこのワイルドフラワーの見学を主目的とするツアーが造成されるほどで、毎年キャンセル待ちがでるほどの人気をを集めている。

ヒラリーズ・ボートハーバー(HIlarys Boat Harbour)は、西オーストラリア州の州都パースより西北方向に約25キロ、車で約30分ほどの所にある街、ヒラリーズにあるボートハーバーであり、大小さまざまなボートがここに係留されている。

ヒラリーズ・ボートハーバーには、ショッピングと飲食施設であるソレント・キーが併設されており、パース市内からも30分程度で行けるため、パース在住者だけでなく多くの観光客もヒラリーズ・ボートハーバーを訪れる。

ランセリン・ビーチ(Lancelin Beach)は、西オーストラリア州の州都であるパースより北方向に約130キロ、車で約1時間半の小さな漁業と観光の街であるランセリンにあるビーチ。その白い砂浜とインド洋の深い青い海は、晴天時には南太平洋の島のような美しさを見せる。

ランセリン・ビーチのあるランセリンは、定住する人口は600人ほどの小さな街だが、クリスマス頃のホリデー・シーズンには、その人口は一時的に2500人ほどに膨らむ。

ランセリン・ビーチは内陸部に向かってランセリン砂丘(Lancelin Dunes)と呼ばれる砂丘が広がっており、4輪駆動車による砂丘ドライブや、サンドボーディングを楽しむ光景を見ることができる。パース出発のピナクルズツアーに、このランセリン・ビーチ、ランセリン砂丘が組み込まれたツアーも多い。

 

ゴールドコースト冬の風物詩「ホエール・ウォッチング」。

ABCニュースによると、今年は5月に入りサンシャインコースト近海で既に多くのザトウクジラが目撃されており、ホエール・ウォッチングを運行している会社の前倒し運行が始まってるそうです。

サザンクロス大学によると、近年ザトウクジラの生息数が大幅に増加しているそう。
その要因は、捕鯨禁止、ザトウクジラ保護の取り組みが如実に現れ始めているとの事です。

また、今シーズンは約3万3,000頭のザトウクジラが南極海から温かいQLD州北部の海域へ向かって約5,000キロを泳ぐそう。

そもそもなぜこの時期にゴールドコースト沿岸部でザトウクジラが見られるかと言うと、南極の海域に生息するザトウクジラが、出産と子育ての為に温かい海域へ向かって移動します。
そしてちょうどその時期が6-10月頃に当たります。
その通り道にオーストラリア大陸の南から南西海岸、及び東海岸にかけての海域が当たると言う訳です。

ゴールドコースト沿岸部のポイントデンジャーなど、景色の良いポイントであればクルーズに乗らなくても見える場合もあります。

でも、やっぱりクルーズで外洋に出て、間近でザトウクジラの姿を見るのがお勧めです!

ニュースソース: ABC
写真提供: Whales in Paradise