オーストラリアから日本へ郵便・荷物を送る方法|Australia Postの料金・税関・送り方

オーストラリア滞在中に増えた荷物を日本へ送りたい、お土産を先に自宅へ送りたい、帰国前に衣類や本をまとめて発送したい――。そんな時に利用しやすいのがオーストラリア・ポスト(Australia Post)の国際郵便です。

日本宛ての荷物は、急ぐならインターナショナル・エクスプレス(International Express)、料金とスピードのバランスならインターナショナル・スタンダード(International Standard)、2kg以下の急がない荷物ならインターナショナル・エコノミー・エア(International Economy Air)が主な選択肢です。

一方、国際郵便では「箱に入れて郵便局へ持って行けば終わり」というわけではありません。内容品が入る小包には税関申告が必要で、日本宛てはEAD(Electronic Advance Data/電子事前データ)の対象です。品名、数量、価格などをできるだけ具体的に申告します。

また、香水、スプレー、ライター、予備のリチウム電池など、普段の旅行用品の中にも国際郵便で送れない物があります。

この記事では、オーストラリアから日本へ手紙・小包を送る方法、サービスの違い、税関申告、梱包、宛名、追跡、送れない物、帰国時の荷物発送まで、実際の利用手順に沿って紹介します。




まず知っておきたい日本向け国際郵便

帰国前にスーツケースへ入りきらない荷物を、日本へ送れますか?
はい。Australia Postから日本へ小包を送れます。急ぎ具合と重さに合わせてExpress、Standard、Economy Airなどから選びます。

Australia Postでは、日本は国際郵便料金のZone 2(Asia Pacific)に分類されています。

旅行者や在豪者が日本へ荷物を送る場合、主に次の3種類を使います。

サービス 目安 追跡 向いている荷物
International Express 3~6営業日程度 あり 急ぎ・重要な荷物
International Standard 5~10営業日程度 あり 一般的な小包
International Economy Air 15営業日以上 なし 2kg以下・急がない荷物

上記の日数は主要都市間を基準とした一般的な目安で、税関での処理時間は含まれない場合があります。クリスマス前後などの繁忙期、航空便の混雑、自然災害などで遅れることもあります。

日本へ送れる主なサービス

「一番安い方法」を選ぶ前に、まず荷物の重さと、追跡が必要かどうかを決めると選びやすくなります。

帰国前の衣類や本を送るならStandard、パスポート以外の重要書類や急ぎの物ならExpress、軽くて急がない物ならEconomy Airという選び方が分かりやすいでしょう。

サービス内容や料金は変更されることがあるため、発送時にはAustralia Postのオンライン計算機で確認してください。

International Express

インターナショナル・エクスプレスは、急いで日本へ送りたい時に使いやすいサービスです。

  • 配達目安:3~6営業日程度
  • 最大重量:20kg
  • 追跡:あり
  • 受取時の署名:あり
  • 追加補償:条件を満たせば追加可能

Post Officeの窓口から送れるほか、MyPostでラベルと税関申告を作成した場合は、条件を満たす荷物を黄色の郵便ポストへ投函できる場合もあります。

ただし急送サービスでも、税関検査や輸送事情によって到着が遅れることがあります。

International Standard

旅行者が一般的な小包を日本へ送るなら、最も使いやすいのがインターナショナル・スタンダードです。

  • 配達目安:5~10営業日程度
  • 最大重量:20kg
  • 追跡:あり
  • 署名:追加可能
  • 追加補償:条件を満たせば追加可能

速さと料金のバランスを取りやすく、衣類、本、お土産、日用品などを送る時に向いています。

International Standardは、Australia Postの国際配送サービスの中でも「急ぎではないが、追跡は欲しい」という場合に使いやすい位置付けです。

International Economy Air

急がない軽い荷物ならインターナショナル・エコノミー・エアも選択肢になります。

  • 配達目安:15営業日以上
  • 小包:2kgまで
  • 追跡:なし
  • Post Office窓口から発送

料金を抑えやすい反面、追跡がないため、紛失すると困る物や到着日が重要な物には向きません。

「しばらく使わない衣類を少量送りたい」「軽いお土産を先に日本へ送りたい」といった用途に向いています。

日本宛てにSea Mailは使える?

昔の海外引っ越しでは「船便で送る」というイメージがありますが、Australia PostのInternational Economy Sea Mailは、日本向けには利用できません

Sea Mailは現在、Zone 3・4・5の対象地域向けサービスです。日本はZone 2(Asia Pacific)なので対象外です。

大量の荷物を船便で日本へ送りたい場合は、Australia Postではなく、国際引越し業者や国際宅配・貨物業者を比較することになります。



手紙・書類・ポストカード

商品価値のない印刷物だけを入れた通常の手紙、ポストカード、グリーティングカードなどは、国際レターとして送ることができます。

急がない手紙ならInternational Economy Air、重要な書類なら追跡や署名のあるInternational Expressなどを検討します。

注意したいのは、封筒の形をしていても中に商品や物品を入れると、単なる「Letter」ではなく税関申告が必要になる場合があることです。

アクセサリー、USBメモリー、衣類などを封筒へ入れて「書類」として送るのは避け、内容物に合ったサービスを使いましょう。

重さ・サイズの上限

Australia Postの一般的な国際小包は、最大20kgです。

自分の箱を使う場合、一般的な国際小包の最大長は105cm、最大胴回り(girth)は140cmとされています。

ただし、サービスや使用するサッチェルによって制限が異なります。

サービス 最大重量の目安
International Express 20kg
International Standard 20kg
International Economy Air 2kg

20kgを超える荷物は1個では送れないため、箱を分けるか、別の国際輸送サービスを検討します。

送料はいくら?

国際送料は、サービス、重量、梱包サイズ、追加サービスによって変わります。

日本はZone 2に分類され、Standard、Express、Economy Airではそれぞれ料金体系が異なります。

料金は改定されるため、この記事では固定金額を一覧にせず、発送時点のAustralia Post公式計算機で確認することをおすすめします。

Australia Post – Postage calculator

郵便局へ行く前に箱の重さとサイズを測っておけば、おおよその料金を比較できます。

日本の住所の書き方

日本宛ての住所は、Australia Postのラベルや税関申告ではローマ字で入力しておくと確実です。

例えば、

Makoto Tanaka
1-2-3 Shibakoen, Minato-ku
Tokyo 105-0011
JAPAN

のように記載できます。

日本国内での配達を考えると、都道府県、郵便番号、番地、建物名、部屋番号まで省略せず入れます。

国名は最後にJAPANと大文字で書くと分かりやすくなります。

日本の郵便番号・電話番号

日本の郵便番号は7桁です。

オンラインフォームによってはハイフンなしで入力する場合もあるため、画面の指示に従います。

受取人の電話番号やメールアドレスも、可能な限り入力しておきましょう。Australia Postの電子税関情報では、受取人の連絡先が必要になる項目があります。

日本の携帯電話を国際形式で書くなら、

090-1234-5678 → +81 90 1234 5678

のように先頭の0を取って+81を付けます。




税関申告が必要

商品や私物などの内容品が入った国際小包を送る場合は、税関申告(Customs Declaration)が必要です。

Australia Postでは、International ExpressやStandardなど多くの国際小包でCN23、条件を満たす一部の小型荷物でCN22が使われます。

2026年7~8月にはAustralia Postのオンライン税関申告フォームが新しい国際規則に合わせて更新されており、古い申告書を保存して再利用するのではなく、発送時点のフォームを使う必要があります。

税関申告はオンラインで事前に作成することも、郵便局で手続きすることもできます。

日本向けはEAD対象

日本はEAD(Electronic Advance Data/電子事前データ)が必要な国です。

EADとは、荷物が日本へ到着する前に、差出人・受取人・内容品などの税関情報を電子的に送信する仕組みです。

必要な情報には、次のようなものがあります。

  • 差出人の氏名・住所・連絡先
  • 受取人の氏名・住所・連絡先
  • 内容品の説明
  • 数量
  • 価格
  • 重量
  • 必要な場合はHSコード
  • 商用品の場合は原産国など

情報が不十分だと、日本の税関で保留されたり、配達が遅れたり、差出人へ返送されたりする可能性があります。

内容品は具体的に書く

税関申告でよくある間違いが、内容品を「Gift」「Clothes」「Stuff」など、曖昧に書いてしまうことです。

例えば衣類なら、

  • Used cotton T-shirts
  • Used trousers
  • Children’s clothes

食品なら、

  • Chocolate biscuits
  • Packaged tea
  • Commercially packaged candy

というように、何が入っているか分かる具体的な英語で記載します。

箱の中に複数種類の商品がある場合は、まとめて「Souvenirs」とせず、それぞれ分けて申告する方が税関で内容を判断しやすくなります。

価格はいくらで申告する?

税関申告には内容品の価格を記載します。

新品なら購入価格が分かりやすいですが、帰国時に使い古した衣類や本を送る場合は、「新品で買った時の価格」をそのまま書くのではなく、現在の合理的な中古価値を考えて申告します。

一方、関税を避ける目的で、明らかに高価な物をA$1など不自然に低く申告するのは避けましょう。

税関申告は「送料を決めるためだけの書類」ではなく、輸入国の税関が内容品を判断するための情報です。

Gift・Personal Effectsの考え方

税関申告では発送理由(Reason for Export)を選びます。

友人や家族へプレゼントとして送るならGift、自分が使っていた衣類や生活用品を帰国に伴って送るならPersonal Effectsなど、実際の目的に合った区分を選びます。

「Giftを選べば必ず無税になる」という意味ではありません。日本側で税金が発生するかどうかは、内容品、価格、用途、日本の関税制度などによって判断されます。

送れない・注意が必要な物

国際郵便で最も注意したいのが、危険物と禁止・制限品です。

旅行者の荷物の中にも、航空輸送できない物が意外とあります。

品目 注意点
香水 可燃性液体を含むため国際郵便で問題になる
マニキュア 可燃性液体
スプレー缶 エアゾール・ガス製品
ライター 可燃性ガスを含む
マッチ 危険物
花火・弾薬 禁止
一部の電池 種類・状態・機器への装着状況により規制
生鮮食品 輸送・輸入規則の確認が必要

「飛行機の預け荷物に入れられたから郵便でも送れる」とは限りません。郵便には別の危険物規則があります。

発送前にAustralia PostのProhibited and Restricted Itemsと、日本側の輸入規制の両方を確認してください。



スマートフォン・リチウム電池

スマートフォン、タブレット、カメラ、ノートパソコンなどにはリチウム電池が使われています。

リチウム電池は航空輸送上の危険物として扱われるため、送付条件があります。

予備のリチウム電池やモバイルバッテリーを何となく箱へ入れるのは避けてください

機器に装着された電池であれば一定条件で送れる場合がありますが、電池の種類、容量、個数、発送サービス、行き先によって条件が異なります。

スマートフォンやノートパソコンを日本へ郵送する場合は、梱包前にAustralia Postの最新のLithium Batteriesガイドを確認するか、Post Officeで相談してください。

食品を送る場合

お菓子や紅茶などを日本の家族へ送りたい人も多いでしょう。

食品については、Australia Postが運べるかだけでなく、日本側が輸入を認めているかも確認する必要があります。

特に肉製品、植物、種子、生鮮食品などは、検疫や輸入規制の対象になることがあります。

市販のチョコレートやビスケットのような加工食品でも、原材料や数量によって判断が必要になる場合があります。

「お土産だから大丈夫」と自己判断せず、植物防疫所、動物検疫所、税関など日本側の最新情報も確認してください。

荷物の梱包方法

国際小包は国内郵便より長い距離を移動し、何度も仕分けされます。

箱の中に空間が多いと、輸送中に中身が動いて破損しやすくなります。

  • 丈夫な段ボール箱を使う
  • 古い配送ラベルやバーコードを剥がす
  • 箱の隙間を緩衝材で埋める
  • 壊れ物は一つずつ包む
  • 液体は漏れないよう二重に保護する
  • 箱を強い梱包テープで閉じる
  • 宛先ラベルが平らな面に見えるよう貼る

Australia Postも、箱の中の空間を埋め、輸送中に中身が動かないようにすることを勧めています。

旅行先で箱を用意できない場合は、Post Officeで国際用サッチェルや梱包資材を購入できます。

MyPostを使うと便利

Australia Postの無料アカウントMyPostを利用すると、International ExpressやInternational Standardの発送準備をオンラインで進められます。

自宅やホテルなどで、

  • 発送先を入力
  • 税関申告を作成
  • 送料を支払う
  • ラベルを作成

といった作業ができます。

プリンターが使える環境なら、ラベルを印刷して荷物へ貼り、条件に合えば郵便ポストへ投函することもできます。

旅行者でプリンターがない場合は、オンライン税関申告を作成してQRコードを表示し、Post Officeで手続きを進める方法が便利です。

郵便局から送る手順

初めてなら、最寄りのPost Officeへ直接持って行くのが一番分かりやすいでしょう。

手順 内容
1 送れる品物か確認する
2 段ボールやサッチェルへ梱包する
3 日本の住所と受取人連絡先を準備する
4 内容品、数量、価格を整理する
5 オンラインまたは店頭で税関申告
6 Express、Standard、Economy Airなどを選ぶ
7 料金を支払う
8 追跡番号・レシートを保管する

窓口では「I’d like to send this parcel to Japan.」で十分通じます。

料金とサービスを比べたいなら、「What is the cheapest tracked option?」「How much is Express?」などと聞けば案内してもらえます。




追跡方法

International ExpressとInternational Standardには追跡があります。

発送後にもらうTracking NumberをAustralia Post公式サイトまたはAusPostアプリへ入力すると、荷物の動きを確認できます。

日本へ到着後は、日本側の郵便ネットワークで配達され、同じ番号を日本郵便の追跡システムで確認できるケースもあります。

International Economy Airには追跡がないため、到着確認が必要な荷物ならStandard以上を選んだ方が安心です。

署名・補償を付ける場合

International ExpressはSignature on Deliveryが含まれます。

International Standardでは、対象となる場合にSignature on Deliveryを追加できます。

また、Australia PostではA$100を超える価値のある対象品について、Extra Coverの購入を勧めています。

ただし、すべての品物が補償対象になるわけではありません。禁止品、現金などの貴重品、梱包不足による破損などは補償されない場合があります。

高価な物は「郵便で送れるか」だけでなく、「紛失・破損時に補償されるか」まで確認してから発送しましょう。

日本到着後の税関・関税

国際郵便が日本へ到着すると、必要に応じて日本の税関で確認されます。

内容品や価格によっては、関税、消費税、通関に関連する料金などが受取人側に発生する場合があります。

税金が発生するかどうかはAustralia Postが決めるものではなく、日本側の税関制度に基づいて判断されます。

中古の私物を帰国に伴って送る場合も、発送理由や状況によって取扱いが異なることがあります。高額品、大量の商品、商用貨物などは事前に日本税関の情報を確認してください。

帰国前に荷物を送る場合

長期滞在やワーキングホリデーの帰国時には、「飛行機の追加手荷物」と「Australia Postで別送」のどちらが安いか比較してみる価値があります。

衣類、本、靴など軽くない物は、郵便料金が思った以上に高くなることがあります。

例えば15~20kgの箱を何個も送るなら、航空会社の追加手荷物、国際宅配業者、引越し会社なども比較した方がよいでしょう。

逆に、スーツケースの重量制限を少し超える程度の荷物や、帰国後すぐ使わない物を先に送るならAustralia Postは便利です。

帰国直前に発送する場合は、日本で確実に受け取れる住所を使ってください。自宅にまだ戻っていない場合は、家族が受け取れる住所にしておくと安心です。

失敗しないためのポイント

  • 箱へ入れる前に、送れない物がないか確認する
  • 香水、スプレー、ライター、電池類は特に注意
  • 日本の住所は郵便番号・部屋番号まで正確に書く
  • 受取人の電話番号も用意する
  • 内容品を「Gift」「Stuff」だけで済ませない
  • 一品ごとの数量と価格を整理しておく
  • 重要な荷物は追跡のあるStandard以上を選ぶ
  • 発送レシートと追跡番号を配達完了まで保管する
  • 料金は発送直前に公式計算機で確認する

特に帰国前は時間がなくなりがちです。出発前日に初めて箱を作るより、数日前に「送る物」「飛行機で持って帰る物」「処分する物」を分けておくと、かなり楽になります。



オーストラリアから日本への郵便に関するよくある質問(FAQ)

オーストラリアから日本へ荷物を送れますか?

はい。Australia PostのInternational Express、International Standard、International Economy Airなどを利用できます。

日本まで何日くらいかかりますか?

一般的な目安はExpressが3~6営業日、Standardが5~10営業日、Economy Airが15営業日以上です。税関や輸送事情によって遅れる場合があります。

日本へ船便で送れますか?

Australia PostのInternational Economy Sea Mailは日本向けには利用できません。日本はZone 2で、Sea MailはZone 3~5向けです。

最大何kgまで送れますか?

International ExpressとInternational Standardは一般に最大20kgです。Economy Air小包は2kgまでです。

税関申告は必要ですか?

商品や私物が入った国際小包では必要です。日本向けはEADの対象なので、税関情報が電子的に送信されます。

日本の住所は日本語で書いてもいいですか?

Australia Postの発送ラベルや電子申告ではローマ字で入力しておくのが確実です。郵便番号、都道府県、市区町村、番地、建物名、部屋番号を省略しないようにします。

モバイルバッテリーを日本へ送れますか?

リチウム電池には国際輸送上の規制があり、予備電池やモバイルバッテリーは特に注意が必要です。自己判断で箱へ入れず、Australia Postの最新のリチウム電池規則を確認してください。

香水を日本へ送れますか?

香水は可燃性液体を含むため、通常の国際郵便では危険物として問題になります。発送前にAustralia Postの禁止・制限品規則を確認してください。

Standardには追跡がありますか?

はい。International Standardには追跡が含まれます。Economy Airには追跡がありません。



オーストラリアの旅行手配

トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

オーストラリアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

オーストラリア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。

オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ

トラベルドンキーにお任せください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です