トラベルドンキー 現地情報
月別: 2026年8月
2026年8月11日(火曜日)
カパフルショッピングセンターにある「MOO JIGAE KOREAN GRILL」に行って来ました。
カパフルの「セーフウェイ」のある場所
この辺りを「カパフル・ショッピング・センター」と言うらしい。
以前のお店から比べると、店内、とっても綺麗になっていました。
メニューは、写真入りなので、判りやすい!!
あれこれ迷って、迷って、この3つを注文。
パイナップル・シュリンプ $19.50‐
オレンジチキンのような甘くて美味しい!!
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キャンベラを訪れるなら、まず見ておきたい建物の一つがオーストラリア連邦議事堂(Australian Parliament House)です。
キャピタル・ヒルの上に建つ現在の連邦議事堂は、1988年に開館したオーストラリア連邦政治の中心。遠くからは巨大な国旗を掲げたフラッグ・マストが目印ですが、建物の大部分を丘の中へ埋め込み、屋上を芝生で覆った独特の設計でも知られています。
日本の国会議事堂と大きく違うのは、旅行者でもかなり自由に内部を見学できることです。通常入館は無料で、上院・下院の傍聴席、グレート・ホール、歴代首相の肖像、1297年版マグナ・カルタ、屋上の芝生、各種美術品などを見学できます。
議会開会日に訪れれば、実際に議員が法案を審議する様子やクエスチョン・タイムを見ることも可能です。一方、開会日でなくても議場を見学でき、建築や美術、キャンベラの都市計画に興味がある人にも十分楽しめます。
この記事では、日本からキャンベラを訪れる旅行者向けに、2026年8月時点の開館時間、入館料、セキュリティー、上院・下院、議会傍聴、無料で見られる場所、ガイドツアー、マグナ・カルタ、屋上、アクセス、所要時間、シドニー発キャンベラ観光ツアーまでまとめて紹介します。
- オーストラリア連邦議事堂とは?
- 基本情報・開館時間・入館料
- 1988年に開館した現在の連邦議事堂
- 丘の中に建てられた独特の建築
- キャンベラ市内からの行き方
- 初めてならこの順番で見る
- 1.マーブル・フォイヤー
- 2.下院議場
- 3.上院議場
- 4.クエスチョン・タイムを傍聴する
- 5.グレート・ホール
- 6.1297年版マグナ・カルタ
- 7.屋上の芝生とフラッグ・マスト
- 8.美術品・首相肖像・館内展示
- ガイドツアーを利用する
- 議会開会日と非開会日、どちらがおすすめ?
- 入館時のセキュリティーと写真撮影
- シドニー発キャンベラ観光ツアーを利用する
- 戦争記念館・フロリアードと組み合わせる
- 見学に必要な所要時間
- 車椅子・ベビーカーでの利用
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- オーストラリア連邦議事堂に関するFAQ
オーストラリア連邦議事堂とは?
オーストラリア連邦議事堂は、首都キャンベラのキャピタル・ヒル(Capital Hill)に建つ連邦議会の議事堂です。
オーストラリア政治の中心
ここには下院と上院の二つの議場があり、連邦法案の審議、予算審議、委員会、クエスチョン・タイムなどが行われています。
観光客も自由に入れる
政治家や関係者だけの建物ではありません。一般旅行者もセキュリティーチェックを受ければ入館でき、多くの公共エリアを無料で見学できます。
建築・美術の見どころも多い
巨大な国旗、芝生の屋根、大理石のホール、歴史資料、オーストラリア美術など、政治に詳しくなくても楽しめる見どころがあります。
基本情報・開館時間・入館料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | オーストラリア連邦議事堂 |
| 所在地 | パーラメント・ドライブ、キャンベラ |
| 通常入館料 | 無料 |
| 非開会日 | 9:00~17:00 |
| 議会開会日 | 8:30~18:00が基本 |
| 休館日 | 12月25日 |
| セキュリティー | 全来館者が保安検査を受ける |
| 主な見どころ | 上院、下院、グレート・ホール、マグナ・カルタ、屋上 |
通常の入館は無料ですが、特別展示、イベント、一部のガイドツアーは有料となる場合があります。議会開会日は議事進行によって開館時間が延びる場合もあります。
1988年に開館した現在の連邦議事堂
現在の連邦議事堂は、オーストラリア建国200周年にあたる1988年に完成しました。
1988年5月9日に正式開館
エリザベス2世女王によって1988年5月9日に正式に開館されました。それ以前は、現在「旧国会議事堂」と呼ばれる建物が連邦議会として使われていました。
国際設計競技から選ばれたデザイン
設計競技を勝ち抜いたミッチェル・ジュルゴラ&ソープのチームが設計を担当し、建築家ロマルド・ジュルゴラが中心的な役割を果たしました。
キャンベラ都市計画の中心点
ウォルター・バーリー・グリフィンが描いたキャンベラの都市軸の延長線上にあり、正面から旧国会議事堂、バーリー・グリフィン湖、アンザック・パレード、オーストラリア戦争記念館までを見渡せます。
丘の中に建てられた独特の建築
オーストラリア連邦議事堂を特徴付けているのは、建物をキャピタル・ヒルの上に「載せる」のではなく、丘の中へ埋め込むように設計したことです。
国民が議会の上を歩けるという発想
建物の屋根は芝生で覆われ、一般旅行者も館内から屋上へ上がることができます。議会より国民が上に立つという民主主義の象徴として語られることの多い設計です。
建物と風景を一体化
敷地は33ヘクタールあり、そのうち23ヘクタールが庭園や景観として整備されています。建築物だけが突出せず、周辺の丘と一体になるよう計画されています。
中央にそびえるフラッグ・マスト
ステンレス製の巨大なフラッグ・マストは議事堂の中心点に立ち、キャンベラの多くの場所から見ることができます。
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キャンベラ市内からの行き方
オーストラリア連邦議事堂はキャンベラCBDの南、ナショナル・トライアングルの中心にあります。
公共バス
キャンベラ市内から公共バスでアクセスできます。バス停から一般入口までは約200メートルあり、一部は砂利敷きの前庭を歩きます。
タクシー・Uber
市中心部から短時間で移動できるため、短期旅行者には便利です。国会議事堂から戦争記念館や美術館へ続けて移動する場合にも使いやすいでしょう。
レンタカー
一般来館者用の地下駐車場は24時間利用できます。2026年8月時点では最初の1時間は無料で、それ以降は有料です。障害者駐車許可証がある場合は訪問中無料となります。
初めてならこの順番で見る
初めて訪れる場合は、政治制度を完璧に理解しようとするより、まず主要な空間を順に見ていく方が楽しめます。
約1時間30分の基本ルート
マーブル・フォイヤー → 下院議場 → 上院議場 → グレート・ホール → マグナ・カルタ → 屋上、という順番がおすすめです。
議会開会中なら傍聴を追加
上院・下院が開会している日は、公共傍聴席から実際の議事を見ることができます。特にクエスチョン・タイムはオーストラリア政治の雰囲気を感じやすい時間です。
屋上は最後に
館内でキャンベラの都市設計を知った後に屋上へ出ると、旧国会議事堂、湖、戦争記念館まで一直線につながる都市軸が分かりやすくなります。
1.マーブル・フォイヤー
セキュリティーを通って最初に目に入る代表的な空間がマーブル・フォイヤー(Marble Foyer)です。
48本の大理石柱
淡い色の大理石柱が並ぶ空間で、ユーカリの森を連想させるデザインになっています。
まずインフォメーション・デスクへ
初めてなら館内マップを入手し、その日の議会開会状況、ツアー、屋上へのアクセスなどを確認しておくと効率的です。
ここから上院・下院へ分かれる
中央軸を基準に、片側に上院、反対側に下院が配置されています。議事堂全体の左右対称性を感じやすい場所です。
2.下院議場
下院(House of Representatives)は、国民によって選ばれた議員が法案や政策を議論する議場です。
ユーカリを思わせる緑色
英国議会の下院が緑色を使う伝統を引き継ぎながら、現在の議場ではオーストラリアのユーカリをイメージした柔らかな灰緑色が使われています。
非開会日でも傍聴席から見学
議会が開かれていない日でも、一般の公共傍聴席から議場内部を見ることができます。
開会日は議論を実際に見られる
本会議中は、法律や政策について議員が発言する様子をその場で見ることができます。
3.上院議場
上院(Senate)は、州を代表する議員によって構成される議院です。
赤系の議場
英国議会の上院が赤を使う伝統を受け継ぎつつ、オーストラリアの大地を連想させる落ち着いた赤系統が使われています。
下院と見比べる
二つの議場を続けて見ると、色、座席配置、議長席などに違いがあり、オーストラリアの二院制が視覚的にも分かりやすくなります。
上院も開会中は傍聴可能
上院が開会していれば公共傍聴席から議事を見ることができます。
4.クエスチョン・タイムを傍聴する
政治に興味があるなら、議会開会日のクエスチョン・タイム(Question Time)を見てみるのもおすすめです。
下院は予約可能
下院のクエスチョン・タイムはオンラインなどで席を予約できます。予約は当日12:15まで、チケット受け取りは12:45~13:30、14:00までに着席する必要があります。
上院は予約不要
上院のクエスチョン・タイムには通常、事前予約は必要ありません。ただし席数には限りがあります。
傍聴席では二次保安検査
議場の公共傍聴席へ入る際には、通常の建物入口とは別に二次セキュリティーチェックがあります。
スマートフォンなどは持ち込めない
バッグ、帽子、カメラ、携帯電話、スマートウォッチなどはクロークへ預けます。傍聴中の撮影・録音は禁止です。
5.グレート・ホール
グレート・ホール(Great Hall)は、公式行事や晩餐会などに使われる大空間です。
大きなタペストリー
正面にはオーストラリアの自然をモチーフにした巨大なタペストリーが掛けられ、議事堂を代表する美術作品の一つになっています。
国家行事の舞台
外国要人の訪問、公式レセプション、国家的な式典などに利用される場所です。
イベント開催時は入れない場合も
公式行事や貸切イベントが行われている日は、一般見学が制限されることがあります。
6.1297年版マグナ・カルタ
館内で見落としたくない歴史資料が1297年版マグナ・カルタ(Magna Carta)です。
世界に4点しか残らない1297年版の一つ
オーストラリア政府が1952年に購入したもので、現存する1297年版の公式写本4点のうちの一つです。
「国王も法の上にはいない」
マグナ・カルタは、法の支配や立憲政治の発展を象徴する文書として知られ、オーストラリアの法制度を理解するうえでも重要な資料です。
ラテン語で書かれた羊皮紙
実物を見ると、印刷物ではなく羊皮紙にインクで書かれ、王の印章が付けられた中世文書であることが分かります。
7.屋上の芝生とフラッグ・マスト
晴れた日に必ず行きたいのが議事堂の屋上です。
館内から屋上へ上がれる
一般旅行者も館内のエレベーターを利用して芝生の屋上へ出ることができます。
巨大な国旗を真下から見る
屋上ではステンレス製のフラッグ・マストの下まで歩くことができ、遠くから見るよりはるかに大きく感じられます。
キャンベラの都市軸を見る
正面には旧国会議事堂、バーリー・グリフィン湖、アンザック・パレード、オーストラリア戦争記念館が一直線に並びます。キャンベラが計画都市であることを最も実感しやすい眺めです。
8.美術品・首相肖像・館内展示
連邦議事堂は政治施設であると同時に、オーストラリアの歴史美術や現代美術を多数所蔵しています。
歴代首相の肖像
館内には歴代首相の肖像画が展示され、政治史を人物からたどることができます。
オーストラリア美術
公共エリアには絵画、彫刻、写真、工芸品などが多数展示されています。作品解説を見ながら歩くと、単なる議事堂見学とは違う楽しみ方ができます。
企画展示もある
写真、議会史、アートなどをテーマにした期間限定展示も行われています。訪問時の展示内容は公式サイトで確認してください。
ガイドツアーを利用する
英語が問題なければ、ガイドツアーに参加すると建築や政治制度を短時間で理解できます。
ハート・オブ・ザ・ハウス・ツアー
毎日実施される約25分の短いツアーで、時間が限られた旅行者にも参加しやすい内容です。
ベスト・オブ・パーラメント・ハウス・ツアー
多くの日に実施される約45分のツアーで、代表的な建築、議場、グレート・ホールなどをガイドと一緒に見学します。
建築ツアー
週1回程度、議事堂の設計や建築に重点を置いた約45分のツアーも行われています。
イェリビー・ツアー
先住民の視点から議事堂と政治史を紹介する「Yeribee」ツアーも定期的に開催されています。
ツアー日程は事前確認
ツアーの実施日、料金、予約方法は変更されるため、旅行日が決まったら公式ツアーページで確認してください。
議会開会日と非開会日、どちらがおすすめ?
どちらにも違った良さがあります。
議会開会日
実際の議論やクエスチョン・タイムを傍聴できるのが最大の魅力です。その一方、セキュリティーや人の出入りが多く、一部エリアへのアクセスが制限される場合があります。
非開会日
館内が比較的落ち着き、建築、美術、議場をゆっくり見るのに向いています。政治そのものより観光が目的なら非開会日でも十分楽しめます。
初訪問ならどちらでも大丈夫
キャンベラ旅行の日程を議会開催日に無理に合わせる必要はありません。もし日程が開会日に重なれば傍聴を加える、という考え方で十分です。
入館時のセキュリティーと写真撮影
国会議事堂なので、一般観光施設よりセキュリティーは厳格です。
すべての来館者が保安検査
入口で手荷物検査やセキュリティースクリーニングを受けます。混雑時を考え、見学やツアー開始時刻の少し前に到着してください。
公共エリアは個人利用の撮影可
多くの公共エリアでは個人利用目的の写真・動画撮影が可能です。
議会の審議中は撮影禁止
上院・下院の審議中やセキュリティー設備は撮影できません。スタッフの指示や撮影禁止表示に従ってください。
傍聴席では電子機器を預ける
議場傍聴席へ入る場合、携帯電話、スマートウォッチ、カメラ、バッグなどをクロークへ預ける必要があります。
シドニー発キャンベラ観光ツアーを利用する
シドニー滞在中にオーストラリア連邦議事堂を訪れたい場合は、キャンベラ日帰り観光ツアーを利用する方法があります。
シドニーから個人で往復すると長距離
シドニー~キャンベラは陸路で片道約3時間前後。日帰りで国会議事堂、戦争記念館などを回ると、かなり長い一日になります。
主要観光地をまとめて見たい人に便利
キャンベラを初めて訪れ、レンタカーを使わず主要スポットを効率よく見たい人には日帰りツアーが便利です。
トラベルドンキーから予約可能
トラベルドンキーでは、シドニー発のキャンベラ観光ツアーを取り扱っています。催行曜日、料金、連邦議事堂での滞在時間などは変更される場合があるため、予約時に最新の商品情報をご確認ください。
シドニーのオプショナルツアーをお得に予約!
シドニー発の市内観光、ブルーマウンテン、ハンターバレーなどへのツアーをお得に予約!
ツアーだけでなくブリッジクライム、ジェットボート等のアクティビティ、人気レストランのミールクーポン、シドニー空港の送迎などもお取り扱いしています!
戦争記念館・フロリアードと組み合わせる
連邦議事堂の周辺にはキャンベラを代表する観光地が集まっています。
オーストラリア戦争記念館
議事堂正面の都市軸の先に位置する重要施設です。午前に連邦議事堂、午後に戦争記念館という組み合わせが定番です。
旧国会議事堂
現在はオーストラリア民主主義博物館として公開されています。現在の連邦議事堂と比較すると、オーストラリア政治史をより深く理解できます。
フロリアード
9~10月に旅行するなら、コモンウェルス・パークで開催されるフロリアードと組み合わせるのもおすすめです。
国立美術館・国立肖像画美術館
ナショナル・トライアングル内にあり、雨天時の組み合わせにも向いています。
見学に必要な所要時間
オーストラリア連邦議事堂は、建物だけ見るのか、傍聴やツアーまで楽しむのかで必要時間が変わります。
約1時間
上院・下院、グレート・ホール、屋上を中心に見る短時間コースです。
1時間30分~2時間
初めての旅行者にはこのくらいがおすすめです。マグナ・カルタ、美術展示、ショップまで余裕を持って見られます。
半日
ガイドツアー、クエスチョン・タイム、委員会傍聴なども含めるなら半日をみてください。
車椅子・ベビーカーでの利用
オーストラリア連邦議事堂は、公共エリアのアクセシビリティーが整っています。
公共エリアは車椅子対応
すべての公共エリアへ車椅子でアクセスできます。館内には大理石、木材、厚手のカーペットなど複数の床材があります。
車椅子・ベビーカーの無料貸し出し
マーブル・フォイヤーのインフォメーション・デスクで、車椅子またはベビーカーを無料で借りることができます。
アクセシブル駐車場
地下の一般駐車場にはエレベーター近くにアクセシブル駐車スペースがあります。
ベビーカーもセキュリティー検査
ベビーカーで入館する場合は子どもを一度降ろし、ベビーカーを折りたたんで検査機器へ通す必要があります。必要なら係員が手伝ってくれます。
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
日本の国会議事堂を想像して行くと、一般旅行者が見学できる範囲の広さに驚くかもしれません。
入館無料なので短時間でも立ち寄れる
特別ツアーへ参加しなくても、上院・下院、展示、屋上など主要な見どころを無料で見ることができます。
英語が苦手でも十分楽しめる
建築、議場、国旗、屋上からの眺望などは説明をすべて読まなくても楽しめます。細かな政治制度は翻訳アプリを併用すると便利です。
議会開会日は時間に余裕を
セキュリティーや傍聴の手続きに時間がかかることがあります。クエスチョン・タイムを見る場合は特に余裕を持って行動してください。
屋上を忘れない
館内だけ見て帰ってしまう人もいますが、晴天なら屋上からの景色は大きな見どころです。キャンベラの都市計画を一望できます。
旧国会議事堂とは別の建物
「Parliament House」と「Old Parliament House」は別施設です。現在の連邦議事堂はキャピタル・ヒルの上、旧国会議事堂はその北側にあります。
初めて訪れるなら:マーブル・フォイヤー → 下院 → 上院 → グレート・ホール → マグナ・カルタ → 屋上の順に約1時間30分で回るのがおすすめです。議会開会日に当たれば公共傍聴席から本会議を見て、時間があれば旧国会議事堂やオーストラリア戦争記念館まで組み合わせると、キャンベラが政治のために計画された首都であることがよく分かります。
オーストラリア連邦議事堂に関するよくある質問(FAQ)
通常入館は無料です。特別展示、イベント、一部ガイドツアーは有料となる場合があります。
2026年8月時点では、非開会日は9:00~17:00、議会開会日は8:30~18:00が基本です。12月25日は休館です。
通常見学は予約不要です。ガイドツアー、特別イベント、下院クエスチョン・タイムなどは予約またはチケット手続きが必要となる場合があります。
はい。議会開会中は公共傍聴席から上院・下院の議事を見学できます。傍聴席へ入る際には二次保安検査があります。
下院クエスチョン・タイムは予約可能で、予約者は指定時間までにチケットを受け取ります。上院クエスチョン・タイムは通常予約不要です。
はい。館内からエレベーターで芝生の屋上へ上がることができます。巨大な国旗の下からキャンベラの都市軸を眺められます。
はい。1297年に発行されたマグナ・カルタの公式写本が所蔵・展示されており、現存する同版4点のうちの一つです。
多くの公共エリアでは個人利用の撮影が可能です。ただし、セキュリティー設備や議会審議中の撮影・録音は禁止されています。
主要部分だけなら約1時間、初めてなら1時間30分~2時間がおすすめです。議会傍聴やガイドツアーまで含めるなら半日みてください。
可能です。片道約3時間前後かかりますが、シドニー発のキャンベラ観光ツアーを利用して連邦議事堂など主要スポットを回る方法もあります。
はい。公共エリアは車椅子でアクセスでき、車椅子やベビーカーの無料貸し出しもあります。
オーストラリア連邦議事堂に関する参考情報
- Parliament of Australia:連邦議事堂見学公式ページ
- Parliament of Australia:開館時間・入館・アクセス
- Parliament of Australia:ガイドツアー
- Parliament of Australia:議場傍聴ルール
- Parliament of Australia:フラッグ・マストと屋上
- Parliament of Australia:マグナ・カルタ
- Parliament of Australia:アクセシビリティー
- トラベルドンキー:シドニー発キャンベラ観光ツアー
まとめ:オーストラリアの政治を最も身近に感じられる場所
オーストラリア連邦議事堂は、キャンベラで外せない観光スポットの一つです。現在も実際に連邦議会が開かれている建物でありながら、通常入館は無料で、一般旅行者も上院、下院、グレート・ホール、歴史資料、屋上などを見学できます。
特に日本の国会議事堂を知っている人にとっては、一般旅行者が自由に歩ける範囲の広さが印象に残るでしょう。議会開会日には本会議やクエスチョン・タイムまで傍聴できます。
政治に詳しくなくても、建築、美術、1297年版マグナ・カルタ、巨大な国旗、屋上からのキャンベラの眺望など見どころは十分あります。1時間30分~2時間ほどあれば、初めてでも主要部分を無理なく見ることができます。
屋上へ上がったら、旧国会議事堂、バーリー・グリフィン湖、アンザック・パレード、オーストラリア戦争記念館が一直線に並ぶ景色にも注目してください。計画都市キャンベラの構造が一目で分かります。
シドニーから日帰りする場合は移動時間が長いため、戦争記念館などと一緒に回れるキャンベラ観光ツアーを利用するのも効率的です。
キャンベラの旅行手配
トラベルドンキーでは、シドニー発のキャンベラ日帰りツアーをご紹介、ご予約を承っています。
オーストラリアを知り尽くした現地在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
キャンベラ観光をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。シドニーから個人で往復するより、主要観光地を効率よく回ることができます。

春のキャンベラを代表するイベントが、フロリアード(Floriade)です。
毎年9月から10月にかけて、バーリー・グリフィン湖畔のコモンウェルス・パークがチューリップやスイセンなど100万輪を超える花で埋め尽くされます。オーストラリアでは「最大の春の祭典」として知られ、花壇を見るだけでなく、ライブ音楽、ガーデニング、フード、ワイン、マーケット、ワークショップなどを一緒に楽しめるのが特徴です。
2026年のテーマは「Feast of Flowers(花の饗宴)」。花と食、収穫、コミュニティーを結び付けたデザインで、季節の野菜や果物を思わせる色や形が花壇に取り入れられます。
日本から旅行する人にとって嬉しいのは、昼間のフロリアードは入場無料で、キャンベラ中心部から徒歩圏内にあることです。国会議事堂、オーストラリア戦争記念館、国立美術館などと組み合わせれば、1~2日のキャンベラ滞在でも効率よく回れます。
この記事では、日本からキャンベラを訪れる旅行者向けに、2026年の開催日、開園時間、入場料、テーマ、ナイトフェスト、ガーデンツアー、アクセス、混雑を避けるコツ、服装、写真撮影、子連れ・車椅子での利用、シドニーからの行き方までまとめて紹介します。
- フロリアードとは?
- 2026年の開催日・時間・入場料
- 2026年のテーマ「Feast of Flowers」
- フロリアードの歴史
- キャンベラ市内からの行き方
- 初めてならこの順番で回る
- 1.100万輪を超える花壇
- 2.テーマ別のガーデン・ベッド
- 3.ライブ音楽・ステージ・イベント
- 4.フード・ワイン・マーケット
- 5.フロリアード・ガーデンツアー
- 6.夜のフロリアード「ナイトフェスト」
- 7.Dogs’ Day Out
- 8.Great Big Bulb Dig
- 写真を撮るならどこ?
- 何時頃に行くのがおすすめ?
- 9~10月のキャンベラの服装
- シドニー発キャンベラ観光ツアーを利用する
- 国会議事堂・戦争記念館と組み合わせる
- 観光に必要な所要時間
- 車椅子・ベビーカーでの利用
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- フロリアードに関するFAQ
フロリアードとは?
フロリアードは、キャンベラのコモンウェルス・パーク(Commonwealth Park)で毎年春に開催される花とガーデニングの大型イベントです。
オーストラリア最大級の春のイベント
会場には100万輪を超える花が植えられ、チューリップを中心に、スイセン、ヒヤシンス、パンジーなど春の花が色鮮やかな模様をつくります。
単なる「花壇鑑賞」ではない
ライブステージ、園芸トーク、料理やガーデニングのワークショップ、フードスタンド、マーケット、子ども向けプログラムなどがあり、1日滞在しても飽きにくいイベントです。
昼間は入場無料
通常のフロリアードは入場無料です。有料となるのはナイトフェストや一部のワークショップ、ガーデンツアーなど個別プログラムです。
2026年の開催日・時間・入場料
| 項目 | 2026年 |
|---|---|
| 開催期間 | 9月12日(土)~10月11日(日) |
| 開園時間 | 9:30~17:30 |
| 最終入場 | 17:00 |
| 通常入場料 | 無料 |
| 会場 | コモンウェルス・パーク |
| 2026年テーマ | Feast of Flowers |
| ナイトフェスト | 10月1日~4日 |
| Dogs’ Day Out | 10月11日 |
| Great Big Bulb Dig | 10月12日 |
昼間のフロリアードは無料なので、事前チケットを購入しなくても入場できます。週末や好天の日は混雑しやすいため、午前中から訪れると比較的歩きやすくなります。
2026年のテーマ「Feast of Flowers」
2026年のテーマはFeast of Flowers。直訳すれば「花の饗宴」です。
花・食・コミュニティーが主役
季節の収穫、料理、食卓を囲む時間などをヒントに、庭と食がつながる春らしいデザインが展開されます。
野菜や果物を思わせる花壇
新鮮な農産物の色や質感を連想させる植栽、食べられる植物を意識した景観、屋外での食事をイメージしたデザインなどがテーマに組み込まれます。
食関連イベントも増える
2026年は料理、ガーデニング、食文化に関連したトークやワークショップもプログラムに多く含まれています。
フロリアードの歴史
フロリアードは1988年、キャンベラの街を春の花で彩る大型イベントとして始まりました。
現在はキャンベラ春の風物詩
スタート当初は記念事業としての性格が強いイベントでしたが、その後毎年開催されるようになり、現在ではキャンベラの春を代表するイベントになっています。
毎年デザインが変わる
同じ公園で開催されますが、花壇のテーマや配置、ステージプログラム、特別イベントは毎年変わります。そのため、以前訪れた人でも違った雰囲気を楽しめます。
キャンベラ市内からの行き方
会場のコモンウェルス・パークはキャンベラ中心部にあり、シティから徒歩でもアクセスできます。
徒歩
シティ中心部のライトレール終点付近から会場までは徒歩約15分が目安です。春の気候が穏やかな日は歩いて向かうのも気持ちがよいでしょう。
無料シャトル
2026年はフロリアード期間中、シティやナショナル・トライアングル周辺の駐車エリアと会場を結ぶ無料シャトルが運行予定です。詳細な停留所は開催が近づくと更新されます。
タクシー・Uber
レガッタ・プレイス側で乗降できます。会場前は混みやすいため、帰りは少し歩いてから配車を呼ぶ方がスムーズなこともあります。
車で行く場合
ライトレール工事の影響でレガッタ・ポイントやウェスト・ベイスン周辺の駐車スペースは限られています。シティやナショナル・トライアングル周辺に駐車し、徒歩または無料シャトルを利用する方法が推奨されています。
初めてならこの順番で回る
初訪問なら、最初からステージや店を追いかけるより、まず花壇を一周して全体をつかむのがおすすめです。
約2時間の基本ルート
レガッタ・ポイント側入口 → メイン花壇 → フェリス・ホイール周辺 → ステージ88 → フード・マーケットエリア → 湖側散策路、という流れなら、主要な見どころを無理なく回れます。
気になるプログラムの時間を先に確認
ライブ、トーク、ワークショップ、ガーデンツアーなど時間指定のプログラムへ参加する場合は、最初に当日のスケジュールを確認してから花壇を回ると効率的です。
写真は早め、食事は少し時間をずらす
人が増える前に主要花壇を撮影し、ランチは正午を少し外すと、混雑を避けやすくなります。
1.100万輪を超える花壇
フロリアード最大の見どころは、なんといっても大規模な春の花壇です。
チューリップだけではない
チューリップの印象が強いイベントですが、スイセン、ヒヤシンス、パンジーなどさまざまな花を組み合わせ、色と高さの違いで大きな模様を描きます。
上から見るとデザインがよく分かる
地上を歩くだけでも十分きれいですが、フェリス・ホイールなど少し高い場所から見ると、花壇全体のデザインが分かりやすくなります。
開花状況は天候次第
開催期間は約1か月あるため、すべての花が同時に満開になるわけではありません。気温や雨の量によって開花状況は毎年変わります。
2.テーマ別のガーデン・ベッド
花の種類だけでなく、花壇そのもののデザインを見るのもフロリアードの楽しみです。
毎年テーマが変わる
2026年は「Feast of Flowers」に合わせ、季節の食材、収穫、屋外の食卓などをイメージした色使いや植栽が使われます。
近くから見る・離れて見る
花の一輪一輪を近くから見るだけでなく、数メートル離れて全体の模様を見ると、デザイナーの意図が分かりやすくなります。
ガーデニング好きなら平日ツアーも
植栽の考え方や花壇管理まで知りたい人は、後述する有料のガーデンツアーに参加するとより楽しめます。
3.ライブ音楽・ステージ・イベント
フロリアードは花を見るだけのイベントではなく、期間中は毎日さまざまなステージプログラムがあります。
音楽ライブ
ローカルアーティストから全国的に知られたミュージシャンまで、日によって出演者が変わります。
トーク・デモンストレーション
ガーデニング、園芸、食、ライフスタイルなどをテーマにしたトークや実演も行われます。
子ども向けプログラム
工作、植え付け体験、ファミリー向けパフォーマンスなどがあり、小さな子ども連れでも過ごしやすくなっています。
4.フード・ワイン・マーケット
2026年のテーマが「Feast of Flowers」だけに、食も例年以上に大きな要素です。
フードスタンド
会場内には軽食、スイーツ、コーヒーなどを販売する店が並びます。昼前後は混みやすいので、11時台または14時以降にずらすと比較的利用しやすくなります。
ワインやドリンク
オーストラリアのワイン、クラフト系ドリンクなどを楽しめるエリアもあります。車を運転する人は飲酒を控えてください。
マーケット
植物、ガーデニング用品、雑貨、食品などのマーケットも開かれます。花を見た後のお土産探しにも向いています。
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5.フロリアード・ガーデンツアー
花壇をもう少し深く見たい人向けに、2026年はフロリアード・ガーデンツアー(Floriade Garden Tours)が開催されます。
平日の10:00~10:45
9月14日から10月9日までの平日、週末と祝日を除いて実施されます。
約1キロを歩く45分ツアー
ガイドと一緒に花壇を歩き、デザインの意図、植物の選び方、植え付け、日常管理などを学びます。
2026年は16豪ドル+予約手数料
通常入場は無料ですが、このガーデンツアーは有料です。園芸やガーデニングが好きな人には価値のある追加プログラムです。
6.夜のフロリアード「ナイトフェスト」
昼間とはまったく違う雰囲気を楽しめるのがナイトフェスト(NightFest)です。
2026年は10月1~4日
4夜限定で開催され、時間は18:30~22:30、最終入場は22:00です。
ライトアップされた花壇
花壇、木々、フェリス・ホイールなどが照明で彩られ、昼間のフロリアードとは別のイベントのような雰囲気になります。
音楽ライブも充実
2026年はティム・フィン、バズビー・マルー+クリスティン・アヌ、パシフィック・アベニュー、ザ・テンパー・トラップなどが日替わりで出演予定です。
ナイトフェストは有料
昼間の無料入場とは異なり、ナイトフェストにはチケットが必要です。人気日程は早めに売れる可能性があるため、日程が決まったら早めに確認してください。
7.Dogs’ Day Out
通常のフロリアードではペットを連れて入場できませんが、最終日の10月11日(日)はDogs’ Day Outが開催されます。
愛犬と一緒にフロリアード
この日に限り、条件を守れば犬などのペットと一緒に会場を楽しめます。
通常日は介助動物のみ
Dogs’ Day Out以外の日は、認定された介助動物を除き、動物の入場はできません。
8.Great Big Bulb Dig
フロリアード終了翌日の10月12日にはGreat Big Bulb Digが予定されています。
イベント後の球根を楽しむ特別日
フロリアードが終わった後の花壇を活用した恒例プログラムで、通常開催期間とは別の日程です。
10月11日で通常のフロリアードは終了
旅行日程を組む際は、一般の花壇鑑賞は10月11日までと覚えておいてください。
写真を撮るならどこ?
フロリアードはどこを歩いても写真を撮りやすいイベントですが、少し工夫すると人混みを避けやすくなります。
開園直後の花壇
9:30の開園直後は比較的人が少なく、花壇全体を撮りやすい時間です。
フェリス・ホイール周辺
花壇と観覧車を同じ画面に入れると、フロリアードらしい写真になります。
湖側
バーリー・グリフィン湖や木々を背景に入れると、花だけでなくキャンベラの春らしい開放感が出ます。
曇りの日も悪くない
強い日差しがないため花の色が飛びにくく、近接撮影ではむしろ撮りやすいことがあります。
何時頃に行くのがおすすめ?
同じ日でも、時間帯によって会場の雰囲気はかなり変わります。
写真重視なら9:30から
開園直後は人がまだ少なく、花壇をゆっくり撮影できます。
イベント重視なら11:00~15:00
ステージやフード、ワークショップが最も活発になる時間帯です。
午後遅くは少し落ち着く
日によっては15時以降に人出が落ち着きます。ただし最終入場は17:00、閉園は17:30なので、初めてなら遅すぎない方が安心です。
週末より平日
可能なら平日の方が歩きやすく、写真も撮りやすくなります。ガーデンツアーも平日に実施されます。
9~10月のキャンベラの服装
キャンベラの春は、日中と朝晩の気温差が大きいのが特徴です。
朝はかなり冷えることがある
晴れていても朝はひんやりします。薄手のジャケットやウインドブレーカーがあると便利です。
日中は日差し対策
晴れると体感温度が上がります。帽子、サングラス、日焼け止めを用意してください。
歩きやすい靴
会場の一周は約1.6キロあり、芝生や締め固められた砂利道もあります。スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
雨具もあると安心
春は天候が変わりやすいため、折りたたみ傘や軽いレインジャケットがあると便利です。
シドニー発キャンベラ観光ツアーを利用する
シドニー滞在中にキャンベラへ行きたい場合は、日帰り観光ツアーを利用する方法があります。
シドニー~キャンベラは長距離
シドニーからキャンベラまでは陸路で片道約3時間前後。レンタカーなしで国会議事堂など主要観光地まで回るなら、ツアーの方が移動は楽です。
トラベルドンキーのキャンベラ観光ツアー
トラベルドンキーでは、シドニー発のキャンベラ観光ツアーを取り扱っています。キャンベラを初めて訪れる人や、シドニーから日帰りで主要スポットを効率よく見たい人に便利です。
フロリアード目的なら当日の行程を確認
フロリアード開催期間中でも、ツアーの訪問先や滞在時間は日程・催行条件によって変わる可能性があります。フロリアードへの訪問を目的に予約する場合は、商品ページの最新スケジュールを必ず確認してください。
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国会議事堂・戦争記念館と組み合わせる
フロリアードだけでキャンベラを終えるのは少しもったいありません。
オーストラリア国会議事堂
キャンベラを代表する観光地で、フロリアード会場からも近いエリアにあります。午前に国会議事堂、午後にフロリアードという組み合わせがしやすいでしょう。
オーストラリア戦争記念館
日本海軍特殊潜航艇を含む実物資料が展示されている重要施設です。午後まで戦争記念館を見た後、夕方にフロリアードへ寄る方法もあります。
ナショナル・ギャラリー・オブ・オーストラリア
美術館や博物館が集まるナショナル・トライアングルはフロリアード会場にも近く、雨天時の組み合わせにも向いています。
観光に必要な所要時間
フロリアードは「花だけを見る」のか、「イベントまで楽しむ」のかで必要時間が大きく変わります。
1~1時間30分
主要花壇を一周し、写真撮影を中心に楽しむ場合の目安です。
2~3時間
初めての旅行者にはこのくらいがおすすめです。花壇、マーケット、食事、ステージを無理なく楽しめます。
半日
ガーデンツアー、ワークショップ、ライブ、食事までしっかり楽しむなら半日あると余裕があります。
車椅子・ベビーカーでの利用
フロリアードは車椅子、モビリティースクーター、ベビーカーでも利用しやすいよう整備されています。
会場は約4ヘクタール
一周は約1.6キロ。舗装路と締め固められた砂利道が中心ですが、飲食・ステージエリアには芝生もあります。
アクセシブル駐車場
レガッタ・ポイント入口近くに、障害者駐車許可証を持つ人向けの無料駐車スペースがあります。海外発行の有効な障害者駐車許可証も利用できます。
車椅子・歩行器などの貸し出し
台数限定で、車椅子、歩行器、電動モビリティースクーター、ベビーカーなどのレンタルが予定されています。
フロリアード・トレインは車椅子非対応
会場内を走る小型トレインは便利ですが、車椅子には対応していません。
平日のSensory Hour
平日には、音量やステージ演出を抑えたSensory Hourも設けられます。感覚過敏のある人や静かな環境を好む人には利用しやすい時間帯です。
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
フロリアードは気軽に楽しめるイベントですが、少し準備しておくと現地での動きがかなり楽になります。
入場無料でも「何時に行くか」は決めておく
人気の週末は混雑します。写真が目的なら開園直後、ライブやフードも楽しみたいなら昼前からがおすすめです。
夜はナイトフェストの別チケット
通常の昼間入場とナイトフェストは別イベントです。夜も見たい場合は10月1~4日の日程とチケットを確認してください。
春のキャンベラは寒暖差が大きい
日本の春より朝晩が冷え込むことがあります。昼間に暖かくても、薄手の上着は持って行く方が安心です。
駐車場は会場直近にこだわらない
2026年はライトレール関連工事の影響もあり、会場周辺の駐車が限られています。シティやナショナル・トライアングルに停め、歩くか無料シャトルを利用する方が現実的です。
開催終盤でも花は見られるが状態は毎年違う
自然の花を使うイベントなので、気温や天候で開花の進み方が変わります。「この日なら絶対満開」とは言い切れません。日程に余裕があるなら、直前の公式写真や開花情報を確認してください。
初めてのフロリアードなら:9:30頃に入場して人が少ないうちに主要花壇を一周し、11時前後からステージやマーケットを楽しむ流れがおすすめです。2~3時間あれば主要な見どころを十分回れます。キャンベラを日帰りで観光する場合は、国会議事堂や戦争記念館と組み合わせると一日を有効に使えます。
フロリアードに関するよくある質問(FAQ)
2026年9月12日(土)から10月11日(日)まで開催されます。
昼間の通常入場は無料です。ナイトフェスト、ガーデンツアー、一部のワークショップなどは有料です。
2026年は9:30~17:30で、最終入場は17:00です。
「Feast of Flowers」です。花、食、季節の収穫、コミュニティーを結び付けたテーマです。
2026年10月1日から4日までの4夜開催されます。時間は18:30~22:30で、別途チケットが必要です。
キャンベラ中心部、バーリー・グリフィン湖畔のコモンウェルス・パークです。
花壇を見るだけなら1~1時間30分、初めてなら2~3時間がおすすめです。イベントや食事まで楽しむなら半日みておくと余裕があります。
通常日は認定された介助動物を除き入場できません。2026年10月11日のDogs’ Day Outでは条件を守ればペットと一緒に入場できます。
はい。主要園路は車椅子、モビリティースクーター、ベビーカーで利用できます。砂利道や芝生もあるため、雨の後は足元に注意してください。
可能ですが、片道約3時間前後かかります。シドニー発のキャンベラ観光ツアーを利用する方法もあります。フロリアード訪問を目的にする場合は、その日のツアー行程に含まれるか事前に確認してください。
開催期間中は順番に花が咲くよう植栽されていますが、自然の花なので開花状況は気温や天候に左右されます。旅行直前に公式サイトやSNSの最新写真を確認するのがおすすめです。
キャンベラ・フロリアードに関する参考情報
- Floriade Australia:公式サイト
- Floriade Australia:開催日・時間・FAQ
- Floriade Australia:2026年プログラム
- Floriade Australia:アクセス・駐車場・シャトル
- Floriade Australia:ナイトフェスト
- Floriade Australia:ガーデンツアー
- Floriade Australia:アクセシビリティ
- Events Canberra:Floriade 2026
- トラベルドンキー:シドニー発キャンベラ観光ツアー
まとめ:キャンベラの春を一番楽しめるイベント
フロリアードは、キャンベラが最も華やかになる春の代表イベントです。2026年は9月12日から10月11日まで、コモンウェルス・パークで開催され、昼間の通常入場は無料です。
100万輪を超える花がつくる大規模なガーデン・ベッドはもちろん、ライブ、フード、ワイン、マーケット、ワークショップまで揃っているため、花にそれほど詳しくない人でも楽しめます。
2026年のテーマは「Feast of Flowers」。花と食、収穫、コミュニティーを結び付けたデザインやプログラムが予定されています。夜の雰囲気を楽しみたい人は、10月1~4日のナイトフェストも候補に入れてみてください。
初めてなら開園直後から2~3時間ほど見学し、その後に国会議事堂やオーストラリア戦争記念館へ移動するルートがおすすめです。シドニーから日帰りする場合は、移動時間が長いため、キャンベラ観光ツアーを利用する方法もあります。
春にオーストラリアを旅行するなら、シドニーやメルボルンだけでなく、花で街全体が明るくなるこの時期のキャンベラも旅程に入れてみる価値があります。
キャンベラの旅行手配
トラベルドンキーでは、シドニー発のキャンベラ日帰りツアーをご紹介、ご予約を承っています。
オーストラリアを知り尽くした現地在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
キャンベラ観光をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。シドニーから個人で往復するより、主要観光地を効率よく回ることができます。

ニューサウスウェールズ州内陸部にあるカウラ(Cowra)は、日本人にとってオーストラリアで最も特別な意味を持つ地方都市の一つです。
1944年8月5日、ここにあった第12捕虜収容所から日本人捕虜が集団脱走を試みた「カウラ事件」が起きました。多くの日本人捕虜とオーストラリア兵が亡くなり、現在も収容所跡、日本人戦没者墓地、当時の出来事を伝える資料が残されています。
しかし現在のカウラを歩くと、戦争の痕跡だけではなく、その後に築かれた日豪関係の方が強く印象に残ります。南半球最大級の日本庭園、収容所跡と墓地を結ぶ桜並木、世界平和の鐘、日本文化を紹介する文化センターなど、町全体に「戦争から和解へ」という流れが形として残されているからです。
カウラはまた、ラクリン・バレーの農業地帯にある落ち着いたカントリータウンでもあります。ワイン、地元農産物、広い田園風景、近郊のワイアンガラ・ダムなどを楽しめるため、戦争史だけを目的に訪れる必要はありません。
この記事では、日本からカウラを訪れる旅行者向けに、2026年8月時点のアクセス、カウラ事件の背景、捕虜収容所跡、日本人戦没者墓地、日本庭園、桜並木、世界平和の鐘、2026年の桜祭り、ワイン、所要時間、おすすめ観光ルートまでまとめて紹介します。
- カウラとは?
- カウラの基本情報
- 日本とカウラの関係
- 1944年8月5日のカウラ事件
- シドニー・キャンベラからカウラへの行き方
- 初めてならこの順番で回る
- 1.捕虜収容所ホログラム・シアター
- 2.カウラ捕虜収容所跡
- 3.カウラ日本人戦没者墓地
- 4.カウラ日本庭園&文化センター
- 5.日本文化センターの展示
- 6.サクラ・アベニュー
- 7.オーストラリア世界平和の鐘
- 8.ギャリソン・ウォークとピース・プレシンクト
- 豊嶋一とダーウィン空襲からカウラ事件へのつながり
- カウラ旅行のおすすめ時期
- 2026年サクラ・マツリ(桜祭り)
- カウラのワインと地元産品
- ワイアンガラ・ダムなど周辺観光
- 観光に必要な所要時間
- 車椅子・歩行に不安がある場合
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- カウラに関するFAQ
カウラとは?
カウラは、ニューサウスウェールズ州中西部のラクリン川(Lachlan River)沿いにある地方都市です。先住民ウィラジュリの土地に位置し、周辺には農地、ブドウ畑、丘陵地が広がっています。
日本との関係で知られる町
日本ではカウラ事件によって知られていますが、現在の町は日本庭園、桜並木、平和の鐘などを通じ、日豪の平和と友好を象徴する場所として発展しています。
典型的なニューサウスウェールズ州のカントリータウン
中心街は大きすぎず、車があれば主要観光地を回りやすい規模です。モーテル、カフェ、スーパーマーケット、パブなど旅行に必要な施設もそろっています。
ワイン産地でもある
カウラ周辺はラクリン・バレーのワイン産地としても知られ、ブティックワイナリーや地元産品があります。歴史観光と食・ワインを一緒に楽しめるのがカウラ旅行の魅力です。
カウラの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 州 | ニューサウスウェールズ州 |
| 地域 | セントラル・ウェスト/ラクリン・バレー |
| シドニーから | 車で約4時間強 |
| キャンベラから | 車で約2時間強 |
| 主な見どころ | 日本庭園、捕虜収容所跡、日本人戦没者墓地、平和の鐘、桜並木 |
| おすすめ滞在 | 1泊2日 |
| 市内移動 | レンタカーが便利 |
| 観光案内所 | カウラ・ビジター・インフォメーション・センター |
シドニーから日帰りも不可能ではありませんが、往復だけで8時間以上かかります。日本との歴史を丁寧に見るなら、カウラまたは周辺に1泊する方が落ち着いて観光できます。
日本とカウラの関係
現在のカウラと日本の深い関係は、第二次世界大戦中に設けられた第12捕虜収容所(No.12 Prisoner of War Compound)から始まります。
日本人だけの収容所ではなかった
カウラの収容所には日本人捕虜のほか、イタリア人捕虜、インドネシア人抑留者なども収容されていました。
日本人捕虜はキャンプBに収容
1944年8月当時、日本人捕虜1,104人がキャンプBに収容されていました。捕虜の中には海軍・陸軍の兵士、航空兵、商船員などさまざまな背景を持つ人がいました。
戦後、関係は大きく変わった
事件後も地元の退役軍人会などが日本人墓地を手入れし続け、1960年代以降は日本との交流が本格化しました。現在では日本庭園、桜並木、文化交流事業などが町の大きな特徴になっています。
1944年8月5日のカウラ事件
1944年8月5日未明、日本人捕虜が収容所から集団脱走を試みました。英語ではカウラ・ブレイクアウト(Cowra Breakout)と呼ばれています。
午前2時前に始まった集団脱走
捕虜たちはナイフ、野球バット、園芸道具などを手に鉄条網へ向かい、複数方向から収容所外へ出ようとしました。監視兵は発砲し、収容棟の一部には火が放たれました。
約545人が脱走を試みた
オーストラリア戦争記念館の現在の資料では、約545人が脱走を試み、334人がその後再び拘束されています。
多数の死傷者
オーストラリア戦争記念館では、日本人234人が死亡または自決、108人が負傷し、オーストラリア側でも4人が死亡したと整理されています。
資料によって死者数が異なる
現地観光資料や国立公文書館などでは、日本人死者を231人とする記録もあります。史料や集計方法によって数字に違いがあるため、この記事ではオーストラリア戦争記念館の現在の整理を基本にしています。
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シドニー・キャンベラからカウラへの行き方
カウラには現在、旅行者が使いやすい定期旅客鉄道駅や空港がないため、レンタカーでのアクセスが最も便利です。
シドニーから
ブルー・マウンテンズ、リスゴー、バサースト方面を経由し、車で約4時間強が目安です。途中でバサーストなどに立ち寄るロードトリップにも向いています。
キャンベラから
ヤス、ラクリン・バレー方面を通り、車で約2時間強です。シドニーより近いため、キャンベラ旅行と組み合わせる方法もあります。
公共交通機関
NSW TrainLinkの地域間鉄道・長距離コーチを組み合わせて移動できる場合がありますが、運行本数が限られ、事前予約が必要です。公共交通だけで現地の主要スポットを回るのは効率的とは言えません。
オレンジ空港から
オレンジ・リージョナル空港からカウラまでは車で約75分。オレンジ周辺のワイナリー観光と組み合わせる方法もあります。
初めてならこの順番で回る
日本との歴史を追いながら見るなら、訪問順を少し工夫するとカウラの印象が大きく変わります。
おすすめ1日ルート
ビジター・インフォメーション・センターのホログラム → 捕虜収容所跡 → 日本人戦没者墓地 → サクラ・アベニュー → カウラ日本庭園&文化センター → 世界平和の鐘、という順番がおすすめです。
「事件」から「和解」へ進む
最初に1944年の出来事を知り、収容所跡と墓地を訪れ、その後に桜並木、日本庭園、平和の鐘を見ると、戦争から現在の日豪友好へ至る流れを自然に理解できます。
車があれば1日で十分
主要スポットはカウラ市街と北東側にまとまっています。各施設を急がず見るなら丸1日、ワインや周辺観光も加えるなら1泊2日がおすすめです。
1.捕虜収容所ホログラム・シアター
初めてカウラを訪れるなら、最初にカウラ・ビジター・インフォメーション・センター(Cowra Visitor Information Centre)へ立ち寄ると分かりやすいでしょう。
9分間の無料ホログラム
捕虜収容所にあった小屋を模したシアターで、1944年のカウラ事件を地元の少女クレアの視点から約9分で紹介します。
無料で見学できる
ホログラムは無料です。個人旅行者でも利用できますが、混雑時やグループ利用に備えて事前に時間を知らせておくことが推奨されています。
営業時間
2026年8月時点で、ビジターセンターは平日8:30~17:00、土・日曜8:30~15:30。グッド・フライデーとクリスマスは休館です。
ここで地図を入手
収容所跡、墓地、日本庭園、ギャリソン・ウォークなどの地図や最新情報を確認してから出発すると効率的です。
2.カウラ捕虜収容所跡
カウラ捕虜収容所跡(Cowra POW Campsite)は、1944年の事件が実際に起きた場所です。
建物はほとんど残っていない
戦時中の収容棟は失われていますが、基礎、地形、道路配置などから当時の収容所規模を確認できます。
復元された監視塔
敷地には監視塔が再現され、音声解説を聞きながら当時の配置や事件の経過を理解できます。
5枚のスチール彫刻
カウラ事件75周年に制作された5枚のパネル状彫刻には、オーストラリア人衛兵、日本人捕虜、イタリア人捕虜、インドネシア人母子などが描かれています。
何もない場所だからこそ時間を取る
博物館のように展示ケースが並ぶ場所ではありません。現在の静かな農村風景と、ここで起きた出来事の落差を感じながら歩く場所です。
3.カウラ日本人戦没者墓地
カウラ日本人戦没者墓地(Japanese War Cemetery)は、カウラを訪れる日本人旅行者にとって特に重要な場所です。
1964年に正式設置
戦後しばらくの間、地元のカウラRSLの人々が日本人墓地を自主的に手入れしていました。1964年に現在の日本人戦没者墓地として整備されました。
523基の墓
墓地には523基の墓があり、カウラ事件で亡くなった日本人捕虜だけでなく、第二次世界大戦中にオーストラリア国内で亡くなった日本人が葬られています。
オーストラリアに残る唯一の日本人戦争墓地
現地観光局では、オーストラリア国内に残されている唯一の日本人戦争墓地として紹介されています。
24時間アクセス・無料
墓地はいつでも訪問でき、入場料はありません。隣にはオーストラリア戦争墓地もあります。
4.カウラ日本庭園&文化センター
戦争史とは対照的な現在のカウラを象徴するのが、カウラ日本庭園&文化センター(Cowra Japanese Garden & Cultural Centre)です。
1979年開園
戦後の日豪友好と平和を象徴する施設として造られ、1979年に開園しました。
設計は中島健
世界各地で日本庭園を手掛けた造園家・中島健が設計しました。山、滝、川、池などを使って日本列島の風景を抽象的に表現する回遊式庭園です。
約5ヘクタール
公式には南半球最大の日本庭園と案内されており、約5ヘクタールの敷地に二つの池、滝、茶室、江戸風の建物、盆栽などがあります。
2026年の入園料
大人22豪ドル、コンセッション17豪ドル、5~12歳12豪ドル、5歳未満無料、家族52豪ドル。営業時間は毎日8:30~17:00で、クリスマスは休園です。
5.日本文化センターの展示
日本庭園へ行ったら、庭だけでなく文化センター(Cultural Centre)も見学してください。
日本美術・工芸品を展示
陶磁器、掛け軸、日本人形、墨絵など数多くの日本美術・工芸品が展示されています。
日本各地から寄贈された品
日本の企業、文化団体、個人から寄贈された資料も多く、九つの電力会社から各地域を代表する文化財が寄贈されています。
枯山水もある
文化センター内には屋内の枯山水庭園があり、定期的に砂紋のデザインが変えられています。
カフェも併設
庭園を眺めながら食事やコーヒーを楽しめるカフェがあり、歴史スポットを回った後の休憩場所としても便利です。
6.サクラ・アベニュー
サクラ・アベニュー(Sakura Avenue)は、日本庭園、捕虜収容所跡、戦争墓地を結ぶ桜並木です。
1988本の桜
オーストラリア建国200周年にあたる1988年、平和と日豪和解の象徴として1,988本の桜が植えられました。
日本人とオーストラリア人がスポンサー
桜の木は日本企業や個人、オーストラリアの学校の子どもたちなどによって支援されました。
歴史スポットを一本の線で結ぶ
単なる花見道路ではなく、日本人戦没者墓地、捕虜収容所跡、日本庭園という「戦争・記憶・和解」の場所をつないでいる点がカウラらしいところです。
7.オーストラリア世界平和の鐘
カウラ中心部のシビック・スクエアには、オーストラリア世界平和の鐘(Australia’s World Peace Bell)があります。
国連加盟106か国の硬貨を溶かして制作
世界各国から寄付された硬貨を溶かして造られた鐘で、カウラが続けてきた平和活動を象徴しています。
1992年に認定
世界平和の鐘協会から1992年にオーストラリアの平和の鐘として認定されました。
旅行者も鳴らせる
周囲の解説を読み、音声案内を聞いたうえで、訪問者自身が鐘を鳴らすことができます。
終日アクセス・無料
屋外にあり、基本的にいつでも見学でき、料金はかかりません。
8.ギャリソン・ウォークとピース・プレシンクト
車でスポットだけを移動するのではなく、時間があればギャリソン・ウォーク(Garrison Walk)を歩いてみてください。
捕虜収容所と日本庭園周辺を結ぶ
カウラ・ピース・プレシンクト内を歩きながら、収容所跡、日本庭園、桜並木などをつないで見学できます。
解説板で歴史を確認
途中には歴史解説が設置され、建物が残っていない場所でも当時の様子を想像しやすくなっています。
カウラ・ボイシズ・アプリ
無料の「Cowra Voices」アプリを利用すると、歴史家や地元住民による各スポットの物語を聞きながら歩けます。
豊嶋一とダーウィン空襲からカウラ事件へのつながり
オーストラリアの戦争史を巡っている人なら、豊嶋一(Hajime Toyoshima)の名前を覚えておくと、ダーウィンとカウラの歴史が一本につながります。
ダーウィン空襲に参加
豊嶋一は1942年2月19日のダーウィン空襲に参加した日本海軍の零戦搭乗員でした。機体がメルビル島に不時着し、オーストラリア側の捕虜となりました。
オーストラリア最初の日本人捕虜
オーストラリア戦争記念館では、豊嶋をオーストラリア最初の日本人捕虜として紹介しています。
カウラ事件でラッパを吹いた人物
1944年8月5日、脱走開始を知らせるラッパを吹いたのが豊嶋とされています。そのラッパは現在、キャンベラのオーストラリア戦争記念館の国立コレクションに残されています。
ダーウィン航空博物館にもつながる
豊嶋が搭乗していた零戦BII-124の残骸はダーウィン航空博物館に展示されています。ダーウィン、カウラ、キャンベラの3都市を巡ると、一人の人物を通してオーストラリアと日本の戦争史をたどれます。
カウラ旅行のおすすめ時期
カウラは一年中訪問できますが、日本庭園や桜を目的にするなら季節で印象が大きく変わります。
春(9~11月)
最も人気が高い季節です。桜や春の花が咲き、日本庭園も華やかになります。特に9月下旬は桜祭りの時期です。
秋(3~5月)
日本庭園の紅葉を楽しめます。5月にはコウヨウ・マツリ(Kōyō Matsuri)と呼ばれる秋のイベントも行われています。
冬(6~8月)
朝晩はかなり冷えますが、観光客が比較的少なく、収容所跡や墓地を静かに見学できます。
夏(12~2月)
内陸部なので日中は暑くなります。屋外の収容所跡や墓地を歩くなら午前中に回るのがおすすめです。
2026年サクラ・マツリ(桜祭り)
春に訪れるなら、日本庭園最大のイベントサクラ・マツリ(Sakura Matsuri)があります。
2026年は9月26日
2026年のサクラ・マツリは9月26日(土)に開催予定です。
日本文化を一日楽しむイベント
日本音楽、舞踊、武道、工芸、食文化などが紹介され、桜の開花時期と重なるカウラを代表する春のイベントです。
宿泊は早めに
通常の週末より来訪者が増えるため、桜祭りを目的にする場合はカウラ市内または周辺の宿泊施設を早めに確保しておく方が安心です。
カウラのワインと地元産品
歴史スポットを回った後は、カウラのもう一つの顔であるワインや地元産品も楽しんでみてください。
オーガニック系ワインでも知られる
カウラ・ワイン・リージョンには小規模な生産者があり、オーガニック栽培に力を入れるワイナリーもあります。
ビジターセンターで無料試飲
2026年8月時点ではビジター・インフォメーション・センターで地元ワインの無料テイスティングを毎日10:00~16:45に行っています。複数のワイナリーを運転して回らずに比較できるのが便利です。
地元農産品のお土産
ビジターセンターではオリーブオイル、ビネガー、ジャム、蜂蜜、ナッツ、イチジクなど地域の商品も販売しています。
ワイアンガラ・ダムなど周辺観光
1泊以上するなら、カウラ周辺のカントリーNSWも楽しめます。
ワイアンガラ・ダム
ワイアンガラ・ダム(Wyangala Dam)はカウラ近郊の大型ダム湖で、釣り、ボート、カヌー、散策などを楽しめます。
カノーウィンドラ
カウラから北へ車で約30分のカノーウィンドラは、歴史的な町並みと魚類化石で知られる小さな町です。カウラと合わせた周遊に向いています。
バサースト・オレンジ方面
シドニーから車で来る場合は、バサーストやオレンジを経由するロードトリップにすると、内陸ニューサウスウェールズ州の旅として組み立てやすくなります。
観光に必要な所要時間
カウラは小さな町ですが、歴史スポットを一つずつ見ると意外に時間が必要です。
半日
ホログラム、捕虜収容所跡、日本人戦没者墓地、日本庭園だけなら半日で回れます。
1日
初めてなら丸1日がおすすめです。平和の鐘、桜並木、文化センター、カフェ休憩まで含めて無理なく見学できます。
1泊2日
ワイン、周辺観光、ワイアンガラ・ダムなども楽しみたい場合や、シドニーからの長距離運転を考えると1泊2日が最も余裕があります。
車椅子・歩行に不安がある場合
カウラの主要観光地は屋外が多いものの、比較的訪れやすく整備されています。
日本庭園
園内には勾配や橋があり、すべての細い園路が同じように歩きやすいわけではありません。入口でアクセシブルなルートを確認すると安心です。
捕虜収容所跡
屋外遺跡で、一部は砂利や芝生があります。主要展望エリアは比較的アクセスしやすいですが、天候後は足元に注意してください。
ギャリソン・ウォーク
主要区間は舗装され、車椅子やベビーカーでも利用しやすく整備されています。ただし木陰が少ない区間があるため、暑い日は短い区間だけ利用する方法もあります。
戦争墓地
墓地は平坦で整備されています。慰霊の場所なので、移動時も墓標や芝生を傷めないよう指定された動線を利用してください。
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日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
カウラは、日本人にとって歴史的な意味が大きい一方、現在は非常に穏やかな地方都市です。重い歴史だけを意識しすぎず、現在の日豪交流まで見て帰ることをおすすめします。
最初にホログラムを見る
予備知識なしで収容所跡へ行くと「何も残っていない」と感じやすいため、まず9分間のホログラムで事件の概要を知ってから現地へ向かうのがおすすめです。
墓地では静かに
日本人戦没者墓地とオーストラリア戦争墓地はいずれも慰霊の場です。大声で話したり、墓標に触れたり座ったりせず、落ち着いて見学してください。
事件の数字だけにとらわれない
死者数などは公的資料でも違いがあります。現地では人数だけでなく、捕虜、衛兵、地域住民、それぞれの人生と、その後の和解までを見る方がカウラの歴史を理解しやすくなります。
公共交通よりレンタカー
カウラまでの移動だけでなく、収容所跡、墓地、日本庭園などが町の中で離れているため、旅行者には車が最も便利です。
9月下旬は桜とイベント
春に訪れるなら桜の時期がおすすめです。2026年は9月26日にサクラ・マツリが予定されています。
カウラを初めて訪れるなら:ビジターセンターで9分間の捕虜収容所ホログラムを見た後、捕虜収容所跡、日本人戦没者墓地、サクラ・アベニュー、日本庭園を順に回り、最後に市中心部の世界平和の鐘を訪れるのがおすすめです。「1944年の事件」から「現在の日豪友好」へ時間を追って移動することで、カウラという町が持つ意味を最も分かりやすく感じられます。
カウラに関するよくある質問(FAQ)
ニューサウスウェールズ州中西部のラクリン・バレーにあります。シドニーから車で約4時間強、キャンベラから約2時間強が目安です。
1944年8月5日未明、カウラの第12捕虜収容所に収容されていた日本人捕虜が集団脱走を試みた事件です。多数の日本人捕虜とオーストラリア兵が亡くなりました。
建物の大部分は残っていませんが、基礎や地形などの遺構があり、復元監視塔、音声解説、記念彫刻などが設置されています。
はい。いつでもアクセスでき、入場料はありません。墓地には523基の墓があります。
2026年8月時点で大人22豪ドルです。営業時間は8:30~17:00で、クリスマスを除き毎日開園しています。
はい。日本の造園家・中島健が設計した回遊式庭園で、1979年に開園しました。
例年9月の春が見頃の中心です。2026年のサクラ・マツリは9月26日に開催予定です。
はい。シビック・スクエアにあるオーストラリア世界平和の鐘は旅行者も鳴らすことができ、無料で見学できます。
車なら可能ですが、片道約4時間強かかるためかなり長い一日になります。主要スポットを落ち着いて見るなら1泊がおすすめです。
日本との交流が深い町なので、日本語資料が用意されている場所があります。ビジターセンターで最新の日本語資料について尋ねるのがおすすめです。
はい。日本庭園、ワイン、地元農産品、ワイアンガラ・ダム、周辺のカントリータウンなどがあり、一般的な地方旅行としても楽しめます。
カウラに関する参考情報
- Visit Cowra:カウラ観光公式サイト
- Visit Cowra:カウラ捕虜収容所跡
- Visit Cowra:日本人・オーストラリア戦争墓地
- Cowra Japanese Garden & Cultural Centre:カウラ日本庭園
- Visit Cowra:捕虜収容所ホログラム
- Visit Cowra:サクラ・アベニュー
- Visit Cowra:オーストラリア世界平和の鐘
- Visit Cowra:カウラ事件セルフガイド・ツアー
- Australian War Memorial:カウラ事件
- National Archives of Australia:カウラ事件資料
まとめ:カウラでは「戦争」と「その後」の両方を見る
カウラは、日本人にとってオーストラリアの地方都市の中でも特別な場所です。1944年8月5日のカウラ事件は多くの犠牲者を出し、その跡地と日本人戦没者墓地は現在も残されています。
一方、カウラの本当の特徴は、その悲劇の後に町と日本が関係を築き続けたことにあります。地元の人々による日本人墓地の手入れから始まり、日本庭園、サクラ・アベニュー、世界平和の鐘など、現在では平和と日豪友好を象徴する町になっています。
初めて訪れるなら、ホログラムで事件の概要を知り、収容所跡、日本人戦没者墓地を見た後、日本庭園、桜並木、平和の鐘へ進んでみてください。「戦争の場所」から「和解の町」へ変わったカウラの歴史が最も分かりやすく見えてきます。
また、ワインや地元産品、周辺のダム湖やカントリータウンもあり、歴史だけを目的にしなくても十分に旅行を楽しめます。シドニーからは少し距離がありますが、キャンベラ、バサースト、オレンジなどと組み合わせた内陸ロードトリップにも向いています。
日本からオーストラリアへ旅行する機会があり、都市部とは違う土地を訪ねたい人にとって、カウラは歴史と現在の日豪関係を同時に考えられる、他にはない旅先です。
オーストラリアの旅行手配
トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ、空港送迎等をご紹介、ご予約を承っています。
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キャンベラを訪れるなら、国会議事堂と並んで外せないのがオーストラリア戦争記念館(Australian War Memorial)です。
名前から「戦争博物館」を想像しがちですが、実際には博物館、慰霊施設、研究・記録機関という3つの役割を持つ場所です。第一次世界大戦から第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガニスタン、平和維持活動まで、オーストラリアが関わった戦争と軍事活動を膨大な実物資料と個人の記録を通して紹介しています。
日本からの旅行者にとって特に注目したいのが、1942年5月31日のシドニー湾攻撃に参加した日本海軍の特殊潜航艇です。シドニー湾内で失われたHa-14とHa-21の残存部分を組み合わせた実物艇が保存され、2026年に正式オープンした新しいアンザック・ホールで再び公開されています。
一方で、この記念館を「日本との戦争」だけで見るのはもったいありません。追悼の中庭、10万3,000人を超える戦没者名を刻んだロール・オブ・オナー、無名戦士の墓、第二次世界大戦ギャラリー、ランカスター爆撃機「Gフォー・ジョージ」、毎日行われるラスト・ポスト・セレモニーなど、オーストラリアが戦争をどのように記憶しているかを知ることができます。
この記事では、日本からキャンベラを訪れる旅行者向けに、2026年8月時点の開館時間、入館料、アクセス、新しくなった館内、見逃せない展示、日本に関連する資料、所要時間、ガイドツアー、ラスト・ポスト・セレモニー、シドニーからの日帰りツアーまでまとめて紹介します。
- オーストラリア戦争記念館とは?
- 基本情報・開館時間・入館料
- 1941年開館、チャールズ・ビーンの構想から生まれた記念館
- キャンベラ市内からの行き方
- 2026年に大きく変わったオーストラリア戦争記念館
- 初めてならこの順番で見る
- 1.日本海軍の特殊潜航艇
- 2.第二次世界大戦ギャラリー
- 3.新アンザック・ホール
- 4.ランカスター爆撃機「Gフォー・ジョージ」
- 5.追悼の中庭とロール・オブ・オナー
- 6.ホール・オブ・メモリーと無名戦士の墓
- 7.毎日16:30のラスト・ポスト・セレモニー
- 日本人旅行者が注目したい展示・資料
- 第一次世界大戦・ガリポリ関連展示
- 朝鮮戦争・ベトナム戦争・現代の紛争
- 館内ガイドツアー・音声ガイド
- シドニー発キャンベラ日帰りツアーで訪れる
- 見学に必要な所要時間
- カフェ・ショップ・休憩
- 車椅子・歩行に不安がある場合
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- オーストラリア戦争記念館のFAQ
オーストラリア戦争記念館とは?
オーストラリア戦争記念館は、キャンベラ中心部の北東、アンザック・パレードの正面に建つ国立の追悼・歴史施設です。
博物館だけではない
館内には兵器、軍服、航空機、車両、写真、手紙、日記、個人の所持品などが展示されていますが、単なる軍事博物館ではありません。戦没者を追悼する「記念館」、軍事史を伝える「博物館」、記録を保存・調査する「アーカイブ」の性格を併せ持っています。
実物資料が非常に多い
常設ギャラリーには国立コレクションから7,000点以上が展示されています。大型航空機から小さな時計や手紙まで、戦争を「兵器」と「人」の両方から見ることができます。
パーラメント・ハウスと一直線
建物正面からアンザック・パレードを南へ見ると、バーリー・グリフィン湖の向こうに国会議事堂が見えます。オーストラリアの政治の中心と戦没者を追悼する場所が都市軸で結ばれているのも、キャンベラらしい景観です。
基本情報・開館時間・入館料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | オーストラリア戦争記念館 |
| 所在地 | フェアバーン・アベニュー、キャンベル ACT 2612 |
| 入館料 | 無料 |
| 事前チケット | 不要 |
| ギャラリー | 毎日10:00~17:00(16:00から順次閉室) |
| 休館日 | 12月25日 |
| ラスト・ポスト・セレモニー | 毎日16:30頃 |
| メモリアル・ショップ | 10:00~16:30 |
| ポピーズ・カフェ | 9:00~16:00 |
| ザ・コーヴ・カフェ | 10:00~15:00 |
2026年8月時点では入館無料で、通常の見学に事前チケットは必要ありません。午後4時から一部ギャラリーが順次閉まり始めるため、館内をじっくり見るなら午後遅くではなく午前~昼過ぎに到着するのがおすすめです。
1941年開館、チャールズ・ビーンの構想から生まれた記念館
オーストラリア戦争記念館の構想を形にした中心人物が、第一次世界大戦の公式従軍記者・歴史家チャールズ・ビーン(Charles Bean)です。
第一次世界大戦の戦場から生まれた構想
ビーンはガリポリや西部戦線を取材し、戦没者の記憶、兵士の記録、戦場から持ち帰られた資料を一か所に残す施設を構想しました。
「慰霊施設+博物館+記録館」
現在の記念館にも、彼が考えた「亡くなった人を記憶する場所」「戦争の実物資料を保存する場所」「記録を残す場所」という考え方がそのまま受け継がれています。
1941年11月11日に開館
現在の建物は建築家エミル・ソーダーステンとジョン・クラストの共同設計を基礎に建設され、1941年11月11日のリメンブランス・デーに一般公開されました。その時すでに第二次世界大戦は始まっていました。
キャンベラ市内からの行き方
オーストラリア戦争記念館はキャンベラCBDから約2キロ。徒歩、公共バス、タクシー、Uber、レンタカーでアクセスできます。
徒歩
シティ中心部から歩くこともできます。アンザック・パレードを正面に見ながら進むルートは分かりやすく、天気がよければキャンベラらしい都市景観を楽しめます。
公共バス
市内バスでフェアバーン・アベニュー、ライムストーン・アベニュー周辺まで行く方法があります。運行ルートは変更されることがあるため、当日はトランスポート・キャンベラの経路検索を利用してください。
タクシー・Uber
時間を優先するなら最も簡単です。キャンベラCBDや国会議事堂周辺から短時間で移動できます。
レンタカー
P1地下駐車場とP2屋外駐車場があり、通常は無料です。P1地下駐車場の高さ制限は2.3メートルです。
2026年に大きく変わったオーストラリア戦争記念館
現在のオーストラリア戦争記念館は大規模な再開発の途中にあり、2026年は大きな節目となりました。
2026年6月23日、新アンザック・ホール正式オープン
長期間の工事を経て、新しいアンザック・ホールとアトリウムが2026年6月23日に正式オープンしました。
特殊潜航艇も再び常設展示へ
新アンザック・ホールでは、日本海軍特殊潜航艇、ランカスター爆撃機「Gフォー・ジョージ」をはじめ、大型資料を使った展示が再構成されています。
現代の戦争・平和維持活動も大幅拡充
アフガニスタン、中東、国連などの平和維持活動に関する展示が大きく増え、第二次世界大戦までを中心に見る従来の記念館とは印象が変わっています。
再開発は2028年まで続く予定
主要ギャラリーの多くは開いていますが、再開発自体はまだ継続中です。2026年8月時点では第一次・第二次世界大戦、冷戦、アンザック・ホール、航空機ホール、ホール・オブ・ヴァラー、追悼エリアは公開されています。
初めてならこの順番で見る
初訪問なら、最初から全部見ようとせず「追悼エリア」「第二次世界大戦」「アンザック・ホール」の3本柱で回ると分かりやすくなります。
約2時間の基本ルート
メイン・エントランス → 第二次世界大戦ギャラリー → アンザック・ホールの特殊潜航艇 → Gフォー・ジョージ → 追悼の中庭 → ロール・オブ・オナー → ホール・オブ・メモリー、という順番がおすすめです。
3時間以上なら第一次世界大戦も
オーストラリアでは第一次世界大戦、特にガリポリが国家の記憶に大きな位置を占めています。時間があれば第一次世界大戦ギャラリーも加えてください。
16:30まで滞在するならラスト・ポストへ
午後に訪れるなら、最後をラスト・ポスト・セレモニーに合わせると、単なる博物館見学では終わらない訪問になります。
1.日本海軍の特殊潜航艇
日本からの旅行者にとって最も目を引く展示の一つが、日本海軍の甲標的特殊潜航艇(Japanese Midget Submarine)です。
1942年5月31日のシドニー湾攻撃
日本海軍の特殊潜航艇3隻がシドニー湾へ侵入し、停泊していた連合軍艦艇を攻撃しました。1隻が発射した魚雷により宿泊艦HMASクッタブルが沈没し、21人が亡くなりました。
Ha-14とHa-21の実物を組み合わせた艇
現在展示されている艇はレプリカではなく、シドニー湾内で失われた2隻の残存部分を組み合わせたものです。艦首部はHa-21、中部と艦尾はHa-14から構成されています。
全長約24メートル・乗員2人
大型潜水艦から発進し、2人だけで狭い艇内を操作した兵器です。実物を横から見ると、写真では分かりにくい細長さと狭さが実感できます。
乗員の遺体は軍葬の後、日本へ返還
湾内で死亡した4人の乗員は、オーストラリア側によって軍葬の礼をもって火葬され、遺骨は日本へ返還されました。展示を見る際には兵器だけでなく、乗員と攻撃を受けた側双方の記録にも目を向けたいところです。
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2.第二次世界大戦ギャラリー
第二次世界大戦ギャラリー(Second World War Galleries)はレベル2東側にあります。
対独戦だけでなく対日戦も詳しい
北アフリカ、ヨーロッパ、地中海での戦いだけでなく、日本軍と戦った東南アジア、ニューギニア、太平洋地域の戦争も大きく扱っています。
オーストラリア本土への攻撃
ダーウィン空襲やシドニー湾攻撃など、第二次世界大戦中にオーストラリア本土が初めて直接攻撃を受けた経験も重要なテーマです。
日本の教科書とは違う視点
日本側から見る太平洋戦争と、オーストラリア側から見る同じ戦争では、取り上げられる地名や人物がかなり違います。その違いを知ること自体が、日本人旅行者にとって大きな見どころです。
3.新アンザック・ホール
アンザック・ホール(Anzac Hall)は、2026年6月に正式オープンした新しい大型展示スペースです。
3層にわたる大規模展示
大型航空機、車両、艦艇関連資料を展示できる大空間で、従来から人気の資料と新しい展示を組み合わせています。
「シドニー・ハーバー・アンダー・アタック:1942」
日本海軍特殊潜航艇を中心に、1942年のシドニー湾攻撃を紹介する展示があります。
現代の戦争まで続く
アフガニスタン、中東、オーストラリアの平和維持活動なども扱い、「第二次世界大戦までの歴史館」ではなく現在につながる施設になっています。
4.ランカスター爆撃機「Gフォー・ジョージ」
大型展示の中で最も存在感があるものの一つが、Gフォー・ジョージ(G for George)です。
第二次世界大戦のランカスター爆撃機
イギリス空軍爆撃機軍団でオーストラリア人搭乗員が関わった歴史を伝える実物機で、アンザック・ホールの「オーストラリアンズ・イン・ボマー・コマンド1939-45」に展示されています。
特殊潜航艇とは対照的な巨大さ
日本海軍特殊潜航艇の狭い2人乗り艇と、4発大型爆撃機を同じ施設で見ると、第二次世界大戦で使われた兵器の規模の違いがよく分かります。
航空史に興味がなくても見ておきたい
実物の大きさだけでなく、搭乗員の任務や損失を人の物語として紹介している点が、戦争記念館らしい展示です。
5.追悼の中庭とロール・オブ・オナー
館内展示を見終えたら、追悼エリア(Commemorative Area)へ向かってください。
ロール・オブ・オナー
回廊の青銅パネルには、戦争や軍事作戦で亡くなった10万3,000人を超えるオーストラリア人の名前が刻まれています。
赤いポピー
名前の横にある隙間には、訪問者が赤いポピーを差し込んでいます。家族や縁のある人物の名前を探して供花する人も多く見られます。
プール・オブ・リフレクションと永遠の炎
中庭中央には水面が静かなプール・オブ・リフレクションと永遠の炎があり、その先の階段上にホール・オブ・メモリーがあります。
6.ホール・オブ・メモリーと無名戦士の墓
記念館の中心に位置するのがホール・オブ・メモリー(Hall of Memory)です。
巨大なモザイクとステンドグラス
内部はビザンチン様式を思わせるドーム、モザイク、ステンドグラスに囲まれています。モザイクには600万片を超えるガラス片が使われています。
無名のオーストラリア兵士の墓
中央には第一次世界大戦の戦没者を代表する無名戦士の墓があります。1993年11月11日にフランスのヴィレ・ブルトヌーから遺骨が移されました。
一番静かに見たい場所
展示物を見る場所というより、戦没者を追悼する空間です。会話や撮影を控えめにし、周囲の雰囲気に合わせて見学してください。
7.毎日16:30のラスト・ポスト・セレモニー
時間が合うなら、ラスト・ポスト・セレモニー(Last Post Ceremony)まで残ることをおすすめします。
毎日16:30頃から
追悼の中庭で毎日行われ、ロール・オブ・オナーに名前が刻まれた一人の人物を選び、その生涯と戦没までの経緯を紹介します。
約30分
国歌、バグパイプによるラメント、個人の物語、オード・オブ・リメンブランス、ラスト・ポストの演奏という流れで、通常17:00までに終了します。
予約不要だが早めに
2026年8月時点では一般来館者にチケットは必要ありませんが、人気が高いため早めに追悼エリアへ向かうのがおすすめです。
博物館の印象が変わる
大型兵器を見た後、最後に一人の名前と人生に焦点を当てることで、この施設が兵器展示館ではなく「記憶のための場所」であることがよく分かります。
日本人旅行者が注目したい展示・資料
日本との直接的な関係では特殊潜航艇が最も目立ちますが、第二次世界大戦ギャラリーにも日本に関係する資料が数多くあります。
特殊潜航艇Ha-14/Ha-21
シドニー湾内で失われた2隻の実物部材を使った展示です。戦時中にはオーストラリア各地を巡回展示され、海軍救済基金の資金集めにも使われました。
Ha-21から回収された時計
戦争記念館のコレクションには、Ha-21から回収された日本製の海軍用時計など、乗員の個人装備も保存されています。
対日戦のオーストラリア側資料
ニューギニア、東南アジア、オーストラリア本土攻撃、捕虜など、日本軍との戦争をオーストラリア側がどのように経験したのかを資料とともに見ることができます。
「敵軍資料」としてだけ見ない
日本人旅行者にとっては、日本軍兵士や兵器が「相手側の資料」として展示されている点が興味深いところです。同時に、そこで亡くなったオーストラリア人や連合軍側の被害も合わせて見ることで、展示の意図が理解しやすくなります。
第一次世界大戦・ガリポリ関連展示
オーストラリア戦争記念館を理解するうえで、第一次世界大戦は外せません。
ガリポリ
1915年のガリポリ上陸作戦は、オーストラリアとニュージーランドの国家的記憶に非常に大きな位置を占めています。毎年4月25日のアンザック・デーの原点でもあります。
西部戦線
ガリポリだけでなく、その後フランスとベルギーの西部戦線で戦ったオーストラリア兵の記録も詳しく展示されています。
記念館そのものが第一次世界大戦から生まれた
チャールズ・ビーンが記念館を構想した背景も第一次世界大戦でした。建物と追悼空間を見る前にこの歴史を知っておくと、施設全体の意味が分かりやすくなります。
朝鮮戦争・ベトナム戦争・現代の紛争
第二次世界大戦以降の展示も充実しています。
コールド・ウォー・ギャラリー
朝鮮戦争、ベトナム戦争、マラヤ非常事態、インドネシア・コンフロンタシなどを扱っています。
アフガニスタン
新アンザック・ホールでは、アフガニスタンでのオーストラリア軍の活動を1,000点以上の資料とともに紹介しています。
平和維持活動
1947年以降、4万5,000人を超えるオーストラリアの軍人・警察官が関わった平和維持活動も独立した大規模展示になっています。
館内ガイドツアー・音声ガイド
英語が問題なければ、無料ガイドツアーを利用すると効率よく理解できます。
毎日の無料ガイドツアー
ボランティアガイドによる約90分のツアーが10:00頃から一日数回実施され、追悼エリア、第一次・第二次世界大戦ギャラリーを中心に案内します。
当日受付
参加人数に限りがあるため、到着後にレベル2のコミメモレーティブ・デスクまたはレベル0のメイン・エントランス・デスクで空き状況を確認してください。
音声ガイド
自分のペースで見たい人向けに、携帯端末を使うハイライト音声ツアーもあります。2026年8月時点では1人10ドル、所要1~1時間30分程度です。
日本語音声ガイドは現在なし
公式ハイライト音声ツアーは英語、中国語、ヒンディー語で、日本語は含まれていません。日本語で理解したい場合はスマートフォンの翻訳アプリを併用すると便利です。
シドニー発キャンベラ日帰りツアーで訪れる
キャンベラへ宿泊せず、シドニー滞在中にオーストラリア戦争記念館を訪れたい場合は、日帰りツアーを利用する方法があります。
シドニーから個人で往復すると長距離
シドニー~キャンベラは片道約3時間前後かかるため、同日に国会議事堂なども見る場合は移動だけでもかなり長い一日になります。
キャンベラの主要観光地をまとめて見たい人向け
日帰りツアーなら、オーストラリア戦争記念館とキャンベラ市内の主要スポットを組み合わせて回れるため、レンタカーを使わない旅行者には便利です。
トラベルドンキーから予約可能
トラベルドンキーでは、シドニー発のキャンベラ観光ツアーを取り扱っています。催行曜日、料金、訪問順序、戦争記念館での滞在時間は変更される場合があるため、予約時に商品ページの最新情報をご確認ください。
見学に必要な所要時間
オーストラリア戦争記念館は展示量が多く、30分程度で見る施設ではありません。
約1時間
特殊潜航艇、追悼の中庭、ロール・オブ・オナー、ホール・オブ・メモリーに絞れば、短時間でも主要ポイントを押さえられます。
2~3時間
初めての旅行者にはこのくらいがおすすめです。第二次世界大戦ギャラリー、新アンザック・ホール、第一次世界大戦ギャラリーの一部まで見られます。
半日
戦争史に興味があるなら半日でも足りないほどです。ガイドツアー、企画展示、航空機、現代の紛争、ラスト・ポスト・セレモニーまで含めるなら午後早めまでに入館してください。
カフェ・ショップ・休憩
長時間の見学になりやすいため、館内・敷地内の休憩施設をうまく使うと疲れにくくなります。
ポピーズ・カフェ
ポピーズ・カフェ(Poppy’s Café)は通常9:00~16:00。入館前の朝食や途中の休憩に使えます。
ザ・コーヴ・カフェ
ザ・コーヴ・カフェ(The Cove Café)は通常10:00~15:00です。
メモリアル・ショップ
10:00~16:30。軍事史の書籍、記念品、ポピー関連商品などを扱っています。
大型バッグはクロークへ
40×30×30cmを超えるバッグは無料クロークへ預ける必要があります。大きな荷物を持って観光している場合は入口で預けてください。
車椅子・歩行に不安がある場合
再開発後の館内にはエレベーターやアクセシブル設備が整備されています。
全階へエレベーターあり
ギャラリーだけでなく、ロール・オブ・オナー、ホール・オブ・メモリー、無名戦士の墓がある追悼エリアにもエレベーターでアクセスできます。
車椅子・歩行器の無料貸し出し
台数限定で車椅子と歩行器を無料で借りられます。到着後、インフォメーション・デスクで相談してください。
アクセシブル駐車場
P1地下駐車場にはアクセシブル駐車スペースがあり、屋根付きスロープやエレベーターでメイン・エントランスへ移動できます。
ラスト・ポストは基本立ち見
セレモニーは基本的に立って参加しますが、必要な人向けに限られた座席を用意してもらうことができます。
シドニーのオプショナルツアーをお得に予約!
シドニー発の市内観光、ブルーマウンテン、ハンターバレーなどへのツアーをお得に予約!
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日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
オーストラリア戦争記念館は、日本の靖国神社・遊就館や各地の平和資料館とは目的も展示構成も異なります。比較するつもりで見ると興味深いところがあります。
最初に「特殊潜航艇だけ」を目指さない
日本関連展示が目的でも、まず第二次世界大戦ギャラリーを見てから特殊潜航艇へ向かうと、1942年当時のオーストラリア側の状況が理解しやすくなります。
展示は基本英語
日本語解説は限定的です。展示パネルを詳しく読みたい場合は翻訳アプリがあると便利です。
午後4時より前に主要展示を見終える
ギャラリーは17:00閉館ですが、16:00から順次閉まり始めます。ラスト・ポストを見るなら、16:00頃までに館内展示を終える予定を組んでください。
4月25日は通常日程と違う
アンザック・デーには夜明け前から大規模な追悼行事が行われ、道路閉鎖や通常とは異なる開館時間になります。4月25日に訪れる場合は必ずその年の公式プログラムを確認してください。
国会議事堂と同じ日に組み合わせやすい
キャンベラを日帰りで観光するなら、午前に国会議事堂、午後に戦争記念館という組み合わせが定番です。最後に16:30のラスト・ポストへ参加すると一日を締めくくりやすくなります。
初めて訪れるなら:第二次世界大戦ギャラリー → 日本海軍特殊潜航艇 → Gフォー・ジョージ → 追悼の中庭 → ロール・オブ・オナー → ホール・オブ・メモリーの順に約2~3時間で見学し、可能なら16:30のラスト・ポスト・セレモニーまで残るのがおすすめです。シドニーから日帰りの場合は、移動とキャンベラ市内観光をまとめたツアーを利用すると効率的です。
オーストラリア戦争記念館に関するよくある質問(FAQ)
入館無料です。2026年8月時点では通常入館の事前チケットも必要ありません。
ギャラリーは通常10:00~17:00で、12月25日は休館です。16:00から一部ギャラリーが順次閉まり始めます。
はい。2026年に正式オープンした新アンザック・ホールの「シドニー・ハーバー・アンダー・アタック:1942」で展示されています。
本物です。1942年のシドニー湾攻撃で失われたHa-14とHa-21の残存部分を組み合わせた艇で、艦首はHa-21、中部と艦尾はHa-14です。
主要展示だけなら2~3時間がおすすめです。特殊潜航艇と追悼エリアだけなら約1時間、館内全体やラスト・ポストまで見るなら半日程度みておくとよいでしょう。
通常毎日16:30頃から始まり、17:00までに終了します。人気があるため少し早めに追悼の中庭へ向かうのがおすすめです。
あります。ボランティアガイドによる約90分のツアーが一日数回行われています。当日デスクで空き状況を確認してください。
2026年8月時点の公式ハイライト音声ツアーは英語、中国語、ヒンディー語で、日本語版は案内されていません。
はい。エレベーターで各階と追悼エリアへアクセスでき、台数限定で車椅子・歩行器の無料貸し出しもあります。
可能です。片道約3時間前後かかるため長い一日になりますが、シドニー発のキャンベラ日帰りツアーを利用する方法もあります。
多くの展示エリアでは個人利用の撮影が可能ですが、追悼空間では周囲への配慮が必要です。個別展示の撮影禁止表示がある場合はその指示に従ってください。
オーストラリア戦争記念館に関する参考情報
- Australian War Memorial:開館時間・入館・アクセス
- Australian War Memorial:現在公開中のギャラリー
- Australian War Memorial:アンザック・ホール
- Australian War Memorial:日本海軍特殊潜航艇
- Australian War Memorial:第二次世界大戦ギャラリー
- Australian War Memorial:追悼エリア
- Australian War Memorial:ホール・オブ・メモリー
- Australian War Memorial:ラスト・ポスト・セレモニー
- Australian War Memorial:館内ツアー
- トラベルドンキー:シドニー発キャンベラ観光ツアー
まとめ:特殊潜航艇だけでなく「オーストラリアが戦争をどう記憶しているか」を見る
オーストラリア戦争記念館は、キャンベラで時間をかけて訪れたい施設の一つです。通常入館は無料で、2026年8月現在は主要なギャラリーの多くが公開されています。
日本人旅行者にとって、日本海軍特殊潜航艇は特に印象に残る展示でしょう。シドニー湾を攻撃した実物艇を目の前で見ることができ、第二次世界大戦ギャラリーでは当時のオーストラリアが日本との戦争をどのように経験したのかも知ることができます。
しかし、この記念館の中心は大型兵器ではありません。ロール・オブ・オナーに刻まれた10万3,000人を超える名前、ホール・オブ・メモリー、無名戦士の墓、そして毎日一人の人生を紹介するラスト・ポスト・セレモニーを見ると、施設が「戦争を称える場所」ではなく、犠牲と記憶を残す場所として設計されていることが分かります。
2026年には新しいアンザック・ホールが正式オープンし、特殊潜航艇、Gフォー・ジョージ、アフガニスタン、中東、平和維持活動などの展示が大幅に拡充されました。以前訪れたことがある人でも、現在はかなり違った印象を受けるはずです。
シドニー旅行から日帰りでキャンベラを訪れることもできます。国会議事堂と戦争記念館を一日で回れば、オーストラリアの「政治」と「記憶」を同じ都市軸の上で見ることができます。
キャンベラの旅行手配
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オーストラリアを旅行していると、第二次世界大戦の戦場という印象はあまりないかもしれません。しかし1942年以降、日本軍の航空機や潜水艦による攻撃はオーストラリア本土にも及び、ダーウィン、ブルーム、シドニー、ニューカッスルなどには現在もその痕跡が残っています。
なかでも日本からの旅行者にとって興味深いのは、単に「日本軍が攻撃した場所」が残っているだけではないことです。ダーウィン空襲で撃墜された零戦の残骸、シドニー湾攻撃に参加した特殊潜航艇、カウラ捕虜収容所跡と日本人戦没者墓地など、戦争に参加した一人ひとりの経歴までたどれる資料が各地に保存されています。
たとえば1942年2月19日のダーウィン空襲で撃墜され、オーストラリア軍の捕虜となった零戦搭乗員・豊嶋一は、その後カウラの捕虜収容所へ送られ、1944年8月のカウラ事件で亡くなりました。現在ダーウィン航空博物館には彼が搭乗していた零戦の残骸が展示され、カウラには日本人戦没者墓地と収容所跡が残っています。
また、1942年5月31日夜にシドニー湾へ侵入した日本海軍の特殊潜航艇3隻のうち、2隻の残骸から組み立てられた艇は、現在キャンベラのオーストラリア戦争記念館で見ることができます。もう1隻のM24は2006年にシドニー北部沖の海底で発見され、現在も日豪双方にとって重要な海洋戦争遺産として保護されています。
この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、2026年8月時点で実際に訪問できる第二次世界大戦の戦争遺跡、慰霊施設、博物館を中心に、日本との関係、現地で見るべき展示、アクセス上の注意点までまとめて紹介します。
- オーストラリアに残る第二次世界大戦の戦争遺跡とは?
- 日本軍の攻撃はオーストラリア本土にも及んだ
- この記事で紹介する場所の選び方
- 旅行前に知っておきたいこと
- 日本との関係が深い戦争遺跡・博物館一覧
- 旅行日程へ組み込むなら
- 1.ダーウィン軍事博物館/ディフェンス・オブ・ダーウィン・エクスペリエンス
- 2.ダーウィン航空博物館-日本海軍零戦の残骸
- 3.ダーウィン第二次世界大戦石油貯蔵トンネル
- 4.アデレード・リバー戦争墓地
- 5.ブルーム空襲跡・ブルーム歴史博物館
- 6.シドニー湾特殊潜航艇攻撃とM24
- 7.オーストラリア戦争記念館-日本海軍特殊潜航艇
- 8.カウラ捕虜収容所跡・日本人戦没者墓地
- 9.フォート・スクラッチリー-日本潜水艦と砲撃戦をした要塞
- 日本に関連する博物館資料で特に見ておきたいもの
- 目的別に選ぶならどこ?
- 2026年の主な営業時間・入場料
- 見学に必要な所要時間
- 車椅子・歩行に不安がある場合
- 戦争遺跡・墓地を訪れる際のマナー
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- オーストラリアの第二次世界大戦遺跡に関するFAQ
オーストラリアに残る第二次世界大戦の戦争遺跡とは?
オーストラリア国内に残る第二次世界大戦関連の場所は、大きく分けると「実際に攻撃を受けた場所」「軍事施設」「捕虜・抑留施設」「戦没者墓地」「博物館・資料館」の5種類があります。
日本との関係が最も濃いのは北部と東海岸
日本軍による本土攻撃が集中したのは、ダーウィンを中心とするノーザンテリトリー北部、ブルームなど西オーストラリア州北部、そしてシドニー、ニューカッスルを含むニューサウスウェールズ州沿岸部です。
「遺跡」だけでなく実物資料が残る
ダーウィンの砲台や地下トンネルのような構造物だけでなく、零戦の機体残骸、日本海軍特殊潜航艇、搭乗員の所持品、空襲時の映像や写真なども保存されています。
カウラは少し違う意味で重要
カウラは日本軍の攻撃を受けた場所ではありません。日本人捕虜が収容され、1944年8月5日に大規模な脱走事件が起きた場所です。現在は収容所跡、日本人戦没者墓地、資料展示とともに、戦後の日豪和解を伝える町として知られています。
日本軍の攻撃はオーストラリア本土にも及んだ
日本が太平洋戦争へ入った後、オーストラリア北部は日本軍の航空作戦圏内に入りました。
1942年2月19日-ダーウィン空襲
188機の日本海軍機がダーウィンを攻撃しました。これはオーストラリア本土に対する外国勢力による攻撃として最大規模のもので、以後1943年11月までトップ・エンドへの空襲が続きました。
1942年3月3日-ブルーム空襲
オランダ領東インドから避難してきた難民や軍人を乗せた飛行艇がローバック湾に多数停泊していたところを、日本海軍の零戦が攻撃しました。航空機が炎上し、多くの民間人を含む犠牲者が出ています。
1942年5月31日-シドニー湾特殊潜航艇攻撃
日本海軍の特殊潜航艇3隻がシドニー湾へ侵入しました。M24が発射した魚雷の1本が宿泊艦HMASクッタブルを沈め、21人が死亡しました。
1942年6月8日-シドニーとニューカッスル砲撃
特殊潜航艇攻撃から約1週間後、大型の日本潜水艦がシドニー東部とニューカッスルを艦砲射撃しました。ニューカッスルではフォート・スクラッチリーが日本潜水艦I-21へ反撃しています。
この記事で紹介する場所の選び方
第二次世界大戦関連施設はオーストラリア全土にありますが、この記事では日本からの旅行者が訪れる意味が特に大きい場所を選んでいます。
日本軍との直接的な関係がある
日本軍による空襲、潜水艦攻撃、日本人捕虜、零戦や特殊潜航艇など、日本との具体的な接点がある場所を優先しています。
現在も見学できる
私有地や軍用地など通常立ち入りできない遺構ではなく、博物館、公園、墓地、保護された遺跡など、旅行者が現地で見学できる場所を中心にしています。
実物または現地性がある
単なる解説パネルだけでなく、実際の砲台、地下トンネル、機体残骸、潜航艇、収容所跡、墓地などが残る場所を重視しています。
旅行前に知っておきたいこと
戦争遺跡は通常の観光施設とは少し性格が違います。特に日本人旅行者の場合、歴史的背景を知ってから訪れると見え方が大きく変わります。
ダーウィンは最も集中している
限られた旅行日程で複数の遺跡を見るならダーウィンが最適です。軍事博物館、航空博物館、石油貯蔵トンネル、イースト・ポイントの砲台跡などを市内と近郊で回れます。
シドニーのM24は一般見学できない
海底に残るM24特殊潜航艇には半径500メートルの保護区域が設定され、一般のレクリエーション・ダイビングでは入れません。実物の特殊潜航艇を見たい場合はキャンベラのオーストラリア戦争記念館が適しています。
カウラはシドニーから日帰りには遠い
カウラはシドニーから内陸へ約300キロ以上離れています。車での移動を基本に、1泊を含めた旅行にすると収容所跡、墓地、日本庭園まで落ち着いて見学できます。
日本との関係が深い戦争遺跡・博物館一覧
| 場所 | 都市・地域 | 日本との関係 |
|---|---|---|
| ダーウィン軍事博物館 | ダーウィン | ダーウィン空襲、海岸防衛施設 |
| ダーウィン航空博物館 | ダーウィン | 日本海軍零戦の残骸、空襲映像 |
| 第二次世界大戦石油貯蔵トンネル | ダーウィン | 空襲後に建設された地下燃料施設 |
| アデレード・リバー戦争墓地 | ダーウィン南方 | ダーウィン空襲などの犠牲者 |
| ブルーム空襲跡 | ブルーム | 1942年3月3日の日本海軍機による攻撃 |
| M24特殊潜航艇 | シドニー沖 | 1942年シドニー湾攻撃 |
| オーストラリア戦争記念館 | キャンベラ | 日本海軍特殊潜航艇の実物展示 |
| カウラ捕虜収容所跡・日本人戦没者墓地 | カウラ | 日本人捕虜、1944年カウラ事件 |
| フォート・スクラッチリー | ニューカッスル | 日本潜水艦I-21への反撃 |
旅行日程へ組み込むなら
戦争遺跡だけを目的にオーストラリアを周遊すると移動距離が非常に長くなります。通常の観光旅行へ組み込むのが現実的です。
ダーウィン-1日で複数施設
午前にダーウィン軍事博物館、午後にダーウィン航空博物館、別の時間にウォーターフロントの石油貯蔵トンネルという組み合わせが可能です。
シドニー+キャンベラ
シドニーでは特殊潜航艇攻撃の舞台となった港を実際に見た後、キャンベラのオーストラリア戦争記念館で実物の潜航艇を見ると理解しやすくなります。
カウラは1泊旅行向き
捕虜収容所跡、日本人戦没者墓地、ビジターセンターの捕虜収容所ホログラム、日本庭園を一つの流れで見ると、戦時中から戦後の和解までをたどれます。
1.ダーウィン軍事博物館/ディフェンス・オブ・ダーウィン・エクスペリエンス
ダーウィン軍事博物館(Darwin Military Museum)は、ダーウィンで第二次世界大戦を知るなら最初に訪れたい施設です。イースト・ポイントの旧海岸砲台地区にあります。
実際の防衛施設が残る
イースト・ポイントには大型海岸砲の砲座、対空砲陣地、機関銃陣地、指揮所、地下施設、港を守った防潜網の関連施設などが残っています。
ディフェンス・オブ・ダーウィン・エクスペリエンス
1942年2月19日の空襲を中心に、映像、写真、音声、実物資料を使ってダーウィンが戦場になった過程を紹介します。日本側の航空攻撃を含め、当日の状況を時系列で理解しやすい展示です。
2026年の営業時間・料金
月~土曜9:30~16:00、日曜・祝日10:00~15:00。成人22ドルです。博物館側は全体を見るなら約3時間を推奨しています。
イースト・ポイントの遺構も歩く
博物館だけで帰らず、周辺のイースト・ポイント保護区に残る対空砲陣地や防潜網関連施設にも目を向けてください。なお、2026年8月時点でイースト・ポイント・ガン・タレットはメンテナンスのため閉鎖中です。
2.ダーウィン航空博物館-日本海軍零戦の残骸
ダーウィン航空博物館(Darwin Aviation Museum)には、1942年のダーウィン空襲と日本に直接つながる重要な実物資料があります。
三菱零式艦上戦闘機A6M2の残骸
展示されているのは、1942年2月19日のダーウィン空襲に参加し、メルビル島に不時着した日本海軍の零戦BII-124の残骸です。
搭乗員は豊嶋一
搭乗員の豊嶋一は生存して捕虜となり、後にカウラ捕虜収容所へ送られました。ダーウィン航空博物館の説明では、彼は「南忠男」という偽名を使用し、1944年のカウラ事件で亡くなったとされています。
ダーウィンとカウラが一つの人物でつながる
ダーウィンで零戦の残骸を見た後にカウラを訪れると、「空襲」と「捕虜収容所」という別々に見える歴史が、一人の搭乗員を通じてつながります。
空襲当日の映像も展示
博物館ではダーウィン最初の空襲を撮影した貴重な映像や戦時資料も見ることができます。2026年8月時点では毎日9:00~17:00、成人20ドルです。
3.ダーウィン第二次世界大戦石油貯蔵トンネル
ダーウィン・ウォーターフロントに残る第二次世界大戦石油貯蔵トンネル(WWII Oil Storage Tunnels)は、地上の砲台とは違った戦争遺跡です。
ダーウィン空襲後に建設
1942年の空襲で地上の燃料貯蔵施設が大きな被害を受けたことから、空から発見・攻撃されにくい地下燃料施設を整備する計画が進められました。
現在は地下博物館
トンネル内部を歩きながら、戦時中のダーウィン、空襲、建設工事などを紹介する写真や資料を見ることができます。
乾季と雨季で営業時間が違う
2026年8月時点では、乾季の5~9月は9:00~16:00、雨季の10~4月は9:00~13:00。成人12ドルで、通常は予約不要です。
CBDから最も行きやすい戦争遺跡
ウォーターフロントにあるため、レンタカーなしでも訪れやすいのが利点です。市内観光の途中に30~45分ほど組み込めます。
4.アデレード・リバー戦争墓地
アデレード・リバー戦争墓地(Adelaide River War Cemetery)は、ダーウィンから南へ約116キロの場所にあります。
ダーウィン空襲と北部戦線の犠牲者
退役軍人省の資料では435基の英連邦軍人墓があり、その多くが1942年のダーウィン空襲などノーザンテリトリー北部での戦争と関係しています。
隣には戦時民間人墓地
隣接する民間人区画には、1942年2月19日のダーウィン空襲で亡くなった郵便局職員などが埋葬されています。
「攻撃した側」の日本人が訪れる意味
ここは観光名所というより慰霊の場所です。日本から訪れる場合は、墓標の名前や年齢を静かに見ながら、空襲を受けた側の人的被害について考える場所として訪れたいところです。
ダーウィンからレンタカーが現実的
市内から距離があるため、レンタカーや南方面へのツアーと組み合わせるのが便利です。
5.ブルーム空襲跡・ブルーム歴史博物館
西オーストラリア州北西部のブルーム(Broome)も、日本軍による大規模な航空攻撃を受けた町です。
1942年3月3日の空襲
日本海軍の零戦がローバック湾と飛行場を攻撃しました。当時ブルームはオランダ領東インドから逃れてきた難民の中継地となっており、飛行艇には女性や子どもを含む避難民も乗っていました。
タウン・ビーチの「Nine Zeroes Nine Stories」
タウン・ビーチには空襲を記憶するアート作品「ナイン・ゼロズ・ナイン・ストーリーズ」があります。ブルーム自治体は、この攻撃で88人が亡くなったとして作品を設置しています。
ブルーム歴史博物館
空襲と当時のブルームへの影響を写真や資料で学べます。2026年8月時点では平日10:00~16:00、土・日曜10:00~13:00、成人15ドルです。
ローバック湾には航空機残骸が残る
空襲で破壊された飛行艇の残骸の一部は現在もローバック湾の干潟に残り、非常に潮が低い時に見えることがあります。ただし約1キロ沖の干潟を歩く必要があるため、潮汐、安全情報、現地の案内を確認せずに向かわないでください。
6.シドニー湾特殊潜航艇攻撃とM24
1942年5月31日夜、日本海軍の特殊潜航艇3隻がシドニー湾(Sydney Harbour)へ侵入しました。
HMASクッタブルが沈没
M24が米巡洋艦USSシカゴを狙って発射した魚雷の1本は目標を外れ、ガーデン・アイランドに係留されていたHMASクッタブルを沈めました。21人の水兵が亡くなりました。
2隻は湾内で失われた
Ha-14とHa-21はシドニー湾内で失われ、その後引き揚げられました。乗員4人の遺体はオーストラリア側によって軍葬の礼をもって火葬され、遺骨は1942年に日本へ返還されました。
M24は2006年に発見
唯一湾外へ脱出したM24は長く行方不明でしたが、2006年11月、シドニー北部ニューポート沖約3海里、水深約54メートルの海底で発見されました。
現在は保護区域で一般ダイビング不可
M24は日本とオーストラリア双方にとって重要な海洋文化遺産として保護され、半径500メートルの区域への立ち入りは研究・考古学目的などに制限されています。観光ダイビングで近づくことはできません。
7.オーストラリア戦争記念館-日本海軍特殊潜航艇
シドニー湾攻撃の実物資料を見るなら、キャンベラのオーストラリア戦争記念館(Australian War Memorial)が最も重要です。
Ha-14とHa-21を組み合わせた実物艇
展示されている特殊潜航艇は、シドニー湾内から引き揚げられたHa-14とHa-21の残存部分を組み合わせて造られたものです。艦首部はHa-21、中部と艦尾はHa-14を使用しています。
2026年、新しいアンザック・ホールで展示
オーストラリア戦争記念館では2026年6月に新しいアンザック・ホールが正式開館し、日本海軍特殊潜航艇は主要展示物の一つとして再び公開されています。
乗員の個人資料も所蔵
戦争記念館のコレクションにはHa-21から回収された日本海軍用時計などもあり、松尾敬宇中尉や都竹正雄二等兵曹など乗員の人物史をたどる資料が残っています。
2026年8月時点の利用案内
入館無料、予約不要。ギャラリーはクリスマスを除き毎日10:00~17:00です。第二次世界大戦関連展示を含めるなら最低でも2時間、戦争記念館全体を見るなら半日程度みておくとよいでしょう。
8.カウラ捕虜収容所跡・日本人戦没者墓地
ニューサウスウェールズ州内陸部のカウラ(Cowra)は、日本との戦争の歴史を考えるうえでオーストラリア国内でも特別な場所です。
1944年8月5日のカウラ事件
1,000人を超える日本人捕虜が第12捕虜収容所から集団脱走を試みました。現在のカウラ観光当局の資料では、234人の日本人捕虜と5人のオーストラリア兵が死亡したとされています。
捕虜収容所跡が現在も残る
建物の多くは失われていますが、基礎や遺構が残り、復元された監視塔、解説板、音声展示、記念彫刻などが設けられています。入場無料で終日アクセスできます。
日本人戦没者墓地
1964年に設けられた日本人戦没者墓地には523基の墓があり、カウラ事件で亡くなった日本兵だけでなく、第二次世界大戦中にオーストラリア国内で亡くなった日本人も埋葬されています。オーストラリアに残る唯一の日本人戦争墓地です。
ビジターセンターのホログラム
カウラ・ビジター・インフォメーション・センターには、事件を地元少女の視点で伝える約9分の無料ホログラム・シアターがあります。2025年版の日本語訳パンフレットも用意されています。
日本庭園は「戦後」を知る場所
カウラ日本庭園&文化センターは戦争遺跡そのものではありませんが、戦後に築かれた日豪の交流と和解を象徴する場所です。収容所跡と墓地の後に訪れると、戦後の関係まで一つの流れで理解できます。
9.フォート・スクラッチリー-日本潜水艦と砲撃戦をした要塞
ニューカッスル東端の高台にあるフォート・スクラッチリー(Fort Scratchley)は、日本海軍との実戦経験を持つ海岸要塞です。
1942年6月8日、日本潜水艦I-21がニューカッスルを砲撃
日本潜水艦I-21はニューカッスルに向けて約30発の砲弾を発射しました。フォート・スクラッチリーは沿岸砲で反撃し、日本潜水艦を退去させました。
第二次世界大戦中、敵艦へ発砲した唯一のオーストラリア沿岸要塞
ニューカッスル市の公式資料では、フォート・スクラッチリーは第二次世界大戦中に敵艦へ発砲したオーストラリア唯一の沿岸要塞とされています。
当時の砲台と地下トンネル
地上の砲台や兵舎は無料で見学できます。地下弾薬庫やトンネルはガイド付き有料ツアーで見学します。
2026年の営業時間
10:00~16:00、火曜休館。通常入場は無料です。地下トンネルツアーは予約・別料金となります。
日本に関連する博物館資料で特に見ておきたいもの
戦争遺跡を巡る際は、建物や砲台だけでなく、日本側に由来する実物資料にも注目してみてください。
ダーウィン航空博物館-零戦BII-124
機体残骸だけでなく、その搭乗員が後にカウラへ送られたという人物史まで含めて見ると、資料の意味が大きく変わります。
オーストラリア戦争記念館-特殊潜航艇
約24メートルの実物艇を目の前で見ると、2人だけの乗員が狭い艇内でシドニー湾へ侵入した作戦の規模感が分かります。
特殊潜航艇乗員の時計・所持品
戦争記念館にはHa-21から回収された日本海軍用時計など、乗員の個人装備も収蔵されています。兵器だけでは分からない「人」の部分を見ることができます。
ブルーム歴史博物館-空襲資料
ブルーム空襲では、攻撃対象となった軍用機だけでなく、オランダ領東インドから避難中だった民間人が多数巻き込まれました。写真資料を見ると、戦闘と難民避難が同時に起きていたことが分かります。
目的別に選ぶならどこ?
すべてを訪れるのは大変なので、興味の方向で選ぶのがおすすめです。
日本軍によるオーストラリア本土攻撃を知りたい
ダーウィン軍事博物館、ダーウィン航空博物館、ブルーム、フォート・スクラッチリーがおすすめです。
日本海軍の潜水艦作戦を知りたい
シドニー湾とキャンベラのオーストラリア戦争記念館を組み合わせてください。
日本人捕虜の歴史を知りたい
カウラが最も重要です。収容所跡、戦没者墓地、ホログラム、日本庭園まで一日かけて見る価値があります。
短い旅行で複数の遺構を見たい
ダーウィンが最も効率的です。実際の砲台、地下施設、博物館、航空機残骸を比較的狭いエリアで見られます。
2026年の主な営業時間・入場料
| 施設 | 2026年8月時点の目安 |
|---|---|
| ダーウィン軍事博物館 | 月~土 9:30~16:00、日・祝 10:00~15:00/成人22ドル |
| ダーウィン航空博物館 | 毎日9:00~17:00/成人20ドル |
| ダーウィン石油貯蔵トンネル | 5~9月9:00~16:00、10~4月9:00~13:00/成人12ドル |
| ブルーム歴史博物館 | 2026年8月:平日10:00~16:00、土日10:00~13:00/成人15ドル |
| オーストラリア戦争記念館 | 毎日10:00~17:00(クリスマス休館)/無料 |
| カウラ捕虜収容所跡 | 終日アクセス可/無料 |
| カウラ日本人戦没者墓地 | 終日アクセス可/無料 |
| フォート・スクラッチリー | 10:00~16:00、火曜休館/通常入場無料 |
営業時間、料金、閉鎖区域は変更されることがあります。特にダーウィンの屋外遺構、ブルームの干潟、フォート・スクラッチリーの地下ツアーなどは、旅行直前に公式情報を確認してください。
見学に必要な所要時間
戦争関連施設は解説を読む時間が長くなりやすいため、通常の観光地より余裕を持って予定を組むのがおすすめです。
30~60分
ダーウィン石油貯蔵トンネル、カウラ日本人戦没者墓地、ブルームのタウン・ビーチ空襲記念作品など。
1~2時間
ダーウィン航空博物館、フォート・スクラッチリー、ブルーム歴史博物館、カウラ捕虜収容所跡など。
2~3時間以上
ダーウィン軍事博物館、オーストラリア戦争記念館、カウラの戦争史関連施設をまとめて巡る場合。
車椅子・歩行に不安がある場合
施設によって地形と設備がかなり異なります。
博物館は比較的利用しやすい
オーストラリア戦争記念館、ダーウィン軍事博物館などの主要施設にはアクセシビリティ設備があります。
地下施設は注意
フォート・スクラッチリーの地下トンネルは狭い階段と通路があるため、車椅子、歩行器、ベビーカーには対応していません。
カウラのギャリソン・ウォーク
カウラ捕虜収容所周辺のギャリソン・ウォークは舗装され、ベビーカー、車椅子でも利用しやすく整備されています。ただし木陰が少ないため暑い日は注意してください。
ブルームの航空機残骸は別
ローバック湾の航空機残骸を見るには干潟を長距離歩く必要があり、車椅子や歩行に不安のある人には向きません。博物館やタウン・ビーチの記念展示を利用してください。
戦争遺跡・墓地を訪れる際のマナー
日本との関係が深い場所だからこそ、通常の観光スポット以上に落ち着いて訪れたいものです。
墓地では静かに
カウラ日本人戦没者墓地、アデレード・リバー戦争墓地はいずれも現在も慰霊の場です。大声で話したり、墓標に座ったりしないようにしてください。
写真撮影は場所の性格を考える
記録として撮影すること自体は問題ない場所が多いですが、墓地や慰霊碑の前で記念写真のようなポーズを取るのは避けた方がよいでしょう。
双方の犠牲者を見る
日本人捕虜や日本海軍乗員の資料だけでなく、ダーウィン、ブルーム、シドニーなどで亡くなったオーストラリア人、米軍人、英国軍人、オランダ人避難民、民間人の記録にも目を向けると、歴史を一方向から見ずに済みます。
海底遺跡には近づかない
M24特殊潜航艇は墓所としての性格も持つ保護遺跡です。立入禁止区域を守り、無許可でのダイビングや遺物の回収を行わないでください。
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
オーストラリアの戦争遺跡は、日本の戦争資料館とは展示の視点が異なります。その違いも含めて見ると興味深いでしょう。
英語展示が中心
多くの施設では日本語表示が限られます。固有名詞では「Bombing of Darwin」「Japanese midget submarine」「Cowra Breakout」などを覚えておくと展示を追いやすくなります。
カウラは日本語資料が比較的充実
ビジターセンターの捕虜収容所ホログラムには日本語訳パンフレットが用意され、日豪交流の歴史にも重点が置かれています。
ダーウィンは乾季がおすすめ
屋外の砲台跡や墓地まで含めて回るなら、暑さと湿度が比較的低い5~9月頃が歩きやすくなります。
ブルームでは潮汐表が必須
飛行艇の残骸を見る目的で干潟へ出る場合、通常の観光より安全管理が重要です。潮が戻る速度、気温、足元の状態を考え、現地の最新案内に従ってください。
「戦争」と「和解」を両方見る
特にカウラでは、収容所跡と日本人戦没者墓地だけで終わらず、日本庭園や平和関連施設まで訪れると、1944年から現在まで続く日豪関係の変化を感じられます。
日本との関係をたどるなら:最も濃密なのは「ダーウィン+カウラ+キャンベラ」です。ダーウィン航空博物館で豊嶋一が搭乗した零戦の残骸を見て、カウラで捕虜収容所跡と日本人戦没者墓地を訪れ、キャンベラでシドニー湾攻撃に使われた特殊潜航艇を見ると、日本軍によるオーストラリア本土攻撃、捕虜、戦没者、戦後の記憶までを立体的にたどることができます。
オーストラリアの第二次世界大戦遺跡に関するよくある質問(FAQ)
はい。ダーウィンやブルームなどへの航空攻撃、シドニー湾への特殊潜航艇攻撃、シドニーとニューカッスルへの潜水艦砲撃などが行われました。
ダーウィンです。軍事博物館、航空博物館、石油貯蔵トンネル、イースト・ポイントの砲台跡など、複数の施設と遺構がまとまっています。
はい。湾内で失われた2隻の残骸を組み合わせた実物艇がキャンベラのオーストラリア戦争記念館で展示されています。M24はシドニー北部沖の海底に残っています。
一般のレクリエーション・ダイビングではできません。M24周辺には半径500メートルの保護区域が設定され、研究・考古学目的などに立ち入りが制限されています。
ダーウィン航空博物館で、1942年2月19日の空襲に参加してメルビル島へ不時着した零戦BII-124の残骸を見ることができます。
建物の大部分は失われていますが、基礎などの遺構が残り、復元監視塔、解説板、音声展示、記念彫刻などが整備されています。
墓地には523基の墓があり、1944年のカウラ事件で死亡した日本人捕虜と、第二次世界大戦中にオーストラリア国内で亡くなった日本人が埋葬されています。
ローバック湾の干潟には一部の飛行艇残骸が残り、非常に潮が低い時に見えることがあります。ただし沖まで歩く必要があるため、潮汐と安全情報を必ず確認してください。
はい。1942年6月8日、日本潜水艦I-21がニューカッスルを砲撃し、フォート・スクラッチリーが沿岸砲で反撃しました。
はい。2026年6月に開館した新しいアンザック・ホールの主要展示物の一つとして公開されています。
施設によって異なり、基本は英語です。カウラの捕虜収容所ホログラムでは日本語訳資料が用意されています。その他の施設では翻訳アプリを併用すると便利です。
オーストラリアの第二次世界大戦遺跡に関する参考情報
- City of Darwin:ダーウィン空襲
- Darwin Military Museum:ダーウィン軍事博物館
- Darwin Aviation Museum:ダーウィン航空博物館
- WWII Oil Storage Tunnels:ダーウィン石油貯蔵トンネル
- Department of Veterans’ Affairs:アデレード・リバー戦争墓地
- Visit Broome:ブルーム歴史博物館
- Heritage NSW:M24特殊潜航艇保護区域
- Australian War Memorial:オーストラリア戦争記念館
- Visit Cowra:カウラ事件
- City of Newcastle:フォート・スクラッチリー
まとめ:日本との戦争史を「現地」で見る
オーストラリアに残る第二次世界大戦の戦争遺跡を訪ねると、日本で学ぶ太平洋戦争とは少し違う角度から同じ時代を見ることができます。
ダーウィンでは日本海軍機の空襲とそれに備えた砲台・地下施設、ブルームでは避難民を巻き込んだ航空攻撃、シドニーでは特殊潜航艇作戦、ニューカッスルでは日本潜水艦による艦砲射撃の痕跡が残ります。
一方、カウラには日本人捕虜の歴史があり、現在は日本人戦没者墓地、日本庭園、平和関連施設を通じて日豪の和解までをたどることができます。ダーウィン空襲で捕虜となった豊嶋一の零戦がダーウィンに残り、彼が亡くなったカウラに墓地と収容所跡が残っていることも、二つの土地をつなぐ重要な歴史です。
キャンベラのオーストラリア戦争記念館では、シドニー湾から回収された日本海軍特殊潜航艇を実物で見ることができます。兵器だけでなく乗員の所持品や写真まで見ることで、歴史上の出来事が具体的な人間の経験として見えてきます。
これらの場所は「日本軍の活躍」を見るための観光地でも、一方の被害だけを見る場所でもありません。攻撃した側、攻撃された側、捕虜となった人、民間人、そして戦後に和解へ取り組んだ人々まで含めて見ることで、現在の日豪関係へつながる歴史をより深く理解できます。
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ダーウィンで植物園へ行くなら、市内中心部からわずか約2キロのジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズ(George Brown Darwin Botanic Gardens)がおすすめです。
約42ヘクタールの園内には、ノーザンテリトリー北部の在来植物をはじめ、東南アジア、アフリカ、マダガスカルなど世界の熱帯地域に自生する植物が集められています。巨大なヤシ、ソテツ、ラン、ブロメリア、ボアブなど、温帯地域の植物園とはまったく違った景色を楽しめるのが大きな特徴です。
また、この植物園はダーウィンの歴史とも深く関わっています。1886年に現在地で本格的な植物園として整備が始まり、1974年のサイクロン・トレーシーでは壊滅的な被害を受けました。その後、長く園長を務めたジョージ・ブラウンを中心に復興が進められ、現在の姿へつながっています。
旅行者にとって便利なのは、ミンディル・ビーチ、ノーザンテリトリー博物館&美術館と徒歩でつなげられることです。乾季なら植物園を歩いた後、ミンディル・ビーチで夕日を見るという組み合わせもダーウィンらしい一日になります。
この記事では、日本からダーウィンを訪れる旅行者向けに、2026年8月時点の開園時間、入園料、市内からの行き方、現在の閉鎖区域、見どころ、散策ルート、カフェ、乾季・雨季の違い、所要時間、車椅子・ベビーカー利用、園内ルールまでまとめて紹介します。
- ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズとは?
- 基本情報・開園時間・入園料
- 1886年から続くダーウィンの植物園
- ダーウィン市内中心部からの行き方
- 2026年8月現在の閉鎖区域
- おすすめ散策ルート
- 1.プラント・ディスプレイ・ハウス
- 2.サイカッド・ガーデン
- 3.アフリカ・マダガスカル・ガーデン
- 4.レインフォレスト・ガリー
- 5.オーナメンタル・ファウンテン
- 6.ララキア・コースタル・ウォーク
- 7.スネーク・ビーン・コミュニティ・ガーデン
- 写真を撮るならどこ?
- ミンディル・ビーチ、博物館と一緒に歩く
- 乾季・雨季でどう違う?
- ガイド付き散策・セルフガイド
- エヴァズ・カフェ、ビジターセンター、ショップ
- 観光に必要な所要時間
- 車椅子・ベビーカーでの利用
- 園内のルールと注意点
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズのFAQ
ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズとは?
ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズは、ダーウィンCBDから約2キロ、西側のミンディル・ビーチ近くに広がる熱帯植物園です。
約42ヘクタールの熱帯植物園
園内は約42ヘクタール。ノーザンテリトリー北部の植物に加え、世界各地の熱帯植物が集められています。オーストラリアの主要都市にある植物園の中でも、熱帯植物を中心にした景観が特に際立っています。
ダーウィンならではの植物が多い
ヤシ、ボアブ、ソテツ、熱帯雨林植物、ラン、ブロメリアなど、日本の都市部ではあまり見かけない植物が多く、歩いているだけでも「トップ・エンドに来た」と感じられます。
観光地というより地元の公園にも近い
広い芝生、木陰、ピクニックエリア、子ども向け遊具があり、地元の人が散歩や朝食、週末のピクニックに使う場所でもあります。
基本情報・開園時間・入園料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズ |
| 所在地 | ガーデンズ・ロード/ギルルース・アベニュー周辺、ダーウィン NT |
| CBDから | 約2km |
| 通常の入園料 | 無料 |
| 植物園 | 毎日7:00~19:00 |
| ビジター&イベント・センター | 毎日9:00~17:00 |
| プラント・ディスプレイ・ハウス | 毎日9:00~15:00 |
| ギフトショップ | 毎日9:00~17:00(特定祝日休業) |
| エヴァズ・カフェ | 平日8:00~15:00、土・日曜7:00~15:00 |
| 敷地 | 約42ヘクタール |
植物園への通常入園は無料です。2026年8月12日時点では7:00~19:00で毎日開園しています。ただし園内施設には個別の営業時間があり、一部区域は工事・管理上の理由で閉鎖されています。
1886年から続くダーウィンの植物園
ダーウィンの植物園は、1886年に現在地で本格的な整備が始まりました。当初は、新しい町に適した作物や植物を導入・評価する実験的な役割も持っていました。
モーリス・ホルツェの時代
19世紀後半には政府の園芸責任者モーリス・ホルツェが植物の導入や試験栽培を進め、ダーウィンの園芸・農業の発展に大きな役割を果たしました。
1974年のサイクロン・トレーシー
1974年12月のサイクロン・トレーシーはダーウィン市街と植物園に甚大な被害を与えました。翌1975年に撮影された植物園の写真には、葉を失った木々が並ぶ被災直後の様子が残されています。
ジョージ・ブラウンによる復興
ジョージ・ブラウンは1972年から1987年まで植物園の責任者を務め、サイクロン後の再建を進めました。後にダーウィン市長も長く務め、2002年には彼を記念して現在の名称が正式登録されました。
ダーウィン市内中心部からの行き方
植物園はダーウィンCBDから約2キロなので、徒歩、タクシー、Uberなどで簡単にアクセスできます。
徒歩なら約25~30分が目安
CBD西側からミッチェル・ストリート方面を通り、ミンディル・ビーチ方向へ歩いて向かえます。ただしダーウィンは日差しが強いため、日中の徒歩移動は体感以上に疲れます。
入口はガーデンズ・ロード、ゼラニウム・ストリート側
公式案内ではガーデンズ・ロードまたはゼラニウム・ストリート側から入園できます。初めてならビジター&イベント・センターに近い入口を目指すと分かりやすいでしょう。
タクシー・Uberなら短時間
ダーウィンCBDから距離が短いため、暑い季節や複数人ならタクシーやUberも使いやすい選択肢です。
ミンディル・ビーチとセットなら徒歩移動
植物園とミンディル・ビーチは隣接しているため、乾季の夕方なら植物園を見学してからそのままビーチ方面へ歩けます。
2026年8月現在の閉鎖区域
2026年8月12日時点では植物園自体は開園していますが、園内の一部区域が閉鎖されています。
ウッドランド
トップ・エンドの開けた森林景観を紹介するウッドランド区域は現在閉鎖中です。
アフリカ・マダガスカル・ガーデン
バオバブやボアブなどを紹介する人気エリアですが、現在は閉鎖されています。
レインフォレスト・ガリー
巨大なヤシと木陰のボードウォークが人気のエリアですが、こちらも現在閉鎖されています。
再開日は公式サイトで確認
公式の開園状況ページには現時点で再開予定日は明記されていません。旅行前、特にこれらのエリアを目的にしている場合は最新状況を確認してください。
おすすめ散策ルート
現在は一部人気エリアが閉鎖されているため、開いている施設と南側の散策路を中心に組むのがおすすめです。
約1時間の定番ルート
ビジター&イベント・センター → プラント・ディスプレイ・ハウス → サイカッド・ガーデン → オーナメンタル・ファウンテン → 芝生エリア → エヴァズ・カフェ、という流れなら無理なく歩けます。
1時間半~2時間なら海側へ
時間があればララキア・コースタル・ウォーク方向へ足を延ばし、ミンディル・ビーチやノーザンテリトリー博物館&美術館までつなげると、植物園以外の見どころも一緒に楽しめます。
乾季でも水分補給を
園内には木陰がありますが、場所によっては日差しを遮るものが少なくなります。短時間でも飲料水と帽子を用意してください。
1.プラント・ディスプレイ・ハウス
プラント・ディスプレイ・ハウス(Plant Display House)は、限られた時間でも立ち寄りやすい植物展示施設です。
ランやブロメリアを展示
熱帯らしいラン、ブロメリアなどを中心に、季節によって異なる植物展示を楽しめます。
9:00~15:00
植物園本体より営業時間が短く、毎日9:00~15:00です。午後遅くに植物園を訪れる場合は先に立ち寄ってください。
暑い時間帯にも見やすい
屋外を長時間歩くよりコンパクトに植物を見られるため、ダーウィンの日差しが強い時間帯にも向いています。
2.サイカッド・ガーデン
サイカッド・ガーデン(Cycad Garden)では、恐竜が生きていた時代から長い歴史を持つソテツ類を見ることができます。
古代植物らしい姿
羽状の葉が大きく広がる姿はヤシに似ていますが、植物分類上は別のグループです。
恐竜との関係を分かりやすく展示
園内には5体の恐竜模型が置かれ、ソテツが非常に古い植物群であることを子どもにも分かりやすく伝えています。
家族旅行にもおすすめ
植物名だけを追うより、恐竜を探しながら歩けるため、子ども連れでも飽きにくいエリアです。
3.アフリカ・マダガスカル・ガーデン
アフリカ・マダガスカル・ガーデン(Africa-Madagascar Garden)は、通常時ならダーウィン植物園を代表する見どころの一つです。
バオバブとボアブ
アフリカのバオバブとオーストラリア北西部のボアブなど、太い幹に水を蓄える独特の樹木を比較できます。
熱帯の乾燥地域を感じる景観
熱帯雨林とは対照的に、乾季のある地域に適応した植物が並び、ダーウィンの季節性とも重なる景観です。
2026年8月現在は閉鎖中
現在はこの区域へ入れません。再開後に訪れる場合は、最新の公式情報を確認してください。
4.レインフォレスト・ガリー
レインフォレスト・ガリー(Rainforest Gully)は、通常時にはダーウィン植物園らしい熱帯景観を最も感じやすい場所です。
巨大なヤシと木陰
高く伸びるヤシ、湿った環境を好む植物、深い木陰が集まり、乾季のダーウィンでも熱帯雨林の雰囲気を感じられます。
ボードウォーク
木々の下を歩くボードウォークが整備され、外側の明るい芝生エリアとはまったく違う景色になります。
2026年8月現在は閉鎖中
現在は閉鎖されています。雨季後の整備や安全管理などにより区域の開閉が変わることがあるため、旅行前に確認してください。
5.オーナメンタル・ファウンテン
オーナメンタル・ファウンテン(Ornamental Fountain)は、園内で写真を撮りやすいランドマークです。
ダーウィンで最も高い噴水
公式案内ではダーウィンで最も高い噴水と紹介されており、植物園の緑を背景にした撮影スポットになっています。
芝生エリアと一緒に
周辺は開放感があり、植物園の熱帯らしい緑と水景を一緒に楽しめます。
水には入らない
噴水、池、水路へ入ったり泳いだりすることは禁止されています。
6.ララキア・コースタル・ウォーク
ララキア・コースタル・ウォーク(Larrakia Coastal Walk)は、植物園周辺と海岸の文化を一緒に知りたい人におすすめです。
ミンディル・ビーチから博物館方向へ
ミンディル・ビーチからボードウォークを通り、自然のマングローブ林を抜けてブロッキー・ポイント方面へ進みます。その先にはノーザンテリトリー博物館&美術館があります。
所要30~45分
公式案内では30~45分が目安です。植物園の散策に追加すると半日コースをつくりやすくなります。
ララキアの植物利用を知る
途中には、ララキアの人々による海岸植物の利用法を示すペイントされたポールがあります。単なる海辺の散歩ではなく、ダーウィンの先住民文化に触れられるルートです。
7.スネーク・ビーン・コミュニティ・ガーデン
スネーク・ビーン・コミュニティ・ガーデン(Snake Bean Community Garden)は、ゼラニウム・ストリート入口近くにある地域住民向けの菜園です。
29区画のコミュニティ菜園
自宅に栽培スペースがない地域住民などが利用できる29の区画があり、季節の野菜や熱帯果樹を育てています。
旅行者も見学できる
一般の来園者も立ち寄ることができ、ダーウィンの気候でどんな野菜や果物が育つのかを見ることができます。
収穫はできない
栽培されている野菜や果物は区画利用者のものです。見学のみとし、摘み取らないようにしてください。
写真を撮るならどこ?
ダーウィン植物園では、花だけでなく大きな葉、ヤシ、噴水、芝生など熱帯らしい景色を撮れます。
オーナメンタル・ファウンテン
水と緑を一緒に撮りやすく、ダーウィンの乾いた青空とも相性のよい場所です。
プラント・ディスプレイ・ハウス
ランやブロメリアなど色鮮やかな植物を近距離で撮りやすくなっています。
巨大なヤシとボアブ
人を一緒に入れて撮影すると、トップ・エンドの植物の大きさが伝わります。
閉鎖区域へ入らない
写真目的でも、現在閉鎖されているレインフォレスト・ガリー、アフリカ・マダガスカル・ガーデン、ウッドランドには入らないようにしてください。
ミンディル・ビーチ、博物館と一緒に歩く
植物園はミンディル・ビーチ(Mindil Beach)とノーザンテリトリー博物館&美術館の間に近い位置にあります。
乾季なら夕日前に植物園
乾季の夕方なら、日中に市内観光をして、午後に植物園を散策し、その後ミンディル・ビーチへ移動して夕日を見る流れが組みやすいでしょう。
サンセット・マーケット開催日は特に便利
乾季のミンディル・ビーチ・サンセット・マーケット開催日に合わせると、植物園、マーケット、夕日を一度に楽しめます。開催曜日や期間は年によって確認してください。
博物館まで歩くならコースタル・ウォーク
時間と体力があればララキア・コースタル・ウォークを使い、ブロッキー・ポイントから博物館方面へつなげられます。
乾季・雨季でどう違う?
ダーウィン旅行では、日本の四季より乾季と雨季を意識する方が植物園の楽しみ方を考えやすくなります。
乾季(おおむね5~10月)
湿度が比較的低く、雨も少ないため散策しやすい時期です。日本からの観光なら植物園を歩くのに最も向いています。
雨季(おおむね11~4月)
高温多湿になり、スコールや雷雨が増えます。一方で植物の成長が活発になり、熱帯植物らしい勢いのある緑を楽しめます。
雨季は区域閉鎖にも注意
大雨、強風、倒木などの影響で園路や区域が一時閉鎖されることがあります。雨季に訪れる場合は当日の開園状況を確認してください。
乾季でも日差しは強い
涼しく感じる日でも紫外線は強いため、帽子、日焼け止め、飲料水は必要です。
ガイド付き散策・セルフガイド
2026年現在、植物園自体による定例のガイド付きウォークは実施されていません。
ガイド付き散策は民間ツアーを利用
ガイドと一緒に歩きたい場合は、地元ツアー会社が提供する有料ツアーを予約します。内容や開催日は各社で異なります。
デジタル・ガーデンズ・マップ
公式のデジタルマップはGPSナビゲーションに対応し、見どころ、散策路、施設などをスマートフォンで確認できます。
多言語表示にも対応
デジタルマップは海外旅行者向けの多言語翻訳機能も用意されているため、英語の植物名が分かりにくい場合にも便利です。
閉鎖区域も確認しながら歩く
現在のように一部区域が閉鎖されている時期は、最初にビジターセンターまたは公式情報でその日のルートを確認するのがおすすめです。
エヴァズ・カフェ、ビジターセンター、ショップ
園内には散策前後に利用しやすいカフェ、ビジター施設、ショップがあります。
エヴァズ・カフェ
エヴァズ・カフェ(Eva’s Café)は、復元された1897年建築のウェスレアン教会を利用したカフェです。平日は8:00~15:00、土・日曜は7:00~15:00。予約なしで利用できます。
朝食と植物園を組み合わせる
ダーウィンの暑さを避けるなら、週末は7:00頃にカフェで朝食を取り、そのまま朝の植物園を歩く方法もおすすめです。
ビジター&イベント・センター
毎日9:00~17:00。植物園の歴史や役割を紹介する展示があり、ララキアの季節や植物知識を扱う内容もあります。
ギフトショップ
毎日9:00~17:00ですが、クリスマス、ボクシング・デー、元日、グッド・フライデー、イースター・マンデーは休業します。
観光に必要な所要時間
42ヘクタールあるため、目的に合わせて滞在時間を決めると無理なく楽しめます。
30~45分
プラント・ディスプレイ・ハウス、サイカッド・ガーデン、噴水周辺だけを見るなら短時間でも楽しめます。
60~90分
初めての旅行者にはこのくらいがおすすめです。主要な開放エリアを歩き、カフェやビジターセンターにも立ち寄れます。
2~3時間
ララキア・コースタル・ウォーク、ミンディル・ビーチ、博物館方面までつなげる場合の目安です。
車椅子・ベビーカーでの利用
植物園には舗装された園路や芝生があり、主要施設にはアクセシビリティを意識した設備があります。
ビジター施設は利用しやすい
ビジター&イベント・センターや近年整備されたトイレには、障害のある利用者を考慮した設備があります。
園内は場所により勾配あり
植物園は完全な平坦地ではなく、急な坂、階段、未舗装路がある区域もあります。車椅子やベビーカーではデジタルマップで園路を確認してから歩くのがおすすめです。
ララキア・コースタル・ウォークは一部注意
ボードウォーク区間がありますが、全行程を通して地形が均一とは限りません。移動に不安がある場合はビジターセンターで当日の状況を確認してください。
閉鎖区域には入らない
工事や安全管理による閉鎖は、歩行者だけでなく車椅子・ベビーカー利用者にも適用されます。
園内のルールと注意点
植物園では、植物・野生動物・水辺を守るためのルールがあります。
花や植物を採らない
花を摘んだり、挿し木用の枝を切ったりすることは禁止されています。
犬は条件付きで入園可能
犬は園内を歩けますが、駐車場ではリードを付け、常に飼い主の管理下に置く必要があります。池、水路、子ども向け遊具には入れられません。
噴水・池・水路には入らない
泳いだり、水の中へ入ったりすることは禁止されています。魚を捕まえたり放流したりすることもできません。
持ち込みBBQは禁止
自分のバーベキュー設備や火器を持ち込むことはできません。園内には電気式BBQ設備があります。
アスベストらしきものに触れない
園内では過去にアスベストが確認され、管理計画のもとで対応されています。通常は触れなければ危険ではありません。疑わしい物を見つけても触らず、スタッフへ連絡してください。
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
ダーウィン植物園は、市内中心部から近く、短時間でも「トップ・エンドらしい植物」を見られるのが魅力です。
朝の見学がおすすめ
7:00から開園しているので、暑さを避けるなら朝が最も歩きやすくなります。週末ならエヴァズ・カフェも7:00から営業しています。
現在の閉鎖区域は事前確認
2026年8月時点では人気のレインフォレスト・ガリー、アフリカ・マダガスカル・ガーデンなどが閉鎖されています。再開状況は旅行直前に確認してください。
ミンディル・ビーチとセットにする
乾季なら午後に植物園を歩き、夕方にミンディル・ビーチへ移動するルートが効率的です。
日本の植物園と同じ感覚で服装を決めない
乾季でもダーウィンの日差しは強く、園内は広いため、帽子、日焼け止め、歩きやすい靴、飲料水を用意してください。
雨季は天候を見て判断
急な雷雨や強風がある日は、木の多い植物園を長時間歩くより、天候が落ち着いてから訪れる方が安全です。
ダーウィン植物園のおすすめルート:午前中にビジター&イベント・センターから入り、プラント・ディスプレイ・ハウス、サイカッド・ガーデン、オーナメンタル・ファウンテンを見学し、エヴァズ・カフェで休憩。時間があればミンディル・ビーチやララキア・コースタル・ウォークまで足を延ばすと、約1~2時間で熱帯植物とダーウィンらしい景色を楽しめます。
ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズに関するよくある質問(FAQ)
通常の入園は無料です。
2026年8月時点では毎日7:00~19:00です。園内施設には別の営業時間があります。
市中心部から約2キロです。徒歩なら約25~30分が目安で、タクシーやUberなら短時間で移動できます。
2026年8月12日時点ではウッドランド、アフリカ・マダガスカル・ガーデン、レインフォレスト・ガリーが閉鎖されています。
主要部分なら60~90分が目安です。短時間なら30~45分、ミンディル・ビーチやコースタル・ウォークまで組み合わせるなら2~3時間みておくと余裕があります。
2026年現在、植物園自身による定例ガイドウォークはありません。ガイド付きで歩きたい場合は地元ツアー会社の有料ツアーを利用します。
2026年8月時点では平日8:00~15:00、土・日曜7:00~15:00です。予約は不要です。
歩きやすさを優先するなら乾季がおすすめです。雨季は高温多湿ですが、熱帯植物の勢いある緑を楽しめます。
条件を守れば入園できます。駐車場ではリードを使用し、常に管理下に置き、池、水路、子ども向け遊具には入れないようにしてください。
はい。植物園はミンディル・ビーチに隣接するエリアにあり、乾季は植物園見学と夕日やサンセット・マーケットを組み合わせやすくなっています。
主要施設や一部園路は利用できますが、園内には坂道、階段、未舗装路もあります。デジタルマップやビジターセンターでルートを確認すると安心です。
ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズに関する参考情報
- NT Government:ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズ
- NT Government:開園時間・入園料・アクセス
- NT Government:最新の開園・閉鎖状況
- NT Government:植物コレクション・見どころ
- NT Government:散策ルート・ララキア・コースタル・ウォーク
- Department of Tourism and Hospitality:インタラクティブ・デジタルマップ
- Northern Territory Place Names Register:名称の由来
- Northern Territory Heritage Register:ダーウィン植物園の歴史
まとめ:ダーウィンらしい「熱帯の緑」を市内で楽しもう
ジョージ・ブラウン・ダーウィン・ボタニック・ガーデンズは、ダーウィン中心部から約2キロという近さで、本格的な熱帯植物を楽しめる場所です。通常入園は無料で、毎日7:00から19:00まで開園しています。
初めてなら、プラント・ディスプレイ・ハウス、サイカッド・ガーデン、オーナメンタル・ファウンテンを中心に歩き、エヴァズ・カフェで休憩するルートがおすすめです。時間があればララキア・コースタル・ウォークやミンディル・ビーチまで足を延ばせます。
2026年8月現在は、アフリカ・マダガスカル・ガーデン、レインフォレスト・ガリー、ウッドランドが閉鎖中です。そのため、過去のガイドブックに載っている見どころをすべて回れるとは限りません。訪問前に最新の開園状況を確認してください。
この植物園は1886年から続き、サイクロン・トレーシーによる壊滅的な被害と、その後の復興を経験してきました。植物を見るだけでなく、ダーウィンという街の歴史や気候を知る場所として歩くと、印象が大きく変わります。
乾季なら朝の涼しい時間に植物園を歩き、夕方はミンディル・ビーチへ。ダーウィンらしい自然と街の雰囲気を無理なく組み合わせられる観光ルートです。
ダーウィンの旅行手配
トラベルドンキーでは、ダーウィンのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
ダーウィンを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
ダーウィン旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いダーウィン旅行になりますよ。

パース観光で「植物園」と聞くと、郊外にある静かな庭園を想像するかもしれません。ところがパースの場合、代表的な植物園は市中心部のすぐ西側、スワン川を見下ろすキングス・パーク(Kings Park)の中にあります。
正式には西オーストラリア植物園(Western Australian Botanic Garden)といい、西オーストラリア州に自生する植物を中心に展示する植物園です。1965年に開園し、現在は州内にある約1万2,000種の在来植物のうち約3,000種を見ることができます。
特に有名なのが、冬の終わりから春にかけて咲くワイルドフラワーです。カンガルーポー、バンクシア、グレビレア、ワックスフラワー、エバーラスティングなど、西オーストラリア州らしい植物が次々に開花し、9月は一年で最も華やかな時期になります。
ただし、キングス・パークの魅力は花だけではありません。パース市街とスワン川を見渡す展望台、木々の上を歩くロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイ、樹齢750年以上と推定される巨大ボアブ、州戦争記念碑、ヌーンガー文化を紹介する散策路など、植物園を歩きながらパースの景色と歴史も楽しめます。
この記事では、日本からパースを訪れる旅行者向けに、2026年8月時点の入園料、開園時間、市内中心部からの行き方、見どころ、ワイルドフラワーの季節、無料ガイドウォーク、カフェ、所要時間、車椅子・ベビーカー利用、園内ルールまでまとめて紹介します。
- キングス・パーク&西オーストラリア植物園とは?
- 基本情報・開園時間・入園料
- 1965年開園、西オーストラリア州の植物を集めた植物園
- パース市内中心部からの行き方
- 初めてならフレーザー・アベニューから
- おすすめ散策ルート
- 1.ロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイ
- 2.ギジャ・ジュムル(巨大ボアブ)
- 3.ワイルドフラワーと西オーストラリア州の植物
- 4.バンクシア・ガーデン
- 5.カータ・ガラップ展望台
- 6.州戦争記念碑
- 7.ブージャ・ナーニング・ウォーク
- 写真を撮るならどこ?
- 2026年エバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバル
- 季節ごとの楽しみ方
- 無料ガイドウォーク
- カフェ・レストラン・ショップ
- 観光に必要な所要時間
- 車椅子・ベビーカーでの利用
- 園内のルールと注意点
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- キングス・パーク&西オーストラリア植物園のFAQ
キングス・パーク&西オーストラリア植物園とは?
キングス・パークは、パースCBDの西側に広がる約400ヘクタールの巨大な公園です。その一角に、西オーストラリア州の植物を専門に展示する西オーストラリア植物園があります。
世界最大級の西オーストラリア州植物コレクション
西オーストラリア植物園では、州内約1万2,000種の在来植物のうち約3,000種を展示しています。ウィートベルト、ゴールドフィールズ、スターリング・レンジ、ロットネスト島、キンバリーなど、州内各地域の植物をエリア別に見ることができます。
植物園だけでなく景色も大きな魅力
キングス・パークはマウント・イライザの高台にあり、パース市街、スワン川、サウス・パース、ダーリング・スカープまで見渡せます。植物に特別な興味がなくても、展望スポットとして訪れる価値があります。
400ヘクタール全部を歩く必要はない
キングス・パーク全体は非常に広く、自然のブッシュランドも含まれます。日本からの旅行者なら、フレーザー・アベニュー周辺と西オーストラリア植物園を中心に1~2時間歩くのが現実的です。
基本情報・開園時間・入園料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | キングス・パーク&ボタニック・ガーデン |
| 植物園 | 西オーストラリア植物園 |
| 所在地 | フレーザー・アベニュー、ウェスト・パース WA 6005 |
| CBDから | 約1.5km |
| 通常の入園料 | 無料(有料イベントを除く) |
| キングス・パーク | 基本24時間開園 |
| 西オーストラリア植物園 | 基本24時間開園 |
| フェデレーション・ウォークウェイ | 9:00~17:00 |
| ビジター・インフォメーション・センター | 9:30~16:00(クリスマス休館) |
| キングス・パーク全体 | 約400ヘクタール |
| 植物園の展示 | 西オーストラリア州在来植物 約3,000種 |
公園と植物園は基本的に24時間入れますが、フェデレーション・ウォークウェイ、ビジターセンター、カフェ、子ども向け施設などは個別の営業時間があります。また、コンサートや夜間イベント開催時には一部エリアが閉鎖されることがあります。
1965年開園、西オーストラリア州の植物を集めた植物園
西オーストラリア植物園は1965年に開園しました。2025年には60周年を迎え、現在も植物展示だけでなく、研究、保全、教育を担う「生きた研究施設」として運営されています。
西オーストラリア州は植物の宝庫
西オーストラリア州には約1万2,000種の在来植物があり、その多くは世界のほかの場所では自然分布していません。特に州南西部は植物の多様性と固有性の高さで知られています。
州内を植物で旅するような展示
植物園では、ウィートベルト、ゴールドフィールズ、キンバリー、南部海岸など、州内の地域ごとに植栽が分けられています。パースにいながら州北部から南部までの植物を比較できます。
先住民文化とも深く結びつく場所
キングス・パークは、ホワイトジャック・ヌーンガーの人々にとって長い歴史と文化的意味を持つ場所です。園内には植物の伝統的利用法やカントリーとの関係を学べる散策路があります。
パース市内中心部からの行き方
キングス・パークはパースCBDから約1.5km。徒歩でも行けますが、上り坂があるため初めてなら無料バスが便利です。
935番バスが便利
935番バス(Transperth Route 935)はセント・ジョージズ・テラス方面からキングス・パーク中心部まで入り、市内区間では無料で利用できます。植物園や主要展望スポットへ行く旅行者には分かりやすい交通手段です。
ブルーCATも無料
無料のブルーCATはパース・バスポート、パース駅、エリザベス・キー・バスステーションなどとキングス・パーク方面を結びます。宿泊場所によっては935番より便利です。
徒歩なら坂道を考慮
CBDから歩くこともできますが、キングス・パークは高台にあります。行きはバス、帰りは景色を見ながら歩いてCBDへ戻る方法もおすすめです。
駐車場は無料
園内には無料駐車場がありますが、9月のワイルドフラワーシーズンや週末、イベント時は非常に混雑します。旅行者なら公共交通機関の方が気楽です。
初めてならフレーザー・アベニューから
初めてキングス・パークを訪れるなら、フレーザー・アベニュー(Fraser Avenue)周辺をスタート地点にすると分かりやすいでしょう。
ユーカリ並木が入口
レモンセンティッド・ガムの並木道が続くフレーザー・アベニューは、キングス・パークを代表する景観の一つです。
ビジターセンターで地図をもらう
ビジター・インフォメーション・センターは通常9:30~16:00。園内地図、散策路、ガイドウォークについて相談できます。
主要スポットが近い
州戦争記念碑、カータ・ガラップ展望台、西オーストラリア植物園の入口、無料ガイドウォークの集合場所がこの周辺に集まっています。
短時間ならここだけでも楽しめる
時間が30~45分しかない場合は、フレーザー・アベニュー、州戦争記念碑、展望台だけでもパースらしい景色を十分楽しめます。
おすすめ散策ルート
植物園を初めて歩くなら、フレーザー・アベニューから入り、西オーストラリア州の植物と市街地の景色を一緒に楽しむルートがおすすめです。
約1時間の定番ルート
フレーザー・アベニュー → カータ・ガラップ展望台 → 州戦争記念碑 → 西オーストラリア植物園 → ギジャ・ジュムル → ロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイ → フレーザー・アベニュー、という流れです。
1時間半~2時間なら花をじっくり
バンクシア・ガーデン、ウォーター・ガーデン、地域別の植物展示、ブージャ・ナーニング・ウォークなども加えると、植物園らしさをより深く味わえます。
9月は時間に余裕を
春のワイルドフラワーシーズンは写真を撮る場所が増え、人出も多くなります。普段より30分ほど余裕をみておくと安心です。
1.ロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイ
ロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイ(Lotterywest Federation Walkway)は、キングス・パークを初めて訪れるなら外せない散策路です。
全長620メートル
西オーストラリア植物園の中を約620メートル歩くルートで、途中には木々の樹冠近くへ上がるガラスと鉄骨のアーチ橋があります。
高さのある橋からスワン川を眺める
橋の上からはスワン川、パース市街、西オーストラリア州の植物を一度に見渡せます。植物園の中でも特に人気の高い写真スポットです。
往復約40分
公式案内では往復約40分が目安。急いで通り抜けるだけなら短縮できますが、植物や景色を見るなら30~40分みておくとよいでしょう。
9:00~17:00
キングス・パーク自体は24時間開園ですが、このウォークウェイは毎日9:00~17:00です。朝早すぎる時間や夕方遅くには入れないので注意してください。
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2.ギジャ・ジュムル(巨大ボアブ)
ギジャ・ジュムル(Gija Jumulu)は、西オーストラリア植物園で最も印象に残る木の一つです。
樹齢750年以上
推定樹齢は750年以上。高さ約18メートル、移植時の重量は約37トンという巨大なボアブです。
キンバリーから3,200km移動
道路工事に伴って移植が必要となり、2008年にキンバリー地方のワームンからパースまで約3,200kmを大型トラックで運ばれました。
ギジャの人々からの贈り物
「ジュムル」はギジャ語でボアブを意味します。移植前には伝統的所有者であるギジャの人々による別れの儀式も行われました。
冬に葉がなくても枯れていない
ボアブは乾季に落葉する木なので、冬に訪れると枝だけに見えることがあります。通常、12月頃から再び葉が出始めます。
3.ワイルドフラワーと西オーストラリア州の植物
パースの植物園最大の魅力は、何といっても西オーストラリア州のワイルドフラワーです。
約3,000種を一か所で見られる
州内各地を長距離移動しなくても、キンバリーから南部海岸までさまざまな地域の植物を植物園で比較できます。
カンガルーポー
西オーストラリア州を代表する花で、ベルベットのような質感の筒状花が特徴です。州の花であるレッド&グリーン・カンガルーポーもあります。
バンクシア・グレビレア・ワックスフラワー
鳥や昆虫を引きつける個性的な花が多く、春には植物園全体が色鮮やかになります。
春が最盛期
一年を通して何かしら花は見られますが、最も多くのワイルドフラワーが咲くのは春、特に9月です。
4.バンクシア・ガーデン
バンクシア・ガーデン(Banksia Garden)では、オーストラリアを代表する植物バンクシアをまとめて見ることができます。
形の違いを比べる
バンクシアは細長い花穂を持つ種類、丸みのある花をつける種類、低木から大きな樹木まで姿がさまざまです。
野鳥も集まりやすい
蜜を豊富に出す花が多く、ロリキートやハニーイーターなど蜜を好む鳥が訪れることがあります。
花だけでなく実も面白い
花後にできる硬い実は独特の形をしており、開花していない季節でも見どころがあります。
5.カータ・ガラップ展望台
カータ・ガラップ展望台(Kaarta Gar-up Lookout)は、フレーザー・アベニュー近くにある展望スポットです。
パース市街と川を一望
スワン川、カニング川、エリザベス・キー、サウス・パース、ダーリング・スカープまで見渡せます。
30倍双眼鏡も設置
展望台には高倍率の双眼鏡が設置され、遠くの市街地や川沿いの景色を見ることができます。
先住民アートも見どころ
2024年には地元アーティストによる現代アボリジナル・アートが加わり、景色だけでなく文化的な見どころにもなっています。
6.州戦争記念碑
州戦争記念碑(State War Memorial)は、キングス・パークのフレーザー・アベニュー地区にある代表的な記念施設です。
1929年完成の慰霊碑
高さ18メートルのセノタフを中心に、追悼の中庭、永遠の炎、リフレクション・プールなどがあります。
西オーストラリア州の戦没者を追悼
第一次・第二次世界大戦をはじめ、その後の戦争や紛争で命を落とした西オーストラリア州出身者を記念しています。
展望スポットとしても有名
記念碑周辺から見下ろすパース市街とスワン川の景色は、キングス・パークを代表する眺めです。静かな場所なので、周囲への配慮を忘れず見学してください。
7.ブージャ・ナーニング・ウォーク
西オーストラリアの植物を文化と一緒に知りたい人には、ブージャ・ナーニング・ウォーク(Boodja Gnarning Walk)がおすすめです。
ヌーンガーの植物利用を紹介
園内の案内板を見ながら歩き、植物の伝統的な利用法や、ホワイトジャック・ヌーンガーにとって重要な場所について学べます。
基本ルートは約1km・30分
男女別のルートに分かれる前までの基本区間は約1kmで、所要約30分。比較的硬い路面で緩やかな傾斜があります。
さらに長いルートもある
マーム・トラックは約1.4km・60分、ヨーグラ・トラックは約800m・20分。時間と体力に合わせて選べます。
植物園を「見るだけ」で終わらせない
植物名だけでなく、人々が食料、薬、道具、文化の中で植物とどう関わってきたかを知ることができます。
写真を撮るならどこ?
キングス・パークは、植物とパースの都市景観を一緒に撮れるのが魅力です。
カータ・ガラップ展望台
パースCBDとスワン川を広く見渡せる定番撮影スポットです。昼だけでなく夕方や夜景もきれいです。
フェデレーション・ウォークウェイ
高架橋の曲線、ユーカリの樹冠、川と街並みを組み合わせた写真が撮れます。
ギジャ・ジュムル
巨大な幹の大きさを伝えるには、人を一緒に入れて撮るとスケールが分かりやすくなります。
9月のワイルドフラワー
花をアップで撮るだけでなく、キングス・パークの芝生や市街地を背景にすると「パースらしい植物園」の写真になります。
2026年エバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバル
春にパースを訪れるなら、エバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバル(Everlasting Kings Park Festival)の時期を意識しておくとよいでしょう。
2026年は9月18日~10月4日
2026年は9月18日(金)から10月4日(日)まで開催予定です。西オーストラリア州のワイルドフラワーが最も華やかな時期と重なります。
3,000種以上の州内植物
植物園の通常展示に加えて、園芸スタッフが育てた花のディスプレイ、ガイドウォーク、講演、家族向けイベントなどが行われます。
無料イベントも多い
入園は通常どおり無料で、フェスティバル期間中も無料の展示やイベントが多くあります。一部プログラムは有料または予約制です。
9月は一年で最も混雑
公式にも9月は一年で最も来園者が多い時期と案内されています。午前中の早めの時間か、公共交通機関の利用がおすすめです。
季節ごとの楽しみ方
パースの植物園は一年中楽しめますが、目的によっておすすめの季節が変わります。
春(9~11月)
ワイルドフラワーを見るなら最もおすすめの季節です。特に9月はカンガルーポー、バンクシア、グレビレア、エバーラスティングなど多くの花が見られます。
夏(12~2月)
パースは暑く乾燥し、35℃を超える日も珍しくありません。散策するなら朝か夕方にし、帽子、日焼け止め、飲料水を用意してください。
秋(3~5月)
暑さが落ち着き、展望台や植物園を長く歩きやすくなります。春ほど花は多くありませんが、混雑が少なくゆっくり見学できます。
冬(6~8月)
雨の日が増えますが、ワイルドフラワーシーズンへ向けて早咲きの花が増え始めます。8月後半は春の入口として狙い目です。
無料ガイドウォーク
植物に詳しくない人ほど、キングス・パーク・ボランティア・ガイドの無料ウォークに参加すると楽しみが増えます。
毎日10:00と13:00
「ディスカバー・キングス・パーク」は一年を通して毎日10:00と13:00に出発します。集合はアスペクツ・オブ・キングス・パーク前です。
所要約1時間30分
西オーストラリア州の植物、州の歴史、記念碑、展望スポットなどをガイドが案内します。
無料・通常予約不要
一般の個人旅行者は無料で参加できます。特別テーマのウォークには予約・料金が必要なものもあります。
37℃以上は中止
気温が37℃以上の場合は中止となります。通常のコースは車椅子やベビーカーには適していないため、移動に配慮が必要な場合はビジターセンターへ相談してください。
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カフェ・レストラン・ショップ
キングス・パークには複数の飲食施設があり、植物園散策と食事を一緒に楽しめます。
フレーザーズ・レストラン
フレーザーズ・レストラン(Fraser’s Restaurant)は、パース市街とスワン川の景色を楽しめるレストランです。しっかり食事をしたい場合に向いています。
ボタニカル・カフェ
ボタニカル・カフェ(Botanical Cafe)はフレーザー・アベニューの主要観光エリアにあり、朝食やランチ、コーヒー休憩に使いやすい店です。
キングス・パーク・キオスク
短時間の休憩ならキオスクも便利です。飲み物や軽食を買い、芝生や展望エリアで休むことができます。
アスペクツ・オブ・キングス・パーク
アスペクツ・オブ・キングス・パーク(Aspects of Kings Park)では、西オーストラリア州やオーストラリアのアート、工芸品、デザイン商品などを扱っています。旅行のお土産探しにも向いています。
観光に必要な所要時間
キングス・パークは400ヘクタールありますが、旅行者が全体を見る必要はありません。
30~45分
フレーザー・アベニュー、州戦争記念碑、カータ・ガラップ展望台だけを見るなら短時間でも十分です。
60~90分
初めての旅行者にはこのくらいがおすすめです。植物園、ギジャ・ジュムル、フェデレーション・ウォークウェイまで見られます。
2~3時間
ワイルドフラワーをじっくり見たり、無料ガイドウォーク、カフェ休憩、ブージャ・ナーニング・ウォークまで含めたりする場合の目安です。
車椅子・ベビーカーでの利用
キングス・パークは非常に広いですが、主要観光エリアにはアクセシブルな園路や施設が整備されています。
主要エリアは硬い舗装路が多い
開発されたエリアには、オーストラリアの基準勾配1:14に沿った硬い園路が整備され、ベンチも多く設置されています。
フェデレーション・ウォークウェイも利用可能
フェデレーション・ウォークウェイは車椅子で利用できます。ただし高架アーチ部分では介助が必要になる場合があります。
無料貸し出し車椅子あり
ビジター・インフォメーション・センターでは車椅子を無料で貸し出しています。台数に限りがあるため事前予約がおすすめです。
無料ガイドウォークはコースに注意
通常の「ディスカバー・キングス・パーク」は車椅子・ベビーカー向けではありません。一方、要望に応じたガイドウォークやアクセシブルなルートについてビジターセンターで相談できます。
園内のルールと注意点
キングス・パークは広い公共公園ですが、植物園と自然ブッシュランドを守るためのルールがあります。
犬は一部エリアで可
犬は2メートル以下のリードを付ければ一部エリアへ連れて入れます。ただしフェデレーション・ウォークウェイの高架部分、遊具から10メートル以内、ナチュレスケープ、イベント会場などは禁止です。
植物園内で自転車には乗れない
自転車は主要道路や指定された共有路では利用できますが、西オーストラリア植物園内の歩行者専用園路では乗れません。
ドローンは禁止
一般的な趣味目的のドローン飛行は、高密度の来園者がいるエリアとして禁止されています。
野生動物へ餌を与えない
野鳥やその他の野生動物を見かけても餌を与えないようにしてください。
植物を採らない
花、葉、種などの採取はできません。特にワイルドフラワーの季節は、園路から観察し、花壇へ踏み込まないようにします。
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
キングス・パーク&西オーストラリア植物園は、パースで「時間が余ったら行く場所」ではなく、市内観光の主要スポットとして予定に入れる価値があります。
行きは935番バスが簡単
CBDから高台まで歩くより、無料の935番バスで主要観光エリアへ入り、帰りに徒歩またはバスを使う方が効率的です。
初めてなら展望台+植物園+ウォークウェイ
時間が限られている場合、この3つを押さえれば、パースの景色、西オーストラリア州の植物、キングス・パークらしい散策をバランスよく楽しめます。
9月なら優先順位を上げる
9月にパースを旅行するなら、キングス・パークは市内観光の中でも特に優先したい場所です。2026年は9月18日~10月4日にエバーラスティング・フェスティバルも開催されます。
夏は朝か夕方
パースの夏は日差しが非常に強くなります。植物園自体は24時間開園なので、朝早く歩く方法もあります。ウォークウェイは9:00からなので、利用したい場合は時間を調整してください。
夜景だけならフレーザー・アベニュー周辺
夜に訪れる場合は、広い植物園を歩き回るより、フレーザー・アベニューや展望エリアを中心にパース市街の夜景を楽しむ方が分かりやすいでしょう。
パース植物園のおすすめルート:CBDから無料の935番バスでキングス・パークへ行き、カータ・ガラップ展望台と州戦争記念碑を見学。その後、西オーストラリア植物園へ入り、ギジャ・ジュムル、ワイルドフラワーの地域別展示、ロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイを回るルートなら、約1~2時間でパースの景色と西オーストラリア州の植物をまとめて楽しめます。
キングス・パーク&西オーストラリア植物園に関するよくある質問(FAQ)
通常の入園は無料です。一部のコンサート、ライトアップ、特別ツアーなどは有料です。
キングス・パークと西オーストラリア植物園は基本的に24時間開園しています。ただしフェデレーション・ウォークウェイは9:00~17:00など、個別施設には営業時間があります。
はい。935番バスはセント・ジョージズ・テラス方面からキングス・パーク中心部まで運行し、市内区間では無料で利用できます。無料のCATバスも利用できます。
主要スポットなら60~90分が目安です。展望台だけなら30~45分、無料ガイドウォークやワイルドフラワー観察まで含めるなら2~3時間みておくと余裕があります。
最もおすすめなのは9月です。春は多くの西オーストラリア州固有植物が開花し、2026年は9月18日~10月4日にエバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバルも開催されます。
あります。「ディスカバー・キングス・パーク」は毎日10:00と13:00に出発し、所要約1時間30分です。37℃以上の場合は中止されます。
無料です。毎日9:00~17:00で、全長約620メートル、往復約40分が目安です。
キンバリー地方から2008年に移植された巨大なボアブです。推定樹齢750年以上、高さ約18メートルで、約3,200kmを陸路で運ばれました。
主要エリアにはアクセシブルな園路があります。フェデレーション・ウォークウェイも車椅子利用可能ですが、高架アーチ部分では介助が必要になる場合があります。
一部エリアでは2メートル以下のリード付きで犬を連れられます。ただしフェデレーション・ウォークウェイの高架部、遊具周辺、ナチュレスケープ、イベントなどは禁止です。
キングス・パークは基本的に24時間開園しています。夜景ならフレーザー・アベニュー周辺の展望エリアが分かりやすいでしょう。個別施設や園路には閉鎖時間がある場合があります。
キングス・パーク&西オーストラリア植物園に関する参考情報
- Botanic Gardens and Parks Authority:キングス・パーク
- Botanic Gardens and Parks Authority:西オーストラリア植物園
- Botanic Gardens and Parks Authority:交通アクセス
- Botanic Gardens and Parks Authority:ロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイ
- Botanic Gardens and Parks Authority:ギジャ・ジュムル
- Botanic Gardens and Parks Authority:カータ・ガラップ展望台
- Botanic Gardens and Parks Authority:ブージャ・ナーニング・ウォーク
- Botanic Gardens and Parks Authority:無料ガイドウォーク
- Botanic Gardens and Parks Authority:エバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバル
- Botanic Gardens and Parks Authority:アクセシビリティ
まとめ:パース観光では「展望台+植物園」をセットで楽しもう
キングス・パーク&西オーストラリア植物園は、パースを初めて訪れる旅行者にもおすすめしたい市内観光スポットです。CBDから約1.5km、通常入園無料で、無料バスでも簡単にアクセスできます。
初めてなら、カータ・ガラップ展望台、州戦争記念碑、西オーストラリア植物園、ギジャ・ジュムル、ロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイを中心に歩いてみてください。パース市街とスワン川の景色、西オーストラリア州の植物、歴史を1~2時間でまとめて楽しめます。
特に9月は、キングス・パークの魅力が最も分かりやすい季節です。西オーストラリア州のワイルドフラワーが一斉に咲き、2026年は9月18日から10月4日までエバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバルも開催されます。
一方、春以外でも展望台、巨大ボアブ、州戦争記念碑、先住民文化の散策路など見どころは十分あります。植物園が24時間入れるため、暑い夏は朝、景色を楽しみたいなら夕方というように時間を変えることもできます。
パース旅行では郊外のビーチやロットネスト島へ目が向きがちですが、市中心部のすぐ隣にこれほど広い自然と植物園があることも、この街の大きな魅力です。
パースの旅行手配
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パースを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
パース旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いパース旅行になりますよ。

アデレード中心部を東へ歩くと、ノース・テラスの博物館や大学が並ぶ街並みの先に、急に大きな緑が現れます。そこがアデレード・ボタニック・ガーデン(Adelaide Botanic Garden)です。
1857年に一般公開された歴史ある植物園で、現在は約50ヘクタールの敷地にオーストラリア国内外の植物が育てられています。市内中心部にありながら、熱帯雨林を再現した巨大温室、19世紀のガラス温室、バラ園、湿地、薬用植物、地中海性気候の植物など、歩く場所によって景色が大きく変わります。
日本からの旅行者にとって特に便利なのはアクセスの良さです。ノース・テラス沿いのメイン・ゲートまで、市内無料トラムのボタニック・ガーデンズ停留所(Botanic Gardens tram stop)から約100メートル。南オーストラリア博物館、南オーストラリア美術館、アデレード大学などと続けて観光できます。
また、アデレード植物園は「植物を見る場所」だけではありません。南半球最大の単一スパン温室であるバイセンテニアル・コンサーバトリー、1881年開館の経済植物学博物館、ドイツから輸入されたパーム・ハウスなど、建築や歴史を見るだけでも十分楽しめます。
この記事では、日本からアデレードを訪れる旅行者向けに、2026年8月時点の開園時間、入園料、行き方、入口、見どころ、無料ガイドウォーク、カフェ、所要時間、車椅子・ベビーカー利用、季節ごとの楽しみ方までまとめて紹介します。
- アデレード・ボタニック・ガーデンとは?
- 基本情報・開園時間・入園料
- 1857年開園、アデレードを代表する植物園
- 市内中心部からの行き方
- 入口は6か所、旅行者に便利なのはどこ?
- おすすめ散策ルート
- 1.バイセンテニアル・コンサーバトリー
- 2.パーム・ハウス
- 3.アマゾン・ウォーターリリー・パビリオン
- 4.経済植物学博物館
- 5.インターナショナル・ローズ・ガーデン
- 6.ファースト・クリーク・ウェットランド
- 7.メディテレーニアン・ガーデン
- 写真を撮るならどこ?
- ノース・テラス観光と一緒に歩く
- 季節ごとの楽しみ方
- 無料ガイドウォーク
- カフェ・レストラン・ショップ
- 観光に必要な所要時間
- 車椅子・ベビーカーでの利用
- 園内のルールと注意点
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- アデレード・ボタニック・ガーデンのFAQ
アデレード・ボタニック・ガーデンとは?
アデレード・ボタニック・ガーデンは、CBDの東端、ノース・テラス沿いに広がる植物園です。市中心部にあるとは思えないほど広く、公式案内では約50ヘクタールの敷地があります。
植物だけでなく建築も見どころ
熱帯雨林を再現した巨大なバイセンテニアル・コンサーバトリー、19世紀のパーム・ハウス、アマゾンの巨大スイレンを育てるガラス温室など、建物そのものが見どころになっています。
入園無料で気軽に立ち寄れる
通常の日中入園は無料です。ノース・テラス観光の途中に30分だけ寄ることも、半日かけてじっくり見ることもできます。
乾燥したアデレードらしい植物も多い
南オーストラリア州は地中海性気候と乾燥地域を持つため、園内でも乾燥に強い植物、オーストラリア固有植物、地中海沿岸の植物などを多く見ることができます。
基本情報・開園時間・入園料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | アデレード・ボタニック・ガーデン |
| 所在地 | ノース・テラス、アデレード SA 5000 |
| 通常の入園料 | 無料(有料イベントを除く) |
| 4~9月・平日 | 7:15~17:30 |
| 4~9月・週末/祝日 | 9:00~17:30 |
| 10~3月・平日 | 7:15~18:30 |
| 10~3月・週末/祝日 | 9:00~18:30 |
| 敷地 | 約50ヘクタール |
| 入口 | 6か所 |
| 休園日 | なし(通常は祝日を含め毎日開園) |
植物園は年間を通して毎日開園していますが、温室や博物館など園内施設には別の営業時間があります。また、夜間イベント開催時には一部エリアが有料になったり、通常入園後に閉鎖されたりする場合があります。
1857年開園、アデレードを代表する植物園
現在のアデレード植物園が一般公開されたのは1857年10月4日です。現在の場所が選ばれたのは1854年で、翌1855年に初代責任者ジョージ・フランシスが就任し、本格的な整備が始まりました。
開園初日には634人が来園
公式の歴史資料によると、1857年の開園日には634人が訪れました。現在の人口規模から見ると小さな数字ですが、当時のアデレードにとって大きな公共施設だったことが分かります。
19世紀から残る建物
パーム・ハウスは1877年に正式開館、経済植物学博物館は1881年に開館しました。植物だけでなく、南オーストラリア州の科学・園芸史を伝える場所でもあります。
現在も研究・保全の拠点
植物園は南オーストラリア州立標本館や種子保全活動とも深く結びつき、希少植物の保全、研究、教育を続けています。
市内中心部からの行き方
アデレード植物園はCBD東端にあり、公共交通機関でも徒歩でも簡単にアクセスできます。
無料トラムが一番簡単
旅行者に最も分かりやすいのはトラムです。「ボタニック・ガーデンズ」停留所からノース・テラス側のメイン・ゲートまで約100メートル。市中心部の無料トラム区間に含まれるため、CBDからなら運賃を気にせず利用できます。
ノース・テラスから歩く
南オーストラリア美術館や南オーストラリア博物館付近から東へ歩けば、そのまま植物園のメイン・ゲートへ到着します。ノース・テラス観光と組み合わせるなら徒歩が便利です。
無料シティ・コネクターも利用可能
無料のシティ・コネクター・バスもノース・テラス、イースト・テラス付近に停車します。
車なら東側
有料駐車場はプレーン・ツリー・ドライブやハックニー・ロード側にあります。市内観光だけなら公共交通機関の方が使いやすいでしょう。
入口は6か所、旅行者に便利なのはどこ?
アデレード植物園には6か所の入口があります。観光客が最も使いやすいのはノース・テラス側のメイン・ゲートです。
メイン・ゲート
ノース・テラスとフローム・ロード付近にあり、トラムのボタニック・ガーデンズ停留所から近い入口です。初めてならここから入るのが分かりやすいでしょう。
イースト・ロッジ・ゲート
ボタニック・ロード側の入口です。植物園東側やナショナル・ワイン・センター方面からアクセスする場合に便利です。
フレンズ・ゲート/コンサーバトリー・ゲート
プレーン・ツリー・ドライブ側の入口で、バイセンテニアル・コンサーバトリーや北側エリアへ向かいやすい位置にあります。
ギンコ・ゲート
フローム・ロード側の入口です。アデレード動物園方面から歩いてくる場合にも使いやすい位置です。
おすすめ散策ルート
初めてなら、ノース・テラスのメイン・ゲートから入り、園内の代表的な建物と庭園をつなぐルートがおすすめです。
約1時間の定番ルート
メイン・ゲート → パーム・ハウス → 経済植物学博物館 → メイン・レイク → バイセンテニアル・コンサーバトリー → インターナショナル・ローズ・ガーデン → メイン・ゲート、という流れなら主要スポットを効率よく見られます。
2時間なら温室と湿地もじっくり
アマゾン・ウォーターリリー・パビリオン、ファースト・クリーク・ウェットランド、メディテレーニアン・ガーデンまで加えると1時間半~2時間程度が目安です。
暑い日は屋内施設を挟む
アデレードの夏は日中の気温が高くなるため、経済植物学博物館や温室を挟みながら歩くと休憩になります。ただし温室は高温時に早期閉鎖する場合があります。
1.バイセンテニアル・コンサーバトリー
バイセンテニアル・コンサーバトリー(Bicentennial Conservatory)は、アデレード植物園を代表するランドマークです。
南半球最大の単一スパン温室
1988年に完成した温室で、全長100メートル、幅47メートル、高さ27メートル。南オーストラリア州の建築家ガイ・マロンが設計しました。
低地熱帯雨林を再現
オーストラリア北部、パプアニューギニア、インドネシア、太平洋諸島などの熱帯雨林植物が育てられています。地上の園路だけでなく、樹冠近くを歩く高架ボードウォークもあります。
通常10:00~16:00
通常は毎日10:00~16:00で、クリスマスは休館。予想最高気温が36℃の日は14:00で閉館し、40℃以上の日は終日閉館します。
車椅子でも利用可能
地上の園路、高架ボードウォークとも車椅子で利用できます。
2.パーム・ハウス
パーム・ハウス(Palm House)は、植物そのものだけでなく建築好きにも見てほしい温室です。
1875年にドイツから輸入
ドイツ・ブレーメンで製作され、アデレードへ運ばれたビクトリア時代のガラス温室です。1877年に正式開館しました。
現存例が非常に珍しい
公式案内では、このタイプの建物として現存する唯一の例と考えられています。19世紀としては先進的だった「吊り下げ式」のガラス壁も特徴です。
乾燥地植物との組み合わせ
歴史的なガラス建築と植物が一体になった景観は、アデレード植物園の中でも特に写真映えします。
3.アマゾン・ウォーターリリー・パビリオン
アマゾン・ウォーターリリー・パビリオン(Amazon Waterlily Pavilion)は、南米アマゾン原産の巨大スイレンを主役にした温室です。
巨大な葉が見どころ
主役のビクトリア・アマゾニカは、大きな葉が水面に広がることで有名です。条件がよければ葉の直径が1メートルを大きく超えます。
花はわずか約48時間
花は最初の夜に白く開き、翌日にピンク~紫へ変化する独特な性質があります。見頃は一般に9~4月ですが、開花は短いためタイミング次第です。
季節で開館時間が変わる
10~3月は10:00~17:00、4~9月は10:00~16:00です。
4.経済植物学博物館
経済植物学博物館(Museum of Economic Botany)は、「植物が人間の暮らしにどう使われてきたか」をテーマにした珍しい博物館です。
1881年開館
植物園の歴史を象徴する建物の一つで、19世紀から続く展示施設です。木材、繊維、薬、食品、染料など、人間が利用してきた植物資源を紹介しています。
紙製の果物・キノコ模型
ドイツで作られた精巧な紙製果実模型や、210点の菌類模型など、現在見ると美術品のようにも感じられる展示があります。
10:00~16:00、入館無料
通常は毎日10:00~16:00で、入館無料。クリスマスは休館です。
2026年の企画展
2026年8月時点では「ツールズ・フォー・クワイエット・アクティビズム」が開催されており、2027年1月末までの予定です。
5.インターナショナル・ローズ・ガーデン
インターナショナル・ローズ・ガーデン(International Rose Garden)は、花を目当てに訪れるなら外せないエリアです。
2,700株以上、350品種以上
オーストラリアで育種されたバラ、オールドローズ、つるバラなど、2,700株以上・350品種以上が植えられています。
10~11月が特に華やか
春の最初の開花ピークは10~11月。秋の4月にももう一度大きな開花期があります。
世界的な評価
2022年にはガーデン・オブ・グローバル・エクセレンスに認定されています。
香りを楽しむなら朝
晴れた日の朝はバラの香りを感じやすいと公式にも案内されています。
6.ファースト・クリーク・ウェットランド
ファースト・クリーク・ウェットランド(First Creek Wetland)は、植物園南東部にある湿地です。
見た目だけでなく「水を守る」施設
雨水を湿地で浄化し、地下帯水層へ貯留して、植物園の灌漑に再利用する仕組みを紹介しています。
約2万株の植物
湿地には約2万株が植えられ、その多くがオーストラリア在来植物です。南オーストラリア州の希少・絶滅危惧植物も含まれます。
野鳥観察にも向く
水辺には鳥やトカゲなどが集まり、植物とは別の楽しみがあります。
展望デッキはアクセシブル
湿地を見渡すデッキにはユニバーサル・アクセスがあります。
7.メディテレーニアン・ガーデン
アデレードの気候を理解するなら、メディテレーニアン・ガーデン(Mediterranean Garden)もおすすめです。
夏に乾燥する気候の植物
アデレードは地中海性気候で、冬に雨が多く、夏は暑く乾燥します。地中海沿岸や同じような気候帯の植物を見ると、この街の庭づくりが理解しやすくなります。
乾燥に強い植物が中心
銀色の葉、小さく硬い葉、芳香を持つ葉など、強い日差しと乾燥に適応した特徴を観察できます。
エバーグリーン・デリが近い
メディテレーニアン・ガーデンを眺めながら食事やコーヒーを楽しめるエバーグリーン・デリが近く、休憩にも便利です。
写真を撮るならどこ?
アデレード植物園では、花だけでなく歴史的なガラス温室や水辺を組み合わせた写真を撮れます。
パーム・ハウス
ビクトリア時代のガラス建築と植栽を一緒に撮れる、植物園を代表する写真スポットです。
バイセンテニアル・コンサーバトリー
長く湾曲した銀色の建物は、外観だけでもインパクトがあります。内部では高架ボードウォークから熱帯植物を見下ろす構図も楽しめます。
メイン・レイク
湖、水鳥、大木を一緒に撮りやすく、季節によって紅葉や花の色も加わります。
ローズ・ガーデン
10~11月と4月頃は特に華やかです。バラのアーチやパーゴラを入れると庭園らしい写真になります。
ノース・テラス観光と一緒に歩く
アデレード植物園は、ノース・テラス(North Terrace)の観光スポットと組み合わせると効率的です。
美術館・博物館から徒歩で
南オーストラリア美術館、南オーストラリア博物館、州立図書館、アデレード大学を見ながら東へ歩くと、そのまま植物園へ到着します。
ナショナル・ワイン・センターへ抜ける
植物園東側にはナショナル・ワイン・センターが隣接しています。ワインに興味がある人なら、植物園の後に立ち寄るルートも組みやすいでしょう。
アデレード動物園方面にも歩ける
植物園北側にはボタニック・パークが広がり、その先にはアデレード動物園があります。時間があれば一日かけて緑地をつなぐこともできます。
季節ごとの楽しみ方
アデレードは季節による気温差が比較的大きく、植物園の景色も変わります。
春(9~11月)
花を見るなら最もおすすめしやすい季節です。ローズ・ガーデンは10~11月に最初の大きな見頃を迎えます。
夏(12~2月)
日中は40℃近くまで上がる日もあるため、朝の訪問がおすすめです。バイセンテニアル・コンサーバトリーには高温時の早期閉鎖・終日閉鎖ルールがあります。
秋(3~5月)
暑さが落ち着き、長めの散策をしやすい季節です。4月にはローズ・ガーデンの秋の開花も楽しめます。
冬(6~8月)
花は少なめですが、日中の散策はしやすくなります。温室や博物館と組み合わせると季節に左右されにくく楽しめます。
無料ガイドウォーク
植物や建物の背景を知りたい人には、ボランティアガイドによる無料ウォークがおすすめです。
毎日10:30出発
2026年12月31日まで、毎日10:30から開催予定です。ショーンバーグ・パビリオン前を出発し、所要は約1時間30分です。
通常は予約不要
個人旅行者は通常予約不要で、そのまま集合場所へ行けば参加できます。5人以上のグループは別途事前予約が必要です。
季節によってルートが変わる
その時期に見頃を迎えている植物や、庭園の歴史、建物などをガイドが紹介するため、自分で歩くだけでは気づきにくい場所も見られます。
36℃以上の予報日は中止
暑さの厳しい日は安全上中止になります。夏に参加する場合は当日の天気予報も確認してください。
カフェ・レストラン・ショップ
アデレード植物園は飲食施設が充実しているため、ランチを兼ねて訪れるのもおすすめです。
ボタニック・ロッジ
ボタニック・ロッジ(Botanic Lodge)は、毎日9:30~16:00。コーヒー、ケーキ、カジュアルなランチからテーブルサービスまで利用できます。
エバーグリーン・デリ
エバーグリーン・デリ(Evergreen Deli)は通常8:30~16:00。メディテレーニアン・ガーデンを眺めながら、サンドイッチ、コーヒー、季節料理などを楽しめます。
レストラン・ボタニック
レストラン・ボタニック(Restaurant Botanic)は、メイン・レイクを望む高級レストランです。南オーストラリア州やオーストラリア在来の食材を生かしたコース料理を提供し、週末ランチや木~土曜のディナーを中心に営業しています。予約がおすすめです。
ディガーズ・ガーデン・ショップ
植物や園芸関連の商品、ギフトなどを扱うショップがあり、ビジター・インフォメーション・センターも同じエリアにあります。
観光に必要な所要時間
50ヘクタールあるため、目的に応じて時間を決めるのがおすすめです。
30~45分
ノース・テラス観光のついでに、パーム・ハウス、メイン・レイク周辺だけを見るなら短時間でも楽しめます。
60~90分
初めての旅行者にはこのくらいがおすすめです。パーム・ハウス、博物館、バイセンテニアル・コンサーバトリー、ローズ・ガーデンなど主要スポットを見られます。
2~3時間
温室をじっくり見たり、無料ガイドウォークやカフェ休憩を組み込んだりする場合の目安です。
車椅子・ベビーカーでの利用
園内は比較的平坦で、主要エリアの多くは車椅子やベビーカーで利用できます。
ハックニー・ゲート以外は車椅子アクセス可能
公式案内では、ハックニー・ロード側のハックニー・ゲートは勾配のため車椅子利用に向きませんが、それ以外の入口は車椅子でアクセスできます。
舗装路が多い
園内には舗装路やアスファルト路が広く整備されています。一部に砂利、木くず、急な坂道があります。
温室・博物館も対応
経済植物学博物館、バイセンテニアル・コンサーバトリーとも車椅子アクセスがあります。湿地の展望デッキも利用できます。
車椅子の貸し出しあり
ハックニー・ロード側のグッドマン・ビルディングで車椅子の貸し出しがあります。事前予約が必要で、週末利用の場合は金曜15:00までの予約が案内されています。
園内のルールと注意点
植物園は公共公園に似ていますが、保全価値のある植物を収集する「生きた博物館」でもあります。
一般のペットは不可
補助犬を除き、犬やその他のペットは園内へ入れません。
自転車・スクーターは乗れない
自転車やスクーターで園内を走ることは禁止されています。入口付近の駐輪スペースを利用し、園内では押して歩きます。
アルコール・BBQは禁止
園内へのアルコール持ち込み、BBQや携帯ガスコンロの利用は禁止されています。
ドローン禁止
植物園および隣接するボタニック・パーク上空での一般的なドローン飛行は禁止されています。
池や花壇へ入らない
植物の採取、樹木へ登ること、池や水路へ入ること、ボール遊びなども禁止されています。
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
アデレード植物園は、わざわざ遠くへ移動せず、市内観光の途中で自然、建築、歴史をまとめて楽しめる場所です。
無料トラムでメイン・ゲートへ
市中心部からならボタニック・ガーデンズ停留所まで無料トラムを使えるため、最も簡単です。
初めてなら温室+博物館+ローズ・ガーデン
時間が限られている場合、この3つを中心にするとアデレード植物園らしい植物、建築、歴史をバランスよく楽しめます。
夏は朝に
平日は7:15から開園するため、暑い時期は朝に歩くのがおすすめです。週末と祝日は9:00開園なので注意してください。
春ならローズ・ガーデンを優先
10~11月に旅行するなら、インターナショナル・ローズ・ガーデンをルートに入れてください。
無料ガイドウォークは時間が合えば参加
10:30から約1時間30分なので、午前中を植物園に使える日には便利です。通常は個人旅行者なら予約不要です。
アデレード植物園のおすすめルート:市内無料トラムでボタニック・ガーデンズ停留所へ行き、ノース・テラスのメイン・ゲートから入園。パーム・ハウス、経済植物学博物館、メイン・レイク、バイセンテニアル・コンサーバトリー、ローズ・ガーデンを回るルートなら、約1~2時間で植物、歴史的建築、アデレードらしい庭園景観を楽しめます。
アデレード・ボタニック・ガーデンに関するよくある質問(FAQ)
通常の日中入園は無料です。夜間イベントや一部の特別プログラムには料金が必要な場合があります。
4~9月は平日7:15~17:30、週末・祝日9:00~17:30。10~3月は平日7:15~18:30、週末・祝日9:00~18:30です。
はい。市中心部の無料トラム区間を利用し、ボタニック・ガーデンズ停留所で降りればメイン・ゲートまで約100メートルです。
主要スポットなら60~90分が目安です。短時間なら30~45分、無料ガイドウォークやカフェを含めてじっくり見るなら2~3時間みておくと余裕があります。
通常の見学は無料です。通常10:00~16:00ですが、予想最高気温36℃の日は14:00閉館、40℃以上の日は終日閉館します。
あります。2026年は毎日10:30から約1時間30分の無料ガイドウォークが設定されています。個人旅行者は通常予約不要です。
インターナショナル・ローズ・ガーデンは10~11月の春の開花が特に華やかです。4月にも秋の開花を楽しめます。
あります。ボタニック・ロッジ、エバーグリーン・デリ、レストラン・ボタニックなどを利用できます。
主要エリアの多くは利用できます。ハックニー・ゲートは勾配があるため車椅子利用には向きませんが、その他の入口は車椅子アクセス可能です。
一般の犬やペットは園内へ入れません。補助犬は利用できます。
はい。いずれもノース・テラス沿いにあり、東へ歩いてそのまま植物園のメイン・ゲートへ向かえます。
アデレード・ボタニック・ガーデンに関する参考情報
- Botanic Gardens and State Herbarium:アデレード・ボタニック・ガーデン
- Botanic Gardens and State Herbarium:開園時間・アクセス・利用案内
- Botanic Gardens and State Herbarium:植物園の歴史
- Botanic Gardens and State Herbarium:バイセンテニアル・コンサーバトリー
- Botanic Gardens and State Herbarium:パーム・ハウス
- Botanic Gardens and State Herbarium:アマゾン・ウォーターリリー・パビリオン
- Botanic Gardens and State Herbarium:経済植物学博物館
- Botanic Gardens and State Herbarium:インターナショナル・ローズ・ガーデン
- Botanic Gardens and State Herbarium:ファースト・クリーク・ウェットランド
- Botanic Gardens and State Herbarium:無料ガイドウォーク
まとめ:アデレード市内観光に「植物園を歩く1時間」を加えてみよう
アデレード・ボタニック・ガーデンは、植物好きでなくても楽しめる市中心部の観光スポットです。ノース・テラスの東端にあり、市内無料トラムで簡単に行けるうえ、通常入園も無料です。
初めてなら、パーム・ハウス、経済植物学博物館、バイセンテニアル・コンサーバトリー、インターナショナル・ローズ・ガーデンを中心に歩いてみてください。19世紀のガラス建築、熱帯雨林、博物館、花壇というまったく違う景色を短時間で楽しめます。
時間があればアマゾン・ウォーターリリー・パビリオンやファースト・クリーク・ウェットランドまで足を延ばすと、植物園が単なる観賞施設ではなく、水資源の循環や植物保全にも関わる施設だということが分かります。
春はバラ、夏は巨大スイレン、秋は穏やかな散策、冬は温室や博物館というように、一年を通して楽しみ方があります。夏の暑い日は朝に訪れ、屋内施設をうまく組み合わせるのがおすすめです。
アデレードではワイン、グルメ、美術館などを詰め込みがちですが、木陰や湖畔で少し足を止める時間を入れると、街の印象がより深く残ります。
アデレードの旅行手配
トラベルドンキーでは、アデレードのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。
アデレードを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。
アデレード旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いアデレード旅行になりますよ。

メルボルン中心部から少し南へ歩くと、高層ビルの景色が次第に遠ざかり、芝生と大木に囲まれた静かな空間が広がります。そこがロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルン(Royal Botanic Gardens Melbourne)です。
1846年に開設された歴史ある植物園で、現在は約38ヘクタールの敷地に8,500種以上の植物が育てられています。世界各地の樹木や花だけでなく、オーストラリア固有植物、乾燥地植物、シダ、サボテン、多肉植物、バラ、薬用植物など、園内を歩くだけで景色が大きく変わります。
日本からの旅行者にとって便利なのは、メルボルンCBDから約2kmという立地です。フェデレーション・スクエア、ビクトリア国立美術館、戦争慰霊館などと組み合わせやすく、2026年現在は新しいアンザック駅(ANZAC Station)からもアクセスできます。
また、この植物園は「花を見る場所」というより、メルボルン市民が散歩、ランニング、ピクニックに使う日常的な公園でもあります。オーナメンタル・レイクの周りを歩いたり、ファーン・ガリーの木陰で休んだり、ギルフォイルズ・ボルケーノからCBDを眺めたりと、植物に詳しくなくても十分楽しめます。
この記事では、日本からメルボルンを訪れる旅行者向けに、2026年8月時点の開園時間、入園料、行き方、入口、見どころ、無料ガイドウォーク、アボリジナル・ヘリテージ・ウォーク、カフェ、子ども向けエリア、所要時間、車椅子・ベビーカー利用、季節ごとの楽しみ方までまとめて紹介します。
- ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンとは?
- 基本情報・開園時間・入園料
- 1846年開園、メルボルンを代表する植物園
- CBDからの行き方
- 入口は10か所、旅行者に便利なのはどこ?
- おすすめ散策ルート
- 1.オーナメンタル・レイク
- 2.ファーン・ガリー
- 3.ギルフォイルズ・ボルケーノ
- 4.オーストラリアン・フォレスト・ウォーク
- 5.サボテン&サキュレント・コレクション
- 6.ローズ・コレクション
- 7.イアン・ポッター・ファウンデーション・チルドレンズ・ガーデン
- 写真を撮るならどこ?
- 戦争慰霊館と一緒に歩く
- 季節ごとの楽しみ方
- 無料ガイドウォーク・アボリジナル・ヘリテージ・ウォーク
- カフェ・レストラン・ショップ
- 観光に必要な所要時間
- 車椅子・ベビーカーでの利用
- 園内のルールと注意点
- 日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
- ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンのFAQ
ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンとは?
ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンは、CBDの南側、ヤラ川の南東に広がる都市型植物園です。ビクトリア国立美術館や戦争慰霊館などが並ぶアート&カルチャー地区の延長にあり、市中心部から歩いて訪れることもできます。
約38ヘクタール、8,500種以上
園内は約38ヘクタール。公式案内では8,500種以上の植物が育てられ、カメリア、熱帯雨林植物、サボテン・多肉植物、バラ、カリフォルニア植物、ハーブ、多年草、ソテツ、中国南部の植物、希少・絶滅危惧植物など幅広いコレクションがあります。
「生きた美術作品」と呼ばれる庭園
単に植物を分類して植えるのではなく、池、芝生、丘、谷、曲線を描く園路を組み合わせて景観そのものを楽しめるよう設計されています。木々の間からメルボルンの街並みが見えるのも魅力です。
メルボルン市民の日常にも近い
朝はランニングや散歩をする地元の人が多く、週末には芝生でピクニックを楽しむ家族も見かけます。観光施設というより、街の生活に溶け込んだ大きな庭園です。
基本情報・開園時間・入園料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルン |
| 所在地 | バードウッド・アベニュー、メルボルン VIC |
| CBDから | 約2km |
| 通常の入園料 | 無料(有料イベントを除く) |
| 通常開園時間 | 7:30~17:30 |
| 10月1日~3月31日 | 7:30~19:30 |
| 入口 | 10か所 |
| 敷地 | 約38ヘクタール |
| 植物 | 8,500種以上 |
| 休園日 | なし(通常は年間を通して毎日開園) |
2026年冬は夜間イベント「ライトスケープ」のため一部期間に15:00で早期閉園していましたが、イベントは8月2日に終了しています。2026年8月12日時点では通常の7:30~17:30に戻っています。イベントや安全上の理由で時間が変わる場合があるため、訪問当日は公式サイトの最新表示を確認してください。
1846年開園、メルボルンを代表する植物園
メルボルン・ガーデンズは1846年、クリン・ネーションの土地に設立されました。メルボルンの街が急速に発展し始めた時代から続く、約180年の歴史を持つ植物園です。
現在の景観を形づくったウィリアム・ギルフォイル
19世紀後半に園長を務めたウィリアム・ギルフォイルは、湖、曲線を描く園路、芝生、樹木を組み合わせた「絵画のような庭園」をつくりました。現在のメルボルン植物園らしい景観の基礎は、この時代に整えられました。
科学研究の拠点でもある
園内にはビクトリア国立標本館があり、植物、菌類、藻類の分類、保全などに関する研究が行われています。見た目は公園ですが、植物科学の重要な拠点でもあります。
クリン・ネーションの文化を知る場所
この土地は植物園になる以前から先住民の人々と深い関わりがあります。現在はファースト・ピープルズのガイドによるアボリジナル・ヘリテージ・ウォークも行われています。
CBDからの行き方
ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンはCBDから約2km。徒歩、トラム、電車、バスのいずれでも行けます。
アンザック駅から
現在はクランボーン線、パケナム線、サンベリー線が通るアンザック駅を利用できます。駅から戦争慰霊館方面へ歩き、オブザーバトリー・ゲートへ向かうルートが分かりやすいでしょう。
トラムなら戦争慰霊館
3・5・6・16・64・67・72番トラムを利用し、「シュライン・オブ・リメンブランス/セント・キルダ・ロード」停留所で下車。そこからオブザーバトリー・ゲートまで約650mです。
徒歩ならアート地区を通る
フェデレーション・スクエアからビクトリア国立美術館、アーツ・センター方面へ歩き、戦争慰霊館を経由すると、観光を兼ねた散歩になります。
バスも利用可能
605番、246番バスも利用できます。宿泊場所によってはトラムより便利な場合があります。
入口は10か所、旅行者に便利なのはどこ?
園内には10か所の入口があります。全部覚える必要はありませんが、旅行者にとって使いやすい入口はいくつかあります。
オブザーバトリー・ゲート
初めてなら最も分かりやすい入口です。戦争慰霊館やアンザック駅から近く、入ってすぐにビジター・センターがあります。ショップや子ども向け庭園もこの周辺です。
イースタン・ゲート
オーナメンタル・レイクやザ・テラスへ行きたい場合に便利です。湖畔を中心に歩きたい人に向いています。
テコマ・ゲート
ギルフォイルズ・ボルケーノやサボテン&サキュレント・コレクションへ直接向かう場合に便利です。
シティ・ゲート
CBD側から歩いてきた場合に使いやすい入口の一つで、テンプル・オブ・ザ・ウィンズやホープタウン・ローン方面へアクセスできます。
おすすめ散策ルート
初めてなら、戦争慰霊館側から入り、園内を一周して別のゲートへ抜けるルートがおすすめです。
約1時間の定番ルート
オブザーバトリー・ゲート → オーナメンタル・レイク → ファーン・ガリー → ギルフォイルズ・ボルケーノ → オーストラリアン・フォレスト・ウォーク → オブザーバトリー・ゲート、という流れです。
2時間なら見どころを追加
サボテン&サキュレント・コレクション、ローズ・コレクション、ザ・テラスでの休憩なども加えると、1時間半~2時間程度になります。
子連れなら南側中心
イアン・ポッター・ファウンデーション・チルドレンズ・ガーデンを目的にする場合は、オブザーバトリー・ゲート周辺を中心にすると歩く距離を抑えられます。
1.オーナメンタル・レイク
オーナメンタル・レイク(Ornamental Lake)は、メルボルン植物園を象徴する景色の一つです。
水辺を中心に歩くだけでも楽しい
湖の周囲には芝生、大木、シダ、花壇などが広がり、カモ、オオバン、鵜などの水鳥を見ることもあります。
ザ・テラスから湖を眺める
湖畔にはカフェ「ザ・テラス」があり、水面と植物園、遠くの街並みを眺めながら休憩できます。
写真を撮りやすい場所
水面に木々が映る景色や、湖越しに見える市街地は、メルボルン植物園らしい写真になります。
2.ファーン・ガリー
ファーン・ガリー(Fern Gully)は、木生シダと小川に囲まれた、園内でも特に涼しく感じる場所です。
緑に包まれる谷
シダ類を中心に、湿った環境を好む植物が集められています。園路には橋やボードウォークがあり、小川を眺めながら歩けます。
春~夏が見頃
公式案内では春と夏が特におすすめ。木陰が多いため、夏の暑い日に入ると周囲との温度差を感じることがあります。
ボードウォークはアクセシブル
メインのボードウォークは車椅子でも利用できます。園内で落ち着いて歩きたい人にもおすすめです。
メルボルンのオプショナルツアーをお得に予約!
メルボルン発の市内観光、グレート・オーシャン・ロード、フィリップ島のペンギンパレード、ヤラバレー、グランピアンズ等のツアーをお得に予約!
ツアーだけでなく、熱気球等のアクティビティ、スカイデッキの入場チケット、メルボルン発アデレードへ移動するツアーなどもお取り扱いしています!
3.ギルフォイルズ・ボルケーノ
ギルフォイルズ・ボルケーノ(Guilfoyle’s Volcano)は、メルボルン植物園の中でも特に個性的な場所です。
もともとは貯水池
園内で最も高い場所にある歴史的な貯水施設を、乾燥地植物とランドスケープを組み合わせた庭園として再生しています。
サボテン・多肉植物と赤い石
赤い石とエケベリア、アガベ、サボテン類などを組み合わせ、火山から溶岩が流れるようなデザインになっています。
CBD方向の眺め
高い位置から園内とメルボルン市街を見渡せるため、植物園全体のスケールを実感しやすい場所です。
車椅子でも利用可能
公式案内ではギルフォイルズ・ボルケーノの各エリアにモビリティアクセスがあります。
4.オーストラリアン・フォレスト・ウォーク
海外からの旅行者なら、オーストラリアン・フォレスト・ウォーク(Australian Forest Walk)もぜひ歩いてみてください。
オーストラリアの樹木をまとめて見られる
ユーカリをはじめ、国内の森林を代表する植物を観察できます。街路樹として何気なく見ていた植物の名前を知るきっかけにもなります。
固有植物だけを見たい人向け
メルボルン植物園全体は世界各地の植物を集めた庭園ですが、このエリアならオーストラリア植物を比較しやすくなります。
クランボーンとの違い
オーストラリア植物をさらに本格的に見たい場合は、同じロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・ビクトリアが運営する郊外のクランボーン・ガーデンズも候補です。
5.サボテン&サキュレント・コレクション
サボテン&サキュレント・コレクション(Cacti and Succulent Collection)は、乾燥に適応した植物を集めたエリアです。
形を見るだけでも面白い
アガベ、サボテン、多肉植物など、葉や茎に水を蓄える独特な姿の植物が並びます。
ギルフォイルズ・ボルケーノとセットで
テコマ・ゲート周辺とギルフォイルズ・ボルケーノにまとまっているため、一緒に見学するのが効率的です。
春~夏が見頃
公式案内では春と夏が特におすすめ。早朝には夜咲きサボテンの花が残っていることもあります。
6.ローズ・コレクション
花を目的に訪れるならローズ・コレクション(Rose Collection)にも立ち寄りたいところです。
春の終わり~夏が華やか
メルボルンでは春から初夏にかけてバラが咲き、園内の景色が一段と華やかになります。
ローズ・パビリオン周辺
バラに囲まれたローズ・パビリオン周辺は、写真撮影や静かな休憩にも向いています。
開花状況は毎年変わる
気温や降雨によって花の時期は前後します。花目的なら公式サイトや園内情報で見頃を確認してください。
7.イアン・ポッター・ファウンデーション・チルドレンズ・ガーデン
子連れ旅行ならイアン・ポッター・ファウンデーション・チルドレンズ・ガーデン(The Ian Potter Foundation Children’s Garden)がおすすめです。
見るだけでなく遊べる庭園
子どもが植物に触れながら、登る、くぐる、走る、水で遊ぶといった体験ができるよう設計されています。キッチン・ガーデンや湿地などもあります。
通常は水~日曜
通常は水~日曜の10:00から植物園閉園まで。ビクトリア州の学校休暇と祝日は毎日開園します。
2026年冬は9月6日まで休園
2026年は7月13日から冬季休園に入り、9月6日に再開予定です。現在、2026年8月12日時点では閉鎖中なので、子連れ旅行では注意してください。
ペットは入れない
メルボルン・ガーデンズの他エリアではリード付きペットを連れられますが、チルドレンズ・ガーデン内は補助動物を除きペット不可です。
写真を撮るならどこ?
メルボルン植物園では、花だけでなく水辺、芝生、樹木と市街地を組み合わせた写真が撮れます。
オーナメンタル・レイク
湖の周辺は木々と水面を一緒に撮りやすく、朝や夕方は光が柔らかくなります。
ギルフォイルズ・ボルケーノ
多肉植物と赤い石、CBDの遠景を一緒に撮れるため、ほかの植物園とは違う写真になります。
ファーン・ガリー
木生シダと小川、橋を入れた構図は、都会の中心近くとは思えない雰囲気です。
イースタン・ローン
広い芝生越しにガバメント・ハウスや市街地を望める場所で、メルボルンらしい「公園と街」の景色を楽しめます。
戦争慰霊館と一緒に歩く
メルボルン植物園は、戦争慰霊館(Shrine of Remembrance)と非常に近い場所にあります。
アンザック駅→戦争慰霊館→植物園
アンザック駅から戦争慰霊館を見学し、そのままオブザーバトリー・ゲートから植物園へ入るルートなら、移動の無駄がありません。
ビクトリア国立美術館までつなげる
植物園を出た後にセント・キルダ・ロードを北へ歩けば、ビクトリア国立美術館、アーツ・センター、フェデレーション・スクエア方面へ戻れます。
半日観光として組みやすい
戦争慰霊館約1時間+植物園1~2時間で、メルボルン南側の代表的スポットを半日で回れます。
季節ごとの楽しみ方
メルボルンは四季が比較的はっきりしているため、植物園も季節ごとに印象が変わります。
春(9~11月)
花が増え、気温も上がり始めるため、最も植物園らしい景色を楽しみやすい時期です。バラや多年草、シダなども勢いを増します。
夏(12~2月)
7:30~19:30まで開園するため、夕方の散歩がおすすめ。真昼は暑くなることがあるので、ファーン・ガリーなど木陰の多い場所を中心にすると快適です。
秋(3~5月)
落葉樹の葉が色づき、メルボルンらしい秋景色になります。長時間歩いても暑さを感じにくい季節です。
冬(6~8月)
花は少なめですが、木々の骨格やシダ、常緑樹を楽しめます。冬季夜間イベントが開催される年は通常開園時間が変更されることがあります。
無料ガイドウォーク・アボリジナル・ヘリテージ・ウォーク
植物や歴史を詳しく知りたいなら、ガイド付きツアーを利用すると植物園の見え方が大きく変わります。
無料ガイドウォーク
2026年は月曜を除く毎日開催。火~日は10:30から、土・日はさらに13:30からの回があります。所要約1時間30分、参加無料ですが予約が必要です。
アボリジナル・ヘリテージ・ウォーク
クリン・ネーションにとって重要な場所をファースト・ピープルズのガイドと歩き、植物の利用法、文化、カントリーとのつながりを学びます。
2026年は火・木・土・日曜
2026年は通常10:45開始、火・木・土・日曜に開催。所要1時間30分、成人55ドル、コンセッション40ドルで、予約必須です。祝日は10%のサーチャージがあります。
無料オーディオツアーもある
スマートフォンとイヤホンがあれば、園内のQRコードから無料の「ソニカ・ボタニカ」を聴きながら歩くこともできます。
カフェ・レストラン・ショップ
園内には食事やコーヒーを楽しめる場所があり、1~2時間以上歩く場合の休憩に便利です。
ザ・テラス
オーナメンタル・レイクを望む人気カフェです。店内や屋根付きテラスから湖、植物園、市街地を眺められます。2026年にリニューアル後の営業を再開しています。
ジ・オブザーバトリー
オブザーバトリー・ゲート近くにあり、朝食やランチを楽しめるレストランです。短時間なら隣のキオスクでコーヒーやサンドイッチを買う方法もあります。
ガーデンズ・ショップ
植物をテーマにした雑貨、アートプリント、文房具、園芸用品、書籍などを扱っています。購入代金は植物園の活動支援にもつながります。
ピクニックもおすすめ
園内には芝生が多く、天気がよければテイクアウェイの食事を買ってピクニックするのもメルボルンらしい過ごし方です。
観光に必要な所要時間
植物園は38ヘクタールあるため、目的によって滞在時間を変えるのがおすすめです。
30~45分
戦争慰霊館観光のついでに、オーナメンタル・レイク周辺だけを歩くなら短時間でも楽しめます。
60~90分
初めての旅行者にはこのくらいがおすすめです。湖、ファーン・ガリー、ギルフォイルズ・ボルケーノなど主要スポットを見られます。
2~3時間
コレクションをじっくり見たり、カフェ休憩、無料ガイドウォークを組み込んだりする場合の目安です。
車椅子・ベビーカーでの利用
園内には舗装路や比較的なだらかな園路が多く、主要エリアの多くは車椅子やベビーカーで利用できます。
ファーン・ガリーのボードウォーク
ファーン・ガリーのメイン・ボードウォークはアクセシブルです。ギルフォイルズ・ボルケーノも公式案内ではモビリティアクセスがあります。
一部は坂道・石畳あり
植物園全体には緩い坂があり、ハーブ&メディシナル・コレクションなど一部は石畳や傾斜があります。
障害者用駐車スペースあり
公式インタラクティブ・マップに障害者用駐車スペースが表示されています。
トラベラーズ・エイドの支援サービス
平日は、追加の移動支援が必要な人向けにトラベラーズ・エイドのコンパニオン・サービスも利用できます。公共交通機関から植物園までの付き添いや車椅子補助などに対応し、事前予約が必要です。
園内のルールと注意点
自由度の高い植物園ですが、いくつか知っておきたいルールがあります。
リード付きペットは入園可能
シドニー植物園とは異なり、メルボルン・ガーデンズでは犬、猫などのペットを適切にリード等で制御していれば通常開園時間中に連れて入れます。ただしチルドレンズ・ガーデン内は不可です。
自転車・電動スクーターは園内走行不可
自転車と電動スクーターは園内で乗れません。オブザーバトリー・ゲート近くに自転車駐輪スペースがあります。
植物を採らない
花、葉、種などを勝手に持ち帰らないようにしてください。植物園は保全・研究施設でもあります。
子ども向け庭園には独自ルール
イアン・ポッター・ファウンデーション・チルドレンズ・ガーデンは、一般エリアとは異なりペット、アルコール、喫煙、ガラス製品が禁止されています。
メルボルンのオプショナルツアーをお得に予約!
メルボルン発の市内観光、グレート・オーシャン・ロード、フィリップ島のペンギンパレード、ヤラバレー、グランピアンズ等のツアーをお得に予約!
ツアーだけでなく、熱気球等のアクティビティ、スカイデッキの入場チケット、メルボルン発アデレードへ移動するツアーなどもお取り扱いしています!
日本人旅行者が知っておきたい実用ポイント
ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンは、植物園だけを目的に別の日を取らなくても、南側の市内観光と組み合わせやすい場所です。
アンザック駅を使うと便利
現在は新しいアンザック駅からアクセスできるため、メトロ・トンネルを利用する路線沿いに宿泊している場合は以前より行きやすくなっています。
戦争慰霊館とセットにする
アンザック駅→戦争慰霊館→植物園→ビクトリア国立美術館という流れなら、半日でメルボルン南側の代表スポットを効率よく回れます。
初めてなら湖+ファーン・ガリー+ギルフォイル
時間が限られている場合、この3か所を見るだけでも景色の変化を楽しめます。
夏は夕方もおすすめ
10月1日~3月31日は19:30まで開園するため、真昼の暑さを避け、夕方から歩くこともできます。
冬のイベント時は開園時間を確認
ライトスケープなどの夜間イベント期間中は通常より早く閉園する日があります。冬に訪れる場合は、当日の公式サイトを必ず確認してください。
メルボルン植物園のおすすめルート:アンザック駅から戦争慰霊館を見学し、オブザーバトリー・ゲートからロイヤル・ボタニック・ガーデンズへ。オーナメンタル・レイク、ファーン・ガリー、ギルフォイルズ・ボルケーノを回り、最後にCBD方面へ戻るルートなら、1~2時間でメルボルンらしい緑と街の景色を楽しめます。
ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンに関するよくある質問(FAQ)
通常の入園は無料です。ライトスケープなどの特別イベントや一部ツアーは有料です。
通常は7:30~17:30、10月1日~3月31日は7:30~19:30です。イベント時には早期閉園する場合があります。
はい。CBDから約2kmで、フェデレーション・スクエアやビクトリア国立美術館方面から歩いて行けます。トラムやアンザック駅を使うとさらに便利です。
はい。アンザック駅から戦争慰霊館方面へ歩き、オブザーバトリー・ゲートへ向かうルートが便利です。
主要部分なら60~90分が目安です。湖周辺だけなら30~45分、無料ガイドウォークやカフェを含めてじっくり見るなら2~3時間みておくと余裕があります。
あります。2026年は月曜を除く毎日、10:30から無料ガイドウォークがあり、土・日曜には13:30の回もあります。所要約1時間30分で事前予約が必要です。
2026年は成人55ドル、コンセッション40ドル。通常は火・木・土・日曜10:45開始で、所要約1時間30分、予約必須です。祝日は10%サーチャージがあります。
イアン・ポッター・ファウンデーション・チルドレンズ・ガーデンがあります。通常は水~日曜10:00から開園しますが、冬季は長期休園します。2026年は9月6日再開予定です。
はい。メルボルン・ガーデンズでは通常開園時間中、適切にリード等で制御されたペットを連れて入園できます。ただしチルドレンズ・ガーデン内には入れません。
あります。オーナメンタル・レイクを望むザ・テラスや、オブザーバトリー・ゲート近くのジ・オブザーバトリーなどを利用できます。
主要エリアの多くは利用できます。ファーン・ガリーのメイン・ボードウォークやギルフォイルズ・ボルケーノもアクセシブルですが、一部に坂道や石畳があります。
ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンに関する参考情報
- Royal Botanic Gardens Victoria:メルボルン・ガーデンズ
- Royal Botanic Gardens Victoria:アクセス・開園時間
- Royal Botanic Gardens Victoria:見どころ
- Royal Botanic Gardens Victoria:植物コレクション
- Royal Botanic Gardens Victoria:ファーン・ガリー
- Royal Botanic Gardens Victoria:ギルフォイルズ・ボルケーノ
- Royal Botanic Gardens Victoria:無料ガイドウォーク
- Royal Botanic Gardens Victoria:アボリジナル・ヘリテージ・ウォーク
- Royal Botanic Gardens Victoria:ザ・テラス
- Royal Botanic Gardens Victoria:アクセシビリティ
まとめ:メルボルン観光に「植物園を歩く1時間」を加えてみよう
ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・メルボルンは、植物好きでなくても楽しめるメルボルン中心部の大きな緑地です。CBDから約2km、通常入園無料なので、戦争慰霊館やビクトリア国立美術館と同じ日に気軽に組み込めます。
初めてなら、オーナメンタル・レイク、ファーン・ガリー、ギルフォイルズ・ボルケーノの3か所を中心に歩いてみてください。水辺、湿ったシダの谷、乾燥地植物というまったく違う景色を短時間で楽しめます。
時間があれば無料ガイドウォークへ参加したり、ファースト・ピープルズのガイドと歩くアボリジナル・ヘリテージ・ウォークで、植物とクリン・ネーションの文化との関わりを学んだりするのもおすすめです。
夏は夕方まで開園時間が長く、秋は落葉樹の色づき、冬は静かな庭園、春は花と新緑というように、訪れる季節によって表情も変わります。
メルボルンではカフェ、美術館、ショッピングを詰め込みがちですが、植物園の芝生や湖畔で少し足を止める時間を入れると、街の印象がより深く残ります。
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