アデレード大学見学ガイド|一般旅行者のキャンパス見学・見どころ・歴史・入学難易度
2026年、南オーストラリア州の大学事情は大きく変わりました。アデレード大学(Adelaide University)は、旧アデレード大学(The University of Adelaide)と南オーストラリア大学(University of South Australia、UniSA)が統合して誕生し、2026年1月に正式に開学した新しい総合大学です。
旅行者が見学する中心となるのは、アデレードCBDのノース・テラス(North Terrace)沿いに広がるアデレード・シティ・キャンパス(Adelaide City Campus)です。市内キャンパスは東地区と西地区に分かれていますが、歴史的建築を見たいなら、旧アデレード大学のノース・テラス・キャンパスを受け継いだ東地区が中心になります。
東地区には、1882年開館のミッチェル・ビルディング、エルダー・ホール、ボニソン・ホール、1930年代の壮麗な読書室を持つバー・スミス図書館、カウナ・ラーニング・サークルなどがあり、「新しい大学の中に150年以上の大学史が残る」という独特のキャンパス景観を楽しめます。
一方、西地区には、科学・アート・イノベーションを扱う無料ミュージアムMOD.、サムスタッグ美術館、SASAギャラリーなど、一般旅行者でも入りやすい文化施設があります。東地区から西地区までは徒歩約15分、またはノース・テラスを走る無料トラムで移動できます。
2026年6月発表のQS世界大学ランキング2027では、アデレード大学は世界79位。オーストラリアの研究大学グループ、グループ・オブ・エイトにも加盟しています。この記事では、日本からの旅行者と在豪邦人向けに、学生でない人の見学方法、見るべき場所、一般利用できる施設、見学時の注意、アクセス、大学の歴史、入学難易度、有名な卒業生・ゆかりの人物まで詳しく紹介します。
- アデレード大学とは?
- 2026年に誕生した新しい大学
- メインはアデレード・シティ・キャンパス
- 学生でなくても見学できる?
- 観光ならセルフガイドがおすすめ
- 公式キャンパスツアーはある?
- 見学におすすめの曜日・時間
- 旅行者向けおすすめ見学ルート
- ミッチェル・ビルディング
- エルダー・ホール
- ボニソン・ホール
- バー・スミス図書館
- バー・スミス・リーディング・ルーム
- バー・スミス・ローンズ
- カウナ・ラーニング・サークルとクロイスターズ
- ユニバーシティ・フットブリッジ
- シティ・キャンパス西地区
- MOD.
- サムスタッグ美術館
- SASAギャラリー
- 旅行者が入らない方がよい場所
- 写真撮影・見学時のマナー
- アデレード大学の歴史
- 旧アデレード大学の歴史
- 南オーストラリア大学のルーツ
- 女性教育で先駆的だった大学
- ノーベル賞受賞者との関わり
- 世界ランキング
- 入学難易度
- ATARとセレクション・ランク
- 学部別の難易度例
- 日本から出願する場合
- 有名な卒業生・ゆかりの人物
- アデレード市内からのアクセス
- 無料トラムを使う
- 1~2時間のおすすめ見学プラン
- よくある質問(FAQ)
アデレード大学とは?


現在のアデレード大学は、2026年に開学した新しい公立総合大学です。
旧アデレード大学と南オーストラリア大学という2つの大学を統合し、教育、研究、施設、卒業生ネットワークを一つにまとめました。学生数は約7万人規模を想定し、オーストラリアでも最大級の大学の一つとなっています。
大学は南オーストラリア州内に複数のキャンパスを持ち、市内のアデレード・シティ・キャンパスのほか、マギル、モーソン・レイクス、ウェイト、ローズワーシー、マウント・ガンビア、ワイアラなどに拠点があります。
| 大学名 | アデレード大学 |
|---|---|
| 正式開学 | 2026年 |
| 母体 | 旧アデレード大学+南オーストラリア大学 |
| 市内キャンパス | アデレード・シティ・キャンパス |
| 学生規模 | 約70,000人 |
| QS世界大学ランキング2027 | 世界79位 |
| Web | アデレード大学公式サイト |
2026年に誕生した新しい大学
2023年に南オーストラリア州議会で新大学設立のための法律が成立し、2024~2025年に統合作業が進められました。
2025年12月には旧2大学から約56,000人の学生が新大学へ移行し、2026年1月からアデレード大学として運営が始まりました。
そのため、観光情報を調べる時に古いウェブサイトやガイドブックを見ると、同じ建物が「University of Adelaide」「UniSA」と表記されていることがあります。2026年以降はいずれもアデレード大学の施設として再編されている、と理解すると分かりやすいでしょう。
メインはアデレード・シティ・キャンパス
日本からの旅行者が見学するなら、CBDのノース・テラス沿いにあるアデレード・シティ・キャンパスが中心です。
市内キャンパスは大きく東地区(City East)と西地区(City West)に分かれています。
東地区には、旧アデレード大学の歴史的なノース・テラス・キャンパスがあり、ミッチェル・ビルディング、エルダー・ホール、ボニソン・ホール、バー・スミス図書館などが並びます。
西地区はより現代的で、MOD.、サムスタッグ美術館、SASAギャラリー、ジェフリー・スマート図書館、プリダム・ホール、健康科学系施設などがあります。
学生でなくても見学できる?
はい。屋外のキャンパス、芝生、中庭、歩行者通路などは一般旅行者も歩くことができます。
さらに、バー・スミス図書館、MOD.、サムスタッグ美術館、SASAギャラリーなど、一般利用が明確に案内されている施設もあります。
ただし、現役の大学なので、教室、研究室、実験室、学生・職員専用区域、カードアクセスが必要な場所には入れません。歴史的なホールも「観光客が常時内部見学できる施設」とは限らないため、外観を中心に見るのが基本です。
観光ならセルフガイドがおすすめ
一般旅行者向けの毎日開催ツアーがあるわけではないため、公式キャンパスマップを使ったセルフガイドが最も利用しやすい方法です。
東地区はコンパクトで、ミッチェル・ビルディング、エルダー・ホール、ボニソン・ホール、バー・スミス・ローンズ、バー・スミス図書館、カウナ・ラーニング・サークルを徒歩でつなげられます。
時間があれば、ノース・テラスを西へ移動してシティ・キャンパス西地区のMOD.やサムスタッグ美術館まで足を延ばしましょう。
公式キャンパスツアーはある?
大学ではオープンデーなどにキャンパスツアーを実施していますが、通常は進学希望者向けです。
一般観光客向けに毎日決まった時間に出発する観光ツアーではありません。歴史建築を見たいだけなら、セルフガイドで十分楽しめます。
研究室や実習施設、ボニソン・ホール内部などを見たい場合は、オープンデーや一般公開イベントの開催日が良い機会になります。
見学におすすめの曜日・時間
旅行者には平日の10:00~16:00頃がおすすめです。
この時間なら学生が行き交う普段のキャンパスらしい雰囲気を感じられ、バー・スミス図書館も一般来訪者が利用できる時間帯に入っています。
MOD.や美術館も組み合わせるなら、火~金曜日が回りやすいでしょう。週末は屋外のキャンパス見学はできますが、バー・スミス図書館は一般来訪者には閉まるため注意してください。
旅行者向けおすすめ見学ルート
| 順番 | 場所 | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | ミッチェル・ビルディング | 1882年開館の大学最古級の建物 |
| 2 | エルダー・ホール | 1900年完成、音楽教育の歴史 |
| 3 | ボニソン・ホール | ノース・テラスを代表する大学建築 |
| 4 | バー・スミス・ローンズ | 学生の日常を感じられる芝生 |
| 5 | バー・スミス図書館 | 一般入館可能、壮麗な読書室 |
| 6 | カウナ・ラーニング・サークル | 先住民文化と土地とのつながり |
| 7 | クロイスターズ | 歴史的中庭と第一次世界大戦の記憶 |
| 8 | 西地区へ移動 | MOD.、サムスタッグ美術館など |
東地区だけなら約1時間、西地区の文化施設まで含めるなら2~3時間を見ておくとよいでしょう。
ミッチェル・ビルディング
ミッチェル・ビルディング(Mitchell Building)は、ノース・テラス側に立つアデレード大学を代表する歴史建築です。
1882年に開館し、旧アデレード大学の最古の主要建物として長く大学の象徴になってきました。
正面には大学創設に大きく貢献したウォルター・ワトソン・ヒューズの像があります。旅行者はまず外観を見て、ここからキャンパス散策を始めると歴史の流れを理解しやすいでしょう。
内部は大学施設として使用されているため、観光目的で自由に全館を歩く場所ではありません。
エルダー・ホール
エルダー・ホール(Elder Hall)は1900年に建てられたフロレンティン・ゴシック様式のコンサートホールです。
音楽教育の中心として使われ、現在もエルダー音楽院の公演や大学イベントの会場になります。
音響の良い歴史的ホールとして知られますが、常時内部を観光できる施設ではありません。外観を見学し、公開コンサートやイベントが旅行日程と合えば、実際に中へ入る機会になります。
ボニソン・ホール
ボニソン・ホール(Bonython Hall)は、1936年に完成したノース・テラスのランドマークです。
長年、卒業式や式典の象徴的な会場として使われてきました。2026年以降の正式な卒業式は西地区のプリダム・ホールが中心ですが、ボニソン・ホールも写真撮影や関連イベントなど大学の重要な象徴として使われています。
通常時は内部自由見学を前提にせず、外観とノース・テラス側からの景観を楽しみましょう。
バー・スミス図書館
バー・スミス図書館(Barr Smith Library)は、学生でない旅行者が実際に入りやすい施設です。
2026年2~11月の大学公式案内では、一般来訪者は平日7:00~19:00に建物を利用できます。19:00以降は学生・職員専用となり、週末・祝日は一般来訪者には閉館です。
大学図書館なので、観光地のように大声で会話したり、学生の勉強を妨げたりしないようにしましょう。
バー・スミス・リーディング・ルーム
図書館で特に見ておきたいのが、1930年代のリーディング・ルーム(Reading Room)です。
高い天井、長い木製机、クラシックな照明が並び、オーストラリアの歴史ある大学図書館らしい雰囲気を残しています。
現在も実際の学習空間として使われています。写真撮影のために学生の前を何度も歩いたり、席を長時間占有したりせず、静かに短時間見学するのがおすすめです。
バー・スミス・ローンズ
バー・スミス・ローンズ(Barr Smith Lawns)は、図書館周辺に広がる芝生エリアです。
授業期間中は学生が座って昼食を食べたり、友人と話したりする姿が見られ、大学の日常を感じるのに向いています。
歴史建築が周囲を囲むため、建物だけを見るより、芝生からキャンパス全体を眺めると東地区の雰囲気がよく分かります。
カウナ・ラーニング・サークルとクロイスターズ
カウナ・ラーニング・サークル(Kaurna Learning Circle)は、アデレード平原の伝統的所有者であるカウナの人々の文化と土地とのつながりを表す屋外空間です。
近くには歴史的なクロイスターズ(Cloisters)と中庭があり、大学の長い歴史と現在の先住民文化への取り組みを同じエリアで見ることができます。
単に「古い建物がある大学」として見るより、ここまで歩くことで、現在のアデレード大学がどのように土地と文化の歴史を捉えているかも感じられます。
ユニバーシティ・フットブリッジ
ユニバーシティ・フットブリッジ(University Footbridge)は、キャンパス北側からトレンス川を渡る歩道橋です。
橋を渡ると、大学のスポーツ施設やトレンス川沿いへ出られます。ノース・テラスの石造建築とは雰囲気が変わり、アデレードの公園都市らしい緑の景観を楽しめます。
時間があれば、大学見学の最後にトレンス川沿いまで歩くのもおすすめです。
シティ・キャンパス西地区
東地区からノース・テラスを西へ約15分歩くと、アデレード・シティ・キャンパス西地区(Adelaide City Campus West)です。
こちらは旧南オーストラリア大学のシティ・ウエスト・キャンパスを中心とするエリアで、東地区より現代的な建築が多く、アート、デザイン、建築、健康科学などの施設が集まっています。
東西地区の間は無料トラムも利用できるため、暑い日や時間を節約したい時には便利です。
MOD.
MOD.(モッド)は、科学、アート、テクノロジー、社会を横断する展示を行う未来志向のミュージアムです。
ブラッドリー・ビルディングにあり、一般旅行者も気軽に入館できます。2026年9月現在、火~土曜日10:00~17:00、入場無料。日・月曜日と祝日は休館です。
歴史建築中心の東地区と対照的で、「新しいアデレード大学」を感じる場所としておすすめです。
サムスタッグ美術館
サムスタッグ美術館(Samstag Museum of Art)は、西地区のホーク・ビルディングにある現代美術館です。
オーストラリアと海外の現代美術を紹介し、入場無料。展示替えの期間には休館するため、訪問前に開催中の展覧会を確認するとよいでしょう。
MOD.と徒歩圏なので、アートに興味がある人は2館を組み合わせて回れます。
SASAギャラリー
SASAギャラリー(SASA Gallery)は、南オーストラリア・スクール・オブ・アートの流れを受け継ぐ学生・研究者中心のギャラリーです。
卒業制作、研究展示、実験的なアートなどを見ることができ、一般来訪者も歓迎されています。
2026年の通常案内では水~金曜日10:00~16:00、入場無料。展覧会開催期間外は閉まることがあるため、事前確認がおすすめです。
旅行者が入らない方がよい場所
市内キャンパスは一般来訪者も歩けますが、大学は観光施設ではありません。次のような場所へ観光目的で入るのは避けましょう。
- 授業中の講義室・演習室
- 研究室・実験室
- 学生証・職員証が必要なカードアクセス区域
- 教職員専用オフィス
- 試験会場
- 学生専用ラウンジや実習施設
- 「Authorised access only」「Staff only」などの表示がある場所
バー・スミス図書館の一般利用時間や、MOD.など一般公開が明確な施設を中心に回ると安心です。
写真撮影・見学時のマナー
屋外の建物、芝生、彫刻などを個人旅行の記念として撮影する程度なら、通常の観光と同じように楽しめます。
ただし学生や教職員が日常的に学び働く場所です。学生の顔を大きく撮影する、授業中の教室を撮る、建物入口を長時間ふさぐ、といった行為は避けましょう。
図書館、美術館、ギャラリーなどでは各施設の撮影ルールを優先してください。
アデレード大学の歴史
現在のアデレード大学そのものは2026年に開学した新大学ですが、その歴史は2つの母体大学を通じて150年以上さかのぼります。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1856年 | 南オーストラリア・スクール・オブ・アート設立。後のUniSA系統の源流 |
| 1874年 | 旧アデレード大学設立 |
| 1876年 | 旧アデレード大学で正式授業開始 |
| 1881年 | 旧アデレード大学が女性を男性と同等条件で学位課程へ受け入れる |
| 1882年 | ミッチェル・ビルディング開館 |
| 1991年 | 複数の教育機関が統合し南オーストラリア大学が誕生 |
| 2023年 | 新アデレード大学設立法が州議会を通過 |
| 2026年 | 旧アデレード大学と南オーストラリア大学が統合し新大学開学 |
旧アデレード大学の歴史
旧アデレード大学は1874年に設立され、1876年に正式な授業を開始しました。
南オーストラリア州最初の大学で、初期から比較的進歩的な教育理念を掲げ、科学、医学、音楽、法律、ビジネスなどへ教育分野を広げていきました。
現在旅行者が見るミッチェル・ビルディング、エルダー・ホール、ボニソン・ホール、バー・スミス図書館などは、この旧大学の歴史を新しいアデレード大学が受け継いだものです。
南オーストラリア大学のルーツ
もう一つの母体、南オーストラリア大学の歴史は1856年設立の南オーストラリア・スクール・オブ・アート(South Australian School of Art)までさかのぼります。
その後、複数の教育機関が統合・再編され、1991年に南オーストラリア大学が誕生しました。
実務・産業とのつながり、アート・デザイン、教育、健康、工学などの強みが、現在のアデレード大学へ引き継がれています。
女性教育で先駆的だった大学
旧アデレード大学は1881年、オーストラリアで初めて女性を男性と同等の条件で全学位課程へ受け入れた大学として知られています。
現在のアデレード大学が掲げるアクセスと公平性の理念を理解するうえでも、重要な歴史の一つです。
ノーベル賞受賞者との関わり
新しいアデレード大学は、母体大学の研究実績と卒業生ネットワークを継承しています。
旧アデレード大学にゆかりの深い人物として、ペニシリンの実用化に大きく貢献し1945年ノーベル生理学・医学賞を受賞したハワード・フローリー(Howard Florey)、1915年ノーベル物理学賞を父と共同受賞したウィリアム・ローレンス・ブラッグ(William Lawrence Bragg)らがいます。
大学の歴史を知ってからキャンパスを歩くと、単なる古い建物ではなく、世界的な研究者を生み出してきた場所として見え方が変わります。
世界ランキング
2026年6月に発表されたQS世界大学ランキング2027で、アデレード大学は世界79位となりました。
新大学は2026年に正式開学したばかりですが、旧2大学の研究・教育実績を基盤として、開学初年度から世界トップ100に入っています。
また、オーストラリアの研究集約型大学で構成されるグループ・オブ・エイトの一員です。
大学ランキングは評価機関ごとに順位が異なるため、一つの数字だけで大学の価値を判断することはできませんが、国際的な研究大学として位置付けられていることは分かります。
入学難易度
日本の大学のように「アデレード大学の偏差値は○○」と一つの数字で表すことはできません。
オーストラリアでは、学部・コースごとにセレクション・ランク(Selection Rank)や必要科目が設定されています。
文学、理学などは比較的幅広い入口がありますが、商学、工学、薬学、医学などはより高いランクや追加選考が必要になります。
ATARとセレクション・ランク
ATAR(Australian Tertiary Admission Rank)は、オーストラリアの高校卒業生が大学進学で使う順位指標です。
アデレード大学ではATARに調整ポイントなどを加えたセレクション・ランクを使って出願者を評価します。
大学が示す保証入学ランクは、必要科目やその他の条件を満たしたうえでの目安です。医学などは単純なATARだけでは決まりません。
学部別の難易度例
2027年入学向けに大学が案内している保証入学ランクなどの例を見ると、コースによる違いが分かります。
| コース例 | 2027年の目安 |
|---|---|
| 文学士 | 保証入学ランク70 |
| 理学士 | 保証入学ランク70 |
| 建築デザイン学士 | 保証入学ランク70 |
| 商学士 | 保証入学ランク80 |
| 土木工学士(オナーズ) | 保証入学ランク80+数学の前提科目 |
| 薬学士(オナーズ) | 保証入学ランク90 |
| 医学 | 学力基準90以上+UCAT ANZ+面接 |
医学では学力、UCAT ANZ、面接を組み合わせて選考し、定員も限られるため非常に競争的です。
日本から出願する場合
日本の高校・大学から出願する場合、ATARを持っている必要はありません。
大学が認める日本の高校卒業資格、大学での学習歴、IBなどをもとに審査され、コースごとの学力条件と英語力条件を満たす必要があります。
日本の偏差値をATARへ自己換算するのではなく、最新の国際学生向け入学条件を確認してください。
有名な卒業生・ゆかりの人物
新しいアデレード大学は2026年開学ですが、旧アデレード大学と南オーストラリア大学の卒業生を「ファウンディング・アルムナイ」として引き継いでいます。卒業生ネットワークは約40万人規模です。
ハワード・フローリー
ハワード・フローリーは、ペニシリンを実用的な治療薬へ発展させる研究に貢献した医学者です。旧アデレード大学で医学を学び、1945年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
ウィリアム・ローレンス・ブラッグ
ウィリアム・ローレンス・ブラッグはアデレード生まれの物理学者で、旧アデレード大学で学んだ後、ケンブリッジ大学へ進みました。1915年、25歳で父とともにノーベル物理学賞を受賞しました。
アンディ・トーマス
アンディ・トーマス(Andy Thomas)はNASAの宇宙飛行士として4回のスペースシャトル飛行を経験した人物です。旧アデレード大学で工学士と博士号を取得し、オーストラリア人として初めて宇宙遊泳を行いました。
ペニー・ウォン
ペニー・ウォン(Penny Wong)はオーストラリアの連邦政治家で、旧アデレード大学で法学と文学を学びました。現在のアデレード大学は、旧2大学の双方で学んだ卒業生の代表例としても紹介しています。
ジュリー・ビショップ
ジュリー・ビショップ(Julie Bishop)は元オーストラリア外相・自由党副党首。旧アデレード大学で法学を学びました。
ダグラス・モーソン
ダグラス・モーソン(Douglas Mawson)は卒業生ではありませんが、南極探検で知られる地質学者として旧アデレード大学で長年教授を務めました。シティ東地区にはモーソン・ビルディングがあり、大学と南極研究の深い関係を伝えています。
アデレード市内からのアクセス
アデレード・シティ・キャンパス東地区はCBD中心部のノース・テラスにあり、観光客にとって非常にアクセスしやすい場所です。
| 方法 | ポイント |
|---|---|
| 徒歩 | ランドル・モールから約5~10分 |
| トラム | ノース・テラス沿いの市内区間は無料 |
| 鉄道 | アデレード駅から東地区へ徒歩約10~15分 |
| バス | ノース・テラス、フロム・ロード周辺に多数 |
| 車 | 周辺の有料駐車場を利用 |
東地区は南オーストラリア美術館、南オーストラリア博物館、州立図書館と隣り合っているため、ノース・テラス観光の一部として組み込みやすい大学です。
無料トラムを使う
アデレードCBD中心部ではトラムの無料区間があり、東地区と西地区の移動にも便利です。
東地区の見学後、西地区のMOD.へ向かう場合は、ノース・テラスの停留所からシティ・ウエスト(City West)方面へ移動できます。
東地区から西地区は歩いても約15分程度ですが、夏の暑い日や雨の日にはトラムを使うと楽です。
1~2時間のおすすめ見学プラン
約1時間・東地区の歴史建築中心
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 0~15分 | ミッチェル・ビルディング、エルダー・ホール |
| 15~30分 | ボニソン・ホール、バー・スミス・ローンズ |
| 30~45分 | バー・スミス図書館とリーディング・ルーム |
| 45~60分 | カウナ・ラーニング・サークル、クロイスターズ |
約2時間・西地区も含める
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 0~45分 | 東地区の歴史建築と芝生 |
| 45~65分 | バー・スミス図書館 |
| 65~80分 | 徒歩または無料トラムで西地区へ |
| 80~120分 | MOD.またはサムスタッグ美術館 |
大学だけでなく南オーストラリア博物館や州立図書館も見たい場合は、半日ほどノース・テラス周辺に時間を取ると充実します。
アデレード大学の見学に関するよくある質問(FAQ)
厳密には新しい大学です。旧アデレード大学と南オーストラリア大学が統合し、2026年に現在のアデレード大学として開学しました。
はい。屋外キャンパスは一般来訪者も歩くことができ、バー・スミス図書館、MOD.、美術館など一般利用できる施設もあります。
初めてならミッチェル・ビルディング、ボニソン・ホール、バー・スミス図書館がおすすめです。新大学に引き継がれた旧アデレード大学の歴史を感じられます。
はい。2026年2~11月の案内では平日7:00~19:00が一般利用可能時間です。週末・祝日は一般来訪者には閉館です。
QS世界大学ランキング2027では世界79位です。
コースによって大きく異なります。文学・理学などは保証入学ランク70、商学や工学は80前後、医学は学力90以上に加えてUCAT ANZと面接が必要です。
新大学は旧2大学の卒業生をファウンディング・アルムナイとして引き継いでいます。ハワード・フローリー、ウィリアム・ローレンス・ブラッグ、アンディ・トーマス、ペニー・ウォン、ジュリー・ビショップなどが代表的です。
徒歩で約15分です。ノース・テラスを走る市内無料トラムでも移動できます。
東地区の歴史建築だけなら約1時間、バー・スミス図書館や西地区のMOD.まで見るなら2時間前後あるとよいでしょう。
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