オーストラリア国内線比較|カンタス・ヴァージン・ジェットスターの違い

シドニーだけでなくメルボルンにも行きたい。
ケアンズからウルルへ移動したい。
パース旅行にアデレードを組み合わせたい。
国土の広いオーストラリアを複数都市まわるなら、国内線を利用する機会が多くなります。
そのとき主な選択肢になるのが、
カンタス航空。
ヴァージン・オーストラリア。
ジェットスター航空。
この3社です。
航空券を検索すると、同じシドニー-メルボルン線でも運賃にかなり差があります。
しかし、単純に一番安い航空券を選べばよいとは限りません。
預け荷物が含まれているのか。
座席指定は無料なのか。
機内で食事や飲み物が出るのか。
変更できる運賃なのか。
利用する空港ターミナルはどこなのか。
こうした違いまで含めると、旅行者によって一番使いやすい航空会社は変わってきます。


特に日本からオーストラリアへ旅行する人は、国際線と国内線の組み合わせも重要です。
例えば羽田からカンタス航空でシドニーへ到着し、そのままカンタス航空の国内線へ乗り継ぐ場合。
ANAやJALでシドニーへ到着し、別に購入したジェットスターやヴァージン・オーストラリアへ乗り継ぐ場合。
同じ「国内線への乗り継ぎ」でも、手続きや万一の遅延時の扱いが違うことがあります。
この記事では2026年10月現在の情報をもとに、カンタス航空(Qantas Airways)、ヴァージン・オーストラリア(Virgin Australia)、ジェットスター航空(Jetstar Airways)の3社を、日本人旅行者の視点から詳しく比較します。
- まず3社を一覧で比較
- 3社の位置付けを簡単に言うと?
- 国内線ネットワークを比較
- カンタス航空の特徴
- カンタスは23kgの受託手荷物込み
- 機内持込は国内線なら最大14kg
- 食事・飲み物も運賃に含まれる
- Red eDealとFlexの違い
- ヴァージン・オーストラリアの特徴
- Lite・Choice・Flexの違い
- Choiceなら23kgの受託手荷物込み
- 機内持込は8kg+身の回り品
- 無料は水・紅茶・コーヒーが基本
- ジェットスターの特徴
- Starter運賃は受託手荷物なし
- 荷物は必要な重量だけ追加
- 機内持込は7kg
- 2027年2月から機内持込ルール変更
- 食事・座席指定も基本的に追加料金
- 座席指定を比較
- 変更・キャンセル条件を比較
- 主要観光都市への使いやすさ
- シドニー-メルボルン
- ケアンズへ行くなら?
- ゴールドコーストへ行くなら?
- ウルルへ行くなら?
- タスマニアへ行くなら?
- 地方都市ではカンタス系が強い
- シドニー空港は航空会社でターミナルが違う
- メルボルン空港も3社でターミナルが違う
- 国際線から国内線へ乗り継ぐ場合
- 別切り航空券には注意
- 国際線と国内線で手荷物条件が変わる
- 家族旅行ならどれが便利?
- 価格重視なら?
- 荷物が多いなら?
- 時間に余裕がない旅程なら?
- 航空券は最終金額で比較する
- 旅行タイプ別おすすめ
- 国内線は3社を毎回比較するのが正解
- よくある質問
まず3社を一覧で比較
| カンタス | ヴァージン | ジェットスター | |
|---|---|---|---|
| タイプ | フルサービス | 中間型 | LCC |
| 最安エコノミー運賃 | Red eDeal | Lite | Starter |
| 受託手荷物 | 23kg×1個込み | Liteは別料金/Choice・Flexは23kg×1個 | Starterは別料金 |
| 機内持込 | 通常最大14kg | 8kg+身の回り品 | 7kg ※2027年2月から変更 |
| 食事・軽食 | 込み | 水・紅茶・コーヒー無料、その他購入 | Starterは別料金 |
| 標準座席指定 | 国内線標準席は基本的に無料 | Liteは有料/Choice・Flexは込み | Starterは有料 |
| 地方路線 | 非常に強い | 主要都市・観光都市に強い | 主要観光都市に強い |
| 価格の安さ | ○ | ○~◎ | ◎ |
この3社は、それぞれ目指しているサービスが違います。
単純に「高い・安い」で優劣を決めるより、自分の旅行スタイルに合わせて選ぶほうが合理的です。
3社の位置付けを簡単に言うと?
カンタス航空
受託手荷物や食事を含んだフルサービス。地方都市まで含めた国内ネットワークが非常に大きい。
ヴァージン・オーストラリア
最安のLiteはLCCに近い仕組みですが、Choice以上なら23kgの荷物と座席指定が含まれます。カンタスとジェットスターの中間的な使い方ができます。
ジェットスター航空
必要最低限のStarter運賃を安く販売し、荷物、座席、食事などを追加するLCCです。
「全部必要」という人ならカンタスやヴァージンとの差が縮まり、「何も要らない」という人ならジェットスターの安さが生きます。
国内線ネットワークを比較
オーストラリア国内を広く旅行するなら、路線数も重要です。
カンタス航空はカンタスリンク(QantasLink)を含め、オーストラリア国内60都市以上へアクセスできる大規模なネットワークを持っています。
シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレードの主要都市だけでなく、アリス・スプリングス、ウルル、地方都市への路線も豊富です。
ヴァージン・オーストラリアも、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースなどの主要都市に加え、ケアンズ、ゴールドコースト、ハミルトン島、ウルル、ダーウィン、ホバートなど多数の観光地をカバーしています。
ジェットスターも、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ケアンズ、ゴールドコースト、ホバート、ローンセストン、ウルル、ダーウィン、パースなど、日本人旅行者が利用する主要観光地の多くへ飛んでいます。
一般的な観光旅行なら3社とも十分な路線がありますが、地方都市まで行くほどカンタス系の選択肢が増える傾向があります。
カンタス航空の特徴
カンタス航空はオーストラリアの代表的なフルサービス航空会社です。
国内線でも、基本的なエコノミークラス航空券に受託手荷物や機内での軽食・飲み物が含まれています。
最初の航空券価格だけを見るとヴァージンやジェットスターより高いことがありますが、追加料金が少ないため総額を計算しやすいのが特徴です。
カンタスは23kgの受託手荷物込み
カンタス航空のオーストラリア国内線エコノミークラスでは、通常、
23kgまでの受託手荷物1個
が航空券に含まれます。
追加料金なしで普通のスーツケースを1個預けられるので、日本からの旅行者には非常に分かりやすい条件です。
ただしカンタスリンクの一部小型機や離島路線などには例外があります。
機内持込は国内線なら最大14kg
カンタスの国内線では、エコノミークラスでも機内持込手荷物の合計重量は通常14kgまでです。
ただし1個あたり10kgを超えることはできません。
頭上収納棚用のバッグ、座席下へ入れるバッグ、身の回り品という組み合わせが基本です。
一方、カンタスリンクのダッシュ8型機では最大7kgなど、機材による例外があります。
大きな機内持込スーツケースを使う場合は、予約便の機材も確認してください。
食事・飲み物も運賃に含まれる
カンタス航空の国内線エコノミークラスでは、すべての便で軽食または食事、飲み物が提供されます。
フライト時間や時間帯によって内容は違います。
シドニー-メルボルンのような短距離便と、シドニー-パースのような長距離国内線では当然内容も変わります。
一部の国内線では無料Wi-Fiや機内エンターテインメントも利用できます。
Red eDealとFlexの違い
カンタス国内線の主なエコノミー運賃は、
Red eDeal
Flex
です。
Red eDealは安い代わりに変更条件が厳しく、変更する場合は手数料と運賃差額が発生します。
2026年7月以降、オーストラリア国内で発券されたRed eDealには121豪ドルの変更手数料が設定されています。
日本などオーストラリア国外で発券した航空券では金額が異なる場合があります。
旅行日程が確定している観光旅行ならRed eDealでも問題ありませんが、変更の可能性があるならFlexとの価格差を比較する価値があります。
ヴァージン・オーストラリアの特徴
ヴァージン・オーストラリアは、日本への自社直行便を現在運航していないため、日本人旅行者にはカンタスほど馴染みがないかもしれません。
しかしオーストラリア国内では非常に重要な航空会社です。
主要都市だけでなく、ケアンズ、ゴールドコースト、ハミルトン島、ウルル、ホバート、ダーウィンなど、多くの観光地へ路線があります。
カンタスほどフルサービスではなく、ジェットスターほどサービスを削ってもいない、中間的な料金体系が特徴です。
Lite・Choice・Flexの違い
ヴァージン・オーストラリアの国内線エコノミーには主に、
Lite
Choice
Flex
があります。
| Lite | Choice | Flex | |
|---|---|---|---|
| 受託手荷物 | なし | 23kg×1個 | 23kg×1個 |
| 標準座席指定 | 有料 | 込み | 込み |
| 機内持込 | 8kg | 8kg | 8kg |
| 柔軟性 | 低い | 中間 | 高い |
スーツケースを預ける日本人旅行者なら、最初からChoice運賃も一緒に比較するのがおすすめです。
Liteに荷物と座席を個別追加すると、Choiceとの価格差が小さくなることがあるからです。
Choiceなら23kgの受託手荷物込み
ChoiceとFlexでは、23kgまでの受託手荷物1個が含まれます。
カンタスの国内線エコノミーと同じ重量なので、日本から持ってきた一般的なスーツケースをそのまま預けやすいでしょう。
最安のLiteには含まれないため、予約画面の価格だけで比べないようにしてください。
機内持込は8kg+身の回り品
2026年2月から、ヴァージン・オーストラリアのエコノミークラスの機内持込手荷物は、
メインバッグ1個・最大8kg+身の回り品1個
が基本です。
メインバッグの最大サイズは56cm×36cm×23cm。
さらに座席下へ入る小さなハンドバッグ、パソコンバッグ、小型リュックなどを持ち込めます。
無料は水・紅茶・コーヒーが基本
ヴァージン・オーストラリアのエコノミークラスでは、水、紅茶、コーヒーが無料です。
その他の食事や飲み物は機内メニューから購入します。
この点はカンタスと大きく違います。
ただし国内線は1~2時間程度の路線も多いため、「食事は必要ない」という人には大きな問題ではありません。
機内エンターテインメントはエコノミーでも提供されています。
ジェットスターの特徴
ジェットスター航空は、カンタス・グループのLCCです。
航空券検索で最安値に出てくることが多く、オーストラリア国内旅行では非常に便利な航空会社です。
シドニー、メルボルン、ブリスベン、ケアンズ、ゴールドコースト、ホバート、ウルルなど、日本人旅行者に人気の都市へ多くの路線があります。
一方、基本運賃に何が含まれているのかを理解して使うことが重要です。
Starter運賃は受託手荷物なし
最も基本的なStarter運賃には、受託手荷物は含まれていません。
つまりスーツケースをチェックインカウンターで預けるなら、別に手荷物枠を購入します。
座席指定や食事もStarterでは別料金です。
逆に言えば、小さな荷物だけで短期間旅行する人は、不要なサービスに料金を払わなくて済みます。
荷物は必要な重量だけ追加
ジェットスターのオーストラリア国内線では、受託手荷物を必要に応じて追加できます。
15kg、20kg、25kg、30kg、35kg、40kgなどから選べます。
最大は1人40kg。
ただし1個の荷物は32kgを超えられません。
重要なのは、空港で追加すると非常に高くなることです。
2026年現在、ジェットスター航空のオーストラリア国内線で空港カウンターで20kgを追加すると120豪ドルという料金が設定されています。
スーツケースを預ける予定なら、航空券予約時または事前にオンラインで追加しておくほうがよいでしょう。
機内持込は7kg
2027年2月1日までに出発するジェットスター航空の国内線では、Starter運賃に合計7kgまでの機内持込手荷物が含まれます。
重量制限は厳しく確認されることがあります。
規定を超えると搭乗ゲートで受託手荷物扱いとなり、高い追加料金を支払う可能性があります。
2027年2月から機内持込ルール変更
2027年にオーストラリア旅行を予定している人は注意してください。
2027年2月2日以降のジェットスター航空便では、Starter運賃の機内持込条件が変更されます。
基本運賃に含まれるのは、前の座席下へ収納できる
40cm×30cm×20cm以内のバッグ1個
になります。
頭上の収納棚を使うキャリーケースなどは、別の機内持込オプションを購入する仕組みになります。
2027年の国内線を比較する場合には、航空券価格だけでなく、この手荷物ルールも考慮してください。
食事・座席指定も基本的に追加料金
Starter運賃では座席指定は含まれていません。
購入しなければ、チェックイン時に座席が自動的に割り当てられます。
食事や飲み物も基本的には別料金で、事前購入または機内購入します。
短い国内線なら何も追加せず利用する人も多いでしょう。
一方、家族で横並びに座りたい場合や、長時間の国内線では追加サービスを含めた料金を計算する必要があります。
座席指定を比較
| 航空会社 | 標準座席 |
|---|---|
| カンタス航空 | 国内線の標準席は基本的に無料。前方席・エコノミープラス等は条件により有料 |
| ヴァージン・オーストラリア | Liteは有料、Choice・Flexは標準席込み |
| ジェットスター航空 | Starterは有料 |
1人旅なら座席指定をしなくても問題ない人は多いでしょう。
家族旅行では話が変わります。
ジェットスターの航空券が1人10豪ドル安くても、4人分の座席指定を追加すると価格差がなくなることがあります。
変更・キャンセル条件を比較
国内線では予定変更が起こることもあります。
雨でツアーの日程を変えたい。
旅行日数を1日延ばしたい。
国際線のスケジュールが変わった。
このような場合、安い航空券ほど条件が厳しい傾向があります。
カンタスのRed eDealは変更可能ですが、変更手数料と運賃差額が発生することがあります。
ヴァージンのLiteはキャンセル不可が基本で、変更にも条件・費用があります。
ジェットスターのStarterも、自己都合のキャンセルで通常の払い戻しを受けられる運賃ではなく、変更には手数料と運賃差額が発生します。
「安い航空券=変更しても安い」ではありません。
日程が確定していない場合は、最初から柔軟性の高い運賃との価格差を比較しましょう。
主要観光都市への使いやすさ
オーストラリア国内線は、目的地によって航空会社の使いやすさが変わります。
主要都市間なら3社を比較。
地方都市ならカンタスやヴァージンを中心に検索。
観光地ならジェットスターも必ず確認。
という方法が分かりやすいでしょう。
シドニー-メルボルン
オーストラリア国内で最も代表的な幹線のひとつです。
カンタス、ヴァージン・オーストラリア、ジェットスターの3社を比較できます。
飛行時間は約1時間30分。
便数が多いので、航空会社を先に決めるより、希望時間帯と価格から比較するのがおすすめです。
例えば朝便だけ高い航空会社でも、昼便なら別会社より安いことがあります。
ケアンズへ行くなら?
シドニー、メルボルン、ブリスベンなどからケアンズへ向かう便では3社を比較できる旅程が多くあります。
ケアンズはレジャー需要が大きいため、ジェットスターの安い運賃が見つかることがあります。
一方、スーツケースを23kg近く預けるなら、カンタスやヴァージンのChoice運賃まで含めて総額を確認しましょう。
ゴールドコーストへ行くなら?
ゴールドコースト(Gold Coast)は国内線需要の大きい観光地です。
ヴァージン・オーストラリアとジェットスターは特に利用しやすい選択肢です。
シドニーやメルボルンからの便も多く、セール時にはかなり安い航空券が出ることがあります。
ブリスベンへ飛んで鉄道や車でゴールドコーストへ移動する方法とも比較するとよいでしょう。
ウルルへ行くなら?
ウルル(Uluru)の最寄りはエアーズロック空港です。
日本から直行便はないため、オーストラリア国内線を利用します。
カンタス系、ヴァージン・オーストラリア、ジェットスターなどでアクセスできる旅程がありますが、出発都市や季節によって運航曜日が変わることがあります。
ウルル旅行では便数がシドニー-メルボルンのように多くないため、航空券価格だけでなく旅行日程を便に合わせる必要があることもあります。
タスマニアへ行くなら?
ホバートやローンセストンへ日本から直行便はありません。
メルボルンやシドニーで国内線へ乗り継ぎます。
カンタス、ヴァージン・オーストラリア、ジェットスターとも候補になります。
特にメルボルン-ホバート間は観光客にも利用しやすい路線です。
地方都市ではカンタス系が強い
主要観光都市からさらに地方へ行く場合、カンタスリンクの存在が大きくなります。
地方空港には、ジェットスターやヴァージンが飛んでいなくてもカンタス系の便がある場所があります。
ただし地方路線では、ダッシュ8型機など小型機が使われることも多く、機内持込手荷物の制限が通常の国内線より厳しくなる場合があります。
大型キャリーケースを機内へ持ち込む予定なら確認してください。
シドニー空港は航空会社でターミナルが違う
シドニー空港(Sydney Airport)で国内線を利用する際は、ターミナルに注意してください。
| 航空会社 | 国内線ターミナル |
|---|---|
| カンタス航空 | ターミナル3 |
| ヴァージン・オーストラリア | ターミナル2 |
| ジェットスター航空 | ターミナル2 |
国際線はターミナル1です。
つまり日本からシドニーへ到着して国内線へ乗り継ぐ場合、必ず国内線ターミナルへの移動があります。
特にカンタスとジェットスター・ヴァージンでは国内線ターミナル自体も違います。
メルボルン空港も3社でターミナルが違う
メルボルン空港(Melbourne Airport)では、国内線の主なターミナルは次のように分かれています。
| 航空会社 | 主な国内線ターミナル |
|---|---|
| カンタス航空 | ターミナル1 |
| ヴァージン・オーストラリア | ターミナル3 |
| ジェットスター航空 | ターミナル4 |
一部便には例外もあるため、実際には搭乗券でターミナルを確認してください。
メルボルンでは各ターミナルが同じ空港敷地内にありますが、間違ったターミナルへ行くと歩く時間が必要になります。
国際線から国内線へ乗り継ぐ場合
日本からシドニー、メルボルン、ブリスベンなどへ到着し、そのまま国内線へ乗り継ぐ場合は、通常、最初の到着空港でオーストラリアへの入国手続きを行います。
流れは、
入国審査
↓
預け荷物を受け取る
↓
税関・検疫
↓
国内線へ荷物を再度預ける
↓
国内線ターミナルへ移動
となります。
「荷物タグに最終目的地が書いてあるから、シドニーでは何もしなくてよい」というわけではありません。
別切り航空券には注意
例えば、
JAL 羽田 → シドニー
ジェットスター シドニー → ホバート
をそれぞれ別々に購入したとします。
JAL便が大幅に遅れ、ジェットスター便に乗り遅れた場合、ジェットスター側には原則として「国際線が遅れたから無料で次便へ変更する義務」があるわけではありません。
別々の契約だからです。
そのため、別切り航空券を組み合わせるときはかなり余裕のある乗り継ぎ時間を取ることをおすすめします。
可能なら同一航空券として国内線まで発券できる旅程も比較しましょう。
国際線と国内線で手荷物条件が変わる
ここも重要です。
日本からカンタス航空でオーストラリアへ行く国際線エコノミーは、通常30kgの重量制です。
しかしカンタスの国内線だけを別に購入すれば、通常は23kg×1個です。
ジェットスターなら受託手荷物を別に購入する必要があります。
つまり、日本から持ってきたスーツケースを国内線にもそのまま無料で預けられるとは限りません。
国際線と国内線を別々に購入する場合は、必ず国内線側の荷物条件を確認してください。
家族旅行ならどれが便利?
家族旅行ではカンタスまたはヴァージンのChoice以上が分かりやすいことがあります。
家族4人なら、ジェットスターで、
受託手荷物。
座席指定。
必要なら食事。
を人数分追加すると、基本運賃からかなり金額が増える場合があります。
ただし家族全員がスーツケースを預ける必要はありません。
ジェットスターでは1人だけ20kgまたは30kgの受託手荷物を追加し、家族の荷物をまとめる方法もあります。
この使い方ならLCCの安さを生かせます。
価格重視なら?
とにかく安く移動したいなら、ジェットスターから確認するとよいでしょう。
特に、
・短期旅行
・荷物が少ない
・座席位置にこだわらない
・日程変更の可能性が低い
という人とは相性が良い航空会社です。
ただしヴァージン・オーストラリアのLiteも安い運賃が出ます。
カンタスもセールや時間帯によっては意外に差が小さいことがあります。
荷物が多いなら?
23kg程度のスーツケースを1個預けるなら、最初からカンタスまたはヴァージンのChoiceを検索すると比較しやすいでしょう。
ジェットスターでも荷物を追加できますが、往復とも追加するならその金額を必ず航空券へ加えます。
一方、40kg近い荷物を運びたい場合には、必要量だけ受託手荷物を購入できるジェットスターが便利になる場合もあります。
時間に余裕がない旅程なら?
例えば翌朝にウルルのツアーへ参加する。
その日にクルーズへ乗船する。
国内線到着後すぐ国際線へ乗り継ぐ。
このように「その便に乗れないと旅行全体へ大きな影響が出る」日程なら、航空券の安さだけで決めないほうがよいでしょう。
便数の多い路線を選ぶ。
早い時間帯の便を利用する。
同一航空会社・同一予約で乗り継ぐ。
前日に目的地へ入る。
といった方法も検討してください。
航空券は最終金額で比較する
国内線を比較するときは、次の項目をすべて加えます。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 航空券 | 片道の基本運賃 |
| 受託手荷物 | スーツケースを預けるか |
| 座席指定 | 家族・夫婦で隣席が必要か |
| 食事 | 長距離国内線なら必要か |
| 変更条件 | 日程変更の可能性 |
| 空港・ターミナル | 国際線との乗り継ぎ時間 |
例えば、
ジェットスター 80豪ドル
ヴァージン Choice 125豪ドル
カンタス 140豪ドル
だったとします。
ジェットスターへ20kgの荷物と座席指定を加えて120豪ドルになれば、ヴァージンとの差は5豪ドルです。
この状態なら、単純に「ジェットスターが45豪ドル安い」とは言えません。
旅行タイプ別おすすめ
| 旅行タイプ | まず比較したい航空会社 |
|---|---|
| 初めてのオーストラリア国内線 | カンタス・ヴァージンChoice |
| 最安運賃重視 | ジェットスター・ヴァージンLite |
| スーツケース23kgを預ける | カンタス・ヴァージンChoice |
| 荷物がほとんどない | ジェットスター |
| 地方都市へ行く | カンタス/カンタスリンク |
| 主要都市を周遊 | 3社すべて比較 |
| ゴールドコーストなどレジャー路線 | ヴァージン・ジェットスター |
| 変更の可能性がある | Flex系運賃を3社で比較 |
| 国際線から同日乗り継ぎ | 国際線との同一予約を優先して比較 |
国内線は3社を毎回比較するのが正解
オーストラリア国内線には、「この航空会社が絶対に一番」という答えはありません。
カンタス航空は、荷物や軽食を含めたフルサービスと大きな国内ネットワークが強みです。
ヴァージン・オーストラリアは、Liteなら安く、Choiceなら23kgの荷物と標準座席指定が含まれるため、価格とサービスのバランスを取りやすい航空会社です。
ジェットスター航空は、余計なサービスを付けなければ非常に安く移動できる可能性があります。
だからこそ、国内線を予約するときには、
カンタス。
ヴァージン・オーストラリア。
ジェットスター。
この3社を同じ日時で比較するのがおすすめです。
そして基本運賃ではなく、
受託手荷物。
座席指定。
食事。
変更条件。
まで加えた実際に支払う最終金額で比べてください。
オーストラリアの国内線は競争があるため、日付や時間帯を少し変えるだけで運賃がかなり違うこともあります。
同じ旅行の中でも、
シドニー → メルボルンはカンタス。
メルボルン → ケアンズはジェットスター。
ケアンズ → ブリスベンはヴァージン。
というように、区間ごとに航空会社を変えてもまったく問題ありません。
3社を上手に使い分けることが、オーストラリア周遊旅行を安く、便利にするコツです。
よくある質問
荷物や軽食込みならカンタス、価格とサービスのバランスならヴァージン・オーストラリアのChoice、運賃の安さを優先するならジェットスターが候補です。区間ごとに3社を比較するのがおすすめです。
通常のオーストラリア国内線エコノミークラスでは23kgまでの受託手荷物1個が含まれます。小型機や一部路線には例外があります。
Liteには受託手荷物は含まれません。ChoiceとFlexには23kgまでの受託手荷物1個が含まれます。スーツケースを預けるならChoiceとの総額を比較してください。
Starter運賃では追加料金です。必要な重量を最大40kgまで購入できます。空港で追加すると高額になるため、預ける予定なら事前購入がおすすめです。
エコノミークラスでは水、紅茶、コーヒーが無料です。その他の食事・飲み物は購入するのが基本です。カンタスでは国内線エコノミーでも軽食または食事・飲み物が含まれます。
違います。カンタス国内線はターミナル3、ヴァージン・オーストラリアとジェットスターはターミナル2です。国際線はターミナル1なので、日本から到着して国内線へ乗り継ぐ場合はターミナル移動が必要です。
基本的にカンタス国内線はターミナル1、ヴァージン・オーストラリアはターミナル3、ジェットスター国内線はターミナル4です。実際の便は搭乗券で確認してください。
可能ですが、国際線が遅れて別切りの国内線へ乗り遅れた場合、国内線航空会社が無料で変更してくれるとは限りません。入国審査、荷物受取、検疫、ターミナル移動を考え、十分な乗り継ぎ時間を取ってください。
2027年2月2日以降のジェットスター航空便ではStarter運賃のルールが変わり、基本運賃に含まれるのは40cm×30cm×20cm以内の座席下バッグ1個になります。頭上収納棚を使う手荷物は別途オプションとなるため、2027年の予約では条件を確認してください。
オーストラリアの旅行手配
トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
オーストラリアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
オーストラリア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。
オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ


