南オーストラリア州の国立公園おすすめ10選|アデレード近郊・フリンダース山脈・カンガルー島まで完全ガイド

南オーストラリア州(South Australia)は、アデレード周辺の緑豊かな丘陵から、フリンダース山脈の赤い大地、カンガルー島の荒々しい海岸、ヨーク半島やエア半島の白砂のビーチ、内陸部の乾燥地帯まで、国立公園の景観が大きく変わる州です。
日本からの旅行者に身近なのは、アデレード近郊のベレアやディープ・クリーク、カンガルー島のフリンダース・チェイスでしょう。さらに日数があれば、イカラ=フリンダース・レンジズ、ディルバ・グーランダ=イネス、リンカーン、ゴーラー・レンジズなどへ足を延ばすと、南オーストラリア州らしい雄大な自然をより深く楽しめます。
南オーストラリア州の国立公園・保護区は、基本的に南オーストラリア国立公園・野生生物局(National Parks and Wildlife Service South Australia/NPWS SA)が管理しています。NPWS SAは州政府の環境・水省(Department for Environment and Water/DEW)の一部門です。
2026年3月版の州政府公式保護地域地図では、南オーストラリア州には32の国立公園があり、国立公園以外も含む陸上の公的保護地域は361か所、約2,123万ヘクタール、州土の21.6%を占めます。私有地などの保全地域を加えると、2026年には州土の約29%が保護・保全されています。
この記事では、日本から南オーストラリア州を訪れる旅行者と在豪邦人向けに、国立公園の管理制度、保護地域の規模、法律、2026/27年度予算、入園料・パークパス、先住民との共同管理を解説したうえで、旅行で訪れたい代表的な国立公園10か所を紹介します。
- 南オーストラリア州の国立公園とは?
- 国立公園・保護区はいくつある?
- 誰が管理している?NPWS SAの役割
- 国立公園を支える法律と保護区分
- 2026/27年度の国立公園関連予算
- 入園料・パークパス・キャンプ料金
- 先住民との共同管理
- 旅行しやすい季節と地域差
- 国立公園を訪れる際の基本ルール
- イカラ=フリンダース・レンジズ国立公園
- フリンダース・チェイス国立公園
- ナラコート・ケーブス国立公園
- クーロン国立公園
- ディルバ・グーランダ=イネス国立公園
- ディープ・クリーク国立公園
- ベレア国立公園
- マウント・リマーカブル国立公園
- リンカーン国立公園
- ゴーラー・レンジズ国立公園
- 南オーストラリア州の国立公園FAQ
南オーストラリア州の国立公園とは?
南オーストラリア州の国立公園は、海岸、半乾燥地、山岳地帯、湿地、洞窟、マリー林、砂丘など、州内の多様な自然環境と文化的価値を守るために設けられています。
アデレードから日帰りできる公園も多い
ベレア国立公園は市中心部から約25分、ディープ・クリーク国立公園は約1時間30分。短期旅行でも国立公園を旅程に入れやすいのが特徴です。
海岸からアウトバックまで景色が大きく変わる
カンガルー島やヨーク半島の海岸と、フリンダース山脈やゴーラー・レンジズの乾燥した山地では、同じ州とは思えないほど風景が違います。
世界遺産・ラムサール湿地もある
ナラコート・ケーブスは世界遺産、クーロンは国際的に重要な湿地の一部です。地質、化石、渡り鳥などを目的に訪れる価値があります。
先住民文化を知ることも重要
多くの国立公園はトラディショナル・オーナーのカントリーであり、共同管理、公園名の共同命名、文化的な立入・撮影ルールなどが取り入れられています。
国立公園・保護区はいくつある?
2026年3月版の公式「Protected Areas of South Australia」では、南オーストラリア州に32の国立公園があります。
陸上の公的保護地域は361か所
国立公園32か所に加え、保全公園272か所、野生生物保護区10か所、レクリエーション公園13か所、地域保護区5か所、ウィルダネス保護地域14か所、保全リザーブ16か所があります。
面積は約2,123万ヘクタール
公的保護地域の合計は州土の21.6%。2026年時点では、私有地などの保全区域まで含めると州土の約29%が保護・保全されています。
2030年までに30%を目標
州政府は国の「30 by 30」目標に沿い、2030年までに陸域の30%を保護・保全することを目指しています。
新しい国立公園も増えている
2025年末にはバーラ近郊にジャキ・イナ=ワールズ・エンド・ゴージ国立公園が新設され、ニルペナ・エディアカラ国立公園も大きく拡張されました。
誰が管理している?NPWS SAの役割
南オーストラリア国立公園・野生生物局(National Parks and Wildlife Service South Australia/NPWS SA)は、州政府の環境・水省に属する組織です。
7つの地域を中心に管理
アデレード&マウント・ロフティ・レンジズ、エア&ファー・ウエスト、フリンダース&アウトバック、カンガルー島、ライムストーン・コースト、リバーランド&マレーランド、ヨーク&ミッド・ノースの各地域で管理が行われています。
レンジャーの仕事は幅広い
道路、遊歩道、キャンプ場、トイレなどの維持管理だけでなく、山火事・洪水対応、外来動植物対策、野生動物保護、文化遺産保全も重要な役割です。
観光と自然保護を両立
州内の国立公園は毎年多くの旅行者が訪れるため、自然を守りながら安全に利用できるよう展望台や歩道、ビジター施設の整備も進められています。
旅行前は公式アラートを確認
大雨、山火事、害獣管理、道路損傷などにより全域閉鎖となることもあります。出発直前にNPWS SA公式サイトを確認する習慣が重要です。
国立公園を支える法律と保護区分
南オーストラリア州の国立公園制度の中心となる法律が、国立公園・野生生物法1972(National Parks and Wildlife Act 1972)です。
国立公園以外の区分も規定
同法の下には国立公園、保全公園、野生生物保護区、レクリエーション公園、地域保護区など複数のカテゴリーがあります。
ウィルダネスは別の法律
より原生性の高い地域はウィルダネス保護法1992に基づくウィルダネス保護地域として指定されます。
海洋公園も別制度
南オーストラリア州には19の海洋公園があり、海洋公園法2007に基づいて管理されています。
アボリジナル文化遺産も法的に保護
重要な文化遺産はアボリジナル遺産法1988でも保護されます。国立公園内で文化遺産を見つけても触れたり持ち帰ったりしてはいけません。
2026/27年度の国立公園関連予算
南オーストラリア州では、NPWS SAだけを切り出した単純な「国立公園年間総予算」は公表資料上まとめにくく、環境・水省の予算や個別事業に分かれています。
フレンズ・オブ・パークス&ネイチャーへ300万豪ドル
2026/27年度予算では、4年間で300万豪ドルをボランティア団体へ支出し、国立公園などで除草、植栽、種子採取、自然再生を進めます。
自然観光プロジェクトへ120万豪ドル
2026/27年度には120万豪ドルを投入し、ヘイセン・トレイルの道路迂回解消のための用地取得と、フリンダース・チェイス国立公園のアドミラルズ・アーチ周辺施設を改善します。
公園拡張にも継続投資
前年度にはマンドゥー島ステーションなどの取得に750万豪ドルを計上し、マレー河口周辺の湿地保全と国立公園拡張を進めました。
予算額の単純比較には注意
レンジャー人件費、火災管理、道路・建物、自然再生、観光施設などが複数の予算項目に分かれるため、特定の事業費だけを「国立公園全体の予算」と考えないようにしてください。
入園料・パークパス・キャンプ料金
南オーストラリア州では、350以上ある公園の多くは車で入っても無料です。一方、一部の人気国立公園では車両入園料や1人ごとの入園料が必要です。
有料公園では車1台14.40豪ドルが多い
2026年8月現在、ベレア、ディープ・クリーク、ディルバ・グーランダ=イネス、リンカーン、マウント・リマーカブル、ゴーラー・レンジズ、イカラ=フリンダース・レンジズなどでは車両入園料が1台14.40豪ドルです。
フリンダース・チェイスは1人ごとの料金
フリンダース・チェイス国立公園は2026年8月現在、1人22.40豪ドルの入園料が表示されています。カンガルー島の観光施設を組み合わせる専用パスもあります。
複数公園向けの車両パスもある
2か月または12か月のマルチ・パーク車両パスがあり、ベレア、ディープ・クリーク、イカラ=フリンダース・レンジズ、リンカーンなど10公園が対象です。カンガルー島とデザート・パークは対象外です。
徒歩・自転車なら車両パスは不要
車両入園料の制度なので、徒歩や自転車で入る場合はマルチ・パーク車両パスは必要ありません。
キャンプは原則事前予約
キャンプ料金は公園と設備によって異なります。多くのキャンプ場ではオンラインで事前予約・支払いが必要で、キャンプ予約に車両入園料が含まれる公園もあります。
先住民との共同管理
南オーストラリア州は、国立公園とトラディショナル・オーナーとの共同管理(Co-management)を早くから制度化してきた州です。
現在9つの共同管理委員会
2026年現在、州政府の公式一覧には9つの共同管理委員会と4つの共同管理諮問委員会があります。
イカラ=フリンダース・レンジズ
アドニャマタンハのトラディショナル・オーナーと州政府が共同管理し、公園名の「イカラ」はウィルピナ・パウンドを指す伝統的名称です。
ディルバ・グーランダ=イネス
2020年にナルンガのトラディショナル・オーナーとの共同管理が始まり、公園名も共同命名へ変更されました。
ゴーラー・レンジズ
2021年にゴーラー・レンジズ・アボリジナル・コーポレーションとの共同管理委員会が設置され、自然保護と文化的価値の管理を一体的に進めています。
旅行者も文化的な案内を尊重
立入制限、撮影、文化的な場所の扱いについて案内がある場合は必ず従ってください。共同管理は観光の制限ではなく、土地の価値を将来へ残すための仕組みです。
旅行しやすい季節と地域差
南オーストラリア州は南北に長く、海岸からアウトバックまで気候差が大きいため、国立公園ごとにおすすめ時期が変わります。
フリンダース山脈:4~10月
夏は非常に暑くなるため、秋から春がブッシュウォーキングやドライブに適しています。冬から春は野生動物やワイルドフラワーも見どころです。
カンガルー島:通年
夏は海岸散策、冬は沢や川の水量が増え、春は花と野生動物が活発になります。
ヨーク半島・エア半島:春~秋
海岸国立公園では夏にビーチやキャンプを楽しめますが、ブッシュウォーキングなら春と秋が快適です。
ゴーラー・レンジズ:秋~春
夏は高温になるため、涼しい時期がおすすめです。雨の後は未舗装路が閉鎖されやすいため、道路情報も確認してください。
国立公園を訪れる際の基本ルール
閉鎖・警報を当日確認
2026年8月現在も、大雨や山火事の影響で全域または一部閉鎖となっている国立公園があります。出発前にNPWS SAのClosures & alertsを確認してください。
火災危険度を確認
カタストロフィックの火災危険度の日は多くの公園が閉鎖され、エクストリームでも閉鎖される場合があります。CFSの火災情報も確認します。
水は十分に持参
特にフリンダース山脈やゴーラー・レンジズでは水を現地調達できないことがあります。長時間歩く場合は1人1時間1リットルを一つの目安として余裕を持たせてください。
携帯電話を過信しない
遠隔地では通信圏外が珍しくありません。オフライン地図、十分な燃料と水、長距離ではPLBや衛星通信機器を検討してください。
Leave No Trace
公園内にはごみ箱がない場所が多く、薪の採取も禁止されています。ごみは持ち帰り、動植物や岩石を持ち出さないでください。
イカラ=フリンダース・レンジズ国立公園
州北部のイカラ=フリンダース・レンジズ国立公園(Ikara-Flinders Ranges National Park)は、南オーストラリア州を代表するアウトバックの国立公園です。
イカラ/ウィルピナ・パウンド
山々が円形に連なる巨大な天然の盆地は公園を象徴する景観です。展望ウォーク、4WDドライブ、遊覧飛行などさまざまな方法で楽しめます。
ブラキナ・ゴージとブニェルー・ゴージ
地層が露出した峡谷を車で走りながら、古い地質とフリンダース山脈らしい赤い景観を観察できます。
アドニャマタンハとの共同管理
公園はアドニャマタンハのトラディショナル・オーナーと州政府が共同管理しています。
2026年8月現在は全域閉鎖中
2026年8月12日から、洪水と洪水被害のため全公園・全ウォーキングトレイルが期限未定で閉鎖されています。10月の旅行を予定している場合も、再開を前提にせず最新情報を確認してください。
フリンダース・チェイス国立公園
カンガルー島西部のフリンダース・チェイス国立公園(Flinders Chase National Park)は、島を代表する自然観光地です。
リマーカブル・ロックス
海を見下ろす花崗岩の巨岩群は、長年の風化がつくり出したカンガルー島を代表する景観です。
アドミラルズ・アーチ
波と風が削った天然の岩のアーチ周辺にはニュージーランド・オットセイが暮らしています。
新しいビジターセンターがオープン
2020年の大規模山火事で失われた施設に代わり、新しいビジターセンターが開業しています。カフェや展示があり、最新情報の確認にも便利です。
2026年の入園料は1人22.40豪ドル
一般的な州内有料公園とは料金体系が異なり、1人ごとの入園料です。悪天候時はリマーカブル・ロックスやアドミラルズ・アーチが安全上閉鎖される場合があります。
ナラコート・ケーブス国立公園
州南東部のナラコート・ケーブス国立公園(Naracoorte Caves National Park)は、オーストラリアを代表する化石・洞窟の国立公園です。
世界遺産の化石サイト
リバースレーとともに「オーストラリアの哺乳類化石地域」として世界遺産に登録され、古代のメガファウナを知る重要な場所です。
28の洞窟のうち4か所を一般公開
ビクトリア・フォッシル・ケーブなど、ガイド付き・セルフガイド・アドベンチャー型の洞窟ツアーが用意されています。
洞窟内は年間約17℃
天候に左右されにくく、真夏や冬でも楽しみやすい国立公園です。
2026年8月のパーク・オブ・ザ・マンス
2026年8月は州の「Park of the Month」に選ばれ、洞窟ツアーやサイエンス関連イベントが実施されています。
クーロン国立公園
マレー河口から南東へ延びるクーロン国立公園(Coorong National Park)は、長大なラグーン、砂丘、海岸を守る水辺の国立公園です。
国際的に重要な湿地
クーロンは渡り鳥をはじめ多くの水鳥を支えるラムサール条約湿地の一部で、バードウォッチングに向いています。
カヤック・釣り・キャンプ
水辺を静かに巡るカヤックや、湖岸でのキャンプ、釣りなどが人気です。
ングリンジェリ文化
クーロンはングリンジェリの人々にとって非常に重要なカントリーで、文化と土地のつながりを理解しながら訪れたい地域です。
オーシャン・ビーチの4WDは慎重に
2026年8月現在、高波や高潮による浸食と砂丘崩壊で海岸状況が頻繁に変化しています。砂浜走行を計画する場合は最新情報を確認してください。
ディルバ・グーランダ=イネス国立公園
ヨーク半島南西端のディルバ・グーランダ=イネス国立公園(Dhilba Guuranda-Innes National Park)は、海岸、サーフィン、歴史、キャンプを一度に楽しめる国立公園です。
2WDで主要部を巡れる
道路アクセスが良く、短時間の展望散策から4時間程度のハイクまで選べるため、レンタカー旅行にも向いています。
歴史あるイネストン
かつて石膏採掘で栄えた町の建物や遺構が残り、海岸の自然とは違った楽しみがあります。
ナルンガとの共同管理
2020年からナルンガのトラディショナル・オーナーとの共同管理が始まり、公園名も共同命名となりました。
2026年8月の注意
野生化したハチの活動が通常より多く、ポンダロウィー・ベイのサーファー用展望台は嵐の被害で閉鎖中です。
ディープ・クリーク国立公園
フルリオ半島南部のディープ・クリーク国立公園(Deep Creek National Park)は、アデレードから週末旅行で行きやすい海岸国立公園です。
海岸とブッシュウォーキング
森林、谷、断崖、海岸を組み合わせたコースがあり、ヘイセン・トレイルの一部も公園内を通ります。
6~10月はクジラも
海岸展望地点から回遊するクジラを見られることがあります。
野生動物も豊富
カンガルー、ハリモグラ、100種を超える鳥類などが生息しています。
2026年8月も山火事復旧中
2026年2月の山火事で4,500ヘクタール以上が焼失し、多くの区域は再開しましたが、ゴーンドゥルー・リッジ、ディープ・クリーク滝への一部ルート、アーロン・クリークなどは引き続き閉鎖されています。
ベレア国立公園
アデレード郊外のベレア国立公園(Belair National Park)は、南オーストラリア州で最も古い国立公園です。
市中心部から約25分
ブッシュウォーキング、マウンテンバイク、ピクニック、テニスなどを気軽に楽しめ、公共交通でも訪れやすい国立公園です。
1891年に設置
州の国立公園制度の歴史を象徴する場所で、園内にはオールド・ガバメント・ハウスなどの歴史建築も残っています。
犬を連れて歩ける
南オーストラリア州の国立公園ではペット禁止が一般的ですが、ベレアでは指定ルールの下で犬との散歩が可能です。
車両入園料は14.40豪ドル
徒歩や公共交通なら車両料金を気にせず楽しめます。公園の営業時間は季節によって異なります。
マウント・リマーカブル国立公園
南フリンダース山脈のマウント・リマーカブル国立公園(Mount Remarkable National Park)は、峡谷と山歩きを楽しみたい人におすすめです。
アリゲーター・ゴージ
切り立った岩壁の間を歩く人気エリアで、短い散策から本格的なハイクまで選べます。
マウント・リマーカブル山頂
標高960mの山頂からウィロクラ平原方面を望むハイクは、体力に自信のある人に人気です。
マンブレー・クリークがキャンプ拠点
設備が比較的整っており、家族キャンプから複数日のハイキングまで拠点として使えます。
2026年8月も一部閉鎖
2025年2月のウィルミントン山火事からの復旧が続き、主要エリアの多くは再開しましたが、アリゲーター・ゴージの一部、アリ・ルックアウト、アリゲーター・ロッジなどは引き続き閉鎖されています。
リンカーン国立公園
エア半島南端のリンカーン国立公園(Lincoln National Park)は、ポート・リンカーンから短時間でアクセスできる海岸国立公園です。
ビーチと岬の景色
ボストン湾を望む穏やかな入り江から、南側の荒々しい外洋海岸まで景色が変化します。
5~10月はクジラの可能性
スリーフォード湾周辺ではミナミセミクジラを見られることがあります。
4WDルートも人気
スリーフォード=ワナの砂丘ルートなど、4WDで海岸景観を楽しめるエリアがあります。
2026年8月は西側4WD出口に注意
スリーフォード=ワナ4WDトラックの西側出入口は移動砂丘で通行不能となっているため、メイン・エントランスを利用する必要があります。
ゴーラー・レンジズ国立公園
エア半島北部内陸のゴーラー・レンジズ国立公園(Gawler Ranges National Park)は、古い火山地形と半乾燥地帯の野生動物を楽しめる遠隔地の国立公園です。
オルガン・パイプス
約15億年前の火山活動で形成された柱状の岩壁は、公園を象徴する地質景観です。
野生動物と固有植物
キアシイワワラビー、ミナミケバナウォンバット、クリムゾン・マリーなどを見る機会があります。
4WDがおすすめ
乾燥時は高車高2WDで行ける区域もありますが、公園を十分に楽しむなら4WDが適しています。水、燃料、食料を十分に準備してください。
2026年8月現在は全域閉鎖中
長雨による安全上の理由で、2026年8月10日から全トラック・全キャンプ場が期限未定で閉鎖されています。再開情報を確認してから向かってください。
南オーストラリア州の国立公園に関するよくある質問(FAQ)
2026年3月版の州政府公式保護地域地図では32か所です。国立公園以外の保護区も含む陸上の公的保護地域は361か所あります。
いいえ。350以上ある州内の公園の多くは無料です。一部の人気公園で車両入園料や1人ごとの入園料が必要です。
2026年8月現在、ベレア、ディープ・クリーク、リンカーン、イカラ=フリンダース・レンジズなど多くの有料公園は1台14.40豪ドルです。公園によって異なるため、公式ページで確認してください。
最も気軽なのはベレア国立公園です。海岸とブッシュウォーキングならディープ・クリークも日帰り圏内です。
アウトバックならイカラ=フリンダース・レンジズ、海岸と野生動物ならフリンダース・チェイス、洞窟・化石ならナラコート・ケーブスがおすすめです。
あります。イカラ=フリンダース・レンジズ、ディルバ・グーランダ=イネス、ゴーラー・レンジズなどは、トラディショナル・オーナーと州政府による正式な共同管理が行われています。
多くの国立公園ではペットは禁止されています。ただしベレアなど一部の公園では条件付きで犬を連れて歩けます。必ず個別公園のルールを確認してください。
イカラ=フリンダース・レンジズ国立公園は洪水・洪水被害、ゴーラー・レンジズ国立公園は長雨のため全域閉鎖中です。ディープ・クリークとマウント・リマーカブルにも一部閉鎖が残っています。
多くの国立公園では事前予約・支払いが必要です。携帯電話が通じない場所もあるため、出発前に予約を済ませてください。
NPWS SAの公園アラート、天気、CFSの火災危険度、道路状況、入園料・キャンプ予約を確認してください。遠隔地では燃料と水の残量も確認します。
南オーストラリア州の国立公園に関する参考情報
- 南オーストラリア国立公園・野生生物局(NPWS SA)
- NPWS SAの管理体制
- 南オーストラリア州の保護地域と30 by 30
- 国立公園の共同管理委員会
- マルチ・パーク車両パス
- イカラ=フリンダース・レンジズ国立公園
- フリンダース・チェイス国立公園
- ナラコート・ケーブス国立公園
- クーロン国立公園
- ディルバ・グーランダ=イネス国立公園
- ディープ・クリーク国立公園
- ベレア国立公園
- マウント・リマーカブル国立公園
- リンカーン国立公園
- ゴーラー・レンジズ国立公園
まとめ:南オーストラリア州は海岸からアウトバックまで国立公園の幅が広い
南オーストラリア州には2026年3月時点で32の国立公園があり、国立公園以外を含む陸上の公的保護地域は361か所に及びます。
初めての旅行なら、アデレード近郊のベレア、カンガルー島のフリンダース・チェイス、フリンダース山脈のイカラ=フリンダース・レンジズが代表的です。洞窟・化石ならナラコート・ケーブス、海岸ならディルバ・グーランダ=イネスやリンカーンもおすすめです。
より静かな自然を求めるなら、クーロン、マウント・リマーカブル、ゴーラー・レンジズなどへ足を延ばすと、観光都市アデレードとはまったく違う州の姿が見えてきます。
2026年8月は大雨や過去の山火事の影響で閉鎖が多く発生しています。訪問前にはNPWS SAの最新アラート、CFSの火災情報、道路状況を確認し、トラディショナル・オーナーの文化と自然環境を尊重して楽しんでください。
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