オーストラリアのレンタカーで必要なデポジット・保証金はいくら?

オーストラリアでレンタカーを予約すると、車両料金とは別に「デポジット」「ボンド」「プレオーソリゼーション」といった言葉が出てきます。

例えば、レンタカー料金は300豪ドルなのに、車を受け取った直後、カードの利用可能額がさらに200豪ドル、500豪ドル、場合によってはそれ以上減っている。

初めて海外でレンタカーを利用する人なら、

「追加料金を取られた?」

「事故も起こしていないのに、なぜ500豪ドル必要なの?」

と不安になるかもしれません。

多くの場合、これは追加料金として確定した請求ではありません。

レンタカー会社が、燃料代、延長料金、追加走行料金、車両の損傷など、返却時に発生する可能性のある費用に備えて、クレジットカードやデビットカードの利用可能額を一時的に確保する「保証金」です。

英語では、

Security Deposit。

Bond。

Pre-authorisation。

などと呼ばれます。

前の記事でExcessという免責額が出てきましたが、デポジットと同じものですか?
まったく別です。デポジットはレンタル中の支払いを保証するためカードに一時的に確保する金額。Excessは事故などが起きた場合の自己負担上限です。この2つを混同しないことが大切です。

そしてオーストラリアでは、レンタカー会社によって必要なデポジットがかなり違います。

2026年10月現在、大手会社の一般乗用車を見ると、

エイビス(Avis)では予約・カードの種類によって追加仮押さえ0~200豪ドル程度。

バジェット(Budget)も0~200豪ドル程度。

ユーロップカー(Europcar)は通常乗用車で200豪ドル。

シクスト(SIXT)は車種、営業所、支払方法によって300~1,000豪ドル。

というように条件が異なります。

しかも多くの場合、この金額とは別にレンタカー料金そのものもカードへ仮押さえされます。

この記事では、オーストラリアでレンタカーを利用する日本人旅行者向けに、デポジットはいくら必要なのか、カードには実際いくらの利用枠が必要なのか、返却後いつ戻るのか、クレジットカードとデビットカードでは何が違うのかを詳しく説明します。

目次:オーストラリアのレンタカー・デポジット(クリックで開閉)
  1. まず結論|いくらカード枠を用意する?
  2. レンタカーのデポジットとは?
  3. プレオーソリゼーションとは?
  4. 実際の請求ではない
  5. デポジットとExcessはまったく別
  6. 何のために保証金を取る?
  7. 大手レンタカー会社のデポジット比較
  8. エイビスはいくら?
  9. バジェットはいくら?
  10. シクストはいくら?
  11. ユーロップカーはいくら?
  12. ハーツはいくら?
  13. レンタル料金も一緒に仮押さえされる
  14. 事前払いなら安くなる?
  15. 現地払いの場合
  16. クレジットカードの場合
  17. デビットカードの場合
  18. 保証金にはクレジットカードがおすすめ
  19. 現物カードが必要
  20. カード名義にも注意
  21. 利用可能枠はいくら必要?
  22. 300豪ドルのレンタカーなら
  23. 1週間レンタルなら
  24. ホテルの仮押さえと重なる
  25. 複数のレンタカーを利用する場合
  26. 返却するとデポジットはどうなる?
  27. エイビス・バジェットは最大10営業日程度
  28. ユーロップカーは支払方法で大きく変わる
  29. シクストは銀行側の処理待ち
  30. 「返金」と表示されないことがある
  31. 日本のカードではどう見える?
  32. 為替レートの影響
  33. 1,000豪ドルの保証金という情報もあるけど?
  34. 現金でデポジットを払える?
  35. Zero Excessを付けると保証金も減る?
  36. 燃料代とデポジット
  37. 有料道路料金
  38. 傷が見つかった場合
  39. 交通違反・駐車違反
  40. 仮押さえが戻らない場合
  41. 出発前にしておくこと
  42. 車を受け取るときに確認すること
  43. 返却時にしておくこと
  44. 営業所で使える英語
  45. チェックリスト
  46. デポジットを考えてカード枠に余裕を持つ
  47. よくある質問




まず結論|いくらカード枠を用意する?

日本人旅行者がオーストラリアで一般的な乗用車を借りる場合、

レンタル代金

+

0~1,000豪ドル程度のデポジット

が一時的にカード利用可能額へ影響する可能性がある、と考えておくと安全です。

大手各社の一般的な例では、200豪ドル程度の追加仮押さえが多く見られます。

ただしシクストでは車種・営業所・カードなどによって300~1,000豪ドルのデポジットがあります。

会社 一般乗用車の代表的な追加保証額
エイビス 0~200豪ドル程度 ※予約・支払方法による
バジェット 0~200豪ドル程度 ※予約・支払方法による
シクスト 300~1,000豪ドル ※車種・営業所・支払方法による
ユーロップカー 200豪ドル
ハーツ 予約・車種・営業所等の条件で確認

重要なのは、これは「レンタカー代とは別に必ず支払う料金」ではないことです。

原則として問題なく車を返却し、追加料金がなければ、不要となった保証分は解除されます。

レンタカーのデポジットとは?

レンタカー会社が車を貸す際に、返却時に発生する可能性がある料金の支払いを保証するために確保する金額です。

ホテルのチェックイン時に行われるカード仮押さえと考え方はほぼ同じです。

例えば、

燃料不足。

予定より遅い返却。

追加走行距離。

乗り捨て。

追加オプション。

有料道路。

車両の損傷。

などの精算に備えます。

プレオーソリゼーションとは?

英語ではPre-authorisationと呼ばれます。

レンタカー会社がカード会社へ、

「このカードから一定額を利用できるように確保してください」

と依頼する処理です。

カードアプリでは、

Pending。

保留中。

未確定。

処理中。

などと表示される場合があります。

実際の請求ではない

プレオーソリゼーションは通常、その時点でお金がレンタカー会社へ移ったという意味ではありません。

仮押さえ 実際の請求
レンタカー会社へ入金 原則まだされない される
カード利用可能額 減る 減る
カード明細 保留中など 確定取引
問題なく返却 不要分を解除 返金処理が必要

カード利用可能額が減るので、「請求された」と感じやすいのですが、まず取引状態を確認してください。

デポジットとExcessはまったく別

前の記事で紹介したエクセス(Excess)とデポジットは別です。

デポジット Excess
目的 レンタル中の料金支払い保証 事故・損害時の自己負担上限
いつ必要? 通常は車両受取時 対象事故・損害発生時
事故がなければ 不要分は解除 支払いなし
金額例 200~1,000豪ドル等 数千豪ドルになる場合あり

例えば、

デポジット:200豪ドル。

Excess:5,000豪ドル。

という契約も普通にあり得ます。

「200豪ドルを預けたから事故時も200豪ドルまで」とはなりません。

何のために保証金を取る?

ユーロップカーは、デポジットを、

燃料不足。

追加日数。

追加走行距離。

乗り捨て料金。

その他追加料金。

などの精算に利用すると説明しています。

レンタカー会社にとって、返却後に追加料金が発生した場合の支払い保証になるわけです。

大手レンタカー会社のデポジット比較

2026年10月時点の公式案内を比較してみます。

会社 一般乗用車 商用・特殊車等 返却後の解除
エイビス 追加0~200豪ドル 200~400豪ドル等 通常5~10営業日程度
バジェット 追加0~200豪ドル 最大400豪ドル等 通常最大10営業日程度
シクスト 300~1,000豪ドル 車種等で変動 返却後、銀行側で解除
ユーロップカー 200豪ドル 500豪ドル 条件により5営業日~最大30日程度
ハーツ 予約条件で確認 車種等で異なる カード会社等の処理による

予約方法や法人・旅行会社料金などで条件が変わる場合があります。

実際に借りる予約のTerms & Conditionsを最終確認してください。

エイビスはいくら?

エイビスでは、レンタカー料金の支払方法によって仮押さえの計算が違います。

一般乗用車の代表例では、

予約 カード 追加プレオーソリゼーション
Pay Now・事前払い クレジット/デビット 200豪ドル+現地追加オプション等
Pay Later クレジットカード 追加0豪ドル+レンタル契約額
Pay Later デビットカード 200豪ドル+レンタル契約額

つまり「エイビスのデポジットは必ず200豪ドル」という単純な仕組みではありません。

事前払いか現地払いか、クレジットカードかデビットカードかによって変わります。

バジェットはいくら?

バジェットもエイビスとよく似た仕組みです。

予約 カード 追加プレオーソリゼーション
Pay Now クレジット/デビット 200豪ドル
Pay Later クレジット 追加0豪ドル+レンタル予定額
Pay Later デビット 200豪ドル+レンタル予定額

商用車・トラックでは最大400豪ドルになる場合があります。

法人、ツアー、パートナー料金などでは別条件になることがあります。

シクストはいくら?

シクストは少し幅があります。

公式案内では、車両受取時のデポジットは、

300~1,000豪ドル

です。

金額は、

車種。

受取営業所。

支払方法。

などによって変わります。

そのため、シクストで高級車や大型車を借りる場合は、レンタル代とは別に1,000豪ドル近いカード利用可能枠が必要になる可能性も考えておきましょう。

ユーロップカーはいくら?

ユーロップカーは2026年現在、オーストラリア国内レンタルについて具体的な金額を公表しています。

車種 デポジット
通常乗用車・通常EV 200豪ドル
商用車・ピープルムーバー・12人乗り等 500豪ドル
特殊・高級車 500豪ドル・クレジットカードのみ

さらにレンタカー料金もカードへ承認されるため、通常乗用車の場合は、

レンタカー料金+200豪ドル

がカード利用可能額へ影響する可能性があります。

ハーツはいくら?

ハーツ(Hertz)もレンタカー利用時に保証用カードを求めます。

ハーツのオーストラリア旅行者向け公式案内でも、主運転者名義のクレジットカードをセキュリティー・デポジット用に持参するよう案内しています。

一方、具体的な仮押さえ額は車種、料金プラン、営業所、支払条件によって確認が必要です。

そのためハーツについては、予約確認書または予約時のRental Qualificationsで金額を確認するのが確実です。



レンタル料金も一緒に仮押さえされる

「デポジット200豪ドル」と聞くと、カード利用可能額が200豪ドルあれば足りるように感じます。

実際にはそうとは限りません。

レンタカー料金を現地払いする場合、多くの会社では、

予想レンタル料金

+

デポジット

をカードへ仮押さえします。

例えば、

レンタカー料金:600豪ドル。

デポジット:200豪ドル。

なら、

800豪ドル程度

の利用枠が一時的に必要になる可能性があります。

事前払いなら安くなる?

事前払いなら、レンタカー料金自体はすでに支払っているため、現地でのカード仮押さえを小さくできる場合があります。

ただしデポジットがなくなるとは限りません。

例えばエイビスやバジェットの一般乗用車のPay Nowでは、現在200豪ドルの追加プレオーソリゼーションがあります。

さらに現地で追加したオプションがあれば、その料金も対象になります。

現地払いの場合

現地払いでは、レンタカー料金そのものも仮押さえの対象になることがあります。

特にデビットカードでは、口座から利用できる残高が大きく減る可能性があります。

「レンタカー代は帰国後にカード請求されるから、現地の資金には影響しない」と考えないほうがよいでしょう。

クレジットカードの場合

クレジットカードでは、仮押さえされた金額分だけ利用可能枠が減ります。

例えば利用可能額が50万円あるカードに、1,000豪ドル相当の仮押さえが入れば、その分だけ旅行中にカードを利用できる余裕が少なくなります。

口座から実際に1,000豪ドル相当が引き落とされたわけではありません。

デビットカードの場合

デビットカードはさらに注意が必要です。

仮押さえ金額が銀行口座の利用可能残高から一時的に使えなくなります。

例えば、

銀行残高:2,000豪ドル相当。

レンタル代+デポジット:900豪ドル。

なら、旅行中に自由に使える口座残高が実質1,100豪ドル相当になる可能性があります。

そして返却翌日に必ず900豪ドル相当が自由になるとは限りません。

保証金にはクレジットカードがおすすめ

オーストラリア旅行では、ホテルでもレンタカーでもカード仮押さえが発生することがあります。

そのため、レンタカー保証用には十分な利用可能枠のあるクレジットカードを利用するほうが管理しやすいでしょう。

デビットカードだけに頼ると、旅行中に使える現金相当額が一時的に大きく減る可能性があります。

現物カードが必要

スマートフォンだけで旅行する人は注意してください。

大手レンタカー会社では、車を受け取る際に物理的なカードを求める会社があります。

シクストは、有料道路決済等の都合からデジタルウォレットに対応せず、物理的なクレジットカードが必要と案内しています。

エイビスもPay Nowを含め、受取時に物理カードを提示することを条件としています。

Apple Payだけでオーストラリア旅行をする予定でも、レンタカーを借りるなら現物カードを持参しましょう。

カード名義にも注意

保証に使用するカードは、原則としてレンタカー契約者・主運転者本人名義が必要です。

夫名義で予約して、妻名義のカードだけを持っていく。

会社名義カードだけを持っていく。

家族から借りたカードを持っていく。

こうした場合は受取を断られる可能性があります。

カード名義、予約者名、主運転者名を揃えておくと安心です。

利用可能枠はいくら必要?

「デポジットが200豪ドルだから200豪ドル余っていればよい」と考えないでください。

次の金額を合計して考えます。

レンタカー料金。

デポジット。

追加オプション。

ホテルの仮押さえ。

旅行中の食事・買い物。

ツアー。

予備費。

これらを同じカードへ集中させると、利用限度額に近づく可能性があります。

300豪ドルのレンタカーなら

例えば、現地払いのレンタカー料金が300豪ドル。

デポジットが200豪ドル。

なら、カード上では最大500豪ドル程度の利用可能枠が一時的に必要になるケースがあります。

さらにカーナビ、チャイルドシート、追加ドライバーなどを加えれば増える可能性があります。

1週間レンタルなら

レンタル料金が1,000豪ドル。

デポジットが500豪ドル。

なら、1,500豪ドル程度の枠が一時的に必要になる可能性があります。

さらにホテルで300豪ドルを仮押さえされていれば、合計1,800豪ドル。

実際にはそれほどお金を使っていなくても、カードの利用可能額は大きく減ることがあります。

ホテルの仮押さえと重なる

前の記事で紹介したように、オーストラリアのホテルでもカードのプレオーソリゼーションがあります。

例えば、

ホテル:300豪ドル。

レンタカー:700豪ドル。

なら、

合計1,000豪ドル分のカード枠が一時的に使えない可能性があります。

オーストラリアを周遊して複数ホテルへ泊まると、前のホテルの仮押さえが解除される前に次のホテル、レンタカーの仮押さえが重なることもあります。

複数のレンタカーを利用する場合

シドニーではレンタカーを2日。

飛行機でメルボルンへ。

メルボルンでもレンタカーを3日。

という旅行もあります。

シドニーのレンタカー会社が仮押さえを解除していても、カード会社への反映が終わる前にメルボルンで新たなデポジットが入れば、2つが同時に表示される可能性があります。

周遊旅行では特にカード限度額に余裕を持たせてください。

返却するとデポジットはどうなる?

問題なく車を返却すると、レンタカー会社は最終料金を確定します。

例えば、

レンタル料金。

追加ドライバー。

有料道路。

燃料。

延長。

などです。

最終料金が確定した後、必要のなくなった仮押さえ部分が解除されます。

ただし、レンタカー会社が解除した日=カード利用可能額へ戻る日ではありません。

エイビス・バジェットは最大10営業日程度

エイビスは、最終レンタル料金の決済後、残った仮押さえの解除について、通常5~10営業日程度かかる場合があると案内しています。

バジェットも、通常は最大10営業日程度。

実際の期間は利用している銀行によって異なります。

日本発行カードでも、返却翌日に必ず利用枠が戻るとは考えないほうがよいでしょう。

ユーロップカーは支払方法で大きく変わる

ユーロップカーはさらに具体的な目安を公開しています。

返却時にデポジットと同じカードで最終支払いを行った場合は5営業日程度。

一方、別のカードで支払った場合や、事前払い済みでデポジットに使ったカードへ最終決済が発生しない場合などは、最大30日程度かかる場合があります。

この違いは旅行者にとって重要です。

シクストは銀行側の処理待ち

シクストでは返却時に最終料金を決済し、仮押さえを解除します。

その後いつ利用可能額へ戻るかは、カードを発行した銀行側の処理になります。

旅行終了後もしばらくPending表示が残る可能性があります。

「返金」と表示されないことがある

デポジットは通常の買い物をキャンセルして返金する仕組みとは違います。

そのため、

「+200豪ドル」

という返金取引がカード明細へ表示されないことがあります。

最初に表示されていた200豪ドルのPending取引が消え、カードの利用可能額だけが元へ戻る場合があります。

エイビスも、仮押さえは一時的なholdなので、解除時に返金取引として明細へ表示されないと説明しています。



日本のカードではどう見える?

オーストラリアのレンタカー会社は豪ドルで仮押さえを行います。

日本発行のカードでは、アプリ上で、

豪ドル表示。

日本円換算表示。

両方。

のいずれかになる場合があります。

カード会社ごとに表示方法が違います。

為替レートの影響

仮押さえ時に表示された日本円換算額と、最終的なレンタカー料金の日本円請求額が同じになるとは限りません。

最終決済日までに為替が動く可能性があるからです。

仮押さえ表示だけを見て、最終的な日本円料金と判断しないでください。

1,000豪ドルの保証金という情報もあるけど?

レンタカー会社のFAQを検索すると、1,000豪ドルなど高額な保証金が表示されることがあります。

条件をよく確認してください。

例えばエイビスには、営業所から100km以内に居住する「Local Renter」を対象とする追加の本人確認制度があります。

この場合、通常1,000豪ドル、Zero Excess選択時500豪ドルの保証金が設定されることがあります。

これは主に現地居住者向けの特別条件です。

日本から訪れる一般的な観光客の通常レンタルと混同しないようにしましょう。

現金でデポジットを払える?

基本的には期待しないほうがよいでしょう。

シクストは現金でのデポジットを受け付けていません。

エイビスも多くの通常レンタルで承認されたクレジットカード・デビットカードを利用します。

レンタカーを利用するなら、契約者本人名義の利用可能なカードを持参するのが基本です。

Zero Excessを付けると保証金も減る?

必ずしもそうではありません。

Excess ReductionやZero Excessは、事故時の自己負担を減らす商品。

デポジットは追加料金の支払いを保証するもの。

目的が違います。

そのためZero Excessを購入しても、通常のデポジットは必要になる会社があります。

一方、特定の料金や契約条件ではデポジット条件が変わる場合もあるため、予約時に確認してください。

燃料代とデポジット

満タン返しの契約なのに燃料を補給せず返却すると、レンタカー会社が給油料金を請求します。

こうした追加料金の精算にも、登録されたカード情報やデポジットが使われます。

返却直前に給油し、レシートをしばらく保管しておくと安心です。

有料道路料金

シドニー、メルボルン、ブリスベンなどには電子式有料道路があります。

レンタカー会社によっては、返却後に通行料金が確定し、登録カードへ別途請求されます。

したがってデポジットが解除された後でも、有料道路の利用料金が後日カードへ請求されることがあります。

傷が見つかった場合

返却時に新しい損傷が確認された場合、デポジットとは別に損害調査やExcessに基づく請求が発生する可能性があります。

車を受け取るときに、

車体全体。

ホイール。

フロントガラス。

バンパー。

内装。

をスマートフォンで撮影しておきましょう。

既存の傷が契約書に記載されているかも確認します。

交通違反・駐車違反

スピード違反や駐車違反などがレンタル終了後に判明する場合があります。

レンタカー会社から行政機関へ運転者情報が提供され、違反金とは別にレンタカー会社の事務手数料が発生することもあります。

そのため「デポジットが解除されたから、もうカード請求は一切ない」とは限りません。

仮押さえが戻らない場合

返却後すぐに仮押さえが消えなくても、まず各社が案内している処理期間を確認してください。

その期間を過ぎても残っている場合は、

1.レンタカー会社へ連絡

プレオーソリゼーションが解除済みか確認。

2.カード会社へ連絡

レンタカー会社が解除済みなら、カード会社側でいつ利用可能額へ戻るか確認。

という順番が分かりやすいでしょう。

予約番号、Rental Agreement番号、返却日、金額を手元に用意しておきます。

出発前にしておくこと

日本を出る前に、

カード利用限度額。

現在の利用可能額。

海外利用制限。

カード有効期限。

を確認します。

レンタカーを1週間以上借りる場合や、高級車・大型車を借りる場合は特に重要です。

可能ならカードを2枚以上持っていくと、1枚の枠が仮押さえで少なくなっても対応しやすくなります。

車を受け取るときに確認すること

営業所で、

How much is the security deposit?

と聞けば、今回いくら保証金が必要なのか確認できます。

さらに、

Is this a charge or a pre-authorisation?

実際の請求ですか、それとも仮押さえですか?

と聞けば安心です。

返却時にしておくこと

できれば返却時に最終明細を確認しましょう。

そして、

Has the security deposit been released?

保証金の仮押さえは解除されましたか?

と確認します。

車体、燃料計、走行距離、返却場所も写真に残しておくと安心です。

営業所で使える英語

How much is the security deposit?

保証金はいくらですか?

How much will you pre-authorise on my card?

カードにはいくら仮押さえされますか?

Does that include the rental charge?

その金額にはレンタカー料金も含まれていますか?

When will the hold be released?

仮押さえはいつ解除されますか?

Has the pre-authorisation been released?

仮押さえは解除されましたか?

この程度を覚えておけば十分です。

チェックリスト

チェック 確認内容
□ レンタカー会社のデポジット額を確認
□ レンタル料金も仮押さえ対象か確認
□ 本人名義の物理カードを持参
□ カード利用可能額に十分な余裕がある
□ ホテルのカード仮押さえも考慮
□ デポジットとExcessの違いを理解
□ デビットカード利用時は口座残高に余裕
□ 返却時に最終料金を確認
□ 返却時の車両・燃料計を撮影
□ 最終Rental Agreementを保管

デポジットを考えてカード枠に余裕を持つ

オーストラリアでレンタカーを借りると、多くの会社でデポジットまたはプレオーソリゼーションが行われます。

一般乗用車なら200豪ドル前後の会社もありますが、シクストのように車種や営業所などによって300~1,000豪ドルになる会社もあります。

そして重要なのは、

このデポジットとは別にレンタカー料金そのものもカードへ仮押さえされる場合がある

という点です。

例えば、

レンタル料金600豪ドル。

デポジット200豪ドル。

なら800豪ドル。

さらにホテルで300豪ドル。

なら合計1,100豪ドル相当が、一時的にカード利用可能額へ影響する可能性があります。

また、デポジットとExcessは別です。

デポジット200豪ドルでも、事故時のExcessが5,000豪ドルという契約はあり得ます。

デポジット=保証金。

Excess=事故時の自己負担上限。

この違いは覚えておきましょう。

そして返却後、仮押さえがすぐに消えなくても慌てる必要はありません。

エイビスやバジェットでは通常5~10営業日程度。

ユーロップカーでは条件によって5営業日から最大30日程度になることがあります。

レンタカー会社が解除しても、最終的に利用可能額へ戻すのはカード会社や銀行だからです。

日本人旅行者がオーストラリアでレンタカーを利用するなら、

十分な利用枠のある本人名義のクレジットカード。

できれば予備のカード。

を持っていくのがおすすめです。

特にホテル滞在とレンタカー利用が重なる旅行では、実際に使った金額以上にカード利用可能枠が減ることがあります。

レンタカー料金だけではなく、「カードにいくら仮押さえされるか」まで確認してから予約する。

これがオーストラリアでレンタカーを利用するときの大切なポイントです。

よくある質問

オーストラリアのレンタカーのデポジットはいくらですか?

会社、車種、予約方法、カードの種類によって異なります。一般乗用車では200豪ドル程度の大手もありますが、シクストでは300~1,000豪ドルなど幅があります。さらにレンタル料金自体も仮押さえされる場合があります。

デポジットは実際に引き落とされるのですか?

プレオーソリゼーションの場合は、通常は実際の確定請求ではなくカードの利用可能額を一時的に確保します。ただしカードアプリでは保留中の取引として表示されることがあります。

デポジットとExcessは同じですか?

違います。デポジットはレンタル中に発生する追加費用の支払い保証、Excessは事故や車両損害が発生した場合の自己負担上限です。

デポジット200豪ドルならカード枠も200豪ドルあれば足りますか?

足りない場合があります。現地払いではレンタカー料金+デポジットが仮押さえされることがあります。ホテルの仮押さえや旅行中の支払いも考えて、カード利用可能額には十分な余裕を持たせてください。

デビットカードでもデポジットを払えますか?

対応する会社・車種があります。ただし仮押さえ分だけ銀行口座の利用可能残高が一時的に減ります。返却後も解除反映まで時間がかかることがあるため、旅行資金に余裕が必要です。

レンタカー返却後、デポジットは何日で戻りますか?

会社と銀行によります。エイビスやバジェットでは通常5~10営業日程度、ユーロップカーでは支払方法などによって5営業日程度から最大30日程度かかる場合があります。

デポジットが戻ったのに返金表示がありません。

プレオーソリゼーションは実際に支払ったお金の返金ではないため、「返金」という取引が表示されない場合があります。保留中だった取引が消え、利用可能額だけが増えることがあります。

Zero Excessを付ければデポジットは不要ですか?

必ずしも不要にはなりません。Zero Excessは事故時の免責額を減らす商品で、デポジットは燃料や延長料金などの支払い保証なので目的が異なります。

日本発行のクレジットカードでもデポジットに使えますか?

通常は国際ブランド付きの対応カードで利用できます。ただし主運転者本人名義、物理カード、十分な利用可能額などの条件があります。カード種類や車種による制限も予約時に確認してください。



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