オーストラリアの国立公園完全ガイド|おすすめ10選・管理制度・日本との違い・予算まで解説

オーストラリア旅行でぜひ訪れたいのが国立公園です。赤い大地が広がるアウトバック、世界最古級の熱帯雨林、巨大な渓谷、雪をいただく山岳地帯、白砂の海岸まで、国立公園を巡るだけでもこの国の自然の幅広さがよく分かります。

ただし、オーストラリアの「国立公園」は、日本の制度とかなり仕組みが違います。名前に「National Park」と付いていても、すべてをオーストラリア連邦政府が一括して管理しているわけではありません。大部分の国立公園は州・準州政府が管理し、連邦政府のパークス・オーストラリアが直接管理する国立公園は6か所です。

また、「オーストラリアには国立公園が何か所あるのか」という質問も少し注意が必要です。国立公園だけなら500以上ありますが、自然保護区、先住民保護地域、私有地の保護区などを含めた陸上保護地域は14,575か所に及びます。名称や管理主体が多様なのがオーストラリアの保護地域制度の特徴です。

旅行者にとっても、管理制度を知っておくと役に立ちます。入園料やパークパス、キャンプ予約、車両規制、犬の持ち込み、ドローン、火災時の閉鎖などのルールは、国全体で統一されているのではなく、州や公園ごとに異なります。

この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者と在豪邦人向けに、国立公園の仕組み、管轄する行政機関、日本との違い、予算、入園料、先住民との共同管理を解説したうえで、旅行で訪れたい代表的な国立公園10か所を紹介します。




オーストラリアの国立公園とは?

オーストラリアの国立公園は、自然景観や生態系、野生動物、文化遺産を保護しながら、一般の人が自然を体験できるように管理された区域です。

「国立」でも連邦政府管理とは限らない

日本語の「国立公園」から国が直接管理しているイメージを持ちやすいのですが、オーストラリアでは州・準州が国立公園を指定・管理するのが基本です。

公園ごとにルールが違う

無料で入れる公園もあれば、車両入園料や1人ごとの入園料が必要な公園もあります。キャンプ、犬、ドローン、たき火、4WD走行などの規則も州や公園ごとに違います。

自然だけでなく文化も守る

オーストラリアの国立公園では、動植物や地形の保護に加え、アボリジナルやトレス海峡諸島民の文化、岩絵、聖地、伝統的な土地とのつながりも重要な管理対象です。

旅行前は必ず公式サイトを確認

山火事、洪水、サイクロン、道路工事、文化行事、野生動物管理などで、道路やウォーキング・トラックが突然閉鎖されることがあります。

世界で2番目の国立公園から始まった歴史

オーストラリアの国立公園の歴史は古く、シドニー南部にある現在のロイヤル国立公園(Royal National Park)が1879年に設置されました。

世界で2番目に古い国立公園

世界初の国立公園は1872年のアメリカ・イエローストーン。ロイヤル国立公園はその7年後に誕生し、世界で2番目の国立公園とされています。

当初は都市住民の保養地という役割

19世紀後半のシドニーでは人口増加と都市化が進み、自然の中で市民が休養できる場所を確保する考えが国立公園設置の大きな理由でした。

現在は自然保護が中心

その後、国立公園の役割は生態系、希少種、原生地域、文化遺産の保護へ大きく広がりました。

各州へ制度が広がった

ニューサウスウェールズ州に続き、南オーストラリア州、ビクトリア州、西オーストラリア州、クイーンズランド州、タスマニア州でも国立公園制度が整備されていきました。

国立公園はいくつある?

オーストラリアには500以上の国立公園があり、合計約2,800万ヘクタールを占めます。ただし、これは「National Park」という名称・区分の公園を中心とした数字です。

保護地域全体では14,575か所

連邦政府のCAPAD 2024では、2024年6月30日時点で陸上保護地域が14,575か所、国土の22.57%を占めています。

2025年9月には国土の24.92%へ

その後、新たな先住民保護地域が追加され、2025年9月時点では陸上保護地域が国土の24.92%まで拡大しています。

「14,575=国立公園」ではない

この数字には国立公園だけでなく、自然保護区、州立保護区、先住民保護地域、民間保護区などが含まれます。「オーストラリアに国立公園が1万か所以上ある」という意味ではありません。

海洋保護区も非常に広い

2026年公表の情報では、オーストラリアの海域の52%が何らかの海洋保護地域に含まれています。

誰が管轄している?連邦・州・準州の役割

オーストラリアの国立公園制度を理解するうえで最も重要なのが、連邦制のため、国立公園の大部分を州・準州政府が管理しているという点です。

連邦政府のパークス・オーストラリア

パークス・オーストラリア(Parks Australia)は、連邦政府の気候変動・エネルギー・環境・水省の中に置かれ、国立公園局長を支える組織です。

連邦政府が管理する国立公園は6か所

カカドゥ、ウルル=カタ・ジュタ、ブーデリー、クリスマス島、プル・キーリング、ノーフォーク島の6国立公園が連邦政府の管轄です。

州・準州の権限が大きい

ブルー・マウンテンズ、コジオスコ、グランピアンズ、カリジニ、クレイドル・マウンテンなど、旅行者に有名な多くの国立公園は州政府が管理しています。

一つの「オーストラリア国立公園庁」が全部を管理しているわけではない

そのため、入園料、パス、予約サイト、レンジャー組織、キャンプ規則なども州ごとに別です。

州・準州別の主な国立公園管理機関

管轄 主な管理機関 代表的な国立公園
連邦 パークス・オーストラリア カカドゥ、ウルル=カタ・ジュタ
ニューサウスウェールズ州 NSW国立公園・野生生物局 ブルー・マウンテンズ、コジオスコ
ビクトリア州 パークス・ビクトリア グランピアンズ、ウィルソンズ・プロモントリー
クイーンズランド州 クイーンズランド公園・野生生物局 デインツリー、グレート・サンディ
西オーストラリア州 公園・野生生物サービス/DBCA カリジニ、ナンバン
南オーストラリア州 南オーストラリア国立公園・野生生物局 フリンダース・チェイス
タスマニア州 タスマニア公園・野生生物局 フレシネ、クレイドル・マウンテン
ノーザンテリトリー ノーザンテリトリー公園・野生生物委員会 ワタルカなど
オーストラリア首都特別地域 ACT公園・保全サービス ナマジ国立公園

行政再編で所属省庁名が変わることはありますが、旅行者が実際に確認すべきなのは、各州・準州の公式公園サイトです。



日本の国立公園との違い

日本にも国立公園がありますが、オーストラリアとは制度の考え方がかなり異なります。

項目 オーストラリア 日本
国立公園数 500以上 35か所
主な管理主体 州・準州政府 国が指定、環境省が制度・管理を担う
土地所有 公有保護区が多いが、保護地域全体では先住民・民間管理も多い 国有地・公有地・私有地をまたいで指定
制度の特徴 州ごとの法律・管理制度が強い 地域制自然公園制度
入園料 州・公園ごとに異なる 一般的な国立公園入園自体は無料が多い

日本は「土地を国が所有して国立公園にする」制度ではない

日本の国立公園は土地所有者に関係なく区域を指定する「地域制自然公園制度」で、農地、集落、私有地も公園内に含まれます。

日本は35か所・国土の約6.5%

2026年現在、日本の国立公園は35か所で、陸域面積は国土の約6.5%です。

面積割合を単純比較しない

オーストラリアの「国土の24.92%」は国立公園だけではなく、各種保護区や先住民保護地域などを含む数字です。日本の国立公園6.5%とそのまま比較することはできません。

どちらも地域との協働が重要

日本では国、都道府県、自治体、土地所有者、地域住民などが協力して管理します。オーストラリアでは州政府に加え、トラディショナル・オーナーとの共同管理が大きな特徴です。

国立公園の予算はどれくらい?

オーストラリアには「全国すべての国立公園をまとめた単一予算」はありません。ほとんどの国立公園を州・準州が管理しているため、連邦政府と各州政府の予算に分かれています。

連邦の国立公園局長:2026/27年度の事業費は約1億8,360万豪ドル

2026/27年度の連邦政府予算資料では、国立公園局長のプログラム支出は約1億8,360万豪ドル、年間予算措置は約1億4,984万豪ドルです。

この金額は「全国500以上の国立公園の予算」ではない

国立公園局長の所管には、6つの連邦国立公園だけでなく、オーストラリア国立植物園や60のオーストラリア海洋公園も含まれます。州が管理する国立公園の予算は別です。

州政府の費用も大きい

レンジャー人件費、山火事対策、外来種駆除、道路・トイレ・遊歩道整備、ビジターセンター、災害復旧などは州の公園当局や関連部局の予算から支出されます。

日本の2026年度「自然公園等事業費」は約71.8億円

環境省の令和8年度予算では、自然公園等事業費が約71億8,095万円。その内訳として国立公園等整備費約28億2,364万円、国立公園等維持管理費23億8,000万円、自然環境整備交付金19億1,000万円などが計上されています。

日豪の予算額は直接比較できない

管轄する公園数、土地制度、州政府負担、海洋公園の扱い、整備費をどの勘定に入れるかが異なるため、単純に「どちらが多く使っている」とは判断できません。

入園料・パークパスの仕組み

オーストラリアには全国共通の国立公園パスはありません。旅行先に合わせて州・準州、または個別公園のパスを確認します。

カカドゥとウルルはそれぞれ別のパス

連邦管理の公園でも一つの全国共通券ではありません。カカドゥ、ウルル=カタ・ジュタ、ブーデリーはそれぞれ公式サイトでパスを購入します。

2026年のカカドゥは一時的な割引料金

2026年7月1日~10月31日は7日間パスが雨季料金へ引き下げられ、大人25豪ドル、子ども12.50豪ドル、家族65豪ドルとなっています。

タスマニアは周遊パスが便利

タスマニアでは複数国立公園を巡る旅行者向けのパークパス制度があり、クレイドル・マウンテンには別の入園・シャトル条件があります。

州によって無料の公園も多い

ビクトリア州の多くの国立公園は日帰り入園が無料ですが、キャンプや一部施設は有料です。ニューサウスウェールズ州や西オーストラリア州では、公園や車両ごとに入園料が設定される場所があります。

料金より「予約が必要か」も重要

キャンプ場、人気のロングトレイル、シャトルバスなどは事前予約が必要なことがあります。無料の公園でも予約制の施設はあります。

先住民との共同管理

オーストラリアの国立公園を理解するうえで欠かせないのが、トラディショナル・オーナーと政府による共同管理です。

カカドゥ、ウルル、ブーデリーはアボリジナル所有地

この3つの連邦国立公園はアボリジナルの人々が土地を所有し、国立公園局長へリースしたうえで共同管理されています。

管理委員会では先住民側が中心

連邦の一部国立公園では、管理委員会の多数をトラディショナル・オーナー側の代表が占めます。

先住民保護地域は保護地域全体の大きな割合

2024年時点で、先住民保護地域はオーストラリアの陸上保護地域全体の約49%を占め、8,500万ヘクタールを超えています。

観光客も文化的なルールを守る

撮影禁止区域、立入禁止区域、儀式に伴う一時閉鎖などは、単なる観光上の制限ではなく文化的な意味があります。現地の案内に従ってください。




カカドゥ国立公園

ノーザンテリトリーのカカドゥ国立公園(Kakadu National Park)は、約2万平方キロメートルに及ぶオーストラリア最大級の国立公園で、自然と文化の両方が世界遺産に登録されています。

岩絵と湿地が見どころ

ウビア、ブルンクイ、イエロー・ウォーターなど、アボリジナル文化と湿地の野生動物を同時に体験できます。

ダーウィンから2~3日以上がおすすめ

公園が非常に広く、ダーウィンからの日帰りだけでは一部しか見られません。できれば公園内またはジャビル周辺に宿泊すると余裕があります。

乾季でも道路状況を確認

季節によって冠水や4WD専用道路があり、同じ場所でもアクセス条件が大きく変わります。

2026年はジム・ジム滝、ツイン・フォールズ方面が閉鎖

サイクロン被害後の道路・施設工事のため、ジム・ジム滝とツイン・フォールズ一帯は2026年シーズンを通して閉鎖され、2027年乾季の再開が予定されています。

ウルル=カタ・ジュタ国立公園

ノーザンテリトリー中央部のウルル=カタ・ジュタ国立公園(Uluṟu-Kata Tjuṯa National Park)は、オーストラリアを象徴する国立公園です。

ウルルだけでなくカタ・ジュタも

ウルル・ベース・ウォークに加え、カタ・ジュタのウォルパ・ゴージやバレー・オブ・ザ・ウインズも見逃せません。

アナングが所有し共同管理

この土地はアナングの人々が所有し、パークス・オーストラリアと共同で管理しています。

夏は高温対策が重要

10月~3月は非常に暑くなるため、長いウォーキングは早朝に行います。気温によって一部トラックが午前中に閉鎖される場合があります。

撮影禁止区域を守る

ウルル周辺には文化的理由から撮影してはいけない場所があります。標識がある場所ではカメラやスマートフォンを向けないでください。

デインツリー国立公園

クイーンズランド州北部のデインツリー国立公園(Daintree National Park (CYPAL))は、世界最古級の熱帯雨林を体験できる国立公園です。

モスマン・ゴージとケープ・トリビュレーション

南側のモスマン・ゴージと、デインツリー川を渡った北側のケープ・トリビュレーション周辺が旅行者に人気です。

熱帯雨林とサンゴ礁が接近

ウェット・トロピックス世界遺産の熱帯雨林が海まで迫り、場所によってはグレート・バリア・リーフとのつながりを感じられます。

東部クク・ヤランジのカントリー

現在は東部クク・ヤランジのトラディショナル・オーナーとの共同管理が進められています。

雨季は道路・川の状況を確認

12~4月頃は大雨やサイクロンの影響を受けることがあります。レンタカー利用時は道路情報も確認してください。



ブルー・マウンテンズ国立公園

シドニーから日帰りしやすいブルー・マウンテンズ国立公園(Blue Mountains National Park)は、日本からの旅行者にも最も訪れやすい国立公園のひとつです。

スリー・シスターズだけではない

エコー・ポイント、ウェントワース滝、ゴベッツ・リープ、グランド・キャニオンなど、広いエリアに展望台とウォーキング・トラックがあります。

公園内には140km以上のトラック

短い展望台散策から数時間の渓谷歩き、泊まりがけのウォークまで選べます。

シドニーから電車でも行ける

カトゥーンバ、ルーラ、ブラックヒース、ウェントワース・フォールズまでは鉄道でアクセスできます。

大雨・山火事後は閉鎖情報を確認

豪雨で崖や階段が損傷したり、山火事で広範囲が閉鎖されたりすることがあります。接続トラックも含めて公式アラートを確認してください。

コジオスコ国立公園

ニューサウスウェールズ州南部のコジオスコ国立公園(Kosciuszko National Park)は、オーストラリア本土最高峰のコジオスコ山を含むアルパイン地域です。

夏はハイキング、冬は雪

暖かい季節はコジオスコ山頂へのウォーキング、冬はスキーやスノーボードの拠点になります。

スレドボから山頂へ

スレドボのチェアリフトを使えば、比較的短い距離でオーストラリア本土最高地点を目指せます。

高山植物を守る

アルパイン環境は非常に壊れやすいため、ボードウォークや指定された道から外れないようにします。

冬は車両装備の規則あり

雪の季節はタイヤチェーンや道路規制に注意が必要です。レンタカー会社の規約も確認してください。

グランピアンズ(ガリワード)国立公園

ビクトリア州西部のグランピアンズ(ガリワード)国立公園(Grampians (Gariwerd) National Park)は、岩山、展望台、滝、アボリジナルの岩絵で知られます。

メルボルンから約3時間

ホールズ・ギャップを拠点に、ピナクル、マッケンジー滝、ボロニア・ピークなどを巡るのが定番です。

野生動物も見つけやすい

ホールズ・ギャップ周辺ではカンガルー、ワラビー、エミューなどを見る機会があります。

文化遺産の価値も高い

ガリワードはジャードワジャリ、ジャブ・ウルンの人々をはじめとするトラディショナル・オーナーにとって重要な文化的景観です。

2024/25年山火事の復旧が継続

大規模山火事で13万5,000ヘクタール以上が影響を受け、多くの場所は再開していますが、2026年も一部施設・トラックの復旧作業が続いています。

クレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園

タスマニアを代表するクレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園(Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)は、氷河湖、高山草原、温帯雨林を一度に楽しめる国立公園です。

初心者ならダブ・レイク

ダブ・レイク・サーキットは6km、2~3時間程度で、クレイドル・マウンテンらしい景色を無理なく楽しめます。

本格派にはオーバーランド・トラック

通常6日ほどかけて歩くオーバーランド・トラックは、オーストラリアを代表する長距離トレイルです。

公園内はシャトルバス利用が基本

シャトル運行時間中は一般車両の乗り入れが制限され、ビジターセンターでパークパスを確認してシャトルへ乗ります。

夏でも雪の可能性

高地では季節に関係なく低温、強風、雪があり得ます。短いウォークでも雨具と防寒着を用意してください。

フレシネ国立公園

タスマニア東海岸のフレシネ国立公園(Freycinet National Park)は、花崗岩の山と白砂の入り江が美しい国立公園です。

ワイングラス・ベイが代表景観

展望台までは2.6km往復。階段はありますが、短時間でタスマニアを代表する景色を見られます。

経験者ならマウント・エイモス

急な花崗岩のスラブを登るため、雨天時は危険です。距離の短さだけで選ばないようにしてください。

コールズ・ベイを拠点に

ホバート、ローンセストンのどちらからも日帰りできますが、コールズ・ベイに1泊すると朝夕の静かな時間を楽しめます。

パークパスが必要

タスマニアの国立公園へ入るには有効なパークパスが必要です。複数公園を回る場合は周遊型パスを比較してください。

カリジニ国立公園

西オーストラリア州ピルバラ地方のカリジニ国立公園(Karijini National Park)は、赤い岩肌の深い峡谷と天然プールで知られます。

ジョフル・フォールズやデールズ・ゴージ

フォーテスキュー滝、ファーン・プール、ハマースリー・ゴージなど、地質のスケールを感じる場所が点在しています。

パースからは飛行機+レンタカーが現実的

パースから陸路では非常に遠く、旅行者はパラバードゥーやニューマン方面へ飛び、車で巡る方法が一般的です。

峡谷は難易度表示を必ず確認

浅い散策路から、水の中を歩いたり手を使って岩場を進んだりする難しい区間まであります。

夏の高温・雨季を避ける

5~9月頃が比較的旅行しやすく、夏は極端な高温やサイクロン、鉄砲水の危険があります。



フリンダース・チェイス国立公園

南オーストラリア州カンガルー島(Kangaroo Island)西部のフリンダース・チェイス国立公園(Flinders Chase National Park)は、海岸地形と野生動物を楽しめる代表的な国立公園です。

リマーカブル・ロックス

海を見下ろす花崗岩の巨岩群は、カンガルー島を代表する景観です。

アドミラルズ・アーチ

波と風で削られた天然の岩のアーチ周辺では、ニュージーランド・オットセイのコロニーを観察できます。

2026年は新しいビジターセンターも利用可能

公園入口近くのビジターセンターで、最新の道路、天候、散策路、入園料などを確認できます。

強風・雨で一部アクセスが変わる

荒天時にはリマーカブル・ロックスやアドミラルズ・アーチが安全上閉鎖される場合があります。未舗装道路も雨後は閉鎖されることがあります。

オーストラリアの国立公園に関するよくある質問(FAQ)

オーストラリアには国立公園がいくつありますか?

国立公園は500以上あります。一方、国立公園以外も含む陸上保護地域はCAPAD 2024で14,575か所です。両者は別の数字です。

国立公園はオーストラリア連邦政府が管理しているのですか?

一部のみです。パークス・オーストラリアが直接管理する連邦国立公園は6か所で、大部分は州・準州政府の公園当局が管理しています。

日本の国立公園との一番大きな違いは?

日本は国が35の国立公園を指定する地域制自然公園制度で、私有地や集落も含みます。オーストラリアでは州・準州が管理する国立公園が圧倒的に多い点が大きな違いです。

オーストラリアの国立公園は有料ですか?

公園によります。無料の公園も多く、1人ごと、車両ごと、州のパスなど料金体系も異なります。キャンプやシャトルだけ有料の場合もあります。

全国共通の国立公園パスはありますか?

ありません。州・準州または個別公園ごとのパスを確認してください。

国立公園へ犬を連れて行けますか?

多くの国立公園ではペットの犬は禁止されています。州や公園によって例外があるため、必ず公式ルールを確認してください。

ドローンは飛ばせますか?

航空法に加えて公園管理者の規則が適用されます。許可が必要、または原則禁止の公園があるため、持参前に確認してください。

山火事の日でも国立公園へ入れますか?

高い火災危険度の日には公園や一部区域が閉鎖されることがあります。出発当日に州の火災情報と公園アラートを確認してください。

一番おすすめの国立公園はどこですか?

初めてならシドニーから行きやすいブルー・マウンテンズ、オーストラリアらしい景観ならウルル=カタ・ジュタ、熱帯自然ならカカドゥやデインツリー、山歩きならクレイドル・マウンテンがおすすめです。

国立公園を訪れる前に何を確認すればよいですか?

公式サイトで入園料、パークパス、予約、道路・トラック閉鎖、天気、火災危険度、日の入り時刻、キャンプやペットのルールを確認してください。

オーストラリアの国立公園に関する参考情報

まとめ:オーストラリアの国立公園は「州ごとの違い」を知ると分かりやすい

オーストラリアには500以上の国立公園がありますが、そのほとんどは連邦政府ではなく州・準州が管理しています。パークス・オーストラリアが直接管理する国立公園は6か所だけです。

国立公園以外の自然保護区、先住民保護地域、民間保護区まで含めると、陸上保護地域は14,575か所。2025年9月時点では国土の24.92%が保護地域に含まれています。

日本の国立公園は35か所で、土地の所有に関係なく区域を指定する地域制自然公園制度です。オーストラリアとは管理主体も土地制度も違うため、面積や予算を単純比較するのではなく、制度の違いを理解することが大切です。

旅行者にとっては、国立公園ごとの公式サイトを確認するのが基本です。入園料、パークパス、予約、道路・トラックの閉鎖、山火事情報、文化的な立入制限まで確認したうえで、その土地の自然と文化を尊重して楽しんでください。

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