シドニーで釣りを楽しむ完全ガイド|旅行者向けライセンス、釣れる魚、人気スポット

世界有数の美しい天然港を持つシドニーは、オペラハウスやハーバー・ブリッジを眺めながら竿を出せる、世界でも珍しい大都市です。

シドニー湾の穏やかな水辺ではブリームやフラットヘッド、夏にはキングフィッシュやボニート、外洋へ出ればスナッパーやマグロ類など、季節と釣り場によってさまざまな魚を狙えます。観光の合間に数時間だけ岸から釣りたい方にも、ボートで本格的な大物を狙いたい方にも、選択肢があります。

ただし、ニュー・サウス・ウェールズ州では、短期旅行者も原則として遊漁料を支払い、魚のサイズ、持ち帰り尾数、釣り禁止区域などのルールを守る必要があります。シドニー周辺には海洋保護区や採捕禁止区域もあり、場所を間違えると「知らなかった」では済みません。

この記事では、日本からシドニーを訪れる旅行者に向けて、フィッシングライセンス、釣りシーズン、岸釣り・船釣りの違い、人気エリア、代表的な魚、フィッシングチャーター、安全対策、道具の準備まで、実際の旅行で役立つ情報をまとめます。




シドニーの釣り・フィッシングとは?

シドニー旅行の途中で、初心者でも釣りを体験できますか?

はい。道具付きの半日フィッシングチャーターなら、釣具を日本から持って来る必要はありません。自分で岸から釣る場合も、市内から公共交通で行ける水辺がありますが、遊漁料と釣り禁止区域の確認は必要です。

シドニーの釣り場は、大きく分けると、シドニー湾、パラマタ川、ボタニー湾、ポートハッキング、太平洋に面した外洋の海岸です。橋、桟橋、岩礁、砂浜、河口、人工魚礁など環境が変化に富み、同じ日でも場所を変えると違う魚を狙えます。

旅行者にとって利用しやすいのは、船長やガイドが同行する半日フィッシングチャーターです。ロッド、リール、仕掛け、餌、救命胴衣などが料金に含まれることが多く、当日の潮、風、魚の動きに合わせて釣り場を選んでもらえます。

岸釣りは費用を抑えやすく、朝食前や夕方に短時間だけ楽しめるのが魅力です。シドニー中心部からフェリーやバスで行ける水辺もあります。ただし、運航中のフェリー埠頭、遊泳区域、私有桟橋、保護区域では釣りができません。

旅行者に向くスタイル 特徴
半日チャーター 道具や餌を用意する必要がなく、初心者や1人参加にも向いています。
1日チャーター 外洋や遠い魚礁へ移動でき、スナッパー、キングフィッシュ、大型回遊魚を狙いやすい。
港・湾内の岸釣り 観光と組み合わせやすい。場所ごとの禁止事項と公共交通の最終便を確認します。
ルアー釣り 荷物を少なくでき、フラットヘッド、ブリーム、テイラーなどを岸から狙えます。



旅行者が知っておきたい遊漁料と釣りのルール

日本からの観光客も、シドニーでフィッシングライセンスが必要ですか?

ニュー・サウス・ウェールズ州では、海水・淡水を問わず、原則としてNSW Recreational Fishing Feeを支払います。旅行者には3日間の区分が使いやすく、釣りをしている間は支払いを証明できる番号やデジタルレシートを携帯します。

ニュー・サウス・ウェールズ州の水域で釣りをする場合は、原則としてNSW Recreational Fishing Feeの支払いが必要です。釣り竿を使う場合だけでなく、手釣り、スピアフィッシング、餌の採取、網やトラップの使用、釣具を水辺で所持している場合も対象になります。

有効期間 料金 旅行者向けの目安
3日間 A$7 短期旅行で1~2回釣る場合に使いやすい区分。
1か月 A$14 長期滞在、複数都市で釣る場合。
1年間 A$35 ワーキングホリデーや長期滞在者向け。
3年間 A$85 オーストラリア在住者が主な対象。

オンラインではService NSWの公式サイトから購入できます。3日間または1か月の区分はプラスチックカードが郵送されないため、支払い後に表示されるレシート番号や確認メールを保存してください。

NSW Recreational Fishing Fee公式情報

重要:遊漁料を支払えば、どこでも自由に釣れるわけではありません。

魚種別のサイズと持ち帰り尾数、採捕禁止の魚、海洋保護区、地域別の閉鎖、使用できる仕掛けを、釣行当日に公式サイトまたはFishSmartアプリで確認してください。

魚のサイズと持ち帰り尾数

ニュー・サウス・ウェールズ州では、魚種ごとに最低サイズ、最大サイズ、1人当たりの持ち帰り尾数、所持できる総数が定められています。同じ魚でも名前の似た別種がいるため、魚種を特定できない場合は持ち帰らずリリースするのが安全です。

魚を持ち帰る予定なら、釣具店で魚用メジャーを購入しておきます。尾びれを自然な位置にして測るのか、甲殻類をどこから測るのかなど、測定方法も対象によって異なります。

イースタン・ブルーグローパーは釣らない

ニュー・サウス・ウェールズ州では、イースタン・ブルーグローパー(Eastern Blue Groper)のラインフィッシング禁止が、2025年3月1日からさらに3年間継続されています。青色または茶褐色の大きなベラの仲間が掛かった場合は、すぐにリリースしてください。

海洋保護区と釣り禁止区域

シドニー周辺には、すべての魚介類の採捕が禁止された区域や、釣り方に制限があるアクアティック・リザーブがあります。たとえば、マンリーのシェリー・ビーチ周辺にあるカベッジ・ツリー・ベイ・アクアティック・リザーブはNo-take区域で、魚、貝、カニ、海藻などを採ることはできません。

NSW州政府のInteractive Map for Recreational Fishersでは、閉鎖区域、海洋保護区、人工魚礁、釣り用プラットフォームなどを確認できます。ただし、地図は一般的な参考情報であり、現地標識と正式な規則が優先されます。

NSW Recreational Fishers Interactive Map

運航中のフェリー埠頭では釣らない

シドニー湾には釣れそうな埠頭が多くありますが、シドニー・フェリーが発着する埠頭では、乗客、係留ロープ、船の運航を妨げるため、釣りをしないでください。近くに公共の護岸や公園があっても、現地の「No Fishing」標識を確認します。




シドニーの釣りシーズン

シドニーでは、何月に行けば一番よく釣れますか?

一年中釣りはできますが、狙う魚が変わります。夏から秋はキングフィッシュやボニート、冬はブリーム、トレバリー、テイラー、春はフラットヘッドなどが狙いやすくなります。

シドニーは一年を通して釣りができます。日本と季節が反対で、12月~2月が夏、3月~5月が秋、6月~8月が冬、9月~11月が春です。

釣果は水温、潮、風、雨、餌となる小魚の動きに左右されます。下の表は旅行計画を立てるための目安で、特定の魚の釣果を保証するものではありません。

時期 狙いやすい魚の例 旅行者向けのポイント
12月~2月 キングフィッシュ、ボニート、フラットヘッド、ブリーム 早朝と夕方が釣りやすい。日中は強い紫外線と暑さに注意。
3月~5月 キングフィッシュ、スナッパー、ブリーム、トレバリー 海水温が残り、魚種が豊富。外洋チャーターにも使いやすい季節。
6月~8月 ブリーム、トレバリー、ルーダリック、テイラー、オーストラリアンサーモン 風を通さない上着が必要。朝は冷え込みます。
9月~11月 フラットヘッド、ブリーム、テイラー、イカ、回遊魚 水温が上がり始める時期。風向きと急な天候変化を確認。

シドニー湾の岸釣りは、一般に上げ潮から満潮前後が分かりやすいものの、場所によって流れ方は異なります。ボタニー湾やポートハッキングでは風向きの影響も大きいため、潮汐だけで決めず、当日の現地状況を見ます。

外洋チャーターは、風やうねりで中止になることがあります。旅行初日に予約して、翌日以降を予備日にしておくと、振り替えやすくなります。



シドニーで楽しめる釣りの種類

シドニーでは、公共交通で行ける岸釣りから、外洋のゲームフィッシングまで、滞在日数と経験に合わせて選べます。

岸・桟橋からの釣り

旅行中に短時間だけ楽しみたい方には、港、公園の護岸、湾内の桟橋周辺からの釣りが向いています。ブリーム、フラットヘッド、トレバリー、テイラーなどを餌や小型ルアーで狙えます。

観光地の水辺では、遊泳者、ダイバー、カヤック、フェリー、ヨットが多いため、遠投し過ぎず、人が近づいたら仕掛けを回収します。釣り糸や針を残すと、海鳥や海洋生物の事故につながります。

ボートフィッシング

ボートフィッシングでは、港内の橋脚や深場、シドニー・ヘッズ周辺、沖合の岩礁や人工魚礁などを回ります。底釣り、ジギング、ルアー、トローリングなど、対象魚と海況に合わせて釣り方が変わります。

乗合船は1人でも参加しやすく、貸切船は家族やグループで利用すると自由度が高くなります。海へ出る時間が長いほど船酔いの可能性も高くなるので、初心者は湾内または半日ツアーから始めるとよいでしょう。

ルアー・ライトゲーム

シドニー湾や河口では、小型のソフトルアー、メタルルアー、ミノーなどで、フラットヘッド、ブリーム、テイラー、トレバリーを狙えます。餌を保管する必要がなく、旅行荷物を少なくできるのが利点です。

ルアーを日本から持参する場合は、フックを安全に保護し、機内持ち込みではなく航空会社の預け荷物規則を確認します。現地の釣具店で、その週に使われている色や重さを聞くのもおすすめです。

ゲームフィッシング

シドニー沖では、季節によりマーリン、マグロ類、マヒマヒ、キングフィッシュなどの大型魚を狙うチャーターが催行されます。沿岸の釣りより出港時間が早く、外洋で過ごす時間も長くなります。

大型魚は一日釣ってもヒットしないことがあります。「数を釣りたい」のか、「一匹の大物を狙いたい」のかを予約時に伝え、対象魚とツアー内容が希望に合っているか確認してください。




シドニーの人気フィッシングエリア

レンタカーを使わずに行ける釣り場はありますか?

シドニー湾、マンリー、インナーウェストには、フェリー、電車、バスで行ける水辺があります。ただし、フェリー埠頭そのものやNo Fishing区域では竿を出さず、近くの公園や護岸の標識を確認してください。

シドニー湾

シドニー湾は、市内観光と釣りを組み合わせやすいエリアです。湾内には、砂地、岩礁、海草、橋脚、深い航路があり、ブリーム、フラットヘッド、トレバリー、テイラー、キングフィッシュなどが回遊します。

旅行者には、モスマンのクリフトン・ガーデンズやチャウダー・ベイ周辺など、公共交通で行ける港沿いが知られています。ただし、遊泳者やダイバーが多く、釣り糸による事故も問題になっています。混雑時は釣りを控え、餌、針、ラインを残さないようにしてください。

サーキュラー・キー、ダーリング・ハーバー、運航中のフェリー埠頭など、観光客や船舶が集中する場所での釣りは避けます。港の景色を楽しみながら釣りたい場合は、正式なチャーターを利用する方が安心です。

主な魚 ブリーム、フラットヘッド、トレバリー、テイラー、キングフィッシュ
向いている釣り 餌釣り、小型ルアー、湾内ボートフィッシング
アクセス フェリー、バス、電車で行ける水辺が多い
注意点 フェリー埠頭、遊泳区域、ダイビングスポット、私有桟橋では釣らない

パラマタ川・インナーウェスト

パラマタ川とその支流には、公園や遊歩道に接した水辺が多く、ブリーム、フラットヘッド、マレットなどが生息しています。バルメイン、ドランモイン、ロゼル、ライド周辺などは、市内から比較的行きやすいエリアです。

ただし、水域によって釣り禁止や魚の採取に関する健康上の注意があります。特にホームブッシュ・ベイでは釣りをしないでください。現地標識とFishSmartの閉鎖情報を必ず確認します。

雨の後は濁り、漂流物、強い流れが発生することがあります。護岸が濡れている時や、足場が不安定な場所には入らないでください。

主な魚 ブリーム、フラットヘッド、マレット、テイラー
向いている釣り 小型ルアー、軽い餌釣り
アクセス バス、ライトレール、フェリー、電車
注意点 地域別閉鎖、食用に関する注意、雨後の水質と流れ

ボタニー湾

ボタニー湾は、砂地、河口、桟橋、航路、岩礁があり、フラットヘッド、ブリーム、ホワイティング、テイラー、キングフィッシュなどを狙える広い湾です。

ブライトン・ル・サンズ、カイマ、ラ・ペルーズ、カーネル周辺などに岸釣りの選択肢がありますが、空港、港湾施設、工業区域、保護区が混在しています。立入禁止区域や船舶の航路には近づかないでください。

湾口に近い場所は風と潮が速くなることがあります。初めての旅行者は、足場のよい湾内の岸釣りか、ボタニー湾発着のチャーターを選ぶ方が分かりやすいでしょう。

主な魚 フラットヘッド、ブリーム、ホワイティング、テイラー、キングフィッシュ
向いている釣り 餌釣り、ソフトルアー、ボートフィッシング
アクセス バス、レンタカー、配車サービス
注意点 空港・港湾の立入禁止区域、強風、航路、保護区域



マンリー・ノーザンビーチ

マンリーとノーザンビーチ周辺では、港側の穏やかな水辺、砂浜、外洋の岩場など、さまざまな釣りができます。テイラー、オーストラリアンサーモン、ブリーム、フラットヘッド、イカなどが対象になります。

マンリーはシドニー中心部からフェリーで行けますが、フェリー埠頭での釣りは避けます。また、シェリー・ビーチとフェアリー・バウアーを含むカベッジ・ツリー・ベイ・アクアティック・リザーブは採捕禁止です。シュノーケリングで魚を見る場所であり、釣り場ではありません。

ノーザンビーチの外洋側には有名な岩釣り場がありますが、旅行者にはおすすめしません。うねり、濡れた岩、逃げ場の少なさに加え、指定区域では承認された救命胴衣の着用が必要です。

主な魚 テイラー、オーストラリアンサーモン、ブリーム、フラットヘッド、イカ
向いている釣り 港側の岸釣り、砂浜、地元ガイド同行の釣り
アクセス マンリーはフェリーとバス、北部はバスまたは車
注意点 カベッジ・ツリー・ベイはNo-take、外洋岩場は高リスク

クロヌラ・ポートハッキング

シドニー南部のクロヌラとポートハッキングは、河口、砂地、岩礁、外洋に近い深場があり、フラットヘッド、ブリーム、ホワイティング、ルーダリック、テイラー、キングフィッシュなどを狙えます。

クロヌラ駅から歩ける湾内や、公園に面した水辺もあります。海に面した岩場より、ガナマッタ湾など内側の穏やかな場所を選ぶと、旅行者でも計画を立てやすくなります。

ロイヤル国立公園周辺や海岸線には、保護区域、危険な岩場、長い徒歩移動が必要な場所があります。土地勘のない方は、SNSの釣果写真だけを頼りに進入しないでください。

主な魚 フラットヘッド、ブリーム、ホワイティング、ルーダリック、テイラー
向いている釣り 湾内の餌釣り、ルアー、ボートフィッシング
アクセス クロヌラまで電車、周辺はバスまたは徒歩
注意点 国立公園の規則、海洋保護区、外洋の岩場、最終列車




シドニーで狙いたい代表的な魚

シドニー周辺では、小型の魚を軽い仕掛けで楽しむことも、強いタックルで大型回遊魚を狙うこともできます。ここでは、旅行者にも人気の代表的な魚を紹介します。

イエローテール・キングフィッシュ

イエローテール・キングフィッシュは、日本のヒラマサに近い魚です。シドニー湾の橋脚、深場、係留施設周辺、湾口、沖合の岩礁などで狙われています。

掛かると障害物へ向かって強く走るため、細過ぎるラインでは取り込むのが難しい魚です。生き餌、ジギング、トップウォーターなどで狙い、初心者は船長がタックルを用意するチャーターが安心です。

英語名 Yellowtail Kingfish
主な場所 シドニー湾、湾口、沖合の岩礁・人工魚礁
主な釣り方 生き餌、ジギング、ルアー
特徴 力強い引き。季節と餌となる小魚の回遊に左右されます。

ダスキー・フラットヘッド

ダスキー・フラットヘッドは砂地の底に潜み、近くを通る小魚やエビを捕食します。シドニー湾、パラマタ川、ボタニー湾、ポートハッキングで岸からも狙いやすく、旅行者のルアーフィッシングに向いています。

小型のソフトルアーを底付近で動かす釣り方が一般的です。歯が鋭いため、針を外す時は素手で口の中へ指を入れないでください。

英語名 Dusky Flathead
主な場所 湾内、河口、砂地、浅場
主な釣り方 ソフトルアー、餌釣り
特徴 岸から狙いやすい。サイズと持ち帰りルールを必ず確認します。



イエローフィン・ブリーム

ブリームは、シドニーの港や河口で一年を通して見られる魚です。日本のクロダイに近い体形で、桟橋、護岸、橋脚、岩礁、砂地と幅広い場所に生息しています。

エビ、イカ、貝類などの餌、小型ソフトルアー、ミノーなどで狙えます。大型は警戒心が強く、細いラインで丁寧に狙う面白さがあります。

英語名 Yellowfin Bream
主な場所 シドニー湾、パラマタ川、ボタニー湾、ポートハッキング
主な釣り方 餌釣り、小型ルアー
特徴 一年中狙いやすく、初心者の岸釣りにも向いています。

テイラー・オーストラリアンサーモン

テイラーとオーストラリアンサーモンは、小魚の群れを追って湾内や海岸へ入ってくる回遊魚です。水面で小魚を追う様子が見える時は、メタルルアーやミノーで狙えます。

テイラーは歯が鋭く、細いリーダーを切ることがあります。オーストラリアンサーモンは名前にサーモンと付きますが、日本で一般的なサケとは別の魚です。

英語名 Tailor / Australian Salmon
主な場所 湾内、河口、砂浜、外洋側の海岸
主な釣り方 メタルルアー、ミノー、餌釣り
特徴 群れに当たると連続して釣れることがあります。




スナッパー・ボニート

スナッパーは日本のマダイに近い魚で、シドニー沖の岩礁、人工魚礁、砂地との境目などで狙われています。底釣り、ソフトルアー、ジギングなど、さまざまな釣り方があります。

ボニートはカツオの仲間で、夏から秋を中心に湾内や沿岸へ入ることがあります。小型のメタルルアーやトローリングで狙い、釣れた後は鮮度が落ちやすいため、食べる場合は早めに血抜きと冷却を行います。

英語名 Snapper / Australian Bonito
主な場所 湾口、沿岸、沖合の岩礁・人工魚礁
主な釣り方 底釣り、ジギング、ソフトルアー、トローリング
特徴 岸よりもボートで狙いやすい魚。チャーター向きです。



シドニーのフィッシングチャーターの選び方

日本からの旅行者がシドニーで確実に釣りを体験したいなら、道具、餌、釣り場選びを任せられるフィッシングチャーターが便利です。ニュー・サウス・ウェールズ州の海水・汽水域で営業するチャーター事業者には、州のチャーターフィッシングライセンスが必要です。

正式なチャーターは、漁獲記録や安全基準などの条件を守って営業します。予約時には、事業者のウェブサイト、船名、出港場所、緊急連絡先、キャンセル条件が明記されているか確認してください。

湾内・半日チャーター

4~5時間程度の半日チャーターは、旅行日程に組み込みやすく、初心者にも向いています。シドニー湾、ミドルハーバー、ボタニー湾などで、その日に釣りやすい魚を狙う内容が一般的です。

朝のツアーへ参加し、午後はオペラハウス、ロックス、ダーリング・ハーバーを観光する日程も可能です。外洋へ出るツアーより揺れが少ない傾向がありますが、船酔い対策は必要です。

外洋・1日チャーター

外洋チャーターは、シドニー・ヘッズを抜け、沖合の岩礁、人工魚礁、潮目などへ向かいます。スナッパー、キングフィッシュ、マヒマヒ、マグロ類、マーリンなど、季節に合った魚を狙います。

移動時間が長く、海況によっては大きく揺れます。釣果だけでなく、外洋航行に耐えられるか、集合が早朝でも移動できるかを考えて選んでください。

予約前に確認すること 確認のポイント
乗合または貸切 乗合は1人参加しやすく、貸切は希望の釣り方を相談しやすい。
出港場所 早朝に公共交通が動いているか、ホテルから配車サービスが必要か。
料金に含まれるもの ロッド、リール、餌、仕掛け、遊漁料、飲み物、食事、魚の処理。
対象魚 旅行時期に現実的な魚か、初心者でも扱える釣り方か。
魚の扱い キャッチ&リリースか、持ち帰り可能か、下処理をしてもらえるか。
悪天候時 中止判断の時刻、返金、別日への振り替え条件。
最低年齢 子どもの参加条件、救命胴衣、トイレの有無。

NSW州政府:Charter fishing in NSW




服装、持ち物、道具の準備

チャーターでは釣具が用意されることが多いものの、服装、日焼け対策、酔い止め、飲み物は参加者が準備します。シドニーの海上は、夏でも走行中の風で寒く感じることがあります。

現地で道具を借りるか、日本から持参するか

短期旅行なら、チャーターのレンタルタックルを利用するのが最も簡単です。岸釣りをする場合も、現地の釣具店でロッド、仕掛け、餌、魚用メジャーをまとめて購入できます。

日本からロッドを持参する場合は、航空会社の長さと重量制限を確認し、丈夫なロッドケースへ入れます。フック、ナイフ、フィッシュグリップなどは、航空会社の規則に従って預け荷物へ入れてください。

日本から生餌、魚介類、土や海藻が付着した道具を持ち込まないでください。ウェーダー、長靴、ランディングネットは洗浄・乾燥させ、入国時に申告が必要か迷う物は必ず申告します。

おすすめの服装と持ち物

  • 帽子、偏光サングラス、日焼け止め
  • 長袖の速乾シャツ、風を通しにくい上着
  • 滑りにくく、濡れてもよい靴
  • 酔い止め、飲料水、軽い食事
  • スマートフォン用の防水ケース
  • 遊漁料のレシート番号またはデジタル証明
  • 魚用メジャー、ペンチ、ラインを持ち帰る袋

ロックフィッシングは旅行者におすすめしない

シドニーの海岸には、有名な岩釣り場が数多くあります。しかし、外洋のうねりは、晴れて風が弱い日でも突然大きな波として岩場へ入ることがあります。

指定されたロックフィッシング区域では、承認された救命胴衣の着用が必要です。滑りにくい靴、複数人での行動、天候・潮・うねりの確認も欠かせません。土地勘のない短期旅行者は、湾内の足場のよい岸釣りか、ガイド付きチャーターを選んでください。

釣った魚を食べたい場合

魚を持ち帰る前に、サイズ、尾数、釣った場所の閉鎖・健康上の注意を確認します。ホテルの客室では魚を調理できないことが多く、キッチン付き宿泊施設でも魚の処理やごみのルールがあります。

チャーターによっては、魚をさばいて持ち帰れる状態にしてくれたり、提携レストランを案内してくれたりします。予約前に「Can we keep and cook our catch?」と確認しておきましょう。

持ち帰らない魚は、手を濡らしてから触り、写真撮影を短時間で済ませ、できるだけ水中で針を外します。魚を乾いた地面へ置かず、高い位置から水へ投げないでください。



シドニーの釣りに関するよくある質問(FAQ)

日本からの旅行者も遊漁料を支払いますか?

原則として支払います。短期旅行者には3日間A$7の区分が使いやすく、釣りをしている間はレシート番号やデジタル証明を携帯してください。

フィッシングチャーターでも遊漁料が必要ですか?

事業者が免除証明を持つ場合や、参加料金に含まれる場合があります。参加者自身が事前購入するツアーもあるため、予約時に「Is the NSW fishing fee included?」と確認してください。

サーキュラー・キーやフェリー埠頭で釣れますか?

運航中のフェリー埠頭や乗客が利用する場所では釣りをしないでください。周辺の公共護岸でも、No Fishing標識、私有地、船の航路、遊泳区域を確認する必要があります。

マンリーのシェリー・ビーチで釣りはできますか?

できません。シェリー・ビーチ周辺のカベッジ・ツリー・ベイ・アクアティック・リザーブはNo-take区域で、魚介類や海藻の採取は禁止されています。

初心者は岸釣りとチャーターのどちらがよいですか?

短期旅行なら、釣具、餌、釣り場選びを任せられる半日チャーターが簡単です。岸釣りは費用を抑えられますが、遊漁料、場所、仕掛けを自分で準備します。

釣った魚を持ち帰って食べられますか?

合法なサイズ・尾数で、釣った水域に採捕や健康上の制限がなければ持ち帰れる場合があります。ホテルで調理できるか、チャーターが魚を処理してくれるかも確認してください。

ロックフィッシングは初心者でもできますか?

シドニーの外洋岩場は危険が大きく、土地勘のない旅行者にはおすすめしません。指定区域では承認された救命胴衣が必要です。湾内の岸釣りかガイド付きツアーを選びましょう。

英語が苦手でもチャーターへ参加できますか?

基本的な安全説明を理解できれば参加できるツアーは多くあります。集合場所、出港時刻、持ち物、悪天候時の連絡方法を事前に書面で確認してください。

まとめ

シドニーは、大都市の中心に滞在しながら、湾内の岸釣り、半日ボートフィッシング、外洋のゲームフィッシングまで楽しめる場所です。

初めて釣りをする方や、旅行日程が短い方には、道具付きの半日チャーターが最も分かりやすいでしょう。自分で岸から釣る場合は、3日間の遊漁料を購入し、FishSmartの地図と現地標識で釣り禁止区域を確認してください。

シドニーの海岸では、景色のよい岩場ほど危険なことがあります。釣果より安全を優先し、湾内の足場のよい場所、または正式なチャーターを選ぶことが、旅行中の釣りを楽しい思い出にする一番の近道です。



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